Published by 学会事務局 on 10 10月 2022

本部企画シンポジウム – 2022年度大会(創立100周年記念大会)

産学連携委員会では、創立100周年記念第74回日本生物工学会大会(2022年10月17~20日、オンライン開催)にて、以下3件の本部企画シンポジウムを開催します。

未来産業の創造に向けた産学官連携プラットフォーム

  • オーガナイザー:林 圭(三和酒類)・岡 賀根雄(サントリーホールディングス)
            藤村 朋子(サントリーホールディングス)・明石 貴裕(白鶴酒造)
     
  • 日時:2022年10月18日(火)13:30~15:30
    ⇒プログラム

【趣旨】第4産業革命は、産業界において同質的なコスト競争から付加価値の獲得競争への構造変化をもたらし、その変化は複雑、高度、そして速くなり続けている。産・学・官が、イノベーションの創出による新たな価値の創造に貢献していくためには、それぞれが互いを対等なパートナーとして認識し、新たな価値の創造を志向した本格的な連携が重要となっている。こうした背景を受け、産学官連携のプラットフォームづくりに第一線で関わっている先生方をお招きし、ご講演を頂くことにより、その認識を深め、未来産業に向けた新たな価値創造への一助としたい。

健康長寿に貢献するこれからの醸造発酵技術

  • オーガナイザー:赤尾 健(酒類総研)・秦 洋二(月桂冠)・章 超(霧島酒造)
     
  • 日時:2022年10月19日(水)16:00~18:00
    ⇒プログラム

【趣旨】醸造発酵食品の健康への寄与は、近年、社会に広く浸透している。今後、健康長寿がより一層希求される中で、醸造発酵技術の役割は、「効率的に産物を得る」という旧来の枠を超えて広がりつつあり、それに対する期待も大きい。本課題では、基礎レベルと商品開発の両面から、醸造発酵食品、機能性分子、関連微生物の生体作用に関する最近の成果を紹介し、健康長寿に寄り添った、これからの醸造発酵技術の可能性について考える機会としたい。

産学連携シンポジウム(培養・計測)

  • オーガナイザー:児島 宏之(味の素)・今井泰彦(野田産研)
     
  • 日時:2022年10月20日(木)13:30~15:30
    ⇒プログラム

【趣旨】培養・計測に関わる産学連携の取り組み事例をアカデミアと産業界のそれぞれの立場から紹介し、生物工学会が拓く未来社会に向けて達成すべき課題について議論する。

⇒過去大会本部企画シンポジウム一覧はこちら

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Published by 学会事務局 on 02 3月 2022

産学連携活動 – 教育セミナー「培養技術勉強会」

日本生物工学会創立100周年記念事業の一つとして、特に企業等にて実際に培養に関わっている方、これから実際に培養に関わりたい方で、培養工学を学び直したい会員を主な対象に、オンラインにて教育セミナー 「培養技術勉強会」を開催しました。

  • 2022年 教育セミナー「培養技術勉強会」
    第1回:2022年3月15日(火)13:00~17:00
    第2回:2022年5月17日(火)13:00~17:00
    第3回:2022年8月30日(火)13:00~17:00
    第4回:2022年10月5日(水)13:00~17:00
    第5回:2022年12月6日(火)13:00~17:00

 

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Published by 学会事務局 on 17 1月 2022

【日本生物工学会100周年記念事業】2022年教育セミナー「培養技術勉強会」

産学連携委員会と培養技術研究部会では、生物工学会100周年記念事業の一つとして、教育セミナー 「培養技術勉強会」を開催しています。セミナーはZoomによるWeb開催で、2022年は5回にわたり、以下の予定で行います。特に企業等にて実際に培養に関わっている方、これから実際に培養に関わりたい方で、培養工学を学び直したい会員を主な対象といたします。講師には新たな専門家を加え、さらに実践的な技術を学べるよう心掛けました。講義終了後はWeb懇親会も開催します。

皆様のご参加をお待ちしております。

日時 

第1回:2022年3月15日(火)13:00~17:00(終了しました)
第2回:2022年5月17日(火)13:00~17:00(終了しました)
第3回:2022年8月30日(火)13:00~17:00(終了しました)
第4回:2022年10月5日(水)13:00~17:00(終了しました)
第5回:2022年12月6日(火)13:00~17:00(終了しました)

プログラム

《第1回:2022年3月15日(火)13:00~17:00》

培養工学総論(基礎から育種・工業生産まで) 
  ……………………片倉 啓雄(関西大学)

培養工学の基礎(通気撹拌・酸素移動)
  ……………………黒澤 尋(山梨大学)

培養装置各論(撹拌培養・シングルユース技術)
  ……………………加藤 好一・吾郷 健一(佐竹マルチミクス株式会社)

懇親会 16:00~17:00
 

《第2回:2022年5月17日(火)13:00~17:00》

培養工学の基礎(回分・流加培養)
  ……………………堀内 淳一(京都工芸繊維大学)

培養の実例(糸状菌による酵素生産・育種)
  ……………………志田 洋介(長岡技術科学大学) 

培養関連装置(クロマト分離技術)
  ……………………河﨑 忠好(DRKバイオプロセスコンサルティング)

培養関連装置(遠心離技術)
  ……………………青木 裕(アルファ・ラバル株式会社)

懇親会 16:00~17:00
 

《第3回:2022年8月30日(火) 13:00~17:00》

培養工学の基礎と実例(乳酸菌・酵母の培養)
  ……………………片倉 啓雄(関西大学)

生産プロセスの実例(アスタキサンチン生産・育種)
  ……………………平澤 和明(ENEOS株式会社)

培養工学の基礎(固体培養)
  ……………………深野 夏暉(岡山大学/株式会社フジワラテクノアート)

懇親会 16:00~17:00
 

《第4回:2022年10月5日(水)13:00~17:00》

生産プロセスの実例(タクロリムス生産)
  ……………………山本 章人(アステラス製薬株式会社)

代謝工学(発酵生産と代謝経路)
  ……………………清水 浩(大阪大学)

生産プロセスの実例(アミノ酸生産菌の育種)
  ……………………児島 宏之(味の素株式会社)懇親会 16:00~17:00

懇親会 16:00~17:00

 

《第5回:2022年12月6日(火)13:00~17:00》

生産プロセスの実例(バイオ素材生産)
  ……………………神田 彰久(株式会社カネカ)

バイオ生産マネジメント(培養プロセスマネジメント)
  ……………………山中 洋昭(横河電機株式会社)

培養廃水・残渣処理(バイオマスの有効利用)
  ……………………中島田 豊(広島大学)

懇親会 16:00~17:00

申込み方法

1) 氏名、2) 所属、連絡先TEL/E-mail、 3) 会員番号、4) 会員種別を明記して、申込受付期間中にこちらの申込みフォームより、お申し込みください。

  • 当日受付は行いません。必ず事前登録をお願い致します

参加費

正会員(賛助会員を含む):3,000円/回(税込)、12,000円/5回 (税込)
学生会員:1,000円/回(税込)、 4,000円/5回 (税込)

  • 会員以外の方の参加はご遠慮ください。
    非会員の学生で参加希望の方は、正会員の紹介により参加可能です。)
  • お支払い方法:銀行振込またはクレジット決済
  • 本人以外の名義でお振り込みをされる場合は学会事務局までご連絡ください。
  • 事務局より入金確認の連絡はいたしません。
  • 領収書は振込控えをもって代えさせて頂きます。(ネットバンキングの場合は「送金情報」や「取引記録」を印刷して振込控えとして下さい。)
  • 参加費の請求書(見積書・納品書)は発行いたしません。通知メールをもって代えさせて頂く旨ご了承ください。

問合せ先

公益社団法人 日本生物工学会
教育セミナー「培養技術勉強会」担当
E-mail:

 

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Published by 学会事務局 on 07 5月 2021

本部企画シンポジウム – 2021年度大会

第73回日本生物工学会大会(2021年10月27~29日、オンライン開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催します。

バイオ戦略2020で目指すバイオエコノミー社会に向けての取り組み

  • オーガナイザー:髙木 忍(合同酒精)・今井 泰彦(野田産研)・岡 賀根雄(サントリー)・
            安原 貴臣(アサヒクオリティアンドイノベーションズ)

産学連携委員会は、過去2年に渡り社会課題テーマとして内閣府の「バイオ戦略」の内容と進捗状況を知るためのシンポジウムを開催してきた。来年度は引き続き「バイオ戦略」の進捗を学ぶとともに、「バイオ戦略」で挙げられている「2030年の実現に向けて目指すべき市場領域」に取り組んでいる企業から、取り組み内容や現状をご紹介いただく。

醸造技術の新展開-原料~醸造のこれから-

  • オーガナイザー:明石 貴裕(白鶴酒造)

