Published by 学会事務局 on 10 2月 2010
イベントカレンダー(Google カレンダー版)
Published by 支部:関西 on 10 2月 2010
日本生物工学会関西支部は、平成22年8月6日(金)に、アサヒビール株式会社 吹田工場(〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町1-45)にて、第97回醗酵学懇話会を開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 支部:関西 on 10 2月 2010
標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加下さい.
日時 | 2010年8月6日(金)13:30~18:00 |
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場所 | アサヒビール株式会社 吹田工場(〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町1-45) |
講演 | 13:30~15:20
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見学 | 15:30~16:20 アサヒビール株式会社 吹田工場 |
懇親会 | 16:30~18:00 アサヒビール株式会社 吹田工場 |
参加費 | 1,000円 (不課税・学生無料) *当日会場にてお支払い下さい |
懇親会会費 | 2,000円 (税込み・学生無料) *当日会場にてお支払い下さい |
定員 | 70名(定員になりしだい締め切ります) |
申込み方法 | 氏名,連絡先,TEL,懇親会の出欠を明記の上,下記宛にお申し込み下さい. |
申込先 | 〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138 大阪市立大学大学院理学研究科 (社)日本生物工学会 関西支部庶務担当 藤田 憲一 Tel: 06-6605-3163; Fax: 06-6605-3164 E-mail: |
交通 | JR東海道本線京都線「吹田駅」下車 徒歩約10分 阪急千里線「吹田駅」下車 徒歩約10分 ⇒アクセスマップ |
兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター 二羽 恭介
養殖ノリの生産金額は年間700~800億円に達しており,我が国で最も重要な海洋植物である.しかし,ノリの生態や養殖方法,瀬戸内海でも盛んにノリ養殖が行われていることは,一般的には意外と知られていない.また,近年ノリの単価安に加えて色落ち被害が頻発するようになり,養殖ノリの安定生産に向けた優良品種の開発が強く望まれている.本講演では,特異なノリの生活史,戦後発展してきた養殖技術と養殖方法を紹介したうえで,①養殖ノリの分類と品種判別,②養殖ノリと野生ノリの系統関係,③養殖ノリの遺伝・育種の現状を概説し,今後の品種改良の展望と課題について述べる。
アサヒビール株式会社 生産技術センター 中村 勇一
大規模なビール工場では,500kL前後の大型タンクに複数バッチの麦汁を満たしてから発酵を開始する.発酵タンクが大型である為,タンクに麦汁を満たすのに数時間~十数時間を要している.弊社主力5工場の発酵中の酵母や発酵液の詳細な分析を行った結果,麦汁エアレーション期間の長い工場では,酵母菌体内脂肪酸の過度な不飽和化とそれによるエステルの低下,酵母細胞周期の非同期化,異常な出芽状態の酵母の増加,酵母のN代謝の不良,などが起こっていることが明らかとなった.高品質のビールを安定的に醸造するには,酵母が酸素に曝露する時間のコントロールが重要である.
Published by 学会事務局 on 08 2月 2010
このページには2010年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。
Published by 支部:九州 on 05 2月 2010
経済産業省の平成20年度提案公募型開発支援事業で、北京大学・熊本大学・崇城大学の3大学が共同して農産物系わら類、特にトウモロコシのわら(コーンストーバと呼ばれる。)からの燃料用エタノール生産を実用化するために、2年間の開発研究を実施してきました。その成果を公開という形で報告させていただきますので、ご参加の程、よろしくお願いいたします。
Published by 学会事務局 on 01 2月 2010
日本生物工学会では、2010年度(H22)研究部会(第1種研究部会 / 第2種研究部会 / 若手研究会)の設置申請を募集しております。
研究部会設置ご希望の方は、研究部会規程(2010.01.29改訂)に従って研究部会設置申請書を3月12日(金)までに学会事務局宛()に提出してください。理事会で審議の上決定をし、代表者宛に通知いたします。理事会審議決定の補助金を付与します。
活動報告については、年次大会以外の各種の機会に速やかにご報告いただき、研究部会活動報告書の提出をお願いいたします。
Published by 学会事務局 on 25 1月 2010
生物工学会誌 第88巻 第1号
会長 飯島 信司
競争と変革がオンパレードの世相の中で、日本生物工学会も大きな影響を受け、その将来についてよく考える時期がきているように思います。このようなことは何も本会に限られたことではなく、多くの学会にあてはまるのも事実です。
私が本会大会(当時は醗酵工学会)に初めて参加させていただいたのは、ポスドク生活を終え名古屋大学工学部にお世話になった昭和59年だったと思います。田口久治先生が会長で、大阪の日本生命中之島研修所で行われ、発表会場も2つか3つ、参加人数も数百人程度で宿泊も同じ場所、朝から晩まで皆一緒でした。なかなかアットホームな雰囲気で御年長の先生方におかれましては、懐かしく思われる先生も多いと思います。
その数年の後には学会の発展とともに中之島での開催が困難となり、また学会の全国展開に伴い、平成元年の名古屋を皮切りに徐々に全国各地で大会が行われるようになったのは皆様がご存知の通りです。そんな折の平成4年頃、当時副会長の今中宏先生のお取り計らいで理事、編集委員の合同合宿が開かれ、会名変更や学会誌の月刊化が審議されました。活発にまた時には本音で議論して酒を飲んだ後、皆で大広間に雑魚寝をしました。当時編集委員であり、何もわかっていなかった私が永井会長に、なぜ理事と編集委員が合宿するのかと質問したところ、醗酵工学会で評議員を除けば、役員は理事と編集委員だけだという返事でした。今考えると学会の体制も小さく、皆で意見が言い合えた風通しの良い懐かしい時代であったと言えるかもしれません。
その後、諸先輩のご努力で会名を「日本生物工学会」へ変更、全国に支部がつくられるとともに、アジアへの展開がはかられ、アクティビティーもあがってまいりました。その結果、醸造や生物化学工学に加えて、応用微生物学、応用酵素学などで確固たる地位を築いてきたと考えております。最近では、社会的要請から盛んになってきた環境関連の研究をはじめ、時代の流れとも言える動植物培養細胞、医用工学、ナノテクノロジーの研究も増え、その守備範囲も広がっています。
最先端の研究に関わり、科学の発展を牽引することはアカデミアサイドからすれば喜ばしいことですが、研究の方向性が産業のニーズから少しずれてきている面もあると感じています。醸造分野では以前から問題となっていたことですが、最近では、微生物のみならず動物細胞においても培養工学の研究テーマが激減してきています。企業の研究者の方から、「培養法について大学の研究者と議論したいが、やっている人がいない」といった苦言を伺うことがあります。これは私自身にとっても耳が痛い話です。食品や培養関係の、言葉は悪いかも知れませんがいわゆる「オールドバイオ」に携わる大学人はヨーロッパにはまだ多くいます。国民性の違いというものでしょうか。
学会は、学問の進展をはかり、情報交換などを通じて社会へ広く利益を還元することを使命とすることはいうまでもありません。さらにJBBのインパクトファクターがますます上昇し、また本会がアジアをリードする学会になれば、まわりまわって会員の皆様のお役に立てることはまちがいないと考えており、これを推進する所存です。それとともに20年前のあの雰囲気、仲間意識と言っても良いのかもしれませんが、これも大切と考えます。あくまでも理想ですが、学会のいたるところで、会員間でいろいろな交流がはかられ、自由に意見が交換できればすばらしいと思います。このような人のつながりが、その後いろいろな分野や局面で大きな発展をもたらすこともあり得ると思います。
本会が現在抱えている問題の一部もこのようなことで解決の糸口が見つかるかもしれません。もちろん今でも若手会や研究部会などはありますが、賛助会員、企業会員間でも何か交流ができないかなと思います。現在、公益法人化への移行に伴い学会の組織や運営を大きく変える必要に迫られており、このような会員間の交流を考えられないか、頭をよぎった思いを綴った次第です。
Published by 学会事務局 on 25 1月 2010
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 20 1月 2010
日本生物工学会では2010年度の受賞候補者の推薦を募集しております。⇒詳しくはこちらから
授賞規定(PDF)およびアジア若手賞内規(PDF)をご一読の上、奮ってご推薦ください。
推薦書類は、2010年3月12日(金)までに事務局宛()に送付してください。
⇒推薦書類のダウンロード
Published by 学会事務局 on 05 1月 2010
会員各位
日本生物工学会 会長 飯島 信司
日本生物工学会第62回大会(2010年10月27日~29日)では,各研究機関で保有するシーズを広く企業に知っていただき活用することを目的として,シーズ提案会を開催いたします.
本年度は,募集シーズを生物工学会の基本である物質生産に関する方法(宿主・ベクター系,培養法,培地など),装置,分析、周辺機器などを提案内容といたします.
シーズ提案を希望される方は,下記の要領でお申し込み下さい.
本年度大会のシーズ募集は締め切りました。多数のお申し込みありがとうございました。
申込締切 | 2010年3月31日(水)必着 |
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申込方法 |
各項目をご記入の上,E-mail,FAXあるいは郵便で下記までお申し込みください. |
採択および詳細の連絡 | できるだけ多くのシーズをご提案いただくことにしておりますが,限られた時間枠ですので,ご提案が多い場合には理事会で選考させていただきます。採択されない場合もあることをご了解くださいますようお願い申し上げます.採択された提案は,その他詳細情報とあわせ提案者にご連絡いたします. |
申込先 | 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内 (社)日本生物工学会 TEL. 06-6876-2731 FAX. 06-6879-2034 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
会員各位
日本生物工学会会長(2010年当時)
飯島 信司
平素は日本生物工学会の活動に多大なご高配を賜りありがとうございます.大会におけるシンポジウムは当学会の大きな特色であり,非常に多くのシンポジウムが活発に開催され,大会を大いに盛り上げる役割を果たしているところであります.これもひとえに会員各位の大会開催へのご理解とご協力の賜物と感謝申し上げます.
従来,大会シンポジウムの開催につきましては会員からの公募を基本として,できるだけ多くのシンポジウムを開催できるよう各大会の実行委員会で多大な努力が積み重ねられてまいりました.しかしながら,近年のシンポジウム申し込みの件数の著しい増大,近しいテーマの重複などの理由から,大会全体のバランスをとる必要も感じられるようになってまいりました.特に応募数が20を超えたこともあり会場設定にも苦慮しております.また,時流にのるだけでなく日本生物工学会として深く議論されるべき重要課題,分野のバランスを考慮したテーマ設定など,理事会のシンポジウム提案やテーマ調整の必要性のご指摘を会員各位から多々頂いているところです.
このような状況に鑑み,理事会では,大会におけるシンポジウム開催について以下のような中期的方針をたて,各実行委員会において運営をお願いすることといたしました.もちろん,大会は各実行委員会の意思を最大限尊重して行われるべきと考えているところではありますが,理事会としても大会が会員各位により大きな実りをもたらすよう,積極的に運営にかかわってまいりたいと考えている次第です.下記に,大会シンポジウムテーマ採択に関する理事会の方針を示します.特に研究部会におかれましては例年多くのシンポジウムを開催されております.現状をご理解いただくとともに,本学会の発展をめざしご協力いただければ幸いです.
皆様の変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます.
【募集 】
【選考の手続き】
■関連記事:第62回(2010年)大会シンポジウム公募のお知らせ
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_application.html
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
シンポジウムの公募は終了いたしました。多数のお申し込みありがとうございました。
第62回(2010)日本生物工学会大会
実行委員長 園元 謙二
日本生物工学会第62回大会<2010年10月27日(水)~29日(金)>では,一般シンポジウムについて,すべて公募することと致します.本大会では,一般シンポジウムを10月27日午後,28日午前と午後,29日午前に分けて開催されます.
シンポジウム開催を希望される方は,以下の要領でお申込下さい.
申込締切日 | 2010年2月26日(金) |
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申込方法 |
なお,シンポジウム講演者への旅費・謝礼等を実行委員会が用意することはできません. |
申込先 | 〒812-8581 福岡市東区箱崎6−10−1 九州大学 大学院農学研究院 生物機能科学部門内 日本生物工学会 第62回大会実行委員会 FAX: 092-642-3019 E-mail: |
採択および詳細の連絡 採択に関して,応募多数の場合,理事会および大会実行委員会で選定致します.追って,採択結果を代表世話人にご連絡させていただきます.なお,採択されたシンポジウム課題は,大会HPに掲載させていただきます.
■関連記事:シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_board_policy.html
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
生物工学会誌第87巻12号掲載
杉山 峰崇
本年度も,国際交流の一環として韓国生物工学会(Korean Society for Biotechnology and Bioengineering; KSBB)より招待を受け,2泊3日の旅程で参加してきましたので,その概要をレポート致します.KSBBの年次大会は年2回開催されており,参加した秋季大会は,韓国のほぼ中央に位置する大田市(テジョン)のテジョンコンベンションセンターで11月1,2日に行われた.テジョンと言えば,2002年の日韓ワールドカップの開催スタジアムの地名として記憶に新しいが,伺ったところでは,政府・民間の研究所や大学が多数存在する,日本で言うところのつくば市のような科学技術都市としても有名のようである.また,韓国指折りの温泉場(儒城温泉)があり,泊まったホテルはその一角にあったようで,温泉にこそ入れなかったがリラックスした雰囲気を味わうことができた.
本会からの参加者としては,会長である名古屋大の飯島信司先生に加えて,今年度の照井賞を受賞された金沢大の滝口昇先生,技術賞を受賞された三和酒類株式会社の古田吉史先生,および阪大の私がお供をさせていただいた.飯島先生は医薬バイオテクノロジーシンポジウムにおいてキーノートスピーチを行われた.一方,滝口先生,古田先生と私は,国際シンポジウムで講演を行った.このシンポジウムには,阪大で学位を取られた上海交通大学のJian-Jiang Zhong先生も招待されておられ,今大会でアジア研究交流賞も受賞された.講演内容はナノスケール酵素工学から生物由来制御アルゴリズムの話にまでおよび,大変興味深いシンポジウムとなった.また,九州工業大学/ 慶應大学の清水和幸先生もバイオリアクターシンポジウムに招待されておられ,ご一緒させていただいた.
今大会の参加者は300人程度とやや少なかったようであるが,コンベンションセンターは非常に洗練されており,2日間にわたり講演が4会場で,ポスター発表/企業展示が1会場で行われ,微生物や動物細胞の有効利用などについて活発な議論がなされていた.
大会前日には,ウェルカムディナーに招いていただき,伝統的な韓国料理に舌鼓を打った(お正月に食べるという,アンモニア臭の強い料理はいささかいただけなかったが).また,飯島先生から日本酒の差し入れもあり(高級な日本酒,ごちそうになりました),韓国のお酒と飲み比べたりしてお酒の量も進み,楽しい一時を過ごした.大会の懇親会では,韓国のシニアな先生方から私のような若輩者に声をかけていただくこともあった.たくさんの日本の先生方のお名前を出され親愛を込めてお話されるのを伺って,我々若手も研究面でも国際交流面でも先輩方の後に続けるように努力しなければと思った次第である.
最後に,今大会で大変お世話になったKSBB の先生方や仁川空港まで迎えに来てくださった学生さん,また,このような貴重な機会を与えていただいた日本生物工学会の関連の先生方や事務局の方々に心より感謝申し上げます.
KSBBのメンバーとウェルカムディナーにて
なぜかガッツポーズだが,KSBBの勢いがうかがえる!?
下段左から2人目:Zhong先生,4人目:飯島先生
上段左から4人目:筆者,5人目:滝口先生,
7人目:古田先生
コンベンションセンターにて
左から8人目:清水先生
♦関連記事:【国際交流】韓国生物工学会(KSBB)大会参加報告
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
生物工学会誌 第87巻 第12号
伊藤 清
昔は大学にも「醸造学講座」なるものが存在したが、だんだんと姿を変え、今は生命科学・バイオテクノロジーを中心とした学科に生まれ変わりつつある。ホームページをみると「醸造」に特化した学科・研究室は、秋田県立大学・醸造学研究室(県立)と東京農業大学・醸造科学科(私立)ぐらいしかないという。
その中にあって、我が鹿児島学では平成18年度から「焼酎学講座」を立ち上げ、醸造の中でも特に「焼酎」に特化した教育・研究を行っている。これについてはいろいろ意見もあることと思うが、地域と密着した教育・研究を行うことには大きな意義を見いだす。また、学生や地域産業の評判も上々のようである。醸造とバイオテクノロジーには共通する部分も多いが、異なる側面も多々あると思う。その最たる部分は、醸造はバランスを重視するが、バイオテクノロジーはそれほどでもないことであろう。醸造物はできたそのものを賞味するが、バイオテクノロジーはその後の精製などでステップを更に踏むところにその原因があろう。
最近、最相葉月の「青いバラ」1)という書籍を読む機会があった。最新の遺伝子組換え技術を使えば青いバラの作製も可能だという。だがこの書籍の中で「青いバラができたとして、さて、それが本当に美しいと思いますか」という言葉を発見した時にはハッとさせられた。この意味はいろいろに取れるだろうが、青いバラを作出しても未だ求めている色とは違うという解釈も成り立つであろう。私は、遺伝子組換え技術は、法的規制や社会的コンセンサスは別にして、可能性を秘めた技術であろうと思う。ただ、現在の技術は未だ熟していないのが現状であろう。色に関して言えば、あざやかなものは作り出せても、中間色の発現はなかなか難しいのであろう。野に咲く花に思わぬ美しさを見いだすのも似たようなことであろう。
さて、醸造もこの「青いバラ」に似たような部分がある。日本では遺伝子組換え技術こそ使えないものの、似たようなことがトリフルオロロイシンやセルレニンなどに対する薬剤耐性を使って実現されつつある。かつては夢のような話であったが、吟醸香(エステルの果実様香味)を多量に産生する醸造用酵母の育種も比較的簡単に達成できるようになってきた。だが、この酵母でつくった吟醸酒が本当にうまいのかと考えると首をかしげざるを得ない。多分、吟醸香を造り過ぎているのではないかと思われる。良い酒とは香味のバランスが取れていることが重要である。吟醸香を適当に含んでいることが重要であるが、このことを達成するのは意外に難しい。
さて、研究として遺伝子組換えを使うのは別であるが、将来優良(微)生物の育種を目指すのであれば、中間的な形質の発現が達成されなければ難しいように思う。遺伝子組換えにおいても、原色ではなく、パステルカラーの発現が達成できるように望む。我々は、醸造の分野においてもっと微妙な育種技術を開発し、真の意味でのテーラーメイド的な醸造が可能となるよう努力していきたい。
1) 最相葉月:青いバラ、新潮文庫(2004)。
著者紹介 鹿児島大学 焼酎学講座 醸造微生物学研究室(教授)
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
Published by 学会事務局 on 22 12月 2009
会員番号とパスワードがわからない場合は、下記事務局までお問い合せください。
会員システムの変更により必須項目が追加されております。画面の表示に従って必要事項を入力してください。
【個人会員(正会員・学生会員)の方】
異動連絡届を下記事務局までFAX、 メール、あるいは郵送で提出してください。
【団体会員・賛助会員の方】
会員番号、団体名、変更事項を明記の上、下記事務局までメールおよび、FAXでご連絡ください。
〒565-0871
吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail:
Published by 学会事務局 on 21 12月 2009
Published by 学会事務局 on 21 12月 2009
Published by 学会事務局 on 21 12月 2009
Published by 学会事務局 on 21 12月 2009
会員各位
日本生物工学会会長 飯島 信司
平素は日本生物工学会の活動に多大なご高配を賜りありがとうございます.大会におけるシンポジウムは当学会の大きな特色であり,非常に多くのシンポジウムが活発に開催され,大会を大いに盛り上げる役割を果たしているところであります.これもひとえに会員各位の大会開催へのご理解とご協力の賜物と感謝申し上げます.
従来,大会シンポジウムの開催につきましては会員からの公募を基本として,できるだけ多くのシンポジウムを開催できるよう各大会の実行委員会で多大な努力が積み重ねられてまいりました.しかしながら,近年のシンポジウム申し込みの件数の著しい増大,近しいテーマの重複などの理由から,大会全体のバランスをとる必要も感じられるようになってまいりました.特に応募数が20を超えたこともあり会場設定にも苦慮しております.また,時流にのるだけでなく日本生物工学会として深く議論されるべき重要課題,分野のバランスを考慮したテーマ設定など,理事会のシンポジウム提案やテーマ調整の必要性のご指摘を会員各位から多々頂いているところです.
このような状況に鑑み,理事会では,大会におけるシンポジウム開催について以下のような中期的方針をたて,各実行委員会において運営をお願いすることといたしました.もちろん,大会は各実行委員会の意思を最大限尊重して行われるべきと考えているところではありますが,理事会としても大会が会員各位により大きな実りをもたらすよう,積極的に運営にかかわってまいりたいと考えている次第です.下記に,大会シンポジウムテーマ採択に関する理事会の方針を示します.特に研究部会におかれましては例年多くのシンポジウムを開催されております.現状をご理解いただくとともに,本学会の発展をめざしご協力いただければ幸いです.
皆様の変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます.
【募集 】
【選考の手続き】
■関連記事:第62回(2010年)大会シンポジウム公募のお知らせ
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_application.html
Published by 学会事務局 on 21 12月 2009
第62回(2010)日本生物工学会大会
実行委員長 園元 謙二
日本生物工学会第62回大会<2010年10月27日(水)~29日(金)>では,一般シンポジウムについて,すべて公募することと致します.本大会では,一般シンポジウムを10月27日午後,28日午前と午後,29日午前に分けて開催されます.
シンポジウム開催をご希望される方は,以下の要領でお申込み下さい.
申込締切日 | 2010年2月26日(金) |
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申込方法 |
なお,シンポジウム講演者への旅費・謝礼等を実行委員会がご用意することはできません. |
申込先 | 〒812-8581 福岡市東区箱崎6−10−1 九州大学 大学院農学研究院 生物機能科学部門内 日本生物工学会 第62回大会実行委員会 FAX: 092-642-3019 E-mail: |
採択および詳細の連絡 採択に関して,応募多数の場合,理事会および大会実行委員会で選定致します.追って,採択結果を代表世話人にご連絡させていただきます.なお,採択されたシンポジウム課題は,大会HPに掲載させていただきます.
