Published by 学会事務局 on 02 5月 2024

【後援行事】学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2024

  • 会期:2024年7月14日(日)
     
  • 会場:東北大学川内北キャンパス講義棟 等
     
  • URL:https://www.science-day.com/
     
  • 入場料:無料
     
  • 対象:こどもからおとなまでどなたでも
     
  • 出展費用:無料(ただし出展に関わるその他の費用はご負担下さい)
     
  • 出展募集:リアル会場での出展(講座プログラム型,体験ブース型)のほか、オンライン出展やハイブリッド出展も可
     
  • 出展申込締切日:2024年6月14日(金)
     
  • 問合せ先:
    特定非営利活動法人 natural science
    事務局  大草芳江
    〒980-0023 仙台市青葉区北目町4-7 HSGビル7階
    Tel: 022-721-2035
    E-mail:
    https://www.natural-science.or.jp/

Published by 学会事務局 on 02 5月 2024

【国際交流】Thai Society of Biotechnology(TSB)主催の国際シンポジウム(TSB2024)参加者募集

日本生物工学会は、Thai Society of Biotechnology(TSB)と2023年5月23日に学術協定を締結し、年次大会を通して両学会および会員間の交流を深めていくことになりました。TSBから、タイのアユタヤで11月14日(木)~16日(土)に開催予定のTSB主催の国際シンポジウムに生物工学会会員に対して招待枠2名を頂戴しました。

民間企業、研究機関、大学等に所属する会員を派遣し、国際シンポジウムでの発表の機会が得られるとともに、タイを中心とする東南アジア地域におけるバイオテクノロジーの基礎・応用研究の現状を学ぶ機会になると考えています。
 
つきましては、本企画の趣旨に賛同いただき、参加を希望される会員を募りたいと思います。下記の実施要領をご一読の上、奮って応募いただければ幸いです。

<シンポジウム概要>

【日時】2024年11月14日(木)~16日(土)
【場所】Krungsri River Hotel, Ayutthaya, Thailand

<募集内容>

  • 募集人数:2名
     
  • 資格:
    民間企業、教育・研究機関に所属の生物工学会会員(学生会員を含む)であること。民間企業の若手研究者、もしくは実用化を強く志向した研究を展開する官学の若手研究者を優先します。
     
  • 支援内容:
    本会より補助金5万円(1人当たり)が支給されます。
    TSBからはタイでの宿泊費(2泊分)のサポートが受けられます。 空港から会場までの交通費補助については、TSBから正式な通知があり次第、当サイトにてご案内いたします。
     
  • 必要な費用:
    本学会およびTSBからの支援以外に必要となる交通費、旅行保険(ご自身の負担で必ずご加入ください。)
     
  • 応募方法:
    推薦者、もしくは応募者本人から、以下をご連絡下さい。応募者多数の場合は、国際展開理事で審査を行います。この際、ご講演の簡単な内容等を追加で提出していただく場合があります。

    ・所属
    ・役職または学年
    ・氏名
    ・年齢(2024年11月14日現在)
    ・会員番号
    ・講演タイトル(仮題)

    <送付先>
    中野 秀雄(名古屋大学):
    (C.C. 日本生物工学会事務局:
     
  • 応募締切日:2024年5月22日(水)
     
  • 問合せ先:
    中野 秀雄(名古屋大学) E-mail:

Published by 支部:北日本 on 26 4月 2024

【北日本支部】2024年度北日本支部秋田シンポジウム

2024年6月15日(土)に秋田大学にて,支部シンポジウムを開催いたします。秋田での開催は,コロナ禍を挟んで2018年以来6年ぶりの開催となります。2022年の北見での開催と同様に,対面でのシンポジウムを予定しています。午前中はポスターセッションを行い,若手研究者や学生からの多くの発表を期待しております。優秀な発表を行った学生に対しては,「学生優秀発表賞」として表彰します。学生の皆様には,是非,日頃の研究の成果を発表して下さい。午後は招待講演として,アカデミック・企業で御活躍の先生に御講演いただくのに加えて,2023年度の学生精励賞受賞者に記念講演をしていただき,活発な議論の場を提供いたします。また,シンポジウム後の情報交換会も企画しております。

  • 日時:2024年6月15日(土)9:00 ~ 17:30(予定)
     
  • 場所:秋田大学(秋田県秋田市手形学園町1-1)
     
  • 参加費:無料

    参加申込は以下のGoogleフォームからお願いします。
    https://forms.gle/5aF48ExEB2paQaZn9
    (ポスター発表を希望する方も同じフォームより申込を御願いします。)
     
  • 参加申込締切:5月31日(金)24:00
     
  • ポスター発表申込締切:5月31日(金)24:00
     
  • 要旨提出締切:6月5日(水)24:00
     
  • 講演要旨テンプレート
     
  • 提出先: (尾高)
     

プログラム:

9:00~ 9:30 ポスター会場設営

9:30~10:00 ポスター掲示

10:00~11:00 奇数番号者発表

11:00~12:00 偶数番号者発表

12:00~13:30 昼食・休憩(支部役員会)

13:20~13:25 開会の挨拶

13:25~14:10 池袋一典(東京農工大学)〔オンライン講演〕
        「近日確定」

14:10~14:45 高橋征司(東北大学大学院工学研究科バイオ工学専攻)
        「植物における超長鎖ポリイソプレノイド生合成機構」

14:45~15:00 休憩

15:00~15:35 宮田直幸(秋田県立大学生物資源科学部)
        「微生物機能を利用した坑廃水のパッシブトリートメント」

15:35~16:00 保坂善仁(株式会社秋田今野商店)
        「近日確定」

16:00~16:10 休憩

16:10~16:20 学生精励賞授与

16:20~16:40 山梨太郎(東北大学・学生精励賞受賞者)
        「近日確定」

16:40~17:00 柳川謙吾(北海道大学・学生精励賞受賞者)
        「近日確定」

17:00~17:20 優秀発表賞の発表・表彰,閉会の挨拶

17:20~17:30 集合写真撮影

 

情報交換会(懇親会):18:00~20:00

秋田長屋酒場
TEL: 018-837-0505

参加費:一般5,000円(消費税10% 455円含む)
    学生2,000円(消費税10% 182円含む)
    (事前予約制,先着40名様まで)

 

問合せ先:

秋田大学大学院理工学研究科 尾髙 雅文
E-mail:

⇒北日本支部Topへ

 

Published by 学会事務局 on 25 4月 2024

【生物工学会誌】第102巻 第4号(2024年4月号)オンライン公開

生物工学会誌第102巻第4号(2024年4月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第102巻第4号

►生物工学会誌Top

Published by 学会事務局 on 25 4月 2024

【随縁随意】日本生物工学会とのご縁– 青柳 秀紀

生物生物工学会誌 第102巻 第4号
青柳 秀紀

私は、恩師の田中秀夫先生(筑波大学名誉教授)のご紹介で日本生物工学会とのご縁をいただき、大学4年生の時に第39回大会(1987年阪大)で初めて学会発表をいたしました。時が経つのは早く、約37年にわたり本学会にお世話になり続けております(長いようですが過ぎてしまいますとあっという間です)。非常に幸運なことに、本学会の創立100周年記念事業1)に参加させていただく貴重な機会を賜り、改めて、本学会の伝統と素晴らしさを感じると共に、本学会は、歴代の執行部、産官学の会員、事務局、関係する多くの皆様のご努力、熱い想い(愛情)、人と人とのつながりがベースとなり育まれてきたことを実感する場面が多くございました。生物工学の産官学に関わる最新情報を得るのみならず、本学会でのさまざまな活動を通じて、得られる経験、多様な世代、専門性、視点をもつ会員様とのご縁は素晴らしく、産学連携や共同研究にもつながることが多々あります。

1972年と2022年にローマクラブのレポート“The Limit to Growth”および“Earth for All: A Survival Guidefor Humanity”がそれぞれ発表され、SDGsが誕生しています。生命・環境・人間が調和した持続可能な未来社会の創造が必須であることは誰もが共通認識を持つようになり、バイオエコノミー社会の実現も謳われる中、次の100年に向け歩み始めた本学会が学界や社会に果たすべき役割への期待はますます大きくなっています。

2004年の独法化以降、講座制など大学の環境は変化し続け、現在、PIとして研究室運営をしている先生も多いと思います。私は講座制で11年間、PIとして16年間、大学に勤務しておりますが、PIには講座制とは異なる良い面がある一方で、課題もあるように感じております。また、研究(あるいは教育)では“ひらめき”が大切ですが、“ひらめき”は研究(あるいは教育)について考えに考えを重ね抜いた中で、「ぼおっとしている状態」の時に出ることが多いと言われています。もしかしたら日々に忙しい先生方には時間的、心の余裕がなく、“ひらめき”が出にくい面があるかもしれません。私は研究、教育にPI として取り組む中で、支部活動も含め、本学会で繋がりました多くの産官学の会員様にご相談に乗っていただき、ご助言をいただくことで、励まされ、助けていただきました(良いご縁に恵まれてまいりました)。

また、研究室の学生達と接する中で感じていることですが、最近は価値観が非常に多様化すると共に、さまざまな情報が簡単に手に入り非常に便利なのですが、逆にそのことについて深く考えて判断したり、推測したり、周りの人とそのことについて話す機会や、直接的な実験以外の議論(あなたはなぜ科学をするのか? 2))が年々、減っている感じがいたします。天然資源に乏しい日本において資源の一つは人であります。明治、大正時代の政治家 後藤新平(医師、拓殖大学学長)は「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする」と遺しています。システムが変化しても組織や社会を構成しているのは人であり、その多様性が組織のポテンシャルに、考え方、目的意識や方向性のトータルが組織全体の活性に反映することに変わりはないと思います。このような現状の中、今後、生物工学に関する研究、教育、人材育成の面でも、本学会や支部が担う役割や重要性が増えてくると思います。また、他ではできないような長期的視点に立ち、議論できる場としての役割も重要だと思います。

私が大学院生の時に集中講義にいらっしゃいました著名な先生が、「オリジナルな研究をなさい。あまり流行を追わず自分が興味のあることをこつこつ続けるといつか花が開くものです」とお話しされていました。時代に合っているかはわかりませんが、個人的には大切だと想いますし、それが良いとも思っています。実際に、興味を持って実験に取り組む中で見いだした予期しない現象から研究が展開することが数多くあることも事実であります。実験中に予期しない現象に出会うことは、多くの研究者が経験していると思います。それを見逃さず、解明を進め、創造愉快に創意工夫してゆくと、新しい分野の開拓につながる場合が多いと思います。

以上、生物工学会とのご縁についてとりとめなく勝手な内容を書いてしまいましたが(ご無礼の段、お許しくださいませ)、ぜひ(特に若い皆様は)、今よりも一歩踏み込んで積極的に本学会に参加する(参加し続ける)ことをお薦めいたします(良いご縁に恵まれますよ)。今後ともご指導ご鞭撻、幾久しく宜しくお願い申し上げます。

1) 日本生物工学会「創立100周年記念事業」: https://www.sbj.or.jp/centennial/(2024/1/22).
2) Nature, Career Column (04 January 2024): https://www.nature.com/articles/d41586-024-00011-0 (2024/1/22).


著者紹介 筑波大学 生命環境系(教授)

 

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

 

Published by 学会事務局 on 25 4月 2024

【協賛行事】第40回ファジィシステムシンポジウム(FSS2024)「不確実の中の確実性」

  • 会期:2024年9月2日(月)~4日(水)
     
  • 会場:椙山女学園大学 星が丘キャンパス
     
  • 詳細URL: https://soft-cr.org/fss/2024/
     
  • 講演申込締切日:2024年5月24日(金)
     
  • 講演原稿締切日:2024年7月5日(金)
     
  • 事前参加申込締切日:2024年8月2日(金)
     
  • 問合せ先:
    FSS2024実行委員会
    E-mail:

Published by 学会事務局 on 25 4月 2024

【協賛行事】界面コロイドラーニング 第40回現代コロイド・界面化学基礎講座(東京会場)

  • 日時:2024年6月13日(木)~ 14日(金)
     
  • 会場:同志社大学 東京オフィス(東京都中央区京橋2丁目7番19号 京橋イーストビル3階)
     
  • 詳細URL: https://colloid.csj.jp/202403/learning-40th-tokyo/
     
  • 参加費:
    部会員 30,000円、日化・協賛学会員 35,000円、非会員 40,000円、学生 10,000円(いずれも要旨集・教科書代込)
    ※ご勤務先が法人部会員の場合は部会員、日本化学会法人会員の場合は日本化学会会員、協賛学会法人会員の場合は協賛学会員扱いとなります。
     
  • 問合せ先:
    第40回 現代コロイド・界面化学基礎講座 事務局
    E-mail:

Published by 学会事務局 on 25 4月 2024

【協賛行事】界面コロイドラーニング 第40回現代コロイド・界面化学基礎講座(大阪会場)

  • 日時:2024年6月27日(木)~28日(金)
     
  • 会場:大阪産業創造館(大阪市中央区本町1丁目4-5)
     
  • 詳細URL: https://colloid.csj.jp/202403/learning-40th-osaka/
     
  • 参加費:
    部会員 30,000円、日化・協賛学会員 35,000円、非会員 40,000円、学生 10,000円(いずれも要旨集・教科書代込)
    ※ご勤務先が法人部会員の場合は部会員、日本化学会法人会員の場合は日本化学会会員、協賛学会法人会員の場合は協賛学会員扱いとなります。
     
  • 問合せ先:
    第40回 現代コロイド・界面化学基礎講座 事務局
    E-mail:

Published by 学会事務局 on 25 4月 2024

生物工学会誌 – 102巻4号

タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。

※お詫びと訂正

『生物工学会誌』102巻4号(2024年4月25日発行)に以下の誤りがありました。
謹んでお詫び申し上げるとともに、下記の通り、訂正させていただきます。

目次
【誤】追悼文「谷 𠮷樹先生の逝去を悼んで」………………秦 洋二・髙木 博史・坂井 康能・吉田 信行…( 156 )
【正】追悼文「谷 𠮷樹先生の逝去を悼んで」………………秦 洋二・髙木 博史・阪井 康能・吉田 信行…( 156 )

なお、当サイトでは正しいお名前を掲載しております。

►生物工学会誌Top

 

※PDFファイルをご利用いただくためにはAcrobat Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。

Published by 支部:北日本 on 23 4月 2024

北日本支部-2024年度事業

主催行事

北日本支部学生精励賞 2024年度受賞者

  • 林田 宗記(岩手大学大学院)
    「エチレングリコールを原料とした様々なグリコール酸分率を有するポリ(グリコール酸-ran-3-ヒドロキシ
    酪酸)の微生物合成」
  • 清水川 晴人(東北大学大学院)
    「藍藻における超硫黄分子の生理学的役割」

これまでの活動

►北日本支部Topへ

Published by 学会事務局 on 10 4月 2024

《申込締切:5月15日(水)正午(締切厳守)》">【年次大会】第76回日本生物工学会大会 講演申込受付中!
《申込締切:5月15日(水)正午(締切厳守)》

第76回日本生物工学会大会(2024)の一般講演、およびシンポジウムの講演申込を開始しました。

今大会も昨年同様、講演申込と要旨登録の期間が別になっております。一般講演を希望される方は、参加申込後に、講演内容(タイトル・著者名・所属略称・発表概要等)をご登録ください。シンポジウムに関しては、今大会より「発表概要」の登録は不要です。「演題」、「著者情報」、「キーワード」と「講演者のメールアドレス」をご登録ください。⇒参加申込はこちらから

終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。

一般講演の発表者は、2024年会費既納の本会正会員または学生会員に限ります。講演申込みには発表者の会員番号が必須となり、会員番号がない場合には登録できません。事前に必ず入会手続きをお願いします。会員番号は入会登録と会費の入金確認ができ次第お知らせしますが、1週間程度かかりますので早めの手続きをお願いします。会員番号が不明の場合は、事務局()にお問い合わせ下さい。⇒入会はこちらから

能登半島地震で被災された学生で事前に手続きした方につきましては、2024年度大会の参加費を免除いたします。⇒参加費免除の申請はこちら

主なスケジュール

  • 講演申込受付期間: 2024年4月10日(水) ~5月15日 (水) 正午
  • 講演要旨受付期間: 2024年5月22日(水) ~6月18日 (火) 正午
  • 前期参加登録締切日: 2024年7月16日(火) 17時
  • 講演要旨集[PDF版]発行日: 2024年8月26日(月) 予定
  • 懇親会開催日:2024年9月9日(月)※例年と違って大会2日目になります。

Published by 学会事務局 on 08 4月 2024

【協賛行事】Cutting-edge Bio-seminar 7「再生医療のネクストステージ」

  • 日時: 2024年 5月15日(水)12:30~14:00
     
  • 開催形式: Zoom配信 (定員500名)
     
  • URL: https://www.jba.or.jp/event/cutting-edge_bio-seminar_7/
     
  • 内容:

    【趣旨説明】
    Coordinator:新城 雅子(奈良先端科学技術大学院大学)

    【講演】
    「ロート製薬の再生医療R&Dについて(仮)」
     …黒木 輝(ロート製薬株式会社)

    「世界初の変形性膝関節症に対する同種軟骨細胞シートの事業化を目指して」
     …橋本 せつ子(株式会社セルシード)

    【クロストーク】
     
  • 参加費:無料(※事前参加申込制)
     
  • 申込締切日: 2024年5月13日(月)
     
  • 問合せ先:
    一般財団法人 バイオインダストリー協会 
    担当:矢田、岸本、北嶋
    E-mail:
    https://www.jba.or.jp/

Published by 学会事務局 on 04 4月 2024

【JBB】Vol. 137, No. 5(2024年5月号)オンライン公開

Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 137, No. 5(2024年5月号)をScienceDirectで公開しました。

JBB会員用アクセスの利用方法

日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら

  • 会員用アクセスのPasswordをお忘れの場合:
    ⇒詳しくはこちら
     
  • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
    Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

ScienceDirect 最新号アラートの設定方法  

ScienceDirectでユーザー登録をするとJBBの最新号アラート(掲載記事へのリンク付き目次)をメールで受信することができます。
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Published by 学会事務局 on 02 4月 2024

《学会推薦》">【研究助成】第52回(2024年度)内藤記念講演助成金《学会推薦》

日本生物工学会では、2024年度内藤記念科学振興財団講演助成金申請について学会長による推薦を受け付けています。応募に際し、学会推薦を希望する方は、必要書類(電子ファイル)を学会授賞係 ()宛にお送りください。選考委員会にて推薦対象を決定し、本会での選定結果を個々の応募者に連絡いたします。

申請要領については、内藤記念科学振興財団のホームページをご覧下さい。
https://www.naito-f.or.jp/jp/index.php

  • 趣旨:
    自然科学の基礎的研究に関する国内で開催される国際会議の開催に対し、費用を補助。
     
  • 助成額:上限は1件50万円
     
  • 本会への提出書類(電子ファイル):
    内藤記念講演助成金申請書
    開催趣意書(収支予算書を含む)ならびにプログラム・アブストラクト、会議の概要が分かる資料
     
  • 本会への書類提出の締切
    【夏季】2024年5月2日(木)17:00(開催開始月が2024年7月~9月の国際会議)
    【秋季】2023年8月6日(火)17:00(開催開始月が2024年10月~12月の国際会議)
     
  • 書類送付先:
    日本生物工学会 助成・授賞担当 E-mail:

なお、本会推薦によって採択された場合には、学会ホームページに掲載される旨予めご了承下さい。

 

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Published by 学会事務局 on 02 4月 2024

《学会推薦》">【研究助成】第1回(2024年度)内藤記念国際会議開催助成金《学会推薦》

日本生物工学会では、第1回(2024年度)内藤記念国際会議開催助成金申請について学会長による推薦を受け付けています。応募に際し、学会推薦を希望する方は、2024年8月30日(金)までに必要書類(電子ファイル)を学会授賞係 ()宛にお送りください。選考委員会にて推薦対象を決定し、本会での選定結果を個々の応募者に連絡いたします。

申請要領については、内藤記念科学振興財団のホームページをご覧下さい。
https://www.naito-f.or.jp/jp/index.php

  • 趣旨:
    自然科学の基礎的研究に関する国内で開催される国際会議のうち、新しい研究分野や挑戦的課題に取り組む比較的規模が小さい国際会議の開催に対し、費用を補助。
     
  • 申請者資格:
    1)国内で開催する自然科学の基礎的研究に関する本国際会議の開催責任者(主催者)であること。
    2)日本の研究機関に所属する研究者であること。
    3)本国際会議は、参加者総数が50名以上500名以下で、かつ参加国が日本を含む 2ヵ国以上であること。
    4)本国際会議の開始日が以下の期間内であること。

前期:2025年1月1日~2025年6月30日
後期:2025年7月1日~2025年12月31日


5)本助成金における国際会議は、上位の大規模な国際会議下で開催されるシンポジウム、講演会、セミナー等を含むものとする。
6)同一の開催責任者による申請は、同一申請年度で1件までとする。
7)当財団の理事・監事・評議員および選考委員による申請はできない。

  • 助成額:1件 上限50万円
     
  • 本会への提出書類(電子ファイル):
    内藤記念 海外学者招聘助成金 申請書
    開催趣意書(収支予算書を含む)ならびにプログラム・アブストラクト、会議の概要・規模が分かる資料
     
  • 本会への申請書類(電子フォーマット)の締切日時:
    前期:2024年5月17日(金)17:00 
    後期:2024年8月30日(金)17:00
     
  • 応募書類(電子フォーマット)送付先:
    日本生物工学会授賞係 E-mail:

なお、本会推薦によって採択された場合には、学会ホームページに掲載される旨予めご了承下さい。

 

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Published by 学会事務局 on 02 4月 2024

《学会推薦》">【学術賞】第56回(2024年度)内藤記念科学振興賞 候補者推薦募集《学会推薦》

日本生物工学会では、内藤記念科学振興賞の本会からの推薦候補者を募集しています。応募に際し、学会長による推薦を希望する方は、学会授賞係 ()にお問い合わせください。応募書類は、2024年8月30日(金)までに本学会授賞係宛に電子ファイルにてご送付下さい。選考委員会にて推薦対象者を決定し個々の応募者に連絡いたします。

詳細については、内藤記念科学振興財団のホームページをご覧下さい。
https://www.naito-f.or.jp/jp/index.php

【趣旨】

  • 人類の健康の増進に寄与する自然科学の基礎的領域において、進歩発展に顕著な功績のあった研究者に対して褒賞を授与するものである。

【顕彰・贈呈式】

  • 受賞者には内藤記念科学振興賞<正賞:金メダル、副賞:1,000万円>を贈呈。
  • 受賞者は2025年3月14日(金)に行う贈呈式に出席いただきます。

本会への応募書類(電子フォーマット)提出締切日時: 2024年8月30日(金)17:00

送付先: 日本生物工学会授賞係 E-mail:

なお、本会推薦によって受賞された場合には、学会ホームページに掲載される旨予めご了承下さい。

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Published by 学会事務局 on 01 4月 2024

【協賛行事】”未来へのバイオ技術”勉強会 「超高速革新的大量薬剤生産」

  • 日時: 2024年5月10日(金)14:00~16:20
     
  • 会場: Zoom配信(定員500名)
     
  • URL: https://www.jba.or.jp/event/post_137/
     
  • 講演内容:

    極微量の触媒で抗がん剤を体内で大量生産する!
    …田中 克典(東京工業大学 物質理工学院/理化学研究所 開拓研究本部)

    新規大容量PCR法による核酸製造の短納期化と低コスト化
    …赤田 倫治(山口大学大学院 創成科学研究科/ヘリックスエクステンション株式会社)

    二残基ずつペプチド鎖を伸長できる超高速マイクロフロー合成法による医薬品候補化合物の創出
    …布施 新一郎(名古屋大学大学院 創薬科学研究科)

     
  • 参加費:無料(※事前参加申込制)
     
  • 申込締切:2024年5月8日(水)
     
  • 問合せ先:
    一般財団法人 バイオインダストリー協会 
    担当:矢田、橋本、岸本、北嶋
    E-mail:
    https://www.jba.or.jp/

Published by 学会事務局 on 01 4月 2024

【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術”勉強会「革新的核酸医薬で目指す 人に寄り添う医療」

  • 日時:2024年4月16日(火)14:00~16:20
     
  • 開催形式: MS-Teams(定員500名)
     
  • URL: https://www.jba.or.jp/event/post_143/
     
  • 内容:

    Blockmer™を構築単位とするオリゴヌクレオチドの化学合成
    ……片岡 正典(株式会社ナティアス)

    一塩基変久異を含むmRNAのみ特異的に抑制可能な革新的配列設計法(仮題)
    ……程 久美子(株式会社ANRis 技術顧問/東京医科歯科大学)

    核酸医薬のポテンシャルを引き出す「BROTHERS核酸」
    ……和田 郁人(リードファーマ株式会社)

    総合討論

     
  • 参加費:無料(※事前参加申込制)
     
  • 申込締切:2024年4月14日(日)
     
  • 問合せ先:
    一般財団法人 バイオインダストリー協会 
    担当:岸本、北嶋、矢田
    E-mail:
    https://www.jba.or.jp/

Published by 部会:培養技術 on 01 4月 2024

保護中: 【研究部会】培養技術研究部会 第7回技術セミナー 資料ダウンロード

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Published by 学会事務局 on 29 3月 2024

2023年度 共催・協賛・後援行事一覧

内容開催日
【協賛行事】JBA バイオエンジニアリング研究会講演会「日本のバイオ医薬品産業の飛躍に向けて~拠点整備、部素材供給、人材育成」2024.03.27
【協賛行事】JBAバイオエンジニアリング研究会・新⼩委員会 プレ討論会:バイオ由来製品開発のボトルネックは何か2024.03.21
【協賛行事】バイオプロセス講演会 ~「生物機能を利用したモノづくり」に貢献するプロセス強化~(化学工学会誌 特集に関するオンライン講演会)2024.03.15
【協賛行事】JBA 4大学+1企業アグリ食品セミナー「食の未来を創るパートナーシップ:産学連携がもたらす機能性革新」2024.03.15
【協賛行事】コロイド先端技術講座2023 柔らかい多孔性材料 -その構造と機能をさぐる2024.03.14
【協賛行事】バイオエンジニアリング研究会 若手ダイナモ人財オープンセミナー 「国内バイオものづくり&医薬品製造の逆襲 1」2024.03.06
【協賛行事】第5回世界エンジニアリングデー記念シンポジウム
~ダイアローグ:多様性と包摂性のある社会のための工学の未来~
2024.03.04
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会 AIの利活用シリーズ4「肌のAI解析で健やかに、より美しく」2024.03.01
【協賛行事】23-3エコマテリアル研究会 「資源循環戦略におけるバイオプラスチックの役割」2024.02.29
【後援行事】第十回日本微生物学連盟フォーラム 「微生物は地球の救世主になれるか?」2024.02.10
【協賛行事】GMPセミナー「医薬品製造に関わるGMPの最新動向:講演会&見学会」2024.02.01-2024.02.02
【協賛行事】第29回高専シンポジウム2024.01.26-2024.01.27
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会 「「第5のがん治療」として期待されるBNCT(Boron Neutron Capture Therapy ; ホウ素中性子捕捉療法)」2024.01.26
【協賛行事】第18回理研「バイオものづくり」シンポジウム2024.01.24
【後援行事】大阪公立大学シンポジウム「自然共生を基盤とする農学を考える」—Galaxy of able species: 多士済々な生物種間相互作用研究で農を拓く—2023.12.15
【協賛行事】第43回 水素エネルギー協会(HESS)大会・2023HESS特別講演会2023.12.13-2023.12.15
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会 「アニマルウェルフェアとWell-being〜貴方の愛犬と、ともに永く幸せに」2023.12.12
【協賛行事】第198回腐食防食シンポジウム~微生物腐食における最新のプロジェクトおおよび事例紹介~2023.12.11
【協賛行事】第36回日本吸着学会研究発表会2023.12.07-2023.12.08
【協賛行事】JBA バイオエンジニアリング研究会 オープンセミナー「製造業の国内回帰とサプライチェーン対策のために何が必要か」2023.12.07
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術”勉強会「ゲノム歴史学」2023.12.05
【後援行事】第2回 日本抗体学会学術大会2023.12.01-2023.12.03
【協賛行事】第50回炭素材料学会年会2023.11.29-12.01
【後援行事】日本動物実験代替法学会第36回大会2023.11.27-2023.11.29
【協賛行事】JBA バイオエンジニアリング研究会 オープンセミナー「細胞医療分野を支える基盤としてのインフラストラクチャーとその司令&管理プラットフォーム戦略」2023.11.24
【協賛行事】第25回日本感性工学会大会 2023.11.20-2023.11.22
【後援行事】岡山大学寄付講座 微生物インダストリー講座 主催シンポジウム「SDGs時代の『麴菌×固体培養』を活かした新たなものづくり-発酵食品からアップサイクルまで-」2023.11.10
【後援行事】第59回熱測定討論会2023.10.24-2023.10.26
【協賛行事】23-2エコマテリアル研究会「環境に調和するバイオプラスチック・エコマテリアルの最前線」2023.10.20
【協賛行事】連合年会2023(第36回日本イオン交換研究発表会・第42回溶媒抽出討論会)2023.10.19-2023.10.20
【後援行事】第23回 生体触媒化学シンポジウム in 鹿児島2023.09.28-2023.09.29
【協賛行事】Cutting-edge Bio-seminar 6「食品成分の構造および機能解明と予防医療への応用」2023.09.26
【後援行事】日本薬物動態学会第38回年会/第23回シトクロムP450国際会議国際合同大会2023.09.25-2023.09.29
【協賛行事】INCHEM TOKYO 20232023.09.20-2023.09.22
【協賛行事】第20回高付加価値食品開発のためのフォーラム~東アジアの食の広がりと動向・健康の見える化とヘルスケア~2023.09.19-2023.09.20
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術”勉強会 SDGsと未来食シリーズ8「食のアップサイクル」2023.09.14
【協賛行事】第74回コロイドおよび界面化学討論会「コロイド・界面化学がつなぐ時間と空間」2023.09.12-2022.09.15
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会 SDGsと未来食シリーズ7「食メディアデザインと感覚研究」2023.09.11
【協賛行事】JASIS20232023.09.08-2023.09.10
【協賛行事】第39回ファジィシステムシンポジウム(FSS2023)「人間知能と人工知能のSOFTな融合へ」2023.09.05-2023.09.07
【共催行事】第37回日本キチン・キトサン学会大会2023.09.05-2023.09.06
【協賛行事】第36回におい・かおり環境学会2023.08.31-2022.09.01
【協賛行事】JBA Food Bio Plus 研究会 公開市民講演会「人・社会・地球の健康を実現する未来の食」2023.08.28
【協賛行事】Cutting-edge Bio-seminar 5「食品成分の構造・機能の見える化」2023.08.22
【協賛行事】Cutting-edge Bio-seminar 4「次世代培養技術によるサステナブル社会構築への展望」2023.08.17
【協賛行事】”未来へのバイオ技術”勉強会 AIの利活用シリーズ3「開かれた医療・医薬のためのAI活用」2023.08.07
【協賛行事】JBA 先端技術情報セミナー「3D細胞培養技術と社会実装」2023.08.03
【協賛行事】Cutting-edge Bio-seminar 3「日本発オリジナル技術が世界を変える!」2023.07.25
【後援行事】学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ20232023.07.16
【協賛行事】”未来へのバイオ技術”勉強会「昆虫利用学~食べる、楽しむ、活用する」2023.07.13
【協賛行事】JBA バイオエンジニアリング研究会 テクニカルセミナー3「治験薬や細胞および遺伝子治療におけるサプライチェーンの最新動向」2023.07.12
【協賛行事】第35回イオン交換セミナー「挑戦するイオン交換 VII」2023.07.07
【協賛行事】大阪工研協会 初心者のためのバイオ実習セミナー
―微生物取扱いと検査・試験の基本操作―
2023.06.29-2023.06.30 2023.07.03
【協賛行事】バイオエンジニアリング研究会 講演会「バイオ医薬品におけるNext Generation Sequencing (NGS)を用いた外来性病原体の検出と品質特性の評価」2023.06.22
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術”勉強会 SDGsと未来食シリーズ6「代替食材の明日」2023.06.22
【協賛行事】先端技術情報セミナーバイオ地政学 シリーズ 2「世界の食料と農業をめぐる状況と食の多様性」2023.06.16
【後援行事】熱測定オンライン講習会20232023.06.15/06.30/07.14/07.28
【協賛行事】 界面コロイドラーニング 第39回現代コロイド・界面化学基礎講座(大阪会場)2023.06.15-2023.06.16
【協賛行事】界面コロイドラーニング 第39回現代コロイド・界面化学基礎講座(東京会場)2023.06.1-2023.06.02
【後援行事】環境バイオテクノロジー学会2023年度大会2023.06.08-2023.06.09
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会AIの利活用シリーズ2 懇話会「ChatGPT×バイオってぶっちゃけどうなの?!」2023.05.31
【協賛行事】第23回マリンバイオテクノロジー学会大会2023.05.27-202305.28
【協賛行事】”未来へのバイオ技術”勉強会 シリーズ: With コロナ時代を生きる!②コロナ2019抑制2023.05.26
【協賛行事】JBA バイオエンジニアリング研究会小委員会「バイオエンジニアリングにおけるオミックス解析技術」講演会「Next Generation Sequencing (NGS) を用いた細胞培養の品質管理」2023.05.24
【協賛行事】Cutting-edge Bio-seminar 2「リパーパシングと患者データを活用した創薬エコシステム」2023.05.17
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術”勉強会 AIの利活用シリーズ1「AIによる業務改善と刺さるマーケティング」2023.04.26

Published by 学会事務局 on 25 3月 2024

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Published by 学会事務局 on 25 3月 2024

【後援行事】環境バイオテクノロジー学会2024年度大会

  • 会期:2024年5月30日(木)・31日(金)
     
  • 会場:KITENビルコンベンションホール(宮崎市)
     
  • 詳細URL: https://www.jseb.jp/news/jseb2024/
     
  • 講演申込締切日:2024年4月26日(金)
     
  • 事前参加申込締切日:2024年5月16日(金)
     
  • 参加申込方法:大会ホームページよりお申込みください。
     
  • 問合せ先:
    環境バイオテクノロジー学会2024年度大会実行委員会
    廣瀬 遵 (宮崎大学⼯学部)
    Email:  Tel: 0985-58-7322

Published by 学会事務局 on 25 3月 2024

【随縁随意】ウイルスは考えない,とお天道さまはお見通し– 藤井 力

生物生物工学会誌 第102巻 第3号
藤井 力

家族に高リスク者がいるので気をつけていたのに、ついに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染してしまった。今年度再開し、楽しみにしていた「真核微生物交流会」にも行くことができなかった。

COVID-19が長く流行しているのは、ヒトに感染する機会が豊富で変異を繰り返しているからにほかならない。正確にいうと「変異を繰り返す」わけではなく、ウイルスは一定割合で変異するが、多くの人に感染し、いろいろな種類が生まれ、多様性が増え、最適株が増殖し、それまでの株に置き換わる。ウイルスは「次こうやって感染力をあげよう」と考えているわけではなく、ポンコツで淘汰される変異も多いが、免疫を偶然すり抜けやすくなったり、放出される時期が偶然発症前になったりするなどして、選択圧に対し最適な株に置き換わる。高校の生物の授業で、工業の発展に伴い、淡い色のオオシモフリエダシャクが暗色に置き換わる工業暗化という現象を習ったが、多様な種類から選択されたものが優占するという仕組みは同じ。多様性があれば、選択圧で最適株が選ばれる。オオシモフリエダシャクの多様性獲得(≒最適株の創出)の源泉は有性生殖であるが、ウイルスは突然変異。その時だけを考えるとポンコツも含めた多様性を持つことは非効率だが、多様性があることで環境の変化に強く、ロバストネス(頑健性)も高い。病原菌に抗生物質耐性菌が出現したり、驚くような環境に微生物が存在したりしているのも同じ原理か。

先日、学生とある工場を見学させていただく機会を得た。もっとも感銘をうけたのは、工場に貼ってあった行動指針「私は、今日の仕事を振り返り、誇りをもって家族に話すことができます」であった。効率アップとか安全とかではなく、「仕事を振り返り、誇りをもって家族に話せるか」が行動指針になっていた。この行動指針の場合、正しい効率アップ法が選択され、安全は守られ、問題は起きにくいであろう。昔なら「お天道さまはお見通し」か。うそやずるは短期的には得するように見えるが、人生100年かつSNS時代では必ずばれ、大手芸能事務所やマスメディア、中古車販売業者や保険業界、あるいは一部の政治家や芸能人の例を挙げるまでもなく、その人や組織を揺るがす。結果の確認に時間はかかるが、こちらも効率的な仕組みのように思える。

多様性を背景にした自然選択による最適化と「お天道さまはお見通し」による最適化。大学研究資金配分には活かされていないように思う。筆者は5年前に大学に来たが、基礎的経費はきわめて少額で、外部資金などを確保しなければ、卒論生や修士の学生の研究費を賄えない。乱暴でもぱっと見て伝わる文章が求められ、攻略本や攻略セミナーも開催されている。流行りの研究分野の方が取りやすいから「寄せに」行く者もいて、資金配布側の効率も悪い。その分野のブレークスルーより、確実に結果が出て報告書を書いてくれそうな人や分野を選びがちに見える。不正防止のために規制ができ、正直を証明するのに、ぱっとみてわかる文章を書くのに、膨大な応募を審査するのに、成果を出すための研究時間がどんどん削られていく。この選択圧は、科学技術発展のために正しいか。分野や手法の偏りを誘起し、多様性が生まれることを阻害していないか。

いまの仕組みが正しいかどうかも「お天道さまはお見通し」、歴史が証明する。短期的には効率が悪いように思うかもしれないが、研究時間を確保し、多様性を生み出すのに最小限の基礎的経費が出るようにならないと、社会が大きく変わった時に必要な研究成果は得られそうもないような気がする。いまの仕組みは本当に有効か。頑健性は高いか。成功するにはある程度の失敗と試行錯誤が必要なのである。多様性+自然選択による最適化と「お天道さまはお見通し」による最適化、信じてみませんか?



