Published by 学会事務局 on 16 11月 2016
【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年11月16日付で、第32回「感染症が引き起こすがん」
が掲載されました。
Published by 学会事務局 on 16 11月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年11月16日付で、第32回「感染症が引き起こすがん」
が掲載されました。
Published by 学会事務局 on 28 10月 2016
セルプロセッシング計測評価研究部会では、「優秀学生発表賞」を設けています。
優秀学生発表賞は、将来を担う研究者・開発者の卵たち(高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。
本年度は、第68回日本生物工学会大会で一般講演(ポスター発表)を行った、高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生の発表(12研究グループの28名)に対し、計29名の先生方による厳正な審査を行い、以下の6名に優秀学生発表賞を授与いたしました。
赤塚 愛里 さん(筑波大院・生命環境)
糖尿病性腎症における細胞外マトリクスの早期変遷解析
江口 晃弘 さん(東大院・工)
細胞死シグナルを利用したタンパク質間相互作用阻害分子選択法の開発
大西 希咲 さん(横国大院・工)
膵 β スフェロイドの遠心充填による立体組織作製
鹿島 大揮 さん(東大院・工)
ホモ二量体化モジュールの導入による細胞内タンパク質間相互作用検出の高感度化
小林 優香 さん(横国大院・工)
マイクロ光造形法と生体適合性金めっき法を用いた立体細胞シートの作製
長島 拓則 さん(名大院・工)
プラズマ照射活性化培地を用いた残存未分化ヒト iPS 細胞の選択的除去
受賞された方および関係者の皆様、おめでとうございます!
さらなるご活躍と研究のご発展をお祈りいたします。
優秀学生賞は、来年度も実施いたします。
多くのご参加をお待ちしております。
Published by 学会事務局 on 25 10月 2016
2016年10月13日(木)~14日(金)にKimdaejung Convention Center in Gwangju(韓国・光州)で開催されたThe Korean Society for Biotechnology and Bioengineering (KSBB)の秋季大会に、日本生物工学会より跡見晴幸・北本宏子理事が参加し、招待講演を行いました。

左から、Jong Wook Hong先生(Hanyang Univ.)、Choul-Gyun Lee先生(Inha Univ.)
Jeong-Woo Choi先生(副会長・Sogang Univ./次期会長)、北本理事
Tai Hyun Park先生(会長・Soeul Natl Univ.)、跡見理事
Eock-Kee Hong先生(前会長・Kangwon Natl Univ.)、Si Wouk Kim先生(Chosun Univ./2018年会長)

2016年度KSBB秋季大会が開催された金大中コンベンションセンター
Published by 部会:メタボロミクス on 25 10月 2016
日本生物工学会メタボロミクス研究部会主催
オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき、実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として、今年も例年通り、下記講習会を開催させていただきます。昨年に引き続き、質量イメージング講習をメニューに加え、3日間の講習とします。
1月18日(第1日)
(午後) イントロダクション(福崎):
「メタボロミクス概要 基本講義:ガスクロマトグラフィー(GC)と多変量解析」
1月19日(第2日)
(午前) 実習:GC/MSを用いたサンプル分析
(午後) 実習:GC/MSデータの多変量解析 実習終了後、懇親会(予定)
1月20日(第3日)
(午前) 講義(新間):
「見えないものを見るイメージングMS 実習:イメージングMSを用いたサンプル分析」
(午後) ラウンドテーブルディスカッション、総括
終了予定 17:00頃
1)メールのタイトルは、「2016メタボロミクス講習会参加希望(氏名@所属)」としてください。
2)本文中に、以下の項目を記載してください。
氏名、所属、現在の仕事、メタボロミクスを何に使いたいか?
3)申し込み先
日本生物工学会メタボロミクス研究部会代表
大阪大学工学研究科生命先端工学専攻教授
福崎英一郎
E-mail: fukusaki[atmark]bio.eng.osaka-u.ac.jp
Published by 学会事務局 on 24 10月 2016
生物工学会誌 第94巻 第10号
根来 誠司
研究に対する価値観は研究者によって異なるが、「新規性・独創性」と「社会貢献」を判断基準にするという点では共通しているであろう。しかし、ここでは見方を少し変え、研究における「個性」という面から考えてみたい。定年を間近に控え、思いがけず、今回、執筆の機会をいただいた。これから研究室を立ち上げる方や、研究者を目指す若い方への提言としてお読みいただければ幸いである。
学生に同じテーマを出しても、その後の発展の経過は、直接、その研究を行った学生の「個性」により、大きく変わる場合がある。実験の上手下手も個性の一つと言えなくもないが、期待した結果が得られなかった時に、その研究を中止するのか、あるいは、新たな方向性を見いだすのかは個人レベルでの判断になる。潜在的に重要な事実を含んでいるにもかかわらず、見過ごされる場合も多い。特にその分野を取り扱う研究者が少ない時には、その研究を行っている本人が気付かなければ、永遠に埋もれたままになる可能性がある。一方、見落としてしまいがちな些細な現象に気付き、その研究を発展させて、人類に大きな福音をもたらす可能性もある。フレミングが、カビが生育したシャーレの周辺でバクテリアの増殖が抑えられるという現象からペニシリンを発見したという話は有名であるが、これは後者の例であろう。
さて、研究テーマは自由に選択できるはずであるが、実際には多くの制約の中で選ばざるを得ない。卒研生としてある研究室に配属されれば、その時に出された数個のテーマから一つを選び、研究活動の第一歩を踏み出すことになる。企業の研究開発では、その制約はより強いと思われる。私事であるが、40年ほど前に、大阪大学・岡田弘輔教授の研究室で卒業研究のテーマとして与えられた課題は、ナイロン工場廃棄物を分解する酵素の一つを精製するというものであった。
当時は、遺伝子工学の黎明期であり、抗体遺伝子の構造など画期的な成果がNature、Science、Cellなどに続々と掲載されていた時期であった。私の場合、卒研テーマとして与えられた酵素の精製がうまくいったことから、大学院では、「微生物の環境適応や酵素進化を理解するためのモデル系」という意味と、「遺伝子工学の研究室への技術導入」という目的から、その酵素の遺伝子組換え実験を始めることになった。その後、同じ研究室で助手・助教授として在籍させていただき、現在の大学に移った後も、テーマを中止する必然性がなかったことから、結果的に現在に至るまで、この流れの研究を続けることになった。研究内容として「立体構造に基づく触媒機構と熱安定化機構の解析」「加水分解酵素の逆反応を利用したアミド合成」「ナイロンポリマーの分解と再資源化を考慮したポリマーの探索」へと展開し、現在、「非天然アミノ酸の代謝工学に関する研究」を始めているが、最初の一歩がその後の研究を方向付けることになった訳である。
環境・エネルギー問題、医用材料・新薬・新機能物質の開発などにおいて、すでに中心的課題として認知されているものについては、多額の競争的資金が投入され、共通の目標に向かって多くの研究グループがしのぎを削っている。この中でも新規性と独創性が重要であることはいうまでもないが、現在注目されている分野は、これを注目させた先人の研究に基づくものである。一歩先んじた研究者は、個人の業績評価のみならず、産業化につながる場合、市場確保の面で優位になるが、その研究者でなくても別の誰かが同時期に成功するとすれば、社会全体から見れば、同等の恩恵を受けたことになる。一方、その研究者がいなければ、その分野が展開できないような研究もある。研究領域が細分化した現在では、独自性の高い題材を見いだすことが困難になりつつあるが、将来を担う研究者には、後者がイノベーションの原点であることを心に留め置いていただきたいと願う。
著者紹介 兵庫県立大学大学院工学研究科応用化学専攻(教授)
Published by 支部:関西 on 24 10月 2016
| 日時 | 2016年8月26日(金)13:20~19:30 |
|---|---|
| 場所 | 関西大学千里山キャンパス100周年記念会館 |
| 日時 | 2016年9月13日(火) |
|---|---|
| 場所 | 淡路夢舞台国際会議場 |
| 日時 | 2016年11月10日(木)13:00~16:45 |
|---|---|
| 場所 | 大阪府立大学I-siteなんば(大阪市浪速区敷津東2-1-41 南海なんば第一ビル2階) |
| 日時 | 2017年3月3日(金)13:00~18:30 |
|---|---|
| 場所 | 京都市成長産業創造センター (〒612-8374 京都市伏見区治部町105番地) |
Published by 学会事務局 on 24 10月 2016
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Published by 学会事務局 on 19 10月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年10月19日付で、第31回「バイオインフォマティクス」
が掲載されました。
Published by 支部:九州 on 19 10月 2016
(講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)
(講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)
E-a07 抗体薬物複合体の作製を目指したCCAP法の開発と作製したADCの機能評価
…○横田璃里1,橋本 駿1,辻井温子1,加藤太一郎1,馬場昌範2,伊東祐二1
(1鹿大院・理工・生命化学,2鹿大院・医歯学総合・健康科学)
(講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)
Published by 支部:九州 on 19 10月 2016
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
Published by 支部:九州 on 19 10月 2016
講演の部(13:00~15:00)
(支部長挨拶)
質問に対する回答の部(15:00~16:00)
質問をアンケート用紙へ記入してもらうか、若しくはスマホから投稿してもらうことで受け付け、それに対して講師の方が回答するコーナーを設ける。
大学院生との交流の部(16:00~17:00)
大学院に在籍する大学院生数名との交流会を行う。大学での研究活動の現状に対する理解と、琉球大学への進学や発酵産業への就職の動機付けとなることを期待する。
外山 博英(琉球大学農学部 亜熱帯生物資源科学科)
TEL/FAX: 098-895-8805 E-mail: toyama@agr.u-ryukyu.ac.jp
Published by 学会事務局 on 18 10月 2016
| 日時 | 2017年1月27日(金)13:00~ |
|---|---|
| 場所 | 九州大学西新プラザ (〒814-0002 福岡市早良区西新2-16-23) |
| プログラム |
(14:05 休憩) <若手研究者による機能性脂質の研究>
(15:15 休憩) 【一般講演】 (講演、質疑、交代をあわせて1演題15分)
「HDL機能としての抗酸化能とその臨床的意義」
|
| 参加費 | 参加費2,000円(非課税)、懇話会費4,000円(税込)ただし、いずれも学生無料 |
| 定員 | 講演会80名、懇話会50名 |
| 申込み方法 | メールにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記宛にお申込みください。懇話会参加の有無も必ずご記載ください。 |
| 申込先 | 〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩 TEL: 06-6963-8073 FAX: 06-6963-8079 E-mail: nagao@omtri.or.jp |
| 備考 | お申込みいただいたお名前等の個人情報は、参加確認および今後の学際的脂質創生研究部会講演会のご案内以外の目的には使用いたしません。 |
Published by 若手会 on 17 10月 2016
※2017年1月ごろから新規登録が行えない状況が発生していました。新規登録を希望された方、大変申し訳ございませんでした。現在は復旧しております。
大変遅くなりましたが、若手会メーリングリストを開設いたしました。
登録頂くと
1.ML管理者から配信されるメールを受信できます。
2.ML管理者から発信されるメールは、登録者全員宛の場合と、研究分野限定の場合とがあります。ML登録時に専門分野、ご興味のある分野を入力して頂くことで、当該分野の関連情報メールを受信できます。
3.過去に配信されたメールを閲覧することができます。
(注意) 登録者がMLでメールを送信することはできません。メール送信を希望される場合はbio.wakatekai@gmail.com宛にご依頼ください。
ML登録は下記のサイトから可能です。
http://133.6.182.46/sbj/login/signup/pw:BARDvzJwHgg=
登録後、メイン画面 ( http://133.6.182.46/sbj/ ) からログイン頂くと、「登録者情報の更新」と「過去のメールの閲覧」が可能です。
2014年~2016年の「夏のセミナー」、「総会・交流会(事前登録者のみ)」に参加された方は、既に登録が完了しております。登録情報の変更は上記の通り「メイン画面」からログインして頂き、変更ください。MLからの脱退を希望される方はbio.wakatekai@gmail.com宛にご依頼ください。
若手研究者の集い 幹事
Published by 支部:中部 on 11 10月 2016
| 日時 | 2016年11月4日(金)12:00~11月5日(土)12:00 |
|---|---|
| 会場 |
|
| URL | http://biotech.fpu.ac.jp/topics/2016/001827.html |
| 参加費 | 社会人 (教員・ポスドク等) 17,000円 学生 (学部生・院生) 10,000円 ※講演会参加費、宿泊費、懇親会費込 |
| 実行委員長 | 村上茂(福井県立大学生物資源学部 教授) |
| 問合せ先 | 福井県立大学 生物資源学部内 「第9回 北陸合同バイオシンポジウム」実行委員会 E-mail: hbio2016@fpu.ac.jp |
【主催】福井県立大学生物資源学部、石川県立大学生物資源工学研究所、富山県立大学生物工学研究センター
【共催】 日本生物工学会中部支部ほか
Published by 支部:中部 on 11 10月 2016


Published by 支部:中部 on 11 10月 2016
日本生物工学会中部支部のメールマガジンBBChubuの第10号(2016年10月号)を掲載しました。
⇒日本生物工学会中部支部 メールマガジン『BBChubu』(第10号)
(2.24MB)
BBChubuは、中部支部の会員相互の交流のためのマガジンで、研究紹介、留学体験、大学ブランド商品紹介、中部地区の企業紹介、コーヒーブレイクという会員交流広場(懸賞問題付き!)もあります。他支部の会員の方々にもお知らせいたしますので、ご覧いただき、ご意見をお送りください。懸賞問題へのご投稿もお待ち申し上げます。⇒BBChubu過去号はこちら
中部支部 BBChubu編集担当
Published by 支部:中部 on 11 10月 2016
BBChubuは、中部支部の会員相互の交流のためのマガジンで、2012年より年2回発行しています。研究紹介、留学体験、中部地区の企業紹介、コーヒーブレイクという会員交流広場(懸賞問題付き!)もあります。
他支部の会員の方々にもお知らせいたしますので、ご覧いただき、ご意見をお送りください。懸賞問題へのご投稿もお待ち申し上げます。
中部支部 BBChubu編集担当
| 『BBChubu』第12号 | 2017年10号発刊 |
| 『BBChubu』第11号 | 2017年4月発刊 |
| 『BBChubu』第10号 | 2016年10月発刊 |
| 『BBChubu』第9号 | 2016年4月発刊 |
| 『BBChubu』第8号 | 2015年10月発刊 |
| 『BBChubu』第7号 | 2015年4月発刊 |
| 『BBChubu』第6号 | 2014年10月発刊 |
| 『BBChubu』第5号 | 2014年4月発刊 |
| 『BBChubu』第4号 | 2013年10月発刊 |
| 『BBChubu』第3号 | 2013年4月発刊 |
| 『BBChubu』第2号 | 2012年10月発刊 |
| 『BBChubu』第1号 | 2012年4月発刊 |
Published by 支部:中部 on 06 10月 2016
【講演会】
13:10~13:50
「内共生細菌の進化と糖質利用戦略—なぜ、オリゴ糖は健康に良いか?—」
……… 鈴木 徹(岐阜大学・応用生物科学部)
13:50~14:30
「コーヒー豆マンノオリゴ糖の製造技術・健康機能及び商品への活用」
………黒澤 真一郎(AGF)
14:30~15:00
「機能性リン脂質の酵素合成」
………岩崎 雄吾(名古屋大学 大学院生命農学研究科)
【企業見学】15:15~17:00
(アクセス)
当日「近鉄白子駅東口」および「AGF鈴鹿株式会社」間の無料の送迎バスを準備いたします。
ご自分で来られる方は
【鉄道・バス】
伊勢鉄道線 玉垣駅より徒歩約15分
三重交通バス 石垣池公園バス停より徒歩1分
【車】
東名阪自動車道 鈴鹿ICより約30分
Published by 学会事務局 on 04 10月 2016
このたび、セルプロセッシング計測評価研究部会では、第29回日本動物細胞工学会2016年度国際大会(JAACT2016)の2日目に行われますシンポジウム "Cell- and Tissue-Based Assays"を共催という形で開催させていただく運びとなりましたのでご案内申し上げます。
セルプロセッシング計測評価研究部会員の皆様におかれましては、JAACT2016に会員価格でご参加いただけるようになっております。
Online Registrationシステムでの受付が10月10日(月)までとなっており、急なご案内になってしまい恐縮ではございますが、ご興味のある先生におかれまして是非この機会にご参加いただきますようお願い申し上げます。
JAACT2016: http://www.aeplan.co.jp/jaact2016/index.html
Symposium 3
日時:2016年11月10日(木)10:00 ~ 12:00
会場:神戸国際会議場
オーガナイザー: 産総研 藤田、京都大学 堀江
講演者:
申込み締切り: 2016年10月10日(月)
⇒参加申込みフォームはこちら
HP内に"Registration fee for JAACT/ESACT Member is available for the member of division of cell processing Engineering, the Society for Biotechnology, Japan (SBJ)"と記載されていますので、ご確認ください。
Published by 支部:関西 on 03 10月 2016
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
「知っているようで知らないこと」「今さら聞けないこと」ってありませんか?今回の講演は『培養』についての“知っておきたい”をもう一度確認できる内容です。生物工学分野の研究者にとって『培養』は日常的に行う実験操作のひとつです。しかし、その『培養』を支える技術は非常に奥が深く、基本をおろそかにするとせっかくの実験を台無しにしてしまいます。質疑応答時間もございますので、この機会に日頃疑問に感じていることを解消しましょう!
Published by 支部:関西 on 03 10月 2016
| 日時 | 2016年11月10日(木)13:00 ~ 16:45 |
|---|---|
| 場所 | 大阪府立大学I-siteなんば (大阪市浪速区敷津東2-1-41 南海なんば第一ビル2階) |
| 参加費 | 無料 |
| URL | https://www.sbj.or.jp/event/kansai_young_seminar_20161110.html |
培養は微生物研究をするうえで行う基本操作のひとつである。既製培地を購入するのか自ら培地を作製するのか、各成分は微生物増殖に必須なのか、試薬はラボにあるもので代替可能なのか、液体培地と固体培地はどう使い分けるのか、ちょっと特殊な微生物は敷居が高いのかなどなど。困った時、迷った時に役立つ情報を、演者がコレクションにおいて様々な原核生物を扱った経験から紹介する。
プラスチック器具は、今では生物学研究の現場になくてはならないものとなりました。身近にあって毎日使っていながらも、意外に皆さんが知らない、あるいは気づいていないプラスチック器具の知識もあります。これからのデータ取得に役立つような、より適した便利なプラスチック器具を選択できるポイントをご紹介いたします。
超純水・純水は基礎研究から研究開発、試験、製造、各種洗浄にまで、幅広い分野で利用されている‘基本’です。分析、試験、実験で再現性のある精度の高い結果を得るためには、結果に影響を与える要素が取り除かれて、かつ一定の水質を保っている水を用いることが必要です。特にバイオ実験・試験に用いる水は単に細菌が取り除かれているだけではなく、エンドトキシンが除去されていることなどメルクは、「水」に関して、第一線で研究・開発・医療・製造に携わる研究者、社会人の方から、これから研究室で実験を始めるという学生の方まで幅広く業務にお役立ていただける内容をお伝えいたします。
♦ 関連記事:【関西支部】若手企画委員会セミナー「知っておきたい培養のはなし」
Published by 若手会 on 03 10月 2016
本年度の生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会2016は、9月29に富山県富山市ANAクラウンプラザホテルにて開催されました。多数のご参加を頂き、ありがとうございます。
今回の生物工学会では、学生の発表の場を増やしたいとの思いから、若手会オーガナイズのプレゼンコンペを開催しました。多数の応募の中から9件の口頭発表を採択し、非常に活発なディスカッションを行うことができました。その中から、特に優秀なプレゼンを行った3名の発表者を、総会で表彰しました。
最優秀賞:松浦 理史さん(京都大学)
優秀賞:杉山 在生人さん(東北大学)、熊谷 仁志さん(大阪大学)
総会・交流会をご準備頂きました石川県立大学 小柳喬先生、富山県立大学 戸田弘先生をはじめ、本会をご支援頂きました皆様に深く御礼申し上げます。そして、全国よりはるばる富山にご参集頂きました参加者の皆様、誠にありがとうございました。本セミナーをきっかけに、皆様の交流の輪が広がっていくことを若手会一同、切に期待しております。
来年、広島大学 田島誉久先生が実行委員長をされる夏のセミナー(広島)でぜひお会いしましょう。
【総会の様子】

