Published by 学会事務局 on 19 7月 2013

過去の研究部会 –合成生物学研究部会(2013年~2016年)

合成生物学研究部会代表
九州大学大学院農学研究院生命機能科学部門
花井 泰三

近年、米国を中心に、生体分子ネットワークを「眺めて解析する生物学」から、「創って解析する・利用する生物学」を目指し、合成生物学という研究が行われています。この学問領域を発展させた先には、生物を利用した物質生産プロセスのみならず、多くの産業応用分野に大きなインパク卜があると考えられています。

本研究部会では、本分野に関連する研究者・技術者の情報交換およびシンポジウム開催などを通じて、本分野を活性化することを目的としております。本分野にご興味のある多くの皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

 

合成生物学研究部会 研究紹介図

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Published by 学会事務局 on 24 2月 2011

過去の研究部会 – 微生物共生活用発酵工学研究部会[前身:微生物の寄生・共生から探る伝統醸造の深淵研究部会](2011年~2015年)

研究概要図pdf

伝統食品の醸造の多くは、複数の微生物が寄生・共生により複雑な微生物相を構成して達成されてきたものだと考えられる。これらの微生物間の相互作用を探ることは、先人達が守り継承してきた伝統醸造の深淵を理解することでもある。本部会では、最先端の技術を使って、共生している酵母・乳酸菌・酢酸菌・麹菌などの微生物や、内在寄生生物であるミトコンドリアの相互作用を明らかにし、得られた知見をもとに新たな次世代型発酵の可能性を考えることを目的とする。

微生物共生活用発酵工学研究部会 研究内容の紹介図

 

連絡先 ktgkhrs アットマークを付ける cc.saga-u.ac.jp

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データベース-文献リスト

 

○研究リソース

産学官連携を促進するため、伝統醸造・発酵に関わる微生物やその共生の研究をしている研究室のリソースをまとめました。ご活用いただければと思います。 

●奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 ストレス微生物科学研究室(高木研究室)
○研究室のリソース: 有用微生物(酵母、大腸菌など)の育種技術(突然変異、接合、セルフクローニング、遺伝子組換えなど)、アミノ酸の代謝制御・生理機能の解析技術、アミノ酸の定量法、硫黄化合物のモニタリング法、酵素機能の解析と改変技術(ランダム・部位特異変異)、細胞内タンパク質の局在解析技術、酵母ミトコンドリア・液胞の解析技術、活性酸素種・活性窒素種の定量法、各種環境ストレス耐性の評価法など。
○研究内容: 酵母、細菌などの微生物が有する様々な細胞機能について、環境ストレス(酸化・還元、温度、水分、浸透圧、化学物質、栄養など)への新しい適応機構を中心に、分子・代謝・細胞レベルで詳細な解析を行ない、微生物の複雑かつ巧妙な機能に対する理解を深めます。また、得られた研究成果を有用な微生物育種、物質生産などの技術開発に応用し、食糧、エネルギー、環境、生命に関連するバイオテクノロジーに貢献することを目指しています。
HPアドレス: http://bsw3.naist.jp/takagi/takagi-j.html
問い合わせ先: 教授 高木博史 hiro (atmark) bs.naist.jp

●東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命工学専攻 微生物学研究室
○研究室のリソース:麹菌の細胞生物学解析の技術 (タンパク質分泌やオートファジーなどの膜輸送。糸状菌特異的オルガネラWoronin bodyによる多細胞生物としての生存維持装置など)。
麹菌の育種技術の開発 (効率的な多重遺伝子破壊のための技術。有用変異株のスクリーニング技術。菌糸融合・有性生殖の誘導による交配技術の開発)。
麹菌の異種タンパク質生産への利用 (様々な異種タンパク質高生産宿主の開発。動物由来、植物由来の各種有用タンパク質の生産実績)。
○研究内容:麹菌の細胞内におけるオルガネラやタンパク質の動きという基礎的な観点から、産業有用株育種への応用を行っている。さらに、麹菌の育種技術に改良を加えることで、有用タンパク質の効率的な生産を行っている。
HPアドレス http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/Lab_Microbiology/hyousi.html
問い合わせ先 教授:北本勝ひこ akitamo (atmark) mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

●九州大学大学院農学研究院 生命機能科学部門 分子微生物学・バイオマス資源化学講座 微生物工学研究室(園元謙二、中山二郎、 善藤威史)
○研究のリソース: 乳酸菌等の有用微生物の分離技術、分離株ライブラリー、乳酸発酵とその解析技術、アセトン・ブタノール・エタノール発酵と その解析技術、抗菌ペプチド・バクテリオシンの探索と評価、バクテリオシンの精製・構造解析・遺伝子解析技術、クオラムセンシングの評価技 術、クオラムセンシング阻害剤の探索と合成、ヒトおよび食品中の網羅的細菌叢解析技術
○研究内容: 食品・医薬・環境保全技術への微生物利用を目的とした、新奇微生物・微生物由来新奇物質の探索、分子育種、微生物叢解析、および 生理活性物質・バイオ燃料などの有用物質生産への工学技術の開発に関する研究を行っている。
HP: http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/microbt/
問い合わせ先: 助教 善藤威史 zendo (atmark) agr.kyushu-u.ac.jp

●琉球大学農学部亜熱帯生物資源科学科 発酵微生物学研究室
○研究室のリソース:酢酸菌、酵母、泡盛黒麹菌を中心とした発酵微生物の生化学的解析(酵素化学的解析、糖組成分析)、分子生物学的解析(遺伝子組換え技術)、新規発酵微生物のスクリーニング、発酵産物の成分評価、官能評価、製麹技術
○研究内容:酢酸菌による発酵生産、酢酸菌が生産する補酵素ピロロキノリンキノン、泡盛黒麹菌のルーツや醸造特性の研究を通して、発酵微生物の開発と産業への利用を目指しています。
HPアドレス http://www.agr.u-ryukyu.ac.jp/wp/pqq-quinoprotein
問い合わせ先 教授:外山博英 toyama  (atmark) agr.u-ryukyu.ac.jp
  助教:渡邉泰祐 t-wata (atmark) agr.u-ryukyu.ac.jp