著者紹介 福島大学食農学類(教授)

►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

Published by 学会事務局 on 25 3月 2024

【生物工学会誌】第102巻 第3号(2024年3月号)オンライン公開

生物工学会誌第102巻第3号(2024年3月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第102巻第3号

►生物工学会誌Top

Published by 学会事務局 on 25 3月 2024

生物工学会誌 – 102巻3号

タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。

►生物工学会誌Top

※PDFファイルをご利用いただくためにはAcrobat Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。

Published by 学会事務局 on 18 3月 2024

【JBB】Vol. 137, No. 4(2024年4月号)オンライン公開

Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 137, No. 4(2024年4月号)をScienceDirectで公開しました。

JBB会員用アクセスの利用方法

日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
⇒詳しくはこちら

  • 会員用アクセスのPasswordをお忘れの場合:
    ⇒詳しくはこちら
     
  • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
    Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

      
      

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Published by 学会事務局 on 08 3月 2024

【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会「美味しい食肉の確保と食品ロス解消に向けた新しい取り組み~腐敗コントロールと食品加工の面から」

  • 日時:2024年4月15日(月)14:00~16:30
     
  • 開催形式: ZOOM(定員500名)および 会場参加先着23名
         (東京都千代田区丸の内一丁目7 番12 号 サピアタワー8 階 JBA会議室)  
     
  • URL: https://www.jba.or.jp/event/post_135/
     
  • 内容:

    食品ロス削減に向けた腐敗コントロール対策のための腐敗菌ライブラリー構築と活用 
    ……平田 真樹(徳島大学 バイオイノベーション研究所)

    ブタを対象とした「アニマルウェルフェア」(動物福祉)の研究と、安心安全のハム造りによる地域貢献  
    ……森松 文毅(徳島大学 生物資源産業学部)

    ドライ熟成肉を中心とした美味しく安全なお肉の探求~有用微生物や機能性成分を活用した食肉加工~ 
    ……三上 奈々(帯広畜産大学 グローバルアグロメディシン研究センター生命・食料科学研究部門 )

    総合討論 
    交流会
     
  • 参加費:無料(※事前参加申込制)
     
  • 申込締切:2024年4月13日(土)
     
  • 問合せ先:
    一般財団法人 バイオインダストリー協会 
    担当:矢田、岸本、北嶋
    E-mail:
    https://www.jba.or.jp/

Published by 学会事務局 on 01 3月 2024

【年次大会】第76回日本生物工学会大会 (2024) サイトオープン

第76回日本生物工学会大会(2024)のホームページを開設しました。大会サイトでは、2024年9月8日(日)から10日(火)に開催される第76回日本生物工学会大会(2024)に関する情報を発信していきます。

講演申込み、および大会参加申込のウェブ受付は、2024年4月10日(水)より開始いたします。

本大会への皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

公益社団法人日本生物工学会
第76回年次大会(2024)ホームページアドレス
https://www.sbj.or.jp/2024/

Published by 学会事務局 on 01 3月 2024

【協賛行事】第24回マリンバイオテクノロジー学会大会

  • 日時:2024年5月25日(土)~ 26日(日)
     
  • 会場:筑波大学 春日キャンパス(〒305-8550 茨城県つくば市春日 1 丁目 2)
     
  • URL: http://marinebiotechnology.jp/mbt2024/
     
  • 発表申込期間: 2024年3月1日(金)~ 4月11日(木)
     
  • 事前参加申込登録l期間:2024年3月1日(金)~ 4月25日(木)
     
  • 参加費
    事前参加登録費:会員 5,000 円 学生 2,000 円 非会員 9,000 円 学生非会員 4,000 円
    当日参加費: 会員 7,000 円 学生 3,000 円 非会員 10,000 円 学生非会員 5,000 円
    懇親会費: 一般 6,000 円 学生 3,000 円
    (協賛団体の会員は会員価格での参加が可能です。但し発表は学会会員に限ります。)
     
  • 問合せ先:
    第24回マリンバイオテクノロジー学会大会会長 鈴木 石根
    E-mail:

 

Published by 学会事務局 on 29 2月 2024

【事務局より】2024年度総会および関連行事のお知らせ

総会およびその後の諸行事を下記のとおり早稲田大学において開催いたします。

2024年度総会

日時:2024年5月23日(木)13時~14時20分

場所:早稲田大学 リサーチイノベーションセンター(121号館)地下1階 コマツ100周年記念ホール
  (〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町513)

次第:

  1. 会長挨拶
  2. 2023年度事業報告
  3. 2023年度決算報告・2023年度監査報告
  4. 功労会員の推戴
  5. 2024年度事業計画
  6. 2024年度予算
  7. 創立100周年記念事業報告

第29回生物工学懇話会

日時:2024年5月23日(木)14時40分~17時
場所:早稲田大学 リサーチイノベーションセンター(121号館)地下1階 コマツ100周年記念ホール
  (〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町513)
参加費:無料(事前申込み不要)

プログラム: ⇒講演要旨はこちら

  • 14:40~14:45  
    開会の挨拶………秦 洋二
     
  • 14:45~15:30 
    講演1「Photo-Isolation Chemistryによる組織内遺伝子発現の高深度空間解析」
    ……本田 瑞季(京都大学)
     
  • 15:30~15:40  休憩
     
  • 15:40~16:25 
    講演2「なぜ,女性エンジニア養成プログラムが必要なのか」
    ……芝﨑 学(奈良女子大学)
     
  • 16:25~16:55  パネルディスカッション
     
  • 16:55~17:00  閉会の挨拶………青柳 秀紀

懇親会

日時:2024年5月23日(木)17時20分~19時20分

場所:リーガロイヤルホテル東京 1F ダイニング フェリオ
   (〒169-8613 東京都新宿区戸塚町 1-104-19)

参加費:6,000円(税込)

申込方法:

  • 日本生物工学会代議員の方には事務局から個別に案内メールをお送りします。メールの案内に従って申込みフォームよりお申し込みください。
     
  • 代議員以外で懇親会への参加を希望される方は、
    • 1) 氏名
    • 2) 所属
    • 3) 連絡先TEL/E-mail
    • 4) 会員種別

を明記して、下記E-mail宛にお申し込みください。

申込締切日:2024年5月9日(木)

決済方法:参加費のお支払いはクレジットカード決済のみです。Square社よりメールで請求書をお送りします。
※領収書は支払完了メールをもって代えさせて頂きます。
当日受付はございませんので、必ず事前申し込みと決済をお願い致します。
※お支払い済みの参加費につきましては、当日ご欠席の場合も返金致しませんので、あらかじめご了承ください。

申込先:日本生物工学会事務局
    TEL: 06-6876-2731  E-mail:

Published by 学会事務局 on 29 2月 2024

【本部】第29回生物工学懇話会

日時:2024年5月23日(木)14時40分~17時
場所:早稲田大学 リサーチイノベーションセンター(121号館)地下1階 コマツ100周年記念ホール
   (〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町513)
参加費:無料(事前申込み不要)

プログラム

(司会:本多 裕之)

  • 14:40~14:45 開会の挨拶………………秦 洋二
     
  • 14:45~15:30  講演1「Photo-Isolation Chemistryによる組織内遺伝子発現の高深度空間解析
                ……本田 瑞季(京都大学)

組織や臓器は時空間的に定められた遺伝子発現により厳密に制御されている。そのため、その仕組みを正確に理解するには空間情報と遺伝子発現情報を紐付けた解析が不可欠である。そこで、我々は組織切片上の光照射した領域だけの遺伝子発現情報を包括的に解析できる手法、Photo-Isolation Chemistry(PIC)を開発した。PICはマウス胚や成体マウス海馬などのマクロ領域から細胞内構造体などの1µm以下のミクロ領域と大小さまざまな領域の遺伝子発現を高感度かつ定量的に解析できる。さらに、未固定や固定凍結切片に加えパラフィン切片にも適応できるため、生物学的研究から病理診断などの臨床研究にまで幅広く応用されることが期待できる。本発表では、PICの原理からPICを用いたさまざまな解析事例を紹介しつつ、PICの今後の技術展開についても議論する。

(座長:岡村 好子) 

  • 15:30~15:40 休憩
     
  • 15:40~16:25 講演2「なぜ、女性エンジニア養成プログラムが必要なのか
                …………芝﨑 学(奈良女子大学)

女子大学の役割は、女性の社会進出をサポートすることです。日本の低いジェンダーギャップ指数を改善するためにも社会で活躍する女性人材を育成しなければなりません。「リケジョ」を合言葉に理学系は躍進していますが、女性エンジニアの育成体制は十分ではありません。多様性を前提にした社会を支える工学領域のダイバーシティ実現を目指し、工学部を設置しました。そして、裾野を拡げるために中高生に向け、女性エンジニア養成プログラムを開始しました。女性エンジニア輩出を目指す本学の10年間の取組みを紹介します。

(座長:山田 翼)

  • 16:25~16:55 パネルディスカッション (座長:竹山 春子)
     
  • 16:55~17:00 閉会の挨拶………………青柳 秀紀

 

関連記事:【事務局より】2024年度総会および関連行事のお知らせ

Published by 学会事務局 on 29 2月 2024

【創立100周年記念事業】第11回SBJシンポジウム ―生物工学における産官学連携の新たな潮流―

SBJシンポジウムは、日本生物工学会がカバーする広い科学技術・教育分野において、産官学の連携を深め、さらにはアジアをはじめとした諸外国の情報や動向について討議することを目的として、日本生物工学会創立100周年に向けて新たにスタートしたものです。一昨年、学会創立100周年を迎えましたが、これからの学会のさらなる発展に向けて本シンポジウムを学会のフラッグシップと位置付け、新たなスタートを切りました。

第11回目となる今回は、創立100周年の記念事業の一環として、産官学連携に焦点を当て開催いたします。シンポジウムでは、4名の先生方から産官学連携での研究開発の実例を取りあげてご講演いただくとともに、産、官、学の5名の先生方から外部の機関との共同研究を効率よく推進していくためのきっかけづくりやコツなどについてご意見をいただきます。さらに、パネルディスカッションを通して、参加者の方々から生の声をいただき、産官学連携に関して議論することで、より良い共同の場づくりの一助となることを期待し

  • 日時:2024年5月24日(金)9:50~17:30(予定)
     
  • 開催形式:ハイブリッド開催(現地参加あるいはWeb [Zoom] )
     
  • 会場:早稲田大学121号館コマツ100周年記念ホール
       (〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町513)
     
  • 定員:現地参加100名
     
  • 参加費:無料


    事務局からメールでお知らせしたIDとパスワードでログインしてください。

    プログラム

    • 9:50~10:00 
      本会の趣旨説明……吉田 聡(キリンホールディングス株式会社)
       
    • 10:00~10:05 
      開会の辞……秦 洋二(月桂冠株式会社)
       

    〈産官学連携の事例紹介〉

    • 10:05~10:45
      <基調講演>
      「生命の根源物質5-アミノレブリン酸~大学とともに歩んだ39年~」
        …………田中 徹(キヤンファーマ株式会社)
       
    • 10:45~11:10
      「産学連携による技術開発~乳ペプチド開発の新展開へ向けて~」
        …………越智 浩(森永乳業株式会社)
       
    • 11:10~11:35
      「いつまでも元気に歩き続けられる脚を目指して」
        …………金田 喜久(サントリーウエルネス株式会社)
       
    • 11:35~12:00
      「大学との共同開発技術の社会実装に向けた取組みについて~“エレキソルト”の事例紹介~」
        …………佐藤 愛(キリンホールディングス株式会社)


    〈産官学からの連携紹介〉

    • 13:30~13:55
      「“酒(しゅ)”を科学して115年~酒造研究のこれまでとこれから~」
       …………秦 洋二(月桂冠株式会社)
       
    • 13:55~14:20
      「産学官連携による共同研究強化のためのガイドラインの深化をはじめとする産学連携政策の進展について」
       …………大石 知広(新エネルギー・産業技術総合開発機構)
       
    • 14:20~14:45
      「より良い未来社会の実現に参加する~早稲田大学の組織的な産学連携の取組み~」 
       …………丸山 浩平(早稲田大学)
       
    • 14:45~15:10
      「社会課題解決を目指した産総研生命工学領域の連携に対する取組み」
       …………金 賢徹(産業技術総合研究所)
       
    • 15:10~15:35
      「新テーマ創出に繋がる共創システムとコミュニケーション」
       …………環野 真理子(株式会社リバネス)
       
    • 15:35~15:50 休憩
       

    〈産官学連携の新たな潮流〉

    • 15:50~17:20 
      パネルディスカッション……吉田 聡(キリンホールディングス株式会社)

       
    • 17:20~17:25 
      年次大会のご紹介……大河内 美奈(東京工業大学)
       
    • 17:25~17:30 
      閉会の辞……青柳 秀紀(筑波大学)

     

    申込方法

    こちらのフォームよりお申し込みください。
    申し込み時に、パネルディスカッションで取り上げてほしい課題、質問があればご記載ください。

    ※当日受付は行いません。必ず事前登録をお願い致します。

    申込締切日: 2024年5月17日(金)
       

    問い合わせ先

    公益社団法人 日本生物工学会事務局 (吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内)
    TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
    E-mail: (SBJシンポジウム担当)

     

    Published by 学会事務局 on 29 2月 2024

    【JBB】Vol. 137, No. 3(2024年3月号)オンライン公開

    Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 137, No. 3(2024年3月号)をScienceDirectで公開しました。

    JBB会員用アクセスの利用方法

    日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
    ⇒詳しくはこちら

    • 会員用アクセスのPasswordをお忘れの場合:
      ⇒詳しくはこちら
       
    • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
      Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

        
        

    ►JBBのTopページへ

    Published by 学会事務局 on 25 2月 2024

    【生物工学会誌】第102巻 第2号(2024年2月号)オンライン公開

    生物工学会誌第102巻第2号(2024年2月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第102巻第2号

    ►生物工学会誌Top

    Published by 学会事務局 on 25 2月 2024

    【随縁随意】パスツールが降りてくる– 赤田 倫治

    生物生物工学会誌 第102巻 第2号
    赤田 倫治

    久しぶりの対面授業のせいなのか、ある日の微生物学の講義中、殺菌法や発酵現象の解明について話しているときに、ふとパスツールが私に降りてきて、なぜか岡山弁でしゃべり始めたんです。他でもない、生物がどこからともなく自然に発生することがあるという「自然発生説」の否定や、Chance favors only the prepared mindの名言で知られるあのパスツール先生です。

    “そこら中に微生物がうようよおるってことをみんな知っとる? 肉汁を置いとったら生物が自然発生するとか言うとったやつらは間違っとるってことを言いたいんじゃ。肉汁を煮るだけで、目に見えん微生物が死んでしもうて、何も起こらんようになったのをみせたじゃろ。煮んと、肉汁にコンタミしとった微生物が増殖しただけじゃが。”

    パスツールは、パスツールピペットと呼ばれるようになった細い管を持つフラスコを作製して、自然発生説を否定してみせたわけですが、それ以上に、殺菌が、目に見えない微生物たちを扱うことを可能にした本質的な実験法なんだということを、私に言わせようとしていると感じるわけです。

    ところで、煮ればよい殺菌法は、科学の基礎でしょうか、それとも応用でしょうか?0から1を作り出すのが基礎で、1から100の量や種類を作り出すのが応用っていうイメージはどうなんでしょう? 科学の歴史で考えてみると完全な0はないのかもしれませんが。

    最近、私たちは大容量PCR法という技術を近所のカニカマ機械メーカーの人と開発しています。PCR法は、新型コロナウイルス検査で広く一般に知られた技術となりましたが、多くの場合、微量のDNAを10~50μLの反応液中で増幅します。この技術を0辺りから1の基礎とすると、1mLの反応液で同じことをすれば、1から100への応用となり、1LができればDNAの新しい製造法となると思いつき、始めたわけです。でもこれが全然できない。そこであれこれ、0辺りに戻って実験してみることとなりました。そうしてわかったことは、DNAが不安定な物質だった、ということでした。ここでは煮過ぎがよくなかったのです。DNAはmRNAより安定ですが、それは程度の問題で、DNAは安定だという常識がすっかり邪魔になっていたのでした。現代は、情報が多すぎて、0辺りに戻ることや常識から距離を置くことが難しい時代なのかもしれませんね。

    パスツールは、若くして光学異性体を発見したので、化学界を牽引して行けたはずと思われます。しかしながら彼は、一度、地方工業都市にあるリール大学に移り、そこで、アルコール醸造業者から品質管理の相談を受けて、アルコール腐敗の原因を探り始めました。

    “困っとった会社の人をなんとか科学で解決してあげたかったんじゃ。せーでもなあ、それを解決するには、そこら中におる微生物を殺菌して、微生物がおらん空間を作らにゃおえんかったんで、煮りゃあええという方法を思いついたんじゃ。これが、論争じゃった自然発生説の否定に通じたんじゃが、それよりなあ、わしがうれしかったんが、煮る殺菌法でおいしいワインや牛乳を飲めるようになったことじゃが。”

    “人の役に立つことは、幸せな気分にさせてくれるじゃろ。わしが科学に基礎も応用もねえと言うたんは、そんな議論より、人の役に立つことを目標に、根本からの解決を科学で図ってみることが重要じゃあと言いてーんじゃが。わしが晩年、流行り病やワクチンの研究をしとったいうのを知っとるか。未来でもコロナとかいうて困っとるらしいのう。mRNAワクチンとかいうのができたんか。頑張ったのう。でもなんでより安定なDNAでやらんのじゃ? 未来でもまだまだ科学で解決せんといけん課題がぎょうさんあるようじゃのう。0から100まで頑張りんさい。子供たちへの幸せが作れるからのう。”

    The prepared mindとは、困っている人を科学で助けたいと思う心なんですね。パスツール先生、ありがと。



    著者紹介 山口大学 大学院創成科学研究科 化学・ライフサイエンス系専攻(教授)

    ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

    Published by 学会事務局 on 25 2月 2024

    生物工学会誌 – 102巻2号

    タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
    主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。

    ※お詫びと訂正

    『生物工学会誌』102巻2号(2024年2月25日発行)に以下の誤りがありました。
    謹んでお詫び申し上げるとともに、下記の通り、訂正させていただきます。

    書評
    ・p.92  2か所
     誤)技術情報組合 編 → 正)技術情報協会 編
     誤)技術情報組合   → 正)技術情報協会

    ※なお、当サイトでは修正済みのPDFを掲載しています。

    ►生物工学会誌Top

    ※PDFファイルをご利用いただくためにはAcrobat Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。

    Published by 支部:西日本 on 24 2月 2024

    【西日本支部】日本生物工学会 第3回 西日本支部 若手研究者賞 候補者募集

    日本生物工学会西日本支部では、「第3回西日本支部若手研究者賞」の受賞候補者を募集しています。この賞は、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した優れた若手研究者の研究を奨励し、さらにステップアップしていただくことを目的とするものです。
     

    1. 受賞要件
      以下の4項目すべてに該当すること
      1)生物工学分野において優れた成果をあげている日本生物工学会正会員、もしくは受賞時に正会員である者。
      2)2024年4月1日時点での年齢が35歳以下であること、または博士の学位取得後8年以内であること。
      3)西日本支部内(中国・四国9県内)の大学、公的研究機関もしくは民間企業等に在籍していること。
      4)過去3年間に下記のいずれかの実績を有すること。
       ・日本生物工学会年次大会での口頭またはポスター発表
       ・日本生物工学会西日本支部講演会での口頭発表
       ・日本生物工学会英文誌J. Biosci. Bioeng. での論文発表
       ・日本生物工学会誌での論文発表または解説記事等の掲載
       
    2. 応募方法
      1)自己推薦のみとします。
      2)応募用紙wordに必要事項を記載して、支部事務局宛に電子メールで送付してください。
       
    3. 応募締切日:2024年5月31日(金)
       
    4. 提出・書類送付先
      公益社団法人 日本生物工学会西日本支部事務局
      庶務幹事 星田 尚司
      E-mail:

    ⇒西日本支部Topへ

     

    Published by 学会事務局 on 19 2月 2024

    【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会 「異分野・複合・新領域研究の現在地」

    • 日時:2024年4月9日(火)14:00~16:00
       
    • 開催形式: ZOOM(定員500名)
       
    • 詳細URL:https://www.jba.or.jp/event/post_139/
          
    • 内容:

      未利用サメ資源×陸上養殖×抗体工学=次世代抗体開発プラットフォーム
      ……竹田 浩之(愛媛大学 プロテオサイエンスセンター プロテオ創薬科学部門)

      細胞が持つやわらかい車輪の回転メカニズム解明と未来の画期的移動体の開発
      ……岩楯 好昭(山口大学 大学院創成科学研究科(理学部))

      ディスカッション
       
    • 参加費:無料(※事前参加申込制)
       
    • 申込締切:2024年4月7日(日)
       
    • 問合せ先:
      一般財団法人 バイオインダストリー協会 
      担当:矢田、岸本、橋本、北嶋
      E-mail:
      https://www.jba.or.jp/

    Published by 部会:バイオインフォマティクス on 09 2月 2024

    【研究部会】バイオインフォマティクス相談部会 DIY自動化ハンズオンセミナー

    このたび日本生物工学会バイオインフォマティクス相談部会は、2024年3月15日にハンズオンセミナーを開催する運びとなりました。

    バイオインフォマティクス相談部会 DIY自動化ハンズオンセミナー

    主催:日本生物工学会バイオインフォマティクス相談部会(リンク
    協力:Laboratory Automation研究会(リンク

    • 日時: 2024年3月15日(金)13:00開始~17:00頃終了予定
    • 会場: 産業技術総合研究所臨海副都心センター(リンク)ならびにオンライン(zoom)
    • 参加資格:どなたでもご参加いただけます
    • 参加申込: こちらからご登録ください。(リンク
    • 申込締切:現地参加:2月28日(水)締め切りました / オンライン参加:3月14日(木)
    • 参加費:現地参加:20000円 / オンライン参加:無料
      • (注1)参加費は、製作するデバイス用の部品購入費用を含みます。製作したデバイスはお持ち帰りいただくことが可能です。
      • (注2)会場都合により、現地参加者の人数には上限を設けます(最大8名を予定)。応募者多数の場合は志望内容等を考慮して選抜を行うためご希望に沿えない場合がございますが、ご了承いただけますと幸いです。選抜結果は3月1日中にメールにてご連絡いたします。

    ​概要

     生物工学分野ならびにバイオインフォマティクス分野において、近年急速に進歩している機械学習や生成AIを利用することが研究開発の加速や効率化のために喫緊の課題となっている。高品質、大規模データの取得のための実験自動化はその重要技術であることには疑いないものの、(1)その導入には高いコストや特有のノウハウなどの参入障壁がある。また、現在は何らかの形で人間の介入を必須とするが、(2)その動作ログやデータログの欠如はデジタルトランスフォーメーションやデジタルツイン環境などの次世代自動化技術を実現するための大きな課題である。
     これに対して3DプリンターやシングルボードPCなどを用いた簡易的な自動化システムやその構成要素を実装するDIY自動化が、(1)ならびに(2)の課題に対して突破口となりうる。そこで本ハンズオンセミナーでは本分野の第一人者である野口大貴博士を講師として、実際にいくつかのシステム(後述)の製作を体験していただく。ハンズオンセミナーではラボ環境のデジタル化のためのモニタリングシステムの製作を体験していただく。オンラインではその模様を中継し、より多くの方にDIY自動化について学ぶ機会を提供したい。

    ハンズオンセミナー内容詳細

    • 製作物名称:ラズパイを用いた環境モニター&ライブカメラシステム
    • 実習概要:小型IoTデバイス「Raspberry Pi Zero2」を使用したハンズオン講習会を開催します。この講習会では、実験環境をデジタル化するための第一歩として、Raspberry Pi Zero2を活用して、室内の温度と湿度を測定し、そのデータをサーバーへ送信・可視化するシステムの開発を行います。また、インターネット経由でリアルタイムに映像を確認できるライブカメラの設定も行います。
    • 学習内容:Raspberry Pi Zero2の使い方、はんだ付け、温度・湿度センサーの使い方(シリアル通信)、Linux、APIの活用、時系列データベースの使用、データの可視化、Rasberry Pi Cameraの使い方

    講師:野口大貴 先生(理研・客員研究員)

    実行委員:蟹江慧(近大・准教授)、兒島孝明(名城大・准教授)、堀之内貴明(産総研・主任研究員)※五十音順・敬称略

    問合せ先:産業技術総合研究所 人工知能研究センター 
          堀之内貴明 E-mail:takaaki.horinouchi[at]aist.go.jp

    ⇒バイオインフォマティクス相談部会Topへ

     

    Published by 部会:培養技術 on 08 2月 2024

    【研究部会】培養技術研究部会 第7回技術セミナー

    培養技術研究部会では、第7回技術セミナーとして、培養に欠かせない殺菌技術や無菌技術に関するセミナーを開催します。大阪公立大学研究推進機構微生物制御研究センター土戸哲明先生に殺菌プロセスの効果と対象物特性のトレードオフや損傷菌生存リスクについて、損傷のレベル、モード、メカニズムなどの基礎についてご講演いただきます。またPHC株式会社様からクリーンベンチ・安全キャビネットの基礎および実際についてご講演いただきます。

     

    日時: 2024年4月3日(水)13:30~17:30 (Zoom開催)

    プログラム

    13:30~14:00 入室

    14:00~15:00 殺菌の常識と非常識(殺菌処理で発生する損傷菌とその生死を分ける培養方法)
                      /大阪公立大学研究推進機構微生物制御研究センター 土戸哲明 先生

    殺菌処理はバイオプロセスでの培地無菌化、広くは食品・環境・医療などにおける重要な操作であるが、対象物の特性との関係でトレードオフ問題を考慮した条件緩和は損傷菌生残のリスクを生じる。生死の境にある損傷菌の運命は、殺菌直後ではなくその後の培養(保存・流通)過程で決まる。損傷菌の殺菌処理中の損傷のレベル、モード、メカニズムとともに、後培養中のストレス応答を含む細胞の修復能の機能性が殺菌効果を左右する。

    15:00~15:20 質疑応答、休憩

    15:20~16:00 クリーンベンチのはなし
                      /PHC株式会社 バイオメディカ事業部 堂本恵造 先生

    【講演内容予定】 1. クリーンベンチの基礎(クリーン度について) 2. クリーンベンチの気流の流れ(標準型タイプと循環型タイプ) 3. バイオハザード対策用キャビネットの指針と基準 4. バイオハザード対策用キャビネットのタイプ(Aタイプ、A2タイプ、B2タイプ) 5. 循環型クリーンベンチとバイオハザード対策用キャビネットの違い 6. 正しいご使用方法について(動画を用いた解説) 7. 定期検査の重要性について

    16:00~ 技術懇談会 (部会員限定)
         ※部会員未入会で参加ご希望の方は事前に部会への入会をお願いいたします。

     

    参加資格:生物工学会の正会員・学生会員・賛助会員  

    参加費:無料

    申込方法:下記のフォームから申し込みください。後日、事前資料や当日の会議リンクを登録アドレスにお送りします。

         URL:https://forms.gle/J98mgrnu1ZpFpqbC9(締切:3月27日(水))

    技術懇談会では、講師の先生を交えてフリートークと質疑応答を行います。申し込みの際に、具体的な質問をお寄せ頂ければ、講師と幹事で可能な限り対応します。技術懇談会のZoomアドレスは前日までに参加申し込みをいただいた参加者にお知らせします。

    質問登録先:下記のフォームから質問をお寄せください。

         URL:https://forms.gle/mdCFbokUhwmnNsQn8 (締切:3月27日 (水) )

    問合せ先: 関西大学 片倉啓雄 E-mail:
          北見工業大学 小西正朗 E-mail:
              (登録フォームが利用できない方はこちらにお申し込みください。)

    ►培養技術研究部会Topへ

    Published by 学会事務局 on 06 2月 2024

    【JBB】Vol. 137, No. 2(2024年2月号)オンライン公開

    Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 137, No. 2(2024年2月号)をScienceDirectで公開しました。

    JBB会員用アクセスの利用方法

    日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
    ⇒詳しくはこちら

    • 会員用アクセスのPasswordをお忘れの場合:
      ⇒詳しくはこちら
       
    • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
      Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

        
        

    ►JBBのTopページへ

    Published by 学会事務局 on 04 2月 2024

    創立100周年記念シンポジウム 生物工学の未来(2050年)

    創立100周年記念事業として、生物工学会の会員が参画でき、学会としても重要なテーマ(食、環境、医療など)を対象に、産、学、官の立場から、生物工学の未来(2050年)を考える契機となるシンポジウムシリーズ(全5回)を企画・開催しました。

     

    ⇒創立100周年記念事業はこちら

    Published by 部会:非線形バイオシステム on 04 2月 2024

    【研究部会】2023年度 第1回非線形バイオシステム研究部会公開セミナー

    • 開催日時:2024年3月28日(木)15:00~17:30
       
    • 開催方法:対面(名古屋駅周辺)/Zoomオンライン・ハイブリッド開催
       
    • 参加費:無料
       
    • 開催趣旨:
      本研究会では、多様な観点から「非線形バイオシステム」に携わる機会を参加者に提供し、新たな研究課題や共同研究の芽が生まれることを目指している。近年、人工知能、量子生物学など新しい学問の潮流が生まれている。2023年5⽉以降は新型コロナが第5類に以降となった一方で、「mRNA ワクチンの開発」は見事ノーベル生理学・医学賞を受賞した。
      本研究部会では、今年度第1回セミナーにおいて「量子生命現象に潜む非線形性」について討論するとともに、令和5年度をまとめたい。
       
    • プログラム:

      <第一部:公開セミナー>
      15:00~16:00
      「散逸構造、および、混沌からの秩序:プリゴジン教授の考えてきたこと」
       …Dr. Tomio Y. Petrosky
        (Center for Complex Quantum Systems, The University of Texas, Austin)

      16:00~17:00
      「分⼦認識を光や酵素活性で解き明かす」
       …北⼝哲也(東京⼯業⼤学 科学技術創成研究院 化学⽣命科学研究所)

      <第二部:総合討論>
      ♦座長:田丸 浩(三重大学大学院生物資源学研究科)
      17:10~17:30
      「非線形バイオシステム研究部会の展望」

      <第三部:活動方針検討会>(非公開)
      18:00~20:00
      ♦進行役:田丸 浩(三重大学大学院・研究部会長)
      ・今後と次年度研究部会の運営方針
      ・その他
       
    • 申込方法:
      参加をご希望の方は2024年3⽉22⽇(⾦)までに、下記までメールにてお申し込みください。
      お名前(フルネーム)とご所属の明記をお願い致します。お申し込みをもちまして、非公開部の内容の守秘義務にご了承頂いたものと致します。
       
    • 申込先:
      三重大大学院・研究部会長 田丸 浩
      E-mail:

     

    ⇒非線形バイオシステム研究部会Topへ
     

     

    Published by 学会事務局 on 02 2月 2024

    能登半島地震で被災された会員の皆様へ

    公益社団法人日本生物工学会
    会長 秦 洋二

    このたびの能登半島地震により、被害に遭われた会員の皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。くれぐれも健康と安全にご留意いただければと存じます。また、一日も早い平穏な日々の訪れと被災地の復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

    本学会では、地震の被害が甚大であることから、被害に遭われた会員の皆様に対し、全力で支援に努めたいと考えております。

    さて、このたび理事会では、下記のことを決議いたしました。
     

    1. 学生の研究支援および年次大会への参加促進を目的として、事前に手続きした学生につきましては、2024年度大会の参加費を免除いたします。

    ♦ 参加費免除の申請方法(メールのみの申請となります。)
    会費・2024年大会参加費 免除申請書(学生会員)WORDwordPDFpdf】に所定の項目を記入のうえ、指導教員からメールで事務局に申請してください。
     

    1. 被災された会員の皆様の会費を免除いたします。

    ♦ 会費免除申請の対象となる地域(被災地)
     新潟県、富山県、石川県、福井県
     

    ♦ 会費免除申請の対象となる会員
    (1) 被災地に居住の正会員
    (2) 災地に居住、被災地にある大学に在学、あるいは被災地に実家(保護者)のある学生会員
    (3) 被災地域に住所を有する団体会員、賛助会員
     

    ♦ 免除対象の会費     
    (1) 2024年会費を既納の会員については2025年会費を免除します。
    (2) 2024年会費を未納の会員については2024年会費を免除します。
     

    ♦ 会費免除の申請方法(メールのみの申請となります。)

    (1) 正会員、団体会員、賛助会員の方
    会費 免除申請書WORDwordPDFpdf】に所定の項目を記入のうえ、メールで事務局に申請してください。

    (2) 学生会員の方
    会費・2024年大会参加費 免除申請書(学生会員)WORDwordPDFpdf】に所定の項目を記入のうえ、指導教員からメールで事務局に申請してください。

    問合せ・申請書送付先

    公益社団法人 日本生物工学会 事務局
    Tel: 06-6876-2731 E-mail:

    Published by 学会事務局 on 30 1月 2024

    【国際交流】TSB2023に参加して

    熊田 陽一(京都工芸繊維大学)

    2023年11月26日(日)~29日(水)の日程で第35回タイ生物工学会年次大会(Annual Meeting of the Thai Society for Biotechnology and International Conference, TSB2023)がバンコク郊外のKao Yai National ParkにあるThe Greeney Resort Khao Yaiで開催された。本年のメインテーマは“Sustainable Development through Bio-Circular Green (BCG) Economy Model”と題され、サブテーマとして”Industrial Biotechnology”, “Health & Wellness”, “Agricultural and Food Biotechnology”, “General Biotechnology”, “Future Biotechnologist Presentations”が掲げられていた。日本生物工学会(SBJ)はTSBと2023年より学術交流協定を交わしており、SBJからは筆者が招待された。
     

    TSB2023 Venue

    TSB2023会場の様子

     

    Opening ceremonyでは、TSB会長のChuenchit Boonchird教授(Mahidol University)からTSBならびに参加者の発展とSustainable Development Goals(SDGs)へ貢献を願う旨の挨拶があった。Plenary Lectureでは、2018年ノーベル化学賞受賞者のProf. Sir Gregory Winterをはじめ、4名の著名な研究者が講演を行った。