これまでの醸造技術開発は品質、生産面の向上が主であり、香味成分の生成機序解明、有用微生物育種など、醸造工程の研究が活発であった。最近では科学技術の進歩により、醸造研究分野はさらに広がり、原料自体にも目が向けられている。また、商品性の向上として原料、産地へのこだわりが注目されており、地域性を訴求した取り組みも進められている。本シンポジウムでは、これからの醸造の新たな方向性となる取り組みを紹介したい。
 

食のおいしさの計測科学の現状と課題

  • オーガナイザー:林 圭(三和酒類)・児島 宏之(味の素)・今井 泰彦(野田産研)
            安原 貴臣(アサヒクオリティアンドイノベーションズ)

おいしさの技術は、消費者が食品を視認し実際に手に取り、摂取し、満足感を得るまでの一連のプロセスの成立まで幅広い議論がされている。そこでは、5感全てが考慮されており、生物工学や神経生理学等の自然科学的アプローチだけでなく認知科学や行動経済学等の社会科学的アプローチからも議論されるなど、食品産業にも大きな流れが生じている。
こうした背景を受け、おいしさの科学領域における産官学の第一人者をお招きし、現状と課題について議論をし、その認識を深め、日本の食文化と食品産業の発展への一助としたい。

⇒過去大会本部企画シンポジウム一覧はこちら

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Published by 学会事務局 on 22 12月 2020

【日本生物工学会100周年記念事業】
2021年 教育セミナー「培養技術勉強会」

盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。

産学連携委員会と培養技術研究部会では、生物工学会100周年記念事業の一つとして、教育セミナー 「培養技術勉強会」を以下の予定で開催いたします。セミナーはZoomによるWeb開催で2021年に4回にわたり行います。特に企業等にて実際に培養に関わっている方、これから実際に培養に関わりたい方で、培養工学を学び直したい会員を主な対象といたします。講師には、各分野の専門家や産業界で経験のある方々をお招きしております。講義終了後はWeb懇親会も開催します。

皆様のご参加をお待ちしております。

日時 

第1回:2021年3月9日(火)14:00~17:00 (終了しました)
第2回:2021年6月9日(水)13:00~16:00 (終了しました)
第3回:2021年8月3日(火)13:00~16:00 (終了しました)
第4回:2021年11月26日(金)13:00~16:00(終了しました)

プログラム

《第1回:2021年3月9日(火)14:00~17:00》(終了しました)

培養総論(実験室から工業生産まで) 
  ……………………片倉 啓雄(関西大学)

培養の実例(工業生産)
  ……………………神田 彰久(株式会社カネカ)

バイオ生産マネジメント(AI技術の活用)
コンボリューショナルデータを活用したバイオ生産AI制御システム
  ……………………笠原 堅(株式会社ちとせ研究所)

懇親会 17:00~
 

《第2回:2021年6月9日(水)13:00~16:00》(終了しました)

培養工学の基礎(回分・流加培養)
  ……………………堀内 淳一(京都工芸繊維大学)

培養の実例(アミノ酸発酵)
  ……………………中野 哲郎(山口県産業技術センター) 

培養計測(培養モニタリング)
  ……………………関根 誠(株式会社丸菱バイオエンジ)

懇親会 16:10~
 

《第3回:2021年8月3日(火)13:00~16:00》(終了しました)

培養工学の基礎(通気攪拌)
  ……………………黒澤 尋(山梨大学)

培養の実例(アミノ酸培養の実際)
  ……………………児島 宏之(味の素株式会社)

分離精製(ダウンストリーム・粗精製)
  ……………………長森 英二(大阪工業大学)

懇親会 16:10~
 

《第4回:2021年11月26日(金)13:00~16:00》(終了しました)

培養工学の基礎(連続培養・動物細胞培養)
  ……………………大政 健史 (大阪大学)

分離精製(膜・クロマト分離)
  ……………………勝田 知尚(神戸大学)

培養総論(未来展望・微生物ダークマター)
  ……………………青柳 秀紀(筑波大学)

懇親会 16:10~

 

申込み方法

1) 氏名、2) 所属、連絡先TEL/E-mail、 3) 会員番号、4) 会員種別を明記して、こちらの申込みフォームより、お申し込みください。

  • 当日受付は行いません。必ず事前登録をお願い致します(ただし、第1回セミナー申込時に全4回のセミナーを申し込まれた方は再登録不要)。
  • 第4回教育セミナー申込み受付期間:2021年10月11日(月)~2021年11月17日(水)(終了しました)
  • 第3回教育セミナー申込締切日:2021年7月27日(火)(終了しました)
  • 第2回教育セミナー申込締切日:2021年5月28日(金)(終了しました)
  • 第1回教育セミナー申込締切日:2021年2月25日(木)(終了しました)

参加費

正会員(賛助会員を含む):3,000円/回(税込)
学生会員:2,000円/回(税込)

  • 会員以外の方の参加はご遠慮ください。
    非会員の学生で参加希望の方は、正会員の紹介により参加可能です。)
  • 団体会員番号でのお申込みは受付けておりません。
    (個人会員番号、または賛助会員番号をご登録ください。)
  • お支払い方法:銀行振込またはクレジット決済
  • 本人以外の名義でお振り込みをされる場合は学会事務局までご連絡ください。
  • 事務局より入金確認の連絡はいたしません。
  • 領収書は振込控えをもって代えさせて頂きます。(ネットバンキングの場合は「送金情報」や「取引記録」を印刷して振込控えとして下さい。)
  • 参加費の請求書(見積書・納品書)は発行いたしません。通知メールをもって代えさせて頂く旨ご了承ください。
  • ZOOMのミーティング情報は、参加費の入金確認後、ご登録先メールアドレス宛にお知らせしました。
  • 期日までに入金が確認できない場合は、事前予約が無効になり、ZOOMのミーティング情報は送信されません。

問合せ先

公益社団法人 日本生物工学会
教育セミナー「培養技術勉強会」担当
E-mail:

 

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Published by 学会事務局 on 03 9月 2019

本部企画シンポジウム – 2019年度大会

第71回日本生物工学会大会(2019年9月16~18日、岡山大学にて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。

世界を目指す日本の酒類

  • オーガナイザー:堤 浩子(月桂冠)・山田 修(酒総研)・髙瀬 良和(霧島酒造)
    ⇒プログラム

日本の酒類の種類の輸出は量、金額ともに年々増加している。日本酒(SAKE)だけでなく、日本産のワイン、ビール、ウイスキーの品質向上のための技術開発や原料などの取り組みを続けている。その成果として、酒類は世界中で行われる酒類競技会で数々の賞に輝き、その実力が高く評価され、輸出額も大幅に伸張している。日本酒、日本ワインの固有品種の甲州なども地理的表示を取得し、世界を目指した日本の酒類についてのシンポジウムを開催したい。
 

持続可能な開発目標(SDGs)を生物工学にどう活用するか

  • オーガナイザー:安原 貴臣(アサヒビール)・児島 宏之(味の素)
            田口 精一(東農大)・髙木 忍・今井 泰彦(キッコーマン)
    ⇒開催報告pdf
    ⇒プログラム

このシンポジウムは、本学会の特徴である産学官の連携をさらに強化すること、また会長方針である「SDGsを念頭に置いた活動を強化する」に沿って、SDGsを軸に生物工学会として産学官で今後取り組むべき方向を提示したいと考える。なお、本シンポジウムは岡山大学からの協賛をいただいた上で、一般の聴講者も一定数受入れたいと考えている。シンポジウム前半では国内の一流の有識者による講演、後半ではパネルディスカッションを開催して、議論を通して生物工学技術の活用・貢献について考える機会とし、最終的にSDGsを軸とした社会実装に繋がる産学連携技術交流のきっかけとなることを目的とする。

共催:岡山大学
 

培養計測の最近のトピックス~スタートアップ企業による新たな取り組み~

  • オーガナイザー:富田 悟志(エイブル)・佐久間 英雄(丸菱バイオエンジ)
            今井 泰彦(キッコーマン)・児島 宏之(味の素)・安原 貴臣(アサヒビール)
    ⇒プログラム

幅広い生物の能力を生物工学的な手法で発揮させ、新たな価値創造につなげることが強く期待されている。また新たな測定手法の開発が新たな価値創造につながる。本セッションでは、培養技術、計測技術に焦点を当て、国内スタートアップ企業を中心にご紹介頂く。最先端の技術開発とその展開に関するディスカッションは幅広い事業展開を通じた商業的発展に向け、産学連携を介した公益につながることが期待される。

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Published by 学会事務局 on 15 10月 2018

本部企画シンポジウム – 2018年度大会

第70回日本生物工学会大会(2018年9月5~7日、関西大学にて開催)では、以下2件の本部企画シンポジウムを開催しました。

新しい農業と未来の食料のための生物工学《国際シンポジウム》

  • オーガナイザー:
    今井 泰彦(キッコーマン)・髙木 忍(ノボザイムズ ジャパン)・田口 精一(東農大)
    児島 宏之(味の素)・安原 貴臣(アサヒグループホールディングス)
    ⇒プログラム

