Published by 学会事務局 on 06 10月 2008

「乳酸菌・腸内細菌工学研究部会- 東南アジアにおける乳酸菌資源の学術調査及びデータベースの構築」報告会(2006/1/24)

科学研究費補助金 基盤研究B海外学術調査

循環型資源である乳酸の製造、またバイオプリザベーションやプロバイオティクスなどの分野において、より有用な(新規な)乳酸菌が求められている。遺伝子資源を海外に求める場合、生物多様性条約の観点から、共同研究が前提となる。そこで、東南アジア各国の研究者及び、それぞれの研究者が研究対象としている乳酸菌のデータベースを、現地調査を基に構築することによって、効率的な相互利用、共同研究が可能となるようにし、実用化を加速する。

 

日時 平成18年1月24日(火) 13:00~15:30
場所 千里ライフサイエンスセンター6階603+604号室
大阪府豊中市新千里東町1-4-2
地下鉄御堂筋線千里中央駅下車2分
大阪モノレール千里中央駅下車5分
プログラム 13:00~13:10 はじめに(阪大院・工 塩谷捨明)
13:05~14:10 各国出張報告(モンゴル、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン、オランダ各担当者)
14:10~14:40 乳酸の発酵生産プロセスの現状と将来(武蔵野化学 谷口正明)
14:40~15:00 乳酸生産菌育種の現状と将来(大分大工 酒井謙二)
15:00~15:20 機能性乳酸菌の現状と将来(九大院農 園元謙二)
15:30~15:40 国際乳酸菌データベースの構築について(九大院農 土居克実)
15:40~16:05 アジアの乳酸菌の特徴と将来(東京農大 岡田早苗)
16:05~16:10 おわりに(阪大院・工 塩谷捨明)
問い合せ先 〒565-0871 吹田市山田丘2-1
大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻生物プロセスシステム研究室
片倉啓雄
katakura@bio.eng.osaka-u.ac.jp (この表記の@は全角です。半角に打ち代えて下さい。)
Tel/Fax 06-6879-7436

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乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 – 2006年度生物工学会大会シンポジウム『ポストゲノム時代の機能性乳酸菌の新展開』

乳酸菌工学研究部会
乳酸菌学会 共催
 

  • オーガナイザー浅田雅宣(森下仁丹・バイオファーマ研究所)、塩谷捨明(阪大院・工・生命先端)
     
  • 13:30 座長:塩谷捨明(阪大)
    「ポストゲノム時代の乳酸菌研究―欧州と日本の比較―」)
    横田 篤(北大院・農)
     
  • 14:00 座長:園元謙二(九大)
    「Lactobacillus brevis KB290(ラブレ菌)研究の現状」
     矢嶋 信浩(カゴメ(株)・総合研究所・プロバイオティクス研究部)
     
  • 14:40 座長:園元謙二(九大)
     「耐酸性シームレスカプセル化ビフィズス菌とその特性」
    浅田 雅宣(森下仁丹(株)・バイオファーマ研究所)
     
  • 15:30 座長:塩谷捨明(阪大)「乳酸菌研究におけるDNAマイクロアレイ技術の利用」
    佐々木 隆(明治乳業(株)・研究本部・食機能科学研究所)
     
  • 16:10 座長:浅田 雅宣(森下仁丹(株))
    「ゲノム配列情報を活用したプロバイオティクス乳酸菌Lactobacillus casei シロタ株の遺伝学的、逆遺伝学的解析」
    左古 友行(ヤクルト中央研究所)
     
  • 16:50 座長:浅田 雅宣(森下仁丹(株))
    「Lactobacillus helveticus CM4株ゲノム配列解析からの機能性ペプチド生成メカニズムの解析」
    篠田 直(カルピス(株)基礎研究フロンティアラボ)

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乳酸菌工学研究部会 – 2006年度講演会(2006/05/30)

本年は以下の要領で開催しますので奮ってご参加下さい。なお、6月1日、2日には、同じく甲府で酵母合同シンポジウムが、北里大学薬学部(東京都港区白金)で腸内細菌学会が開催されます。

日時 2006年5月30日(火)13時~31日(水)12時
場所 KKR甲府ニュー芙蓉 (JR甲府駅下車1.5 km)
参加費 一般14,000円、学生10,000円 (1泊2食、要旨集を含む)
定員 70名
宿泊は3~5名の相部屋になります。
申込み多数の場合、先着順とさせて頂きますので予めご了承下さい。
申込方法 ①お名前、②性別、③ご所属、部署名(学生の方は学年もお知らせ下さい)④電話番号を明記の上、下記事務局宛てにE-mailにてお申し込み下さい。翌平日(土日祝日の場合はその後の最初の平日)までに確認メールを差し上げます。確認メールが届かない場合、参加登録ができていない可能性がありますので、再度お問い合わせ下さい。どちらか一日のみの参加(宿泊しない参加)も受け付けております(詳しくは下記にお問い合わせ下さい)。
 
