Published by 学会事務局 on 13 10月 2010
【研究部会】第1回学際的脂質創生研究部会講演会
日本生物工学会学際的脂質創生研究部会(前: 脂質工学研究部会)では、2011年1月28日(金)に第1回学際的脂質創生研究部会講演会を開催します。なお本講演会では、一般講演を募集します。⇒詳しくはこちら
日時 | 2011年1月28日(金)13:00~ |
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場所 | 京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホール |
Published by 学会事務局 on 13 10月 2010
日本生物工学会学際的脂質創生研究部会(前: 脂質工学研究部会)では、2011年1月28日(金)に第1回学際的脂質創生研究部会講演会を開催します。なお本講演会では、一般講演を募集します。⇒詳しくはこちら
日時 | 2011年1月28日(金)13:00~ |
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場所 | 京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホール |
Published by 学会事務局 on 13 10月 2010
主催:日本生物工学会学際的脂質創生研究部会(前: 脂質工学研究部会)
日時 | 2011年1月28日(金)13:00~ |
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場所 | 京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホール http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htm |
参加費 | 参加費2,000円(不課税)、懇話会費3,000円(税込み) ※学生はいずれも無料 |
定員 | 100名(先着順) |
参加申込方法 | E-mailまたはFAXにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記宛に。 懇話会参加の有無も必ずご記載ください。 ※お申込みいただいたお名前などの個人情報は、参加確認および今後の講演会ご案内以外の目的には使用いたしません。 |
参加申込先 | 〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩 TEL: 06-6963-8073 FAX: 06-6963-8079 E-mail: (昨年度からアドレスが変わりました) |
【一般講演】 15:50~
Published by 学会事務局 on 12 10月 2010
2010(平成22)年度臨時総会・評議員会を年次大会2日目(2010年10月28日)の昼食時に開催いたします。
会員各位多数ご出席下さいますようご案内します。
日時 | 2010年10月28日(木)12:00~13:00 |
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場所 | 2010年度大会 会議室(天蘭: 4F 多目的会場) ワールドコンベンションセンターサミット フェニックス・シーガイア・リゾート (〒880-8545 宮崎市山崎町浜山 TEL: 0985-21-1081) |
次第 |
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Published by 学会事務局 on 12 10月 2010
第63回(2011)日本生物工学会大会
実行委員長 養王田 正文
第63回日本生物工学会大会〈2011年9月26日(月)~28日(水)、 会場: 東京農工大学小金井キャンパス〉の一般シンポジウムを公募致します。多数の応募をお待ちしております。なお会場の関係から、申し込み多数の場合には実行委員会で選考いたしますことをご了承ください。
採択の結果と詳細については、1月中旬までにお知らせする予定です。また、シンポジウム講演者への謝礼を実行委員会がご用意することはいたしません。
シンポジウム 申込期間 |
2010年11月1日(月)~ 12月22日(水) 終了しました |
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申込方法 | 第63回日本生物工学会大会シンポジウム提案書
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申込先 | 〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16 東京農工大学 工学府生命工学専攻 養王田研究室内 第63回日本生物工学会大会 実行委員会事務局 FAX: 042-388-7479 E-mail: |
大会HP | https://www.sbj.or.jp/2011/ |
Published by 学会事務局 on 05 10月 2010
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 支部:九州 on 01 10月 2010
第17回日本生物工学会九州支部大会の開催日程が変更になりました。⇒詳しくはこちら
【変更後の日程】
【場所】 琉球大学 農学部(千原キャンパス:沖縄県中頭郡西原町千原1)
12月4日は翌日の那覇マラソンのため宿泊予約が取りにくい状況ですのでご注意ください。
なお、12月3日には、微生物の寄生・共生から探る伝統醸造の深淵研究部会主催のシンポジウム『沖縄から探る伝統的発酵における微生物の寄生・共生』を午後1時30分から同キャンパス内にて開催しますので、どうぞそちらもご参加ください。
Published by 支部:関西 on 30 9月 2010
日本生物工学会関西支部では2010年12月23日(木)に中高生と中高教員を対象にしたバイオサイエンス・セミナー「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2010」を開催します。⇒詳しくはこちら
日時: 2010年12月23日(木・祝) 13:00 ~ 16:50
場所: 大阪大学工学部応用自然科学科 U2棟
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 支部:関西 on 30 9月 2010
バイオサイエンス・セミナー「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2010」はは中高生と中高教員を対象にしたバイオテクノロジー実験講座です。バイオテクノロジーの面白さを知ってもらおうと関西地区の大学で研究を行っている若手の先生方、大学院生が工夫を凝らした実験を披露します。
本年度の「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2010」は、文部科学省科学研究費補助金(成果公開促進費)補助事業として開催します。これは、体験実験と環境に役立つバイオって何やろなどバイオテクノロジーの各テーマに関する講演を対話形式で行います(バイオ・カフェと呼んでいます)。
体験実験は、パン酵母を使った発酵実験を行う「とことん実験コース」とバイオテクノロジーに関係する簡単な実験を行う「いろいろ体験コース」(参加者は次のうち、計2つの実験を体験できます。A:邪魔な不純物を取り除こう!、B:固定化酵素でジュースからアルコールを作ろう!、C:抗体を使って抗原タンパク質を見つけよう!)の2つから選べます。くわしくは下記をご覧ください。
「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得ーバイオカフェ&ラボ2010」ホームページ
開催日時 | 2010年12月23日(木・祝) 13:00 ~ 16:50 |
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開催場所 | 大阪大学工学部応用自然科学科 U2棟 アクセスマップ⇒http://www.eng.osaka-u.ac.jp/ja/campusmap.html |
対象 | 中学2・3年生、高校1年生、小・中・高教員(教員は見学のみ) |
募集人数 |
(希望者多数の場合は先着順とさせていただきます。) |
申し込み締切日 | 11月30日(火) |
申し込み方法 | 参加のお申し込みは、下記6項目の必要事項をもれなく記入して、参加者ごとにE−メールで下記のアドレスへお申し込み下さい。 代表者が一括して申し込む場合は、参加者全員の必要事項を必ずご記入のうえ、E−メールでお申し込み下さい。 【必要事項】 E−メールのタイトルは必ず「バイオって何やろ」とする。
【参加形態に関する注意事項】 教員の参加形態は、原則として「見学」とさせていただきます。 生徒の参加希望が規定人数に満たない場合にのみ、実験に参加することが可能となりますので、予めご了承下さい。 ※12月10日までに、参加の可否をお知らせするメールが届かなかった場合は、E-mail: までお問い合わせ下さい。 |
申し込み・問い合わせ先 | 日本生物工学会 関西支部事務局 庶務担当 藤田 憲一 大阪市立大学大学院 理学研究科 生物地球系専攻 生体低分子機能学分野内 〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 29 9月 2010
日本生物工学会の微生物の寄生・共生から探る伝統醸造の深淵研究部会(略称:伝統発酵部会)では、2010年12月3日(金)にシンポジウム『沖縄から探る伝統的発酵における微生物の寄生・共生』を開催いたします。⇒詳しくはこちら
日時: 2010年12月3日(金)午後1時30分~
場所: 琉球大学農学部
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 学会事務局 on 29 9月 2010
日時: 2010年12月3日(金) 午後1時30分~
場所: 琉球大学工学部4号館111教室
盛会に終了しました。御関係の皆様、誠にありがとうございました。
Published by 支部:東日本 on 27 9月 2010
日本生物工学会東日本支部では、2010年11月5~6日に第5回 学生発表討論会を開催します。⇒詳しくはこちらから
日時: 2010年11月5日(金)13時~11月6日(土)13時
場所: 八王子セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)
学生の皆さんの参加をお待ちしております。
社会人、大学教員の皆様の参加も、もちろん歓迎いたします。近頃の学生に一言いいたいという方、奮ってご参加ください。
Published by 支部:東日本 on 27 9月 2010
(社)日本生物工学会東日本支部 主催
日時 | 2010年11月5日(金)13時~11月6日(土)13時 | ||||||||||||||||||||||||
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場所 | 八王子セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1) | ||||||||||||||||||||||||
開催趣旨 | 「研究室から飛び出よう!」
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募集人数 | 学生・一般合わせて 35名 (定員になり次第、締め切らせて頂きます。学生はできるだけ指導教員と一緒に参加されるようお願いいたします。人数に限りがありますので、広く交流を図る目的から学生さんはなるべく1研究室あたり2名程度までの申し込みにご協力下さい。学生単独での参加も可能ですが、必ず指導教員の許可を得てからお申し込みください。また、特許に係る情報を含むプレゼンテーションには対応できませんので、ご了承ください。) |
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内容 | プログラム予定
本セミナーは、二つのプログラムから構成されます。 <研究発表会> 参加学生全員に、自分の研究内容について発表していただきます。一度学会で発表したものや、まだデータが出ていないもの、全然うまくいっていないものでも構いません。発表時間は討論も含めて15~20分を予定していますので、研究室外の人にも実験の背景や状況などをわかりやすく説明できるようなスライド 10枚程度を用意してください。(PCはこちらでも用意いたしますが、持参等については申込後に確認します。) <自由討論会> 企業や研究所などで社会人として研究・開発に携わっている先輩方と、学生時代や現在の経験談、企業で必要とされる能力や研究の心得など様々なことについて、緊密かつ自由に語り合います。ふだんなかなか知ることのできない、企業人や大学教員の経験や知識に触れるチャンスです。 |
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参加申込 | 10月18日(月)までに、氏名、一般会員/大学教員/学生会員/学生非会員の別、所属、連絡先、TEL、E-mailを記入の上、件名を「第4回学生発表討論会申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。プログラム作成のため、学生の方には、参加申込締切後に簡単な要旨(500字程度)を作成して頂きますのであらかじめご承知おきください(要旨〆切は10月25日を予定)。 | ||||||||||||||||||||||||
参加費 | 参加費の支払は、当日受付時にお願いいたします。 学生会員2,000円(不課税)、学生非会員3,000円(税込み) 一般会員・・・大学教員10,000円(宿泊代・夕朝昼食込・不課税) 大学教員以外の一般会員は参加費は無料ですが、研究発表会において学生の発表に対する様々な視点からのご指摘をお願いします。また、事前に学生から募集した質問を自由討論会で披露しますので、それに対する積極的なアドバイスをお願いします。定員に限りがありますので、下記申し込み先まで早めにお問い合わせください。 |
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申込先 | 日本生物工学会東日本支部 第5回学生発表討論会 担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部) E-mail: |
Published by 学会事務局 on 27 9月 2010
日本生物工学会は公益法人化に伴い、会員の皆様のお役に立てる学会をめざして改革を進めています。その一環として、学会とそれを構成する各種会員の相互の連携と取り組みにより、会員それぞれが活性化し、ともに発展できるような新たなアプローチを模索しています。
「賛助会員のページ」は、こうした考えに基づき企画したもので、賛助会員企業に自社のアクティビティや社会活動を発信していただき、大学や研究機関ではそれを新たなイノベーションや公益活動にフィードバックしていただくことを希望しています。
和文誌編集委員会
Published by 学会事務局 on 27 9月 2010
生物工学会誌 第88巻 第9号
山田 靖宙
はじめに身の上話からすると、私は神戸で生まれ西宮市で育ち、六甲山脈を毎日眺めて小学、中学時代を過ごした。自然環境がよく、我が家の周りは水田、貯水池があり、それをつなぐ水路があり、フナ、モロコ、ドジョウ、ウナギも獲れた。昆虫もカブトムシ、クワガタ、多種類のカミキリムシ、蜂も採集できた。初夏には蛍が多数みられ蛍狩りをして遊んだ。夏は香櫨園の浜に出かけメゴチ、ハゼ釣りなど豊かな自然を楽しむことができた。現在の環境は神戸淡路大震災以後大変容し、池は埋め立てられ、畑は集合住宅になり、海岸はコンクリート護岸されている。
中学2年生のとき父親の転職で東京に移り中学、高校、大学は東京で卒業した。千代田区に居住したが昭和20年代の東京都内の自然環境の悪さにはゴミ処理システムを含めて驚いた。都心の下水は完備していたが千代田区を貫く神田川は、排泄物を東京湾に運び、廃棄する船が通い糞尿臭を撒きちらしていた。生物系を目指し、東京大学農学部を卒業、同大学院博士課程を終え、助手を6年務めた。この間有機合成化学を専攻した。
大学紛争が始まり収まった後1970年に大阪大学工学部醗酵工学科に助教授として赴任した。ちなみに大学紛争はフェーズ遅れで京大を経て阪大にも及び、私は東京、大阪でゲバ棒の襲撃を体験した。当時の北千里の阪大キャンパス付近は万博会場に近く、活気にあふれ、会場来訪者で交通渋滞多発地点であった。日本の景気も良く建築ブームの時代であった。
所属研究室の岡田弘輔教授は酵素工学の専門家であり生物有機化学専門の私に酵素の化学修飾の課題を、学科主任の照井堯造教授は放線菌の抗生物質誘導因子の分離構造決定の課題を下さった。いずれの課題もやりがいのある対象で、特に放線菌抗生物質誘導因子(autoregulator)は1999年の退官に至るまでの私のメインテーマになり多くの共同研究者の寄与により成果を挙げることができた。また多数の卒論生、大学院生、ポスドクの研究論文課題となった。
時代とともに本学会の名称は大阪醸造学会、日本醗酵工学会、日本生物工学会と変化してきた。その間、本学会が関わる分野では分子生物学、遺伝子工学などの 手法が駆使されるようになり、私の研究対象である放線菌抗生物質誘導因子の作用機構なども遺伝子レベルで解明することができた。研究手段が進歩し、精緻になるにつれ、それにかかる試薬、装置、人件費などの費用は莫大なものになり、文部科学省の科研費は干天の慈雨であった。
さて、これらの研究成果がどれだけ日本産業に貢献したのかは定かではないが、現政権下の事業仕分けから判断するとどうであろうか。面白い研究成果ですね。しかしそれはどんな役に立つのですか? と聞かれると大学の研究者としては、成果は研究論文として国際誌に投稿しています。引用もよくされていますとしか答えられない。1980年に1年間のアメリカ留学の機会を与えられ、Stanford 大学Barry Sharpless教授(2001年ノーベル化学賞)の研究室に滞在し、工業的に役に立つ不斉合成反応を追求する姿勢を学んだ。その視点から私の当時の実用的な研究成果としてはむしろ費用のかからない有機合成と微生物酵素を併用した簡単な有用天然物の不斉合成法や新規酵素の開発があげられると思っている。
大阪大学を定年退官後は広島県福山市の私学福山大学に8年間勤務した。ここで私学と国立大学の学生の違いを痛感した。福山大学は研究も重視し、優れた教員を多数抱えていたが在職期間8年間における入学生の資質の低下は著しく、少子高齢化の日本の縮図が顕著に見られた。これからの我が国の自然科学系分野の人材育成は初等教育から見直すべきであろう。
著者紹介 大阪大学名誉教授
Published by 学会事務局 on 21 9月 2010
事前参加申込みの受付を終了いたしました。多数のお申込みありがとうございました。
講演要旨集と参加章(懇親会参加章)は入金確認が終わり次第、9月25日以降に順次発送する予定です。
お支払い期限(9月25日)を過ぎても入金確認がとれない場合は、事前予約は無効になり、講演要旨集、参加章は送付されません。2010年度大会への参加を希望される方は、当日大会受付にて当日料金をお支払いください。
大会参加費(講演要旨集を含む) | 懇親会費 | |||
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予約 | 当日 | 予約 | 当日 | |
正会員 | 10,000円 | 12,000円 | 8,000円 | 10,000円 |
学生会員 | 6,000円 | 8,000円 | 4,000円 | 5,000円 |
非会員 | 14,000円 | 16,000円 | 10,000円 | 12,000円 |
(大会参加費: 正会員・学生会員は不課税、非会員は消費税を含む)
Published by 学会事務局 on 15 9月 2010
和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。本日(9月15日)、第4回「第62回日本生物工学会大会 10月27~29日に宮崎市で開催」が掲載されました。
⇒掲載記事:「第62回日本生物工学会大会 10月27~29日に宮崎市で開催」
次回は、10月20日(水)掲載予定です。
※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
Published by 学会事務局 on 14 9月 2010
生物工学若手研究者の集い2010年度総会・交流会の参加申込み締切を延長しました。
申込みを希望される方は、10月4日(月)までに、氏名、一般 / 学生の別、所属、連絡先 (E-mail、TEL)をご記入の上、E-mailでお申し込みください。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 学会事務局 on 14 9月 2010
学会ホームページ、大会ホームページが稼動します www.sbj.or.jp サーバーの引越に伴い、以下の時間サーバーを停止させて頂きます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。
<サーバー停止日時>
2010年10月2日(土) 9:00~18:00
上記期間中も英文誌Journal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(EES)および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。
Published by 支部:関西 on 09 9月 2010
日本生物工学会関西支部では2010年11月26日に第98回醗酵学懇話会を開催します。⇒詳しくはこちら
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 支部:関西 on 09 9月 2010
標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので、多数ご参加下さい.
「菩提もと清酒の復活」(奈良県工業技術センター)松澤 一幸
「奈良八重桜から分離した花酵母で造った爽やかな旨味の清酒」(奈良女子大学理学部)岩口 伸一
〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
(社)日本生物工学会 関西支部庶務担当
藤田 憲一
Tel: 06-6605-3163 Fax: 06-6605-3164
E-mail:
奈良県工業技術センター 松澤 一幸
室町時代、日本酒は寺院で競って造られ清酒醸造技術が大躍進した。寺院で造られたお酒は僧坊酒とよばれ 1. 酒母の製造技術 2. 原料処理技術 3. 大量製造技術 4. ろ過技術 5. 加熱殺菌技術など、現在の清酒造りにおいて重要な技術が開発された。酒母の原形である「菩提もと」は、奈良県菩提山正暦寺で創製され全国に普及したが大正時代に途絶えたとされていた。そこで「菩提もと」を復元するため研究に着手し、科学的にそのメカニズムを解明することにより商品化に至った。本講演では、菩提もと復元のプロジェクト(記録映画)を紹介するとともに、菩提もとのメカニズムについて概説する。
奈良女子大学理学部 岩口 伸一
奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)から分離した酵母を用いて発酵食品の開発を行う「奈良八重桜プロジェクト」が平成18年に発足した。本プロジェクトの一つとして、奈良女子大学の学章、奈良県花、奈良市花に用いられている日本古来の奈良八重桜から酒酵母を分離した。桜から酒酵母を分離する試みは、これまでにもいくつかの大学、県で試みられているが、そのほとんどがソメイヨシノに由来するものである。分離株は、高い有機酸と芳香の生成能など協会酵母にはない際だった特徴を有している。この酵母を用いて製造した清酒「奈良の八重桜」は、これまでの日本酒と趣の異なる爽やかなワイン風味のものと評されている。本講演では、清酒「奈良の八重桜」の開発プロジェクトについて紹介する。(生物工学会誌 第87巻、第7号 「大学発!美味しいバイオ」関連記事掲載…奈良八重桜から分離した花酵母でつくった爽やかな旨味の清酒)
Published by 学会事務局 on 09 9月 2010
主催:第1回国際anammoxシンポジウム組織委員会
共催: 日本生物工学会ほか
日時 | 2011年5月19-20日 |
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会場 | 熊本大学工学部100周年記念館 |
論文募集 (要旨募集要項) |
1) Partial Nitritation |
提出期限 | 2010年12月20日 |
提出方法 | 郵送又はE-mailで下記まで提出下さい。 〒860-8555 熊本市黒髪2丁目39-1 熊本大学大学院自然科学研究科複合新領域科学専攻 古川 憲治 E-mail: |
採用通知 | 2011年1月31日頃 |
フルペーパー提出期限 | 2010年3月31日 |
参加費 | 【一般】 20,000 円(2011年1月31日までの登録) 25,000 円(2011年1月31日以降の登録) 【学生】 10,000 円(2011年1月31日までの登録) 15,000 円(2011年1月31日以降の登録) |
問合せ先 | 第1回国際anammoxシンポジウム(IANAS 2011)組織委員会事務局 (担当:斉藤、佐藤) Tel: 096-342-3544 Fax: 096-342-3507 E-mail : |
URL | http://www.civil.kumamoto-u.ac.jp/suishitu/ianas2011/index.htm |
Published by 学会事務局 on 01 9月 2010
2010年11月13日(土)に、2010年度日本生物工学会技術セミナー「お酒の酵母だけが酵母じゃない-いろんな酵母の得意技-」(本部・西日本支部共催)が開催されます。⇒詳しくはこちら
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 支部:西日本 on 01 9月 2010
酵母といえば清酒酵母、ワイン酵母、ビール酵母やパン酵母などが古くからお酒や身近な食品の発酵に利用されてきました。また、この酵母サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)は遺伝学や分子生物学の研究にも世界中で活発に利用され「究極の細胞」とも呼ばれています。もしかすると多くの研究者は、かつて私がそうであったように、サッカロミセスを材料にすれば、どの生物より早く、何でもできると考えているかも知れません。事実、真核生物で最初に6000個もの全遺伝子が解明され、遺伝子破壊などありとあらゆる遺伝子操作が可能となっています。サッカロミセスは知名度の高いスター選手といえます。
しかし、今一度、種の多様性に思いをめぐらしてみますと、サッカロミセスも単に酵母の一種であることに変わりはありません。どんな生き物にも得手不得手があるものです。生物工学とは生き物の得意な技を見つけて伸ばしてやる学問かもしれません。
本技術セミナーでは、様々な酵母に登場していただきます。それぞれの酵母は得意技を持っています。各選手(酵母)の得意技をコーチ(ご講演研究者)から解説していただけば、スター選手をしのぐまぶしい魅力に取り憑かれるはずです。本技術セミナーが様々な酵母の姿とその可能性を堪能できる機会となれば幸いです。
(西日本支部長 赤田 倫冶)
日時 | 2010年11月13日(土) |
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場所 | 福山大学社会連携研究推進センター(宮地茂記念館) 福山市丸之内1丁目2番40号(福山駅北口正面、徒歩1分) |
参加費 | 無料 |
懇親会費 | 一般6,000円(税込み)、学生2,000円(税込み) |
申込み方法 | 懇親会への出席希望の有無、連絡先を明記の上、E-mailまたはFAXにて下記までご連絡ください。 |
申込み先 | 日本生物工学会西日本支部事務局(山口大学工学部内) E-mail: |
問合せ先 | 赤田 倫治 (西日本支部長) E-mail: TEL: 0836-85-9292 |
主催: 日本生物工学会、日本生物工学会西日本支部
共催: 日本農芸化学会中四国支部
Published by 学会事務局 on 26 8月 2010
►JBB Vol. 110 No. 2 目次(PDF)はこちら
Published by 学会事務局 on 26 8月 2010
生物工学会誌 第88巻 第8号
古川 謙介
21世紀がスタートして10年になる。新ミレニアムを契機にさまざまな分野で期待を込めた予言、予測がなされた。生命工学に対する未来技術予測も例外ではない。20世紀には科学技術の分野で画期的な発明発見が行われた。現在、我々が享受している生活の多くは20世紀の発明発見によって恩恵を被っている。1903年ライト兄弟による飛行機を皮切りにビタミンの発見、抗生物質、超伝導、合成繊維、コンピュータ、DNA二重らせん構造、トランジスタ、有人宇宙飛行、人類の月着陸、遺伝子組換え技術、スペースシャトル、インターネット、クローン羊など、取捨選択に困るほどである。翻って21世紀には何が発見、発明され、どんな生活が可能になるのだろうか。
1973年、遺伝子組換え技術が世の中に登場して間もなく米国議会はこの技術が産業に及ぼす可能性について調査した。“Impacts of Applied Genetics”の調査書が作られ、我が国では「遺伝子工学の現状と未来」と題して家の光協会から出版された。当時この本を読んで筆者は衝撃と大いなる興味をもった。35年経った今日、これを読み返すとすこぶる興味深い。当時、米国を中心とする学者が予想したことが現在、何がどれほど達成されているのかを検証することは予測に比べて気軽な作業ではある。早々に実現したもの、今後も実現しそうにないものなど、さまざまである。
現在、筆者の大学で1年生を対象にバイオテクノロジー論なる授業を行っているが、2000年に文科省が行ったライフサイエンス分野の未来技術予測調査を紹介している。これは我が国の学者の予言をまとめたものだが、学生と一緒にその実現性を議論し、検証するわけである。この中から筆者の興味でいくつか拾いあげてみたい。50種以上の有用動植物の全ゲノム構造解明(2009年)、タンパク質の構造から生物活性と機能ドメイン予測(2012年)、藻類によるバイオ燃料の生産(2014年)、生分解性プラスチックが全世界のプラスチック生産の過半数、遺伝子組換え農作物が社会的理解を得て普及(2015年)、花粉症やアトピー性などの解明が進み完全治療(2016年)、アルツハイマー病の進行阻止が可能(2017年)、空気中の窒素固定能をもつ作物の開発、砂漠化防止のための耐乾燥性・耐塩性植物の実用化(2018年)、そううつ病の原因解明(2019年)、宇宙空間での生物の飼育・栽培技術の開発(2020年)、生命起源の分子機構が解明(2025年)、生物進化の機構が解明され、実証試験(2028年)などなどである。予想の根拠は不明だが、希望的項目も混在しているようである。
科学技術の進展の裏で負の遺産も急速に増えた。生命は36億年前に誕生したが、20世紀後半からの生物圏の環境悪化は急速だ。ホモサピエンスは67億に増え、このまま増加が継続すれば近未来の更なる環境悪化、食糧とエネルギー不足は自明である。21世紀は科学技術によってもたらされた負の遺産を減らす方向に向かうことを期待したいが、ホモサピエンスの飽くなき欲望との戦いになるのであろう。医学の発達により人類の寿命が延びた。日本発のiPS細胞は2006年、世界で初めてつくられた。分化能と自己複製能をもつこの人工多能性幹細胞は、今後どのように利用されるのであろうか? 傷んだ臓器部品を交換することで病気を治し、寿命を延ばすことが可能になるであろう。しかし、それは自然の摂理に反していないだろうか? 人類にとって真に幸福なことであろうか?