Published by 学会事務局 on 23 9月 2016
生物工学会誌 第94巻 第9号
松井 和彦
「思えば遠くへ来たもんだ」とは、1978年(昭和53年)に発売された武田鉄矢氏が率いる海援隊の楽曲のタイトルである。1980年には同名の映画の公開に合わせて再び発売され、1981年にはテレビドラマ化され、主題曲にもなったので、ノスタルジックなメロディーをご記憶の方も多いのではないかと思う。この曲の中に、「思えば遠くへ来たもんだ この先どこまでゆくのやら」という印象的なフレーズがある。
1981年に味の素(株)に入社以来、35年余の会社生活の中で、何度かこのフレーズが頭の中に浮かんできたことがあった。担当する研究開発テーマが大きく変わり、研究開発の方向性を見いだすべく、七転八倒した後で、また、新たな職場環境に慣れ、新たな役割期待にも応える自信がある程度芽生えてきたころに、あるいは、海外でジョイントベンチャー設立を命じられ、赴任地の生活環境にも慣れ、設立したベンチャー企業の基盤がようやくできあがったころに、「思えば遠くへ来たもんだ この先どこまでゆくのやら」というこのフレーズが頭を過ったものである。これから自分はどこへ向かうのか?と思い悩むのである。今、自分のキャリアを振り返ると、こういう時に新たな道に進むきっかけを与えてくれた人が自分の周囲にいたように思う。進む道の選択には不思議と縁というものがあったような気がする。思いのまま、「随意」とはいかないが、「随縁」、つまり縁に従ってきたのではないかと思う。
「人事を尽くして天命を待つ」ということわざがある。目標に向かって努力をするが、その結果は天にまかせるという意味である。このことわざの順序を逆に変えた「天命を待って人事を尽くす」という山村雄一元大阪大学総長の言葉の方が企業に勤める私には好ましく思える。第6回生物工学産学技術研究会で講師を務めていただいた江崎グリコ(株)の栗木隆氏も同じことを言っておられた。天から与えられた機会をとらえて、それを十二分に活かすように能動的に取り組むということのようだ。企業では研究開発の現場に新人として配属された方が、ずっと研究開発の最前線で活躍し、会社生活を終えるというケースは多くないと思う。ある日突然研究開発以外の部署への異動を命じられ、新たな職場で、これまでのキャリアにない役割期待に応えることが求められることがある。周囲が対象者のキャリアパスを検討したうえでの異動であることは想像に難くないが、自らが期待した通りであるとは限らない。しかしながら天命と捉えることで新たな業務に前向きに取り組めるように思える。
人事を尽くして天命を待つと、どうしても天命を自分の都合の良いように期待してしまう。期待通りにいかないと、自らに原因があったとしても、誰かを恨むことになるかもしれない。大学を卒業後、研究開発の現場で会社生活をスタートし、35年余の間にさまざまな職場や業務を経験させていただいた。思えば遠くへ来たもんだと実感するが、この先どこまでゆくのやらとも思う。新たな天命を待って人事を尽くしたい。
日本生物工学会は生物を研究対象として、実学、知・技の実用化を志す者が集う、切磋琢磨の場であると思う。ここ数年、徐々に年次大会への参加者が増え、また産学官の交流の場が増えてきたように感じる。生物工学産学技術研究会の懇親会で、ある学生の方から、就職活動がうまくいかず落ち込んでいた時に生物工学産学技術研究会に参加して産業界の方と意見交換し、もう一度就職活動に取り組もうという前向きな気持ちになり、幸いにしてその後就職することができたということを聞いた。会員の方々にとって、年次大会や本学会主催のさまざまな交流の場は、情報収集や研究ネットワーク拡大の場としてだけでなく、自らのキャリアを振り返り、新たな道に進むきっかけの場にもなっているのだと思った。本学会を介してさまざまなステークホルダー間の交流が活発になることを期待している。
著者紹介 味の素株式会社(上席理事)
Published by 学会事務局 on 23 9月 2016
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Published by 支部:西日本 on 21 9月 2016
日本生物工学会西日本支部第3回講演会が徳島で初めて開催されます。
今回は、ゲノム編集を取り上げたシンポジウムと、一般講演が開催されます。
聴講無料ですので、是非ご参加ください。⇒ポスターはこちら![]()
「ゲノム編集の原理と育種への可能性」
……村中俊哉(大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻)
「モデル昆虫(コオロギ)を用いた研究におけるゲノム編集技術の活用」
……三戸太郎(徳島大学大学院生物資源産業学研究部)
「ゲノム編集技術を用いたブタでの応用例」
……谷原史倫、音井威重(徳島大学大学院生物資源産業学研究部)

【共催】徳島大学大学院生物資源産業学研究部、日本ゲノム編集学会
一般講演注意事項
Published by 学会事務局 on 21 9月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年9月21日付で、第30回『DNA鑑定はなぜ「DNA」か』
が掲載されました。
Published by 学会事務局 on 20 9月 2016
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
第8回生物工学産学技術研究会を月桂冠株式会社昭和蔵ホールにて開催いたします。今回は、生物工学の原点である発酵技術に着目し、清酒醸造ならびにアミノ酸発酵において日本を代表する企業から「ものづくり」に対するチャレンジや商業化技術の最前線について、ご紹介いただきます。また、併せて、月桂冠 大倉記念館の見学会も企画いたしました。⇒アクセス
多数の方々のご参加をお待ち申し上げます。
Published by 支部:西日本 on 14 9月 2016
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちら![]()
日本生物工学会西日本支部 2016年度市民フォーラムを徳島大学常三島キャンパスにて開催します。
多数のご参加をお待ち申し上げます。
「植物工場におけるイチゴ生産のための安全管理技術の開発」
……宮脇克行(徳島大学大学院生物資源産業学研究部)
「微生物資源:酵母のいろいろな話」
……金子嘉信(大阪大学大学院工学研究科)
「霧で海水から真水を抜き取る?」
……松浦一雄(ナノミストテクノロジーズ株式会社)
「食品表示の現状について」
……三浦浩幸(消費者庁食品表示企画課)
パネルディスカッション「地方創生に関わる生物工学のとりくみ」
⇒ポスターはこちら![]()
実験A:「DNAを増やして、見てみよう!」
……湯浅恵造(徳島大学大学院生物資源産業学研究部)
実験B:「色で見える酵素反応」
……佐々木千鶴(徳島大学大学院生物資源産業学研究部)
実験C:「アルコール発酵とノンアルコールワイン調合体験」
……水野貴之(徳島文理大学理工学部)
【主催】日本生物工学会 西日本支部 2016年度市民フォーラム「地方創生に関わる生物工学のとりくみ-日本各地の活動とネットワークの必要性-」平成28年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公開促進費)「研究成果公開発表B)」 (2016.11.5、徳島大学、世話人:徳島大学・辻 明彦)
【共催】徳島大学大学院生物資源産業学研究部、日本生物工学会「生物資源を活用した地域創生研究部会」
Published by 支部:西日本 on 09 9月 2016
日本生物工学会西日本支部では2016年度学生賞候補者の推薦募集をしております。下記の要領に従って優秀な学生の推薦をお願いいたします。
(1) 西日本支部地域内の大学の修士課程(博士前期課程)、博士課程(博士後期課程)および高等専門学校専攻科の学生で生物工学会会員
(2) 生物工学会年次大会および支部講演会において口頭・ポスター発表した者もしくは本学会の和文・英文誌に論文を公表した者
Published by 学会事務局 on 02 9月 2016
昨年度から新たな試みとして始まった、第2回『研究討論シンポジウム』を今年度も開催させていただきます。
日時は第68回日本生物工学会大会の後日(富山、9月30日 金曜〜10月1日 土曜)
場所は、富山市内の鯰温泉(http://www.namazu-onsen.com)を予定しております。
本シンポジウムは、研究部会に関連する皆様が学会以外でよりフランクにご自身の研究活動のみならず、興味のある研究や分野について討論する機会を設けることで、研究部会の活性化と、共同研究などの促進を目指すものであります。
内容としては、ご参加いただいた方に自己紹介も含め現在の研究内容やご興味のある研究課題などを口頭にてご発表いただきます。
また、オーガナイザーの方でも議論いただきたいテーマをいくつかご用意させていただく予定です。
ご発表いただいた研究内容について、自由闊達に議論いただければと思っております。
本会を通じて、同じ部会に所属する研究者同士のコミュニケーション強化と、研究内容の理解を図ることで、本研究部会や生物工学会発の新たな研究や研究チームが生まれるのではないかと考えております。
是非とも、参加申し込み方法をご参照の上、ご参加頂きますようお願い申し上げます。
お申し込みはこちらhttps://goo.gl/forms/23r7sVDoyjn0Cqf92(申し込み締切9月5日)
また、本シンポジウムは共同研究や部会運営、さらには研究室運営までの幅広い議論を目的としておりますので、基本的に学生の参加は不可とさせていただきたく存じます(但し、アカデミック志望の学生の方はご参加いただけます)。このため、ご研究室のみならず知人の研究者の方などで本学会や部会にご興味のある方がいらっしゃいましたら、ご紹介いただき、奮ってご応募をご検討いただけますようよろしくお願い申し上げます。
プログラム詳細はこちら。
オーガナイザー 秋山 佳丈(信州大学)、金岡 英徳(名古屋大学)
Published by 学会事務局 on 31 8月 2016
Journal of Bioscience and Bioengineeringでは、2016年8月31日より新規投稿論文を新しい投稿システム(EVISE®)で受け付けています。
♦ 投稿サイト: https://www.evise.com/evise/jrnl/jbiosc
Author Agreementのテンプレートはこちらからダウンロードしてください。