■関連記事:シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_board_policy.html
Published by 支部:九州 on 16 12月 2009
日時 | 2009年12月12日(土)10:00~19:30 |
---|---|
会場 | 崇城大学市民ホール大会議室(熊本市桜町1番3号) |
日時 | 2009年12月5日(土)10:00~17:00 |
---|---|
場所 | 九州工業大学情報工学部講義棟(飯塚キャンパス:飯塚市川津680-4) |
日時 | 2009年8月22日(土) 13:00~17:00 |
---|---|
場所 | ロワジールホテル那覇 竜宮の間(沖縄県那覇市西3-2-1) |
Published by 支部:北日本 on 13 12月 2009
Published by 支部:西日本 on 12 12月 2009
開催日 | 内容 | 開催場所 |
---|---|---|
2009年 6月9日 | 特別セミナー…東大 清野 宏教授 | 広島大学 |
7月24日 | 特別講演会 “Repair of DNA damage by a radical SAM enzyme” …Montana State Univ, Prof. Joan B. Broaderick | 岡山大学 |
9月7日 | 山口大学大学院医学系研究科特別講演会 “Role of typeIV secretion and signal transduction in the pathogenesis of Helicobacter pilori” | 山口大学 |
10月9日 | 2009度第1回卒業生を通した社会交流事業 清酒製造業…月桂冠(株) 水津哲義氏 | 広島大学 |
10月16日 | 分子生命機能セミナー 「バイオマスからの・燃料化学品生産を目指したスーパー微生物の創製」 …神戸大 近藤昭彦教授 | 広島大学 |
10月23日 | 2009度卒業生を通した社会交流事業 研究開発とビジネスの間(はざま)…カネカ(株) 納庄康晴氏 | 広島大学 |
10月23日 | 分子生命機能科学セミナー “Telomeres and the challengesto chromosome integrity” …英国がん研究所 Dr. Julie Cooper | 広島大学 |
11月23日 | 第9回国際バイオ分離シンポジウム「バイオ医薬品分離プロセス開発の加速」 | 山口大学 |
11月24日 | 2009年度第3回卒業生を通した社会交流事業 飲料産業における技術者の役割 | 広島大学 |
12月5日 | 日本食品工学2009年度秋季講演会in広島「食品工学に関する最近の話題」 | 広島市立大学 |
11月27日 | 第58回岡山実験動物研究会 | 岡山市 |
12月25日 | 2009年度第4回卒業生を通した社会交流事業 健康食品の開発・販売に懸ける思い | 広島大学 |
2010年 3月12日 | 分子機能科学セミナー “Tales about the ends of chromosome and males” … Dr. Peter Baumann | 広島大学 |
3月19日 | 酵母細胞プロジェクト研究センター春期シンポジウム | 広島大学 |
支部長: 赤田 倫治
副支部長: 稲垣 賢二
庶務: 阿座上 弘行
編集: 吉本 誠
会計: 星田 尚司
企画: 山本 修一
Published by 学会事務局 on 10 12月 2009
2009年度 スローフード微生物工学研究部会 運営委員名簿 50音順
秋田 修 (実践女子大学生活科学部)
石井 正治 (東京大学大学院農学生命科学研究科)
柏木 豊 (東京農業大学応用生物科学部醸造科学科)
北本 勝ひこ (東京大学大学院農学生命科学研究科)
古林 万木夫 (ヒガシマル醤油(株)研究所)
五味 勝也 (東北大学大学院農学研究科)
下飯 仁 ((独)酒類総合研究所)
中島 春紫 (明治大学農学部)
秦 洋二 (月桂冠(株)総合研究所) 部会長
どうぞよろしくお願いします。
Published by 支部:東日本 on 05 12月 2009
Published by 学会事務局 on 04 12月 2009
セルプロセッシング計測評価研究部会は、2009年11月26日に「第1 回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~」を開催いたしました。
Published by 学会事務局 on 04 12月 2009
【No.1】
【No.2】
【No.3】
【No. 4】
【No. 5(英語発表)】
【No.1(英語発表)】
【No.2(英語発表)】
【No.3】
【No.4】
【No.5】
Published by 学会事務局 on 04 12月 2009
タイトル: 「第2回 若手研究シンポジウム 次世代を担う生物工学技術」
日時: 2010年7月4日(日曜日) [若手会夏のセミナー終了後] 13時00分~16時30分
場所: 倉敷シーサイドホテル 206会議室(2F)
目的:
生物工学(セルプロセッシング計測評価分野)における
若手研究者(ドクター、ポスドク)の研究奨励および表彰
プログラム:
12:00-13:00 昼食(会場食堂にて)
13:00-13:10 Opening Remarks+研究部会およびシンポジウム主旨紹介
13:10-14:25 研究発表(ポスドク) 5名 発表8分、質疑7分
14:25-14:35 休憩
14:35-15:50 研究発表(博士課程) 5名 発表8分、質疑7分
15:50-16:20 優秀研究発表に対する表彰 (ポスドク 1名、博士課程 1名) 写真撮影
16:20-16:30 Closing Remarks
オーガナイザー: 伊野浩介(東北大学)、清水一憲(京都大学)、加藤竜司(名古屋大学)
本シンポジウムでは、素晴らしい研究発表を行われた若手研究者(ドクター部門・ポスドク部門、各部門1 名)に対して本研究部会よりYoung Researcher’s Award(研究奨励賞)の表彰を行います。
若手研究者(ドクター・ポスドクの方)の応募は、研究部会員と関係なく受け付けております。(発表者には後日入会をご案内)。
みなさま奮ってご応募ください。
締切: 6月16日(水曜日)
連絡先:
京都大学大学院 薬学研究科 清水一憲
Kazunori Shimizu, Kyoto University
E-mail
Published by 学会事務局 on 04 12月 2009
佐々 文洋 様
佐々文洋様(左)と高木部会長
佐野 卓磨 様
佐野 卓磨様(左)と高木部会長
Published by 学会事務局 on 25 11月 2009
Published by 学会事務局 on 25 11月 2009
生物工学会誌 第87巻 第11号
吉田 敏臣
環境汚染の問題はいまや全地球的な重要課題となっている。アジア地域では、急速な経済成長により環境負荷の増大がめざましく、各国政府はそれらに対応できる政策を打ち出す必要に迫られている。東南アジア諸国では、開発レベルに応じて必要とされる環境インフラストラクチャーが異なる。
たとえば、ベトナムでは下水、し尿処理、産業・有害廃棄物の処理、大気観測と、未整備のものが多く、インドネシアでは下水、し尿処理、医療廃棄物、産業・有害廃棄物の焼却が未整備となっている。タイで未整備となっているのは産業・有害廃棄物の焼却である。これらの問題の解決のために、各国では国際的市場で供給される装置や技術などの最新のリソースの中から経済事情に見合う選択肢を探りながら、公共投資、民生事業、企業活動などいろいろなレベルで事業展開が行われている。
ここで、わが国経済産業省近畿経済産業局が最近行った調査(平成20年3月発表「平成19年度近畿地域における環境・省エネビジネスの戦略的アジア展開支援に係る調査」)に関わった経験から、日本の環境技術を普及・展開する国際戦略を考えてみる。
世界における環境産業の競争力という観点から各国の力を比べると、アメリカが世界で最強であり、ついでドイツ、さらにフランス、日本、英国が続き、日本は第4位にとどまる。アメリカ企業はサービス部門で圧倒的強さを持っており、アジア諸国でもコンサルタントとして活動できる人材が豊富である。ドイツは廃棄物処理に強みを持っている。フランスと英国は、上下水道で他国を圧倒している。日本は水処理と大気汚染対策のプラントの部分で世界をリードしている。そのなかで、アジアにおける1999年の環境装置輸出のシェアは、日本39%、アメリカ27%、ドイツ9%である。これは1995年の実績から比べると、日本のシェアは43%から低下し、アメリカのシェアは23%から増加している。日本の場合国内で培われた高スペック技術を保有しているものの、対外的な販売を目指すときには極端に低い価格を提示しなければ受注できないという状況がある。
日本企業の競争力の低下を招いた理由として次のようなものが考えられる。欧米企業は事業運営まで含めた提案が可能であるが、日本企業はプラント輸出が中心である。欧米企業は価格に見合った品質のプラントや装置を提案できるのに対し、日本企業は日本市場で標準となっている仕様をそのまま持ち込むので、相手国のニーズに対して高価な仕様の提案となる。欧米企業は現地化を積極的に進めるのに対して、日本企業は基本的に日本から装置を輸出することを前提にしている。欧米企業は事業運営で利益を上げるという考え方があるが、日本企業は装置やプラントの輸出で利益をあげるという考え方である。また、アメリカはアジアでの環境技術サービスの支援を目指して、US-AEP(United States-Asia Environmental Partnership)プログラムを策定し、アジア諸国9カ国2地域で合計15都市に事務所を開設して技術協力を行っている。このプログラムを利用して、アメリカの各企業は現地に密着してきめの細かいサービスを提供できる現場対応型の事業態勢を展開することができる。
このような情勢において、今後日本はどのような戦略でもって国際的マーケットで生き残りそして事業の発展拡大を図るかをいろいろな立場で考えねばならない。政策的なこととして、近畿経済産業局が検討している中で指摘されているが(上記報告書)、日本の環境ビジネス企業によるアジアでの事業展開を促進するための当面の課題は、現地ニーズに関する情報の入手、現地パートナー企業の発掘、海外展開に必要な人材確保、日本が提供する技術の現地化であり、それらを解決するための政策としては、情報収集の支援、国の海外展開支援ツールの活用促進、相手国関係者との交流の場の提供、GAP(Green Aid Plan)など国のアジア支援の施策を活用した人材育成や情報発信の支援が考えられる。さらに、日本と相手国政府・自治体の協力のもと両サイドの企業体からなるネットワークを連携させるビジネスネットワークを構築し、種々の問題の解決に活用することが考えられている。
一方科学技術プロパーのセクションから考えてみる。日本は科学技術立国を標榜すべきだという見解があり、得意の物作り精神でいろいろと工夫を凝らし独自の優秀な製品を作り出して競争力を高めてきたといわれている。日本人はいろいろの状況に対応して最適のものを作り出す能力を有しているわけで、東南アジア諸国の現実に応じた解決策は現場に赴いてその中から見いだすのがより効果的であると言える。また、日本の科学技術を競争力のあるものにするためには、シャープな掘り下げだけでなく、知識を豊かにし幅広い経験を培ったうえで柔らかい頭で工夫を行うことが必要である。われわれ科学技術に携わる者は、鳥瞰的見方をもって戦略的に計画・設計を進めて、融通性豊かで競争力のある技術の展開を目指して努力をすることが必要であることを痛感する。
著者紹介 大阪大学名誉教授、日本生物工学会名誉会員、大阪府環境農林水産総合研究所(所長)
Published by 学会事務局 on 25 11月 2009
生物工学会誌第87巻11号掲載
大会実行委員長 本多 裕之
日本生物工学会の第61回大会を,平成21年9月23日(水)から25日(金)の3日間の日程で,名古屋大学東山キャンパス(一般講演=工学研究科1号館,IB電子情報館,工学研究科7号館,シンポジウム=IB電子情報館,全学教育棟本館)をお借りして開催いたしました.多数の会員の皆様のご参加と,出展いただいた関連企業の皆様のご協力を得て無事実行することができました.参加者の皆様,ならびに高見澤支部長を始めとして中部支部からお手伝いいただいた実行委員の皆様,会場を拝借した名古屋大学の関係者の皆様,また特に事前準備から大会期間中もあちこち奔走いただいた中野先生はじめ準備委員の先生方,実直に仕事を全うしてくれたアルバイト学生諸君に厚く御礼申し上げます.ここに大会の開催につきまして,以下のようにご報告申し上げます.
初日は雨がぱらついたが,以降は天候にも恵まれて実行できた.何よりインフルエンザの心配も杞憂に終わり,準備した2000 枚のマスクがほとんど使われずに済んだことは喜ばしい限りであった.今大会は,生物工学会では初めて一般講演を含むすべての講演をPCプロジェクターで発表していただいた.大きなトラブルもなく円滑に運営でき,おおむね好評であった.また初めて,すべての受賞講演を授賞式に続けてご講演いただき,シンポジウムを一般講演と切り分け最終日に集中させた.シンポジウムの並行開催には賛否両論あるが,オーガナイザーの皆様のご努力もあり,極端に参加者が少なくなることもなく,今後も継続検討に値する実行方法であろう.
講演件数は,一般講演589演題,シンポジウム19テーマ109演題,招待講演5演題,受賞講演7演題,あわせて710件であった.有料参加者数は,正会員761名,学生会員353名,非会員334名の合計1448名であった.予約参加者数は1020 名であった.秋の大型連休の最終日が大会初日,インフルエンザの流行,ということで参加者の減少が懸念されたが,逆に過去最高であった.今大会から参加費がクレジット決済で支払い可能になったことも参加しやすい環境つくりの一助になったのかもしれない.展示会はIB 電子情報館中棟のプレゼンテーションスペースを使って実施され,出展ブースは28社35コマに達し,これまでになく多くの企業にご出展いただけた.
大会初日午前中に授賞式がとりおこなわれた.飯島信司会長の挨拶,授賞経過報告に続き,生物工学賞(塩谷捨明氏),生物工学功績賞2件(田谷正仁氏,山田 隆氏),生物工学功労賞(安部康久氏,石川陽一氏),生物工学奨励賞(斎藤賞)(杉山峰崇氏),生物工学奨励賞(照井賞)(滝口 昇氏),生物工学技術賞(古田吉史氏ら),生物工学アジア若手賞(Suchada Chanprateep 氏),生物工学論文賞7 件(鮫島結香氏ら,古田吉史氏ら,渡邉貴嘉氏ら,馬場健史氏ら,高屋朋彰氏ら,京極健司氏ら,Gianni Ciofani氏ら)の各賞が授与された.あと,生物工学功労賞の受賞の挨拶,ならびに生物工学賞,生物工学功績賞,生物工学技術賞の受賞講演があり,昼食後,斎藤賞,照井賞,およびアジア若手賞の受賞講演も引き続き同会場で行われた.
授賞式にて.前列向かって左から,塩谷,田谷,山田,川戸(安部代理),石川,杉山
後列向かって左から,滝口,馬場,古田,高屋,Chanprateep,西島,鮫島
Ciofani,丸岡,Migliore,渡邉(敬称略)
1日目15時から2日目19時近くまで12会場に分かれて一般講演が行われ,大会3日目は主な会場を全学教育棟に移し,15 会場に分かれてシンポジウムが行われた.また,一般講演のうち,特に話題性が高いと思われる19演題を実行委員会で選出した.これらの演題は,科学技術振興機構の後援をいただいて,3 日目午前に「トピックスシーズ発表会」と題して,少し長めに時間をとって研究背景や応用分野をわかりやすく発表していただく機会を設けた.講演要旨を掲載したトピックスシーズ集を作成し無料配布した.また,同じく3日目午前に特別セミナーとして修士・博士課程在学者をはじめ若手研究者を対象とした「若手理系人のためのキャリアセミナー」も開催した.
懇親会は初日の夕刻,大学から地下鉄で15 分にあるメルパルク名古屋で開催した.また,懇親会前の時間を使って酒造技術者名刺交換会として,地元の酒蔵の技術者と,学会理事および灘・伏見の大手酒造メーカー技術者とのクローズドな懇談会も実施した.30名の参加者で,寄付の地酒を品評しながら酒造業界の今後について熱く語られた.懇親会は,招待者を含め350名の参加を得て,ホテルで最も広い会場が狭く感じられるほどの盛況であった.東海4県の酒造メーカーおよびビール各社からご提供いただいた酒類と料理が並び,天むす,ひつまぶし,味噌串かつ,手羽先などの“名古屋めし”の屋台も5つ出て皆様に満足いただけた.次回開催地の九州支部長園元先生,宮崎大学の水光先生からは,プロジェクターを使った紹介があり,興味を引く演出であった.
環境・食料・医療など我々を取り巻く社会問題は広く,本会から発信される新技術への期待感は非常に大きい.日経バイオテクノロジーオンラインで一般講演のうち8件がニュースに掲載されたことも注目に値する.今後ますます活発な学会発表と議論を期待し,今大会に参加された多数の皆様,ご協力いただいた皆様に重ねて感謝申し上げ,大会後記とする.
一般講演会場にて
シンポジウム会場にて
展示会場にて
懇親会・鏡割り
Published by 学会事務局 on 24 11月 2009
日本生物工学会脂質工学研究部会は、2010年1月22日(金)に、第8回脂質工学研究部会講演会を開催いたします。
日時:2010年(平成22年)1月22日(金)
場所:大阪市立工業研究所(大阪市城東区森ノ宮1-6-50)
⇒詳しくはこちらから
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 学会事務局 on 24 11月 2009
主催:日本生物工学会脂質工学研究部会
日時 | 2010年(平成22年)1月22日(金)13:00~ |
---|---|
場所 | 講演:地方独立行政法人 大阪市立工業研究所 講堂(大阪市城東区森ノ宮1-6-50) 懇親会:ラパス森之宮店(大阪市城東区森之宮1-6-111,近鉄森之宮ビル1階) |
交通 | JR大阪環状線森之宮駅,地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線森之宮駅(4番出口)下車 阪神高速道路の高架沿いに東へ300 m,赤十字血液センターの角を北へ300 m,森之宮小学校北隣(徒歩約10分) |
参加費 | 参加費2,000円,懇親会費3,000円(ただし,いずれも学生無料) |
定員 | 100名(先着順) |
申込方法 | E-mailまたはFAXにて,住所,氏名,所属,メールアドレスなどを明記の上,下記宛に. ※お申込みいただいたお名前などの個人情報は,参加確認および今後の講習会ご案内以外の目的には使用いたしません. |
申込先 | 〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩 TEL. 06-6963-8073 FAX. 06-6963-8079 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 24 11月 2009
会長 飯島 信司
平素は当会の活動にご理解ご支援を頂き有難うございます。昨今のマスコミ報道にありますように、現在、政府の行政刷新会議による「事業仕分け」が行われており、来週には大学運営交付金や科学研究費補助金およびグローバルCOEなども仕分けの対象となっております。
http://www.cao.go.jp/sasshin/index.html
これまでの結果を見ますと、「次世代スーパーコンピューティング技術の推進」事業の実質的中断や、理研スプリング8予算の大幅削減など、日本の研究推進にも重大な影響を及ぼしかねない提言がなされています。
また、重大な問題として、若手研究者育成の一環としての学術振興会・特別研究員事業の縮小が評決結果に盛り込まれているなど、このままでは、我が国の科学技術の未来にきわめて重大な影響を与える可能性が高いと言わざるを得ません。
文科省の担当部署でもこの結果に危機感を募らせており,研究者からの意見(パブリックコメント)を求めているとのことですので、意見のある方は担当副大臣・政務官(中川正春・後藤斎)へのメール(nak-got@mext.go.jp)宛に意見をお伝え下さい。(様式自由,必ず「メールの件名(タイトル)」に事業番号、事業名を記入してください)とのことです。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm
なお、文科省のホームページでは、意見送付の期限を「予算編成にいたる12月15日までに」としていますが、効果のあるのは早めの意見送付だとのことですので、できますれば本日中にでもコメントをお送りください。
【参考】
行政刷新会議ホームページ(http://www.cao.go.jp/sasshin/index.html)において、下記の結果が示されています。
事業番号3-20 競争的資金(先端研究):予算は整理して縮減、一元化も含めシンプル化
事業番号3-21 競争的資金(若手育成研究):予算要求の縮減
事業番号3-22 競争的資金(外国人研究者招へい):予算要求の縮減
事業番号3-39 競争的資金(女性研究者支援):予算要求の縮減
事業番号3-18 独)理化学研究所
i) 植物科学研究事業(理研植物科学研究センター):1/3程度予算縮減
ii) バイオリソースセンター:1/3程度予算縮減
iii) 大型放射光施設 Spring-8:1/3から1/2程度予算縮減
理研バイオリソース事業についてのサイト: http://www.brc.riken.jp/
Published by 学会事務局 on 16 11月 2009
APBioChEC’09の講演要旨集が、Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB)のSpecial IssueとしてScienceDierctにてオンライン公開されました。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員)は、Special Issueについても無料で閲覧することができます。
JBB有料購読者及び、団体会員、賛助会員の皆様には、Special Issue冊子体を生物工学会誌11月号と共に送付いたします。
Published by 支部:関西 on 11 11月 2009
日本生物工学会関西支部では、平成22年1月29日(金)に第96回醗酵学懇話会を開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 支部:関西 on 11 11月 2009
標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加下さい.
日時 | 2010年1月29日(金)13:30~18:00 |
---|---|
場所 | 講演および懇親会:サンシャインワーフ神戸コミュニティホール 神戸市東灘区青木1-2-34(TEL: 078-414-1516) 見学:宝酒造(株)白壁蔵 神戸市東灘区青木2-1-28(TEL: 078-452-2851) |
講演 | 13:30~15:20
|
見学 | 15:30~16:20 宝酒造(株)白壁蔵 |
懇親会 | 16:30~18:00 サンシャインワーフ神戸コミュニティホール |
参加費 | 1,000円 (学生無料) (当日会場にてお支払い下さい) |
懇親会会費 | 2,000円 (学生無料) (当日会場にてお支払い下さい) |
定員 | 70名(定員になりしだい締め切ります) |
申込み方法 | 氏名,連絡先,TEL,懇親会の出欠を明記の上,下記宛にお申し込み下さい. |
申込先 | 〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138 大阪市立大学大学院理学研究科 (社)日本生物工学会 関西支部庶務担当 藤田 憲一 Tel: 06-6605-3163; Fax: 06-6605-3164 E-mail: |
交通 | 阪神本線「青木駅」下車 徒歩約10分 JR神戸線「摂津本山駅」下車 タクシー約10分 ⇒アクセスマップ |
大阪大学大学院工学研究科 菊地 和也
化学研究を基盤にライフサイエンス研究に挑むケミカルバイオロジー研究に近年着目が集まってきたが,この端緒を拓いた研究としてFura-2を代表とした蛍光イメージングプローブ研究が果たした役割は大きい.これらの分子プローブの開発が元になり,1990年以降のGFP(緑色蛍光蛋白質)の生物応用が発展し,昨年のノーベル化学賞の受賞対象研究が展開された.本講演においては,可視化分子プローブの開発の経緯と最先端のイメージング技術についての紹介を行う予定である.
宝酒造(株) 研究開発センター 髙倉 裕
日本料理に欠かすことのできない本みりんは,家庭料理ばかりでなく,うどん・そばのつゆ類や,焼き肉・うなぎの蒲焼のたれ類などの加工食品においても用途開発が進み,幅広い分野で使用されている.本講演では,本みりんの歴史,その原料や製造方法,さらに調理効果や最近明らかにされてきた機能について紹介する.
Published by 支部:関西 on 11 11月 2009
バイオサイエンス・セミナー「バイオってなんやろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2009」はは中高生と中高教員を対象にしたバイオテクノロジー実験講座です。バイオテクノロジーの面白さを知ってもらおうと関西地区の大学で研究を行っている若手の先生方、大学院生が工夫を凝らした実験を披露します。
本年度の「バイオってなんやろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2009」は、文部科学省科学研究費補助金(成果公開促進費)補助事業としてバイオ・カフェ&ラボ「聴いて判ろう,やって解ろう!バイオの疑問」と題して開催します。これは,体験実験と環境に役立つバイオって何やろなどバイオテクノロジーの各テーマに関する説明をブース形式で行います(バイオ・カフェと呼んでいます)。
体験実験は、鳥レバーからのDNA抽出とパン酵母を使った発酵実験を行う「とことん実験コース」とバイオテクノロジーに関係する簡単な実験を行う「いろいろ体験コース」(参加者は合計4つの実験を体験できます)の2つから選べます。くわしくは下記をご覧ください。
「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得ーバイオカフェ&ラボ2009」ホームページ
開催日時 | 2009(平成21)年12月23日(水・祝) 9:30~16:30 |
---|---|
開催場所 | 大阪大学工学部応用自然科学科 U2棟 アクセスマップ⇒http://www.eng.osaka-u.ac.jp/ja/campusmap.html |
対象 | 中学2・3年生、高校1年生、小・中・高教員 |
募集人数 |
(希望者多数の場合は先着順とさせていただきます.) |
申し込み締切日 | 11月30日(月) |
申し込み方法 | 参加を希望される方は、 ①氏名、 ②学校名・学年、 ③連絡先住所、 ④連絡先電話番号、 ⑤電子メールアドレス(お持ちの方) ⑥希望コース名 を明記の上、下記まで電子メールもしくはFAXでお申し込みください。 折り返し、受付完了の連絡および参加証を郵送させていただきます。 |
申し込み・問い合わせ先 | 日本生物工学会 関西支部事務局 庶務担当 藤田 憲一 大阪市立大学大学院 理学研究科 生物地球系専攻 生体低分子機能学分野内 〒599-8531 大阪市住吉区杉本3-3-138 TEL:06-6605-2580 FAX:06-6605-3164 E-mail: |
Published by 支部:関西 on 11 11月 2009
日本生物工学会関西支部では、2009年12月23日(水)に、中高生と中高教員を対象にしたバイオテクノロジー実験講座を開催いたします。
申込締切は11月30日(月)です。参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。
Published by 学会事務局 on 11 11月 2009
『別冊キャリアパス-生物工学研究者の進む道』は、予定配布を終了しました。
たくさんのお申し込みをいただき、ありがとうございました。
和文誌編集委員会
Published by 学会事務局 on 28 10月 2009
公益法人化検討WG委員長:加藤 純一
庶務担当理事:清水 浩
本年「生物工学会誌」6月号,およびHPに掲載された飯島信司会長の就任の挨拶にもありますように,平成20年12月1日をもって公益法人制度が施行され,日本生物工学会も従来の社団法人から何らかの新しい組織へと生まれ変わる必要があります.
日本生物工学会の理事会・支部長会では塩谷捨明前会長の時代から,継続的にこの問題について検討を重ねてまいりました.我が国の生物工学の進歩普及を図り,もって学術の進歩に貢献してきた日本生物工学会としては,この際,公益法人の道を目指すべきであると考えています.公益法人化に向けた取り組みの現状,認定後の予想される当学会の姿をご説明申し上げ,会員の皆さまからのご意見を頂戴したいと考えています.
重要なポイントは,公益法人化は平成20年度に施行されました公益法人制度により,法的に公益性基準を満たした場合にのみ認められるということです.多くの会員の方は,学会のようないわゆる一般常識に照らして公共性のある活動をしている組織は,公益法人として認定されることは当然のことと思われるかもしれません.公益社団法人として認定を受けようとする社団法人は,法的な公益性基準に基づいて事業の公益性を主張した上で,認定法に基づいて国会同意を得て選ばれた委員より構成される公益認定等委員会に申請し認定を受ける必要があります.当然,公益性を担保するための活動内容が求められ制約も受けます.ここでは,公益法人として認められた場合のメリットとデメリットについて述べます.
学会が公益社団法人認定を受けるメリットは何でしょうか? 図1ではメリットの項目を挙げ,同時にデメリットを示しています.日本生物工学会が公益社団法人として認定されますと,
【メリット】
【デメリット】
以上のように,公益法人として認定を受けた場合のメリットとデメリットを比較すると,メリットの方がきわめて大きいと考えられます.社会的な信用が向上すれば数々の競争的資金の獲得においても有利になる可能性が高いのではないかと考えられます.
改めて,現在日本生物工学会が行っている事業は,公益目的の事業であるか見てみましょう.学会HPに掲載されています定款,各年度の本部,支部,研究部会の事業は公益目的事業の判断基準として挙げられる「不特定多数者の利益の増進に対する寄与」,「受益機会の公開性」の2点と整合しています.
法律では,公益認定対象事業を23項目に定めていますが,その中で,日本生物工学会の各事業が該当するものとして,
があります.これをさらに進めるには本部と支部とが一体となった活動が必要ですし,各委員会,研究部会の一体となった活動の充実をはかる必要があります.
また,公益認定を得るためには,将来を展望した定款・諸規程の改定,役員などの選任法の改定,国際的貢献の位置づけ,関連学協会との連携など検討課題が多くあります.例えば,評議員会が廃止され,代議員からなる社員総会の重要性が増します.
現在,多く存在する法人の階層化・差別化につながりかねない今回の公益法人化に際して,現理事会は責任を持って最善の結果を得るよう努力を重ねるつもりです.また,公益法人化に向けて実質的な作業を行う公益法人化検討WGも設けられました.会員各位のご理解とご協力をお願いしたいと思います.
なお,会員各位におかれましては,公益社団法人認定に向けて,ご意見をいただければ幸いであります.