オバマ米大統領は最近(2010年4月)、2030年代半ばまでに、火星の有人周回を目指すことを表明した。隣の中国上海では華々しく万国博覧会が開催されている。科学はミクロとマクロに向かって、未知への挑戦を続けている。現代人は往々にして日々の生活に追いまくられ、目先のことを片付けるのに汲々としがちだが、時には夜空を見て、頭から雑念を取り払って未来(技術)を瞑想したいものである。若い時に瞑想したことをメモにとって10年後、20年後に自身で検証することは楽しい作業であろう。
著者紹介 別府大学教授, 九州大学名誉教授
Published by 学会事務局 on 24 8月 2010
関連学会である日本乳酸菌学会が,設立20周年を記念したシンポジウムを開催致します.
国内・海外の著名な先生方の講演が企画されております.みなさま奮ってご参加ください.
テーマ: 進展する乳酸菌研究 - 今後の応用と可能性を探る -
開催日: 2010年11月19(金)、20日(土)
会場: 北里大学 薬学部コンベンションホール
住所: 〒108-8641 東京都港区白金5-9-1
03-3444-6161(代)
備考: http://www.kitasato.ac.jp/access/sirokane/index.html
プログラム・参加申し込み方法についてはこちらまで.
Published by 部会:メタボロミクス on 24 8月 2010
日本生物工学会メタボロミクス研究部会主催
超臨界流体バイオテクノロジー研究会共催
オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき、実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として、下記講習会を開催させていただきます.
日時: 2010年11月12日(金)10:00 ~11月13日(土)17:00
場所: 大阪大学大学院工学研究科 生命先端工学専攻 化学系C2棟C2-211
講習内容(予定)
10:00~10:30 オリエンテーション
10:30~12:00 イントロダクション講義
12:00~13:00 昼食
13:00~15:00 実習講義:試料調製法、分析法、データ解析法
15:00~15:30 休憩
15:30~17:00 実習 第1クール(3つのグループに分かれて、GC-MS、LC-MS、FT-NIRについてそれぞれを体験する)
10:00~12:00 実習 第2クール
12:00~13:00 昼食
13:00~15:00 実習 第3クール
15:00~15:30 休憩
15:30~17:00 ディスカッション
参加費: 無料
募集定員: 若干名
申し込み方法: タイトルに「2010メタボロミクス講習会参加希望」と題記し、氏名、所属を明記し、 E-mail にてお申し込みください。
(申し込み先)
大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻 福崎英一郎
E-mail:
Published by 学会事務局 on 19 8月 2010
2010年度 スローフード微生物工学研究部会 運営委員名簿 50音順
秋田 修 (実践女子大学生活科学部)
石井 正治 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
柏木 豊 (東京農業大学応用生物科学部)
北垣 浩志 (佐賀大学農学部)
北本 勝ひこ (東京大学大学院農学生命科学研究科)
木村 啓太郎 ((独)農研機構・食品総合研究所)
古林 万木夫 (ヒガシマル醤油(株)研究所)
五味 勝也 (東北大学大学院農学研究科)
下飯 仁 ((独)酒類総合研究所)
中島 春紫 (明治大学農学部)
橋爪 克己 (秋田県立大学生物資源科学部)
秦 洋二 (月桂冠(株)総合研究所) 部会長
本年度から橋爪先生、木村先生、北垣先生に新たに運営委員に加わっていただきました。本年度もどうぞよろしくお願いします。
Published by 学会事務局 on 19 8月 2010
スローフード微生物工学研究部会では、下記のシンポジウムに協賛します。ぜひご参加をお願いします。
日本食品科学工学会 第57回大会 東京農業大学 世田谷キャンパス
2010年9月2日(木) 15時15分~17時35分
B1.「醸造麹菌の食品利用への新たな展開」
世話人:柏木 豊 (東京農業大) 、竹内道雄(東京農工大)
Published by 学会事務局 on 18 8月 2010
和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。8月18日に、第3回「天然甘味成分の生産と創薬資源」が掲載されました。
⇒掲載記事:「天然甘味成分の生産と創薬資源」(PDF)はこちら
次回は、9月15日(水)掲載予定です。
※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
Published by 学会事務局 on 10 8月 2010
8月6日(金)に、第62回日本生物工学会大会(2010)のポスター発表者、シンポジスト宛に演題番号および、講演場所・日時のお知らせメールを配信いたしました。メールが届いていない方は、下記ウェブ受付係までお問い合せください。
【大会ウェブ受付係】
株式会社ダイナコム
E-mail:
Published by 支部:九州 on 06 8月 2010
日本生物工学会九州支部では、2010年10月30日(土)に市民フォーラム「発酵微生物が切り開く新しいバイオテクノロジー」を開催します。学会員以外の方、一般市民の方も歓迎しますので奮ってご参加ください。⇒詳しくはこちら
日時: 2010年10月30日(土)13:00より
場所: 宮日会館11階ホール(宮崎市高千穂通1-1-33)
Published by 支部:九州 on 06 8月 2010
主催: 日本生物工学会・日本生物工学会九州支部
平成22年度 科学研究費補助金(研究成果公開促進費)「研究成果公開発表(B)」補助事業
日時 | 2010年10月30日(土)13:00より |
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場所 | 宮日会館11階ホール(宮崎市高千穂通1-1-33) |
プログラム | 13:00~13:05 開会の挨拶 会長 飯島 信司 【講演】
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参加費 | 無料 |
問合せ先 | 〒889-2192宮崎市学園木花台西1-1 宮崎大学農学部応用生物科学科 太田 一良 TEL/FAX: 0985-58-7217 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 02 8月 2010
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内 C3棟4F 433
公益社団法人 日本生物工学会
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:
学会事務局は、大阪大学吹田キャンパス内C3棟4階にあります。
アクセスマップ (262KB)
より大きな地図で 公益社団法人 日本生物工学会 事務局 を表示
Published by 学会事務局 on 27 7月 2010
生物工学会誌 第88巻 第7号
依田 幸司
「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す。」落語・講談の偉人伝の冒頭にいつも使われるので覚えた。良いことで名前を残したいものだが、大悪人として残ってしまうことも……と続けることもある。昨年の本欄に、バッハを聴きながら職業研究者について考察された鎌形洋一先生の名文が載った。本稿の依頼を受けたとき、まず頭に浮かんだのは、その中にあった「研究成果の賞味期間」という言葉と、冒頭の台詞である。研究者の名前の残り方が、日頃から何となく気にかかっている。
学生の頃から、「Publish or perish!」という標語を引き合いに出されて、どんな研究成果も論文を書いて学術雑誌に掲載されなければ消滅して何も残らないと、繰り返し教えられた。進行中の実験の楽しさや先々の成果への期待で、ついつい面倒な論文投稿を先延ばしにする我々への戒めである。思い返せば、バッハもヴィヴァルディも、生涯活躍したあと一度は世の中から完全に忘れ去られてしまった音楽家である。没後、かなり経ってから再評価があり、評価後は長く名声を保っている。自筆や写譜で残されていたものはよいが、失われていれば人類の至宝も取り返しがつかない。
微生物学の歴史について講義するとき、レーウェンフック(1632.10.24-1723.8.26)から始める。オランダの画家フェルメール(1632.10.31-1675.12.15)と一緒に洗礼を受け、遺産管財人にもなったなどと、名画をスクリーンに映して話し始める。「誰が最初に微生物を見たか?」である。レーウェンフック以前に「微生物を見た」人間はいたかもしれない。しかし、観察の報告を、フック(1635.7.18-1703.3.3)がいたロンドン王立協会に送り、機関紙に掲載されたからこそ、発見の栄誉が認められたのである。フックも、没後は若いライバルで後任の王立協会事務長ニュートンによって業績をほとんど抹消され、バネの伸びと力の法則くらいしか一般に名を留めていないが、コルクの細胞の図版を載せた不朽の著作「顕微鏡図譜(Micrographia)」が残されている。この頃に限らず、傑出した人物が同時期に活躍する歴史は限りなく興味深い。パスツールやコッホになれば、もっと具体的な微生物の話が楽しめる。賞味期間はだいぶ長い。
さて、生きている我々の評価など、あまりに暫定的でいつ消えるかしれないが、もう確定的な先代や先々代の頃の業績は、もっと讃えられるべきではないか? 日本の研究は欧米の真似と応用ばかりでオリジナリティがないのに製品を作り稼いでいるなどと、海外の政治家がでたらめな発言をしても、そのまま報道に垂れ流されてしまう。旨み成分の発見から発酵生産までを筆頭に、スタチンをはじめとする医薬や酵素の開発など応用微生物学の成果には、日本オリジナルな業績が無数にある。一度は埋もれた論文でも、インターネットで掘り起こすのは容易になった。企業の研究成果では、ひとりの人名を挙げるのは困難かもしれないし、科学に国境はないけれど、我国の微生物学研究者の名誉は、しっかり守り高めねばならない。
近代・現代の生物科学史の卓越した担い手が欲しい。
著者紹介 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻(教授)
Published by 学会事務局 on 27 7月 2010
►JBB Vol. 110 No. 1 目次(PDF)はこちら
Published by 支部:九州 on 27 7月 2010
第17回日本生物工学会九州支部大会を2010年12月4日(土)に琉球大学 農学部(千原キャンパス)で開催します。
多数のご参加をお待ち申し上げます。⇒詳しくはこちら
Published by 支部:九州 on 27 7月 2010
第17回日本生物工学会九州支部大会を下記の要領で開催します。多数のご参加をお待ち申し上げます。12月3日(金)には特別講演とミキサーがありますので、ぜひご参加ください。ミキサーは無料です。
また、12月3日には、微生物の寄生・共生から探る伝統醸造の深淵研究部会主催のシンポジウム『沖縄から探る伝統的発酵における微生物の寄生・共生』を午後1時30分から同キャンパス内にて開催しますので、どうぞそちらもご参加ください。
日時 | 2010年12月3日(金)・4日(土) |
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場所 | 琉球大学 農学部(千原キャンパス:沖縄県中頭郡西原町千原1) |
内容 | 【特別講演】 12月3日(金) 17:00~18:00 琉球大学農学部本館207教室
【学生賞】 12月4日(土) 9:00~11:50(1件17分:発表10分,討論5分,審査2分) C会場 【ミキサー】 12月3日(金) 18:30~20:00 琉球大学生協北食堂(参加費無料) 【評議員会】 12月4日(土) 11:45~12:45 農学部会議室 |
プログラム | https://www.sbj.or.jp/branch/branch_kyushu_2010meeting_program_20101111.html |
参加費 | 一般 2,000円、学生 1,000円(税込み・講演要旨集代を含む) |
問合せ先 | 琉球大学 農学部 亜熱帯生物資源科学科 外山博英 TEL&FAX. 098-895-8805 E-mail: |
備考 |
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講演申込み受付は終了しました。多数のお申し込みありがとうございました。
講演申込み要領 | 講演申込みは、下記の項目について基本的にE-mailで受け付けます。E-mailが利用できない場合のみ郵送またはFAXで受け付けます。なお、九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。なお、件名は「第17回九州支部大会/発信者名」として下さい。
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申込み締切日 | 2010年10月8日(金)必着 |
申込み先 | E-mail: (講演申込み専用) 〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1 琉球大学 農学部 亜熱帯生物資源科学科 日本生物工学会九州支部大会実行委員会 TEL & FAX. 098-895-8805 ※受信後、受理確認のメールまたはFAXをお送りします。また、講演要旨執筆要領をお送りします。 |
学生賞 | 学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で、学生賞の希望をされる方は、申し込み時に学生賞希望(修士・博士)と明記して下さい。 |
講演要旨の締切日 | 2010年11月5日(金)必着 |
Published by 学会事務局 on 23 7月 2010
日本生物工学会 中部支部では、2010年9月11日(土)に支部シンポジウム 「バイオテクノロジーを目指す人へ」を開催いたします。参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。⇒詳しくはこちら
日時: 2010年9月11日(土)13:00 ~ 17:00
場所: 河合塾 岐阜校(〒500-8407 岐阜市高砂町1-10-5)
Published by 支部:中部 on 23 7月 2010
日本生物工学会 中部支部では下記の要領でシンポジウムを開催いたします。参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。
日時 | 2010年9月11日(土) 13:00 ~ 17:00 |
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場所 | 河合塾 岐阜校(〒500-8407 岐阜市高砂町1-10-5) |
プログラム |
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参加費 | 無料 |
連絡先 | 岐阜大学応用生物科学部 中川 智行 Tel: 058-293-2927 E-mail: |
Published by 支部:中部 on 23 7月 2010
主催 枯草菌研究会
共催 日本生物工学会 中部支部
後援 NBRP原核生物運営委員会
日時 | 2010年9月2日(木)13:00 ~ 3日(金)15:00 |
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場所 | ホテル木曽路(南木曽温泉) 〒399-5302 長野県木曽郡南木曽町吾妻2278 TEL: 0264-58-1126 FAX: 0264-58-1234 |
会議内容 | グラム陽性菌を中心としたゲノム、遺伝子の機能解析および分子生物学全般の内容を含みます。 |
発表形式 | 口答発表、ポスター発表(口答発表はポスター発表の中から選ばせて頂きます) |
参加費 | 学生の方は和室で1万円(1泊3食);スタッフの方、ツインご希望の方については、未定です。リゾートホテルですのでシングルルーム対応の部屋は有りません。1泊3食を含む会議参加が原則です。 |
申込方法 | 1)氏名、2)所属、3)スタッフまたは学生(博士、修士または学部の別と学年を記載)の別、4)男女の別、5)連絡先郵便番号・住所、6)連絡先電話番号、7)連絡先メールアドレス、8)発表の有無、 9)発表の場合は発表演題、10)部屋の希望を下記連絡先までお知らせください。 |
申込締切 | 2010年7月25日(日) 定員(130名)になり次第締め切らせて頂きます。 |
連絡先 | 世話人代表 信州大学大学院総合工学系研究科 関口 順一 E-mail: |
平成22年度会議世話人 | 関口 順一(代表) 山本 博規 橋本 昌征 児玉 武子 |
Published by 学会事務局 on 22 7月 2010
2010年6月25日に受賞候補者選考委員会が開催され、公正かつ慎重な審議の結果、本年度の受賞者が決定しました。
⇒受賞者紹介はこちら
木田 建次(熊本大学・教授)…「バイオマスのバイオガス化・バイオエタノール化のための基盤技術開発とその応用」
近藤 昭彦(神戸大学・教授)…「細胞表層工学技術の広範な展開と合成生物工学の開拓によるバイオ燃料・グリーン化学品生産のための細胞工場の創製-バイオリファイナリーの構築を目指して-」
吉田 聡(キリンホールディングス株式会社・グループリーダー)…「メタボロミクスを利用した下面発酵酵母の育種」
馬場 健史(大阪大学・准教授)…「メタボロミクスの技術開発と応用」
該当なし
該当なし
Yu-Hong Wei (Yuan Ze University, Taiwan, Associate professor) …"Development of a natural anti-tumor drug by microorganisms"
Published by 学会事務局 on 21 7月 2010
和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i の企画特集『バイオ最前線』欄に編集協力をし、毎月第3水曜日に記事を掲載しております。7月21日に、第2回「植物繊維からエタノールを精製」が掲載されました。
⇒掲載記事:「植物繊維からエタノールを精製」(PDF)はこちら
次回は、8月18日(水)掲載予定です。
►第1回 「海の植物性素材の発酵技術開発に挑む」(PDF) 2010年6月16日(水)掲載
※当サイトでは、Fuji Sankei Business iのご厚意により該当記事のPDFを公開しております。
Published by 学会事務局 on 15 7月 2010
2010年度生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会が大会2日目(10月28日)の夜に開催されます。総会で若手会の報告・決議を行った後、例年の様に交流会を持ちます。本会の参加に年齢制限はございません、皆様どうぞご参加ください。
日時 : 2010年10月28日(木) 19:00~21:00
会場 : コテージヒムカ (シーガイアリゾートエリア内)
Published by 若手会 on 15 7月 2010
日時 : 2010年10月28日(木) 19:00~21:00
台風接近のためシンポジウム会場にて開催しました。
多数のご参加誠にありがとうございました。
世話人 : 日本生物工学会 若手会2010 善藤 威史 (九州大学大学院 農学研究院 生命機能科学部門)
E-mail:
Published by 学会事務局 on 06 7月 2010
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 06 7月 2010
主催: 信州生物工学シンポジウム実行委員会
共催: 信州大学繊維学部、信州大学ヒト環境科学研究支援センター生命科学分野遺伝子実験部門
後援: 日本生物工学会中部支部、社団法人千曲会
日時 | 2010年10月1日(金) 13:00 ~ 16:45 |
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場所 | 信州大学繊維学部総合研究棟7階ミーティングルーム1 (長野県上田市常田3-15-1) http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/ |
プログラム |
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参加費 | 無料 |
懇親会 | 17:00−18:00 信州大学繊維学部生協マルベリーホール(懇親会費:3,000円) |
参加申込 | 講演会は無料ですが、準備の都合上、参加希望者は9月15日までに、事務局まで電子メールにて申し込み願います。 |
申込先・連絡先 | 事務局(E-mail: ) |
Published by 学会事務局 on 04 7月 2010
総括:
本年もセルプロセッシング計測評価研究部会主催・第2回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~が2010 年7 月4 日(13:00~15:30)、倉敷シーサイドホテル(岡山)で開催されました。本年は、博士課程学生4名、博士研究者2名の候補者と共に、約20名の全国各地の若手研究者が集い、研究発表と活発な研究討論を行いました。昨年に引き続き、本年も全国からの応募があり、「動物細胞」というキーワードのもと、大変優れた研究成果が若手研究者によって発表されました。どの若手研究者も豊富な研究データと共に、高い新規性・オリジナリティーを持ったテーマを展開しており、その発表の姿は今後の生物工学を支える次世代としての風格を感じさせるものでした。議論は充分な時間をとって行われたため、通常の学会本会とは全く異なる、シビアで本質的な議論がなされ、参加研究者の方々にとっても大きな刺激となったことと思われます。
結果、下記2名の若手研究者が厳正な審査の上、研究部会代表として徳島大学・大政健史教授より。Young Researcher's Award(研究奨励賞)を表彰されました。本シンポジウムに参加された若手研究者の方々の今後のさらなるご発展を祈念しております。
H22(2010)年度 Young Researcher's Award(研究奨励賞)受賞者:
Published by 学会事務局 on 02 7月 2010
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 28 6月 2010
第62回日本生物工学会大会(2010)講演申込の受付を終了いたしました。
今年度は750件(シンポジウム講演を含む)以上の講演要旨を受付けました。多数のお申込みありがとうございました。
⇒一般講演要旨の内容確認はこちらから
⇒シンポジウム講演の登録内容確認はこちら
※シンポジストの方でオンラインでの参加登録がお済みでない場合は参加申込画面へ
ポスター掲示時間、ポスター説明時間、ポスターサイズ等については、演題確定後お知らせいたします(7月末予定)。
講演要旨集の発行予定日は9月25日です。参加章と講演要旨集は、9月下旬より、順次発送いたします。
参加章には領収金額および学会印が印字されておりますので領収証としてご利用ください。なお、紛失による参加章の再発行はいたしませんのでご注意下さい。
大会期間中は、お名前を記入した参加章を身に付けてください。
Published by 学会事務局 on 25 6月 2010
►JBB Vol. 109 No. 6目次(PDF)はこちら
⇒PAD1 and FDC1 are essential for the decarboxylation of phenylacrylic acids in Saccharomyces cerevisiae
Published by 学会事務局 on 25 6月 2010
生物工学会誌 第88巻 第6号
植田 充美
「エコ」という言葉が世の中に満ち溢れ、幼児教育に至るまで「エコ教育」が浸透していることに比べて、バイオテクノロジーの基幹技術である「遺伝子組換え」という言葉やイメージ、さらに、「遺伝子組換えの教育」はどうであったのか、「教育」のもつ見えざる潜在力の重要性を痛感する今日です。ところが、地球は、さらに、その環境を保持し、生物の多様性を維持しつつ、持続的社会、すなわち循環型社会の実現という実践的な形態を創れという難題を課してきています。
日本が、「ものづくり」を基盤とする科学技術立国として、また、自然と共生した安心安全な持続可能な社会構築で世界をリードしていくためにも、遺伝子組換え技術を含む環境適合技術によるグローバルで適正なバイオ技術のマネージメントが求められています。地球の未来を予測する時、人口問題、食料問題、資源やエネルギー問題、水問題は避けられない障害であり、これらは、それぞれ独立した問題ではなく、連携したグローバルな問題であるという認識をもたなければ、バイオテクノロジーの将来性は危ういと言わざるをえません。
京都議定書で唯一評価された「クリーン開発メカニズム(CDM)」という国際協調による目標達成の仕組みは、先進国も開発途上国も巻き込んで、開発途上国への経済的かつ技術的協力を含み、デンプン源としての食料増産とセルロース廃棄物によるエネルギー生産という途上国の貧困の解消へも導きうる多次の効果をもちます。植物個体は、食料とエネルギーの両方を共存した素晴らしいバイオテクノロジーによる増産対象であります。食料と自然循環型エネルギーの創出のためには発展途上国への投資と技術移転を促し、地球環境を保全しながら、先進国も発展途上国も世界の国々がスパイラルに発展していく要素が内在しています。こういう自然循環型エネルギーやものづくりの資源ともなる農業をベースとした穀物資源や、林業をベースとした森林資源をもつ国とこれらを有用資源に変換できる工学技術と資本をもつ国が共同して、農工連携という新しい枠組みの「クリーン開発メカニズム(CDM)」を基盤に協調しあって発展する姿は日本にとって、また、地球にとっても未来のあるべき姿であると言えます。これは、廃棄物ゼロをめざすリサイクル社会の実現をめざすゼロエミッション志向の技術の広範な開発と技術移転にも通じるものであります。