    2018年ノーベル化学賞受賞 Gregory Winter博士の基調講演

    2018年ノーベル化学賞受賞 Gregory Winter博士のご講演
     

    Taguchi Prize1) PresentationではYoung Scientist, Private Sector, Master Degree Thesis, Doctoral Degree Thesisという4つのカテゴリーにおいて次代を担う4名の受賞者が発表され、受賞講演を行った。

    Taguchi Prize Awardの様子

    Taguchi Prizeの紹介

     

    各国からの招待講演者の講演は、各々の講演内容にあったセッションに割り振られる形で講演をし、筆者はGeneral BiotechnologyのセッションにおいてKeynote Lectureを行い、Chuenchit教授とSession Chairも務めさせていただいた。また、各々のセッションの中で活発な質疑応答がなされた。

    Keynote講演後にChunchit会長と筆者

    講演後に
    Chuenchit会長(左)と筆者

     

    最後に、TSB2023への参加をご支援いただいた日本生物工学会関西支部、ならびにTSBの大会実行委員の先生方に厚く御礼申し上げます。また、今回このような派遣の機会をいただきました中野秀雄先生(国際展開担当理事)および藤山和仁先生(前国際展開担当理事)に心より御礼申し上げます。



    1)田口久治先生(本会第7代会長)のタイにおけるバイオテクノロジーの教育と振興への多大な貢献を記念して創設された賞。1990年よりタイの研究者に授与されている。
     


     

    Published by 学会事務局 on 25 1月 2024

    【生物工学会誌】第102巻 第1号(2024年1月号)オンライン公開

    生物工学会誌第102巻第1号(2024年1月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第102巻第1号

    ►生物工学会誌Top

    Published by 学会事務局 on 25 1月 2024

    生物工学会誌 – 『バイオミディア』第102巻(2024)

    こちらでは、生物工学会誌第102巻(2024年)の『バイオミディア』をご覧いただけます。
    過去号掲載記事(記事種別)一覧はこちら

    1号2号3号4号5号6号7号89号10号11号12号

    第102巻第12号(2024年12月号)

    第102巻第11号(2024年11月号)

    第102巻10号(2024年10月号)

    第102巻第9号(2024年9月号)

    第102巻第8号(2024年8月号)

    第102巻第7号(2024年7月号)

    第102巻第6号(2024年6月号)

    第102巻第5号(2024年5月号)

    第102巻第4号(2024年4月号)

    第102巻第3号(2024年3月号)

    第102巻第2号(2024年2月号)

    第102巻第1号(2024年1月号)

    ►このページのTopへ

    『バイオミディア』掲載記事一覧(2016年~)

    ※第98巻第7号(2020)以前の掲載記事は、国立国会図書館デジタルコレクションに収録されています。
    ♦生物工学会誌 https://dl.ndl.go.jp/pid/10387559

    掲載記事(記事種別)一覧へ

     

    Published by 学会事務局 on 25 1月 2024

    【随縁随意】大谷選手に学ぶ– 秦 洋二

    生物生物工学会誌 第102巻 第1号
    秦 洋二

    日本生物工学会の会長を拝命して、はや半年が経とうしている。SBJシンポジウムに始まり、名古屋での年次大会やアジア関連団体との協賛など大きなイベントをなんとか無事に終わらせることができた。これも清水先生、青柳先生の二人の副会長をはじめとする理事のみなさんのご支援、ご協力のおかげである。まだまだ力不足はぬぐえないが、学会発展のために尽力してきたい。

    2023年は大谷翔平選手が、日本人初となるメジャーリーグでホームラン王を獲得した年となった。打者としての活躍だけでなく、投手としてもチーム最多の10勝をあげるなど、まさしく投打の二刀流の大活躍であった。当初は誰もが投打の二刀流などはあり得ないと考えていたが、大谷選手の卓越した能力と不可能に見えた二刀流に挑戦する強い精神力で、前人未到の偉業を達成した。我々には大谷選手のような二刀流は到底できないが、二刀流に挑戦する姿勢は見習うべきと考える。
    日本生物工学会は、2022年に創立100周年を迎えた。1923年に大阪醸造学会として創立された当時は、醸造・発酵分野が中心となっていたが、この100年の間にカバーする研究領域は大きく拡大している。清酒醸造が中心であった微生物による物質生産は、対象となる物質や微生物が多種多様となり、研究対象も微生物だけでなく、広く動植物にまで広がっている。酵素工学、動植物細胞工学、さらには生物情報工学など新しい分野を次々と取り込むことにより、日本のバイオテクノロジー分野を代表する学会になることができた。

    このような幅広い研究領域を包含する学会の役割としては、異なる学術領域の交流の促進があげられる。生物工学会では研究部会制度を導入して、異なる研究分野の融合やニッチな研究分野の育成、発展に努めている。現在13の第2種研究部会が活動しており、それぞれ魅力的で個性的なテーマで新しい研究分野に挑戦している。これからは異分野の研究者が役割分担をして領域を融合させるだけでなく、他の分野の研究を理解し実践できる「二刀流」に挑戦することが望まれる。たとえば、実際に生物実験を行って生命現象を解明するウエット研究者とバイオインフォマティクスに代表される情報処理で解析を進めるドライ研究者が、お互い協力するだけでなく、ウエット研究者がドライ研究を行う、ドライ研究者もウエット研究を実践する二刀流も必要だと考える。いままでは、そのような二刀流は難しい、かえって効率が悪いと考えられてきたが、大谷選手の活躍をみて二刀流の先には、新しい世界をみることができるのではと期待している。大谷選手のようなメジャーリーグでの投打の二刀流のような異次元の活躍はできないが、我々の身の回りにも二刀流に挑戦すべき課題はたくさん転がっていると思う。企業においても研究者が、マーケティングや財務の知識を持つことは必須要件で、さらにはその異分野の専門家になることも要求されている。まずは身近な異分野領域を実践する二刀流から始めてみてはいかがだろうか?ただ二本目の刀はどうしても自分の苦手な領域であることが多いので、ぜひ苦手な方の刀もしっかり練習して両刀使いになることが重要である。

    私は日本生物工学会として初めて民間企業所属の会長となる。業経営のマネジメントと学会運営のマネジメントの二刀流をさせていただいているが、お陰さまで一刀流ではわからなかった多くの事を学ばせていただいた。特に今まで企業側からしか見えなかった学会について、アカデミアの視点、考え方を理解できるようになった。会社では、業務の効率、効果、銭勘定をまず先に考えてしまうが、学理の究明のためには多少遠回りをしても、真実を明らかにすることが重要であることを教えてもらった。まさしく両方向の視点でみえるようになったことは、二刀流に挑戦したからに他ならない。本来二刀流とは両手に刀や剣を持つ剣術法を指すが、大谷選手の活躍により、「同時に二つのことを行う」という意味の方が有名になった。スポーツ界だけでなく、我々の学術領域でも二刀流、三刀流の研究者が活躍することを望んでいる。



    著者紹介 月桂冠株式会社(専務取締役製造本部長)

    ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

    Published by 学会事務局 on 25 1月 2024

    《締切:3月15日(金)》">【学会賞】2024年度 生物工学アジア若手賞/生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award) 受賞候補者推薦募集《締切:3月15日(金)》

    日本生物工学会では、生物工学アジア若手賞、および生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award)の2024年度受賞候補者の推薦を募集しております。

    生物工学アジア若手賞は、21世紀の人類社会の発展と地球環境の保全に必須である生物工学(バイオテクノロジー)の分野で顕著な研究業績をあげたアジアの若手研究者に授与されます。

    生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award)は、元ユネスコバイオサイエンス部長であった故Edgar J. DaSilva博士のご寄付により創設されたもので微生物に関連するバイオテクノロジーの分野で、近い将来に顕著な研究業績をあげることが期待されるアジアの若手研究者に授与されます。

    正会員におかれましては、推薦要領をご参照のうえ、各賞の趣旨にふさわしい優秀な若手研究者の推薦をよろしくお願いいたします。

    推薦書類は、2024年3月15日(金)までにメールで学会事務局(学会賞担当: )宛に送付してください。

     

    ►学会賞Topへ

    Published by 学会事務局 on 25 1月 2024

    【学会賞】2024年度各賞受賞候補者の推薦のお願い

    日本生物工学会では、2024年度の学会賞(生物工学賞・生物工学功績賞・生物工学功労賞・生物工学奨励賞・生物工学技術賞・生物工学若手賞・生物工学論文賞・生物工学アジア若手賞・生物工学アジア若手研究奨励賞・生物工学学生優秀賞)受賞候補者の推薦を募集しております。

    授賞規程pdf(2022年1月28日改正) および以下の推薦要領に従って、各賞にふさわしい候補者の推薦をお願いいたします。⇒推薦書のダウンロードはこちら

    【推薦要領】

    推薦書類の提出先:公益社団法人日本生物工学会事務局  E-mail:
    メールの件名は「(各賞名)推薦」としてください。
    ※生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の推薦書類は所属支部の支部長に電子メールにて提出して下さい。
    各支部長の連絡先は支部活動のページをご参照ください。

    書類提出締切:2024年3月15日(金)
    ※生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の締切は、各支部で異なりますので、所属支部の支部長にお問い合わせください。


    受賞候補者の方は、事務局から連絡があり次第、調書の提出をお願いいたします。

     

    ►学会賞Topへ

     

    ♦ 関連記事:

     

    Published by 学会事務局 on 25 1月 2024

    生物工学会誌 – 102巻1号

    タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
    主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。

     

    ►生物工学会誌Top

    ※PDFファイルをご利用いただくためにはAcrobat Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。

    Published by 学会事務局 on 24 1月 2024

    新着情報 2023年

    このページには2023年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。

    掲載日内容
    2023.12.25【随縁随意】明るく,楽しく,前向きに!– 岡 賀根雄
    2023.12.25【生物工学会誌】第101巻 第12号(2023年12月号)オンライン公開
    2023.12.25【学術賞】2024年度江崎玲於奈賞受賞候補者推薦のお願い《学会推薦》
    2023.12.21【開催報告】2023年度関西地域企業・公設試と若手研究者/学生の交流ワークショップ-グローカルに活躍する関西地域企業の魅力に迫る!-
    2023.12.19【JBB】Vol. 137, No. 1(2024年1月号)オンライン公開
    2023.12.05【事務局】年末年始休業のお知らせ(12月27日~1月3日)
    2023.12.04【JBB】Vol. 136, No. 6(2023年12月号)オンライン公開
    2023.11.25【生物工学会誌】第101巻 第11号(2023年11月号)オンライン公開
    2023.11.25【随縁随意】オープンイノベーションの最初の一歩は学会参加!– 髙下 秀春
    2023.11.24【国際交流】2023年 KSBB秋季大会に参加して
    2023.11.24【研究部会】生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー2024 <協賛のお願い>
    2023.11.08【年次大会】第76回日本生物工学会大会(2024)協賛企業募集中!
    2023.11.08【事務局より】2024年会費納入のお願い
    2023.11.07【事務局より】本会のインボイス制度対応についてのお知らせ
    2023.10.26【和文誌】国立国会図書館デジタルコレクションへの追加収録について(生物工学会誌 第94巻第4号~第98巻第7号)
    2023.10.25【生物工学会誌】第101巻 第10号(2023年10月号)オンライン公開
    2023.10.25【随縁随意】高次の価値創造に向けて自己を開く– 安原 貴臣
    2023.10.19【JBB】Vol. 136, No. 5(2023年11月号)オンライン公開
    2023.10.03【学術賞】第65回藤原賞受賞候補者の推薦募集《学会推薦》
    2023.10.02【年次大会】第76回日本生物工学会大会(2024) シンポジウム公募《締切:2023年12月28日》
    2023.09.26【関西支部】2023年度 関西支部学生優秀賞応募のお願い
    2023.09.25【生物工学会誌】第101巻 第9号(2023年9月号)オンライン公開
    2023.09.25【随縁随意】私にとっての生物工学会 – 小林 元太
    2023.09.15【研究部会】(公社)日本生物工学会未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会[(公財)発酵研究所 2023年度 学会・研究部会助成]研究助成
    2023.09.13【西日本支部】2023年度学生賞候補者推薦募集
    2023.09.12【年次大会】領収書ダウンロードサービスの利用期限について(2023年10月5日まで)
    2023.09.12【JBB】Vol. 136, No. 4(2023年10月号)オンライン公開
    2023.09.06【年次大会】第75回日本生物工学会大会(2023)盛会のうちに終了
    2023.08.25【生物工学会誌】第101巻 第8号(2023年8月号)オンライン公開
    2023.08.25【随縁随意】追い風 – 関 実
    2023.08.25【随縁随意】覧古考新 – 梶山 慎一郎
    2023.08.21日本生物工学会2023年度(第31回)論文賞受賞論文へのフリーアクセス提供のお知らせ
    2023.08.21【JBB】Vol. 136, No. 3(2023年9月号)オンライン公開
    2023.07.28【事務局より】夏季休業のお知らせ(8月11日~16日)
    2023.07.25【生物工学会誌】第101巻 第7号(2023年7月号)オンライン公開
    2023.07.23【JBB】Vol. 136, No. 2(2023年8月号)オンライン公開
    2023.07.19【国際交流】2023 BEST Joint YABEC International Symposium 参加報告
    2023.07.19【年次大会】後期・当日参加登録受付中!
    2023.07.18【学術賞】第5回小林賞《学会推薦》
    2023.07.14【若手会】2023年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー活動報告
    2023.07.04【学術賞】第32回木原記念財団学術賞 受賞候補者推薦募集《学会推薦》
    2023.06.28【JBB】2022 Impact Factor 2.8
    2023.06.25【学会賞】2023年度学会賞受賞者決定のお知らせ
    2023.06.25【生物工学会誌】第101巻 第6号(2023年6月号)オンライン公開
    2023.06.25【学術賞】第13回(2024 年度)三島海雲学術賞(自然科学部門)《学会推薦》
    2023.06.22【JBB】編集委員長交代と新体制発足のお知らせ
    2023.06.20【JBB】Vol. 136, No. 1(2023年7月号)オンライン公開
    2023.06.20【学術賞】令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 受賞候補者の推薦募集《学会推薦》
    2023.06.12【国際交流】Thai Society of Biotechnology(TSB)主催の国際シンポジウム(TSB2023)参加者募集
    2023.06.07【東日本支部】2023年度日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ
    2023.05.25【JBB】Vol. 135, No. 6(2023年6月号)オンライン公開
    2023.05.25【生物工学会誌】第101巻 第5号(2023年5月号)オンライン公開
    2023.05.25【随縁随意】バイオベンチャー – 堀 克敏
    2023.05.15第75回日本生物工学会大会 講演要旨受付中《締切:6月9日(金)正午(締切厳守)》
    2023.05.15【研究部会】スローフード共生発酵工学研究部会 発酵食品機能性データベース更新のお知らせ
    2023.05.10【国際交流】2023年KSBB春季大会での招待講演について
    2023.04.27【会告】代議員選挙の結果について
    2023.04.26【学術賞】第55回(2023年度)内藤記念科学振興賞 候補者推薦募集《学会推薦》
    2023.04.26【研究助成】第55回(2023年度)内藤記念海外学者招聘助成金《学会推薦》
    2023.04.26【研究助成】第51回(2023年度)内藤記念講演助成金《学会推薦》
    2023.04.26【JBB】Vol. 135, No. 5(2023年5月号)オンライン公開
    2023.04.25【生物工学会誌】第101巻 第4号(2023年4月号)オンライン公開
    2023.04.25【生物工学会誌】「続・生物工学基礎講座 バイオよもやま話《分析機器特別編》」掲載開始のお知らせ
    2023.04.10【年次大会】第75回日本生物工学会大会 講演申込受付中!
    《申込締切:5月10日(水)正午(締切厳守)》
    2023.04.06第10回SBJシンポジウム 協賛・広告掲載募集中!
    2023.04.03【年次大会】第75回日本生物工学会大会(2023)
     講演申込受付期間:4月10日(月) ~5月10日(月)正午
    2023.03.31【学術賞】2023年度 島津賞・島津奨励賞候補者 推薦募集《学会推薦》
    2023.03.27【学術賞】第14回(令和5(2023)年度)日本学術振興会 育志賞受賞候補者募集《学会推薦》
    2023.03.26【生物工学会誌】第101巻 第3号(2023年3月号)オンライン公開
    2023.03.25【随縁随意】AFOB会長に就任して – 大政 健史
    2023.03.24【JBB】Vol. 135, No. 4(2023年4月号)オンライン公開
    2023.03.19【関連行事】AFOB-EFB Virtual Conference “Biotechnology for a circular bioeconomy: carbon capture, waste recycling and mitigation of global warming” のご案内
    2023.03.01【代議員選挙】投票受付終了のお知らせ(2023-2024年度代議員の選出)
    2023.03.01【年次大会】第75回日本生物工学会大会 (2023) サイトオープン
    2023.02.27【学術賞】第20回(令和5(2023)年度)「日本学術振興会賞」受賞候補者推薦募集《学会推薦》
    2023.02.25【随縁随意】昔話 – 山田 修
    2023.02.25【生物工学会誌】第101巻 第2号(2023年2月号)オンライン公開
    2023.02.24【JBB著者の方へ】JBBを騙ったハゲタカジャーナルからの詐欺メールへの注意喚起
    2023.02.15【代議員選挙】投票受付中<締切:2023年3月1日(水)正午>《終了しました》
    2023.02.05【JBB】Vol. 135, No. 2(2023年2月号)オンライン公開
    2023.01.29【東日本支部】2023年度東日本支部学生奨励賞・日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦募集
    2023.01.27【年次大会】第75回日本生物工学会大会(2023)協賛企業募集中!
    2023.01.25【生物工学会誌】第101巻 第1号(2023年1月号)オンライン公開
    2023.01.25【随縁随意】ビトロはビボを本気で目指せるか? – 酒井 康行
    2023.01.25【学会賞】2023年度 生物工学アジア若手賞/生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award) 受賞候補者推薦募集《締切:3月17日(金)》
    2023.01.25【学会賞】2023年度各賞受賞候補者の推薦について
    2023.01.23【研究部会】次世代アニマルセルインダストリー研究部会 2022年度優秀学生発表賞決定!!
    2023.01.20【代議員選挙】2023–2024年度代議員 立候補受付終了のお知らせ
    2023.01.20【事務局より】2023年度研究部会申請募集中!《締切:2月24日(金)》
    2023.01.10【JBB】Vol. 135, No. 1(2023年1月号)オンライン公開
    2023.01.10【正会員の方へ】2023-2024年度代議員立候補受付中(締切:1月20日正午)
    2023.01.06新着情報 2022年

    Published by 学会事務局 on 24 1月 2024

    《締切:2月22日(木)》">【事務局より】2024年度研究部会申請募集中!《締切:2月22日(木)》

    日本生物工学会では、研究部会制度を設け、特定分野の研究集会に対して、理事会において審査のうえ運営費の一部を助成しています。

    2024年度研究部会の申請の募集をいたしますので設置をご希望の方は、以下の点にご留意いただくとともに、研究部会規程pdfに従って 研究部会設置申請書word2024年2月22日(木)(事務局必着)までに学会事務局宛()に提出してください。理事会において審査のうえ代表者の方に結果をお伝えします。

    研究部会設置申請に関しての注意点

    1. 研究部会の存続期間について、第1種研究部会は1年とし、第2種研究部会と若手研究会については制限を設けない。
       
    2. 助成金の上限について、第1種研究部会は20万円、第2種研究部会は5万円とする。
       
    3. 第2種研究部会への助成金の支給期間は、5年を限度とする。
       
    4. 研究部会承認後、和文誌に会員募集記事を出す(本部より一括してお願いします。記事には研究部会の目的、メリット、アウトプットなどを明示し、意欲ある会員が誰でも参加できるようにすること、会誌5号を予定)。
       
    5. 一年の活動が終了した後、和文誌に活動報告を掲載する(会誌5号を予定)。
       
    6. 本会の研究部会として活動する場合は、助成金の有無にかかわらず、申請・活動報告を行う。
       
    7. 時代の要求、社会や会員の要請に応えるべく理事会では申請の内容を精査します。

     

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    Published by 支部:西日本 on 22 1月 2024

    【西日本支部】2023年度 日本生物工学会西日本支部学生賞 受賞者決定

    2023年度 日本生物工学会西日本支部学生賞の受賞者は、以下の5名に決定しました。

    • 赤嶺 晴香(岡山大院・環境生命科学)
    • 河合 頼央(岡山大院・環境生命科学)
    • 宮本 菜柚(香川大院・農学)
    • 百川 直輝(広島大院・統合生命科学)
    • 山下 璃貢(山口大院・創成科学)

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    Published by 支部:東日本 on 18 1月 2024

    【東日本支部】第12回日本生物工学会東日本支部コロキウム「微生物代謝工学の研究最前線」

    • 日時 2024年2月29日(木)12:00~17:00
    • 場所 筑波大学東京キャンパス文京校舎 122, 134室

      (〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1)

      https://www.office.otsuka.tsukuba.ac.jp/location/

    • オーガナイザー (第7回日本生物工学会東日本支部長賞受賞者) 

      堀之内貴明(産業技術総合研究所)
      前田義昌(筑波大学)
       
    • プログラム

    ♦コロキウム「微生物代謝工学の最前線」

    近年、微生物の代謝工学の再考に迫られている。ここでは広い意味での代謝工学とその関連新規技術に着目し、例えば、ジェネティックツールの開発、代謝改変理論、代謝解析手法、大規模表現型計測手法、実験自動化などのキーワードをもとに、それに関わる第一人者の研究者にご講演いただくことで、当該分野に関する最近の研究動向の情報交換や共有を図る。

    12:00~12:05 趣旨説明………堀之内貴明(産業技術総合研究所)

    12:05~12:45 佐藤守俊(東京大学)

    ………生命現象の光操作技術の創出

    12:45~13:25 藤田美紀(理化学研究所)

    ………全自動表現型解析システムRIPPSの開発と植物の環境応答解析

    13:25~14:05 野田修平(神戸大学)

    ………代謝経路の大規模改変から発想する有用化合物生産プラットホーム

    14:05~14:15 休憩
     

    ♦学生ポスター発表 14:15~15:15 

    15:15~15:30 休憩
     

    ♦学生講演

    15:30~15:55 西村 美郁 (早稲田大学)

      ………高感度な細菌scRNA-seq 技術を用いた細菌集団不均一性の解明

      15:55~16:20 多胡 光 (東京農工大学) 

      ………コロニーフィンガープリント法に基づく簡易迅速な微生物検査技術の開発

     

    16:20~16:35 閉会の挨拶………田中 剛(東京農工大学)

     

    17:30~19:30 懇親会(林野会館)

     

    • 申込方法
      申し込みフォームに必要事項を明記の上、お申し込みください。 
      ※ 当日受付もいたしますが、準備の都合上できるだけ事前登録をお願い致します。

      <事前登録締切:2024年2月22日(木)正午>⇒2月26日(月)17時までに延長しました! 
      締め切りました。

       
    • 学生ポスター発表を希望される方へ
      申し込みフォームより、参加申込をしてください。また、こちらの要旨フォーマットwordをダウンロードし、前田義昌(筑波大学:)および堀之内貴明(産業技術総合研究所:)までお送り下さい。

      ポスター発表は本学会がカバーする生物工学の分野から広く募集します。
      ポスター発表の定員は20名です。お早めにお申し込み下さい。

      <要旨提出締切:2024年2月16日(金)正午>⇒2月26日(月)17時までに延長しました! 
      締め切りました。

       
    • 参加費 無料
      懇親会費:一般 4,000円(税込)、学生 2,000円(税込) 
      ※ポスター賞の発表・授与は懇親会のときに行いますので、応募者は是非御参加ください。
       
    • 問合せ先 
      筑波大学 前田義昌 E-mail:
      産業技術総合研究所 堀之内貴明 E-mail:

       


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    Published by 支部:東日本 on 12 1月 2024

    【東日本支部】2024年度東日本支部学生奨励賞・日本生物工学会学生優秀賞 (飛翔賞)候補者推薦募集

    2024(令和6)年1月12日
    日本生物工学会 東日本支部長代行
    田中 剛

    2024年度東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い

    日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。

    東日本支部学生奨励賞(旧:東日本支部長賞)は日本生物工学会東日本支部独自の試みとして創設された賞で、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員(全学年を対象)の研究奨励を目的としております。

    つきましては、東日本支部学生奨励賞ならびに生物工学学生優秀賞への応募者を募集いたします。東日本支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご推薦をお願いいたします。

    東日本支部学生奨励賞への応募ならびに選考方法
    1. 対象者は当学会学生会員(全学年対象)であり、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。
       
    2. 応募は「生物工学学生優秀賞候補者調書」word「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」wordによる自薦および他薦によるものとする。
       
    3. 応募書類をもとに、東日本支部長より指名された選考委員会による第1次選考を行い、学生発表会(第12回東日本支部コロキウム:2024年2月29日(木)に筑波大学東京キャンパス文京校舎にて開催)において東日本支部委員による第2次選考により東日本支部学生奨励賞受賞者を決定する。
    生物工学学生優秀賞(飛翔賞)への応募ならびに選考方法
    1. 対象者は、東日本支部学生奨励賞応募者のうち、大学院博士前期課程等に在籍しており、博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。
       
    2. 応募書類をもとに、東日本支部長より指名された選考委員会による第1次選考を行い、学生発表会(第12回東日本支部コロキウム: 2024年2月29日(木)に筑波大学東京キャンパス文京校舎にて開催)において東日本支部委員による第2次選考を経て生物工学学生優秀賞候補者を選出し、日本生物工学会本部に推薦する。
       
    3. 生物工学学生優秀賞受賞者は、各支部より推薦された候補者から日本生物工学会本部での選考を経て決定される。詳しくは、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦要領をご参照ください。


    過去の生物工学学生優秀賞受賞者に関しましては、以下のサイトを御参照ください。
    https://www.sbj.or.jp/awards/awards_hisho.html

    「生物工学学生優秀賞候補者調書」word「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」wordに必要事項を記入し、 「生物工学学生優秀賞」、「東日本支部学生奨励賞」または「生物工学学生優秀賞と東日本支部学生奨励賞」への応募であることを明記の上、電子メールにて、日本生物工学会東日本支部事務局 E-mail: (TEL. 042-388-7021) 宛、2024年2月13日(火)正午迄にお送りください。

    よろしくお願いいたします。

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    Published by 支部:中部 on 11 1月 2024

    【中部支部】2023年度日本生物工学会中部支部例会

    2023年度 日本生物工学会中部支部例会を下記の要領で開催いたします。
    参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。

    日時:2024年1月23日(火) 13:00~17:00

    場所:名古屋大学  オークマ工作機械工学館・オークマホール
            (一部の方には、ハイブリッドのURLを送付させていただきます。下記よりお申込みください)

    プログラム

    《特別講演》

    • 13:05-13:05 
      挨拶 
       ……堀 克敏(名古屋大大学院工学研究科、日本生物工学会・理事・中部支部長)
       
    • 13:05~13:55
      基調講演1 「醸造・醗酵技術が地球を救う SDGsに何が貢献できるのか」
       ……秦 洋二(月桂冠株式会社,日本生物工学会・会長)
       
    • 13:55~14:45
      基調講演2 「研究の二兎流:微生物から魚類まで〜二兎を狙い、二兎を追い、二兎を狩る〜」
       ……田丸 浩(三重⼤学⼤学院⽣物資源学研究科/先端科学研究⽀援センター,日本生物工学会・前中部支部長)

      <休憩15分>
    • 15:00~15:30
      招待講演 「自立運転可能なルーメンハイブリッド型メタン発酵システムによる
            植物バイオマスからのエネルギー生産
             〜平時には顧客の廃棄物処理コスト削減に貢献し,
              災害時には地域住民の防災拠点として機能する〜」
       ……馬場 保徳(石川県立大生物資源工学研究所)

    《若手研究者による講演》 若手研究者:ドクター、博士進学決定M2、ポスドク

    • 15:30~17:00 
      一人 約10~15 min
      ※応募者多数の場合は、誠に勝手ながら選考をさせていただきます。
      ※当日出席の中部支部幹事による投票を行い優秀者(博士後期課程または博士進学決定M2)には
      「日本生物工学会中部支部長賞」を授与致します。

      講演者募集
        参加申し込みアンケート ← こちらからお申込みください。登録は、1月19日金曜日17時まで。
        講演要旨テンプレート ← 要旨は、1月22日月曜日までに、担当・加藤:kato-r@ps.nagoya-u.ac.jpまでお送りください。
       
    • 17:00
      閉会挨拶
       ……二又 裕之(静岡大学グリーン科学技術研究所,日本生物工学会・中部副支部長)
       
    • 17:30~19:30
       ……交流会 場所:レストラン シェ・ジロー(名古屋大学内 会場より歩いて1分)

    参加申込

    準備の都合上、講演会および交流会への参加を希望される方は、
    以下のフォームからお申し込みください。
     

    2019年度日本生物工学会中部支部例会申込みフォームはこちら

    問合せ先:中部支部庶務幹事 加藤竜司(名古屋大学) E-mail

     

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    Published by 学会事務局 on 11 1月 2024

    《締切:7月31日(金)延長しました!》">【年次大会】「学生のための企業研究セミナー」参加企業募集中!《締切:7月31日(金)延長しました!》

    第76回日本生物工学会大会実行委員会では、「学生のための企業研究セミナー」(大会初日開催予定)への参加企業を募集しております。

    開催趣意書pdfはこちら
    ご案内・申込書pdfはこちら更新しました

    【開催趣旨】
    「企業人から若い世代への産の心と技術の継承」と「従来の枠にとらわれないものづくりの異分野交流」を目的とした学生のための企業研究セミナーです。就職活動などの企業説明会とは異なり、本学会本学会に参加する学生に向け、製品開発に関する心意気や秘話などについてお話いただければと存じます。学生にとっては、ふだん触れることの少ない様々な企業の貴重な話を聞ける機会となります。

    • 日時:2024年 9月8日(日)17:30~18:30 (一般講演終了10分後に開始予定)⇒16:30~18:30 変更しました。
    • 場所:東京工業大学 大岡山キャンパス
    • 開催方法: 各企業がポスターを掲示し、学生と懇談する形式で開催します。
    • 申込方法:申込書wordに必要事項をご記入の上、E-mail にて下記宛までお送り下さい。
    • 申し込み締切日:2024年5月31日(金)→ 7月31日(水)延長しました!

    問合せ・申込み先

    株式会社エー・イー企画 第76回日本生物工学会大会展示会係
    Tel. 03-3230-2744 Fax. 03-3230-2479
    E-mail:
     



    関連記事:【年次大会】第76回日本生物工学会大会(2024)協賛企業募集中!

    Published by 学会事務局 on 25 12月 2023

    【随縁随意】明るく,楽しく,前向きに!– 岡 賀根雄

    生物生物工学会誌 第101巻 第12号
    岡 賀根雄

    2022年の創立100周年記念大会の成功、および記念事業の順調な滑りだしをお祝い申し上げます。私は募金担当として準備に携わらせていただきました。この厳しい社会・経済環境の中、ご寄付いただいた企業、団体、そして個人の皆様に心からのお礼を申し上げます。おかげをもちまして、当初予算を越える金額を頂戴することができ、学会の将来にとって喜ばしい結果となりました。募金集めにご尽力いただいた先生方にもお礼申し上げます。

    さて本題です。自分自身はまだまだ若い、少なくとも年寄りだとは思っていなかったのですが、はや還暦を迎え、更にはこんな原稿を頼まれるようになり、現実に目を向けざるを得ない状況となりました。2019年に理事をお受けするまで学会活動とは無縁で来たため、私に語れることは限られていますが、将来を担う若者の皆さんに向けて、何某かの役に立てればと思って書き始めます。「人生の最大幸福は職業の道楽化にある」これは、本田静六さんの『私の財産告白』(実業之日本社文庫)に収められた『平凡人の成功法』という文章の言葉です。私がこれを知ったのは50代になってから。「もっと若い時に出会いたかった」と思いましたが、これまでを振り返って、「そうそう、そうだよな」とうなずくことしきり。「思った仕事と違った」「仕事に興味が持てない」と言って、好きで選んだはずの職業を何年も経たずに辞めてしまう若者が増えてきています。そんな中、多くの人に読んでもらいたい名著です。もう少し引用します。「職業を道楽化する方法はただ一つ、勉強に存する。」「あらゆる職業はあらゆる芸術と等しく、初めの間こそ多少苦しみを経なければならぬが、何人も自己の職業、自己の志向を、天職と確信して、迷わず、疑わず、一意専心努力するにおいては、早晩必ずその仕事に面白味が生まれてくるものである。一度その仕事に面白味を生ずることになれば、もはやその仕事は苦痛でなく、負担ではない。歓喜であり、力行であり立派な職業の道楽化に変わってくる。」

    もう一つは遊び心を持ち続けるということ。ペニシリン、ダイナマイトなど、世の中の発見や発明に失敗や偶然がきっかけになったものは少なくありません。その失敗を意図してやってみようということです。企業で研究開発に携わっている人は、それが実用化に近いほど、最適値を求める実験を計画することになります。しかし小スケールの実験であれば、敢えて水準を大きく振ってみる遊び心を持ってもいいのかもしれません。私の職業であるビールの分野でも、現在普通に飲まれている淡い色合いのビールは、「色付けのための黒麦芽を入れ忘れてできたのだ」という伝説があります。意図して水準を大きく振ったのか、本当に入れ忘れたのかはわかりません。入れ忘れたとしても、失敗だとすぐに捨ててしまうのでなく、ビールにまで醸してみて、今までにない美味しさを発見したのだと思います。同じ意味で、意図しない異常点にも大きなチャンスが隠されているかもしれません。しっかり考察しておく必要がありそうです。

    三つめは出会いを大切にするということ。自分の考えられる範囲なんて小さなもの。いろんな場所に出かけ、いろんな人に会い、経験し、それで気づかされることの何と多いことか。直接仕事に役に立つヒントになるかもしれませんし、新しい活動につながるかもしれません。また自分の価値観や人生に影響を与えてくれる出来事に出会うかもしれません。時間がない、興味がない、と言って捨てるのは簡単なのですが、「遊びで行ってみようか」これでいいのです。舞い込んできた情報やきっかけに少しの時間を割く。これが人生を豊かにしてくれるかもしれません。皆さんには大きな可能性があります。自分を小さく規定することなく、好きなことで大きな夢を描いて、突っ走ってください。夢大きく!明るく、楽しく、前向きに!



    著者紹介 サントリーホールディングス株式会社(取締役専務執行役員)

    ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

    Published by 学会事務局 on 25 12月 2023

    【生物工学会誌】第101巻 第12号(2023年12月号)オンライン公開

    生物工学会誌第101巻第12号(2023年12月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第101巻第12号

    ►生物工学会誌Top

    Published by 学会事務局 on 25 12月 2023

    生物工学会誌 – 101巻12号

    タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
    主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。

    ►生物工学会誌Top

    ※PDFファイルをご利用いただくためにはAcrobat Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。

    Published by 支部:西日本 on 22 12月 2023

    西日本支部-2023年度事業

    2023年度 日本生物工学会西日本支部学生賞 受賞者

    • 赤嶺 晴香(岡山大院・環境生命科学)
    • 河合 頼央(岡山大院・環境生命科学)
    • 宮本 菜柚(香川大院・農学)
    • 百川 直輝(広島大院・統合生命科学)
    • 山下 璃貢(山口大院・創成科学)

    【関連記事】
    【西日本支部】2023年度学生賞候補者推薦募集

     

    これまでの活動

     

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    Published by 支部:関西 on 21 12月 2023

    【開催報告】2023年度関西地域企業・公設試と若手研究者/学生の交流ワークショップ-グローカルに活躍する関西地域企業の魅力に迫る!-

    2023年12月4日(月)に開催された関西支部主催の2023年度関西地域企業・公設試と若手研究者/学生の交流ワークショップ-グローカルに活躍する関西地域企業の魅力に迫る!-が京都市産業技術研究所のfacebookで紹介されました。⇒紹介記事はこちら

     

    Published by 学会事務局 on 19 12月 2023

    Journal of Bioscience and Bioengineering Vol. 137 (2024)

    Vol. 137 (January–June 2024)

    JBB Vol. 137 Cover

    Microcarriers provide a high surface-to-volume ratio that is advantageous for efficient expansion of anchorage-dependent mammalian cells. The authors developed collagen-coated poly(vinyl alcohol) (PVA) microcarriers for the expansion cultivation. The photograph shows cells (blue) expanded on collagen (green)-coated PVA microcarriers.

