Published by 学会事務局 on 14 7月 2023
【若手会】2023年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー活動報告
2023年度の生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナーは、6月24日(土)~6月25日(日)に、砺波青少年自然の家 (富山県)にて開催されました。 ⇒開催報告はこちら
Published by 学会事務局 on 14 7月 2023
2023年度の生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナーは、6月24日(土)~6月25日(日)に、砺波青少年自然の家 (富山県)にて開催されました。 ⇒開催報告はこちら
Published by 若手会 on 14 7月 2023
2023年度の生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナーは、6月24日(土)~6月25日(日)に、砺波青少年自然の家 (富山県)にて開催されました。
おかげさまをもちまして全国から96名(一般33名、学生63名)の御参加をいただき、4件の特別講演、47件のポスター発表、グループワークを行いました。
はじめに
若手会会長の青木先生にご挨拶いただき、講演会を開始しました。
講演会
初日の講演会では3名の先生方にご講演いただきました。研究内容だけではなく、ご自身の研究者キャリアの中で体験した、他ではなかなか聞けない貴重なお話をしていただきました。
招待講演1
『若手研究者が考えるキャリアパス:3つの研究室と1つの就職先を経験して』
川崎 純菜 先生(早稲田大学 理工学術員 日本学術振興会特別研究員 (PD))
川崎先生には、これまでの研究に合わせて、自身の経験をもとにした若手研究者のキャリアパスについて講演して頂きました。就職を経てアカデミアに戻ってこられた経験は、多くの聴講者にとって新鮮なお話だったのではないでしょうか。
招待講演2
『作物の耐水性機構解明を目指した分子マーカー育種』
黒川 裕介 先生(名城大学 農学部 助教)
黒川先生には、稲の耐水性機構解明に関する研究成果を丁寧にご教示いただきました。また、海外での経験談も教えていただき、とても刺激的な講演となりました。多くの聴講者が国際交流に強く思いを馳せたのではないかと思います。
招待講演3
『環境に応答して変化する核酸構造による遺伝子発現制御』
松本 咲 先生(甲南大学 先端生命工学研究所 特任助教) 生体内の環境に応答した核酸構造の変化についての研究成果とともに、自身のキャリアやライフイベントについてご説明頂きました。これからさらに増えていくであろう、女性研究者の参考となるような貴重な経験をお聞かせいただきました。
フラッシュトーク
3件の招待講演のあと、夕食前にポスター発表のフラッシュトークを実施しました。発表者の皆さんに、1分間という時間制限の中で、自身の研究の魅力を伝えていただきました。
夕食
ポスター発表前に、カレーライスを食べて英気を養いました。
ポスター発表
47件のポスター発表が実施されました。各ポスター前で激しい議論が飛び交い、濃密な時間を過ごすことができました。
討論会
研究やキャリアに関しての討論が活発になされました。日付が変わっても勢いは衰えず、参加者全員が交流を深めていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2日目
講演会
招待講演4
『菌と遺伝とトランスクリプトーム~生物工学会育ちの若手による研究日誌~』
岡 大椰 先生(名古屋大学大学院 工学研究科 博士研究員)
生物工学会にずっと関わってこられた岡先生には、これまでの研究を中心に、自身のキャリア選択について順を追って紹介していただきました。進路に悩んでいる学生のみならず、すでにアカデミアに進んでいる者にとっても参考になるお話でした。
グループワーク
グループに分かれて、30年後の未来でのベンチャー企業設立について議論しました。付箋を使ったブレインストーミングにより、多数の意見が飛び交い、所属の垣根を超えた交流をすることができました。また、特に優れたベンチャー企業を考案した3つの班は表彰されました。
授賞式
