Published by 支部:関西 on 02 7月 2025
第124回を迎える醗酵学懇話会を下記の通り開催いたします。今回は、2010年に開催された第98回以来の奈良市での開催となります。近隣の発酵関連の企業様のご協力のもと見学会を企画しております。時間の都合上、見学会の後にセミナーを実施するプログラムとなります。伝統的な発酵にまつわる話題から最先端のトピックまで各界の著名な先生方からご講演いただく予定です。懇親会も開催しますので、皆様のご参加を是非お待ちしております。
- 日時:2025年8月25日(月)12:45~19:30(予定)
《見学会》12:45~15:00(移動時間を含む)
《講演会》15:15~17:45
《懇親会》18:00~19:30
- 場所:
《会場》奈良公園バスターミナル(〒630-8213 奈良県奈良市登大路町76)
講演会:奈良公園バスターミナル内レクチャーホール
懇親会:奈良公園バスターミナル内情報広場
《見学会》近隣の発酵関連の会社(徒歩10~15分)
3グループに分かれて徒歩で各見学先へ移動:各人1社のみ
(今西清兵衛商店:日本酒、Golden Rabbit Beer:クラフトビール、奈良屋本店:奈良漬)
- プログラム:
12:15~ 受付
12:45~15:00 企業見学
15:15~15:20 開式の辞………蓮沼 誠久(関西支部支部長 / 神戸大学先端バイオ工学研究センター)
15:20~15:35
「奈良オリジナル酵母の単離・育種とクラフトビール醸造への応用」
………高木 博史(奈良先端科学技術大学院大学 研究推進機構)
国内には700ヶ所を超えるビールの醸造所があり、多種多様なクラフトビールが販売されている。ビールの主要な芳香成分(アルコールやエステル類など)は酵母のアミノ酸代謝によって生成されるものが多いため、ビールの品質向上や酒質の差別化には、アミノ酸の組成や生成量に特徴のある酵母が重要である。また、地域独自の天然酵母の活用もビールのブランド化に貢献できる。今回は、機能性アミノ酸(プロリン・フェニルアラニン)を高生産する酵母を育種し、奈良オリジナルのクラフトビールを開発した例を紹介する。また、本学キャンパス内で単離した酵母を用いた健康系(GABA・オルニチン高含有)クラフトビールの開発についても紹介する。
15:35~15:50
「ナラノヤエザクラ酵母の分離と「奈良の八重桜」清酒の商品化」
………大橋 正孝(奈良県産業振興総合センター メディカル技術支援科)
奈良女子大学創立100周年(2009年)に向けて、天然記念物及び県花であるナラノヤエザクラから有用酵母を分離し、その酵母を用いた発酵食品(酒類)の開発を目的とした「奈良八重桜PJ(プロジェクト)」が2006年5月に奈良女子大学で発足した。当センターもそのPJに参加し、2008年度に酵母の分離を検討した結果、清酒醸造に使えるSaccharomyces cerevisiae 1株(ナラノヤエザクラ酵母)を分離することに成功した。その後、清酒試験醸造を経て、2009年5月に、その酵母を用いて造られた清酒「奈良の八重桜」が株式会社今西清兵衛商店より商品化された。以上の経緯を簡単にご紹介する。
15:50~16:05
「奈良漬は発酵食品か?」
………渡辺 大輔(奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科)
奈良漬は、日本酒の醸造により生じる酒粕を活用して作られる、日本最古級のサステナブルフードとされる。複数の奈良漬メーカーから、伝統製法のアレンジや機能性の訴求に関する相談を受けその製造法を学んだが、奈良漬が微生物の作用による発酵食品かどうかすら十分に解明されていなかった。研究資金確保の手段としてクラウドファンディングを活用し、広く関心を集める形でプロジェクトを始動した。現在は、各社の奈良漬に共通して、好エタノール性という特異な性質をもつ乳酸菌の存在を見出した段階にある。奈良漬の発酵の原理を解明することは、食の伝統を次世代につなぐ上でも重要な一歩になると確信している。
16:05~16:20 休憩
16:20~17:00
「BIOcatalyst:無機/有機材料と生体触媒との複合系による光駆動水素生産」」
………本田 裕樹(奈良女子大学 研究院自然科学系領域)
酵素や微生物といった生体触媒は、温和な条件下で高効率に化学反応を進行させる優れた触媒である。一方、物質生産への応用にはいくつかの制約が存在する。その一例として、酸化還元酵素の反応では、補酵素や電子伝達タンパク質が必要とされる点が挙げられる。とくに、基質の還元反応で、高価な還元型補酵素(NADPHなど)を安価かつ継続的に供給することは酵素応用における課題となりうる。これに対して演者は、無機半導体光触媒や有機色素などの非生体材料による光―化学エネルギー変換からの還元力の供給で、酸化還元酵素の能力を引き出す「バイオ複合系」を提案してきた。本講演では、とくにバイオ複合系による光駆動水素生産への取り組みを紹介し、今後の応用展開や将来的な可能性について議論したい。
17:00~17:40
「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet® の開発」
………有川 尚志(株式会社カネカ CO2 Innovation Laboratory カーボンリサイクルチーム)
Polyhydroxyalkanoate(PHA)は炭素源が豊富な条件で微生物がエネルギー貯蔵物質として蓄える脂肪族ポリエステルである。熱可塑性を持つため既存のプラスチックのように溶融成形でき、天然型構造であることから土壌中だけでなく海水中でも生分解性を示す。自然界で最も一般的なPHAはPoly[(R)-3-hydroxybutyrate](PHB)であるが、代謝状態やPHA重合酵素の違いで様々なモノマー構成を取り得る。なかでも最も社会実装が進んでいるPHAのひとつが、当社がGreen Planet®のブランド名で開発したPoly[(R)-3-hydroxybutyrate-co–(R)-3-hydroxyhexanoate] (PHBH)である。PHBHはモノマー共重合比率によって物性が大きく変化し、そのコントロールは生産微生物の代謝を遺伝子レベルで制御することにより達成される。本講演では,狙い通りの共重合比率でPHBHを高生産する微生物を創出するための戦略、実環境での生分解性などを中心に紹介したい。
17:40~17:45 閉会の辞………岡澤 敦司(関西支部副支部長 / 大阪公立大学農学研究科)
18:00~19:30 懇親会
- 定員: 講演会100名、見学会60名、懇親会70名
- 参加費:一般 1,000円(税込) 学生:無料(当日会場受付にてお支払いください。)
- 懇親会会費:一般 3,000円(税込) 学生:1,000円(税込)(当日会場受付にてお支払いください。)
- 申込み方法:以下のWebフォームよりお申し込み下さい。
https://forms.gle/mqt1NLWozD8xsoL36
- 申込締切日:2025年8月18日(月)正午(定員に達し次第、締め切らせていただきます。)
- 問合せ先:
日本生物工学会 関西支部 大橋 貴生
E-mail:
会場へのアクセス
《講演会・懇親会会場(奈良公園バスターミナル)》
近鉄奈良線「奈良駅」1番出口より東へ徒歩約10分(奈良県庁舎の東隣)
JR奈良線「奈良駅」東出口バスターミナルから 奈良交通2系統市内循環バス(外まわり)に乗車で約10分、「県庁前」バス停下車 東へ徒歩約3分
⇒アクセス https://npbt.jp/#access
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学会行事
Published by 支部:関西 on 26 11月 2024
第123回を迎える醗酵学懇話会を下記の通り開催いたします。今回は、京都グリーンケミカル・ネットワーク様に後援をいただき、京都市成長産業創造センター(ACT京都) を会場にするとともに近隣の酒造会社様の協力のもと見学会を企画しております。講演会に関しては、会場であるACT京都に入居されている、スタートアップ企業からのご講演に加えて、植物を宿主にした有用物質の生産や醗酵・酵素にまつわる最先端のトピックを各界の著名な先生方からご講演いただく予定です。懇親会も開催しますので、皆様のご参加を是非お待ちしております。
- 日時:2025年1月17日(金)13:30~19:00
《講演会》13:30~15:20
《見学会》15:30~17:00(移動時間含む)
《懇親会》17:30~19:00
- 場所:
《会場》京都市成長産業創造センター(ACT京都)(〒612-8374 京都市伏見区治部町105番地)
講演会:2階 会議室(M01-03)
懇親会:1階 交流スペース
《見学会》近隣の酒造会社(徒歩10~15分)
(松山酒造株式会社、玉乃光酒造株式会社、キンシ正宗株式会社)
- プログラム:13:00~ 受付
13:30~13:35 開式の辞………(関西支部支部長/大阪公立大学工学研究科)東 雅之
13:35~14:05
「植物を利用した高付加価値組換えタンパク質の生産」
………(奈良先端科学技術大学院大学・デジタルグリーンイノベーションセンター)加藤 晃
バイオ医薬品に代表される有用タンパク質の多くは、様々な宿主を用いて生産された組換えタンパク質で、その市場規模は年々拡大しており、生産するタンパク質の特性(フォールディングや修飾など)によって宿主が選択されています。一方で、使用されている組換え成長ホルモンの中にはグラム当たり数億円という非常に高価なものもあり、再生医療や培養肉など今後大きく発展が期待される分野では、より安価な高付加価値タンパク質が求められています。そのためには、主として宿主細胞内でのタンパク質発現量の増加と目的タンパク質の精製ステップを最適化する必要があります。今回の懇話会では、植物を宿主とした場合の生産システムの概要と実例、細胞内でのタンパク質発現量の増加に向けた取組みの一端を紹介します。
14:05~14:35
「放線菌Streptomycesを用いた酵素製品の開発」
………(長瀬産業株式会社 ナガセバイオイノベーションセンター)河野 卓成
原核生物である放線菌Streptomyces(以下、放線菌と略記)のゲノムサイズは大腸菌や枯草菌の約2 倍であり、遺伝子総数も7,000 を超え一部の真核生物も超える遺伝子資源を持っています。その中には沢山のユニークな酵素遺伝子が存在します。例えば、リン脂質を分解する酵素、キチンを分解する酵素などが挙げられます。我々は、放線菌を宿主とした発現システムの開発を進めており、これら産業上有用な酵素を製品化しています。今回は放線菌発現系の技術開発例と共に、これまでに上市した酵素製品と開発中の酵素について紹介いたします。
14:35~14:45 休憩
14:45~15:15
「RNA標的低分子創薬の未来:xFORESTの挑戦と展望」
………(xFOREST Therapeutics)吉田 大樹
SMA治療剤・エブリスディを発端に「RNA構造を標的とする低分子創薬」が従来のタンパク質を標的とする低分子創薬に代わる新しい創薬分野として勃興している。しかし、RNA-低分子の相互作用を探索・解析する大規模な基盤がなく、そのためRNAに結合する化合物の特性が把握されていない。また既知のRNA binderはdrug-likeな構造が少なく、創薬のシード化合物としては不適なケースも多い。我々はRNA構造のライブラリ化技術と大規模解析を根幹としたスクリーニング (MatrixFOREST法) を開発し、1-1,000,000のRNAと1-1,000,000の化合物の全組み合わせの同時並列的な定量評価を可能にした。本技術は、創薬プロジェクトを高選択性かつ高活性の化合物から展開し、短期間で毒性リスクを最小限に抑えた候補化合物を効率的に創出できるRNA標的低分子創薬の基盤となる。
15:15~15:20 閉会の辞………(関西支部副支部長/神戸大学先端バイオ工学研究センター)蓮沼 誠久
15:30~17:00 見学会(3グループに分かれて徒歩で各近隣酒造会社へ移動:各人1社のみ)
17:30~19:00 懇親会(1階 交流スペース)
*見学会に行かない方や戻られた方は,懇親会場である1階の交流スペースでお待ちいただく予定です.
- 定員: 講演会:80名,見学会:65名
- 参加費:一般 1,000円(税込) 学生:無料(当日講演会会場受付にてお支払いください。)
- 懇親会会費:一般 2,000円(税込) 学生:1,000円(税込)(当日講演会会場受付にてお支払いください。)
- 申込み方法:氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(TEL,E-mail)、会員・非会員の別、紹介者(非会員の場合のみ)、酒造会社見学および懇親会参加の有無を、Webフォームよりお申し込み下さい。
申込み締切日:2025年1月7日(火)正午→2025年1月9日(木)17:00 (応募は締め切りました)
- 問合せ先:
日本生物工学会 関西支部
支部幹事(企画委員) 赤塚浩之 E-mail:
会場へのアクセス
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学会行事
Published by 支部:関西 on 07 10月 2024
関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演頂き、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者/学生の方々に広く知っていただくことを目的としています。これから就職を考える学生さんには、これら企業・研究機関の情報に触れ、働き方とやりがいの多様性を知る機会になるはずです。また、企業・公的研究機関との交流会の場を通して、学会などでは難しい企業・研究機関の方との交流を深めていただければと考えております。
- 日時:2024年11月14日(木) 13:50~19:00
- 開催場所:[講演会] 大阪公立大学学術総合センター1階文化交流室
[懇親会] 大阪公立大学工学部棟A205
13:50-14:00 「開会の辞」
……東 雅之(大阪公立大学 大学院工学研究科 物質化学生命系専攻 /関西支部長)
14:00-14:20 「奈良県産業振興総合センターの紹介」
……大橋 正孝(奈良県産業振興総合センターメディカル技術支援科)
14:20-14:40 「株式会社萩原農場の紹介」
……藤田 信吾((株)萩原農場 技術開発部・バイテク研究チーム)
弊社は1916年創業のスイカとメロンの種苗会社です。「スイカの可能性を未来に広げる」という目標のために、優良品種の育種を続けております。その他、果実成分や栽培副産物の機能性研究も行っております。
14:40-15:00 「京都市産業技術研究所の紹介」
……山本 佳宏((地独)京都市産業技術研究所プロジェクト推進室)
15:00-15:20 「株式会社ファーマフーズの紹介」
……庄屋 雄二、橋本 真理恵、木村 風香((株)ファーマフーズ バイオメディカル部)←演者変更2024/10/25
当社は「医食の研究で貢献」というミッションを掲げ、人々の持続可能な健康的で幸せな社会の実現を目指しております。その実現に向け、食品、化粧品、医薬品の開発を科学的根拠に基づいて行い、独自の研究成果及び製品を「BtoB事業」「BtoC事業」「バイオメディカル事業」の3事業において広く社会に提供しております。
15:20-15:30 休憩
15:30-15:50 「大阪産業技術研究所の紹介」
……永尾 寿浩((地独)大阪産業技術研究所森之宮センター)
15:50-16:10 「株式会社ミルボンの紹介」
……八木 真和((株)ミルボン 開発本部 研究開発部)
当社は、美容室専売のヘアケア製品やヘアカラー剤などを製造・販売する化粧品メーカーです。毛髪を補修する独自技術を開発し、プロフェッショナル市場に向けて、実感効果に優れた商品の開発を行なっています。
16:10-16:30 「産業技術総合研究所の紹介」
……千葉 靖典((国研)産業技術総合研究所 生命工学領域)
16:30-16:50 「株式会社堀場製作所の紹介」
……村上 弓月((株) 堀場製作所 営業本部 大阪セールスオフィス Network Salesチーム)
弊社は「おもしろおかしく」というユニークな社是のもと、赤外線計測・ガス流量制御・粒子計測・分光分析・液体計測などをコア技術としてビジネス展開している京都の分析機器メーカーです。ライフサイエンス分野では200年を超える歴史と分光技術が詰まったラマン分光測定装置や蛍光分光測定装置を始め、創業製品であるpH計や粒子計測装置などを多くの研究者にお使い頂いています。
16:50-16:55 「閉会の辞」
……山内 朝夫((地独)大阪産業技術研究所森之宮センター 生物・生活材料研究部)
17:15-19:00 懇親会
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学会行事
Published by 支部:関西 on 30 9月 2024
主催行事
- 第123回醗酵学懇話会
日時:2025年1月17日(金)13:30~19:00
会場:[講演会] 京都市成長産業創造センター(ACT京都) [見学会] 近隣の酒造会社
[懇親会] 京都市成長産業創造センター(ACT京都)
⇒開催報告
これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 30 9月 2024
日本生物工学会 関西支部長
東 雅之
日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を2018年度、創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。
つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。
- 対象者は、関西支部に所属する日本生物工学会学生会員であり、大学院博士前期課程等に在籍しており、2025年度に博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができる。
- 応募は、指導教員による承認の上、「関西支部学生優秀賞申請書」
による自薦によるものとする(下記提出先まで電子メールにて送付)。申請書内に指導教員の氏名・所属・メールアドレスを記載することにより、指導教員の承認を得たものとする。
- 応募書類をもとに、関西支部委員による選考を行い、関西支部学生優秀賞受賞者を決定する。さらに、関西支部委員による研究プレゼンテーション審査会(2025年1月17日に対面を予定)を経て、最優秀者1名を決定する。
- 提出締切日:
2024年12月13日(金)正午
- 応募方法:
「関西支部学生優秀賞申請書」
(記載例はこちら
)に必要事項を記入し、「関西支部学生優秀賞」への応募であることを明記の上、下記提出先に電子メールにてお送りください。
- 問合せ・応募書類提出先:
日本生物工学会関西支部
庶務幹事
E-mail: TEL. 06-6605-2163
ご多用中とは存じますが、どうかよろしくお願いいたします。
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支部活動,新着情報
Published by 支部:関西 on 25 6月 2024
第122回を迎える醗酵学懇話会を下記の通り開催いたします。今回は、アサヒビール株式会社様のご協力を得て、久しぶりのビール工場での見学会を企画しております。工場見学会(試飲あり)の後にセミナーを実施する変則的なプログラムとなりますが、充実した内容となるよう、会場をご提供いただくアサヒグループ様からのご講演に加えて、ゲノム・DNA合成やバイオエコノミーにまつわる最先端のトピックを各界の著名な先生方からご講演いただく予定です。懇親会も開催しますので、皆様のご参加を是非お待ちしております。
- 日時:2024年8月19日(月)12:45~19:00
《見学会》12:45~14:50
《講演会》15:00~17:00
《懇親会》17:30~19:00
- 場所:
《見学会・講演会》アサヒビール株式会社 吹田工場(〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町1-45)
見学会:アサヒビール ミュージアム(ツアー / シアター / 試飲)
講演会:シアタールーム
《懇親会》吹田さんくすホール(〒564-0027 大阪府吹田市朝日町1-401さんくす1番館4階)
- プログラム:12:15~ 受付
12:45~14:10 工場見学・グループ1※1
13:25~14:50 工場見学・グループ2※1
※1 グループ1の方は見学会終了後、セミナー開始までお待ちいただくことになります。グループ2の方は見学会開始時刻の10分前13:15に合わせてご来場ください。グループについては申込時に希望をご記入いただきますが、ご希望に添えない場合もあります。ご了承ください。
15:00~15:05 開式の辞………東 雅之(関西支部支部長/大阪公立大学工学研究科)
15:05~15:35
「酵母のチカラで腸を元気に!」
………髙橋 夢月(アサヒグループ食品株式会社 研究開発本部 技術開発一部)
アサヒグループではビール製造工程で発生する副産物「ビール酵母」と、酵母エキス製造過程で得られる副産物「パン酵母由来の酵母細胞壁」の有効活用に向け、様々な機能性研究を行っている。酵母はタンパク質、必須アミノ酸、ビタミンB群、各種ミネラルだけでなく、グルカンやマンナンなどの食物繊維を含んでおり、多様な機能性が期待できる素材である。なかでも食物繊維は、腸内環境を良好にする成分として着目されている。今回は食物繊維を含む「乾燥ビール酵母」と「パン酵母由来の酵母細胞壁」を対象とし、腸内細菌叢や代謝産物への作用について紹介する。
15:35~16:15
「ゲノム大規模構築によるゲノム機能探究とその産業展開」
………相澤 康則(東京工業大学生命理工学院/
神奈川県立産業技術総合研究所次世代合成生物基盤プロジェクト/
株式会社Logomix 共同創業者およびCSO)
ここ数年間、10-100kbオーダーの長鎖DNAをゲノム内に挿入する技術や、同規模の長鎖ゲノム領域を改変する大規模ゲノム改変技術が発表されるようになり、ゲノム工学時代は編集から構築へ突入したといえます。「構築」には、「設計」と「合成」の意味が込められています。1次元情報体であるゲノムの大部分を書き換えることができれば、4次元情報体である細胞システムを再設計し、再合成できるはずです。ゲノム構築によって次々と開発される人工細胞システムは、これまで探究できなかった学術的問いに対する答えを提示し、さらにはバイオ産業にも革新をもたらすかもしれません。私はこのゲノム構築の可能性に魅せられてこれまでに、ヒト細胞で100kbオーダーのゲノム領域を正確に改変する技術(UKiS法)の開発(Nature Comm, 13, 4219, 2022)や、国際コンソーシアムSc2.0での出芽酵母の人工第4染色体構築(Mol Cell, 83, 4424, 2023)を行なって参りました。本講演ではこれら最近の研究と、その学術的および産業的発展の現状をご紹介します。皆様との共創のきっかけになれば幸いです。
16:15~16:55
「バイオエコノミー実現の影のプロデューサー※2とは?」
………山本 一彦(神戸大学 大学院科学技術イノベーション研究科/
株式会社シンプロジェン 代表取締役社長兼CEO)
バイオエコノミーが目指す最終ゴールは、人類と地球環境の共存である。本講演では、生物資源を利用した持続的で再生可能性のある新しい経済社会の概念(マクロ:バイオエコノミー)の分析に始まり、バイオものづくり、(セミマクロ:「デジタル×バイオ」産業)、合成生物学スタートアップ(ミクロ:バイオファウンドリ)、基盤要素技術(マイクロ:データアセット、DNA合成、ゲノム編集など)へと分析の視点をドリルダウン※3させることで、バイオエコノミー実現の全体構造を概観する。その上で、バイオエコノミー実現の影のプロデューサーとも言える米国ディープサイエンス系超一流VCの存在を確認し、その役割と機能を分析することで、日本におけるバイオエコノミー実現への実践的なインプリケーションについて考察する。
※2 本講演では、企画や制作・創造などで、0から1を生み出すクリエイティブな業務を行い、経済的な成否等も含むプロジェクトの全体管理や全体責任を担う役職・機能を指す。
※3 概念レベルから詳細レベルへと掘り下げて分析する手法で、全体像をより正確に把握でき、問題点が見つけやすくなる。
16:55~17:00 閉会の辞………蓮沼 誠久(関西支部副支部長/神戸大学先端バイオ工学研究センター)
17:30~19:00 懇親会(吹田さんくすホール/大阪シティアカデミー)
- 定員: 80名
- 参加費:一般 1,000円(税込) 学生:無料(当日講演会会場受付にてお支払いください。)
- 懇親会会費:一般 3,000円(税込) 学生:1,000円(税込)(当日講演会会場受付にてお支払いください。)
- 申込み方法:以下のWebフォームよりお申し込み下さい。
https://forms.gle/ap7JyEYAT8jA2uWX8
- 申込み締切日:2024年8月5日(月)正午 (定員に達したため受付を終了しました。)
- 問合せ先:
日本生物工学会 関西支部
支部幹事(企画委員) 石井 純 E-mail:
会場へのアクセス
⇒関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 24 11月 2023
第121回を迎える醗酵学懇話会ですが、下記の通り対面開催となります。今回は、発酵におけるキープレイヤーとも言える酵母にまつわる3つの話題をご紹介頂きます。また、工場見学および懇親会も下記の通り開催致しますので、多数のご参加をお待ちしております。
- 日時:2024年2月6日(火)13:30~18:30
<講演会>13:30~15:50
<見学会>15:50~16:40(工場見学は限定15名事前予約、酒造資料館<自由見学>)
<懇親会>17:00~18:30
- 会場:白鶴酒造株式会社(〒658-0041 兵庫県神戸市東灘区住吉南町 4-5-5)5階 会議室
- プログラム:
13:00~ 受付
13:30~13:35 開式の辞………東 雅之(関西支部支部長・大阪公立大学工学研究科)
13:35~14:15
「出芽酵母のアミノ酸代謝による細胞寿命制御」
………西村 明 (奈良先端科学技術大学院大学 研究推進機構 発酵科学研究室)
近年、アミノ酸はタンパク質の構成成分のみならず、それ自体に多彩な生理機能があることが知られてきた。特に、プロリンやシステイン誘導体(システインポリスルフィド)は他のアミノ酸と比較して様々な生理機能を有しており、細胞の恒常性維持に極めて重要である。細胞の恒常性の破綻は寿命・老化を引き起こすことから、これらのアミノ酸は寿命・老化を制御していると示唆されている。これまでに、演者はプロリンの酸化分解系がミトコンドリアのエネルギー代謝の維持に関与し、酵母の経時寿命を制御していることを発見した。また、システインポリスルフィドが小胞体内のタンパク質品質管理機構に関与し、経時寿命の制御に関与していることも見出した。本講演では、プロリンやシステインポリスルフィドによる寿命制御の最新の知見を紹介すると共に、その生理的意義や応用展開に関しても議論したい。
14:15~14:55
「酵母に学ぶ健康長寿」
………水沼 正樹 (広島大学大学院 統合生命科学研究科 生物工学プログラム 健康長寿学研究室)
近年、栄養状態や腸内細菌叢などの環境因子が原因で生じた特定の代謝物が、広範な細胞機能(分化・増殖・生存など)のシグナル分子として機能する例が見出された。メチオニン代謝は、メチル基供与体として知られるS-アデノシルメチオニンの産生を行うなど生命活動において極めて重要な代謝経路である。我々は、出芽酵母を用いてメチオニン代謝系酵素のS-アデノシルホモシステイン(SAH)加水分解酵素における変異株(sah1変異株)を取得した。酵母sah1変異株は顕著に寿命が短く、テロメア長が短縮するなど老化の特徴を有していた。そこで、sah1変異株の短命を抑圧する変異株をスクリーニングし、長寿変異株を取得した(SSG1と命名)。SSG1変異株の解析から、SAHが寿命制御のシグナル分子として振舞うという代謝物の新機能を発見した。本懇話会では、酵母で明らかになった健康長寿のヒントについて私たちの研究を例に紹介したい。
14:55~15:05 休憩
15:05~15:45
「Bafilomycin A1耐性株の高発酵性と清酒醪ストレスへの適応」
………中瀬 舞(白鶴酒造株式会社 研究室)
清酒醪は、発酵初期には高糖・低pH・低温・低窒素源ストレス、発酵後期には高エタノールストレス環境となり、清酒酵母はこのような様々な環境変化によるストレスに晒されながらアルコール発酵を行っている。この醪環境ストレスへの応答については未だ不明な点が多いが、健全な発酵は高品質の清酒製造には重要である。これまでに我々は、液胞膜V-ATPaseの活性阻害剤Bafilomycin A1(Baf)の耐性株は高発酵性を示すことを見出した。清酒酵母はエタノール発酵を行う際に細胞内ATPを多く生産するが、過剰なATPは解糖系を負に制御する。そこで我々は、細胞内ATPをより多く消費させるために液胞膜V-ATPaseに着目した。Baf耐性株は、細胞内ATP量の減少・糖取り込み活性の向上・エタノール生産性の向上が観察された。さらに、醪末期の生菌率も顕著に高いことが明らかとなった。今回明らかとなったBaf耐性株の特徴から、清酒醪ストレスへの適応と酵母の寿命延伸について考察したい。
15:45~15:50 閉会の辞………蓮沼 誠久(関西支部副支部長・神戸大学先端バイオ工学研究センター)
15:50~16:40 見学会(工場見学〈事前予約者〉、酒造資料館〈自由見学〉)
*工場見学には、上下ツナギの衛生服(スカートは非対応)と衛生帽とマスクの着用、衛生靴履き替えが必要です。
*酒造資料館の館内ショップは 16:30 閉店となります。
17:00~18:30 懇親会(講演会と同会場)
*講演会閉会後は懇親会会場準備の都合上、一時退室をお願いする予定です。
- 定員: 60名 (工場見学会は15名)
- 参加費:一般 1,000円(税込),学生:無料(当日講演会会場受付にてお支払いください)
- 懇親会会費:一般 2,000円(税込),学生:1,000円(税込)(当日講演会会場受付にてお支払いください)
- 申込み方法:
以下のWebフォームよりお申し込み下さい。 定員に達したため受付を終了しました。
- 申込み締切日:2024年1月18日(木)正午(定員に達し次第、締め切らせて頂きます。)
- 問合せ先:
日本生物工学会 関西支部
企画副委員長 窪寺隆文 E-mail
会場へのアクセス
JR住吉駅からタクシーで10分以内(徒歩約20数分)
阪神御影駅から徒歩約15分
阪神住吉駅から徒歩約10分

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学会行事
Published by 支部:関西 on 06 11月 2023
2023年度関西地域企業・公設試と若手研究者/学生の交流ワークショップは、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。⇒開催報告はこちら
関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演頂き、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者/学生の方々に広く知っていただくことを目的としています。また、これから就職を考える学生さんには、これら企業・研究機関の情報に触れ、働き方とやりがいの多様性を知る機会になるはずです。また、企業・公設試交流会の場を通して、学会などでは難しい企業・研究機関の方との交流を深めていただければと考えております。
- 日時:2023年12月4日(月) 13:00~17:15
- 開催場所:京都市産業技術研究所 2階 ホール
- プログラム、機関の概要、または講演内容:
13:00 開会の辞
13:05 【公設試験研究機関の業務の紹介】(各10分)
(地独)大阪産業技術研究所
(森之宮センター 生物・生活材料研究部)山内 朝夫
奈良県産業振興総合センター
(産業技術研究部 バイオ・食品グループ)大橋 正孝
(地独)京都市産業技術研究所
(研究室)山本 佳宏
13:35 【国立研究機関の紹介】(20分)
(国研)産業技術総合研究所
(生命工学領域 副領域長)千葉 靖典
研究所の簡単な案内:産総研は国を代表する “日本最大×最先端”の国の研究所です。本会では、社会課題解決に繋がる近年の生命工学領域の研究開発の成果を紹介させていただきます。
13:55 【企業の事業の紹介】(各20分)
ゲオール化学株式会社
(製品開発研究部 執行役員 部長 博士(農学))森村 佳司
1957年の創業以来、独自の化粧品開発に取り組んできました。当日はキノコの無菌培養による独自の化粧品原料開発について、ご紹介します。
株式会社フィールドアンドデバイス
(代表取締役 博士(薬学))土佐 秀樹
Health & Beauty Careをテーマにした処方構築からパッケージデザインまで、商品開発のトータルサポート事業を行っています。商品化事例とともに、当社の仕事内容をご紹介します。
佐々木酒造株式会社
(代表取締役)佐々木 晃
1893年創業。京都産米と京都市産技研開発の酵母を使い、京料理に合う京の酒として酒造りをしています。イベントや酒蔵ツーリズム事業などを通じ、日本酒の素晴らしさを広く伝える取り組みを行っています。
ナカライテスク株式会社
(本社営業部)田淵 都花
当社は、大学の研究室や企業の研究部門等で分析や試験を行う際に使用される試薬や周辺機器を扱うメーカー兼商社です。
15:15 休憩(会場設営)
15:25 【企業交流会】グループディスカッション
17:15 閉会
- 申込方法:氏名、所属、連絡先(TEL、E-mail)、一般・学生の別、会員・非会員の別、紹介者(非会員の場合のみ)を明記して、こちらのフォームよりお申し込みください。
- 定員:40名
- 参加費:無料
- 申込締切:2023年11月30日(木)(※ただし定員に達し次第締め切らせていただきます。)
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部企画委員
佐藤 喬章(京都大学)
TEL. 075-383-2773
E-mail:
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学会行事
Published by 支部:関西 on 26 9月 2023
日本生物工学会 関西支部長
東 雅之
日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を2018年度、創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。
つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。
- 対象者は、関西支部に所属する日本生物工学会学生会員であり、大学院博士前期課程等に在籍しており、2024年度に博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができる。
- 応募は、指導教員による承認の上、「関西支部学生優秀賞申請書」
による自薦によるものとする(下記提出先まで電子メールにて送付)。申請書内に指導教員の氏名・所属・メールアドレスを記載することにより、指導教員の承認を得たものとする。
- 応募書類をもとに、関西支部委員による選考を行い、関西支部学生優秀賞受賞者を決定する。さらに、関西支部委員による研究プレゼンテーション審査会(2024年2月6日に対面を予定)を経て、最優秀者1名を決定する。
- 提出締切日:
2023年12月15日(金)正午
- 応募方法:
「関西支部学生優秀賞申請書」
(記載例はこちら
)に必要事項を記入し、「関西支部学生優秀賞」への応募であることを明記の上、下記提出先に電子メールにてお送りください。
- 問合せ・応募書類提出先:
日本生物工学会関西支部
庶務幹事
E-mail: TEL. 06-6605-2163
ご多用中とは存じますが、どうかよろしくお願いいたします。
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支部活動,新着情報
Published by 支部:関西 on 20 9月 2023
主催行事
関西支部企画
これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 02 6月 2023
標記例会ならびに懇親会を下記のとおり開催いたしますので、多数のご参加をお待ちしております。
- 日時:2023年8月8日(火)10:00~17:20