    For more information regarding this work, read the article: Masahiro Kaneko, Airi Sato, Satoru Ayano, Akio Fujita, Goro Kobayashi, Akira Ito, “Expansion of human mesenchymal stem cells on poly(vinyl alcohol) microcarriers”, J. Biosci. Bioeng., volume 136, issue 5, pages 407–414 (2023) (Copyright@2024 The Society for Biotechnology, Japan).

     

     


     


    ⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
    ⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)

     

    Published by 学会事務局 on 19 12月 2023

    【JBB】Vol. 137, No. 1(2024年1月号)オンライン公開

    Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 137, No. 1(2024年1月号)をScienceDirectで公開しました。

    JBB会員用アクセスの利用方法

    日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
    ⇒詳しくはこちら

    • 会員用アクセスのPasswordをお忘れの場合:
      ⇒詳しくはこちら
       
    • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
      Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

        
        

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    Published by 支部:東日本 on 18 12月 2023

    【東日本支部】2024年(令和6年) 日本生物工学会 賀詞交換会

    日本生物工学会東日本支部主催の賀詞交換会を、下記の日程で開催致します。

    • 日時:2024(令和6)年2月16日(金)12:20~18:00

    • 場所:

      <講演会>東京大学農学部弥生講堂アネックス(セイホクギャラリー)
      (東大農学部正門を入って直ぐ左手の建物です。東大農学部は東京メトロ【東大前】1番出口から左手に30秒です。)

      <懇親会>東大生協農学部食堂
       
    • 形態:ZOOMを用いたハイブリッド形式
      (開催場所の関係で、現地参加人数には制限がありますので予めご了承ください。)

       
    • プログラム:

    ♦ 開会の挨拶
     12:20~12:30 日本生物工学会東日本支部長 田中 剛

    ♦ 日本生物工学会東日本支部長賞受賞記念講演
     12:30~13:00 朱 博(東京工業大学)
     13:00~13:30 福永 圭佑(東京工業大学)

    ♦ 企業アピール(開始を5分程度早める可能性もあります)

     13:45~14:15 サントリー株式会社
     14:15~14:45 味の素株式会社
     14:45~15:15 SyntheticGestalt株式会社
     15:15~15:45 千代田化工建設株式会社

     15:45~15:50 休憩

     15:50~16:20 ちとせグループ
     16:20~16:50 マルハニチロ株式会社
     16:50~17:20 キリンホールディングス株式会社
     17:20~17:50 キッコーマン株式会社
     

    ♦ 閉会の挨拶
     17:50~18:00 日本生物工学会東日本支部副支部長 越智 浩

    ♦ 懇親会
     18:15~20:00 

    企業アピールについて

    産学連携が強い日本生物工学会の特長を今後も発展的に続けてゆくためには、直接的な連携だけでなく連携を下支えする情報共有の場を持つことが重要であるとの考えのもと、令和2年度から実施されているプログラムです。

    学生諸君のリクルートも念頭に置いているため、当該企業を希望する学生諸君には奮ってご参加いただけますようご案内申し上げます。

    • 参加費:

      <講演会>
      一般会員(所属先が賛助会員の方含む):無料
      一般非会員:2,000円(税込:消費税10% 181円を含む )
      学生:無料

      <懇親会>
      一般:4,000円(税込:消費税10% 363円を含む )
      学生:2,000円(税込:消費税10% 181円を含む )

       
    • 申込み方法:
      こちらの申込みフォームにて必要事項を入力し、確認の上お申し込みください。

       
    • 申込み締切:2024年2月9日(金)

       
    • 参加費の支払い方法:
      2024年2月14日(水)までに下記口座への振り込み、または当日会場にてお支払いください。
       

      ゆうちょ銀行 
      記号 10120 番号 93418411 (他行からは店番018 口座番号9341841)
      公益社団法人 日本生物工学会東日本支部
      (シヤ)ニッホ゜ンセイフ゛ツコウカ゛クカイヒカ゛シニホンシフ゛
       

    • 問合せ先:
      東京大学大学院農学生命科学研究科 石井研究室
      E-mail

    ⇒東日本支部Topへ

    Published by 部会:培養技術 on 13 12月 2023

    保護中: 培養技術研究部会 第6回セミナー 動画配信

    このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

    Published by 学会事務局 on 05 12月 2023

    【事務局】年末年始休業のお知らせ(12月27日~1月3日)

    学会事務局は、下記の期間休業いたします。大阪大学の節電による一斉休業に合わせて12月27日及び28日が特別休業になります。

    休業期間:2023年12月27日(水)~2024年1月3日(水) 
    ※12月26日 (火)は、15:00 にて業務を終了いたします。

    上記期間中にいただきました新規入会申込および投稿論文の受付は、1月4日(木)より順次対応いたします。
    ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんが御理解のほどよろしくお願い申し上げます。

    本年も日本生物工学会の活動にご協力いただきありがとうございました。

    Published by 学会事務局 on 04 12月 2023

    【JBB】Vol. 136, No. 6(2023年12月号)オンライン公開

    Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 136, No. 6(2023年12月号)をScienceDirectで公開しました。

    JBB会員用アクセスの利用方法

    日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
    ⇒詳しくはこちら

    • 会員用アクセスのPasswordをお忘れの場合:
      ⇒詳しくはこちら
       
    • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
      Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

        
        

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    Published by 学会事務局 on 01 12月 2023

    【本部】創立100周年記念シンポジウム 生物工学の未来(2050年)第5回 ―未来の医療技術を考える―

    企画委員会では、創立100周年記念事業として、生物工学会の会員が参画でき、学会としても重要なテーマ(食、環境、医療など)を対象に、産、学、官の立場から、生物工学の未来(2050年)を皆様で考える契機となるシンポジウムシリーズ(全5回)を企画いたしました。今回は、第5回として、未来の医療技術について考えるシンポジウムを企画しました(未来の医療技術について皆様と一緒に考えたいと思います)。
    最後まで参加頂き、活発な議論へと繋げていただければ幸いに存じます。

    • 日時:2024年2月1日(木)13:00~17:20 
         懇親会 17:35~19:35
       
    • 開催場所:
      早稲田大学 121号館コマツ100周年記念ホール
      (〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町513)

      ハイブリッドで開催いたします(現地参加あるいはWeb [Zoom] 参加)。
      現地参加は上限70名です。申し込み状況にもよりますが、原則、会員(一般、ご所属先が本会賛助・団体会員の方を含む)を優先し、先着順とさせていただきます。
       


    ご利用には、1月29日(月)にメールでお知らせするユーザーIDとパスワードが必要です。
     

    本シンポジウムで提供されるコンテンツの著作権は、セミナー講師に帰属します。
    発表の全部または一部を、保存、改変、再利用、再配布、オンライン翻訳することを固く禁じます。
    学会活動の健全な発展のために、ルール厳守をお願いします。

    プログラム

    • 13:00~13:03 はじめに……青柳 秀紀(筑波大学)
       
    • 13:03~13:43
      量子技術・量子コンピュータと生物工学の接点
        …………藤井 啓祐(大阪大学大学院基礎工学研究科)
       
    • 13:43~14:23
      ゲノム編集技術の現状と2050年展望
        …………佐久間 哲史(広島大学大学院 統合生命科学研究科)
       
    • 14:23~14:29 休憩
       
    • 14:29~15:09
      Extended reality (XR: VR/AR/MR) とmetaverseによる手術支援・遠隔医療
        …………杉本 真樹(帝京大学 冲永総合研究所, Holoeyes[株])
                  
    • 15:09~15:49
      医療ロボットにおける技術開発と将来展望
        …………荒田 純平(九州大学大学院 工学研究院)
       
    • 15:49~16:29
      未来の予防医療を拓く生物工学
        …………安井 隆雄(東京工業大学 生命理工学院)
       
    • 16:29~16:35 休憩
       
    • 16:35~17:17
      パネルディスカッション
      モデレーター: 本多 裕之(名古屋大学)、上平 正道(九州大学)
      パネリスト:講演者
       
    • 17:17~17:20 おわりに……竹山 春子(早稲田大学)
       
    • 17:35~19:35 懇親会
      早稲田大学レストラン「森の風」
      (〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻516 早稲田大学早稲田キャンパス26号館15F)
      121号館から徒歩1分(会費:5,500円)
       

    参加費

    〈シンポジウム〉
    会員(ご所属先が本会賛助・団体会員の方を含む):無料
    非会員(学生):1,000円(税込)ただし、正会員の紹介により無料参加可能です。
    非会員(一般):2,000円(税込)

    〈懇親会〉5,500円(税込)

    ※参加費(要旨集代を含む)および懇親会参加費のお支払いについては、登録内容確認後にお送りする受付通知メールでご案内いたします。

    • お支払い方法:クレジット決済(一週間以内にお手続きください。)
    • 事務局より入金確認の連絡はいたしません。
    • 領収書は、SQUAREから送信される支払い完了通知メールをもって代えさせて頂きます。
    • 参加費の請求書(見積書・納品書)は発行いたしません。通知メールをもって代えさせて頂く旨ご了承ください。

    申込方法

    こちらのフォームよりお申し込みください。
    ※当日受付は行いません。必ず事前登録をお願い致します。

    • 申込締切日: 2024年1月22日(月)
       

    問い合わせ先

    公益社団法人 日本生物工学会事務局 (吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内)
    TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
    E-mail: (創立100周年記念シンポジウム担当)

     



    ♦【関連記事】創立100周年記念シンポジウム 生物工学の未来(2050年)

    Published by 学会事務局 on 25 11月 2023

    【生物工学会誌】第101巻 第11号(2023年11月号)オンライン公開

    生物工学会誌第101巻第11号(2023年11月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第101巻第11号

    ►生物工学会誌Top

    Published by 学会事務局 on 25 11月 2023

    生物工学会誌 – 101巻11号

    タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
    主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。

    ►生物工学会誌Top

    ※PDFファイルをご利用いただくためにはAcrobat Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。

    Published by 学会事務局 on 25 11月 2023

    【随縁随意】オープンイノベーションの最初の一歩は学会参加!– 髙下 秀春

    生物生物工学会誌 第101巻 第11号
    髙下 秀春

    年号が「平成」から「令和」になって久しいが、人々が美しく心を寄せ合うには程遠く、混沌とした先の読めない時代に突入した.酒類業界の中でも焼酎業界は、グローバル化を進める上で自分自身の強みが何であるのかを知ることが大事である。

    最近の日本産酒類の輸出動向(https://www.nta.go.jp/taxes/sake/yushutsu/yushutsu_tokei/index.htm)によると、輸出金額は初めて 1,000億円を超えた 2021 年に引き続き、2022年分でも 1,392億円(対前年比+21.4%)と好調に増加している。品目別ではウイスキーが 561億円、日本酒が 475億円と大きく牽引している。これは、両者が長きにわたる海外へのアプローチを継続してきたからこその結果である。日本酒業界は、同じ醸造酒であるワインの世界展開に着目し、コンペティションとの連携や伝統的な日本食(和食)とのマリアージュなど、ワインの評価基準を通して輸出先のお客様に日本酒の価値の理解を促した。一方、焼酎の 2022年の輸出金額は 21.7億円で日本酒の 5%にも満たない。日本酒では 10年以上連続して過去最高を更新しているが、焼酎での対前年増減率は 2020 年以降にようやくプラスに転じて今に至っている。まだ、小さな兆しだがその上向きのベクトルをさらに推進する手段の一つとして、焼酎自身の強みを認識し、その価値をモノ・サービスに付与して世界に発信することが必要である。2022年に日本の國酒である日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりんなどの「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産の提案候補として選定された。また、日本では蒸留酒である焼酎が食中酒として定着しているという、世界でも類を見ない飲酒文化がある。そこで、筆者の所属する三和酒類株式会社では焼酎を「麹文化の蒸留酒」として定義し、焼酎製造における麹を利用した「伝統的酒造り」のまだ解明されていないメカニズムを知ることを目指している。それが、焼酎に秘められた新たな価値を発見し、アウトプットとして世界標準の価値ある商品開発に繋がるものと確信している。

    そのためのアクションとして、当社にて基礎に近い研究を自前主義で行うには限界がある。また、環境変化が激しい現在では、オープンイノベーションが重要となってきている。オープンイノベーションとは、組織内部のイノベーションを促進するために、意図的かつ積極的に内部と外部の技術やアイデアなどの資源の流出入を活用し、その結果組織内で創出したイノベーションを組織外に展開する市場機会を増やすための手段のことである 1)

    外部との連携を強化したい企業としては、共同研究など外部機関とのマッチングが最初の一歩となる。オープンイノベーションを促進するしくみとして、ニーズとシーズをマッチングさせる場の提供やプラットフォームを介したサポートなどがある。しかしながら、オープンイノベーションという言葉がない時代から、企業のニーズに対して自らが探索し、マッチングする研究テーマや研究技術を有する外部機関と共同研究するまで展開する場として学会が存在している。当社のような醸造・発酵関連の研究領域を探索する目利きを養う場としても日本生物工学会は重要である。初代三和研究所所長の故和田昇相談役から当社研究員は他流試合(学会に参加して学会発表、外部研究員との交流)をするように促された。筆者が入社した当時はネット環境が整っていなかったことから、醸造、発酵関連の学会に直接参加したことで最新研究の情報収集や人的ネットワークを広げることができた。外部連携を促進して「麹文化の蒸留酒」のアイデンティティを解明していくために、今後も学会参加を一つの足がかりとしたい。

    最後に、オープンイノベーションのマッチングの場として学会を捉えたときに、発表時の導入部分で研究テーマがどのような課題に対して貢献できる技術であるかをニーズ側に立ってプレゼンしていただくことで企業にとってさらに価値のある学会になることを期待して筆を置きたい。

    1) 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「オープンイノベーション白書(第三版)」:
    https://www.nedo.go.jp/library/open_innovation_hakusyo.html (2023/5/26).



    著者紹介 三和酒類株式会社(取締役)

    ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

    Published by 学会事務局 on 24 11月 2023

    【国際交流】2023年 KSBB秋季大会に参加して

    梅津 光央
    国際展開委員
    (東北大学)

    2023年10月4日(水)~6日(金)の日程で韓国のThe Korean Society for Biotechnology and Bioengineering(KSBB)の秋季大会(2023 KSBB Fall Meeting and International Symposium)が釜山の釜山国際コンベンションセンターBEXCOで開催された。日本生物工学会(SBJ)はKSBBと学術交流協定を交わしており,それぞれの年次大会に講演者を派遣することで学術交流を推進している。本年はコロナ禍が終わり、対面での国際交流が再開されることになり、SBJからは学会賞受賞者を中心に、髙木博史先生(生物工学賞・奈良先端科学技術大学院大学)、青柳秀紀先生(生物工学功績賞・筑波大学)、筆者(国際展開理事・東北大学)の3名が招待された。

    Opening ceremonyでは、SBJを代表して秦 洋二会長がZoomを使って、両学会の発展と交流を祈願した挨拶があった。招待講演者の講演は、各々の講演内容にあったセッション(髙木先生:Recent Advances of Renewable Environmental Biotechnology for Waste Reuse、青柳先生:From Laboratory to Market: Bioprocess Scale-up、梅津:Enzyme Engineering for Biofoundry)に割り振られる形で講演をし、各々のセッションの中で活発な質疑応答がなされた。筆者が参加したセッションでは、情報科学・機械学習・ロボティクスを組み入れた大規模な酵素開発・システムバイオロジー開発の発表がなされ、韓国においてもこの分野が精力的に行われていることを感じた。

    本大会では、対面での国際交流が再開できたこともあり、Breakfast Meetingや懇親会を通して、KSBBと台湾のBiotechnology and Biochemical Engineering Society of Taiwan(BEST)と積極的な交流を行うことができた。Breakfast Meetingには、髙木先生と青柳先生が参加し、KSBB会長のSang Yup Lee先生およびKSBBやBESTの先生方との交流があった。懇親会では、青柳先生から、韓国語を交えながらSBJとKSBBの今後の活発な交流を期するスピーチがなされ、SBJ、KSBB、BESTの方々が同じ円卓を囲み、コロナ禍中に途絶えていた国際交流を埋め合わせるように互いの進捗などを報告しあい、今後の東アジアの生物工学分野での交流を活発にしていくための交流が図られた。

    会場となった釜山国際コンベンションセンターBEXCO  会場となった釜山国際コンベンションセンターBEXCO

    会場となった釜山国際コンベンションセンターBEXCO

    秦会長挨拶(2023 KSBB Fall Meeting and International Symposium)

    Opening ceremonyにて
    オンラインで挨拶をされる
    秦会長

    朝食会場でのKSBB会長のSang Yup Lee先生と髙木先生,青柳先生との交流

    Breakfast Meeting会場での
    KSBB会長のSang Yup Lee先生と
    髙木先生(左)青柳先生(右)との交流

     

    懇親会でスピーチをなされている青柳先生

    懇親会でスピーチをされている青柳先生
     

    大会2日目のBreakfast Meeting会場での写真

    大会2日目のBreakfast Meeting会場での写真(敬称略)

    前列左から,Hsiu-Wen Chien(National Kaohsiung University of Science and Technology,
    BEST招待講演者),I-Son Ng(National Cheng Kung University,BEST招待講演者)
    Sang Yup Lee(KAIST,KSBB会長),Chulhwan Park(Kwangwoon University,KSBB会計)
    後列左から,Jeong Hyun Seo(Yeungnam University,KSBB国際交流担当)
    Hyung Joon Cha(POSTECH,KSBBシンポジウム座長),Jeong-Geol Na(Sogang University,
    KSBB庶務),髙木博史(奈良先端大,招待講演者),Jonghoon Choi(Chung-Ang University,KSBB国際交流担当)
    青柳秀紀(筑波大,招待講演者),Jen-Huang Huang(National Tsing Hua University,BEST招待講演者).

     

    懇親会にて,円卓を囲んだSBJ,KSBB,BESTの先生方

    懇親会にて,円卓を囲んだSBJ,KSBB,BESTの先生方(敬称略)

    前列左から,Dong Soo Hwang(POSTECH,KSBB国際交流担当)
    吉本敬太郎(東京大学),Jonghoon Choi(Chung-Ang University,KSBB国際交流担当)
    青柳秀紀(筑波大学,招待講演者),梅津光央(東北大学,招待講演者)
    Seung Pil Pack(Korea University,KSBB国際交流担当)
    Jen-Huang Huang(National Tsing Hua University,BEST招待講演者)
    後列左から,Hsiu-Wen Chien(National Kaohsiung University of Science and Technology,BEST招待講演者)
    Po Ting Chen(Southern Taiwan University of Science and Technology)
    I-Son Ng(National Cheng Kung University,BEST招待講演者).

     

    関連記事:【国際交流】韓国生物工学会(KSBB)大会参加報告

     

    Published by 支部:関西 on 24 11月 2023

    【関西支部】第121回醗酵学懇話会

    第121回を迎える醗酵学懇話会ですが、下記の通り対面開催となります。今回は、発酵におけるキープレイヤーとも言える酵母にまつわる3つの話題をご紹介頂きます。また、工場見学および懇親会も下記の通り開催致しますので、多数のご参加をお待ちしております。

    • 日時:2024年2月6日(火)13:30~18:30
      <講演会>13:30~15:50
      <見学会>15:50~16:40(工場見学は限定15名事前予約、酒造資料館<自由見学>)
      <懇親会>17:00~18:30
       
    • 会場:白鶴酒造株式会社(〒658-0041 兵庫県神戸市東灘区住吉南町 4-5-5)5階 会議室
       
    • プログラム:

      13:00~ 受付

      13:30~13:35 開式の辞………東 雅之(関西支部支部長・大阪公立大学工学研究科)

      13:35~14:15
      「出芽酵母のアミノ酸代謝による細胞寿命制御」
       ………西村 明 (奈良先端科学技術大学院大学 研究推進機構 発酵科学研究室)

      近年、アミノ酸はタンパク質の構成成分のみならず、それ自体に多彩な生理機能があることが知られてきた。特に、プロリンやシステイン誘導体(システインポリスルフィド)は他のアミノ酸と比較して様々な生理機能を有しており、細胞の恒常性維持に極めて重要である。細胞の恒常性の破綻は寿命・老化を引き起こすことから、これらのアミノ酸は寿命・老化を制御していると示唆されている。これまでに、演者はプロリンの酸化分解系がミトコンドリアのエネルギー代謝の維持に関与し、酵母の経時寿命を制御していることを発見した。また、システインポリスルフィドが小胞体内のタンパク質品質管理機構に関与し、経時寿命の制御に関与していることも見出した。本講演では、プロリンやシステインポリスルフィドによる寿命制御の最新の知見を紹介すると共に、その生理的意義や応用展開に関しても議論したい。

      14:15~14:55
      「酵母に学ぶ健康長寿」
       ………水沼 正樹 (広島大学大学院 統合生命科学研究科 生物工学プログラム 健康長寿学研究室)

      近年、栄養状態や腸内細菌叢などの環境因子が原因で生じた特定の代謝物が、広範な細胞機能(分化・増殖・生存など)のシグナル分子として機能する例が見出された。メチオニン代謝は、メチル基供与体として知られるS-アデノシルメチオニンの産生を行うなど生命活動において極めて重要な代謝経路である。我々は、出芽酵母を用いてメチオニン代謝系酵素のS-アデノシルホモシステイン(SAH)加水分解酵素における変異株(sah1変異株)を取得した。酵母sah1変異株は顕著に寿命が短く、テロメア長が短縮するなど老化の特徴を有していた。そこで、sah1変異株の短命を抑圧する変異株をスクリーニングし、長寿変異株を取得した(SSG1と命名)。SSG1変異株の解析から、SAHが寿命制御のシグナル分子として振舞うという代謝物の新機能を発見した。本懇話会では、酵母で明らかになった健康長寿のヒントについて私たちの研究を例に紹介したい。

      14:55~15:05  休憩

      15:05~15:45
      「Bafilomycin A1耐性株の高発酵性と清酒醪ストレスへの適応」
       ………中瀬 舞(白鶴酒造株式会社 研究室)

      清酒醪は、発酵初期には高糖・低pH・低温・低窒素源ストレス、発酵後期には高エタノールストレス環境となり、清酒酵母はこのような様々な環境変化によるストレスに晒されながらアルコール発酵を行っている。この醪環境ストレスへの応答については未だ不明な点が多いが、健全な発酵は高品質の清酒製造には重要である。これまでに我々は、液胞膜V-ATPaseの活性阻害剤Bafilomycin A1(Baf)の耐性株は高発酵性を示すことを見出した。清酒酵母はエタノール発酵を行う際に細胞内ATPを多く生産するが、過剰なATPは解糖系を負に制御する。そこで我々は、細胞内ATPをより多く消費させるために液胞膜V-ATPaseに着目した。Baf耐性株は、細胞内ATP量の減少・糖取り込み活性の向上・エタノール生産性の向上が観察された。さらに、醪末期の生菌率も顕著に高いことが明らかとなった。今回明らかとなったBaf耐性株の特徴から、清酒醪ストレスへの適応と酵母の寿命延伸について考察したい。

    15:45~15:50 閉会の辞………蓮沼 誠久(関西支部副支部長・神戸大学先端バイオ工学研究センター)

    15:50~16:40 見学会(工場見学〈事前予約者〉、酒造資料館〈自由見学〉)

    *工場見学には、上下ツナギの衛生服(スカートは非対応)と衛生帽とマスクの着用、衛生靴履き替えが必要です。
    *酒造資料館の館内ショップは 16:30 閉店となります。

    17:00~18:30 懇親会(講演会と同会場)

    *講演会閉会後は懇親会会場準備の都合上、一時退室をお願いする予定です。

     

    • 定員: 60名 (工場見学会は15名)
       
    • 参加費:一般 1,000円(税込),学生:無料(当日講演会会場受付にてお支払いください)
       
    • 懇親会会費:一般 2,000円(税込),学生:1,000円(税込)(当日講演会会場受付にてお支払いください)
       
    • 申込み方法:以下のWebフォームよりお申し込み下さい。 定員に達したため受付を終了しました。
    • 申込み締切日:2024年1月18日(木)正午(定員に達し次第、締め切らせて頂きます。)
       
    • 問合せ先:
      日本生物工学会 関西支部
      企画副委員長 窪寺隆文 E-mail

     

    会場へのアクセス

    JR住吉駅からタクシーで10分以内(徒歩約20数分)
    阪神御影駅から徒歩約15分
    阪神住吉駅から徒歩約10分

     

    ⇒関西支部Topへ

    Published by 若手会 on 24 11月 2023

    【研究部会】2024年度生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー2024

    おかげ様で盛会のうちに無事終了しました。多数のご参加ありがとうございました。


    生物工学若手研究者の集い (若手会) のセミナーは、生物工学の様々な分野の若手研究者および学生の相互交流を目的に、1967年より実施されてきた伝統ある会です。新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年度より3年に渡りオンサイトでの開催を中止せざるを得ない状況でしたが、オンラインで開催するなど若手会の活動を完全に休止することはありませんでした。そして2023年度には富山県砺波青少年自然の家にて4年ぶりにオンサイトで夏のセミナーを開催することができました。コロナ禍の余韻が残る中でも若手研究者たちの研究への熱意は留まるところを知らず、白熱した議論が時間いっぱいに繰り広げられました。

    さて、2024年度の夏のセミナーは北海道 富良野市にて開催いたします。開催地にちなみまして、北海道にゆかりのある先生方にご講演いただく予定です。昨年度に引き続き参加者全員が主体的に発表し交流するイベントを企画しております。また、今回は博士課程の学生にも実行委員に参画してもらい、学生が主体となり企画・運営するプログラムも計画しております。参加者の皆様が1泊2日での熱い議論を交わし、深い交流を結べるよう準備を進めております。北海道の地で若手研究者同士の交流・知見を深め、普段の研究に新しい風を吹き込む機会となれば幸いです。実行委員一同、多数の若手研究者の参加を心よりお待ちしております。

    初日の夜には懇親会も企画しております。初参加の方も、毎年楽しみにしてくださっている方も、楽しく交流できるように準備を進めておりますので、ぜひこちらにもご参加ください。なお、開催時期はラベンダー畑が見頃となっております。お越しの際は周辺観光もお楽しみいただけますと幸いです。

    -ウェルカムイベントについて(3/20追記)-
    本会合前にウェルカム企画として、富良野市近郊のワイナリー見学を企画しております(午前10時ごろに富良野駅出発予定)。参加希望の方はセミナー参加登録の際に入力してください(申込先着40名限定、別途参加費が必要となります
    *定員となりましたので締め切らせていただきます。

    開催概要

    • 日時:2024年7月13日(土)12:30~ 7月14日(日)13:45
       
    • 会場:ハイランドふらの(〒076-0036 北海道富良野市島ノ下)
         アクセス情報はこちら *2024年4月2日 修正
      *旭川空港、新千歳空港(注)およびJR富良野駅より送迎バスを用意する予定です(13日: 旭川空港9:50発、新千歳空港10:00発、JR富良野駅12:00発。14日: 会場14:00発, JR富良野駅14:20着, 旭川空港15:20着予定、交通機関のダイヤなどにより変更になる可能性があります。詳細はこちらをご覧ください。)。希望される方は参加登録の際に入力してください。
      (注):新千歳空港からの送迎バスは13日の往路のみ、完全予約制、有料(5000円)となります。10時に出発するため、9:30までに到着する飛行機を利用ください。)
    • 発表形式:ポスター発表
      *ポスターはA0サイズ(841×1189 mm)でご用意ください(幅900 mm以上のものは貼り付けできませんので、ご注意ください)。

      >>発表要旨テンプレートはこちら<<
       
    • 定員:80名(予定、定員になり次第締め切らせていただきます。)
       
    • 参加費:一般:13,000円(税込)(セミナー参加費7,000円,宿泊費4,000円,食費(夕・朝食)・懇親会費2,000円)
          学生: 6,000円(税込)(セミナー参加費3,000円,宿泊費2,000円,食費(夕・朝食)・懇親会費1,000円)
               (ただし、新潟県、富山県、石川県、福井県から参加される学生の方は参加費3,000円(税込)(会費3,000円、宿泊費・食費・懇親会費無料)といたします。) 
       
    • プログラム:
      1日目
      12:00 受付開始
      12:30~12:40 開会挨拶・諸注意
      12:40~13:20 企業セミナー①(株式会社島津製作所、千代田化工建設株式会社)
      13:20~13:30 休憩(10分)
      13:30~14:20 小菅先生 ご講演
      14:20~14:30 休憩(10分)
      14:30~14:55 中井先生 ご講演
      14:55~15:20 鯉江先生 ご講演
      15:20~15:40 休憩(20分)
      15:40~17:10 ポスター(奇数45分、偶数45分)
      17:10~19:00 チェックイン・入浴・夕食
      19:00~ 表彰式・懇親会、坂巻先生 ご講演

      2日目
      9:30~10:50 委員会企画
      10:50~11:00 休憩(10分)
      11:00~11:40 企業セミナー②(三洋貿易株式会社、株式会社テクノスルガ・ラボ)
      11:40~11:50 休憩(10分)
      11:50~13:10 学生企画
      13:15~13:45 閉会式・写真撮影
      14:00 バス出発
       
    • 講演予定 (敬称略):
      特別講演 小菅 正夫 (旭川市旭山動物園 前園長/北海道大学客員教授/札幌市環境局参与 (円山動物園担当)
          「動物たちと歩んだ復活への道 ―「個性」を活かしたイノベーション―」
      招待講演 中井 亮佑 (産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門)
          「雪と氷の世界に生きる微生物たちの謎に迫る -南極・北極・高山での経験から-」
      招待講演 鯉江 弘一朗 (サッポロビール株式会社 原料開発研究所)
                  「ビール会社の育種家が語る、作物および天然素材としてのホップのおもしろさ」
      招待講演 坂巻紀久雄 (Maltheads 店主/ビアジャーナリスト/ビア検1級)
          「クラフトビールの大地、北海道」
       
    • 申込方法:以下のリンクより登録をお願いいたします。 定員になり次第締め切らせていただきます。
                     一般講演を希望される方は、参加登録の後に演題登録をお願いいたします。
           参加登録〆切: 4月30日、演題登録〆切:5月7日
      *参加登録・演題登録ともに締め切らせていただきました。


                                >>参加登録<<   >>演題登録<<

    *観光シーズンの最盛期であり混雑が予想されるため、申し込みされましたら交通機関・前後泊などを早めに手配ください。

    (ENG)
    The participation registration is closed because the maximum number of participants has been reached.

    We will hold summer seminar in Furano, Hokkaido, Japan on July 13th-14th. The presentations in English are welcome for both international students and domestic students. Besides, we will hold a reception on July 13th night. We hope your join!

    -Event before the conference-
    Before the conference, we plan to visit winery in the suburbs of Furano city (depart from Furano Sta. at 10:00AM). Please fill out the form during resistratin if you would like to join (limited to the first 40 people, in addition to the conference resistration fee, a visit fee is required). 
    *The registration is now closed.

    • Date: July 13th 12 P.M.-14th 1:45 P.M., 2024
       
    • Venue: Highland Furano, Furano, Japan
      Click here for access (Japanese)
      *A courtesy bus will be provided from Asahikawa Airpot, New Chitose Airport, and JR Furano Station (it will depart from Asahikawa Airport, New Chitose Airport, and JR Furano Station at 9:50 AM, 10:00 AM, and 12:00, respectively, July 13th. On July 14th, a courtesy bus will depart from the venue at 14:00, and will arrive at JR Furano Station and  Asahikawa Airport at 14:20 and 15:20, respectively.). If you would like to take the bus, please fill out the form during registration. 
      *The courtesy bus between New Chitose Airport and the venue will be available only to the venue (no courtesy bus will be available from the venue to New Chitose Airport on July 14th).  You must reserve the bus if you would like to take it. Additional fee (5,000 yen) is required to take the bus.
       
    • Presentation Style: Poster
      *Posters must be A0 size (if you make bigger poster, you may not paste on the board).

      >>Click here to download the abstract template<<
       
    • Number of participants: 80 (tentative, we will stop accepting applications once the limit is reached.)
    • Registration fee: General…13,000 yen (tax included) (Participation fee: 7,000 yen; Accommodation fee: 5,000 yen; Dinner, breakfast, and reception fee: 2,000 yen)
                Student…6,000 yen (tax included) (Participation fee: 3,000 yen; Accommodation fee: 2,000 yen; Dinner, breakfast, and reception fee: 1,000 yen)
                                 *For students from Fukushima, the participation fee will be 3,000 yen (tax included) (3,000 yen for the participation fee, no charge for accommodation, dinner, breakfast and reception).
       
    • Registration: Please register from “Participation Registration”. If you register to give a poster presentation, please  also register from “Abstract Registration”. Deadlines for participation registration and abstract registration are April 30th and May 7th, respectively. We will stop accepting applications once the limit is reached. 
      *The participation registration and abstract registration are now closed.

                           >>Participation Registration<< 

                              >>Abstract Registration<<

    *Please book flight tickets, hotel for staying the night before and after, and so on early because Furano is crowded with travelers in July.

    若手会夏のセミナー 2024実行委員 (五十音順)

    生田 宗一郎
    一色 理乃(産総研・生物プロセス) 
    扇谷 昌宏(旭川医大・医・解剖)
    菊川 寛史(北大・工・応用化学)
    黒田 恭平(産総研・生物プロセス)
    兒島 孝明(名城大・農・生物資源)
    佐藤 康史(旭川医大・先進医工学研究センター 実行委員長)
    鈴木 琢磨(大阪大・生物工学国際交流センター)
    高野 力 (北大・工・環境循環)
    辻 雅晴(旭川高専・物質化学工学)
    蜂須賀 真一(北大・工・応用化学)
    堀之内 貴明(産総研・人工知能)

    (学生実行委員)

    小坂 唯心(京都大・農・D2)
    篠田 あかり(九州大・生物資源・D3)
    橋本 真悟(岡山大・医歯薬・D3)
    村山 拳午(山梨大・医工農・D4)
    山田 あずさ(九州大・生物資源・D3)

    問合せ先:
    夏のセミナー2024実行委員会  E-mail:

    協賛のお願い

    生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー2024実行委員会では協賛企業を募集しております。

    ⇒若手会Topページへ

    Published by 若手会 on 24 11月 2023

    【研究部会】生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー2024 <協賛のお願い>

    生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー2024実行委員会では協賛企業を募集しています。

    協賛申込

    こちらの協賛申込フォームpdfに必要事項を入力して下記実行委員会宛にご送付ください。
    *(2023年12月22日追記) ショートセミナーは定員に達しましたので締め切らせていただきました。
     

    お問合せ・申込み先

    生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー2024
    実行委員会 事務局
    E-mail:

    ♦関連記事:生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー2024

     

    ⇒若手会Topページへ

    Published by 若手会 on 17 11月 2023

    【開催報告】第75回日本生物工学会大会「博士人材のためのキャリアパスシンポジウム」

    2023年9月4日(月)に若手会の主催で、『博士人材のためのキャリアパスシンポジウム』を開催しました。
    若手研究者の日々の悩みを赤裸々に語っていただいたり、
    その悩みに対する解決策に関する質問が多く出ました。
    キャリアを考える上で、参考になれば幸いです。
    最後にシンポジストの皆様と写真撮影しました。
    お忙しい中お話しくださり、誠にありがとうございました。青木会長が来られなくて残念です!