ポスト京都議定書に関する種々の国際会議での先進・新興・途上国のエゴのぶつかり合いを目の当たりにして、大地に基盤をおく農業や林業をベースとするグリーンバイオテクノロジーと、それらを変換できる多彩な能力を持つ微生物機能をベースとするホワイトバイオテクノロジーの共同融合連携は、地域から国へ、そして、世界へとボトムアップ的に拡大していかねばならないとの認識の重要性がますます大きくなってきています。
化石燃料をもとに発展してきたこの世界を、食料生産と共存し、しかも食料生産と競合しない環境と調和した新しいバイオテクノロジーを基盤とする循環型の世界へのギアチェンジは、人口問題もからんで、人類を含む地球上すべての生物の種の絶滅を防ぐことにつながっていきます。我々人類は、今こそ、その叡智により、これまでの化石燃料依存の産業構造と決別し、環境保全を基盤とする産業構造へ変えていくという新しい産業革命を実現しつつある渦中にいるという意識を強く持ち、私自身はその縁の下の力持ちになって、新しい世界へ踏み出すバイオテクノロジーの発展に貢献していきたいと考えています。
著者紹介 京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻(教授)
Published by 学会事務局 on 23 6月 2010
日本生物工学会大会で一般講演(ポスター発表)をされる場合は、本会の個人会員資格(正会員・学生会員・海外会員)が必要です。
要旨登録をお考えで本会未入会の方は、早急に入会案内で入会の手続きを行い、6月25日(金)までに下記銀行口座へ平成22年会費(正会員9,800円・学生会員5,000円)をお振り込みください(郵便振替より銀行振込の方が、入金確認が早くできます)。
入金の確認が取れ次第、会員番号をメールにてお知らせいたします。会員データの更新作業に時間がかりますので、参加申込は会員番号取得後、1時間以上後に行って下さい。
本会に既に入会済みで、本年度会費未納入の方も速やかにご納入ください。入金の確認が取れ次第、参加登録システムでの参加申込が可能になります。
振込先: 三菱東京UFJ銀行
茨木支店 普通口座 3793590
社団法人 日本生物工学会
講演要旨登録の締切は6月28日(月)正午です。新規登録および、登録内容の修正は、締切までにお願いいたします。
Published by 学会事務局 on 19 6月 2010
ISI Web of Knowledgeから、2009年版の科学誌インパクトファクター値 (IF) が発表され、Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) は、2008年の1.702から上昇し、1.749になりました。
5年間の被引用数で計算される5-Year Impact Factorは2.174となっており、JBBのBiotechnology and Applied Microbiology分野での国際的な知名度はますます向上してきています。
今後とも、JBBへの投稿および引用をよろしくお願いいたします。
英文誌編集委員会
Published by 学会事務局 on 10 6月 2010
日本生物工学会東日本支部は、8月26日に高校生対象の「バイオ夏の実験講座」"実践、生物工学研究の最先端"を開催いたします。この講座では実際の大学院生たちが取り組んでいる最先端の研究に関連する実験を小グループで行うことで、研究の面白さや醍醐味を経験してもらいます。⇒詳しくはこちら
日時: 2010年8月26日(木) 9:30-17:00
場所: 東京農工大学工学部生命工学科実験室 10号館1階
定員: 20名
Published by 支部:東日本 on 10 6月 2010
日時 | 2010年8月26日(木) 9:30-17:00 |
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場所 | 東京農工大学工学部生命工学科実験室 10号館1階 東京都小金井市中町2−24−16(最寄り駅 JR中央線東小金井) 農工大学キャンパスマップ : http://www.tuat.ac.jp/access/index.html (工学部は小金井キャンパスにあります。) 小金井キャンパスマップ : http://www.tuat.ac.jp/access/tra5.html (10号館は10番の建物です。) |
対象 | 高校生 |
募集人数 | 20人 (先着順。ただし、同じ高校からの応募が多い場合は調整いたします。) |
内容 | 「実践、生物工学研究の最先端」では、実際の大学院生たちが取り組んでいる最先端の研究に関連する実験を小グループで行うことで、研究の面白さや醍醐味を経験してもらいます。具体的には、以下のテーマを考えています。
実験の指導には、それぞれの研究を実際に行っている大学院生が参加するので、大学での研究を実感することができます。 |
申込方法 | メールにて下記の情報を<>宛、8月6日(金)までにお送り下さい。 1) 名前(ふりがな) 2) 所属(高校名、学年) 3) 自宅住所、連絡先(連絡が取れる電話番号) 4) 希望する研究テーマ 5) 応募動機(200字以内) |
注意事項 |
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問合せ先 | 東京農工大学工学部生命工学科 養王田(よおだ)正文 〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16 TEL・FAX: 042-388-7479 E-MAIL: |
Published by 学会事務局 on 07 6月 2010
6月7日(月)より、2010年度日本生物工学会大会のポスター発表および、シンポジウム講演の要旨登録を受け付けております。締切(6月28日正午)以降は、要旨を含む訂正ができません。また、終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。
詳しくは、第62回日本生物工学会大会(2010)のホームページ(https://www.sbj.or.jp/2010/)をご覧下さい。
Published by 学会事務局 on 03 6月 2010
Published by 学会事務局 on 31 5月 2010
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 31 5月 2010
第62回日本生物工学会大会(2010)の一般講演(ポスター発表)、およびシンポジウムの要旨登録は、2010年6月7日に受付を開始いたします。
講演要旨登録受付期間: 2010年6月7日(月)~6月28日(月)正午
締切(6月28日正午)以降は、要旨を含む訂正ができません。また、終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。
一般講演(ポスター発表)の発表者は平成22年会費既納の本会正会員または学生会員に限ります。会員番号がない場合には、システム上、一般講演の要旨登録はできません。本会未入会の方は、事前に必ず入会手続きをお願いします。入会手続きには約1週間ほどかかります
シンポジウムの発表者はオーガナイザーの指示に従って要旨登録、および参加登録を行って下さい。
⇒詳しくは第62回日本生物工学会大会ホームページ(https://www.sbj.or.jp/2010/)をご覧下さい。
Published by 支部:中部 on 25 5月 2010
日本生物工学会中部支部では、2010年7月31日(土)に中高生対象の体験講座 富山県立大学プレダ・ヴィンチ祭「つくろう! バイオディーゼル」、また、8月2日(月)には、2010年度支部例会を名古屋大学で開催します。参加費無料ですのでお気軽にご参加ください。
詳しくは中部支部ページをご覧下さい。
⇒https://www.sbj.or.jp/branch/branch_chubu.html
Published by 支部:中部 on 25 5月 2010
2010年度 中部支部例会を下記の要領で開催いたします。参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。
日時 | 2010年8月2日(月) 13:00 ~ |
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場所 | 名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー・ベンチャーホール(3F) |
参加費 | 無料 |
交流会 | 場所:レストラン「花の木」ミーティングルーム(一般 4,000円、学生 2,000円) 時間:17: 30-19:30 |
参加申込 | 講演会は無料ですが、準備の都合上、講演会および交流会への参加希望の方は、なるだけ7月29日(木)までに下記までメールにてご連絡お願いいたします。 |
申込先・連絡先 | 名古屋大学大学院生命農学研究科 中野 秀雄 Tel: 052-789-4142 E-mail: |
【基調講演】
【招待講演】
【若手講演】
Published by 支部:中部 on 25 5月 2010
日時 | 2010年7月31日(土) 10:00 ~ 16:30 |
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場所 | 富山県立大学 工学部 L-205会議室および生物工学実験室 |
対象・人数 | 中学生または高校生 40名程度(参加無料) |
プログラム | 午前講義(L-205室)
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申込先・連絡先 | 富山県立大学 工学部生物工学科 伊藤 伸哉 またはダ・ヴィンチ祭担当 TEL: 0766-56-7500 (内線560 伊藤)/(内線230 ダ・ヴィンチ祭担当) FAX: 0766-56-2498/6182 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 25 5月 2010
主催: 生物工学若手研究者の集い
後援: (社)日本生物工学会
「生物工学若手研究者の集い(若手会)」は応用生物工学、遺伝子工学、生物化学工学などの生物工学に関連する全国の若手教員、研究者、学生の「相互交流」を目的とした団体です。その企画として、毎年夏にセミナーを開催しています。本年度も岡山にて「生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー2010」を以下の要領で開催いたします。
本年は講演会、キャリアパスセミナー、交流会を含め、各種イベントを企画しております。昨年から始まった研究のポスター発表会も引き続き実施します(優秀発表者にはポスター賞あり)。大学、研究所、企業の若手研究者や学生の方々を含め、生物工学に興味のある方はどなたでも参加できます。幅広く、気軽に交流できる場を提供できるよう尽力したいと思っています。
日時 | 2010年7月3日(土)13:00~7月4日(日)12:00 |
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場所 | 倉敷シーサイドホテル(岡山県倉敷市児島塩生2767-21) TEL. 086-475-1616 |
申し込み方法 | 氏名、性別、学生・一般の区別、ポスター発表希望の有無、所属、連絡先住所、電話番号、E-mailアドレスを明記の上、下記宛にE-mailで申し込みください。折り返し申し込み確認および手続き方法、会費振込用の口座などを連絡させていただきます。 |
定員 | 80名 受付を締め切らせていただきました。 多数の参加申し込みありがとうございました! |
申込先 | 岡山大学大学院自然科学研究科 今中 洋行 E-mail: TEL. 086-251-8202 |
事務局・問い合わせ先 | 【実行委員】
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Published by 学会事務局 on 25 5月 2010
Published by 学会事務局 on 25 5月 2010
►JBB Vol. 109 No. 5目次(PDF)はこちら
Published by 学会事務局 on 25 5月 2010
生物工学会誌 第88巻 第5号
石井 正治
40年ほど時を遡る。筆者は小学校5年生であった。記事全文などは到底読み切れてはいなかったが、ある日の朝刊の見出しに、石油タンパク……なる言葉を見かけた。「石油からプラスチックができるように、タンパク質も化学的に合成できるようになったんだ……。」と、一人合点していた。親や先生に質問すれば間違いにすぐ気づいたであろうが、なぜか、その合点を心の奥に留めておいた。石油成分を微生物に資化させ、得られた微生物菌体を飼料などに使う、というプロジェクトの記事化であったこと、さらに我が国では当該プロジェクトの実用化には至らなかったことを知ったのは、随分後になってからだった。
30年ほど前のこととなる。筆者は東大農学部農芸化学科に在籍していた。微生物利用学I(蓑田泰治先生担当)の講義で石油タンパクが取り上げられていた時、先生は、同時に微生物タンパク(single cellprotein)という言葉も紹介されていた。同じ事柄を紹介するにしても、使う言葉でニュアンスがまったく異なることに愕然とした。特にsingle cell proteinには、余分なものが削ぎ落とされた後に残る切れ味の鋭さをも感じた。「もし、10年前にsingle cell proteinという言葉が使われていたら、歴史は変わっていたかもしれない。SCPポークがスーパーマーケットに並んでいたかもしれない。」と思い、概念の言語化の重要性を噛みしめていた。
10数年前、現在所属している研究室(応用微生物学研究室)の助教授に任命された。研究室の研究対象は広い範囲に及んでおり、さらには学生一人一テーマを掲げていることから、テーマの羅列だけで紙1枚を充分に使ってしまえるほどであった。そこで、「この機会に研究室内のテーマを、自分なりに統一概念で括っておこう」と考えた。出てきた答えは「微生物代謝」であった。単一微生物を対象として、生理生化学を遂行するにも、ものつくりを行うにも、その微生物の代謝のありようを経時的にあるいはリアルタイムに知る必要がある。多種類の微生物が関わる物質変換現象(伝統的発酵食品製造や有機性廃棄物分解)を解析し改質改良するにも、個々の微生物の代謝と微生物群全体としての代謝との両方を知悉していることが肝要である。このような背景のもと、それ以降は、「代謝」という軸でテーマを捉えるように心がけている。
筆者は多年にわたり化学独立栄養細菌(水素細菌)を研究対象としている。分子状水素を扱っていると、プロトンやエレクトロンといった化学浸透圧説の世界が自分の目の前に拡がってくるようであり、二酸化炭素を唯一炭素源として微生物が生育するさまは、太古の生物的営みを垣間見るようで心が澄み渡る気がしてくる。
そんなある日、電気化学専門の京都大学加納先生と親しくお話しする機会に恵まれた。微生物代謝や微生物によるものつくりに対して、統合的観点(言語)を創造することの重要性、導入することの喫緊性、で意見が一致した。過熱気味の討論の中、熟慮していた頭の中に過電流が流れたのであろうか、E-バイオなる言葉が閃き、その概念も芋蔓式に湧いて出てきた。すなわち、E-バイオとは、電子指向型バイオテクノロジー(electron-oriented biotechnology for energy and ecology)のことを指し、脱化石燃料化(ecologyconscious)とuphillバイオの積極的導入を軸とする概念である。さらに、uphillバイオは、E-バイオの技術的基盤を形成するものであり、現状のバイオシステムで生じているエネルギーロスのミニマム化を図るシステム、さらには、エネルギー物質(電子、水素)を反応の場に適切に注入することにより成立するバイオプロセスのことも指すものと定義できた。
言葉の次は実践である。可能な限りの宣伝活動と共に、産官学の先生方に概念をお伝えし、ご批判ご批評を賜ること、概念のさらなるブラッシュアップ、さらには概念をより明確な形に仕上げていくことを旨としている。諸先生方からのご意見をお聴きすることができれば大変幸いである。
著者紹介 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命工学専攻(准教授)
Published by 学会事務局 on 21 5月 2010
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Published by 学会事務局 on 14 5月 2010
(50音順)【注】全員非常勤
会長 | 飯島 信司(総括) | ||
---|---|---|---|
副会長 | 奥村 康(産学連携) | 原島 俊 (将来構想) | |
理事 |
稲垣 賢二(企画) | 大竹 久夫(英文誌編集) | 加藤 純一(広報) |
川面 克行(産学連携) | 木野 邦器(和文誌編集) | 後藤 雅宏(学術活動) | |
坂口 正明(企画) | 清水 浩(庶務) | 下飯 仁(将来構想) | |
高木 昌宏(電子情報編集) | 中山 亨(JABEE) | 秦 洋二 (企画) | |
日野 資弘(産学連携) | 町田 雅之(企画) | 松井 和彦(産学連携) | |
山本 憲二(会計) | 横田 篤(国際交流) | ||
監事 | 川崎 東彦(監査) | 宮 晶子(監査) | |
支部長 | 高木 睦 (北日本) | 池田 宰 (東日本) | 高見澤 一裕(中部) |
田中 俊雄(関西) | 赤田 倫治(西日本) | 園元 謙二(九州) |
北日本支部(北海道・青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島):6名
浅野 行蔵 | 遠藤 銀朗 | 五味 勝也 | 高木 睦 | 坪田 康信 | 棟方 正信 |
東日本支部(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・山梨):38名
青柳 秀紀 | 五十嵐 泰夫 | 池田 宰 | 石井 茂孝 | 石井 正治 | 石川 陽一 | 泉田 仁 |
今井 泰彦 | 尾崎 克也 | 貝沼 章子 | 柏木 豊 | 川面 克行 | 北本 勝ひこ | 倉橋 修 |
黒澤 尋 | 佐久間 英雄 | 佐藤 誠吾 | 鈴木 市郎 | 武田 俊哉 | 竹山 春子 | 蓼沼 誠 |
谷口 正之 | 恒川 博 | 常田 聡 | 富田 悟志 | 長棟 輝行 | 西尾 敏男 | 西山 徹 |
野田 尚宏 | 水谷 悟 | 平井 光治 | 松永 是 | 山縣 民敏 | 山下 光雄 | 湯 不二夫 |
横関 健三 | 依田 幸司 | 渡部 良朋 |
中部支部(長野・静岡・愛知・三重・岐阜・富山・石川・福井:14名
浅野 泰久 | 荒井 基夫 | 宇多川 隆 | 倉根 隆一郎 | 下坂 誠 | 朱 政治 | 末 信一朗 |
関口 順一 | 高見澤 一裕 | 武田 耕治 | 朴 龍洙 | 久松 眞 | 本多 裕之 | 山根 恒夫 |
関西支部(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山):31名
浅田 雅宣 | 東 雅之 | 池 道彦 | 牛尾 公平 | 河合 冨佐子 | 川口 剛司 | 川瀬 雅也 |
喜多 恵子 | 紀ノ岡 正博 | 栗木 隆 | 近藤 昭彦 | 近藤 恭一 | 新名 惇彦 | 高木 敦子 |
高木 博史 | 田中 俊雄 | 田谷 正仁 | 寺嶋 正明 | 西村 顕 | 仁平 卓也 | 林 英雄 |
平田 收正 | 広常 正人 | 福井 希一 | 福崎 英一郎 | 藤山 和仁 | 溝口 晴彦 | 三宅 淳 |
村田 幸作 | 安井 修二 | 和田 忠昭 |
西日本支部(岡山・鳥取・島根・広島・香川・徳島・高知・愛媛・山口:15名
赤田 倫治 | 阿賀 創 | 小埜 和久 | 黒田 章夫 | 後藤 邦康 | 佐々木 健 | 杉尾 剛 |
谷口 誠 | 西尾 尚道 | 野村 重雄 | 秦野 琢之 | 室岡 義勝 | 簗瀬 英司 | 山田 隆 |
山本 修一 |
九州支部(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄:15名
赤松 隆 | 伊藤 清 | 大島 敏久 | 大森 俊郎 | 木田 建次 | 塩谷 捨明 | 清水 和幸 |
下田 雅彦 | 水光 正仁 | 園元 謙二 | 常盤 豊 | 古川 謙介 | 光富 勝 | 安田 正昭 |
芳本 忠 |
飯島 信司 | 稲垣 賢二 | 大竹 久夫 | 奥村 康 | 加藤 純一 | 木野 邦器 | 後藤 雅宏 |
坂口 正明 | 清水 浩 | 下飯 仁 | 高木 昌宏 | 高橋 治雄 | 中山亨 | 秦洋二 |
原島 俊 | 日野 資弘 | 町田 雅之 | 松井和彦 | 山本 憲二 | 横田 篤 | |
川崎 東彦 | 宮 晶子 |
北日本支部(北海道・青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島):10名
礒部 公安 | 魚住 信之 | 柏木 明子 | 北川 尚美 | 田口 精一 | 田島 健次 | 津田 雅孝 |
堀内 淳一 | 湯本 勲 | 米山 裕 |
東日本支部(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・山梨):42名
阿野 貴司 | 伊藤 嘉浩 | 大槻 隆司 | 岡村 好子 | 片山 葉子 | 北本 宏子 | 木村 信忠 |
桐村 光太郎 | 楠本 憲一 | 久保 晶子 | 小泉 幸道 | 斎木 祐子 | 澤井 淳 | 清水 志保 |
鈴木 健一朗 | 田中 剛 | 丹治 保典 | 柘植 丈治 | 徳田 宏晴 | 中川 智 | 中川 洋史 |
中村 史 | 野村 名可男 | 原口 和朋 | 林 素子 | 東端 啓貴 | 福田 雅夫 | 前田 勇 |
松本 邦男 | 三橋 敏 | 三原 康博 | 諸星 知広 | 安原 貴臣 | 矢田 美恵子 | 山縣 敏彦 |
山本 英樹 | 養王田 正文 | 吉川 智啓 | 吉田 聡 | 吉野 知子 | 渡邉 剛志 | 王 碧昭 |
中部支部(長野・静岡・愛知・三重・岐阜・富山・石川・福井):16名
天野 良彦 | 蟻川 幸彦 | 市原 茂幸 | 伊藤 伸哉 | 岩堀 恵祐 | 大河内 美奈 | 小川 亜希子 |
河合 啓一 | 粟冠 和郎 | 寺田 聡 | 中崎 清彦 | 中野 秀雄 | 濱野 吉十 | 間瀬 民生 |
村中 勝 | 山口 庄太郎 |
関西支部(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山):28名
井上 善晴 | 大政 健史 | 岡井 直子 | 笠井 尚哉 | 片倉 啓雄 | 勝田 知尚 | 金子 嘉信 |
河原 秀久 | 岸田 正夫 | 熊田 陽一 | 栗原 達夫 | 酒井 清文 | 阪本 龍司 | 島内 寿徳 |
清水 将年 | 炭谷 順一 | 高野 和文 | 樽井 直樹 | 團迫智子 | 堤 浩子 | 仲山 英樹 |
橋本 渉 | 原 正之 | 福田 伊津子 | 藤田 憲一 | 古川 幸子 | 松永 將義 | 松村 吉信 |
西日本支部(岡山・鳥取・島根・広島・香川・徳島・高知・愛媛・山口):12名
秋 庸裕 | 阿座上 弘行 | 芦内 誠 | 岩下 和裕 | 柿薗 俊英 | 川向 誠 | 品川 恵美子 |
滝澤 昇 | 多田 宏子 | 中島田 豊 | 畑中 唯史 | 吉井 英文 |
九州支部(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄):13名
安部 淳一 | 伊藤 潔 | 岡本 啓湖 | 上平 正道 | 川上 幸衛 | 川瀬 直樹 | 北垣 浩志 |
竹川 薫 | 外山 英男 | 外山 博英 | 一二三 恵美 | 松岡 正佳 | 米元 俊一 |
Published by 学会事務局 on 11 5月 2010
1. 所属機関で登録済みのScienceDirectのアカウント情報(User NameとPassword)が不明な場合は、ScienceDirect(http://www.sciencedirect.com/)の画面の右上の"Forgotten password"をクリックしてください。
2. "Forgotten password"をクリックされるとメールアドレスを入力するよう求められますのでScienceDirectの登録に使われたアドレスを入力してください。メールにてUser NameとPasswordが届きます。
過去にUser NameとPasswordを取得されていても、しばらくScienceDirectにアクセスされていなかった場合は、この画面で一度User NameとPasswordを入力してログインし、そしてすぐにログアウトしてください。
お問い合せの前によくある質問FAQをお読み下さい。
ご不明点・ご質問等は、エルゼビア・ジャパン・カスタマーサポートまでご連絡ください。
ご連絡の際にはジャーナル名、URL(http://www.sciencedirect.com/jbiosc )、学会名をお知らせください。
エルゼビア・ジャパン株式会社
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Published by 学会事務局 on 11 5月 2010
Q1. JBBの会員用アクセスを利用するためのPasswordがわかりません。
⇒A. https://www.sciencedirect.com/science/activate/jbioscで6桁の会員番号を入力してユーザー登録してください。メールアドレスがユーザー名となります。Passwordはご自分で指定してください。詳しくはJBB:会員用アクセスの利用方法をご覧ください。
Q2. 学会の会員システムの会員番号とパスワードでScienceDirectにログインできませんでした。
⇒A. ジャーナル閲覧サイト用のユーザー名とPasswordは、会員システムへのログイン時に使用する会員番号及びパスワードとは異なります。新たにユーザー登録を行って下さい。詳しくはJBB:会員用アクセスの利用方法をご覧ください。
Q3. 初回登録画面で会員番号を入力するとエラーが表示され、次の画面に進むことができません。
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Q4. JBBの会員用アクセスを利用するためのメールアドレスとpasswordを忘れてしまいました。メールで再送してもらえませんか?