締切 5月22日(月)  延長しました。
問い合せ先 〒565-0871 吹田市山田丘2-1
大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻
片倉啓雄
katakura@bio.eng.osaka-u.ac.jp (この表記の@は全角です。半角に打ち代えて下さい。)
Tel/Fax: 06-6879-7436

 プログラム


5月30日

  • 13:00~13:10 はじめに
     
  • 13:10~13:50 ビフィズス菌に特異的なグリコシダーゼについて
    -2種の新規なGHファミリー酵素-
    片山高嶺1、山本憲二2 1石川県立大、2京大院・生命科学)

    ビフィズス菌が宿主の腸管内に定着することに関してビフィズス菌が生産する糖分解酵素との関連性が指摘されている。私達はビフィズス菌が特異な糖分解酵素である1,2-α-L-フコシダーゼとエンド-α-N-アセチルガラクトサミニダーゼを有することを見出し、その機能や腸管接着との関係を明らかにするために、さまざまな酵素科学的な解析を行った。
     
  • 13:50~14:30 新ペプチド工学としてのランチビオティック工学
    園元 謙二1,2、永尾 潤一1、麻生 裕司1、中山 二郎11九大院・農、2九大・バイオアーク)

    ランチビオティックはリボソーム上でプレペプチドとして合成された後、異常アミノ酸形成等の翻訳後修飾反応により成熟化する。これらの触媒酵素によるペプチドへの異常アミノ酸の導入は、プロテアーゼ耐性や酸・熱安定性などの物理的特性や新機能を付与するペプチドの新たな分子設計法"ランチビオティック工学"の創製を可能にする。今回、Staphylococcus warneri ISK-1が生産するnukacin ISK-1の生合成酵素の機能解析とこれらを利用したランチビオティック工学への取り組みについて紹介する。
     
  • 14:30~15:10 分子生物学的手法を用いた糞便中ビフィズス菌、乳酸菌定量法の開発
    *辻 浩和、松木隆広 (ヤクルト中研)

    Bifidobacterium属およびLactobacillus属は、ヒトの健康に密接にかかわる微生物である。しかしながら、従来用いられてきた培養法は、煩雑で長期間を要するためそれらの詳細な定量解析は困難であった。今回は、最近我々が開発した細菌ゲノムに存在するrRNAオペロンDNAを標的とした定量的PCR法と、rRNAそのものを標的とした定量的RT-PCR法による糞便中Bifidobacterium 属細菌およびLactobacillus属細菌の詳細かつ簡便な定量法について解説したい。
  • 15:10~15:30 休息
     
  • 15:30~16:10 FISH-フローサイトメトリーを用いた迅速菌叢解析法の確立
             とヒト糞便内ビフィズス菌動態解析への応用
    吹谷 智横田 篤 (北大院・農)

    蛍光in situ ハイブリダイゼーション(FISH)法によるヒト糞便中の菌数測定を迅速化するため,FISH法とフローサイトメトリーを組み合わせた計測法(以下本法とする)の有効性を検討した.サンプル中の自家蛍光物質が測定を妨害したが、Cy5標識プローブの使用により,その影響を排除することができた。その結果,フローサイトメトリーにより得られた菌数計測結果と、蛍光顕微鏡下で手動計測した結果がほぼ一致したので、本法による迅速な菌叢解析が可能であると考えられた.そこで,これまで培養法による属レベルでのデータしか報告されていない、オリゴ糖ラフィノースを摂取したヒト糞便におけるビフィズス菌の動態について,本法を適用して種レベルでの解析を行ったので、その結果について紹介する.
     
  • 16:10~16:50 分子生物学的手法による糠床の菌叢解析
    *中山二郎1星子浩之1、安藤瑞起1田中英俊1田中重光1大上和敏2酒井謙二2園元謙二11九大院農、2大分大院工)

    我が国の伝統的発酵食品である糠床の細菌叢解析を種々分子生物学的手 法により行なった。その結果、発酵過程初期には種々乳酸桿菌が増殖し乳酸発酵を行 ない、pHが低下し、その後、Lactobacillus acetotoleransが優勢になることが観察 された。L. acetotoleransは糠床中においては代謝活性が低く(RNAの転写量が極度に 低い)、また倍加時間も約12時間と他の乳酸菌に比べて3倍程度遅い。糠床の繰り 返される自然発酵において本菌は必ず最終的に優勢種となる。本菌の生理特性と糠床 の安定した菌叢との関係に興味が持たれる。
     
  • 16:50~17:30 モンゴルの乳製品について
    緒方靖哉、寺本祐司 (崇城大・応微)