●日本大学生物資源科学部 食品生命学科 食品微生物学研究室(森永 康・古川 壮一)
○研究室のリソース:酵母、乳酸菌、酢酸菌等食品有用微生物の相互作用解析技術、食品有用微生物の分離技術・分離菌株ストック、大腸菌、乳酸菌、酵母の遺伝遺伝子工学実験系 など
○研究内容:伝統的発酵における微生物間相互作用に関する研究、バイオフィルムの利用と制御に関する研究 など
HPアドレス: http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~shokubi/
問い合わせ先:准教授;古川壮一 furukawa.souichi (atmark) nihon-u.ac.jp

●佐賀大学農学部生物環境科学科 北垣研究室
○研究室のリソース:醸造酵母のミトコンドリア解析、醸造酵母の育種技術(交配育種、突然変異育種、遺伝子組換技術)、有機酸解析技術、セラミド定量・精製・構造解析技術、脂肪酸解析技術、麹菌培養技術、麹造り技術、官能評価技術、香気成分測定技術。
○研究内容:醸造酵母のミトコンドリアや麹菌のセラミドをアプローチとして、醸造微生物の共生や生理活性物質を明らかにすることを目指しています。
HPアドレス: http://seisansystem.ag.saga-u.ac.jp/index.html
問い合わせ先: 准教授 北垣浩志 ktgkhrs (atmark) cc.saga-u.ac.jp

 

○産学官連携研究の例
本研究部会の委員が育種を行い、産官学連携により実用化されている醸造酵母の事例をまとめました。

 

●尿素非生産性清酒酵母
 東京大学大学院農学生命科学研究科の北本勝ひこ教授(当時:国税庁醸造試験所)は、カナバニン・オルニチン・アルギニンの適正な濃度を含む培地で選択することにより、positive selectionでアルギナーゼ欠損・尿素非生産性清酒酵母を育種する育種手法を考案され、実用化されました。特に輸出用清酒の製造に現在に至るまで広く使われており、日本醸造協会から全国に頒布されています。

Journal of Fermentation and Bioengineering, 75, 5, 359-363 (1993)
Mutant isolation of non-urea producing sake yeast by positive selection.
Katsuhiko Kitamoto, Kaoko Oda-Miyazaki, Katsuya Gomi, Chieko Kumagai

 

●イソアミルアルコール高生産泡盛酵母
 奈良先端科学技術大学院大学 高木博史教授らは、株式会社バイオジェット、琉球大学と共同研究を行っている沖縄県「琉球泡盛調査研究支援事業」の一環として、イソアミルアルコールを高生産する泡盛酵母(101H酵母)を育種しました。また、来年度中の商品化をめざし、新里酒造で泡盛の試験醸造を行うことになりました。
Journal of Bioscience and Bioengineerng, 2015 Feb;119(2):140-7. doi: 10.1016/j.jbiosc.2014.06.020.

Isolation and characterization of awamori yeast mutants with l-leucine accumulation that overproduce isoamyl alcohol.
Takagi H, Hashida K, Watanabe D, Nasuno R, Ohashi M, Nezuo M, Tsukahara M.

記事掲載
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-239237-storytopic-4.html

●ピルビン酸低減清酒酵母
 佐賀大学農学部の北垣浩志准教授は、ミトコンドリアを活性化しピルビン酸を輸送・代謝させるという戦略でピルビン酸が低減した清酒酵母を育種する育種手法を考案され、実用化されています。本酵母は日本醸造協会から全国に頒布されています。
Journal of Bioscience and Bioengineering, 117(4):383-93. doi: 10.1016/j.jbiosc.2013.09.01
Mitochondrial metabolism and stress response of yeast: Applications in fermentation technologies.
Kitagaki H, Takagi H.

Bioscience, Biotechnology and Biochemistry. 2010;74(4):843-7.
Breeding of a low pyruvate-producing sake yeast by isolation of a mutant resistant to ethyl alpha-transcyanocinnamate, an inhibitor of mitochondrial pyruvate transport.
Horie K, Oba T, Motomura S, Isogai A, Yoshimura T, Tsuge K, Koganemaru K, Kobayashi G, Kitagaki H.

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020141218eaag.html

 

産学官連携に関するアンケート

本研究部会委員に、産学官連携に関するアンケートを行い、その結果を取りまとめたものです。
 

  1 企業の方:

大学・公的研究機関に期待する発酵微生物関連の研究は何ですか。

(企業)大学や公的機関では、機能性の研究は多数あるのですが、”発酵”等モノ作りの部分に関する研究はほぼ皆無です。 商品として最も重要なモノ作りの部分で、大学や公的研究機関と共同研究が出来るようになればと感じます。

(企業)発酵微生物(実用株)が有している特性に関する基礎研究です。

そのメカニズムを解明することで,応用研究,実用化に繋げることができます。

(企業) 発酵微生物関連の研究が理学的な方面に向う傾向が強くでており、ものづくりのおもしろさとの関連が希薄になっているように感じます。 新しく入社する学生のなかにも、ものづくりのおもしろさではなく、生物機能の解明だけに興味を持ち、その機能をものづくりに利用することのワクワク感や重要性を価値感として持っていない方が増えているように思います。 そこで、ものづくりの可能性を追求する姿勢を土台にした発酵微生物の研究・教育を大学・公的研究機関にも期待しています。 

(企業)分野は特に限定されませんが、「新規事業をイメージできる研究」が望ましいです。もちろん、事業化には多くの課題があるはずですが、ゴールと課題を明確に意識した研究が重要です。

(企業)・モデル生物だけでなく実用微生物でも役立つ(実用微生物の)基礎研究。

・遺伝子組換え体(GMO)のPAを得られるような研究活動。(会社ではできません)

(企業)発酵食品を対象として、微生物共生の視点から本質に迫るようなおもしろい研究を期待しています。発酵食品は世の中にたくさんありますし、どのような微生物が存在しているかも知られているケースは多いと思います。しかし、実際の発酵食品は固体やペースト状のものが多く、発酵基質の状態やそこに潜んでいる微生物共生の観点からみると、まだまだ未知な部分が多い上に、十分に検証されていないケースもあると思います。地味な部分もありますが、「微生物共生」の視点で発酵食品が検証されてくると物事も見えかたも変わるでしょうし、「発酵食品」のよさを伝えるあらたな一面や「発酵食品」を作る際の本質的な側面など分かり、それに関わる研究が盛り上がるのではないかと考えています。