■ 関連記事: 【本部だより】公益社団法人申請 – 新定款案に対するご意見募集-
Published by 学会事務局 on 26 10月 2009
Published by 学会事務局 on 26 10月 2009
SFC 研究会,日本生物工学会超臨界流体バイオテクノロジー研究部会 共催
日時 | 11月27日(金)10:30 ~17:10 |
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場所 | 大阪大学吹田キャンパス銀杏会館 |
参加費 | 無料. 懇親会:17:30~レストラン ミネルバ(会費5,000円) |
参加申込方法 | 「SFCテクノロジーシンポジウム参加希望」と題記し,氏名,所属,懇親会参加有無を明記の上,下記まで E-mail にて. |
申込先・問合せ先 | SFCテクノロジーシンポジウム事務局 大阪大学大学院工学研究科 馬場健史 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 26 10月 2009
生物工学会誌 第87巻 第10号
鎌形 洋一
今バッハのパルティータ(組曲)を聴きながらこの文章を少しずつ書いている。というと趣味的な話で恐縮であるが、バッハが300年近く前にチェンバロのために書いた楽曲である。最近この曲をピアノで演奏している演奏家が多いが、ピアノで弾くバッハは何という美しさと表情の豊かさだろう、とつくづく思う。チェンバロのややもすれば耳障りな固い金属音で聴くバッハと比べ物にならないくらいのダナミックレンジと陰影で表現される世界はまったく異次元である。
バッハの時代はピアノの原型が出現したばかりであるが、現代のピアノの出現を予見し、その音を想像してこれらの作品を書いたとしか思えない。それくらい、ピアノが紡ぎだすバッハの音の世界は魅力的なのである。バッハは一時期人々から忘れ去られたが19世紀に復活した。そして今日に至るまで綿々と弾き継がれ、聴き続けられている。遺された音符が、何百年の間、表現様式を変えながらも人々の心をなお捉えてやまない。
そんな音を聴きながら、ふと私達のような研究者が生み出すものは一体どれだけの賞味期間を持つのか、そしてそれはある意味において芸術足りうるのかと考えると忸怩たるものがある。そもそもバッハと瑣末な自分の研究とを比べること自体きわめて愚かしい。しかし、かつて、レオナルド・ダ・ヴィンチの世界は芸術と科学と工学が一体だった。
“最後の晩餐”や“モナリザ”とともに数多く遺されている解剖学や数学や工学の研究も一人の人間によって成し得たものである。あくなき探究心と好奇心と技術、そして努力がそれを実現させたのである。アントニ・ファン・レーウェンフックも一人で顕微鏡を作り、あらゆるものを観察し、その内容を日記やロンドン王立協会に遺している。たくさん作った顕微鏡のうち最もお気に入りのものは誰にも見せなかったという。一人でコツコツと何かを探求することが研究の主流だった時代、その行為そのものが一種の芸術を生み出す行為に似ていたと言える。
何かが生まれる時もあれば何も生み出さなかったこともあり、それらはすべて一人の世界での話であった。そんな人種がこの十数年の間に絶滅危惧種となりつつある。選択と集中、社会貢献、国民への説明責任、評価、目標達成度、費用対効果、産学連携、知的財産、そういう言葉で科学技術は語られるようになった。ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊先生がニュートリノの研究は何に役立つか?と新聞記者に問われたとき、何の役にも立ちません、と言われたと聞く。ニュートリノ計画も有識者による事前評価が最低だったとおっしゃっていた。何の賞も功績も挙げていない研究者が自らの研究を何の役にも立たんです、と言ったらどうなるか? その結末はあまりに自明だろう。
今、研究を志す若い人たちは、ポスドクとしてのみならず、身分保障期間が数年の特任教員や任期付研究員として成果を短時間に求められる世の中になった。生物学やバイオテクノロジーの分野においても多くのパラダイムシフトをもたらす発見があった。それは芸術やプロスポーツほどではないにせよ多くの人々の心に刻まれてきた。しかし、今その時代は終焉を迎えようとしている。これからも画期的な発見や発明がなされてゆくであろう。しかし、科学と科学を生業にする環境があまりに変容し過ぎた。知的好奇心の発露と成就だけで科学は成り立たないし、科学を行うためにはあらゆる非科学的な手続きが必要な時代である。一人でコツコツ誰にも見向きもされなくても自分で満足を得ることですべてが完結していた時代を懐かしむつもりはない。ただ、多くの人が職業研究者になってみたいと思える時代が終わったことは確かである。いや、正確に言えば、こんなに職業研究者がいる時代自体がおかしいのかもしれない。
著者紹介 産業技術総合研究所ゲノムファクトリー研究部門(研究部門長)
Published by 学会事務局 on 19 10月 2009
日本生物工学会スローフード微生物工学研究部会は、2009年12月14日(月)に東京大学で開催される「生物工学フォーラム~「食」を支える生物工学~」(日本生物工学会東日本支部主催)を共催します。
Published by 学会事務局 on 19 10月 2009
12月14日に東京大学で開催される「生物工学フォーラム~「食」を支える生物工学~」(日本生物工学会東日本支部主催)を共催します。新しい食品製造技術から食の安心・安全のための技術など、本研究部会員にとっても興味深い講演が企画されています。
https://www.sbj.or.jp/branch/branch_esbj_forum20091214.html
Published by 学会事務局 on 19 10月 2009
第61回日本生物工学会 大会講演要旨集(4,000円/正会員、5,000円/非会員)を希望される方は、
を明記の上、メールにて、学会事務局宛()にお申し込みください。
代金は、発送時に同封いたします郵便振込用紙にてお支払いください。
Published by 学会事務局 on 16 10月 2009
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) の冊子体を会員特別価格(5,000円)にて購読することができます。2010年購読は、Vol.109, no.1 (2010) から Vol.110, no.6 (2010) の12冊となります。
日本生物工学会事務局
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号
大阪大学工学部内
社団法人 日本生物工学会
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:
Published by 学会事務局 on 14 10月 2009
日本生物工学会東日本支部では、12月14日(月)に、生物工学フォーラム~「食」を支える生物工学~を開催いたしします。⇒詳細はこちらから
Published by 支部:東日本 on 14 10月 2009
主催:日本生物工学会 東日本支部
共催:日本生物工学会 スローフード微生物工学研究部会
協賛:日本農芸化学会 極限環境微生物学会 財団法人バイオインダストリー協会
日時 | 2009年12月14日(月)13:00~ | ||||||||||||||||||||
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場所 | 東京大学農学部弥生講堂(東京都文京区弥生1-1-1) | ||||||||||||||||||||
内容 | 講演会(13:00~18:00)
懇親会 18:00~20:00 会場:東京大学農学部生協 | ||||||||||||||||||||
参加費 | 講演会:【学会員】1000円 【一般】2000円 【学生】無料 懇親会:【学会員・一般】3000円 【学生】1500円 (参加費は当日、受付にてお支払いください。) | ||||||||||||||||||||
申込先 | 参加ご希望の方は事前登録を受け付けております(当日受付も行います)。 お名前とご所属および懇親会参加の有無をご記入の上、日本生物工学会東日本支部事務局までメールでご連絡ください。 【東日本支部事務局】(諸星 知広)E-mail: | ||||||||||||||||||||
問合せ先 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 石井 正治 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 14 10月 2009
生物工学会誌では、2008年2月からの「キャリアパス 生物工学研究者の進む道」連載を2009年8月で終え、その間の貴重な原稿70件を別冊として作成しました。
本連載は、生物工学分野のポスドクだけでなく、学生を含む若手研究者を対象に、当該分野で活躍されている先輩諸氏がどのように考えて自身のキャリアパスを切り拓いてきたか、その生き様を語ってもらうことで、多様なキャリアパスの現状を知ってもらい、また、自分自身の将来を展望する契機となり、さらにはお互いの議論の深まりを期待して生物工学会誌編集委員会で企画したものです。
2009年10月
『生物工学会誌』編集委員会
Published by 支部:北日本 on 13 10月 2009
日本生物工学会北日本支部では、札幌シンポジウム『細胞移植医療と生物工学―産学官の話題―』を開催いたします。⇒詳しくはこちらから
日時: 2009年12月9日(水)13:10~17:00
場所: 北海道大学百年記念会館
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 支部:北日本 on 13 10月 2009
主催: 日本生物工学会北日本支部
共催: 日本生物工学会セルプロセッシング計測評価研究部会,日本農芸化学会北海道支部,
北海道バイオ産業振興協会(HOBIA)
日時 | 2009年12月9日(水)13:10~17:00 |
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場所 | 北海道大学百年記念会館 |
参加費 | 会員 500円,会員外 1,000円,学生 無料 |
懇親会 | シンポジウム終了後17:15より懇親会を開催いたします.懇親会費4,000円 |
参加申込 | 12月2日(水)までに1) 氏名,2) 所属,3) 役職,4) 会員・非会員・学生の別,5) 懇親会参加希望の有無,をお知らせください. |
申込先・問合せ先 | 北海道大学大学院工学研究科生物機能高分子専攻 藤原 政司 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 04 10月 2009
|1993|1994|1995|1996|1997|1998|1999|2000|2001|2002|2003| ►2004以降
Published by 学会事務局 on 28 9月 2009
Published by 学会事務局 on 28 9月 2009
生物工学会誌 第87巻 第9号
左右田 健次
歌舞伎の「熊谷陣屋」に、わが子を若き敵将、平敦盛の身代りに死なせた熊谷直実が「16年は一昔。ああ夢だ、夢だ」と呟いて、花道を去る時の有名なセリフがあります。私が微生物のアミノ基転移酵素を対象にして、京都大学で研究の世界に入った1956年から50余年、直実の一昔の3倍を超す歳月が流れました。当時、生物工学や分子生物学といった言葉もありませんでした。酵素液の透析はセロファンで行い、グルタミン酸などを別として、少し特殊なアミノ酸は、Greenstein とWinitzの“The Chemistry of AminoAcids”を参考にして合成し、ブタ腎臓のL-アミノアシラーゼで光学分割して調製しました。この本と、後年購入したA. Meisterの“Biochemistry of Amino Acids ” は生涯、座右の書となりました。
1957年、日本で最初の生化学分野での国際会議として国際酵素化学シンポジウムが東京と京都で開かれました。論文で名前を知っている海外の名だたる研究者の講演が聞けたのは、研究者の卵にとって、大きな刺激になりました。その翌年、オキシゲナーゼの発見で知られた早石修先生が米国のNIHから京大医学部医化学教室に移ってこられました。医化学教室のセミナーは学内外を問わず自由に参加でき、討論の激しさは今も耳に残っています。渡辺格先生が東大から京大ウイルス研究所に来られ、木原均先生門下の由良隆先生や小関治男先生が活躍され始め、のんびりムードの京大にも活気が出てきました。この頃、素粒子論の湯川秀樹先生が渡辺先生や発生学の岡田節人先生などと語らって、学内に生物談話会を作られました。湯川先生が、「これからは生物科学の時代であり、孤独を恐れないで未知の生物の世界に挑むように」と、物静かに話された言葉は胸を打ちました。今の生化学や生物工学から往時を想うと、隔世の感を覚えます。ここに自らを省察しつつ、若い研究者への思いを二、三、記します。
山岳部で登山に明け暮れした頃、先輩から、(1) 対象の山を決め、隊を編成してルートを探し、トレーニングに励む準備の段階、(2) 実際に山や岩に登る段階、(3) 山から帰って、報告会で山行の報告や討議をし、登山記録をまとめて次の登山に備える段階、はいずれも同じ重要性をもつと教えられました。研究においても同じことが言えると思います。グループのリーダーがまず心血を注ぐべきは研究テーマの選定です。よきテーマとは何か。難しい問題ですが、学会や論文などで、次のテーマを常に心にかけていなければならないと思います。敬愛する有機化学の大先生が、「普通の研究者は、今、何が研究されているかを知るために、論文を読み、講演を聞くが、一流の研究者は、今、何が研究されていないかを知るために、読み、聞く」といわれたことがあります。研究対象に向う道も、山登りのルートと同様にいくつかあり、対象の程度と自分の実力や研究環境を勘案しながら、試行錯誤を重ね、先達に教えを請い、十分な準備の上に次第に目的の頂に迫るのは研究者の苦しみでもあり、醍醐味でもあります。
研究結果を論文にする過程もまた、苦しみと楽しさの入り混じった道です。英語で論文を書くのが一般的になっていますが、英語で書くのが難しいのではなく、合理的に結果と論旨を展開して、読み手に理解させることが難しいのです。自然科学の論文の英語は高校1年か、2年のレベルです。仮定法過去完了形を使った論文は見たことも、書いたこともありません。論理は日本語でも英語でも同じです。良き論文には、次のステップへの示唆が含まれています。また、言語の感性を会得するために、小説や随筆を読むことも大切です。早石先生から、英米に行ったら、彼の地のベストセラー小説を読み、立原正秋などの文章の美しい小説を読むように勧められました。Meister先生からは、ドイツのG.グラスの小説の英訳は平明だからと勧められたこともありましたが、怠惰な私は実行しませんでした。日本人の苦手な方法論や新しい研究試料の開発も望まれます。基礎を忘れても、惰性的な研究はできるでしょうが、大きな飛躍は難しいと思います。分子量にDa(本当はドルトンでしょうが)を付けるような論文が散見されるのは残念です。また、生物工学の研究者が生命を支える水の構造や溶液論にも関心を持ってほしいと念じます。
著者紹介 京都大学名誉教授
Published by 学会事務局 on 28 9月 2009
日本生物工学会学会第61回大会は名古屋大学(東山キャンパス)で開催され,盛況の内に閉会いたしました。
多数のご参加ありがとうございました。⇒2009年度大会ホームページはこちら
来年度、第62回大会は、宮崎シーガイア(フェニックス シーガイア リゾート)にて、2010年10月27日(水)~29日(金)に開催されます。
Published by 学会事務局 on 23 9月 2009
Journal of Bioscience and Bioengineeringの新規公開論文の書誌情報を掲載しています。最新20件の論文が新着順に表示されます。全文閲覧に際しては、所属機関がScienceDirectの利用契約をしている必要があります。
日本生物工学会正会員及び学生会員の方は、会員専用サイトでの全文閲覧が可能です。
お使いのRSSリーダーでフィード購読をされる場合は、以下のURLをご登録下さい。
https://rss.sciencedirect.com/publication/science/13891723
Published by 学会事務局 on 19 9月 2009
日本生物工学会東日本支部では、第4回学生発表討論会 ”「研究室から飛び出よう!」自分の研究をネタに、企業の研究者とじっくり話してみませんか?”を開催いたします。
多くの皆さんの参加をお待ちしております。
日時 | 平成21年10月16日(金)13時~10月17日(土)13時 |
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場所 | 八王子セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1) |
Published by 支部:東日本 on 19 9月 2009
(社)日本生物工学会東日本支部 主催
日時 | 平成21年10月16日(金)13時~10月17日(土)13時 | ||||||||||||||||||||||||
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場所 | 八王子セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1) | ||||||||||||||||||||||||
参加費 | 学生:(会員)2,000円、(非会員)3000円 一般会員:(教員)10,000円、(その他)下記申込み先までお問合せください。 (宿泊代・夕朝昼食込) |
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開催趣旨 | 「研究室から飛び出よう!」
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募集人数 | 学生・一般合わせて 35名 (定員になり次第、締め切らせて頂きます。学生はできるだけ指導教員と一緒に参加されるようお願いいたします。人数に限りがありますので、広く交流を図る目的から学生さんはなるべく1研究室あたり2名程度までの申し込みにご協力下さい。学生単独での参加も可能ですが、必ず指導教員の許可を得てからお申し込みください。また、特許に係る情報を含むプレゼンテーションには対応できませんので、ご了承ください。) |
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内容 | プログラム予定
本セミナーは、二つのプログラムから構成されます。 <研究発表会> 参加学生全員に、自分の研究内容について発表していただきます。一度学会で発表したものや、まだデータが出ていないもの、全然うまくいっていないものでも構いません。発表時間は討論も含めて15~20分を予定していますので、研究室外の人にも実験の背景や状況などをわかりやすく説明できるようなスライド 10枚程度を用意してください。(発表はWindows/PowerPointで行います。PowerPoint 2007やそれ以外のソフト、Macの使用は、あらかじめご相談ください) <自由討論会> 企業や研究所などで社会人として研究%開発に携わっている先輩方と、学生時代や現在の経験談、企業で必要とされる能力や研究の心得など様々なことについて、緊密かつ自由に語り合います。ふだんなかなか知ることのできない、企業人や大学教員の経験や知識に触れるチャンスです。 |
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参加申込 | 10月17日(月)までに、氏名、一般会員/大学教員/学生会員/学生非会員の別、所属、連絡先、TEL、E-mailを記入の上、件名を「第4回学生発表討論会申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。プログラム作成のため、学生の方には、参加申込締切後に簡単な要旨(500字程度)を作成して頂きますのであらかじめご承知おきください(要旨〆切は10月9日を予定)。 | ||||||||||||||||||||||||
参加費 | 参加費の支払は、当日受付時にお願いいたします。 学生会員2,000円、学生非会員3,000円 一般会員・・・大学教員10,000円(宿泊代・夕朝昼食込) 大学教員以外の一般会員は参加費は無料ですが、研究発表会において学生の発表に対する様々な視点からのご指摘をお願いします。また、事前に学生から募集した質問を自由討論会で披露しますので、それに対する積極的なアドバイスをお願いします。定員に限りがありますので、下記申し込み先まで早めにお問い合わせください。 |
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申込先 | 日本生物工学会東日本支部 第4回学生発表討論会 担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部) E-mail: |
Published by 学会事務局 on 15 9月 2009
平成21年12月19日(土)に、2009年度日本生物工学会シンポジウム「地球エネルギー戦略-バイオエタノールの現在・未来」(本支部共催)が、下記の通り開催されます。
皆様のご参加をお待ちしております。
主催:日本生物工学会、日本生物工学会西日本支部
日時 | 平成21年12月19日(土) 13:00~17:30、(懇親会17:30~19:30) |
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場所 | ホテルみやけ(山口市黄金町2-24) 「新山口」駅新幹線口から徒歩2分 |
シンポジウムタイトル | 地球エネルギー戦略-バイオエタノールの現在・未来 |
参加費 | 無料(懇親会費は一般5,000円、学生2,000円) |
申込締切 | 平成21年12月4日(金) |
申込方法 | 連絡先、懇親会への参加希望の有無を明記の上、下記宛に、E-mailまたはFaxにてお申し込みください。⇒申込書(WORD)はこちら |
申込先 | 日本生物工学会西日本支部事務局 (山口大学工学部内) E-mail: Fax: 0836-85-9201 |
問い合せ先 | 赤田 倫治 (西日本支部長) E-mail: Tel: 0836-85-9292 |
Published by 支部:西日本 on 15 9月 2009
平成21年12月19日(土)に、2009年度日本生物工学会シンポジウム「地球エネルギー戦略-バイオエタノールの現在・未来」(本支部共催)が開催されます。
参加を希望される方は、申込書に連絡先、懇親会への参加希望の有無を明記の上、E-mailまたはFaxにてお申し込みください。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時 | 2009(平成21)年12月19日(土) 13:00~17:30(懇親会17:30~19:30) |
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場所 | ホテルみやけ(山口市黄金町2-24) 「新山口」駅新幹線口から徒歩2分 |
タイトル | 地球エネルギー戦略-バイオエタノールの現在・未来 |
プログラム |
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参加費 | 無料(懇親会費は一般5,000円、学生2,000円) |
申込締切 | 平成21年 |
申込先 | 日本生物工学会西日本支部事務局 (山口大学工学部内) E-mail: Fax: 0836-85-9201 |
問い合せ先 | 赤田 倫治 (西日本支部長) E-mail: Tel: 0836-85-9292 |
Published by 支部:関西 on 09 9月 2009
日時 | 2009年8月7日(金)13:30~18:00 |
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会場 | サントリー(株)山崎蒸留所(大阪府三島郡島本町山崎5-2-1) |
日時 | 2009年12月23日(水・祝)9:30~16:30 |
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会場 | 大阪大学工学部応用自然科学科 U2 棟 |
日時 | 2010年1月29日(金)13:30-18:00 |
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会場 | 【講演会および懇親会】 サンシャインワーフ神戸コミュニティホール 神戸市東灘区青木1-2-34(TEL: 078-414-1516) 【見学会】 宝酒造(株)白壁蔵 神戸市東灘区青木2-1-28(TEL: 078-452-2851) |
Published by 学会事務局 on 27 8月 2009
Published by 学会事務局 on 25 8月 2009
生物工学会誌 第87巻 第8号
佐々木 健
「水と生きる」というのは有名なバイオ企業の企業メッセージだが、約170年前、天保11年ごろ、西宮から灘(神戸)へ、牛車で大量の水を樽に詰め運ぶ、「水に生きる」人たちがいた。それを見た当時の人々は、タダの水を金をかけて遠方に運ぶなど愚かな、とあざ笑ったという。この荷主、山邑太左衛門(山邑酒造)は、西宮と神戸に蔵を持っていたが、いつも西宮の蔵の酒が芳醇で酒質がよいことに気づいていた。米や杜氏を変えてみたが結果は変わらなかった。そこで、西宮の水をわざわざ金をかけて運んで醸造したところ、神戸でも西宮と同じような芳醇な酒ができたのである。有名な醸造用名水、宮水発見の逸話だ。以後、西宮から大量に水を運ぶ水車や水舟が大繁盛し、「水屋」という真の水の商売、いわゆる「水に生きる」人々が多く生まれたのである。
ここからは歴史書にない私の仮説であるが、太左衛門は「きき水の名人」であったのではないか。舌で、西宮の中硬度水(硬度約100 mg/l)と神戸の軟水(多分硬度30 – 40)の違いを認識していたのだろう。おそらく、微妙な感性の持ち主のバイオ家であったからこそ、大金をかけ、嘲笑を気にせず水を運んだに違いない。
優れた企業家は研究者と違い、好みや興味で大金は使わないからだ。確信があったのだろう。私自身は生物工学の技術士だが、きき水のプロを自認しており、中硬度水と軟水の違いはきき水ですぐ判る。酒を飲みすぎていない体調のいいときは(めったにないが)、水を舐めれば硬度や有機物、炭酸など分析値が頭に浮かぶ。40年の経験と修練のたまもの。よく、曲を聴くだけで音符が浮かぶ「絶対音感」をお持ちの音楽家がおられるが、私は「絶対水感」といい、舌で分析値までおおまかに識別できた。太左衛門も同様にきき水のプロだったと、技術士として思えるのである。このような感性は主に経験、教育、修練で生まれると私は思っている。
この「絶対水感」が大いに役立った事例がある。広島に電磁鍋が広まり始めた7–8年前、技術相談を受けた。電磁鍋を納入された有名店の板前さん(テレビで有名な料理人)が「味が乗らない。これはだめだ」というのである。困った技術営業は、食品専門の大学や研究所、つくばの研究所まで相談に行ったが理由がわからない。途方に暮れ私のところに来た。私と院生は電磁加熱の水を舐め、両名直ちに水の硬度が上がっていると鑑定した。長期間の不明、困惑の原因が2名の舌ですぐ分かったのだ。「二枚舌」だが本当の話。この院生も初めは水道と湧水の識別もできなかったが、長くきき水の修練をさせていた。
原因は以下のとおりだ。広島の軟水だとよく素材のダシが出るが、中硬度水や硬水だとダシが出にくい。豆腐ににがりを入れ固める理屈(塩析)で、ダシの表面タンパク質が固まりアミノ酸やペプチドが出にくくなり、味が乗らないのである。問題はなぜ電磁鍋だと硬度が上昇し、通常のガス加熱だと上昇しないのか。これを2年かけ解明した。電磁鍋は従来にない急速加熱なので、水が激しく運動し、鍋表面に付着した水アカが剥離することが多く、一方、ガス加熱では対流によりゆっくり加熱されるので、水アカの剥離が加熱中きわめて少ないことを解明した1)。結局、鍋表面に特殊処理を施し、水アカ付着を防止し解決。その改良電磁鍋は好評という。
典型的バイオプロセスである酒の醸造ばかりでなく多くの食品加工においても、用水の水質の微妙な違いが製品に影響していることが知られつつある。まさに「水が製品を左右する」時代なのだ。消費者嗜好が高級化しつつあるからである。これからのバイオは感性が必要と思う。
発酵でも用水中の0.05 mg/l程度の微量の鉄分の存在で、目的生産物の質、量が思わしくない事例もある。中国に進出した日本のバイオ企業が、軟水器で硬度さえ落とせばよいと軽く考えて工場を新設したが、微妙なミネラルバランスやその他の成分で、製品が日本のようにできないという話をよく聞く。化学的な分析に加え、水の色、テリ、触感などの微妙な違いやきき水などの総合的な感性が用水の良否判断に必要ということだろう。
最近のバイオの教育を見ていると、コンピュータや遺伝子技術が進歩して、感性の育成がおろそかになっている気がする。培養の時、菌の増殖、成分変化のデータをチェックするだけでなく、培養液の色、匂い、濁り具合、流動性など、五感をすべて使っての細かい観察をする姿勢も、感性育成には必要と思う。学校や企業の教育研修でも、昔の機器のない時代を思いかえし(温故)、基本的な分析や培養実験を繰り返し、五感を育くみ、感性で乗り切る教育(知新)も、これからの高度な技術を要求されるバイオ技術者育成には必要ではないかと、最近、水と酒を舐めつつ思うのである。
1) Sasaki, K. et al.: Int. J. Food Sci.Technol., 41, 425 (2006).
著者紹介 広島国際学院大学(教授、地域連携センター長)
Published by 学会事務局 on 25 8月 2009
Published by 学会事務局 on 25 8月 2009
第61回日本生物工学会大会(名古屋大会)は平成21年9月23日(水)から25日(金)の3日間,名古屋大学東山キャンパス(名古屋市千種区不老町)において開催されます.今大会はすべての講演をPCプロジェクターで発表していただきます.
今大会は,秋の連休の最終日から始まります.連休も活用してご来名ください.名古屋市内はたくさんの見どころがあります.まずは駅前のミッドランドスクエアやJR セントラルタワーズなどの人気の高層ビル街を散策ください.名店が多く入っていてにぎわっています.
名古屋城,名城公園,東山動植物公園,名古屋港水族館は有名ですが,市内には他にも名古屋能楽堂(名城公園),徳川美術館(東区),徳川園(東区),美術館では名古屋市美術館(白川公園),名古屋ボストン美術館(金山)が,科学館では電気の科学館(伏見),名古屋市科学館(白川公園),長久手には長久手古戦場跡もあり,戦国時代の歴史も探訪できます.トヨタグループの見学施設としては,織機中心の産業技術記念館,トヨタ博物館があり,車の歴史を堪能できます.