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Q6. 賛助会員や団体会員には、オンラインジャーナルへのアクセス権はないのでしょうか?
⇒A. 団体会員、賛助会員の皆様には従来通り冊子体を送付いたします(オンラインジャーナルへのアクセス権は対象外です)。
ご不明点・ご質問等は、こちらのお問い合わせフォームよりScienceDirectサポートセンターまでご連絡ください。
ご連絡の際には、以下の情報をお知らせください。
Published by 学会事務局 on 11 5月 2010
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
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団体会員、賛助会員の皆様には従来通り冊子体を送付いたします(オンラインジャーナルへのアクセス権は対象外です)。
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お問合せの際には、以下の情報をお知らせください。
Published by 学会事務局 on 10 5月 2010
農林水産先端技術産業振興センター(STAFF)との共催でシンポジウム「バイオテクノロジーと市民との接点―生物工学者は今,市民に何を伝えられるか?―」がありました.「遺伝子組換え植物の安全性を専門家はどう市民に伝えられるか」が主題でしたので,講演された先生方は,一般市民にも解りやすい図表をたくさん使われていました.
会場から図表を貸してもらえるかとの質問が多数寄せられましたので,この度講演者の了解を得て図表(いずれもPower Point)のCDを作成し,会員希望者に貸し出すことにいたしました.市民講座,高校,大学等での講演・講義にぜひご利用下さい.
1.貸出要領・提出書類 | (1)利用希望者は「PA資料利用許可願 (2)事務局より利用希望者に受付の連絡をするとともにCDを貸し出す. (3)利用者は使用後,速やかにCDを返却するとともに「PA資料利用報告書 |
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2.貸出資料一覧 | (CDには資料1~5がすべて収められています) 資料1.遺伝子組換え植物の必要性と安全性(大学生向け) 資料2.遺伝子組換え食品って何?(一般用) 資料3.遺伝子組換え食品とその安全性(教育用) 資料4.遺伝子組換え食品 資料5.ほんとはどうなの!遺伝子組換え食品 |
Published by 学会事務局 on 10 5月 2010
日本生物工学会では、大会の最新情報、シンポジウムのご案内、学会誌の紹介、人事公募・研究助成情報などの会員向けメールニュースを定期的に(月1回程度)配信しております。また、会費納入に関するお知らせ(請求書発送・口座振替完了通知等)、学会からの緊急連絡につきましても、随時メールでお知らせしています。
学会からのお知らせメールが届いていない方は、会員システムに登録されたメールアドレスが無効、あるいは、メールアドレスが未登録である可能性があります。メールアドレスの登録にご協力をお願い申し上げます。
⇒メールアドレスの訂正登録はこちらから (会員番号とパスワードで会員システムにログインしてください。)
ご連絡いただいたメールアドレスは学会活動の案内等のみに適切に利用・保護し、第三者への提供はいたしませんのでご理解とご協力をお願いいたします。
〒565-0871
吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail:
Published by 学会事務局 on 26 4月 2010
第62回日本生物工学会年次大会のホームページをオープンしました。
このホームページでは、「講演要旨の申込」「大会参加申込」のウェブ受付に加え、大会のトピックスやイベント紹介など盛りだくさんの情報を発信していきます。
多くの方の本大会へのご参加を心よりお待ち申し上げます。
社団法人日本生物工学会
第62回年次大会ホームページアドレスはこちら↓
https://www.sbj.or.jp/2010
Published by 学会事務局 on 26 4月 2010
生物工学会誌 第88巻 第4号
小林 猛
鳩山首相は「友愛」というキーワードでアジアとの関係を強めようとしています。日本のGDP(国内総生産、2008年のデータ)は世界第2位、中国は第3位で、インドは第12位ですが、2010年には中国が第2位になると予測されています。また、インドのGDPの伸び率は大変高いといわれています。このような状況を考えれば、鳩山首相の考えがすんなりとアジア諸国に受け入れられるかどうかは別として、日本はアジア諸国との交流、特に経済的な交流を今以上に強めなければ生き残っていけません。トヨタ、日産、ホンダは主として中国で、スズキはインドで多くの車を生産しており、この動きはさらに加速されるでしょう。
これと同様に、本学会もアジアとの関係を今まで以上に視野に入れ、交流を深めていく必要があると思われます。他学会と比較して、本学会は多くの先達の努力によってアジアとの関係を強めてきました。田口久治先生を始めとする大阪大学の先生方の努力は特筆されるものです。韓国生物工学会との学術交流も1998年以来着実に進められています。歴代の英文誌編集委員長の努力によって、J. Biosci. Bioeng.のアジア地域のEditorial Boardは現在9人が指名されており、アジア地域からの投稿論文数も着実に増えてきています。
人口では中国が約13億人で世界第1位、第2位がインドで約12億人、日本は約1.3億人です。中国とインドの人口は増加しているのに対して、日本は緩やかに減少しています。大学生数に関する詳しいデータは知りませんが、日本では大学への進学率が横ばいなのに対して、中国とインドは大幅に増加しています。
この両国の多くの大学での研究施設も急速に改善されてきています。これらの結果、ごく近い将来、両国の大学の研究能力は数の上でも、質的にも日本の大学に近づくか、場合によっては凌駕するでしょう。2009年5月にイギリスの教育情報会社Quacquarelli Symonds社が発表した2009年版アジア大学ランキングによれば、上位50大学の国別数は、日本16、韓国8、中国7、香港5、台湾とインド4、シンガポールとタイ2、マレーシアとインドネシア1、となっています。外国人留学生数や外国人教員数も評価対象に含まれていますから、評価の仕方が問題かもしれませんが、1位香港大学、2位香港中文大学、3位東京大学、4位香港科技大学、5位京都大学、という順番も衝撃的です。
これらの趨勢から、本学会がカバーしている学問領域における今後の研究者数は、これらのアジア諸国において日本より多くなると予想されます。さらに、もう少し時間的に後になるでしょうが、研究者の質も日本より高くなる可能性も有り得ましょう。研究者数に関しては、今以上に高校生に対する情報発信力を高めて、日本でのバイオ分野の研究者数が増える努力をするしかないと思います。本学会としては、国際会員などの制度を設けてアジアの会員を増やしたり、英文誌の論文掲載料を無料化するなどして、アジアの研究者が本学会の活動に参加しやすくする環境づくりも必要でしょう。
研究者の質に関しては、今以上の努力をもっとするしかないようにも思います。日本の教育界の悪い点は、自分の頭で考え、その考えを論理的に説明する能力の養成を怠ってきたことです。研究者を年齢別に見てみますと、若年層ほどこの訓練がなされていません。アジアとの関係では、自分の考えを英語で説明する必要がありますが、自分の考えさえしっかりしていれば、英語が流暢でなくても聴いてくれます。立花隆氏の英語でのインタビューを聞いたことがあります。英語は訥々としていましたが、きわめて論理的な内容でした。大学院のみならず、学部教育、さらには高校や義務教育においてディベートの訓練をすることが肝要でありましょう。本学会としては、どのような取り組みをすれば研究者の質が高まるのでしょうか。このことに関しては、会員各位はいろいろの考え方をお持ちでしょう。
これらのトレンドを念頭に、本学会がどのようにしてアジア諸国の類似の学会と共に協力しながら今後の国際交流活動を策定し、それを実行していくか、が重要であると思います。すぐには効果は出ないことですが、理事会などを中心として会員各位が議論をし、これまでの本学会の伝統をより強めていくことが望まれます。
著者紹介 中部大学教授、日本生物工学会名誉会員、名古屋大学名誉教授
Published by 学会事務局 on 26 4月 2010
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Published by 学会事務局 on 26 4月 2010
⇒JBB Vol. 109, No. 4目次(PDF)はこちら
Published by 学会事務局 on 09 4月 2010
2010年3月30日付でお知らせしました、Journal of Bioscience and Bioengineeringのe-offprintファイル未送信問題につきまして、Elsevierから今後の対応について連絡がありました。以下の6号分115件の論文のe-offprintは、4月12日以降Elsevierから手動で順次送信されます。作業は4月19日の週までに終わる予定だそうです。
Vol. 108, No. 5(2009年11月号) 19件
Vol. 108, No. 6(2009年12月号) 18件
Vol. 109, No. 1(2010年1月号) 18件
Vol. 109, No. 2(2010年2月号) 19件
Vol. 109, No. 3(2010年3月号) 21件
Vol. 109, No. 4(2010年4月号) 20件
計115件
なおVol. 109, No. 5(2010年5月号)のe-offprintファイルは、2010年3月25日付で送信済みとのことです。
著者の先生方にはご迷惑をおかけして、大変申し訳ございませんでした。今回の件についてお問い合わせの際は、論文番号と掲載号をお書き添えの上、までご連絡下さい。
2010年4月9日
英文誌編集係
Published by 支部:関西 on 31 3月 2010
日時 | 2010年8月6日(金)13:30 ~ 18:00 |
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場所 | アサヒビール株式会社 吹田工場(大阪府吹田市西の庄町1-45) |
日時 | 2010年11月26日(金)15:00 ~ 19:30 |
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場所 | 奈良市ならまちセンター(奈良市東寺林町38番地) |
日時 | 2010年12月23日(金)13:00 ~ 16:50 |
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場所 | 大阪大学工学部応用自然科学科 U2棟 |
Published by 学会事務局 on 30 3月 2010
Journal of Bioscience and Bioengineeringでは、掲載論文のCorresponding authorに、論文の電子版ファイル(e-offprint)を、掲載号のオンライン公開後24時間以内に無料でお送りしております。このたび著者の方からe-offprintが届いていないとのご指摘を受け、Elsevierに問い合わせたところ、Vol. 108, No. 5(2009年11月号)からVol. 109, No. 4(2010年4月号)の掲載論文については、全てe-offprintファイルが送信されていなかったことが判明しました。
未送信のファイルについては早急にお届け出来るように、現在Elsevierに対応を依頼しています。
オンライン公開中の最新号Vol. 109, No. 5(2010年5月号)以降は、正しい設定になっているとのことです。なお"Articles in Press"として公開された時点では、掲載号及びページ番号は決まっていないので、e-offprintは発送されません。
著者の先生方にはご迷惑をおかけして、大変申し訳ございませんでした。今後このようなことがないよう、Elsevier側に対応を求めていく所存です。今回の件についてお問い合わせの際は、論文番号と掲載号をお書き添えの上、 までご連絡下さい。
2010年3月30日
英文誌編集係
Published by 学会事務局 on 26 3月 2010
2010年度 日本生物工学会シンポジウム「天然生物資源のバイオ利用」を本部と北日本支部主催で開催いたします。
日時: 2010年(平成22年)7月23日(金)9:30~17:05
場所: 北見工業大学総合研究棟(正門入ってすぐの建物)(北海道北見市公園町165番地)
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 支部:北日本 on 26 3月 2010
主催: 日本生物工学会、日本生物工学会北日本支部、日本生物工学会九州支部
後援: 北見市,北見工業大学北方圏バイオ資源創成研究センター
日時 | 2010年(平成22年)7月23日(金)9:30~17:05 |
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場所 | 北見工業大学総合研究棟(正門入ってすぐの建物)(北海道北見市公園町165番地) JR北見駅よりタクシー10分、女満別空港から空港バス北見工大前バス停より徒歩5分 |
シンポジウム参加費 | 無料 懇親会費(税込み):一般5,000円,学生3,000円 |
エクスカーション | シンポジウムの翌日7/24開催予定,近郊観光,昼食,本州方面の航空便に間に合うように14:00頃女満別空港着予定.費用は未定です.希望者が少ない場合,開催しない可能性があります. |
申込方法 | 申込書 |
申込締切日 | |
申込先 | 北見工業大学バイオ環境化学科 多田清志 TEL. 0157-26-9392 FAX. 0157-24-7719 E-mail: |
ポスター発表申込締切 | 2010年6月30日(水) ポスター発表は一般公募です。要旨もこの期日までに提出ください。要旨はA4,1ページ、様式自由、PDF形式とし、ポスターはA0サイズ1枚とします。 |
問合せ先 | 堀内 淳一(オーガナイザー,北見工業大学) TEL. 0157-26-9415 FAX. 0157-26-9385 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 23 3月 2010
日本生物工学会乳酸菌・腸内細菌工学研究部会は、2010年5月14日(金)~15日(土)に、十勝川温泉 笹井ホテルにて講演会を開催いたします。⇒詳しくはこちらから
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 学会事務局 on 23 3月 2010
乳酸菌・腸内細菌工学研究部会では毎年、日本乳酸菌学会の協賛を頂き、関連の研究者が一同に会して、昼は各自の研究成果を発表し、夜は車座になって情報交換を行う講演会を企画しております。
本年度は新企画として「若手からのミニプレゼン」および会の終了後、チーズ工房への見学バスツアー(オプショナルツアー)を企画致しました。
以下の要領で開催しますので奮ってご参加下さい。
日時 | 2010年5月14日(金)13:50 ~5月15日(土)11:00 ⇒変更しました! オプショナルツアー: 5月15日(土)11:30~14:30 |
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場所 | 十勝川温泉 笹井ホテル 〒080-0262 北海道河東郡音更町十勝川温泉北15丁目1番地 TEL: 0155-46-2211 FAX: 0155-46-2216 |
会費 | 一般 18,000円,学生 12,000円(一泊宿泊費・懇親会費含む) オプショナルツアー: 参加料金別途3,000円(お弁当付き) |
定員 | 70名 |
申込締切日 | 2010年4月16日(金) |
申込方法 | 下記事務局まで御連絡下さい.折り返し申込書をお送り致しますので, 必要事項を御記入の上,再度事務局へ申込書を御返送下さい. |
連絡先 | 日本生物工学会乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 2010年度講演会事務局 株式会社近畿日本ツーリスト北海道 札幌法人旅行支店内 TEL 011-280-8855 FAX 011-280-2732 E-mail: 担当:小田・山下 |
13:50-14:00 はじめに 部会長 横田 篤
14:00-14:40 ビフィズス菌の線毛様蛋白の多型性にみる宿主特異的定着メカニズム
○大澤 朗(神戸大院・農)
Bifidobacterium longumのヒト宿主特異的な定着について検証するため、レクチン様線毛タンパクをコードすると思われるBL0675遺伝子に着目し、異なるヒトの糞便より分離されたB. longum株における本遺伝子のシークエンス解析及び比較解析を行った。その結果、BL0675遺伝子の配列は菌株間で非常に多様性に富み、5つの系統 グループに分類された。菌株のGroup分類結果を宿主間で比較すると、Groupの分布は概ね宿主ごとに偏る傾向が見られたことから、B. longum株の宿主特異的な定着においてはこの線毛様タンパク質が主に関与していることが示唆された。
14:40-15:00 乳酸菌と炭水化物の相互作用
○片倉啓雄、橋本高志、田中祥之、植松亜弥、紀ノ岡正博(阪大院・工)
Lactococcus lactis IL1403株の細胞表層に局在するタンパク質を等張液中で溶菌酵素処理をすることにより可溶化し、セルロースに親和性をもつタンパク質を分離したところ、DnaK、GroEL、GAPDHなどの細胞質タンパク質が同定された。このうちDnaKは、IL1403株およびキチンに対して105 M-1オーダーの、セルロースおよびムチンに対して106 M-1オーダーの吸着定数をもち、IL1403株をセルロースに接着させた。
15:00-15:40 乳酸菌発酵技術を使った機能性食品等の開発
○園元謙二(九大院・農、九大・バイオアーク)
日本の得意分野である発酵技術によるものつくり研究開発の中で、「乳酸菌」を利用した機能性食品・素材の開発を紹介します。特に、優れた「乳酸菌」を見つけ出し、食品や未利用資源を活用して機能性食品・素材をどのようにしてつくり出すのか、九州地域においてのさまざまな研究(乳酸菌機能の戦略的活用の具現化と新産業の創出)を例にとり講演します。
15:40-16:00 休憩
16:00-17:30 若手からのミニプレゼン(6題)
16:00-16:15 Bifidobacterium breve ヤクルト株がマウス皮膚機能に及ぼす影響
○杉本 沙穂、伊澤 直樹、曽根 俊郎、千葉 勝由、宮崎 幸司(ヤクルト本社中央研)
16:15-16:30 乳酸菌と酵母をモデルとした接着による細胞応答の解析
○澤田浩志、片倉啓雄、紀ノ岡正博(阪大院・工)
16:30-16:45 牛乳ラクトフォリンの有する修飾糖鎖の多様性
○稲垣瑞穂1、中家修一2、野原大輔3、矢部富雄1、金丸義敬1、鈴木徹4
(1岐阜大・応生、2島津製作所、3岐阜大・工、4岐阜大・連農)
16:45-17:00 製糖工程から分離した乳酸菌を用いたサワーブレッドの風味と防カビ性能
○仲田弘明・長谷川秀樹・櫻井博章・田村雅彦(日本甜菜製糖)
17:00-17:15 ヒトミルクオリゴ糖を炭素源としたビフィズス菌培養物中のオリゴ糖の定量分析
○畑山恵美1、朝隈貞樹2、北岡本光3、浦島 匡1、芦田 久4、廣瀬潤子5、片山高嶺6
(1帯畜大・畜産衛生,2北農研,3食総研,4京大院・生命,5滋賀県大・人間文化,
6石川県大・生物資源工)
17:15-17:30 乳酸菌によるインフルエンザウイルス感染防御効果について
○芦田延久、篠田直、山本直之(カルピス・健康機能研)
(このあと部会幹事会の予定)
19:30-21:30 懇親会
21:30- 夜の部
9:30-9:50 胆汁酸添加食摂取ラットにおける胆汁酸代謝と腸内細菌叢の解析
○横田 篤,K. B. M. Saiful Islam, 萩尾 真人,石塚 敏,吹谷 智(北大院・農)
ヒトの主要な一次胆汁酸であるコール酸 (CA)は,腸内でClostridium属の一部の菌種により二次胆汁酸の一種であるデオキシコール酸 (DCA)に変換される.DCAは,実験動物において大腸癌発癌プロモーター活性を持つこと,ヒトにおいては発癌性物質となる可能性が報告されている.また,近年本邦において大腸癌が増加している理由として,食生活の欧米化による脂質摂取量の増加と,それに伴う腸内胆汁酸量の増加との関連が指摘されている.そこで本研究では,腸内胆汁酸量の増加が,胆汁酸組成と腸内細菌叢に与える影響を明らかにするため,CA添加食摂取ラットを用いて,胆汁酸組成と菌叢の変化を解析した.