<見学会> 10:00~11:00(希望者のみ)
【会場】大阪工業大学大宮キャンパス(〒535-8585 大阪市旭区大宮5丁目16-1)
10号館
<講演会>14:30~17:20
【会場】大阪工業大学梅田キャンパス(〒530-0013 大阪市北区茶屋町1-45)
OIT梅田タワー2階 セミナー室203
- プログラム:
見学会
10:00 集合
10:00~10:20 8階会議室にて概要説明
10:20~11:00 バイオものづくりラボ(10号館3階)の見学
11:00 解散
(見学会終了後は各自で講演会の会場へ移動してください。また、昼食の用意はございませんので各自でお済ませください。)
講演会
14:00~ 受付
14:30~14:40 開会の辞………東 雅之(関西支部支部長・大阪公立大学工学研究科)
14:40~15:15
「大阪工業大学「バイオものづくりラボ」について」
………長森 英二(大阪工業大学工学部生命工学科)
バイオ由来製品の社会実装を促進するため、生産技術の標準化、試作支援、技術者教育という3つの柱を軸に活動している。NEDOのプロジェクト「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」に参画し、2021年に「バイオものづくりラボ」を開設した。通気攪拌型培養槽を0.25 Lサイズで32連、1 Lサイズで12連、5 Lサイズで4連と、他大学に類を見ないほどの数量・ラインナップで設置している。さらに教育用としては恐らく国内の大学で唯一、30 Lサイズの定置滅菌・定置洗浄型バイオリアクターを設置・運用している。同施設を拠点に取り組んでいる人材育成プログラムや試作支援事業、各種の要素技術開発事例について、いくつかご紹介したい。
15:15~15:50
「バイオ技術による廃棄物の資源循環社会実現に向けた取組み」
………佐藤 周知(積水化学工業株式会社 新事業開発部BRグループ)
国内では年間約6,000万tの可燃廃棄物が排出され、そのエネルギー量はカロリー換算で約200兆kcalに相当する。この量は国内のプラスチック素材を生産する際に用いられる化石資源(約150兆kcal)に比べても大きい。可燃廃棄物の多くは、焼却・埋立て処分され、その再資源化は進んでこなかった。この課題は、可燃廃棄物が雑多で不均質であり成分・組成の変動が大きく、既存の工業プロセスの原料として適用が難しいことであった。当社では、微生物を用いたガス発酵により、この課題を解決する技術開発を推進してきた。具体的には、可燃廃棄物を熱分解により合成ガス(CO、H2)に分子変換し、ガス発酵技術を用いてエタノールを生成後、更に化学プロセスで各種プラスチック類を生産し資源循環させるプロセスである。本懇話会では、ガス発酵技術を利用したプロセスの紹介やバイオ技術の利点等に触れつつ、本技術が可燃廃棄物の資源循環社会実現に貢献出来る事を紹介する。
15:50~16:05 休憩
16:05~16:40
「昆虫の季節適応メカニズム」
………向井 歩(摂南大学理工学部生命科学科)
温帯地域に棲息する生物は、1年周期の季節変動にさらされる。多くの昆虫は、生存に不適な季節は「休眠」という耐性の高い生理状態に入る。休眠に入る発育段階は種ごとに決まっており、多くの場合は1日の日の長さ(日長)をもとに季節をよみとり、内分泌系を介して自身の発育を切り替え、休眠に入る。ところが、季節のよみとりを母親が担い、子世代の休眠が誘導される例も知られる。講演者は寄生蜂の一種キョウソヤドリコバチにおいて、この「母性休眠誘導」の分子生理学的解析を行い、幼若ホルモン(JH)と呼ばれるステロイドが関与することを明らかにした。興味深いことにJHは、他の昆虫での発育、休眠の制御にもかかわる。講演では、休眠の内分泌制御について触れつつ、広く昆虫の季節適応メカニズムについて話題を提供する。
16:40~17:15
「植物の昆虫食害認識における腸内細菌の関与」
………新屋 友規(岡山大学資源植物科学研究所)
植物が害虫食害を認識し、防御応答を誘導するためには「傷」に加えて、害虫が摂食時に体内から放出される「吐き戻し液成分」の感知が重要と考えられている。同時に、吐き戻し液に含まれる昆虫腸内細菌叢が防御誘導に影響することも知られている。しかしながら昆虫腸内細菌叢は多様であり、植物の害虫食害認識に関与する腸内細菌の特定や、その分子メカニズムに迫ることは容易ではない。最近、演者らはイネを食害するクサシロキヨトウ(ヤガ科)幼虫の吐き戻し液から糖質性の防御誘導分子を見出した。興味深いことに、本分子はクサシロキヨトウ腸内細菌由来の酵素により、食害時特異的に産生する可能性が示唆された。本講演では、植物の害虫認識機構について概説するとともに、食害認識に関わる糖鎖をめぐる植物-昆虫-腸内細菌の三者間の分子リレーを紹介する。
17:15~17:20 閉会の辞………蓮沼 誠久(関西支部副支部長・神戸大学先端バイオ工学研究センター)
17:40~19:40 懇親会(講演会会場横のセミナー室204)
- 定員: 80名(見学会の定員は23名程度、先着順で定員に達し次第、締め切らせて頂きます。)
- 参加費:一般 1,000円(税込),学生:無料(当日講演会会場受付にてお支払いください)
- 懇親会会費:一般 3,000円(税込),学生:2,000円(税込)(当日講演会会場受付にてお支払いください)
- 申込み方法:以下のWebフォームよりお申し込み下さい。(見学会からご参加の方は左《見学会参加者用》、講演会からご参加の方は右《講演会/懇親会のみ参加》のボタンを押して申込みフォームへお進み下さい。)
- 申込み締切日:2023年7月31日(月)正午(定員に達し次第、締め切らせて頂きます。)
- 問合せ先:
〒599-8570 大阪府堺市中区学園町1-2
大阪公立大学 理学部生物化学科 細胞組織工学研究室
日本生物工学会 関西支部 支部幹事(企画) 森 英樹 E-mail
【主催:日本生物工学会関西支部 共催:大阪工業大学】
会場へのアクセス
見学会の会場(大宮キャンパス)⇒アクセス
- JR大阪駅前バス乗り場9番から大阪シティバス 34系統守口車庫前行きに乗車し、中宮で下車、バス停から徒歩約5分
- 地下鉄谷町線「千林大宮」駅から徒歩約18分

講演会の会場(梅田キャンパス)⇒アクセス
JR「大阪」駅や地下鉄御堂筋線「梅田」駅から徒歩約5分、阪急「大阪梅田」駅から徒歩3分

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学会行事
Published by 学会事務局 on 25 5月 2023
近年、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉をあらゆる場所で見かけるようになり、その実現に向けた取り組みに大変注目が集まっています。本シンポジウムでは、食のサステナビリティの実現に向けて、代替タンパク質の安定供給・品質向上に関する研究や、宇宙での植物生産基盤の構築に取り組まれている方々をお招きし、現状の課題、活動内容、今後の展望などについて、一部試食を交えながらご講演頂きます。
質疑応答の時間もございますので、この機会に食のサステナビリティについての知見を深めていただければ幸いです。皆様奮ってご参加ください。
- 日時: 2023年7月21日(金)14:00 ~ 17:40
- 会場: Web開催(URLは参加登録後に直接ご連絡致します。)
- プログラム:
14:00~14:05
開会の辞……関西支部若手企画委員会 世話人代表
柴田 裕介(菊正宗酒造株式会社)
14:05~14:45
「麹菌による代替肉の開発~ゼロをイチにする新しい発酵のかたち」
……萩原 大祐(大筑波大学 生命環境系)
環境負荷を抑えて生産が可能な代替肉の開発が世界的に進んできた。一方で、多様な選択肢の必要性から、新たな食(次世代食)の創出が強く求められている。欧米では、菌類を培養して得られる菌体バイオマス(マイコプロテイン)食品が出現し注目を集めており、私たちのグループでも、我が国の伝統的な発酵微生物である麹菌を対象として、その実現に向けた研究に取り組んでいる。伝統的な発酵とは違う「バイオマス発酵」という概念により、人も地球もヘルシーにするような次世代食の創出を目指す。
14:45~15:25
「循環型食品としての食用コオロギについて」 (試食サンプルあり)
……渡邉 崇人(徳島大学バイオイノベーション研究所 )
15:25~15:35 休憩
15:35~16:15
「小麦由来の植物性代替肉素材」 (試食サンプルあり:申込先着50名限定)
……廣瀨 太洋(グリコ栄養食品株式会社 素材技術開発センター テクスチャライジンググループ )
近年、植物性代替肉は日本でも注目が集まってきているが、欧米と比較すると市場の拡大は顕著ではない。その要因として、日本人の嗜好に合わせた植物性代替肉素材そのものの「おいしさ」、また多様な料理への活用するための調理方法やメニュー数など「バリエーションの充実」に課題があると考える。
本発表では、上記の課題を踏まえ、1)植物性代替肉の市場動向、2)弊社の小麦由来である植物性代替肉素材の特長、3)その特長を活かした「おいしさの見える化」を目的とする科学的なアプローチ、4)バリエーションの充実を目指した植物性代替肉のメニュー開発(水産資源代替、畜肉資源代替含む)の4点に関して、提案事例を交えて紹介する。
16:15~16:55
「HOBOTAMAの開発背景と食の未来への挑戦」 (試食サンプルあり)
……磯部 和宏(キユーピー株式会社 研究開発本部 機能素材研究部)
キユーピーグループは、タマゴのリーディングカンパニーとしてタマゴの魅力をもっとお届けしたいという想いのもと、HOBOTAMAシリーズ(スクランブルエッグ風、加熱用液卵風)を開発いたしました。価値観の多様化が進む社会において、一人ひとりの食のパートナーとして、多様な食の選択肢を提供する商品として販売しております。
本講演では、キユーピーグループがなぜHOBOTAMAを発売したのか?という開発の背景と商品開発でのこだわったポイント、未来の食に向けての展望について講演いたします。
16:55~17:35
「月面に人工生態系を作る-植物工場を用いた食料生産-」
……後藤 英司(千葉大学 大学院園芸学研究院)
植物工場は、閉鎖度の高いインドア施設において、太陽光の代わりにLEDランプを用いて植物を育成する画期的な植物生産システムである。我が国では、1980年代に、世界に先駆けて葉菜類の商業生産が開始された。日本の植物工場はその後も技術的・経営的に発展し、今も世界をリードする。近年、我が国を含む先進国は、宇宙開発の一環として月面基地の開発に着手した。その中で、ヒトの居住にあっては、現地で新鮮な食料を生産・供給するために、植物工場を中心とする月面農場の利用が必須と考えられている。本講演では、これらの背景および現在の研究開発を紹介し、将来の月面農場に関して解説する。
17:35~17:40
閉会の辞……関西支部若手企画委員会 世話人副代表
藤田 陽平(サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社)
- 参加費:
<試食サンプル提供を希望されない方> 無料
<試食サンプル提供を希望される方> 一般(会員):2,000円 一般(非会員):3,000円
学生(会員・非会員):無料
- 定員:100名
(グリコ栄養食品株式会社様提供の試食サンプルについては、数量に限りがあるため、申込先着50名様限定とさせていただきます。予めご了承ください。)
- 申込締切:2023年6月30日(金)(定員に達し次第締め切らせていただきます。)
申し込みはこちら>>
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部若手企画委員会
世話人代表 柴田 裕介(菊正宗酒造株式会社)
E-mail:
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学会行事
Published by 支部:関西 on 09 11月 2022
日本生物工学会関西支部では、2014年度より「啓発活動基金」を活用し、産学官の若手研究者の育成と国際化を目的としたワークショップ・シンポジウムを開催しています。
- 2014年度
Workshop on Asian Brewery Technology(月桂冠)
⇒開催報告はこちら
- 2015年度
TSB2015「Current status of industrial biotechnology in Thailand and Japan」(タイ)
- 2016年度
ICY14「Yeast Fermentation in Asia」(淡路島)
⇒開催報告
- 2017年度
TSB2017「The special Thai-Japanese Biotechnology Joint Session on Enzyme Engineering for Industries」(タイ)
- 2018年度
第70回日本生物工学会大会「ASEAN における生物資源の社会実装を目指した研究ネットワーキング」<国際シンポジウム>(関西大学)
TSB2018「Bridging Research and Society’s Needs」(タイ)
- 2019年度
TSB2019「New development of enzyme application」(タイ)
- 2022年度
TSB2022「Thailand-Japan Symposium: Current Topics in Microbial Technology」(タイ)11月開催予定
今回は9回目の企画として、2023年9月3~5日に名古屋大学で開催予定の第75回日本生物工学会大会のシンポジウム枠の公募に応募するべく、関西支部で国際ジョイントシンポジウムの企画を進めております。本シンポジウムでは、東南アジアとのジョイントを前提として、2~3名の外国人演者を招待することを想定しています。
日本からは、民間企業、研究機関、大学等に所属する研究者から、1~2名 の演者を募集します。国際シンポジウムでの発表の場を提供するとともに、東南アジア地域におけるバイオテクノロジーの基礎・応用研究の現状を学び、ネットワークを構築する機会にしたいと考えています。
つきましては、本企画の趣旨にご賛同いただき、参加を希望される会員を募りたいと思います。下記の実施要領をご一読の上、奮ってご応募もしくはご推薦いただければ幸いです。なお、都合により演者数や題目が変わることがあること、公募の選考結果次第でシンポジウム自体が開催できない可能性があること、をご承知置きくださいますようお願い申し上げます。
<シンポジウム概要(予定)>
(日本語)東南アジア国際ジョイントシンポジウム(仮)
(英語)International Joint Symposium in Southeast Asia (To Be Determined)
【日時】2023年9月3日(日)~5日(火)のうち、いずれか1日
【場所】名古屋大学 または オンライン開催
<募集内容>
- 募集人数:1~2名(内容により演者数が変わることがあります。)
- 資格:民間企業、教育・研究機関に所属の生物工学会会員(学生会員を含む)であること。応募者多数の場合は、関西支部地域内の若手研究者、特に民間企業の研究者もしくは実用化を強く志向した研究を展開する官学の研究者を優先します。
- 支援内容:往復旅費、宿泊費、参加費
- スケジュール:9月3~5日のいずれか1日ジョイントシンポジウムにて講演(講演時間20~30分程度を予定 質疑応答を含む。)
- 応募方法:応募者本人もしくは推薦者から、関西支部企画委員()宛に以下をご連絡下さい。応募者多数の場合は審査を行います。この際、講演の簡単な内容等を追加で提出していただく場合があります。
・所属
・役職または学年
・氏名
・年齢(2022年12月1日現在)
・会員番号(非会員の場合、入会手続きをお願いします)
・講演タイトル(仮題)
- 応募締切:2022年12月1日(木)
- 注意事項:第75回日本生物工学会大会のシンポジウム枠への応募を計画しておりますが、公募の選考結果次第ではシンポジウム自体が開催できない可能性があります。
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部 支部幹事(企画)
石井 純(神戸大学先端バイオ工学研究センター)
大橋 貴生(摂南大学理工学部生命科学科)
E-mail:
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支部活動,新着情報
Published by 支部:関西 on 07 11月 2022
関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演頂き、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者/学生の方々に広く知っていただくことを目的としています。また、これから就職を考える学生さんには、これら企業・研究機関の情報に触れ、働き方とやりがいの多様性を知る機会になるはずです。また、企業・公設試交流会の場を通して、学会などでは難しい企業・研究機関の方との交流を深めていただければと考えております。
- 日時:2022年12月5日(月) 13:30 ~ 17:15
- 開催場所:
地方独立行政法人 京都市産業技術研究所 (http://tc-kyoto.or.jp/access/)
京都市下京区中堂寺粟田町91 京都リサーチパーク9号館南棟
TEL: 075-326-6100 (代)
- プログラム、機関の概要、または講演内容:
13:30 開会の辞
13:35~14:05 【公設試験研究機関の業務の紹介】(各10分)
(地独)大阪産業技術研究所
(森之宮センター 生物・生活材料研究部)永尾 寿浩
奈良県産業振興総合センター
(産業技術研究部 バイオ・食品グループ)大橋 正孝
(地独)京都市産業技術研究所
(研究室)山本 佳宏
14:05~14:15 休憩
14:15~15:35 【企業の事業の紹介】(各20分)
齊藤酒造株式会社
(代表取締役社長) 齊藤 洸
1895年創業。京都産にこだわった酒造りをしております。体で会得した技と近代設備の融合で高品質の酒造りを実現しており、国内外の数々のコンクールで高い評価を頂いております。
三和澱粉工業株式会社
(研究開発部 食品応用開発室) 松岡 拓
当社はトウモロコシを原料に澱粉および糖化製品の製造、販売を行っている奈良県の企業です。本会では、当社の物理加工澱粉の特性と食品への応用例をご紹介します。
明成化学工業株式会社
(機能化学品開発部 新素材開発グループ)笠松 由芽
京都市内の化学メーカーです。当日は、紙(セルロース)に対する製品開発に携わる生物系出身の若手より、当社の仕事内容をご紹介します。
ワケンビーテック株式会社
(執行役員・開発本部部長)山谷 雅和
農業用微生物(菌根菌由来微生物)開発について:既存概念にとらわれない視点から、不可能を可能にした製品開発の一端をご紹介します。
15:35~17:15 【企業交流会】
17:15 閉会の辞
- 参加費:無料
- 申込方法:氏名、一般・学生の別、会員・非会員の別、紹介者(非会員の場合のみ)、所属、連絡先(TEL、E-mail)を明記して、こちらのフォームよりお申し込みください。
- 定員:40名
- 申込締切:検討中(※ただし定員に達し次第締め切らせていただきます。)
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部企画委員
尾島 由紘(大阪公立大学)
TEL. 06-6605-2163
E-mail:
►関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 02 8月 2022
主催行事
関西支部企画
これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 02 8月 2022
日本生物工学会 関西支部長
大政 健史
日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を2018年度、創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。
つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。
- 対象者は、関西支部に所属する日本生物工学会学生会員であり、大学院博士前期課程等に在籍しており、2023年度に博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができる。
- 応募は、指導教員による承認の上、「関西支部学生優秀賞申請書」
による自薦によるものとする(下記提出先まで電子メールにて送付)。申請書内に指導教員の氏名・所属・メールアドレスを記載することにより、指導教員の承認を得たものとする。
- 応募書類をもとに、関西支部委員による選考を行い、関西支部学生優秀賞受賞者を決定する。さらに、関西支部委員による研究プレゼンテーション審査会(2023年1月下旬を予定)を経て、最優秀者1名を決定する。
- 提出締切日:
2022年12月15日(木)正午
- 応募方法:
「関西支部学生優秀賞申請書」
(記載例はこちら
)に必要事項を記入し、「関西支部学生優秀賞」への応募であることを明記の上、下記提出先に電子メールにてお送りください。
- 問合せ・応募書類提出先:
日本生物工学会関西支部
庶務幹事
E-mail: TEL. 06-6879-4157
⇒関西支部Topへ
支部活動,新着情報
Published by 支部:関西 on 28 6月 2022
2019年に当会が開催し、大変ご好評いただきましたAI(人工知能)セミナーの第2弾です。近年、様々な分野においてAIの活用に注目が集まっています。本シンポジウムでは、AIを活用されている第一線の方々をお招きし、AIの基礎、生物工学分野おけるAIの活用の現状、今後の展望などについてご講演頂きます。
質疑応答の時間もございますので、この機会にAIについての知見を深めていただければ幸いです。皆様奮ってご参加ください。
- 日時: 2022年8月19日(金)14:00 ~ 17:40
- 会場: Web開催(URLは参加登録後に直接ご連絡致します。)
- プログラム:
14:00~14:05
開会の辞……柴田 裕介(関西支部若手企画委員会 世話人代表/菊正宗酒造株式会社)
14:05~14:45
バイオDX人材になる方法
……松田 史生(大阪大学大学院・情報科学研究科)
昨今のバイオDXに求められるスキルは (1) スクリプト言語Pythonが使える. (2) 多変量解析(特に重回帰分析)の知識の2点である。「言語」の習得である以上、いくつかの文法、構文、単語を覚え、エラーが出たときに自力で直せるようになることが必要である。また、機械学習の最も多い用途が予測モデルの構築であることから、重回帰分析の理解がすべての基本となるだろう。これらの学習を楽しく進めるための知恵の出し所について議論したい。
14:45~15:25
AI技術で生物進化の原動力になる遺伝子群の同定
……花田 耕介(九州工業大学・大学院情報工学研究院)
種特異的に重複している遺伝子には、新しい機能を獲得せずに、冗長の機能を有しているものも数多く存在する。そこで、多種多様なオミックスデータを利用し、重複遺伝子間の機能の違いを説明できるかを調べた。その結果、独立の機能を有する重複遺伝子は、同じ機能を有する重複遺伝子と比べて、発現部位の変化率と産生するタンパク質の変化率の両方が高くなることを見いだした。そこで、AI技術によって、重複遺伝子間の遺伝子発現パターンやタンパク質構造変化などのオミックスデータを利用し、重複遺伝子が同じ機能を共有するか、独立の機能を有するかの推測を試みた。その結果、発現パターンやタンパク質構造変化で、同じ機能を共有するか、独立であるかを推測する方法の開発に成功した。
15:25~15:35 休憩
15:35~16:15
タンパク質立体構造予測の進歩と生物工学
……長尾 知生子(大阪大学蛋白質研究所)
2020年のタンパク質の立体構造予測コンテストCASP14で、DeepMind社のAlphaFold version 2(AlphaFold2)が圧倒的な成績により優勝し、長年のタンパク質フォールディング問題を解決したとして話題になった。2021年には、ソースコードと、ヒトを含む主要生物のタンパク質の予測立体構造がAlphaFold Protein Structure Databaseとして公開され、誰でもその成果を利用できるようになり、現在、AlphaFold2を利用した研究が爆発的に進んでいる。これまでのタンパク質立体構造予測の進展を概観すると同時に、AlphaFold2後のタンパク質立体構造を利用した研究の可能性や残されている課題について議論したい。
16:15~16:55
AIを活用した製品開発への挑戦 ―千里の道も一歩から・塵も積もれば山となる―
……石原 聡、吉田 和典(天野エンザイム株式会社)
メディアで『人工知能(AI)』という言葉を聞かない日はないというくらい、AIは注目を集めています。近年、バイオ分野においてもAIの活用が進んでいます。2018年ごろから、AIの活用で、合理的かつ短時間にタンパク質機能の向上に成功したという論文が報告されるようになりました。弊社では、このような技術を自社の酵素開発に取り入れるべく、社外パートナーと研究を行ってきました。本発表では、産総研・亀田上級主任研究員、齋藤主任研究員との共同研究と、米国ベンチャー企業・Aperiam Bio社と行った研究をそれぞれ紹介します。AIのサポートにより酵素に導入する変異点を予測して、予測された変異酵素を実験室で作製して性質評価を行いました。予測と実証のサイクルを繰り返して、酵素の機能向上を目指しました。その過程で得られた知見などを紹介させていただきます。AIをどのようして自社の開発に取り込むのか、私たちの取り組みはまだまだ途上です。これまでの試行錯誤に興味を持っていただければ幸いです。
16:55~17:35
ロボティック・バイオロジーによる生命科学の加速
……高橋 恒一(国立研究開発法人理化学研究所)
情報技術とロボティクスの導入によって実験、理論、計算、データという4つの主要な科学的方法論を融合し飛躍的に進展を加速するいわゆるAI駆動型科学は、「第5の科学領域」として有望視されている。我々は、AI駆動型科学の起点として生命科学分野が有望であると考え、細胞生物学実験のロボット化や実験プロトコル記述言語処理系の開発、自動実験計画による実験システムの完全自律化、さらにデータ駆動とモデル駆動の融合による仮説生成の自動化などを試みてきた。既に再生医療領域におけるiPS細胞の分化誘導条件の自動発見や、コロナ禍において遠隔実験を活用した新たな研究スタイルの提案などで実績を積んできた。国際動向や材料科学など分野での進展も含め、科学の自動化に向けた最新の状況をご紹介する。
17:35~17:40
閉会の辞……藤田 陽平(関西支部若手企画委員会 世話人副代表/
サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社)
- 参加費:無料
- 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。(定員に達したため受付を終了しました。)
- 定員: 100名
- 申込締切: 2022年8月5日(金)
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部若手企画委員会
世話人代表 柴田 裕介(菊正宗酒造株式会社)
E-mail:
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学会行事
Published by 支部:関西 on 06 5月 2022
第119回を迎える醗酵学懇話会ですが、新型コロナの感染状況を受けて、オンラインライブ配信による開催となります。今回も、醗酵学懇話会における主題と言える、発酵や醸造を中心とした話題をご紹介頂きます。
多数のご参加をお待ちしております。
- 日時:2022年8月1日(月)14:00~18:30
- 開催方法:WEB配信(Zoomによるオンラインライブ配信)
- プログラム:
13:30~ Zoom入室開始
14:00~14:05 開式の辞 ………大政 健史(関西支部支部長・大阪大学大学院工学研究科)
14:05~14:40
食を支える酵母のチカラ – 食品原料としての酵母の利用 – 過去・現在・未来
……松本 健史(アサヒグループ食品株式会社 食品原料事業本部)
人と酵母の関わりは紀元前からとも言われているが、食品原料としての利用は人類の歴史から見て最近のことである。酵母はその醗酵能からビールや日本酒など様々な醗酵食品の製造に利用されているのは周知の通りであるが、酵母菌体そのものもまた食品素材として調味料やタンパク質素材などに広く利活用されていることは余り知られていない。今回、食品原料としての酵母にスポットライトを当てて、食品利用から食を通じた社会貢献にまでアイデアを広げた話題を提供出来ればと考えている。
14:40~15:15
日本酒を進化させる実験「Gekkeikan Studio」
……根來 宏明(月桂冠株式会社 総合研究所)
日本酒の市場は縮小傾向にあり、従来型の高品質な酒を追い求めるだけではユーザーの裾野は広がりにくいため、美味しく且つ新しい日本酒を提供する必要がある。月桂冠は「酒を科学する」を事業コンセプトの一つとして掲げ、お酒にまつわる課題に対して科学的なアプローチを試みてきた。基礎研究から商品開発まで幅広い技術を培い、新しい日本酒の開発にも注力している。一方、新しい技術により商品化する際には生産体制の構築に検討を要し、数カ月から数年という期間を掛ける場合が多かった。移り変わりが激しい昨今の市場において、数年も経つと市場ニーズを捉えるチャンスを逃す可能性がある。そこで2021 年、“日本酒を進化させる実験”と題するプロジェクト「Gekkeikan Studio」を立ち上げた。研究成果を試作段階で商品化し、課題のフィードバックにより改良していく商品開発である。現在、「Gekkeikan Studio」から2つの商品を発売し、購入したお客様からは“今までにない感覚の日本酒”といったお声を頂いている。これらの商品を発売した経緯や研究開発の取り組みなどについて紹介したい。
15:15~15:25 休 憩
15:25~16:00
青柿が地球を救う?! 柿渋の正体とその魅力
……松尾 友明(柿渋・カキタンニン研究会)
渋柿の未熟果実(青柿)を搾汁して作られる「柿渋」は、長い間の発酵、熟成(酸化などの化学反応)の結果、暗褐色の醤油のような色をしている。この柿渋の色は古くから布や紙の染色や木の塗装に使われており、長く親しまれてきた。柿渋の主成分は、極めて特異なポリフェノールの重合体(タンニン物質)で様々な特性を持つことから、現在までに多種多様な用途で活用されてきた。江戸時代の板塀塗装としての渋墨塗りの塗料、昭和の高度成長期における清酒の発酵工程後のおり下げ剤(除タンパク剤)、その他、麺類の食感調整剤、悪酔い防止ドリンク、柿渋石鹸、ウイルス対策用のど飴、重金属捕捉材などである。かつては、製茶産業、漁業などの道具にも盛んに使われていた。現在は、ヒトや環境に優しい天然素材として改めて注目されている。世界的に見ると樹木から抽出されたタンニン素材は化学的に修飾・加工されて利用されており、その産業はかなりの規模である。
16:00~16:35
花王での酵素製造研究とバイオマス糖化酵素の開発
……〇柴田 望、掛下 大視、高橋 史員(花王株式会社 生物科学研究所)
非可食糖からの第二世代エタノールやバイオリファイナリーの検討が世界的に進められているが、現在、その普及は足踏み状態と思われる。第二世代エタノール製造において、原料、前処理、糖化、醗酵、後処理等それぞれの過程にまだ多くの課題が残されており、特に糖化過程において、高性能で安価な酵素の供給が求められている。糸状菌Trichoderma reeseiは糖化酵素を菌体外に多量に分泌することから、糖化酵素の生産宿主として広く研究されてきた。我々は、NEDO prj 「バイオマスエネルギー製造の有用要素技術開発事業/バイオ燃料事業化に向けた革新的糖化酵素工業生産菌の創製と糖化酵素の生産技術開発」への参画などを通じて、糖化酵素の高機能化、工業用生産菌の構築、安価な大量生産技術の開発などについて検討を進めてきた。本発表では、花王での洗剤用酵素製造研究について触れたのち、バイオマス糖化酵素の開発に関するこれまでの検討結果について紹介する。
16:35~17:10
「オンライン企業見学会 アサヒビール株式会社/アサヒ飲料株式会社」
17:10~17:15 閉会の辞………東 雅之(関西支部副支部長・大阪公立大学大学院工学研究科)
17:30~18:30 オンライン交流会
- 定員:100名
※非会員の場合は申し込み時に紹介者(会員)の会員情報の入力が必要となります。
※Zoom IDは開催1週間前を目途にお知らせいたします。
- 参加費:無料
- 申込み方法:こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。⇒定員に達したため受付を終了しました。
氏名、一般・学生の別、会員・非会員の別、紹介者(非会員の場合のみ)、所属、連絡先(TEL、E-mail)を明記してください。
- 申込み締切日:2022年7月25日(月)正午(定員に達し次第締め切らせていただきます。)
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部 支部幹事(企画)
(京都大学大学院工学研究科)佐藤 喬章
E-mail:
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学会行事
Published by 支部:関西 on 15 10月 2021
2021(令和3)年10月15日
日本生物工学会 関西支部長
大政 健史
日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を2018年度、創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。
つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。
- 対象者は、関西支部に所属する日本生物工学会学生会員であり、大学院博士前期課程等に在籍しており、2022年度に博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができる。
- 応募は、指導教員による承認の上、「関西支部学生優秀賞申請書」
による自薦によるものとする(下記提出先まで電子メールにて送付)。申請書内に指導教員の氏名・所属・メールアドレスを記載することにより、指導教員の承認を得たものとする。 応募書類をもとに、関西支部委員による選考を行い、関西支部学生優秀賞受賞者を決定する。さらに、関西支部委員による研究プレゼンテーション審査会(2022年1月下旬を予定)を経て、最優秀者1名を決定する。
- 提出締切日:
2021年12月15日(水)正午
- 応募方法:
「関西支部学生優秀賞申請書」
(記載例はこちら
)に必要事項を記入し、「関西支部学生優秀賞」への応募であることを明記の上、下記提出先に電子メールにてお送りください。
- 問合せ・応募書類提出先:
日本生物工学会関西支部
庶務幹事 古賀 雄一
E-mail: TEL. 06-6879-7443
⇒関西支部Topへ
支部活動,新着情報
Published by 支部:関西 on 12 10月 2021
本ワークショップは、関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演いただき、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者/学生の方々に広く知っていただくことを目的としています。これから就職を考える学生さんには、これら企業・研究機関の情報に触れ、働き方とやりがいの多様性を知る機会になるはずです。ブレークアウトルームを用いた企業・公設試別交流会の場を通して、学会などでは難しい企業・研究機関の方との交流を深めていただければと考えております。なお、関西支部の企画ですが、日本全国の若手研究者/学生からの参加を歓迎します。奮ってご参加ください。
- 日時: 2021年12月15日(水) 13:00 ~ 16:30
- 会場: WEB配信(Zoomによるオンラインライブ配信)
- 参加費: 無料
- プログラム、機関の概要または講演内容:
12:45~ Zoom入室開始
13:00~13:05 開会の辞 ……大政 健史(関西支部支部長・大阪大学大学院工学研究科)
13:05~13:50 公設試験研究機関の業務の紹介(各15分)
♦永尾 寿浩(地方独立行政法人大阪産業技術研究所 森之宮センター 生物・生活材料研究部)