改訂論文については従来通りEESで受け付けます。
♦ 改訂稿の投稿サイト:http://ees.elsevier.com/jbiosc/
論文を投稿される前に最新のInstructions to Authorsをご確認ください。
EVISEについては、EVISE® e-learningをご参照ください。
Published by 学会事務局 on 31 8月 2016
このたび、2016年9月9日にバイオマス循環利用研究部会(BRUF)の活動の一つとして、BRUF講演会を開催します。本研究部会のテーマの一つであるバイオマス循環利用・持続型生産体系の構築には、環境保全・生態維持に加えて、生物種の保護も考慮する必要があります。そこで今回は、霊長類の生態学研究で著名な松田一希先生(中部大学)をお招きして、特別講演会を開催します。
松田先生は、豊かな原生林と多様な生物が生息するマレーシアサバ州キナバタンガン地域で、主に絶滅危惧種テングザルの生態を長期に渡って追跡・解明されています。生物工学とは全く異なる観点から、バイオマス循環利用ならびに生態保全に関する知見・見分・人脈を拡げる絶好の機会になりうると期待されます。
初秋のお忙しい時期ですが、研究部会員および研究部会員以外の皆様のご参加をお待ちしています。
申し込み希望者は恐れ入りますが、2016年9月6日(火)までに田代宛にご返信(名前、所属、連絡先等)願います。
| 講師 | 松田 一希 先生(中部大学) |
|---|---|
| 講演タイトル | マレーシア・サバ州における長期テングザル研究:森林開発とテングザルの保全 |
| 日時 | 2016年9月9日(金) 15:00~16:00(予定) |
| 場所 | 九州大学農学部5号館211教室 ⇒アクセス ⇒キャンパスマップ マップ中の番号68が農学部5号館で、211号室は2階です |
| 企画代表者 | バイオマス循環利用研究部会 部会長 九州大学農学研究院 酒井謙二 (kensak@agr.kyushu-u.ac.jp ) |
| 問合せ 申込先 |
バイオマス循環利用研究部会 幹事 同上 田代幸寛 (tashiro@agr.kyushu-u.ac.jp ) |
Published by 支部:東日本 on 26 8月 2016
(公社)日本生物工学会東日本支部 主催
| 日時 | 2016年11月4日(金)13時~11月5日(土)16時 | ||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 場所 | 大学セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1) | ||||||||||||||||||||||||||||
| 開催趣旨 | 「研究室から飛び出よう!」 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 学生・一般合わせて 35名 (定員になり次第、締め切らせて頂きます。相互交流の観点から、学生はできるだけ指導教員と一緒に参加されるようお願いします。人数に限りがありますので、広く交流を図る目的から学生さんはなるべく1研究室あたり2名程度までの申し込みにご協力下さい。学生単独での参加も可能ですが、必ず指導教員の許可を得てからお申し込みください。また、特許に係る情報を含むプレゼンテーションには対応できませんので、ご了承ください。) | |||||||||||||||||||||||||||||
| 内容 | プログラム予定
本セミナーは、三つのプログラムから構成されます。 <研究発表会> 参加学生全員に、自分の研究内容について発表していただきます。一度学会で発表したものや、まだデータが出ていないもの、全然うまくいっていないものでも構いません。発表時間は10分間(+質疑10分間)を予定しています。全体の発表時間は限られておりますので、先着順で受付させていただき、枠が埋まった時点で学生さんの申込みを締め切らせていただきます。研究発表では研究室外の人にも実験の背景や目的、進捗状況などをわかりやすく説明することを心掛けて、スライドを用意してください。(PCはこちらでも用意いたしますが、持参等については申込後に確認します。) <自由討論会> 企業や研究所などで社会人として研究・開発に携わっている先輩方と、学生時代や現在の経験談、企業で必要とされる能力や研究の心得など様々なことについて、緊密かつ自由に語り合います。ふだんなかなか知ることのできない、企業人や大学教員の経験や知識に触れるチャンスです。 <基調講演、モーニングプレゼンテーション> 本セミナーでは、将来生物工学分野での活躍を目指す皆さんへのエールとして、生物工学分野で活躍されている大先輩に、ご自身の研究歴やご経験をお話しいただいています。また、モーニングプレゼンテーションでは、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の受賞者による講演を予定しています。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 参加申込 | 10月7日(金)までに、1) 氏名、2) 性別(部屋割りに必要)、3) 一般会員/大学教員/学生会員/学生非会員の別、4) 所属、5)連絡先住所、TEL、E-mail、6)その他連絡事項、を記入の上、件名を「第11回学生発表討論会申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。プログラム作成のため、学生の方には、参加申込締切後に簡単な要旨(500字程度)を作成して頂きますのであらかじめご承知おきください(要旨〆切は10月26日を予定)。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 参加費 | 参加費の支払は、当日受付時にお願いいたします。 学生会員3,000円(税込)、学生非会員4,000円(税込) 一般会員・・・大学教員10,000円(税込)、大学教員以外7,000円(税込) (いずれも宿泊代・夕朝昼食代・要旨集代込) 一般会員の皆様には、研究発表会において学生の発表に対する様々な視点からのご指摘や自由討論会での積極的なアドバイスをお願いします。定員に限りがありますので、下記申し込み先まで早めにお問い合わせください。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 申込先 | 日本生物工学会東日本支部 第11回学生発表討論会 担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部) E-mail: tohtsuki@yamanashi.ac.jp | ||||||||||||||||||||||||||||
Published by 学会事務局 on 25 8月 2016
第68回日本生物工学会大会講演要旨集の発送を開始しました。
大会の事前参加登録をされた方は、大会ホームページから講演要旨集PDFをダウンロードすることができるようになりましたのでご利用ください(2016年11月24日まで)。⇒ご利用方法はこちら
Published by 学会事務局 on 25 8月 2016
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PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 25 8月 2016
生物工学会誌 第94巻 第8号
田谷 正仁
皆さんは、実験ノートのデータや論文の図表を眺めながら、あれやこれやと想像を巡らし、それがある程度かたまって仮説となり、新たな具体的アイディアとなっていったという経験をお持ちではないだろうか。筆者は昔からこの想像を巡らすひと時が好きだった。
先日駅構内にある本屋さんをぶらついていたところ、受験シーズンということもあり、各種教科の受験対策本が積まれていた。何となくその中から現代文対策本を手に取りパラパラと頁を繰った途端に、遥か45年以上も昔の記憶がまざまざと蘇った。「本文中の傍線部分について作者の考えとして正しいものを次のから選べ」という設問である。高校生だった筆者は、現代国語の授業中に教科書の文章を題材にして、「作者の気持ちはこうだ」と先生が説明されたのがどうしても納得ができず、教科書の出版社を通じて作者に手紙を書き、自分が感じた「作者の気持ち」と先生の解説とどちらが近いか尋ねたことがある。若気の至りで今思い出すと赤面ものである(ちなみに返事は来なかった)。ただ、今でもこの類の受験問題が出されていることに多少の違和感を覚えた。つまり、ある文章を読んで何を感じるかは個々人で異なって当然であり、極論すれば正解などなくても良いと思うからである。件のような設問は、これから色々なことにチャレンジする若者の自由な発想(想像)を阻害するとさえ思えるのである。
日本には読み手・聞き手の想像をたくましくさせる伝統的な文芸がある。その代表が俳句であろうか。作者の世界がわずか17文字の中に凝縮されているため、読み手側の想像をかき立てる。「古池やかわず飛び込む水の音」―古池の場所は山里か/古刹の裏境内か?季節は(蛙の季語を気にしなければ)夏/秋?時間は昼下がり/夕暮れ時?蛙はガマガエル/トノサマガエル?そもそも飛び込んだのは1匹なのか/複数匹なのか?自分の過去の経験を重ね合わせ、どのような情景を想像してもどれも間違いだとは言えないように思う。一方、聞き手と一体となって物語を創る芸に落語がある。落語家は一人でナレーターから登場人物まですべてを演じなければならないために、細部にわたる描写には限界がある。したがって聞き手の想像に頼る部分がある。名人と言われる落語家ほど聞き手に想像する余地を残し想像を促す間の取り方がうまい。水を打ったようにシーンと静まり返った会場で、聞き手一人ひとりが想像を巡らしているのを確かめているかのようである。同じ演目を聞いても、各人異なった感想をもつことが落語の楽しいところでもある。
浅田次郎氏のエッセイ中で、次のような一文が目に留まった。―小説に限らず、あらゆる文学は人間の想像力を涵養する。そして、想像は創造の母である。近代アカデミズムにおいて、もっとも非生産的な分野にちがいない文学が、他の学問に伍して尊重された理由はこれであろう。人間が文学を非生産的なるものとして軽侮すれば、想像力は衰え、あらゆる文化は新たな創造ができずに停止し、退行する。このごろ問題とされている、「読書ばなれ」の真の弊害は、実はかように重大なものであると思われる(浅田次郎:つばさよつばさ、JALグループ機内誌スカイワード9月号、p. 109–112、2015より)。
氏の言うあらゆる文化の中に科学技術も含まれることは言うまでもない。大学の文系を中心とした学部再編成が取りざたされている昨今、「想像」と「創造」の関係性について考えさせられた。1のものを2に作り上げるのは比較的容易かもしれないが、ゼロから1を生み出すには想像力が必要であろう。皆さん、せいぜい想像に関する感性を磨き創造力を養おうではありませんか。本稿脱稿後、JT生命誌研究館館長の中村桂子先生が想像と創造について同様の話をしておられるのを知り、意を強くした(週刊文春6月16日号、p. 100–114、2016)。
著者紹介 大阪大学大学院基礎工学研究科(教授)
Published by 学会事務局 on 24 8月 2016
第68回日本生物工学会大会の初日(2016年9月28日)に2016年度学会賞の授賞式が開催されます。
【日時】2016年9月28日(水) 9:00~9:50
【会場】富山国際会議場 3階 A会場(メインホール)
9:00~9:05 会長挨拶
9:05~9:10 KSBB会長挨拶
9:10~9:20 名誉会員、功労会員推戴
9:20~9:50 各賞授賞式
受賞講演:
♦関連記事:【学会賞】2016年度学会賞受賞者決定のお知らせ
Published by 部会:代謝工学研究部会 on 23 8月 2016
日本生物工学会代謝工学研究部会では2016年度の活動の一環として、技術交流会を開催します。ご好評いただきました過去3回の交流会につづき、第4回交流会でも研究部会関係企業や大学院生、若手研究者を対象として、代謝シミュレーション技術の講習・実習を行います。今回から、代謝シミュレーションの実行環境をMatlab(無料体験版)に変更し、より実践的な実習を行います。また交流会の2日目では応用編として、OptKnockやフラックスバライアビリティー解析など、代謝工学に有用な新手法の解説と研究事例の紹介を行います。
初めての参加者はもちろん過去の参加者のみなさまにも、代謝シミュレーションの新たな用途を知る機会としてふるってご参加いただきますよう宜しくお願い申し上げます。
詳しくは、大阪大学大学院情報科学研究科 代謝情報工学講座ホームページ(http://www-shimizu.ist.osaka-u.ac.jp/hp/me.html)をご覧下さい。
Published by 学会事務局 on 19 8月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年8月16日付で、第29回「遺伝子解析」
が掲載されました。
Published by 学会事務局 on 01 8月 2016
2016年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー(2016年7月16~17日、東京都府中市・ホテルコンチネンタル府中にて開催)は、全国から過去最多の計152名(一般64名、学生88名)の方々にご参加いただき盛況のうちに終了いたしました。⇒活動報告はこちら
Published by 若手会 on 01 8月 2016
本年度の生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー2016は7月16日~7月17日に、東京都府中市・ホテルコンチネンタル府中にて開催されました。
今回は、夏のセミナーの原点である参加者間の交流を促進することに重点をおき、『熱』い議論の中から自然とつながりができると良いのでは、と考えました。初日は第一線で活躍する若手研究者の特別招待講演とポスターセッションを企画し、例年通りの優秀ポスター賞・飛翔賞ポスター賞に加え、優秀質問賞を創設し、参加者全員に熱が入る仕組みを導入しました。また、2日目の起業家マインド養成バイオリーダーズ研修では、参加者の熱い議論を促すために事前予習課題を提示し、当日はチームごとの議論・発表と、参加者の投票による優秀チームの表彰を行いました。
お陰様をもちまして全国から過去最多の計152名(一般64名、学生88名)のご参加をいただき、ポスター発表件数も84件と過去最大規模となりました。
【初日】
ウェルカム企画:ビール工場見学

ご厚意を頂きましたサントリー武蔵野ビール工場様に深く御礼申し上げます。
セミナー会場(ホテルコンチネンタル府中)準備
受付準備完了(主担当:董)

はじめに
まず、若手会会長の原田 和生先生(大阪大学)からご挨拶頂きました。
引き続き、実行委員長の河原より謝辞および本セミナーの趣旨説明を致しました。

講演会
講演会では、6名の先生方にご講演頂きました。研究成果に加え、これまでの研究者人生、研究過程を熱く語って頂き、素晴らしいご講演に感銘しました。
特別講演1 (座長:篠原)
『生体分子の恊働機能形式を進化デザインする』
梅野 太輔先生(千葉大学)

特別講演2(座長:山口)
『電子伝達蛋白質がつなぐもの』
石北 央先生(東京大学)

特別講演3(座長:太田)
『へいおまち!細胞凝集体を“握る”技術!!』
小島 伸彦先生(横浜市立大学)

特別講演4(座長:戸根)
『人工染色体技術の開発と創薬・医療への応用〜融合から何かが生まれる〜』
香月 康宏先生(鳥取大学)

特別講演5(座長:河原)
『次世代バイオロジクス創薬の熱い戦い~製薬企業研究者としての戦い方~』
鈴木 智香子先生(第一三共株式会社)

特別講演6(座長:山田)
『Think Hybrid. 異分野融合研究のすすめ』
竹内 昌治先生(東京大学)

会場の様子
活発なディスカッションが繰り広げられました。

その後、セミナー会場を模様替えしてポスター会場としました(主担当:山平)。
夕食後にポスターセッションへ。
ポスターセッション(主担当:南畑)
過去最大の84件のポスター発表で熱気に包まれました。

懇親会
乾杯後、優秀質問賞の表彰イベントを行いました(司会:福島)。
抽選で当たったポスター番号の方(景品:若手会ロゴ入りじゃがりこ)に優秀質問賞受賞者を理由と共に発表して頂きました(各10名)。
優秀質問賞(景品:特製アクリル楯)
安彦 弦太さん(協和発酵バイオ株式会社)
福谷 洋介さん(東京農工大学)
馬場 健史さん(九州大学)
今中 洋行さん(岡山大学)
南出 泰佑さん(東京工業大学)
福島 一幸さん(エーザイ株式会社)
岩田 紘宜さん(新日鉄住金エンジニアリング株式会社)
加藤 竜司さん(名古屋大学)
加瀬 央子さん(日本女子大学)
宮本 義孝さん(国立成育医療研究センター)

懇親会は夜遅くまで続きました。

【2日目】
研修セミナー(司会:羽城)
「起業家マインド養成バイオリーダーズ研修」
松本 正先生(株式会社レクメド)

松本先生よりご講演を頂いたあと、1チーム4~5人、1ブロック5~6チームの計5ブロック29チームに分かれ、『臍帯血を出発細胞とする再生医療』を題材としたベンチャービジネスの提案を考えました。
グループワーク(1時間半)では熱い議論が繰り広げられました。
1時間半はあっという間に過ぎ、制限時間が迫ってきました。まとめなければ。。。

時間内にペンで模造紙2枚に提案を書き、1チーム5分間以内で各ブロック内発表を行いました(予選)。1つの題材にも関わらず、これほど多様なビジネス提案が出てくるのかと驚きました!
ブロックメンバーの挙手による投票で、各ブロック代表チームを選抜しました。

決勝に選ばれた5チームは、壇上に模造紙を張り、全員の前で発表を行いました。さすが決勝戦、素晴らしい発表でした。鋭い質問も飛び交いました。
全員で投票箱に投票しました。

休憩をはさみ、集計して表彰式へ。
表彰式
ベストバイオリーダーズ賞(金賞)(景品:特製金メダル):A1チーム
山田 真澄さん(千葉大学)・大野 翔登さん(協和発酵バイオ株式会社)・高木 綾湖さん(神戸大学)・ 桝井 瑛司さん(東京大学)

バイオリーダーズ賞(銀賞)(景品:特製銀メダル):C2チーム
篠原 満利恵さん(東京大学)・岡橋 伸幸さん(大阪大学)・中宿 優太さん(東京大学)・西橋 友理子さん(日本女子大学)

実行委員の羽城より表彰が行われました。
受賞おめでとうございます!
最優秀ポスター賞(景品:賞状・特製クリスタルトロフィー)
佐用 かなえさん(横浜市立大学)
『おしくらまんじゅう培養法による骨髄疾患診断法の開発』

優秀ポスター賞(景品:賞状・特製メダル)
池内 暁紀さん(豊田中央研究所)
『大規模ゲノム再編を進化の駆動力とする新規育種技術』
小崎 一功さん(名古屋大学)
『細胞内機能性ペプチド探索系を用いた高活性ペプチドの取得』
里村 淳さん(京都大学)
『実験室進化Saccharomyces cerevisiaeの全ゲノム解析による熱適応戦略の分子解析』
田尾 文哉さん(横浜市立大学)
『スフェロイド六変化!』
立上 陽平さん(京都大学)
『根粒菌の生産するジベレリンが根粒数を制御する』
西村 勇哉さん(神戸大学)
『HER2受容体発現細胞を標的としたDDSキャリアの抗腫瘍効果の評価』
堀之内 貴明さん(理化学研究所)
『ハイスループット実験室進化とオミックス解析によるストレス耐性微生物の育種』
服部 修平さん(東北大学)
『低分子抗体-薬物複合体開発:リジン残基を標的とした化学修飾の起こりうる周辺環境の影響評価』

若手会会長の原田 和生先生より表彰が行われました。
ポスター賞受賞者の皆さん、おめでとうございます!
飛翔賞ポスター賞(景品:賞状・特製トロフィー)
鈴木 貴弘さん(神戸大学)
『担癌マウスを用いたポリアクリル酸修飾過酸化チタンナノ粒子の生体内分布の解明』
石西 諒さん(大阪大学)
『環境ストレス耐性植物作出に向けた極限微細藻類由来新規応答遺伝子の機能解析』
生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者が審査する「飛翔賞ポスター賞」の授賞を行いました。審査員は、安達 桂香さん、石井 友理さん(2016年受賞)、須志田 浩稔さん、徳山 健斗さん(2015年受賞)、岡橋 伸幸さん(2014年受賞)にお願いして、協議の結果、2名の飛翔賞ポスター賞を選んでいただきました。審査員より、授賞理由をコメント頂いた上で表彰していただきました。受賞おめでとうございます!

おわりに
今中 洋行先生(岡山大学)から、YABEC 2016のアナウンスをして頂きました。

続いて、田島 誉久先生(広島大学)から、来年の夏のセミナーについてアナウンスをして頂きました。

名残惜しかったですが、実行委員長の河原より皆様に御礼申し上げ、閉会とさせて頂きました。

最後に、セミナー会場前方にて集合写真を撮影しました。

本セミナーをご支援頂きました日本生物工学会、加藤記念バイオサイエンス振興財団、ご協賛・ご寄附を頂きました多数の企業様、そしてウェルカム企画の工場見学でご厚意を頂きましたサントリー武蔵野ビール工場様に深く御礼申し上げます。また、ご多忙の中、講演、研修セミナーをお引き受けくださった講師の先生方、会場利用で便宜を図ってくださったホテルコンチネンタル府中の皆様、本夏のセミナーの企画の機会を下さり、サポート頂きました若手会役員の先生方に心より感謝申し上げます。
そして、全国よりはるばる東京・府中にご参集頂きました参加者の皆様、誠にありがとうございました。本セミナーをきっかけに、皆様の交流の輪が広がっていくことを実行委員一同、切に期待しております。
来年、田島先生が実行委員長をされる夏のセミナー(広島)でぜひお会いしましょう!
<実行委員>
太田 誠一 東京大学
河原 正浩 東京大学(実行委員長)
篠原 満利恵 東京大学
董 金華 東京工業大学
戸根 悠一郎 日本新薬株式会社
羽城 周平 味の素株式会社
福島 一幸 エーザイ株式会社
南畑 孝介 九州大学
山口 哲志 東京大学
山田 真澄 千葉大学
山平 真也 東京大学
Published by 支部:東日本 on 27 7月 2016
2016(平成28)年5月28日
日本生物工学会 東日本支部長
石井 正治
日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ
日本生物工学会東日本支部は、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与できることといたしました。
本年は、8月9日(火)を応募締切とし、書類選考による一次選考通過者を対象として、8月19日(金)に第二次選考を兼ねた発表会を行います。なお、同発表会は、日本生物工学会会員に対して公開いたします。
多くの会員の皆さまのご応募をお待ちしています。
| 日程 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||
| 応募について | ||||||||
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1 | ||||||||
| 日本生物工学会東日本支部長賞 授賞規程 | ||||||||
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♦ 関連記事:
Published by 支部:東日本 on 27 7月 2016
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
日本生物工学会は、醸造、醗酵生産における技術・学術的発展を目指して活動し、間もなく100周年を迎えます。その歴史の中には、有用微生物や細胞株の単離技術、培養技術や、遺伝子工学を含めた育種技術、生産物の分離技術や精製技術、殺菌や品質管理の技術など、様々な技術のの進展が含まれます。
今年度の「生物工学フォーラム」では、第1部は「醗酵装置・醗酵生産技術の温故知新」と題し、醗酵装置、撹拌技術や醗酵生産制御などの技術の進展と、最新の話題などを取り上げ、生物工学分野での技術的な課題がどのようにして克服されてきたのか、その歴史を鑑みつつ将来を見渡してみたいと思います。また第2部では、日本生物工学会東日本支部で活躍する若手研究者を顕彰する目的で新設しました「日本生物工学会東日本支部長賞」の選考会を兼ねた、受賞候補者の研究講演会を行います。
⇒日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ(応募締切:8月9日)
| 日時 | 2016年8月19日(金)13:00~ |
|---|---|
| 場所 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部 フードサイエンス棟 中島董一郎記念ホール (文京区弥生1-1-1) |
| プログラム | 第1部 「醗酵装置・醗酵生産技術の温故知新」
第2部 「日本生物工学会東日本支部長賞候補者講演会」
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| 参加費 | 【フォーラム】
|
| 事前登録締切 | 2016年8月12日(金)17:00 ※当日受付も行いますが、なるべく事前登録をお願い致します。 |
| 申込方法 | こちらのフォームに必要事項(氏名、所属、会員種別、E-mail、TELおよび懇親会参加の有無)を明記してお申込みください。 |
| 申込・ 問合せ先 | 日本生物工学会 東日本支部 支部長: 石井 正治(東大) E-mail: amishii@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp 担当幹事: 鈴木 市郎(横国大) E-mail: suz-1@ynu.ac.jp |
Published by 学会事務局 on 27 7月 2016
第68回日本生物工学会大会(2016)のプログラムPDFを公開しました。
事前参加登録の締切は8月5日(金)17時です。大会への参加を希望されている方はお早めにお申し込みください。参加費の入金確認後、参加章・要旨集・領収書をセットでお送りします(8月25日以降順次発送予定)。
当日参加を希望される方は、富山国際会議場 1階総合受付の窓口にお越しください。8:00から受付を開始します。
Published by 学会事務局 on 25 7月 2016
2015年7月10日(金)にセルプロセッシング計測評価研究部会主催の第7回若手研究シンポジウムが名古屋大学東山キャンパスで開催されました。全国から集まった大学院博士課程の学生6名により非常に多岐にわたる研究が発表されました。いずれも大変興味深い発表内容で、発表後も活発に質疑討論が行われました。
複数の審査員による厳正な審査の結果、下記の河合駿さんがYoung Researcher’s Award(研究奨励賞)に選ばれました。おめでとうございます。
平成27年度(2015年度)Young Researcher’s Award(研究奨励賞)受賞者
河合 駿さん (名古屋大学 創薬科学研究科)
演題名:ペプチドトランスポータPtr2pにおける基質選択性予測解析」