9:50-10:30 乳酸菌由来細胞外多糖に対する培養条件の影響
○福田健二1、石 塔拉1、Fiame Leo1、元島英雅2、浦島 匡1
(1帯畜大・畜産衛生、2よつ葉乳業・中央研)
細胞外多糖(Exopolysaccharide, EPS)は微生物が生産し細胞外に分泌する多糖であり、乳酸菌にもEPS生産性を示す菌株が存在する。化学構造の違いから、EPSはホモ型とヘテロ型に分類され、代表的な例として、それぞれデキストランとキサンタンガムが挙げられる。特に食品由来の乳酸菌が生産するEPSに関して、高い安全性や健康増進効果が期待できることから、その産業利用が期待されている。伝統的発酵乳から単離したLactobacilus fermentum TDS030603は、非常に粘性の高いEPSを分泌する。完全合成培地を用いた実験により、培養条件が本菌のEPSに及ぼす影響について調査した。
10:30-10:50 乳酸菌を利用した環境調和型生産プロセスへの試み
○永利浩平1,2、林いずみ2,3、園元謙二2,4,5
(1オーム乳業㈱、2Qok・Bio LLP、3熊本製粉㈱、4九大院・農、5九大バイオアーク)
ものづくりには、必ず副産物が発生します。特に九州には多くの農産物、醸造食品等の特産品がありますが、ほとんどは未利用資源や産業廃棄物として処理され大きな問題となっております。このような問題に対して、我々は未利用資源(乳製品や焼酎粕由来等)の積極的活用を行っております。さらに、未利用資源を利用した発酵生産の過程でもさまざまな副産物が廃棄物として発生しますが、これら副産物に対しては、いくつかの有用物質や機能性を見出し、魅力的な商品への転換を行っております。このような取り組みの一部を紹介します。
10:50-11:00 おわりに 部会長 横田 篤
11:30-15:30 チーズ工房見学バスツアー(オプショナルツアー)
11:30- 十勝川温泉を出発・バス内で昼食
12:30頃 十勝野フロマージュ到着 見学・お土産購入など
14:00頃 十勝野フロマージュ出発
14:30頃 とかち帯広空港到着(15:20発 羽田便に間に合うように)
15:30頃 JR帯広駅到着
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⇒JBB Vol. 109, No. 3 目次(PDF)はこちら
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庶務担当理事 清水 浩
会員各位
すでにご承知の通り,2008年12月1日に公益法人制度改革関連の新3法が施行され,従来の公益法人は,5年以内(2013年11月30日まで)に「公益社団・財団法人」,または「一般社団・財団法人」に移行することが求められております.日本生物工学会では,「公益社団法人」の認定を目指すとの基本方針により,申請に向けた取り組みを進めております.
会員の皆様には,昨年「生物工学会誌」10 月号の「公益法人制度の施行と日本生物工学会」にて,「公益認定を受けるメリットとデメリット」を中心として「公益法人制度の概要」をお知らせいたしました.
今回は,「公益社団法人」申請時に提出が求められます本会運営の根幹となる新定款案をここに公開いたします.会員皆様方のご意見・ご助言をお願いいたします.
⇒新定款案 (894 KB)
※新公益法人制度については,制度概要・関連法令・ガイドライン・詳細なQ&Aを含め,政府公益認定等委員会のウェブサイト(https://www.koeki-info.go.jp/pictis_portal/common/portal.do)に掲載されていますのでご参照下さい.
〒565-0871 吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内
社団法人日本生物工学会 事務局
TEL. 06-6876-2731 FAX. 06-6879-2034
E-mail:
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生物工学会誌 第88巻 第3号
室岡 義勝
まだ助教授時代の若かった頃のこと。米国の研究者仲間(といっても初めて会ったのだが)の教授から大学での講義依頼を受けたことがある。アトランタから車で1時間ばかり走った大学街のアッセンスのジョージア大学で講義を行った。その後、この田舎町のレストランで食事をとった時、隣のカウンターに腰かけていた街のおじさんが、うさんくさげに私を見た。教授はすかさず「この人は日本から来たサイエンティストです」と、おじさんに私を紹介した。おじさんは一瞬驚いた顔をして「何と若いサイエンティストですね。この街はめてですか?」と愛そうが良くなった。
私はサイエンティストといわれて面映ゆかったが、サイエンティストは裁判官と同じように特殊な専門職として尊崇を集めていることに初めて気がついた。そういえば、米国だけでなく日本以外(?)どの国の人でもそうである。国際線の飛行機で乗り合わせた隣の人にはまず挨拶することにしている。職業までは紹介しない。話が進んで「国際学会からの帰りです」ということになると、必ず「何が専門ですか?」と聞かれる。この東洋の貧相なおじさんが、バイオとか遺伝子工学をやっている科学者だと知ると、おばちゃんまでが「最先端ですね」と尊敬をこめて感嘆される。たいていの場合、会話はここで終わる。科学者とこれ以上何を話していいかわからないから。
日本人は、控え目を美徳とし、あまり自分のことを学者とか科学者とは言わない。科学者の代わりに研究者であると自分を紹介する。しかし、研究者と科学者は違う。科学者は世の中の科学技術についての深い知見と洞察をもち、国を超えてそれぞれの専門分野で責任を背負っている。だから、世界のどこでも尊敬されるのである。
職業に貴賎はないことは観念的に分かってはいるが、性別や生まれのように自分で選択できないものと、職業のように自分の意思や努力で選択できるものとは違う。後者の意味において、日本は極端な平等主義社会であり、科学者も大学教授も一般労働者と収入も扱いもあまり変わらない。これは、昔から学者たるもの清貧に甘んじることを潔しとする朱子学的思想からきたものであろう。我が国の研究者の社会的地位が高くないのは、一方で研究者自身が科学者として重要な責任を負っていることを自覚しなかったからでもあり、科学者が国の教育・文化・科学政策に対して積極的に提言してこなかったことにもよる。欧米の科学者の多くは優秀なロビイストでもある。
私たちは、研究者から科学者に脱皮し、次世代に続く国の科学政策や地球の未来に責任を負って、堂々と提言することを始めよう。そして、自分の職業は「科学者」であると自信を持って自己紹介しよう。当然ながら、こうした科学者の集まりである学会は、社会に対して影響力のある良きオピニオンリーダーであらねばならない。
著者紹介 広島工業大学健康情報学科 (教授)
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Published by 学会事務局 on 23 3月 2010
日時 | 2010年5月28日(金)14:30 ~17:20 |
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場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル801~802号室 豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010 |
参加費 | 無料 |
プログラム | (司会 稲垣 賢二)
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東京大学・生産技術研究所 沖 大幹
水は地球表層を循環している資源なのに,なぜ水不足で困っている人が何億人もいるのでしょうか.足りないのなら,運んだり,貯めておいて必要なときに使ったり,いざとなれば海水の淡水化や使った水を浄化して再利用すればよいのではないでしょうか?? そもそも我々はどのくらいの水が毎日のくらしに必要で,どのくらいの量を使っているのでしょうか.世界のどういう地域が水不足で困っていて,地球温暖化に伴う気候変動によってどのような問題が顕在化するおそれがあるのでしょうか.水ストレスとはどういう概念で,食料交易は果たして水ストレス解消に役立つのでしょうか.工業生産や食料生産に伴うウォーターフットプリントはいったいどのくらいで,これは果たしてカーボンフットプリントと同様,商品のラベリングに使われるようになるのでしょうか.そしてそれは適切なのでしょうか.これらの疑問について,時間の許す限りお話したいと思います.
(座長:坂口 正明)
アサヒビール株式会社・酒類技術研究所 小林 稔
ビールは原料や発酵由来の香味と炭酸ガスによる刺激が調和したお酒である.お客様の嗜好に合わせて醸造技術者は香味設計する必要があるが,技術の選択肢はそれ程多くはない.現在市場には様々な香味特性を有したビール類が流通し,低価格の新ジャンル醸造酒がシェアを拡大している.発泡酒や新ジャンルは麦芽比率が低く,これゆえビールにない華やかな香味を特徴とするが,発酵原料の窒素源量が少ないため,酵母へのストレスにより生じる不快臭味を抑制可能な醸造法を導入する必要がある.おいしいビールの統一的定義は困難であるが,当社では不快臭味がなく,洗練された香味を有することを1つの定義としている.近年の分析機器の進歩により,香味に影響する成分を特定し,その分析値により品質制御を行ったり,その物質の生成機序を解明し,工程改善や原料選択を行うことが可能となった.同時に,香味品質を自由自在に制御し,嗜好に合ったビール醸造が可能となりつつある.本講演ではビール醸造法が香味へ及ぼす影響について,最近の演者らの検討結果を紹介したい.
(座長:秦 洋二)
サントリー酒類株式会社・スピリッツ事業部 輿水 精一
ウイスキーを一般的に定義するならば,『穀類を原料として,糖化,発酵の後に蒸溜を行い,木製の樽で貯蔵熟成させてできる酒』となる.この樽で5年,10年,時には30年以上も寝かせることにより,すなわち時間をかけることで初めて生み出される複雑で芳醇な味わいこそ,ウイスキーの最大の魅力である.日本のウイスキーづくりは1923年,サントリーの創業者である鳥井信治郎が京都と大阪の境,山崎の地に日本初のモルトウイスキー蒸溜所を建設することにより始まった.目指したものは日本人の感性で日本人の嗜好に合うウイスキーづくりであった.85年を経て,今や日本のウイスキーは世界の注目を浴びる存在となった.本講演では,様々なハンデキャップを乗り越えながら,熟成の美味さにこだわってきた,サントリーのウイスキーづくりについて紹介する.
(座長:町田 雅之)
■ 関連記事:【本部】2010年(平成22年)度総会・評議員会(2010/5/28)
https://www.sbj.or.jp/news/news_20100226-3.html
Published by 学会事務局 on 19 3月 2010
主催:システムバイオテクノロジー研究部会
共催:アジア・ハイテクノロジーネットワーク(AHTN)
日時:2010年3月23日 9:30-13:00(仮)
場所:待兼山会館特別会議室
題目:システムバイオテクノロジーの概念下にゲノムからロボティクスまでを俯瞰する試み
趣旨:ゲノムから生命を構造的、帰納的に理解する試みは従来から行われている。一方で、近年、ロボティクスからその生命を模倣し、その仕組みの把握、さらには生命がどのようにものを認識し、理解しているかを明らかにする試みもある。生命の基本構造である細胞がゲノムやたんぱく質をもとに成り立つことを考慮するとその構造やシステムを理解し、ロボティクスに適用することや、ロボティクスから得られた知見から生命の仕組みを推定し理解することは非常に有用であると考える。これはゲノムをはじめとする生命の仕組みとロボティクスを融合することで初めて達成することができる。また、近年において、BMIのように生物と機械とをインターフェイスを用いて直接操る研究も盛んであることから両者を有機的に融合するための基礎技術が成立しつつあることが期待される。そのため、ゲノム領域から、ロボティクスまでの広い領域において、領域間の知識を融合し共通認識とするための基盤を整備することを目的とする。
司会:岡本正宏 (九州大学)、三宅淳(大阪大学)
登壇者
(敬称略)
Published by 学会事務局 on 16 3月 2010
スローフード微生物工学研究部会では、発酵食品の機能性データベース(食酢・日本酒・醤油)を更新しました。
⇒発酵食品の機能性データベースはこちら
スローフード微生物工学研究部会では、発酵食品の機能性データベースを作成中です。データベースをさらに充実したものにするために、お気づきの点、新情報をお寄せください。皆様からの新たな情報をお待ちしております。
Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 11 3月 2010
氏名 | 大竹 久夫・本田 孝祐 |
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所属 | 大阪大学大学院 工学研究科 生命先端工学専攻 |
ウェブサイト | http://www.bio.eng.osaka-u.ac.jp/be/ |
研究テーマ | 疎水性細菌を用いた非水バイオプロセスへの挑戦 |
Rhodococcus opacus B-4株は、水・有機溶媒混合液中で有機相に吸着したり、湿潤状態で有機溶媒に分散したりといった特性を有する「疎水性」細菌として特徴づけられる。この特徴により、本菌は有機溶媒を含む反応液中において、難水溶性基質への高い接触・取り込み効率を有すると考えられる。われわれのグループでは、この仮説を実証するとともにR. opacus B-4を触媒とした非水環境下での各種難水溶性化合物の微生物変換に挑んでいる。
水/有機溶媒混合液中における各種菌体の挙動
左から順に、R. opacus B-4、 R. erythro-polis PR4、P. putida T-57、 E. coli JM109
大腸菌、R. opacusのそれぞれにPseudomonas putida 由来トルエンジオキシゲナーゼを発現させ、二相反応系内にて側鎖炭素鎖長の異なる一連のアルキル化ベンゼンの水酸化反応を実施した。また、反応液中の水・有機溶媒比を変化させた反応液を用意し、1)基質の水溶度、2)有機溶媒体積比が反応収率に及ぼす影響を調査した。大腸菌を宿主とした場合、基質の水溶度が低下するにつれ、収率が顕著に低下したのに対し、R. opacus ではほぼ一定の収率が得られた。R. opacus は有機相中に溶解する基質を積極的に取り込めるため基質の水相への分配比に影響を受けづらいためと考えられる。
水・有機溶媒二相反応系内での各種アルキル化ベンゼン水酸化反応
有機相としてオレイルアルコールを使用した
一方、反応液の水・有機溶媒比率が収率に及ぼす影響については、次のように説明できる。有機溶媒の体積比が減少すれば、基質の水・有機溶媒相間の濃度差は大きくなる。この濃度差は基質の水相への分配のドライビングフォースとなることから、 大腸菌にとっては水相への基質の分配が大きい系、すなわち有機溶媒比が小さい系において反応が良好に進行したと考えられる。対照的にR. opacus は有機相中から基質を取り込むことが可能であるため、水・有機溶媒相の比界面積が最大となる系において最大収率を示したと考えられる。
なお、本反応系は現在5-Lジャーファーメンタースケールにまでスケールアップされており、sec-ブチルベンゼンを基質とした水酸化反応において初発濃度5 g/L(水相を含む総体積に対する濃度)の基質を85%以上のモル収率で水酸化することができている。
等量の水・有機溶媒混合液中にR. opacus B-4を分散させると、安定なwater-in-oil エマルジョンが得られる(左)
水・有機溶媒・菌体のそれぞれを蛍光染色して顕微鏡観察すると水・有機溶媒の界面に菌体が集中している様子が見て取れる(右)
冒頭にも記したとおり、R. opacus B-4株は、湿潤状態で有機溶媒に分散することが可能である。この特性がいかにユニークなものであるか、皆さんの研究室で保存されている微生物菌体を有機溶媒に懸濁することに挑戦していただきたい。
ほとんどの微生物は、溶媒と混ざり合うことなく、容器の内壁にへばりつくことになるだろう。本菌のこのような特徴を活用することにより、二相系反応からさらに歩を進めた「有機溶媒一相系」での反応も実施可能である。もちろん湿潤菌体の大部分(約80%)は水であり、厳密にいえば「極めて水の少ない二相系」と呼ぶべき反応形態かもしれないが、有機溶媒中に直接菌体を分散させ反応を行うことにより、基質と微生物の接触効率を高められるほか、生産物の分離ステップの簡略化や反応液体積の縮小といったメリットが付与できる。
有機溶媒中に分散させた
R. opacus B-4(左)およびE. coli JM109(右)
好熱性細菌Thermus thermophilus HB27株由来の耐熱・耐有機溶媒アルコールデヒドロゲナーゼ(TtADH)を過剰発現させたR. opacusを用い、有機溶媒中での芳香族ケトンの立体選択的還元反応に取り組んだ。反応は50~80℃程度の高温で行われ、この温度でR. opacusは生理活性を失うが、有機溶媒への親和性に変化は見られなかった。その一方で、高温での処理を施すことによって反応効率の著しい増大が認められた。これは熱処理により菌体の膜構造が脆弱化し、基質の透過性が向上したためと考えられるが、この場合も目的の酵素は菌体内に保持され続けていた。
生産実験は、目的反応であるフッ化アセトフェノンの立体選択的還元を触媒するTtADH1、および本反応により消費されるNADHの再生用酵素としてシクロヘキサノールの酸化反応を触媒するTtADH2を共発現させたR. opacus B-4を用いて実施した。湿菌体を等モルのフッ化アセトフェノン、シクロヘキサノール混合液中に直接懸濁し、マグネチックスターラーによる撹拌のもと70℃にて反応を行った結果、収率約70%、最終生産物濃度510 g/lという高い生産性を達成することができた。
【原著論文】
【学会発表・シンポジウム講演予定】
Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010
氏名 | 堀 克敏 |
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所属 | 名古屋工業大学 大学院工学研究科 物質工学専攻 |
ウェブサイト | http://www.ach.nitech.ac.jp/~chemeng/kakou/hori/toppage/index.html |
キーワード | 微生物付着、バイオフィルム、細菌ナノファイバー、接着蛋白質、廃水処理、排ガス処理、界面微生物工学、微生物変換、固定化、二相系、エマルジョン、バイオレメディエーション、微生物細胞、感染症、ファウリング、グリーストラップ |
主たる研究テーマ |
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図1 油滴表面に単層吸着する微生物(左、中)
油滴表面に単層吸着(ラングミュア吸着)する炭化水素水酸化細菌。細胞自己凝集はしないが疎水的な細胞表層をもつのが特徴。通常、疎水的だと右のように自己凝集してしまう。こうなると油滴との直接接触が妨げられる。単層吸着をする微生物細胞を利用することで油滴に溶けた高濃度の毒性かつ疎水性基質を、界面で高速変換する技術を確立した。これによって世界ではじめて1リットル・1時間あたり1グラム以上の変換速度を実現した。微生物反応を利用したバイオ化学工業実現への第一歩である。
図2 細菌ナノファイバーによる固体表面への細胞の直接固定化
物質輸送が律速となるゲルへの包括固定化のいらない画期的な固定化法の開発に成功(PCT 出願済み)
図3.バイオフィルムによる廃水処理の実例(産学連携の成果): 厨房排水処理技術
グリーストラップ中の油(左)がバイオフィルムで分解された(右:発酵による発泡状態)
Published by 学会事務局 on 10 3月 2010
日時 | 2010(平成22)年3月26日(金)午後1時~5時 |
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場所 | 日本大学会館大講堂(東京都千代田区九段南4-8-24) |
シンポジウム参加費 | 無料 |
趣旨 | 微生物や酵素などの生体触媒を用いた有用物質生産は、アミノ酸、有機酸、アルコールなど親水性の生体関連物質の生産において大きな成果を収めてきた。しかし、疎水性の有用物質や生物には馴染みのないケミカルのバイオプロダクションははかばかしい進展はない。 日本生物工学会有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会は、疎水性の世界におけるバイオプロダクションに資する研究、特に有機溶媒に耐性な微生物や酵素、疎水環境におけるバイオプロセス開発に関する研究を発展させることを目的にしている。本シンポジウムでは、研究部会メンバーの先端的研究を紹介したい。 |
連絡先 | 〒739-8530 東広島市鏡山1-3-1 広島大学大学院先端物質科学研究科 加藤 純一 TEL: 082-424-7757 E-mail: |
Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010
氏名 | 本多 裕之、大河内 美奈 |
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所属 | 名古屋大学 大学院工学研究科 化学・生物工学専攻 |
ウェブサイト | http://www.nubio.nagoya-u.ac.jp/proc/index.htm |
化学プロセスの一部をバイオプロセスで代替することで、省エネルギーで低コストなトータルプロセスを開発するグリーンバイオテクノロジーという視点が注目されている。実際の化学プロセスを考えた場合には、様々な物質を溶解できるという利点から極性が高くて疎水性が低い溶媒、すなわち微生物に対して毒性の高いトルエン、p-キシレン、シクロヘキサンといった有機溶媒が使用されることが多く、これらの溶媒存在下でも活性を示す酵素の探索、有機溶媒存在下で生育可能な菌株の育種が必要不可欠である(図1)。
図1
高濃度のトルエン中で生育可能な微生物の存在が報告されて以来、微生物の有機溶媒耐性機構に関する研究が進められてきた。Pseudomonas属や大腸菌では有機溶媒耐性機構の一部概要が明らかとなっており、有機溶媒排出ポンプの存在、急速な細胞膜修復機構、細胞膜透過性の低下、細胞膜の硬化、細胞表面の疎水度の低下などの関与が明らかとなっている。さらに、DNAマイクロアレイ解析やプロテオーム解析による網羅解析が進められ、微生物の溶媒耐性機構を解明する研究が行われている。
我々は、微生物の有機溶媒に対する耐性機構を解析するため、DNAマイクロアレイにより大腸菌の有機溶媒添加後の時系列データの情報解析に基づいた溶媒耐性遺伝子の探索を行った。有機溶媒耐性を獲得した大腸菌の変異株によるDNAマイクロアレイデータは、有機溶媒耐性を誘発する細胞のプログラムの変化をとらえており、耐性を獲得する上で必要な遺伝子や代謝経路について知見が得られるものと考えられる。これまで、marA(既知)、glpC、fruAをはじめ、転写因子であるpurR、ホスホトランスフェラーゼシステムのmanXYZ、糖代謝に関与するレギュレーターであるcrpが有機溶媒耐性に関連する遺伝子として探索した(図2,3)。
図2
図3
また、高発現した遺伝子群にストレス応答たんぱく質がみられたことから、分子シャペロンを用いた耐性化を検討した。超好熱性古細菌由来の分子シャペロンであるプレフォルディンの導入により、耐性の向上を確認した(図4)。
図4
細胞内のタンパク質の発現量は多くの転写因子によって制御されており、代謝調節機構などについては、未解明な点が多い。今後、細胞応答に関する機構を解析する新たなツールを開発していくことで、より戦略的に各バイオプロセスに適した宿主の創製が可能となるものと期待する。
Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010
氏名 | 道久 則之 |
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所属 | 東洋大学 生命科学部、東洋大学 バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター |
トルエンやキシレンなどの有機溶媒は、微生物にとって猛毒であると考えられてきた。しかし、このような有機溶媒を大量に含む培地においても生育する微生物が、井上と掘越によって報告された(Nature, 338, 264-266 (1989))。この報告が発端となり、現在では、国内外の様々な研究グループが、有機溶媒耐性微生物の研究を行っている。