    ウランバートル周辺で調査した乳酒や乳製品について次の順序で紹介する。チーズ類は欧米等のチーズと比較する。1.モンゴル州立農業大学(MSUA):家畜病に対する乳酸製剤やラクダ乳の開発研究。2.市販の乳製品: 乾燥チーズアロールと軟質チーズ アールツ、硬質チーズ ホロードやビャスラグ、ラクダ乳のチーズ、カッテージタイプのチーズ、酒の香りのするチーズエレム、馬乳酒アイラグ、馬乳以外の乳酒オンダー、オンダーを蒸留して作る蒸留酒アルヒ。3.伝統的な自家製乳製品:ヨーグルト タラグ、硬質チーズ ビャスラグ、バター ツァガーントス、乳茶スーティツアイ。
     

5月31日

  • 9:00~9:40 プロピオン酸菌を用いた 1,4-dihydroxy-2-naphtoic acid の効率的生産
    古市圭介 (明治乳業(株))

    Propionibacterium freudenreichii ET-3の生産する1,4-dihydroxy-2-naphtoic acid (DHNA) にビフィズス菌に特異的に作用する増殖促進効果があることを確認している。よって、本研究ではET-3株によるDHNAの効率的生産方法を検討した。ET-3株の好気培養はDHNAの生産阻害物質であるプロピオン酸およびDHNAのメナキノン生産利用への低減の観点から有効であり、嫌気培養よりDHNAの生産性が高くなることを確認した。また、好気培養条件を検証することにより、好気培養の利点を最大限に生かす培養法を開発した。さらには、炭素源を制限基質した培養がDHNA生産に適していることを見出し、前述の知見と組み合わせた高濃度培養法も開発した。
     
  • 9:40~10:05 バクテリオシンの抗菌剤への応用
    永利浩平1竹花稔彦2善藤威史3中山二郎3園元謙二3,41オーム乳業㈱、2㈱アデカクリーンエイド、3九大院・農、4九大・バイオアーク)

    乳酸菌が生産する天然の抗菌性ペプチド(バクテリオシン)は抗生物質のように耐性菌を誘導しにくく、ヒトの体内で分解される非常に安全性の高いペプチドである。本研究では、このバクテリオシンを医療分野へ応用するための検討を行い、バクテリオシンを利用した新規抗菌剤(プロトタイプ)を開発した。本発表では、このプロトタイプの開発経緯と諸特性について報告する。
     
  • 10:05~10:25 休息
     
  • 10:25~10:50 乳酸菌バクテリオシンに対する耐性機構の解明に向けた分子生物学解析及び相互作用解析
    島 純安藤 安 穎、田中ふみ子 (食総研)

    乳酸菌の生産するバクテリオシンは安全な食品保存料等としての利用が期待されている。しかし、抗菌物質の使用は耐性変異株の出現を生む可能性があり、バクテリオシンの実用化を図るためには予め耐性変異株における耐性メカニズムの分子機構を理解することが必要である。本発表では、バクテリオシンに対する耐性変異に関する分子生物学的解析及び分子間相互作用に関する解析について報告する。
     
  • 10:50~11:15 サイレージ乳酸菌の機能開発 ~サイレージ乳酸菌の増殖に関わる因子の解明~
    土居克実1八坂由希子1大桃定洋2緒方靖哉3 (九大院・農1、国際農林水産研2、崇城大・生物生命3

    九州・沖縄などの西南暖地、タイなどの東南アジアでは高温多湿の環境下での速やかな増殖が重要なファクターとなっている。代表的なサイレージ乳酸菌であるLactobacillus plantarumでは増殖に関わるプラスミドを細胞内に保持しており、プラスミドの脱落によって増殖が著しく阻害された。本プラスミドは既報の乳酸菌プラスミドとは異なる構造と機能を呈示したので紹介する。また、高温条件で増殖するL. plantarumの特性、特に耐熱性についても紹介したい。
     
  • 11:15~11:40 酵母との共培養による乳酸菌のケフィラン生産性の向上
    片倉啓雄夛田志緒里塩谷捨明 (阪大院・工)

    乳酸菌が生産する有用物質の多くは、乳酸菌の増殖に連動して生産されるが、増殖に伴って培地中に蓄積する乳酸の影響によって、培養後半の比生産速度が低下してしまう。保湿、増粘効果、免疫賦活作用を持つ多糖であるケフィランを生産するLactobacillus kefiranofaciensをモデルに、乳酸資化性酵母と流加共培養を行うことによって、乳酸濃度を低レベルに保ち、ケフィランの生産性を向上させることができたので報告する。
     
  • 11:40~11:50 おわりに

 

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乳酸菌工学研究部会 – 講演会(2007/5/31-6/1)

乳酸菌工学研究部会では毎年,乳酸菌研究者が一同に会して,昼は各自の研究成果を発表し,夜は車座になって情報交換を行う講演会を企画しております.本年度は以下の要領で開催しますので奮ってご参加下さい.
 