    博士人材のためのキャリアパスシンポジウム

     

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    Published by 支部:中部 on 14 11月 2023

    中部支部 – 2023年度事業

    年次大会

    主催行事

    後援行事

    • パンシンポジウム2023
      日時:令和5年9月19日(火曜日)9:00~18:00
      会場:みんなの森 ぎふメディアコスモス
       

    これまでの活動

     

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    Published by 支部:九州 on 14 11月 2023

    九州支部-2023年度事業

    主催行事

    これまでの活動

     

    ►九州支部Topへ

    Published by 学会事務局 on 08 11月 2023

    《更新しました!》">【年次大会】第76回日本生物工学会大会(2024)協賛企業募集中!《更新しました!》

    第76回日本生物工学会大会(2024年9月8~10日、東京工業大学大岡山キャンパス)実行委員会では、協賛企業を募集しています。大会でのランチョンセミナー、附設展示会、プログラム・要旨集広告を活用した情報の発信および交換につきまして是非ともご検討いただくとともにご支援をご協力を賜りますようお願い申し上げます。

    なお、ランチョンセミナー、展示運営および広告業務に関しては、代理店に委託しております。
    本大会でのランチョンセミナー協賛を希望される方は、ランチョンセミナー申込書wordに必要事項をご記入の上、e-mail にて下記宛までお送り下さい。

    問合せ・申込み先

    株式会社エー・イー企画 日本生物工学会大会展示会係
    〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-4-4 一ツ橋別館4F
    E-mail:
    TEL: 03-3230-2744
    ♦URL:第76回日本生物工学会大会(2024)「企業協賛案内」サイト
     

    ※(お知らせ)
    大会初日(9月8日)に開催予定の「学生のための企業研究セミナー」への参加企業も募集しております。

    開催趣意書pdfご案内・申込書pdf


    ♦関連記事:年次大会】「学生のための企業研究セミナー」参加企業募集中!

    Published by 学会事務局 on 08 11月 2023

    【事務局より】2024年会費納入のお願い

    平素より学会活動にご協力賜り、誠にありがとうございます。

    2024年の会費の納入をお願い申し上げます。会費は会誌の刊行、大会の開催、講演会、その他学会の事業運営にあてられますので、何卒ご協力下さいますようよろしくお願い申し上げます。なお、振込用紙は12月上旬に会員の皆様宛に直接お送り致します(会費口座振替登録者は除く)。

    学生会員に対し、2023年度の大学卒業、大学院修了後の優遇措置を導入いたします。⇒詳しくはこちら

    ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

    2024年会費 (1月~12月、不課税)

    正会員11,000円(だたし、海外在住の正会員は12,000円)
    学生会員5,000円
    団体会員30,000円
    賛助会員50,000円(1口以上)

    納入期限

    • 振込用紙をご利用の場合:

      正会員および学生会員: 2023年12月末日
      団体会員および賛助会員: 2024年4月末日
       
    • 自動引落(口座振替)をご利用の場合: 2024年4月23日(火)に引落実施予定
       

    領収書について

    • 銀行振込でのお支払い】 振込票の控えを領収証としてご利用ください。
       
    • 【口座振替でのお支払い】 領収証を希望される方は、事務局にお申し出ください。領収証は会費引き落し後(5月初旬)に送付いたします。領収証の宛名は会員名、送付先は会誌送付先と同住所となります。毎年領収証が必要な方はその旨お知らせください。 

    紛失による領収証の再発行はいたしませんのでご注意ください。
     

    英文誌Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) の購読について

    2009年より英文誌(JBB)は電子ジャーナルへのアクセス権のみとなりました。冊子体はご希望の会員に年額5,000円(税込)で有料配布しております。正会員および学生会員の方で、新規に有料購読をご希望の方はできるだけ早めにお知らせください。また、冊子購読を中止される場合も早めに事務局までご一報ください。

     

    会費の口座振替について

    毎年の会費をご指定の銀行口座からお支払いいただくことも可能です。預金口座振替依頼書pdfを、下記学会事務局までご送付下さい(押印をご確認下さい)。

     

    異動届出

    会誌送付先、住所、会員資格(学生会員から正会員へ移行)などの変更は、会員サービスから異動届出をお願いします。FAXの場合は、ダウンロードした書面にご記入のうえ、下記宛にお送り下さい。

     

    退会届出

    2023年12月13日(水)までに理由を付してE-mailまたはFAXにてお届け下さい。なお滞納会費があれば納入をお願いします。⇒詳しくはこちら

    年度途中で退会された場合、会費は返金いたしません。年度末退会(12月31日付での退会)を希望する方は、その旨退会届にご記入ください。

     

    お問い合せ先 

    日本生物工学会事務局
    〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号 
    大阪大学工学部内
    公益社団法人 日本生物工学会
    Tel: 06-6876-2731   Fax: 06-6879-2034
    E-mail:

    Published by 学会事務局 on 07 11月 2023

    【事務局より】本会のインボイス制度対応についてのお知らせ

    お取引様各位

    公益社団法人 日本生物工学会

    平素より当学会にご支援、ご協力を賜りまして誠にありがとうございます。

    さて、2023年10月1日より適格請求書等保存方式(インボイス制度)が導入されました。
    これに伴い、当法人は「課税業者」として登録をしておりますので、適格請求書発行事業者登録番号を通知致します。

    1. 登録番号  T4120905003123
       
    2. 名称  公益社団法人 日本生物工学会
       
    3. 本件についての問い合わせ先

     公益社団法人 日本生物工学会
     事務局会計担当 続(ツヅキ)
     〒565-0871 
     吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内
     TEL: 06-6876-2731
     E-mail:

    Published by 支部:関西 on 06 11月 2023

    【関西支部】2023年度関西地域企業・公設試と若手研究者/学生の交流ワークショップ-グローカルに活躍する関西地域企業の魅力に迫る!-

    2023年度関西地域企業・公設試と若手研究者/学生の交流ワークショップは、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。⇒開催報告はこちら

    関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演頂き、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者/学生の方々に広く知っていただくことを目的としています。また、これから就職を考える学生さんには、これら企業・研究機関の情報に触れ、働き方とやりがいの多様性を知る機会になるはずです。また、企業・公設試交流会の場を通して、学会などでは難しい企業・研究機関の方との交流を深めていただければと考えております。

    • 日時:2023年12月4日(月) 13:00~17:15
       
    • 開催場所:京都市産業技術研究所 2階 ホール
        
    • プログラム、機関の概要、または講演内容:

    13:00 開会の辞

    13:05 【公設試験研究機関の業務の紹介】(各10分)

    (地独)大阪産業技術研究所
    (森之宮センター 生物・生活材料研究部)山内 朝夫
      
     奈良県産業振興総合センター
    (産業技術研究部 バイオ・食品グループ)大橋 正孝
      
    (地独)京都市産業技術研究所
    (研究室)山本 佳宏

    13:35 【国立研究機関の紹介】(20分)

    (国研)産業技術総合研究所
    (生命工学領域 副領域長)千葉 靖典

    研究所の簡単な案内:産総研は国を代表する “日本最大×最先端”の国の研究所です。本会では、社会課題解決に繋がる近年の生命工学領域の研究開発の成果を紹介させていただきます。

    13:55 【企業の事業の紹介】(各20分)

    ゲオール化学株式会社
    (製品開発研究部 執行役員 部長 博士(農学))森村 佳司

    1957年の創業以来、独自の化粧品開発に取り組んできました。当日はキノコの無菌培養による独自の化粧品原料開発について、ご紹介します。

    株式会社フィールドアンドデバイス 
    (代表取締役 博士(薬学))土佐 秀樹 

    Health & Beauty Careをテーマにした処方構築からパッケージデザインまで、商品開発のトータルサポート事業を行っています。商品化事例とともに、当社の仕事内容をご紹介します。

    佐々木酒造株式会社 
    (代表取締役)佐々木 晃

    1893年創業。京都産米と京都市産技研開発の酵母を使い、京料理に合う京の酒として酒造りをしています。イベントや酒蔵ツーリズム事業などを通じ、日本酒の素晴らしさを広く伝える取り組みを行っています。

    ナカライテスク株式会社 
    (本社営業部)田淵 都花

    当社は、大学の研究室や企業の研究部門等で分析や試験を行う際に使用される試薬や周辺機器を扱うメーカー兼商社です。
     

    15:15 休憩(会場設営)

    15:25 【企業交流会】グループディスカッション

    17:15 閉会
     

    • 申込方法:氏名、所属、連絡先(TEL、E-mail)、一般・学生の別、会員・非会員の別、紹介者(非会員の場合のみ)を明記して、こちらのフォームよりお申し込みください。
       
    • 定員:40名
       
    • 参加費:無料
       
    • 申込締切:2023年11月30日(木)(※ただし定員に達し次第締め切らせていただきます。)
       
    • 問合せ先:
      日本生物工学会関西支部企画委員
      佐藤 喬章(京都大学)
      TEL. 075-383-2773
      E-mail:

     

    ►関西支部Topへ

     

    Published by 学会事務局 on 26 10月 2023

    【JBB】査読履歴とORCIDの連携について (Peer review recognition services in EM)

    Editorial Managerには査読履歴をORCIDに連携する機能 (Peer review recognition services in EM)が実装されています。Editorial ManagerのユーザーアカウントにORCID iDを登録の上、ORCIDとのデータ連携に同意すると、Journal of Bioscience andBioengineering (JBB) で査読をした履歴がORCIDの業績リストに表示されます。表示されるデータはジャーナル名、出版社、出版年等で、具体的な論文名は開示されません。ORCIDと連携するか否かは審査員自身が論文毎に選択可能です。


    ►JBBTopへ

    Published by 学会事務局 on 26 10月 2023

    【和文誌】国立国会図書館デジタルコレクションへの追加収録について(生物工学会誌 第94巻第4号~第98巻第7号)

    国立国会図書館デジタルコレクションに生物工学会誌第94巻第4号~第98巻第7号が追加収録され、広く一般に公開されました。第98巻第8号~第98巻第12号についても順次収録される予定です。

    ⇒生物工学会誌 – 電子版(PDF)の閲覧はこちらから

    Published by 学会事務局 on 25 10月 2023

    【生物工学会誌】第101巻 第10号(2023年10月号)オンライン公開

    生物工学会誌第101巻第10号(2023年10月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第101巻第10号

    ►生物工学会誌Top

    Published by 学会事務局 on 25 10月 2023

    【随縁随意】高次の価値創造に向けて自己を開く– 安原 貴臣

    生物生物工学会誌 第101巻 第10号
    安原 貴臣

    私が企業に入社した1991年当時、多くの消費財メーカーでは自社の保有するリソースをベースにした自前でのモノづくりが主流であったように思う。その後、新興国を中心とする人口増や情報化技術の普及による世界同時成長に伴い、化石資源依存経済が拡張を続けた結果、世界が持続可能な開発目標(SDGs)や、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けた各国目標を定めたパリ協定などの国際合意に繋がっていることは周知のとおりである。特にSDGsにおいては、「誰一人取り残さない」との決意のもと、欧米を中心に新たな持続可能な経済活動パラダイムの主導権を握ろうと法令・規制の整備や産官学一体での技術プラットフォーム開発競争が急速に進んでいる。さらには、コロナ禍やウクライナ問題で露呈した地経学的リスクは化石資源脱却と資源自律の両立など、各国に強靭で持続可能な循環経済戦略を再考させている。こうして産業界は今、不確実な未来と経験のない事業環境の大きな変曲点を迎え、未来社会に受容、歓迎される事業への転換や再構築を迫られている。

    こうした壮大な社会共通課題に対しては、産官学からの英知を総動員した質の高い技術開発と実証サイクルに加え、それらを国民理解と新制度の設計・発動を通して社会の行動変容にまで繋げる必要がある。すでに欧米では、ハード、ソフト面での総合知を結集する政策や積極投資が進められている。日本でもこの課題解決にはバイオの果たす役割はきわめて大きいとされ、「2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会の実現」を掲げたバイオ戦略が2019年に策定された。本戦略は、世界環境の変化に伴い、毎年見直しが図られつつ、政府主導で産官学の共創での課題解決を誘導する施策が積極的に進められている。

    一方で、「日本は技術で勝ってビジネスで負ける」との声や、社会変革に伴うルール形成において欧米の後塵を拝しているとの声を耳にする。この原因として、日本のビジネスモデル面での劣後が指摘されているが、その真因はどこにあるのだろうか? 2018年に実施された理事、代議員を対象とした生物工学会への参画目的と要望に関するアンケート(https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9711/9711_sangaku_survey.pdf)によると、学術界では成果発表と育成を目的とする意見が多い一方、産業界では成果発表と研究・情報発信に加え、ネットワークや有用技術・情報獲得が期待され、後者において不満足の意見が目立った。また、全体的に産官学が議論できる企画の充実を期待する声も多かった。こうした意見と現状から、産業界には連携・共創の意識はあるが、どう連携・共創するかの様子見、慎重な姿勢が感じられた。この背景には、日本の製造業が基本的に閉鎖的な枠組みでの生産で富を築けてきたこと、長期安定雇用もあり事業に必要な技術を内製化できたこと、および、業界ごとに優良な競合企業が複数共存する競争環境の歴史が関係しているかもしれない。いずれにしても、研究力や国際競争力の低下が指摘されているが、長きにわたって積み上げてきたナレッジと実直で連帯の精神が本国民の根底にあると信じており、個々の躊躇の先にある一歩が未来社会への競争優位なトランスフォーメーションと国力の復活に繋がると期待している。

    近年、フードテック関連の研究会が複数立ち上げられ、そこにはITやエンターテイメント業界などに加え、多くのベンチャー企業も参画し、産官学の分野・業界を超えてバイオを起点としたSociety 5.0社会の高次の実現に繋がる共創議論が繰り広げられていると聞く。産も官も学も皆、持続可能なより良い未来社会の実現のために共存する公器である。それぞれの個人、組織、企業の存続と繁栄が大前提との相互理解の上、より多くの幅広い技術者が構想を恐れず掲げ、気付きや共感と連帯を生み、社会課題を解決する高次の競争価値を創造できる場として、100年の歴史を刻んだ今後の日本生物工学会の役割と繁栄を共に楽しみたい。



    著者紹介 アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社(社長付、担当部長(OI担当))

    ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

    Published by 学会事務局 on 25 10月 2023

    生物工学会誌 – 101巻10号

    タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
    主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。

     

    ►生物工学会誌Top

    ※PDFファイルをご利用いただくためにはAcrobat Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。

    Published by 学会事務局 on 19 10月 2023

    【JBB】Vol. 136, No. 5(2023年11月号)オンライン公開

    Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 136, No. 5(2023年11月号)をScienceDirectで公開しました。

    JBB会員用アクセスの利用方法

    日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
    ⇒詳しくはこちら

    • 会員用アクセスのPasswordをお忘れの場合:
      ⇒詳しくはこちら
       
    • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
      Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

        
        

    ►JBBのTopページへ

    Published by 支部:九州 on 18 10月 2023

    第29回日本生物工学会九州支部福岡大会(2023)プログラム

    • 一般講演 C会場(総合研究棟 105室102室変更しました
      午前の部 9:30~11:39午後の部 13:20~15:03
    • 一般講演 D会場(総合研究棟 204/205室)
      午前の部 9:30~11:39午後の部 13:20~14:50
       
    • 学生賞審査講演 A会場(コラボステーションI 視聴覚ホール) 
      <博士の部>午前 9:30~10:17
      <修士の部>午前の部 10:18~11:21午後の部 13:20~15:11
       
    • 学生賞審査講演 B会場(総合研究棟 102室105室変更しました
      <修士の部>午前の部 9:30~11:37午後の部 13:20~15:11   
    • 学生賞授賞式 A会場(コラボステーションI 視聴覚ホール) 16:15~16:30

    *******************************************************
     

    ♦一般講演プログラム♦

    C会場(105室102室変更しました)午前の部 9:30 ~ 11:39

    (講演時間12分:発表10分、討論2分+交代1分)

    • C-a01 
      白麹菌Aspergillus luchuensis mut. kawachiiにおけるβ-xylosidaseの解析
      …朱 恩康1,2,平松健太郎3,森 一樹4,奥津果優1,3,吉﨑由美子1,3,髙峯和則1,3,田代康介4,玉置尚徳1,3,○二神泰基1,31鹿大・農,2湖南農大,3鹿大院・農林水産,4九大・農)
       
    • C-a02
      鰹節カビAspergillus chevalieriの生活環に関する遺伝子の探索
      …○平松健太郎1,森 一樹2,門岡千尋3,奥津果優1,吉﨑由美子1,髙峯和則1,田代康介2,玉置尚徳1,二神泰基11鹿大院・農林水産,2九大・農,3崇城大・生物生命)
       
    • C-a03
      生酛系酒母から分離した乳酸菌のエタノール存在下での増殖特性
      …○行武慧音1,澤田和敬2,後藤正利1,小林元太11佐賀大院・農,2佐賀県工技セ)
       
    • C-a04
      曝気と微生物燃料電池による養豚廃水の処理性能と微生物群集構造の変化
      …○長嶺美幸1,Nelly Wira Nurhadi2,Mochammad Wachid3,小林弘明4,飯田和輝4,井上謙吾11宮崎大・農,2宮崎大院・農,3宮崎大院・農工,4日本工営株式会社)
       
    • C-a05
      海水を用いたメタン菌培養の簡略化
      …〇小役丸桜季,前田憲成(九工大・生体工)
       
    • C-a06
      黄麴菌における初期エンドソーム動態の細胞生理機能解析
      …○幡野若奈,一瀬智美,立花宏文,藤村由紀,竹川 薫,樋口裕次郎,(九大院・生資環)
       
    • C-a07
      希少糖5-ケト-D-フルクトースの油脂酵母Lipomyces starkeyiにおける代謝経路の解析
      …○野寄裕暉慧1,佐藤里佳子2,高久洋暁2,竹下 圭3,竹川 薫11九大院・生資環,2新潟薬科大・応生科,3株式会社伏見製薬所)
       
    • C-a08
      分裂酵母におけるGPI-アンカー型アミラーゼホモログの機能解析
      …○吉川莉乃1,中北愼一2,樋口裕次郎1,竹川 薫11九大院・生資環,2香川大・総合生命セ)
       
    • C-a09
      遺伝子組換え微生物を用いた硫酸化ペプチドの合成と精製法の検討
      …○池田有輝1,黒木勝久1,榊原陽一1,水光正仁1,Ming-Cheh Liu21宮崎大・農,2トレド大・薬)
       
    • C-a10
      Citrobacter braakii TB-96株におけるグリセロール存在下での高発現プロモーターの選抜
      …○木村武蔵,鮫島 礼,柳瀬卓馬,吉田ナオト,清 啓自(宮崎大・農)

     

    C会場(105室102室変更しました)午後の部(一般講演)13:20~15:03

    (講演時間12分:発表10分、討論2分+交代1分)

    • C-p01
      光合成細菌のリポ多糖による植物成長促進効果と害虫防除の可能性
      …○林 修平1,岩本康成1,岩井蘭子1,山口紗耶香1,古賀 碧2,山田直樹3,牧 孝昭3,山本進二郎1,宮坂 均11崇城大・生物生命,2株式会社Ciamo,3株式会社松本微生物研究所)
       
    • C-p02
      代謝調節制御機構に基づいた大腸菌のモデリングとカタボライト制御や生合成機構の解析
      …○松岡 結1,清水和幸2,31水大校,2九工大院・情報工,3慶応大・先端生命)
       
    • C-p03
      糖を炭素源とした組換えCupriavidus necatorによる乳酸ベースポリマーの生合成
      …○石川鈴恵1,板倉真優2,田中賢二3,田口精一4,松崎弘美 1,21熊本県大・環境共生、2熊本県大院・環境共生,3近畿大・産理工,4神戸大院・科技イノベ)
       
    • C-p04
      ダンダー(蒸留残液)を利用した黒糖ラム酒醸造における発酵特性
      …○天良 葵1,仲里 彬2,Asikin Yonathan1,上地敬子1,平良東紀11琉球大院・農,2瑞穂酒造株式会社)
       
    • C-p05
      部位特異的変異導入による黒麹菌細胞壁多糖ニゲラン合成への影響
      …○平田風子1,水谷 治1,2,平良東紀1,2,上地敬子1,21鹿大院・連農,2琉球大・農)
       
    • C-p06
      好塩性細菌ハロモナスにおける不揮発性腐敗アミンからのエクトイン生産
      …○仲山英樹,三好勝之(長崎大院・水環)
       
    • C-p07
      化粧品が皮膚常在菌の短鎖脂肪酸産生に及ぼす影響についてのin vitro解析
      …○藤山奈央,北垣浩志(佐賀大・農)
       
    • C-p08
      紅麹脂質の腸内細菌に与える影響のin vitro解析
      …○平野裕都1,重松佑佳2,深見祐之3,川間祐里奈3,北垣浩志21佐賀大・農,2佐賀大院・先進健康科学,3小林製薬株式会社)

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    D会場(204/205 講義室)午前の部(一般講演)9:30~11:39

    (講演時間12分:発表10分、討論2分+交代1分)

    • D-a01
      ヘパリン導入ナノファイバーを用いた肝細胞培養における間葉系幹細胞併用の効果
      …○安井恵吾1,西田元気2,池上康寛2,堺 祐輔2,井嶋博之21九大・工,2九大院・化工)
       
    • D-a02
      ナノファイバー多層化創傷被覆材の開発と形態制御に基づいた最適化
      …○茶堂直志1,隈元紘輝2,吴 卓盈2,池上康寛2,堺 裕輔2,井嶋博之21九大・工,2九大院・化工)
       
    • D-a03
      味刺激によって放出される神経伝達物質の探索
      …○北野沙樹1,髙橋奈々2,大坪義孝3,越村匡博4,山崎隆志41佐世保高専・専攻科,2九工大院,3九工大,4佐世保高専・物質工)
       
    • D-a04
      細菌性毒素を活用したアジュバントの構築と機能性評価
      …○村田亜未1,里 圭太1,福島洋司1,玉城志博2,新川 武2,宮田 健11鹿大院・農水,2琉球大・熱生圏)
       
    • D-a05
      タンパク質システインSSH化酵素の発現誘導食品成分の探索
      …○日恵井由依,黒木勝久,永濵清子,榊原陽一(宮崎大・農・応生科)
       
    • D-a06
      タンパク質言語モデルにより推定された糖質加水分解酵素の発現・精製と性質解明
      …○屋嘉優花,岡 拓ニ,平 大輔(崇城大・生物生命)
       
    • D-a07
      エンカプスリンナノ粒子を利用した異種発現タンパク質のアフィニティクロマトグラフィに依らない精製
      …○森田琉正,隈元詩織,平 大輔(崇城大・生物生命)
       
    • D-a08
      カイズカイブキの精油と応用
      …○郭 真愛1,大山莉輝1,山口浩暉1,劉 暁輝1,佐藤崇雄2,長濱一弘11崇城大・応微工,2熊本県産業技術セ)
       
    • D-a09
      コクゾウムシの生態調査
      …○古賀汐莉,劉 暁輝,長濱一弘(崇城大院・工)
       
    • D-a10
      タケノコ発酵食品の開発
      …○川上留奈1,中村文香1,劉 暁輝1,佐藤崇雄2,長濱一弘11崇城大・応微工,2熊本県産業技術セ)

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    D会場(204/205 講義室)午後の部(一般講演)13:20~14:50

    (講演時間12分:発表10分、討論2分+交代1分)

    • D-p01
      Characterization of recombinant domains of novel bacteriolysins produced by Weissella minor COM
      …○Ta Hoang Trang Thy, Naito Atsuki, Nomiyama Taisei, Nagano Yuka, Koyama Eri, Phan Thien Hoang, Nakayama Jiro, Zendo Takeshi(Fac. Agri., Kyushu Univ.)
       
    • D-p02
      Pseudomonas sp. LLC-1株によるα-トルイル酸およびその誘導体の分解経路をコードする遺伝子群の機能解析
      …○稲吉秀次朗1,福吉晃大1,榎木翔也2,廣瀬 遵1,21宮崎大院・工,2宮崎大・工)
       
    • D-p03
      dCas9を用いた代謝トグルスイッチの構築
      …○小野正幹,永田優道,相馬悠希,濱田浩幸,花井泰三(九大院・農)
    • D-p04
      微生物バイオプロダクションのための人工遺伝子回路の再構築
      …○中田匠哉1,濱田浩幸2,花井泰三2,相馬悠希21九大・農,2九大院・農)
       
    • D-p05
      微生物間の代謝物相互供与に着目した新たな酵素進化工学手法の開発
      …○相馬 凜1,濱田浩幸2,花井泰三2,相馬悠希21九大・農,2九大院・農)
       
    • D-p06
      高感度NADPHセンサー構築のための高活性SoxRの取得
      …○笠 皓恵,濱田浩幸,相馬悠希,花井泰三(九大院・農)
       
    • D-p07
      Meyerozyma属酵母のペントース発酵特性評価
      …浜口愛勇生,○原田利樹,田口久貴,笹野 佑(崇城大・生物生命)

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    ♦学生賞審査講演プログラム♦

    A会場(視聴覚ホール)午前の部(学生賞審査講演)9:30~10:17

    (講演時間15分:発表10分、討論・審査5分+交代1分)

    【博士の部】

    • A-a01D
      始原生殖細胞におけるゲノム操作による抗体生産トランスジェニックニワトリの作出
      …○金子悠哉1,河邉佳典1,西島謙一2,上平正道11九大院・工,2名大院・生命農学)
       
    • A-a02D
      優占なヒト毛髪細菌によるin vitroケラチノサイト内毛髪健康関連遺伝子の発現制御の解明
      …○山田あずさ1,渡辺康太2,大城麦人1,片倉喜範1,酒井謙二1,田代幸寛11九大院・生資環,2東農大・応用生物)
       
    • A-a03D
      分裂酵母vps3844遺伝子の機能未知ドメインは液胞タンパク質輸送に重要である
      …○稲川智章,樋口裕次郎,竹川 薫(九大院・生資環)

     

    A会場(視聴覚ホール)午前の部(学生賞審査講演)10:18~11:21

    (講演時間15分:発表10分、討論・審査5分+交代1分)

    【修士の部】

    • A-a04M
      複合型糖鎖を資化するBarnesiella属腸内細菌の解析
      …○土井佳奈子,中山二郎,樋口裕次郎,竹川 薫(九大院・生資環)
    • A-a05M
      プラズマ照射による酵母培養への影響
      …○馬場星樹朗1,越村匡博2,山崎隆志21佐世保高専・専攻科,2佐世保高専・物質工)
       
    • A-a06M
      複合微生物工学アプローチによるバイオプロセス制御:メタ発酵の微生物群集における種レベルの代謝解析法の開発
      …○梶本寛太,石津満興,古閑友紀,濱田浩幸,大城麦人,田代幸寛(九大院・生資環)
       
    • A-a07M
      紅麹菌Monascus pilosusの生物機能活性を示す新規二次代謝産物の探索と同定
      …○古瀬結萌1,川添嘉徳2,後藤正利1,小林元太11佐大院・農,2佐賀大・先進健康)

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    A会場(視聴覚ホール)午後の部(学生賞審査講演)13:20~15:11

    (講演時間15分:発表10分、討論・審査5分+交代1分)

    【修士の部】

    • A-p01M
      ケール摂取が腸内細菌叢を介して慢性便秘症に及ぼす影響の解析
      …○松崎渓作1,江崎 充2,木村勇祐2,伊原 栄吉2,中山二郎11九大院・農,2九大院・医)
    • A-p02M
      カプセルの内部構造が内包する微生物に及ぼす影響の調査
      …○岩元隆人,小原咲紀,吉田昌弘,武井孝行(鹿大院・理工)
       
    • A-p03M
      炭素源制御によるLactococcus cremorisの寿命延伸
      …○東郷 舜1,小田遼史1,藤野泰寛1,森 一樹1,岩本武夫2,廣政恭明1,土居克実11九大院・生資環,2慈恵医大)
       
    • A-p04M
      麴の水溶性成分が皮膚細菌叢に与える影響のin vitro解析
      …○森口ちひろ1,北垣浩志1,中野弘基2,中野雄揮2,中野敏朗21佐賀大院・先進健康,2株式会社インパクト)
       
    • A-p05M
      Lactiplantibacillus plantarum PUK6が生産する多成分バクテリオシンの生合成機構
      …○松田明香里1,吉原真希2,河原あい2,善藤威史3,松崎弘美1,21熊本県大院・環境共生,2熊本県大・環境共生,3九大院・農)
       
    • A-p06M
      Aspergillus fumigatusの真菌型ガラクトマンナン生合成に関わるα-1,2-マンノース転移酵素遺伝子の破壊による菌糸成長抑制を抑圧する変異株の解析
      …○岸田凜太郎1,門岡千尋1,田中 大2,平 大輔1,岡 拓二11崇城大院・工,2東北医薬大・薬)
       
    • A-p07M
      変異導入LuxRによる人工Luxシステムの動作安定性向上の試み
      …○朝田捺暉,濱田浩幸,花井泰三,相馬悠希(九大院・農)

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    B会場(102室105室変更しました)午前の部(学生賞審査講演)9:30〜11:37

    (講演時間15分:発表10分、討論・審査5分+交代1分)

    【修士の部】

    • B-a01M
      下水汚泥への光照射と振盪速度の変更による細菌叢プロファイルの変化
      …○入口俊介,前田憲成(九工大院・生体工)
       
    • B-a02M
      微生物菌叢との共培養特異的な白麹菌の二次代謝生産能
      …○前田 空1,永野幸生2,Myat Htoo San2,二神泰基3,小林元太1,後藤正利11佐賀大院・農,2佐賀大・総合分析セ,3鹿大院・農林水産)
       
    • B-a03M
      黄麹菌生細胞におけるβ-tubulin mRNAの動態解析
      …○川富渓舟,守田湧貴,竹川 薫,樋口裕次郎(九大院・農)
       
    • B-a04M
      乳酸菌由来バクテリオシン分泌生産系の大腸菌での再構築
      …○小山恵璃,竹内愛子,廣段潤一郎,中山二郎,善藤 威史(九大院・農)
       
    • B-a05M
      発酵微生物を低次分類群レベルで計数する平板培地
      …○鈴木真太朗,田代幸寛,大城麦人(九大院・農)
       
    • B-a06M
      汲み水由来のミネラルが焼酎もろみに与える影響
      …○先間晴紀1,小橋有輝2,吉﨑由美子2,3,二神泰基2,3,玉置尚徳2,3,髙峯和則2,31鹿大院・農林水産,2鹿大院・連農,3鹿大・農)
       
    • B-a07M
      Klebsiella属細菌による嫌気性ピレン分解経路の解明
      …○中川豊栄1,七田実咲1,亀井一郎2,井上謙吾21宮崎大院・農,2宮崎大・農)
       
    • B-a08M
      プルケリミン酸高生産酵母Metschnikowia pulcherrima AH550株について
      …○浜口愛勇生1,Shang Siqi2,田口久貴1,笹野 佑11崇城大院・工,2崇城大・生物生命)

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    B会場(102室105室変更しました)午後の部 (学生賞審査講演)13:20 ~ 15:11

    (講演時間15分:発表10分、討論・審査5分+交代1分)

    【修士の部】

    • B-p01M
      カイコ蛹を活用した家畜感染症のための食べるワクチンの開発研究
      …○南 奈津1,江崎啓一2,中武洋和2,佐々木友樹2,谷口雅浩2,増田亮津3,李 在萬3,日下部宜宏3,宮田 健11鹿大院・農林水産,2KAICO株式会社,3九大院・農)
       
    • B-p02M
      ハイドロゲルビーズと無細胞タンパク質合成からなる酵素選抜系の構築と解析
      …○古賀大晴1,大川優生1,折田兼成1,南畑孝介1,神谷典穂1,21九大院・工,2九大・未来科学創造セ)
       
    • B-p03M
      微量なDNA断片の増幅を目指したDNA均一化法の効率化
      …○川上凌平1,松本祥吾1,上之薗優也1,山口佳宏1,21熊本大院・自然,2熊本大・環安セ)
       
    • B-p04M
      生成AIを用いた最小タンパク質設計のためのアプローチ
      …○松澤多聞1,相馬悠希2,花井泰三2,濱田浩幸21九大院・生資環,2九大院・農)
       
    • B-p05M
      イネの新規ホルモン様ペプチドをコードする遺伝子の機能解析
      …○中川 明1,深田史美2,河野洋治2,石崎琢磨3,花田耕介1(1九工大院・情,2岡山大・植物研,3国際農研・熱研)
       
    • B-p06M
      遺伝子組換えCHO細胞を用いたヘパリン様糖鎖の生産
      …○岡田大輝,Razia Sultana,鄭 飛揚,天本友季,河邉佳典,上平正道(九大院・工)
       
    • B-p07M
      ヘム分解系酵素を利用した二分子型FRETヘムセンサーの開発
      …○前田圭介1,杉島正一2,平 順一1,坂本 寛11九工大院・情報工,2久留米大・医)

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    Published by 部会:培養技術 on 17 10月 2023

    【研究部会】培養技術研究部会 第6回技術セミナー

    培養技術研究部会では、第6回セミナーとして、培養の基本技術に関する懇談会を開催します。まず、広島大学生命科学研究科の中島田豊先生から、嫌気培養の具体的な手技・ノウハウについてお話頂きます。次に、大阪工業大学工学部 長森英二先生から、好気培養におけるkLaの測定法、特に、高いkLaを正しく測定する方法についてお話頂きます。最後に、関西大学化学生命工学部の片倉啓雄先生から、グルコース以外の炭素源を使う際に、何がグルコースを炭素源とする場合とは異なってくるのかについて話題を提供して頂きます。

     今回は、講演というより、懇談会的な雰囲気にしたいと思いますので、上記の話題に関して、事前の質問・ご要望を歓迎します。また、これまでは講演後の懇談会は部会員限定としていましたが、今回は部会員以外の方も参加可とします。

     

    日時: 2023年12月12日(火) 13:30~17:30 (Zoom開催)

    プログラム

    13:30~14:00 入室

    14:00~14:40 嫌気培養のイロハ
                        /広島大学生命科学研究科 中島田 豊
     ・完全嫌気培地の作製方法(バイアル、リアクター)
     ・酸素除去に必要な還元剤(システイン、Na2S、 Ti(III)-クエン酸etc.)の使い分け
     ・ヘッドスペースのガス置換方法(N2、N2/CO2、H2/CO2、CO etc.)あれこれ
     ・ブチルゴム栓の使い方(種類、ガス置換、ガス圧概算、培地採取)

    14:40~15:20 kLaあれこれ
                        /大阪工業大学工学部 長森英二
      ・スケールアップ指標としてkLaは今でも重要なのか
      ・各種のkLa測定法~その長所・短所・注意点~
      ・最近の進展(光学式センサーの活用)
      ・最後に大事なのはOTR

    15:20~16:00 培地の炭素源に関する話題提供
                        /関西大学化学生命工学部 片倉啓雄
     ・炭素源としてのグルコースとスクロースの違い
       -メイラード反応とカタボライト抑制の観点から-
     ・炭素源としてのグリセリン
      -コストと酸化還元バランスの観点から-

    16:00~ 技術懇談会

     

    参加資格:生物工学会の正会員・学生会員・賛助会員

    参加費:無料

    申込方法:下記のフォームから申し込みください。後日、事前資料や当日の会議リンクを登録アドレスにお送りします。

         URL:https://forms.gle/h7mgpwZkMJcw8vT98(締切:12月5日(火))

    懇談会では、講師の先生を交えてフリートークと質疑応答を行います。申し込みの際に、具体的な質問をお寄せ頂ければ、講師と幹事で可能な限り対応します。懇親会のZoomアドレスは前日までに参加申し込みをいただいた参加者にお知らせしますのでご自由にご参加下さい。

    質問登録先:下記のフォームから質問をお寄せください。

         URL:https://forms.gle/GaDLWWkR6iXmjMyo6 (締切:12月11日 (月) )

    問合せ先: 関西大学 片倉啓雄 E-mail: katakura@kansai-u.ac.jp
          北見工業大学 小西正朗 E-mail: konishim@mail.kitami-it.ac.jp
              (登録フォームが利用できない方はこちらにお申し込みください。)

    Published by 部会:バイオインフォマティクス on 06 10月 2023

    バイオインフォマティクス相談窓口における生成系AIの使用に関する基本方針

    バイオインフォマティクス相談窓口における生成系AIの使用に関する基本方針

     

    バイオインフォマティクス相談部会代表
    産業技術総合研究所 人工知能研究センター
    堀之内 貴明 

     

     生成系AIは、効果的に活用することによって研究開発効率を格段に向上させるポテンシャルを有するものの、情報漏洩をはじめとする様々な懸念も存在します。そこで当部会では、バイオインフォマティクス相談窓口の運用に際して、生成系AIの使用について以下のように定めます。これらの方針は、今後の情勢により変更する可能性がありますのでご了承ください。
     