糖質、脂質、蛋白質、バイオマス、微生物、遺伝子に関連する研究を通じて企業の商品化を支援しています。
♦山本 佳宏(地方独立行政法人京都市産業技術研究所 経営企画室 研究戦略リーダー兼京都バイオ計測センター)
中小企業等の産業技術振興を目的としたバイオ関連分野における産学官連携事業について紹介します。
♦大橋 正孝(奈良県産業振興総合センター 産業技術研究部 バイオ・食品グループ)
奈良県オリジナルな発酵食品・加工食品の開発をめざして、企業の商品化を支援しています。
13:50~14:00 休憩
14:00~15:20 企業の事業の紹介(各20分)
♦西原 紗彩(奥野製薬工業株式会社 総合技術研究部 第十一研究室)
「小麦ペプチド」による食品のコク味、塩味、スパイシー感の向上効果とそのメカニズムについて講演します。
♦深谷 拓己(サラヤ株式会社 バイオケミカル研究所)
当社自然派製品を例に、持続可能な製品開発と環境に対する取り組みについて講演します。
♦中島 瞳(Noster株式会社 R&D本部)
有用微生物(乳酸菌、腸内細菌等)を活用した医薬品の開発、食品の開発の取組みについてご紹介致します。
♦山下 和彦(ヤヱガキ醗酵技研株式会社)
「伝統産業におけるイノベーションの必要性」酒造りで培った伝統の”発酵技術”を駆使してオリジナル性の高い色素や機能性食品の研究開発について。
15:20~15:25 企業・公設試別交流会の案内・注意事項
15:25~15:35 休憩
15:35~16:35 企業・公設試別交流会
複数のブレークアウトルームに分かれ、講演者は個別にブレークアウトルームに入り、若手研究者/学生の方々は、自由にブレークアウトルームを行き来していただき、講演者の方を囲んで交流を深めていただきます。若手研究者/学生の方々は、各企業・研究機関の研究・開発業務内容についてだけではなく、これから先の就職の事も考えながら、遠慮することなく積極的に質問をしてください。
*ブレークアウトルームは17:00頃まで開けておく予定です。
- 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。
- 定員: 80名
- 申込締切: 2021年12月8日(水)(※ただし定員に達し次第締め切らせていただきます。)
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部企画委員(大阪市立大学)尾島 由紘
TEL. 06-6605-2163 E-mail:
►関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 24 7月 2021
支部活動
Published by 支部:関西 on 23 5月 2021
関西の飲料・食品メーカーの方々に、商品開発に向けた研究開発についてご紹介いただきます。本セミナーは、ご紹介いただく商品をご自宅にお届けし、商品を味わいながらご聴講いただく、体験型のオンラインセミナーです。お酒の美味しい飲み方や、おつまみとお酒のペアリングなど、体験型を活かした内容を、若手企画委員との対談形式にてご紹介いただき、商品開発のウラ側を直撃します。商品開発秘話をつまみに、どうぞお楽しみください。
- 日時: 2021年7月21日(水)15:00 ~ 19:00
- 会場: Zoomによるオンライン開催
- 演者と演題:
「ザ・プレミアム・モルツの美味しさを支える技術について」
…藤田 陽平(サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社)
「おつまみスナック『チーザ』開発秘話」…美登路 優(江崎グリコ株式会社)
「樽酒のおいしさの秘密と楽しみかた」…高尾 佳史 (菊正宗酒造株式会社)
「新しい酵母を新しいお酒に活かすまで」 …根来 宏明(月桂冠株式会社)
- プログラム:
15:00~15:05
開会の辞……圍 彰吾(関西支部若手企画委員会 世話人代表/白鶴酒造株式会社)
15:05~16:25
第1部 商品開発に向けた研究開発紹介(各社20分)
16:35~17:55
第2部 試食・試飲しながらの商品紹介(対談形式)(各社20分)
17:55~18:55 オンライン懇親会
18:55~19:00
閉会の辞……藤田 陽平(関西支部若手企画委員会 世話人副代表/
サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社)
- 参加費:
一般(会員):2,000円(税込)、一般(非会員):2,500円(税込)
学生(会員):1,000円(税込)、学生(非会員):1,500円(税込)
- 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。
※聴講に年齢制限はありませんが、商品の送付は20歳以上に限ります。
- 定員: 40名
- 申込締切: 2021年6月30日(水)(定員に達したため受付を終了しました)
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部若手企画委員会
世話人代表 圍 彰吾(白鶴酒造株式会社)
E-mail:
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学会行事
Published by 支部:関西 on 19 5月 2021
第118回を迎える醗酵学懇話会ですが、新型コロナの感染状況を受けて、オンラインライブ配信による開催となります。今回は、醗酵学懇話会の本流である、発酵や醸造に関する内容が中心となっています。またオンライン開催の利点を活かして、関西支部の枠にとらわれない広い地域から講演者の方々にお集まりいただきました。多数のご参加をお待ちしております。
- 日時:2021年9月28日(火)13:30~17:30
- 開催方法:WEB配信(Zoomによるオンラインライブ配信)
- プログラム:
13:00~ Zoom入室開始(ライブ配信)
13:30~13:35 開式の辞 ………大政 健史(関西支部支部長・大阪大学大学院工学研究科)
13:35~14:10
「大阪市立大学オリジナル日本酒プロジェクトに参加して」
……田中 俊雄(大阪市立大学 名誉教授)
新大学「大阪公立大学」への移行(2022年)に先立って、大阪市立大学は最後の節目となる創立140周年(2020年)を迎えた。その節目に合わせて、記念のオリジナル日本酒をプロデュースする企画が浮上した。大学にゆかりの野生酵母を採取する試みが先行する中、急遽、かつて京都市産業技術研究所と共同開発した清酒酵母「京の華」を用いる別案が採用された。本酵母は酢酸イソアミル(バナナ様吟醸香成分)合成酵素の制御機構に関わるアナログ耐性変異株として取得され、以来、複数の蔵元で「純米酒」や「純米吟醸酒」の醸造に使用されている。オリジナル日本酒第1弾は蔵元の名に因んで「月の桂」と命名され、クラウドファンディングで販売された。第1弾の完売をうけて、翌年には新たに第2弾「月朧ろ」を上槽した。「月朧ろ」は当初から種々ネットショップや近鉄あべのハルカスの店頭で販売されている。これら日本酒にまつわる話題を提供する。
14:10~14:45
「コロナ禍での挑戦 砺波野スピリット開発秘話」
…稲垣 貴彦(若鶴酒造株式会社)
若鶴酒造は富山県の酒蔵である。江戸時代に創業し清酒の製造をはじめ、戦後からはウイスキーの製造もおこなってきた。2020年3月30日、富山県で初めてコロナ感染者が確認。当時全国的に消毒用エタノールが不足しており、医療体制にも深刻な影響を及ぼしていた。そんななか酒蔵として出来ることはないかという想いから酒蔵の醸造用のエタノールとボトリングライン、物流を活用することを思いつく。そして日本で先駆けて消毒液として代替可能な高濃度エタノール「砺波野スピリット77」をリリース。それは薬規法、消防法、酒税法といった縦割りや規制との戦いでもあり、情報の流れを如何にコントロールするかという戦いでもあった。その動きは全国の酒蔵へと波及し、全員が力を合わせたことで少しでも状況を好転することができた。当時を振り返りながら、状況がどう変わっていったのかを紹介する。
14:45~15:20
「老舗味噌屋さんから分離した乳酸菌(PP165)の商品開発事例」
…阿部 直樹(公益財団法人長野県テクノ財団)
⇒赤羽 弘文(公益財団法人長野県テクノ財団)<講演者変更>
老舗醤油屋の会長さんから、「味噌や醤油の麹を造る時、バチルス菌(納豆菌の仲間)が混入すると、麹が全部ダメになってしまうから大変なんだ。」という話をお聞きした。(公財)長野県テクノ財団は、味噌・醬油製造業、信州大学、長野県工業技術センター等が参加する産学官連携事業として、老舗の味噌屋さんの味噌モロミから、バチルス菌に強い乳酸菌(PP165)を分離した。PP165のバチルス菌に対する抗菌性を確認するために、長野県北部の4社の味噌・醤油屋さんで実証試験を行った。試験結果から、PP165はバチルス菌の増殖を抑制することが解り、良質の麹ができた。さらに、PP165の接種により有機酸が増加するため、旨味成分がアップした。現在PP165を利用した発酵食品は、味噌・減塩味噌・醤油豆・甘酒・日本酒など多岐にわたっている。
15:20~15:35 休憩
15:35~16:10
「機械学習を活用した飲料製品開発の手法と評価」
…有里 悠希、柏原 洋允(日本電気株式会社 AIアナリティクス事業部)
近年、機械学習および人工知能(AI)は、小売業の需要予測や画像解析による故障検知など、多くのビジネス分野で取り入れられ広がりを見せている。しかし、食品や飲料のレシピとして活用された例はまだ少ない。そこで今回、NECではAI ビジネスにおけるプロモーション活動の一環として、AIによるデータ分析の結果をレシピとした飲料(クラフトビール)開発を行ったのでそれを紹介する。開発のコンセプトとしては、多くの人が一度は経験したであろう世代間ギャップの解消を目的とし、あらゆる分析手法を用いてクラフトビール上で世代の価値観を表現することを試みた。その分析手法の詳細や、販売後に行ったアンケート結果を用いた人間とAIの認識の相違について考察も行ったのでそれも併せて紹介する。
16:10~16:45
「英国酒蔵の諸事情」
…Tony Mitchell、 溝畑 利行、 橋本 良英(Dojima Sake Brewery UK&CO. (株)堂島麦酒醸造所)
2015年、住民説明会(開発許可申請の為)開催でアンケートを求めた時、日本酒を飲んだ経験のある人1%以下の数字に驚愕させられたことにはじまった。自然保護意識の高さからくる、樹木の根にまで配慮を求められるなか、良質な仕込水を求め水質検査を繰り返し井戸を掘り、醸造免許申請、設備等における保健所への対応や製造開始時には、原料米の確保、水質の違いや気候の違いなど醸造環境の日本との違いからの諸間題は山積状況である。世界各国で「SAKE」の醸造所及び醸造家が想像をはるかに超え毎年増加する時代、ケンブリッジという地域の特性をいかし世界中から共に学び醸造し又、日本酒を通じて日本文化の発信に取り組んでいる英国酒蔵の現状と展望を紹介したい。
16:45~16:50 閉会の辞………山田 翼(関西支部副支部長・菊正宗酒造株式会社)
16:50~17:30 オンライン交流会
- 定員:300名
※非会員の場合は申し込み時に紹介者(会員)の会員情報の入力が必要となります。
※Zoom IDは開催2週間前を目途にお知らせいたします。
- 参加費:無料
- 申込み方法:こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
氏名、一般・学生の別、会員・非会員の別、紹介者(非会員の場合のみ)、所属、連絡先(TEL、E-mail)を明記してください。
- 申込み締切日:2021年
9月13日(月)正午 ⇒ 9月16日(木)正午 延長しました!
- 問合せ先:
日本生物工学会 関西支部庶務幹事 古賀 雄一
E-mail TEL: 06-6879-7443
【共催】神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科
⇒関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 15 10月 2020
2020(令和2)年10月15日
日本生物工学会 関西支部長
藤山 和仁
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。⇒受賞者一覧はこちら
日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を2018年度に創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。
つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。
- 対象者は、関西支部に所属する日本生物工学会学生会員であり、大学院博士前期課程等に在籍しており、2021年度に博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができる。
- 応募は、指導教員による承認の上、「関西支部学生優秀賞申請書」
による自薦によるものとする(下記提出先まで電子メールにて送付)。申請書内に指導教員の氏名・所属・メールアドレスを記載することにより、指導教員の承認を得たものとする。
- 応募書類をもとに、関西支部委員による選考を行い、関西支部学生優秀賞受賞者を決定する。さらに、関西支部委員による研究プレゼンテーション審査会(2021年1月下旬を予定)を経て、最優秀者1名を決定する。
- 最優秀者は、「生物工学学生優秀賞候補者調書」
と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」
を提出の上、関西支部より日本生物工学会本部に推薦される。生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者は、各支部より推薦された候補者から日本生物工学会本部での選考を経て決定される。
詳しくは、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦要領をご参照ください。
- 提出締切日:
2020年12月15日(火)正午
- 応募方法:
「関西支部学生優秀賞申請書」
(記載例はこちら
)に必要事項を記入し、「関西支部学生優秀賞」への応募であることを明記の上、下記提出先に電子メールにてお送りください。
- 問合せ・応募書類提出先:
日本生物工学会関西支部庶務幹事 三﨑 亮
E-mail TEL. 06-6879-7238
⇒関西支部Topへ
新着情報
Published by 支部:関西 on 25 9月 2020
人生100年時代を迎えた今、私たちの食や健康、運動への意識は益々高まりつつあります。標記例会では、生物工学に加え、食品・醸造科学や健康科学など、さまざまな分野をまたぐ研究者の方にユニークな研究をご紹介いただき、生物工学が私たちのQOL向上に果たす役割を議論します。多数のご参加をお待ちしています。
- 日時:2020年11月19日(木)13:30~18:00
- 開催方法:大阪大学銀杏会館3F 阪急電鉄・三和銀行ホールでのオンサイト開催と
Zoomによるライブ配信によるハイブリッド開催
- プログラム:
13:00~ 受付(大阪大学会場),Zoom入室開始(ライブ配信)
13:30~13:35 開式の辞 ………藤山 和仁(関西支部支部長・
大阪大学生物工学国際交流センター センター長)
13:35~14:10
「酵素合成技術を利用した新規糖質素材の開発とスポーツ栄養素材としての特徴」
………渡邊 浩史(江崎グリコ株式会社 健康科学研究所)
江崎グリコでは、自社開発の酵素を用いて、特徴的な性質を持つ糖質素材を開発してきた。近年われわれは、消化速度が緩やかで、かつ難消化性成分が少ない(ほぼ完全に消化される)という特徴を持つ新しいデキストリン、遅消化性環状デキストリン『クラスター デキストリン®-SE』を開発した。クラスター デキストリン-SEは、健康を害するリスクが示唆されている急激な血糖値上昇(血糖スパイク)や過剰なインスリン分泌(インスリンスパイク)を起こしにくく、健康影響の少ない糖質栄養として期待される。本講演では、この新しい糖質素材の酵素合成反応や機能性、用途について紹介する。特に、スポーツ栄養素材用途として、クラスター デキストリン-SEを運動中に摂取した時、脂肪代謝抑制を起こしにくく、脂肪と糖の両方をエネルギーとして利用可能であることが呼気ガス分析より示唆されており、この結果についても紹介する。
14:10~14:45
「卵麹と熟成卵黄の開発」………中川 拓郎(株式会社樋口松之助商店)・宮本 哲也(キユーピー株式会社)
卵はさまざまな調理法が存在する一方で、その栄養成分はそのまま利用しており、微生物を利用した伝統的な食品はない。そこで、麹菌を用いて卵の麹化を試みた。さまざまな卵素材と麹菌を組み合わせ、原料処理を工夫する事で卵と麹菌のみを用いる卵麹の製造方法を開発したので紹介する。
米麹や酵素剤を用いて卵黄液を消化した場合には卵黄本来のおいしさを損なう呈味成分が発生し、卵黄のおいしさが喪失した。一方で、卵麹を用いた『熟成卵黄』の風味は、卵黄らしさを残したままコクやうまみが増強され特有のおいしさが付与されていた。遊離アミノ酸量は未処理の卵黄の5倍増加しており、熟成香や甘い香りの揮発成分の生成が認められた。
14:45~15:20
「産学連携による新たな醸造製品の開発」………山本 佳宏(京都市産業技術研究所)
産学連携がクローズアップされ、地域産業の活性化においてもさまざまな取組みが行われている。今回、京都市の事例として、地域産業の主体となっている醸造産業への成果事例として、佐々木酒造と共に行った麹を活用した商品開発事例と大手となる黄桜株式会社と共に行った工程改善の取り組みについて紹介する。佐々木酒造との連係では京都府立大学の研究成果を統合し、新たな生産システムを作り上げ、醸造飲料をはじめとする各種製品開発を行った。また黄桜との事業では製品評価技術基盤機構、産総研、京都大学、大阪市立大学の研究成果を反映し、製品製造プロセスの高度化につなげている。産学連携は先端バイオ技術を中小企業へローリスク、短時間で導入できる有効な手段となっているが、より有効な活用について議論をお願いしたい。
15:20~15:35 休憩
15:35~16:10
「醗酵液の昆虫誘引」
………藤原 伸介(関西学院大学理工学部)
夏休みの虫取りは子供たちにとってとても楽しい。カブトムシの集まる樹液は甘酸っぱい醗酵臭が漂う。一方、ゴミ収集場などの腐った食材の残りやヨーグルトの空箱、納豆の容器にもハエが集まる。このように醗酵液は、飛翔昆虫にとって魅力的な誘引臭を放つ。アルコール、酢酸、アセトインやジアセチルなどは、コバエの誘引性が高いことが知られており、これらを多く含む食酢は捕虫器の誘引素材に使用されてきた。食酢にもさまざまな種類があり、リンゴ酢、バルサミコ酢、玄米酢などでは誘引性は微妙に異なる。我々の分析では誘引性の高い食酢はポリアミンの含量が高いことが示された。また、最近の研究から、ポリアミンはヒトの健康寿命と深く関わっていることも報告されている。今回の懇話会では、醗酵液に含まれる飛翔昆虫の誘引性について、ポリアミン研究から得た知見を中心に紹介したい。
16:10~16:45
「元気な骨格筋細胞培養と活性張力評価技術、応用」………長森 英二(大阪工業大学大学院工学研究科)
試験管環境で培養可能なマウス骨格筋細胞を、周期的なパルス電気刺激を加えた環境で長期間培養すると、活発に収縮運動する状態が得られる。この培養骨格筋細胞の収縮力を定量する技術を開発したところ、より生体に近い機能を評価可能なin vitro実験系として製薬メーカー等に好評を得た(Biotechnology and Bioengineering, 106(3), 482-489. (2010))。以来10年、ヒト細胞への適用が課題であったが、解決の糸口が見えつつある。この間、骨格筋は健康長寿を担うキー臓器として認識されるようになり、世の中の注目が高まった。幅広い分野に分散した骨格筋研究者を横糸でつなぐコンソーシアム活動等についても紹介したい。
16:45~16:55 閉会の辞
17:10~18:00 Meet the speakers(講師の先生方とのオンラインディスカッション)
- 定員:50名(大阪大学会場)、230名(Zoom参加者)
※大阪大学会場は収容人数230名ですが、ソーシャルディスタンス維持のため定員を制限しています。
※オンサイト参加は会員限定です。Zoom参加はどなたでもご参加いただけますが、非会員の場合は申し込み時に紹介者(会員)の会員情報の入力が必要となります。
※Zoom IDは開催2週間前を目途にお知らせいたします。
- 参加費:無料
- 申込み方法:こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
氏名、一般・学生の別、オンサイト参加・オンライン参加の別、会員・非会員の別、紹介者および紹介者の会員番号(非会員の場合のみ) 、所属、連絡先(TEL、E-mail)を明記してください。
- 申込み締切日:2020年
11月6日(金)正午 ⇒11月12日(木)正午 延長しました
- 問合せ先:
〒565-0871大阪府吹田市山田丘2-1
国立大学法人大阪大学 生物工学国際交流センター
日本生物工学会 関西支部庶務幹事 三﨑 亮
TEL:06-6879-7238 E-mail
会場へのアクセス
阪急「北千里」駅から徒歩20分、大阪モノレール「阪大病院前」駅から徒歩5分、近鉄バス(JR茨木駅発)または阪急バス(千里中央駅発)の「阪大本部前」バス停から徒歩3分
⇒アクセス
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学会行事
Published by 支部:関西 on 14 9月 2020
主催行事
- 第117回醗酵学懇話会
⇒開催報告
日時 | 2020年7月3日(金)14:00~19:00 延期⇒ 2020年11月19日(木)13:30~18:00 |
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開催方法 | 大阪大学銀杏会館3F 阪急電鉄・三和銀行ホールでのオンサイト開催と
Zoomによるライブ配信によるハイブリッド開催 |
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これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 14 9月 2020
第72回日本生物工学会大会(2020)中止に伴い、学生の発表と情報交換、討論の場として、学生発表会を開催します。新型コロナウイルスの今後の流行状況によっては、開催方法が変更となる可能性もございます。最新情報は当サイトにアップしていきますので、ご確認いただけますようお願いいたします。
- 日時:2020年12月4日(金)13:00~17:00
- 開催方法:Zoomによるライブ配信
※特にオンサイト会場は設けません。
※演題が20件を超える場合、複数ライセンスで並行して開催します。
⇒講演要旨集(参加者限定)
※要旨は参加申込者のみ閲覧可能とし、発表会終了後は閉鎖いたします。
12:30 Zoom 入室開始
13:00 開会の辞 藤山 和仁(関西支部長:大阪大学・生物工学国際交流センター)
13:10~14:10 セッション1 座長:岡野 憲司(阪大・生工国際セ)
14:15~15:15 セッション2 座長:尾島 由紘(阪市大院・工)
15:20~16:00 セッション3 座長:三﨑 亮(阪大・生工国際セ)
16:20~17:00 セッション4 座長:堤 浩子 (月桂冠)
17:00 学生 優秀発表表彰・閉会の辞 藤山 和仁
講演申込
- 発表資格
日本生物工学会学生会員、および、日本生物工学会正会員の紹介を受けた非会員学生
※所属支部は問いません。
※非会員学生は優秀発表賞の対象とはなりません。
- 発表要項
※演者は所属大学研究室など、ご都合の良い場所から発表して頂きます。ただし、安定した通信環境が得られる場所を選んでください。
※各演者でPCを準備していただき、事務局から連絡のあったZoomライセンスに接続し、Power Pointのスライドショーを画面共有して頂きます。スライドショーの操作も各演者でお願いいたします。
※講演時間は1題につき、10分(発表7分、討論 2分30秒、交代時間30秒)で行います。
- 要旨作成要項
要旨フォーマット
に必要内容を入力し、古賀雄一()まで送付してください。全ての情報を1枚以内に収めてください。送付頂いたファイルをそのままPDF化し、要旨集とし、関西支部HP上で公開いたしますので、ご留意ください。
- 申込方法
こちらの発表申込みフォームに、氏名、連絡先(E-mail)、所属、会員・非会員の別、会員番号(会員の場合のみ)、紹介者氏名および会員番号(非会員の場合のみ)、発表タイトル、発表者氏名・所属、指導教員の氏名、連絡先を入力し、お申し込みください。
- 優秀発表賞
関西支部委員が審査員となり、会場ごと(Zoomライセンスごと)に1名優秀発表賞を選出します。
全ての発表が終了後、受賞者を発表いたします。また、関西支部HPでも公表いたします。賞状は後日発送いたします。
- 参加費 無料
- 定員 60名
- 締切日
発表申込:2020年10月31日(土)正午(ただし、定員に達し次第、締切ります。)
要旨登録:2020年11月4日(水)正午
- その他
ご発表はオリジナルな生物工学に関する研究成果で、他の学会に未発表のものに限ります。したがって、既に別の学会等で公表されている内容と完全に同一のものはご遠慮ください。また、特許出願のための留意点も、生物工学会大会に準じます。
参加申込
- 参加資格
特に制限なし。(ただし、オンライン発表会の円滑な運営の観点から、実行委員会の協議により、参加を遠慮して頂く場合があります。)
- 参加申込
こちらの参加申込みフォームに、氏名、連絡先 (E-mail)、所属、会員・非会員の別、会員番号(会員の場合のみ)を入力し、お申し込みください。(発表者は参加申込不要です。)
- 参加費 無料
- 定員 600名
- 参加申込締切日 2020年12月1日(火)正午
- その他
2020年12月2日(水)正午までに、Zoomライセンスをお知らせいたします。連絡が無い場合は、下記問合せ先までご連絡ください。
問合せ先
日本生物工学会 関西支部企画委員 古賀 雄一
E-mail: TEL. 06-6879-7443
【事務局】
日本生物工学会関西支部
古賀 雄一(大阪大学)、堤 浩子(月桂冠株式会社)、三﨑 亮(大阪大学)、岡野 憲司(大阪大学)
尾島 由紘(大阪市立大学)、金井 保(京都大学)、原田 和生(大阪大学)
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学会行事
Published by 支部:関西 on 03 6月 2020
2020年7月3日(金)に大阪工業大学にて開催予定の第117回醗酵学懇話会につきまして、この度延期することを決定いたしました。
毎年夏と冬に開催してきた恒例行事ですので、何とか開催できないかこれまで関西支部企画委員を中心に検討してまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止という観点から延期を決定いたしました。開催時期については、 国内の状況等を鑑みながら決定したいと思いますが、新型コロナウイルス感染症が終息し、皆様が安心して参加できる時期に改めて開催したいと思います。
参加をご検討して下さった皆様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解・ご協力を下さいますようお願い申し上げます。
関西支部企画委員一同
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新着情報
Published by 支部:関西 on 20 4月 2020
第117回醗酵学懇話会開催延期のお知らせ
2020年7月3日(金)に大阪工業大学にて開催予定の第117回醗酵学懇話会につきまして、この度延期することを決定いたしました。
毎年夏と冬に開催してきた恒例行事ですので、何とか開催できないかこれまで関西支部企画委員を中心に検討してまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止という観点から延期を決定いたしました。開催時期については、 国内の状況等を鑑みながら決定したいと思いますが、新型コロナウイルス感染症が終息し、皆様が安心して参加できる時期に改めて開催したいと思います。
参加をご検討して下さった皆様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解・ご協力を下さいますようお願い申し上げます。
関西支部企画委員一同
人生100年時代を迎えた今、私たちの食や健康、運動への意識は益々高まりつつあります。標記例会では、生物工学に加え、食品・醸造科学や健康科学など、様々な分野をまたぐ研究者の方にユニークな研究をご紹介いただき、生物工学が私たちのQOL向上に果たす役割を議論します。多数のご参加をお待ちしています。
- 日時:2020年7月3日(金)14:00~19:00
- 場所:大阪工業大学 梅田キャンパス →アクセス
OIT梅田タワー 203セミナー室
(大阪府大阪市北区茶屋町1番45号)
- プログラム:
13:30~ 受付
14:00~14:05 開会の辞 藤山 和仁(関西支部支部長・大阪大学生物工学国際交流センター)
14:05~14:35
「酵素合成技術を利用した新規糖質素材の開発とスポーツ栄養素材としての特徴」
………渡邊 浩史(江崎グリコ株式会社 健康科学研究所)
江崎グリコでは、自社開発の酵素を用いて、特徴的な性質を持つ糖質素材を開発してきた。近年われわれは、消化速度が緩やかで、かつ難消化性成分が少ない(ほぼ完全に消化される)という特徴を持つ新しいデキストリン、遅消化性環状デキストリン『クラスター デキストリン®-SE』を開発した。クラスター デキストリン-SEは、健康を害するリスクが示唆されている急激な血糖値上昇(血糖スパイク)や過剰なインスリン分泌(インスリンスパイク)を起こしにくく、健康影響の少ない糖質栄養として期待される。本講演では、この新しい糖質素材の酵素合成反応や機能性、用途について紹介する。特に、スポーツ栄養素材用途として、クラスター デキストリン-SEを運動中に摂取した時、脂肪代謝抑制を起こしにくく、脂肪と糖の両方をエネルギーとして利用可能であることが呼気ガス分析より示唆されており、この結果についても紹介する。
14:35~15:05
「卵麹と熟成卵黄の開発」………中川 拓郎(株式会社樋口松之助商店)
卵は様々な調理法が存在する一方でその栄養成分はそのまま利用しており、微生物を利用した伝統的な食品は無い。そこで、麹菌を用いて卵の麹化を試みた。様々な卵素材と麹菌を組み合わせ、原料処理を工夫する事で卵と麹菌のみを用いる卵麹の製造方法を開発したので紹介する。
米麹や酵素剤を用いて卵黄液を消化した場合には卵黄本来のおいしさを損なう呈味成分が発生し、卵黄のおいしさが喪失した。一方で、卵麹を用いた『熟成卵黄』の風味は、卵黄らしさを残したままコクやうまみが増強され特有のおいしさが付与されていた。遊離アミノ酸量は未処理の卵黄の5倍増加しており、熟成香や甘い香りの揮発成分の生成が認められた。
15:05~15:35
「産学連携による新たな醸造製品の開発」………山本 佳宏(京都市産業技術研究所)
産学連携がクローズアップされ、地域産業の活性化においても、さまざまな取組みが行われている.今回、京都市の事例として、地域産業の主体となっている醸造産業への成果事例として、佐々木酒造とともに行った麹を活用した商品開発事例と大手となる黄桜株式会社とともに行った工程改善の取組みについて紹介する.佐々木酒造との連係では京都府立大学の研究成果を統合し、新たな生産システムを作り上げ、醸造飲料をはじめとする各種製品開発を行った.また黄桜との事業では製品評価技術基盤機構、産総研、京都大学、大阪市立大学の研究成果を反映し、製品製造プロセスの高度化につなげている.産学連携は先端バイオ技術を中小企業へローリスク、短時間で導入できる有効な手段となっているが、より有効な活用について議論をお願いしたい。
15:35~15:50 休憩
15:50~16:20
「奈良県で分離・育種したユニークな酵母及びそれらを用いた純米酒の醸造について」
………大橋 正孝(奈良県産業振興総合センター)
昭和50年代をピークとして、清酒の消費量は現在約1/3まで減少している。この状況を打破するために、当センターでは、これまでに、野生酵母から酒造に適した酵母の分離や、特徴のある清酒酵母の育種を行ってきた。今回、奈良県の県花である奈良八重桜の花から分離した「ナラノヤエザクラ酵母」、酒造の神様として多くの信仰を集めている大神(おおみわ)神社の境内に自生していたササユリの花から分離した「山乃かみ酵母」、そして、育種により取得した、細胞内にオルニチンを高生産する「オルニチン蓄積酵母」、これら3種類のユニークな酵母について紹介する。さらに、これら酵母を用いた純米酒の特徴についても、あわせて紹介したい。
16:20~16:50
「元気な骨格筋細胞培養と活性張力評価技術、応用」………長森 英二(大阪工業大学大学院工学研究科)
試験管環境で培養可能なマウス骨格筋細胞を、周期的なパルス電気刺激を加えた環境で長期間培養すると、活発に収縮運動する状態が得られる。この培養骨格筋細胞の収縮力を定量する技術を開発したところ、より生体に近い機能を評価可能なin vitro実験系として製薬メーカー等に好評を得た(Biotechnology and Bioengineering, 106(3), 482-489. (2010))。以来10年、ヒト細胞への適用が課題であったが、解決の糸口が見えつつある。この間、骨格筋は健康長寿を担うキー臓器として認識されるようになり、世の中の注目が高まった。幅広い分野に分散した骨格筋研究者を横糸でつなぐコンソーシアム活動等についても紹介したい。
16:50~17:20
「“腸活”における運動のポテンシャルについて」………横山 久代(大阪市立大学)
腸内細菌の特性は、炎症性腸疾患ならびに肥満や2型糖尿病といった代謝性疾患の発症と関連するだけでなく、気分や意欲などの精神面にも影響を及ぼし、ヒトの健康状態に寄与することが知られている。個人の腸内細菌叢は固定したものではなく、食事などの環境要因によって変化する。実際に臨床の現場でも、腸内環境を整えるために一般に水分や食物線維の摂取とならび、適度な運動が勧められるが、運動そのものがヒトの腸内環境に及ぼす影響については不明な点が多い。
運動はヒトの腸内細菌叢を変化させるのか、そうであれば、どのような運動方法が腸内環境の改善に有効なのかを明らかにするために、今回、健常な高齢女性の腸内細菌叢に対する運動介入効果を運動種目別に検討したため、これまでの知見も交えて紹介する。
17:30~19:00 懇親会(204セミナー室にて)
- 定員:130名
- 参加費:一般:1,000円(税込)、学生:無料(当日会場受付にてお支払いください)
- 懇親会会費:一般:2,000円(税込)、学生:1,000円(税込)(当日会場受付にてお支払いください)
- 申込み方法:こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
- 申込み締切:2020年6月19日(金)正午(定員に達し次第締め切らせて頂きます)
- 問合せ先:
〒565-0871大阪府吹田市山田丘2-1
国立大学法人大阪大学 生物工学国際交流センター
日本生物工学会 関西支部庶務幹事 三﨑 亮
TEL:06-6879-7238 E-mail
会場へのアクセス
JR「大阪」駅から徒歩5分、地下鉄御堂筋線「梅田」駅から徒歩5分、地下鉄谷町線「東梅田」駅から徒歩5分、阪急「大阪梅田」駅から徒歩3分、阪神「大阪梅田」駅から徒歩7分
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学会行事
Published by 支部:関西 on 18 11月 2019
「関西地域企業・公設試と若手研究者の交流ワークショップ(2019)」の開催は中止になりました。
関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演頂き、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者の方々に広く知っていただくことを目的としています。また、これから就職を考える学生さんには、公設試験研究機関に集まる地域企業の情報に触れ、働き方とやりがいの多様性を知る機会になるはずです。
テーブルディスカッション、懇親会を通して、学会などでは難しいこれら企業・研究機関の方との交流を深めていただければと考えております。奮ってご参加ください!