人口増加に合わせて持続可能に食料を増産してゆくためには、高効率なスマート農業や、化石製品に頼らない新しい生物系農薬・肥料が重要となってくる。さらに限られた農地に代わり、気候変動の影響を受けにくい植物工場も益々発展すると思われ、そのための周辺技術開発も必要となる。一方、従来の作物に代わる水生植物の様な新たな食料の栽培や、人工肉(培養肉)開発への挑戦も進行中である。これらに関するトピックスを紹介し、持続可能な社会へ向けた産学連携による生物工学の方向性を考える機会を提供する。
 

工学が見出すエッセンシャル細胞培養~動物細胞培養の根本に工学はどう立ち向かうか~

  • オーガナイザー:
    河原 正浩(東大)・加藤 竜司(名大)・児島 宏之(味の素)
    ⇒プログラム

動物細胞培養は、次世代バイオ医薬品(抗体医薬や細胞医薬)の根幹を担う基盤であるが、さらなる高度な細胞培養を実現するには更なる工学的飛躍が強く求められている。現在も、多くの細胞培養を牽引するのは、歴史から受け継いだ容器、培地組成、モニタリング方法などの「常識」と「ブラックボックス」である。細胞を用いる産業の更なる発展には、現在の細胞培養の根幹に、工学のメスを入れる必要がある。本シンポジウムは、現在の最先端工学技術の観点から、いかに常識を覆す「新しい細胞培養」を工学が生み出せるか、その課題と可能性について議論する。

 

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Published by 学会事務局 on 18 4月 2017

本部企画シンポジウム – 2017年度大会

第69回日本生物工学会大会(2017年9月11~14日、早稲田大学にて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。

培養・計測技術の最前線

  • オーガナイザー:安原 貴臣(アサヒグループホールディングス)今井 泰彦(キッコーマン)
            佐久間 英雄(丸菱バイオエンジ)、富田 悟志(エイブル)
     
  • 開催日時:9月12日(火)15:30~17:30
    ⇒プログラム

幅広い生物の能力を生物工学的な手法で発揮させる技術や新たな生体モニタリング技術の発展がめざましい。本セッションでは、そのための培養技術、計測技術に焦点を当て、本技術領域での最近のトピックスを学術界および産業界の第一線のシンポジストから御講演いただく。最先端の技術開発とその展開に関するディスカッションは幅広い事業展開を通じた商業的発展に向け、産学連携を介した公益につながることが期待される。

醸造技術~もの造りの原点と将来

  • オーガナイザー:山田 修(酒類総研)、堤 浩子(月桂冠)
            髙瀬 良和(霧島酒造)、坂口 正明(サントリースピリッツ)
     
  • 開催日時:9月13日(水)15:30~17:30
    ⇒プログラム

近年、新たな醸造技術や商品開発が活発に行われている。そこで、本シンポジウムでは、あらためて清酒、ビール、焼酎、ワイン、醤油などの第一線の方々より、もの造りの原点としての醸造技術について、その原理や歴史、現在の課題や将来への展望などについてご講演頂くことにより、日本の醗酵産業を支える醸造技術の基本と現状について再確認する場としたい。これにより学術研究と産業界とを結び付けるための一助になればと期待している。

地球の未来資源に貢献する生物工学

  • オーガナイザー:今井 泰彦(キッコーマン)、安原 貴臣(アサヒグループホールディングス)
            田口 精一(東農大)
     
  • 開催日時:9月14日(木)9:00~11:00
    ⇒プログラム

現在の人類の繁栄は化石燃料をエネルギーとして利用することが契機となっている。しかし、急激に数を増やした人類が必要とする物の消費量・排出量はもはや、地球の生産・再生能力を超えたものとなり、現在では地球1.5個分の生産・再生能力が必要な状態にまでなってしまった。近い将来エネルギー資源の枯渇、食料の枯渇、多量に排出した温室効果ガスによる地球温暖化などが危惧されている。本シンポジウムでは、食料・エネルギー増産、そしてそれらを介する脱炭素社会や地域創生の研究例を紹介する。

 

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Published by 学会事務局 on 18 4月 2016

本部企画シンポジウム – 2016年度大会

第68回日本生物工学会大会(2016年9月28~30日、富山国際会議場-ANAクラウンプラザホテル富山にて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。

培養計測技術の最近のトピックス

  • オーガナイザー:児島 宏之(味の素)

微生物のみならず幅広い生物の能力を生物工学的な手法で発揮させ、産業利用につなげることが強く期待されている。そのための培養技術、計測技術の最近のトピックスを学術界および産業界の第一線のシンポジストから御講演いただく。最先端の技術開発とその展開に関するディスカッションは幅広い事業展開を通じた商業的発展に向け、産学連携を介した公益につながることが期待される。⇒プログラム


酒類製造における革新技術

  • オーガナイザー:堤 浩子(月桂冠)、安原 貴臣(アサヒグループホールディングス)
            髙瀬 良和(霧島酒造)、山田 修(酒類総研)

近年、消費者ニーズは多様化し、酒類醸造業界はそのニーズに対応した商品を開発している。商品開発において、日進月歩しながら醸造技術の開発が同時に行われている。本シンポジウムでは,清酒、ビール、焼酎、リキュールなどそれぞれの分野から今の醸造技術としてなくてはならない技術、新しい取り組みなどについて第一線のシンポジストからご講演いただく。発酵産業を支える技術として、若手会員の育成、産学連携を公益に繋がることが期待される。⇒プログラム

 

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Published by 学会事務局 on 22 2月 2016

【本部】第4回生物工学基礎教育セミナー

第4回生物工学教育セミナーは、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。

産業界の若手研究者・技術者を主たる対象として、基盤となる知の習得を目的に、「生物工学」(生物化学工学、応用微生物学など)の基礎教育セミナーを以下の要項にて開催いたします。企業に入社後数年が経過した若手研究者・技術者の学び直しの場としても、このセミナーをご活用ください。

第4回生物工学基礎教育セミナーでは、前回に引き続き、日本生物工学会創立90周年記念事業の一環として2013年9月に出版された『基礎から学ぶ生物化学工学演習』を教材にして、第2章「バイオキャタリストの特性」、第5章「バイオプロセスにおける単位操作」を中心に、執筆者等による講義と演習指導を実施いたします。また、産業界の著名な講師から、研究・生産現場で利用される、培養・計測技術、並びに単離・精製技術について最新の知見も含め、紹介いただきます。
プログラムはこちら

企業の研究現場、生産現場で働く若手研究者・技術者のみならず、新たな基盤知識を習得したい、今一度学び直したいと考えておられる方々の参加もお待ちしております。

  • 日時
    2016年5月13日(金) 10:00~17:00 (受付開始9:30~)
  • 場所
    サントリーワールドリサーチセンター
    (京都府相楽郡精華町精華台8丁目1-1)
    http://www.suntory.co.jp/company/research/swr/
     
  • 参加費 
    6,000円(税込、テキスト『基礎から学ぶ生物化学工学演習』代、昼食代込)

テキスト『基礎から学ぶ生物化学工学演習』を持参される方は、参加費4,000円となります。
参加費は当日お支払ください。請求書等は事前発行いたしません。領収書は当日お渡しいたします。
要テキストで申し込まれた方がキャンセルされた場合、後日テキストをお送りしますのでテキスト代のみお支払い下さい。

  • 意見交換会  2,000円(税込)17:00~
     
  • 定員
    60名(定員になり次第締め切ります)
     
  • 申込み締切
    2016年4月28日(木)
     
  • 申込み方法
    1) 氏名、2) 住所ならびに所属、連絡先TEL/E-mail、 3) テキスト『基礎から学ぶ生物化学工学演習』の要・不要、4) 意見交換会参加の有無、5) 会員種別を明記して、申込みフォームよりお申し込みください。
     
  • 問合せ先
    日本生物工学会事務局 産学連携活動担当
    E-mail: sangaku@sbj.or.jp

 

講演プログラム

  • 9:55~10:00 開会の挨拶…………坂口 正明(日本生物工学会 監事)
     
  • 10:00~12:00 
    『基礎から学ぶ生物化学工学演習』を教材とした講義と演習指導
      ……荻野 千秋(神戸大学大学院工学研究科応用化学専攻 准教授)
      
  • 12:00~13:00 昼食・休憩
  • 13:00~15:00 
    『基礎から学ぶ生物化学工学演習』を教材とした講義と演習指導
      ……長森 英二(大阪工業大学工学部生命工学科 准教授)
     
  • 15:20~16:40
    バイオプロセスエンジニアリングの現場
     ……佐久間 英雄(株式会社丸菱バイオエンジ 代表取締役専務)

生物工学の基礎を学んだ研究者、エンジニアのすべてではないが、いずれバイオプロセスによる物質生産の設備の新規構築、既設の運用などに従事する機会が訪れることがあると思われます。実験室で使われる機器の新規導入、実際の運用については、比較的機会が多いが中規模以上の設備になると自身の職業人生の中で、頻繁にあるわけもなく、経験の積重ねも限られたものになり種々の戸惑いが生じることがあります。プラント設備はおびただしい数、種類の機器、部品から構成されており、建設の過程では多くの異分野のエンジニアとの共同作業が発生します。醗酵工学を履修して、バイオエンジニアリング分野の業務に従事してきた演者の経験をお話することが、少しでも皆さまのお役に立てることを願っています。