    1. 生成系AIを使用する場合は、個人情報や機密情報は含めない。
    2. 1を踏まえたうえで、生成系AIの使用は各相談担当者に一任する。


    なお、この基本方針の策定にあたり生成系AIは使用しておりません。

     

     

    お問合せ先

    産業技術総合研究所 人工知能研究センター
    堀之内 貴明 問い合わせ先:(1)E-mail, (2)E-mail

    ⇒バイオインフォマティクス相談部会Topへ

    Published by 部会:培養技術 on 03 10月 2023

    保護中: 培養技術研究部会第5回セミナー 動画配信

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    Published by 学会事務局 on 02 10月 2023

    《締切:2023年12月28日》">【年次大会】第76回日本生物工学会大会(2024) シンポジウム公募《締切:2023年12月28日》

    第76回日本生物工学会大会
    実行委員長 大河内 美奈

    第76回日本生物工学会大会は、2024年9月8日(日)~9月10日(火)に東京工業大学 大岡山キャンパス(目黒区大岡山)にて開催します。

    つきましては、日本生物工学会大会にふさわしいシンポジウムを公募します。なお、シンポジウムは9日(月)、10日(火)に複数会場で実施する予定です。新型コロナ感染症問題等の関係により、やむを得ずオンライン開催とのハイブリッド、あるいはオンライン開催のみとなるかもしれないことをお含みおきいただけますと幸いです。

    会員各位におかれましては提案書word

    1) 課題名(日本語によるシンポジウム、英語によるシンポジウムの別)
    2) 開催の趣旨
    3) 世話人名(連絡先)
    4) 参加予定者数(講演者、参加者)
    5) その他希望事項

    を記載いただき、2023年11月1日(水)~2023年12月28日(木)までの間に、メールにて下記宛までお申し込みください。
    なお、シンポジウム世話人は、参加登録開始日の時点で本学会正会員である必要がありますので、ご注意ください。

    会場数には限りがありますので、応募多数の場合には、生物工学に関連する「新たな研究領域の開拓」「生物工学の国際展開(英語によるシンポジウム)」「産学連携の推進」「異分野融合」「地域社会への貢献」「SDGsに貢献する生物工学」「若手研究者主導の研究」「博士人材養成・教育の推進」などのコンセプトに沿った申請を優先的に採択させていただきます。また、類似した内容の提案については統合をお願いする場合がございます。

    シンポジウムの開催時間は2時間を基本とさせていただきます。採択課題は上記1)から3)の項目を大会HPにて掲載させていただきます。研究部会からの申請であっても、採択において優先されるものではありません。基本的にシンポジウムの講演者への旅費、謝礼は実行委員会ではご用意いたしかねますのでご承知おきください。

    上記趣旨をご理解の上ご応募頂きますようお願い申し上げます。
    採択につきましては2月初旬にメールにてお知らせします。

    申込先:東京工業大学生命理工学院
    シンポジウム担当:福居 俊昭
    E-mail:

     

    日本生物工学会 大会シンポジウム開催に関する中期的方針

    【募集】

    1. 会員各位より広くシンポジウムを募る。
    2. 本会として重要なテーマに関するシンポジウムを理事会から応募する場合がある。

    【選考の手続き】

    1. 応募多数の場合は、理事会から応募されたシンポジウムを含めて、時代に即した重要なテーマを中心に大会実行委員会で選考し、理事会で承認する。

      研究部会からの応募に対しては、
       
      • 1)本部からの資金援助も行っていることから、基本的には大会期間中以外の機会にシンポジウム等の報告会の場を設けて頂くことを前提として選考する。
      • 2)大会中開催の必然的理由がある場合には、応募時にその旨を明記していただくものの、 順位が低くなることがありうる。
         
    2. 前年に引き続き応募されたシンポジウムについては、採択順位が下がる場合がある。
    3. 他の学会などとの共催・協賛によるシンポジウムについては、記載された共催・協賛の理由を採否判断材料の一つとする。

    関連記事:【年次大会】シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針
    https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_board_policy.html

    ►年次大会のページ

    Published by 支部:関西 on 26 9月 2023

    【関西支部】2023年度 関西支部学生優秀賞応募のお願い

    日本生物工学会 関西支部長
    東 雅之

    日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を2018年度、創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。

    つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。

    • 関西支部学生優秀賞への応募ならびに選考方法:
    1. 対象者は、関西支部に所属する日本生物工学会学生会員であり、大学院博士前期課程等に在籍しており、2024年度に博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができる。
       
    2. 応募は、指導教員による承認の上、「関西支部学生優秀賞申請書」word による自薦によるものとする(下記提出先まで電子メールにて送付)。申請書内に指導教員の氏名・所属・メールアドレスを記載することにより、指導教員の承認を得たものとする。
       
    3. 応募書類をもとに、関西支部委員による選考を行い、関西支部学生優秀賞受賞者を決定する。さらに、関西支部委員による研究プレゼンテーション審査会(2024年2月6日に対面を予定)を経て、最優秀者1名を決定する。
       
    • 提出締切日:
      2023年12月15日(金)正午
       
    • 応募方法:
      「関西支部学生優秀賞申請書」word (記載例はこちらword )に必要事項を記入し、「関西支部学生優秀賞」への応募であることを明記の上、下記提出先に電子メールにてお送りください。
       
    • 問合せ・応募書類提出先:
      日本生物工学会関西支部
      庶務幹事
      E-mail:  TEL. 06-6605-2163

    ご多用中とは存じますが、どうかよろしくお願いいたします。

    ⇒関西支部Topへ

    Published by 学会事務局 on 25 9月 2023

    【後援行事】2024年 国際ポリアミン会議(ICBRP2024)第7回山田シンポジウム

    • 開催日:2024年8月25日(日)~30日(金)
       
    • 会場:神戸アリストンホテル、神商ホール(神戸商工会議所会館 内)
       
    • URL: https://smartconf.jp/content/icbrp2024/
       
    • Categories:
      Polyamines and Health
      Therapeutic Applications of Polyamines in Cancer and other Diseases
      Gene Regulation by Polyamines
      Polyamines and Medicinal Chemistry
      Polyamines in Plants and Microorganisms
      Biotechnological Applications of Polyamines
       
    • 参加登録・講演申込開始日:2024年1月15日(月)
       
    • 問合せ先:
      ICBRP2024 第7回山田シンポジウム事務局
      c/o PCO Co., Ltd.
      E-mail:
      Tel: 076-461-7028

    Published by 学会事務局 on 25 9月 2023

    生物工学会誌 – 101巻9号

    タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
    主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。

    ►生物工学会誌Top

    ※PDFファイルをご利用いただくためにはAcrobat Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。

    Published by 学会事務局 on 25 9月 2023

    【生物工学会誌】第101巻 第9号(2023年9月号)オンライン公開

    生物工学会誌第101巻第9号(2023年9月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第101巻第9号

    ►生物工学会誌Top

    Published by 学会事務局 on 25 9月 2023

    【随縁随意】私にとっての生物工学会 – 小林 元太

    生物生物工学会誌 第101巻 第9号
     小林 元太

    「巻頭言“随縁随意”」の執筆依頼を安直に引き受けてしまったものの、さて何を書こうかとずっと悩んでおりました。そもそも「巻頭言」とは高名な大先生がお書きになるもので私が書くなど大それたことだと思いながらも、記憶と記録をたどりながら、学生の頃からお世話になっている本会で得たことについてご紹介してみます。

    2022年末にコロナ禍でままならなかった九州支部佐賀大会を実行委員長として対面式で開催することができ、福﨑英一郎前会長にも遠路はるばる佐賀までご足労いただきご講演いただきました。その際に色々な先生方と久しぶりにお話しができ、お酒を酌み交わし(ここがとても大事です)、大変刺激を受け、やはり対面式の学会は良いな~大事だなぁと痛感したところです。さて、私自身が初めて参加した学会も、本会の前身である日本醱酵工学会大会(於 大阪国際交流センター)でした。遠い遠い昔の1988(昭和63)年11月(修士1年)のことでしたが、自分の番が来るまでの緊張感や話し終えた後の安堵感、そして会場いっぱいの聴衆に驚いたことなどを昨日のことのように思い出します。そして翌年に名古屋大学で開催された同大会でも発表をすることができ、それらの成果をまとめた初めての論文が掲載されたのも『Journal of Fermentation and Bioengineering(JFB)』でした。まさに私の研究者としての第一歩は日本生物工学会(日本醱酵工学会)から始まり、後に九州支部長となる恩師の故 石崎文彬先生(九州大学名誉教授)の生物工学に関する熱いご指導がなければ、今の私はありません。本学会とのご縁をとても感じています。その後、鐘淵化学工業(現 カネカ)を経て、1996(平成8)年に九州大学農学部助手として赴任しました。大学教員となった後は、前述の石崎先生が初代支部長として設立された日本生物工学会九州支部を中心とした学会活動を今でも行っています。

    さて、本学会活動でもっとも楽しかった(有意義だった!?)のは何といっても「生物工学若手研究者の集い(若手会)」です。当時の吉田和哉若手会長から九州地区での開催を依頼され、手探りで開催したことも良い経験になり、参加・協力してくれた当時の若手(今はただのオッサン)の皆さんとは今でも交流が続いています。若手会の良いところは、お酒を酌み交わしながら、さまざまな分野の人たちと語らうことにより、将来的に役に立つ人間関係を構築できることにあると思っています。1999(平成 11)年に「休暇村 南阿蘇」で開催した若手会の巻頭言に吉田和哉先生が「夏のセミナー’99によせて ―ワイワイ騒ぐのがエエわ!」「インターネットフォーラムで酒は飲めませんもんね」と書いてくださっていますが、コロナ禍を経て対面式の良さを実感するにあたり、まさにその通りだと思っています。本学会の多くの方々とはその頃にお目にかかって以来お付き合いしていますし、最近では九州地区で「若手だった会」という任意部会(笑)を設立し、遠い昔に若手だったメンバー達と今でも熱い議論を戦わせています。

    その若手会は、若い人たちだけでなくさまざまな人たちが交流をはかる場として非常に大事だと思いますが、今の学生さん達を見ると違和感を覚えることがあります。最近は趣味・嗜好が多様化しており、私の若い頃とは少し考え方が変わってきており、飲んで楽しいというだけでは、なかなか理解してもらえないようです。その最近の学生さんたちへの思いを少しだけ述べさせてもらえればと思います。私が企業から大学に移ったときに、なかなか大学に来ない学生さんが多くて、いったい何のために大学に入ったのかなと思ったことがあります(今でもそう思っています)。もし大学が面白くないのであれば、もっと面白いことを探せば良いのになぁと思いますし、自分のテーマに興味を持てない場合でも、それをどう受け取るかは自分の考え方次第だと思います。ほとんどの学生さんは自分自身の卒論や修論テーマの実験・研究を社会に出てからやることはありません。だからこそ、いま何のために実験・研究をするのかということを自分自身で考えてみて欲しいなと思います。たぶん、テーマは何だって良くて、その問題を解決するプロセスを学んでいるのだと気付けば少しは気持ちも変わるのでは…。

    私は、彼らに、実験「を」教えるのではなく、実験「で」教えることが大事なんだと常日頃から思っていますが、それも日本生物工学会のさまざまな分野の皆さんとの交流で学んだことであり、今でも大変感謝しております。


    著者紹介 佐賀大学農学部生物資源科学科生命機能科学コース(教授)

    ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

    Published by 学会事務局 on 25 9月 2023

    【協賛行事】Joint 13th International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and 24th International Symposium on Advanced Intelligent Systems (SCIS&ISIS2024)

    • 会期: 2024年11月9日(土)~11月12日(火)
       
    • 会場: アクリエひめじ(兵庫県姫路市)
       
    • URL: http://soft-cr.org/scis/2024/
       
    • 問合せ先:
      日本知能情報ファジィ学会事務局(担当:國安)
      TEL. 0948-24-3355 FAX. 0948-24-3356
      E-mail:

    Published by 部会:培養技術 on 22 9月 2023

    保護中: 第5回培養技術研究部会セミナー 資料ダウンロード

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    Published by 支部:関西 on 20 9月 2023

    関西支部-2023年度事業

    主催行事

    関西支部企画

    これまでの活動

     

    ⇒関西支部Topへ

     

    Published by 部会:未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学 on 15 9月 2023

    【研究部会】(公社)日本生物工学会未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会[(公財)発酵研究所 2023年度 学会・研究部会助成]研究助成

    従来の微生物培養法では自然界の微生物の1%程度しか培養ができていません。残された99%の未培養微生物(Microbial dark matter)資源は、国内外で学術、産業面の利活用が期待され、網羅的なゲノム解析などが活発に行われています。しかしながら、塩基配列だけでは分からない微生物の機能解明や利用を考えた場合、生物工学的視点から、ダークマター微生物の解析、探索、分離・単離、培養、評価、保存、利用に関連する新規技術開発や、ビッグデータとの連携が必須です。未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会は、ダークマター微生物に関連する研究、基盤技術開発、利用の活性化を目指しています。

    今回、本研究部会の活動を中心とする申請が2023年度(公財)発酵研究所 学会・研究部会助成に採択されたことから、微生物の分離・培養・分類・保存などに関する研究で、生物工学分野におけるダークマター微生物の課題解決に資する新たな方法論や基盤技術の確立を目指し、本研究部会の活動推進に貢献する研究提案を生物工学会会員の皆様から募ります。ついては、下記の要領で研究課題を募集しますので、積極的な応募をお願いいたします。

    未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会
    [(公財)発酵研究所 学会・研究部会助成]研究助成 募集要項

    1. 助成対象者
      申請者は日本生物工学会の正会員とします。
       
    2. 助成対象の研究課題
      微生物の分離・培養・分類・保存などに関する研究で、生物工学分野におけるダークマター微生物の課題(高効率選抜・分離・覚醒・培養法など)を解決する新たな方法論や基盤技術(自動化などの技術も含む)の確立を目指した研究を推進し、本研究部会の活動推進に貢献する提案。異分野・融合領域、産官学連携のシーズとなる研究も含みます。次世代を担う若手研究者からの提案を歓迎いたします。なお、同一もしくは類似申請課題で重複して助成を受けていない事も要件とします。
       
    3. 応募金額、助成金額、助成件数
      70万円〜100万円の範囲で応募できます。審査の結果、助成金額は応募金額より減額される場合もあります。また、3件程度の採択を予定しておりますが、審査結果により採択件数が変更となる場合もあります。
       
    4. 助成期間
      採択決定後から2025年3月21日(金)までとします。
       
    5. 助成金受給者の義務
      適宜、研究の進捗状況について報告・討論を行います。本学会の年次大会やシンポジウムで研究成果の発表を義務付けます(JBBや生物工学会誌など学術誌への公表も積極的に行ってください)。なお、研究成果を公表する際は、謝辞に本助成を受けた旨を指定した形で明記いただきます。また、2025年4月7日(月)までに所定の用紙で研究成果報告書、収支報告書をご提出いただきます。
       
    6. 応募および選考について

      【応募方法]
      所定の申請書に記載のうえ、電子媒体(PDF形式)で提出のこと。

      申請書提出期限: 2023年11月17日(金)

      提出先:
      未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会代表
      筑波大学 生命環境系
      青柳 秀紀
      E-mail:

      【選考方法]
      選考委員会における申請書の書類審査の議を経て、理事会で決定します。その後、助成金の支給手続きを行います。なお、審査の内容に関するお問い合わせには一切応じることは出来ません。
       
    7. 問い合わせ先
      筑波大学 生命環境系 青柳秀紀
      E-mail:
       


    ⇒未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会Topへ

    Published by 支部:西日本 on 13 9月 2023

    【西日本支部】2023年度学生賞候補者推薦募集

    日本生物工学会西日本支部では2023年度学生賞候補者を募集しております。下記の要領に従って優秀な学生の推薦をお願いいたします。

    • 対象・資格:次の (1) および (2) を満たす者

    (1) 西日本支部地域内の大学の修士課程(博士前期課程)、博士課程(博士後期課程)および高等専門学校専攻科の学生で生物工学会会員

    (2) 生物工学会年次大会および支部講演会において口頭・ポスター発表した者もしくは本学会の和文・英文誌に論文を公表した者

    • 推薦者:西日本支部の正会員で対象研究室、講座、学科および研究科の代表者
       
    • 推薦方法:推薦用紙wordに必要事項を記入して下記提出先へ郵送してください。
    • 推薦申込締切日:2023年11月30日(木)
       
    • 問合せ・応募書類提出先: 
      〒755-8611山口県宇部市常盤台2-16-1
      山口大学工学部応用化学科
      日本生物工学会西日本支部事務局(庶務) 星田 尚司 宛
      TEL: 0386-85-9293

     

    ►西日本支部Topへ

     

    Published by 学会事務局 on 12 9月 2023

    【年次大会】領収書ダウンロードサービスの利用期限について(2023年10月5日まで)

    第75回日本生物工学会大会(2023)の参加費の領収書ダウンロードサービスは、2023年10月5日(木)をもって終了いたします。領収書(PDF)をダウンロードをまだされていない方は、お早めにお手続きください。

    Published by 学会事務局 on 12 9月 2023

    【JBB】Vol. 136, No. 4(2023年10月号)オンライン公開

    Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 136, No. 4(2023年10月号)をScienceDirectで公開しました。

    JBB会員用アクセスの利用方法

    日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
    ⇒詳しくはこちら

    • 会員用アクセスのPasswordをお忘れの場合:
      ⇒詳しくはこちら
       
    • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
      Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

        
        

    ►JBBのTopページへ

    Published by 学会事務局 on 06 9月 2023

    【年次大会】第75回日本生物工学会大会(2023)盛会のうちに終了

    第75回日本生物工学会大会(2023)は、おかげさまをもちまして、盛会のうちに終了いたしました。ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

    第76回日本生物工学会大会は、2024年9月8日(日)~9月10日(火)に 東京工業大学 にて開催します。

    Published by 部会:脂質駆動学術産業創生研究部会 on 05 9月 2023

    【研究部会】2023年度第5回脂質駆動学術産業創生研究部会講演会

    脂質駆動学術産業創生研究部会は2023年度第5回脂質駆動学術産業創生研究部会講演会を開催しました。

    ご参加いただいた皆様、お忙しい中ご参加いただき、ありがとうございました。

    学生優秀発表賞は、樋口 響さん(京大院農)と音村 茉佑さん(北大院水)が受賞されました。
    誠におめでとうございます。

     

     主催:公益社団法人日本生物工学会 脂質駆動学術産業創生研究部会
     協賛:公益社団法人日本農芸化学会関西支部

    • 日時:2023年12月15日(金) 
       
    • 場所:現地開催(京都大学北部総合教育研究棟1階「益川ホール」(京都市左京区北白川追分町))
        (https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/facilities/campus/kyoshokuin/hokubu)           

        (世話人:京都大学・岸野 重信)

        
    • 講演会参加費:  一般:3,000円(税込み),学生:1,000円(税込み)
    • 意見交換会参加費:一般:3,000円(税込み),学生:1,000円(税込み)
       
    • プログラム:
      12:00 受付開始

      12:30 開会の辞

      【招待講演】 (講演時間30分,質疑4分,交代1分)
      12:35~13:10「脂質の匂いから、病を嗅ぎ分ける」
              〇松岡 悠太(京都大学 大学院医学研究科附属 がん免疫総合研究センター)

      13:10~13:45「スフィンゴ脂質生合成を律速する
             セリンパルミトイル転移酵素の反応制御機構に関する研究」
              〇生城 浩子(大阪医科薬科大学 医学部)

      (20分休憩)

      14:05~14:40「微細藻類のSAF生産に向けた脂質分析への取り組み」
              〇丸谷 飛之(一般社団法人 日本微細藻類技術協会)

      14:40~15:15「食事性ポリフェノールの吸収代謝機構と活性調節」
              〇室田 佳恵子(島根大学 学術研究院 農生命科学系)

      15:15~15:50「腸内細菌由来脂肪酸による小腸のエネルギー代謝制御」
              〇清水 誠(お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系)

      (20分休憩)

    【一般講演】 (発表時間9分・質疑交代3分)
    16:10~16:22「脂肪酸アミド合成に有用な微生物酵素の探索」
           〇横尾 航平1, 深尾 達夫1, 原 良太郎1, 上田 誠1, 2, 小川 順1
           (1 京大院農, 2 小山高専) 

    16:22~16:34「Aurantiochytrium sp. による植物残渣を活用した
           ドコサヘキサエン酸 (DHA) の生産と養殖飼料原料への応用」
           〇樋口 響1, Ip Chi Hei1, Wu Chang-Yu1, 奥田知生1, 勝矢祥平1, 安藤晃規1,2, 小川 順1,2
           (1京大院農・応用生命,2京大・生理化学) 

    16:34~16:46「分泌性ホスホリパーゼA2特異的阻害剤の創生を目指した酵素活性測定法の構築」
           〇本常 広将1、三木 寿美2、鬼塚 正義2、山本 圭2
           (1徳島大学大学院創成科学研究科生物資源学専攻
            2徳島大学大学院社会産業理工学研究部生物資源産業学域)

    16:46~16:58「脂質固定化ビーズを用いた脂質特異的結合タンパク質の探索」
           〇森藤 将之1, 石岡 沙耶果1,木下 祥尚1, 松森 信明1
           (1九州大学院理府)

    (12分休憩)

    17:10~17:22「酵素的変換反応により合成したホスファチジルパンテノールの
           表皮角化細胞における抗炎症機能評価」
           〇音村 茉佑・細川 雅史・別府 史章(北大院水)

    17:22~17:34「6-ヒドロキシヘキサン酸を含むポリヒドロキシアルカン酸生合成のための
           重合酵素の進化工学的改変」
           〇穂積 侑伽1, 蜂須賀 真一2, 菊川 寛史2, 冨田 宏矢2, 松本 謙一郎2
           (1北大院・総合化学, 2北大院・工)

    17:34~17:46「長主鎖非天然基質を含むポリヒドロキシアルカン酸生合成のための重合酵素の機能解析」
            ○山本 一輝1,田近 誠也1,穂積 侑伽1,蜂須賀 真一2,菊川 寛史2,松本 謙一郎2
           (1北大院・総合化学院,2北大院・工学研究院)

    17:46 表彰式・閉会の辞


    18:00 意見交換会(場所: 旧演習林事務室ラウンジ)

     

    参加申込フォームはこちら 締め切りました。
    締切を過ぎましたが、参加ご希望の方は、下記メールにお問合せください。

    参加申込み締切:2023年12月8日(金)

    一般講演発表申込みフォームはこちら 締め切りました。

    一般講演発表申込み締切(要旨提出を含む):2023年12月1日(金)
    学生を対象とした優秀発表賞を企画しておりますので、積極的な参加をお待ちしております。

     ・形式:口頭発表(発表9分、質疑3分を予定)
     ・募集演題数:8演題程度(予定数に達しましたら申込みを締切る可能性がございます.)
     発表資格:すべての方が対象です。非会員の方もご発表いただけます。
     ・要旨の書式:A4で1ページ(PDF)。様式には特に制限を設けておりません。 
     ・お手数ですが、参加申込みも別途ご入力をお願いいたします。

    ご不明点がございましたらlipid.based.creation@gmail.com(京都大学 竹内道樹)までお問い合わせください。

    ►脂質駆動学術産業創生研究部会Topへ

    Published by 学会事務局 on 25 8月 2023

    【生物工学会誌】第101巻 第8号(2023年8月号)オンライン公開

    生物工学会誌第101巻第8号(2023年8月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第101巻第8号

    ►生物工学会誌Top

    Published by 学会事務局 on 25 8月 2023

    【随縁随意】追い風 – 関 実

    生物生物工学会誌 第101巻 第8号
    関 実

    バイオへの追い風が強く吹いている。しかし、順風がいつまでも続くわけではない。2020年度から、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の通称「バイオものづくり」プロジェクトのプロジェクト・リーダーを拝命している。正式には、「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」という長い名前のプロジェクトである。直接的には、2019年6月、内閣府から発表された「バイオ戦略2019」という政策方針を受けたものである。国が、バイオテクノロジーに関連する方針を発表するのは、2002年の「バイオテクノロジー戦略大綱」とそれを補完する2008年の「ドリームBTジャパン」以来である。このときは、どちらかと言えば、基礎研究のフロンティア開拓に軸足を置いていたため、社会還元の遅れが懸念されていた。今回の戦略では、出口指向がさらに強まり、目標は「2030年に世界最先端のバイオエコノミー社会を実現すること」になっている。

    加えて、「バイオ戦略」策定後に発表された菅首相(当時)の「カーボンニュートラル宣言」(CN宣言)に呼応する形で、2020年12月に経済産業省が主導して「グリーン成長戦略」という政策方針も発表されている。CN対策を「成長の機会」と捉え、「経済と環境の好循環」を作っていく産業政策である。その主眼は、エネルギー転換である。再エネ、電化・蓄電、水素関連の新たな産業の発展が期待できるとして、14の重点分野が選定された。「バイオものづくり」も含まれている。

    「バイオものづくり」のCNに対する貢献は必ずしも大きいとは言えないが、より重要なことは、循環型で持続性のある産業構造への転換(SX)である。石油化学製品のバイオマス原料への転換だけでなく、省エネルギー・省資源型のバイオプロセスを目指した技術開発は、バイオエコノミーの発展にも寄与する。NEDO「バイオものづくり」プロジェクトのミッションの一つでもある。

    私の学生時代は、第二次オイルショック後の経済低迷の中で、石油代替エネルギーとしての太陽光、地熱、風力、水素、バイオマスなどの自然エネルギーの開発が注目された時期である。私自身がバイオに足を踏み入れるキッカケの一つでもあった。また、NEDO設立もこの時期(1980年)であり、当初より「新エネルギー開発」が目的の一つだった。その後、総合化学会社に入社し、当時の通産省が主導した次世代産業基盤技術研究開発制度の下で実施された大型のナショプロに参画する機会を得て、「次世代バイオリアクター」の開発に取り組んだ。コンピュータ自動制御による汎用化学品のバイオ生産を行うというもので、40年近く前の技術開発ではあるが、目指していたところは、現在のそれに通じるところもあった。

    40年前の第一次バイオブーム、約20年前の第二次ブームは、それぞれ、遺伝子操作技術、ゲノム解析技術とその成果を中心とするバイオとその関連科学および技術の発展に裏打ちされたものである。そして、数年前からのバイオへの追い風も、情報技術やゲノム編集技術、そしてロボティクスの進展などの科学・技術の深化に後押しされている。同時に、経済発展の起爆剤としての「バイオエコノミー」に対する世界的な期待があることも大きな要素である。これまでのブームでも、それなりの成果を挙げて来たものの、社会実装・変革が大きく進まないと、10年も経たずにフェードアウトして行くことが繰り返されて来たとも言える。

    「2050年CN実現」は、困難で時間の掛かる目標である。目標が大きければ、循環型のバイオプロセスの価値は益々高まって行くはずではあるが、追い風が続くかどうかは分からない。バイオエコノミーの発展に繋がる新たなバイオプロセスの社会実装を加速し、同時に、バイオ関連の情報解析技術や自動化システムなどの共通基盤の構築を急ぐ必要があるのだろう。


    著者紹介 千葉大学 大学院工学研究院(名誉教授)

    ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

    Published by 学会事務局 on 25 8月 2023

    【随縁随意】覧古考新 – 梶山 慎一郎

    生物生物工学会誌 第101巻 第7号
    梶山 慎一郎

    年初から暖かい日が続き、例年雪がちらつく大学入学共通テストも今年は穏やかに過ぎたと思っていたら、昨日から10年に一度という寒波が襲ってきた.私立大学の一般入試も始まっており、受験生に影響がでなければよいのだが……。毎年この時期になると自身が受験生だった頃を思い出す。当時は未だバブル崩壊以前で、周りもなんとなく将来に対する期待感みたいなものがあったように思う。受験生であった私もバイオテクノロジーをはじめとする科学技術の進歩に、これからどんな素晴らしい未来が待っているのだろうと胸躍らせていた。大学に入学し、研究室に配属されてからも、誤解を恐れずに言うなら、自分の興味に素直で心底研究を楽しんでおられる先生方や先輩が多かったように思う。あれから30有余年の年月が流れ、社会環境は大きく変化した。特に情報処理技術の進歩は目覚ましく、今やチャットAIがMBAに合格する時代である。生命科学の分野でも、あらゆる情報に簡単にアクセスし、データ横断的な解析やさまざまな予測・診断にAIが用いられるようになってきている。この状況は、ある意味科学者にとって夢の時代のはずだが、何となく昔のようにワクワクしないのはなぜだろう。

    先日たまたまNatureに気になる投稿を見つけた。お読みになった諸氏もおられると思うが、さまざまな科学分野の過去60年に発表された膨大な数の論文や特許、さらにはアブストラクトの解析から、最近の科学技術研究の革新性が著しく鈍化してきている事を指摘した論文である1)。もっとも、発表論文の数自体は増えており、論文の質も特に低下しているわけではないのだが、多くは既知の知見の組合せや漸進的展開にとどまり、いわゆる常識を打ち破るような真に創造的で革新的な研究(原著ではdisruptiveとなっており、巷では「破壊的科学技術」と訳されるようであるが、なんとなくしっくりこないのでここではあえて、革新的研究とし)の割合が科学のあらゆる分野で減ってきているというのである。この論文ではその理由として、近年、研究者がより狭い分野の知識に依存して研究を行う傾向にあることを挙げている。また、このような傾向は、個々の研究者のキャリアには利益をもたらすが、より一般的な科学の進歩には結び付きにくいと指摘している。真に革新的な研究には、分野を超えた幅広い知識との関わりが必要であるというのである。
    ただ、なぜそのような傾向になってきたかについてはあまり述べられていない。そもそも技術革新に学際的な視点が重要であるという指摘は従前から行われてきたし、大学の学部や研究科もそのことを意識して組織化されてきている。問題は研究者が異分野に興味を持つ余裕が無くなってきていることではないだろうか。
    ここでいう余裕とは、時間的あるいは制度的な制約が少ないという事ではなく、いろいろなことを面白がる「心の」余裕である。言い換えれば、研究者の心理的安全性が低くなってきているのではと思うのである。日本だけでなく世界的に見ても、人類の持続可能性への危機感から、差し迫った問題に対してより即効性を有する研究に重点が置かれ、研究者に対する社会的要請も、シビアになってきているように感じる。必要は発明の母であるから、このような雰囲気は必ずしも疎まれるべきではないのかもしれないが、無駄を許容しない状況は研究者を萎縮させ、結果としてパフォーマンスが低下するのではないかと思う。

    気象問題やエネルギー問題、食料問題など人類が直面する難題の解決に資するキーテクノロジーやこれらを乗り越える知性を生み出すためには、逆説的ではあるが研究者の遊び心や心理的安全性の確保が重要ではないだろうか。もちろん、状況のせいばかりにしてはいられない。研究者もつとめて異分野の知識に興味を
    持てるよう、自身の心のマネジメントの努力が必要だろう。今年の受験生の中にも科学を背負って立つ人材がいることであろう。上記の論文でも今後科学政策が変わるかもしれないと書かれていたが、彼らが2045年にも訪れると言われるシンギュラリティを迎えた後も、自分の興味に素直に研究できる事を願う。
    1) Park, M. et al.: Nature, 613,138 (2023)


    著者紹介 近畿大学大学院生物理工学研究科(教授)

    ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

    Published by 学会事務局 on 24 8月 2023

    生物工学会誌 – 101巻8号

    タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
    主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。

    ►生物工学会誌Top

    ※PDFファイルをご利用いただくためにはAcrobat Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。

    Published by 部会:代謝工学研究部会 on 22 8月 2023

    【研究部会】代謝工学研究部会 第10回技術交流会「代謝シミュレーション法」

    日本生物工学会 代謝工学研究部会では2023年度の活動の一環として、技術交流会を開催します。過去の交流会につづき、研究部会関係企業や大学院生、若手研究者を対象として、代謝シミュレーション技術の講習・実習を行います。新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけも5類に引き下げられた昨今の状況を鑑み、対面に戻して実施する予定です。交流会では、初心者でも代謝シミュレーションを実行できるように、ご自身のパソコンを使ってステップバイステップの演習を予定しています。論文発表されている研究事例を参考に、遺伝子破壊による代謝経路の設計や律速反応候補を抽出するための手法について、実際に解析を行なう際にどのように計算を行なうか解説・体験します。代謝シミュレーションの実行環境はMatlab(体験版)を利用します。

    詳しくは、大阪大学大学院情報科学研究科 代謝情報工学講座ホームページをご覧下さい。

     

    • 日時: 2023年11月21日(火)10:00 ~ 18:00
       
    • 場所: 大阪大学情報科学研究科 B棟 B511 オープンラボ
       
    • プログラム:
      9:30~10:00 受付
      10:00~11:00 講義:代謝シミュレーションの基礎(講師:清水 浩 大阪大学教授)
      11:00~12:00 講義:代謝シミュレーションの実行(講師:二井手 哲平)
      ※12:00~13:00は昼食休憩
      13:00~14:30 講義+演習:代謝シミュレーションの実行(講師:二井手 哲平)
      14:30~16:00 講義:代謝シミュレーションを利用した研究の紹介(講師:戸谷 吉博)
      ※16:00~16:30は休憩
      16:30~18:00 講義:ゲノムスケール代謝モデルや反応データベースの活用法(講師:戸谷 吉博)
      18:00~ 交流会
       
    • 定員: 10人程度
       
    • 参加費: 無料
       
    • 申込締切日:2023年10月23日(月)
       
    • 申込方法:1) 参加希望者名、2) 所属、3) メールアドレス、4) 電話番号を記入して、
      下記申込先にE-mail にてお申込みください。
       
    • 申込・問合せ先:
      大阪大学大学院情報科学研究科 代謝情報工学講座 戸谷 吉博
      E-mail:  TEL: 06-6879-7432
       

    ►代謝工学研究部会Topへ

     

    Published by 学会事務局 on 21 8月 2023

    日本生物工学会2023年度(第31回)論文賞受賞論文へのフリーアクセス提供のお知らせ

    日本生物工学会2023年度(第31回)論文賞受賞論文について、Elsevierからフリーアクセスが提供されることになりました。
    期間は2023年8月14日(月)から6か月間です。フリーアクセス提供期間中はScienceDirectの契約がなくても無料で対象の受賞論文にアクセスすることができます。

    Published by 学会事務局 on 21 8月 2023

    【JBB】Vol. 136, No. 3(2023年9月号)オンライン公開

    Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 136, No. 3(2023年9月号)をScienceDirectで公開しました。

    JBB会員用アクセスの利用方法

    日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
    ⇒詳しくはこちら

    • 会員用アクセスのPasswordをお忘れの場合:
      ⇒詳しくはこちら
       
    • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
      Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

        
        

    ►JBBのTopページへ

    Published by 部会:メタボロミクス on 14 8月 2023

    【研究部会】企業向けメタボロミクス技術講習会2023

    企業向けメタボロミクス技術講習会2023
    日本生物工学会メタボロミクス研究部会主催

    オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき、実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として下記の講習会を開催させていただきました.久しぶりに対面での開催となりましたが好評のうちに終了させていただきました。
    2023年度も同時期に開催する予定です。

    • 日時:2023年11月27日(月)~ 11月29日(水)
       
    • 場所:大阪大学生物工学国際交流センター(大阪大学吹田キャンパス内)β棟3階セミナー室
       
    • 講習内容(予定):

      ♦11月27日(月)(第1日)
      午後
      イントロダクション(福崎):メタボロミクス概要
      講義:GC/MSと多変量解析
       

    ♦11月28日(火)(第2日)
    午前
    実習:GC/MSを用いたサンプル分析

    午後
    実習:GC/MSデータの多変量解析


    ♦11月29日(水)(第3日)
    午前
    講義(新間):見えないものを見るイメージングMS
    実習:イメージングMSを用いたサンプル分析

    午後
    ラウンドテーブルディスカッション,総括

    終了予定 17:00頃
     



    福崎 英一郎
    日本生物工学会メタボロミクス研究部会代表
    大阪大学工学研究科生物工学専攻教授

    ⇒メタボロミクス研究部会Topへ





    Published by 支部:中部 on 11 8月 2023

    《日本生物工学会中部支部後援》">【関連行事】パン シンポジウム2023 《日本生物工学会中部支部後援》

    【イベント】パン シンポジウム2023

          (講演)みんなのホール(13:00~18:00)
          (対談・パネル展示)ドキドキテラス(屋内)(10:00~18:00)
          (パンのミニマルシェ)みんなの広場 カオカオ(屋外)(9:00~13:00)