有機溶媒耐性微生物は、基質を有機溶媒に溶解した非水反応系へ用いることができるため、溶媒存在下における変換反応の効率化が期待されている。また、疎水性有機化合物による環境汚染や石油の脱硫などのバイオレメディエーションへの応用も期待されている。一方、有機溶媒耐性酵素は、有機溶媒存在下における有用物質生産に有用である。有機溶媒中では加水分解酵素を用いると、加水分解の逆反応である縮合反応側へ反応の平衡がシフトする。このため、プロテアーゼによるペプチド合成やリパーゼによるトリグリセリドなどの合成や転移反応を有機溶媒存在下で実施する応用がなされている。しかし、有機溶媒存在下では微生物や酵素などの生体触媒は不安定であり、容易に失活する生体触媒も少なくない。そこで、このような有機溶媒存在下における物質生産には有機溶媒耐性の生体触媒が望まれている。
当研究室では、有機溶媒耐性細菌を用いて疎水性有機化合物を有機溶媒に溶解し微生物培養液に重層した二相反応系を用いた効率的な物質生産法の開発を試みている。これまでに、コレステロールの酸化やステロイドホルモン前駆体の生産、青色色素のインジゴ生産などについて解析を行っている。また、細菌の有機溶媒耐性機構を調べるためのモデル微生物として大腸菌を用いて有機溶媒耐性機構の解析も行っている。さらに、有機溶媒耐性細菌から有機溶媒耐性のコレステロールオキシダーゼやコレステロールエステラーゼ、アミラーゼを見出し、解析を行っている。
Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010
氏名 | 長澤 透・吉田 豊和・満倉 浩一 |
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所属 | 岐阜大学 工学部生命工学科 |
自然界には未知の微生物が数多く潜在しており、新しい機能を持つ微生物(あるいは酵素)を発見できる可能性がある。微生物の新しい反応を探索し、その反応を担う酵素の触媒能力を高め、微生物反応を活用した「ものつくり」手法の開発を目指している。酵素反応や触媒機能を有機化学、酵素工学、遺伝子工学的手法を駆使して基礎的に解析するとともに、化成品・医薬品や機能性素材などの合成に応用する研究を展開している。最近の主な研究内容は以下に示すものである。
Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010
氏名 | 川口 秀夫 |
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所属 | 東京大学大学院 工学系研究科 フロンティアエネルギー開発工学(JAPEX)寄付講座 |
非在来型資源である重質油の生産および利用に関する環境調和型技術開発として、有機溶媒存在下でのバイオプロセスに関する研究を行っています。
図1 新規微生物触媒の利用による重質油の環境調和型改質へのアプローチ
図2 微生物によるDBTの選択的脱硫反応
図3 微生物浄化作用を応用したSAGD法プロセス水再利用率の改善
Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010
氏名 | 岩淵 範之 |
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所属 | 日本大学 生物資源科学部 応用生物科学科 |
ウェブサイト | http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~molmicro/index.html |
Rhodococcus属細菌は、石油、塩素系有機溶媒などの難分解性化合物に対する資化能力をもつことに加え、アクリルアミドや有用酵素群、あるいは細胞外多糖を初めとした機能性バイオポリマーなどの生産菌であることが知られている。それゆえ、産業的に重要な菌群として位置づけられており、低エネルギー化や環境負荷を削減できるバイオプロセスによる環境浄化・物質生産への応用が期待されている。このバイオプロセスを考える場合、有機溶媒を含む特殊な環境での微生物と有機溶媒との相互作用の理解が重要となる。
上述した相互作用の解析は微生物の有機溶媒耐性獲得機構を知る手掛かりとなる。これまで、グラム陰性菌の大腸菌やPseudomonas属細菌を中心に遺伝生化学的な研究が行われ、細胞表層構造の変化やefflux pump、ベシクルの形成などの耐性機構が提案されている。一方で、グラム陽性菌においては、炭化水素分解遺伝子などに関する遺伝性化学的研究は進んできたが、有機溶媒耐性に関した研究はそう多くない。このことは、一般にグラム陽性菌は陰性菌に比べ有機溶媒耐性レベルが低いと考えられていることに起因していると予想される。しかしながら、上述したようにRhodococcus属細菌は有機溶媒存在下での利用価値が高いことから、同菌の有機溶媒耐性に関する知見の蓄積が求められている。
Rhodococcus属細菌は、土壌や海洋などにありふれて存在するグラム陽性で、高G+C含量のコリネ型細菌の一種であり、コロニー形態変化の激しい細菌として知られている。このことは、自然環境中から単離されるものの多くはラフ型のコロニー形態を示すが、継代培養中にラフ→ムコイドあるいはムコイド→ラフなどのコロニー形態変化が頻繁に観察されることからも容易に伺える。このコロニー形態変化には、細胞外多糖(EPS)の生産が深く関与しており、微生物と外界との相互作用を規定する細微表面特性に大きく影響を与えることから、溶媒機構を考える上でも重要な因子となる。
本研究部会では、R. rhodochrousのコロニー形態変化によるEPS生産量の違いとそれに伴う細胞表面特性の違いが同菌の有機溶媒耐性に深く関与している事例およびR. erythropolis PR4株のアルカンの炭素数の違いによる細胞と有機溶媒の相互作用の変化を通じてRhodococcus属細菌の有機溶媒の耐性機構と相互作用を考えてみたい。
R. rhodochrous S-2株は、100,000 ppmの石油存在下でも石油を乳化しながら生育できる高濃度石油耐性・石油分解菌として見出され、その後同菌の耐性機構が検討された。同一菌株由来のコロニー形態変異株であるS-2株(ムコイド型菌)、R-1、R-2株(ラフ型菌)を用いて、石油存在下での生育を検討したところ、R-1、R-2株の生育は著しく抑制された。また、変異原処理、遺伝子操作を用いてS-2株より取得したラフ型菌株群の生育も同様に抑制され、ラフ型菌から同様の処理にて単離されたムコイド型菌は耐性を有したことから、コロニー形態と溶媒耐性に相関があることが示唆された。一方で、これらラフ型菌の培養にS-2株由来のEPS (S-2 EPS)を投与すると石油存在下での生育は著しく促進された。このことから、S-2 EPSには溶媒感受性菌に対して耐性能を付与する機能があることが示唆された。
このメカニズムを検討するため、細胞表面特性および有機溶媒との親和性を検討したところ、概してムコイド型菌は親水的な表面をもち有機溶媒に対する親和性が低く、溶媒耐性能が高かったが、ラフ型菌は疎水的な表面をもち、有機溶媒に対する親和性が低く、溶媒耐性能は低かった。一方で、ラフ型菌にS-2 EPSを投与すると、有機溶媒への親和性は減少し、耐性能が上昇した。
以上のことから、S-2 EPSは細胞と有機溶媒の疎水性相互作用を調節し、溶媒感受性菌に耐性能を付与していることが示唆された。
PR4株は分岐アルカンの一種であるプリスタン分解菌として海水から単離されたムコイド型菌である。われわれは同菌の溶媒耐性機構を検討する過程で、同菌とアルカンとの相互作用が極めて特徴的であることを見出した。すなわち、培地/アルカン二層培養系において、添加するアルカンの炭素数によって粒子表面に吸着する「吸着型」あるいはアルカン粒子内に転移する「転移型」というようにアルカンとの相互作用を変化させる極めて特徴的な挙動を示す株であることを示した。これら特徴的な現象とEPSとの関連性を検討するため、同菌の生産する2種類のEPSの化学構造を明らかにしたが、EPS生産量が低下した変異株も親株と同様の性質を示したことから、同菌にはEPSを介さない新たな耐性機構を有すると考えられた。
このことを明らかにするため、転移型の代表としてプリスタン、吸着型の代表としてn-ドデカンを用い、同菌とアルカンとの物理化学的な相互作用を検討した。その結果、プリスタンの添加によって同菌の親油性が上昇し、界面ギブスエネルギーが減少することで、アルカン表面に対する吸着力が増大 し、結果として細胞がアルカン相に転移することが示唆された。続いて、これらの相互作用に関与する因子を分子レベルで特定するため、プロテオーム解析を行った。その結果、転移型条件では、シャペロニンの一種であるGroEL2が高発現していた。その後の遺伝子レベル、タンパク質レベルの解析により、GroEL2がPR4株のアルカンへの転移に深く関与していることが明らかとなった。また、PR4株はgroEL2遺伝子の導入により、PR4株の生育できるアルカンの種類が多くなり、それとともに転移できるアルカンの種類も多くなった。さらにこの傾向は他のRhodococcus属細菌に導入した場合でも確認されたことから、GroEL2はアルカンの転移だけでなくアルカン耐性にも関与していることが示唆された。
Published by 部会:有機溶媒耐性微生物利用技術 on 10 3月 2010
氏名 | 加藤 純一 |
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所属 | 広島大学大学院 先端物質科学研究科 分子生命機能科学専攻 |
Pseudomonas putida T57株は活性汚泥から単離した菌株で、トルエンやキシレンなどの芳香族化合物、ヘキサン、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素が飽和濃度存在する条件でも生育可能な有機溶媒耐性細菌である。また、トルエンジオキシゲナーゼ経路(下図)を有し、トルエンを唯一炭素源として資化することができる。我々は、T57株と、この株が有するトルエンジオキシゲナーゼ経路を活用し、芳香族炭化水素を原料として有用フェノール化合物およびカテコール化合物を生産する生体触媒を構築している。下図の(II)の
反応を欠失させたT57株の変異株はフェノール化合物の生産、(III)の反応を欠失させた変異株はカテコール化合物の生産の生体触媒として活用できる。構築した生体触媒と培養液(水相):デカノール(有機相)=1:1の二相反応系を組み合わせることにより、10g/L以上のフェノール化合物およびカテコール化合物の生産に成功している。
C. acetobutylicumによるブタノール生産でもうひとつ問題になっているのは、C. acetobutylicumを用いるとどうしてもアセトン-ブタノール-エタノールの混合ソルベント発酵になってしまう事である。ブタノール生成系の遺伝子のみを持つ生体触媒を用いればホモブタノール発酵が可能となり、この混合ソルベント発酵の問題も克服できると期待される。
Published by 学会事務局 on 09 3月 2010
日本生物工学会有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会は、2010年3月26日(金)に、シンポジウム「疎水性の世界でのバイオプロダクションを目指して」を開催いたします。⇒詳しくはこちらから
日時:2010年3月26日(金)
場所:日本大学会館大講堂(東京都千代田区九段南4-8-24)
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 学会事務局 on 26 2月 2010
総会・評議員会およびその後の諸行事を下記のとおり開催いたします。
会員各位多数ご出席下さいますようご案内します。
日時 | 2010年5月28日(金)13時~14時20分 |
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場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル801~802号室 豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010 |
次第 |
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日時 | 2010年5月28日(金)14時30分 ~17時20分 |
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場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル801~802号室 豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010 |
参加費 | 無料 |
内容 |
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日時 | 2010年5月28日(金)17時30分~19時 |
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場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル603~604号室 |
会費 | 5,000円 (お支払いは当日現金でお願いします) |
申込方法 | 懇親会参加者は原則として予め参加申込して下さい。参加申込方法は、
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締切日 | 2010年5月7日(金) |
申込先 | (社)日本生物工学会事務局(吹田市山田丘2-1大阪大学工学部内) TEL. 06-6876-2731 FAX. 06-6879-2034 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 25 2月 2010
新コーナー「生物工学教育」への投稿を歓迎します !
年次大会のプログラムの内容からわかりますように,生物工学がカバーする分野は大きく広がってきています.たとえば,生物工学の出発点ともいえる発酵・醸造,生物化学工学,基礎分子生物学,あるいは基礎微生物学から,植物,動物,さらには環境問題までをカバーするに至っています.
このように大きな広がりを見せる生物工学の将来を考えるとき,研究の重点化や農芸化学など他分野との差別化はもちろん重要ですが,生物工学を今後担う若手の養成もまた重要であると考えています.生物工学関連の学部・学科で学ぶ若者にどのような教育を行うかも我々に課せられた大きな問題であります.現在,理科離れの時代と言われて久しく,次世代の教育に大学や高等専門学校では苦慮される場面も少なくない状況となっています.
そこで,生物工学会誌編集委員会では「生物工学教育」なるコーナーの新設を考えました.会員・非会員を問わず,生物工学関連の部局で教育に当たられている方々より,教育活動における工夫や問題点を投稿していただき,相互の情報交換の場として有効に活用していただければと考えた次第です.「生物工学教育」では,上記のように講義や学生実験での工夫・作られた教材・新規の実験プロトコール・学生の理解度の調査などの情報をご投稿いただきたいと思っております.
投稿いただいた情報については査読を行い,教育論文としての性格を持たせるようにいたします.また,掲載された内容に対してのご意見も歓迎いたします.さらに広く会員外にも投稿を呼びかけたく,是非,会員各位の周辺の方にも投稿をおすすめいただきますようお願い致します.
生物工学会誌編集委員会
Published by 学会事務局 on 25 2月 2010
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 25 2月 2010
生物工学会誌 第88巻 第2号
清水 健一
最近、ワインの世界で「テロワール」という言葉が広く使われるようになっている。「Mediterranean」、「Territory」などと同様にラテン語の「Terr(土地)」を語源とする言葉で、「土地の環境」を意味するが、ワインに関連して使用される場合は、「ワイン用ブドウの品質に影響を与えるブドウ栽培環境」と定義するのが妥当であろう。ワイン用ブドウVitis vinifera は、中央アジアカスピ海周辺の乾燥地を原産地とすることから、水分の極度に少ない乾燥環境を好む傾向がある。それゆえに、テロワールのもっとも重要な要素は土壌、気候、立地ということになる。
良い品質のワインになるためには、ブドウの根の活発な呼吸が重要であることから、ワイン用ブドウ品種は根の酸素要求度が非常に高い。生育期に降水量が多く土壌の排水性が悪い場合には、土壌水分量が多くなり、その分、根圏周辺の空気が減少して根が酸素不足状態になる。したがって、生育期に降水量が比較的多いフランス、イタリアなどを含む地域においては、土壌の排水性の良いことがブドウの生育や品質を維持するために重要となる。また、微妙な排水性の相違で、そこに適する品種が異なる(例として、メドックにはカベルネソービニヨンが適し、それよりわずかに排水性の悪いサンテミリオンではメルロが良いなど)。
根の呼吸と同様に、あるいは最も重要な要因は光合成である。真核生物が18 – 20億年前にラン藻を取り込むことによって獲得したこの機能が、ワイン用ブドウのべレゾン(着色期)以降の成熟過程(ブドウの老化過程)で充分に発揮されることで良質なワイン醸成につながる。このことは、ワインの味、香りの生成が光合成によって合成されるブドウ糖に端を発することを考えると当然のことではある。光エネルギーを極力多く吸収するために、日照時間が長い地域、南向き斜面の畑が望ましい。
気温も、水分蒸散防止のために気孔が閉じない範囲では高いほうが良い。日中に光合成によって合成したブドウ糖の、夜間の呼吸による消費を最小限にするために、昼夜の気温差が大きい(昼は高温で光合成が活発、夜は低温で呼吸が不活発な)地域、すなわち盆地や谷が望ましい。さらに言えば、礫は排水性が良いばかりではなく、細かい土に比して比熱が小さく、昼間は日光で速やかに温まり、夜は急速に冷えるため、礫を多く含む土壌が適している(夜間の低温は、ブドウ果実の成熟を促進する老化ホルモンであるアブシジン酸誘導のためにも重要)。
日本は生育期降水量が非常に多く、土壌の排水性が悪いため、ワイン用ブドウの栽培が非常に困難であり、かつブドウの病原菌であるカビの増殖に適した環境も加わって、良いワイン用ブドウを得るためには多大な努力とコストを要する。また、ピノノワールなどのように、果皮が弱く果実内の水圧で果実が破裂しやすい品種であるがゆえに、日本で栽培不可能または困難な品種も枚挙にいとまがない。
テロワールには恵まれないものの、生物工学の側面から見ると、日本には清酒、焼酎を歴史的背景とした世界最高水準の微生物利用技術、醸造技術が存在する。最近では、醸造業界の夢の一つであった液体麹(呼称:潅水麹)技術もアサヒビールの研究者によって確立された。加えて、実用酵母の育種に関しても世界をリードする研究成果がワイン、清酒、焼酎、酵母エキスなどの分野で発表され、さまざまな細胞融合株、突然変異株が実用化されている。
どちらかというと欧州、特にフランスワインの模倣に終始してきた我が国の国産ワインは、今後の市場での伸張を期待するのであれば、テロワールを克服し、独自性のある方向を模索すべきと考える。成功例として、酵母および醸造技術を駆使した国産の亜硫酸無添加ワインは一定の市場を形成している。原料用ブドウの品質の重要性は充分に認識しつつ、生物工学的手法、独自の醸造技術を駆使した日本独自のワインの確立が急務である。
近年、赤ワインの渋みを担うプロアントシアニジン類に関して、果皮、種子における分布、構造と渋みの質の関係、ブドウ成熟やワイン熟成中のフェノキシラジカルによる構造変化などが明らかになりつつある。実用ワイン酵母の育種ターゲット、さらには、新しいワインの醸造プロセスを考える上できわめて興味深い。
最近の生物工学系の研究テーマをみると、遺伝子関連が圧倒的である。遺伝子研究の重要性を否定するつもりはまったくないが、微生物や自然界からの新たな物質の探索、醸造などの古くからある技術に関連した、研究者として心身ともに鍛えられる泥臭いテーマが急速に減少している現実には寂寞の感がある。若手研究者の皆様には果敢なチャレンジを期待したい。
著者紹介 アサヒフードアンドヘルスケアー(株)調味料事業本部(担当部長)
Published by 学会事務局 on 16 2月 2010
振込口座: 00910-3-54007
社団法人 日本生物工学会
できるだけ早いお支払い手続きをお願いいたします。(会費の口座振替登録会員を除く)
ご注意ください!
2010年会費 (1月~12月) (会費は不課税です。)
正会員 | 9,800円(だたし、海外在住の正会員は12,000円) |
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学生会員 | 5,000円 |
正会員・学生会員の方でJBB冊子体の購読をお申し込みの場合は、上記会費に購読料(5,000円・税込み)を加算してお支払いください。(冊子体購入の有無に関わらず、電子ジャーナルへのアクセス権は全員に付与されております。)
日本生物工学会事務局
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号
大阪大学工学部内
社団法人 日本生物工学会
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:
Published by 支部:関西 on 10 2月 2010
日本生物工学会関西支部は、平成22年8月6日(金)に、アサヒビール株式会社 吹田工場(〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町1-45)にて、第97回醗酵学懇話会を開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 支部:関西 on 10 2月 2010
標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加下さい.
日時 | 2010年8月6日(金)13:30~18:00 |
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場所 | アサヒビール株式会社 吹田工場(〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町1-45) |
講演 | 13:30~15:20
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見学 | 15:30~16:20 アサヒビール株式会社 吹田工場 |
懇親会 | 16:30~18:00 アサヒビール株式会社 吹田工場 |
参加費 | 1,000円 (不課税・学生無料) *当日会場にてお支払い下さい |
懇親会会費 | 2,000円 (税込み・学生無料) *当日会場にてお支払い下さい |
定員 | 70名(定員になりしだい締め切ります) |
申込み方法 | 氏名,連絡先,TEL,懇親会の出欠を明記の上,下記宛にお申し込み下さい. |
申込先 | 〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138 大阪市立大学大学院理学研究科 (社)日本生物工学会 関西支部庶務担当 藤田 憲一 Tel: 06-6605-3163; Fax: 06-6605-3164 E-mail: |
交通 | JR東海道本線京都線「吹田駅」下車 徒歩約10分 阪急千里線「吹田駅」下車 徒歩約10分 ⇒アクセスマップ |
兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター 二羽 恭介
養殖ノリの生産金額は年間700~800億円に達しており,我が国で最も重要な海洋植物である.しかし,ノリの生態や養殖方法,瀬戸内海でも盛んにノリ養殖が行われていることは,一般的には意外と知られていない.また,近年ノリの単価安に加えて色落ち被害が頻発するようになり,養殖ノリの安定生産に向けた優良品種の開発が強く望まれている.本講演では,特異なノリの生活史,戦後発展してきた養殖技術と養殖方法を紹介したうえで,①養殖ノリの分類と品種判別,②養殖ノリと野生ノリの系統関係,③養殖ノリの遺伝・育種の現状を概説し,今後の品種改良の展望と課題について述べる。
アサヒビール株式会社 生産技術センター 中村 勇一
大規模なビール工場では,500kL前後の大型タンクに複数バッチの麦汁を満たしてから発酵を開始する.発酵タンクが大型である為,タンクに麦汁を満たすのに数時間~十数時間を要している.弊社主力5工場の発酵中の酵母や発酵液の詳細な分析を行った結果,麦汁エアレーション期間の長い工場では,酵母菌体内脂肪酸の過度な不飽和化とそれによるエステルの低下,酵母細胞周期の非同期化,異常な出芽状態の酵母の増加,酵母のN代謝の不良,などが起こっていることが明らかとなった.高品質のビールを安定的に醸造するには,酵母が酸素に曝露する時間のコントロールが重要である.