  • 17:00~ 意見交換会

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Published by 学会事務局 on 16 9月 2015

本部企画シンポジウム – 2015年度大会

第67回日本生物工学会大会(2015年10月26~28日、城山観光ホテルにて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。

食品のおいしさを極める生物工学

  • オーガナイザー:今井 泰彦 (キッコーマン)、貝沼 章子(東農大)、松井 和彦(味の素)
            髙下 秀春(三和酒類)、坂口 正明(サントリースピリッツ)
            北川 泰(アサヒフードアンドヘルスケア)、池 道彦(阪大)

食品の「おいしさ」は食品が持つ大きな機能の一つであると考えられる。そして最近では、様々な手法により、身体の生理的変化、希求メカニズムの研究や、実際 の食品への展開を図る試みがなされている。この「おいしさ」の研究成果は製品(食品)に適用してはじめて価値を生み出せる、まさに産学官連携が必要な分野 である。そこで、食品の「おいしさ」に関わる研究について、最近の取組みを紹介してこの分野の研究と産学官連携の一層の活性化を図ることを目的とする。⇒プログラム


魅力ある商品を支える醸造技術

  • オーガナイザー:髙下 秀春(三和酒類)坂口 正明(サントリースピリッツ)
            貝沼 章子(東農大)、今井 泰彦 (キッコーマン)

発酵食品は、お客様の生活に潤いを与え、楽しく豊かな生活を実現するための一役を担っている。お客様に支持されている発酵食品(商品)には魅力があり、その 魅力を支えているのが醸造技術である。本シンポジウムでは、ものづくりの醍醐味も合わせて産業界のシンポジストからヒット商品に秘められた技術開発につい て講演していただく。産業界のニーズ把握の考え方については他業界にも参考になる。⇒プログラム
 


培養・計測技術はここまで来た!

  • オーガナイザー:安原 貴臣 (アサヒグループホールディングス)
            坂口 正明(サントリースピリッツ)、佐久間 英雄(丸菱バイオエンジ)
            富田 悟司(エイブル)、松井 和彦(味の素)
            北川 泰(アサヒフードアンドヘルスケア)

生物工学的手法によるモノづくりは培養計測・制御技術を中心とした手法を駆使し、商業的国際競争力を得て初めて社会に還元される。本シンポジウムでは、原点 に回帰し、培養・計測の新技術を学術界および産業界の第一線のシンポジストからご講演いただく。新技術と実用への課題および展開に関するディスカッション は、発酵産業の商業的発展に向け、産学連携を介した公益に繋がることが期待される。⇒プログラム


⇒過去大会 本部企画シンポジウム一覧はこちら

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Published by 学会事務局 on 16 9月 2015

本部企画シンポジウム – 2014年度大会

第66回日本生物工学会大会(2014年9月9~11日、札幌コンベンションセンターにて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。

-温故知新‐醸造物の機能性研究

  • オーガナイザー:髙下 秀春(三和酒類)、坂口 正明(サントリー酒類)、貝沼 章子(東農大)
            今井 泰彦(キッコーマン)

生活習慣病の増加に伴い、その予防のため、三次機能を有する食品の摂取が重要となっている。本来、食品には自然治癒力を高め、健康の維持・増進を行なう様々な機能性が認められており、最近の研究では、食品が有する生体防御、体調リズム調節、疾病予防及び回復といった三次機能に光が当たっている。本シンポジウムでは、日本の伝統的な発酵産業で培われてきた醸造物が有する機能性に関して、最新の研究に基づく情報を紹介したい。⇒プログラム


トータルバイオプロセスの効率化、サスティナビリティ

  • オーガナイザー:北川 泰(アサヒフードアンドヘルスケア)、松井 和彦(味の素)
            佐久間 英雄(丸菱バイオエンジ)、富田 悟志(エイブル)、石川 陽一(バイオット)

バイオインダストリーにおけるプロセス全体の効率化やサスティナビリティに関しては、従来から研究開発が進められている分野ですが、今後も更なる研究開発と 技術革新が必要とされ期待される重要な領域です。そこで今回は、プロセス全体についての効率化、サスティナビリティについて、現状技術の俯瞰と今後の方向 性について広く意見交換する場を持つことにより、参加して下さる皆様の一助にさせて頂く企画といたしました。⇒プログラム


食品のおいしさを極める生物工学

  • オーガナイザー:今井 泰彦(キッコーマン)、髙下 秀春(三和酒類)、坂口 正明(サントリー酒類)
            北川 泰(アサヒフードアンドヘルスケア)、松井 和彦(味の素)
            貝沼 章子(東農大)、池 道彦(阪大)

食品の「おいしさ」は食品が持つ大きな機能の一つであると考えられる。そして最近では、様々な手法により、身体の生理的変化、希求メカニズムの研究や、実際 の食品への展開を図る試みがなされている。この「おいしさ」の研究成果は製品(食品)に適用してはじめて価値を生み出せる、まさに産学官連携が必要な分野 である。そこで、食品の「おいしさ」に関わる研究について、最近の取組みを紹介してこの分野の研究と産学官連携の一層の活性化を図ることを目的とする。⇒プログラム

 

⇒過去大会本部企画シンポジウム一覧はこちら

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Published by 学会事務局 on 12 9月 2014

【本部】第3回生物工学基礎教育セミナー

第3回生物工学教育セミナーは、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。開催報告はこちら

日本生物工学会では、産業界の若手研究者・技術者を主たる対象として、基盤となる知の習得を目的に、「生物工学」(生物化学工学、応用微生物学など)の基礎教育セミナーを年に一度開催しております。企業に入社後数年が経過した若手研究者・技術者の学び直しの場としても、このセミナーをご活用ください。

第3回生物工学基礎教育セミナーでは、前回に引き続き、日本生物工学会創立90周年記念事業の一環として2013年9月に出版された「基礎から学ぶ生物化学工学演習」を教材にして、第5章バイオプロセスにおける単位操作の内容、バイオリアクターにおける殺菌・除菌、通気・撹拌、計測と制御、バイオプロダクトの分離・精製について、執筆者による講義と演習指導を実施いたします。また、産業界の著名な講師から、研究・生産現場で利用される、培養・計測技術、並びに単離・精製技術について最新の知見も含め、紹介いただきます。
プログラムはこちら

企業の研究現場、生産現場で働く若手研究者・技術者のみならず、新たな基盤知識を習得したい、今一度学び直したいと考えておられる方々の参加もお待ちしております。

  • 日時
    2014年11月28日(金)9:55~17:30味の素株式会社 川崎事業所 アクセスマップ
    (受付開始9:20~)
  • 場所
    味の素株式会社 川崎事業所
    本館4階 41会議室(川崎市川崎区鈴木町1-1)
    京急大師線鈴木町駅下車
    アクセスマップ
     
  • 参加費 
    6,000円(税込み、テキスト「基礎から学ぶ生物化学工学演習」代、昼食代を含む)

     

テキスト「基礎から学ぶ生物化学工学演習」を持参される方は、参加費4,000円となります。
参加費は当日お支払ください。請求書等は事前発行いたしません。領収書は当日お渡しいたします。
要テキストで申し込まれた方がキャンセルされた場合、後日テキストをお送りしますのでテキスト代のみお支払い下さい。

  • 定員
    60名(定員になり次第締め切ります)
     
  • 申込み締切
    2014年11月20日(木)
     
  • 申込み方法
    1) 氏名、2) 住所ならびに所属、連絡先TEL/E-mail、 3) 会員種別、4) テキスト「基礎から学ぶ生物化学工学演習」の要・不要を明記して、申込みフォームよりお申し込みください。
     
  • 申込み先
    日本生物工学会事務局 産学連携活動担当
    E-mail: sangaku@sbj.or.jp

 

講演プログラム

  • 9:55~10:00 開会の挨拶…………倉橋 修(日本生物工学会副会長)
     
  • 10:00~12:00 
    「基礎から学ぶ生物化学工学演習」を教材とした講義と演習指導
      ……中島田 豊 (広島大学大学院 先端物質科学研究科 分子生命機能科学専攻 教授)
      
  • 12:00~13:00 昼食・休憩
  • 13:00~14:00 
    「基礎から学ぶ生物化学工学演習」を教材とした講義と演習指導
      ……中島田 豊(広島大学大学院 先端物質科学研究科 分子生命機能科学専攻 教授)
     
  • 14:00~14:20  休憩
  • 14:20~15:50
    講演『最新の培養装置・計測装置とその開発方向性』  
     ……富田 悟志(エイブル株式会社)