主催 日本生物工学会乳酸菌工学研究部会
共催 日本乳酸菌学会

日時 2007年5月31日(木)13:50~6月1日(金)12:00
場所 ホテルシャトレーゼ ガトーキングダムサッポロ
札幌市北区東茨戸132番地, TEL 011-773-2200
http://www.gateauxkingdom.com/
会費 一般17,000円,学生12,000円(一泊宿泊費・懇親会費含む)
定員 70名
申込方法 下記事務局まで御連絡下さい.折り返し申込書をお送り致しますので,必要事項を御記入の上,再度事務局へ申込書を御返送下さい.
申し込み締め切り 5月15日(火)(延長しました)
お問い合せ先 日本生物工学会乳酸菌工学研究部会2007年度講演会事務局
〒060-0003 札幌市中央区北3条西1丁目札幌パナソニックビル4階
近畿日本ツーリスト株式会社札幌事業部内
TEL 011-280-8855 FAX 011-280-2732
E-mail: hkd-ec@or.knt.co.jp 担当:小田・権平・山下

プログラム(確定しました)

一日目(5月31日)

  • 13:50~14:00  はじめに
     
  • 14:00~14:40  我が国伝統発酵食品に棲む乳酸菌“植物性乳酸菌”の特性について
    岡田早苗(東京農大・応生科)

    乳酸菌と一口で言っても、その生息範囲は非常に広い。日本を含む東アジアから東南アジアにかけての伝統発酵食品は米、大豆、野菜、芋など植物質が原料となっている。これらの多くの伝統発酵食品の発酵過程に関わる主要微生物としては、ほとんどがカビや酵母が主体とされているが、乳酸菌もしっかりと関わっている。そして、その役割や多様性には注目に値するものがある。また生息環境から来る生活力の強さがあり、またそれに派生して人の健康に対して有益な機能性も多く証明されはじめている。著者はこれらの乳酸菌を“植物性乳酸菌”と区分けしており、ここではその“植物性乳酸菌”の特性について解説をする。
     
  • 14:45~15:25  食品機能性対応指標に基づく階層的バイオプロセス制御技術の開発
    *園元謙二1,2、中山二郎1、善藤威史11九大院・農、2九大・バイオアーク)

    平成18年度から地域新生コンソーシアム研究開発事業として、医・農・工連携による高効率な機能性食品製造技術の開発を開始した。すなわち、乳酸菌活用などの要素技術群を駆使して、機能性食品群の生産性の効率化を目的に、機能性に対応する医学的指標に裏打ちされた生産プロセス指標を明らかにし、これらに基づき各種生産プロセスを制御する、医・農・工連携による「階層的バイオプロセス制御技術」を確立する。さらに、本技術を活用して、安価な脱脂大豆を原料として、アンチエイジングに繋がる3つの機能性(抗酸化効果、血液循環改善効果、免疫調節効果等)に着目した種々の機能性食品群を開発する。
     
  • 15:30~16:10  Lactobacillus brevis KB290(ラブレ菌)の整腸作用並びに人工消化液耐性
    *矢嶋信浩、鈴木重德、信田幸大、矢賀部隆史(カゴメ株式会社・総合研究所)

    Lactobacillus brevis KB290は、「すぐき」より発見され、細胞外多糖を産生する植物性食品由来の乳酸菌である。摂取することによりインターフェロン-αの産生能を高め、NK活性を増強するといった報告がある。演者らは、乳酸菌の免疫賦活作用の発現に対して、整腸→腸管免疫→全身免疫の賦活、という作業仮説を立てて研究を進めている。昨年の生物工学会のシンポジウムでは、本菌株の免疫学的作用機序やゲノム、ポストゲノム視点での研究を出口から逆に入口へ戻る形で、生物学的反応プロセスを埋める作業として進めていると、報告した。今回は、作業仮説の入口である、整腸作用並びに人工消化液耐性について説明する。
     
  • 16:10~16:25  休憩
     
  • 16:25~16:50  サイレージ乳酸菌の機能開発 ~Lactobacillus属乳酸菌における硝酸還元性の検討
    *緒方靖哉1、渡辺誠人1、岩井 覚1、福田耕才1、野村善幸1、土居克実2、大桃定洋3
    1崇城大・生物生命、2九大院・農、3アサマ化成)

    近年、飼料作物への硝酸態窒素の蓄積による反芻家畜の急性・慢性疾病の発症、さらに家畜糞尿中に蓄積された硝酸態窒素の河川・湖沼への流入による環境汚染が問題になっている。本研究は、サイレージ発酵過程において、飼料作物中の硝酸態窒素を低減化させるスターターの開発を目的とする。今回は、硝酸還元機能を有するLactobacillus属菌株の検出および応用に向けた基礎的研究を行った。