秋の行楽シーズンですので,少し足を伸ばしていただければ,名古屋周辺には瀬戸,常滑,美濃などの焼き物の産地もたくさんあり,常滑のINAX文化スクエアには,窯のある広場資料館,世界のタイル博物館やINAX陶楽工房があります.染め物では有松絞りも有名です.知多半島には,盛田味の館,ミツカン酢の里,国盛酒の文化館,新美南吉記念館があり,一日楽しめると思います.犬山のモンキーパーク,リトルワールドや明治村は知られた観光地ですが,司葉子さんが村長の日本大正村や中村玉緒さんが村長の日本昭和村もあります.長島温泉とナガシマスパーランドは行楽地として有名ですが,これ以外にも,安城にはデンパーク,蒲郡にはテーマパークを備えたラグーナ蒲郡があります(名古屋観光コンベンションビューロー,http://www.ncvb.or.jp/参照).前泊され,名古屋の地酒を片手に,みそかつ,エビフライ,天むす,名古屋コーチン,手羽先,きしめん,あんかけスパ,ういろうなど名古屋独特の食文化もお楽しみいただき,活気のある街,名古屋と,活気のある東海地域を十分にご堪能ください.
今大会のシンポジウムは本誌会告(第87巻第3号)で案内されましたように,19課題が,大会3日目に集中して開催されます.発表件数は109件になりました.また,9月25日午前に特別セミナーとして修士・博士課程在学者をはじめ若手研究者を対象とした「若手理系人のためのキャリアセミナー」が開かれます.
一般講演は,590演題のお申し込みをいただきました.一般講演の科学技術分野別の上位には,1)環境バイオテクノロジー(112演題)2)酵素学・酵素工学・タンパク質化学(88演題),3)遺伝子工学・核酸工学(85演題),4)代謝生理学,発酵生産(71演題)5)動物バイオテクノロジー(64演題),6)生物化学工学(59演題)の順となっています.分野分けを見直しており,昨年までと直接比較はできませんが,時代の流れのためか,環境バイオの件数が多く,動物バイオも多数お申し込みいただいています.
本年の受賞講演はすべて授賞式に続いて行われます.KSBBからの招待講演5題は一般講演の中に組み込んであります.また,一般講演の中からプログラム編集委員会が選定した19演題をトピックスとして紹介します.この19演題は,大会3日目に,「トピックスシーズ発表会」として口頭発表していただく機会をつくりました.
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日本生物工学会2009年度大会実行委員会一同
Published by 支部:中部 on 24 8月 2009
中部支部では、以下の通り、ミニシンポジウム:「高校生のためのバイオ研究のすすめ」を開催いたします。
高校生の皆さんのご参加をお待ちしております。
日時 | 平成21年11月7日(土)13時~17時 |
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場所 | 三重大学総合研究棟Ⅱメディアホール |
プログラム |
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問い合わせ先 | 田丸浩(生物資源学研究科) TEL/FAX: 059-231-9560 E-mail: |
Published by 支部:中部 on 24 8月 2009
主催:公益社団法人日本生物工学会中部支部
日時 | 2009(平成21)年11月7日(土)13時~17時 |
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場所 | 三重大学総合研究棟Ⅱメディアホール |
プログラム |
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問い合わせ先 | 田丸浩(生物資源学研究科) TEL/FAX: 059-231-9560 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 21 8月 2009
2009年度大会の事前参加申込み受付を終了いたしました。多数のお申込みありがとうございました。
講演要旨集と参加章(懇親会参加章)は入金確認が終わり次第、8月25日(火)より、順次発送する予定です。
お支払い期限(8月31日)を過ぎても入金確認がとれない場合は、事前予約は無効になり、講演要旨集、参加章は送付されません。
2009年度大会への参加を希望される方は、当日大会受付にて当日料金をお支払いください。
受付にて参加章と講演要旨集をお渡しいたします。
大会参加費(講演要旨集を含む) | 懇親会費 | |||
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予約 | 当日 | 予約 | 当日 | |
正会員 | 8,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 12,000円 |
学生会員 | 6,000円 | 8,000円 | 5,000円 | 6,000円 |
非会員 | 12,000円 | 14,000円 | 12,000円 | 14,000円 |
(大会参加費: 正会員・学生会員は不課税、非会員は消費税を含む)
Published by 支部:関西 on 19 8月 2009
この度、日本生物工学会関西支部では、支部活動の一貫として以下の要領で各種事業などへの助成を行うことになりました。つきましては、支部会員からの応募をお待ちしています。
(1)対象:「研究会」、「ミニシンポジウム」、その他、支部活動と連動、
もしくはその活性化に繋がる事業で、支部会員を主催者として含むもの。
(2)期間:上記事業などの開催時期は、助成が認められた日から平成22年
3月31日までとする。ただし、同期日内に予算執行が可能であ
ること。
(3)助成金額および件数:1件150,000円以内で3件程度。
(4)応募方法:上記事業などの企画書、あるいは実施要領の抜粋(A4、1枚
程度、形式は問わない)を9月30日までにメールの添付
書類として関西支部事務局(下記)宛に送付。
庶務幹事:藤田憲一 ()
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
Tel. 06-6605-2580
(5)選考:応募多数の場合は、支部活動との連動性およびその活性化の観点
から、助成によりふさわしいとみなされるものを支部事務局にて
選考させていただきます。
(6)その他:・事業などの開催後、すみやかに助成金の使途を含めた実施報
告書(A4、1枚程度、形式は問わない)をメールで御送付下
さい。
・開催にあたってパンフレットやその他の資料を作成された場合は、1部を上記宛先まで別途ご送付願います。
・和文誌「Branch Spirit(支部のページ)」に実施内容についての寄稿をお願いする場合があります。
Published by 支部:関西 on 19 8月 2009
この度、日本生物工学会関西支部では、支部活動の一貫として以下の要領で各種事業などへの助成を行うことになりました。つきましては、支部会員からの応募をお待ちしています。
(1)対象:「研究会」、「ミニシンポジウム」、その他、支部活動と連動、
もしくはその活性化に繋がる事業で、支部会員を主催者として含むもの。
(2)期間:上記事業などの開催時期は、助成が認められた日から平成22年
3月31日までとする。ただし、同期日内に予算執行が可能であ
ること。
(3)助成金額および件数:1件150,000円以内で3件程度。
(4)応募方法:上記事業などの企画書、あるいは実施要領の抜粋(A4、1枚
程度、形式は問わない)を9月30日までにメールの添付
書類として関西支部事務局(下記)宛に送付。
庶務幹事:藤田憲一 ()。
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
Tel. 06-6605-2580
(5)選考:応募多数の場合は、支部活動との連動性およびその活性化の観点
から、助成によりふさわしいとみなされるものを支部事務局にて
選考させていただきます。
(6)その他:・事業などの開催後、すみやかに助成金の使途を含めた実施報
告書(A4、1枚程度、形式は問わない)をメールで御送付下
さい。
・開催にあたってパンフレットやその他の資料を作成された場合は、1部を上記宛先まで別途ご送付願います。
・和文誌「Branch Spirit(支部のページ)」に実施内容についての寄稿をお願いする場合があります。
Published by 学会事務局 on 17 8月 2009
日本生物工学会は9月23日(水)より25日(金)まで、名古屋大学東山キャンパス(名古屋市)において2009年度大会を開催いたします。急速かつ多様に展開するバイオテクノロジーの中心にある本学会には、最先端の技術と情報が集結します。大会期間中には、一般講演(590題)、シンポジウム(19課題 109題)、受賞者講演(7題)が行われる予定です。
つきましては、これに先立ち、下記のとおり記者発表会を開催いたしますので、是非ご出席、取材賜りたく、ここにご案内申し上げます。
日時 | 2009(平成21)年9月11日(金)13:00~15:00頃 |
---|---|
場所 | 弥生講堂アネックス エンゼル研究棟講義室 (〒113-0033 東京都文京区弥生1-1-1 Tel:03-3841-8205) 東京大学農学部キャンパス内、地下鉄南北線「東大前」下車 徒歩3分 |
陪席者 | 日本生物工学会広報理事・2009年度大会実行委員会委員
|
内容 | 研究の最先端のハイライト紹介・説明 *当日は、講演要旨集、一般講演トピックスガイドなどの資料をお配りします。 |
申込方法 | 下記宛に8月26日(水)までにお申込下さい。 |
問い合せ先 | (社)日本生工学会事務局 岩永 祐治 Tel: 06-6876-2731 Fax:06-6879-2034 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 17 8月 2009
日本生物工学会は9月23日(水)より25日(金)まで、名古屋大学東山キャンパス(名古屋市)において2009年度大会を開催いたします。急速かつ多様に展開するバイオテクノロジーの中心にある本学会には、最先端の技術と情報が集結します。大会期間中には、一般講演(590題)、シンポジウム(19課題 109題)、受賞者講演(7題)の講演が行われる予定です。
つきましては、これに先立ち、下記のとおり記者発表会を開催いたしますので、是非ご出席、取材賜りたく、ここにご案内申し上げます。
日時 | 平成21年9月11日(金)13:00~15:00頃 |
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場所 | 弥生講堂アネックス エンゼル研究棟講義室 (〒113-0033 東京都文京区弥生1-1-1 Tel:03-3841-8205) 東京大学農学部キャンパス内、地下鉄南北線「東大前」下車 徒歩3分 |
陪席者 | 日本生物工学会広報理事・2008年度大会実行委員会委員
|
内容 | 研究の最先端のハイライト紹介・説明 *当日は、講演要旨集、一般講演トピックスガイドなどの資料をお配りします。 |
申込方法 | 下記宛に8月26日(水)までに、お申込下さい。 |
問い合せ先 | (社)日本生工学会事務局 岩永 祐治 Tel: 06-6876-2731 FAX:06-6879-2034 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 05 8月 2009
地球温暖化対策の一手段としてバイオエネルギーが脚光を浴びています.昔から発酵技術として慣れ親しんできたバイオエタノール化・バイオガス化・バイオブタノール化技術が,バイオエネルギーの中核技術として再度注目されております.
最近のバイオテクノロジーの目を見張るべき発展に伴って,これらニューバイオ技術を取り込んだオールドバイオ技術により,資源循環型社会が構築され,延いては低炭素社会の構築に発展しようとしています.
本セミナーでは,わが国のセルロース系バイオマスからのバイオエタノール生産技術の開発動向を概観した後,実用化のために超えなければならないセルロース資源の構造とセルラーゼ作用機構の解明,また実用酵母のヘテロタリズム化とキシロース発酵能の育種,さらには新規なゲノム解析技術とその応用に関して,この分野の第一線でご活躍の方々にご講演をいただきます.
また,効率的バイオガス化のためのメタン発酵技術の安定化(微生物叢の解析技術と代謝変化),さらには高ブタノール生産のための代謝ボトルネック解消による効率的な代謝系改変方策に関して,やはりこの分野の第一線でご活躍の方々にご講演をいただき,ニューバイオ技術を取り込んだオールドバイオ技術が拓く生物工学の将来を展望したいと思います.
日時 | 平成21年12月12日(土)10:00~19:30 |
---|---|
会場 | 崇城大学市民ホール大会議室(熊本市桜町1番3号)TEL. 096-355-5235 |
参加費 | 無料.要旨集1,000円(ただし学生は無料) 懇親会費:一般3,000円,学生1,000円(当日徴収) |
申込締切日 | 12月5日(土) |
申込方法 | 氏名,所属,住所,連絡先(TEL/FAX, E-mail),会員種別,懇親会の出欠を明記のうえ,下記までE-mailあるいはFAXでお申し込み下さい. |
申込先 | 熊本大学大学院自然科学研究科木田研究室 東 宛 E-mail: FAX. 096-342-3668 |
問合せ先 | 熊本大学大学院自然科学研究科 木田建次 TEL. 096-342-3667 FAX. 096-342-3668 E-mail: |
【主催】日本生物工学会,日本生物工学会 九州支部
【共催】(予定)バイオテクノロジー研究推進会,くまもと技術革新・融合研究会(RIST)
【協賛】(予定)日本農芸化学会,化学工学会バイオ部会,日本化学会バイオテクノロジー部会,バイオインダストリー協会,エネルギー総合工学研究所,九州地域バイオクラスター推進協議会
Published by 学会事務局 on 05 8月 2009
地球温暖化対策の一手段としてバイオエネルギーが脚光を浴びています.昔から発酵技術として慣れ親しんできたバイオエタノール化・バイオガス化・バイオブタノール化技術が,バイオエネルギーの中核技術として再度注目されております.
最近のバイオテクノロジーの目を見張るべき発展に伴って,これらニューバイオ技術を取り込んだオールドバイオ技術により,資源循環型社会が構築され,延いては低炭素社会の構築に発展しようとしています.
本セミナーでは,わが国のセルロース系バイオマスからのバイオエタノール生産技術の開発動向を概観した後,実用化のために超えなければならないセルロース資源の構造とセルラーゼ作用機構の解明,また実用酵母のヘテロタリズム化とキシロース発酵能の育種,さらには新規なゲノム解析技術とその応用に関して,この分野の第一線でご活躍の方々にご講演をいただきます.
また,効率的バイオガス化のためのメタン発酵技術の安定化(微生物叢の解析技術と代謝変化),さらには高ブタノール生産のための代謝ボトルネック解消による効率的な代謝系改変方策に関して,やはりこの分野の第一線でご活躍の方々にご講演をいただき,ニューバイオ技術を取り込んだオールドバイオ技術が拓く生物工学の将来を展望したいと思います.
日時 | 2009(平成21)年12月12日(土)10:00~19:30 |
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会場 | 崇城大学市民ホール大会議室(熊本市桜町1番3号)TEL. 096-355-5235 |
参加費 | 無料.要旨集1,000円(ただし学生は無料) 懇親会費:一般3,000円,学生1,000円(当日徴収) |
申込締切日 | 12月5日(土) |
申込方法 | 氏名,所属,住所,連絡先(TEL/FAX, E-mail),会員種別,懇親会の出欠を明記のうえ,下記までE-mailあるいはFAXでお申し込み下さい. ⇒申込用紙(PDF)はこちら |
申込先 | 熊本大学大学院自然科学研究科木田研究室 東 宛 E-mail: FAX. 096-342-3668 |
問合せ先 | 熊本大学大学院自然科学研究科 木田建次 TEL. 096-342-3667 FAX. 096-342-3668 E-mail: |
【主催】日本生物工学会,日本生物工学会 九州支部
【共催】バイオテクノロジー研究推進会,くまもと技術革新・融合研究会(RIST)
【協賛】日本農芸化学会西日本支部,化学工学会バイオ部会,日本化学会バイオテクノロジー部会,バイオインダストリー協会,エネルギー総合工学研究所,九州地域バイオクラスター推進協議会
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Published by 学会事務局 on 05 8月 2009
平成21年度学会賞受賞者が以下のように決定いたしました。授賞式および受賞講演は、年次大会初日9月23日(水)午前9時より、名古屋大学東山キャンパス構内IB電子情報館2Fの大講義室にて行われました。
⇒授賞式・受賞講演プログラム (新規ウィンドウ)
⇒受賞者紹介(PDF)はこちら
塩谷 捨明(崇城大学生物生命学部・教授)…「生物プロセスシステムの最適化に関する研究」
該当なし
杉山 峰崇(大阪大学大学院工学研究科・助教)…「出芽酵母におけるゲノム工学技術の開発と応用」
滝ロ 昇(金沢大学大学院理工研究域自然システム学系・准教授)…「生物由来制御アルゴリズムの工学的応用に関する研究」
古田 吉史1・大森 俊郎1・中村 彰宏1・丸岡 生行1・園元 謙二2, 3(1三和酒類株式会社研究所,2九州大学農学研究院,3九州大学バイオアーキテクチャセンター)…「乳酸菌を利用した焼酎蒸留粕の高付加価値素材への転換プロセスの構築」
Dr. Suchada Chanprateep(Chulalongkorn University, Thailand・Assistant Professor)
…“Biochemical Engineering Approaches toward Bioprocess Development for Biodegradable Polyhydroxyalkanoates Production”
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Published by 学会事務局 on 05 8月 2009
生物工学会誌 第87巻 第7号
冨田 房男
「日本微生物学連盟が設立されてから1年経過したところで何を」と思われる方も多いでしょうが、一方、まだご存知でない方もおられると思い、ここでその内容と設立の経緯をご紹介したい。
まず、我が国の微生物学の状況について私見を述べてみたい。我が国は、微生物学部が存在しない数少ない国である。世界の多くの国々では微生物学部が存在し、広域にわたる教育、共同研究が行われているのに対して、我が国では、医学部では病原菌のみ、理学部では単に道具として、工学部と農学部では応用にとその興味の対象としての存在でしかなかったように思われる。総合的な微生物学としては存在し得ない、あるいは研究の材料としての意義しか考えていなかったのであろう。
その結果として、学会も狭い範囲の小さなものがたくさんあるが、外から見ると日本の微生物学を代表するのはどこなのかも分からない。たとえば、国際微生物学連合(International Union of Microbiological Societies, IUMS)から見ると日本の対応学会はどこなのかが分からないことになる。
そこで日本学術会議の下にあった微研連(微生物学研究連絡会)で上述のような我が国の微生物学分野の統合について議論が開始された。その中でIUMSの副会長に私が選ばれ、実際に理事会に参加してみると、我が国の微生物学関連学会は統合性に欠け、外からその活動が見えない状況にあることがますます強く感じられた。連盟設立の案が浮上してきたが、学術会議の改組もあって微研連の中では決着がつかず、学術会議の改組後総合微生物科学分科会(基礎生物学委員会・応用生物学委員会・農学基礎委員会合同)とIUMS分科会(基礎生物学委員会・農学基礎委員会・生産農学委員会・基礎医学委員会・臨床医学委員会合同)は、合同で分科会を開催し、上記の微生物学関連の学術団体の連携を検討してきた。そしてIUMS分科会および総合微生物科学分科会の共同で平成19年2月7日、日本微生物学連盟(Federation of Microbiological Societies of Japan: FMS Japan)を設立した。立ち上げメンバーは、筆者(冨田房男)、篠田純男、今中忠行、光山正雄、野本明男、堀井俊宏である。
その目的とするところは、以下の通りである。
立ち上げメンバーとして20学会に参加を表明していただき、活動を開始している。本会も重要な立ち上げメンバーである。その最初の大仕事はIUMS2011(札幌)を主催団体として成功させることである。幸いにも学術会議への共同開催の申請も認められ、いよいよその実行に向けて活動することになった。連盟としては、初めての大きな行事が国際会議であることから、さまざまな試行錯誤があると思われるが、実行委員長として何とか成功させたいと実務を開始したところである。
我が国でIUMSの会議が開かれたのは1990年が最後であり、21年ぶりのことになるため、経験者も少なく心配なことも多いが、過去の成功を収めた会合と遜色なく実行すると同時に、我が国の微生物科学およびその応用技術の優秀さを世界に発信したいと考えている。
微生物学すなわちウイルス、細菌、真菌、原虫などを対象とする研究領域は、生物多様性、環境保全、バイオテクノロジー、新興再興感染症、バイオテロなど、関連し合う多くの研究領域を包含している。微生物は、先端生命科学研究の対象として重要であるばかりでなく、地球環境維持など、人類の未来にとっても非常に重要な必須の存在である。実際に、微生物を包括的に研究することの意義は近年ますます高まっている。
そこで2011年には、Bacteriology and Applied Microbiology, Mycology, Virologyの3部会の会合に加えて、これらの部会の共同開催になるブリッジングセッションを多く持つようにすると共に、一般市民に向けてのいわゆる「アウトリーチ活動」を行うように準備している。ここで、微生物科学の基盤生物学としての重要性と我々の暮らしとの係わり合いがよく分かるような企画を考えているところである。
関係者各位のIUMS2011へのご参加を今からお願いしておきます。また、日本微生物学連盟へのご支援・ご協力をお願い申し上げます。
著者紹介 IUMS2011 国内組織委員会(委員長)、日本微生物学連盟(副理事長)、放送大学北海道学習センター(所長)
Published by 学会事務局 on 05 8月 2009
Published by 学会事務局 on 31 7月 2009
2009年7月14日より、JBB掲載論文のArticles in Press(早期公開サービス)を開始しました。これにより、著者校正がElsevierに届いてから4日程度でオンライン公開に至る例も出てきています。
従来は受理日から掲載号のオンライン公開まで数ヶ月かかっていましたが、今後は論文単位で順次公開されるため、公開までの期間が大幅に短縮されます。
特許出願等の理由により、オンライン公開について期日指定等の特別なご要望がある場合は、著者校正提出時にElsevierにお申し出下さい。または校正提出前に、件名に"JBIOSC-D-09-00****"で始まる論文番号を明記の上、学会事務局()宛にメールでご連絡下さい。
著者校正提出後の公開日設定に関するご要望につきましては、時間的に対応が困難なため、お受け出来ない場合があります。
なおElsevierのシステムの都合上、現時点では受理日が遅いものが先にオンライン公開されているケースがありますが、移行期間ということでご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
■関連記事:Articles in Pressを開始しました
https://www.sbj.or.jp/news/news_20090715-1.html
Published by 学会事務局 on 27 7月 2009
生物工学先端セミナーのご案内
平成21年8月4日(火)広島大学先端物質科学研究科において、山口大学の山田守先生をお招きして、生物工学先端セミナー(本支部共催)を開催します。参加費無料です。多数のご来聴を歓迎します。 ⇒講演要旨(Word)はこちら
日時: 平成21年8月4日(火) 13時30分~14時30分
場所: 広島大学先端物質科学研究科 4階402N講義室
(東広島市鏡山1-3-1)
講師: 山田 守 教授 (山口大学大学院医学系研究科)
演題: 微生物のプログラム死:大腸菌の定常期初期に起こるシグマE依存性溶菌
世話人: 加藤純一 (広島大学大学院先端物質科学研究科)
Tel: 082-424-7757
参加費: 無料
Published by 学会事務局 on 27 7月 2009
2009年7月4日(土)、5日(日)に京都嵐山のコミュニティ嵯峨野にて。
総勢82名(一般31名、学生51名)の参加を得て、盛大に全日程を執り行なわれました。
たくさんのご参加ありがとうございました!!!
また来年の夏のセミナーでお会いしましょう!
Published by 支部:西日本 on 27 7月 2009
生物工学先端セミナーのご案内
平成21年8月4日(火)広島大学先端物質科学研究科において、山口大学の山田守先生をお招きして、生物工学先端セミナー(本支部共催)を開催します。参加費無料です。多数のご来聴を歓迎します。
日時: 平成21年8月4日(火) 13時30分~14時30分
場所: 広島大学先端物質科学研究科 4階402N講義室
(東広島市鏡山1-3-1)
講師: 山田 守 教授 (山口大学大学院医学系研究科)
演題: 微生物のプログラム死:大腸菌の定常期初期に起こるシグマE依存性溶菌
世話人: 加藤純一 (広島大学大学院先端物質科学研究科)
Tel: 082-424-7757
参加費: 無料
Published by 若手会 on 24 7月 2009
2009年7月4日(土)、5日(日)
京都嵐山のコミュニティ嵯峨野にて、
総勢82名(一般31名、学生51名)の参加を得て、
盛大に全日程を執り行なわれました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
西岡会長
講師の原由紀子 先生、非常にわかりやすくプレゼンのポイントを伝授してくれました。
初顔合わせのメンバーで臨んだグループワーク。
当たり前のようで、あまりできていなかったことに気づかされました。
グループ代表者によるプレゼン。80人の前での即興プレゼンです。
植田充美 先生 「志」のネットワーク
清水 昌 先生 「微生物機能の探索・開発と産業利用」
懇親会
日本生物工学会会長 飯島信司 先生
10年後の主力だと激励のメッセージを頂きました。
学生同士でも議論白熱ポスター賞目指してアピール。
うまい棒祭りが開催されました意外に難しかった?利きうまい棒。
うまい棒祭り第2弾 20秒早喰い競争。
福崎先生
木曽先生
白井先生
平田先生
小柳先生
とても豪華な景品が目白押しでした!遠心器を当てた人も!
みなさん、お疲れ様でした!
来年は、岡山でまた会いましょう!