(企業)基礎的な原理に近い研究。さまざまな方面に応用可能な技術。

大学・公的研究機関の方:

大学・公的研究機関に期待されていると思われる発酵微生物関連の研究は何ですか。

(大学・公立)培養工学や生物化学工学の教科書に混合培養系のプロセス制御についての記述はほとんどありません(あったとしても活性汚泥プロセスを取り上げているぐらいです)。混合培養系のプロセス制御には,まず生態学的な要素が入るという難しさが一つあり,バイオフィルムのような形態を用いる場合は移動速度論的な要素が入るのでさらに難しくなります。分子生物学的解析から得られる情報に加え,数理モデルやシミュレーション技術などを積極的に採り入れることが重要かと思います。

(大学・公立) 真に役立つ実学的研究(また、防衛的特許ではなく、真の特許が取得できるなど)かと思っております。

(大学・公立) 発酵微生物を用いた、独自の視点に基づくオリジナリティーのある基礎的な研究であると思います。科学的観点からもサイエンスへの貢献が期待でき、同時に産業への貢献も期待できるような内容の研究であると思います。

(大学・公立)革新的な、あるいは普及していないアプローチによる、もしくは創造的な発想に基づく、発酵の実用的かつ困難な研究に大学、公的研究機関の研究者は取り組むべきと考えます。

(大学・公立)トランスレーショナルな応用研究でレベルの高い、革新的な研究が必要と思います。

(大学・公立)微生物学だけにとらわれることなく幅広い分野を見渡した総合的な発酵の研究を進めることが必要と思います。

(大学・公立) 大学は、教育+研究

 公的研究機関(独法)は、研究+研究(製品)開発上の問題解決

(大学・公立)シーズの発掘であると考えております。企業における研究レベルは極めて高く なっていると認識しております。ただし、リターンに関するリスクが大きいテーマについて は、大学や公的研究機関が担うべきであると考えております。シーズの発掘におきましては、科学的な裏打ちをしっかりしていくことが重要かと思います。

(大学・公立)企業では取り組めない先端的、革新的な研究で、かつ実用化意識した研究が期待されていると思います。

これからの時代の発酵関連企業と大学・公的研究機関の産学官連携のあるべき姿や望ましい関係について記述してください。

(企業)企業では、すぐに結果の出ない(売上や利益にすぐに直結しない)、10年先、20年先を見据えた研究というのは、やりにくので、大学・公的研究機関には、このような研究に関してはこれまで通り進めてもらいたいと思います。ただし、常にアウトプットを強く意識した研究が必要と思います。

(企業)日本発の、世界をリードできる事業の創成と推進を期待しております。

(企業)企業側に課題が発生した場合に,大学・公的研究機関とのネットワークを通じて相談できる相手の「顔」が思い浮かぶことが大事だと思います。

(企業)企業の研究開発者がワクワクする研究開発テーマをイメージするための価値や技術のシーズが大学公的研究機関から出てくることを期待しますが、企業研究者と大学・公的研究機関の情報の交換が密になることが、その基盤になると思いますので、明確な意図を持たない段階からの情報の交換がより密になることが重要になってくるように思います。 

(企業)・現在の産学連携には、企業が対価を払っても「是非とも欲しい成果」のみが大学に求められます。そのためには、新規事業がイメージできる必要があります。

・極端にいうと、「企業による大学の成果活用を期待」ではなく、「大学主体で企業を活用して成果を事業化」を意識する努力が必要と考えます。

(企業)大学等の公的機関からのシーズ提案、会社からのニーズ発表(クローズドが望ましい)のマッチングが効率よくできること。

(企業)企業としては、「製品」を通して、社会に貢献することはできると思いますし、運がよければ「製品」を通して、世の中で流行を作りだすことはできると思います。しかし、企業の一製品が売れることで、産官学の研究が大きく発展するような事例は少ないのではないでしょうか?

 一方で麹菌を「国菌」として認定し、それによって産学官における麹菌を利用した研究や産業(酵素、食品など)が確実に盛り上がっているのはよい事例ではないでしょうか?学官を含む学会が「国菌」として旗揚げし、様々な報告が増えるなかで、研究が活発化し、研究者間が結束することで大きなウェーブができ、結果としていくつかの産業が大きく発展するような流れが理想だと考えています。

(企業)大学と直接共同研究する利点が少なくなっている。法人化されたため知財の問題等あって大学とは組みにくい。海外のように大学からスピンアウトしたベンチャーであれば、日本の研究も進むような気がする。

(大学・公立)昭和の中盤くらいまでの企業では研究ができなく大学が研究の機能を担っていた時代とは役割分担が異なっているとは思いますが、一方で日本の産業の世界での地位が低下するに伴い、過去20年間の米国に次ぐ超大国であった時代の「基礎研究重視」の空気とは異なった役割が大学には与えられるべきと考えます。「基礎研究、応用研究」という区分け自体が特定のパラダイムを誘導するものなのでこの区分けをやめる発想の転換の時期に来ています。世界の中でいかにオンリーワンのコンテンツを発酵の分野で産学官連携により開発し新産業を創出できるかが問われていると思います。

(大学・公立)製造現場の問題解決に資する研究は、今後も引き続き重要と思います。

(大学・公立)新たな技術開発につながる革新的かつ困難な研究に大学は取り組み、それをもとに企業が新市場を開拓する姿が大事と思います。

(大学・公立) 大学・公的研究機関は独自の視点に基づくオリジナリティーのある基礎的な研究を推進・展開し、企業は興味をもった研究者と相互にコミュニケーションをとりながら、共同研究でしかできないような方向を志向しながら、基礎・応用の両面に展開させることが、望ましい姿ではないかと思っております。

(大学・公立)企業秘密や同業者間競争があるため、情報をオープンにした連携は難しいのではないか。

業界共通の課題を見つけ、産学官共同で公的研究助成費を獲得する。

(大学・公立)大学や公的機関で発掘したシーズを高度な技術を有する企業の研究者が、現場レベルに落とし込んでいくという形がよろしいのではと感じております。そのためには、 大学や公的機関がいかに科学的に高水準なデータを取得しておく必要があるように思います。