Published by 学会事務局 on 08 2月 2010
このページには2010年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。
Published by 支部:九州 on 05 2月 2010
経済産業省の平成20年度提案公募型開発支援事業で、北京大学・熊本大学・崇城大学の3大学が共同して農産物系わら類、特にトウモロコシのわら(コーンストーバと呼ばれる。)からの燃料用エタノール生産を実用化するために、2年間の開発研究を実施してきました。その成果を公開という形で報告させていただきますので、ご参加の程、よろしくお願いいたします。
Published by 学会事務局 on 01 2月 2010
日本生物工学会では、2010年度(H22)研究部会(第1種研究部会 / 第2種研究部会 / 若手研究会)の設置申請を募集しております。
研究部会設置ご希望の方は、研究部会規程(2010.01.29改訂)に従って研究部会設置申請書を3月12日(金)までに学会事務局宛()に提出してください。理事会で審議の上決定をし、代表者宛に通知いたします。理事会審議決定の補助金を付与します。
活動報告については、年次大会以外の各種の機会に速やかにご報告いただき、研究部会活動報告書の提出をお願いいたします。
Published by 学会事務局 on 25 1月 2010
生物工学会誌 第88巻 第1号
会長 飯島 信司
競争と変革がオンパレードの世相の中で、日本生物工学会も大きな影響を受け、その将来についてよく考える時期がきているように思います。このようなことは何も本会に限られたことではなく、多くの学会にあてはまるのも事実です。
私が本会大会(当時は醗酵工学会)に初めて参加させていただいたのは、ポスドク生活を終え名古屋大学工学部にお世話になった昭和59年だったと思います。田口久治先生が会長で、大阪の日本生命中之島研修所で行われ、発表会場も2つか3つ、参加人数も数百人程度で宿泊も同じ場所、朝から晩まで皆一緒でした。なかなかアットホームな雰囲気で御年長の先生方におかれましては、懐かしく思われる先生も多いと思います。
その数年の後には学会の発展とともに中之島での開催が困難となり、また学会の全国展開に伴い、平成元年の名古屋を皮切りに徐々に全国各地で大会が行われるようになったのは皆様がご存知の通りです。そんな折の平成4年頃、当時副会長の今中宏先生のお取り計らいで理事、編集委員の合同合宿が開かれ、会名変更や学会誌の月刊化が審議されました。活発にまた時には本音で議論して酒を飲んだ後、皆で大広間に雑魚寝をしました。当時編集委員であり、何もわかっていなかった私が永井会長に、なぜ理事と編集委員が合宿するのかと質問したところ、醗酵工学会で評議員を除けば、役員は理事と編集委員だけだという返事でした。今考えると学会の体制も小さく、皆で意見が言い合えた風通しの良い懐かしい時代であったと言えるかもしれません。
その後、諸先輩のご努力で会名を「日本生物工学会」へ変更、全国に支部がつくられるとともに、アジアへの展開がはかられ、アクティビティーもあがってまいりました。その結果、醸造や生物化学工学に加えて、応用微生物学、応用酵素学などで確固たる地位を築いてきたと考えております。最近では、社会的要請から盛んになってきた環境関連の研究をはじめ、時代の流れとも言える動植物培養細胞、医用工学、ナノテクノロジーの研究も増え、その守備範囲も広がっています。
最先端の研究に関わり、科学の発展を牽引することはアカデミアサイドからすれば喜ばしいことですが、研究の方向性が産業のニーズから少しずれてきている面もあると感じています。醸造分野では以前から問題となっていたことですが、最近では、微生物のみならず動物細胞においても培養工学の研究テーマが激減してきています。企業の研究者の方から、「培養法について大学の研究者と議論したいが、やっている人がいない」といった苦言を伺うことがあります。これは私自身にとっても耳が痛い話です。食品や培養関係の、言葉は悪いかも知れませんがいわゆる「オールドバイオ」に携わる大学人はヨーロッパにはまだ多くいます。国民性の違いというものでしょうか。
学会は、学問の進展をはかり、情報交換などを通じて社会へ広く利益を還元することを使命とすることはいうまでもありません。さらにJBBのインパクトファクターがますます上昇し、また本会がアジアをリードする学会になれば、まわりまわって会員の皆様のお役に立てることはまちがいないと考えており、これを推進する所存です。それとともに20年前のあの雰囲気、仲間意識と言っても良いのかもしれませんが、これも大切と考えます。あくまでも理想ですが、学会のいたるところで、会員間でいろいろな交流がはかられ、自由に意見が交換できればすばらしいと思います。このような人のつながりが、その後いろいろな分野や局面で大きな発展をもたらすこともあり得ると思います。
本会が現在抱えている問題の一部もこのようなことで解決の糸口が見つかるかもしれません。もちろん今でも若手会や研究部会などはありますが、賛助会員、企業会員間でも何か交流ができないかなと思います。現在、公益法人化への移行に伴い学会の組織や運営を大きく変える必要に迫られており、このような会員間の交流を考えられないか、頭をよぎった思いを綴った次第です。
Published by 学会事務局 on 25 1月 2010
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Published by 学会事務局 on 20 1月 2010
日本生物工学会では2010年度の受賞候補者の推薦を募集しております。⇒詳しくはこちらから
授賞規定(PDF)およびアジア若手賞内規(PDF)をご一読の上、奮ってご推薦ください。
推薦書類は、2010年3月12日(金)までに事務局宛()に送付してください。
⇒推薦書類のダウンロード
Published by 学会事務局 on 05 1月 2010
会員各位
日本生物工学会 会長 飯島 信司
日本生物工学会第62回大会(2010年10月27日~29日)では,各研究機関で保有するシーズを広く企業に知っていただき活用することを目的として,シーズ提案会を開催いたします.
本年度は,募集シーズを生物工学会の基本である物質生産に関する方法(宿主・ベクター系,培養法,培地など),装置,分析、周辺機器などを提案内容といたします.
シーズ提案を希望される方は,下記の要領でお申し込み下さい.
本年度大会のシーズ募集は締め切りました。多数のお申し込みありがとうございました。
申込締切 | 2010年3月31日(水)必着 |
---|---|
申込方法 |
各項目をご記入の上,E-mail,FAXあるいは郵便で下記までお申し込みください. |
採択および詳細の連絡 | できるだけ多くのシーズをご提案いただくことにしておりますが,限られた時間枠ですので,ご提案が多い場合には理事会で選考させていただきます。採択されない場合もあることをご了解くださいますようお願い申し上げます.採択された提案は,その他詳細情報とあわせ提案者にご連絡いたします. |
申込先 | 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内 (社)日本生物工学会 TEL. 06-6876-2731 FAX. 06-6879-2034 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
会員各位
日本生物工学会会長(2010年当時)
飯島 信司
平素は日本生物工学会の活動に多大なご高配を賜りありがとうございます.大会におけるシンポジウムは当学会の大きな特色であり,非常に多くのシンポジウムが活発に開催され,大会を大いに盛り上げる役割を果たしているところであります.これもひとえに会員各位の大会開催へのご理解とご協力の賜物と感謝申し上げます.
従来,大会シンポジウムの開催につきましては会員からの公募を基本として,できるだけ多くのシンポジウムを開催できるよう各大会の実行委員会で多大な努力が積み重ねられてまいりました.しかしながら,近年のシンポジウム申し込みの件数の著しい増大,近しいテーマの重複などの理由から,大会全体のバランスをとる必要も感じられるようになってまいりました.特に応募数が20を超えたこともあり会場設定にも苦慮しております.また,時流にのるだけでなく日本生物工学会として深く議論されるべき重要課題,分野のバランスを考慮したテーマ設定など,理事会のシンポジウム提案やテーマ調整の必要性のご指摘を会員各位から多々頂いているところです.
このような状況に鑑み,理事会では,大会におけるシンポジウム開催について以下のような中期的方針をたて,各実行委員会において運営をお願いすることといたしました.もちろん,大会は各実行委員会の意思を最大限尊重して行われるべきと考えているところではありますが,理事会としても大会が会員各位により大きな実りをもたらすよう,積極的に運営にかかわってまいりたいと考えている次第です.下記に,大会シンポジウムテーマ採択に関する理事会の方針を示します.特に研究部会におかれましては例年多くのシンポジウムを開催されております.現状をご理解いただくとともに,本学会の発展をめざしご協力いただければ幸いです.
皆様の変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます.
【募集 】
【選考の手続き】
■関連記事:第62回(2010年)大会シンポジウム公募のお知らせ
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_application.html
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
シンポジウムの公募は終了いたしました。多数のお申し込みありがとうございました。
第62回(2010)日本生物工学会大会
実行委員長 園元 謙二
日本生物工学会第62回大会<2010年10月27日(水)~29日(金)>では,一般シンポジウムについて,すべて公募することと致します.本大会では,一般シンポジウムを10月27日午後,28日午前と午後,29日午前に分けて開催されます.
シンポジウム開催を希望される方は,以下の要領でお申込下さい.
申込締切日 | 2010年2月26日(金) |
---|---|
申込方法 |
なお,シンポジウム講演者への旅費・謝礼等を実行委員会が用意することはできません. |
申込先 | 〒812-8581 福岡市東区箱崎6−10−1 九州大学 大学院農学研究院 生物機能科学部門内 日本生物工学会 第62回大会実行委員会 FAX: 092-642-3019 E-mail: |
採択および詳細の連絡 採択に関して,応募多数の場合,理事会および大会実行委員会で選定致します.追って,採択結果を代表世話人にご連絡させていただきます.なお,採択されたシンポジウム課題は,大会HPに掲載させていただきます.
■関連記事:シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_board_policy.html
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
生物工学会誌第87巻12号掲載
杉山 峰崇
本年度も,国際交流の一環として韓国生物工学会(Korean Society for Biotechnology and Bioengineering; KSBB)より招待を受け,2泊3日の旅程で参加してきましたので,その概要をレポート致します.KSBBの年次大会は年2回開催されており,参加した秋季大会は,韓国のほぼ中央に位置する大田市(テジョン)のテジョンコンベンションセンターで11月1,2日に行われた.テジョンと言えば,2002年の日韓ワールドカップの開催スタジアムの地名として記憶に新しいが,伺ったところでは,政府・民間の研究所や大学が多数存在する,日本で言うところのつくば市のような科学技術都市としても有名のようである.また,韓国指折りの温泉場(儒城温泉)があり,泊まったホテルはその一角にあったようで,温泉にこそ入れなかったがリラックスした雰囲気を味わうことができた.
本会からの参加者としては,会長である名古屋大の飯島信司先生に加えて,今年度の照井賞を受賞された金沢大の滝口昇先生,技術賞を受賞された三和酒類株式会社の古田吉史先生,および阪大の私がお供をさせていただいた.飯島先生は医薬バイオテクノロジーシンポジウムにおいてキーノートスピーチを行われた.一方,滝口先生,古田先生と私は,国際シンポジウムで講演を行った.このシンポジウムには,阪大で学位を取られた上海交通大学のJian-Jiang Zhong先生も招待されておられ,今大会でアジア研究交流賞も受賞された.講演内容はナノスケール酵素工学から生物由来制御アルゴリズムの話にまでおよび,大変興味深いシンポジウムとなった.また,九州工業大学/ 慶應大学の清水和幸先生もバイオリアクターシンポジウムに招待されておられ,ご一緒させていただいた.
今大会の参加者は300人程度とやや少なかったようであるが,コンベンションセンターは非常に洗練されており,2日間にわたり講演が4会場で,ポスター発表/企業展示が1会場で行われ,微生物や動物細胞の有効利用などについて活発な議論がなされていた.
大会前日には,ウェルカムディナーに招いていただき,伝統的な韓国料理に舌鼓を打った(お正月に食べるという,アンモニア臭の強い料理はいささかいただけなかったが).また,飯島先生から日本酒の差し入れもあり(高級な日本酒,ごちそうになりました),韓国のお酒と飲み比べたりしてお酒の量も進み,楽しい一時を過ごした.大会の懇親会では,韓国のシニアな先生方から私のような若輩者に声をかけていただくこともあった.たくさんの日本の先生方のお名前を出され親愛を込めてお話されるのを伺って,我々若手も研究面でも国際交流面でも先輩方の後に続けるように努力しなければと思った次第である.
最後に,今大会で大変お世話になったKSBB の先生方や仁川空港まで迎えに来てくださった学生さん,また,このような貴重な機会を与えていただいた日本生物工学会の関連の先生方や事務局の方々に心より感謝申し上げます.
KSBBのメンバーとウェルカムディナーにて
なぜかガッツポーズだが,KSBBの勢いがうかがえる!?
下段左から2人目:Zhong先生,4人目:飯島先生
上段左から4人目:筆者,5人目:滝口先生,
7人目:古田先生
コンベンションセンターにて
左から8人目:清水先生
♦関連記事:【国際交流】韓国生物工学会(KSBB)大会参加報告
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
生物工学会誌 第87巻 第12号
伊藤 清
昔は大学にも「醸造学講座」なるものが存在したが、だんだんと姿を変え、今は生命科学・バイオテクノロジーを中心とした学科に生まれ変わりつつある。ホームページをみると「醸造」に特化した学科・研究室は、秋田県立大学・醸造学研究室(県立)と東京農業大学・醸造科学科(私立)ぐらいしかないという。
その中にあって、我が鹿児島学では平成18年度から「焼酎学講座」を立ち上げ、醸造の中でも特に「焼酎」に特化した教育・研究を行っている。これについてはいろいろ意見もあることと思うが、地域と密着した教育・研究を行うことには大きな意義を見いだす。また、学生や地域産業の評判も上々のようである。醸造とバイオテクノロジーには共通する部分も多いが、異なる側面も多々あると思う。その最たる部分は、醸造はバランスを重視するが、バイオテクノロジーはそれほどでもないことであろう。醸造物はできたそのものを賞味するが、バイオテクノロジーはその後の精製などでステップを更に踏むところにその原因があろう。
最近、最相葉月の「青いバラ」1)という書籍を読む機会があった。最新の遺伝子組換え技術を使えば青いバラの作製も可能だという。だがこの書籍の中で「青いバラができたとして、さて、それが本当に美しいと思いますか」という言葉を発見した時にはハッとさせられた。この意味はいろいろに取れるだろうが、青いバラを作出しても未だ求めている色とは違うという解釈も成り立つであろう。私は、遺伝子組換え技術は、法的規制や社会的コンセンサスは別にして、可能性を秘めた技術であろうと思う。ただ、現在の技術は未だ熟していないのが現状であろう。色に関して言えば、あざやかなものは作り出せても、中間色の発現はなかなか難しいのであろう。野に咲く花に思わぬ美しさを見いだすのも似たようなことであろう。
さて、醸造もこの「青いバラ」に似たような部分がある。日本では遺伝子組換え技術こそ使えないものの、似たようなことがトリフルオロロイシンやセルレニンなどに対する薬剤耐性を使って実現されつつある。かつては夢のような話であったが、吟醸香(エステルの果実様香味)を多量に産生する醸造用酵母の育種も比較的簡単に達成できるようになってきた。だが、この酵母でつくった吟醸酒が本当にうまいのかと考えると首をかしげざるを得ない。多分、吟醸香を造り過ぎているのではないかと思われる。良い酒とは香味のバランスが取れていることが重要である。吟醸香を適当に含んでいることが重要であるが、このことを達成するのは意外に難しい。
さて、研究として遺伝子組換えを使うのは別であるが、将来優良(微)生物の育種を目指すのであれば、中間的な形質の発現が達成されなければ難しいように思う。遺伝子組換えにおいても、原色ではなく、パステルカラーの発現が達成できるように望む。我々は、醸造の分野においてもっと微妙な育種技術を開発し、真の意味でのテーラーメイド的な醸造が可能となるよう努力していきたい。
1) 最相葉月:青いバラ、新潮文庫(2004)。
著者紹介 鹿児島大学 焼酎学講座 醸造微生物学研究室(教授)
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
会員番号とパスワードがわからない場合は、下記事務局までお問い合せください。
会員システムの変更により必須項目が追加されております。画面の表示に従って必要事項を入力してください。
【個人会員(正会員・学生会員)の方】
異動連絡届を下記事務局までFAX、 メール、あるいは郵送で提出してください。
【団体会員・賛助会員の方】
会員番号、団体名、変更事項を明記の上、下記事務局までメールおよび、FAXでご連絡ください。
〒565-0871
吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail:
Published by 学会事務局 on 21 12月 2009
Published by 学会事務局 on 21 12月 2009
Published by 学会事務局 on 21 12月 2009
Published by 学会事務局 on 21 12月 2009
会員各位
日本生物工学会会長 飯島 信司
平素は日本生物工学会の活動に多大なご高配を賜りありがとうございます.大会におけるシンポジウムは当学会の大きな特色であり,非常に多くのシンポジウムが活発に開催され,大会を大いに盛り上げる役割を果たしているところであります.これもひとえに会員各位の大会開催へのご理解とご協力の賜物と感謝申し上げます.
従来,大会シンポジウムの開催につきましては会員からの公募を基本として,できるだけ多くのシンポジウムを開催できるよう各大会の実行委員会で多大な努力が積み重ねられてまいりました.しかしながら,近年のシンポジウム申し込みの件数の著しい増大,近しいテーマの重複などの理由から,大会全体のバランスをとる必要も感じられるようになってまいりました.特に応募数が20を超えたこともあり会場設定にも苦慮しております.また,時流にのるだけでなく日本生物工学会として深く議論されるべき重要課題,分野のバランスを考慮したテーマ設定など,理事会のシンポジウム提案やテーマ調整の必要性のご指摘を会員各位から多々頂いているところです.
このような状況に鑑み,理事会では,大会におけるシンポジウム開催について以下のような中期的方針をたて,各実行委員会において運営をお願いすることといたしました.もちろん,大会は各実行委員会の意思を最大限尊重して行われるべきと考えているところではありますが,理事会としても大会が会員各位により大きな実りをもたらすよう,積極的に運営にかかわってまいりたいと考えている次第です.下記に,大会シンポジウムテーマ採択に関する理事会の方針を示します.特に研究部会におかれましては例年多くのシンポジウムを開催されております.現状をご理解いただくとともに,本学会の発展をめざしご協力いただければ幸いです.
皆様の変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます.
【募集 】
【選考の手続き】
■関連記事:第62回(2010年)大会シンポジウム公募のお知らせ
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_application.html
Published by 学会事務局 on 21 12月 2009
第62回(2010)日本生物工学会大会
実行委員長 園元 謙二
日本生物工学会第62回大会<2010年10月27日(水)~29日(金)>では,一般シンポジウムについて,すべて公募することと致します.本大会では,一般シンポジウムを10月27日午後,28日午前と午後,29日午前に分けて開催されます.
シンポジウム開催をご希望される方は,以下の要領でお申込み下さい.
申込締切日 | 2010年2月26日(金) |
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申込方法 |
なお,シンポジウム講演者への旅費・謝礼等を実行委員会がご用意することはできません. |
申込先 | 〒812-8581 福岡市東区箱崎6−10−1 九州大学 大学院農学研究院 生物機能科学部門内 日本生物工学会 第62回大会実行委員会 FAX: 092-642-3019 E-mail: |
採択および詳細の連絡 採択に関して,応募多数の場合,理事会および大会実行委員会で選定致します.追って,採択結果を代表世話人にご連絡させていただきます.なお,採択されたシンポジウム課題は,大会HPに掲載させていただきます.