本シンポジウムに参加された方々の今後のさらなるご発展を心よりお祈り申しあげるとともに、審査にご協力いただいた先生方には大変感謝申し上げます。
Published by 学会事務局 on 25 7月 2016
セルプロセッシング計測評価研究部会主催の第8回若手研究シンポジウムが2016年7月15日(15時から18時)に東京大学本郷キャンパスにて開催されました。今年は、大学院博士課程、ポスドク合わせて計6名の方に発表していただきました。発表時間を昨年より延長し発表14分、質疑8分という時間配分の中、日頃の研究を凝縮した熱心なご発表と活発な質疑討論がなされました。
非常にレベルの高いご発表で接戦ではありましたが、厳正な審査の結果、下記の1名がYoung Researcher’s Award(研究奨励賞)に選ばれました。
平成28年度(2016年度)Young Researcher’s Award(研究奨励賞)受賞者
矢嶋 祐也さん (千葉大学大学院工学研究科)
発表演題:コラーゲンマイクロ粒子を足場として利用するシート状3次元組織の作製
本シンポジウムに参加された方々の今後のさらなるご発展をお祈りしております。また、雨天の中お越しいただき、審査にご協力いただいました先生方に感謝申し上げます。
Published by 学会事務局 on 25 7月 2016
生物工学会誌 第94巻 第7号
高見澤 一裕
科学技術基本法が成立してから20年が経過し、科学技術基本計画も5期目に入った。これと連動してか、教育基本法と学校教育法が数回改正された。大学は、人材養成に加えて、社会との関わりをより強くすることを要求されるようになった。さて、この間、大学と社会との関わりはどのように変化したのか、産官学連携データ集2014–2015を中心に調べた。大学発ベンチャー数は、2246社でここ数年は漸増である。2003–2006年度では毎年200–250社が設立されたが、2010–2013年度では毎年47–69社しか作られていない。ベンチャー設立の機運はしぼんでいる。特許権実施収入は約22億円、特許出願件数は約9300件である。仮に特許権実施収入が売り上げの1%とすると、日本の大学全体で2200億円の経済効果を上げたことになる。
アメリカではスタンフォード大学やマサチューセッツ工科大学のように1大学で年間50億円を超える特許権実施収入がある大学が多くあり、国全体での大学の特許収入は2000億円を超えるといわれている。同様に計算すると経済効果は20兆円である。ところで、特許取得総件数の国別ランキングでは日本が34万3484件で、2位のアメリカ(22万8918件)に大差をつけてトップとなっている。民間企業を見習って大学にも頑張ってもらい、科学技術立国を実現したいと考える向きが多いのであろう。科学技術立国日本と叫ばれてからかなりの年数が経過している。2016年度からの第5期科学技術基本計画では、未来の産業創造という目標が入った。
私は、2003–2004年の大学発ベンチャー設立を社会的に強く要求された時期に、バイオレメディエーションを正しく普及するための組織を学内の同僚とともに、NPO法人岐阜大学環境技術研究会として立ち上げた。そして、その実施母体として株式会社コンティグ・アイに参画し、一つの事業部門を作った。関連特許を7件出願して、DNAマイクロアレイによる塩素化ハロゲン分解菌数の計測、添加栄養物の決定、地下水流動解析に基づく栄養物の注入位置の設計を主として事業展開を行った。幸い、当初は順調に業務展開でき、数名ではあるが新規雇用につなげることもできた。
しかし、10年も経過すると、社会情勢が変わり、さらに、まったく別の観点からの新たな技術開発も加わって、事業を維持することで精一杯である。第2の柱として、ソフトバイオマスからのバイオエタノール生産の業務を始めているが、なかなか社会情勢が伴わない。次に、プールやスーパー銭湯の新たな殺菌方法を開発して事業展開している。このように3本の柱を軸に社会貢献しているが、実情は、かろうじて維持できているということである。次々と新たな事業展開をしないと雇用は維持できない。教授兼社長ではなく、実務の先頭に立つことはないが、大学発ベンチャーの限界も感じている。技術には賞味期限・消費期限があり、ベンチャーにも賞味期限がありそうだ。
ところで、科学技術基本法が成立してからの人口当たり全分野の国別論文数を調べると、日本は、2014年は37位で1982年の12位からだんだん低下している。同様に全論文数も伸びず、漸減している。特許出願数の増加や特許権実施収入の増加と相反する現象である。単純に、社会実装を大学に求められるようになって論文数が減ったとは考えにくいが、気に留めておく必要のある事実である。科学技術基本計画では、大学には、極端に言えば、ノーベル賞級の研究成果を上げ、特許権実施収入でも数十億から数百億円を稼ぎ、ベンチャーのエンゼルになるようなスーパー教授を輩出することが望まれているようだ。しかし、これはあまり現実的ではなく、大学では、専門分野と研究者に応じた時間軸で基礎研究と応用研究に邁進し、その成果を主として人材育成に還元することが基本である。急がば回れ、大志を持った優れた人材の活躍によって社会が発展する。
著者紹介 岐阜大学名誉教授、放送大学岐阜学習センター客員教授、愛知文教女子短期大学非常勤講師、
NPO法人岐阜大学環境技術研究会副理事長、株式会社コンティグ・アイ取締役
Published by 学会事務局 on 25 7月 2016
SBJシンポジウムは、日本生物工学会がカバーする広い科学技術・教育分野において、産官学の連携を深め、さらにはアジアをはじめとした諸外国の情報や動向について討議することを目的として、創立100周年に向けて2014年度にスタートしました。
Published by 学会事務局 on 21 7月 2016
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Published by 学会事務局 on 20 7月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年7月20日付で、第28回「遺伝子組換え農作物」
が掲載されました。
Published by 支部:九州 on 06 7月 2016
第23回日本生物工学会 九州支部飯塚大会を九州工業大学 情報工学部にて下記の要領で開催します。
多数のご参加をお待ち申し上げます。⇒このページの印刷用PDFダウンロード
| 日時 | 2016年12月3日(土)9:30~17:36 |
|---|---|
| 場所 | 九州工業大学 情報工学部講義棟(飯塚キャンパス:福岡県飯塚市川津680-4) ⇒会場案内図 ⇒飯塚キャンパスへのアクセス ![]() 飯塚バスターミナル、JR新飯塚駅を巡回するスクールバスを無料運行します。 ⇒チャーターバス時刻表 |
| プログラム | 【一般講演】⇒プログラムはこちら
【特別講演】特別講演会場(2201教室)13:10~14:50 学会会長挨拶…五味 勝也(東北大学大学院農学研究科・日本生物工学会会長) 「細菌の好気的代謝の多様性と微好気型オキシダーゼの最初の立体構造」 「ミトコンドリア呼吸鎖電子伝達系 —創薬ターゲットとして—」 |
| 講演申込み 締切 | 2016年10月7日(金)必着 |
| 講演要旨 締切 | 2016年11月4日(金)必着 |
| 参加費 | 一般2,000円、学生1,000円(税込、講演要旨集代を含む) |
| ミキサー | 2016年12月3日(土)18:00~19:30 九州工業大学 生協食堂(参加費無料) |
| 問合せ先 | 九州工業大学 情報工学部 生命情報工学科 日本生物工学会九州支部 飯塚大会実行委員長 坂本 順司 〒820-8502 飯塚市川津680-4 TEL. 0948-29-7823 E-mail: |
九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。(受付は終了しました。)
なお、送信時の件名は「第23回支部大会/発信者名」としてください。
【学生賞】
学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。
一般講演の申し込みをされる学生会員で学生賞の審査を希望される方は、申し込み時に指導教員名とともに学生賞希望(修士の部・博士の部いずれか)を明記してください。
(注)一般講演は一人一題のみで、複数の講演はできません。
また、すべての講演は液晶プロジェクターを用いて行う予定です。
PCは講演者ご自身でご持参下さい。接続はVGA端子(D-Sub 15ピン)です。
Published by 若手会 on 04 7月 2016
本年も生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会を大会2日目の夕刻に開催いたします。
皆様どうぞご参加ください。⇒開催報告はこちら
混雑緩和のため事前登録に御協力ください。
事前登録をされた方は、参加費を下記の口座に振り込んで頂けますと幸いです。
振込先:
ジャパンネット銀行・すずめ支店(002) 普通預金
口座番号: 7295996
口座名義: 生物工学若手研究者の集い
夏のセミナーの口座とは異なりますので、ご注意ください。
会費は当日若手交流会会場の受付でもお支払いいただけます。
Published by 学会事務局 on 24 6月 2016
生物工学会誌 第94巻 第6号
水光 正仁
今年の3月で定年退職を迎えることになり、最終講義を行った時、今までの研究を振り返ることになった。講義のタイトルを「基盤研究から国際共同研究そして地域創生研究へ」とした。ある若手の先生からは、私に対して「先生は世話焼き人生を送ってこられたから、そのやり方を教えてほしい」とリクエストがあった。
科研費(基盤研究)の申請、採択、活用を通じての「世話焼き」を紹介したい。思い起こすと、宮崎大学赴任当時から、常に科研費を意識し、年の初めの1月には、1年間の論文投稿の計を立てて、必ず9月までに掲載またはアクセプトにもって行くようにし、最新年度の論文をより多く見せることに努めてきた。また、申請書は、必ず身近な研究者に読んでもらうようにし、さらに研究室の学生にも読んでもらった。時々学生のシビアな指摘に肝を冷やしたことも思い出した。言われればなるほどという経験も数多くした。結果的に、ほぼ毎年何らかの科研費を獲得することができた。その科研費で購入する機器などは、私以外の人も利用できるものとすることに徹した。実は、これが研究室や周りの研究者とうまくやる「世話焼き人生」のスタートだったかもしれない。
国際共同研究に関しては、留学した際のボスであるロックフェラー大学ノーベル賞学者Lipmann教授とポスドクであったLiu博士(現、オハイオ州トレド大学薬学部教授)との出会いがきっかけとなった。実は、Lipmann教授が亡くなる前、ノーベル賞受賞金で購入されたニューヨーク近くの山荘で、「今後は水光とLiu博士は共同で「硫酸化」の研究をしてくれ」とお願いされ、その後すぐに亡くなられたので、それが、遺言となった。私達は、そのことを忠実に守り、30年間、国際共同研究を続けている。夏になると、学生を連れて、Liu博士のいるオクラホマ大学、テキサス大学そして現在のトレド大学へ行き実験を行い、また、ビールを飲みながら将来の研究計画を語ってきた。米国へ連れて行った学生は23名にもなっていた。これらの実績が、文部科学省主催の「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」へとつながり、今も活発に研究を展開している。
地域創生研究に関しては、まず、基盤研究の応用として宮崎県、企業と連携し大型研究プロジェクトを立ち上げた。2004年、JST主催の「宮崎県地域結集型共同研究」(食の機能を中心としたがん予防基盤技術創出)に採択され、5年間13億円の研究費を頂いた。今まで、購入できなかった遺伝子、タンパク質解析機器そして生理活性物質分離装置が、地方の宮崎に入り、100名もの地域の研究者の基盤技術を構築した。
南九州の風土病といわれるウイルス性の成人T細胞白血病(ATL)とC型肝炎ウイルスによる肝臓がんの発症機構解明と食による予防技術の開発を行った。特に、ただ1度の実験で、10項目の食品の機能性を推定する技術開発は、きわめて優れた成果となった。その推定実験から、ブルーベリー葉の熱水抽出物に両ウイルス原因病に対して予防効果を確認し、その活性物質も特定できた。この研究は、農学と医学そして工学分野が連携した、世の中に貢献する究極の研究であったと思っている。また、食の安心・安全を目指し、宮崎県と連携した農産物の残留農薬分析を基盤技術とした「(一般社団法人)食の安全分析センター」の設置も地域に貢献する事業となった。
これらの一連の研究は、研究技術はもとより、研究管理技術の能力が要求され、人の輪が最終的にもっとも重要であることも勉強した。さて、研究室の整理をしていると、懐かしい本・文献が山ほど出てきた。つい内容を読んでしまい、クラシックな技術も重要、そして最先端の技術はなお重要であることを感じた。多くの卒業生の知の結集は、卒業論文、修士論文そして博士論文となっている。これだけは、捨てられないでいる。
がむしゃらにやってきた36年間の大学での研究生活は、あっという間に過ぎて、まだまだやり残したことは多くあるが、次の世代に任せたい。次の世代の人たちも、研究を面白がってやって頂きたい。好奇心とは、すべてを発展させる原動力である。社会に送り出した多くの卒業生の活躍と学会などでできた多くの友人のご活躍を祈って筆を置きたい。
著者紹介 宮崎大学理事・副学長(研究・企画担当)
Published by 学会事務局 on 24 6月 2016
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Published by 学会事務局 on 21 6月 2016
生物工学会誌第94巻6号掲載
吹谷 智
今年のKSBB春季大会は、4月20日(水)から4月22日(金)の3日間、韓国南部の都市である慶州(キョンジュ)市で、2014年の12月にオープンした国際会議場HICO(Hwabaek International Convention Center)を会場として開催された。慶州は紀元前から1000年もの間続いた新羅王国の首都であった地で、石窟庵・仏国寺などの仏教建築や王族の墓(古墳)などの史跡が市内に数多く保存されており、これらがユネスコ世界文化遺産に登録されている大変歴史のある都市である。

KSBB春季大会が開催された慶州市HICO
左から金美海先生、福﨑英一郎先生、筆者
大会では、3題のPlenary Lectureおよび9つの国際シンポジウムを含む19のシンポジウムが設置され、約100題の口頭発表が行われた。口頭発表者の4割は海外からの参加者で、非常に国際色豊かな学会との印象を受けた。その他に500題のポスター発表が行われ、約1300人が参加されたとのことであった。日本からは富山県立大学の浅野泰久先生、大阪大学の紀ノ岡正博先生が招待されており、Keynote Speakerとして講演された。本学会からはSBJ Invited Speakerとして、大阪大学の福﨑英一郎先生[功績賞]・金美海先生[奨励賞(照井賞)]、筆者[奨励賞(斎藤賞)]が講演を行った。印象に残ったのは、学生と思われる若い方が、ポスター会場での発表やシンポジウム会場での質疑を英語で活発に行っていた点である。現在進行形で進んでいる国際化の流れを考えると、本学会でもこのような英語でのやり取りを推進する取組みが必要と感じた。
KSBB会長をはじめとして、運営メンバーの先生方および事務局の方には大変親切な対応をしていただき、何の不自由もなく大会を満喫することができた。21日の夕刻に行われた懇親会では、若い先生方からKSBBの重鎮の先生方までさまざまな先生方と交流することができ、韓国流の乾杯の仕方も教わった。また二次会も開催していただき、両国での研究生活の違いなどの話題で大いに交流が深まった。22日早朝には本学会とKSBBのBoard meetingが開催され、朝食をとりながら今後の交流のあり方について意見を交換した。筆者にとっては初めての経験だったが、より良い国際交流のために、両学会の先生方が色々と知恵を絞って議論することの重要性を学ぶことができた。
最後になりましたが、お世話になりましたKSBBの先生方・スタッフの皆様、特に訪問前から大会期間中までさまざまなお気遣いを頂いた漢陽大学のJong Wook Hong先生、事務局のMs. Hyewon Khoに篤く御礼申し上げます。また、本大会に参加する機会を与えていただきました本学会の先生方、事務局の皆様に心より御礼申し上げます。