    九州・沖縄地方のサイレージより分離したLactobacillus rhamnosus NGRI0110に硝酸還元性のあることが分かったので、増殖と乳酸生産の良好なLactobacillus plantarum NGRI0101(2006年度本部会講演要旨集p27-28)との混合培養を液体培養とパウチ法培養で検討した。L. plantarum が培養初期から菌体増殖と乳酸生産が良好なのに対し、L. rhamnosusの菌体増殖と乳酸生成量は培養後期で上昇した。従って、両菌株の混合培養は、長期間に渡って菌体生育と乳酸生成が継続することになり、サイレージ発酵に適していると判断した。現在、硝酸還元能の増強条件の検討や増強株の作出を検討している。
     
  • 16:55~17:35  好熱性/耐熱性バチルス属乳酸生産菌の多様性と利用性
    酒井謙二(九大院・農)

    我々はあまり報告の無かった好熱性/耐熱性を示すバチルス属乳酸生産菌の分離を行っている。その結果,従来考えられていたより多様な性質を示す菌株が分布することがわかってきたのでこれまでの分離菌の特徴と我々が考えているそれらの利用の方向について紹介したい。
     
  • 17:40~18:10  新奇乳酸菌バクテリオシンの探索とその特性
    *善藤威史1、胡 智柏1、米山史紀1、中山二郎1、園元謙二1,2
    1九大院・農、2九大・バイオアーク)

    乳酸菌バクテリオシンはとくにグラム陽性菌に対して優れた抗菌活性を示し、様々な分野への利用が期待されている。我々はバクテリオシン生産乳酸菌の迅速なスクリーニング法を構築し、種々の新奇バクテリオシンを見出してきた。今回は、Lactococcus lactis QU 5が生産するラクティシンQやEnterococcus属分離株が生産する新奇バクテリオシンについて、その構造や特性を紹介する。また、乳酸菌バクテリオシンの応用への取り組みについても紹介する。
     
  • 18:30~20:30  懇親会
     

二日目(6月1日)

  • 9:00~9:20  サワードウ乳酸菌の機能解析
    中村敏英、*島 純(食総研)

    サワーブレッド等のパン生地類には特異的な乳酸菌(ドウ乳酸菌)が生息している。我々は、サワードウ中の機能性成分生成におけるドウ乳酸菌の機能に着目して研究を行っている。ドウ乳酸菌は、低分子量ペプチドやγ-アミノ酪酸(GABA)等の機能性アミノ酸の生成に重要な役割を有している可能性が示唆された。また、サワードウ中に特異的に生成するペプチドを見出し、アミノ酸配列の決定および機能性の評価を行った。
     
  • 9:25~9:45  ランダム変異導入系構築に向けたビフィズス菌からのトランスポゾン様因子の同定と解析
    吹谷 智1、杉山友彦2、加納康正2、横田 篤11北大院・農、2京都薬科大)

    ビフィズス菌は人の健康に有用な効果を持つ事が広く知られているが,ビフィズス菌における遺伝子操作系の開発が立ち遅れているため,その遺伝子機能については未だ知見が限られている.本研究ではビフィズス菌におけるランダム変異導入系の構築を目指して,Bifidobacterium longumからトランスポゾン様因子を同定し,分子生物学的な解析を行った結果を報告する.
     
  • 9:50~10:30  rRNAを標的とした定量的RT-PCR法によるヒト腸内菌叢の網羅的解析法の開発
    *辻 浩和, 松田 一乗, 朝原 崇, 松本 一政, 松木 隆広, 野本 康二(ヤクルト本社・中央研究所)

    ヒト腸内には400菌種以上の微生物が複雑な生態系を構築しており、それらと健康とのかかわりが注目を浴びている。これまでヒト腸内菌叢解析には、主に培養法が用いられてきたが、操作が煩雑で熟練を要する、時間がかかるなどの問題があった。近年、培養法の代替手法として種々の分子生物学的手法が用いられるようになったが、これら手法は簡便で迅速である一方、検出感度が培養法に比べて低いという問題があった。これまで、我々は細菌に多コピー存在するrRNAを標的とする定量的RT-PCR法により細菌を迅速かつ高感度に定量する方法を開発してきた(Matsuda et al., Appl. Environ. Microbiol. 73(1), 2007)。本発表では、定量的RT-PCR法についてヒト腸内菌叢の網羅的解析への適用を試みたので報告する。
     
  • 10:30~10:45  休憩
     
  • 10:45~11:05  偏性嫌気性ビフィズス菌Bifidobacterium longumが示すCO2要求性について*仁宮一章1、松田和大1、金谷 忠2、片倉啓雄1、浅田雅宣2、塩谷捨明1
    1阪大院・工、2森下仁丹・バイオファーマ研)