    • プログラム:

      特別講演1「多加水パンとその品質改善に及ぼす国産小麦の影響」  
        佐藤 淳 氏(一般社団法人日本パン技術研究所)

      特別講演2「タイトル未定」
        石臥 博代 氏(株式会社ソーレプランニング)

      岐阜大学主催講演1「グルテンフリー穀物について(仮)」
        瀬口  氏(神戸女子大学 )

      岐阜大学主催講演1「タイトル未定」
        山谷  健太氏(亀田製菓株式会社)

      一般講演 (6-8件程度)

      パンのミニマルシェ(岐阜近郊のベーカーリーによる出店)

      トークショー・パネル展(パンにまつわる対談・研究パネル展示)

    • 参加費:聴講無料
    • 参加人数:500名(見込み)
    • 参加方法: Webからの申し込み

     

    問合せ先:

    パンシンポジウム運営委員会:
    〒501-1193 岐阜市柳戸1-1岐阜大学応用生物科学部 勝野那嘉子
    電話:058-293-2869
    e-mail:katsuno.nakako.n0@f.gifu-u.ac.jp

    ►中部支部Topへ

    Published by 部会:培養技術 on 08 8月 2023

    【研究部会】培養技術研究部会第5回セミナー

    培養技術研究部会では、第5回セミナーとして、遺伝子組換え生物の培養にフォーカスし、勉強会を企画しました。遺伝子組換え技術の発展によって、優れた機能を持つ微生物の構築が可能となり、安全性を担保した上での培養を含めたダウンストリーム技術が、ものづくりには欠かせません。本講演会では2件の講演を通じて、それらの最先端技術を学ぶ場を提供いたします。

    1件目のご講演は、旭硝子株式記会社(現AGC株式会社)にて、組換えタンパク質生産の一例として、分裂酵母発現(ASPEX)システムを用いた培養プロセス開発および受託タンパク質生産事業について紹介していただく予定です。関連する事業戦略、技術者教育、キャリアパスなどについても話題提供をいただき、議論する予定です。

    2件目のご講演は、有用産物を製造するための最適な宿主の構築や、スケールアップを伴う培養や目的物の精製などを得意とする神戸天然物化学株式会社から、山本泰司様と山井由美子様にケーススタディとして2-ピロン-4,6-ジカルボン酸(PDC)の生産を中心にご講演頂きます。その概要は以下になります。

    「バイオプラスチックの工業化において、製造コストを下げるためには、1度の培養で如何に多くの目的物を生産するかが重要なポイントとなる。これを実現するための手段として、①培養量を増やす、②目的物濃度を上げる、ことが考えられる。本講演では、バニリン酸を原料とし、遺伝子組換え体を用いて、如何にして多くのバイオプラスチックの原料となるを生産したかを紹介する。」

    講演会後、講師の先生を交えた懇談会も企画しております。ぜひご参加ください。

     

    日時: 2023年9月28日(木) 13:30~17:30 (Zoom開催)

    プログラム

    13:30~     入室開始

    14:00~15:00  講演1 組換え蛋白質生産の実際~分裂酵母による生産系を例として~
                     株式会社ちとせ研究所 東田 英樹氏

     

    15:00~16:00 講演2 CDMOによる微生物発酵の培養条件の最適化及びスケールアップ「ケーススタディ」
                     神戸天然物化学株式会社 バイオ事業部 生命科学部 山本 泰司氏
                                営業部 営業第三課 山井 由美子氏

     

    16:00~    技術懇談会(部会員限定)

     

    参加資格:生物工学会の正会員・学生会員・賛助会員

    参加費:無料

    申込方法:下記のフォームから申し込みください。後日、事前資料や当日の会議リンクを登録アドレスにお送りします。

         URL:https://forms.gle/rYYvrT9raYLyET5f6(締切:9月21日(木))

    懇談会は部会員限定のイベントです。
    懇談会では、講師の先生を交えてフリートークと質疑応答を行います。申し込みの際に、具体的な質問をお寄せ頂ければ、講師と幹事で可能な限り対応します。懇親会のZoomアドレスは前日までに参加申し込みをいただいた部会員にお知らせしますのでご自由にご参加下さい。
    部会員以外の方で懇談会に参加を希望される場合、9月22日(金)までにご入会下さい。

    問合せ先: 関西大学 片倉啓雄 E-mail: katakura@kansai-u.ac.jp
          北見工業大学 小西正朗 E-mail: konishim@mail.kitami-it.ac.jp
              (登録フォームが利用できない方はこちらにお申し込みください。)

    Published by 支部:中部 on 02 8月 2023

    【中部支部】国際交流シンポジウム「CIS-BIO 2023」

    日本生物工学会中部支部では、2023年9月6日から8日に国際交流シンポジウム「Chubu International Symposium for Biotechnology 2023 (CIS-BIO 2023)」を開催いたします。発表分野は生物工学関連全般で、すべての発表は英語で行われます。今後、本シンポジウムは、支部の若手の先生の国際連携活動の起爆剤的な役割を果たす場に育てたいと考えています。今年は、生物工学会大会で開催される国際シンポジウムINTPART-MISCの第二部を兼ねての開催となります。INTPART(International Partnerships for Excellent Education, Research and Innovation)はノルウェー政府の国際交流プログラムで、MISC(Microbial Surface Colonization)は名古屋大学の堀教授、オスロ大学のLinke教授、中国科学院のFan教授が、INTPARTとして実施しているプロジェクトになります。さらに今年は、諸般の事情により、中部支部行事であるSakura-Bio Meetingも兼ねております。皆様のご参加をお待ちいたしております。もちろん、学生の発表も歓迎です。

    【共催】INTPARTプログラムMISC、Sakura-Bio Meeting

    • 開催日:2023年9月6日(水)~8日(金)
       
    • 会場:トヨタ白川郷自然學校 催事ホール・研修室(https://toyota.eco-inst.jp/
       
    • 参加費:20,000円
       
    • プログラム:

      9月6日(水)
      14:00~15:00 Opening & Resistration
      15:00~17:00 Poster Session
      20:00~22:00 Networking

      9月7日(木)
      10:00~12:00 Poster Session
      14:00~17:00 Social program
      20:00~22:00 Networking

      9月8日(金)
      9:00~10:00 Closing
    • 参加登録締切:2023年8月18日(金)正午まで
       

    演題募集

    • 発表形式:ポスター
       
    • 発表申込:事務局宛に氏名、所属、役職(学年)、発表タイトルをお送りください。メールの件名にはCIS-BIO 2023を含めてください。ただし発表枠に限りがございますので、事前に打ち切らせていただくこともあります。
       
    • 発表申込締切:2023年8月21日(月)正午まで

     

    問合せ先・参加申込先:

    生物工学会中部支部CIS-BIO 2023 事務局
    吉本将悟(名古屋大学大学院工学研究科)
    E-mail:

    ►中部支部Topへ

    Published by 支部:東日本 on 02 8月 2023

    【東日本支部】第18回学生発表討論会のお知らせ

    (公社)日本生物工学会 東日本支部 主催

    平素より日本生物工学会東日本支部の活動にご協力いただきましてありがとうございます。

    さて、東日本支部主催の第18回学生発表討論会が下記のように開催されます。

    「学生発表討論会」は、皆様のご協力をもちまして毎年、活発な討論が交わされて東日本支部の恒例名物企画となり、参加した学生からも高い評価を頂いております。今年は、「招待講演」企業で活躍される2名の若手研究者をお招きし、企業の研究開発・キャリア開発についてお話いただきます。また、2日目の朝には、「モーニングプレゼンテーション」として今年度の日本生物工学会「飛翔賞」受賞者にも講演いただきます。

    今年は4年ぶりの合宿形式での開催となります。 学生、大学教員だけでなく、多くの企業の方のご参加をお待ちしております。

    日時2023年11月10日(金)13:00~11月11日(土)16:00
    場所大学セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)
    開催趣旨

    今年は4年ぶりの合宿形式での開催!ネットワークを広げよう!

    ~日本生物工学会東日本支部 第18回学生発表討論会のご案内~

    「自分の研究の進め方って、企業の人から見たらどうなんだろう?」
    「企業での研究ってどんなもの?」
    「学生のうちに身につけておくべきことは?」

    学生の皆さん、このような疑問を、社会人に直接ぶつけてみませんか?

    学生発表討論会では、企業で活躍する若手研究者2名の講演、参加学生全員の研究発表を行います。バイオ分野で活躍する先輩方の体験談をじっくり聞くことができるだけでなく、皆さんの将来に向けたアドバイスを得ることや、東日本支部に所属する同年代の学生会員との交流が可能です。

    初日の夕食後には、企業研究者を含む参加者全員での自由討論会を企画しています。皆さんの将来に関する疑問など、研究室ではなかなか聞けないことを質問するチャンスです。

    多くの学生の皆さん、社会人、大学教員の皆様の参加をお待ちしております。
    定員学生・教員・社会人をあわせ35名程度。

    定員になり次第、締め切らせて頂きます。相互交流の観点から、学生はできるだけ指導教員と一緒に参加されるようお願いします。人数に限りがありますので、広く交流を図る目的から、学生さんはなるべく1研究室あたり2名程度までの申し込みにご協力下さい。学生単独での参加も可能ですが、発表内容については、特許出願等に留意し必ず指導教員の許可を得てからお申し込みください。
    プログラムプログラム予定
    11月10日(金)
    12:30受付
    13:00開会の辞
    13:05招待講演1
    栗本 昌樹(森永乳業株式会社 研究本部 基礎研究所 機能素材研究室)

    招待講演2
    井之上 一平(サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社)
    14:35社会人参加者紹介
    14:45途中休憩をはさみ研究発表会(1)および(2)
    18:00夕食
    19:30自由討論会
    11月11日(土)
    8:00朝食
    9:00モーニングプレゼンテーション(日本生物工学会「飛翔賞」受賞者講演)
    「有用微生物群集の選抜に向けたダイズ根圏微生物叢の機能解析」
    木伏 真子(早稲田大学 大学院先進理工学研究科)
    9:30研究発表会(3)
    12:00昼食
    13:10研究発表会(4)
    16:00記念撮影、解散
    本セミナーは、 以下のプログラムから構成されます。

    <研究発表会> 参加学生全員に、自分の研究内容について発表していただきます。 一度学会で発表したものでも構いません。発表時間は1名あたり10分間+質疑10分間を予定しています。全体の発表時間は限られておりますので、先着順で受付させていただき、枠が埋まった時点で学生さんの申込みを締め切らせていただきます。研究発表では研究室外の人にも実験の背景や目的、進捗状況などをわかりやすく説明することを心掛けて、スライドを用意してください。(PCはこちらでも用意いたしますが、持参等については申込受付後に確認します。)

    <自由討論会> 企業や研究所などで社会人として研究・開発に携わっている先輩方と、学生時代や現在の経験談、企業で必要とされる能力や研究の心得など様々なことについて、緊密かつ自由に語り合います。ふだんなかなか知ることのできない、企業人や大学教員の経験や知識に触れるチャンスです。

    <招待講演、モーニングプレゼンテーション> 本セミナーでは、将来生物工学分野での活躍を目指す皆さんへのエールとして、生物工学分野で活躍されている先輩に、ご自身の研究歴やご経験を1日目の「招待講演」にてお話しいただきます。また、2日目にモーニングプレゼンテーションとして、本年度の日本生物工学会「学生優秀賞(飛翔賞)」受賞者による講演を予定しています。
    社会人の皆様へ本討論会では、企業・法人ならびに国公立研究機関に所属する方(大学教員は含まない)を「社会人」と表記させていただきます。

    本討論会では、下記「参加申込」にて「アドバイザー就任を希望」で申込みいただいた方には「学生発表討論会アドバイザー」として、日本生物工学会東日本支部長名にて依頼状を発行いたします。「学生発表討論会アドバイザー」に依頼する任務の内容、参加費、謝金につきましては、こちら(「学生発表討論会アドバイザーについて」)をご覧ください。また、アドバイザー就任を希望されない場合、一般会員の参加費をお支払いいただきますようお願い致します。今年度の本討論会で募集するアドバイザーは5名です。ご参加をよろしくお願いいたします。
    参加申込10月10日(火)までに、こちらの「参加申込フォーム」よりお申し込みください。

    プログラム作成のため、学生の方には、参加申込締切後に簡単な要旨(500字程度)を作成して頂きますのであらかじめご承知おきください(要旨〆切は10月27日を予定)。
    参加費参加費の支払は、当日受付時にお願いいたします。
    学生会員3,000円(税込)、学生非会員4,000円(税込)、一般会員(大学教員・社会人)10,000円(税込)
    (いずれも宿泊代・夕朝昼食代・要旨集代込)

    大学教員・社会人の皆様には、研究発表会において学生の発表に対する様々な視点からのご指摘や自由討論会での積極的なアドバイスをお願いします。
    定員に限りがありますので、上記の「参加申込」より早めにお申込みください。
    問合せ先日本生物工学会東日本支部 第18回学生発表討論会
    世話人 細川正人(早稲田大学大学院先進理工学研究)
    E-mail

    ►東日本支部Topへ

     

    Published by 若手会 on 27 7月 2023

    【研究部会】2023年度生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会

    第75回日本生物工学会大会の2日目に生物工学若手研究者の集い(若手会)の総会・交流会を開催します。皆様どうぞご参加ください。

    • 日時:2023年9月4日(月)19:00 ~ 21:00

      盛会のうち終了しました。また来年お会いしましょう!

    • 会場:名古屋大学 東山キャンパス 南部食堂1階 Mei-dining
       
    • プログラム:

    19:00~19:10 若手会総会
    19:10〜21:00 若手会交流会

    • 会費:
      【事前振込み】一般 3,000円,学生 1,000円(税込)
      【当日払い】 一般 4,000円,学生 2,000円(税込)当日受付にてお支払いください。
         
    • 申込方法:2023年8月25日(金)までにこちらのフォームよりお申込みください。
       (事前登録にご協力ください。)
      ※当日参加も可能です。
       
    • 事前振り込み 支払い方法:

       銀行名:PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)

       支店名 :すずめ支店(店番:002)

       預金種目:普通口座
       口座番号:7435477
       口座名義:生物工学若手研究者の集い
       ※振込される方のフルネームをご記入ください。

      <支払期限>2023年8月30日(水)
       
    • 定員:100名 ※当会の参加に年齢制限はございません。皆様どうぞご参加ください。
       
    • 問合せ先:
      日本生物工学会 若手会 2023
      戸田 弘(富山県立大学工学部)
      E-mail:

     


    蟹江新会長の挨拶

    三浦先生の挨拶

    交流会の様子1

    交流会の様子2

    ⇒若手会Topへ
     

    Published by 学会事務局 on 25 7月 2023

    【生物工学会誌】第101巻 第7号(2023年7月号)オンライン公開

    生物工学会誌第101巻第7号(2023年7月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第101巻第7号

    ►生物工学会誌Top

    Published by 学会事務局 on 25 7月 2023

    生物工学会誌 – 101巻7号

    タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
    主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。

    ►生物工学会誌Top

    ※PDFファイルをご利用いただくためにはAcrobat Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。

    Published by 学会事務局 on 23 7月 2023

    【JBB】Vol. 136, No. 2(2023年8月号)オンライン公開

    Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 136, No. 2(2023年8月号)をScienceDirectで公開しました。

    JBB会員用アクセスの利用方法

    日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
    ⇒詳しくはこちら

    • 会員用アクセスのPasswordをお忘れの場合:
      ⇒詳しくはこちら
       
    • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
      Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

        
        

    ►JBBのTopページへ

    Published by 学会事務局 on 19 7月 2023

    【国際交流】2023 BEST Joint YABEC International Symposium 参加報告

    日本生物工学会(SBJ)は台湾生物工学会(Biotechnology and Biochemical Engineering Society of Taiwan; BEST)と2017年に学術協定を締結し、年次大会を通して両学会および会員間の交流を深めています。

    第28回になる今年のBEST大会は、Young Asian Biological Engineer’s Community(YABEC)との共催で2023 BEST Joint YABEC International Symposiumとして、2023年7月11日(火)~14日(金)にNational Cheng Kung University(台南市)で開催されました。本会からは大政健史教授(大阪大学)と2022年度学会賞受賞者であるSastia Prama Putri准教授(生物奨励賞(斎藤賞)・大阪大学)が参加し、7月12日(水)午前のBEST-SBJ-KSBBジョイントセッションで招待講演を行いました。また、同セッション内で、秦会長からのビデオメッセージが紹介されました。

    秦先生のビデオメッセージ

    秦会長のビデオメッセージ

    大政先生

    招待講演の様子(大政 健史先生)

    Sastia 先生

    招待講演の様子(Sastia Prama Putri先生)

    2023 BEST Joint YABEC International Symposium 演者の先生方
    (左より、Prof. I-Son Ng, Assoc. Prof. Soo Rin Kim, Assoc. Prof. Sastia Prama Putri,
    Prof. Takeshi Omasa, Prof. Choul Gyun Lee, Prof. Yong Hwan Kim,
    Prof. Moon Il Kim, Prof. John Chi-Wei Lan, Dr. Ifan Lin)

    Published by 学会事務局 on 19 7月 2023

    【年次大会】後期・当日参加登録受付中!

    第75回日本生物工学会大会 (2023) の後期・当日参加登録を受け付けております。⇒参加登録はこちらから (終了しました)

    ※後期・当日参加登録期間の支払方法は、オンラインカード決済のみです (当日受付での現金払い及びクレジット決済はできません)。予めご了承ください。⇒詳しくはこちら

    Published by 学会事務局 on 14 7月 2023

    【若手会】2023年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー活動報告

    2023年度の生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナーは、6月24日(土)~6月25日(日)に、砺波青少年自然の家 (富山県)にて開催されました。 ⇒開催報告はこちら

    Published by 若手会 on 14 7月 2023

    2023年度 生物工学若手研究者のつどい(若手会)夏のセミナー報告

    2023年度の生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナーは、6月24日(土)~6月25日(日)に、砺波青少年自然の家 (富山県)にて開催されました。

    おかげさまをもちまして全国から96名(一般33名、学生63名)の御参加をいただき、4件の特別講演、47件のポスター発表、グループワークを行いました。

    初日

    はじめに
    若手会会長の青木先生にご挨拶いただき、講演会を開始しました。
    Opening ceremony


    講演会
    初日の講演会では3名の先生方にご講演いただきました。研究内容だけではなく、ご自身の研究者キャリアの中で体験した、他ではなかなか聞けない貴重なお話をしていただきました。

    招待講演1
    『若手研究者が考えるキャリアパス:3つの研究室と1つの就職先を経験して』
    川崎 純菜 先生(早稲田大学 理工学術員 日本学術振興会特別研究員 (PD)) 

    川崎先生には、これまでの研究に合わせて、自身の経験をもとにした若手研究者のキャリアパスについて講演して頂きました。就職を経てアカデミアに戻ってこられた経験は、多くの聴講者にとって新鮮なお話だったのではないでしょうか。


    招待講演2 
    『作物の耐水性機構解明を目指した分子マーカー育種』
    黒川 裕介 先生(名城大学 農学部 助教)

     黒川先生には、稲の耐水性機構解明に関する研究成果を丁寧にご教示いただきました。また、海外での経験談も教えていただき、とても刺激的な講演となりました。多くの聴講者が国際交流に強く思いを馳せたのではないかと思います。
     
    招待講演3 
    『環境に応答して変化する核酸構造による遺伝子発現制御』
    松本 咲 先生(甲南大学 先端生命工学研究所 特任助教) 生体内の環境に応答した核酸構造の変化についての研究成果とともに、自身のキャリアやライフイベントについてご説明頂きました。これからさらに増えていくであろう、女性研究者の参考となるような貴重な経験をお聞かせいただきました。

    フラッシュトーク
    3件の招待講演のあと、夕食前にポスター発表のフラッシュトークを実施しました。発表者の皆さんに、1分間という時間制限の中で、自身の研究の魅力を伝えていただきました。
    Flash talk1


    夕食
    ポスター発表前に、カレーライスを食べて英気を養いました。

    ポスター発表
    47件のポスター発表が実施されました。各ポスター前で激しい議論が飛び交い、濃密な時間を過ごすことができました。

    討論会
    研究やキャリアに関しての討論が活発になされました。日付が変わっても勢いは衰えず、参加者全員が交流を深めていました。

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    2日目
    講演会

    招待講演4
    『菌と遺伝とトランスクリプトーム~生物工学会育ちの若手による研究日誌~』
    岡 大椰 先生(名古屋大学大学院 工学研究科 博士研究員)

     生物工学会にずっと関わってこられた岡先生には、これまでの研究を中心に、自身のキャリア選択について順を追って紹介していただきました。進路に悩んでいる学生のみならず、すでにアカデミアに進んでいる者にとっても参考になるお話でした。


    グループワーク
    グループに分かれて、30年後の未来でのベンチャー企業設立について議論しました。付箋を使ったブレインストーミングにより、多数の意見が飛び交い、所属の垣根を超えた交流をすることができました。また、特に優れたベンチャー企業を考案した3つの班は表彰されました。

    Group1

    Group2

    Group3

    Group4

    Group5

    Group6

    授賞式
    1日目のポスター発表の投票結果から各ポスター賞が授与されました。

    最優秀賞
    P.37 ヒト毛髪細菌叢の推移による宿主への寄与度評価と優先細菌が及ぼすケラチノサイト内遺伝子発現制御の解明
    山田 あずさ さん (九州大学)

    優秀賞
    P.14 細胞表層タンパク質 AtaA_Cheadのナノ力学応答解析
    笹原 純 さん (名古屋大学)

    優秀賞
    P.03 細胞の自己凝集化技術を用いた血管内皮被覆化ファイバー状組織体の作製
    橋本 真悟 さん (岡山大学)

    優秀賞
    P.01 モンゴル国における2型糖尿病肥満者と非2型糖尿病肥満者の腸内細菌叢の比較
    篠田 あかり さん (九州大学)

    専門分野プレゼン賞
    P.34 糸状菌Aspergillus nidulans由来の新規aminopeptidaseの機能解析
    釣上 竜河 さん (名城大学)

    専門分野プレゼン賞
    P.01 モンゴル国における2型糖尿病肥満者と非2型糖尿病肥満者の腸内細菌叢の比較
    篠田 あかり さん (九州大学)

    専門分野プレゼン賞
    P.23 耐酸性細菌の酸性鉱山廃水中からのヒ素回収能力の評価
    岩間 蒼平 さん (北海道大学)

    異分野プレゼン賞
    P.37 ヒト毛髪細菌叢の推移による宿主への寄与度評価と優先細菌が及ぼすケラチノサイト内遺伝子発現制御の解明
    山田 あずさ さん (九州大学)

    異分野プレゼン賞
    P.01 モンゴル国における2型糖尿病肥満者と非2型糖尿病肥満者の腸内細菌叢の比較
    篠田 あかり さん (九州大学)

    異分野プレゼン賞
    P.47 ウイルス遺伝子配列からヒト感染リスクを評価する深層学習モデルの構築
    川崎 純菜 さん (早稲田大学)

    新進気鋭賞
    P.46 イネ葉鞘における出穂後のデンプン分解性と粒形質の共分離を説明する遺伝子の探索
    伊藤 蓮 さん (名城大学)

    新進気鋭賞
    P.32 一分子ディスプレイ技術による酸化酵素の有向進化プラットフォームの開発
    池田 翔 さん (名古屋大学)

    デザイン賞
    P.37 ヒト毛髪細菌叢の推移による宿主への寄与度評価と優先細菌が及ぼすケラチノサイト内遺伝子発現制御の解明
    山田 あずさ さん (九州大学)

    受賞者の皆さん、おめでとうございました。

    “これ便利だよ”
    本セミナーのメイン会場では、参加者からあらかじめ募った研究生活に役立ちそうなちょっとしたオトク情報の展示を行いました。
    参加者の皆様から寄せられた知識は好評を博し、休憩中に多くの方々が閲覧していました。
    展示したオトク情報は下記のURLよりアクセスできます。

    これ便利だよ2023年度夏のセミナー編


    おわりに
    戸田実行委員長から、お礼申し上げ、閉会とさせていただきました。

    会場で集合写真を撮影しました。

    Group photo 
     

    本セミナーをご支援いただきました日本生物工学会(本部、中部支部)、 加藤記念バイオサイエンス振興財団、富山県ひとづくり財団に深く御礼申し上げます。また、ご多忙の中、講演をお引き受けくださいました講師の先生方、会場のお世話をしてくださいました砺波青少年自然の家の皆様、本セミナー開催の機会をくださりサポートくださいました若手会役員の先生方に心より感謝申し上げます。そして、全国よりお集まりいただきました参加者の皆様、誠にありがとうございました。本セミナーをきっかけに、皆様の交流の輪がさらに広がることを祈念しております。

    来年も北海道での夏のセミナーにてお会いしたいと思います。

    生物工学若手研究者の集い夏のセミナー2023 実行委員一同 (五十音順)

    池内暁紀(豊田中研・懇親会係 補佐)
    岡 大椰(名大・招待講演係)
    加藤晃代(名大・懇親会係)
    亀谷将史(東大・技術係)
    木原もなみ(名大院・要旨係 補佐)
    兒島孝明(名城大・懇親会係)
    朱 博(東工大・会場係 補佐)
    杉山亜矢斗(名大院・表彰係 補佐)
    鈴木琢磨(阪大・広報係)
    高野 力(北大・表彰係)
    田中健二郎(名大・プログラム係)
    田中祐圭(東工大・招待講演係 補佐)
    谷口百優(島津製作所・プログラム係 補佐)
    戸田 弘(富山県大,実行委員長)
    堀之内貴明(産総研・技術係 補佐)
    前田義昌(筑波大・要旨係)
    山口拓也(富山県大・会場係)

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    ♦関連記事:【研究部会】2023年度生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー
     

    ⇒若手会Topへ

    Published by 支部:北日本 on 11 7月 2023

    北日本支部-2023年度事業

    共催行事 

    北日本支部学生精励賞 2023年度受賞者

    • 齋藤 祐介(岩手大学大学院)
      「海洋細菌由来新規ポリアミド4分解酵素の発見と諸性質解明」
    • 伊藤 和哉(秋田大学大学院)
      「新規標的分子PGLYRP1の構造機能解析を基盤とした炎症性腸疾患治療薬5-アミノサリチル酸の
      作用機序解明」
    • 大塚 彩葵(東北大学大学院)
      「シロイヌナズナのCystein tRNA合成酵素の機能解析」

    これまでの活動

    ►北日本支部Topへ

     

    Published by 支部:東日本 on 11 7月 2023

    東日本支部-2023年度事業

    主催行事

    共催行事

    第8回日本生物工学会東日本支部長賞

    【2023年度受賞者】

    •  朱 博(東京工業大学)
    •  福永 圭佑(東京工業大学)

    【関連記事】【東日本支部】2023年度日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ

    ⇒受賞者一覧はこちら

    これまでの活動

    ►東日本支部Topへ

    Published by 学会事務局 on 28 6月 2023

    【JBB】2022 Impact Factor 2.8

    Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) の2022年のImpact Factor(IF)が2.8と発表されました。

    クラリベイト・アナリティクスが、Journal Citation Reports 2023年版をリリース(2023年6月28日)

    2023年発表分よりIFの小数点以下が従来の3桁から1桁に変更されています。また2023年発表分よりWeb of Science Core Collectionの全ての収録誌にImpact Factorが付くようになりました。詳しくは2022年6月26日付でClarivateが出した概要をご覧ください。

    英文誌編集委員会では、日々迅速かつ厳正な審査を続けています。今後とも、JBBへの投稿、査読および引用などご協力をよろしくお願いいたします。


    2022 Journal Impact Factor, Journal Citation Reports (Clarivate Analytics, 2023)

    Published by 支部:九州 on 28 6月 2023

    【九州支部】2023年度 市民フォーラム「日本のひなた 宮崎発!:バイオ産業の最前線」

    2023年度九州支部市民フォーラム ポスター

    • 日時:2023年11月11日(土)13:30~16:30
       
    • 会場:宮崎市民プラザ4F ギャラリー2 
         (〒880-0001 宮崎市役所隣 宮崎市橘通西1-1-2 )

    ⇒ポスター(PDF)はこちらpdf

    【主催】日本生物工学会九州支部

    【後援】宮崎大学

    • プログラム:

      <講演の部>
      13:30~13:40
      「生物工学で開く未来」
       ……… (宮崎大学農学部 教授)榊原 陽一

      13:40~14:05
      「原料の魅力を引き出す微生物の力 !!  ~芋焼酎の新たな挑戦~」
       ……… (霧島酒造株式会社 研究開発部)藤田 剛嗣

      14:05~14:30
      「医療機器開発の最前線」
       ……… (東郷メディキット株式会社 開発部門)木口 英基

      14:30~14:55
      「ヨーグルトだけじゃない!?  腸活のススメ」
       ……… (南日本酪農協同株式会社 商品開発部)松﨑 竜也

      14:55~15:20
      「サプリメント開発の最前線」
       ……… (株式井会社 Have fun Factory 代表取締役)森下 雅之

      <参加者とバイオ企業との交流会>
      15:30~16:30
    • 参加費:無料(以下のフォームより事前登録をお願いします。)

    Webでの申込を締め切りました。
    空席状況は下記のメールアドレスにお問い合わせください

     

    問合せ先

    宮崎大学工学部 廣瀬 遵
    Email:
    Tel: 0985-58-7322  


       

    ►九州支部Topへ

    Published by 学会事務局 on 25 6月 2023

    2023年度(第31回)論文賞受賞論文

    ►生物工学論文賞Topへ

    Published by 学会事務局 on 25 6月 2023

    【学会賞】2023年度学会賞受賞者決定のお知らせ

    会員の皆様からご推薦いただきました候補者から受賞候補者選考委員会にて選考を行い、2023年5月30日(火)の理事会にて2023年度の学会賞受賞者が決定しました。
    授賞式および受賞講演は、第75回日本生物工学会大会期間中に開催いたします。

    第42回生物工学賞

    髙木 博史(奈良先端科学技術大学院大学 研究推進機構)
    「微生物の代謝調節・細胞機能に関する基盤的研究と発酵・醸造への応用」

    第17回生物工学功績賞

    青柳 秀紀(筑波大学 生命環境系)
    「微生物機能・資源の開拓に資する培養技術の開発と利用に関する基礎的研究」

    堀 克敏(名古屋大学 大学院工学研究科)
    「細菌の接着機構と界面微生物工学プロセスの創出に関する研究」

    第17回生物工学功労賞

    川瀬 雅也1、中山 亨2
    1長浜バイオ大学 バイサイエンス学部、2東北大学 大学院工学研究科)
    「学会における生物工学教育事業への貢献」

    第56回生物工学奨励賞(江田賞)

    徳岡 昌文(東京農業大学 応用生物科学部)
    「清酒中の未知オリゴ糖に関する研究」

    第59回生物工学奨励賞(斎藤賞)

    吉野 知子(東京農工大学 工学研究院)
    「希少細胞を対象とした単一細胞解析技術の開発と応用」

    第46回生物工学奨励賞(照井賞)

    井上 謙吾(宮崎大学 農学部)
    「微生物燃料電池の発電機構の解明と有機性廃棄物処理への応用に関する生物工学研究」                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

    第32回 生物工学技術賞

    該当者なし

    第2回生物工学若手賞

    • 景山 達斗1,21神奈川県立産業技術総合研究所、2 横浜国立大学 大学院工学研究院)
      「工学的手法を利用した毛髪再生技術の開発」
       
    • 片岡 尚也(山口大学 大学研究推進機構)
      「有用物質生産菌における細胞内外の代謝に関する生物工学研究」

    第31回生物工学論文賞

    第20回生物工学アジア若手賞 

    Pau-Loke Show (University of Nottingham Malaysia, Malaysia)
    “Recovery of valuable bioactive compounds from renewable resources towards a sustainable circular bioeconomy: A solution to global issues”

    Chun-Yen Chen (National Cheng Kung University, Taiwan)
    “Engineering strategies for enhancing microalgae lipid production using effluents of coke-making wastewater”

    第12回生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva賞)

    Kit Wayne Chew (Nanyang Technological University, Singapore)
    “Bioseparation of multiple products using nanobubbling-assisted liquid triphasic flotation for microalgae biorefinery”

    第12回生物工学学生優秀賞(飛翔賞)

    • 宇田川 喜信(東北大学 大学院環境科学研究科)
      「血管の構築と評価に向けたバイオファブリケーションと電気化学デバイス」
       
    • 木伏 真子(早稲田大学 大学院先進理工学研究科)
      「有用微生物群集の選抜に向けたダイズ根圏微生物叢の機能解析」
       
    • 加藤 大志(名城大学 大学院農学研究科)
      「リグニンを原料とした環境低負荷なバイオエタノール生産プロセスの開発」
       
    • 角田 悠(大阪大学 大学院工学研究科)
      「CHO細胞におけるSar1A過剰発現の抗体生産および分泌プロセスへ与える影響」
       
    • 大成 冬真(高知大学 大学院総合人間自然科学研究科)
      「ポリγグルタミン酸イオンコンプレックスの衛生強化目的部材としての技術応用」
       
    • 内田 和希(九州大学 大学院工学府)
      「人工パルミトイル化タンパク質の脂質膜ドメイン選択的局在化と細胞内取り込みに関する研究」
       

    ⇒学会賞のページへ

    Published by 学会事務局 on 25 6月 2023

    【生物工学会誌】第101巻 第6号(2023年6月号)オンライン公開

    生物工学会誌第101巻第6号(2023年6月号)をオンライン公開しました。⇒生物工学会誌第101巻第6号

    ►生物工学会誌Top

    Published by 学会事務局 on 25 6月 2023

    生物工学会誌『続・生物工学基礎講座―バイオよもやま話―』《分析機器特別編》

    こちらでは、生物工学会誌で好評連載中のシリーズ企画『続・生物工学基礎講座-バイオよもやま話-《分析機器特別編》』の掲載記事がご覧いただけます。

    続・生物工学基礎講座―バイオよもやま話―《分析機器特別編》

     

    『続・生物工学基礎講座-バイオよもやま話-』
    過去号掲載記事(記事種別)一覧へ
    生物工学会誌Topへ

    Published by 学会事務局 on 25 6月 2023

    生物工学会誌 – 101巻6号

    タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
    主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。

    ►生物工学会誌Top

    ※PDFファイルをご利用いただくためにはAcrobat Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。

    Published by 学会事務局 on 25 6月 2023

    【ご挨拶】JBBが今後も愛されるジャーナルとして発展し続けていくために – 井藤 彰

    生物工学会誌 第101巻 第6号
    英文誌編集委員長 井藤 彰

    この度、英文誌編集委員長を拝命しました名古屋大学大学院工学研究科化学システム工学専攻の井藤彰です。就任にあたり、自己紹介方々、会員の皆様にご挨拶申し上げます。

    私は1997年に名古屋大学工学部生物機能工学科の小林猛先生の研究室に配属され、機能性磁性ナノ粒子を用いた、がん温熱療法に関する研究に従事しました。当時、小林先生は日本生物工学会の会長を務めていらっしゃったので、当然、私も日本生物工学会に入会し、以来四半世紀が経過します。英文誌 ‘Journal ofBioscience and Bioengineering(JBB)’ への私の初めての投稿論文は2000年に掲載されました。それ以降、2004年、2008年、2014年とJBBの論文賞受賞論文に選んでいただき、これらの学術的成果は私のキャリア形成に大きく貢献しました。JBBに投稿して貴重な査読意見を頂戴するだけでなく、2001年に名古屋大学の助手となってからは、JBBへの投稿論文の査読を依頼されるようになりました。恩師である小林猛先生、本多裕之先生、上平正道先生から、学会誌であるJBBにおけるpeer reviewの厳しさと温かさについてご指導いただき、査読しながら多くのことを学びました。若い研究者には査読が多く回ってくるもので、自分が投稿した論文の数よりも圧倒的に多くの査読を依頼されると、他人の評価ばかりしているような卑屈な気持ちにもなりますが、ある日Elsevier から‘Top Reviewer’と書かれたボールペンが送られてきたことは、驚きとともに、ちょっとやる気が出たりしました。

    2011年から2015年は、JBBの編集委員をお引き受けすることになり、髙木昌宏編集委員長にジャーナルの編集に関わる責務と意義についてご指導いただきました。特に、後半の二年間は副編集委員長として、編集委員長の仕事をサポートする貴重な機会を頂きました。若い頃から編集に携わる機会を与えるとともに、国際誌の副編集委員長を務めた実績をプロモーションに利用して欲しいという髙木先生のご厚意であり、大変感謝しております。編集委員であった当時、JBBのインパクトファクターを上げるための方策として、‘NOTES’として掲載されている論文の被引用回数が低いことからNOTESのカテゴリー廃止を提案しました。髙木編集委員長のご英断でNOTESは廃止されましたが、学生の学位取得のためにNOTESは残すべきだという意見に対して、「JBBは会員の駆け込み寺ではない」と仰った髙木先生のお言葉が心に残っています。

    さて、直近4年間の英文誌編集作業は、神谷典穂編集委員長をはじめとする編集委員や事務局の方々の献身的なご尽力に支えられてきました。インパクトファクターも3を超え、JBBは日本、引いてはアジア圏のバイオテクノロジーを世界に発信する日本生物工学会のフラッグシップジャーナルとして益々発展し続けております。一方で、これからの10年は学術情報にとっての非常に大きな変革期であるといわれています。国などの研究資金提供機関の要請で、オープンアクセスのジャーナルが急増しており、学術の成果が社会へ広く公開されて誰もが利用できるようになるオープンサイエンスの一層の発展が見込まれています。こういったデジタルトランスフォーメーションが起こっている最中に、学会誌としてのJBBの未来をどのように描いていくか、編集委員長としての私の重責は非常に大きいのですが、その時代の渦中にあることは大きな挑戦であるとともに新たな学びの機会であると捉えています。今後4年間、編集委員および事務局の皆様と協働し、会員の皆様のご意見やご叱正を賜りながら、この変革期におけるJBBの在り方を考え、会員の皆様に愛され続けるJBBを目指していく所存です。会員の皆様にはご指導とご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。


    著者紹介 名古屋大学大学院工学研究科化学システム工学専攻(教授)

     

    ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧

    Published by 学会事務局 on 22 6月 2023

    【JBB】編集委員長交代と新体制発足のお知らせ

    英文誌編集委員会では、2023年6月1日に井藤 彰教授(名古屋大学)が新編集委員長に就任し、新体制が発足しました。

    • 井藤 彰(編集委員長・ 名古屋大学大学院工学研究科)⇒就任挨拶はこちら
    • 二神 泰基(副編集委員長・鹿児島大学農学部)
    • 青井 議輝(広島大学大学院統合生命科学研究科)
    • 池田 丈(広島大学大学院統合生命科学研究科)
    • 石川 周(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科)
    • 太田 誠一(東京大学大学院工学系研究科)
    • 岡野 憲司(関西大学 化学生命工学部)
    • 金井 宗良(酒類総合研究所 醸造微生物研究部門
    • 加藤 竜司(名古屋大学大学院創薬科学研究科)
    • 河邉 佳典(九州大学大学院工学研究院)
    • 金 美海(大阪大学大学院工学研究科)
    • 兒島 孝明(名城大学 農学部)
    • 高橋 征司(東北大学大学院工学研究科)
    • 田島 誉久(広島大学大学院統合生命科学研究科)
    • 中島 一紀(北海道大学大学院工学研究院
    • 根本 理子(岡山大学 学術研究院環境生命科学学域)
    • 平川 秀彦(筑波大学生命環境系)
    • 二又 裕之(静岡大学グリーン科学技術研究所/工学部・化学バイオ工学系列)
    • 松本 謙一郎(北海道大学大学院工学研究院)
    • 丸山 千登勢(福井県立大学 生物資源学部)
    • 山崎 思乃(関西大学 化学生命工学部)

    前編集長神谷典穂先生のリーダーシップのもと、Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)の国際的な認知度はますます向上し、2021年のJBBのインパクトファクター値(IF)は、3.185で過去最高となりました。英文誌編集委員会では、今後もJBBのさらなる飛躍を目指して編集委員一同努力してまいります。

    JBBへの投稿、査読および引用などご協力をよろしくお願いいたします。

     

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    Published by 学会事務局 on 20 6月 2023

    Journal of Bioscience and Bioengineering Vol. 136 (2023)

    Vol. 136 (July–Decembe 2023)

    JBB Vol. 136 Cover

    The development of a sustainable source of protein and nutrients is one of the important challenges to achieving a better and more sustainable future for all. For being widely accepted as the source of protein and nutrients in sustainable foods, the technologies enabling to tune shape and texture of the ‘food’ as preferred is believed to play a crucial role. Hiromasa Ohara and Shinji Sakai are developing a technology based on bioprinting technologies for the fabrication of 3D functional tissues and using various sustainable sources of protein and nutrients as inks at Osaka University for contributing to Sustainable Development Goals (SDGs). This image shows a grilled 3D-printed cubic ‘steak’ obtained from an ink containing yeast, Saccharomyces cerevisiae, with a visible fabric structure that mimics muscle fibers.