Board meetingでの記念撮影
左からProf. Choul-Gyun Lee(InhaUniv.)、金先生、筆者、福﨑先生、
Prof. Jong Wook Hong(HanyangUniv.)、Prof. Seung Pil Pack(Korea Univ.)、
Prof. Soonjo Kwon(Inha Univ.)
Published by 学会事務局 on 21 6月 2016
会員の皆様からご推薦いただきました候補者から受賞候補者選考委員会にて選考を行い、2016年5月19日の理事会にて本年度の学会賞受賞者が決定しました。 ⇒受賞者紹介![]()
授賞式は第68回日本生物工学会大会の期間中に開催されます。皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】2016年9月28日(水)9:00~9:50
【会場】 富山国際会議場 3階 A会場(メインホール) (富山市大手町1番2号)
受賞講演:
生物工学功労賞・生物工学賞・生物工学功績賞受賞講演(9月28日)プログラム
生物工学奨励賞・生物工学アジア若手賞受賞講演(9月29日)プログラム
園元 謙二(九州大学 大学院農学研究院)
「アプローチをデザインするスマート発酵工学の基盤研究 」
本多 裕之(名古屋大学 大学院工学研究科)
「短鎖ペプチドの新機能発現に関する研究」
坂口 正明(サントリースピリッツ (株))
「産学連携活動の新規提案と推進による学会の活性化」
松井 和彦(味の素 (株))
「産学連携活動の活性化策の検討と企画・運営」
伊藤 考太郎(キッコーマン (株))
「しょうゆ醸造に寄与する麹菌由来グルタミナーゼに関する研究」
松浦 友亮(大阪大学 大学院工学研究科)
「セルフリータンパク質合成系を用いた進化分子工学技術の開発」
河原 正浩(東京大学 大学院工学系研究科)
「キメラ受容体による細胞運命制御系の構築とライブラリー選択への応用」
該当者なし
Choowong Auesukaree (Mahidol University, Thailand)
Molecular mechanisms underlying yeast adaptive responses to environmental stresses and pollutants
Uschara Thumarat (Prince of Songkla University, Thailand)
Biochemical characterization and molecular engineering of recombinant cutinases and carboxylesterase from a thermophilic actinomycete, Thermobifida alba AHK119
Published by 学会事務局 on 21 6月 2016
*はCorresponding authorを示す。 所属は論文掲載時のもの
Published by 学会事務局 on 15 6月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年6月15日付で、第27回「微生物が作る農薬」
が掲載されました。
Published by 学会事務局 on 14 6月 2016
トムソン・ロイター(Thomson Reuter)より、Journal Citation Reportsの2015年版がリリースされました。Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) のインパクトファクター値(IF)は、1.964で過去最高となりました。英文誌編集委員会では日々迅速かつ厳正な審査を続けております。今後とも、JBBへの投稿、査読および引用などご協力をよろしくお願いいたします。
2016 Release of Journal Citation Reports with "Source: 2015 Web of Science data."
Journal Citation Reports is a registered trademark of Thomson Reuters. All rights reserved.
Published by 学会事務局 on 07 6月 2016
この度、7月15日(金)にセルプロセッシング計測評価研究部会主催のシンポジウム開催を予定しております。生物工学若手会 夏のセミナー2016(東京、7月16日(土)~17日(日))の前日に東京大学本郷キャンパスで開催されます。
本シンポジウムは、研究部会に関連する皆様のご研究において、大きな貢献をされていると思われる博士後期課程学生およびポスドク研究者の研究を奨励し、表彰の機会を設けることで、研究部会の活性化と、生物工学会を牽引する若手研究者の自覚と育成を、目指すものであります。
シンポジウム内容としては、若手の研究発表が中心となってしまいますが、本会を通じて、次世代を担う若い世代の研究者のアクティビティーを知っていただき、表彰を通じて発表する若手研究者に本研究部会や生物工学会に、愛着と帰属意識を強く持ってもらうことで、研究部会にご所属の多くの研究室の発展にも貢献できると考えております。
是非とも、参加申し込み方法をご参照の上、ご参加頂きますようお願い申し上げます。
また本シンポジウムでのご発表をいただく方々は、研究部会より「日本生物工学会セルプロセッシング計測評価研究部会Young Researcher’s Award(和名:若手研究奨励賞)」の選考対象とさせて頂きます。このため、ご研究室に該当されるような博士後期課程学生またはポスドク研究者の方がご在籍の場合には、発表応募要項をご参照の上、奮ってご応募をご検討いただけますようよろしくお願い申し上げます。
皆様の暖かいご支援を賜れますようお願い申し上げます。
オーガナイザー: 森 英樹(大阪府立大学)、伊野 浩介(東北大学)
募集要項等、詳細につきましてはこちら
をご参照ください。
プログラム
をアップしました。
Published by 支部:関西 on 03 6月 2016
| 日時 | 2016年8月26日(金)13:20~19:30 |
|---|---|
| 場所 | 関西大学千里山キャンパス100周年記念会館(大阪府吹田市山手町3丁目3番35号) |
| 参加費 | 1,000円(税込)/学生 無料 |
京都大学大学院農学研究科 岸野 重信
リノール酸などの不飽和脂肪酸は、腸内細菌にとって生育阻害をもたらすことが知られている。我々は、乳酸菌がリノール酸を効率よく代謝することを見いだし、その代謝について詳細に解析を行った結果、乳酸菌によるリノール酸代謝はさまざまな中間体を含む複雑な飽和化代謝であることを明らかにした。本講演では、乳酸菌の不飽和脂肪酸飽和化代謝と代謝中間体の生理機能について紹介する。
神戸大学大学院農学研究科 大澤 朗
食品には消化管から簡単に吸収されるもの、されないもの、そして胃酸、消化酵素、胆汁あるいは腸内細菌叢に暴露されさまざまな物質へと代謝変換されてヒトの健康状態に影響を及ぼす成分が含まれている。この動態に鑑み、我々はいわゆる「ヒト腸管モデル」に食品成分を供した際の免疫応答、細菌叢および代謝物産物解析によってその食品成分の機能性・安全性をヒト介入試験に先立って評価するシステムを構築したので紹介する。
協同乳業株式会社 研究所技術開発グループ 松本 光晴
腸内細菌の低分子代謝物は腸管腔から吸収され血中に移行し全身に影響を与える。我々は、代謝物の中でも多様な生理機能を有するポリアミン(PA)に着目してきた。本演題では、腸内細菌を利用して腸内PA濃度を高める機能性食品開発を目指した一連の研究を紹介する。具体的には、PA増強物質探索のための統一食事後のヒト糞便メタボローム解析と有効成分アルギニンの発見、in vivo試験での効果、複数菌種を介したアルギニン—PA産生経路ついて紹介する。
京都大学大学院生命科学研究科 片山 高嶺
ヒトの腸内細菌叢は一生の間で少なからず変動するが、もっとも大きな変化は出生から離乳時にかけて見られる。母乳栄養児の腸管においては授乳開始後速やかにビフィズス菌が増殖するが、このフローラは離乳とともに消失する。このことはつまり、人乳中にはビフィズス菌を選択的に増殖させる因子が存在することを示唆している。本講演では、ビフィズス菌が有する母乳オリゴ糖分解経路について紹介することで、ヒトとビフィズス菌の共生・共進化について考えたい。
森永乳業株式会社 基礎研究所 清水 金忠
我々は、ヒト常在性ビフィズス菌種Human-Residential Bifidobacteria(HRB)とそれ以外の種non-Human-Residential Bifidobacteria(nHRB)の本質的な差異を見いだすことを目的に、データ駆動型の研究を行っている。本発表では乳児に棲息するHRBの特徴を中心にいかにヒトの母乳との親和性を高めてきたかについて紹介する。
株式会社メタジェン・慶應義塾大学先端生命科学研究所 福田 真嗣
「茶色い宝石」この言葉が生まれた背景には、長年の腸内フローラ研究で培われた実験技術や知見、そして近年の技術革新による分析装置のブレイクスルーがあったことに他ならない。本発表では、ヒトの健康状態に影響を与えることから、異種生物で構成される「もう一つの臓器」とも言える腸内フローラの機能について概説するとともに、「腸内デザインによる病気ゼロ社会」の社会実装に向けた我々の近年の取組みについて紹介する。
♦ 関連記事:【関西支部】第109回 醗酵学懇話会「腸内フローラ研究の新展開」
⇒関西支部Topへ
Published by 支部:関西 on 03 6月 2016
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちら![]()
次世代シーケンサーをはじめとする近年の解析技術の進歩は、私たちの健康に深く関わる腸内フローラ研究に急激な新展開をもたらしています。大学・企業の研究者の方に最先端の研究をご紹介いただくとともに、腸内フローラに関する研究・開発の将来を討論していただきます。多数のご参加をお待ちしています。
12:30~ 受付開始
13:20~13:25 開会の辞……高木 博史(関西支部支部長・
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
13:25~13:55
「嫌気性細菌に特異な不飽和脂肪酸飽和化代謝の解明と新規機能性脂肪酸創出への応用」
…………岸野 重信(京都大学大学院農学研究科)
13:55~14:25
「機能性食品成分の機能性・安全性評価の新展開」
…………大澤 朗(神戸大学大学院農学研究科)
14:25~14:55
「腸内細菌の代謝産物コントロールをターゲットとした機能性食品の開発」
…………松本 光晴(協同乳業株式会社 研究所技術開発グループ)
14:55~15:10 休憩
15:10~15:40
「母乳オリゴ糖とビフィズス菌 -共生と共進化-」
…………片山 高嶺(京都大学大学院生命科学研究科)
15:40~16:10
「ビフィズス菌種の由来と母乳に対する親和性の違い」
…………清水 金忠(森永乳業株式会社 基礎研究所)
16:10~16:40
「茶色い宝石が切り拓く病気ゼロの社会」
…………福田 真嗣(株式会社メタジェン・慶應義塾大学先端生命科学研究所)
16:40~16:50 休憩
16:50~17:20
パネルディスカッション「新技術は腸内フローラ研究に何をもたらすか」
…………片倉 啓雄(関西大学化学生命工学部)
17:20~17:25 閉会の辞……片倉 啓雄 (関西支部副支部長・関西大学化学生命工学部)
17:30~19:30 懇親会 レストラン紫紺(100周年記念会館内)
Published by 学会事務局 on 01 6月 2016
| 部会名 | 活動年度 |
|---|---|
| 非線形バイオシステム研究部会 | 2020–2024 |
| 脂質駆動学術産業創生研究部会 [前身:脂質工学研究部会(2002年–2009年) 学際的脂質創生研究部会(2010年–2018年) 脂質駆動学術産業創生研究部会(2019年–2024年)] | 2019–2024 |
| バイオインフォマティクス相談部会 | 2017–2024 |
| 次世代植物バイオ研究部会 | 2014–2024 |
| サスティナブル工学研究部会 [前身:バイオマス研究部会(2004年–2016年)] | 2017–2021 |
| バイオインターフェイス研究部会 | 2013–2021 |
| 学際的脂質創生研究部会 [前身:脂質工学研究部会(2002年–2009年)] | 2010–2018 |
| 超臨界流体バイオテクノロジー研究部会 | 2009–2017 |
| セルプロセッシング計測評価研究部会 [前身:セル&ティッシュエンジニアリング研究部会(2000年–2008年)] | 2009–2017 |
| 光合成微生物研究部会 | 1996–2017 |
| メタルバイオテクノロジー研究部会 | 2007–2016 |
| バイオマス循環利用研究部会 | 2004–2016 |
| コンビナトリアル・バイオ工学研究部会 | 2001–2016 |
| 合成生物学研究部会 | 2013–2016 |
| 微生物共生活用発酵工学研究部会 [前身:微生物の寄生・共生から探る伝統醸造の深淵研究部会(2010年)] | 2011–2015 |
| スローフード微生物工学研究部会 | 2003–2015 |
| 有機溶媒耐性微生物利用技術研究部会 | 2009–2012 |
| システムバイオテクノロジー研究部会 | 2008–2012 |
| 乳酸菌・腸内細菌工学研究部会 [前身:乳酸菌工学研究部会(1995年–2006年)] | 2007–2011 |
| IT駆動型微生物学研究部会 | 2005–2008 |
Published by 学会事務局 on 31 5月 2016
⇒A. 公益社団法人日本生物工学会に共催・協賛の名義使用を申請する場合は、下記の条件へ同意いただく必要があります。条件に同意いただける場合は、学会事務局宛()にお問合せください。
⇒A. 公益社団法人日本生物工学会に新規で後援の名義使用を申請する場合は、学会事務局宛()にお問合せください。
Published by 学会事務局 on 25 5月 2016
生物工学会誌 第94巻 第5号
勝亦 瞭一
周知のように、大村智先生が他2名とともに2015年度ノーベル生理医学賞を受賞されました。受賞業績は放線菌起源の抗寄生虫薬イベルメクチンの開発ということです。この研究は生物工学会のテリトリーである発酵学・応用微生物学分野に属するものであり、我が国の当該分野の研究者にとって大きな喜びであり、若手研究者には大きな励みとなりましょう。発酵学分野では、1945年にペニシリンの発見者たちが初めて受賞してから70年ぶりということですが、1952年のストレプトマイシンの発見者の受賞を合わせると、この分野から3件が受賞したことになります。
一方、この同じ期間に、微生物を研究題材として生命真理の解明に寄与した基礎科学の業績での受賞は十数件ほどではないかと思います。発酵学が有力な科学であることを再認識させられます。上記の三つの受賞研究は、探索研究、すなわち自然界の微生物を探索して所望の生理活性物質を生産する微生物を見つけ出すことによって成果を収めたものです。1980年代以降も日本で行われた探索研究によって、コレステロール合成阻害剤スタチンや免疫抑制剤タクロリムスなどの医薬が開発されており、探索研究がいかに価値あるものであるかを教えられます。大村先生は、「探索研究に駆り立たせるのはロジックではなく、こういうモノを見つけたいというロマンだ」というようなことを述べておられます。
我が国発の発酵学の金字塔として知られるグルタミン酸発酵が、1950年代後期に協和発酵(現協和発酵キリン)の研究者たちによって開発されたのをご存じの方も多いかと思います。初めてアミノ酸発酵という分野を切り開いたこの研究も、自然界を探索し、有望な生産菌(Corynebacterium glutamicum)を分離することによって生まれたものです。私は、その開発グループのリーダーであった故木下祝郎博士からグルタミン酸発酵の開発経緯を詳細にうかがっています。その当時、微生物がアミノ酸を細胞外に大量に産生するなどという知見はなく、「そんなことは微生物にとって自殺行為だから起こるはずがない」というのが一般常識とされていたのですが、「変わり者の微生物もおるかもしれない」と考えて探索を行い、非常に短期間のうちに生産菌を見いだしたということです。続いて実業化されたリジン発酵は、グルタミン酸生産菌からいろんな栄養要求性変異株を誘導し、その中からリジン生産株を探し出すことによって開発されたものです。
今日、教科書にはリジン生合成の代謝調節機構がわかりやすく図解されていますが、それは生産株を解析して後からわかったことです。ロジックより先に目標技術ができていたわけです。アミノ酸発酵もロジックではなくロマンによってもたらされたものであるといえます。
発酵産業は社会に提供する有用物質を徐々に増やしながら発展してきました。その発展は探索研究の成果に支えられてきたのではないかと思います。しかしながら、近年の発酵学の研究をみると、ゲノム情報や遺伝子技術を使った微生物細胞の機能解析や既存物質の組換え生産菌の作製などに多くの力が注がれており、そこから新しい産業シードが出てくるのは期待し難いように感じます。それを期待できる探索研究は少なくなっており、発酵産業はこの先伸びるのだろうか不安を覚えます。探索研究はリスキーとみられがちですが、一概にそうともいえないのではないでしょうか。前述のようにグルタミン酸生産菌はごく短期間に取得されています。また、上記のスタチン生産菌やタクロリムス生産菌は約6,000~10,000株の微生物を探索して得られたといいます。決してリスキーではないように思えます。
今一度、底知れぬ微生物の潜在機能を発掘する探索研究に目を向けるべきではないでしょうか。発酵学・応用微生物学と発酵産業のさらなる発展のために!
著者紹介 東北大学名誉教授
Published by 学会事務局 on 25 5月 2016
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Published by 支部:中部 on 23 5月 2016
日時: 2016年8月5日(金)13:00~
場所: 名古屋大学農学部・生命農学研究科 第3講義室(※例年と場所が異なりますのでご注意ください。)
→キャンパスマップはこちら
参加費: 無料(交流会参加費 一般 4,000円 学生 2,000円)
プログラム:
場所: グリーンサロン東山 ミーティングルーム(名古屋大学内)
形式: 立食形式
会費(税込): 一般4,000円、学生2,000円
参加申込: 準備の都合上、講演会および交流会への参加希望の方は、できるだけ7月20日(水)までに以下のWebフォームからお申し込みください。

