バイオインターフェイス研究部会代表
名古屋大学大学院工学研究科 化学・生物工学専攻
堀 克敏

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細胞膜をはじめとする生物界面には、細胞外との物質や情報の交換、他の細胞との相互作用などを担う蛋白質や多糖類など、様々な機能性生体高分子が局在しています。生物界面を通して、細胞は互いに外部環境からの物質や情報を受け取り、内部環境を変化させながら生育しており、接着分子を介した細胞の付着や凝集、膜輸送体による物質の取り込みや分泌、シグナル伝達分子による情報伝達と細胞機能の発現といった基本的な生命現象の実行環境として重要な役割を担っています。これまでに、工学分野では生体分子の界面における相互作用に着目した高感度検出デバイスや、生体分子と高親和性を示す人工材料などのバイオインターフェイスの研究開発が行われてきました。

本研究部会ではこれまでのバイオインターフェイス研究の成果をさらに上位の段階に発展させるという観点から“より細胞の表層に近い機能をもつバイオインターフェイスのデザイン”を目指しています。また、界面の両側は異なる環境または相であるとの認識をもち、単なる“表面”ではなく、その両側の領域とのつながりをもった真の“界面”を検討対象とします。したがって、表面に分子を並べることを主眼とした分子アレイより高度な機能性界面の実現を目指しています。具体的には(1)伝達(2)輸送(3)変換 といった機能(トランスダイナミクス)を可能とする生物界面をデザインし、さらにこれらの機能制御された生物界面を利用した新しい分子デバイスの開発や、人工細胞創生技術への応用などを目標にし、関連研究分野のさらなる発展を目標としています。

 

バイオインターフェイス・界面生物工学 研究概要

委員

堀 克敏 (名大・工)民谷 栄一(阪大・工)
神谷 典穂(九大・工)植田 充美(京大・農)
高木 昌宏(北陸先端大・マテリアル)近藤 昭彦(神戸大・工)
本多 裕之(名大・工)田丸 浩(三重大・生物資源)
跡見 晴幸(京大・工)大河内 美奈(東工大・理工)
三宅 淳(阪大・国際医工情報センター)中西 周次(阪大・太陽エネ化)
中村 史(産総研)藤田 聡史(産総研)
吉野 知子(農工大)山口 哲志(東大・先端研)
座古 保(愛媛大・理工)田中 祐圭(東工大・理工)
梅津光央(東北大・工) 

これまでの活動

 

問合せ先

名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻
堀克敏  E-mail

 

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