     

    This image was taken by Hiromasa Ohara in Biochemical Materials Engineering Group, Division of Chemical Engineering, Graduate School of Engineering Science, Osaka University (http://www.cheng.es.osaka-u.ac.jp/sakailabo/home.html) (Copyright@2023 The Society for Biotechnology, Japan).



    ⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
    ⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)

     

    Published by 学会事務局 on 20 6月 2023

    【JBB】Vol. 136, No. 1(2023年7月号)オンライン公開

    Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)のVol. 136, No. 1(2023年7月号)をScienceDirectで公開しました。

    JBB会員用アクセスの利用方法

    日本生物工学会の個人会員(正会員・学生会員・海外会員)は、Journal of Bioscience and Bioengineering および前身誌(Vol. 64, 1986年以降)のオンラインジャーナルに無料でアクセスすることができます。
    ⇒詳しくはこちら

    • 会員用アクセスのPasswordをお忘れの場合:
      ⇒詳しくはこちら
       
    • 登録したメールアドレスが不明でパスワードのリセットができない場合:
      Webフォーム(日本語可)よりElsevierのScienceDirectサポートセンターにお問合せください。ご連絡の際には、ジャーナル名、 学会名、会員番号をお知らせください。

        
        

    ►JBBのTopページへ

    Published by 支部:九州 on 20 6月 2023

    《プログラム公開しました!》">【九州支部】第29回九州支部 福岡大会(2023)・創立30周年記念講演会・祝賀会《プログラム公開しました!》

    第29回日本生物工学会九州支部福岡大会(2023)および九州支部創立30周年記念講演会・祝賀会を九州大学にて下記の要領で開催します。多数のご参加をお待ち申し上げます。九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。

    12月2日(土)の福岡市内のホテルが高騰しております、早めの予約をお願いいたします。
    • 日時:
      <記念講演会>2023年12月2日(土)14:00~17:05
      <祝 賀 会>2023年12月2日(土)18:00~20:00
      <支部大会>2023年12月3日(日) 9:30~16:30
       
    • 場所:
      <記念講演会・支部大会>
      九州大学 病院キャンパス コラボステーションIおよび総合研究棟
      (福岡市東区馬出3丁目1番1号)⇒アクセス

       ⇒講演会場マップ

    お車でご来場の方は,東門が夕方に閉鎖されますので,講演会場付近の駐車場ではなく,病院駐車場(正門より入庫)または学外のコインパーキングをご利用ください.

    <祝賀会>

    福岡リーセントホテル 2階レインボーホール
    (福岡市東区箱崎2丁目52番1号) ⇒アクセス 

     

    • ​記念講演会 A会場(コラボステーションI 視聴覚ホール)12月2日(土)14:00~17:05

    “九州一丸”の30年:“ものがたり”と“よもやま話”
     ……… (九大 名誉教授,元会長)園元 謙二
    微生物の生体分子・個・集団の機能をデザインする合成生物学研究
     ……… (九大院・農)相馬 悠希
    微生物の細胞外電子伝達能力とその応用
     ……… (宮崎大・農)井上 謙吾
    焼酎らしさを研究する
     ……… (鹿大・農)吉﨑由美子
    佐賀大学オリジナル清酒『悠々知酔』を通じた人材育成
     ………(佐賀大・農)小林 元太
    架橋酵素前駆体の活性化と生体分子工学への展開
     ………(九大院・工)神谷 典穂

    • 一般講演 C会場(総合研究棟105室102室変更しました)9:30~11:39,13:20~15:03
           D会場(総合研究棟204/205室)9:30~11:39,13:20~14:50
    • 学生賞審査講演
      博士の部 A会場(コラボステーションI 視聴覚ホール)9:30~10:17
      修士の部  A会場(コラボステーションI 視聴覚ホール)10:18~11:21,13:20~15:11
            B会場(総合研究棟102室105室変更しました)9:30~11:37,13:20~15:11
    • 評議員会 評議員会室(コラボステーションI共同セミナー室)12:00~13:00
    • 学生賞授与式 A会場(コラボステーションI 視聴覚ホール)16:15~16:30

    ※12月2日に支部創立30周年記念祝賀会を開催しますので,第29回九州支部福岡大会(2023)では講演後のミキサーは開催されません。

    • 参加費:
      <記念講演会・支部大会>一般:2,000円(税込)(11/30まで)、学生:無料
      12/1以降、一般の参加費は3,000円(税込)となります。当日学会会場受付で現金にてお支払いください。

    <祝賀会> 一般:8,000円(税込)、学生: 3,000円(税込)
    こちらの参加登録フォームよりお申し込みください。

    事前申込は終了しました。当日、学会会場受付で申込ください。

    祝賀会の参加申込・参加費振込締切: 10月31日(火) 
    祝賀会の事前振込は終了しました.以後は,当日支払い(一般\9,000,学生\4,000)となります.

    ・参加費振込先:

    金融機関名:西日本シティ銀行(銀行コード 0190)
    支店名:周船寺支店(店番号 723)
    口座種類:普通
    口座番号:3168940
    口座名義:ニホンセイブツコウガクカイキユウシユウシブジツコウイインカイ
      (日本生物工学会九州支部実行委員会 会計 善藤威史)


    ・参加費振込の注意点:振込依頼人の入力項目には、申込者の氏名をフルネームで記入してください。振込手数料を申込者自身でご負担願います。

    ・支部大会の参加申込・参加費振込締切:11月30日(木)

     

    演題募集(支部大会)

    講演申込は10月6日(金)をもって締め切りました。
    多数の申込ありがとうございました。

    • 講演要旨締切日: 2023年11月6日(月)必着

    大会プログラムを公開しました
      ⇒プログラムページへ

     

    〒819-0395 福岡県福岡市西区元岡744番地
    九州大学大学院農学研究院システム生物工学講座
    日本生物工学会九州支部 福岡大会実行委員長 竹川 薫
    E-mail:

    ►九州支部Topへ

     

    Published by 学会事務局 on 19 6月 2023

    【ご挨拶】新会長を拝命して – 秦 洋二

    秦 洋二会長(2023年6月)

    第24代会長
    秦 洋二

    2023 年度より、日本生物工学会会長を拝命することになりました月桂冠株式会社の秦洋二です。初めて民間企業所属の学会長となることに不安があることは事実ですが、清水浩先生(大阪大学)、青柳秀紀先生(筑波大学)という 2 人のアカデミアの副会長とともに学会発展に貢献していく所存です。学会員各位のご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

    【創立100周年記念事業について】
    2022年は学会創立100年に当たり、福﨑前会長のもと多くの記念事業を行うことができました。10月17日には千里ライフサイエンスセンターにおいて記念式典、受賞講演、創立100周年記念シンポジウムを開催いたしました。コロナ禍の中、当初予定していた会員が一同に集まる式典はできませんでしたが、ハイブリッド開催によって多くの会員と周年事業を共有できたと思います。その他にも記念誌『日本生物工学会100年史』『ひらくひらくバイオの世界(英語版)』などさまざまな記念発刊も行うこともできました。このような100周年記念事業を行うにあたり、非常に多数の個人、団体からご寄付を賜りましたこと、ここに改めて厚く御礼申し上げます。100周年とは歴史の大きな区切りでありますが、次の100年に向けてのスタートでもあります。創立100周年事業で醸成した熱気を保ちつつ、新たな歴史に向けて活動の継続を進めていきます。

    【産学官にとって魅力ある学会】
    創立当初より生物工学会は積極的に産学連携が進められており、これまでにも多くの連携成果を残すことができました。ただ近年は産業側の会員数や年次大会の発表の減少が顕著になっており、産側の学会離れが危惧されています。ただ、年次大会には産学官の多くの参加者が講演を聴講するなど、学会が発信する情報の魅力が見劣りしているわけではありません。産学官いずれの分野においても魅力ある学会を目指すには、年次大会の活性化を促進することと研究部会活動の継続的発展だと考えています。これまで学会が果たしてきた産学官の交流の場に多くの会員が集うような仕組みを作っていきたいと考えます。P.F.ドラッカーによれば、イノベーションとは「新しく創造した価値を顧客に提供する」とされています。単なる発見、発明に留まらず、社会実装による価値提供が必要です。まさしく生物工学会がその推進力となり、学会が関係する分野のイノベーション創出に貢献できるよう努めていきたいと考えます。

    【ポストコロナに向けた新しい学会のスタイル】
    我々は新型コロナウイルス感染拡大によって、多くの行動制限を受け、不自由な思いをしました。学会活動も同様に、年次大会が中止またはリモート開催になるなど大きな影響を受けました。本年はコロナウイルス感染が収束に向かい、コロナ禍前の状況に戻りつつあります。ただ我々はコロナ禍で苦しい思いをしただけでなく、多くのことを学びました。学会のスタイルもオンラインなどのデジタル技術を普通に使用できるようになりました。このデジタル技術の普及は、時間や場所を選ばない新たな学会活動を可能にするものであります。今年は名古屋にて対面方式の年次大会が復活し、昨年できなかった100周年記念祝賀会を実施します。
    このようなコロナ禍前のスタイルを復活させるだけでなく、ポストコロナにおける新たな学会活動を模索し、会員の皆様の満足度を高める努力をいたします。

    学会活動の目的は、当該学問分野の発展、普及と研究者、技術者の育成であると考えています。そのためには、なによりも会員同士のコミュニケーションが重要です。多様な分野の研究者、技術者が生物工学会というプラットフォーム上に集い、闊達な議論をすることが重要です。これからも多くの会員に学会活動に参加していただき、会員間でのコミュニケーションをさらに深めていただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

    2023年6月
    日本生物工学会会長
    秦 洋二

     

    【歴代会長挨拶】

     

    【生物工学会誌 巻頭言】

    ►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧はこちら

    Published by 学会事務局 on 12 6月 2023

    【国際交流】Thai Society of Biotechnology(TSB)主催の国際シンポジウム(TSB2023)参加者募集

    日本生物工学会は、Thai Society of Biotechnology(TSB)と2023年5月23日に学術協定を締結し、年次大会を通して両学会および会員間の交流を深めていくことになりました。TSBから、タイ・Khao Yai National Parkで11月26‐29日に開催予定のTSB主催の国際シンポジウム(https://tsb2023.sut.ac.th/)に生物工学会会員に対して招待枠2名を頂戴しました。

    民間企業、研究機関、大学等に所属する会員を派遣し、国際シンポジウムでの発表の機会が得られるとともに、タイを中心とする東南アジア地域におけるバイオテクノロジーの基礎・応用研究の現状を学ぶ機会になると考えています。
     
    つきましては、本企画の趣旨に賛同いただき、参加を希望される会員を募りたいと思います。下記の実施要領をご一読の上、奮って応募いただければ幸いです。

    <シンポジウム概要>

    Thai Society of Biotechnology(TSB)主催の国際シンポジウム(TSB2023)
    The 35th Annual Meeting of the Thai Society for Biotechnology and International Conference (TSB 2023)
    “Sustainable Development through Bio-Circular Green (BCG) Economy Model”

     https://tsb2023.sut.ac.th/

    【日時】2023年11月26日(日)~29日(水)
    【場所】The Greenery Resort Khao Yai, Khao Yai National Park, Nakhon Ratchasima, Thailand

    <募集内容>

    • 募集人数:2名
       
    • 資格:
      民間企業、教育・研究機関に所属の生物工学会会員(学生会員を含む)であること。民間企業の若手研究者、もしくは実用化を強く志向した研究を展開する官学の若手研究者を優先します。
       
    • TSB支援内容:
      会場での2‐3泊の宿泊(食事費用含む)、バンコク市内の空港から会場までの交通
      (Accommodation for two guests for 2-3 nights and round trip transportation from the airport to hotel)
       
    • 必要な費用:
      タイ・バンコク国際空港までの移動費(国内移動費含む)、TSB支援以外に必要となる宿泊、旅行保険(ご自身の負担で必ずご加入ください。)
       
    • 応募方法:
      推薦者、もしくは応募者本人から、名古屋大学・中野教授に以下をご連絡下さい。応募者多数の場合は、国際展開理事で審査を行います。この際、ご講演の簡単な内容等を追加で提出していただく場合があります。

      【送付先】名古屋大学・中野教授 (

      ・所属
      ・役職または学年
      ・氏名
      ・年齢(2023年11月26日現在)
      ・会員番号
      ・講演タイトル(仮題)
       
    • 応募締切日:2023年7月15日(木)
       
    • 問合せ先:
      藤山 和仁(大阪大学)  E-mail:
      中野 秀雄(名古屋大学) E-mail:

    Published by 支部:東日本 on 07 6月 2023

    【東日本支部】2023年度日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ

    2023(令和5)年6月7日
    日本生物工学会 東日本支部長
    田中 剛

    日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ

    日本生物工学会東日本支部は、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与いたします。

    本年は、2023年7月21日(金)を応募締切とし、書類選考による一次選考通過者を対象として、7月31日(火)第二次選考を兼ねた発表会を行います。なお、同発表会は、日本生物工学会会員に対して公開いたします。

    多くの会員の皆さまのご応募をお待ちしています。

    日程
    1. 応募締切:2023年7月21日(金)中。電子メール受信をもって受付とします。
    2. 第二次選考会:2023年7月31日(月)東京工業大学にて行います。
    3. 受賞者発表:2023年7月31日(月)の第二次選考会終了後、受賞選考委員会にて決定、発表し、授賞式を執り行う予定です。
    応募について

    電子メール宛先:
    ※メールのタイトルは「日本生物工学会東日本支部長賞推薦」としてください。

    日本生物工学会東日本支部長賞 授賞規程
    日本生物工学会東日本支部長賞受賞対象者について

    日本生物工学会東日本支部長賞は、以下5点全てに該当する者を対象とする

    1. 主たる業績を、本学会大会で発表しているか、JBB誌、若しくは、生物工学会誌に発表している者
    2. 生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した者
    3. 受賞年の4月1日において、年齢が満40歳以下の者、または博士取得後8年以内の者。但し産休育休介護期間等があればそれらを考慮する
    4. 第二次選考会までに日本生物工学会会員となっている者
    5. 日本生物工学会東日本支部所属の会員である者
    日本生物工学会東日本支部長賞選考方法について
    1. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員は、日本生物工学会東日本支部委員が務める
    2. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員は、日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会を構成する
    3. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会委員長は、日本生物工学会東日本支部長が務める
    4. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、日本生物工学会東日本支部長賞を選考する
    5. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、応募者からの書類を審議して、一次選考を行う
    6. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、一次選考通過者に対して、口頭発表形式の二次選考を行う
    7. 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、一次、二次の選考結果を総合し、日本生物工学会東日本支部長賞対象者を決定できるものとする
    日本生物工学会東日本支部長賞受賞者に対して
    1. 賞状を授与する
    2. 副賞を授与できることとする
    3. なお東日本支部長賞の受賞は、生物工学若手賞への応募を妨げない
    日本生物工学会東日本支部長賞授賞規程の変更について
    1. 本授賞規程の変更は、日本生物工学会東日本支部長賞選考委員の発議に基づき、日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会で審議の上、行われるものとする

     

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    Published by 支部:東日本 on 07 6月 2023

    【東日本支部・北日本支部共催】生物工学フォーラム〜上田宏先生を偲んで

    下記の通り、2023年度の日本生物工学会東日本支部の生物工学フォーラムを開催します。
    第1部では、日本生物工学会東日本支部で活躍する若手研究者を顕彰する「日本生物工学会東日本支部長賞」の選考会を兼ねた、受賞候補者の研究講演会を行います。
    第2部では、東⽇本⽀部・北⽇本⽀部共催で昨年末に急逝された上田宏先生を偲んで、フォーラムを開催致します。上田先生の研究者としての足跡をたどり、それぞれの研究室で共に過ごされた先生方よりご講演をいただきます。上田先生が情熱を傾けられたご研究を振り返り、東日本支部の様々な活動にご尽力いただきましたことに感謝し、ご冥福をお祈りいたします。

    日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ

    日時2023年7月31日(月)13:00~
    場所東京工業大学 大岡山キャンパス(東京都目黒区大岡山2-12-1)
    西講義棟1(旧西5号館)レクチャーシアター(ハイブリッド開催、ライブ配信)
    大岡山駅(東急大井町線・目黒線)より徒歩8分 アクセス
    プログラム
    • 13:00~13:05
      開会の挨拶……田中 剛(東京農工大学工学研究院)
    第1部 「日本生物工学会東日本支部長賞候補者講演会」
    • 13:05~13:45
      講演(1)……福永 圭佑(東京工業大学)
       
    • 13:50~14:30
      講演(2)……朱 博(東京工業大学)
       
    • 休憩
    第2部「上田宏先生を偲んで」(東日本支部・北日本支部共催)
    • 14:40~14:45
      挨拶……養王田 正文(東京農工大学工学研究院)
       
    • 14:45~15:15
      「0(零)から ~西村研時代からの上田宏さんとの縁~」
      ……中野 秀雄(名古屋大学大学院生命農学研究科)
       
    • 15:15~15:45
      「作る生物学のパイオニア ~上田 宏博士の研究業績を回顧して~」
      ……長棟 輝行(東京大学名誉教授)
       
    • 15:45~16:15
      「生物工学の社会貢献 ~寄付講座でのバイオセンサー研究から、共同研究での脱炭素研究まで~」
      ……伊原 正喜(信州大学農学部)
       
    • 16:15~16:45
      「機械仕掛けのタンパク質 ~シンガポールでの出会いから始まった万能センサー~」
      ……北口 哲也(東京工業大学科学技術創成研究院)
       
    • 16:45~16:55
      ビデオメッセージ
      ……Nobel Laureate, Gregory Winter博士(MRC Laboratory of Molecular Biology)
       
    • 16:55~17:05
      ご挨拶……上田たかね
       
    • 17:05~17:15
      東日本支部長賞 表彰式
       
    • 17:15~17:20
      閉会の挨拶……尾髙 雅文(秋田大学大学院理工学研究科)
       
    • 17:40~
      懇親会
    参加費【フォーラム】

    会員(含: 所属先が賛助会員の方): 無料
    学生: 無料
    一般(非会員):2,000円(税込)

    【懇親会】

    一般:4,000円(税込)
    学生:2,000円(税込)

    事前登録締切2023年7月21日(金)17:00
    ※当日受付も行いますが、なるべく事前登録をお願い致します。
    申込方法こちらのフォームに必要事項(メールアドレス、氏名、所属、会員種別、参加方法(現地/オンライン))を明記してお申込みください。

    一般(非会員)の方は、7月21日(金)まで下記の口座に参加費(2,000円)をお振込みくださるか、当日受付にてお支払いください。
    懇親会に参加される方は、7月21日(金)まで下記の口座に懇親会費(一般:4,000円、学生:2,000円)をお振込みくださるか、当日受付にてお支払いください。
    ゆうちょ銀行 記号10120 番号93418411
    (他行からは店番018 口座番号9341841
    問合せ先日本生物工学会 東日本支部
    支部長:田中 剛(農工大)E-mail
    担当幹事:大河内 美奈(東工大)E-mail

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    Published by 支部:関西 on 02 6月 2023

    【関西支部】第120回醗酵学懇話会

    標記例会ならびに懇親会を下記のとおり開催いたしますので、多数のご参加をお待ちしております。

    • 日時:2023年8月8日(火)10:00~17:20

      <見学会> 10:00~11:00(希望者のみ)
      【会場】大阪工業大学大宮キャンパス(〒535-8585 大阪市旭区大宮5丁目16-1)
          10号館

      <講演会>14:30~17:20
      【会場】大阪工業大学梅田キャンパス(〒530-0013 大阪市北区茶屋町1-45)
          OIT梅田タワー2階 セミナー室203
       
    • プログラム:
      見学会
      10:00 集合
        10:00~10:20 8階会議室にて概要説明
        10:20~11:00 バイオものづくりラボ(10号館3階)の見学
      11:00 解散
      (見学会終了後は各自で講演会の会場へ移動してください。また、昼食の用意はございませんので各自でお済ませください。)

      講演会
      14:00~ 受付

    14:30~14:40 開会の辞………東 雅之(関西支部支部長・大阪公立大学工学研究科)

    14:40~15:15
    「大阪工業大学「バイオものづくりラボ」について」
     ………長森 英二(大阪工業大学工学部生命工学科)

    バイオ由来製品の社会実装を促進するため、生産技術の標準化、試作支援、技術者教育という3つの柱を軸に活動している。NEDOのプロジェクト「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」に参画し、2021年に「バイオものづくりラボ」を開設した。通気攪拌型培養槽を0.25 Lサイズで32連、1 Lサイズで12連、5 Lサイズで4連と、他大学に類を見ないほどの数量・ラインナップで設置している。さらに教育用としては恐らく国内の大学で唯一、30 Lサイズの定置滅菌・定置洗浄型バイオリアクターを設置・運用している。同施設を拠点に取り組んでいる人材育成プログラムや試作支援事業、各種の要素技術開発事例について、いくつかご紹介したい。

    15:15~15:50
    「バイオ技術による廃棄物の資源循環社会実現に向けた取組み」
     ………佐藤 周知(積水化学工業株式会社 新事業開発部BRグループ)

    国内では年間約6,000万tの可燃廃棄物が排出され、そのエネルギー量はカロリー換算で約200兆kcalに相当する。この量は国内のプラスチック素材を生産する際に用いられる化石資源(約150兆kcal)に比べても大きい。可燃廃棄物の多くは、焼却・埋立て処分され、その再資源化は進んでこなかった。この課題は、可燃廃棄物が雑多で不均質であり成分・組成の変動が大きく、既存の工業プロセスの原料として適用が難しいことであった。当社では、微生物を用いたガス発酵により、この課題を解決する技術開発を推進してきた。具体的には、可燃廃棄物を熱分解により合成ガス(CO、H2)に分子変換し、ガス発酵技術を用いてエタノールを生成後、更に化学プロセスで各種プラスチック類を生産し資源循環させるプロセスである。本懇話会では、ガス発酵技術を利用したプロセスの紹介やバイオ技術の利点等に触れつつ、本技術が可燃廃棄物の資源循環社会実現に貢献出来る事を紹介する。

    15:50~16:05  休憩

    16:05~16:40  
    「昆虫の季節適応メカニズム」
     
    ………向井 歩(摂南大学理工学部生命科学科)

    温帯地域に棲息する生物は、1年周期の季節変動にさらされる。多くの昆虫は、生存に不適な季節は「休眠」という耐性の高い生理状態に入る。休眠に入る発育段階は種ごとに決まっており、多くの場合は1日の日の長さ(日長)をもとに季節をよみとり、内分泌系を介して自身の発育を切り替え、休眠に入る。ところが、季節のよみとりを母親が担い、子世代の休眠が誘導される例も知られる。講演者は寄生蜂の一種キョウソヤドリコバチにおいて、この「母性休眠誘導」の分子生理学的解析を行い、幼若ホルモン(JH)と呼ばれるステロイドが関与することを明らかにした。興味深いことにJHは、他の昆虫での発育、休眠の制御にもかかわる。講演では、休眠の内分泌制御について触れつつ、広く昆虫の季節適応メカニズムについて話題を提供する。

    16:40~17:15
    「植物の昆虫食害認識における腸内細菌の関与」
     
    ………新屋 友規(岡山大学資源植物科学研究所)

    植物が害虫食害を認識し、防御応答を誘導するためには「傷」に加えて、害虫が摂食時に体内から放出される「吐き戻し液成分」の感知が重要と考えられている。同時に、吐き戻し液に含まれる昆虫腸内細菌叢が防御誘導に影響することも知られている。しかしながら昆虫腸内細菌叢は多様であり、植物の害虫食害認識に関与する腸内細菌の特定や、その分子メカニズムに迫ることは容易ではない。最近、演者らはイネを食害するクサシロキヨトウ(ヤガ科)幼虫の吐き戻し液から糖質性の防御誘導分子を見出した。興味深いことに、本分子はクサシロキヨトウ腸内細菌由来の酵素により、食害時特異的に産生する可能性が示唆された。本講演では、植物の害虫認識機構について概説するとともに、食害認識に関わる糖鎖をめぐる植物-昆虫-腸内細菌の三者間の分子リレーを紹介する。
     

    17:15~17:20 閉会の辞………蓮沼 誠久(関西支部副支部長・神戸大学先端バイオ工学研究センター)

    17:40~19:40 懇親会(講演会会場横のセミナー室204)
     

    • 定員: 80名(見学会の定員は23名程度、先着順で定員に達し次第、締め切らせて頂きます。)
       
    • 参加費:一般 1,000円(税込),学生:無料(当日講演会会場受付にてお支払いください)
       
    • 懇親会会費:一般 3,000円(税込),学生:2,000円(税込)(当日講演会会場受付にてお支払いください)
       
    • 申込み方法:以下のWebフォームよりお申し込み下さい。(見学会からご参加の方は左《見学会参加者用》、講演会からご参加の方は右《講演会/懇親会のみ参加》のボタンを押して申込みフォームへお進み下さい。)
    注)<Outlookをご利用の方へ>
    受付通知メールが文字化けする場合は、お手数ですが以下のページでメール文を復元してください。
    ♦ base64エンコード/デコードツール  https://www.en-pc.jp/tech/base64.php
    • 申込み締切日:2023年7月31日(月)正午(定員に達し次第、締め切らせて頂きます。)
       
    • 問合せ先:
      〒599-8570 大阪府堺市中区学園町1-2
      大阪公立大学 理学部生物化学科 細胞組織工学研究室
      日本生物工学会 関西支部 支部幹事(企画) 森 英樹 E-mail

    【主催:日本生物工学会関西支部 共催:大阪工業大学】

    会場へのアクセス

    見学会の会場(大宮キャンパス)⇒アクセス

    1. JR大阪駅前バス乗り場9番から大阪シティバス 34系統守口車庫前行きに乗車し、中宮で下車、バス停から徒歩約5分
    2. 地下鉄谷町線「千林大宮」駅から徒歩約18分

    講演会の会場(梅田キャンパス)⇒アクセス
    JR「大阪」駅や地下鉄御堂筋線「梅田」駅から徒歩約5分、阪急「大阪梅田」駅から徒歩3分

    ⇒関西支部Topへ

    Published by 学会事務局 on 26 5月 2023

    生物工学会誌 –『特集』第101巻(2023年)掲載記事一覧

    こちらでは、生物工学会誌第101巻(2023年)の『特集』をご覧いただけます。
    過去号掲載記事(記事種別)一覧はこちら

    5号6号7号8号9号10号11号12号

    第101巻第12号(2023年12月号)
    特集 革新的ながん免疫療法の実現を目指す分子技術開発の最前線

    第101巻第11号(2023年11月号)
    特集 天然有機化合物の生合成研究が開拓する新しい生物化学の世界

    第101巻第10号(2023年10月号)
    特集 酵母という生き物~生態学的ふるまいとその多様性の理解に向けて~

    第101巻第9号(2023年9月号)
    特集 若手研究者が拓くこれからの生物工学 2023

    第101巻第8号(2023年8月号)
    特集 ナノポア応用研究の最前線

    第101巻第7号(2023年7月号)
    特集 日本抗体学会設立記念特集~アカデミアと産業界の協力による日本の抗体研究への期待

    第101巻第6号(2023年6月号)
    特集 次世代抗体医薬の実用化に向けた生産技術開発

    第101巻第5号(2023年5月号)
    特集 バイオマスは日本のどこにある?

    ►このページのTopへ

    過去号掲載『特集』記事一覧

    ※第98巻第7号(2020)以前の掲載記事は、国立国会図書館デジタルコレクションに収録されています。
    ♦生物工学会誌 https://dl.ndl.go.jp/pid/10387559

    掲載記事(記事種別)一覧へ

    Published by 部会:生物資源を活用した地域創生 on 25 5月 2023

    【研究部会】生物資源を活用した地域創生研究部会:専門家が基礎から教えるバーチャル微生物研究「身近な微生物から始めるバイオものづくり」

    私たちの身の回りには無数の微生物が生息しています。微生物は、人間にとって有用であったり、害をもたらしたり、環境に役立ったり…多種多様な性質を持ち、無限の可能性を秘めています。今回のイベントでは、身近な微生物を採取し、微生物研究の基礎知識(発酵、単離、ゲノム情報解析、データベース活用)を、微生物の専門家から学ぶことができます。

    生物に興味のある方はもちろん、大学での研究・実験に興味のある方におすすめです。
    ⇒チラシpdf(1.9MB)updated
    専門家が基礎から教えるバーチャル微生物研究「身近な微生物から始めるバイオものづくり」2023年8月10日

    • 日時:2023年8月10日(木) 10:00~14:10(お昼休み含む)
       
    • 場所:岡山理科大学 + オンライン(Zoom)
       
    • 応募資格:高校生、高専生(講演会は先生のみの参加も歓迎)
      (試料のやり取り、Zoom参加/現地参加できるグループ)
       
    • プログラム:

      10:00~10:10 開会あいさつ

      10:10~10:40 第1部 講演
      「発酵食品に使われてる酵母」」
       …金子明裕(岡山理科大学ワイン発酵科学センター)

      10:45~11:15 第2部 講義
      「微生物ハンティング基礎知識」
       …(独)製品評価技術基盤機構(NITE)

      11:30~12:30 第3部 ワークショップ
      「身近な微生物の情報解析」
      事前に皆さんが採取した試料の中に、どんな微生物がいたのか、そしてその微生物はどんなバイオものづくりに使えそうなのかということを、第2部の情報を使ってグループごとに専門家と一緒に調べます。
      詳細は「ワークショップの流れ」参照

      13:30~14:05 発表・総評
      第3部のワークショップで調べた結果を専門家と一緒に共有ファイルにまとめ、最後にグループごとに発表を行い、微生物情報検索コンテストを実施します。

      14:05~14:10 閉会挨拶
       

      ワークショップの流れ

      (当日まで)

      1. 参加受付後、参加者(代表)に「微生物単離キット」を送付します。
      2. キットに入っている単離用チューブに試料を採取し、写真を撮って試料の採取状況を記録しましょう。
      3. 採取した試料を岡山理科大学に返送してください。
        (事務局への到着期限:7月10日(月)
      4. また、2.で撮影した写真を事務局宛に電子メールに添付して送付してください。

      (当日)

      1. キットを使って採取した試料から岡山理科大で微生物を分離した過程について、写真を見ながら説明をします。
      2. 系統樹を作って、分離した微生物が何者かを調べてみましょう。
      3. 各自のサンプルを使って、微生物の名前や同種の微生物が何に使われているかを調べてみましょう。
    • 参加費: 無料
       
    • 申込方法: 下記参加フォームよりお申込みください。
      https://forms.gle/4FC1XcgHA4sPmBff9
      ※申込後事務局より参加確認の連絡を差し上げます。連絡がない場合は下記にご連絡ください。
       
    • 申込締切:
      【第1部・第2部】2023年8月3日(木) 先生の参加も可能です。
      【第3部】2023年6月30日(金) 定員:8グループ(1グループ 2~5名) 

        第3部しめきり締め切りました。満員御礼。

    • 事務局:
      岡山理科大学工学部応用化学科
      微生物バイオテクノロジー研究室内
      古賀雄一
      TEL: 086-256-9649 E-mail:


    【後援】岡山理科大学工学部応用化学科、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)
     

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