Published by 学会事務局 on 17 7月 2009
過去の年次大会(昭和36年以降)の開催場所・期間の一覧表を掲載しました。
日本生物工学会の大会講演要旨集は国立情報学研究所の電子図書館サービス(NII-ELS)で電子化されており、CiNii(NII論文情報ナビゲータ)http://ci.nii.ac.jp/にて閲覧が可能です。
本会の会員: 年間登録料(2,100円)のみで本文(画像PDF)は無料
非会員の方: 年間登録料(2,100円)+1要旨につき84円、あるいはPay Per View方式で1論文につき556円
Published by 支部:九州 on 16 7月 2009
第16回日本生物工学会九州支部大会(九州工業大学飯塚キャンパス)を下記のように開催し、盛況の内に閉会しました。多数のご参加ありがとうございました。
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 15 7月 2009
2009年7月14日より、ScienceDirectにてJBB掲載論文のオンライン早期公開サービス(Articles in Press)が開始されました。Elsevierのシステムの都合上、現時点では受理日が遅いものが先にオンライン公開されているケースがありますが、移行期間ということでご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員)の皆様には、SicenceDirectにてJournal of Bioscience and Bioengineering (JBB) オンライン版(Vol. 64, 1986年以降)を無料で閲覧して頂くことができます。
ご利用に際しては、初回のみ https://www.sciencedirect.com/jbiosc/activate/member でユーザー登録手続きを行い、username及びpasswordを取得して下さい。
Published by 支部:中部 on 10 7月 2009
H.21.9.23(予定) | H21年度第1回役員会(日本生物工学会会期中) |
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H.22.3 (予定) | H20年度第2回役員会(日本農芸化学会会期中) |
H.21 6.14 | 中学生対象の体験型講座 「つくろう!バイオエタノール」 日時: 2009年6月14日(日) 9:30~16:30 場所: 岐阜大学 応用生物科学部 A棟501号教室 |
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H.21.10.3 | 高校生・一般市民を対象とした生物工学フォーラム 「バイオの研究者って、どんな人生?」 日時 : 平成21年10月3日(土)14:00~17:00 場所 : アートシアターいしかわ 石川県金沢市片町2-2-5 片町ラブロ7階 |
H.21.11.07 | ミニシンポジウム「高校生のためのバイオ研究のすすめ」 日時: 2009年11月7日(土) 13:00~17:00 場所: 三重大学総合研究棟Ⅱメディアホール |
Published by 支部:中部 on 10 7月 2009
「バイオテクノロジーの分野に進むと、どんな将来が待っているのか」って興味ありませんか? 進路に迷っている高校生の諸君、また、そんなお子様をもつご父兄の方を対象に、上記タイトルでのフォーラムを企画しました。第一線で活躍してこられた大学や企業の研究者に、ご自身の研究人生を語っていただこうと思います。奮ってご参加下さい。
日時 | 2009年10月3日(土) 14:00~17:00 |
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場所 | アートシアターいしかわ 石川県金沢市片町2-2-5 片町ラブロ7階 |
参加方法 | 参加無料 参加される方は9月30日までにご一報頂ければ幸いです。 事前登録の無い方も歓迎いたしますが、満席の際はご容赦下さい。 |
問合せ先 | 石川県立大学・片山高嶺 TEL. 076-227-7513 E-mail: ⇒ポスター(PDF)はこちら |
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 支部:西日本 on 10 7月 2009
平成21年7月24日(金)岡山大学工学部において、Montana State UniversityのJoan B. Broderick先生をお招きして、特別講演会を開催します。。Broderick先生は、ラジカルが関与する酵素の研究で世界的に有名な気鋭の教授です。今回はS-アデノシルメチオニン関与のラジカル酵素によるDNA修復について、興味深い研究成果を話される予定です。多数のご来聴を歓迎します。
日時: 平成21年7月24日(金) 14:30~15:45
場所: 岡山大学 工学部 生物機能工学科 1階会議室
演題: Repair of DNA Damage by a Radical SAM Enzyme
講師: Prof. Joan B. Broderick (Montana State University, USA)
世話人: 虎谷 哲夫 (岡山大学 工学部 生物機能工学科)
連絡先 Tel: 086-251-8194
協賛: 日本生物工学会西日本支部
Published by 支部:東日本 on 07 7月 2009
日本生物工学会東日本支部・早稲田大学先進理工学部生命医科学科 共催
日時 | 2009(平成21)年8月7日(金)9:30-17:00 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
場所 | 早稲田大学先端生命医科学センター 3階学生実験室 (TWIns: http://www.waseda.jp/advmed/access/index.html) (住所:東京都新宿区若松町2-2) (会場への地図はこちら) |
||||||
対象 | 高校生・教員 | ||||||
募集人数 | 40名(先着順、ただし同じ高校からの応募が多い場合は調整致します) | ||||||
当日スケジュール |
身の回りの食品(今回はマグロ)に注目して、分子生物学的な技術を取り入れた実習をしながらバイオの最近の応用研究の一端を経験することを目的としています。実習は、大学の教員だけでなく学部生を中心としたTAを配置し、大学生とのコミュニケーションを通じて理科系大学の魅力、生物工学研究の魅力にも触れていただきます。構成は、実習が中心となりますが、講義や実験結果を考察する時間を設定しており、考えることにも注力してもらいます。実習中、早稲田大学の研究棟の見学をすることによって大学での研究環境を実感してもらう予定です。 |
||||||
申し込み方法 | メールにて下記の情報を<marine-info@list.waseda.jp>までお送り下さい。 1) 名前(ふりがな) 2) 所属(高校名、学年) 3) 自宅住所、連絡先(連絡が取れる電話番号) 4) 応募動機(200字以内) |
||||||
注意事項 | 1) 各自お弁当、筆記用具、ノートを用意 2) 実習にあたり保険に入っていただきます(実習者に後日連絡。) 3) 実習しやすい服装と靴(ヒール厳禁)、白衣を持っている場合は持ってきて下さい。 |
||||||
問い合わせ先 | 早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 生命医科学科 竹山春子 〒162-8480 東京都新宿区若松町2-2 早稲田大学先端生命医科学センター TEL・FAX: 03-5369-7326 E-MAIL: marine-info@list.waseda.jp |
Published by 学会事務局 on 02 7月 2009
微生物産業利用支援データベース(DataBiosafety for Industrial Applications of Microbes; DIAM)を研究関連リンクに追加いたしました。
Published by 学会事務局 on 26 6月 2009
ISI Web of Knowledgeから、2008年版の科学誌インパクトファクター値 (IF) が発表され、Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) は1.702でした。JBBは、2005年まではIFが1.0を切っておりましたが、2006年に1.0を越え、2007年には1.782と急上昇いたしました。
2008年は2007年に比べやや低下いたしましたが1.7台をキープしており、Biotechnology and Applied Microbiology分野での国際的な知名度が向上してきています。
今後とも、JBBへの投稿および引用をよろしくお願いいたします。
Published by 学会事務局 on 25 6月 2009
Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) Cover Contest優勝者が決定しました。Vol. 108, No. 1~6(2009年7~12月号)の表紙を飾る画像は、次の3名の方による共同作品です。
佐賀大学農学部 准教授 北垣 浩志先生
東京大学農学部 教授 北本 勝ひこ先生
東京大学農学部 助教 丸山 潤一先生
今回作品をお寄せ頂いた方々には、厚く御礼申し上げます。
今後ともJBBをどうぞよろしくお願い申し上げます。
Cover illustration: Sake is the Japanese traditional alcohol beverage. Two microbes, Aspergillus oryzae and Saccharomyces cerevisae, are utilized for brewing of sake from steamed rice. (Top Middle) Scanning electron micrograph of a conidial head in A. oryzae. (Top Left) Photograph of koji (steamed rice cultivated with A. oryzae). (Top Right) Photograph of sake mash into which koji, steamed rice and S. cerevisiae are added. Researches on the role of organelles of these microbes in sake brewing is now providing novel and critical insights into the technologies of sake brewing, and of general fermentation industries. Two fluorescent figures are representatives of these researches. (Lower Middle) Dynamic morphology of Endoplasmic reticulum (ER) in A. oryzae. Fluorescent images show the ER morphologies at two time points (0 s and 30 s represented in green and red, respectively). In the overlaid image green and red colors out of the co-localized yellow areas reveal the ER motility. This dynamic behavior of the ER may support vigorous filamentous growth and high ability of enzyme production in A. oryzae. (Lower Right, Lower Left) Morphology of mitochondria in S. cerevisiae during sake brewing. Tubular images (Lower Right) are the mitochondrial morphology of wild type strain, and networked image (Lower Left) is the mitochondrial morphology of fis1 disruptant, which produces an increased amount of malate. Malate exhibits a crispy sour taste, which is an important taste component in sake.
The images by Assoc. Prof. Hiroshi Kitagaki at the Saga University, Prof. Katsuhiko Kitamoto and Assis. Prof. Jun-ichi Maruyama at The University of Tokyo were selected as the winner in the JBB Cover Contest. The JBB editorial board and journal staff would like to thank all participants of the contest for their contributions.
Published by 学会事務局 on 25 6月 2009
この度、日本生物工学会会長に就任いたしました名古屋大学大学院工学研究科の飯島信司です。80年を超える伝統を誇る由緒ある日本生物工学会の会長の重責を拝命し、身の引き締まる思いが致します。理事、支部長、評議員をはじめ会員の皆様のお力添えをいただき、本会の発展に微力ながらお役に立ちたいと思っております。
過去2年間は、塩谷会長のリーダーシップのもと英文誌のオンライン化と発行に必要な経費の削減という大改革がなされ、学会の財政難という大問題もひとまず決着致しました。しかしながら、生物工学会をめぐる諸般の事情はひきつづき大変厳しくまた流動的であるのも事実です。特に公益法人制度の改革により私ども学会も一般法人となるか、あるいは公益法人に移行するかの選択をせまられております。前理事会、アドバイザー会議においても、この際公益法人へ移行すべきではないかというご意見を頂戴しており、その準備を進めて参りたいと思っております。移行までの期限は5年間ですが、大至急公益法人としての新たなる学会の姿を明らかにし、会員の皆様のご判断を仰ぐ所存でございます。
さて過去を振り返れば歴代の会長、先達のご努力により学会のアイデンティティーの確立、電子情報化、英文誌、和文誌の改革がなされ、それらが結実して現在の学会があると考えております。今後もこのような先人のご努力を継承しつつ、また会員の皆様のご意向はもちろんのこと、アドバイザー会議でのご意見、さらに前期理事会活性化ワーキンググループの答申などをふまえ改革を進めてまいりたいと思います。これらのご意見を拝見いたしますと、会費を払っても十分満足できると思って頂ける会員サービスや、これなら積極的に寄付をして学会活動をサポートしようとお考えになるような開かれた社会活動など、学会の将来像の確立がきわめて重要と考えます。これは学会の存在意義や、法人化で問題となっている公共性、さらに学会を維持運営するための財政基盤にかかわる問題とも言えます。
一方、歴代編集委員長のご尽力で、英文誌JBBは海外からの投稿も年に250を超え、インパクトファクターも1.8に近づくなど国際誌として飛躍して参りました。また近隣諸国では、アジアを束ねるバイオテクノロジーの連合を作る動きなども見られます。経済的にも発展著しいアジアにおいて、我学会が生物工学をどのようにリードしていくかも大至急方策をたてなければなりません。このような観点から言えば、1)会員の皆様にさらに大きな存在意義を認めて頂ける学会になる。2)アジアをリードする学会になる。ということが本学会のめざすべき、いわば学会活動の両輪と言えるかもしれません。これらは5年や10年で結論がでる問題でもありませんが、公益法人化を良いチャンスとして議論を開始できればと考えております。
以上のような視点より次のような活動について重点的に推し進めて参りたいと考えております。
公益法人化をにらんで
1. 新法人法に対応した学会組織、会計処理の変更
2. 公益性の高い学会活動の模索
3. 学会行事の見直し、研究部会、支部活動の充実
会員サービスの向上、学会運営の透明性の向上をめざして
4 .電子情報化のさらなる推進と和文誌の充実
5. 産学官連携の強化
6. JABEE活動の推進
世界を見据えた学会のプレゼンスを高めるため
7. 英文誌の充実
8. アジア諸国の関連学会との連携、海外会員のあり方の検討
このような方針を掲げても、また目標のどれをとっても実現に困難が予想されますが、幸いにも役員選考委員会では強力な理事の方々を選んでいただいておりますので、少々安心しております。産学連携・企画の総括は奥村康副会長、将来問題検討については原島俊副会長に担当していただきます。また、誌面の都合上、各理事の担当の詳細は割愛させていただきますが、編集、国際化、会計、庶務など、強力な理事の方々に担当していただいておりますし、支部長の先生方にも熱心に活動していただいております。なるべく早期に、それぞれの活動方針についてはアクションプランを決め、活動を展開する予定です。
最後に一言、生物工学会は皆様の学会です。会員の皆様、事務局の皆様のご協力なくしては一歩も前に進みません。皆様のご協力を重ねてお願い申し上げますと共に、忌憚のないご意見ご助言をお願い申し上げます。
2009年6月
日本生物工学会会長
飯島信司
Published by 学会事務局 on 25 6月 2009
Published by 学会事務局 on 25 6月 2009
生物工学会誌 第87巻 第6号
宮道 慎二
「放線菌って、どんな生物?」と聞かれたら、まずは次のサイトを紹介してその魅力的な姿に触れていただく。日本放線菌学会がHPで公開している「Digital Atlas of Actinomycetesc注1)」である。特に見てほしいのは、FrontispieceやSection 4~7に掲載されているたくさんの顕微鏡像、その美しさに浸ってほしい。胞子が発芽し基生菌糸として伸長・分岐し、次いで気菌糸が形成され、菌糸に隔壁が入り胞子へと熟成していく。胞子嚢を形成する一群や運動性胞子を形成する一群もある。このような形態分化とその多様性、しかし、それでも放線菌はバクテリア、れっきとした原核生物である。さらに興味をお持ちなら、写真450枚を収載した『放線菌図鑑(朝倉書店1997)』が放線菌学会から出版されている。
一方、これまでに発見された抗生物質は約1万種と言われるが、そのほぼ2/3は放線菌の生産物で、おそらく、200の化合物は医薬や農薬として実用化されている。微生物生産物の探索から開発、そして生産への各ステップで「生物工学」が重要な役割を果たしてきたことは言うまでもない。この形態と生産物の多様性という2つの特徴こそ、放線菌が他のバクテリアと区別されて扱われてきた所以である。
典型的な放線菌のゲノムサイズは6~9 Mbpと非常に大きく、大腸菌、枯草菌、結核菌などのほぼ2倍である。この大きな遺伝情報によって多様性が確保されている。しかし、どうして放線菌だけがこのような多様性を獲得できたのだろうか、不思議である。私は放線菌のキャッチフレーズとして「Actinomycetes, charming and useful microorganisms」を使っている。ただ、近年の分子系統学の進歩は、従来の「少なくとも生活史の一時期に分岐を伴う糸状形態を示すグラム陽性細菌」という放線菌の定義が必ずしも系統進化の道筋と一致していないことを明らかにしてきた。菌糸と胞子を形成し、かつて典型的放線菌と考えられてきたある種のバクテリアが16S rRNA遺伝子解析の結果、系統的に大きく隔たるFirmicutes門に属していたという例もある。
化学分類の立場からは、「DNAのGC含量が55 mol%以上」という性状も加味される。放線菌の範囲については議論もあるが、日本放線菌学会刊行の『放線菌の分類と同定(毎日学術フォーラム2001)』では、Actinobacteria 門、Actinobacteria 綱、Actinomycetales目と定義している。この定義に従うと、現在、放線菌は約200属、そのうちの約半分は菌糸状形態を示さない。
それでは、この生物、自然界でどのような生き方をしているのだろうか。放線菌は代表的な土壌細菌であり、1グラムの肥沃な土壌中にその胞子や細胞が100万個を超える高い密度で生息し、土壌中に含まれる植物分解残渣などの難分解性有機物を好んで分解・資化している。自然界の物質循環で極めて重要な役割を担っていると言えよう。
このように放線菌は多くの属・種によって構成されるが、分離される株数としてはStreptomyces 属に属するものが圧倒的に多い。ただ、放線菌の分離・分類や生態学的な研究に関わっているとStreptomyces属以外の希少放線菌、いわゆるrare actinomycetesがおもしろい。
実は、今の私は「落葉の分解過程の一時期、ある種の希少放線菌が主役を担い、ある種のバクテリアと協調しつつ生態系を主導している」という作業仮説を立てて仕事をしている。放線菌フローラと関わりのあるフィールドワークは楽しい。ところで、最近、放線菌を主人公にしたテレビ番組を制作するチャンスに恵まれた。NHK教育テレビの「10 minボックス」の「クスリをつくる微生物」と題した番組で常時、動画配信されているのでご覧いただければと思う注2)。この番組作りの過程で起こった不思議な出来事については、「赤い糸がつなぐ運命的再会」と題して本誌(2008年3月号)に掲載していただいた。
最後にちょっとだけ宣伝させてください。今年の日本放線菌学会の年次大会は初夏の7/16-17に秋田県立大学が世話人となり秋田市で開催されます。日本生物工学会会員のみなさん、多数ご参加ください。この魅力的で有用性の高い微生物群の応用について議論し、さらにはバイオを研究対象、あるいは研究材料として扱える喜びを共有したいものです。
注1) http://www.nih.go.jp/saj/DigitalAtlas/の「Section」へ
注2) http://www.nhk.or.jp/rika/10min2/index_2012_020.htmlの「第20回」へ
著者紹介 製品評価技術基盤機構バイオテクノロジー本部
(NITE/NBRC) E-mail:
Published by 支部:九州 on 18 6月 2009
主催:日本生物工学会九州支部 共催:琉球大学農学部
九州支部では以下のように市民フォーラムを開催いたします。学会員以外の方、一般市民の方も歓迎しますので奮ってご参加ください。
日時 | 2009(平成21)年8月22日(土) 13:00~17:00 |
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場所 | ロワジールホテル那覇 竜宮の間(沖縄県那覇市西3-2-1) ⇒http://www.loisir-naha.com/ |
プログラム | 13:00~13:05 はじめに 13:05~13:45 暮らしに役立つ発酵とは?-乳酸菌の世界への誘い- 13:45~14:25 泡盛をつくる黒麹菌と豆腐ようをつくる紅麹菌 14:25~15:05 酵母菌のちから-お酒やパンから医療まで 15:05~15:25 休憩 15:25~16:05 “こわす”微生物と“つくる”微生物 16:05~16:45 生活のバイオ:洗剤中の酵素の役割 16:45~17:00 質問コーナーおわりに |
参加費 | 無料 |
参加申し込み | 特にありませんので、当日気軽にご参加ください |
問合せ先 | 琉球大学農学部亜熱帯生物資源科学科 発酵・生命科学分野 外山博英 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 16 6月 2009
2009年大会の参加申込をオンラインにて受付けております。
参加申込はこちらから
⇒https://www.sbj.or.jp/2009/registration/
オンライン申込締切: 8月20日(木)
講演要旨集発行予定日: 8月25日(火)
8月25日までに参加費の入金が確認できない場合は、講演要旨集および参加章の発送が遅れます。参加費は、お早めにご納入ください。
参加章には領収金額および学会印が印字されておりますので領収証としてご利用ください。なお、紛失による参加章の再発行はいたしませんのでご注意下さい。
詳しくは、日本生物工学会2009年大会HPをご覧ください。
⇒ https://www.sbj.or.jp/2009/
Published by 学会事務局 on 08 6月 2009
有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会代表
広島大学大学院 分子生命機能科学専攻
加藤 純一
掘越弘毅先生の研究グループが初めて有機溶媒耐性細菌の存在をNature誌に報告してから20年が経つ。その間、発酵産業においては親水性の世界でのものつくりから疎水性の世界でのものつくりへの展開、化学産業においては環境にやさしいバイオプロダクションへの参入が、新しい潮流として登場してきた。
今、疎水性ケミカルバイオプロダクションの有用なツールとして有機溶媒耐性微生物、有機溶媒耐性酵素に注目が集まり始めている。しかし、有機溶媒耐性生体触媒をめぐる基盤的な学術/技術は、いまだ確立されていない。そこで、本研究部会は有機溶媒耐性生体触媒研究の核を形成することを目的に設立した。本研究部会は学術集会を開いて研究討論を行うことで、有機溶媒耐性生体触媒研究の促進を図る。ひいては、「疎水性の世界でのバイオ生産のことならばここに聞け!」といった存在になることを目指している。
本研究部会では、疎水性ケミカルだけでなく、親水性ケミカルのバイオプロダクションについても議論の対象にする。生物機能を活用したケミカル生産に興味のある企業の方々、アカデミアの方々、是非当研究部会へ参加ください。
名前のリンクをクリックすると各研究者の研究内容詳細をご覧いただけます。
岩淵 範之(日本大生物資源) | 中島 一紀(東北大院工) |
植田 充美(京都大院農) | 長澤 透(岐阜大工) |
大河内 美奈(名古屋大院工) | 道久 則之(東洋大生命科学) |
大竹 久夫(大阪大院工) | 堀 克敏(名古屋大院工) |
荻野 博康(大阪府大工) | 本多 裕之(名古屋大院工) |
加藤 純一(広島大院先端物質) | 本田 孝祐(大阪大院工) |
川口 秀夫(東京大院工) | 満倉 浩一(岐阜大工) |
近藤 昭彦(神戸大工) | 吉田 豊和(岐阜大工) |
黒田 浩一(京都大院農) |
Published by 学会事務局 on 08 6月 2009
セルプロセッシング計測評価研究部会代表
大阪大学大学院
工学研究科生命先端工学専攻
大政 健史
動物細胞はバイオ医薬品などの生産から、iPS細胞に代表されるような再生医療における移植用細胞、さらには医薬品の機能評価にも利用され、産業利用における重要性が益々高まってきております。本研究部会は、この動物細胞の産業利用に不可欠な細胞操作・加工技術の一層高度な発展を目的として設置されました。この目的を達成するためには、アレイ、レーザー技術、数学モデルを駆使した細胞の網羅的、可視的、非侵襲的な解析手法の新たな構築と体系化が不可欠です。本研究部会では、これらの分野の研究者が一堂に会し、シンポジウム企画、若手研究発表会、年会での優秀学生発表表彰、部会員MLなどを通じて、活発な議論、情報交換、および若手の育成を行っております。専門・周辺分野の方々はぜひ本部会へご入会ください。
代表者 | 大政 健史 (阪大院・工) |
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幹事長 | 河原 正浩 (東大院・工) |
副幹事長 | 蟹江 慧 (名大院・創薬科学) |
幹事 | 秋山 佳丈 (信州大・繊維) |
伊藤 大知 (東大院・医) | |
岩井 良輔 (岡山理科大) | |
江橋 具 (神戸大院・工) | |
金岡 英徳(名大院・工) | |
河邉 佳典 (九大院・工) | |
境 慎司 (阪大院・基礎工) | |
杉浦 慎治 (産総研) | |
森 英樹 (阪府大院・理) | |
柳原 佳奈 (協和発酵バイオ) | |
HP担当 | 伊野 浩介 (東北大院・環) |
会計 | 堀江 正信(京大・放射性同位元素総合センター) |
会計監事 | 高木 睦 (北大院・工) |
2017 | 2017年度優秀学生発表賞決定(2017/9/21) |
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第9回若手研究シンポジウムのご案内(2017/7/23)⇒活動報告 | |
2016 | 2016年度優秀学生発表賞決定(2016/10/28) |
【共催行事】第29回日本動物細胞工学会2016年度国際大会シンポジウム(201611/10) | |
第2回研究討論シンポジウム開催のお知らせ(2016/9/30-10/1)⇒活動報告![]() | |
第8回若手研究シンポジウムのご案内(2016/7/15)⇒活動報告 | |
2015 | 2015年度優秀学生発表賞決定(2015/11/2) |
第1回研究討論シンポジウム開催のお知らせ(2015/7/10)⇒活動報告 | |
第7回若手研究シンポジウムのご案内(2015/7/10)⇒活動報告 | |
【共催行事】第34回動物細胞工学シンポジウム 「再生医療の近未来~どこまでできるか?どこまで届くか?~」(2015/5/25) | |
2014 | 2014年度優秀学生発表賞決定(2014/9/15) |
第6回若手研究シンポジウムのご案内(2014/7/13)⇒活動報告 | |
2013 | 【共催行事】Young Cell & Tissue Engineeringセミナーのご案内(2013/11/11) |
2013年度優秀学生発表賞決定(2013/9/23) | |
第65回日本生物工学会大会シンポジウム「実用化に資する動物細胞培養技術~幹細胞の応用とボトルネックの解決に向けて~」(2013/9/19) | |
第5回若手研究シンポジウムのご案内(2013/7/14)⇒活動報告 | |
2012 | 2012年度優秀学生発表賞決定(2012/10/26) |
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2011 | 2011年度優秀学生発表賞決定(2011/9/28) |
第3回若手研究シンポジウムのご案内(2011/7/17)⇒活動報告 | |
2010 | 第62回日本生物工学会大会 シンポジウム15 『動物細胞培養で求められる安心・安全:見直される水産品』(2010/10/28) |