(大学・公立)大学・公的研究機関の研究テーマ設定の際に、企業側のニーズを意識する姿勢があっても良いと思います。

これまでの活動を踏まえ、今後微生物共生活用発酵工学研究部会に期待することを記述してください。

(企業) 本部会は、常に応用を意識した基礎研究が中心となってますので、このままのスタンスでいっていただきたいと願います。 

 企業に属する者の立場としては、「微生物共生活用発酵工学研究部会」は、非常に素晴らしいものであると感じております。

(企業)この研究部会が「産学連携の在り方を考える」を担う部会であることを内外に示すこと、および、部会メンバーの交流を促進する施策(定例会やセミナー)等を実施継続すること。

(企業)・実績を積んで、発言力を持つような研究会に成長することを期待します。

・大学・公的研究機関と企業のマッチングの場の提供。

(企業)

①微生物共生を大きな旗として上げること

②そのツールを準備して提供すること

③これらを私利私欲に流されずに、高い理念を持って推し進めること。

を期待しますし、それによって、色んな企業を含む「産」が後からついてくるような形が望ましい関係であると思います。

また、部会のレベルにとどまらず、研究者間が結束し、大きな「微生物共生」の波を作っていくことが必要ではないかと考えています。

(企業)知の結集というか、さまざまな知をMIXすることで新しいことのヒントになるような場を開催すること。

(企業)企業と大学・公的研究機関とのネットワークの「場」として今後も期待します。

(大学・公立) 「共同研究が組みやすい、ソフトな環境作りのサポート」でしょうか。

(大学・公立) 部会員がそれぞれ独自の視点に基づく研究・開発活動を展開し、個々に情報交換を行いながら、シンポジウムなどを通して新しい情報を発信してゆくことが重要であると思います。産学官情報交流でしょうか。そのようなことを通して、発酵産業の発展に貢献することが、本部会に求められることであると思います。そのためには、若手を中心に、フレキシブルに運営をすることが大切であると思います。

 加えまして、実際に部会員の企業の方からご相談を受けることもございます。一般化することは難しいのかもしれませんが、そのような取り組みをすることも大切なのではないかと思っております。

(大学・公立)システマティックな大学・公的機関と企業のマーケティングは、国ベースで進めるべき課題であると認識しております。研究部会では、それを下支えするような、人的なレベルでの交流を促進に貢献したらいいように感じられます。

(大学・公立)現在の発酵工学で足りない分野を洗い出し、産学官連携のきっかけの場となることを期待しております。

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これまでの活動

リンク

 

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Published by 学会事務局 on 08 6月 2009

過去の研究部会 – 有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会(2009年~2012年)

研究の目的

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会代表 
広島大学大学院 分子生命機能科学専攻
加藤 純一

研究内容紹介pdf

掘越弘毅先生の研究グループが初めて有機溶媒耐性細菌の存在をNature誌に報告してから20年が経つ。その間、発酵産業においては親水性の世界でのものつくりから疎水性の世界でのものつくりへの展開、化学産業においては環境にやさしいバイオプロダクションへの参入が、新しい潮流として登場してきた。

今、疎水性ケミカルバイオプロダクションの有用なツールとして有機溶媒耐性微生物、有機溶媒耐性酵素に注目が集まり始めている。しかし、有機溶媒耐性生体触媒をめぐる基盤的な学術/技術は、いまだ確立されていない。そこで、本研究部会は有機溶媒耐性生体触媒研究の核を形成することを目的に設立した。本研究部会は学術集会を開いて研究討論を行うことで、有機溶媒耐性生体触媒研究の促進を図る。ひいては、「疎水性の世界でのバイオ生産のことならばここに聞け!」といった存在になることを目指している。

本研究部会では、疎水性ケミカルだけでなく、親水性ケミカルのバイオプロダクションについても議論の対象にする。生物機能を活用したケミカル生産に興味のある企業の方々、アカデミアの方々、是非当研究部会へ参加ください。

有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 研究紹介

 

構成員

名前のリンクをクリックすると各研究者の研究内容詳細をご覧いただけます。

岩淵 範之(日本大生物資源)中島 一紀(東北大院工)
植田 充美(京都大院農)長澤 透(岐阜大工)
大河内 美奈(名古屋大院工)道久 則之(東洋大生命科学)
大竹 久夫(大阪大院工)堀 克敏(名古屋大院工)
荻野 博康(大阪府大工)本多 裕之(名古屋大院工)
加藤 純一(広島大院先端物質)本田 孝祐(大阪大院工)
川口 秀夫(東京大院工)満倉 浩一(岐阜大工)
近藤 昭彦(神戸大工)吉田 豊和(岐阜大工)
黒田 浩一(京都大院農) 

活動内容

 

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Published by 学会事務局 on 08 6月 2009

過去の研究部会 – セルプロセッシング計測評価研究部会(2009–2017)

セルプロセッシング計測評価研究部会代表 
大阪大学大学院
工学研究科生命先端工学専攻
大政 健史

研究紹介図pdf

動物細胞はバイオ医薬品などの生産から、iPS細胞に代表されるような再生医療における移植用細胞、さらには医薬品の機能評価にも利用され、産業利用における重要性が益々高まってきております。本研究部会は、この動物細胞の産業利用に不可欠な細胞操作・加工技術の一層高度な発展を目的として設置されました。この目的を達成するためには、アレイ、レーザー技術、数学モデルを駆使した細胞の網羅的、可視的、非侵襲的な解析手法の新たな構築と体系化が不可欠です。本研究部会では、これらの分野の研究者が一堂に会し、シンポジウム企画、若手研究発表会、年会での優秀学生発表表彰、部会員MLなどを通じて、活発な議論、情報交換、および若手の育成を行っております。専門・周辺分野の方々はぜひ本部会へご入会ください。

 

セルプロセッシング計測評価研究部会 紹介図

 

委員

代表者大政 健史 (阪大院・工)
幹事長河原 正浩 (東大院・工)
副幹事長蟹江 慧 (名大院・創薬科学)
幹事秋山 佳丈 (信州大・繊維)
伊藤 大知 (東大院・医)
岩井 良輔 (岡山理科大)
江橋 具 (神戸大院・工)
金岡 英徳(名大院・工)
河邉 佳典 (九大院・工)
境 慎司 (阪大院・基礎工)
杉浦 慎治 (産総研)
森 英樹 (阪府大院・理)
柳原 佳奈 (協和発酵バイオ)
HP担当伊野 浩介 (東北大院・環)
会計堀江 正信(京大・放射性同位元素総合センター)
会計監事高木 睦 (北大院・工)