近年、培養分野における計測の重要性が高まっている。その一因として蛍光式のpH、DO、DCO2センサーが ある。既存の電極式センサーが作用極と参照極の電位差を利用するのに対して、蛍光式は蛍光 の位相角や、励起光と蛍光のレシオ差を利用して測定するセンサーである。蛍光式センサーは狭い測定 範囲、高価格などの問題はあるものの非接触での測定により、新たな実験系が構築できる。本演題では、 最新の培養装置の紹介とともに、蛍光式センサーの測定原理やその用途、国産化に向けた取り組みに ついて紹介したい。

  • 15:50~17:20
    講演 『バイオ医薬品製造におけるダウンストリームプロセス』
     ……伊藤 隆夫(メルク株式会社 メルクミリポア事業本部)

バイオ医薬品の中でも近年注目されているモノクローナル抗体医薬品の製造プロセスに焦点をあて、培 養工程後のダウンストリームプロセスで利用される単離・精製技術を工程ごとに紹介する。細胞や夾雑 物と不純物を取り除き、目的物質の純度を高め高濃度化し原薬ができるまでの各ステップを、設備や 機器・デバイスの概要、工程で求められるポイント、スケールアップ手法などについて、最新のトレンドも踏 まえて解説する。

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Published by 学会事務局 on 25 11月 2013

【本部】第2回 生物工学基礎教育セミナー

第2回生物工学教育セミナーは大好評のうちに無事終了いたしました。開催報告はこちら

日本生物工学会では、産業界の若手研究者・技術者を主たる対象として、基盤となる知の習得を目的に、「生物工学」(生物化学工学、応用微生物学など)の基礎教育セミナーを年に一度開催しております。企業に入社後数年が経過した若手研究者・技術者の学び直しの場としても、このセミナーをご活用ください。

第2回生物工学基礎教育セミナーでは、日本生物工学会創立90周年記念事業の一環として2013年9月に出版された「基礎から学ぶ生物化学工学演習」を教材にして、バイオリアクション(微生物反応、酵素反応)における量論・速度論、バイオリアクターの設計、バイオプロセスにおける単位操作(通気・撹拌)について、執筆者による講義と演習指導を実施いたします。また、産業界の著名な講師から、ものづくりの現場における課題発掘と課題解決の経験談を講演いただきます。

企業の研究現場、生産現場で働く若手研究者・技術者のみならず、新たな基盤知識を習得したい、今一度学び直したいと考えておられる方々の参加をお待ちしております。
 

味の素株式会社 川崎事業所 アクセスマップ

  • 日時
    2014年2月24日(月)9:30~17:15 
    (受付開始9:00~)
  • 場所
    味の素株式会社 川崎事業所
    本館4階 41会議室(川崎市川崎区鈴木町1-1)
    京急大師線鈴木町駅下車
    アクセスマップ
  • 参加費
    6,000円(税込み、テキスト「基礎から学ぶ生物化学工学演習」代、昼食代を含む)
    参加費は当日お支払ください。請求書等は事前発行いたしません。領収書は当日お渡しいたします。
  • 定員
    60名(定員になり次第締め切ります)
     
  • 申込み締切
    2014年2月4日(火)定員に達したため受付を終了しました。
     
  • 申込み方法
    1) 氏名、2) 住所ならびに所属、連絡先TEL/E-mail、 3) 会員種別を明記して、申込みフォームよりお申し込みください。
     
  • 申込み先
    日本生物工学会事務局 産学連携活動担当
    E-mail: sangaku@sbj.or.jp

 

講演プログラム

  •  9:30~9:35 開会の挨拶…………倉橋 修(日本生物工学会副会長)
     
  • 9:35~12:00 
    「基礎から学ぶ生物化学工学演習」を教材とした講義と演習指導
      ……大政 健史(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授
                    兼 フロンティア研究センター教授)
      ……仁宮 一章(金沢大学 環日本海域環境研究センター 生物機能性材料研究室助教) 
      
  • 12:00~13:00 昼食・休憩
  • 13:00~15:30 
    「基礎から学ぶ生物化学工学演習」を教材とした講義と演習指導
      ……大政 健史(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授
                    兼 フロンティア研究センター教授)
      ……仁宮 一章(金沢大学 環日本海域環境研究センター 生物機能性材料研究室助教) 
     
  • 15:30~15:45 休憩
  • 15:45~17:15 
    講演 『医薬品としての微生物二次代謝産物の探索・工業化研究』  
     ……山下 道雄(アステラス製薬株式会社・ 元日本生物工学会副会長) 

発酵生産を伴う医薬品製造には、合成品とは異なる難しさがある。企業内研究者として、免疫抑制剤タクロリムス(FK506)、深在性抗真菌剤ミカファンギン(FK463)、抗がん剤FK228などの発見・開発・製造に係わり各種課題を克服した経験と学んだ事、さらにはプロジェクトを成功させるために私自身が選択した戦術・戦略・心掛けた事などを、次代を担う若手研究者にお伝えしたい。

 

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Published by 学会事務局 on 02 10月 2013

産学連携活動 – 産業界からの講師派遣の斡旋

学会と社会、地域との繋がりを深める市民講座やセミナー、或いは高校や大学等での 教育に産業界で活躍されている方々を講師として招聘することを検討されている場合、産学連携委員会にご相談いただければ講師候補者を紹介いたします。「醸造」、「培養・計測」に関する以下の講師リスト及びリストに記載された専門領域を参考に、希望される講演演題をご連絡いただければ、適切な講師を斡旋いた します。

リストにない専門領域の講師斡旋についても可能な限り対応いたします。

 

 

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Published by 学会事務局 on 02 10月 2013

産学連携活動 – 生物工学基礎教育セミナー(2012年~2016年)

日本生物工学会では、産業界の若手研究者・技術者を対象に、基盤となる知の習得を目的に、「生物工学」 (主に、生物化学工学、応用微生物学など)の基礎教育を年に一度開催しております。「生物工学」における著名な先生方に講師をお願いしております。企業に 入社後数年が経過した若手研究者の学び直しの場としても、このセミナーをご活用ください。→生物工学基礎教育セミナー講師一覧表

これまでの活動

 

 

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Published by 学会事務局 on 02 10月 2013

本部企画シンポジウム – 2013年度大会

2013年9月18日(水)から20日(金)に広島国際会議場で開催された第65回日本生物工学会大会では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。

ここまでわかった醸造微生物の特徴とその利用

  • オーガナイザー:後藤 奈美(酒総研)、西村 顕(白鶴酒造)
            髙下 秀春(三和酒類)、坂口 正明(サントリー酒類)

私 たち人間は、古くから酒類醸造や発酵調味料の製造に種々の微生物を利用してきた。私たちに馴染みの深いこれらの醸造微生物だが、実は意外な性質や特徴を 持っていることが明らかにされつつある。これまで気づかなかった性質を理解することで、これらの微生物のより高度な利用が可能になると考えられる。本シン ポジウムでは、各種醸造微生物の特徴とその利用について、基礎から最新の情報までを紹介したい。⇒プログラム

発酵ものづくり技術の最前線

  • オーガナイザー:松井 和彦(味の素)、佐久間 英雄(丸菱バイオエンジ)

も のづくりの生物学的プロセスにおいて、培養工程の制御の重要性は言うまでもない。過去3回年次大会で開催した培養と計測技術に関るシンポジウムを本年は発 酵ものづくり技術の最前線と題して実施する。網羅的な解析情報や代謝挙動を踏まえた微生物の培養工程制御にかかわる最新事例、膜分離技術の培養工程等への 応用、及びiPS細胞等の先端細胞培養技術について紹介いただく予定である。⇒プログラム


産学官連携によるイノベーション創造の成功事例

  • オーガナイザー:坂口 正明(サントリー)、松井 和彦(味の素)
            日野 資弘(アステラス製薬)、北川 泰(アサヒグループホールディングス)

企 業では、実用化技術、商品開発などによって、お客様ニーズに焦点を当てた総合的な活動を行っている。大学では、科学、技術的な課題を細分化し、原理・原則 の追求によって、発明・発見を行っている。お互いの立場を理解した上で共通課題を持ち、イノベーションを創造していきたい。今回は、産官学連携における事 業活動、オープンイノベーション、人材育成などにおけるニーズ起点の成功事例を紹介し、連携を推進するイマージネーションを高めることを目指す。⇒プログラム

 

⇒過去大会本部企画シンポジウム一覧はこちら

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Published by 学会事務局 on 06 8月 2013

【本部】第4回 生物工学産学技術研究会

盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。開催報告はこちら
⇒活動報告pdf

日本生物工学会では、第4回 生物工学産学技術研究会を2013年12月7日(土)に開催いたします。産業界ならではの「ものづくり」の実用化技術等をご講演いただきますので、多数のご参加をお待ち申し上げます。