- 日時:2019年12月11日(水)13:00 ~ 19:20
(懇親会 17:30~19:20)
- 会場:【講演会/懇親会】大阪産業技術研究所森之宮センター講堂(大阪市城東区森之宮1-6-50)
- プログラム:
【公設試験研究機関の紹介】
♦(地独)大阪産業技術研究所 森ノ宮センター
生物・生活材料研究部 村上 洋
♦(地独)京都市産業技術研究所
経営企画室 研究戦略リーダー兼京都バイオ計測センター 山本 佳宏
♦ 奈良県産業振興総合センター
生活・産業技術研究部 バイオ・食品グループ 大橋 正孝
【企業からのプレゼンテーション】
♦ 奥野製薬工業株式会社
総合技術研究部 第十一研究室 西原 紗彩
「小麦ペプチド」による食品のコク味,塩味,スパイシー感の向上効果とそのメカニズムについて講演します.
♦ サラヤ株式会社
バイオケミカル研究所 木下 和拓
当社自然派製品を例に,持続可能な洗浄剤の開発と環境に対する取り組みについて講演します.
♦ 日東薬品工業株式会社
研究統括本部 NOSTERバイオ研究所 マクロバイオームグループ 中島 瞳
有用微生物を活用した医薬品の開発,食品の開発の取り組みについてご紹介致します.
♦ ヤヱガキ醗酵技術株式会社
講演者未定
酒造りで培った伝統の”発酵技術”を駆使してオリジナル性の高い色素や機能性食品の研究開発を行っています.
【テーブルディスカッション】
4グループに分かれ,講演者の方を囲んで交流を深めていただきます.各25分×4回
- 参加費(すべて税込):
【講演会】一般 1,000円、学生 無料
【懇親会】一般 3,000円、学生 1,000円
※参加費は、当日受付にてお支払ください。
- 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。
- 定員: 50名
- 申込締切: 2019年12月4日(水)(※ただし定員に達し次第締め切らせて頂きます)
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部企画委員 古賀 雄一(大阪大学)
TEL. 06-6879-7443 E-mail
主催:日本生物工学会関西支部
共催:(地独)大阪産業技術研究所
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学会行事
Published by 支部:関西 on 11 11月 2019
日本生物工学会 関西支部長
藤山 和仁
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。⇒受賞者一覧はこちら
日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を2018年度に創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。
つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。
- 対象者は、関西支部に所属する日本生物工学会学生会員であり、大学院博士前期課程等に在籍しており、2020年度に博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができる。
- 応募は、指導教員による承認の上、「関西支部学生優秀賞申請書」
による自薦によるものとする(下記提出先まで電子メールにて送付)。申請書内に指導教員の氏名・所属・メールアドレスを記載することにより、指導教員の承認を得たものとする。
- 応募書類をもとに、関西支部委員による選考を行い、関西支部学生優秀賞受賞者を決定する。さらに、関西支部委員による研究プレゼンテーション審査会(2020年1月31日(金)に沢の鶴株式会社にて開催される第116回醗酵学懇話会に先立って、12:00より開催)を経て、最優秀者1名を決定する。
- 最優秀者は、「生物工学学生優秀賞候補者調書」
と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」
を提出の上、関西支部より日本生物工学会本部に推薦される。生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者は、各支部より推薦された候補者から日本生物工学会本部での選考を経て決定される。
詳しくは、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦要領をご参照ください。
- 提出締切日:
2019年12月20日(金)正午
- 応募方法:
「関西支部学生優秀賞申請書」
(記載例はこちら
)に必要事項を記入し、「関西支部学生優秀賞」への応募であることを明記の上、下記提出先に電子メールにてお送りください。
- 問合せ・応募書類提出先:
日本生物工学会関西支部庶務幹事 三﨑 亮
E-mail TEL. 06-6879-7238
⇒関西支部Topへ
支部活動,新着情報
Published by 支部:関西 on 10 10月 2019
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
標記例会ならびに懇親会を下記のとおり開催いたしますので、多数のご参加をお待ちしております。
- 日時:2020年(令和2年)1月31日(金)13:30~18:30
- 場所:沢の鶴本社ビル5階ホール (兵庫県神戸市灘区新在家南町5丁目1番2号)
- プログラム:
12:30~ 受付
13:30~14:30 見学会 沢の鶴醸造蔵「瑞宝蔵」 および 沢の鶴資料館
14:30~14:35 開会の辞 藤山 和仁(関西支部支部長・大阪大学生物工学国際交流センター)
14:35~15:15
「出芽酵母中心代謝の計測と応用」………松田 史生(大阪大学大学院 情報科学研究科)
中心代謝は出芽酵母の発酵能力など、生物によるものづくりを下支えしている生命の基本システムである。中心代謝経路を構成する代謝物、酵素、遺伝子の分子レベルでの理解をもとに、今後は、出芽酵母がエタノールを生産する理由といった中心代謝の動作原理を解明し、中心代謝機能を効率的に活用、改変する方法論を確立していく必要がある。これまで進めてきた出芽酵母中心代謝の代謝物濃度 (J. Biosci. Bioeng., (2015) 120, 280-286)、代謝フラックス (J. Biosci. Bioeng., (2015) 119, 117-120)、酵素タンパク質量 (J. Biosci. Bioeng., (2015) 120, 140-144)計測法の構築と、1遺伝子破壊株、2倍体実用酵母などの解析結果を紹介し、中心代謝を理解し、活用していくための工学的枠組みの重要性について議論したい。
15:15~15:55
「異分野連携による結晶化技術開発と大学発ベンチャー」………安達 宏昭(株式会社創晶)
創晶は、大阪大学発のバイオベンチャーとして2005年7月に起業した。電気工学とバイオ分野の異分野連携による独創的な発想から生まれた結晶化技術を活用し、タンパク質や医薬候補化合物である有機低分子の結晶化受託を事業の柱とし、創薬や生命科学の解明、製造工程における固化や精製など、主に産業界に必要とされる結晶化を支援してきた。近年は、ペプチドや核酸、抗体などの結晶化依頼も増えている。これまで結晶化しなかったサンプルの結晶化に数多く成功しているが、それはフェムト秒レーザーという特殊な光源を用いた結晶化技術が優れていることはもちろん、研究員のスキル向上と研ぎ澄まされた職人的な感覚が相まった結果であると認識している。当日は醗酵学と結晶学の共通点や相違点について、ご参加される方と議論できることを楽しみにしている。
15:55~16:05 休憩
16:05~16:50
「ヤンマー、沢の鶴による酒米プロジェクトの取組」………西向 賞雄(沢の鶴株式会社)
ヤンマー株式会社は、農業を持続可能な「食農産業」に発展させるため、米の育種から流通販売に一貫して取り組むトータルソリューションを展開することになり、これまで公的な農業試験場などが取り組んできた米の育種に参入した。また、この取り組みを「酒米」で行うことにした。「酒米」で良いとされる形質や特徴は遺伝的に、または米粒の大きさなどで判断できるが、実際に良い酒ができるかどうかは、日本酒を醸造して評価しなければならない。そこで、沢の鶴株式会社は酒米候補の醸造試験と評価を行い、2社共同の「酒米プロジェクト」に2016年春から取り組み始めた。ヤンマー株式会社の農業に密着した技術と沢の鶴株式会社の日本酒醸造技術を組み合わせ、新しい価値観の酒米を共同で開発する本取り組みについて紹介する。
17:00~18:30 懇親会
- 定員: 80名(瑞宝蔵見学会:40名)
- 参加費: 一般:1,000円(税込)、学生:無料(当日会場受付にてお支払いください)
- 懇親会会費: 一般:2,000円(税込)、学生:1,000円(税込)(当日会場受付にてお支払いください)
- 申込み方法:こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
- 申込み締切:2020年1月17日(金)正午(定員に達し次第締め切らせて頂きます)
- 問合せ先:
〒565-0871大阪府吹田市山田丘2-1
国立大学法人大阪大学 生物工学国際交流センター
日本生物工学会 関西支部庶務幹事 三﨑 亮
TEL:06-6879-7238 E-mail
会場へのアクセス
電車:阪神電気鉄道本線大石駅から徒歩10分

⇒関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 22 5月 2019
主催行事
- 第115回醗酵学懇話会
⇒開催報告
日時 | 2019年8月30日(金)13:00~19:00 |
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場所 | 関西大学 千里山キャンパス 第4学舎4号館4201教室(大阪府吹田市山手町3丁目3番35号) |
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- 第116回醗酵学懇話会
⇒開催報告
日時 | 2020年(令和2年) 1月31日(金)13:30~18:30 |
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場所 | 講演会・懇親会:沢の鶴本社ビル5階ホール(兵庫県神戸市灘区新在家南町5丁目1番2号)
見学会:沢の鶴 醸造蔵 瑞宝蔵および資料館(兵庫県神戸市灘区大石南町1丁目29番1号) |
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関連行事
2019年度 関西支部学生優秀賞
一瀬 涼(関西大院)
受賞課題:乳酸菌の高密度培養のための好気的流加培養による乳酸生産の抑制
丸山 正晴(大阪大院)
受賞課題:時系列メタボローム解析による代謝応答の解析に関する研究
湯川 貴弘(神戸大)
受賞課題:出芽酵母における鉄代謝工学の開発と新規キシロース同化経路構築への応用
♦関連記事:【関西支部】2019年度 関西支部学生優秀賞応募のお願い
これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 22 5月 2019
生物工学分野の研究者・技術者にとって『培養』は日常的に行う操作のひとつです。しかし、それを支える理論と技術は奥が深く、基本をおろそかにすると微生物や細胞の能力をうまく引き出すことも、効率の良い生産をすることもできません。今回の懇話会では、培養制御の基礎理論から工業スケールでの実践的な応用例まで、第一線の研究者・技術者にご講演頂きます。
- 日時:2019年8月30日(金)13:00~19:00
- 場所:関西大学 千里山キャンパス 第4学舎4号館4201教室(大阪府吹田市山手町3丁目3番35号)
阪急電鉄「関大前」駅から徒歩約15分 ⇒会場へのアクセス
- プログラム: ※講演順序が変更になりました
12:30~ 受付
13:00~13:05 開会の辞 藤山 和仁(関西支部支部長・大阪大学生物工学国際交流センター)
13:05~13:35
「培養工学の基礎知識」片倉 啓雄(関西大学化学生命工学部)
培養を効率化するために必須な(1)比速度の概念と求め方、(2)菌体・生産物・基質および溶存酸素の濃度の変化速度式、(3)菌体収率と生産物収率、(4)流加培養の基本式とその意義を分かり易く解説する。
13:35~14:05
「流加培養の乳酸菌培養への応用」片倉 啓雄(関西大学化学生命工学部)
流加培養は高濃度培養を可能にし、グルコースリプレッションを回避できるなどの特徴がある。工業生産における基本技術でもある流加培養を利用した乳酸菌と酵母の混合培養と、乳酸菌の高濃度培養を紹介する。
14:05~14:35
「種々の発酵製品と生産技術開発」神田 彰久(株式会社カネカ R&B企画部)
微生物を利用した発酵製品は食品から医薬品、化学品まで多種多様であり、工業生産にあたっては様々な問題が生じる。ここでは、好気培養のスケールアップも含め、その対応策や今後の技術への期待について述べる。
14:35~14:50 休憩
14:50~15:20
「Value creation by fermentation technology」児島 宏之(味の素株式会社)
生体に不可欠のものである必須アミノ酸は人、動物等では生合成できず外部から取り入れる必要がある。必須アミノ酸を中心とするアミノ酸の微生物を用いた発酵生産の技術を振り返り、発酵工学の将来に向けての課題を考える。
15:20~15:50
「バイオ医薬品生産における動物細胞培養 これまでとこれから」大政 健史(大阪大学大学院工学研究科)
抗体医薬の市場は飛躍的に増加し、世界Top10医薬品の売上げの約7割を占めている。本講演では、抗体医薬を中心に動物細胞培養技術について微生物と動物細胞の相違点、最近のトレンドなど、わかりやすく紹介する。
15:50~16:10 休憩
16:10~16:40
パネルディスカッション「培養工学の未踏のフロンティア」
産業界でニーズがあるにも関わらず、培養をきちんと教えている大学が少なくなっている。生物工学の他の分野に比べて、培養は技術・知識の体系化が進んでしまったがゆえに、ハイインパクトな論文が出しづらく、競争的資金もとりづらいことが一因かもしれない。そこで、このような現状について討論するとともに、培養の分野に未着手のフロンティアが残されているとすれば、それはどのようなものかを考えたい。
16:40~16:45 閉会の辞 大政 健史(関西支部副支部長・大阪大学大学院工学研究科)
17:00~19:00 懇親会
- 定員: 80名
- 参加費: 一般:2,000円(税込)、学生:無料(当日会場受付にてお支払いください)
- 懇親会会費: 一般:3,000円(税込)、学生:1,000円(税込)(当日会場受付にてお支払いください)
- 申込み方法:こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
- 申込み締切:2019年8月20日(火)正午(定員になり次第、締め切ります)
- 問合せ先:
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3丁目3番35号
関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科 環境微生物工学研究室
日本生物工学会 関西支部支部委員 岩木 宏明
Tel: 06-6368-0779
⇒E-mail
会場へのアクセス

⇒関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 20 5月 2019
日本生物工学会関西支部では、2014年度より「啓発活動基金」を活用し、産学官の若手研究者の育成と国際化を目的としたワークショップ・シンポジウムを開催しています。
2014年度 | Workshop on Asian Brewery Technology(月桂冠)
⇒開催報告はこちら |
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2015年度 | TSB2015「Current status of industrial biotechnology in Thailand and Japan」(タイ)
⇒開催報告 |
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2016年度 | ICY14「Yeast Fermentation in Asia」(淡路島)
⇒開催報告 |
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2017年度 | TSB2017「The special Thai-Japanese Biotechnology Joint Session on Enzyme Engineering for Industries」(タイ) |
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2018年度 | 生物工学会「ASEAN における生物資源の社会実装を目指した研究ネットワーキング」<国際シンポジウム>(関西大学) |
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TSB2018「Bridging Research and Society’s Needs」(タイ) |
2019年度は6回目の企画として、タイ・プーケットで11月11、12日に開催予定のThai Society of Biotechnology(TSB)主催の国際シンポジウム(http://www.tsb2019.com/)でジョイントセッションの枠を主催者より頂戴しました。その演者を関西支部から招待したく、準備を進めています。
関西支部地域内の民間企業、研究機関、大学等に所属する研究者から、2-3名 の演者を派遣し、国際シンポジウムでの発表の機会を与えるとともに、タイを中心とする東南アジア地域におけるバイオテクノロジーの基礎・応用研究の現状を学ぶ機会にしたいと考えています。
つきましては、本企画の趣旨に賛同いただき、参加を希望される若手会員を募りたいと思います。下記の実施要領をご一読の上、奮って応募いただければ幸いです。なお、予算により演者数が変わることがあります。
<シンポジウム概要>
Thai Society of Biotechnology(TSB)主催の国際シンポジウム(TSB2019)
The 30th Annual Meeting of the Thai Society for Biotechnology and International Conference”Bridging Research and Society’s Needs”
【日時】2019年11月11日(月)・12日(火)
【場所】Duangjitt Resort & Spa, Phuket
http://www.tsb2019.com/
<募集内容>
- 募集人数:2-3名(予算により演者数が変わることがあります)
- 資格:関西支部地域内の民間企業、教育・研究機関に所属の生物工学会会員(学生会員を含む)であること。民間企業の若手研究者、もしくは実用化を強く志向した研究を展開する官学の若手研究者を優先します。
- 支援内容: 関西国際空港から現地までの往復旅費、現地宿泊費・移動費、TSB2019参加費。
(旅行保険にはご自身の負担で必ずご加入ください。)
- スケジュール:
11月9日(土) 夕刻関西空港に集合後、バンコクへ移動(深夜便)
11月10日(日) バンコク到着後、プーケットへ乗継ぎ
11月11日(月) TSB2019に登録、Joint Symposiumにて講演(講演時間20分予定 質疑応答を含む)
11月12日(火) TSB2019のその他講演等に参加。同日便にて出発
*13日出発(14日着)も可能(延泊は自己負担)
11月13日(水) 関西国際空港着(早朝)、解散TSB2019のその他講演等に参加。
も可能です。
- 応募方法: 推薦者、もしくは応募者本人から、大阪大学・藤山 に以下をご連絡下さい。応募者多数の場合は、関西支部企画委員会にて審査を行います。この際、ご講演の簡単な内容等を追加で提出していただく場合があります。
・所属
・役職または学年
・氏名
・年齢(2019年11月10日現在)
・会員番号(非会員の場合、入会手続きをお願いします)
・講演タイトル(仮題)
- 応募締切:2019年6月20日(木)
- 問合せ先:大阪大学・藤山宛に E-mail でお問い合わせください。
⇒関西支部Topへ
支部活動,新着情報
Published by 支部:関西 on 20 2月 2019
近年、様々な分野においてAI(人工知能)の活用に注目が集まっています。本セミナーでは、AIを活用されている第一線の方々をお招きし、生物工学やものづくりの現場におけるAIの活用の現状と今後の展望についてご講演頂きます。質疑応答の時間もございますので、この機会にAIについての知見を深めていただければ幸いです。
皆様奮ってご参加ください。
- 日時: 2019年5月20日(月)13:00 ~ 16:45
- 会場: 大阪府立大学I-siteなんば(大阪市浪速区敷津東2-1-41 南海なんば第一ビル2階)
⇒アクセスマップ
- 参加費:一般: 2,000円(税込) 学生: 無料
- 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。
- 定員:
60名 ⇒ 100名
- 申込締切:
2019年5月8日(水)(定員に達し次第締め切らせて頂きます。)
⇒2019年5月16日(木)延長しました!
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部若手企画委員会 世話人代表 根来 宏明(月桂冠株式会社)
E-mail:
プログラム
- 12:30~ 受付
- 13:00~13:10
開会の辞……根来 宏明(関西支部若手企画委員会 世話人代表/月桂冠株式会社)
- 13:10~13:50
AIを活用して最適な計画の立案を支援する「Hitachi AI Technology / 計画最適化サービス」
……柳田 貴志(株式会社日立製作所 )
- 13:50~14:30
生物工学分野での機械学習の活用に向けて(仮題)
……菊地 亮太(Doer Research)
- 14:30~14:40 休憩
- 14:40~15:20
発酵プロセス産業における、IoTテクノロジーの活用事例と今後の可能性
……天辰 健一(カマルク特定技術研究所株式会社)
- 15:20~16:00
AIを活用したバイオ生産マネジメントシステム
……笠原 堅(株式会社ちとせ研究所 )
- 16:00~16:40
生物名前判定AIを用いた生物多様性ビジネスインフラの創出
……藤木 庄五郎(株式会社バイオーム )
- 16:40~16:45
閉式の辞……玉田 佳大(関西支部若手企画委員会 世話人副代表/白鶴酒造株式会社)
►関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 20 11月 2018
2018(平成30)年11月20日
日本生物工学会 関西支部長
片倉 啓雄
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。⇒受賞者一覧はこちら
この度、日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を新たに創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。
つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。
関西支部学生優秀賞への応募ならびに選考方法 |
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- 対象者は、関西支部に所属する日本生物工学会学生会員であり、大学院博士前期課程等に在籍しており、2019年度に博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。
- 応募は、指導教員による承認の上、「関西支部学生優秀賞申請書」
による自薦によるものとする(下記提出先まで電子メールにて送付)。申請書内に指導教員の氏名・所属・メールアドレスを記載することにより、指導教員の承認を得たものとする。
- 応募書類をもとに、関西支部委員による選考を行い、関西支部学生優秀賞受賞者を決定する。さらに、関西支部委員による研究プレゼンテーション審査会(2019年1月29日(火)に月桂冠株式会社 昭和蔵にて開催される第114回醗酵 学懇話会に先立って、12:00より開催)を経て、最優秀者1名を決定する。
- 最優秀者は、「生物工学学生優秀賞候補者調書」
と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」 を提出の上、関西支部より日本生物工学会本部に推薦される。生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者は、各支部より推薦された候補者から日本生物工学会本部での選考を経て決定される。
詳しくは、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦要領をご参照ください。
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「関西支部学生優秀賞申請書」
(記載例はこちら
)に必要事項を記入し、「関西支部学生優秀賞」への応募であることを明記の上、電子メールにて、日本生物工学会関西支部庶務幹事 岩木 宏明(E-mail: ; TEL. 06-6368-0779)宛、2019年1月18日(金)正午迄にお送りください。
ご多忙中とは思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
⇒関西支部Topへ
新着情報
Published by 支部:関西 on 07 11月 2018
日時 | 2019年1月29日(火)13:10 ~ 19:00 |
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場所 | 月桂冠株式会社 昭和蔵(〒612-8361 京都市伏見区片原町300番地) |
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参加費 | 1,000円(税込)/学生 無料
〈懇親会参加費〉 一般:2,000円(税込)、学生:1,000円(税込) |
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⇒第114回醗酵学懇話会の開催案内はこちら
⇒印刷用PDF
「DNA二重鎖を切らない塩基編集技術」
神戸大学先端バイオ工学研究センター 西田 敬二
TALENやCRISPRなどのゲノム編集技術はそのヌクレアーゼ活性により標的部位にDNA二重鎖切断を引き起こし、宿主細胞が修復する過程で配列の変換を期待するものである。これまで遺伝子操作が困難であった材料においても飛躍的に効率がよく、また、外来DNA断片を残さず編集可能であり、従来の遺伝子組換えの規制が適用されない可能性があることから幅広い応用が期待される。一方、課題として改変結果の不確実性や、細胞毒性の問題があった。このヌクレアーゼに代わる反応機構として、私たちはDNA脱アミノ化反応を触媒するデアミナーゼによる塩基編集(Base editing)法であるTarget-AIDの開発に成功した。これはヌクレアーゼ失活型のCRISPR/Cas9に脱アミノ化酵素を結合させることでDNA塩基の変換反応を行い、点変異を実現する。これによってこれまでDNA切断に関わる不確実性や毒性を回避することができ、また、ドナーDNAの挿入なしに精密な配列改変が可能となる。本講演では塩基変換技術について、開発の過程や動作原理を解説しつつ、直近の技術進歩や派生技術、またさまざまな応用展開とその可能性について概説したい。
「超高耐熱バイオプラスチックの原料となる芳香族アミンの微生物生産」
筑波大学生命環境系/微生物サステイナビリティー研究センター 高谷 直樹
バイオマス由来材料の重要性を反映して、これまでに多くのバイオプラスチックが開発されてきた。しかし、そのほとんどは脂肪族系の炭化水素であり、耐熱性や強度に優れた芳香族系バイオプラスチックの開発例はほとんどない。この原料モノマーとなる芳香族アミン化合物の発酵生産系の構築と、非天然型のアミノ酸である4-アミノ桂皮酸を用いた超高耐熱バイオアラミドなどの開発例を紹介する。新たなバイオ材料の開発のためには、バイオで何が作れるか?何を作れば優れた材料になるのか?の両方が重要である。このための戦略と新たな芳香族バイオマスの材料化の可能性について議論する機会になればと考えている。
「清酒酵母・麹菌と上手く付き合っておいしい清酒を造る」
月桂冠株式会社総合研究所 小高 敦史
清酒醸造に必要な清酒酵母・麹菌は、清酒醸造環境で長い時間をかけて選抜、育種されてきた。杜氏や蔵人がこれらの微生物を巧みに利用することによって清酒は造られる。また、現代では意図的に育種された醸造微生物を使用することによって、多様な清酒を醸造することが可能となっている。しかし、清酒酵母も麹菌も交配による育種や劣性変異株の取得が、研究用の微生物と比べて難しい。その理由として、有性生殖が困難、多倍体/多核などがあげられる。本講演では、これらの特徴に従い、清酒酵母・麹菌と上手く付き合っていく方法について議論したい。
⇒関西支部Topへ
支部活動
Published by 支部:関西 on 07 11月 2018
⇒このページの印刷用PDF
日本生物工学会関西支部では、第114回醗酵学懇話会ならびに懇親会を下記のとおり開催いたします。
多数のご参加をお待ちしています。
- 日時:2019年1月29日(火)13:10 ~ 19:00
- 場所:月桂冠株式会社 昭和蔵 ⇒アクセスマップ
(〒612-8361 京都市伏見区片原町300番地)
1)京阪本線「中書島駅」から徒歩5分~7分
2)近鉄京都線「桃山御陵前駅」から徒歩10分~15分
- プログラム: ⇒講演要旨はこちら
13:10 ~ 14:10 見学会(希望者のみ) 月桂冠大倉記念館(京都市伏見区南浜町247番地)
(※ 今回は、講演に先立って見学会を開催しますので、見学会に参加の方は、お申し込みの上、現地まで直接お越しください。)
14:10~ 受付 月桂冠株式会社 昭和蔵(※見学会不参加の方は、昭和蔵へ直接お越しください)
14:25 ~ 14:30 開会の辞……片倉 啓雄(関西支部支部長・関西大学化学生命工学部)
14:30 ~ 15:10
「DNA二重鎖を切らない塩基編集技術」
………西田 敬二(神戸大学先端バイオ工学研究センター)
15:10 ~ 15:50
「超高耐熱バイオプラスチックの原料となる芳香族アミンの微生物生産」
………高谷 直樹(筑波大学生命環境系/微生物サステイナビリティー研究センター)
15:50 ~ 16:00 休憩
16:00 ~ 16:40
「清酒酵母・麹菌と上手く付き合っておいしい清酒を造る」
………小高 敦史(月桂冠株式会社総合研究所)
17:30 ~ 19:00 懇親会 月桂冠株式会社 昭和蔵
- 定員: 80名
- 参加費: 一般:1,000円(税込)、学生:無料(当日会場受付にてお支払いください)
- 懇親会会費: 一般:2,000円(税込)、学生:1,000円(税込)(当日会場受付にてお支払いください)
- 申込み方法:こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
- 申込み締切: 2019年1月16日(水)正午(定員に達し次第締め切らせて頂きます)
- 問合せ先:
〒630-0192 奈良県生駒市高山町8916-5
奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 バイオサイエンス領域
日本生物工学会 関西支部企画幹事 渡辺大輔
TEL. 0743-72-5423
⇒E-mail
⇒関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 24 10月 2018
関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演頂き、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者の方々に広く知っていただくことを目的としています。また、これから就職を考える学生さんには、公設試験研究機関に集まる地域企業の情報に触れ、働き方とやりがいの多様性を知る機会になるはずです。
テーブルディスカッション、懇親会を通して、学会などでは難しいこれら企業・研究機関の方との交流を深めていただければと考えております。奮ってご参加ください!
- 日時:2018年12月6日(木)13:30 ~ 19:00
(懇親会 17:00~19:00)
- 会場:【講演会/懇親会】京都市産業技術研究所 2Fホール(京都リサーチパーク西地区)
- プログラム:
【公設試験研究機関の紹介】
♦(地独)大阪産業技術研究所 森ノ宮センター
生物・生活材料研究部長 畠中 芳郎
♦(地独)京都市産業技術研究所 知恵産業融合センター
知恵産業推進課長 廣岡 青央
♦ 奈良県産業振興総合センター
生活・産業技術研究部 バイオ・食品グループ 大橋 正孝
♦ 和歌山県工業技術センター
食品産業部 加工技術グループ 中村 允
【企業からのプレゼンテーション】
♦ 佐々木化学薬品株式会社(分析・検査試薬、めっき用薬剤の開発・製造・販売)
研究開発部 機能性化学品事業課 副責任者 高田 慎一
♦ 玉乃光酒造株式会社(創業1673年、伏見の酒造メーカー)
生産部 醸造課 山川 結
♦ 株式会社ファーマフーズ(医薬と食の融合を目指す食品素材メーカー)
総合研究所 開発部 次長 山津 敦史
【テーブルディスカッション】
講演者の方を囲んで交流を深めていただきます!