                   

活動報告

20172017年度優秀学生発表賞決定(2017/9/21)
第9回若手研究シンポジウムのご案内(2017/7/23)活動報告
20162016年度優秀学生発表賞決定(2016/10/28)
【共催行事】第29回日本動物細胞工学会2016年度国際大会シンポジウム(201611/10)
第2回研究討論シンポジウム開催のお知らせ(2016/9/30-10/1)⇒活動報告pdf
第8回若手研究シンポジウムのご案内(2016/7/15)活動報告
20152015年度優秀学生発表賞決定(2015/11/2)
第1回研究討論シンポジウム開催のお知らせ(2015/7/10)活動報告
第7回若手研究シンポジウムのご案内(2015/7/10)活動報告
【共催行事】第34回動物細胞工学シンポジウム
「再生医療の近未来~どこまでできるか?どこまで届くか?~」
(2015/5/25)
20142014年度優秀学生発表賞決定(2014/9/15)
第6回若手研究シンポジウムのご案内(2014/7/13)⇒活動報告
2013【共催行事】Young Cell & Tissue Engineeringセミナーのご案内(2013/11/11)
2013年度優秀学生発表賞決定(2013/9/23)
第65回日本生物工学会大会シンポジウム「実用化に資する動物細胞培養技術~幹細胞の応用とボトルネックの解決に向けて~」(2013/9/19)
第5回若手研究シンポジウムのご案内(2013/7/14)⇒活動報告
20122012年度優秀学生発表賞決定(2012/10/26)
pdf第4回若手研究シンポジウムのご案内(2012/7/1)⇒活動報告
20112011年度優秀学生発表賞決定(2011/9/28)
第3回若手研究シンポジウムのご案内(2011/7/17)⇒活動報告
2010第62回日本生物工学会大会
シンポジウム15 『動物細胞培養で求められる安心・安全:見直される水産品』
(2010/10/28)
第2回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~のご案内(2010/7/4)⇒活動報告
2009第1回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~(2009/11/26) 於)神戸国際会議場

リンク

 

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Published by 学会事務局 on 08 6月 2009

過去の研究部会 – 超臨界流体バイオテクノロジー研究部会(2009–2017)

超臨界流体バイオテクノロジー研究部会代表 
九州大学生体防御医学研究所
馬場 健史

研究紹介図pdf

超臨界流体は液体の溶解性と気体の拡散性の両方の性質を持ち、さらに温度や圧力を変化させることによりその密度を連続的かつ大幅に変化させることができることから、溶媒物性(溶解力、誘電率、拡散係数、粘度など)を精密に制御することにより使用目的に応じた溶媒性能を付与できる高機能の媒体である。また、有害で高コストの有機溶媒の使用量を軽減でき、さらに効率の向上も見込めることから、超臨界流体を利用した技術は低環境負荷で低コストの技術として注目されている。

これまでに分離・精製、反応など様々な分野において超臨界流体の利用が検討されているが、さらに研究開発を行うことにより、代謝解析(メタボロミクス)、 タンパク質解析、酵素反応などバイオテクノロジー分野における超臨界流体の有効利用が可能になる。また、工業的な分離、精製、濃縮、洗浄、殺菌などのバイ オプロセスにおいても超臨界流体を効果的に利用することにより、効率の向上、コスト削減、低環境負荷など多くのメリットが期待できる。ユーザーを含めた各分野の研究者が集結することにより、新たな超臨界流体利用技術の創成が可能である。

本研究部会では、各分野の研究者との情報交換ならびに共同研究を通して、バイオテクノロジー分野における超臨界流体の利用技術を開発、応用することを目的として種々の活動 している。具体的には、当研究部会主催(共催)のシンポジウム、セミナー、勉強会などを年数回開催している。さらに、研究部会ホームページならびにメーリ ングリスト(scfbio@mlist.ne.jp)により関連する情報を発信するとともに研究部会メンバーの相互の情報交換を行っている。超臨界流体バ イオテクノロジーの発展を目指して活動しているので、是非多数の方に当研究部会の趣旨にご賛同いただきご入会いただければ幸いである。

 

超臨界流体バイオテクノロジー研究部会 研究紹介図

構成員

馬場 健史(九大・生体防御医学研究所)福崎 英一郎(阪大院・工)
原島 俊(崇城大・応用微生物)植田 充美(京大院・農)
近藤 昭彦(神戸大院・自然科学)荻野 千秋(神戸大院・自然科学)
黒田 浩一(京都大学農学研究科)原田 和生(阪大院・薬)
和泉 自泰(九大・生体防御医学研究所)中山泰宗(崇城大・応用微生物)
相馬 悠希(九大・生体防御医学研究所)小林 元太(佐賀大・農)
梶山 慎一郎(近畿大・生物理工学)櫻谷 英治(徳島大院・生物資源産業)
岸野 重信(京大院・農)松田 史生(阪大院・情報科学)
内山 進(阪大院・工) 

 

活動内容

2014【共催行事】2014メタボロミクス講習会(2014/12/18-19)
【共催行事】第10回SFC研究会(2014/2/7)⇒SFC研究会のサイト
2013【共催行事】第9回SFC研究会(2013/8/2)⇒SFC研究会のサイト
2012【共催行事】第6回SFC研究会(2012/2/3)⇒SFC研究会のサイト
2011【共催行事】2011メタボロミクス講習会 (2011/12/16–12/17)
【共催行事】第6回メタボロームシンポジウム(2011/10/13–14)
【共催行事】ワークショップ「バイオアナリシスの現状と未来」 (2011/9/27; 第63回生物工学会大会 第2日目)
第4回 バイオアナリシス研究会(2011/7/8)
第5回SFC研究会(2011/2/4)pdf
2009第1回SFCテクノロジーシンポジウム「超臨界流体技術の胎動」(2009/11/27)
ポスターpdf

 

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Published by 学会事務局 on 26 9月 2008