問合せ先:
名古屋大学大学院生命農学研究科
岩崎雄吾
E-mail: iwasaki@agr.nagoya-u.ac.jp
♦ 関連記事:【中部支部】中部支部例会での若手講演 発表演題募集
Published by 支部:中部 on 23 5月 2016
日本生物工学会中部支部では2016年度支部例会にて当日出席の中部支部幹事による投票を行い、優秀者には「日本生物工学会中部支部長賞」を授与いたします。
※時間の制約上、演題数を最大8件としています。
このため、講演希望者多数の場合は、調整することがあります。
♦ 関連記事:【中部支部】2016年度中部支部例会開催案内
Published by 学会事務局 on 18 5月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年5月18日付で、第26回「硬い肉をやわらかくする」
が掲載されました。
Published by 学会事務局 on 16 5月 2016
Bacillus subtilis KBKU21 shows two functions in food waste recycling system: production of optically active l-lactic acid as a monomer chemicals for bio-plastic, and plant growth promoting activity in the anaerobically-fermented compost from food waste. The photograph shows selective staining of the bacteria in the compost, observing with FITC-derivative of order Bacillales-specific 16S rRNA oligonucleotide probe, BACILI02. With improved staining and capturing conditions (re-valance of RGB color), thick colonization of Bacillales cells around food waste residue can be clearly observed.
For more information regarding this work, read the article: Kitpreechavanich, V. et al., “Simultaneous production of l-lactic acid with high optical activity and a soil amendment with food waste that demonstrates plant growth promoting activity”, J. Biosci. Bioeng., volume 122, issue 1, pages 105–110 (2016).
⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)
Published by 支部:北日本 on 16 5月 2016
| 日時 | 2016年9月2日(金)10:00~17:30 |
|---|---|
| 場所 | 北海道大学工学部(札幌市北区北13条西8丁目)→アクセスマップ アカデミックラウンジ3(ポスターセッション) 材料化学棟MC030 教室(シンポジウム) |
| 参加費 | 無料 |
| 懇親会 | 18:00~ 北海道大学「ファカルティーハウス エンレイソウ」にて開催予定です。懇親会会費:4,000円(税込) |
| 参加申込 | *こちらの申込みフォームからお申込み下さい。 *Safariの古いバージョンをお使いの場合はフォームが表示されない場合があります。Firefox、Chrome等別のブラウザをご利用ください。 学生ポスター賞を新設します。 ポスター発表を希望される方は、こちらのポスター要旨テンプレート 件名には「札幌シンポ」を含めてください。 (シンポジウム参加につきましては当日参加も受け付けますが、ポスター発表および懇親会参加につきましては必ず事前にお申し込みください。) |
| 申込み締切 | ポスター発表申込み: 2016年8月5日(金) 懇親会参加申込み: 2016年8月19日(金) |
| 問合せ先 | 日本生物工学会北日本支部 副支部長: 田口精一(北海道大学) E-mail: staguchi@eng.hokudai.ac.jp 担当幹事: 大井俊彦(北海道大学) E-mail: ooi@eng.hokudai.ac.jp |
主催: 公益社団法人日本生物工学会北日本支部
共催: フロンティア化学教育研究センター
<ポスターセッション>10: 00~12:00 ⇒プログラムはこちら![]()
学生ポスター賞新設
<シンポジウム>
Published by 若手会 on 09 5月 2016
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちら
「生物工学若手研究者の集い(若手会)」は、生物工学(生体分子工学、細胞組織工学、醸造・食品工学、代謝工学、生物化学工学、生物情報工学等)に関連した研究を行っている、全国の学生、ポスドク、若手企業研究者、若手教員の相互交流を目的とした団体です。この度、2016年度の若手会夏のセミナー(合宿形式)を東京にて開催する運びとなりました。
本年度は第一線で活躍する若手研究者の特別招待講演や、研修セミナー、優秀発表賞つきのポスターセッションなど、参加者全員が主体的に発表し交流するイベントを企画しております。参加者の皆様が一泊二日でじっくりと熱い議論を行って有意義なつながりを作ることを支援致します。また、ウェルカムイベントとして、本会合前にはサントリー様のご厚意により武蔵野ビール工場見学を企画しております(申込先着90名様限定)。
http://www.suntory.co.jp/factory/musashino/
教育機関、研究所、企業の若手研究者や学生の方々を含め、生物工学に興味のある皆様の多数のご参加を心よりお待ち致しております。
「生体分子の恊働機能形式を進化デザインする」…梅野 太輔(千葉大学)
「電子伝達蛋白質がつなぐもの」…石北 央(東京大学)
「へいおまち!細胞凝集体を“握る”技術!!」…小島 伸彦 (横浜市立大学)
「人工染色体技術の開発と創薬・医療への応用」… 香月 康宏(鳥取大学)
「次世代バイオロジクス創薬の熱い戦い
~製薬企業研究者としての戦い方~」…鈴木 智香子(第一三共株式会社)
「Think Hybrid. 異分野融合研究のすすめ」…竹内 昌治(東京大学)
「起業家マインド養成バイオリーダーズ研修」……松本 正(株式会社レクメド)
太田誠一(東京大学)、河原正浩(東京大学)、篠原満利恵(東京大学)、董 金華(東京工業大学)
戸根悠一郎(日本新薬株式会社)、羽城周平(味の素株式会社)、福島一幸(エーザイ株式会社)
南畑孝介(九州大学)、山口哲志(東京大学)、山田真澄(千葉大学)、山平真也(東京大学)
Published by 学会事務局 on 27 4月 2016
第68回日本生物工学会大会では、平成28年(2016年)熊本地震で被災した学生会員の大会参加費を免除します。参加費免除を希望される方は、大会参加登録の前に免除申請を行ってください。
| 対象 | 被災された学生、被災地域の大学に在学している学生、あるいは実家(保護者)の方が被災された学生
|
|---|---|
| 申請方法 | 1. 指導教員本人が、参加費免除申請書
3. 大会参加申込フォームの備考欄に「大会参加費免除希望」とご記入ください。 |
| 申請締切 | ポスター発表者:2016年5月30日(月) 大会参加のみを希望する学生:2016年8月3日(火) |
| 問合せ先 申請先 |
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内 公益社団法人 日本生物工学会 事務局 Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 25 4月 2016
生物工学会誌第94巻 第4号
土戸 哲明
北里大学大村智先生の地道な微生物からの探索研究によって発見された化合物が、企業の協力を得て薬となり、アフリカの多くの人々を失明から救うという偉業が評価され、2015年のノーベル医学・生理学賞が授与されました。このニュースは、微生物やバイオテクノロジーに携わる科学者・技術者はもちろん、広く日本国民のみなさんに喜びと夢をもたらしました。
ところで、バイオテクノロジー、ここでは単にバイオとしますが、これには工学系でいわれる生産や製造に関わる、「ものづくり」バイオのほかに、安全や保全を目指す「ものまもり」バイオがあると思います。ここで言う「もの」を広い意味にとり、材料・製品や構造物など姿形のあるものだけでなく、環境や健康、人命なども含めるとすると、「ものづくり」と「ものまもり」とはつながったり、部分的にオーバーラップすることになります。たとえば、大村先生らが成し遂げられた研究は、微生物を利用した「ものづくり」によって健康を、さらには人命を守る「ものまもり」バイオでもあるといえるでしょう。しかし、生産・製造業界での用語としての「ものづくり」における「もの」は、通常、物理的に構造や形態のあるものと解釈されています。そもそもバイオテクノロジーという用語は生物を利用する技術を意味し、その利用の手段となる生物は当然、人にとって有用な生物です。
一方、ここで言う「ものまもり」バイオで対象となる「もの」を「ものづくり」と同様なものとし、それを何から守るのかを考えると、それは人にとって有害な生物と言えます。「ものまもり」バイオは、人類の生活や産業活動における有害生物による被害の防止、保全を図ることをミッションとする分野といえるでしょう。つまり、「ものづくり」バイオは有用生物による利用生物工学に、そして「ものまもり」バイオは有害生物を対象とする制御生物工学(ここでの制御の用語は抑制と同義です)に含まれるといえます(これら2つの生物工学の概念はかつて本誌〔77巻、p. 224、1999年〕に紹介したことがあり、当初はpositiveとnegativeとしていましたが、その後それぞれutilizationとcontrolに変更しています)。
「ものまもり」での作用要因の対象を生物に限らず広くとった場合には、自然の力や人的な要因によって発生する劣化や破壊、価値の低下などの変化、またそれが甚大な影響をもたらす事故や災害などの物理的・化学的作用も含まれることになります。私たち日本人が今まで当たり前のように思いがちな「ものまもり」への認識は、あの3.11の東日本大震災とその後の原子力発電所事故を境に大きく変化したように思います。今や世界的にテロ事件が多発し、国内でも食品や医療、建築や工業製品などで安全にかかわる問題が頻発しています。安全・安心の重要性は、いろいろな分野でますます強く認識されるようになってきています。
筆者は「ものまもり」バイオの立場から、基礎研究をベースに食品、医療、環境、工業材料や文化財の保全・保存の研究に従事してきていますが、医療や環境での衛生分野だけでなく、生産・製造業界においても企業の方々とお話する中で微生物学的安全性に直結する製品の品質保証や工程管理など、有害微生物に対する汚染の対策とそのシステム、リスクアセスメントなど、ここで言う制御生物工学の諸問題への意識の高まりを感じます。またそれとともに、そのミッションを担う人材の育成の必要性を感じます。バイオの中ではごく小さい分野ながら、一見単純そうに見えて実は奥の深い、生物の生死に関わる難問にチャレンジし、これらのニーズに応えて世の中の安全・安心に貢献できる「ものまもり」バイオを目指す若人が、一人でも多く現れてくることを期待したいと思います。
著者紹介 関西大学名誉教授・大阪府立大学21世紀科学研究機構微生物制御研究センター(客員教授)
Published by 学会事務局 on 25 4月 2016
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Published by 学会事務局 on 20 4月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年4月20日付で、第25回「多様なデンプン」
が掲載されました。
Published by 学会事務局 on 19 4月 2016
平成28年(2016年)熊本地震の被害に遭われた被災地の皆様に心からお見舞いを申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。
今なお余震が続いているとのことで、被害状況が明らかになるにつれ、困難な生活を強いられている被災地の方々の健康が案じられます。くれぐれも健康と安全にご留意いただければと存じます。
被災地である熊本県、大分県には本学会会員がおられ、大学、研究所で被害を受けていると伺っております。
一日も早い平穏な日々の訪れと被災地の復興・復旧を心よりお祈り申し上げます。
平成28年4月
日本生物工学会
会長 五味勝也
Published by 学会事務局 on 19 4月 2016
公益社団法人日本生物工学会
会長 五味 勝也
このたびの熊本地震により、被害に遭われた会員の皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。くれぐれも健康と安全にご留意いただければと存じます。また、一日も早い平穏な日々の訪れと被災地の復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
本学会では、地震の被害が甚大であることから、被害に遭われた会員の皆様に対し、全力で支援に努めたいと考えております。
さて、このたび理事会では、下記のことを決議いたしました。
♦会費免除申請の対象となる会員
(1) 被災された正会員
(2) 被災された学生会員、被災地域の大学に在学している学生会員、
あるいは実家(保護者)の方が被災された学生会員
(3) 被災地域に住所を有する団体会員、賛助会員
♦免除対象の会費
2017年の会費(2016年11月請求分)を免除いたします。
(年次大会の申し込みも迫っており混乱が予想されるため、恐縮ですが2016年会費はお納めください。)
♦会費免除の申請方法
(1) 正会員、団体会員、賛助会員の方
年会費免除申請書に所定の項目を記入のうえ、事務局に申請してください。
(2) 学生会員の方
年会費免除申請書(学生会員用)に所定の項目を記入のうえ、
指導教員から事務局に申請してください。
申請書はFaxか、PDFファイルのメール添付で下記事務局宛にお送りください。
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会 事務局
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:
Published by 学会事務局 on 18 4月 2016
第68回日本生物工学会大会(2016年9月28~30日、富山国際会議場-ANAクラウンプラザホテル富山にて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。
微生物のみならず幅広い生物の能力を生物工学的な手法で発揮させ、産業利用につなげることが強く期待されている。そのための培養技術、計測技術の最近のトピックスを学術界および産業界の第一線のシンポジストから御講演いただく。最先端の技術開発とその展開に関するディスカッションは幅広い事業展開を通じた商業的発展に向け、産学連携を介した公益につながることが期待される。⇒プログラム
近年、消費者ニーズは多様化し、酒類醸造業界はそのニーズに対応した商品を開発している。商品開発において、日進月歩しながら醸造技術の開発が同時に行われている。本シンポジウムでは,清酒、ビール、焼酎、リキュールなどそれぞれの分野から今の醸造技術としてなくてはならない技術、新しい取り組みなどについて第一線のシンポジストからご講演いただく。発酵産業を支える技術として、若手会員の育成、産学連携を公益に繋がることが期待される。⇒プログラム
Published by 支部:北日本 on 14 4月 2016
| 日時 | 2016年7月23日(土)13:30~17:35 (受付13:10~) |
|---|---|
| 場所 | 弘前大学 農学生命科学部 コラボレーションセンター 8F 会議室 (文京町キャンパス:青森県弘前市文京町3番地)→アクセスマップ JR弘前駅より徒歩約20分、JR弘前駅よりバス約15分、JR弘前駅よりタクシー約5分 |
| 参加費 | 無料 |
| 懇親会 | 18:15~ 青森県弘前市坂本町「創作郷土料理の店 菊富士本店」にて開催予定です。 懇親会会費:4,000円(税込) |
| 参加申込 | *こちらの申込フォームに必要事項を記入し、お申し込みください。 (シンポジウム参加につきましては当日参加も受け付けますが、懇親会参加につきましては必ず事前にお申し込み下さい。) *Safariの古いバージョンでは申し込みサイトにアクセスできない場合があります。Firefox、Chrome等別のブラウザをご利用ください。 |
| 申込み締切 | 2016年7月15日(金) |
| 問合せ先 | 日本生物工学会北日本支部 担当者: 柏木明子(弘前大学)E-mail: kashi_a1@hirosaki-u.ac.jp 園木和典(弘前大学)E-mail: sonoki@hirosaki-u.ac.jp |
主催: 公益社団法人日本生物工学会北日本支部
共催: 東北地域バイオインダストリー振興会議(TOBIN)
Published by 学会事務局 on 12 4月 2016
電源設備法定点検に伴うサーバー停止により、日本生物工学会のホームページおよび大会ホームページが以下の期間利用できなくなります。
ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
なお、上記期間中も会員システム、Journal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(EES)、および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。
Published by 支部:中部 on 04 4月 2016
日本生物工学会中部支部のメールマガジンBBChubuの第9号(2016年4月号)を掲載しました。今号は富山大会の特集です。
⇒
日本生物工学会中部支部 メールマガジン『BBChubu』(第9号)(2.37MB)
BBChubuは、中部支部の会員相互の交流のためのマガジンで、研究紹介、留学体験、大学ブランド商品紹介、中部地区の企業紹介、コーヒーブレイクという会員交流広場(懸賞問題付き!)もあります。
他支部の会員の方々にもお知らせいたしますので、ご覧いただき、ご意見をお送りください。懸賞問題へのご投稿もお待ち申し上げます。
中部支部 BBChubu編集担当
Published by 学会事務局 on 25 3月 2016
生物工学会誌 第94巻 第3号
芳本 忠
北里大学特別栄誉教授大村智博士のノーベル医学生理学賞受賞は、日本の生命科学関係では、利根川進博士、下村脩博士、山中伸弥博士の受賞に続く快挙である。特に抗生物質の研究であり、生物工学会の会員には身近な分野である。
ところで、私は40年ほど前、大阪市立大学理学部の微生物酵素研究室(福本寿一郎教授)で学部、修士課程を修了し、短い期間であったが製薬会社に勤務した。開発能力が高いとして知られる会社で、薬の開発現場を見ることができたことは、以後の私の教育研究に非常にプラスとなった。恩師の鶴大典先生が長崎大学薬学部の教授として赴任され、私も講師としてお供した。当時は、それまでの化学一辺倒だった薬学教育と研究において生物学の必要性が高まった頃であった。微生物酵素の研究から始め、鶴先生のご定年退職後、後任となり研究を続けた。奈良の土壌から得たP. putidaの酵素による腎機能診断キットは日本中の健康診断に用いられ、DPP4酵素の研究はそれまで治療薬のなかった2型糖尿病の治療薬(グリプチン)の開発に役立った。
一方、医療の世界では、1980年代、医師の医療ミス(薬剤誤投与)が続き、薬剤師の役割が問題になった。世界の薬学教育は6年制で薬剤師を養成するのに対し、日本だけが、明治以来4年制で創薬に重点を置いた教育であった。薬学部長になりこの問題に直面した。私は理学出身であり、薬学の創薬研究の環境は居心地良いものである。しかし、薬学部はやはり職能教育として薬剤師の教育が必要で、医師とともに医療に携る役割の重要性を感じ、修士課程に臨床薬学独立専攻を設置し4 + 2の薬剤師教育の場を作った。これが後に現在の6年制の薬剤師教育となっている。自分の首を絞める結果となったが、これでよかったと思っている。
以上、私の経歴を書いたのは、本会の会員には薬学の関係者が少なく、薬学教育の変遷と現状を知っていただくためである。大村先生のノーベル賞受賞はまさに創薬研究での成果で、多くの人々を寄生虫感染による失明から救ったことによる。戦後、抗生物質の医療への役割は大きく、各製薬会社こぞって抗生物質を求めたが、私が会社に入った1970年頃はすでに放線菌をスクリーニングしても既知物質ばかりで、古典的な方法として開発から撤退する企業が多かった。むしろ、化学的方法で誘導体を合成するとか、最近では遺伝子組換えや構造生物学に目が行き、大学でも学生がスクリーニングや培養液からの精製などを、泥臭いとしていやがる傾向になっている。そのなかで微生物生産物のスクリーニングを続けられた大村先生を心から賞賛したい。
同様に、微生物からの新規化合物の発見は、放線菌からの免疫抑制剤・タクロリムス(FK506)(藤沢製薬)や、カビからの抗コレステロール剤・スタチン(第一三共)など日本発のビッグドラッグとなっている。薬学の先生には申し訳ないが、これら発見者は薬学以外の生命科学系の研究者である。もはや薬は薬学と考えず、多くの本会員の創薬研究が望まれる。簡単ではないが、ヒトが病気で苦しむのを救えるのは素晴らしいことである。生物工学会のシンポジウムや学会発表で創薬の話がもっと出てきても良いように思われる。
長崎大学薬学部を定年退職した後、摂南大学の理工学部に生命科学科を立ち上げた。理学としてバイオの基礎研究と理工学部としての応用が目的で、食品、環境に加え創薬もポリシーに入っている。若い教員が多い構成で活発な研究が行われているが、私はあえてローテクの研究を選んだ(与えられた期間が短いとは言い訳で、最先端の技術についていけないのが正直なところである)。移ってからの研究で、歯周病菌のキー酵素となるプロリルトリペプチジルペプチダーゼ(PTP)の阻害剤を米糠に見いだし、鹿児島での生物工学会大会で発表した。ターゲットを工夫すれば、まだまだ知られていない有用物質が天然に存在すると感じている。ついつい、講義で「人真似でない独自の研究が重要である」との話をまたくり返している自分に気付き、年を取ったと感じるこの頃である。
著者紹介 摂南大学理工学部生命科学科(教授)、長崎大学薬学部(名誉教授)
Published by 学会事務局 on 25 3月 2016
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PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 16 3月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年3月16日付で、第24回「微生物が作る油」
が掲載されました。
Published by 学会事務局 on 14 3月 2016
日本生物工学会では、会員システムの更新を行い、2016年3月14日(月)より新しいシステムを運用しております。この更新に伴い、新規入会の手続きが一部変わりますので、会員の皆様にお知らせいたします。
詳しくは入会案内-Web上での入会申込方法をご覧下さい。
Published by 学会事務局 on 14 3月 2016
|入会までの流れ|入力上の注意|入会申込みフォーム|お支払い方法 |