- 参加費(すべて税込):
【講演会】一般 1,000円、学生 無料
【懇親会】一般 2,000円、学生 1,000円
※参加費は、当日受付にてお支払ください。
- 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。
- 定員: 50名
- 申込締切: 2018年12月3日(火)17:00(※ただし定員に達し次第締め切らせて頂きます)
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部企画委員 原田 和生(大阪大学)
TEL. 06-6879-8235 E-mail
主催:日本生物工学会関西支部
共催:(地独)京都市産業技術研究所
►関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 11 10月 2018
年次大会
主催行事
- 第114回醗酵学懇話
⇒開催報告
日時 | 2019年1月29日(火)13:10 ~ 19:00 |
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場所 | 月桂冠株式会社 昭和蔵(〒612-8361 京都市伏見区片原町300番地) |
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関連行事
- Thai Society of Biotechnology (TSB) 主催 国際シンポジウム (TSB2018) ジョイントセッション(2018/11/22-23)
⇒募集案内はこちら
これまでの活動
⇒関西支部Topへ
支部活動
Published by 学会事務局 on 14 6月 2018
生物工学若手研究者の集い(若手会)では、例年開催している若手会総会・交流会に加え、関西支部若手企画委員と共催で「ものづくり交流サロン ~学生・若手研究者×企業・公設試~」を開催します。皆様どうぞご参加ください。
- 日時:2018年9月6日(木)17:00~20:00
- 会場:関西大学 千里山キャンパス 凜風館2階食堂・ディノア
- プログラム:
17:00〜20:00 ものづくり交流サロン(企業・公設試によるポスターセッション)
18:00〜18:10 若手会総会(会長挨拶、会計報告)
18:10〜20:00 若手会交流会
- 会費:一般3,000円、学生1,000円(すべて税込み)
※会費は当日の若手交流会の受付でお支払い下さい。
- 定員:150名 ※当会の参加に年齢制限はございません。皆様どうぞご参加ください。
- 申込:8月17日(金)までにこちらのフォームよりお申込みください。事前登録にご協力ください。
- 問合せ先:
【若手会交流会】日本生物工学会 若手会2018 原田和生(大阪大学大学院医学系研究科)E-mail
【ものづくり交流サロン】関西支部若手企画委員代表 根来宏明(月桂冠株式会社)E-mail
♦関連記事:
生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会 /
ものづくり交流サロン ~学生・若手研究者×企業・公設試~
⇒若手会Topへ
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学会行事
Published by 支部:関西 on 12 6月 2018
日本生物工学会関西支部では、第113回醗酵学懇話会ならびに懇親会を下記のとおり開催いたします。
多数のご参加をお待ちしています。
- 日時:2018年8月3日(金)13:30~16:50
- 場所:アサヒビール (株) 吹田工場ゲストハウス
(〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町1-45)
⇒アクセスマップ
- プログラム: ⇒講演要旨はこちら
13:00~ 受付(講演会会場が直前まで他の見学の方がご使用されるため、開場は13:20頃の予定です。)
13:30~13:35 開会の辞……片倉 啓雄(関西支部支部長・関西大学化学生命工学部)
13:35~14:20
「ゲノム編集の育種への応用と社会実装に向けて」
………村中 俊哉(大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻)
14:20~15:05
「免疫調節作用を有するL-92乳酸菌の研究開発」
………弘田 辰彦(アサヒグループホールディングス (株) コアテクノロジー研究所 乳酸菌技術部)
15:05~15:10 休憩
15:10~15:40 見学会 アサヒビール (株) 吹田工場
15:50~16:50 懇親会 ゲストハウス小ホール
- 定員: 80名
- 参加費: 一般:1,000円(税込)、学生:無料
(当日会場受付にてお支払いください)
- 懇親会会費: 一般:2,000円(税込)、学生:1,000円(税込)
(当日会場受付にてお支払いください)
- 申込み方法: 氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel、E-mail)、工場見学希望の有無、懇親会参加の有無を明記して、*こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
*Safariでは申し込みサイトにアクセスできない場合があります。Firefox、Chrome等別のブラウザをご利用ください。
- 申込み締切: 2018年7月27日(金)正午(定員に達し次第締め切らせていただきます)
- 問合せ先:
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-6
大阪大学大学院 薬学研究科 附属薬用植物園
日本生物工学会 関西支部委員 原田和生
TEL. 06-6879-8235
⇒E-mail
アサヒビール(株)吹田工場周辺地図
- JR東海道本線(JR京都線)「吹田駅」下車
東改札(北口)より徒歩10分
※東改札(北口)は地下にあります。地下の東改札(北口)を出て左手(北出口)にお進みください。
- 阪急千里線「吹田駅」下車
東改札(梅田・天下茶屋方面ホーム)・西改札(北千里方向ホーム)より徒歩約10分
※東改札・西改札は地上にあります。改札を出て地下道に入り、「JR吹田」方面へお進みください。
ゲストハウスへは吹田工場西門からお入りください。 ⇒アクセスマップ

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学会行事
Published by 支部:関西 on 12 6月 2018
日時 | 2018年8月3日(金)13:30~16:50 |
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場所 | アサヒビール (株) 吹田工場ゲストハウス(〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町1-45) |
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参加費 | 1,000円(税込)/学生 無料
〈懇親会参加費〉 一般:2,000円(税込)、学生:1,000円(税込) |
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⇒第113回醗酵学懇話会の開催案内はこちら
「ゲノム編集の育種への応用と社会実装に向けて」
大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻 村中 俊哉
今、新しい育種技術が注目されている。原稿の校正作業のように、目的とする遺伝子配列を、欠失、挿入、置換できるゲノム編集技術である。この技術を用いることにより、育種のスピードを上げ、ピンポイントの精緻な品種改良が技術的に可能となってきた。国内でも、ここ数年の研究開発で、毒のないジャガイモ、GABAを高蓄蓄積するトマト、身の豊かなフグなど、続々と新しいものができあがっている。ゲノム編集とは何?について概説するとともに、私たちの研究を例に、育種への展開、ならびに、社会実装に向けた取組みについて議論したい。
「免疫調節作用を有するL-92乳酸菌の研究開発」
アサヒグループホールディングス株式会社コアテクノロジー研究所乳酸菌技術部 弘田 辰彦
乳酸菌には数多くの生理機能を有することが知られているが、中でも免疫調節作用は古くから研究が進められており、これまでに感染防御作用や抗アレルギー作用など多くの報告がなされている。その働きは種や株レベルによって強さが異なることが知られており、また効果の発揮においては菌自体の生死が重要でない場合もある。マウスへのOVA特異的IgE産生抑制作用を指標にスクリーニングされたLactobacillus acidophilus L-92(L-92)も死菌体で免疫調節作用を発揮することが確認されている乳酸菌であり、本講演ではL-92のスクリーニングからヒトでの免疫調節作用の紹介と、近年新たに作用メカニズムの一端として報告した腸管への菌体の取込み機構について紹介する。
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支部活動
Published by 支部:関西 on 27 2月 2018
日本生物工学会関西支部では、2014年度より「啓発活動基金」を活用し、産学官の若手研究者の育成と国際化を目的としたワークショップ・シンポジウムを開催しています。⇒開催報告はこちら
2018年度は5回目の企画として、タイ・バンコクで2018年11月22日(木)、23日(金)に開催予定のThai Society of Biotechnology(TSB)主催の国際シンポジウム(TSB2018)The 30th Annual Meeting of the Thai Society for Biotechnology and International Conference “Bridging Research and Society’s Needs” でジョイントセッションの枠を主催者より頂戴しました。その演者を関西支部から招待したく、準備を進めています。
関西支部地域内の民間企業、研究機関、大学等に所属する研究者から、ジョイントセッション枠(合計4名)の内の演者1名として派遣し、国際シンポジウムでの発表の機会を与えるとともに、タイを中心とする東南アジア地域におけるバイオテクノロジーの基礎・応用研究の現状を学ぶ機会にしたいと考えています。また、TSB2018の前には、バンコク市内の大学、バンコク近郊の公的研究施設 The National Center for Genetic Engineering and Biotechnology(BIOTEC)などを訪問し、施設見学および所属研究者とのディスカッションを行う予定です。
つきましては、本企画の趣旨に賛同いただき、参加を希望される若手会員を募りたいと思います。下記の実施要領をご一読の上、奮って応募いただければ幸いです。
募集内容
- 募集人数: 1名
- 資格:
関西支部地域内の民間企業、教育・研究機関に所属の生物工学会会員(学生会員を含む)であること.民間企業の若手研究者、もしくは実用化を強く志向した研究を展開する官学の若手研究者を優先します。
- 支援内容:
関西国際空港から現地までの往復旅費、現地宿泊費・移動費、TSB2018参加費
※旅行保険にはご自身の負担で必ずご加入ください。
- スケジュール:
11月20日(火) 関西空港に集合後、バンコクへ移動
11月21日(水) 公的研究施設(BIOTEC、大学)等の見学
11月22日(木) TSB2018に登録、Joint Symposiumにて講演
(講演時間20分予定 質疑応答を含む)
11月23日(金) TSB2018のその他講演、シンポジウムに参加
11月24日(土) 同日便にて離バンコク、関西国際空港着,解散
*11月23日(金)終了後、同日深夜便による帰国も可能です。
- 応募方法:
推薦者、もしくは応募者本人から、大阪大学・藤山 に以下をご連絡下さい。応募者多数の場合は、関西支部企画委員会にて審査を行います。この際、ご講演の簡単な内容等を追加で提出していただく場合があります。
・所属
・役職または学年
・氏名
・年齢(2018年11月22日現在)
・会員番号(非会員の場合、入会手続きをお願いします)
・講演タイトル
- 応募締切日: 2018年4月30日(月)
- 問合せ先: 大阪大学・藤山 E-mail
これまでの活動
2014年度 | Workshop on Asian Brewery Technology(月桂冠)
⇒開催報告 |
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2015年度 | TSB2015 「Current status of industrial biotechnology in Thailand and Japan」
⇒開催報告 |
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2016年度 | ICY14 「Yeast Fermentation in Asia」(淡路島)
⇒開催報告 |
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2017年度 | TSB2017「The special Thai-Japanese Biotechnology Joint Session on Enzyme Engineering for Industries」(タイ) |
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新着情報
Published by 支部:関西 on 31 1月 2018
こちらでは、『生物工学会誌』第87巻(2009年)以降に掲載された日本生物工学会関西支部の活動報告記事(PDF版)がご覧いただけます。
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生物工学会誌
Published by 支部:関西 on 30 1月 2018
関西支部若手企画委員会は2017年6月に半数の委員が交代し、新しい一歩を踏み出しました。その初回企画として、委員内の親睦を深めることに重点を置き、2017年10月31日(火)〜11月1日(水)の2日間、クローズドでの合宿形式のセミナーを行いました。
1日目は、お互いを知ることを目的に、関西セミナーハウス(京都市左京区)にて各委員の研究・業務内容の紹介を行いました。委員内の活発な交流を通して、新企画の着想に繋げることができました。
2日目は、これまで馴染みの薄かった分野の見聞を広めることを目的に、見学会を行いました。今回は食の嗜好性とも関連が深い「色」に着目し、着色のメカニズムと染色技術について理解を深めたいと考え、川島織物セルコン様、及び京都市産業技術研究所の色染化学チーム様を見学させていただきました。伝統的な織物の製造工程や染色のメカニズムについて知見を深めることができ、非常に興味深い見学会となりました。さらに、京都リサーチパーク内の京都産業科学技術総合イノベーションセンター(KISTIC)様を見学させていただき、最先端計測技術についての理解を深めることができました。
若手企画委員会では、今後も「現場目線」での企画を実施し、学会活動を盛り上げていきたいと考えています。今後ともご支援ご協力のほど、宜しくお願い致します。
(関西支部若手企画委員会)

若手企画委員会セミナー集合写真
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学会行事,新着情報
Published by 支部:関西 on 24 10月 2017
日時 | 2018年1月29日(月)13:30~19:00 |
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場所 | 大関株式会社 会議室 (〒663-8227 兵庫県西宮市今津出在家町4番9号) |
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参加費 | 1,000円(税込)/学生 無料
〈懇親会参加費〉 一般:3,000円(税込)、学生:1,500円(税込) |
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⇒第112回醗酵学懇話会の開催案内はこちら
「醸造過程終盤における酵母の生き残り戦略」
京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科 井沢 真吾
高濃度のエタノールは、自身でエタノールを産生する酵母にとってもストレスとなり、さまざまな障害を細胞内に引き起こす。ワインや清酒の醸造過程終盤は高濃度エタノールをはじめとする非常にストレスフルな環境だと考えられるが、このような過酷な状況における酵母の生理は十分に解明されていないのが現状である。本講演では、高濃度エタノールストレス下における酵母細胞の解析で得られた知見を通して、醸造過程終盤で酵母がどのように生き残りを図ろうとしているのか考察したいと考えている。
「麹菌の多様な遺伝子情報を活用した味噌醸造技術を目指して」
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 楠本 憲一
和食に欠かせない味噌などの醸造食品は、麹菌を使って製造される。そのため、醸造産業上重要な麹菌の生物学的特性を科学的に解明し、醸造食品の品質維持と向上に関わるような研究が必要となる。この麹菌の一種Aspergillus oryzae(以降、便宜的に麹菌と呼ぶ)のゲノム情報を解明した。その情報を活用して、味噌などのおいしさに関わると考えられる麹菌酵素の解明に取り組み、新しい醸造技術の開発につながる成果が得られたので以下にご紹介したい。「だし」の旨味成分を分解する麹菌酵素群を解明し、その分解活性が低い菌株を育種することにより、加熱を回避した省エネルギーだし入り味噌製造技術開発への道筋を示した。また、麹菌のゲノム上に見いだされた全プロテアーゼ遺伝子の機能解明に共同で取り組み、新規な基質特異性を示す酵素を多数発見した。これらのプロテアーゼの組合せが味噌の多様な旨み発現に寄与していると考えられる。
「酒粕を利用した抗疲労素材開発」
大関株式会社総合研究所 製品技術開発グループ 平田 みよ
社会構造の複雑化や急激な変化に伴いストレス社会となった現代において、多くの人々が日常生活や普段の仕事の中で「疲労」を感じている。実際に、2012年厚生労働省の疲労調査研究班が一般住民4,000名を対象に疫学調査を行った結果、1/3以上の人々が半年以上続く慢性的な「疲労」を感じていることが明らかとなっている。一方、日本固有の発酵食品である酒粕は、アミノ酸、有機酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維などのさまざまな栄養成分が含まれており、酒粕や米麹などを用いた甘酒は、古くから『飲む点滴』として認知され、「疲労」に効果があることが経験的に知られている。我々はこの点に着目し、酒粕を酵母と乳酸菌で再発酵させることで、さらに抗疲労成分であるL-オルニチンを高含有した素材を開発した。本講演では素材開発の概要と、疲労動物モデルやヒト試験での機能性評価について報告する。
♦ 関連記事:【関西支部】第112回 醗酵学懇話会
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支部活動
Published by 支部:関西 on 24 10月 2017
定員に達しましたので参加申込み受付を終了しました。多数のお申込みありがとうございました。
会場に余裕がありませんので、当日参加は受け付けません。ご了承ください。 ⇒開催報告はこちら
標記例会ならびに懇親会を下記のとおり開催いたしますので、多数のご参加をお待ちしています。
- 日時: 2018年1月29日(月)13:30~19:00
- 場所: 大関株式会社 会議室
(〒663-8227 兵庫県西宮市今津出在家町4番9号)
⇒アクセスマップ
のダウンロード
- プログラム: ⇒講演要旨はこちら
12:30~ 受付開始
13:30~13:35 開会の辞……片倉 啓雄(関西支部支部長・関西大学化学生命工学部)
13:35~14:15
「醸造過程終盤における酵母の生き残り戦略」
…………井沢 真吾(京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科)
14:15~14:55
「麹菌の多様な遺伝子情報を活用した味噌醸造技術を目指して」
…………楠本 憲一(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門)
14:55~15:05 休憩
15:05~15:45
「酒粕を利用した抗疲労素材開発」
…………平田 みよ(大関株式会社総合研究所 製品技術開発グループ)
16:00~17:00 見学会(希望者のみ、大関株式会社 工場)
17:00~19:00 懇親会(大関株式会社 社員食堂)
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学会行事
Published by 支部:関西 on 18 10月 2017
関西支部主催行事
- 2017年度若手企画委員会合宿セミナー
⇒開催報告はこちら日時 | 2017年10月31日(火)~11月1日(水) |
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場所 | 1日目:関西セミナーハウス(京都市左京区)
2日目:見学会
・株式会社川島織物セルコン(京都市左京区)
・京都市産業技術研究所・色染化学チーム(京都リサーチパーク) |
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関連行事
- Thai Society of Biotechnology (TSB) 主催 国際シンポジウム (TSB2017) ジョイントセッション(2017/11/23-25)
⇒募集案内はこちら
これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 03 7月 2017
2024年度
- 若手企画委員会主催 酒蔵見学会(2024/5/16)
⇒開催報告
2023年度
2022年度
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
- 2017年度若手企画委員会合宿セミナー(2017/10/31~2017/11/1)
⇒開催報告はこちら
2016年度
2015年度
2014年度
- 若手企画委員会ワークショップ(2014/9/18~2014/9/19)
⇒開催報告はこちら
⇒関西支部Topへ
支部活動
Published by 支部:関西 on 14 6月 2017
日本生物工学会関西支部では、2014年度より「啓発活動基金」を活用し、産学官の若手研究者の育成と国際化を目的としたワークショップ・シンポジウムを開催しています。
• 2014年度:Workshop on Asian Brewery Technology(月桂冠)⇒開催報告はこちら
• 2015年度:TSB2015「Current status of industrial biotechnology in Thailand and Japan」(タイ)⇒開催報告
• 2016年度:ICY14「Yeast Fermentation in Asia」(淡路島)⇒開催報告
2017年度は4回目の企画として、タイ・バンコクで11月に開催予定のThai Society of Biotechnology (TSB) 主催の国際シンポジウム(TSB2017) でジョイントセッションを企画したく、準備を進めています。
関西支部地域内の民間企業・研究機関・大学等に所属の研究者を3名派遣し、国際シンポジウムでの発表の機会を与えるとともに、タイを中心とする東南アジア地域におけるバイオテクノロジーの基礎・応用研究の現状を学ぶ機会にしたいと考えています。またTSB2017の前後には、バンコク近郊の公的研究施設 The National Center for Genetic Engineering and Biotechnology (BIOTEC) 等を訪問し、施設見学および所属研究者とのディスカッションを行なう予定です。
つきましては、本企画の趣旨に賛同いただき、参加を希望される若手会員を募りたいと思います。
下記の実施要領をご一読の上、奮って応募いただければ幸いです。
—————– 記 —————–
- 募集人数:3名
- 資格:関西支部地域内の民間企業、教育・研究機関に所属の生物工学会会員(学生会員を含む)であること。民間企業の若手研究者、もしくは実用化を強く志向した研究を展開する官学の若手研究者を優先します。
- 支援内容:関西国際空港から現地までの往復旅費、現地宿泊費・移動費、TSB2017参加費。
(旅行保険にはご自身の負担で必ずご加入ください。)
- スケジュール:
平成29年
11月22日(水) 関西空港に集合後、バンコクへ移動
11月23日(木) TSB2017に登録、公的研究施設(BIOTEC)等の見学
11月24日(金) TSB2017にて開催されるJoint Symposiumにて講演
(講演時間 20分 質疑応答を含む)
11月25日(土) TSB2017 フィールドトリップ、同日深夜便にて離バンコク
11月26日(日) 早朝 関西国際空港着、解散
*11月24日(金)終了後、同日深夜便による帰国も可能です。
- 応募方法: 推薦者、もしくは応募者本人から、大阪大学・藤山 に以下をご連絡下さい。応募者多数の場合は、関西支部企画委員会にて審査を行います。この際、ご講演の簡単な内容等を追加で提出していただく場合があります。
・所属
・役職または学年
・氏名
・年齢(2017年11月23日現在)
・会員番号(非会員の場合、入会手続きをお願いします)
・講演タイトル
- 応募締切:2017年6月30日(金)
- 問合せ先:大阪大学・藤山宛に E-mail でお問い合わせください。
以上
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支部活動,新着情報
Published by 支部:関西 on 13 6月 2017
日時 | 2017年8月25日(金)13:00~19:00 |
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場所 | 関西大学 千里山キャンパス 100周年記念会館 (大阪府吹田市山手町3丁目3番35号) |
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参加費 | 1,000円(税込)/学生 無料
〈懇親会参加費〉 一般:4,000円(税込)、学生:2,000円(税込) |
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⇒第111回醗酵学懇話会の開催案内はこちら
「地ビール業界の現状と展望 ~我が国の百年前のビール業界から、百年後のビール業界を予測してみよう~」
石川酒造株式会社/全国地ビール醸造者協議会 石川 彌八郎
明治時代、わが国の各地に数多くのビール醸造者が存在していたことは、あまり知られておりません。その数は、150とも200とも言われていますが、ビール草創期の研究はあまり行われていないのが実情で、正確な数さえ不明です。そのような中、明治時代に「日本麦酒」の名でビール醸造をしていた石川家の資料より、明治時代から今日までの、ビール業界の変化を調べ、百年後の日本のビール業界を予測します。さて、本当に時代は繰り返すのか。
「地元で採取された香気性野生酵母KADOYA1によるビールつくりについて」
伊勢角屋麦酒 鈴木 成宗
特徴あるクラフトビールを製造するために、新たな酵母(KADOYA1)を椎の樹液より分離・同定し、実規模による醸造特性及びその酵母を用いて製造されたビールの香気特性を明らかにした。KADOYA1は十分な醗酵力があり、市販酵母とは異なる特異的な香気成分の生産性をしていることが明らかとなった。KADOYA1で醸造したビールは高級脂肪酸エステルを多く含んでおり、それに由来するエステルに富む香気特性であることが確認できた。さらに、海外クラフトビールメーカーと共同開発したビールは、ベルギービール様のエステリーで僅かに酸味のある官能特性であることが確認できた。以上のことから、KADOYA1は特徴的な風味を形成できる実用ビール酵母として有用であると判断できた。
KADOYA1を用いたビールは国際大会で多数受賞し、当社の主力商品の一つとなっていると共に、野生酵母の分離・同定と実用規模での活用ができるという点で、当社は業界内で特殊な地位を占めつつある。
「江戸時代に造られた日本初のビール」
小西酒造株式会社生産本部 辻 巌
江戸時代に日本で初めてビールを醸造したのは、蘭学者の川本幸民(かわもとこうみん)です。このことは大手ビールメーカーのホームページ等にも掲載されており、ビール業界ではよく知られています。しかしこれまで150年以上謎であった醸造した場所を発見したので紹介します。また当時どのような設備と方法で造られたか、川本幸民が残した「化学新書」を元にビールを復元しました。当時の資料等を交えながら日本初のビール醸造の魅力をお伝えしたいと思います。
「クラフトビールと地域のつながり…曽爾高原ビールの在り方」
曽爾高原ファームガーデン第一営業部 立花 弘晶
昨今、地方創生・6次産業化と言う言葉が広がり、特産品開発が地域おこしの魅力造りだ!と叫ばれる中、クラフトビールが注目の一つとなっております。地域の産物を使ったビール(厳密には発泡酒が多い)を醸造し魅力UPに繋げようとする試みが増えています。私たち、曽爾高原ビールは、『曽爾村』の枠組みを超え、奈良のお土産としての認知度がUPし、観光の際の楽しみとして取り上げられる事も増えてまいりました。曽爾高原ビールは、今後地域に浸透しどのように歩んでいくかを模索し存在意義を示さないといけない時期に来ております。そのような中で今までの歩みと現状の取り組み、どのような発展が望ましいのかを紹介させていただきます。
「与謝野ブランド戦略 与謝野町クラフトビール醸造事業の取り組みについて」
京都府与謝野町農林課 井上 公章
「与謝野クラフトビール醸造事業」は、与謝野ブランド戦略のブランドコンセプト「みえるまち」における「安心安全がみえる」を実現するプロジェクトの一つとして、ホップの産地化と町内でのクラフトビール醸造等により六次産業化を見据えて、ホップの試験栽培を行うものです。
平成27年度から「京都与謝野ホップ生産者組合」がホップの試験栽培を行い、藤原ヒロユキ氏(日本ビアジャーナリスト協会代表理事)が栽培指導・販路開拓支援等にあたります。
これまで国産ホップ農家は大手ビール会社と契約していることから、国内の小規模ビール醸造所が国産ホップを入手することは困難とされ、一部の自家栽培を除き、大多数は海外ホップの輸入に頼ってきました。
与謝野町では昨年、一昨年の試験栽培で一定の成果を得ました。これは、フリーランスの生産者組合が小規模ビール醸造所に国産ホップを提供する第一歩を踏み出したことを意味し、安心安全な国産ホップによるビール製造を目指すことが可能になります。本年度においても試験栽培を着実に行い、ホップの産地化に向けた基盤の確立を目指します。加えて、「与謝野ブルーイング・ジム構想」として、利用しなくなった公共施設を活用し、複数のブリュワリーを誘致し、併せてブリュワー養成塾、レストラン、キャンプ場等を展開することによりホップ産地直結のブリュワリー拠点を目指します。
♦ 関連記事:【関西支部】第111回 醗酵学懇話会
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学会行事,支部活動
Published by 支部:関西 on 31 5月 2017
こちらでは、『生物工学会誌』Brach Spiritのコーナーに掲載された日本生物工学会関西支部の活動紹介記事がご覧いただけます。
⇒関西支部Topへ
生物工学会誌
Published by 支部:関西 on 22 5月 2017
盛会のうちに終了しました。多数のご参加ありがとうございました。 ⇒開催報告はこちら
標記例会ならびに懇親会を下記のとおり開催いたしますので、多数のご参加をお待ちしています。
12:30~ 受付開始
13:00~13:05 開会の辞……片倉 啓雄(関西支部支部長・関西大学化学生命工学部)
13:05~13:45
「地ビール業界の現状と展望」
…………石川 彌八郎(石川酒造株式会社/全国地ビール醸造者協議会)
13:45~14:25
「地元で採取された香気性野生酵母KADOYA1によるビールつくりについて」
…………鈴木 成宗(伊勢角屋麦酒)
14:25~15:05
「江戸時代に造られた日本初のビール」
…………辻 巖(小西酒造株式会社生産本部)
15:05~15:20 休憩
15:20~16:00
「クラフトビールと地域のつながり…曽爾高原ビールの在り方」
…………立花 弘晶(曽爾高原ファームガーデン第一営業部)
16:00~16:40
「与謝野ブランド戦略 与謝野町クラフトビール醸造事業の取り組みについて」
…………井上 公章(京都府与謝野町農林課)
16:40~16:45 閉会の辞……坊垣 隆之(関西支部副支部長・大関株式会社)
17:00~19:00 懇親会 レストラン紫紺(100周年記念会館内)
- 定員: 70名
- 参加費: 一般:1,000円(税込)、学生:無料
(当日会場受付にてお支払いください)
- 懇親会会費: 一般:4,000円(税込)、学生:2,000円(税込)
(当日会場受付にてお支払いください)
- 申込み方法: 氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel、E-mail)、懇親会参加の有無を明記して、*こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
*Safariでは申し込みサイトにアクセスできない場合があります。Firefox、Chrome等別のブラウザをご利用ください。
- 申込み締切: 2017年8月21日(月)正午(定員になり次第、締め切ります)
- 問合せ先:
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3丁目3番35号
関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科 環境微生物工学研究室
日本生物工学会 関西支部庶務担当 岩木宏明
TEL. 06-6368-0779
⇒E-mail
⇒関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 19 12月 2016
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。 ⇒開催報告はこちら
日本生物工学会関西支部では例会ならびに見学会/懇親会を下記のとおり開催いたします。
多数のご参加をお待ちしています。
- 日時: 2017年3月3日(金)13:00~18:30
- 場所: 京都市成長産業創造センター (〒612-8374 京都市伏見区治部町105番地)⇒アクセス
京阪丹波橋駅もしくは近鉄丹波橋駅から西へ徒歩約17分
京都駅八条口から直通バス(らくなんエクスプレス)約17分
- 後援: 京都高度技術研究所
- プログラム: ⇒講演要旨はこちら
12:30~ 受付開始
13:00~13:05 開会の辞……高木 博史(関西支部支部長・
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
13:05~13:45
「清酒製造におけるガスクロマトグラフィによる工程管理方法の開発」
…………高阪 千尋((地独)京都市産業技術研究所 バイオ系チーム)
13:45~14:25
「酒造原料米(11種類)を対象としたプロテオーム解析」
…………増村 威宏(京都府立大学大学院生命環境科学研究科)
14:25~14:35 休憩
14:35~14:55
「日本酒で乾杯しておくれやす~日本酒でつながる世界~」
…………阪本 充(月桂冠株式会社)
14:55~15:15
「伝統の技、生酛(キモト)造りへの挑戦」
…………大塚 真帆(招徳酒造株式会社)
15:15~15:20 閉会の辞……高橋 俊成 (関西支部副支部長・菊正宗酒造株式会社)
15:20~17:00 見学会
17:00~18:30 懇親会 京都市成長産業創造センター
- 見学会: 会場近隣の酒造会社の酒蔵見学を予定しております。
- 定員: 60名
- 参加費: 一般:1,000円(税込)、学生:無料
(当日会場受付にてお支払いください。)
- 懇親会会費: 一般:2,000円(税込)、学生:1,000円(税込)
(当日会場受付にてお支払いください。)
- 申込み方法: 氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel、E-mail)、酒蔵見学会参加の有無、懇親会参加の有無を明記して、*こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
*Safariの古いバージョンでは申し込みサイトにアクセスできない場合があります。Firefox、Chrome等別のブラウザをご利用ください。
- 申込み締切: 2017年2月24日(金)17:00(ただし定員に達し次第、締め切らせて頂きます。)
- 問合せ先:
〒630-0192 生駒市高山町8916-5
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科
植物代謝制御研究室
公益社団法人 日本生物工学会
関西支部庶務担当 加藤 晃
TEL. 0743-72-5461 E-mail: kou@bs.naist.jp
⇒関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 19 12月 2016
日時
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2017年3月3日(金)13:00~18:30
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場所
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京都市成長産業創造センター(〒612-8374 京都市伏見区治部町105番地)
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参加費
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1,000円(税込)/学生 無料
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⇒第110回醗酵学懇話会の開催案内はこちら
「清酒製造におけるガスクロマトグラフィによる工程管理方法の開発」
(地独)京都市産業技術研究所 バイオ系チーム 高阪 千尋
昨今、純米酒、吟醸酒などにおいては内外の需要も徐々に拡大し、生産力の強化と品質の向上が求められている。我々は、この課題を解決するため、生産性の向上のカギとなる工程分析技術の研究開発を行っている。清酒の酒質は日本酒度(甘み)、 酸度(酸味)、アミノ酸度(うまみ)で示されているが、酸度で示される有機酸は、リンゴ酸、乳酸、コハク酸等の比率、量で清酒の味に変化を与えるため、その生産管理は特に重要である。一般的な分析方法としては、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)による一斉分析法や酵素による個別定量法が主流であるが、HPLCによる分析法は分離や検出感度、前処理、装置にコストがかかる点などに問題があり、酵素法は検体中の有機酸を一斉に分析するには成分毎にコストがかさむ。こういった問題点を改善し、検体中の有機酸を一斉に分析できる方法として、ガスクロマトグラフィ(GC)の利用を検討した。その結果、前処理の最適化により、簡便、迅速に複数種類の清酒の有機酸を定量することが可能となった。GC分析技術の醸造食品分野への導入により、品質と生産性の向上につながることを大いに期待している。
「酒造原料米(11種類)を対象としたプロテオーム解析」
京都府立大学大学院生命環境科学研究科 増村 威宏
米は清酒の主原料の1つでありその重要性は認識されているが、清酒の製造時に米のタンパク質が過剰に含まれると、雑味の原因となる。そのため製造時に外周部を削る精米という行程があり、米由来のタンパク質の含有量を減少させる手法がとられている。本研究では、清酒の主原料である米に着目し、品種や産地が異なる酒造好適米6種類、酒造原料米5種類を対象に、玄米および60%精白米を材料とし、タンパク質を抽出し、1次元目に非平衡等電点電気泳動による分離を行い、2次元目にSDS-PAGEによる分離を行った。2次元電気泳動法を用いて、タンパク質スポットの量的な変動を解析し、変動量の差が大きいタンパク質の同定を行うことを目的として解析を進めた。その結果、原料米に含まれるグルテリン分子種に量的な差があり、その違いが清酒の成分へ影響する可能性があることが示唆された。
「日本酒で乾杯しておくれやす~日本酒でつながる世界~」
月桂冠株式会社 阪本 充
生活環境の変化により飲酒離れが語られるようになって久しく、残念ながら日本酒の国内消費量も減少方向に進んでいます。消費減退に歯止めをかけようと、日本酒の認知度向上と輸出促進を目指して「ENJOY JAPANESE KOKUSHU(國酒を楽しもう)プロジェクト」が発足されました。酒処の京都市においても全国で初めての乾杯条例を発足させるなど日本酒の普及活動が推し進められております。その甲斐もあって、昨今は、弊社の記念館来場者数も増加傾向にあり、特に海外からのお客様の増加は目覚しいものがあります。私たちも、年に数回ですが、海外からの研修生を受け入れる機会もあり、日本酒の人気を肌で感じることが多くなりました。私自身の海外工場(アメリカ・カリフォルニア州)での赴任経験なども交えながら、日本酒の魅力をお伝えできればと思います。
「伝統の技、生酛(キモト)造りへの挑戦」
招徳酒造株式会社 大塚 真帆
生酛造りは江戸時代に確立されたと言われている伝統的な酒造りの手法であるが、日本酒醸造に不可欠な麹菌、酵母菌の他に乳酸菌、硝酸還元菌など数種の微生物の働きを巧みに利用するという複雑な原理ゆえに、ひとつ間違うと腐敗につながりかねない危険を孕んでおり、近代に速醸モトと呼ばれる安全で簡便な醸造方法が編み出されると、多くの酒蔵が生酛造りをやめていった。しかし生酛造りで醸された酒は独特の深みのある味わいを持ち、昨今再び注目されつつある。弊社では平成17年に生酛造りを復活させ、以来毎年一部ではあるが醸造を続けている。生酛造りの巧妙な原理と実際の現場での体験、そしてその魅力について紹介する。
♦ 関連記事:【関西支部】第110回 醗酵学懇話会
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支部活動
Published by 支部:関西 on 24 10月 2016
関西支部主催行事
- 産学官若手研究者国際ワークショップ「Yeast Fermentation in Asia」
⇒開催報告
日時 | 2016年9月13日(火) |
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場所 | 淡路夢舞台国際会議場 |
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- 若手企画委員会セミナー「知っておきたい培養のはなし」
日時 | 2016年11月10日(木)13:00~16:45 |
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場所 | 大阪府立大学I-siteなんば(大阪市浪速区敷津東2-1-41 南海なんば第一ビル2階) |
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- 第110回 醗酵学懇話会
⇒開催報告
日時 | 2017年3月3日(金)13:00~18:30 |
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場所 | 京都市成長産業創造センター (〒612-8374 京都市伏見区治部町105番地) |
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これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 03 10月 2016
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
「知っているようで知らないこと」「今さら聞けないこと」ってありませんか?今回の講演は『培養』についての“知っておきたい”をもう一度確認できる内容です。生物工学分野の研究者にとって『培養』は日常的に行う実験操作のひとつです。しかし、その『培養』を支える技術は非常に奥が深く、基本をおろそかにするとせっかくの実験を台無しにしてしまいます。質疑応答時間もございますので、この機会に日頃疑問に感じていることを解消しましょう!