    偏性嫌気性菌の一種であるビフィズス菌Bifidobacterium longumの培養を行うため、炭酸ガスもしくは窒素ガス通気下にて嫌気培養を行った。炭酸ガス通気下では培養時間とともに生菌数が増加したのに対し、窒素ガス通気下では生菌数の増加は全く見られなかった。この実験結果から、偏性嫌気性であるビフィズス菌が増殖するためには、培養環境中から単に酸素が除去されればよいという訳ではなく、二酸化炭素の存在が必要であるということが示唆された。このビフィズス菌の二酸化炭素要求性について、その代謝経路を踏まえた検討を行った。
     
  • 11:10~11:30  ビフィズス菌のミルクオリゴ糖資化経路
    *片山高嶺1、和田 潤2、山本憲二21石川県立大、2京大院・生命科学)

    ビフィズス菌は健康な成人や乳幼児の腸管に生息し、整腸作用や抗感染症作用など宿主に好影響をもたらすプロバイオティクスとして知られ、最近では腸管内での免疫調節機能の点からも注目されている。我々は、宿主腸管内における本菌の生息を理解するためには、その特異な糖代謝を理解することが重要であると考え、種々の糖質分解酵素について研究を行ってきた。本研究部会では、北岡らによって近年提唱された’ラクト-N-ビオース仮説’に基づいたビフィズス菌のミルクオリゴ糖資化経路を紹介するとともに、ラクト-N-ビオシダーゼおよびガラクト-N-ビオース/ラクト-N-ビオーストランスポーターについての最近の成果を報告する。
     
  • 11:30~11:40  おわりに

 

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乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 講演会(2008/6/6-6/7)

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会では毎年,関連の研究者が一同に会して,昼は各自の研究成果を発表し,夜は車座になって情報交換を行う講演会を企画しております.本年度は以下の要領で開催しますので奮ってご参加下さい.

主催 日本生物工学会乳酸菌・腸内細菌工学研究部会
共催 日本乳酸菌学会
 

日時 2008年6月6日(金)13:00 ~ 6月7日(土)12:00
会場 サントリー箕面トレーニングセンター
〒562-0027 大阪府箕面市石丸2-11-1, TEL 072-729-7324
会費 一般14,000円,学生8,000円(一泊宿泊費・懇親会費含む)
定員 70名
申込方法 下記事務局まで御連絡下さい.折り返し申込書をお送り致しますので,必要事項を御記入の上,再度事務局へ申込書を御返送下さい.
申し込み締め切り 5月19日(月)(延長しました)
お問合せ先 日本生物工学会乳酸菌・腸内細菌工学研究部会2008年度講演会事務局
近畿日本ツーリスト株式会社札幌事業部内
TEL 011-280-8855 FAX 011-280-2732
E-mail: hkd-ec@or.knt.co.jp 担当:小田・権平・山下

 プログラム (確定しました)


一日目(6月6日)

  • 13:00-13:10 はじめに
    部会長 横田 篤
     
  • 13:10-13:15 ご挨拶
    サントリー(株)乳酸菌研究所所長 安田 隆
     
  • 13:20-13:40 Lactobacillus pentosus S-PT84株による免疫調節作用
    *前川敏宏、出雲貴幸、北川義徳、柴田浩志、木曽良信(サントリー(株)健康科学研究所)

    近年、乳酸菌による免疫賦活作用が注目されている中で、我々は京都の伝統的な漬物であるしば漬け由来の乳酸菌に注目し、Th1型免疫賦活作用の強い乳酸菌L. pentosus S-PT84株を選抜した。これまで、本菌体による自然免疫活性化作用、腸管および全身免疫活性化作用、免疫バランス改善作用を明らかにし、更にTh1/Th2バランス改善作用に基づく抗アレルギー作用、抗ストレス作用、免疫低下抑制作用、細菌感染抑制作用などについても明らかにしている。本講演では、S-PT84株の持つこれら免疫機能調節作用についてのレビューを報告する。
     
  • 13:45-14:30 腸内細菌ダイナミクス解析の工学的アプローチ
    *中島田豊1、渡邊健太郎2、西尾尚道2、道中敦子3、藤井敏雄31東京農工大・共生、2広島大院・先端・分子生命、3キリンホールディングス・フロンティア技術研)

    近年、成人病予防や免疫機能改善を目的として、プレバイオティクスに代表される腸内細菌叢の制御方策が研究されている。しかし、実際の人や家畜腸管内の微生物叢をリアルタイムにモニタリングすることは難しい。本発表では、腸内菌叢ダイナミクスを解析するため工学的手法として、これまでに発表されてきた人工腸管リアクターシステムについての構造と得られた知見を概説するとともに、将来の展望について述べたい。
     