過去の研究部会 – スローフード微生物工学研究部会(2003年~2015年)

近年、伝統的食品を再評価したスローフード運動が展開されています。日本のスローフードを代表し、食品機能的にも優れた伝統的発酵食品を生み出すスローフード微生物の研究は長い歴史をもっていますが、ゲノム科学の進展により、醸造や発酵に関わるスローフード微生物の機能が分子生物学的手法で解明できる時代を迎えています。本研究部会は、スローフード微生物を分子生物学的手法で研究している研究者で構成されています。研究情報の交換を行うことにより、スローフード微生物研究を新たな切り口から見直し、産業の創出、健康維持・病気の治療など分野での貢献を視野に入れた技術開発の展望を提示することを目的として活動を続けています。⇒研究概要図pdf

興味ある方はぜひ部会員としての登録をお願いします。
 

スローフード微生物研究部会 研究紹介図

構成員

代表秦 洋二(月桂冠(株))
委員秋田 修(実践女子大学)石井 正治(東京大学農学生命科学研究科)
相木 豊(東京農業大学醸造科学科)北垣 浩志(佐賀大学)
北本 勝ひこ(東京大学農学生命科学研究科)木村 啓太郎(( 独)食品総合研究所)
古林 万木夫(ヒガシマル醤油(株) )五味 勝也(東北大学農学研究科)
下飯 仁(岩手県立大学)中島 春紫(明治大学農学部)
橋爪 克己(秋田県立大学) 

リンク

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Published by 学会事務局 on 18 9月 2008

過去の研究部会 – 光合成微生物研究部会(1996–2017)

光合成微生物研究部会代表
大阪大学大学院 基礎工学研究科
三宅 淳

研究紹介pdf

エネルギーと温暖化の問題は人類生存のための大問題である。再生可能エネルギーの応用が期待されるが、集荷と平準化というエントロピー上の困難さがある。バイオテクノロジーの応用は長期的に見れば唯一の対処法であろう。エネルギーの生成とは還元力の利用という共通する反応パスで駆動されており、連携して研究することで開発が加速され得る。自然エネルギーの豊富な諸国での実施を視野に置きつつ、バイオマスから発電までの総合システムについて可能性を検討している。

エネルギー専門研究者だけでなく、酵素工学、代謝、遺伝など多くの分野の研究者の参加を期待したい。

光合成微生物研究部会 研究紹介図

構成員

代表三宅 淳(阪大)
委員
淺田 泰男(日本大学)天尾 豊(大阪市大)
佐々木 健(広島国際学院大)宮坂 均(崇城大学教授)
平田 收正(阪大)南後 守(大阪市立大)
宮本 和久(大阪大学特任)小川 隆平(元崇城大)
近藤昭彦(神戸大)蓮沼誠久(神戸大)
川口秀夫(神戸大)松永 是(東京農工大)
田中 剛(東京農工大)吉野知子(東京農工大)
富山雅光(農資研)若山 樹(帝国石油 (株))
松本光史(電源開発 (株)) 

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Published by 学会事務局 on 18 9月 2008

過去の研究部会 – 乳酸菌・腸内細菌工学研究部会[前身:乳酸菌工学研究部会](1995年~2011年)

設立の趣旨

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会代表
北海道大学大学院
農学研究院微生物生理学研究室 
横田 篤

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会は、1995年に設置された「乳酸菌工学研究部会」を前身としている。乳酸菌は古くから食品製造分野で使用されてきた。また、近年、乳酸発酵は特にポリ乳酸原料製造の観点から重要であり、さらに乳酸菌は生理活性物質を始めとする有用物質生産の宿主としても脚光を浴びている。一方、乳酸菌、および広い意味での乳酸菌であるビフィズス菌は、プロバイオティクスとして注目を集めるようになった。このような状況変化により、研究の対象となる微生物は、乳酸菌、ビフィズス菌だけでなく、プロバイオティクスとの関連から腸内細菌全体にまで拡げて考える必要が出てきた。そこで2007年、新たに「乳酸菌・腸内細菌工学研究部会」として発展的に再スタートを切ったところである。

本部会では、泊り込み研究会を主体とした活動により、さまざまな分野の研究者と、乳酸菌および腸内細菌を利用した応用研究について議論し、相互交流を図ることが可能である。また、学会シンポジウムなどの開催を通じて、交流から得られた情報の発信を行っていくことを目的としている。

乳酸菌・腸内細菌の研究にご興味をお持ちの皆様のご参加をお待ちしております。

乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 研究内容紹介図

構成員

浅田 雅宣荒 勝俊岡田 早苗緒方 靖哉
岡部 満康小原 仁実片倉 啓雄門多 真理子
川本 伸一酒井 謙二塩谷 捨明島  純
園元 謙二高橋 治雄谷口 正之大塚 正盛
土居 克美中山 二郎仁宮 一章野村 善幸
早川 和仁檜山 圭一郎吹谷 智星野 貴行
三浦 重信横田 篤山本 憲二佐々木 隆
鈴木 徹石井 哲中島田 豊常田 聡
小林 美穂片山 高嶺大澤 朗伊澤 直樹
中川 純一野田 正文岸野 重信田代 幸寛
齋藤 勝一   

リンク

 


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Published by 学会事務局 on 18 9月 2008

過去の研究部会 –コンビナトリアル・バイオ工学研究部会(2001年~2016年)

コンビナトリアル・バイオ工学研究部会代表
京都大学大学院農学研究科
植田 充美

研究紹介図pdf

コンビナトリアル・バイオ工学研究部会では、情報分子としてのDNAの分子ライブラリーを用いて、それらを機能性DNAやRNAやタンパク質のライブラリーに変換するためのツールとして、酵母や動植物細胞、あるいは、ファージや原核細胞の細胞表層を用いる分子ディスプレイ法の展開、さらに、創製された多くの組合せの(コンビナトリアルな)情報分子ライブラリーをハイスループットに選択できる系の創出に関する情報交換を行っています。これにより、まったく新しい新機能バイオ分子や細胞のサイエンスの創造への展開と網羅的な変異を基にした新しいタンパク質「考」学をめざす研究活動とともに、関連した種々のプロジェクト起案・提案をもとに、新領域研究への融合展開を続けています。