- 日時: 2016年11月10日(木)13:00~16:45 (受付12:30~)
- 会場: 大阪府立大学I-siteなんば(大阪市浪速区敷津東2-1-41 南海なんば第一ビル2階)
⇒アクセスマップ
- 参加費: 無料
- 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。
- 定員: 60名
- 申込締切: 定員に達し次第締め切らせていただきます。
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部若手企画委員会 世話人代表(大関株式会社)岡﨑 悟志
E-mail: satoshi.okazaki@ozeki.co.jp
プログラム
⇒講演要旨はこちら
- 13:00~13:10
開会の辞……岡﨑 悟志(関西支部若手企画委員会 世話人代表/大関株式会社 )
- 13:10~13:50
「培地成分と培養方法のはなし」
……森 浩二(製品評価技術基盤機構(NITE) バイオテクノロジーセンター(NBRC))
- 13:50~14:30
「殺菌のはなし」……土戸 哲明(大阪府立大学)
- 14:30~14:40 休憩
- 14:40~15:20
「クリーンベンチのはなし」……(パナソニックヘルスケア株式会社)
- 15:20~16:00
「プラスチック器具のはなし」
……江藤哉子(コーニングインターナショナル株式会社 ライフサイエンス 技術サポート)
- 16:00~16:40
「蒸留水のはなし」……(メルク株式会社)
- 16:40~16:45
閉式の辞……西川 正洋(関西支部若手企画委員会 世話人副代表/グリコ栄養食品株式会社)
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学会行事
Published by 支部:関西 on 03 10月 2016
講演要旨
- 「培地成分と培養方法のはなし」
……製品評価技術基盤機構(NITE) バイオテクノロジーセンター(NBRC) 森 浩二
培養は微生物研究をするうえで行う基本操作のひとつである。既製培地を購入するのか自ら培地を作製するのか、各成分は微生物増殖に必須なのか、試薬はラボにあるもので代替可能なのか、液体培地と固体培地はどう使い分けるのか、ちょっと特殊な微生物は敷居が高いのかなどなど。困った時、迷った時に役立つ情報を、演者がコレクションにおいて様々な原核生物を扱った経験から紹介する。
⇒講演要旨
- 「クリーンベンチのはなし」……パナソニックヘルスケア株式会社
普段、実験で使用されているクリーンベンチ、バイオクリーンベンチ、バイオハザード対策用キャビネットの基本構造の違いと推奨される使用用途を理解していただくことで、大切な試料だけでなく、作業者の保護や実験環境の保護にも役立てていただくとともに、機器に搭載されているHEPAフィルタ、UVランプの基本特性についても、再度理解いただきながら、機器の正しい使用方法について学んでいただきます。
- 「プラスチック器具のはなし」
……コーニングインターナショナル株式会社 ライフサイエンス 技術サポート 江藤 哉子
プラスチック器具は、今では生物学研究の現場になくてはならないものとなりました。身近にあって毎日使っていながらも、意外に皆さんが知らない、あるいは気づいていないプラスチック器具の知識もあります。これからのデータ取得に役立つような、より適した便利なプラスチック器具を選択できるポイントをご紹介いたします。
超純水・純水は基礎研究から研究開発、試験、製造、各種洗浄にまで、幅広い分野で利用されている‘基本’です。分析、試験、実験で再現性のある精度の高い結果を得るためには、結果に影響を与える要素が取り除かれて、かつ一定の水質を保っている水を用いることが必要です。特にバイオ実験・試験に用いる水は単に細菌が取り除かれているだけではなく、エンドトキシンが除去されていることなどメルクは、「水」に関して、第一線で研究・開発・医療・製造に携わる研究者、社会人の方から、これから研究室で実験を始めるという学生の方まで幅広く業務にお役立ていただける内容をお伝えいたします。
♦ 関連記事:【関西支部】若手企画委員会セミナー「知っておきたい培養のはなし」
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支部活動
Published by 支部:関西 on 03 6月 2016
日時
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2016年8月26日(金)13:20~19:30
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場所
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関西大学千里山キャンパス100周年記念会館(大阪府吹田市山手町3丁目3番35号)
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参加費
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1,000円(税込)/学生 無料
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⇒第109回醗酵学懇話会の開催案内はこちら
「嫌気性細菌に特異な不飽和脂肪酸飽和化代謝の解明と新規機能性脂肪酸創出への応用」
京都大学大学院農学研究科 岸野 重信
リノール酸などの不飽和脂肪酸は、腸内細菌にとって生育阻害をもたらすことが知られている。我々は、乳酸菌がリノール酸を効率よく代謝することを見いだし、その代謝について詳細に解析を行った結果、乳酸菌によるリノール酸代謝はさまざまな中間体を含む複雑な飽和化代謝であることを明らかにした。本講演では、乳酸菌の不飽和脂肪酸飽和化代謝と代謝中間体の生理機能について紹介する。
「機能性食品成分の機能性・安全性評価の新展開」
神戸大学大学院農学研究科 大澤 朗
食品には消化管から簡単に吸収されるもの、されないもの、そして胃酸、消化酵素、胆汁あるいは腸内細菌叢に暴露されさまざまな物質へと代謝変換されてヒトの健康状態に影響を及ぼす成分が含まれている。この動態に鑑み、我々はいわゆる「ヒト腸管モデル」に食品成分を供した際の免疫応答、細菌叢および代謝物産物解析によってその食品成分の機能性・安全性をヒト介入試験に先立って評価するシステムを構築したので紹介する。
「腸内細菌の代謝産物コントロールをターゲットとした機能性食品の開発」
協同乳業株式会社 研究所技術開発グループ 松本 光晴
腸内細菌の低分子代謝物は腸管腔から吸収され血中に移行し全身に影響を与える。我々は、代謝物の中でも多様な生理機能を有するポリアミン(PA)に着目してきた。本演題では、腸内細菌を利用して腸内PA濃度を高める機能性食品開発を目指した一連の研究を紹介する。具体的には、PA増強物質探索のための統一食事後のヒト糞便メタボローム解析と有効成分アルギニンの発見、in vivo試験での効果、複数菌種を介したアルギニン—PA産生経路ついて紹介する。
「母乳オリゴ糖とビフィズス菌 -共生と共進化-」
京都大学大学院生命科学研究科 片山 高嶺
ヒトの腸内細菌叢は一生の間で少なからず変動するが、もっとも大きな変化は出生から離乳時にかけて見られる。母乳栄養児の腸管においては授乳開始後速やかにビフィズス菌が増殖するが、このフローラは離乳とともに消失する。このことはつまり、人乳中にはビフィズス菌を選択的に増殖させる因子が存在することを示唆している。本講演では、ビフィズス菌が有する母乳オリゴ糖分解経路について紹介することで、ヒトとビフィズス菌の共生・共進化について考えたい。
「ビフィズス菌種の由来と母乳に対する親和性の違い」
森永乳業株式会社 基礎研究所 清水 金忠
我々は、ヒト常在性ビフィズス菌種Human-Residential Bifidobacteria(HRB)とそれ以外の種non-Human-Residential Bifidobacteria(nHRB)の本質的な差異を見いだすことを目的に、データ駆動型の研究を行っている。本発表では乳児に棲息するHRBの特徴を中心にいかにヒトの母乳との親和性を高めてきたかについて紹介する。
「茶色い宝石が切り拓く病気ゼロの社会」
株式会社メタジェン・慶應義塾大学先端生命科学研究所 福田 真嗣
「茶色い宝石」この言葉が生まれた背景には、長年の腸内フローラ研究で培われた実験技術や知見、そして近年の技術革新による分析装置のブレイクスルーがあったことに他ならない。本発表では、ヒトの健康状態に影響を与えることから、異種生物で構成される「もう一つの臓器」とも言える腸内フローラの機能について概説するとともに、「腸内デザインによる病気ゼロ社会」の社会実装に向けた我々の近年の取組みについて紹介する。
♦ 関連記事:【関西支部】第109回 醗酵学懇話会「腸内フローラ研究の新展開」
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支部活動
Published by 支部:関西 on 03 6月 2016
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちら
次世代シーケンサーをはじめとする近年の解析技術の進歩は、私たちの健康に深く関わる腸内フローラ研究に急激な新展開をもたらしています。大学・企業の研究者の方に最先端の研究をご紹介いただくとともに、腸内フローラに関する研究・開発の将来を討論していただきます。多数のご参加をお待ちしています。
- 日時 2016年8月26日(金)13:20~19:30
- 場所 関西大学千里山キャンパス100周年記念会館 →マップ
(大阪府吹田市山手町3丁目3番35号)阪急千里山線関大前駅南口から徒歩5分
- プログラム⇒講演要旨はこちら
12:30~ 受付開始
13:20~13:25 開会の辞……高木 博史(関西支部支部長・
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
13:25~13:55
「嫌気性細菌に特異な不飽和脂肪酸飽和化代謝の解明と新規機能性脂肪酸創出への応用」
…………岸野 重信(京都大学大学院農学研究科)
13:55~14:25
「機能性食品成分の機能性・安全性評価の新展開」
…………大澤 朗(神戸大学大学院農学研究科)
14:25~14:55
「腸内細菌の代謝産物コントロールをターゲットとした機能性食品の開発」
…………松本 光晴(協同乳業株式会社 研究所技術開発グループ)
14:55~15:10 休憩
15:10~15:40
「母乳オリゴ糖とビフィズス菌 -共生と共進化-」
…………片山 高嶺(京都大学大学院生命科学研究科)
15:40~16:10
「ビフィズス菌種の由来と母乳に対する親和性の違い」
…………清水 金忠(森永乳業株式会社 基礎研究所)
16:10~16:40
「茶色い宝石が切り拓く病気ゼロの社会」
…………福田 真嗣(株式会社メタジェン・慶應義塾大学先端生命科学研究所)
16:40~16:50 休憩
16:50~17:20
パネルディスカッション「新技術は腸内フローラ研究に何をもたらすか」
…………片倉 啓雄(関西大学化学生命工学部)
17:20~17:25 閉会の辞……片倉 啓雄 (関西支部副支部長・関西大学化学生命工学部)
17:30~19:30 懇親会 レストラン紫紺(100周年記念会館内)
- 定員 150名
- 参加費 一般:1,000円(税込)、学生:無料
(当日会場受付にてお支払いください。)
- 懇親会会費 一般:4,000円(税込)、学生:2,000円(税込)
(当日会場受付にてお支払いください。)
- 申込み方法 氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel、E-mail)、懇親会参加の有無を明記して、*こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
*Safariの古いバージョンでは申し込みサイトにアクセスできない場合があります。Firefox、Chrome等別のブラウザをご利用ください。
- 申込み締切 2016年8月18日(木)17:00(定員になり次第、締め切ります。)
- 問合せ先
〒630-0192 生駒市高山町8916-5
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科
植物代謝制御研究室
公益社団法人 日本生物工学会
関西支部庶務担当 加藤 晃
TEL. 0743-72-5461 E-mail: kou@bs.naist.jp
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学会行事
Published by 支部:関西 on 04 12月 2015
⇒開催報告はこちら
日本生物工学会関西支部では、例会ならびに見学会/懇親会を下記の通り開催いたします。多数ご参加下さい。
- 日時 2016年2月10日(水)13:30~18:30
- 場所 白鶴酒造株式会社(神戸市東灘区住吉南町4-5-5)
- プログラム ⇒講演要旨はこちら
12:45~ 受付開始
13:30~13:40 開会の辞……高木 博史(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
13:40~14:20 「細菌の自殺制御系 toxin-antitoxin system の多様性とその応用」
……山口 良弘(大阪市立大学複合先端研究機構)
14:20~15:00 「アフリカの食料危機の一因となっている根寄生雑草の防除標的の探索」
……岡澤 敦司(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
15:00~15:10 休憩
15:10~15:50 「清酒のおいしさの解析に関する研究」
……玉田 佳大(白鶴酒造株式会社)
15:50~16:00 閉会の辞……加藤 晃(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
16:10~16:50 見学会 白鶴酒造株式会社 本店三号工場もしくは酒造資料館
(本店三号工場見学の申込み受付は終了しました)
17:00~18:30 懇親会 白鶴酒造株式会社
- 定員 70名(本店三号工場の見学には定員がございますので、WEBの申込みフォームよりお申込み下さい。)
- 参加費 1,000円(税込)/学生 無料(当日会場にてお支払い下さい)
- 懇親会会費 2,000円(税込)/学生 1,000 円(税込)(当日会場にてお支払い下さい)
- 申込み方法 氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel、E-mail)、本店三号工場見学会参加の有無、懇親会参加の有無を明記して、WEBのお申込フォームよりお申し込み下さい。
- 申込み締切 2016年2月5日(金)17:00(ただし定員になりしだい締め切らせていただきます)
- 交通
阪神住吉駅 徒歩約5分,JR住吉駅徒歩約15分 (それぞれ南へ徒歩)
http://www.hakutsuru.co.jp/community/common/map_shiryo.shtml
- 問合せ先
〒630-0192 生駒市高山町8916-5
公益社団法人 日本生物工学会 関西支部庶務担当 加藤 晃
TEL: 0743-72-5461 FAX: 0743-72-5469
E-mail: kou@bs.naist.jp
講演要旨
- 細菌の自殺制御系 toxin-antitoxin system の多様性とその応用(山口 良弘)
アポトーシス(機能的細胞死)およびプログラム細胞死は真核生物にのみ存在し、分化などに必須の機能であることが知られているが、原核生物にアポトーシスは存在しないのだろうか?近年、原核生物にも多数の toxin-antitoxin (TA) system と呼ばれる自殺遺伝子制御系が存在することが明らかとなり、様々な生理機能を有することが示唆されてきた。また、自殺遺伝子であるtoxinを利用して様々な応用技術が開発されている。私たちは、MazF toxin (ACA 配列特異的RNA分解酵素) を用いて RNA ウイルスであるヒト免疫不全ウイルス(HIV) や C型肝炎ウイルス(HCV) を細胞内から根絶できることが可能であることを示した。また、細胞内で目的タンパク質のみを発現できる “single protein production (SPP) system” をさらに応用し、目的タンパク質のアルギニン残基をすべて毒性があるカナバニン (アルギニン誘導体) に置換したタンパク質の創生に成功した。今回は、TA system の生理的役割およびこれまで開発した応用技術について紹介する。
- アフリカの食料危機の一因となっている根寄生雑草の防除標的の探索(岡澤敦司)
アフリカおよび地中海沿岸諸国を中心に、根寄生雑草による農作物への被害は年間一兆円に上ると推定されている。また、アフリカの開発途上国での農作物の減収は飢餓問題に直結するため、この問題の早期解決が求められている。これまでに多くの研究者らによって様々な防除方法が提案されてきたが、実用化にいたった例はなく、依然、根寄生雑草による被害は拡大中である。我々は、根寄生雑草に選択的な除草剤の開発に向けて、その標的となる分子を探索している。日本に帰化した根寄生植物であるヤセウツボ(Orobanche minor)を実験材料として、発芽種子のメタボローム解析を行ったところ、この過程でガラクトシルスクロースであるプランテオースが代謝されることが明らかとなった。本講演では、根寄生雑草の発芽におけるプランテオース代謝の重要性と、防除標的としての可能性について、これまでに得られている知見を紹介する
清酒の分析項目としては、日本酒度・アルコール度数・酸度・アミノ酸度が一般的であるが、それらの分析値が同一であっても清酒の味わいに違いが見られることがある。こうした味わいの違いを客観的な指標に落とし込むことができれば、清酒のおいしさの追求やおいしさを担保するような品質管理に役立てられると期待される。そこで我々は、味認識装置とメタボロミクス技術を組み合わせて、上記のような一般分析値では把握できないような清酒の酒質特性を客観的な指標に落とし込むことを試みている。本講演では、「白鶴錦を使用した大吟醸酒の酒質特性の解析」、「清酒の押し味の解析」の2つの具体的な事例を取り上げて、我々の取り組みを紹介する。
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学会行事
Published by 支部:関西 on 16 9月 2015
⇒開催報告はこちら
関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演頂き、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者、学生の方々に広く知って頂くことを目的としています。また、テーブルディスカッション、懇親会を通して学会などでは難しいこれら企業・研究機関の方との交流を深めて頂ければと考えております。是非奮ってご参加ください!
- 日時: 2015年11月12日(木)13:00 ~ 19:00
(懇親会 17:00~19:00)
- 会場:【講演会】京都市産業技術研究所 大ホール(京都リサーチパーク 西地区)
【懇親会】レストランPATIO(京都リサーチパーク内 東地区1号館1階)
- 参加費(すべて税込):
【講演会】一般:1,000円、学生:無料
【懇親会】一般:2,000円、学生:1,000円
※参加費は、当日受付にてお支払ください。
- 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。
- 定員: 50名
- 申込締切: 2015年10月16日(金)17:00(※ただし定員に達し次第締め切らせて頂きます)
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部若手企画委員 (大阪大学)原田 和生
TEL. 06-6879-8235 E-mail: harada6@phs.osaka-u.ac.jp
プログラム
- 13:00~13:10 「開会の辞」
……岡崎 悟志(大関株式会社 /関西支部若手企画委員会 世話人代表)
- 13:10~13:20 「京都市産業技術研究所の紹介」
……廣岡 青央((地独) 京都市産業技術研究所 バイオ系チーム)
- 13:20~13:50 「小川珈琲と珈琲業界のこれまでとこれから」
……沖永 憲生(小川珈琲株式会社)
小川珈琲の歴史と現在活動している事を解説する。合わせて大きく変化するコーヒー市場を時代の流れの中でとらえ、現在喫茶店が抱えている問題点や課題を明らかにすることによりコーヒーと喫茶店の未来を考察したい。
- 13:50~14:20 「京都の酒造会社としてのアプローチ」
…齊藤 透(齊藤酒造株式会社)
京都府だけの酒造好適米「祝」を中心に酒造りをする齊藤酒造の酒造りへの思いと清酒の楽しみの世界のご紹介を通じて業界の現状をお話します。
- 14:20~14:30 休憩
- 14:30~14:40 「奈良県産業振興総合センターの紹介」
…大橋 正孝(奈良県産業振興総合センター 生活・産業技術研究部)
- 14:40~15:10 「トウモロコシを原料とした機能性糖質L-アラビノースの開発」
…柴崎 賀彰(三和澱粉工業株式会社)
弊社は澱粉関連製品の研究開発、製造、販売を一貫して行う研究開発型の企業である。本会では、澱粉製造時の副産物であるトウモロコシの皮を原料として生産している機能性糖質の話題を中心に、業務内容などを交えて紹介する。
- 15:10~15:20 「大阪市立工業研究所の紹介」
…田中 重光((地独)大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部)
- 15:20~15:50 「130年目の挑戦」
…杉野 哲造(株式会社桃谷順天館 Next R&D研究所)
我々、桃谷順天館は今から130年前に・・・大切な人への想いからはじまりました。産学連携、西洋医学という現在の世にも通ずる研究から、今日でもニキビで悩むたくさんのお客様に愛される「美顔水」が開発されました。そのDNAは今日までつながれ、新たなイノベーションを起こすべく研究開発をすすめております。
- 15:50~16:00 休憩
- 16:00~16:45 テーブルディスカッション 講演者の方を囲んで交流を深めて頂きます!
- 17:00~19:00 懇親会
►関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 26 5月 2015
日時
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2015年8月20日(木)13:30~19:00
<講演>13:30~15:40(途中10分休憩有り)
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場所
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サントリーワールドリサーチセンター
京都府相楽郡精華町精華台8-1-1 Tel: 0774-66-1110
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参加費
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1,000円(税込)/学生 無料
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講演要旨
- 「意外と知らない硫黄同化を最大限に利用した有用物質生産」
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科 大津 巌生
生 物にとって炭素、窒素、硫黄は三大元素である。炭素源や窒素源が複数存在する場合、生物は、より好ましい栄養源を優先的に利用し代謝する機構が備わってい る。これはより効率的な代謝(同化、異化)が可能な栄養源を選択的に利用することで細胞の増殖速度を高め、生育する環境下でより早期に占有し、他の生物よ り優位な状況を確立するための生物の巧みな生存戦略の一つである。しかし、硫黄源の選択的利用に関する報告はなく、その機構については理解されていない。 そこで大腸菌における硫黄の選択的利用機構を利用したアミノ酸(システイン, エルゴチオネイン)発酵生産への応用について最新の情報を報告する。これらの知見を用いて、硫黄バランスで健康チェック可能なシステムの構築について紹介 する。
- 「増殖非依存型バイオプロセスによるバイオ燃料・グリーン化学品生産」
地球環境産業技術研究機構バイオ研究グループ 乾 将行
バ イオマス資源からのバイオ燃料やグリーン化学品製造を行う新規産業を意味するバイオリファイナリー社会の実現が近づいている。このような背景の下、 RITEではリグノセルロース系バイオマスを原料として、有用工業微生物コリネ型細菌を用いたバイオ燃料・グリーン化学品製造技術開発を行ってきた。我々 は、このコリネ型細菌が還元条件下では、増殖は抑制されるものの代謝機能は維持され、糖類を代謝し有機酸を効率よく生成する現象を見出した。これを基に、 高効率バイオプロセス“増殖非依存型バイオプロセス”の開発を進めている。本講演では、該バイオプロセスを用いた各種バイオリファイナリー製品の生産技術 開発の現状と今後の展望について紹介する。
- 「光合成機能を向上させた形質転換植物による代謝・形態形成制御機構の解明」
近畿大学農学部バイオサイエンス学科 田茂井 政宏
光 合成の過程において、カルビン回路により大気中のCO2を固定してショ糖やデンプンに変換するまでに多くのプロセスを含んでおり、ソース(光合成)能力、 シンク(貯蔵)能力および転流能力のバランスによって植物の炭素代謝は成り立っている。従って、植物の収量を増大させるにはこれらをバランス良く強化する ことが望ましいが、まずは光合成能力を向上させることが最も重要となる。一方、光合成により葉で作り出した糖と、根から吸収した窒素は、いずれもアミノ酸 などの主要な構成成分であり、植物細胞における炭素・窒素代謝物の相対量比(C/Nバランス)は厳密に制御を受けている。そこで、光合成炭素代謝に関連し た酵素遺伝子を導入した形質転換植物を用いて、光合成能およびソース・シンク器官の炭素代謝、さらには窒素代謝、形態形成などに及ぼす影響を検討し、光合 成増大および生育促進に関連する因子を網羅的に解析した結果について紹介する。
サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 研究部 松井 宏夫
ホッ プは麦芽・酵母と並んでビールにとって重要な原料である。ビール品質の苦味、香り、コクへの寄与が知られており、これらホップ由来の香味を制御する手段と して、品種の選択、ペレット・エキスなどの加工形態の選択、また、煮沸工程での投入タイミングの設定、酵母種の選択や発酵条件の検討が行われている。しか しながら、ホップは農作物であるためこれらを調整するだけでは狙いのビール品質を安定的に造りこむことは難しい。ホップ品質に影響を及ぼす要因として、気 温・雨量・土壌などの環境要因、株齢や栽培方法などの作業要因が挙げられる。本報告では、これら要因の中で制御可能である作業要因がホップ品質に及ぼす影 響について紹介する。
♦ 関連記事:【関西支部】 第107回醗酵学懇話会(2015/8/20)
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支部活動
Published by 支部:関西 on 26 5月 2015
盛会のうちに終了しました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちら
日本生物工学会関西支部では、第107回醗酵学懇話会を以下の通り開催いたします。
- 日時 2015年8月20日(木)13:30~19:00
- 場所 サントリーワールドリサーチセンター
(〒619-0238 京都府相楽郡精華町精華台8-1-1)
Tel: 0774-66-1110 ⇒アクセスマップ
- 講演(13:30~15:40 途中10分休憩有り)⇒講演要旨はこちら
「意外と知らない硫黄同化を最大限に利用した有用物質生産」
……大津 巌生(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
「増殖非依存型バイオプロセスによるバイオ燃料・グリーン化学品生産」
……乾 将行(地球環境産業技術研究機構バイオ研究グループ)
「光合成機能を向上させた形質転換植物による代謝・形態形成制御機構の解明」
……田茂井 政宏(近畿大学農学部バイオサイエンス学科)
「ホップ品質に影響を及ぼす栽培要因の制御」
……松井 宏夫(サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社 研究部)
- 見学(16:00~17:00) 国立国会図書館(京都府相楽郡精華町精華台8−1−3)
- 懇親会(17:20~19:00) サントリーワールドリサーチセンター食堂
- 定員 100名(定員になりしだい締め切ります)
- 参加費 1,000円(税込)/学生 無料(当日会場にてお支払い下さい)
- 懇親会会費 2,000円(税込)/学生 1,000 円(税込)(当日会場にてお支払い下さい)
- 申込み方法 氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel、E-mail)、懇親会参加の有無を明記して、WEBのお申込フォーム、または、下記の申込み・問合せ先にFaxまたはE-mailでお申し込み下さい。
- 申込み・問合せ先
〒630-0192 生駒市高山町8916-5
日本生物工学会 関西支部庶務担当 加藤 晃
TEL: 0743-72-5461 FAX: 0743-72-5469
E-mail: kou@bs.naist.jp
- 交通
【大阪方面から】
近鉄けいはんな線「学研奈良登美ヶ丘駅」より
→奈良交通バス(1時間に4~5本あります)に乗り換え約15分
→「国立国会図書館」停留所下車 徒歩約3分
【京都方面から】
近鉄京都線「新祝園駅」又はJR学研都市線「祝園駅」より
→奈良交通バス(1時間に5~6本あります)に乗り換え約10分
→「国立国会図書館」停留所下車 徒歩約3分/「国立国会図書館」停留所下車 徒歩約3分
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学会行事
Published by 支部:関西 on 09 2月 2015
関西支部主催行事
- 第107回醗酵学懇話会
⇒開催報告
日時 | 2015年8月20日(木)13:30~19:00 |
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場所 | サントリーワールドリサーチセンター(京都府相楽郡精華町精華台8-1-1) |
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関連行事
- TSB2015 「Current status of industrial biotechnology in Thailand and Japan」
⇒開催報告
これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 25 11月 2014
関西支部若手企画委員会では2014年9月18日(木)~19日(金)の2日間、合宿形式のワークショップを関西セミナーハウス(京都市左京区)にて開催しました。
今回は第1回目の企画であることから、若手企画委員間のコミュニケーションを深めることに重点を置き、クローズド(若手企画委員16名および講師3名のみ)での開催としました。また、各委員の研究・業務内容紹介に加え、生物工学とは直接関連しない業種で活躍されている方を講師に招き、研究開発だけでなく、業界に関する幅広い話題や、生物工学分野とは異なる視点からの事業戦略などについてご講演いただきました。
ライオン株式会社の大寺基靖様からはラクトフェリンのサプリを発売した経緯や失敗談、研究指針、人材育成の話など、大阪ガス行動観察研究所の越野孝史様からは、実際に人間の行動を見ることによって意識下にある潜在的なニーズを探るとともに様々な改善を提案する「行動観察」について、株式会社Zaimの閑歳孝子様からは、スマートフォン向けアプリの家計簿サービス「Zaim」の開発・運用について、興味深い講演をいただきました。
若手企画委員会では今後も引き続き、次世代を担える人材の育成とネットワークの形成を目的とした企画を検討していく予定ですので、ご支援ご協力のほど宜しくお願い致します。
(関西支部若手企画委員会)

第1回「若手企画委員会ワークショップ」集合写真
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新着情報
Published by 支部:関西 on 14 11月 2014
2014年10月30日、月桂冠株式会社昭和蔵ホールにて日本生物工学会関西支部主催の国際ワークシップ“Workshop on Asian Brewery Technology”が開催されました。中国江南大学からJian Chen学長、Guocheng Du教授、Jianghua Li教授を招聘するとともに、本会からは奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科より渡辺大輔先生、月桂冠株式会社から小高敦史氏、菊正宗酒造株式会社から増田康之氏を招いて醸造学をテーマにした講演会が開かれました。

Chen先生
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渡辺先生
江南大学は醸造学、食品科学の分野で中国トップクラスの研究業績を誇っており、Chen学長からは中国におけるこれまでの研究開発の動向から、江南大学での最先端の研究内容について、1時間に渡り詳しくご紹介いただきました。
渡辺先生からは網羅的な遺伝子発現解析手法等を活用した酒造酵母の最先端の評価・解析内容について、小高氏からは醸造酵母の特性や独自の育種技術について、増田氏からは菊正宗の代名詞である生もと造りについて、興味深い講演をいただきました。
どの講演も時間を忘れるほどの充実した内容で、講演後の質疑応答では活発な意見交換が交わされ大いに盛り上がりました。さらに、講演会の後は少人数でのテーブルディスカッションを英語で行うことにより招聘した研究者らと国際交流を促進いたしました。
本ワークショップは産学官の若手研究者・技術者の育成と国際化を目的として開催され、産官学から24名の参加者を得て、積極的な議論を行うができました。参加した若手研究者からは、日頃機会のない英語での研究討論で大いに刺激を受けたという声が多数寄せられました。今後も引き続き、さらなる英語教育と国際交流の促進を深めるための企画を検討していく予定です。
(関西支部庶務幹事 蓮沼 誠久)
講演会での質疑応答風景
テーブルディスカッションの様子
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新着情報
Published by 支部:関西 on 06 10月 2014
関西支部主催行事
- 若手企画委員会ワークショップ
⇒開催報告はこちら日時 | 2014年9月18日(木)~19日(金) |
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場所 | 関西セミナーハウス(京都市左京区) |
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- 国際ワークショップ2014 “Workshop on Asian Brewery Technology”
⇒開催報告はこちら日時 | 2014年10月30日(木) |
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場所 | 月桂冠株式会社昭和蔵ホール |
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これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 06 10月 2014
⇒開催報告はこちら
- 日時: 2015年1月27日(火)13:30~18:00
- 場所: 黄桜株式会社(京都市伏見区横大路下三栖梶原町53)
TEL/FAX: 075-611-4129 (担当:研究所 古川 幸子)
⇒アクセスマップ
- 講演:(13:30~15:00)⇒講演要旨はこちら
「食の循環の健全化に向けた微生物科学研究」
…島 純(龍谷大学法学部及び農学研究所)
「糸状菌の生理活性物質生産に関する研究」
…木下 浩(大阪大学生物工学国際交流センター)
「山廃酒母の安定製造と酒質の多様化について」
…北岡 篤士(黄桜株式会社研究所)
- 見学: 黄桜株式会社 15:00~16:30
- 懇親会: キザクラカッパカントリー 17:00~19:00
- 定員: 90名(定員になりしだい締め切ります。)
- 参加費: 1,000円(税込)・学生は無料
- 懇親会会費: 3,000円(税込)
(参加費、懇親会費は当日会場にてお支払い下さい。)
- 申込み方法: 氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(TEL、E-mail)、懇親会の出欠を明記の上、お申込フォーム、または、下記の申込み・問合せ先にFAXまたはE-mailでお申し込み下さい。
- 申込先: 〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1
神戸大学自然科学系先端融合研究環 関西支部庶務担当 蓮沼 誠久
TEL/FAX. 078-803-6202 E-mail: hasunuma@port.kobe-u.ac.jp
- 交通: 近鉄桃山御陵前駅より徒歩15分、もしくは京阪中書島駅より徒歩20分
「食の循環の健全化に向けた微生物科学研究」
龍谷大学法学部及び農学研究所 島 純
食品ロス(食べられる状態にありながら廃棄されている食品)や食品廃棄物の問題が顕在化している情勢を鑑み、微生物機能利用による食の循環の健全化を介した環境保全技術構築に資することを目的に研究を行った。すなわち、食品製造プロセスの効率化による食品ロスの低減及び食品廃棄物等からの有用物質生産の両面から研究を実施した。本発表では、1) 酵母の環境ストレス耐性機構の解析と食品製造への応用、2)有機酸耐性機構の解明と新規バイオ燃料生産プロセスの構築、3)ノンコンベショナル酵母の機能探索と油脂等の有用物質生産への応用、に関する研究結果を紹介する。
「糸状菌の生理活性物質生産に関する研究」
大阪大学生物工学国際交流センター 木下 浩
一般的にカビ(糸状菌)は食物を腐敗させたり、アレルギーの原因になったりするために、嫌悪されることが多い微生物であるが、発酵食品産業にとっては多大な貢献をしている有益な菌群でもある。特に日本においては、国菌と称される麹菌が日本酒、醤油、味噌作りなど、多岐にわたって利用され和食文化を支えている。また、近年では糸状菌から抗生物質など数多くの生理活性物質が発見されており、新規化合物の主要な探索源ともなっている。しかしながら、糸状菌における遺伝子組換には様々な困難な問題があったため、近年まで分子生物学的手法による研究は特定の菌に限られていた。今回は、糸状菌からの新規生理活性物質の単離から、生合成遺伝子の同定、麹菌を用いた異種生産系の構築に至る研究過程を通じて確立した汎用的な遺伝子工学的技術について報告する。今後、開発した技術を用いて糸状菌の潜在能力を最大限利用し、社会への貢献を目指している。
「山廃酒母の安定製造と酒質の多様化について」
黄桜株式会社研究所 北岡 篤士
山廃酒母は仕込み時に乳酸添加を行わず、乳酸菌をはじめ複数の微生物の働きを利用することで制菌し安全な酵母の発酵を促すユニークな醸造方法である。一般に山廃酒母は、硝酸還元菌と球状乳酸菌(Leuconostoc mesenteroides)、桿状乳酸菌(Lactobacillus sakei)が順に微生物遷移を起こすとされている。近年衛生環境が改善される反面、こうした微生物の酒母への持ち込み量は減少し、安定した酒母の育成が難しくなりつつある。このため、当社では山廃酒母から有用な硝酸還元菌と乳酸菌を単離し、安定した酒母の育成を可能とした。さらに乳酸菌種と酵母種の組み合わせを検討することで、酒質にバリエーションをつけることが可能となった。実際の醸造現場における山廃酒母の製造方法について解説するとともに、自社の山廃酒母の微生物遷移の様子を紹介する。
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学会行事
Published by 支部:関西 on 16 5月 2014
⇒開催報告はこちら
日本生物工学会関西支部では、第105回醗酵学懇話会を以下の通り開催いたします。
- 日時 2014年8月19日(火)13:30~18:00
- 場所 キリンビール(株)神戸工場
(〒651-1516 兵庫県神戸市北区赤松台2-1-1)
Tel: 078-986-8005
- 講演(13:30~15:00)
「キリン一番搾り生ビールのおいしさとこだわりについて」
……野口 勝弘(キリンビール (株) 神戸工場 )
⇒講演要旨はこちら
「代謝デザインへ向けたシステムバイオロジー」
……古澤 力(理化学研究所 生命システム研究センター)
⇒講演要旨はこちら
- 見学(15:00~15:50 ) キリンビール(株)神戸工場
- 懇親会(16:00~17:30) キリンビアパーク神戸
- 定員 80名(定員になりしだい締め切ります)
- 参加費 1,000円(不課税)/学生 無料(当日会場にてお支払い下さい)