第2回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~のご案内(2010/7/4)⇒活動報告 | |
2009 | 第1回若手研究シンポジウム~次世代を担う生物工学技術~(2009/11/26) 於)神戸国際会議場 |
リンク
Published by 学会事務局 on 08 6月 2009
超臨界流体バイオテクノロジー研究部会代表
九州大学生体防御医学研究所
馬場 健史
超臨界流体は液体の溶解性と気体の拡散性の両方の性質を持ち、さらに温度や圧力を変化させることによりその密度を連続的かつ大幅に変化させることができることから、溶媒物性(溶解力、誘電率、拡散係数、粘度など)を精密に制御することにより使用目的に応じた溶媒性能を付与できる高機能の媒体である。また、有害で高コストの有機溶媒の使用量を軽減でき、さらに効率の向上も見込めることから、超臨界流体を利用した技術は低環境負荷で低コストの技術として注目されている。
これまでに分離・精製、反応など様々な分野において超臨界流体の利用が検討されているが、さらに研究開発を行うことにより、代謝解析(メタボロミクス)、 タンパク質解析、酵素反応などバイオテクノロジー分野における超臨界流体の有効利用が可能になる。また、工業的な分離、精製、濃縮、洗浄、殺菌などのバイ オプロセスにおいても超臨界流体を効果的に利用することにより、効率の向上、コスト削減、低環境負荷など多くのメリットが期待できる。ユーザーを含めた各分野の研究者が集結することにより、新たな超臨界流体利用技術の創成が可能である。
本研究部会では、各分野の研究者との情報交換ならびに共同研究を通して、バイオテクノロジー分野における超臨界流体の利用技術を開発、応用することを目的として種々の活動 している。具体的には、当研究部会主催(共催)のシンポジウム、セミナー、勉強会などを年数回開催している。さらに、研究部会ホームページならびにメーリ ングリスト(scfbio@mlist.ne.jp)により関連する情報を発信するとともに研究部会メンバーの相互の情報交換を行っている。超臨界流体バ イオテクノロジーの発展を目指して活動しているので、是非多数の方に当研究部会の趣旨にご賛同いただきご入会いただければ幸いである。
馬場 健史(九大・生体防御医学研究所) | 福崎 英一郎(阪大院・工) |
原島 俊(崇城大・応用微生物) | 植田 充美(京大院・農) |
近藤 昭彦(神戸大院・自然科学) | 荻野 千秋(神戸大院・自然科学) |
黒田 浩一(京都大学農学研究科) | 原田 和生(阪大院・薬) |
和泉 自泰(九大・生体防御医学研究所) | 中山泰宗(崇城大・応用微生物) |
相馬 悠希(九大・生体防御医学研究所) | 小林 元太(佐賀大・農) |
梶山 慎一郎(近畿大・生物理工学) | 櫻谷 英治(徳島大院・生物資源産業) |
岸野 重信(京大院・農) | 松田 史生(阪大院・情報科学) |
内山 進(阪大院・工) |
2014 | 【共催行事】2014メタボロミクス講習会(2014/12/18-19) |
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【共催行事】第10回SFC研究会(2014/2/7)⇒SFC研究会のサイト | |
2013 | 【共催行事】第9回SFC研究会(2013/8/2)⇒SFC研究会のサイト |
2012 | 【共催行事】第6回SFC研究会(2012/2/3)⇒SFC研究会のサイト |
2011 | 【共催行事】2011メタボロミクス講習会 (2011/12/16–12/17) |
【共催行事】第6回メタボロームシンポジウム(2011/10/13–14) | |
【共催行事】ワークショップ「バイオアナリシスの現状と未来」 (2011/9/27; 第63回生物工学会大会 第2日目) | |
第4回 バイオアナリシス研究会(2011/7/8) | |
第5回SFC研究会(2011/2/4)![]() | |
2009 | 第1回SFCテクノロジーシンポジウム「超臨界流体技術の胎動」(2009/11/27) ⇒ポスター ![]() |
Published by 学会事務局 on 01 6月 2009
第61回日本生物工学会大会講演申込みの受付を終了いたしました。
今年度は約700件(シンポジウム講演を含む)の講演要旨を受付ました。多数のお申込みありがとうございました。
⇒一般講演要旨の内容確認はこちらから
⇒シンポジウム講演の登録内容確認はこちら
※シンポジストの方でオンラインでの参加登録がお済みでない場合は参加申込画面へ
講演日時につきましては6月末7月13日(月)にメールにてお知らせいたします。講演要旨集の発行予定日は8月25日(火)です。参加章と講演要旨集は、8月下旬より、順次発送いたします。
大会期間中は、お名前を記入した参加章を身に付けてください。ご協力のほど宜しくお願いいたします。
参加章には領収金額および学会印が印字されておりますので領収証としてご利用ください。なお、紛失による参加章の再発行はいたしませんのでご注意下さい。
Published by 支部:北日本 on 25 5月 2009
主催:日本生物工学会北日本支部
共催:日本農芸化学会東北支部
東北地域バイオインダストリー振興会議(TOBIN)
日時 | 2009年8月1日(土)13:30~17:20 |
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場所 | 東北大学片平さくらホール (仙台市青葉区片平二丁目1番1号) |
プログラム |
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参加費 | 会員 無料,会員外 1000円,学生 無料 |
懇親会 | シンポジウム終了後17:30から開催いたします.会費3000円 (予定). |
参加申込 | 1) 氏名,2) 所属,3) 役職等,4) 会員・非会員・学生の別,5) 懇親会参加希望の有無を下記までお知らせ下さい. |
申込締切日 | 7月27日(月) |
申込先・問合せ先 | 東北大学大学院工学研究科バイオ工学専攻 高橋征司 E-mail: |
Published by 支部:中部 on 25 5月 2009
日本生物工学会中部支部では、中学生対象の体験型講座「つくろう!バイオエタノール」を以下の通り開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時 | 2009年6月14日(日) 9:30~16:30 |
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場所 | 岐阜大学 応用生物科学部 A棟501号教室 |
対象・人数 | 中学生(2-3年生)20名程度(参加無料) |
問合せ先 | 岐阜大学応用生物科学部 中川 智行 TEL./FAX. 058-293-2927 E-mail: ⇒ポスター(PDF)はこちら |
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 25 5月 2009
来る5月29日(金)開催予定の第14回生物工学懇話会のプログラムが、一部変更になりましたのでお知らせいたします。
講演者の都合により以下の講演を中止いたします。参加者には、資料のみ配布します。
16:30~17:15
講演3 「自動車産業におけるバイオリファイナリーの展開」
(株)豊田中央研究所 バイオ研究室…高橋 治雄
総会・評議員会は予定通り開催いたします。多数のご出席をお待ちしております。
なお、懇親会の開始時間が30分早くなりました。(17時より開始いたします)。ご了承ください。
日時 | 平成21年5月29日(金)13時~14時20分 |
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場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル903~905号室 豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010 |
次第 |
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日時 | 平成21年5月29日(金)14時30分~ |
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場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル903~905号室 豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010 |
参加費 | 無料 |
内容 |
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日時 | 平成21年5月29日(金) |
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場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル902号室 |
会費 | 5,000円 |
申込方法 | 懇親会参加者は原則として予め参加申込して下さい。参加申込方法は、
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締切日 | 平成21年5月8日(金) |
申込先 | (社)日本生物工学会事務局(吹田市山田丘2-1大阪大学工学部内) TEL. 06-6876-2731 FAX. 06-6879-2034 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 25 5月 2009
生物工学会誌 第87巻 第5号
長島 實
「『食』を燃やす」ことへの感覚的な反論も落ち着き、国内では、酵素によるセルロース糖化技術の開発が20年ぶりに進行中である。メディアは「非食」(非食植物や植物の非食部)の使用を前提条件としており、これに筆者は異議を唱えたい。バイオマス研究は、「食」との連携を確保し、近未来や非常時に備える農業基盤を整備することこそ大事だからである。食の余剰部分や第1.5世代と総称する食未利用部分にも目を向けつつ、「非食」を「食」に変える技術開発を目指したい。食料供給が長期的には逼迫することを見据え、私たちバイオマス研究者は、世界に向けた農業貢献が期待されている。
遅まきながら欧米の先行に伍する国産技術開発が始まり、助走段階から抜けつつある。農水省は開発型テーマの基盤整備に向け、農村活性化の視点から委託プロジェクト「地域活性化のためのバイオマス利用技術開発」4テーマを平成19年度から進めてきた。3年目を迎え“折り返し地点”にあたる今年は、原料確保から地域循環まで、エタノールを鍵とする繊維質変換プロジェクトの再編成の最中にある。ここでは、「育種・栽培」「変換」「モデル化事業/地域循環」など横断/網羅型の開発チームが発足しているほか、「ガス化/発電・メタノール」「ディーゼル油の商用化」など、多面的にバイオマス利用の研究が進められている*。
「地域活性化」という本プロジェクトのキーワードこそ、私たちバイオマス研究に携わる者の覚悟である。地球上の生命を支える緑地の減少防止にどこまで寄与しうるか、まして気候条件の恵まれた東アジアモンスーン域にありながら耕作放棄地の拡大が止まらない国土荒廃にどう歯止めをかけるか、農業振興に生かす道を大切にしたい。今、石油や天然ガスなどのエネルギー資源は、今後の持続的供給が懸念されている。
バイオマス利用は、光合成のエネルギー効率(1/1000程度)が太陽光発電(1/10)に比べて低いものの、触媒の自己増殖能や低廉な供給という点から、持続型リアクターとして、単なる“食べ物”にとどまらない機能も生かせよう。世界が1年間に供給する食糧44億トンはガソリン消費(12億kl)や原油消費(50億トン)に敵うものではない。内燃機関の効率改善も喫緊とはいえ輸送用燃料への変換も通過点にある。何より、非食を食に転換する繊維質の糖化は人類の夢である。
その変換モデルとして、自然界に学ぶべきものは多い。たとえば、担子菌や菌根菌のような“植物への侵入者”の戦略を生かしたい。リグニン分解の多様な微生物関与や日和見的な栄養交換、共生系担子菌の宿主乗り換えなどが注目される。動物腸間のメタゲノム解析にも、共生系の多様性が見えてきた。メタゲノムの解析はミクロの世界のエネルギー争奪を次第に明確にし、Chemolithotrophs(化学合成無機栄養生物)など有機物の世界を急拡大させている。足りないのは、今、微生物学の再発見の時代における研究者の俯瞰的な視点かもしれない。
さて、“ポスト資源消耗文明”に向けたバイオ技術の意義が問われて久しい。この社会的要請に対する生物システム研究の貢献の遅さに忸怩たる思いを抱く。と同時に、足早な技術開発と同軸には語れぬアセスメントの厳しさを思う。Precautionary principle(予防原則)が求める配慮はリスクの適切な先取りであって、慎重な回避とは異なるリスクベネフィット議論である。今、われわれを取り巻くIT社会は、変動の激しい社会構造をつくりだし、情報の非対称化を生みだした。そんな時代の「リスク認識」は、まさしく情報の非対称である。そんな“向かい風”のなかで、私たちがなすべき貢献を社会にきちんと伝えたい。自然の多様さに配慮したうえでの光合成生産性の向上こそが、重要な時代を迎えているということを。
それにしてもこの100年、人類にもっとも必要な一次産業に対し、バランスある投資や配慮がなされてきただろうか。へたな商業生産に陥っていないか。燃料供給も社会的要請によるものとはいえ、現在の環境技術は総じて石油依存の落とし子であり、それらの環境特性は適切なのか。研究者/技術者の社会への情報発信は足りていたか。
昨年惜しくも逝去された戸塚洋二さんは、“次代に負を残すな”を嫌いな言葉として挙げておられた。生物屋の慎重さに忸怩たる思いを抱きつつ、つくづく楽観的、挑戦的でありたいと思う。
*http://nfri.naro.affrc.go.jp/yakudachi/biofuel/index.html
著者紹介
(独)農業・食品産業技術総合研究機構(バイオマス研究コーディネーター)、食品総合研究所(研究統括)
Published by 支部:中部 on 25 5月 2009
日本生物工学会中部支部では、中学生対象の体験型講座「つくろう!バイオエタノール」を以下の通り開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時 | 2009年6月14日(日) 9:30~16:30 |
---|---|
場所 | 岐阜大学 応用生物科学部 A棟501号教室 |
対象・人数 | 中学生(2-3年生)20名程度(参加無料) |
問合せ先 | 岐阜大学応用生物科学部 中川 智行 TEL./FAX. 058-293-2927 E-mail: ⇒ポスター(PDF)はこちら |
PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 支部:関西 on 25 5月 2009
Published by 支部:関西 on 25 5月 2009
標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加下さい.
日時 | 2009年8月7日(金)13:30~18:00 |
---|---|
場所 | サントリー(株)山崎蒸留所(大阪府三島郡島本町山崎5-2-1) Tel: 075-962-1423 |
講演 | 13:30~15:20
|
見学 | 15:30~16:20 サントリー(株)山崎蒸留所 |
懇親会 | 16:30~18:00 サントリー(株)山崎蒸留所 |
参加費 | 1,000円 (学生無料) (当日会場にてお支払い下さい) |
懇親会会費 | 2,000円 (学生無料) (当日会場にてお支払い下さい) |
定員 | 70名(定員になりしだい締め切ります) |
申込み方法 | 氏名,連絡先,TEL,懇親会の出欠を明記の上,下記宛にお申し込み下さい. |
申込先 | 〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138 大阪市立大学大学院理学研究科 (社)日本生物工学会 関西支部庶務担当 藤田 憲一 Tel: 06-6605-3163; Fax: 06-6605-3164 E-mail: |
交通 | JR山崎駅から徒歩10分 阪急京都線大山崎駅から徒歩10分 ⇒アクセスマップ |
京都府立医科大学大学院医学研究科 吉川 敏一
生活習慣病予防を目的とした相補・代替医療の有効性を開発するためには,疾病発症前段階いわゆる「未病期」を診断することが必要であり,この未病期を診断できるバイオマーカーを用いた診断手法の確立が急がれている.このバイオマーカーの探索として注目をあびている研究手法が血液・尿などの体液を試料としたゲノミクス・プロテオミクス解析である.本講演では,食品機能性を評価するための新しい研究・予防手法としてのゲノミクス・プロテオミクス解析の応用について最近の成績を紹介したい.
サントリー株式会社ビール事業部 影山 紀彦
麦芽の品質は,ビールの香味品質に大きな影響を持つことから,麦芽品質を向上させるために,大麦の育種や麦芽製造条件の検討など様々な面からの技術開発が行われている.これらの方法では,大麦の生命活動の維持が最優先であるため,外部からコントロールできる環境に制限がある.我々はもっと大胆に麦芽の品質を変えることができる麦芽加工に着目し,独自の観点からの加工技術の開発を通して,麦芽品質の向上とそれによるビール香味創生を実現したので,その事例を紹介する.
Published by 支部:北日本 on 25 5月 2009
主催:日本生物工学会北日本支部
共催:日本農芸化学会東北支部
東北地域バイオインダストリー振興会議(TOBIN)
日時 | 2009年8月1日(土)13:30~17:20 |
---|---|
場所 | 東北大学片平さくらホール (仙台市青葉区片平二丁目1番1号) |
プログラム |
|
参加費 | 会員 無料,会員外 1000円,学生 無料 |
懇親会 | シンポジウム終了後17:30から開催いたします.会費3000円 (予定). |
参加申込 | ①氏名,②所属,③役職等,④会員・非会員・学生の別,⑤懇親会参加希望の有無を下記までお知らせ下さい. |
申込締切日 | 7月27日(月) |
申込先・問合せ先 | 東北大学大学院工学研究科バイオ工学専攻 高橋征司 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 25 5月 2009
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Published by 学会事務局 on 11 5月 2009
2009年度日本生物工学会大会の参加申込み受付を開始いたしました。オンラインでの申し込みは2009年8月20日(木)まで受付けます。それ以降は当日会場受付にてお申込みください。
なお本年度より、大会参加費等のお支払い方法が変更になりました。⇒詳しくはこちら
Published by 学会事務局 on 28 4月 2009
日本生物工学会では、大会の最新情報、シンポジウムのご案内、会費納入についてのお知らせ等、会員の皆様にお役に立つ情報を、電子メールにて発信していきたいと考えております。
既にメールアドレスのご登録をいただいている個人会員様には、本年1月より、月末の冊子体の発行に先んじてオンライン公開されているJournal of Bioscience and Bioengineering (JBB) の公開情報をメールにてお知らせしております。
つきましてはメールアドレスを本会に届け出ていない方、アドレスに変更のあった方は、会員番号とお名前を明記の上、メールアドレスを学会事務局まで()ご連絡くださいますようお願い申し上げます。
ご連絡いただきました個人情報は学会活動の案内等にのみ適切に利用・保護し、第三者への提供はいたしませんのでご理解とご協力のほど宜しくお願いいたします。学会からのお知らせメール配信を希望されない場合は、お手数ですが、下記学会事務局までご連絡ください。
※ご自身のメールアドレス登録状況については、会員システム(https://www.seibutsu.org/login/ssl/login.htm) にログインして、ご確認いただくことができます。
〒565-0871大阪府吹田市山田丘2-1
大阪大学工学部内
社団法人日本生物工学会 事務局
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:
Published by 学会事務局 on 27 4月 2009
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Published by 学会事務局 on 27 4月 2009
生物工学会誌 第87巻 第4号
英文誌編集委員長 大竹 久夫
英文誌のスタイルが変わったことをご存知でしょうか?今年から英文誌が有料配布になりましたのでまだご存知ない方もおいでになるのではと危惧しております。ぜひ一度学会のホームページを覗いてみてください。Elsevier社のデザインによる新しい英文誌の表紙には昨年の表紙写真コンテストで優勝された筑波大学王碧昭先生の糸球体上皮細胞のカラー写真が使われています。表紙を飾るカラー写真につきましては今後も公募を行い半年ごとに更新する予定です。
ところで今回の英文誌の変更は一昨年秋から取り組んで参りました当学会の収支改善に伴うものです。海外大手出版社ElsevierSpringerおよびWiley-Blackwellの3社と交渉を重ねた結果Elsevier社と新規契約を締結することとなり昨年10月中国大連市におきまして塩谷捨明会長とElsevier社のB. Straub氏により契約書の調印が行われました。
今後は編集委員が担当する業務を除きましてElsevier社が表紙のデザインから印刷原稿の作成までを担当します。このため英文誌の表紙にはElsevier社のロゴが新たに登場しましたが当学会のロゴを左上に据えることにより本誌が当学会の英文誌であることを主張したつもりです。本文につきましても一頁当たりの文字数を増やすため使用フォントと文字サイズが変わりましたが論文タイトル要旨や文献表記などはこれまでの英文誌のスタイルをできるだけ継承するよう努めました。
また昨年秋からElsevier社より無料提供された電子投稿編集システムを使用することにより編集作業はさらに円滑なものとなっております。もちろんこれらの取り組み全体が学会の収支改善に大きく貢献したことは言うまでもありません。
英文誌は今成長するアジアにおける生物工学分野のトップジャーナルを目指しています。英文誌の年間原稿受付数は2006年には312に過ぎませんでしたが2007年に406と初めて400台に到達し2008年には481にまで増加しています。海外からの投稿数も増え続け2006年に105であった年間受付数は2008年には239と倍増しています。一方論文の受理率は投稿受付論文全体では約45%海外からの投稿論文に限って言えば約24%に留まっています。年間原稿受付数が500に届こうとする中編集委員一人当たりが担当する論文数は年間20を超えるに至っています。海外から盗作論文が投稿されてきた事例も一度ならずあり論文の審査にはこれまで以上に神経を使わざるを得なくなっています。編集委員の多くは研究活動にも積極的に取り組んでおられる若手の会員であり編集作業の負担増が気になります。言うまでもなく学会本部で英文誌の編集に従事されておられる方々への負担はさらに厳しいものとなっています。会員の皆様におかれましてはこのような状況をよくご理解頂き英文誌投稿論文の速やかな審査にご協力をお願い申し上げます。
英文誌のインパクトファクターは2006年に1.136と初めて1.0を超え2007年には1.782にまで増加しています。面白いことに英国のTaylor & Francis出版社から頂戴した資料によりますと国別にみたJBB掲載論文引用回数の過去5年間の伸び率はブラジルが600%中国が350%スペイン韓国およびインドがそれぞれ200%を超えているのに対して日本国内での引用回数の伸び率は−100%とむしろ減少しているようです。またElsevier社提供の統計資料によりますと2007年の段階で過去2年間に一度も引用されなかった英文誌掲載論文の割合は35%もあり5年間のスパンで見ましても32%あります。英文誌掲載論文の約3分の1が2年間に著者自身も含めて一度も引用されていないことには驚きを感じざるを得ません。会員の皆様におかれましては英文誌に掲載されたご自身の論文を掲載年から2年以内により積極的に引用して頂きますようお願い致します。
最後に今年11月に神戸市で開催される国際学会APBioChEC2009の要旨集を英文誌の特別号として出版する予定です。この要旨集の編集作業にはElsevier社より紹介のあったOxford Abstract社の簡易編集システムが使われます。このシステムは大変良くできておりほぼ自動的に要旨集の編集が可能です。アジアを中心とした国際学会を開催される場合には英文誌特集号を要旨集や論文集にお使い頂けますと英文誌の宣伝にもなりますのでぜひご検討下さい。
著者紹介 大阪大学大学院工学研究科(教授)
Published by 学会事務局 on 23 4月 2009
Journal of Bioscience and Bionengineeringの電子版を公開しているElsevier社のScienceDirectでは、多くのジャーナルが論文早期公開システムArticles in Pressを導入しています。JBBでも、2009年7月頃から著者校正を終えた論文の早期公開を開始する予定です。これにより、受理からオンライン公開までの期間が大幅に短縮されます。公開は論文単位で行われます。
特許申請等の理由で、公開日を特定の日以降に設定したい場合は、論文番号を件名に明記の上、受理後数日以内に英文誌編集係 までご連絡下さい。実際の設定作業はElsevierが行うので、時間がかかります。ご希望の方は出来るだけ早くお知らせ下さい。また著者校正終了後のお申し出は、時間的制約によりお受け出来ませんので、予めご承知おき下さい。
Published by 学会事務局 on 05 4月 2009
主催: 生物工学若手研究者の集い
後援: (社)日本生物工学会
「生物工学若手研究者の集い(若手会)」は応用生物工学、遺伝子工学、生物化学工学等の生物工学に関連する全国の若手教員、研究者、学生の「相互交流」を目的とした団体です。本年度も「生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー2009」を以下の要領で開催致します。大学、研究所、企業の若手研究者や学生の方々、是非とも奮ってご参加ください。
本年度は、京都嵯峨野にて「若い力でバイオの未来を切り拓け!」をキーワードに、講演会、プレゼンテーションスキルアップのためのコーチングセミナー、キャリアパスセミナー、交流会、実験器具が当たるビンゴ大会など盛りだくさんの内容を用意しております。
また、本年度からポスター発表を実施し、優秀発表者にはポスター賞が授与されます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時 | 2009年7月4日(土)13:00 ~ 5日(日)12:00 |
---|---|
場所 | コミュニティ嵯峨野(京都市右京区嵯峨天龍寺広道町3-4 ) TEL: 075-871-9711 アクセス⇒http://www.com-sagano.com/access.html |
申し込み方法 | 氏名、性別、学生・一般の区別、ポスター発表希望の有無、所属、連絡先住所、電話番号、E-mailアドレスを明記の上、下記宛にE-mailにて申し込みください。折り返し申し込み確認と手続き方法、振り込み口座などをご連絡させて頂きます。 |
定員 | 80名(定員になり次第締め切らせて頂きます) |
申込先 | 大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻内 生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー2009事務局 E-mail: wakatekai09@bio.eng.osaka-u.ac.jp 注)スパム対策のため@マークは全角表示させております。半角に変更して送信ください。 |
事務局・問い合わせ先 | 【実行委員】
注)スパム対策のため@マークはすべて全角表示させております。 |
Published by 若手会 on 02 4月 2009
H22年度 生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー2010
2010年7月3日(土),4日(日)の二日にわたり,岡山県倉敷市児島にある倉敷シーサイドホテルにて,一般49名、学生58名の計107名の参加者を得て,若手会(夏のセミナー)が盛大に開催されました.
初日
受付:さて,始めますか.
荻野千秋若手会会長の挨拶を合図にいよいよ講演会スタート!
前田宜丈先生(協和発酵キリン(株) 研究本部 次世代創薬研究所 主任研究員)
みなさん真剣に聴いています・・・
中山睿一先生(川崎医療福祉大学 教授,岡山大学 名誉教授)
「癌ワクチンの進歩―NY-ESO-1タンパク癌ワクチンの免疫学的および臨床的評価―」
質問も
一二三恵美先生(大分大学 全学研究推進機構 教授)
「Antigenaseが人生を変えた?」
辻井薫先生(元花王(株)基礎化学研究所長,元北海道大学 教授)
「研究は楽しい哉!-私におけるオリジナリティの源泉」
最先端の研究紹介にとどまらず,
若手研究者への熱いメッセージを沢山いただきました!
ポスターセッション:
45件の発表がありました.それぞれのポスターの前で活発な議論が繰り広げられました!
BBQ
さて,お腹も減ってきました.
日本生物工学会会長 飯島信司先生の乾杯の御発声でBBQスタート!
まずはもりもり食べて,
沢山飲んで,がっつり交流(ここ重要)
ん,誰かプールに飛び込んだ!?
研究室紹介も大いに盛り上がりました.
この後,部屋に戻って夏のセミナー恒例の交流会!夜遅くまで語り合いました.
二日目
寝不足,二日酔いのひともちらほら.
まだ終わってませんよー.
西岡求先生(大阪府立工業高等専門学校 准教授)
都留寛治先生(九州大学歯学研究院 准教授)
田中丈士先生(産業総合研究所 主任研究員)
「カーボンナノチューブと生物工学~異分野融合の一例として,キャリアパスを交えて~」
多田章利先生(カバヤ食品 取締役総務部長)
井上浩明先生(東洋紡(株) 敦賀バイオ研究所長)
ポスター賞
みなさんおめでとうございました!
優秀賞(博士以上の部)田島誉久先生(広島大学)
優秀賞(博士以上の部)金広優一さん(岡山大学)
優秀賞(修士の部)藤原健剛さん(岡山大学)
優秀賞(修士の部)國方俊暢さん(岡山大学)
飯島賞(生物工学会特別賞)益田時光さん(九州大学)
最後に全員で記念写真をとりました.
快晴で素晴らしい景色でした.
皆様,御参加ありがとうございました.楽しんでいただけましたでしょうか.
来年ももちろん参加されますよね.
では,山梨で会いましょう!!