  • 14:35-14:55 Lactococcus lactis IO-1株における遺伝子操作技術の開発とキシロース代謝改変の試み
    *門多真理子1, 3、園元謙二2、吉川博文31武蔵野大・環境、2九大院・農、3農大・バイオ)

     L. lactis IO-1株はL-乳酸のみを高効率で生産できキシロオリゴ糖を資化できる。キシランから高効率乳酸発酵を行うことをめざし、IO-1株の遺伝的改変を試みている。染色体組込み型DNAの導入によりキシロースオペロン制御遺伝子xylRの欠損変異株を分離し、その機能解析を行った結果を中心に述べる。
     
  • 14:55-15:10 休憩
     
  • 15:10-15:55 福山壷酢由来乳酸菌と酵母の相互作用
    *古川壮一1、吉田可奈子1、能島菜積1、河原井武人1、荻原博和1、山崎眞狩2、森永康1
    1日大・生物資源、2日大院・総合科学)

    福山酢は、鹿児島県福山町に古から伝わる伝統的な米酢である。我々は、伝統発酵における微生物間相互作用に関して、バイオフィルム形成という視点で解析を試みた。 その結果、福山酢の醸造試料から、複合培養にて顕著にバイオフィルム(BF)を形成する酵母(Saccharomyces cerevisiae Y11-43)と乳酸菌(Lactobacillus plantarum ML11-11)の組合せを見出した。この菌の共培養時のBF形成には、両菌の細胞同士の直接接触が不可欠であった。また、ML11-11は各種既知酵母との組合せでもBFを形成したことから、ML11-11は酵母細胞と接触してBFを形成する特異な性質をもつと考えられた。
     
  • 16:00-16:20 乳酸菌・パン酵母複合発酵系によるパン生地の食品機能性強化
    *安藤 聡、小松崎典子、中村敏英、島 純(農研機構・食総研)

    サワーブレッド等のパン生地は、乳酸菌と酵母を主体とした複合微生物系と考えることが出来る。我々は、乳酸菌機能の活用によるパン生地の機能性強化の可能性について検討を行ってきた。今回は、乳酸菌・パン酵母からなる複合発酵系におけるγ-アミノ酪酸(GABA)の増強の試みについて報告する。まず、GABA高生産乳酸菌を分離して、その特性解明を行った。また、パン酵母は発酵中にGABAを消費することが知られているため、GABA非資化性パン酵母変異株を分離し、遺伝学的特性を明らかにした。さらに、これらの乳酸菌とパン酵母変異株を組合せて使用した複合発酵系パン生地におけるGABA含量の変化について検討を行った。
     
  • 16:25-17:10 乳酸菌は酵母のマンナンを認識する
    片倉啓雄、佐野良介、橋本高志、仁宮一章、塩谷捨明(阪大院・工)

    ハイマンノース型糖鎖を持つ酵母のインベルターゼをリガンドとして、溶菌酵素処理によって得たLactococcus lactis IL1403株の細胞壁画分をアフィニティ精製した。二次元電気泳動で解析したところ、DnaKなどのシャペロンタンパク質やGAPDHなどの解糖系酵素が同定され、蛍光標識したDnaKは酵母にも乳酸菌にも結合し、両者を凝集させた。乳酸菌はこれらのタンパク質を細胞表層に提示し、酵母の細胞壁のマンナンと相互作用していると考えられる。
     
  • 18:00-20:00 懇親会

二日目(6月7日)

  • 9:20-9:40 ヒトミルクオリゴ糖代謝に関わるビフィズス菌のシアリダーゼ
    *清原正志、谷川加奈、山本憲二(京大院・生命)

    ビフィズス菌の増殖因子の有力な候補であるヒトミルクオリゴ糖(HMO)にはシアル酸が結合したシアリルオリゴ糖が多く存在する。これらを資化するために必要なシアリダーゼをBifidobacterium bifidumが有していることを我々は見出し、発現クローニング法で2種類のシアリダーゼ遺伝子(siabb1、siabb2)を取得した。2種類のシアリダーゼはどちらもシアリルオリゴ糖に作用し、腸管におけるHMOの代謝に関与すると推定される。siabb1はシアリダーゼに加え、アセチルエステラーゼ活性も有するユニークな酵素であり、HMOの代謝の他に何らかの機能を有する可能性が示唆される。
     
  • 9:45-10:30 腸内乳酸菌の生き残り戦略:胆汁酸適応現象と細胞脂質組成の再編成
    *横田 篤1、松原裕樹1、加藤慎二1、森田直樹2、佐々木泰子3、扇谷 悟2、吹谷 智1 
    (1北大院・農、2産総研・ゲノムファクトリー、3明治乳業・食機能科学研)
     
