【研究助成】山田科学振興財団 2026年度研究援助<チャレンジ支援枠>
投稿日: 2025.10.06 最終更新日: 2025.10.06
- 趣旨:
出口を見据えた研究が奨励される昨今、基礎的な研究への支援が以前にも増して減少しています。大規模研究室あるいは研究費が潤沢にある研究室以外の研究室、特に、地方にある、あるいは中小規模の大学等の研究機関の教員・研究者は、教育その他の研究以外の業務が多く、研究を行うことが困難になり、今後、益々研究費の獲得が困難になることが予想されます。
本支援では、研究に関する新しいアイデアがあっても、それを検証するための実験の遂行が困難である研究者、長年行ってきた重要な基礎研究の継続が、種々の理由により困難になっている研究者を援助することを目的としています。研究内容は、財団の趣旨である自然科学の基礎的研究であることはもちろんですが、目先の新規性を求めるような短絡的な視野に立った研究ではない、これまで地道に行ってきた研究や、各分野における既存の概念を変えるようなテーマにチャレンジする研究を特に援助します。
- 詳細URL:https://yamadazaidan.jp/requirements/grant-bosyu_kenkyu/challenge/
- 申請者資格:
1. 日本の地方・中小規模大学・研究機関に所属し、研究費の枯渇、教育及びその他の研究以外の用務の増加のため、自身のアイデアに基づく研究の遂行が困難な状況にある研究者。原則として、RU11に属する大学(北海道大学、東北大学、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、筑波大学、東京科学大学)、国立研究開発法人の研究機関に所属する研究者を除く。
※RU11の大学以外の大学に所属する方は申請可能です。「国立もしくはそれに準じる研究機関」とは、例として、国立研究開発法人の研究所・機構等が該当します。不明な場合はお問い合わせください。
2. 競争的研究資金(民間財団助成金も含む)獲得が、過去3年間(2023, 2024, 2025年度)で、年間平均150万円以下であること。(間接経費は含めず直接経費のみ)
3. 博士号を取得済み、または研究開始時点(採択日)で博士の学位を有すること。年齢、国籍は問いません。
- 援助額:1件当たり200~400万円、採択件数は3件程度を予定(援助金を給与にあてることはできません。)
- 応募締切:2026年2月28日(土)
- 援助対象期間:2026年採択日から2029年3月末までの2年半(事情により1年延長も可とします。)
- 問合せ先:
公益財団法人 山田科学振興財団 TEL: 06-6758-3745
お問い合わせフォーム:https://yamadazaidan.jp/contact/
https://www.yamadazaidan.jp