コンビナトリアル・バイオ工学研究部会 研究紹介図

構成員

代表植田 充美(京大院・農)
委員近藤 昭彦(神戸大・工)
福崎 英一郎(阪大院・工)
中野 秀雄(名大院・生命農学)
吉村 徹(名大院・生命農学)
藤井 郁雄(大阪府大・先端科学)
片倉 啓雄(関西大・工)
民谷 栄一(阪大院・工)
伊藤 嘉浩(理化学研)
上田 宏(東工大院・工)
河原崎 泰昌(静岡県立大)
津本 浩平(東大院・新領域)
二木 史郎(京大化研)
荻野 千秋(神戸大・工)
馬場 健史(九大・生体防御医学研究所)
芝崎 誠司(兵庫医療大)
黒田 浩一(京大院・農)

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Published by 学会事務局 on 18 9月 2008

過去の研究部会 ー学際的脂質創生研究部会(2010~2018)

学際的脂質創生研究部会代表
京都大学大学院応用生命科学専攻
小川 順

研究紹介図pdf

進展著しい分析技術の開発や、生理機能解明の成果に牽引され、新規食品・化成品素材としての油脂への関心が、健康増進、環境保全の観点からますます高まってきています。これに応えるべく、学際的脂質創生研究部では、これまでにない機能性脂質・脂質材料など、多様な脂質分子の創生に向け、応用微生物・発酵工学、酵素工学、蛋白・遺伝子工学、栄養・物性評価、代謝・メタボローム解析、有機合成などの異分野を融合させた学際的研究・情報交換に取り組んでいます。また、産官学の連携を積極的に行うことで、基礎的研究から、商品化を見据えた応用研究までを幅広くカバーし、社会受諾性の高い新規脂質の創生を目指しています。

これからの脂質研究に関する情報交換、産学官交流にご興味をお持ちの方は、本研究部会の活動にぜひ参加ください。

学際的脂質創生研究部会 研究内容紹介図

 

構成員

代表小川 順(京大院・農)
委員秋 庸裕(広大院・先端物質)岩崎 雄吾(名大院・農)
永尾 寿浩(大阪産業技術研究所森之宮センター)角田 元男(サントリービジネスエキスパート)
永尾 晃治(佐賀大・農)馬場 健史(九大・生体防御医学研究所)
杉森 大助(福島大院・理工)櫻谷 英治(徳島大院・ソシオ)

これまでの活動

お問い合わせ先

京都大学大学院農学研究科
応用生命科学専攻
小川 順
TEL: 075-753-6122
Fax: 075-753-6128
E-mail

 

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Published by 学会事務局 on 18 9月 2008

過去の研究部会 – バイオマス循環利用研究部会(2004年~2016年)

バイオマス循環利用研究部会代表
九州大学大学院 農学研究院
酒井 謙二

研究紹介図pdf

バイオマス循環利用研究部会では持続型生産・消費社会におけるバイオマス資源循環利用について、(i)持続型生産・消費システム設計、(ⅱ)バイオマスの生産法の構築、(ⅲ)燃料・マテリアルへのバイオマス変換プロセスの開発、(ⅳ)未利用・廃棄物バイオマスのリサイクル法の開発、に関する要素研究とこれらをつなげた包括的・階層的な生物工学的技術の研究開発、コミュニティの構築、アジアバイオマス研究者との国際交流をめざしています。

今年度は富山で開催される第68回日本生物工学会大会(2016)中に、持続型・循環型パーム油産業の構築に関する研究で著名なマレーシア研究者との国際交流を考えています。これらの活動に興味のある方の参加を募集しています。

バイオマス循環利用研究部会 研究紹介図

構成員

委員五十嵐泰夫(西南大学)木田 建次(熊本大学名誉教授)
酒井 謙二(九大院・農)園元 謙二(九大院・農)
高見澤 一裕(岐阜大・応用生物科学)中崎 清彦(東京工業大院・理工)
白井 義人(九州工業大院・生命体工)神谷 典穂(九大院・工)
小原 仁実(京都工芸繊維大院 ・工)田代 幸寬(九大院・農)
羽賀 清典(畜産環境整備機構)岡本 啓湖(別府大・食物栄養科学)
滝澤 昇(岡山理科大・工)渡辺 実(株式会社IHI)
外山 英男(南九州大)渡辺 真悟(室蘭工業大)
中村 嘉利(徳島大院・ソシオテクノサイエンス研)新井 雄太郎(長野市役所)
松田 高宜(Biomaterial in Tokyo)池上 徹(産業技術総合研究所)
桂 陽子(日本化学)渡辺昌規(山形大学農学部)
善藤 威史(九大院・農)花島 大(北海道農協研究センター)
竹口 昌之(沼津高専・物質工学) 

活動内容

 

リンク

 

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Published by 学会事務局 on 18 9月 2008

過去の研究部会- IT駆動型微生物学研究部会(2005年~2008年)

研究内容

当研究部会は微生物を中心とした産業応用、バイオサイエンスに実際利用可能なバイオインフォマティクス技術の確立を目指しています。

 IT駆動型微生物学研究部会説明図

上記の図に示すように、バイオインフォマティクスを利用した微生物による物質生産、微生物が持つ機能の解明、微生物が作る分子の解析の研究とこれらを行うためのIT技術の開発、およびこれら研究を体系化した「IT駆動型微生物学」の形成を目指しています。特に、産業応用とバイオサイエンスに実際使えるバイオインフォマティクスに興味のある会員の情報交換の場所の提供を行っていきます。

これまでの活動 

2005年
5月  設置
11月 第一回 研究部会
2006年
3月  ホームページ および メーリングリスト 設置
7月  生物工学会誌84巻7号 特集 IT駆動型微生物学の創成」を編集
9月  日本生物工学会2006年大会にてシンポジウム『IT駆動型微生物学の展開」(2006/9/11)を企画
2007年
2008年
8月  シンポジウム『網羅情報に基づく細胞システムの理解とバイオ産業への展開-システムバイオロジーの現状と課題,そして今後-』(2008/8/28)を協賛