※年次大会の参加登録は、会員番号の通知後、1時間以上後に行って下さい。
振込の際は必ず、お名前をフルネームで入力してください。
本人名義以外で振込をされる場合は、振込日、振込人名義、金額を学会事務局までメールでお知らせください。
Published by 学会事務局 on 03 3月 2016
システムメンテナンスのため下記の期間、会員システムが停止いたします。
システムのメンテナンス中は、新規入会および異動届をお受けすることができません。
ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
なお、上記期間中も学会ホームページ、Journal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(EES)、および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。
Published by 学会事務局 on 02 3月 2016
こちらでは、生物工学会誌で好評連載中のシリーズ企画『続・生物工学基礎講座-バイオよもやま話-』の掲載記事(PDF)がご覧いただけます。第99巻(2021年)より本コーナーの掲載記事は、J-STAGEで公開しております。
|第99巻(2021)|第100巻(2022)|第101巻(2023)|第102巻(2024)|第103巻(2025)|
⇒第91巻 第4号(2013年4月号)~第98巻 第12号(2020年12月号)
Published by 学会事務局 on 25 2月 2016
| 日時 | 2016年5月19日(木)14:40~17:00 |
|---|---|
| 場所 | 東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール 〒113-0033 東京都文京区本郷 7-3-1 TEL. 03-5841-0779 |
| 参加費 | 無料(事前申込み不要) |
(司会:大政 健史)
近畿大学初代総長・世耕弘一は、海を畑と捉え「海を耕せ」という理念を提唱し1948年に水産研究所を設立した。当時、海水魚養殖は普及していなかったが、近畿大学は現在では世界各国に普及している網生簀養殖技術を開発し、さらに重要な養殖魚種を卵から親まで育てる完全養殖に次々と成功して資源に影響しない養殖の実現に貢献してきた.1970年からは不可能とされたクロマグロの養殖を開始、2002年には世界初の完全養殖を達成し、2007年からは養殖用人工種苗(幼魚)を養殖業者へ出荷し、持続可能なクロマグロ養殖の実現にむけて努力を続けている。
(座長:堤 浩子)
♦ 関連記事:【事務局より】 2016年度総会および関連行事のお知らせ
Published by 学会事務局 on 25 2月 2016
日本生物工学会の2016年度総会および第21回生物工学懇話会を下記のとおり開催いたします。会員のみなさまにおかれましては、多数ご出席くださいますようご案内申し上げます。
| 日時 | 2016年5月19日(木)13:00~14:20 |
|---|---|
| 場所 | 東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール (〒113-0033 東京都文京区本郷 7-3-1 TEL. 03-5841-0779) →アクセス |
| 次第 |
|
| 日時 | 2016年5月19日(木)14:40~17:00 |
|---|---|
| 場所 | 東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール |
| 参加費 | 無料(事前申込み不要) |
| プログラム | (司会:大政 健史)
|
| 日時 | 2016年5月19日(木)17:00~19:00 |
|---|---|
| 場所 | 東京大学 伊藤国際学術研究センター 多目的スペース |
| 会費 | 5,000円(税込) 懇親会費は当日受付にてお支払いください。 |
| 申込方法 | 懇親会参加者希望者は、原則として予め参加申込してください。
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| 締切日 | 2016年5月6日(金) |
| 申込・問合せ先 | 公益社団法人 日本生物工学会事務局(吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内) TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034 E-mail: |
Published by 学会事務局 on 25 2月 2016
生物工学会誌 第94巻 第2号
福田 秀樹
日本生物工学会80年史に記述されている名称変遷の歴史をみると、大正12年(1923年)に大阪高等工業学校醸造科の醸造会を源流として発足された「大阪醸造学会」が設立されて以降、醸造、発酵の分野に生物化学工学という新しい研究を取り入れるため、昭和37年(1962年)に「日本醗酵工学会」へと改組改名されたとされている。さらに平成4年(1992年)には、微生物に加えて広く動植物をも取り扱う学会として成長発展することを期して「日本生物工学会」と改称され、学問領域の拡大に伴って学会は大きく変貌をとげ発展してきた。現在の学問領域は、発酵工学、生物化学工学、生体情報工学、環境工学、酵素工学、動植物細胞工学、生体医用工学となっており、生物科学分野の基礎学問の発展と工学や医学などの学問分野との連携によって育まれる学際分野への展開に大きく寄与している。
さて、最近の国立大学法人においては、さまざまな議論をベースに「大学の機能強化」が強く求められ、各国立大学法人は特徴のある改革を推進している。神戸大学は、明治35年(1902年)創立以来の理念である「学理と実際の調和」を実践するため、新たな学際分野の創出とそれらによって生み出される成果の社会への普及を図るため、分野横断型組織を積極的かつ戦略的に構築してきた。
平成19年(2007年)には、理学、工学、農学、海事科学の4部局から構成される大学院自然科学研究科をそれぞれ独立した研究科組織に再編成すると同時に学際分野を発展させるため、選抜された戦略的研究チームが核となって構成される「自然科学系先端融合研究環」を設置した。本研究環は、学際性と総合性の調和を考慮した教育研究を推進する組織である。
学長に就任して以来、平成23年(2011年)には、人文・人間科学系、自然科学系、社会科学系、生命・医学系の分野に所属する教員メンバーにより構成される「統合研究拠点」を神戸ポートアイランド地区に設置し分野横断型の先端的融合研究の推進を図った。本拠点では、バイオリファイナリーや先端膜工学のグリーンイノベーション分野、創薬や健康学のライフイノベーション分野、惑星科学や宇宙開発のフロンティア分野、そして計算科学分野に係わる総計10チームによる先端融合研究プロジェクトを発足させた。
そして、平成24年(2012年)には、経済、経営、法学などの分野に所属する社会科学系5部局の教員メンバーから構成される「社会科学系教育研究府」を設置した。本教育研究府は、学際的理論研究だけでなく産学連携で事業創造に関連した研究や臨床型のフィールド研究も行う実践型の教育研究を実施する組織である。
このようなさまざまな分野横断型組織においては、異分野の研究者間でのコミュニケーションが促進され学際領域における研究成果が数多く創出されている。
ところで、近年我が国ではエネルギー問題や地球環境問題などグローバルな難題を克服し日本の国際競争力を高めるために、科学技術イノベーションを自ら創出できる力を持った理系人材の育成が急務とされている。このような社会的ニーズに対し、神戸大学では経済学、経営学、法学などの社会科学分野と医学、工学、農学、理学、システム情報学など自然科学分野の構成員が一体となった「科学技術イノベーション研究科」を設置することとした(平成28年度設置予定)。本研究科は、神戸大学がフラッグシップ研究と位置づける重点4分野(バイオプロダクション、先端膜工学、先端IT、先端医療学)と事業創造に焦点を当てたアントレプレナーシップとの融合による日本初の文理融合型の独立大学院であり、産業界のさまざまな分野から求められているイノベーションを推進するリーダーとして活躍できる理系人材の養成を主眼にしている。
このように、学問の深化と領域の拡大を促す新たな学際領域の構築は、組織基盤の強化につながるものと思われる。
著者紹介 神戸大学名誉教授
Published by 学会事務局 on 25 2月 2016
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Published by 学会事務局 on 22 2月 2016
第4回生物工学教育セミナーは、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。
産業界の若手研究者・技術者を主たる対象として、基盤となる知の習得を目的に、「生物工学」(生物化学工学、応用微生物学など)の基礎教育セミナーを以下の要項にて開催いたします。企業に入社後数年が経過した若手研究者・技術者の学び直しの場としても、このセミナーをご活用ください。
第4回生物工学基礎教育セミナーでは、前回に引き続き、日本生物工学会創立90周年記念事業の一環として2013年9月に出版された『基礎から学ぶ生物化学工学演習』を教材にして、第2章「バイオキャタリストの特性」、第5章「バイオプロセスにおける単位操作」を中心に、執筆者等による講義と演習指導を実施いたします。また、産業界の著名な講師から、研究・生産現場で利用される、培養・計測技術、並びに単離・精製技術について最新の知見も含め、紹介いただきます。
⇒プログラムはこちら
企業の研究現場、生産現場で働く若手研究者・技術者のみならず、新たな基盤知識を習得したい、今一度学び直したいと考えておられる方々の参加もお待ちしております。
テキスト『基礎から学ぶ生物化学工学演習』を持参される方は、参加費4,000円となります。
参加費は当日お支払ください。請求書等は事前発行いたしません。領収書は当日お渡しいたします。
要テキストで申し込まれた方がキャンセルされた場合、後日テキストをお送りしますのでテキスト代のみお支払い下さい。
生物工学の基礎を学んだ研究者、エンジニアのすべてではないが、いずれバイオプロセスによる物質生産の設備の新規構築、既設の運用などに従事する機会が訪れることがあると思われます。実験室で使われる機器の新規導入、実際の運用については、比較的機会が多いが中規模以上の設備になると自身の職業人生の中で、頻繁にあるわけもなく、経験の積重ねも限られたものになり種々の戸惑いが生じることがあります。プラント設備はおびただしい数、種類の機器、部品から構成されており、建設の過程では多くの異分野のエンジニアとの共同作業が発生します。醗酵工学を履修して、バイオエンジニアリング分野の業務に従事してきた演者の経験をお話することが、少しでも皆さまのお役に立てることを願っています。
Published by 学会事務局 on 17 2月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年2月17日付で、第23回「酒造りはバイオテクノロジーの原点」
が掲載されました。
Published by 支部:東日本 on 03 2月 2016
2016(平成28)年1月23日
日本生物工学会 東日本支部長
石井 正治
東日本支部長賞、日本生物工学会生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。
さらに、2013年より生物工学会東日本支部独自の試みとして、東日本支部長賞を創設しました。東日本支部長賞は生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員(全学年を対象)の研究奨励を目的とするものです。
つきましては、東日本支部長賞ならびに生物工学学生優秀賞への応募者を募集いたします。東日本支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご推薦をお願いいたします。
| 東日本支部長賞への応募ならびに選考方法 |
|---|
|
| 生物工学学生優秀賞への応募ならびに選考方法 |
過去の生物工学学生優秀賞受賞者に関しましては、以下のサイトを御参照ください。 |
「生物工学学生優秀賞候補者調書」と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」に必要事項を記入し、「生物工学学生優秀賞」、「東日本支部長賞」または「生物工学学生優秀賞と東日本支部長賞」への応募であることを明記の上、電子メールにて、日本生物工学会東日本支部事務局 E-mail: amishii@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp(TEL. 03-5841-5142)宛、2016年2月15日(月)迄にお送りください。
ご多忙中とは思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
♦ 関連記事:
Published by 支部:東日本 on 03 2月 2016
盛況のうちに終了しました。多数のご参加ありがとうございました。
日本生物工学会東日本支部では、毎年度の生物工学フォーラムなどの行事のほか、随時、小規模な「コロキウム」を開催します。
今回のコロキウムでは、併せて2012年度より設けられた日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)および2013年度より設けられた東日本支部支部長賞の選考を兼ねた、学生ポスター発表・講演を実施します。これらの賞は、生物工学分野での活躍が期待される学生の皆さんの研究を応援する目的で設けられました。飛翔賞、東日本支部長賞の詳細は、こちらの案内をご参照ください。
学生の皆さんの積極的なご応募をお待ちしています。
主催:日本生物工学会 東日本支部
協賛:一般財団法人バイオインダストリー協会
| 日時 | 2016年3月1日(火)13:00~20:00(懇親会を含む) |
|---|---|
| 場所 | 東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館ディジタル多目的ホール(講演会)、コラボレーションルーム(懇親会) |
| プログラム |
15:55~16:20 学生講演1
|
| 申し込み方法 | 申込みフォームに必要事項を記入し、お申し込みください。 ※当日受付も行いますが、原則として事前登録をお願い致します。 (ポスター発表者は必ず事前登録を行ってください。) |
| 事前登録締切 | 2016年2月18日(木) |
| 学生ポスター 発表希望者 | 申し込みフォームより、参加申込をしてください。 また、こちらの要旨フォーマット ポスター発表の定員は30名です。お早めにお申し込み下さい。 要旨提出締切: 2016年2月19日(金) |
| 参加費 |
|
| 問合せ先 | 上田 宏 E-mail: ueda@res.titech.ac.jp 大河内 美奈 E-mail: okochi@chemeng.titech.ac.jp |
Published by 学会事務局 on 03 2月 2016
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちら![]()
SBJシンポジウムは、日本生物工学会がカバーする広い科学技術・教育分野について、産官学の連携を深め、さらにはアジアをはじめとした諸外国の情報や動向について討議することを目的として、創立100周年に向けて新たにスタートしたものです。
今回は、生物工学の原点である発酵・醸造分野に着目し、食品をはじめとする有用物質の生産やその主役となる微生物に関する新たな知見や開発された先進技術を、主に企業研究者の方々にご紹介いただき、明日の生物工学を議論するシンポジウムにしたいと思います。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
【後援】公益社団法人 日本農芸化学会、公益社団法人 化学工学会
公益財団法人 日本醸造協会、一般財団法人 バイオインダストリー協会
公益社団法人 日本生物工学会事務局 (吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内)
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail: sympo@sbj.or.jp (SBJシンポジウム担当)
Published by 学会事務局 on 25 1月 2016
生物工学会誌 第94巻 1号掲載
五味 勝也
私が会長を拝命してからほぼ半年が過ぎました。その間の10月末に鹿児島で開催された年次大会では、過去最高の一般発表数と参加者数を数えました。天候にも恵まれ成功裡というよりも、大成功のうちに終了しました。私の力が及ぶところではないとは言え、本当に嬉しい限りでした。大会を企画し、滞りなく開催運営に当たられた九州支部の会員の皆様方と、特にご苦労の多かった鹿児島大学をはじめとする地元の皆様方には心より御礼申し上げる次第です。申すまでもなく、年次大会は学会のもっとも重要な活動の一つです。大会が多くの会員の参加を得て盛況に行われることは、私たち本部役員一同、強く望んでいることです。しかし、実際に開催運営するとなると、担当いただく支部の皆様のご努力に頼らざるを得ない状況にあります。
今回の大会に関しては、開催地が各地からの交通の便に必ずしも恵まれているわけではなく、私の場合でも、自分が住んでいる仙台から鹿児島までの直行便がありませんでした。また、企業の採用選考開始が半年ほど遅くなり、もっとも成果が出始める修士2年の学生が、学会要旨の申込時期に、就職活動に時間を費やさざるを得ませんでした(私の研究室でも修士2年の発表はありませんでした)。これらの要因が発表数にどのような影響を及ぼすのか、少し不安に思っておりました。しかし、いざふたを開けてみれば、このような不安はまったくの杞憂に終わりました。大会の成功はひとえに会員の皆様方の学会へのご協力の賜物と感謝申し上げる次第です。
さて、大会の成功を喜んでいるばかりではなく、会長として大会や学会運営の将来像も考えておくことが必要と感じております。ここ数年の年次大会では、一般講演はポスター発表で行われていますが、この発表形式については会員の皆様にも賛否両論あるかと思います。国内外の学会では、ポスター発表が一般的になってきていますが、学生のプレゼンテーション能力の向上など、教育的な面を考えると口頭発表という形式も重要です。口頭発表は受動的で聴いているだけで、内容が理解できるという利点があります。その一方で、発表が一過性で、聞き漏らしや不十分な理解につながる恐れもあります。また、質疑応答時間が限られていることや、質問があまり多く出ないケースもあり、必ずしも十分な討議が行えていないこともあると思います。一方、ポスター発表では、参加者が積極的に内容を読み込む必要がありますが、詳細なデータをじっくり検討することができます。また、発表者との緊密な質疑応答が可能であるなどの利点もあります。実際に学生に大会での発表を勧めると、ポスター発表を好む傾向があります。したがって、年次大会でポスター発表の形式をとることは、発表数増加の一因になっているかと思います。大会での発表数、ひいては参加者数の増加は、学会の財政事情も考えると重要な点であります。このようなポスター発表の利点を活かしていくことは大事だと思いますが、口頭発表の良さも活かせていける方策があると良いと思っています。発表数が800件を超すという中規模以上の大会に発展してきた中では難しいのかもしれませんが、学生などの若手研究者を対象にし、いくつかのトピックスをショートトークのような形式で発表してもらうという方法も検討する価値があるのかもしれません。