- 懇親会会費 2,000円/学生 1,000 円(当日会場にてお支払い下さい)
- 申込み方法 氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel、E-mail)、懇親会参加の有無を明記して、WEBのお申込フォーム、または、下記の申込み・問合せ先にFaxまたはE-mailでお申し込み下さい。
- 申込み・問い合わせ先
〒657-8501
神戸市灘区六甲台町 1-1 神戸大学自然科学系先端融合研究環
日本生物工学会 関西支部庶務担当
蓮沼 誠久
TEL.&FAX: 078-803-6202
E-mail: hasunuma@port.kobe-u.ac.jp
- 交通
JR福知山線三田駅前から懇話会出席者専用の送迎バス(日本交通株式会社)を運行します。12:30に出発いたしますので、ホテルメルクス向かい側(地図参照)からご乗車ください。タクシーの場合、三田駅前からキリンビール神戸工場までは2300円程度です。
講演要旨
- 「キリン一番搾り生ビールのおいしさとこだわりについて」
キリンビール株式会社 神戸工場 醸造エネルギー担当 野口 勝弘
麦芽100%ビールは、麦本来のうまみが味わえる一方で、「重厚な、渋み、雑味が多い」味わいになってしまうことがデメリットとして挙げられる。そこで、 当社の一番搾り生ビールでは、一番搾り製法を用いることで、渋みや雑味を低減し、麦本来のうまみが純粋に感じられる味わいに仕上げている。
一番搾り製法 は、世界的にも極めてユニークな製法であるが、通常ビールを製造する際、麦の皮を取り除く麦汁濾過工程で、もろみから自然に流れ出る一番搾りと皮の周りに ついたエキス分を洗い流す二番搾りを合わせて使用する。二番搾りを用いる理由は、エキス損失を抑える経済的な理由とともに、皮から抽出されるポリフェノー ル類に由来する渋みが味全体にコクを付与するためである、一番搾りはそのコンセプト上、すっきりした味わいを大事にしていることからあえて二番搾りは使用せず一番搾りのみを用いることにした。本年度は、すっきりした味わいを更に強化させ、チェコ産のファインアロマホップもふんだんに使うことで一番搾りを進 化させるリニューアルを行った。
理化学研究所 生命システム研究センター 古澤 力
多くの微生物のゲノムが解読され、主要な代謝経路や遺伝子機能の多くが明らかになった今日、バイオプロセスの標的生産物質の収率や生産性を改変する合理 的、かつ体系的な「代謝デザイン」の手法の確立が重要となっている。本講演では、代謝デザインへ向けて我々のグループで行っている以下の2つの試みを紹介 する。
- in silico 代謝シミュレーションによる代謝デザインとその実験的検証。ゲノムスケールの代謝モデルを用い、標的生産物質の収率を上昇させる遺伝子改変を計算機上で予測する手法を開発し、その実験的検証を行った。
- 大腸菌の進化実験を用いた環境ストレス耐性機構の解析。様々な環境ストレスの下で長期植え継ぎ培養による進化実験を行い、次世代シーケンサによる変異解析、トランスクリプトーム解析、メタボローム解析を組み合わせることにより、ストレス耐性獲得の分子機構を解析した。
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学会行事
Published by 支部:関西 on 05 11月 2013
⇒開催報告はこちら
- 日時: 2014年2月13日(木)13:30~18:00
- 場所: 辰馬本家酒造株式会社(〒662-8510 兵庫県西宮市建石町2番10号)
Tel: 0798-32-2831(担当:研究開発室 酒井 大樹)
- 講演:(13:30~15:20)
「細胞内外で機能する核酸分子の設計開発」⇒講演要旨はこちら
…三好 大輔(甲南大学フロンティアサイエンス学部 先端生命工学研究所)
「灘酒プロジェクトの取り組みについて」⇒講演要旨はこちら
…小川 義明(辰馬本家酒造株式会社 製造部)

- 見学: 辰馬本家酒造株式会社 15:30~16:20
- 懇親会: 辰馬本家酒造株式会社 16:30~18:00
- 定員: 80名(定員になりしだい締め切ります。)
- 参加費: 1,000円(不課税)・学生は無料
- 懇親会会費: 2,000円(税込)・学生は1,000円(税込)
(参加費、懇親会費は当日会場にてお支払い下さい。)
- 申込み方法: 氏名、一般・学生の別、所属、連絡先(TEL、E-mail)、懇親会の出欠を明記の上、お申込フォーム、または、下記の申込み・問合せ先にFAXまたはE-mailでお申し込み下さい。
- 申込先: 〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1
神戸大学自然科学系先端融合研究環 関西支部庶務担当 蓮沼 誠久
TEL/FAX. 078-803-6202 E-mail: hasunuma@port.kobe-u.ac.jp
- 交通: 阪神西宮駅より南西へ徒歩18分、もしくは、阪急西宮北口駅、JR西宮駅より阪急バス22、23、23A系統「朝凪町」行き「東町」下車、西へ徒歩10分
「細胞内外で機能する核酸分子の設計開発」
甲南大学フロンティアサイエンス学部 先端生命工学研究所 三好 大輔
希薄で均一な試験管内とは異なり、細胞内はタンパク質などの生体高分子や代謝産物などの低分子化合物が高濃度に存在するため、きわめて分子が込み合った状態にある。このように分子が込み合った状態は、「分子クラウディング状態」と呼ばれる。細胞内の生体分子の濃度は、400 g/Lにも達し、細胞内の40%程度を占有している。この占有率は、さまざまな物質の結晶内での占有率と同等であり、細胞内環境が試験管内環境とまったく異なることが明らかである。そのため、細胞内で機能する分子を合理的に設計開発するためには、分子の諸性質や機能に及ぼす分子クラウディングの効果を解明することが必要である。
本発表では、核酸の構造やその安定性に及ぼす分子クラウディングの効果を報告する。また、分子クラウディングをはじめとする細胞内環境因子に応答してスイッチする核酸の構造を利用した、細胞内外で機能する分子の開発例についても紹介する。
「灘酒プロジェクトの取り組みについて」
辰馬本家酒造株式会社 製造部 小川 義明
江戸時代より酒どころとして醸造技術が培われてきた灘。しかし日本酒の消費低迷とともに、灘酒のブランド力も徐々に低下していた。そこで灘酒研究会では、「灘」を元気に盛り上げるため醸造技術者たちが企業の枠を超えて集結し、酒質審査委員会を立ち上げた。その活動のひとつ灘酒プロジェクトは、兵庫県産米のみを使用して各蔵の伝統と技術により醸した純米酒「灘の生一本」を、消費者にわかりやすい表示、裏付けられた品質とすることをめざした。これにはまず各社の自主基準であった味や香りの表現を統一することが必要であった。同時にプロファイリング法を用いて、商品の酒質表現が適正であるかを評価するシステムを構築した。このように個性的でおいしい日本酒造りはもちろんのこと、酒質表示や品質保証の取組みを推進して、消費者に灘酒の新たな魅力を発信し、灘酒ブランドの向上をめざし活動している。
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学会行事
Published by 支部:関西 on 08 10月 2013
タンパク質構造解析や各種オミクス、マイクロデバイス加工などの技術が発展し、生物機能の人為的改良技術はその精度が向上してきました。一方、既存の改良技術は、研究者の試行錯誤に負う部分が多く、未だ「合理的」な育種・改良技術を手にするには至っていません。また、モデル生物以外の生物種や遺伝子組換え技術による発現が困難なタンパク質など、既存の方法では改良の難しい生物材料も多く存在しています。
2013年度日本生物工学会技術セミナー「生物機能エンジニアリングの最前線」では、これらの欠点を補う次世代型の生物機能改良技術の開発や、生物機能を最大限に発揮させるデバイス開発に取り組む講師を招き、各技術を紹介いただくとともに、そのフィージビリティーについて議論したいと考えています。また、独自の改良技術をベースに、新産業創出に挑むベンチャー企業からもその取り組みを話していただきます。
日時 | 2014年1月15日(水)10:00~18:00 |
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会場 | 神戸大学 瀧川記念学術交流会館 (六甲台第2キャンパス)
(〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1) |
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定員 | 120名 |
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参加費 | 一般:1,000円(税込) 学生:無料
懇親会費: 3,000円(税込) |
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申込み方法 | 名前、一般・学生の別、所属、連絡先(Tel・E-mail)、懇親会参加の有無を明記の上、お申込フォーム、または下記の申込み・問合せ先にFax、あるいはE-mailでお申し込み下さい。参加費等は当日受付にてお支払い下さい。 |
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申込
問合せ先 | 日本生物工学会 関西支部庶務幹事
蓮沼 誠久(神戸大学自然科学系先端融合研究環)
FAX:078-803-6202 E-mail: hasunuma@port.kobe-u.ac.jp |
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プログラム
10:00~10:10 開会の辞………………日本生物工学会関西支部長 近藤 昭彦
第1部 分子機能エンジニアリングのための新技術
- 10:10~10:50 無細胞系を用いたタンパク質エンジニアリングの新技術
……松浦 友亮(大阪大学大学院工学研究科)
- 10:50~11:30 計算化学が切り開くタンパク質の斬新な機能解析と設計方法
……田村 隆(岡山大学大学院環境生命科学研究科)
- 11:30~12:10 マイクロ・ナノ加工技術とバイオセンシングデバイス、その実用化に向けて
……齋藤 真人(大阪大学大学院工学研究科)
12:10~13:30 (昼 食・休 憩)
第2部 微生物機能エンジニアリングのための新技術
- 13:30~14:10 耐熱性酵素を用いたミニマムエンザイムファクトリーの創出
……本田 孝祐(大阪大学大学院工学研究科)
- 14:10~14:50 知識拡張による代謝デザインとその展開
……荒木 通啓(神戸大学自然科学系先端融合研究環)
- 14:50~15:30 接合伝達を活用した超高効率細胞内機能ネットワーク解析
……森 浩禎(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
15:30~15:45 (休 憩)
第3部 新技術から産業創出へ
- 15:45~16:25 酵母の新しいストレス耐性機構の解析と育種への応用
……高木 博史(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
- 16:25~17:05 不均衡変異導入法による有用微生物の育種
……釘宮 理恵(株式会社ネオ・モルガン研究所)
- 17:05~17:45 民間企業における次世代シーケンサー(NGS)の導入と活用
……塚原 正俊(株式会社バイオジェット)
17:45~17:50 閉会の辞………………日本生物工学会会長 園元 謙二
18:10~20:00 懇親会(瀧川記念学術交流会館 1F)
►関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 03 6月 2013
⇒開催報告はこちら
日本生物工学会関西支部では、第103回醗酵学懇話会を以下の通り開催いたします。
- 日時 2013年8月30日(金)13:30~18:00
- 場所 アサヒビール(株) 吹田工場 (〒564-0071 吹田市西の庄 1-45) ⇒アクセス
Tel: 06-6388-1231(担当:醸造部 福井)
JR 東海道線「吹田駅」徒歩 10 分、阪急千里線「吹田駅」徒歩 5 分
西門にお起し下さい。
- 講演(13:30~15:20)
「乳酸菌と酵母のコミュニケーション」 ⇒講演要旨はこちら
…………(関西大学化学生命工学部)片倉 啓雄
「ホップのプレイソ化による苦味利用率の向上とビールの苦味質評価」 ⇒講演要旨はこちら
…………(アサヒビール株式会社吹田工場醸造部)瀧下 誠一
- 見学(15:30~16:20) アサヒビール(株) 吹田工場
- 懇親会(16:30~18:00) アサヒビール(株) 吹田工場
- 参加費 1,000円(不課税)/学生 無料(当日会場にてお支払い下さい)
- 懇親会会費 2,000円/学生 1,000 円(当日会場にてお支払い下さい)
- 定員 80名(定員になりしだい締め切ります)
- 問い合わせ先
〒657-8501
神戸市灘区六甲台町 1-1 神戸大学自然科学系先端融合研究環
日本生物工学会 関西支部庶務担当
蓮沼 誠久
TEL.&FAX: 078-803-6202
E-mail: hasunuma@port.kobe-u.ac.jp
講演要旨
関西大学化学生命工学部 片倉 啓雄
多くの発酵食品には乳酸菌と酵母が共存し共生関係にある。彼らの共生には、一方の生産物が他方の基質になる、一方が他方の阻害物を除去(分解)する、一方が作る加水分解酵素で他方も基質を得る、一方が作る抗菌物質で他方も競合を免れるなどのパターンがあるが、何れの場合においても、両者がバラバラに存在するよりも、接着して存在する方が有利になる。
本講演では、まず、酵母との共培養によって乳酸菌の細胞外多糖の生産性を向上させた研究を紹介する。そして、この研究に端を発して、乳酸菌はその細胞表層にDnaKをはじめとする細胞内タンパク質を酵母との接着タンパク質として提示すること、乳酸菌はこれらの接着タンパク質によって、酵母だけでなく、腸管のムチンや食物繊維とも相互作用することなどを明らかにしたので、将来のプロバイオティクスへの応用の可能性を含めて紹介する。
- 「ホップのプレイソ化による苦味利用率の向上とビールの苦味質評価」
アサヒビール株式会社 吹田工場醸造部 瀧下 誠一
ホップはビールに苦味を付与する重要な原料である。ビール醸造工程の麦汁煮沸という工程中にホップを添加すると、熱によりホップ中のフムロン等のα酸が、イソフムロン等のイソα酸に変換(イソ化)されることにより、苦味が付与される。一般的には、麦汁とホップを同一の容器で煮沸するのだが、アサヒビールではホップを麦汁とは別々に煮沸するための小容器PIE (Pre-Isomeriser & Evaporator)を開発した。これにより、省エネ・苦味利用率の向上(少ないホップ量で同等の苦味を得ることができる)が実現可能というメリットが得られた。
本設備は、アサヒビールの国内8工場中5工場に実用展開されている。本講演では、アサヒビールとドイツのミュンヘン工科大学との共同研究として、パイロットプラントスケールの醸造設備およびPIEを使用したさらなる苦味利用率の向上、またそのときのビールの苦味質の評価に取り組んだのでこれらについて紹介する。
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学会行事
Published by 支部:関西 on 28 3月 2013
関西支部主催行事
- 第103回醗酵学懇話会
⇒開催報告
日時 | 2013年8月30日(金)13:30~18:00 |
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場所 | アサヒビール株式会社 吹田工場 (〒564-0071 吹田市西の庄 1-45) |
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- 第104回醗酵学懇話会
⇒開催報告
日時 | 2014年2月13日(木)13:30~18:00 |
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場所 | 辰馬本家酒造株式会社(〒662-8510 兵庫県西宮市建石町2番10号) |
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これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 10 12月 2012
日時
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2013年2月8日(金)13:30~18:00
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場所
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月桂冠株式会社 昭和蔵工場(〒612-8361 京都市伏見区片原町 300)
⇒アクセスマップ
京阪京都線「中書島駅」から徒歩5分、近鉄京都線「桃山御陵前駅」から徒歩10分
TEL. 075-623-2130(担当:総合研究所 秦・堤)
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講演
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(13:30~15:20)
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見学
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月桂冠(株) 大蔵記念館 15:30~16:20
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懇親会
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月桂冠(株) 昭和蔵工場 16:30~18:00
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定員
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80名(定員になりしだい締め切ります)
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参加費
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1,000円(不課税)
学生は無料
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懇親会会費
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2,000円・学生は1,000円(税込)
参加費、懇親会費は当日会場にてお支払い下さい。
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申込み方法
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氏名・連絡先・TEL・懇親会の出欠を明記の上、下記宛にお申し込み下さい。
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申込先
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大阪府立大学生命環境科学研究科
関西支部庶務担当
岡澤 敦司
TEL. 072-254-7341
E-mail: okazawa@plant.osakafu-u.ac.jp
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C1酵母による異種遺伝子発現を制御発酵から考える
京都大学大学院農学研究科 応用生命科学専攻 阪井 康能・由里本 博也
アミノ・核酸発酵などの代謝制御発酵は、生産代謝に関する生化学と生産菌の育種・培養法などの応用技術が表裏一体となり確立した。メタノール資化性酵母(C1酵母)は、強力な分泌系とメタノール誘導性プロモーターを特徴とした異種遺伝子発現宿主として、またその一方で、オルガネラ動態に関する分子細胞生物学のモデル生物として知られている。タンパク質生産においては最適の宿主を選抜するのが一般的で、「代謝制御発酵」のような戦略的アプローチがない。また、どの宿主を用いてもタンパク質の高生産が困難なものがある。有用タンパク質生産が基盤とするのはセントラルドグマをパラダイムとする分子細胞生物学であるが、異種遺伝子発現に関しては代謝制御発酵のような生産戦略が確立していない。
本講演では分子細胞生物学を礎とする「分子細胞制御発酵」について誘導性遺伝子発現から分解に至る、タンパク質の一生と細胞内輸送の分子メカニズムやその応用例など、C1酵母によるタンパク質生産にまつわる話題を提供する。
麹菌が生産する環状ペプチド-デフェリフェリクリシン-の大量製造技術の開発とその応用
月桂冠株式会社 総合研究所 戸所 健彦
麹菌は清酒等の醸造に用いられるだけでなく、その多様な代謝産物は酵素剤や化粧品原料等としても幅広く利用されている。麹菌が生産するデフェリフェリクリシン(Dfcy)は六員環の環状ペプチドで、鉄イオンと特異的に強く結合することで赤色のフェリクリシン(Fcy)になる。Fcyを代表とするフェリクローム類は清酒の着色原因物質として1967年に単離・同定された。Fcyは他の鉄化合物と比較して特出した水溶性を持つほか、鉄特有の味・においがしないことから食品素材として優れており、鉄補給食品等への応用も期待される。また、鉄が結合していないDfcyにも鉄キレート剤等としての利用が期待される。
本講演では、Dfcyの大量生産を初めて可能にした製造技術の開発とDfcy/Fcyの今後の応用の可能性について紹介する。
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学会行事
Published by 支部:関西 on 26 6月 2012
- 日時: 2012年8月31日(金)13:00~
- 場所: サントリー京都ビール工場(〒617-8530 長岡京市調子3-1-1)TEL. 075-952-2020
- 講演(13:00~14:50)
「持続的社会と健やかな生活のための微生物機能開発-肝心要は根と腸管-」
…(京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻)小川 順
「青いバラ『APPLAUSE』の誕生-植物バイオの未来を切り拓く-」
…(サントリービジネスエキスパート株式会社 植物科学研究所)中村 典子
⇒このページの印刷用PDF
はこちら
- 見学: サントリー京都ビール工場 15:00~15:50
- 試飲会: サントリー京都ビール工場 16:00~17:00
- 参加費: 1,000円(不課税)
当日会場にてお支払い下さい。学生は無料。
*試飲会は参加費無料
- 定員: 80名(定員になりしだい締め切ります)
- 申込み方法: 氏名連絡先TEL試飲会の出欠を明記の上、下記宛にお申し込み下さい。
- 申込先: 大阪府立大学生命環境科学研究科
関西支部庶務担当
岡澤 敦司
TEL.&FAX. 072-254-7341
E-mail:
- 交通: JR京都線「長岡京駅」阪急京都線
「長岡天神駅」よりタクシーで10分
*ご参加の方は工場門の左手にある保安室にお越し頂きますようお願いいたします。
「持続的社会と健やかな生活のための微生物機能開発-肝心要は根と腸管」
京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻 小川 順
これからの地球社会が目指しているものは資源・エネルギー・食糧が安定供給されうる持続可能で健康的な社会であろう。地球上では物質は様々に形を変えつつ循環しておりそのためのエネルギーは根源的には太陽から供給されている。したがって持続的社会とは供給された太陽エネルギー量に見合った健やかなる物質循環と授受関係にある生物間の健全な相互作用が実現されている状態であると言えよう。このような健やかな循環・相互作用において地球上に広く存在し多様な機能を担う微生物が果たす役割は大きい。
本講演では持続可能で健康的な社会の創出に資する微生物機能開発を原料転換・バイオプロセス開発・環境保全・健康志向・食糧生産を切り口に俯瞰するとともに相互作用下での微生物機能発現の場として重要な根圏と腸管を対象とした研究を紹介する。
「青いバラ『APPLAUSE』の誕生-植物バイオの未来を切り拓く-」
サントリービジネスエキスパート株式会社 植物科学研究所 中村 典子
花の色は多彩ですがバラカーネーションキクなどには紫から青い色の品種がありません。多くの青い花にはデルフィニジンと呼ばれる青い色素が含まれていますが青くない花にはこの色素を作る能力があまりありません。青い花を作るには遺伝子組換え技術を用いてデルフィニジンを合成する能力をバラなどに与える必要があります。しかし遺伝子組換え植物の販売には「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)に基づいて生物多様性影響評価を行い大臣承認を得ることが必要です。
本講演は日本での遺伝子組換え植物の実用化におけるフロントランナーとしてサントリーが経験したさまざまな事例についてご紹介します。
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学会行事
Published by 支部:関西 on 23 4月 2012
- 第102回醗酵学懇話会
⇒開催報告
日時 | 2013年2月8日(金)13:30~18:00 |
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場所 | 月桂冠株式会社 昭和蔵工場(〒612-8361 京都市伏見区片原町 300) |
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これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 12 12月 2011
阪神電車もしくは阪急電車の今津駅より徒歩10分
参加される方は、必ず本社工場の受付にお越し頂きますようお願いいたします。

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支部活動
Published by 支部:関西 on 12 12月 2011
日時
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2012年2月3日(金)13:00~18:00
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場所
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大関(株) 本社工場 (西宮市今津出在家町4-9 Tel: 0798-32-2011)
阪神電車もしくは阪急電車の今津駅より徒歩10分→ アクセスマップ
ご参加の方は必ず本社工場の受付にお越し頂きますようお願いいたします。
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見学
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大関(株) 本社工場 13:00~13:50
(希望者50名のみ、学生を優先とさせて頂きます)
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講演
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大関(株)瓶詰工場 4F大ホール 14:00~16:30- 「アジアにおけるバイオテクノロジー分野の国際交流活動に関わって」
…吉田 敏臣(大阪府環境農林水産総合研究所長・大阪大学名誉教授)
- 「酵母に学ぶ健康法」
…永井 史郎 (広島大学名誉教授)
- 「酒粕から生まれた機能性新素材」
…峰時 俊貴(大関株式会社 総合研究所)
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懇親会
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大関(株)社員食堂 16:30~18:00
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参加費
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懇話会: 1,000円(不課税)、学生無料
懇親会: 2,000円(税込)、学生1,000円(税込)
(いずれも当日会場にてお支払い下さい)
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定員
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80名 (定員になりしだい締め切ります)
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申込方法
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氏名、連絡先、TEL、懇親会の出欠を明記の上、下記宛にお申し込み下さい。
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申込先
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大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻
関西支部庶務担当 岡澤 敦司
Tel: & Fax: 06-6879-7425
E-mail:
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講演1 「アジアにおけるバイオテクノロジー分野の国際交流活動に関わって」
大阪府環境農林水産総合研究所長・大阪大学名誉教授 吉田 敏臣
約40年前に始まったアジアを対象とする微生物学国際研修講座による若手研究者育成事業、ならびに拠点大学方式による生物工学分野における国際学術交流事業、バンコク事務所を拠点とする日本学術振興会の国際交流推進活動、そして、アジアバイオテクノロジー学協会連合創設の活動など、アジアにおけるバイオテクノロジー分野の国際交流活動などについて紹介する。
講演2 「酵母に学ぶ健康法」
広島大学名誉教授 永井 史郎
この60年間、飽食時代は延々と続いており、高齢化社会では動脈硬化、糖尿病、認知症、がん、骨質低下などいわゆる生活習慣病が蔓延している。一方、カロリー制限(70%)にして培養した酵母菌の寿命が 30% UP する事実が発見され(2000年)、長寿遺伝子(サーチュイン)の存在が実証され、線虫、マウス、ヒトに共通する根源的な遺伝子として注目されている。正常な細胞周期の乱れは老化、がんを誘発するが、これらも過食がもたらす糖化ストレス(ブドウ糖とタンパク質複合体)とミトコンドリアにおける酸化ストレス(活性酸素)が要因であるなど考えてみたい。
講演3 「酒粕から生まれた機能性新素材」
大関株式会社 総合研究所 峰時 俊貴
醸造副産物として長い食経験に裏打ちされた安全・安心な素材である酒粕中には、米、米麹、酵母などに由来した多くの有用成分が含まれ、これまでにも様々な生理機能が報告されている。本講演では酒粕の有効利用を目的として、複数の食物繊維様成分に着目した機能性食品素材、及び耐酸性と冷凍耐性に優れた乳化剤の開発について紹介する。
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学会行事,支部活動
Published by 支部:関西 on 25 6月 2011
- 日時: 2011年8月5日(金)13:00~17:30
- 場所: キリンビール株式会社 神戸工場
〒651-1516 神戸市北区赤松台2-1-1 TEL. 078-986-8001
- 講演(13:00~14:50):
「シンセティックバイオエンジニアリングによるバイオエタノール生産酵母の育種」
…(神戸大学自然科学系先端融合研究環)蓮沼 誠久
「食用酵母Candida utilisを用いた有用化合物の生産」
…(キリンホールディングス 株式会社 技術戦略部 フロンティア技術研究所)生嶋 茂仁
- 見学: キリンビール神戸工場(15:00~15:50)
- 懇親会: キリンビール神戸工場(16:00~17:30)
- 参加費: 1,000円(不課税・学生無料)
*当日会場にてお支払い下さい
- 懇親会会費: 2,000円 学生 1,000円(税込み)
*当日会場にてお支払い下さい
- 定員: 70名(定員になりしだい締め切ります)
- 申込み方法: 氏名、連絡先、TEL、懇親会の出欠を明記の上、下記宛にお申し込み下さい。
- 申込先: 大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻
日本生物工学会 関西支部庶務担当
岡澤 敦司
TEL.&FAX. 06-6879-7425
E-mail:
- 交通: JR福知山線三田駅前から懇話会出席者専用の送迎バスを運行する予定にしています。詳細は参加申込者に直接ご連絡いたします。三田駅前からキリンビール神戸工場まではタクシーで2,300円程度です。
「シンセティックバイオエンジニアリングによるバイオエタノール生産酵母の育種」
神戸大学自然科学系先端融合研究環 蓮沼 誠久
近年、再生可能で食糧と競合しないリグノセルロース系バイオマス資源を原料としたエタノール生産に注目が集まっている。バイオエタノール生産プロセスにおいて、酵母を用いた発酵工程では、バイオマスの前処理工程で生成する酢酸やギ酸、フルフラールによる発酵阻害が問題となっており、酵母育種の観点からは発酵阻害物耐性を有する酵母の創製が求められているが、発酵阻害の分子メカニズムが明らかになっていないため、耐性を付与するための分子育種戦略の立案が困難であった。
本講演では、メタボロミクスやトランスクリプトミクスなどの網羅的解析技術を用いた発酵阻害物応答因子の特定とグローバルアプローチに基づく有用酵母の育種成果について紹介する。
「食用酵母Candida utilisを用いた有用化合物の生産」
キリンホールディングス 株式会社 技術戦略部 フロンティア技術研究所 生嶋 茂仁
トルラ酵母と呼ばれるCandida utilisは調味料の生産に用いられる食用酵母である。パン酵母Saccharomyces cerevisiaeとは異なり、充分なエアーを与えた培養条件ではエタノールを作らないCrabtree効果陰性の特徴を有しているため、糖を効率よく菌体成分に変換できるメリットがある。そこで我々は、1990年初頭から、このトルラ酵母を素材とした宿主・ベクター系の開発に取り組んできた。さらに、この組換えDNA技術を用いて、バイオマス・プラスチックのモノマーとして注目されている乳酸などの有用化合物を高生産できるトルラ酵母株を構築することに成功した。
本講演では、有用化合物生産のホストとして有望なトルラ酵母に着目した我々のこれまでの研究開発を紹介する。
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学会行事,支部活動
Published by 支部:関西 on 04 4月 2011
支部活動
Published by 支部:関西 on 30 9月 2010
バイオサイエンス・セミナー「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2010」はは中高生と中高教員を対象にしたバイオテクノロジー実験講座です。バイオテクノロジーの面白さを知ってもらおうと関西地区の大学で研究を行っている若手の先生方、大学院生が工夫を凝らした実験を披露します。
本年度の「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2010」は、文部科学省科学研究費補助金(成果公開促進費)補助事業として開催します。これは、体験実験と環境に役立つバイオって何やろなどバイオテクノロジーの各テーマに関する講演を対話形式で行います(バイオ・カフェと呼んでいます)。
体験実験は、パン酵母を使った発酵実験を行う「とことん実験コース」とバイオテクノロジーに関係する簡単な実験を行う「いろいろ体験コース」(参加者は次のうち、計2つの実験を体験できます。A:邪魔な不純物を取り除こう!、B:固定化酵素でジュースからアルコールを作ろう!、C:抗体を使って抗原タンパク質を見つけよう!)の2つから選べます。くわしくは下記をご覧ください。
「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得ーバイオカフェ&ラボ2010」ホームページ
http://biocafe.kobe-c.ac.jp
開催日時
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2010年12月23日(木・祝) 13:00 ~ 16:50
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開催場所
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大阪大学工学部応用自然科学科 U2棟
アクセスマップ⇒http://www.eng.osaka-u.ac.jp/ja/campusmap.html
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対象
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中学2・3年生、高校1年生、小・中・高教員(教員は見学のみ)
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募集人数
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- とことん実験コース: 50名
- いろいろ実験コース: 60名
※いずれかのコースをお選びください。
(希望者多数の場合は先着順とさせていただきます。)
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申し込み締切日
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11月30日(火)
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申し込み方法
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参加のお申し込みは、下記6項目の必要事項をもれなく記入して、参加者ごとにE−メールで下記のアドレスへお申し込み下さい。
代表者が一括して申し込む場合は、参加者全員の必要事項を必ずご記入のうえ、E−メールでお申し込み下さい。
【必要事項】
E−メールのタイトルは必ず「バイオって何やろ」とする。
- 参加希望者氏名
参加希望者に代表者または引率者がいる場合には、括弧内にその方の氏名を記入して下さい。
教員(代表者あるいは引率者)の方は括弧内に引率する生徒全員の氏名を記入して下さい。
- 学校名・学年
教員の方は学校名に続けて「教員」と記入して下さい。
- 住所(自宅)
- 緊急連絡先(電話番号)
緊急時に、参加者本人に確実に連絡できる電話番号を記入して下さい(携帯電話でも可)。
- PCのE−メールアドレス(携帯電話のE−メールアドレスは不可)
参加可否の連絡や参加証の送付等に必要ですので必ず記入して下さい。
- 希望コース
希望コースについては、必ず、第1希望から第4希望まで記入して下さい。
「いろいろ実験AB」とは、まず、「いろいろ実験A」を体験して、次に「いろいろ実験B」を体験することを意味しています。
同じように、「いろいろ実験CA」では、まず「いろいろ実験C」を体験してから「いろいろ実験A」を体験することになります。
各コースへの振り分けは先着順で行います。
【参加形態に関する注意事項】
教員の参加形態は、原則として「見学」とさせていただきます。
生徒の参加希望が規定人数に満たない場合にのみ、実験に参加することが可能となりますので、予めご了承下さい。
※12月10日までに、参加の可否をお知らせするメールが届かなかった場合は、E-mail: までお問い合わせ下さい。
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申し込み・問い合わせ先
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日本生物工学会 関西支部事務局
庶務担当 藤田 憲一
大阪市立大学大学院 理学研究科
生物地球系専攻 生体低分子機能学分野内
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
E-mail:
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学会行事,支部活動
Published by 支部:関西 on 09 9月 2010
標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので、多数ご参加下さい.