Published by 学会事務局 on 01 4月 2009
本日より、第61回日本生物工学会年次大会のホームページをオープンしました。
このホームページでは、「講演要旨の申込」「大会参加申込」のウェブ受付に加え、大会のトピックスやイベント紹介など盛りだくさんの情報を発信していきます。
多くの方の本大会へのご参加を心よりお待ち申し上げます。
社団法人日本生物工学会
第61回年次大会ホームページアドレスはこちら↓↓↓
https://www.sbj.or.jp/2009
Published by 学会事務局 on 26 3月 2009
2009年度大会で講演発表をされる方(口頭発表者)は、講演申込みの前に参加申込みをお願いします。
〈日本生物工学会大会2009〉画面にて、以下の手順に従ってお申し込み下さい。本会大会は、講演申し込み時点で講演要旨の登録が必要です。
シンポジウムの要旨登録に関しましては、オーガナイザーには、実行委員会から連絡がありますので、それに従ってください。〈シンポジウム〉画面にて登録をお願いします。
なお、講演申込み・要旨の登録システムに関して不明な点は「株式会社ダイナコム(sbj2009@dynacom.co.jp)」にお問い合わせ下さい。
Published by 学会事務局 on 26 3月 2009
※これ以降は新規申込、内容修正はできませんのでご注意下さい。 終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。シンポジウム講演の要旨登録も同時に締切ります。
一般講演の発表者(登壇者)は、2009年会費既納の本会正会員または学生会員に限ります。講演申し込みには発表者の会員番号が必須となり、会員番号がない場合には登録できません。事前に必ず入会手続きをお願いします。会員番号は入会登録と会費の入金確認ができ次第お知らせしますが、1週間程度かかりますので早めの手続きをお願いします。なお、会員番号が不明の場合は、事務局()にお問い合わせ下さい。⇒入会申込みはこちらから
Published by 学会事務局 on 26 3月 2009
2009年度日本生物工学会大会では、公募で選ばれた以下の19のシンポジウムを、大会3日目(9月25日)に同時開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 学会事務局 on 26 3月 2009
本年度は、要旨入力の際にご登録いただく分類コードを大幅に見直しました。
要旨登録の際、技術分野の選択項目においては、第1、第2希望ともに選択して下さい。どうしても第2希望で該当するものがない場合には、第1希望と同じものを選択して下さい。
技術分野 | 対象 |
||
---|---|---|---|
分野 | 第1希望、第2希望の選択項目 | ||
遺伝学、分子生物学 および遺伝子工学 |
1 分類、系統、遺伝学 2 遺伝子工学 |
|
システムバイオロジー ナノバイオテクノロジー マイクロアレイ ゲノミクス プロテオミクス ———————— メタボロミクス ケミカルバイオロジー バイオイメージングPCR 分子育種 ———————— 情報 情報伝達 培養制御 固定化 分離、精製 ———————— 組織培養 組織、器官 医薬、医薬品 食品 免疫 ———————– ロボット 生態工学 CO2 H2 エタノール ———————– 難分解物質 生分解物質 廃棄物 水 土壌
|
酵素学、タンパク質工学 および酵素工学 |
3 酵素学、酵素工学 4 タンパク質 5 抗体工学 |
||
代謝生理学・発酵生産 | 6 発酵生理学、発酵工学 7 代謝工学 8 オミクス解析 |
||
醸造・食品工学 | 9 醸造学、醸造工学 10 食品科学、食品工学 |
||
環境バイオテクノロジー | 11 環境浄化、修復、保全技術 12 環境工学、廃水処理技術 13 バイオマス、資源、エネルギー工学 |
||
生物化学工学 | 14 生物化学工学 15 培養工学 16 バイオプロセス |
||
植物バイオテクノロジー | 17 植物細胞工学、組織培養、育種工学 | ||
動物バイオテクノロジー | 18 生体医用工学、人工臓器 19 セル&ティッシュエンジニアリング |
||
バイオ情報 | 20 生体情報工学、バイオインフォマティックス 21 システムバイオロジー |
||
センサー計測技術 | 22 センサー、計測工学 23 バイオセンシング、分析化学 |
||
生体関連化学 | 24 有機化学、高分子化学 25 生合成、天然物化学 |
||
生体分子工学 | 26 核酸工学 27 ペプチド工学 28 脂質工学 29 糖鎖工学 |
Published by 学会事務局 on 26 3月 2009
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Published by 学会事務局 on 25 3月 2009
第14回生物工学懇話会のプログラムに一部変更がありました。⇒詳しくはこちら
日時 | 2009年(平成21年)5月29日(金)14時30分~17時25分 |
---|---|
場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル903~905号室 豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010 |
参加費 | 無料 |
プログラム | (司会 常盤 豊)
|
筑波大学大学院生命環境科学研究科生命共存科学専攻 渡邉 信
藻類は脂質にとんでいることから、藻類バイオマスエネルギーによるオイル生産量は47-140トン/haとみつもられており、陸上植物のそれより20~700倍の収率をもつ。緑藻ボトリオコッカス(Botryococcus)は、単細胞性であるが群体を形成し、湖沼に浮遊する藻類であるが、炭化水素を大量に産生し、細胞外に分泌する。これまで、ボトリオコッカスをエネルギー資源として開発するための基礎研究は多くなされてきたが、まだ実用化まではいたっていない。
最近日本で分離培養された培養株はアルカリ、弱光下でよい増殖とオイル生産をしめし、産生される炭化水素の純度もたかく、90%を超える株もある。LCA(ライフサイクルアセスメント)による評価からオイル生産量は年間約120トン/haと見積もられた。ただし、コストは155円/ lと原油のそれよりまだ割高である。しかし、今後の技術開発でオイル量を一桁増加させ、コストを80円~20円/lに減少させることは可能性はあると判断される。
(座長:手柴 貞夫)
(独)産業技術総合研究所 中国センター バイオマス研究センター 坂西 欣也
産業技術総合研究所・バイオマス研究センターでは、従来の硫酸を用いた酸加水分解法ではなく、低環境負荷の非硫酸法(水熱・メカノケミカル微粉砕法の組合せ)による低エネルギー糖化前処理技術の開発を行い、非食用のリグノセルロース系バイオマスからの酵素糖化・エタノール発酵の一貫プロセスを構築して、高効率なエタノール燃料の生産技術を開発している。
この非硫酸法・バイオエタノール製造プロセスは、木、草、わら、海草などの植物体全般を含む“雑植性バイオマス”をバイオマスエタノール製造原料として利用することによって、季節変動の影響を受けずに原料を調達し、また穀物原料や食料と競合しないバイオエタノールの製造が可能となる。
また、バイオリファイナリーへの展開を目指す上では、種々のバイオマス資源の導入・普及には、経済的に成り立つトータルシステムの構築が重要である。従って、種々のバイオマス資源をデータベース化し、バイオマス転換プロセスのシミュレーション技術によって最適化と経済性・環境適合性評価を行うことが重要である。さらに、炭酸ガス削減と持続可能なバイオマス利活用に向けたバイオマスアジア戦略についても概説する。
(座長:常盤 豊)
(株)豊田中央研究所 バイオ研究室 高橋 治雄
エネルギセキュリティや地球温暖化問題に対する有望な手段として、特に食糧と競合しない廃棄系バイオマス資源を用いてエネルギーや化成品等を生産するバイオリファイナリーの構築は自動車産業にとっても魅力的で重要な課題である。バイオリファイナリーにおいてバイオマスを如何に効率的に糖化するかは開発のポイントである。
豊田中研では無細胞タンパク質合成系を用いたセルラーゼの進化技術を開発しており、天然より優れた機能を有するセルラーゼのデザインに成功している。前処理技術に関しては、、最近低温でセルロースを溶解できるイオン液体を利用した先端的技術も注目されており、イオン液体でバイオマスを処理後にセルラーゼによる糖化試験を行っている。
また統合バイオプロセス(CBP)に向けた取り組みとして酵母でのセルラーゼの効率的な生産とその集積化の研究も含めて全体を紹介したい。酵母を用いた乳酸発酵においては代謝工学を利用した高光学純度のD、およびL乳酸の生産技術および工業化に向けた技術課題(低pH発酵、副生成物の低減等)に対するアプローチの一部を紹介をしたい。
(座長:稲垣 賢二)
Published by 学会事務局 on 25 3月 2009
総会・評議員会およびその後の諸行事を下記のとおり開催いたします。会員各位多数ご出席下さい
ますようご案内します。⇒このページの印刷用PDFはこちら
日時 | 平成21年5月29日(金)13時~14時20分 |
---|---|
場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル903~905号室 豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010 |
次第 |
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日時 | 平成21年5月29日(金)14時30分~17時25分 |
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場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル903~905号室 豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010 |
参加費 | 無料 |
内容 |
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日時 | 平成21年5月29日(金)17時30分~19時 |
---|---|
場所 | 千里ライフサイエンスセンタービル902号室 |
会費 | 5,000円 |
申込方法 | 懇親会参加者は原則として予め参加申込して下さい。参加申込方法は、
|
締切日 | 平成21年5月8日(金) |
申込先 | (社)日本生物工学会事務局(吹田市山田丘2-1大阪大学工学部内) TEL. 06-6876-2731 FAX. 06-6879-2034 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 25 3月 2009
生物工学会誌 第87巻 第3号
森永 康
昨年来の金融危機は、各方面に計り知れない影響をおよぼしてきた。100年に一度の事態とも言われ、米国中心の資本主義経済の根底が問われている。経済不安や雇用不安が高まり、これからの社会がどのように変化して行くのか、不確実な中で誰もが強い不安を感じている。こうした社会の不確実性は実に困ったものだが、こと研究に関しては不確実なことは日常茶飯事である。
研究というのは、要は、やればできることをやるのではなくて、できるかどうか分からないことに取り組むわけで、本質的に不確実性をもっている。不確実性の中から可能性を見いだし、新しい原理原則を導き出すのが、研究の要諦ではないかと考えられる。
ラインホルト・メスナーという登山家がいる。たった一人で、酸素ボンベの助けを借りずに、人類初のエベレスト無酸素単独登頂を達成した。彼は「不確実なことにこそ挑戦する価値がある。最初から成功が約束されていたら人生の全てをかけることなどできない」と言っている。命を懸けて前人未到のことを成し遂げるというほど大げさでなくとも、メスナーの言っていることは研究にも当てはまるように思う。
長年企業の研究開発に関わり、2年前から大学での研究に携わって感じるのは、この不確実性に対する許容度の違いである。企業の研究開発では、経営的観点から研究開発投資の採算性が常に問われる。したがって予算を認めてもらうために、確実性の高い目標を設定し、達成時にもたらされるであろうメリットを明らかにする必要がある。多くの企業で目標管理制度が導入されており、成果目標の達成が個人目標となっている。つまり、不確実な目標では予算も獲得できないし、個人の査定にも響くことになるので、どうしても不確実性に対する許容度が小さくなりがちである。
これに対して、大学の研究では、たとえ目標達成の見通しが不確実であっても、目標と異なった結果になろうとも、結果が出て一流誌に論文が掲載できれば、まずは成功。その結果が社会に役立つ成果につながれば大成功。結果良ければすべて良しで、不確実性に対する許容度が大きい。
こうした不確実性に対する許容度は、当然のことながら研究のステージによっても異なる。基礎段階は投入資源が小さい限りは許容度が大きく、開発段階は必然的に投入資源規模が大きくなるので不確実性に対する許容度が小さくなる。
科学技術の開発にはシーズ発掘からはじまって実用化までに不確実性の度合の異なるいくつかのステージがあり、これらのステージのどこかで壁を乗り越えられないと実用化には到達しない。しかし、何といっても重要なのは、もっとも不確実性の高いシーズ発掘段階であろう。シーズが発掘されないと何事も始まらない。産学連携も研究の不確実性への対処手段だと考えると分かりやすい。不確実性の高い基礎段階は大学が担い、確実性の高い開発段階を企業が担うのは合理的である。
ここで気になるのは、最近大学の研究資金の中で競争的資金の割合が著しく増大している点である。競争的資金では多くの場合、企業研究と同様に成果目標を明確化し確実に達成することが求められ、不確実性に対する許容度が小さくなりがちである。不確実性に耐えてシーズ発掘すべき大学が、研究費稼ぎのために不確実なことを敬遠してしまうと、長い目で見ればシーズが途絶えてしまうことになり、大きな問題となる。
特に若い研究者が安全志向になり、やれば必ず結果が出るような研究ばかり志向するようになると、新しい発見につながるような研究ができなくなってしまう。科学技術立国を標榜する我が国としては、不確実であっても可能性を信じてチャレンジする若手研究者を数多く育成して、優れた技術シーズを数多く創造することこそが大切である。そのために、企業における基礎研究や公的な競争的資金にもとづく研究のマネージメントは、不確実性に対してもっとおおらかになっても良いのではないだろうか。
「不確実にこそ新たな可能性あり」。前人未到の世界はここから切り拓かれるのだと思う。
著者紹介 日本大学生物資源科学部(教授)
Published by 学会事務局 on 25 3月 2009
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Published by 学会事務局 on 23 3月 2009
主催 日本生物工学会乳酸菌・腸内細菌工学研究部会
共催 日本乳酸菌学会
乳酸菌・腸内細菌工学研究部会では、毎年、関連の研究者が一同に会して、昼は各自の研究成果を発表し、夜は車座になって情報交換を行う講演会を企画しております。本年度は以下の要領で開催しますので奮ってご参加下さい。
日時 | 2009年5月15日(金)13:00~16日(土)12:00 |
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場所 | 加賀・片山津温泉「加賀観光ホテル」(〒922-0412 石川県加賀市片山津温泉 TEL: 0761-74-1101) |
会費 | 一般18,500円,学生13,500円(一泊宿泊費・懇親会費含む) |
定員 | 70名 |
申込締切日 | 2009年4月17日(金) |
申込方法 | 下記事務局までご連絡下さい。折り返し申込書をお送り致しますので,必要事項をご記入の上,再度事務局へ申込書をご返送下さい。 |
連絡先 | 日本生物工学会乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 2009年度講演会事務局(担当:小田・河上・山下) (近畿日本ツーリスト株式会社札幌事業部内) E-mail: TEL. 011-280-8855 FAX. 011-280-2732 |
一日目(5月15日)
13:30-13:40 はじめに
13:40-14:00
ビフィズス菌由来1,2-α-L-フコシダーゼを用いたヒトミルクオリゴ糖2’-フコシルラクトースの合成 …(1石川県大,2高エネ研・物構研,3農研機構・食総研,4京大生命・統合生命)…○片山 高嶺1・和田 潤1・本多 裕司1・長江 雅倫2・加藤 龍一2・若槻 壮市2・谷口 肇1・熊谷 英彦1・北岡 本光3・山本 憲二4
糖質加水分解酵素の反応は通常、加水分解反応に大きく偏っているが、近年、触媒残基のうち求核残基をアミノ酸置換した変異体とフッ化糖を用いることにより効率的に糖質を合成する手法(グライコシンターゼ)が開発された。Bifidobacterium bifidum由来1,2-α-L-フコシダーゼはヒトミルクオリゴ糖などの様々な糖質の非還元末端側に存在するFuc α-1,2Gal 構造からフコースを遊離する糖質加水分解酵素であり、これまでの研究において4つのアミノ酸残基(N421、N423、E566、D766)が反応に重要であることを明らかとしている。今回、我々はこれらの残基のアミノ酸置換体を作製して本酵素のグライコシンターゼ化に取り組み、母乳オリゴ糖の主成分である2’-フコシルラクトースの酵素合成に成功した。
14:00-14:40
タンナーゼ産生細菌の探索とその利用への展望…(神戸大院・農)…○大澤 朗
植物の「抗草食」成分と考えられる加水分解型タンニンを分解する酵素、タンナーゼは当初真菌類によって産生されることが知られていたが、近年の研究により動物の腸内あるいは植物の発酵食品に生息する細菌群にもこの酵素を産生するものがいることが明にされてきている。これらのタンナーゼ産生細菌の発見からプロバイオティクス的利用への展望までを講述する。
14:40-15:00
偏性嫌気性ビフィズス菌Bifidobacterium longum JBL05のCO2要求性に関する代謝解析 …(1金沢大・環日本海域環境研究センター、2阪大院工・生命先端、3森下仁丹・バイオファーマ研、4崇城大・応生命)…○仁宮一章1、川畑隆司2、金谷 忠3、片倉啓雄2、浅田雅宣3、塩谷捨明4
細胞外多糖生産性ビフィズス菌Bifidobacterium longum JBL05をミルク分解培地で嫌気培養した際に見られたCO2要求性に関して、その原因を13CO2通気培養後の細胞内アミノ酸GC-MS分析、そしてアミノ酸や核酸添加培養の結果から解析した。その結果、0%CO2 の嫌気培養下ではアミノ酸合成ではなく核酸合成が律速になるため、B. longum JBL05の増殖が滞ることが分かった。
15:00-15:15 休憩
15:15-15:55
乳酸菌を用いた焼酎粕の高付加価値素材への転換プロセス…(1三和酒類,2九大院・農,3九大バイオアーク)…○古田 吉史1・丸岡 生行1・中村 彰宏1・大森 俊郎1・園元 謙二2,3
焼酎製造時に副産物として排出される蒸留粕の多くは依然として産廃処理されている。そこで、蒸留粕の有効活用を促進することを目的として、大麦焼酎粕の微生物培地素材としての有効性を評価し、さらに大麦焼酎粕から乳酸菌を用いた有用物質生産技術の開発を行った。大麦焼酎粕から得られる発酵大麦エキス(Fermented Barley Extract: FBE)は、乳酸菌およびビフィズス菌に対する増殖促進因子を含有する優れた培地窒素源であった。FBEを主成分とする培地(FBE培地)使用し、試薬培地と同等量のナイシンA並びに高濃度のγ-アミノ酪酸(GABA)の生産が可能であった。
15:55-16:35
乳酸菌利用による有用物質(抗菌ペプチド)の医療応用…(1オーム乳業㈱、2熊本製粉㈱、3ADEKAクリーンエイド㈱、4九大院・農、5九大・バイオアーク、6Qok・Bio LLP)…○永利浩平1、林いずみ2、竹花稔彦3、善藤威史4、中山二郎4、園元謙二4,5,6
乳酸菌が生産する抗菌ペプチドは、最終的にはアミノ酸へ分解される安全性の高い物質である。また、MRSAやVREのような多剤耐性菌に対して強い抗菌活性を示し、抗生物質とは異なり耐性菌を誘導しにくいといった特徴を持った天然抗菌素材である。今回は、我々が医療向けに開発した精製抗菌ペプチドの性能評価やその精製品を利用した新規抗菌剤プロトタイプの一部を紹介する。
(終了後,部会幹事会の予定)
19:30-21:30 懇親会
二日目(5月16日)
10:00-10:20
新規二次胆汁酸生成腸内細菌の探索と変換特性について…(北大院農・応生科)…○吹谷 智・中村 勇介・川嶋 紘子・和田 大・横田 篤
腸内細菌による胆汁酸変換については,1970~1980年代に胆汁酸変換酵素の精製が行われ,酵素学的な特性と反応機構が既に詳細に研究されている.しかし,胆汁酸変換反応が腸内細菌の腸内での生存においてどのような生理学的意義を持っているのか,という点については不明のままである.我々は,腸内細菌の胆汁酸変換反応の生理学的な意義の解明を目的として,まず新規胆汁酸変換菌をヒト糞便から単離し,その変換反応の生理学的な解析を行った.結果として,胆汁酸の7位の水酸基に作用する7-Hydroxysteroid dehydrogenaseを持つ新規胆汁酸変換菌2株を単離した.培養による変換反応の解析および粗酵素活性測定の結果から,これらの菌種の胆汁酸変換反応の生理学的意義を考察する.
10:20-10:35 話題提供…(森下仁丹)…金谷 忠
10:35-10:55
乳酸菌と酵母による複合バイオフィルムの形成…(1日大・生物資源,2農研機構・畜草研)…○古川 壮一1・能島 菜積1・磯前 亮介1・小林 美穂2・鈴木 チセ2・荻原 博和1・森永 康1
これまで福山酢から分離した乳酸菌Lactobacillus plantarum ML11-11を出芽酵母と複合培養すると、両菌細胞が直接接触して、顕著な複合バイオフィルム(BF)を形成することを報告してきた。今回、Lactobacillus属をはじめとする7属ならびに未同定株を含む150株以上の乳酸菌保存株を用いてスクリーニングを行い、新たに出芽酵母と顕著に複合バイオフィルムを形成する3株、L. plantarum E31、D71及びLeuconostoc mesenteroides K01を見出した。これらの結果より、L. plantarum ML11-11にみられる酵母との複合バイオフィルム形成は乳酸菌に一般的に見られるものではなく、L. plantarum などの限られた菌種で、株特異的に発現する表現型であることが示唆された.