■関連記事:シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_board_policy.html
Published by 支部:九州 on 16 12月 2009
日時 | 2009年12月12日(土)10:00~19:30 |
---|---|
会場 | 崇城大学市民ホール大会議室(熊本市桜町1番3号) |
日時 | 2009年12月5日(土)10:00~17:00 |
---|---|
場所 | 九州工業大学情報工学部講義棟(飯塚キャンパス:飯塚市川津680-4) |
日時 | 2009年8月22日(土) 13:00~17:00 |
---|---|
場所 | ロワジールホテル那覇 竜宮の間(沖縄県那覇市西3-2-1) |
Published by 支部:北日本 on 13 12月 2009
Published by 支部:西日本 on 12 12月 2009
開催日 | 内容 | 開催場所 |
---|---|---|
2009年 6月9日 | 特別セミナー…東大 清野 宏教授 | 広島大学 |
7月24日 | 特別講演会 “Repair of DNA damage by a radical SAM enzyme” …Montana State Univ, Prof. Joan B. Broaderick | 岡山大学 |
9月7日 | 山口大学大学院医学系研究科特別講演会 “Role of typeIV secretion and signal transduction in the pathogenesis of Helicobacter pilori” | 山口大学 |
10月9日 | 2009度第1回卒業生を通した社会交流事業 清酒製造業…月桂冠(株) 水津哲義氏 | 広島大学 |
10月16日 | 分子生命機能セミナー 「バイオマスからの・燃料化学品生産を目指したスーパー微生物の創製」 …神戸大 近藤昭彦教授 | 広島大学 |
10月23日 | 2009度卒業生を通した社会交流事業 研究開発とビジネスの間(はざま)…カネカ(株) 納庄康晴氏 | 広島大学 |
10月23日 | 分子生命機能科学セミナー “Telomeres and the challengesto chromosome integrity” …英国がん研究所 Dr. Julie Cooper | 広島大学 |
11月23日 | 第9回国際バイオ分離シンポジウム「バイオ医薬品分離プロセス開発の加速」 | 山口大学 |
11月24日 | 2009年度第3回卒業生を通した社会交流事業 飲料産業における技術者の役割 | 広島大学 |
12月5日 | 日本食品工学2009年度秋季講演会in広島「食品工学に関する最近の話題」 | 広島市立大学 |
11月27日 | 第58回岡山実験動物研究会 | 岡山市 |
12月25日 | 2009年度第4回卒業生を通した社会交流事業 健康食品の開発・販売に懸ける思い | 広島大学 |
2010年 3月12日 | 分子機能科学セミナー “Tales about the ends of chromosome and males” … Dr. Peter Baumann | 広島大学 |
3月19日 | 酵母細胞プロジェクト研究センター春期シンポジウム | 広島大学 |
支部長: 赤田 倫治
副支部長: 稲垣 賢二
庶務: 阿座上 弘行
編集: 吉本 誠
会計: 星田 尚司
企画: 山本 修一
Published by 学会事務局 on 10 12月 2009
2009年度 スローフード微生物工学研究部会 運営委員名簿 50音順
秋田 修 (実践女子大学生活科学部)
石井 正治 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
柏木 豊 (東京農業大学応用生物科学部醸造科学科)
北本 勝ひこ (東京大学大学院農学生命科学研究科)
古林 万木夫 (ヒガシマル醤油(株)研究所)
五味 勝也 (東北大学大学院農学研究科)
下飯 仁 ((独)酒類総合研究所)
中島 春紫 (明治大学農学部)
秦 洋二 (月桂冠(株)総合研究所) 部会長
どうぞよろしくお願いします。
Published by 支部:東日本 on 05 12月 2009
Published by 学会事務局 on 04 12月 2009
セルプロセッシング計測評価研究部会は、2009年11月26日に「第1 回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~」を開催いたしました。
Published by 学会事務局 on 04 12月 2009
【No.1】
【No.2】
【No.3】
【No. 4】
【No. 5(英語発表)】
【No.1(英語発表)】
【No.2(英語発表)】
【No.3】
【No.4】
【No.5】
Published by 学会事務局 on 04 12月 2009
タイトル: 「第2回 若手研究シンポジウム 次世代を担う生物工学技術」
日時: 2010年7月4日(日曜日) [若手会夏のセミナー終了後] 13時00分~16時30分
場所: 倉敷シーサイドホテル 206会議室(2F)
目的:
生物工学(セルプロセッシング計測評価分野)における
若手研究者(ドクター、ポスドク)の研究奨励および表彰
プログラム:
12:00-13:00 昼食(会場食堂にて)
13:00-13:10 Opening Remarks+研究部会およびシンポジウム主旨紹介
13:10-14:25 研究発表(ポスドク) 5名 発表8分、質疑7分
14:25-14:35 休憩
14:35-15:50 研究発表(博士課程) 5名 発表8分、質疑7分
15:50-16:20 優秀研究発表に対する表彰 (ポスドク 1名、博士課程 1名) 写真撮影
16:20-16:30 Closing Remarks
オーガナイザー: 伊野浩介(東北大学)、清水一憲(京都大学)、加藤竜司(名古屋大学)
本シンポジウムでは、素晴らしい研究発表を行われた若手研究者(ドクター部門・ポスドク部門、各部門1 名)に対して本研究部会よりYoung Researcher’s Award(研究奨励賞)の表彰を行います。
若手研究者(ドクター・ポスドクの方)の応募は、研究部会員と関係なく受け付けております。(発表者には後日入会をご案内)。
みなさま奮ってご応募ください。
締切: 6月16日(水曜日)
連絡先:
京都大学大学院 薬学研究科 清水一憲
Kazunori Shimizu, Kyoto University
E-mail
Published by 学会事務局 on 04 12月 2009
佐々 文洋 様
佐々文洋様(左)と高木部会長
佐野 卓磨 様
佐野 卓磨様(左)と高木部会長
Published by 学会事務局 on 25 11月 2009
Published by 学会事務局 on 25 11月 2009
生物工学会誌 第87巻 第11号
吉田 敏臣
環境汚染の問題はいまや全地球的な重要課題となっている。アジア地域では、急速な経済成長により環境負荷の増大がめざましく、各国政府はそれらに対応できる政策を打ち出す必要に迫られている。東南アジア諸国では、開発レベルに応じて必要とされる環境インフラストラクチャーが異なる。
たとえば、ベトナムでは下水、し尿処理、産業・有害廃棄物の処理、大気観測と、未整備のものが多く、インドネシアでは下水、し尿処理、医療廃棄物、産業・有害廃棄物の焼却が未整備となっている。タイで未整備となっているのは産業・有害廃棄物の焼却である。これらの問題の解決のために、各国では国際的市場で供給される装置や技術などの最新のリソースの中から経済事情に見合う選択肢を探りながら、公共投資、民生事業、企業活動などいろいろなレベルで事業展開が行われている。
ここで、わが国経済産業省近畿経済産業局が最近行った調査(平成20年3月発表「平成19年度近畿地域における環境・省エネビジネスの戦略的アジア展開支援に係る調査」)に関わった経験から、日本の環境技術を普及・展開する国際戦略を考えてみる。
世界における環境産業の競争力という観点から各国の力を比べると、アメリカが世界で最強であり、ついでドイツ、さらにフランス、日本、英国が続き、日本は第4位にとどまる。アメリカ企業はサービス部門で圧倒的強さを持っており、アジア諸国でもコンサルタントとして活動できる人材が豊富である。ドイツは廃棄物処理に強みを持っている。フランスと英国は、上下水道で他国を圧倒している。日本は水処理と大気汚染対策のプラントの部分で世界をリードしている。そのなかで、アジアにおける1999年の環境装置輸出のシェアは、日本39%、アメリカ27%、ドイツ9%である。これは1995年の実績から比べると、日本のシェアは43%から低下し、アメリカのシェアは23%から増加している。日本の場合国内で培われた高スペック技術を保有しているものの、対外的な販売を目指すときには極端に低い価格を提示しなければ受注できないという状況がある。
日本企業の競争力の低下を招いた理由として次のようなものが考えられる。欧米企業は事業運営まで含めた提案が可能であるが、日本企業はプラント輸出が中心である。欧米企業は価格に見合った品質のプラントや装置を提案できるのに対し、日本企業は日本市場で標準となっている仕様をそのまま持ち込むので、相手国のニーズに対して高価な仕様の提案となる。欧米企業は現地化を積極的に進めるのに対して、日本企業は基本的に日本から装置を輸出することを前提にしている。欧米企業は事業運営で利益を上げるという考え方があるが、日本企業は装置やプラントの輸出で利益をあげるという考え方である。また、アメリカはアジアでの環境技術サービスの支援を目指して、US-AEP(United States-Asia Environmental Partnership)プログラムを策定し、アジア諸国9カ国2地域で合計15都市に事務所を開設して技術協力を行っている。このプログラムを利用して、アメリカの各企業は現地に密着してきめの細かいサービスを提供できる現場対応型の事業態勢を展開することができる。
このような情勢において、今後日本はどのような戦略でもって国際的マーケットで生き残りそして事業の発展拡大を図るかをいろいろな立場で考えねばならない。政策的なこととして、近畿経済産業局が検討している中で指摘されているが(上記報告書)、日本の環境ビジネス企業によるアジアでの事業展開を促進するための当面の課題は、現地ニーズに関する情報の入手、現地パートナー企業の発掘、海外展開に必要な人材確保、日本が提供する技術の現地化であり、それらを解決するための政策としては、情報収集の支援、国の海外展開支援ツールの活用促進、相手国関係者との交流の場の提供、GAP(Green Aid Plan)など国のアジア支援の施策を活用した人材育成や情報発信の支援が考えられる。さらに、日本と相手国政府・自治体の協力のもと両サイドの企業体からなるネットワークを連携させるビジネスネットワークを構築し、種々の問題の解決に活用することが考えられている。
一方科学技術プロパーのセクションから考えてみる。日本は科学技術立国を標榜すべきだという見解があり、得意の物作り精神でいろいろと工夫を凝らし独自の優秀な製品を作り出して競争力を高めてきたといわれている。日本人はいろいろの状況に対応して最適のものを作り出す能力を有しているわけで、東南アジア諸国の現実に応じた解決策は現場に赴いてその中から見いだすのがより効果的であると言える。また、日本の科学技術を競争力のあるものにするためには、シャープな掘り下げだけでなく、知識を豊かにし幅広い経験を培ったうえで柔らかい頭で工夫を行うことが必要である。われわれ科学技術に携わる者は、鳥瞰的見方をもって戦略的に計画・設計を進めて、融通性豊かで競争力のある技術の展開を目指して努力をすることが必要であることを痛感する。
著者紹介 大阪大学名誉教授、日本生物工学会名誉会員、大阪府環境農林水産総合研究所(所長)
Published by 学会事務局 on 25 11月 2009
生物工学会誌第87巻11号掲載
大会実行委員長 本多 裕之
日本生物工学会の第61回大会を,平成21年9月23日(水)から25日(金)の3日間の日程で,名古屋大学東山キャンパス(一般講演=工学研究科1号館,IB電子情報館,工学研究科7号館,シンポジウム=IB電子情報館,全学教育棟本館)をお借りして開催いたしました.多数の会員の皆様のご参加と,出展いただいた関連企業の皆様のご協力を得て無事実行することができました.参加者の皆様,ならびに高見澤支部長を始めとして中部支部からお手伝いいただいた実行委員の皆様,会場を拝借した名古屋大学の関係者の皆様,また特に事前準備から大会期間中もあちこち奔走いただいた中野先生はじめ準備委員の先生方,実直に仕事を全うしてくれたアルバイト学生諸君に厚く御礼申し上げます.ここに大会の開催につきまして,以下のようにご報告申し上げます.
初日は雨がぱらついたが,以降は天候にも恵まれて実行できた.何よりインフルエンザの心配も杞憂に終わり,準備した2000 枚のマスクがほとんど使われずに済んだことは喜ばしい限りであった.今大会は,生物工学会では初めて一般講演を含むすべての講演をPCプロジェクターで発表していただいた.大きなトラブルもなく円滑に運営でき,おおむね好評であった.また初めて,すべての受賞講演を授賞式に続けてご講演いただき,シンポジウムを一般講演と切り分け最終日に集中させた.シンポジウムの並行開催には賛否両論あるが,オーガナイザーの皆様のご努力もあり,極端に参加者が少なくなることもなく,今後も継続検討に値する実行方法であろう.
講演件数は,一般講演589演題,シンポジウム19テーマ109演題,招待講演5演題,受賞講演7演題,あわせて710件であった.有料参加者数は,正会員761名,学生会員353名,非会員334名の合計1448名であった.予約参加者数は1020 名であった.秋の大型連休の最終日が大会初日,インフルエンザの流行,ということで参加者の減少が懸念されたが,逆に過去最高であった.今大会から参加費がクレジット決済で支払い可能になったことも参加しやすい環境つくりの一助になったのかもしれない.展示会はIB 電子情報館中棟のプレゼンテーションスペースを使って実施され,出展ブースは28社35コマに達し,これまでになく多くの企業にご出展いただけた.
大会初日午前中に授賞式がとりおこなわれた.飯島信司会長の挨拶,授賞経過報告に続き,生物工学賞(塩谷捨明氏),生物工学功績賞2件(田谷正仁氏,山田 隆氏),生物工学功労賞(安部康久氏,石川陽一氏),生物工学奨励賞(斎藤賞)(杉山峰崇氏),生物工学奨励賞(照井賞)(滝口 昇氏),生物工学技術賞(古田吉史氏ら),生物工学アジア若手賞(Suchada Chanprateep 氏),生物工学論文賞7 件(鮫島結香氏ら,古田吉史氏ら,渡邉貴嘉氏ら,馬場健史氏ら,高屋朋彰氏ら,京極健司氏ら,Gianni Ciofani氏ら)の各賞が授与された.あと,生物工学功労賞の受賞の挨拶,ならびに生物工学賞,生物工学功績賞,生物工学技術賞の受賞講演があり,昼食後,斎藤賞,照井賞,およびアジア若手賞の受賞講演も引き続き同会場で行われた.
授賞式にて.前列向かって左から,塩谷,田谷,山田,川戸(安部代理),石川,杉山
後列向かって左から,滝口,馬場,古田,高屋,Chanprateep,西島,鮫島
Ciofani,丸岡,Migliore,渡邉(敬称略)
1日目15時から2日目19時近くまで12会場に分かれて一般講演が行われ,大会3日目は主な会場を全学教育棟に移し,15 会場に分かれてシンポジウムが行われた.また,一般講演のうち,特に話題性が高いと思われる19演題を実行委員会で選出した.これらの演題は,科学技術振興機構の後援をいただいて,3 日目午前に「トピックスシーズ発表会」と題して,少し長めに時間をとって研究背景や応用分野をわかりやすく発表していただく機会を設けた.講演要旨を掲載したトピックスシーズ集を作成し無料配布した.また,同じく3日目午前に特別セミナーとして修士・博士課程在学者をはじめ若手研究者を対象とした「若手理系人のためのキャリアセミナー」も開催した.
懇親会は初日の夕刻,大学から地下鉄で15 分にあるメルパルク名古屋で開催した.また,懇親会前の時間を使って酒造技術者名刺交換会として,地元の酒蔵の技術者と,学会理事および灘・伏見の大手酒造メーカー技術者とのクローズドな懇談会も実施した.30名の参加者で,寄付の地酒を品評しながら酒造業界の今後について熱く語られた.懇親会は,招待者を含め350名の参加を得て,ホテルで最も広い会場が狭く感じられるほどの盛況であった.東海4県の酒造メーカーおよびビール各社からご提供いただいた酒類と料理が並び,天むす,ひつまぶし,味噌串かつ,手羽先などの“名古屋めし”の屋台も5つ出て皆様に満足いただけた.次回開催地の九州支部長園元先生,宮崎大学の水光先生からは,プロジェクターを使った紹介があり,興味を引く演出であった.
環境・食料・医療など我々を取り巻く社会問題は広く,本会から発信される新技術への期待感は非常に大きい.日経バイオテクノロジーオンラインで一般講演のうち8件がニュースに掲載されたことも注目に値する.今後ますます活発な学会発表と議論を期待し,今大会に参加された多数の皆様,ご協力いただいた皆様に重ねて感謝申し上げ,大会後記とする.
一般講演会場にて
シンポジウム会場にて
展示会場にて
懇親会・鏡割り
Published by 学会事務局 on 24 11月 2009
日本生物工学会脂質工学研究部会は、2010年1月22日(金)に、第8回脂質工学研究部会講演会を開催いたします。
日時:2010年(平成22年)1月22日(金)
場所:大阪市立工業研究所(大阪市城東区森ノ宮1-6-50)
⇒詳しくはこちらから
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 学会事務局 on 24 11月 2009
主催:日本生物工学会脂質工学研究部会
日時 | 2010年(平成22年)1月22日(金)13:00~ |
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場所 | 講演:地方独立行政法人 大阪市立工業研究所 講堂(大阪市城東区森ノ宮1-6-50) 懇親会:ラパス森之宮店(大阪市城東区森之宮1-6-111,近鉄森之宮ビル1階) |
交通 | JR大阪環状線森之宮駅,地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線森之宮駅(4番出口)下車 阪神高速道路の高架沿いに東へ300 m,赤十字血液センターの角を北へ300 m,森之宮小学校北隣(徒歩約10分) |
参加費 | 参加費2,000円,懇親会費3,000円(ただし,いずれも学生無料) |
定員 | 100名(先着順) |
申込方法 | E-mailまたはFAXにて,住所,氏名,所属,メールアドレスなどを明記の上,下記宛に. ※お申込みいただいたお名前などの個人情報は,参加確認および今後の講習会ご案内以外の目的には使用いたしません. |
申込先 | 〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩 TEL. 06-6963-8073 FAX. 06-6963-8079 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 24 11月 2009
会長 飯島 信司
平素は当会の活動にご理解ご支援を頂き有難うございます。昨今のマスコミ報道にありますように、現在、政府の行政刷新会議による「事業仕分け」が行われており、来週には大学運営交付金や科学研究費補助金およびグローバルCOEなども仕分けの対象となっております。
http://www.cao.go.jp/sasshin/index.html
これまでの結果を見ますと、「次世代スーパーコンピューティング技術の推進」事業の実質的中断や、理研スプリング8予算の大幅削減など、日本の研究推進にも重大な影響を及ぼしかねない提言がなされています。
また、重大な問題として、若手研究者育成の一環としての学術振興会・特別研究員事業の縮小が評決結果に盛り込まれているなど、このままでは、我が国の科学技術の未来にきわめて重大な影響を与える可能性が高いと言わざるを得ません。
文科省の担当部署でもこの結果に危機感を募らせており,研究者からの意見(パブリックコメント)を求めているとのことですので、意見のある方は担当副大臣・政務官(中川正春・後藤斎)へのメール(nak-got@mext.go.jp)宛に意見をお伝え下さい。(様式自由,必ず「メールの件名(タイトル)」に事業番号、事業名を記入してください)とのことです。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm
なお、文科省のホームページでは、意見送付の期限を「予算編成にいたる12月15日までに」としていますが、効果のあるのは早めの意見送付だとのことですので、できますれば本日中にでもコメントをお送りください。
【参考】
行政刷新会議ホームページ(http://www.cao.go.jp/sasshin/index.html)において、下記の結果が示されています。
事業番号3-20 競争的資金(先端研究):予算は整理して縮減、一元化も含めシンプル化
事業番号3-21 競争的資金(若手育成研究):予算要求の縮減
事業番号3-22 競争的資金(外国人研究者招へい):予算要求の縮減
事業番号3-39 競争的資金(女性研究者支援):予算要求の縮減
事業番号3-18 独)理化学研究所
i) 植物科学研究事業(理研植物科学研究センター):1/3程度予算縮減
ii) バイオリソースセンター:1/3程度予算縮減
iii) 大型放射光施設 Spring-8:1/3から1/2程度予算縮減
理研バイオリソース事業についてのサイト: http://www.brc.riken.jp/
Published by 学会事務局 on 16 11月 2009
APBioChEC’09の講演要旨集が、Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB)のSpecial IssueとしてScienceDierctにてオンライン公開されました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員)は、Special Issueについても無料で閲覧することができます。
JBB有料購読者及び、団体会員、賛助会員の皆様には、Special Issue冊子体を生物工学会誌11月号と共に送付いたします。
Published by 支部:関西 on 11 11月 2009
日本生物工学会関西支部では、平成22年1月29日(金)に第96回醗酵学懇話会を開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 支部:関西 on 11 11月 2009
標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加下さい.
日時 | 2010年1月29日(金)13:30~18:00 |
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場所 | 講演および懇親会:サンシャインワーフ神戸コミュニティホール 神戸市東灘区青木1-2-34(TEL: 078-414-1516) 見学:宝酒造(株)白壁蔵 神戸市東灘区青木2-1-28(TEL: 078-452-2851) |
講演 | 13:30~15:20
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見学 | 15:30~16:20 宝酒造(株)白壁蔵 |
懇親会 | 16:30~18:00 サンシャインワーフ神戸コミュニティホール |
参加費 | 1,000円 (学生無料) (当日会場にてお支払い下さい) |
懇親会会費 | 2,000円 (学生無料) (当日会場にてお支払い下さい) |
定員 | 70名(定員になりしだい締め切ります) |
申込み方法 | 氏名,連絡先,TEL,懇親会の出欠を明記の上,下記宛にお申し込み下さい. |
申込先 | 〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138 大阪市立大学大学院理学研究科 (社)日本生物工学会 関西支部庶務担当 藤田 憲一 Tel: 06-6605-3163; Fax: 06-6605-3164 E-mail: |
交通 | 阪神本線「青木駅」下車 徒歩約10分 JR神戸線「摂津本山駅」下車 タクシー約10分 ⇒アクセスマップ |
大阪大学大学院工学研究科 菊地 和也
化学研究を基盤にライフサイエンス研究に挑むケミカルバイオロジー研究に近年着目が集まってきたが,この端緒を拓いた研究としてFura-2を代表とした蛍光イメージングプローブ研究が果たした役割は大きい.これらの分子プローブの開発が元になり,1990年以降のGFP(緑色蛍光蛋白質)の生物応用が発展し,昨年のノーベル化学賞の受賞対象研究が展開された.本講演においては,可視化分子プローブの開発の経緯と最先端のイメージング技術についての紹介を行う予定である.
宝酒造(株) 研究開発センター 髙倉 裕
日本料理に欠かすことのできない本みりんは,家庭料理ばかりでなく,うどん・そばのつゆ類や,焼き肉・うなぎの蒲焼のたれ類などの加工食品においても用途開発が進み,幅広い分野で使用されている.本講演では,本みりんの歴史,その原料や製造方法,さらに調理効果や最近明らかにされてきた機能について紹介する.
Published by 支部:関西 on 11 11月 2009
バイオサイエンス・セミナー「バイオってなんやろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2009」はは中高生と中高教員を対象にしたバイオテクノロジー実験講座です。バイオテクノロジーの面白さを知ってもらおうと関西地区の大学で研究を行っている若手の先生方、大学院生が工夫を凝らした実験を披露します。
本年度の「バイオってなんやろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2009」は、文部科学省科学研究費補助金(成果公開促進費)補助事業としてバイオ・カフェ&ラボ「聴いて判ろう,やって解ろう!バイオの疑問」と題して開催します。これは,体験実験と環境に役立つバイオって何やろなどバイオテクノロジーの各テーマに関する説明をブース形式で行います(バイオ・カフェと呼んでいます)。
体験実験は、鳥レバーからのDNA抽出とパン酵母を使った発酵実験を行う「とことん実験コース」とバイオテクノロジーに関係する簡単な実験を行う「いろいろ体験コース」(参加者は合計4つの実験を体験できます)の2つから選べます。くわしくは下記をご覧ください。
「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得ーバイオカフェ&ラボ2009」ホームページ
開催日時 | 2009(平成21)年12月23日(水・祝) 9:30~16:30 |
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開催場所 | 大阪大学工学部応用自然科学科 U2棟 アクセスマップ⇒http://www.eng.osaka-u.ac.jp/ja/campusmap.html |
対象 | 中学2・3年生、高校1年生、小・中・高教員 |
募集人数 |
(希望者多数の場合は先着順とさせていただきます.) |
申し込み締切日 | 11月30日(月) |
申し込み方法 | 参加を希望される方は、 ①氏名、 ②学校名・学年、 ③連絡先住所、 ④連絡先電話番号、 ⑤電子メールアドレス(お持ちの方) ⑥希望コース名 を明記の上、下記まで電子メールもしくはFAXでお申し込みください。 折り返し、受付完了の連絡および参加証を郵送させていただきます。 |
申し込み・問い合わせ先 | 日本生物工学会 関西支部事務局 庶務担当 藤田 憲一 大阪市立大学大学院 理学研究科 生物地球系専攻 生体低分子機能学分野内 〒599-8531 大阪市住吉区杉本3-3-138 TEL:06-6605-2580 FAX:06-6605-3164 E-mail: |
Published by 支部:関西 on 11 11月 2009
日本生物工学会関西支部では、2009年12月23日(水)に、中高生と中高教員を対象にしたバイオテクノロジー実験講座を開催いたします。
申込締切は11月30日(月)です。参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。