第4回生物工学産学技術研究会は、同日9:00~17:24に開催される第20回日本生物工学会九州支部佐賀大会のプログラムとして開催いたしますので、第4回生物工学産学技術研究会に参加いただくには九州支部佐賀大会への参加が必要となります。参加される方は、当日生物工学産学技術研究会の講演会場前受付にて名前と所属をご記帳ください。
九州支部佐賀大会のプログラムは九州支部HPでご確認ください。
日時2013年12月7日(土)13:20~15:50
場所佐賀大学 農学部1号館 A会場(農学部大講義室)
本庄キャンパス:佐賀市本庄町1→アクセスマップ
参加費
  • 九州支部佐賀大会参加費: 一般2,000円、学生1,000円(税込、講演要旨集代を含む)
                    (生物工学産学技術研究会の参加費は無料)
  • ミキサー: 12月7日(土)17:30~19:00 
          佐賀大学かささぎホール (参加費無料)

講演プログラム

  • 13:20~13:25  
    開会のあいさつ……………倉橋 修(副会長)
     
  • 13:25~14:10 
    食酢の醸造法と課題~代謝工学による酢酸菌アセトイン生成系の解析~ 
    …………佐古田 久雄(マルカン酢株式会社 研究所主任研究員) 

食酢生産には江戸時代に考案された多くの醸造技術が生かされている。酢の生産技術の進歩に伴って、代表的な和食「すし」は日本の食文化として定着した。米酢等の醸造酢には、香気成分アセトインが少量含まれ、品質設計における重要な課題とされてきた。我々は、酢酸菌Ga.europaeusにおけるピリミジン生合成に関与する遺伝子pyrEを選抜マーカーとした遺伝子破壊系を構築し、アセトイン生成系の解析を行った。酢の歴史的背景と伝統的な酢造りとともに、代謝工学による異臭成分の低減技術を紹介する。
 

  • 14:10~14:55 
    バイオプロセス工学の立場から見た発酵工業の変遷   
    …………小山 洋介(味の素株式会社 イノベーション研究所 基盤技術研究所長)

1956年に発見されたグルタミン酸発酵菌を活用したアミノ酸発酵産業はそのグローバル化と共に拡大し、現在では400万トン/年の生産規模に達しています。その技術の根幹としてバイオテクノロジーを駆使した微生物の育種にスポットライトが当てられがちですが、その産業拡大を支えたバイオプロセス工学の立場からその変遷を紹介させていただきます。特に演者の携わったバイオリアクター、発酵制御技術、アミノ酸発酵菌種転換、原料ポートフォリオ、バイオリファイナリーへの展開について国内外の工場運営の観点を交えて紹介させていただきます。
 

  • 14:55~15:05  休憩
     
  • 15:05~15:50 
    むぎ焼酎「いいちこ」の発想と技術 
    …………下田 雅彦(三和酒類株式会社 専務取締役)

1979年発売以来、むぎ焼酎「いいちこ」について多くの技術課題に取り組んできた。その中で実用化した技術のきっかけとなった発想を4つに分類して紹介する。即ち、1.先行技術改善型、2.経験・知識集約型、3.論理積み上げ型、4.発想飛躍型である。これは日々頭を悩まし続けてきた結果このように解釈できるとまとめたものであり、重要なことは4つの発想法を意識的にバランスよく活用することと考えている。
 

 

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Published by 学会事務局 on 25 4月 2013

【本部】第3回 生物工学産学技術研究会

盛況のうちに終了しました。多数のご参加ありがとうございました。当日の様子はこちら
活動報告pdf

日本生物工学会では、以下のように第3回生物工学産学技術研究会を開催します。産業界ならではの「ものづくり」の実用化技術等をご講演いただきますので、多数のご参加をお待ち申し上げます。

 

  • 日時
    2013年7月12日(金)14:00~19:00
  • 場所
    味の素(株)川崎事業所 51・52会議室  味の素株式会社 川崎事業所 アクセスマップ
    (川崎市川崎区鈴木町1-1)
    懇親会:川崎事業所特別食堂(17:30~19:00) 
  • 参加費
    講演会: 無料  
    懇親会: 2,000円(税込)、学生:無料
  • 定員
    100名(定員になり次第締め切ります)
     
  • 申込み締切
    2013年6月21日(金)
    受付は終了いたしました。

講演プログラム

  • 14:00~14:05  開会のあいさつ
               …………倉橋 修(副会長)
     
  • 14:05~15:05 「腸内細菌研究と商品化」 
               …………澤田 治司(公益法人ヤクルトバイオサイエンス研究財団 理事長、
                              ヤクルト本社ヨーロッパ研究所 社長) 

ヤクルト中央研究所の腸内細菌研究の歴史、腸内細菌の検出技術の開発、プロバイオティクスと予防医学の実践、表在性膀胱がんの再発抑止効果、乳酸菌シロタ株による大腸癌抑制効果、未熟児へのビフィズス菌ヤクルト株の投与と壊死性腸炎の発症予防、潰瘍性大腸炎に対するビフィ ズス菌ヤクルト株の投与効果、胆道癌術後感染症のシンバイオティクスによる予防効果、救命救急医療現場におけるプロバイオティクスの利用等について商品開発に繋げる開発技術を紹介する。
 

  • 15:05~16:05 「培養スケールアップの経験談」   
                  …………小林 準次(エイブル (株) 開発部 技術顧問)

スケールアップとは、実験室規模で得られたデータを基に工業的生産規模に移す場合に生ずる種々の問題を検討することである。発酵槽のスケールアップ理論は一般に通気攪拌条件に重きが置かれているが、実生産現場ではその条件は物理的因子の一つにすぎない。長年スケールアップの職務に携わってきた経験を元に抗生物質の生産および動物細胞培養を例に挙げ、座学では学べないその培養スケールアップを経験談として紹介する。

  • 16:05~16:15  休憩
     
  • 16:15~17:15 「ライフサイエンス系企業における分析技術-おいしさ、そして、いのちへ-」 
                  …………鈴木 榮一郎(味の素 (株) 上席理事 イノベーション研究所)

“おいしさ”に関して、調味料生産に役立つ酵素や調理料用酵素の高機能化研究を紹介した上で、当社の分析技術の生い立ちに関する歴史的説明を行い、次いで“いのち”に関して、分岐鎖アミノ酸製剤LIVACTの効果を立証した酸化型アルブミン研究や米国での他社のヘパリン製剤事件での分析対応を紹介し、最後は、疾患スクリーニングサービスに資するアミノインデックス®や唾液プロテオミクス研究用途等の最先端分析技術を紹介する。


 

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Published by 学会事務局 on 20 3月 2013

本部企画シンポジウム・ワークショップ – 2011年度大会 

第63回日本生物工学会大会(2011年9月26日~28日、東京農工大学にて開催)では、本部企画として以下のシンポジウムとワークショップを開催しました。

酒類の食味成分研究の新展開〈シンポジウム〉

  • オーガナイザー:下飯 仁(酒総研)、坂口 正明(サントリー)、秦 洋二(月桂冠)

酒類においての香味は、その品質や特徴を決定する最も重要な要因である。昨年の本大会シンポジウムにおいては、まず酒類の「香り」に着目し、清酒、焼酎、ワイン、ビールなどの様々な酒類の香気成分研究の最新の研究成果を紹介していただいた。本年は酒類の「食味」をテーマとし、味覚と嗜好に関する基調講演や各酒類の最新の研究事例を発表していただき、酒類における食味の役割や今後の食味研究の発展について議論する。また昨年と同様各講演には、最先端の研究成果だけでなく、これまでの各酒類の食味研究の概論も加えて発表していただくこととし、分野外の研究者にとってもわかりやすい講演内容としたい。⇒プログラム
 

大規模ゲノム情報の生物工学へのインパクト〈シンポジウム〉

  • オーガナイザー:町田 雅之(産総研)、稲垣 賢二(岡山大)

次世代シークエンサーに代表されるように、ゲノム情報の生産と利用は新たな転機を迎えている。生物情報の爆発は単なる塩基配列に留まらず、発現、タンパク質、化合物など、あらゆる生物情報に及び、これらの情報の利用は、研究開発効率の大幅な向上をもたらすと同時に、有効に利用できないことは競争力の失墜を意味する。生物情報の効果的な利用には、ドライ(情報処理)とウェット(生物解析)の有機的な連携が必須であるが、有効に機能しているところは現在でも限られている。本シンポジウムでは、最も効果的な利用が期待できる発酵産業、化学産業などのバイテク産業に焦点を当て、これまでの成功例のポイントと今後の展開について議論したい。⇒プログラム

シーズ発表会〈ワークショップ〉

  • オーガナイザー:日野 資弘(アステラス製薬)、松井 和彦(味の素)、 奥村 康(鳥居薬品)

産官学それぞれの研究機関が保有している産業上未利用の技術シーズを公開していただき、その活用を図ることを目的としたものである。大学、公的研究機関をはじめベンチャー企業、民間企業の技術シーズが公開されオープンイノベーションが促進されるきっかけになることを期待している。 ワークショップとして開催する理由は、発表者はもちろん参加者も積極的に質疑応答に加わり紹介された技術シーズを様々な視点で捉え理解を深めその活用を促進することである。従って、質疑応答・意見交換の時間が多く取れるようにしたい。対象とするシーズは、昨年に引き続き本学会の基本である物質生産及びその周辺技術とした。具体的には、宿主/ベクター系、培養法、培地、精製法、装置、分析・解析技術、機器などである。⇒プログラム
 