10:55-11:05 休憩
11:05-11:45
Plasmid Artificial modification(PAM)法によるビフィズス菌の形質転換…(岐阜大・連農)…○鈴木 徹・安井 一将・坂口 広大
ビフィズス菌は、長い研究の歴史があり、多くのゲノム情報が得られているにもかかわらず、形質転換、部位特異的組み換え、ランダム変異などの手法が確立されていなかったため、分子生物学的研究が立ち後れている。我々は、これらの手法の内で最も重要な形質転換系を、ゲノム情報を用いることにより確立することを試みた。B. adolescentis ATCC15703は、形質転換効率が1×100/μg DNAと著しく低い。我々は、その全ゲノム配列を報告したが、逆遺伝学的手法は使用できなかった。本菌が二つの制限修飾酵素系を有することに着目し、この防御系を回避することを目指した。二つのDNAメチラーゼ遺伝子を発現させた大腸菌(PAMホスト)を構築し、シャトルベクターを一旦このホストを経由させて、エレクトロポレーションを行ったところ、効率は、107倍に向上した。
11:45-11:50 おわりに
Published by 学会事務局 on 16 3月 2009
2009年3月13日の理事会において、和文誌の転載許可および、機関リポジトリ登載条件につきまして以下のように学会の方針が決定いたしましたのでお知らせいたします。
Published by 学会事務局 on 26 2月 2009
生物工学会誌 第87巻 第2号
加藤 暢夫
源氏物語千年紀と日本人科学者によるノーベル賞受賞は、文化・学術の領域で2008年に最も話題になったことであるが、その両者に共通している点は「日本語と外国語との関わり」にあるように思える。源氏物語は美しい日本語で書かれており、18カ国語に翻訳されているという。しかし、当時は和魂漢才といわれ、宮中では漢籍を最高の教養とし、紫式部の漢籍に対する高い素養なくして源氏物語は成立しなかったと言われている。一方、ノーベル賞受賞で特に新聞紙上を賑わした話題は、益川俊英博士の英語嫌いであった。しかし、益川博士は南部陽一郎博士の英文の論文をなめるように読んだとのことで、英語の素養は科学者にとって必須であることはご本人も強調されている。大切なことは和魂洋才ということにあるようだ。
英語が苦手な筆者が特に関心を持ったのかもしれないが、「ノーベル賞を支えた日本語」という新聞記事(京都新聞2008年12月18日付け朝刊)まで出現した。その中で、柳沢浩哉氏(広島大学)は、膨大な外国の用語を和製漢語に翻訳する過程の重要性を指摘されている。さらに、漢字熟語には意味を一瞬にして読み取り、発想や想像が膨らむところがある、と説明している。この指摘には、科学の領域だけでなく日本語でものごとを考えることの特徴を示しているように思える。和魂漢才にしろ、和魂洋才にしろ、日本の文化は常に翻訳という過程を通して成立してきた。この過程は一見無駄なように見えるが、ものごとの本質がわからなければ、よい翻訳とならないことは確かであり、そこに日本独特の科学が芽生える栄養があるように思える。
生物工学の領域で言えば、昆布の主要な呈味成分がグルタミン酸ナトリウムであることを池田菊苗博士が発見してから100年が経った。その発見から約半世紀を経て、Corynebacterium glutamicumを用いたグルタミン酸発酵技術が創出され、次いで、リジン発酵に代表されるような代謝をコントロールして目的物質を生産する制御発酵という手法が開発された。取得した変異株のアミノ酸生産性を説明するために、大腸菌の代謝調節機構に関する欧米の最新の知見が活用された、と聞く。横関健三氏(味の素株式会社)が本誌(86巻493頁)に、日本独自の実学における独創性について述べておられるが、アミノ酸発酵はもとより、そこに挙げられている多くの技術の独創性の源は微生物探索にあり、さらに近代科学を駆使した分離菌の潜在能力の向上にある。言ってみれば「和菌洋才」の結果である。
本会の会長でもあった福井三郎先生(京都大学工学部)は、海外では、ご自分の研究に加えて日本の発酵技術の紹介をされることが多かったと伺っている。筆者も1986年にドイツで一度拝聴したことがあったが、先生は日本地図のスライドを用いて、日本の国土がいかに気候の変化に富み、微生物種が豊富であるかを説明され、日本の伝統的発酵技術そして当時の先端的発酵技術を紹介された。ご講演の趣旨は、日本の豊富な微生物資源が探索技術の深化を促し、伝統的な発酵技術の理解が新技術を生み出す基になる、といったものであったと記憶している。C.glutamicumの代謝工学の研究で有名なドイツのHermann Sahm教授から、この福井先生の講演を契機に日本の応用微生物学に特に注目するようになったと聞いたことがある。
京都曼殊院に「菌塚」があり、海外の微生物学者が京都を訪れたときに案内することにしている。菌塚は酵素関連の会社を経営されていた笠坊武夫氏が「菌恩の尊さ」を形にして建立したものであるが、西洋の科学者にとっては、日本の応用微生物学のレベルの高さは理解できるものの、この「菌恩」という思想は禅と同じように難解なようである。しかし、鬱蒼とした杉の木立を背景にして置かれた塚には何か神秘的なものを感ずるようで、緊張した面持ちで塚と対峙してくれる。この菌塚建立に際して、応用微生物学を代表する研究者の方々が感想を述べられておられる(http://www11.ocn.ne.jp/~kinzuka/)。その中で山田秀明先生は、「学問を進めてゆく過程で、ややもすれば自らの利害や得失にとらわれて、微生物を研究の道具としてのみ考えがちであり、われわれが微生物、そして他の動物や植物と同じように大自然の中の存在であり、ともに大自然の円滑な循環の流れをなしていることを忘れてしまうのである。」という言葉を寄せられている。「大自然の円滑な循環」は西洋の生態学が教えるところであるが、日本ではすべてのものに魂があるという気持ちで微生物に接するところがあり、そこに「菌恩」を感じる素地があるように思える。
翻訳の過程から、原著にはない新しい思想を生み出したものが、日本独自の文化・科学・技術として世界が認めるものになるのかもしれない。
著者紹介 京都学園大学バイオ環境学部(教授)
Published by 学会事務局 on 19 2月 2009
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)は、2009年1月号(Vol. 107)より表紙デザインを一新しました。表紙図は巻ごとに更新されます。
今回は2009年下半期(Vol. 108)の表紙図(写真・イラスト)を募集いたします。以下の応募要領をご覧の上、奮ってご応募ください。
応募締切日 | 2009年5月20日(水) |
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応募形式 | ファイル形式: TIFF, GIF, JPEG (いずれかを選択ください) 解像度: 300dpi以上 サイズ: 15 cm x 20 cm |
応募要項 |
件名を「JBB Cover Contest投稿」とし、メールにて jbb@sbj.or.jp まで画像ファイルをお送り下さい。 メール本文に以下の情報をご記入ください。 採用された方の氏名及び表紙画像は、ウェブサイト上に掲載いたします。予めご了承ください。説明文はプリント版表紙裏に、採用者の氏名と共に掲載されます。 *2008年及び2009年出版のJBB掲載論文の図は、自動的に選考対象となります。 |
注意事項 | 応募作品は、応募者ご本人の著作によるオリジナル画像に限ります。著作権などの全ての権利が、応募時点で応募者に帰属していることをご確認下さい。 |
選考方法 | JBB編集委員による協議 |
問い合せ先 | 日本生物工学会事務局 英文誌編集係( jbb@sbj.or.jp ) |
Published by 学会事務局 on 18 2月 2009
生物工学会誌 第87巻 第1号
副会長 手柴 貞夫
明けましておめでとうございます。皆様には良いお年をお迎えのことと存じます。昨年は英文誌の有料配布、印刷形態の見直しなど抜本的な改革をご承認いただき、文科省科研費補助金に依存しない財務体質を築くことができました。会員皆様のご理解とご支援に改めて感謝申し上げます。
昨年は食糧、エネルギー、環境など21世紀の地球的課題解決に、改めてバイオテクノロジー(生物工学)への期待が高まった1年でした。一方で、大学院博士課程進学者の減少、博士号取得者の就職問題、修士課程修了者の早期・長期化した採用時期の問題など、大学院教育・人材育成を巡る課題が浮かびあがった年でもありました。本誌でも昨年「キャリアパス」の連載で取り上げています。知の創造を担う大学は勿論のこと、知の活用を担う産業界にとっても、人材育成や大学院教育は他人事ではありません。日本学術会議ではこれら諸課題の解決に対して、昨年8月に政府と社会、大学への7つの提言をまとめています。*
提言1では大学に、育成すべき人材像を明確に示しつつ、新たな時代に相応しい博士号取得者の育成と、専門分野に関する深い知識と研究能力に加え、複眼的な広い知的視点が得られるような人材育成の体制構築を提言しています。企業の採用における博士号取得者への不満にも、関連分野の幅広い知識や関心の不足を指摘する声が多いのも事実です。博士取得者が大学や公的研究機関の研究者として進むだけでなく、行政や産業界に大いに進出する、行政や産業界も歓迎して受け入れる、という好循環を生み出さなくては、科学技術創造立国を標榜する日本の明日はないような気がします。大学や公的研究機関に進む研究者にとっても学際領域や融合領域が重要性を増す今後、複眼的視野は一層必要となります。
私が協和発酵工業(株)に入社し、基礎・基盤研究を担う東京研究所に配属された1971年には、13名の研究職のなかに2名の博士取得者がいました。工学博士の彼は高分子化学の専門家でしたが、自ら望んで当時最先端領域の植物組織培養の研究に進み、この分野の基盤を確立しました(彼はその後、得意な数学を生かして発酵工学分野に進み、工場でのコンピューター制御による発酵プロセスの基礎を築きます)。私自身は核酸関連物質と抗生物質の生産菌育種と発酵プロセスの研究に、各7年間従事するという幸運に恵まれしたが、入社10年までにはほぼ全員が研究所から本社、工場あるいは工場を支える開発研究所に転進しました。企業は個々の研究者の適正を考慮して、研究以外で活躍可能な多様な職場を用意しますが、日頃の関連分野への幅広い知識と強い関心がその後の活躍の基盤になるように思います。
博士課程取得者への産業界の不満に、コミュニケーション能力やマネージメント能力の不足を指摘する声もあります。私は研究管理者の時代を含め、約20年間研究所に勤務後、半ば志願して本社の開発に従事しました。新規(主に発酵)生産物ならびに有用(発酵)物質の新規プロセスの研究開発です。開発は研究、生産、営業のトライアングルの中心となる部署だけに、関係部署との調整、国内外企業との共同開発、大学・公的研究機関との共同研究を通じて、マネージメント能力やコミュニケーション能力の重要性を知らされることになります。そこではほとんどの企画開発が多額の損失を伴う失敗に終わる辛酸を舐めましたが、数少ない成功の美酒を研究、生産、営業の仲間と味わった喜びは格別でした。
21世紀の地球規模の課題に多様な分野での生物工学研究者の活躍が期待されています。また、イノベーションを創出する大学や研究機関のみならず、産業界や行政など多様な社会が生物工学者を必要としています。末筆ながら、学会に所属する若い生物工学研究者はじめ皆様のますますのご活躍を心より祈念致します。
*http://www.SCj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t62-11.pdf
著者紹介 協和発酵キリン株式会社(技術顧問)
Published by 学会事務局 on 08 2月 2009
このページには2009年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。
掲載日 | 内容 |
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2009.12.24 | 【本部】生物工学アジア若手賞 受賞候補者推薦のお願い |
2009.12.22 | 【JBB】Vol. 109, no. 1をオンライン公開しました |
2009.12.22 | 【事務局】年末年始休業のお知らせ |
2009.12.22 | 【本部だより】2009 KSBB秋季大会に参加して |
2009.12.22 | 【和文誌】第87巻12号の一部をオンライン公開しました |
2009.12.22 | 【随縁随意】パステルカラーの遺伝子組換え- 伊藤 清 |
2009.12.21 | 【年次大会】シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針 |
2009.12.21 | 【年次大会】第62回(2010年)大会シンポジウム公募のお知らせ |
2009.12.04 | 【研究部会】第1回若手研究シンポジウム開催報告 |
2009.11.25 | 【和文誌】第87巻11号の一部をオンライン公開しました |
2009.11.25 | 【随縁随意】日本の技術の国際競争力 – 吉田 敏臣 |
2009.11.25 | 【年次大会】第61回 日本生物工学会大会(2009)後記 |
2009.11.24 | 【研究部会】第8回脂質工学研究部会講演会 |
2009.11.24 | 緊急 |
2009.11.16 | JBB Special Issue (APBioChEC’09 講演要旨集) |
2009.11.16 | 【JBB】Vol. 108, no.6をオンライン公開しました |
2009.11.11 | 【関西支部】第96回醗酵学懇話会のご案内 |
2009.11.11 | 【関西支部】バイオカフェ&ラボ2009のお知らせ |
2009.11.11 | 『別冊キャリアパス』予定配布終了のお知らせ |
2009.10.28 | 【本部だより】公益法人制度の施行と日本生物工学会 |
2009.10.27 | 【会員の方へ】2010年会費請求について |
2009.10.26 | 【和文誌】第87巻10号の一部をオンライン公開しました! |
2009.10.26 | SFCテクノロジーシンポジウム 「超臨界流体技術の胎動」 |
2009.10.26 | 【随縁随意】魅力が失われつつある職業研究者についての独り言 – 鎌形 洋一 |
2009.10.19 | スローフード微生物工学研究部会共催行事について |
2009.10.19 | 【年次大会】講演要旨集のみの購入について |
2009.10.16 | 【事務局より】2010年JBB冊子体有料購読について |
2009.10.14 | 【東日本支部】生物工学フォーラムのご案内 |
2009.10.13 | 【北日本支部】札幌シンポジウム開催のお知らせ |
2009.10.05 | 【JBB】Vol. 108, no. 5をオンライン公開しました |
2009.09.28 | 【和文誌】第87巻9号の一部をオンライン公開しました! |
2009.09.28 | 【随縁随意】断想:五十年は一昔 – 左右田 健次 |
2009.09.28 | 第61回日本生物工学会大会 – 閉会しました |
2009.09.19 | 【東日本支部】第4回 学生発表討論会のお知らせ |
2009.09.15 | 日本生物工学会シンポジウム(12月19日)のご案内 |
2009.09.11 | 【事務局】不在のお知らせ(9月21日~25日) |
2009.08.27 | 【JBB 】ScienceDirectのアラート機能について |
2009.08.27 | 【JBB】Vol. 108, no. 4をオンライン公開しました |
2009.08.25 | 【和文誌】第87巻8号の一部をオンライン公開しました! |
2009.08.25 | 【随縁随意】水に生きるバイオ – 微妙な感性 – 佐々木 健 |
2009.08.25 | 大会実行委員会より- 「ようこそ名古屋へ」 |
2009.08.24 | 【中部支部】ミニシンポジウムのご案内 |
2009.08.21 | 【JBB】ScienceDirect Article RSS Feedについて |
2009.08.21 | 【年次大会】事前参加申込の受付を終了しました。 |
2009.08.19 | 平成21年度「日本生物工学会関西支部助成」募集 |
2009.08.17 | 【本部】2009年度大会 プレス発表会のご案内 |
2009.08.06 | 【JBB】Vol. 108, no. 3をオンライン公開しました! |
2009.08.05 | 【本部行事】平成21年度 技術セミナーのご案内 |
2009.08.05 | 【和文誌】第87巻7号の一部をオンライン公開しました! |
2009.08.05 | 【本部】平成21年度学会賞受賞者決定 |
2009.08.05 | 【随縁随意】日本微生物学連盟の設立とIUMS2011-冨田 房男 |
2009.08.04 | 【事務局】夏期休業のお知らせ |
2009.07.31 | 【JBB】Articles in Pressの特許出願等への影響について |
2009.07.27 | 【西日本支部】生物工学先端セミナーのご案内 |
2009.07.27 | 【若手会】夏のセミナー報告 |
2009.07.21 | 【JBB】Vol. 108, no. 2 をオンライン公開しました |
2009.07.17 | 過去の年次大会一覧を掲載しました |
2009.07.15 | 【JBB】Articles in Pressを開始しました |
2009.07.03 | 【JBB】Vol. 108, no. 1をオンライン公開しました! |
2009.07.02 | 【関連リンク】微生物産業利用支援データベース追加 |
2009.06.26 | 【JBB】2008年インパクトファクターについて |
2009.06.25 | 【JBB】JBB Cover Contest 優勝者決定 |
2009.06.25 | 【和文誌】第87巻6号の一部をオンライン公開しました! |
2009.06.25 | 【会長挨拶】 飯島 信司会長(2009年6月) |
2009.06.25 | 【随縁随意】放線菌って,どんな生物?-宮道 慎二 |
2009.06.16 | 【年次大会】2009年度大会参加申込受付中! |
2009.06.01 | 【年次大会】講演申込受付を終了いたしました! |
2009.05.25 | 【本部】生物工学懇話会 講演プログラム変更について |
2009.05.25 | 【和文誌】第87巻5号の一部をオンライン公開しました! |
2009.05.25 | 【随縁随意】環境・バイオマス研究のあらたな取り組みへ |
2009.05.25 | 【中部支部】中学生対象体験型講座 「つくろう!バイオエタノール」 |
2009.05.25 | 【北日本支部】仙台シンポジウムのご案内 |
2009.05.18 | 【JBB】Vol. 107, no. 6をオンライン公開しました! |
2009.05.11 | 【年次大会】講演申込・講演要旨登録受付中! |
2009.05.11 | 【年次大会】参加申込み受付を開始しました! |
2009.04.28 | 【会員の皆様へ】メールアドレス登録ご協力のお願い |
2009.04.27 | 【和文誌】第87巻4号の一部をオンライン公開しました! |
2009.04.27 | 【随縁随意】チェンジ – 英文誌 大竹 久夫 |
2009.04.24 | 【JBB】Vol. 107, no. 5をオンライン公開しました! |
2009.04.24 | 事務局休業のお知らせ |
2009.04.23 | 【JBB】Articles in Pressの開始について |
2009.04.10 | 【事務局】平成21年会費 口座振替のお知らせ(4月23日) |
2009.04.05 | 【若手会】夏のセミナー2009のご案内 (2009/7/4-5) |
2009.04.01 | 【年次大会】大会ホームページをオープンしました! |
2009.03.30 | 【JBB】Vol. 107 no. 4をオンライン公開しました! |
2009.03.26 | 【本部】日本生物工学会2009年大会のご案内 (2009/9/23-25) |
2009.03.25 | 【本部】第14回生物工学懇話会のご案内 (2009/5/29) |
2009.03.25 | 【本部】平成21年度総会・評議員会のお知らせ(2009/5/29) |
2009.03.25 | 【和文誌】第87巻3号の一部をオンライン公開しました! |
2009.03.25 | 【随縁随意】不確実にこそ新たな可能性あり – 森永 康 |
2009.03.16 | 【和文誌】 転載許可・機関リポジトリへの登載条件 |
2009.03.12 | 【JBB】ご所属先でScienceDirectのアカウントを取得済みの方へ |
2009.03.09 | 【JBB】Vpl. 107, no. 3をオンライン公開しました! |
2009.02.26 | 【和文誌】第87巻2号を一部オンライン公開しました! |
2009.02.26 | 【随縁随意】和菌洋才- 加藤 暢夫 |
2009.02.19 | 【JBB】Vol. 108 表紙図募集のお知らせ |
2009.02.18 | 【随縁随意】若き生物工学研究者に期待する- 手柴 貞夫 |
2009.02.13 | 【JBB】Vol. 107, no. 2をオンライン公開しました! |
2009.01.27 | 【和文誌】 第87巻1号 一部オンライン公開しました! |
2009.01.27 | 【本部】平成21年度 各賞受賞候補者推薦のお願い |
2009.01.27 | 【本部】平成21年度 研究部会設置申請募集 |
2009.01.15 | 【本部】 生物工学アジア若手賞受賞候補者推薦のお願い |
2009.01.15 | 【JBB】 JBB第107巻1号をオンライン公開しました! |
2009.01.14 | 【西日本支部】 支部シンポジウム開催のお知らせ (2009/3/7) |
2009.01.09 | 【JBB】 EES連絡アドレス変更のお知らせ |
2009.01.09 | 【年次大会】 シンポジウムの公募は終了しました! |
Published by 学会事務局 on 03 2月 2009
日本生物工学会は、生物工学の分野において高度に、顕著な業績をあげた本会会員に対し、生物工学賞を授与しています。
受賞年 | 受賞者 | 所属 (受賞当時) | 受賞課題 | |
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第44回 | 2025 (R.7) | 本多 裕之 | 名大院・工 | 生体分子・生物機能の高度利活用に関する生物工学的研究 |
第43回 | 2024 (R.6) | 福﨑 英一郎 | 阪大院・工 | 生物工学分野におけるメタボロミクスに関わる先駆的研究 (生物工学会誌103巻1号掲載) |
第42回 | 2023 (R.5) | 髙木 博史 | 奈良先端大・研推機構 | 微生物の代謝調節・細胞機能に関する基盤的研究と発酵・醸造への応用 (生物工学会誌102巻1号掲載) |
第41回 | 2022 (R.4) | 近藤 昭彦 | 神戸大院・科技イノベ | バイオ物質生産に資するスマートセル創出に向けた革新的アプローチ (生物工学会誌101巻1号掲載) |
髙木 昌宏 | 北陸先端大・マテリアル | 生命機能におけるバイオマテリアルの秩序形成に関する研究 (生物工学会誌101巻1号掲載) | ||
第40回 | 2021 (R.3) | 五味 勝也 | 東北大院・農 | 醸造微生物の分子生物工学研究と発酵生産分野への応用技術開発 (生物工学会誌100巻1号掲載) |
第39回 | 2020 (R.2) | 木野 邦器 | 早大・理工 | 有用微生物酵素の探索とバイオプロセス開発への応用研究 (生物工学会誌99巻1号掲載) |
第38回 | 2019 (R.1) | 伊藤 伸哉 | 富山県大・工 | ![]() (生物工学会誌98巻1号掲載) |
第37回 | 2018 (H.30) | 浅野 泰久 | 富山県大・工 | ![]() (生物工学会誌97巻1号掲載) |
第36回 | 2017 (H.29) | 田谷 正仁 | 阪大院・ 基礎工 | ![]() (生物工学会誌96巻1号掲載) |
第35回 | 2016 (H.28) | 園元 謙二 | 九大院・ 農 | ![]() (生物工学会誌95巻1号掲載) |
第34回 | 2015 (H.27) | 飯島 信司 | 名大院・工 | ![]() (生物工学会誌94巻1号掲載) |
第33回 | 2014 (H.26) | 原島 俊 | 阪大院・工 | ![]() (生物工学会誌93巻1号掲載) |
第32回 | 2013 (H.25) | 大竹 久夫 | 阪大院・工 | ![]() (生物工学会誌92巻1号掲載) |
第31回 | 2012 (H.24) | 関口 順一 | 信州大 | ![]() (生物工学会誌91巻2号掲載) |
第30回 | 2011 (H.23) | 清水 和幸 | 九州工大 | ![]() (生物工学会誌90巻1号掲載) |
第29回 | 2010 (H.22) | 木田 建次 | 熊本大院・自然科学 | ![]() (生物工学会誌89巻1号掲載) |
第28回 | 2009 (H.21) | 塩谷 捨明 | 祟城大・生物生命 | ![]() (生物工学会誌88巻1号掲載) |
第27回 | 2008 (H.20) | 五十嵐 泰夫 | 東大院・農学生命科学 | ![]() (生物工学会誌87巻1号掲載) |
第26回 | 2007 (H.19) | 西尾 尚道 | 広島大院・先端 | ![]() (生物工学会誌86巻1号掲載) |
第25回 | 2006 (H.18) | 新名 惇彦 | 奈良先端大・バイオ | ![]() (生物工学会誌85巻1号掲載) |
第24回 | 2005 (H.17) | 田中 秀夫 | 筑波大院・生命環境 | ![]() (生物工学会誌84巻1号掲載) |
第23回 | 2004 (H.16) | 大宮 邦雄 | 名城大 | 嫌気性細菌の機能を駆使したバイオマスの有効利用 (生物工学会誌83巻1号掲載) |
松永 是 | 農工大 | 生物磁石の利用に関する基礎的研究 (生物工学会誌83巻1号掲載) | ||
第22回 | 2003 (H.15) | 室岡 義勝 | 阪大 | 遺伝子工学の基盤技術開発 (生物工学会誌82巻1号掲載) |
第21回 | 2002 (H.14) | 吉田 敏臣 | 阪大 | 培養工学の展開:発酵工学からセルプロセッシングエンジニアリングへ (生物工学会誌81巻1号掲載) |
第20回 | 2001 (H.13) | 今中 忠行 | 京大院・工 | 極限環境微生物の探索と利用 (生物工学会誌80巻1号掲載) |
山根 恒夫 | 名大院・生命農 | 微生物、酵素および遺伝子の関与する反応の工学的研究 (生物工学会誌80巻1号掲載) | ||
第19回 | 2000 (H.12) | 小林 猛 | 名大院・工 | 生物化学工学の新しい研究領域の開拓 (生物工学会誌79巻1号掲載) |
第18回 | 1999 (H.11) | 石崎 文彬 | 九大院・生資環科 | 嫌気性微生物による有用物質生産に関する生物工学的研究 (生物工学会誌78巻1号掲載) |
第17回 | 1998 (H.10) | 木村 光 | 京大・食研 | 酵母の機能解析とその応用 (生物工学会誌77巻1号掲載) |
第16回 | 1997 (H.9) | 田中 渥夫 | 京大・工 | 生体触媒の開発と利用に関する研究 (生物工学会誌76巻1号掲載) |
第15回 | 1996 (H.8) | 藤尾 雄策 | 九大・農 | 微生物機能の環境,食品への利用に関する研究 |
山田 靖宙 | 阪大・工 | 微生物二次代謝物質に関する生物有機化学的研究 | ||
第14回 | 1995 (H.7) | 永井 史郎 | ヤエガキ醗酵技研 | 微生物培養プロセスの工学的研究 |
第13回 | 1994 (H.6) | 兒玉 徹 | 東大院・農生 | 微生物炭酸固定の多様性とその利用 |
第12回 | 1993 (H.5) | 戸田 清 | 東大・分子細胞 | 連続微生物反応プロセスの研究 |
第11回 | 1992 (H.4) | 外村 健三 | 福山大・工 | 環境・資源微生物の機能開発に関する研究 |
大嶋 泰治 | 阪大・工 | 酵母の分子生物学的手法による育種とその応用 |
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Published by 学会事務局 on 27 1月 2009
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Published by 学会事務局 on 27 1月 2009
日本生物工学会では平成21年度の受賞候補者の推薦を募集しております。
授賞規定(PDF)およびアジア若手賞内規(PDF)をご一読の上、奮ってご推薦ください。
【推薦者の皆様へ】
下記推薦書を3月13日(金)までに事務局宛()にご送付下さい.
【各賞受賞候補者の皆様へ】
事務局からご連絡いたしますので、調書の提出をお願いいたします。
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Published by 学会事務局 on 15 1月 2009
日本生物工学会では、2009年度生物工学アジア若手賞(Young Asian Biotechnology Prize)受賞候補者の推薦を募集しております。下記生物工学アジア若手賞内規をよくお読みの上、奮ってご推薦ください。
推薦方法 | 推薦書に必要事項を記入のうえ,必要書類とともにご提出ください. |
---|---|
提出書類 |
|
提出締切日 | 2009年3月13日(金) |
提出・問合せ先 | 〒565-0871 吹田市山田丘 2-1 (社)日本生物工学会事務局 (「生物工学アジア若手賞推薦」と表書き願います.) TEL. 06-6876-2731 E-mail: |
日本生物工学会は,生物工学アジア若手賞を設け,21世紀の人類社会の発展と地球環境の保全に必須である生物工学(バイオテクノロジー)の分野で顕著な研究業績をあげたアジアの若手研究者に授与する.
Published by 支部:西日本 on 14 1月 2009
主催: 日本生物工学会西日本支部
共催: 広島大学環境生命科学技術プロジェクト研究センター
化学工学会バイオ部会
日時 | 2009年3月7日(土)13:00-17:00 (懇親会17:00-19:00) |
---|---|
会場 | ホテルチューリッヒ東方2001 (JR広島駅新幹線口、徒歩5分) |
プログラム |
|
参加費 | 無料 |
懇親会費 | 一般1000円,学生無料 |
参加申込 | 2月20日(金)までに,氏名,所属,一般・学生の別,懇親会参加の有無をお知らせ下さい。 |
申込先 | 広島大学大学院先端物質科学研究科内 日本生物工学会西日本支部 E-mail: FAX: 082-424-7761 |
Published by 学会事務局 on 09 1月 2009
Elsevier Editorial System (EES)からの連絡メールは、からお送りしていましたが、このたび送信元アドレスを に変更しました。サーバーやメールソフトでスパム防止設定をされている場合は、変更後のアドレスを許可するよう、設定の変更をお願いします。
なお一部の大学では、メールサーバーのセキュリティ設定強化により、 EESからのメールが届きにくい場合があるようです。詳細については、ご所属機関等のサーバー管理者にお問い合わせ下さい。
Published by 学会事務局 on 26 12月 2008
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Published by 学会事務局 on 24 12月 2008
日本生物工学会脂質工学研究部会では、以下のように第7回講演会を開催いたします。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
主催:日本生物工学会脂質工学研究部会, バイオ産業研究会
日時 | 平成21年3月13日(金)13:00~ |
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場所 | 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 講堂 (〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50) |
交通 | JR大阪環状線森之宮駅、地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線森之宮駅(4番出口)下車 阪神高速道路の高架沿いに東へ300m、赤十字血液センターの角を北へ300m、森之宮小学校北隣(徒歩約10分) |
参加費 | 資料代2,000円、懇親会費3,000円(ただし、いずれも学生無料) |
定員 | 100名(先着順) |
申込方法 | E-mailまたはFAXにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記宛に。 |
申込先 | 〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩 TEL. 06-6963-8073, FAX. 06-6963-8079, E-mail: ※お申込みいただいたお名前等の個人情報は、参加確認および今後の講習会ご案内以外の目的には使用いたしません。 |
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Published by 支部:九州 on 15 12月 2008
日時:2008年8月8日(金)9:30~16:00
会場:大分大学旦野原キャンパス
詳細(PDF)はこちら
日時:2008年10月11日(土)
会場:宮崎県立図書館 大ホール
ポスター(PDF)をご覧下さい。
Published by 支部:北日本 on 13 12月 2008
Published by 学会事務局 on 12 12月 2008
日本生物工学会脂質工学研究部会では、以下のように第7回講演会を開催いたします。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
主催:日本生物工学会脂質工学研究部会, バイオ産業研究会
日時 | 2009(平成21)年3月13日(金)13:00~ |
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場所 | 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 講堂 (〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50) |
交通 | JR大阪環状線森之宮駅、地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線森之宮駅(4番出口)下車 阪神高速道路の高架沿いに東へ300m、赤十字血液センターの角を北へ300m、森之宮小学校北隣(徒歩約10分) |
参加費 | 資料代2,000円、懇親会費3,000円(ただし、いずれも学生無料) |
定員 | 100名(先着順) |
申込方法 | E-mailまたはFAXにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記宛に。 |
申込先 | 〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩 TEL 06-6963-8073, FAX 06-6963-8079, E-mail: ※お申込みいただいたお名前等の個人情報は、参加確認および今後の講習会ご案内以外の目的には使用いたしません。 |
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Published by 学会事務局 on 11 12月 2008
日本生物工学会九州支部の新しいサイトを公開しました。
https://www.sbj.or.jp/branch/branch_kyushu.html
九州支部の活動や関連情報を随時更新しておりますのでご覧下さい。