1日目のポスター発表の投票結果から各ポスター賞が授与されました。
最優秀賞
P.37 ヒト毛髪細菌叢の推移による宿主への寄与度評価と優先細菌が及ぼすケラチノサイト内遺伝子発現制御の解明
山田 あずさ さん (九州大学)
優秀賞
P.14 細胞表層タンパク質 AtaA_Cheadのナノ力学応答解析
笹原 純 さん (名古屋大学)
優秀賞
P.03 細胞の自己凝集化技術を用いた血管内皮被覆化ファイバー状組織体の作製
橋本 真悟 さん (岡山大学)
優秀賞
P.01 モンゴル国における2型糖尿病肥満者と非2型糖尿病肥満者の腸内細菌叢の比較
篠田 あかり さん (九州大学)
専門分野プレゼン賞
P.34 糸状菌Aspergillus nidulans由来の新規aminopeptidaseの機能解析
釣上 竜河 さん (名城大学)
専門分野プレゼン賞
P.01 モンゴル国における2型糖尿病肥満者と非2型糖尿病肥満者の腸内細菌叢の比較
篠田 あかり さん (九州大学)
専門分野プレゼン賞
P.23 耐酸性細菌の酸性鉱山廃水中からのヒ素回収能力の評価
岩間 蒼平 さん (北海道大学)
異分野プレゼン賞
P.37 ヒト毛髪細菌叢の推移による宿主への寄与度評価と優先細菌が及ぼすケラチノサイト内遺伝子発現制御の解明
山田 あずさ さん (九州大学)
異分野プレゼン賞
P.01 モンゴル国における2型糖尿病肥満者と非2型糖尿病肥満者の腸内細菌叢の比較
篠田 あかり さん (九州大学)
異分野プレゼン賞
P.47 ウイルス遺伝子配列からヒト感染リスクを評価する深層学習モデルの構築
川崎 純菜 さん (早稲田大学)
新進気鋭賞
P.46 イネ葉鞘における出穂後のデンプン分解性と粒形質の共分離を説明する遺伝子の探索
伊藤 蓮 さん (名城大学)
新進気鋭賞
P.32 一分子ディスプレイ技術による酸化酵素の有向進化プラットフォームの開発
池田 翔 さん (名古屋大学)
デザイン賞
P.37 ヒト毛髪細菌叢の推移による宿主への寄与度評価と優先細菌が及ぼすケラチノサイト内遺伝子発現制御の解明
山田 あずさ さん (九州大学)
受賞者の皆さん、おめでとうございました。
“これ便利だよ”
本セミナーのメイン会場では、参加者からあらかじめ募った研究生活に役立ちそうなちょっとしたオトク情報の展示を行いました。
参加者の皆様から寄せられた知識は好評を博し、休憩中に多くの方々が閲覧していました。
展示したオトク情報は下記のURLよりアクセスできます。
➢これ便利だよ2023年度夏のセミナー編
おわりに
戸田実行委員長から、お礼申し上げ、閉会とさせていただきました。
会場で集合写真を撮影しました。
本セミナーをご支援いただきました日本生物工学会(本部、中部支部)、 加藤記念バイオサイエンス振興財団、富山県ひとづくり財団に深く御礼申し上げます。また、ご多忙の中、講演をお引き受けくださいました講師の先生方、会場のお世話をしてくださいました砺波青少年自然の家の皆様、本セミナー開催の機会をくださりサポートくださいました若手会役員の先生方に心より感謝申し上げます。そして、全国よりお集まりいただきました参加者の皆様、誠にありがとうございました。本セミナーをきっかけに、皆様の交流の輪がさらに広がることを祈念しております。
来年も北海道での夏のセミナーにてお会いしたいと思います。
生物工学若手研究者の集い夏のセミナー2023 実行委員一同 (五十音順)
池内暁紀(豊田中研・懇親会係 補佐)
岡 大椰(名大・招待講演係)
加藤晃代(名大・懇親会係)
亀谷将史(東大・技術係)
木原もなみ(名大院・要旨係 補佐)
兒島孝明(名城大・懇親会係)
朱 博(東工大・会場係 補佐)
杉山亜矢斗(名大院・表彰係 補佐)
鈴木琢磨(阪大・広報係)
高野 力(北大・表彰係)
田中健二郎(名大・プログラム係)
田中祐圭(東工大・招待講演係 補佐)
谷口百優(島津製作所・プログラム係 補佐)
戸田 弘(富山県大,実行委員長)
堀之内貴明(産総研・技術係 補佐)
前田義昌(筑波大・要旨係)
山口拓也(富山県大・会場係)
Published by 若手会 on 17 4月 2023
おかげ様で盛況のうちに無事終了しました。⇒開催報告はこちら