培養工学におけるモニタリング・解析技術の進歩〈ワークショップ〉 

  • オーガナイザー:石川 陽一(エイブル)、奥村 毅(島津製作所)
            松井 和彦(味の素)、 飯島 信司(名大)

物づくりの生物的プロセスにおいて、計測や制御の重要性は言うまでもない。特に生産性の安定化・向上のみでなく品質管理という面でもその重要性が指摘されている。本ワークショップでは醗酵、動物細胞培養などにおける計測制御の新展開と将来の展望について討論する。⇒プログラム

 

⇒過去大会本部企画シンポジウム一覧はこちら

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Published by 学会事務局 on 11 12月 2012

【本部】第2回 生物工学産学技術研究会

盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。当日の様子はこちら
活動報告pdf

日本生物工学会では、以下のように第2回生物工学産学技術研究会を開催します。産業界ならではの「ものづくり」の実用化技術をご講演いただきます。多数のご参加をお待ち申し上げます。

 

  • 【日時】 2013年3月8日(金)13:00~17:00
     
  • 【場所】 サントリー山崎蒸溜所   サントリー山崎蒸溜所 アクセスマップ
    JR山崎駅、阪急大山崎駅より徒歩約10分
    (〒618-0001 大阪府三島郡島本町山崎5-2-1)
    TEL:075-962-1423

講演:13:00~15:10 セミナー室
工場見学:15:15~16:00
懇親会:16:00~17:00 セミナー室 

  • 【参加費】

講演会: 無料  
懇親会: 2,000円(税込)、学生:無料
      ⇒無料

  • 【定員】 100名
     

講演プログラム

  • 13:00~13:05  開会のあいさつ……………柳 謙三(副会長)
     
  • 13:05~13:45 
    「酒造りの技術を活かした新商品開発~ 機能性食品・化粧品原料~」 
      …………秦 洋二(月桂冠(株) 取締役総合研究所長) 

清酒醸造とは、酵母と麹菌の2種類の微生物を巧み操って、アルコール20%以上のお酒を造り上げる類稀なる「もの造り」である。我々はこの酒造りの技術を用いて、食品・化粧品など新しい分野の商品開発を進めている。麹菌が生産する機能性ペプチドの効能や麹菌酵素を用いた新規染毛料のバイオ生産など、酒造りの技術を活かした新商品開発について紹介したい。
 

 

  • 13:45~14:25 
    「醗酵産物由来医薬品の開発」   
      …………日野資弘(アステラス製薬(株)技術本部長付部長)

ペニシリン、セファロスポリンなどの抗生物質、高脂血症治療薬のスタチン類、タクロリムス、サイクロスポリンなどの免疫抑制剤、抗真菌剤のエキノキャンディン類など、醗酵産物から多くの画期的な医薬品が開発され、世界の人々の健康に貢献してきた。カビの一種であるColeophoma empetri F-11899の培養液から見出されたFR901379の誘導体、抗真菌剤ミカファンギンの開発を例に醗酵産物由来医薬品の開発を紹介する。
 

  • 14:25~15:05 
    「ウイスキーづくりの継承と革新」 
      …………輿水精一(サントリー酒類(株)・ブレンダー室チーフブレンダー)

日本で本格的なウイスキーづくりが始まって今年で90周年を迎える。その品質は今や世界の主だったウイスキーのコンペティションにおいて毎年高い評価を獲 得するまでに至った。ウイスキーの魅力、価値は樽で長期間熟成させることによって生まれる複雑で芳醇な味わいであろう。世界第一級のウイスキーづくりを目 指し、伝統的な製法のもつ優れた点を継承しながら、常に新しいことに挑戦し続けてきた弊社の酒づくりについて、本会では特に貯蔵、ブレンドを中心に紹介す る。

  • 15:05~15:10  閉会のあいさつ……………坂口正明



 

 

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Published by 学会事務局 on 22 11月 2012

【本部】第1回生物工学基礎教育セミナー

日本生物工学会の生物工学基礎教育セミナーは、産業界の研究者・技術者の人材育成を目的としています。本セミナーでは著名な先生方に学問の発展の道筋について実例を示しながら概説いただくと共に将来の進むべき方向についてお話しをしていただきます。最終章では、企業経営、風土革新についてのご講演をいただけます。

第1回は、「生物工学」などの基礎教育の有意義なカリキュラムを組んでおりますので皆様奮って受講ください。

日時 2012年12月10日(月)9:40~17:30  11日(火)9:50~17:00
場所 サントリー研修センター「夢たまご」(川崎市中原区今井上町57)
TEL: 044-739-3567
参加費 12,000円 (税込み、テキスト代、昼食代含む) 
参加費は当日お支払いください。請求書等は事前発行いたしません。
領収証は当日お渡しいたします。
定員 50名(定員になり次第締め切ります)
申込方法 1) 氏名、2) 住所ならびに所属、連絡先TEL/FAX/E-mail、3) 会員種別を明記して、学会事務局までFAXまたはE-mailをお送り下さい。
申込締切 2012年11月16日(金) ⇒延長しました  2012年11月26日(月)  
申込先 公益社団法人 日本生物工学会 事務局
TEL. 06-6876-2731  FAX. 06-6879-2034 
E-mail:

プログラム 12月10日(月)

  • 9:40~9:50  オリエンテーション
              ……日本生物工学会産学連携担当理事 坂口正明
     
  • 9:50~:12:00 「応用微生物学」
              ……東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 五十嵐泰夫
     
  • 12:00~13:00   昼食
     
  • 13:00~15:10 「応用生物化学」
              …… 早稲田大学理工学術院先進理工学部 教授 木野邦器
     
  •  15:10~15:20  休憩
     
  • 15:20~17:30 「生物化学工学」
              ……東京大学大学院工学系研究科 教授 長棟輝行  
     

 プログラム 12月11日(火)

  • 9:50~12:00 「遺伝子工学」
             ……東京農工大学工学研究院生命工学科 教授 養王田正文 
     
  • 12:00~13:00  昼食
     
  • 13:00~15:10 「生物プロセス学」
              ……名古屋大学大学院工学研究科 教授 飯島信司
     
  • 15:10~15:20 休憩
     
  • 15:20~17:00 「マーケティングとR&D部門の風土革新」
              ……関西外国語大学 教授・元サントリー(株)常務 丸山紘史

 

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Published by 学会事務局 on 24 10月 2012

本部企画シンポジウム – 2012年度大会

創立90周年記念第64回日本生物工学会大会では、2012年10月24日(水)~26日(金)に神戸国際会議場にて以下の4つの本部企画シンポジウムを開催しました。

醸造における品質へのこだわりとその製造技術

  • オーガナイザー:坂口 正明(サントリー)、秦 洋二(月桂冠)、西村 顕(白鶴酒造)
            後藤 奈美(酒類総研)

各メーカーの商品の付加価値は、こだわりの品質が支えております。その品質に関与している酒類メーカーの特徴的な製造技術を披露し、ものづくりや品質に対する考えを発表いただきます。⇒プログラム

 

持続可能なまちづくりを目指すバイオマスタウン構想

日本生物工学会創立90周年記念 第1回地域連携シンポジウム「持続可能なまちづくりを目指すバイオマスタウン構想」ポスター

  • オーガナイザー:新名 惇彦(奈良先端科学技術大学院大学)
            木田 建次(熊本大)、稲垣 賢二(岡山大)

全国で展開しているバイオマスタウン構想を俯瞰し、構想の実現に向け日本生物工学会が果たすべき役割等について議論を深めます。⇒プログラム
 

 

 

産学の研究・開発の現状と連携、学生への期待について

産学官の交流・共生のためには、お互いの研究・開発に対する考え方や現状を認識する必要があります。今回は、産学の指導的な立場におられる演者によって、各々の研究・開発の現状を紹介していただき、学生への期待を込めた提言を発表いただきます。⇒プログラム

  • オーガナイザー:柳 謙三(サントリー)、川面 克之(アサヒビール)、日野 資弘(アステラス製薬)
            坂口 正明(サントリー)

 

培養とそのダウンストリームプロセスの最前線

培養、スールアップ、計測、ダウンストリーム技術の進歩によって、その技術は、様々な産業に活用、実用化されております。その最新の研究や実用化の事例について講演いただきます。また、中国の発酵工業と発酵技術の現状についても紹介いたします。⇒プログラム

  • オーガナイザー:長棟 輝行(東京大学)、松井 和彦(味の素)石川 陽一(バイオット)
            佐久間 英雄(丸菱バイオエンジ)

 

⇒過去大会本部企画シンポジウム一覧はこちら

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Published by 学会事務局 on 03 7月 2012