- 日時:2010年11月26日(金) 15:00~19:30
- 場所: 奈良市ならまちセンター
(〒630-8362 奈良市東寺林町38番地、近鉄奈良線「奈良駅」下車 徒歩約10分、JR関西本線「奈良駅」下車 徒歩約15分) Tel: 0742-27-1151 (代表)
- 講演: 15:00~16:50
「菩提もと清酒の復活」(奈良県工業技術センター)松澤 一幸
「奈良八重桜から分離した花酵母で造った爽やかな旨味の清酒」(奈良女子大学理学部)岩口 伸一
- 見学: 17:30~18:00 春鹿酒造(株式会社今西清兵衛商店)
(奈良市福智院町24-1、ならまちセンターより徒歩5分)
- 懇親会: 同上 18:00~19:30

- 参加費: 500円 (不課税) 学生無料
(当日会場にてお支払い下さい)
- 懇親会費: 2,000円(税込み) 学生無料
(当日会場にてお支払い下さい)
- 定員: 50名(定員になりしだい締め切ります)
- 申込み方法: 氏名、連絡先、TEL、懇親会の出欠を明記の上、下記宛にお申し込み下さい。
- 申込先:
〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
(社)日本生物工学会 関西支部庶務担当
藤田 憲一
Tel: 06-6605-3163 Fax: 06-6605-3164
E-mail:
講演1 「菩提もと清酒の復活」
奈良県工業技術センター 松澤 一幸
室町時代、日本酒は寺院で競って造られ清酒醸造技術が大躍進した。寺院で造られたお酒は僧坊酒とよばれ 1. 酒母の製造技術 2. 原料処理技術 3. 大量製造技術 4. ろ過技術 5. 加熱殺菌技術など、現在の清酒造りにおいて重要な技術が開発された。酒母の原形である「菩提もと」は、奈良県菩提山正暦寺で創製され全国に普及したが大正時代に途絶えたとされていた。そこで「菩提もと」を復元するため研究に着手し、科学的にそのメカニズムを解明することにより商品化に至った。本講演では、菩提もと復元のプロジェクト(記録映画)を紹介するとともに、菩提もとのメカニズムについて概説する。
講演2 「奈良八重桜から分離した花酵母で造った爽やかな旨味の清酒」
奈良女子大学理学部 岩口 伸一
奈良八重桜(ナラノヤエザクラ)から分離した酵母を用いて発酵食品の開発を行う「奈良八重桜プロジェクト」が平成18年に発足した。本プロジェクトの一つとして、奈良女子大学の学章、奈良県花、奈良市花に用いられている日本古来の奈良八重桜から酒酵母を分離した。桜から酒酵母を分離する試みは、これまでにもいくつかの大学、県で試みられているが、そのほとんどがソメイヨシノに由来するものである。分離株は、高い有機酸と芳香の生成能など協会酵母にはない際だった特徴を有している。この酵母を用いて製造した清酒「奈良の八重桜」は、これまでの日本酒と趣の異なる爽やかなワイン風味のものと評されている。本講演では、清酒「奈良の八重桜」の開発プロジェクトについて紹介する。(生物工学会誌 第87巻、第7号 「大学発!美味しいバイオ」関連記事掲載…
奈良八重桜から分離した花酵母でつくった爽やかな旨味の清酒)
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学会行事,支部活動
Published by 支部:関西 on 31 3月 2010
- 第97回醗酵学懇話会
⇒開催報告
日時 | 2010年8月6日(金)13:30 ~ 18:00 |
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場所 | アサヒビール株式会社 吹田工場(大阪府吹田市西の庄町1-45) |
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これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:関西 on 10 2月 2010
標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加下さい.
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日時
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2010年8月6日(金)13:30~18:00
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場所
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アサヒビール株式会社 吹田工場(〒564-0071 大阪府吹田市西の庄町1-45)
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講演
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13:30~15:20- 「養殖ノリの品種改良の現状と今後の展望」(兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター) 二羽 恭介
- 「大型発酵タンクにおける麦汁エアレーション期間の重要性について」(アサヒビール株式会社 生産技術センター) 中村 勇一
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見学
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15:30~16:20 アサヒビール株式会社 吹田工場
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懇親会
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16:30~18:00 アサヒビール株式会社 吹田工場
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参加費
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1,000円 (不課税・学生無料)
*当日会場にてお支払い下さい
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懇親会会費
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2,000円 (税込み・学生無料)
*当日会場にてお支払い下さい
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定員
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70名(定員になりしだい締め切ります)
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申込み方法
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氏名,連絡先,TEL,懇親会の出欠を明記の上,下記宛にお申し込み下さい.
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申込先
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〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
(社)日本生物工学会 関西支部庶務担当
藤田 憲一
Tel: 06-6605-3163; Fax: 06-6605-3164
E-mail:
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交通
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JR東海道本線京都線「吹田駅」下車 徒歩約10分
阪急千里線「吹田駅」下車 徒歩約10分
⇒アクセスマップ
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講演1 「養殖ノリの品種改良の現状と今後の展望」
兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター 二羽 恭介
養殖ノリの生産金額は年間700~800億円に達しており,我が国で最も重要な海洋植物である.しかし,ノリの生態や養殖方法,瀬戸内海でも盛んにノリ養殖が行われていることは,一般的には意外と知られていない.また,近年ノリの単価安に加えて色落ち被害が頻発するようになり,養殖ノリの安定生産に向けた優良品種の開発が強く望まれている.本講演では,特異なノリの生活史,戦後発展してきた養殖技術と養殖方法を紹介したうえで,①養殖ノリの分類と品種判別,②養殖ノリと野生ノリの系統関係,③養殖ノリの遺伝・育種の現状を概説し,今後の品種改良の展望と課題について述べる。
講演2 「大型発酵タンクにおける麦汁エアレーション期間の重要性について」
アサヒビール株式会社 生産技術センター 中村 勇一
大規模なビール工場では,500kL前後の大型タンクに複数バッチの麦汁を満たしてから発酵を開始する.発酵タンクが大型である為,タンクに麦汁を満たすのに数時間~十数時間を要している.弊社主力5工場の発酵中の酵母や発酵液の詳細な分析を行った結果,麦汁エアレーション期間の長い工場では,酵母菌体内脂肪酸の過度な不飽和化とそれによるエステルの低下,酵母細胞周期の非同期化,異常な出芽状態の酵母の増加,酵母のN代謝の不良,などが起こっていることが明らかとなった.高品質のビールを安定的に醸造するには,酵母が酸素に曝露する時間のコントロールが重要である.
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学会行事,支部活動
Published by 支部:関西 on 11 11月 2009
標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加下さい.
⇒このページの印刷用PDFはこちら
日時
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2010年1月29日(金)13:30~18:00
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場所
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講演および懇親会:サンシャインワーフ神戸コミュニティホール
神戸市東灘区青木1-2-34(TEL: 078-414-1516)
見学:宝酒造(株)白壁蔵 神戸市東灘区青木2-1-28(TEL: 078-452-2851)
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講演
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13:30~15:20- 「可視化プローブが拓くケミカルバイオロジー研究」(大阪大学大学院工学研究科) 菊地 和也
- 「本みりんの調理効果と機能について」(宝酒造(株) 研究開発センター) 髙倉 裕
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見学
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15:30~16:20 宝酒造(株)白壁蔵
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懇親会
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16:30~18:00 サンシャインワーフ神戸コミュニティホール
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参加費
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1,000円 (学生無料)
(当日会場にてお支払い下さい)
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懇親会会費
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2,000円 (学生無料)
(当日会場にてお支払い下さい)
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定員
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70名(定員になりしだい締め切ります)
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申込み方法
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氏名,連絡先,TEL,懇親会の出欠を明記の上,下記宛にお申し込み下さい.
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申込先
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〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
(社)日本生物工学会 関西支部庶務担当
藤田 憲一
Tel: 06-6605-3163; Fax: 06-6605-3164
E-mail:
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交通
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阪神本線「青木駅」下車 徒歩約10分
JR神戸線「摂津本山駅」下車 タクシー約10分
⇒アクセスマップ
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講演1 「可視化プローブが拓くケミカルバイオロジー研究」
大阪大学大学院工学研究科 菊地 和也
化学研究を基盤にライフサイエンス研究に挑むケミカルバイオロジー研究に近年着目が集まってきたが,この端緒を拓いた研究としてFura-2を代表とした蛍光イメージングプローブ研究が果たした役割は大きい.これらの分子プローブの開発が元になり,1990年以降のGFP(緑色蛍光蛋白質)の生物応用が発展し,昨年のノーベル化学賞の受賞対象研究が展開された.本講演においては,可視化分子プローブの開発の経緯と最先端のイメージング技術についての紹介を行う予定である.
講演2 「本みりんの調理効果と機能について」
宝酒造(株) 研究開発センター 髙倉 裕
日本料理に欠かすことのできない本みりんは,家庭料理ばかりでなく,うどん・そばのつゆ類や,焼き肉・うなぎの蒲焼のたれ類などの加工食品においても用途開発が進み,幅広い分野で使用されている.本講演では,本みりんの歴史,その原料や製造方法,さらに調理効果や最近明らかにされてきた機能について紹介する.
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学会行事,支部活動
Published by 支部:関西 on 11 11月 2009
バイオサイエンス・セミナー「バイオってなんやろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2009」はは中高生と中高教員を対象にしたバイオテクノロジー実験講座です。バイオテクノロジーの面白さを知ってもらおうと関西地区の大学で研究を行っている若手の先生方、大学院生が工夫を凝らした実験を披露します。
本年度の「バイオってなんやろ?実験で学び対話で納得-バイオカフェ&ラボ2009」は、文部科学省科学研究費補助金(成果公開促進費)補助事業としてバイオ・カフェ&ラボ「聴いて判ろう,やって解ろう!バイオの疑問」と題して開催します。これは,体験実験と環境に役立つバイオって何やろなどバイオテクノロジーの各テーマに関する説明をブース形式で行います(バイオ・カフェと呼んでいます)。
体験実験は、鳥レバーからのDNA抽出とパン酵母を使った発酵実験を行う「とことん実験コース」とバイオテクノロジーに関係する簡単な実験を行う「いろいろ体験コース」(参加者は合計4つの実験を体験できます)の2つから選べます。くわしくは下記をご覧ください。
「バイオって何やろ?実験で学び対話で納得ーバイオカフェ&ラボ2009」ホームページ
http://biocafe.kobe-c.ac.jp
開催日時
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2009(平成21)年12月23日(水・祝) 9:30~16:30
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開催場所
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大阪大学工学部応用自然科学科 U2棟
アクセスマップ⇒http://www.eng.osaka-u.ac.jp/ja/campusmap.html
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対象
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中学2・3年生、高校1年生、小・中・高教員
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募集人数
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- とことん実験コース:50名
- いろいろ実験コース:40名
※いずれかのコースをお選びください。
(希望者多数の場合は先着順とさせていただきます.)
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申し込み締切日
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11月30日(月)
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申し込み方法
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参加を希望される方は、
①氏名、
②学校名・学年、
③連絡先住所、
④連絡先電話番号、
⑤電子メールアドレス(お持ちの方)
⑥希望コース名
を明記の上、下記まで電子メールもしくはFAXでお申し込みください。
折り返し、受付完了の連絡および参加証を郵送させていただきます。
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申し込み・問い合わせ先
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日本生物工学会 関西支部事務局
庶務担当 藤田 憲一
大阪市立大学大学院 理学研究科
生物地球系専攻 生体低分子機能学分野内
〒599-8531 大阪市住吉区杉本3-3-138
TEL:06-6605-2580 FAX:06-6605-3164
E-mail:
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学会行事,支部活動
Published by 支部:関西 on 09 9月 2009
支部活動
Published by 支部:関西 on 19 8月 2009
この度、日本生物工学会関西支部では、支部活動の一貫として以下の要領で各種事業などへの助成を行うことになりました。つきましては、支部会員からの応募をお待ちしています。
(1)対象:「研究会」、「ミニシンポジウム」、その他、支部活動と連動、
もしくはその活性化に繋がる事業で、支部会員を主催者として含むもの。
(2)期間:上記事業などの開催時期は、助成が認められた日から平成22年
3月31日までとする。ただし、同期日内に予算執行が可能であ
ること。
(3)助成金額および件数:1件150,000円以内で3件程度。
(4)応募方法:上記事業などの企画書、あるいは実施要領の抜粋(A4、1枚
程度、形式は問わない)を9月30日までにメールの添付
書類として関西支部事務局(下記)宛に送付。
庶務幹事:藤田憲一 ()
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
Tel. 06-6605-2580
(5)選考:応募多数の場合は、支部活動との連動性およびその活性化の観点
から、助成によりふさわしいとみなされるものを支部事務局にて
選考させていただきます。
(6)その他:・事業などの開催後、すみやかに助成金の使途を含めた実施報
告書(A4、1枚程度、形式は問わない)をメールで御送付下
さい。
・開催にあたってパンフレットやその他の資料を作成された場合は、1部を上記宛先まで別途ご送付願います。
・和文誌「Branch Spirit(支部のページ)」に実施内容についての寄稿をお願いする場合があります。
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新着情報
Published by 支部:関西 on 19 8月 2009
この度、日本生物工学会関西支部では、支部活動の一貫として以下の要領で各種事業などへの助成を行うことになりました。つきましては、支部会員からの応募をお待ちしています。
(1)対象:「研究会」、「ミニシンポジウム」、その他、支部活動と連動、
もしくはその活性化に繋がる事業で、支部会員を主催者として含むもの。
(2)期間:上記事業などの開催時期は、助成が認められた日から平成22年
3月31日までとする。ただし、同期日内に予算執行が可能であ
ること。
(3)助成金額および件数:1件150,000円以内で3件程度。
(4)応募方法:上記事業などの企画書、あるいは実施要領の抜粋(A4、1枚
程度、形式は問わない)を9月30日までにメールの添付
書類として関西支部事務局(下記)宛に送付。
庶務幹事:藤田憲一 ()。
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
Tel. 06-6605-2580
(5)選考:応募多数の場合は、支部活動との連動性およびその活性化の観点
から、助成によりふさわしいとみなされるものを支部事務局にて
選考させていただきます。
(6)その他:・事業などの開催後、すみやかに助成金の使途を含めた実施報
告書(A4、1枚程度、形式は問わない)をメールで御送付下
さい。
・開催にあたってパンフレットやその他の資料を作成された場合は、1部を上記宛先まで別途ご送付願います。
・和文誌「Branch Spirit(支部のページ)」に実施内容についての寄稿をお願いする場合があります。
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支部活動
Published by 支部:関西 on 25 5月 2009
標記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加下さい.
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日時
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2009年8月7日(金)13:30~18:00
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場所
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サントリー(株)山崎蒸留所(大阪府三島郡島本町山崎5-2-1) Tel: 075-962-1423
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講演
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13:30~15:20- 「食品の機能性とバイオマーカー」 (京都府立医科大学大学院医学研究科) 吉川 敏一
- 「麦芽加工によるビール香味創生技術の開発」 (サントリー株式会社ビール事業部) 影山 紀彦
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見学
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15:30~16:20 サントリー(株)山崎蒸留所
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懇親会
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16:30~18:00 サントリー(株)山崎蒸留所
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参加費
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1,000円 (学生無料)
(当日会場にてお支払い下さい)
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懇親会会費
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2,000円 (学生無料)
(当日会場にてお支払い下さい)
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定員
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70名(定員になりしだい締め切ります)
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申込み方法
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氏名,連絡先,TEL,懇親会の出欠を明記の上,下記宛にお申し込み下さい.
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申込先
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〒558-8585 大阪市住吉区杉本町3-3-138
大阪市立大学大学院理学研究科
(社)日本生物工学会 関西支部庶務担当
藤田 憲一
Tel: 06-6605-3163; Fax: 06-6605-3164
E-mail:
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交通
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JR山崎駅から徒歩10分
阪急京都線大山崎駅から徒歩10分
⇒アクセスマップ
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講演1 「食品の機能性とバイオマーカー」
京都府立医科大学大学院医学研究科 吉川 敏一
生活習慣病予防を目的とした相補・代替医療の有効性を開発するためには,疾病発症前段階いわゆる「未病期」を診断することが必要であり,この未病期を診断できるバイオマーカーを用いた診断手法の確立が急がれている.このバイオマーカーの探索として注目をあびている研究手法が血液・尿などの体液を試料としたゲノミクス・プロテオミクス解析である.本講演では,食品機能性を評価するための新しい研究・予防手法としてのゲノミクス・プロテオミクス解析の応用について最近の成績を紹介したい.
講演2 「麦芽加工によるビール香味創生技術の開発」
サントリー株式会社ビール事業部 影山 紀彦
麦芽の品質は,ビールの香味品質に大きな影響を持つことから,麦芽品質を向上させるために,大麦の育種や麦芽製造条件の検討など様々な面からの技術開発が行われている.これらの方法では,大麦の生命活動の維持が最優先であるため,外部からコントロールできる環境に制限がある.我々はもっと大胆に麦芽の品質を変えることができる麦芽加工に着目し,独自の観点からの加工技術の開発を通して,麦芽品質の向上とそれによるビール香味創生を実現したので,その事例を紹介する.
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学会行事,支部活動
Published by 支部:関西 on 14 11月 2008
表記例会ならびに懇親会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加下さい.
主催:日本生物工学会関西支部
日時
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2009(平成)21年1月30日(金)13:30- 18:00
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場所
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白鶴株式会社本社
(〒658-0041神戸市東灘区住吉南町4丁目5番5号TEL 078-822-8910
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見学
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白鶴酒造株式会社 本社3号工場,酒造資料館 15:30~16:20
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懇親会
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白鶴酒造株式会社 本社 16:30~18:00
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定員
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70名(定員になり次第締め切ります)
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参加費
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1,000円(学生無料)(当日会場にてお支払い下さい)
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懇親会費
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2,000円(学生1,000円)(当日会場にてお支払い下さい)
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申込み方法
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氏名,連絡先,TEL,懇親会の出欠を明記の上,下記宛にお申し込み下さい.
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問合せ先
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〒599-8531 大阪府堺市中区学園町1-1
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科
(社)日本生物工学会 関西支部庶務担当
炭谷 順一
TEL. 072-254-9466 FAX. 072-254-9921
E-mail:
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講演
13:30 - 15:20
「如何にして農薬の安全性は担保されているか?」 (日本農薬株式会社 総合研究所 元場 一彦)
今日,食品の安全性,特に残留農薬に関連するニュースを目にしない日がないほど,多くの情報が氾濫するなか,基準値を超過する残留の認められた工業用米(事故米)を食用に偽装・転用する事件が起こり,食の安全性への不安は高まる一方である.また,食品売り場,商品パッケージ,広告等には「無・減農薬栽培」を強調するメッセージも多く認められ,一般には残留農薬は危険なものと認知されている,あるいは認知するべく刷り込みが行われている.では本当に残留農薬は危険なのであろうか? その基準値は如何にして設定されているのであろうか? 安全性は担保しえるのか? これらについて,前記の事故米での事例を交え,解説を試みる.
「真核微生物のRNAスイッチについて」 (白鶴酒造株式会社 研究開発室 山内 隆寛)
近年,RNAが遺伝子制御のスイッチの役割を果たしていることが知られ,RNAiなど人工のRNAによる遺伝子制御法も開発されている.我々はチアミンピロリン酸が結合することで遺伝子発現を制御するRNAスイッチ(リボスイッチ)を麹菌より見出した.本リボスイッチはイントロンのスプライシング部位を変化させることによって遺伝子発現を制御しており,真核生物に特徴的な遺伝子制御機構を有している.講演では麹菌リボスイッチの遺伝子制御機構と,その制御機構を利用した新規人工リボスイッチについて紹介する.
交通案内
- 阪神住吉駅から徒歩5分
- 阪神御影駅(特急停車駅)から徒歩約10分
- JR住吉駅から徒歩15分
懇話会会場案内図
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学会行事,支部活動
Published by 支部:関西 on 10 10月 2008
支部活動
Published by 学会事務局 on 22 9月 2008
主催:日本生物工学会,日本生物工学会関西支部
地球環境の悪化に対処すべく,「バイオ素材」,「バイオエネルギー」の新たな開発に向けての研究が一段と熱をおびています.これらの研究もさることながら,何より環境そのものを「保全,修復」するための技術開発なくしては,現在の環境をも維持することはできません.近未来の「環境」をこれら3つのキーワードで考えるためのシンポジウムを企画しましたのでふるってご参加下さい.
日時
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2008(平成20)年11月14日(金)10:30~
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場所
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大阪市立大学文化交流センター(大阪市北区梅田1-2-2-600)
大阪駅前第2ビル6階
http://www.osaka-cu.ac.jp/faculties/bunko/index.html
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プログラム
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10:30 ~10:35
主催者挨拶
10:35 ~11:10
グルコースポリマーの酵素合成と応用
(江崎グリコ)鷹羽 武史
11:10 ~11:45
化学合成のコラーゲン様ポリペプチドの合成と物性,研究開発状況
(奈良先端大)谷原 正夫
11:45 ~12:20
地球温暖化と次世代産業
(京都工繊大)小原 仁実
休憩
13:20 ~13:55
バイオエタノールの現状と展望
(JARUS)斉木 隆
13:55 ~14:30
グルコースを用いたバイオ電池の開発
(ソニー)戸木田裕一
14:30 ~15:05
微生物による水素生産
(KRI)若山 樹
休憩
15:20 ~15:55
リンを高濃度に蓄積する“水質浄化植物”の開発
(サントリー)松井 啓祐
15:55 ~16:30
都市環境と緑
(和歌山大)山田 宏之
16:30 ~16:50
総合討論
16:50 ~16:55
閉会の辞
講演会終了後懇親会
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参加費
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無料
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懇親会参加費
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4,000円(学生 1,000円)
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申込み方法
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参加希望者は,懇親会への出席希望の有無,連絡先を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までご連絡下さい.
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申込み締切日
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10月31日(金)
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申込先・問合せ先
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大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 生体分子機能学講座
炭谷 順一(支部庶務担当)
TEL. 072-254-9466 FAX. 072-254-9921
E-mail: monger@biochem.osakafu-u.ac.jp
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学会行事,支部活動
Published by 学会事務局 on 08 9月 2008
支部名 |
連絡先・役員名 |
所属地区 |
北日本
(1997年設立)
支部長
五味 勝也 |
東北大学大学院農学研究科
〒981-8555 仙台市青葉区堤通雨宮町1-1
TEL: 022-717-8901 FAX: 022-717-8902
E-mail:
副支部長: 堀内 淳一
庶務: 新谷 尚弘
会計: 米山 裕
広報: 田口 精一
編集: 佐藤 利次 |
北海道
青森
秋田
岩手
山形
宮城
福島 |
東日本
(1965年設立)
支部長
養王田 正文 |
東京農工大学大学院工学研究院
〒184-8588 小金井市中町2-24-16
TEL/FAX. 042-388-7479
E-mail:
副支部長: 石井 正治・湯 不二夫
庶務: 尾高 雅文
会計: 尾高 雅文
企画・広報: 鈴木 市郎・大槻 隆司・吉田 聡 |
茨城
栃木
群馬
埼玉
千葉
東京
神奈川
新潟
山梨 |
中部
(1994年設立)
支部長
本多 裕之 |
名古屋大学大学院工学研究科
〒464-8603 名古屋市千種区不老町
TEL: 052-789-3215 FAX: 052-789-3214
E-mail:
副支部長: 朴 龍洙
庶務: 大河内 美奈
会計: 西島 謙一
編集: 片山 高嶺 |
長野
静岡
愛知
三重
岐阜
富山
石川
福井 |
関西
(1993年設立)
支部長
福崎 英一郎 |
大阪大学大学院工学研究科
〒565-0871 吹田市山田丘2-1
TEL/FAX: 06-6879-7424
E-mail:
企画委員長: 近藤 昭彦
企画副委員長: 西村 顕
庶務: 岡澤 敦司
会計: 原田 和生
企画: 松浦 友亮
編集: 勝田 知尚 |
滋賀
京都
大阪
兵庫
奈良
和歌山 |
西日本
(1982年設立)
支部長
稲垣 賢二 |
岡山大学大学院自然科学研究科
〒700-8530 岡山市北区津島中1-1-1
TEL/FAX. 086-251-8299
E-mail:
副支部長: 山田 隆
庶務: 二見 淳一郎
会計: 今中 洋行
企画: 谷 明生・金尾 忠芳・曲 正樹
編集: 原 啓文・金山 直樹 |
岡山
広島
山口
鳥取
島根
香川
徳島
愛媛
高知
|
九 州
(1994年設立)
支部長
赤松 隆
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祟城大学大学院生物生命学部
〒860-0082 熊本市池田4-22-1
TEL: 096-326ー3929 FAX: 096-326-3940
E-mail:
副支部長: 安部 淳一
庶務: 田口 久貴
会計: 福田 耕才
企画: 酒井 謙二・高峯 和則・太田 一良・光富 勝
編集: 森村 茂・ 松崎 弘美
監査: 藤井 隆夫・松岡 正佳 |
福岡
佐賀
長崎
熊本
大分
宮崎
鹿児島
沖縄
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学会について
Published by 学会事務局 on 28 7月 2008
日本生物工学会ホームページのサイトマップです。
【第2種研究部会】
【若手研究会】
過去の研究部会
会員情報の変更・確認
会費支払い方法の変更
会員サービス
各種申請手続き
FAQ(よくある質問と回答)
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Published by 学会事務局 on 28 7月 2008
Published by 支部:関西 on 10 10月 2007
支部活動
Published by 支部:関西 on 10 10月 2006
支部活動
Published by 支部:関西 on 10 10月 2005
2005年度
H17.9.9 | 第87回 醗酵学懇話会(PDF)
於:サッポロビール(茨木市) |
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H17.11.23 | バイオカフェ「バイオ研究の現状と疑問に答える」
於:大阪大学中ノ島センター(大阪市) |
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H17.12.23 | バイオって何やろ? 実験で学ぶバイオ’05
於:関西大学工学部(吹田市) |
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H18.1.20 | 第88回 醗酵学懇話会(PDF)
於:月桂冠株式会社 昭和蔵工場(京都市) |
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これまでの活動
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支部活動