生物工学若手研究者の集い(若手会)では1967年より毎年、若手会夏のセミナーを実施してきました。しかしながら、コロナ禍の影響により2020年度および2021年度は中止となりましたが、そのような状況であっても若手研究者には議論・交流の場が必要であるとして、若手会ではオンラインセミナーを開催してきました。また、2022年度はオンラインで若手会夏のセミナーが開催されました。オンライン開催にもかかわらず、予想を上回る多数の若手研究者に参加いただきました。オンサイトに負けず劣らずの活発な議論が繰り広げられ、コロナ禍にありながらも若手研究者の熱意がぶつかり火花を散らす有意義なセミナーとなりました。
オンラインを活かしてコロナ禍の三年間を乗り切った若手会は、2023年度夏のセミナーを合宿形式にて富山県砺波市で開催することといたしました。四年ぶりのオンサイト開催となる本セミナーでは、第一線で活躍する研究者の招待講演や優秀賞つきのポスターセッションなど、参加者全員が主体的に発表し交流するイベントを企画しております。参加者の皆様が一泊二日で熱い議論を交わし、深い交流を結べるよう支援いたします。多数の若手研究者の参加を心よりお待ちしております。
初日の夜には懇親会も企画しております。初参加の方もそうでない方も楽しく交流できるように実行委員一同準備を進めておりますので、ぜひこちらにもご参加ください。
The presentations in English are welcome for both international students and domestic students. The ‘’Excellent Presentation Awards’’ will be awarded to the most inspiring presentations given by the participants. We will hold a reception on June 24th night, we hope your join!
池内暁紀(豊田中研・懇親会係 補佐)
岡 大椰(名大・招待講演係)
加藤晃代(名大・懇親会係)
亀谷将史(東大・技術係)
木原もなみ(名大院・要旨係 補佐)
兒島孝明(名城大・懇親会係)
朱 博(東工大・会場係 補佐)
杉山亜矢斗(名大院・表彰係 補佐)
鈴木琢磨(阪大・広報係)
高野 力(北大・表彰係)
田中健二郎(名大・プログラム係)
田中祐圭(東工大・招待講演係 補佐)
谷口百優(島津製作所・プログラム係 補佐)
戸田 弘(富県大,実行委員長)
堀之内貴明(産総研・技術係 補佐)
前田義昌(筑波大・要旨係)
山口拓也(富県大・会場係)
Published by 若手会 on 08 3月 2013
「生物工学若手研究者の集い(若手会)」は応用生物工学、遺伝子工学、生物化学工学等の生物工学に関連する全国の若手教官、研究者、学生の「相互交流」を目的とした団体です。
若手会の活動には、生物工学に興味のある方はどなたでも参加できます。
2022 オンライン | 2023 富山(砺波市) | 2024 北海道(富良野) | |||
2016 東京(府中) | 2017 広島(福山) | 2018 北海道(北見) | 2019 滋賀(高島市) | 2020 延期のお知らせ | 2021 開催中止 |
2010 岡山(倉敷) | 2011 山梨(石和温泉) | 2012 宮城(岩沼) | 2013 宮崎(シーガイア) | 2014 兵庫(神戸) | 2015 愛知(北名古屋) |
2004 石川(内灘町) | 2005 京都(京都) | 2006 沖縄(沖縄) | 2007 静岡(熱海) | 2008 愛知(大府) | 2009 京都(嵯峨野) |
1998 京都(京都) | 1999 熊本(阿蘇) | 2000 京都(京都) | 2001 山梨(小淵沢) | 2002 大阪(大阪) | 2003 広島(宮島) |
| 脂質未来開拓研究部会 | 植物バイオものづくり研究部会 | バイオDX研究部会 | 炭素資源循環研究部会 | 代謝工学研究部会 | スローフード共生発酵工学研究部会 | メタボロミクス研究部会 | ナノバイオテクノロジー研究部会 | 未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会 | 生物資源を活用した地域創生研究部会 | 次世代アニマルセルインダストリー研究部会 | バイオ計測サイエンス研究部会 | 培養技術研究部会 | 自然共生に学ぶ生物工学研究部会 | 生物工学若手研究者の集い(若手会)|