産学連携活動 – 3. 教育活動

日本生物工学会第1回生物工学基礎教育セミナー

終了しました。多数のご参加ありがとうございました。

日時: 2012年12月10日(月)9:40~17:30  11日(火)9:50~17:00
場所: サントリー研修センター「夢たまご」(川崎市中原区今井上町57)

大学非常勤講師の斡旋

「醸造」、「培養・計測」に関する大学での講義を担当できる産業界で活躍している非常勤講師を斡旋させていただきます。


【お問い合せ】産学連携活動担当幹事 坂口正明 (サントリー酒類株式会社)
E-mail:   電話: 080-2262-8164

 

生物工学 基礎教育セミナー

生物工学 基礎教育セミナーでは、産業界の研究者・技術者の人材育成を目的として、「生物工学」(主に、生物化学工学、応用微生物学など)の基礎教育を行います。著名な先生が担当いたします。期間は、2日間。

 

現場実習・工場見学

リスト作成中

 

 

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Published by 学会事務局 on 03 7月 2012

産学連携活動 – 産学技術研究会

日本生物工学会の「産学技術研究会」では、産業界の立場からの学会運営を活性化する または 「ものづくり」技術の学へ浸透のために、実用化技術を中心にしたテーマで研究会を行います。

これまでの活動

 

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Published by 学会事務局 on 03 7月 2012

産学連携活動 – 2012年度大会 本部企画シンポジウムのご案内

創立90周年記念第64回日本生物工学会大会では、2012年10月24日(水)~26日(金)に神戸国際会議場にて以下の4つの本部企画シンポジウムを開催いたします。

1. 醸造における品質へのこだわりとその製造技術(本部企画)

各メーカーの商品の付加価値は、こだわりの品質が支えております。その品質に関与している酒類メーカーの特徴的な製造技術を披露し、ものづくりや品質に対する考えを発表いただきます。

  • 【オーガナイザー】 坂口 正明(サントリー)・秦 洋二(月桂冠)・西村 顕(白鶴酒造)・後藤 奈美(酒類総研)
  • 【日時・会場】10月24日(水)9:00~  3階 国際会議室

 

2. 持続可能なまちづくりを目指すバイオマスタウン構想(本部企画)

全国で展開しているバイオマスタウン構想を俯瞰し、構想の実現に向け日本生物工学会が果たすべき役割等について議論を深めます。

  • 【オーガナイザー】   新名 惇彦(奈良先端科学技術大学院大学)・木田 建次(熊本大)・稲垣 賢二(岡山大)
  • 日時・会場 10月24日(水)14:00~  5階 501

 

3. 産学の研究・開発の現状と連携、学生への期待について(本部企画)

産学官の交流・共生のためには、お互いの研究・開発に対する考え方や現状を認識する必要があります。今回は、産学の指導的な立場におられる演者によって、各々の研究・開発の現状を紹介していただき、学生への期待を込めた提言を発表いただきます。

  • 【オーガナイザー】   
    柳 謙三(サントリー)・川面 克之(アサヒビール)・日野 資弘(アステラス製薬)・坂口 正明(サントリー)
  • 日時・会場 10月25日(木)9:00~  3階 国際会議室

 

4. 培養とそのダウンストリームプロセスの最前線(本部企画)

培養、スールアップ、計測、ダウンストリーム技術の進歩によって、その技術は、様々な産業に活用、実用化されております。その最新の研究や実用化の事例について講演いただきます。また、中国の発酵工業と発酵技術の現状についても紹介いたします。

  • 【オーガナイザー】   
    長棟 輝行(東京大学)・松井 和彦(味の素)・石川 陽一(バイオット)・佐久間 英雄(丸菱バイオエンジ)
  • 日時・会場 10月26日(金)9:00~  5階 501

 

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Published by 学会事務局 on 03 7月 2012

産学連携活動 – 1. 本部企画シンポジウム

2024年度
第76回(東京)
2023年度
第75回(名古屋)
2022年度
創立100周年記念
第74回
(オンライン開催)
⇒詳細
2021年度
第73回
(オンライン開催)
⇒詳細
生物工学Webシンポジウム2020
⇒開催案内
2019年度
第71回(岡山)
⇒詳細
2018年度
第70回(大阪)
⇒詳細
2017年度
第69回(東京)
⇒詳細
2016年度
第68回(富山)
⇒詳細
  • 培養計測技術の最近のトピックス
  • 酒類製造における革新技術
2015年度
第67回(鹿児島)
⇒詳細
  • 食品のおいしさを極める生物工学
  • 魅力ある商品を支える醸造技術
  • 培養・計測技術はここまで来た!
2014年度
第66回
(札幌)
⇒詳細
  • -温故知新‐醸造物の機能性研究
  • トータルバイオプロセスの効率化、サスティナビリティ
  • 食品のおいしさを極める生物工学
2013年度
第65回
(広島)
⇒詳細
  • ここまでわかった醸造微生物の特徴とその利用
  • 発酵ものづくり技術の最前線
  • 産学官連携によるイノベーション創造の成功事例
2012年度
創立90周年記念大会
第64回(神戸)
⇒詳細
  • 醸造における品質へのこだわりとその製造技術
  • 持続可能なまちづくりを目指すバイオマスタウン構想
    (公開シンポジウム⇒詳細はこちら
  • 産学の研究・開発の現状と連携、学生への期待について
  • 培養とそのダウンストリームプロセスの最前線
2011年度
第63回(東京)

⇒詳細
〈シンポジウム〉
  • 酒類の食味成分研究の新展開
  • 大規模ゲノム情報の生物工学へのインパクト
〈ワークショップ〉
  • シーズ発表会
  • 培養工学におけるモニタリング・解析技術の進歩

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Published by 学会事務局 on 07 3月 2012

【本部】第1回 生物工学 産学技術研究会

盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒活動報告pdf

日本生物工学会では、2012年7月13日に第1回産学技術研究会を開催し、産業界ならではの「ものづくり」の実用化技術について講演いただきます。多数のご参加をお待ち申し上げます。

日時2012年7月13日(金)14:00~18:45  (懇親会は17:15~18:45) 
場所サントリー研修センター「夢たまご」大会議室(川崎市中原区今井上町57-2)
参加費講演会:無料 懇親会:2,000円(税込)、学生は無料
定員100名(定員になり次第締め切ります)
申込方法参加者は、原則として予め参加申込みして下さい。
1) 氏名、2) 住所ならびに所属、連絡先TEL/FAX/E-mail、3) 会員種別を明記して、学会事務局までFAXまたはE-mailをお送り下さい。
申込締切2012年6月15日(金)
申込先公益社団法人 日本生物工学会 事務局
TEL. 06-6876-2731  FAX. 06-6879-2034 
E-mail:

プログラム

  • 14:00~14:05 
    開会のあいさつ ………………  (副会長)柳 謙三
     
  • 14:05~15:05 
    「腸内細菌研究と商品化」…  (株)ヤクルト本社 中央研究所長 澤田 治司

ヤクルト研究所の腸内細菌研究の歴史、腸内細菌の検出技術の開発、プロバイオティクスと予防医学の実践、表在性膀胱がんの再発抑止効果、乳酸菌シロタ株による大腸癌抑制効果、未熟児へのビフィズス菌ヤクルト株の投与と壊死性腸炎の予防、潰瘍性大腸炎に対するビフィズス菌ヤクルト株の投与効果、胆道癌術後感染症のシンバイオティクスによる予防効果、救命救急医療現場におけるプロバイオティクスの利用について商品開発に繋げる開発技術を紹介する。
 

  • 15:05~16:05 
    「アミノ酸発酵」… 味の素(株)バイオ・ファイン研究所プロセス開発研究所長 児島 宏之

アミノ酸は食品、医療、飼料、香粧品等の広範囲に利用されている。工業的なアミノ酸の製造はほぼ百年の歴史を有している。現在では主に微生物を用いて発酵法により製造されている。アミノ酸の発酵法による製造はCorynebacterium属細菌を用いたグルタミン酸発酵に始まったが、代謝調節の知見の応用で多種類のアミノ酸が製造可能となった。バイオテクノロジーを応用したアミノ酸発酵の発展、新宿主による環境負荷の低減等の最近の進歩までを紹介する。
 

  • 16:05~16:55 
    「プレミアムビール」… サントリー酒類(株)ビール事業部商品開発研究部長 岡 賀根雄  

    ビールは人類最古の酒の一つであり、また世界で最も多く飲まれている酒である。大麦の生命現象としての酵素生成、生成酵素を用いた穀物成分の分解、酵母によるアルコール発酵という一連の伝統的なプロセスを経て醸されるビールは、植物と微生物の生命力の賜物である。近年の評価技術の進歩により、醸造プロセスの理解もかつてないほどに深まってきた。この古くて新しいビール醸造について、プレミアムビールを題材に紹介する。
     
  • 16:55~17:00 
    閉会のあいさつ ………………  坂口 正明

     
  • 17:15~18:45 懇親会   (於)研修センター 懇親会場

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