    腸内細菌にとって胆汁酸は最も強力な消化管内ストレス化合物である。このため腸内細菌の胆汁酸耐性機構については様々な角度から研究が行われてきたが、いまだに決定的な解明には至っていない。私たちは代表的腸内乳酸菌Lactobacillus gasseri JCM1131Tに非致死濃度のコール酸処理により致死濃度のコール酸に耐性を獲得する適応現象を見出している。この適応において細胞膜の変化が耐性獲得に関与している可能性が示唆されたため、今回は細胞脂質に着目して解析を行った。その結果、適応処理により糖脂質とリン脂質の組成に大きな変化が起こることを見出したので、新規な耐性獲得機構として報告する。
     
  • 10:30-10:45 休憩
     
  • 10:45-11:05 Lactococcusの制限・修飾プラスミドの除去が誘引するオリゴペプチドトランスポーターオペロンの消失
    *小林美穂、野村将、木元広実、鈴木チセ(農研機構・畜草研)

    L. lactis 712に内在する9 kb プラスミドpAG6には、制限・修飾システムの認識サブユニット等がコードされているが、乳発酵に関与するlac, prt, opp 等の既知遺伝子はない。しかしpAG6除去株(712ΔpAG6)は、乳発酵能が低下した。712ΔpAG6では、オリゴペプチドトランスポーター(opp)オペロンの遺伝子発現が親株に比べ1/40-200に減少しており、発酵不良の主原因と考えられた。サザン解析の結果、712ΔpAG6ではopp-オペロン( >8 kb)全体の欠失が認められ、pAG6がopp-オペロンの安定保持に関与することが示唆された。この機作について、transposaseの発現解析の結果から考察する。
     
  • 11:10-11:30 高濃度ナイシン生産株の育種に向けた生合成経路のボトルネック解析
    *仁宮 一章、野口智子、森脇久美子、Antari Daru Cahyani、片倉啓雄、塩谷捨明(阪大院・工)

    乳酸菌によるナイシン生産は、乳酸菌自身のナイシン耐性を含めた関連遺伝子の発現量に依存する他に、高濃度のナイシンよっても抑制される。ナイシンをより高濃度に生産する乳酸菌の育種を目指して、高濃度のナイシンがLactococcus lactis ATCC11454株の増殖能、ナイシン生産能、および、nisAプロモーター活性に及ぼす影響を解析すると共に、生合成関連遺伝子nisRK, nisI, nisFEG, nisBTC, nisPそれぞれの増強効果について報告する。
     
  • 11:30-11:35 おわりに

 

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Published by 学会事務局 on 18 9月 2008

過去の研究部会 – 乳酸菌・腸内細菌工学研究部会[前身:乳酸菌工学研究部会](1995年~2011年)

設立の趣旨

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会代表
北海道大学大学院
農学研究院微生物生理学研究室 
横田 篤

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会は、1995年に設置された「乳酸菌工学研究部会」を前身としている。乳酸菌は古くから食品製造分野で使用されてきた。また、近年、乳酸発酵は特にポリ乳酸原料製造の観点から重要であり、さらに乳酸菌は生理活性物質を始めとする有用物質生産の宿主としても脚光を浴びている。一方、乳酸菌、および広い意味での乳酸菌であるビフィズス菌は、プロバイオティクスとして注目を集めるようになった。このような状況変化により、研究の対象となる微生物は、乳酸菌、ビフィズス菌だけでなく、プロバイオティクスとの関連から腸内細菌全体にまで拡げて考える必要が出てきた。そこで2007年、新たに「乳酸菌・腸内細菌工学研究部会」として発展的に再スタートを切ったところである。

本部会では、泊り込み研究会を主体とした活動により、さまざまな分野の研究者と、乳酸菌および腸内細菌を利用した応用研究について議論し、相互交流を図ることが可能である。また、学会シンポジウムなどの開催を通じて、交流から得られた情報の発信を行っていくことを目的としている。

乳酸菌・腸内細菌の研究にご興味をお持ちの皆様のご参加をお待ちしております。

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 研究内容紹介図

構成員

浅田 雅宣荒 勝俊岡田 早苗緒方 靖哉
岡部 満康小原 仁実片倉 啓雄門多 真理子
川本 伸一酒井 謙二塩谷 捨明島  純
園元 謙二高橋 治雄谷口 正之大塚 正盛
土居 克美中山 二郎仁宮 一章野村 善幸
早川 和仁檜山 圭一郎吹谷 智星野 貴行
三浦 重信横田 篤山本 憲二佐々木 隆
鈴木 徹石井 哲中島田 豊常田 聡
小林 美穂片山 高嶺大澤 朗伊澤 直樹
中川 純一野田 正文岸野 重信田代 幸寛
齋藤 勝一   

リンク

 


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