構成員

代表岡本 正宏 (九大院・農 / バイオアーキテクチャーセンタ)
幹事長花井 泰三 (九大院・農)
幹事石井 正治 (東大院農)臼田 佳弘 (味の素)
片岡 道彦 (京大院・農)岸本 通雅 (京繊維大・工)
倉田 博之 (九工大・情工)五味 勝也 (東北大院・農)
清水 浩 (阪大院・情)園元 謙二 (九大院・農 / バイオアーキテクチャーセンタ)
滝口 昇 (広大院・先端)仁宮 一章 (金沢大・工)
秦 洋二 (月桂冠)原島 俊 (阪大院・工)
堀内 淳一 (北見工大)本多 裕之 (名大院・工)
森 英郎 (協和発酵)横田 篤 (北大・農)
割石 博之 (九大・農 / バイオアーキテクチャーセンタ)

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Published by 学会事務局 on 18 9月 2008

過去の研究部会 – メタルバイオテクノロジー研究部会(2007年~2016年)

メタルバオテクノロイジー研究部会代表
芝浦工業大学工学部
山下 光雄

研究紹介図pdf

メタルバイオテクノロジー研究部会は、微生物や植物を中心とした生物によるさまざまな金属代謝作用(吸収・蓄積、酸化・還元、メチル化などの有機修飾化、抽出、不溶化、揮発化、吸着・結合など)を、環境浄化、資源回収、金属加工、材料劣化防止、新金属材料開発など幅広い科学技術分野で活用することを目指して、会員への情報提供や相互の情報交換を中心として活動を行っています。またメタルバイオテクノロジーを啓発するためのビデオ撮影を行う予定である。部会メンバーを中心として、省庁予算によるプロジェクトや各種企業などとの共同研究も実施しています。

部会メンバーに制限はなく、常時募集しておりますのでお気軽にご入会ください。

メタルバイオテクノロジー研究部会 研究紹介図

活動内容

 

構成員

代表山下 光雄(芝浦工大・工)
幹事長清  和成(北里大)
委員吉田 和哉(奈良先端大・バイオサイエンス):名誉会員
池 道彦(阪大院・工)
惣田 訓(阪大院・工)
平田 收正(阪大院・薬)
馬場 健史(九大・生体防御医学研究所)
仲山 英樹(長崎大・水産環境)
植田 充美(京大院・農)
黒田 浩一(京大院・農)
阪口 利文(県立広島大・生命環境)
宮田 直幸(秋田県立大・生物資源)
谷  幸則(静岡県立大・環科研)
森  一博(山梨大院・医工総合)     
石垣 智基(国環研)
山村 茂樹(国環研)
宮坂 均(祟城大・生物生命)
佐々木和弘(電中研)
杉山 友康(東京工科大・応用生物)
川瀬 雅也(長浜バイオ大・バイオサイエンス)
鶴田 猛彦(八戸工大・工)
鈴木 市郎(横浜国立大院・工)
小西 康裕(大阪府立大院・工)
天知 誠吾(千葉大院・園芸)
中村 洋祐(愛媛県・衛生環境研)
柏  雅美(兵庫県立大院・工)
井上 大介(北里大)
三浦  彰(日鉱金属)
大貫 敏彦(日本原子力研究機構)
黒田 真史(阪大院・工)

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Published by 学会事務局 on 28 7月 2008

過去の研究部会 – システムバイオテクノロジー研究部会(2008年~2012年)

Concept of System Biotechnology

 

研究の目的

システムバイオテクノロジー研究部会代表
九州大学大学院農学研究院    
岡本 正宏

システムバイオテクノロジー研究部会は細胞や固体の高次機能をより広範に応用するための技術体系を創出することを目的として2008年に設立されました。生物をシステムとして捉え、その働きを理解するシステムバイオロジーに関する研究は以前から盛んに行われていますが、この理解を用いて産業応用など実用面における応用は未だ十分になされているとはいえません。産業への応用としては細胞をより定量的に扱いそれらがどのような状態にあるかを明確に定義する必要があります。そこで本研究会では、産業応用に資する技術体系を構築することを念頭に細胞の状態を定義してそれらを定量的に扱うための技術体系を確立することをめざします。ご参加をお待ちしております。 

構成員

委員長岡本 正宏(九大院・農)
幹事長袴田 和巳(阪大院・基礎工)
委員三宅 淳(阪大院・基礎工)竹山 春子(早稲田大・先進理工)
青柳 秀紀(筑波大院・生命環境科学)藤田 聡史(産業技術総合研究所)
民谷 栄一(阪大院・工)木野 邦器(早稲田大・理工)
徳元 康人(慶応)木原 隆典(阪大院・基礎工)
大竹 久夫(阪大院・工)高木 昌宏(北陸先端大・バイオサイエンス)
三宅 正人(産業技術総合研究所)長崎(大貫)玲子(産業技術総合研究所)
本多 裕之(名大院・工)横山 憲二(産業技術総合研究所)
中村 史(産業技術総合研究所)秀野 晃大(愛媛大)
長棟 輝行(東大院・工)清水 浩(阪大院・工)
村上 裕二(広島院・先端物質科学)花井 泰三(九大院・農)
紀ノ岡正博(阪大院・工)仁宮 一章(金沢大・環日本海域環境研究センター)
(順不同) 

活動報告

  1. 2008年 5月 設立
  2. 2008年 8月 第一回研究部会
  3. 2008年10月 ホームページ設置
  4. 2009年 9月 シンポジウム開催 第二回研究部会
  5. 2010年 3月 研究会開催(共催:AHTN)

 

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Published by 学会事務局 on 28 7月 2008

研究部会(若手会)

2025年度研究部会(順不同)

【第1種研究部会】


【第2種研究部会】

【若手研究会】

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研究部会活動報告(生物工学会誌掲載記事)

 

入会のご案内

日本生物工学会の研究部会は興味のある方ならどなたでも入会することができます。会費は無料です。氏名・メールアドレス・電話番号・所属・住所・専門の(興味のある)分野を記入の上、各研究部会担当者までお申し込みください。部会員にはシンポジウムなどの案内をいたします。多くの方の入会をお待ちしております。

研究部会の設置申請について

研究部会設置ご希望の方は、設置申請募集期間中(例年1月~2月末)に研究部会規程pdfに従って研究部会設置申請書wordを学会事務局宛()に提出してください。 理事会で審議の上採否を決定し、申請代表者あてに審議結果を通知いたします。

Published by 学会事務局 on 28 7月 2008

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