今回の大会では、主には学生かと思いますが、多くの若手研究者からの発表がなされました。ここ数年の会員数の推移をみると、学生会員数がやや増加する一方で、正会員数はやや減少傾向にあるように見受けられます。学生に限られるわけではありませんが、大会で発表するだけのために会員になるのではなく、会員としてのメリットを感じてもらえる、会員になって良かったと思えるような学会の在り方を考えていくことが重要だと思っています。これは本学会に限られたことではなく、簡単にできることでもありません。会員の皆様のニーズをしっかり把握し、少しでもそのよう学会の方向性が見いだせれば嬉しいと、今回の大会の盛況ぶりを見ながら感じた次第です。
著者紹介 東北大学大学院農学研究科(教授)
Published by 学会事務局 on 25 1月 2016
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Published by 学会事務局 on 25 1月 2016
生物工学会誌の投稿要領が変わりました。
| 旧版 | 改訂版 | ||
|---|---|---|---|
| 表記方法 | 3. 引用文献 | 引用URLは本文中ではなく,文献欄に記す. [例] 5) 日本生物工学会:https://www.sbj.or.jp/ |
引用URLは本文中ではなく,文献欄に最新確認年月日とともに記す. [例] 5) 日本生物工学会:https://www.sbj.or.jp/ (2015/11/30) |
| 4. 字体, 記号略号 |
(追記) 略語を用いる場合には初出時に正式名称を表記(スペルアウト)すること.2回目からは略名で表記する. |
||
| 図表の作成 | (追記) 4. 図および表のカラー印刷を希望する場合は投稿時に申し出ること. 5. 図および表の二次使用にあたって,出版社の版権許諾が必要な場合は,著者自身で版権許諾の手続きをすること. |
||
| 原稿送付方法 | 5. 郵送などによる投稿:1号巻末の「送り状」を添付のうえ,事務局宛に送付する. | (削除) |
投稿論文につきましては投稿規程および投稿要領
をご一読の上、、事務局・和文誌編集係宛(info@sbj.or.jp)に送付してください。
メールの件名はは「生物工学投稿」とし、メール本文には下記1.~6.の項目を明記してください。
Published by 学会事務局 on 20 1月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年1月20日付で、第22回「アミノ酸とは」
が掲載されました。
Published by 学会事務局 on 19 1月 2016
| 日時 | 2016年2月5日(金)14:00~17:00 |
|---|---|
| 場所 | やまと会議室 (近鉄奈良駅 100メートル) http://yamatobill.jp/ 〒630-8213 奈良県奈良市登大路町36番地 大和ビル2F 大東興産株式会社 |
| プログラム | 【第一部 発表会】(公開:自由参加)14:00~15:15
【第二部 パネルディスカッション】(非公開:事前登録者のみ)15:30~17:00 「バイオインターフェースの将来」 |
| 申込み方法 | 第二部は非公開としますので、参加をご希望の方は2016年2月4日(木)までに、下記までメールにてお申し込みください。お名前(フルネーム)とご所属の明記をお願い致します。お申し込みをもちまして、第二部内容の守秘義務にご了承いただいたものとさせていただきます。 |
| 申込先 | 名古屋大学大学院工学研究科生物機能工学分野 堀研究室 E-mail: dai3hisho@nubio.nagoya-u.ac.jp |
Published by 支部:北日本 on 06 1月 2016
| 日時 | 2016年3月26日(土)13:00~17:00 |
|---|---|
| 場所 | 北海道大学フロンティア応用科学研究棟 2階 鈴木章ホール (札幌市北区北13条西8丁目) |
| 参加費 | 無料 |
| 懇親会 | 17:30~ 北海道大学「ファカルティーハウス エンレイソウ」にて開催予定です。 懇親会会費:4,000円(税込) |
| 参加申込 | こちらの申込フォームに必要事項を記入し、お申し込みください。 (シンポジウム参加につきましては当日参加も受け付けますが、懇親会参加につきましては必ず事前にお申し込み下さい。) |
| 申込み締切 | 2016年3月18日(金) |
| 問合せ先 | 日本生物工学会北日本支部 副支部長: 田口精一(北海道大学) E-mail: staguchi@eng.hokudai.ac.jp 担当幹事: 大井俊彦(北海道大学) E-mail: ooi@eng.hokudai.ac.jp |
主催: 公益社団法人日本生物工学会北日本支部
共催: フロンティア化学教育研究センター
Published by 学会事務局 on 05 1月 2016
このページには2015年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。
| 掲載日 | 内容 |
|---|---|
| 2015.12.24 | 大会講演要旨集電子版(PDFおよびEPUB)の公開終了について |
| 2015.12.24 | 【和文誌】93巻12号の一部を公開しました |
| 2015.12.24 | 【和文誌】第93巻9号の特集とバイオミディア公開 |
| 2015.12.24 | 【随縁随意】ある研究者の履歴書から-中西 一弘 |
| 2015.12.22 | 【学術賞】第13回江崎玲於奈賞受賞候補者推薦のお願い《学会推薦》 |
| 2015.12.18 | 【JBB】Vol. 121, No. 1 (2016年1月号)オンライン公開 |
| 2015.12.17 | 【事務局】年末年始休業のお知らせ(12月29日~1月3日) |
| 2015.12.16 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.12.15 | 【学会賞】2016年度生物工学アジア若手賞/生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award) 受賞候補者推薦募集 |
| 2015.12.10 | 【西日本支部】2015年度日本生物工学会西日本支部学生賞受賞者決定のお知らせ |
| 2015.11.25 | 【随縁随意】地球環境問題に対して我が国はどこまで貢献できる?-菅 健一 |
| 2015.11.25 | 【和文誌】93巻11号の一部を公開しました |
| 2015.11.24 | 【和文誌】第93巻8号の特集とバイオミディア公開 |
| 2015.11.24 | 【学会賞】2016年度生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦のお願い |
| 2015.11.18 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.11.12 | 【事務局より】2016年会費納入のお願い |
| 2015.11.04 | 【事務局より】NHK甲府放送局による大村智博士の論文撮影について |
| 2015.11.04 | 【セルプロセッシング計測評価研究部会】2015年度優秀学生発表賞決定(2015/11/02) |
| 2015.11.02 | 【随縁随意】 発見と発明に関する怪談-浅野 泰久 |
| 2015.11.02 | 【JBB】Vol. 120, No. 6 (2015年12月号)オンライン公開 |
| 2015.10.30 | 【学術賞】第57回藤原賞受賞候補者の推薦について《学会推薦》 |
| 2015.10.29 | 第67回日本生物工学会大会 盛会のうちに終了 |
| 2015.10.23 | 【和文誌】第93巻10号掲載の特集「名古屋議定書に関して」オンライン公開 |
| 2015.10.23 | 【和文誌】93巻7号の特集・バイオミディア公開 |
| 2015.10.22 | 【事務局より】大会開催期間(2015年10月26日~28日)中の事務局業務について |
| 2015.10.21 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.10.20 | 【年次大会】第68回日本生物工学会大会(2016)シンポジウム公募 |
| 2015.10.09 | 【JBB】Vol. 120, No. 5 (2015年11月号)オンライン公開 |
| 2015.10.05 | 【中部支部】メールマガジンBBChubu 第8号 発刊 |
| 2015.09.25 | 【若手会】2015年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー開催報告掲載 |
| 2015.09.25 | 【随縁随意】外国人留学生の育成と支援 -高木 博史 |
| 2015.09.25 | 【和文誌】第93巻9号の一部を公開しました |
| 2015.09.25 | 【会告】英文誌(Journal of Bioscience and Bioengineering)掲載料改定のお知らせ |
| 2015.09.25 | 【和文誌】93巻6号特集とバイオミディア公開 |
| 2015.09.24 | 【研究助成】山田科学振興財団 2016年度研究援助候補 推薦募集《学会推薦》 |
| 2015.09.16 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.09.11 | 【西日本支部】2015年度学生賞候補者推薦募集 |
| 2015.09.07 | 【JBB】Vol. 120, No. 4 (2015年10月号)オンライン公開 |
| 2015.09.04 | 【年次大会】事前参加登録の受付を終了しました |
| 2015.08.25 | 【和文誌】第93巻8号の一部を公開しました |
| 2015.08.25 | 【和文誌】93巻5号特集とバイオミディア公開 |
| 2015.08.25 | 【随縁随意】酵素阻害剤とくすり -森原 和之 |
| 2015.08.21 | 【学会賞】2015年度授賞式および受賞講演のご案内 |
| 2015.08.19 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.08.05 | 【事務局より】夏季休業のお知らせ(8月12日~14日) |
| 2015.08.03 | 【JBB】Vol. 120, No. 3 (2015年9月号)オンライン公開 |
| 2015.07.31 | 【年次大会】演題番号の通知メールについて(7月31日配信済み) |
| 2015.07.29 | 【年次大会】演題番号通知メールについて(7月31日配信予定) |
| 2015.07.29 | 【セルプロセッシング計測評価研究部会】第一回研究討論シンポジウム実施報告 |
| 2015.07.25 | 【随縁随意】微生物学の発展と広がりの中で思うこと-松下 一信 |
| 2015.07.25 | 【和文誌】第93巻4号特集とバイオミディア公開 |
| 2015.07.25 | 【和文誌】第93巻7号の一部を公開しました |
| 2015.07.17 | 【JBB】Vol. 120, No. 2 (2015年8月号)オンライン公開 |
| 2015.07.17 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.07.03 | 【年次大会】参加申込み受付中 締切: 2015年9月4日(金)17:00 |
| 2015.06.25 | 【本部だより】2015 KSBB春季大会に参加して |
| 2015.06.25 | 【和文誌】第93巻6号の一部を公開しました |
| 2015.06.25 | 【和文誌】第93巻3号バイオミディア公開 |
| 2015.06.23 | 【セルプロセッシング計測評価研究部会】2015年度優秀学生発表賞に関するお知らせ |
| 2015.06.23 | 【学会賞】2015年度学会賞受賞者決定のお知らせ |
| 2015.06.19 | 【JBB】2014 Impact Factor 1.884 |
| 2015.06.17 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.06.09 | 【JBB】新編集委員会発足のお知らせ |
| 2015.06.08 | 【学術賞】平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 受賞候補者の推薦募集《学会推薦》 |
| 2015.06.04 | 【学術賞】第24回木原記念財団学術賞 受賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
| 2015.06.03 | 【年次大会】講演要旨登録受付中 締切: 7月1日(水)正午 |
| 2015.06.01 | 【JBB】Vol. 120, No. 1 (2015年7月号)オンライン公開 |
| 2015.05.25 | 【随縁随意】喜んでばかりはいられない?-正田 誠 |
| 2015.05.25 | 【和文誌】93巻5号の一部を公開しました |
| 2015.05.25 | 【和文誌】93巻2号バイオミディア公開 |
| 2015.05.22 | 【本部より】生物多様性条約・名古屋議定書に関する要請書 |
| 2015.05.20 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.05.07 | 【JBB】Vol. 119, No. 6 (2015年6月号)オンライン公開 |
| 2015.04.27 | 【会告】代議員選挙の結果について |
| 2015.04.27 | 【事務局】学会事務局休業のお知らせ |
| 2015.04.24 | 【和文誌】93巻1号バイオミディア公開 |
| 2015.04.24 | 【随縁随意】これから研究室を立ち上げる方へ – 関口 順一 |
| 2015.04.24 | 【和文誌】第93巻4号の一部を公開しました |
| 2015.04.23 | 【学術賞】第5回三島海雲記念財団「三島海雲学術賞」候補者推薦募集《学会推薦》 |
| 2015.04.21 | 【セルプロセッシング計測評価研究部会】第34回動物細胞工学シンポジウム共催のお知らせ |
| 2015.04.17 | 【本部】第6回産学技術研究会 開催報告 |
| 2015.04.15 | <法定点検によるサーバ停止のお知らせ> 2015年5月30日(土)13:00~ 5月31日(日)10:00 |
| 2015.04.15 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.04.15 | 【中部支部】メールマガジンBBChubu 第7号 発刊 |
| 2015.04.14 | 《公益社団法人 日本生物工学会》寄附のお願い |
| 2015.04.01 | 【年次大会】第67回日本生物工学会大会サイトオープン |
| 2015.04.01 | 【研究助成】2015年度内藤記念 講演助成金《学会推薦》 |
| 2015.04.01 | 【研究助成】第47回内藤記念 海外学者招へい助成金《学会推薦》 |
| 2015.04.01 | 【学術賞】第47回内藤記念科学振興賞 候補者推薦募集《学会推薦》 |
| 2015.03.25 | 【和文誌】第93巻3号の一部を公開しました |
| 2015.03.25 | 【和文誌】92巻12号特集・バイオミディア公開 |
| 2015.03.25 | 【随縁随意】国立大学改革について思うこと – 江崎 信芳 |
| 2015.03.25 | 【学術賞】平成27年度 島津賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
| 2015.03.23 | 【JBB】Vol. 119, No. 5 (2015年5月号)オンライン公開 |
| 2015.03.20 | 【学術賞】第6回(平成27年度)日本学術振興会 育志賞受賞候補者募集《学会推薦》 |
| 2015.03.18 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.03.17 | 【学会賞】2015年度受賞候補者推薦募集終了のお知らせ |
| 2015.03.17 | 【JBB】EndNoteアウトプットスタイル提供開始 |
| 2015.03.03 | 【JBB】Vol. 119, No. 4 (2015年4月号)オンライン公開 |
| 2015.03.02 | 【代議員選挙】投票受付を終了いたしました |
| 2015.02.25 | 【和文誌】第93巻2号の一部を公開しました |
| 2015.02.25 | 【和文誌】92巻11号特集・バイオミディア公開 |
| 2015.02.25 | 【随縁随意】糖質制限とミトコンドリア - 永井 史郎 |
| 2015.02.23 | 【東日本支部】2015年度日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦 受付終了のお知らせ |
| 2015.02.18 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.02.16 | 【代議員選挙】投票受付中(締切: 2015年3月2日正午) |
| 2015.02.10 | 【学術賞】第12回日本学術振興会賞 (JSPS Prize)受賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
| 2015.02.09 | 【JBB】Vol. 119, No. 3 (2015年3月号)オンライン公開 |
| 2015.01.28 | 【東日本支部】東日本支部長賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い(締切:2015/2/13) |
| 2015.01.25 | 【和文誌】92巻10号特集・バイオミディア公開 |
| 2015.01.25 | 【和文誌】第93巻1号の一部を公開しました |
| 2015.01.25 | 【随縁随意】伝統は革新の連続~原点を見つめ、能動的に変化していこう~ - 倉橋 修 |
| 2015.01.23 | 【年次大会】2015年鹿児島大会 シンポジウム公募終了 |
| 2015.01.22 | 【事務局より】代議員選挙(電子投票の実施)について |
| 2015.01.22 | 【学会賞】2015年度各賞受賞候補者推薦のお願い |
| 2015.01.21 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2015.01.19 | 【事務局より】2015-2016年度代議員の立候補・推薦受付を終了しました |
| 2015.01.15 | 【JBB】Vol. 119, No. 2 (2015年2月号)オンライン公開 |
| 2015.01.14 | 【事務局より】2015年度研究部会設置申請募集 |
| 2015.01.08 | 【正会員の方へ】2015-2016年度代議員立候補・推薦受付中(締切:1月19日正午) |
| 2015.01.06 | 【JBB】2015年1月よりNote及びTechnical Noteを廃止しました |
Published by 学会事務局 on 24 12月 2015
生物工学会誌 第93巻 第12号
中西 一弘
今から四十数年前の学生の時、筆者は、京都大学工学部で触媒反応工学の研究に携わっていた。この頃、すでに大学のポストを見つけることは難しかったが、幸運にも農学部食品工学科の農産製造学研究室の助手として採用された。実質的に新設の研究室であったので、研究テーマを探すことから始めたが、長年にわたり試行錯誤の日々が続いた。ようやく、研究が軌道に乗り始めたころに、岡山大学工学部に新設された生物応用工学科の教授として赴任したが、一期生がまだ2年生であり、学科の建物ができるまで3年近く待たねばならなかった。ここでも本格的に研究できるようになるまでに随分年月が経過した。
二つの新設の研究室で苦労したことは、研究者であれば誰しも同じではあるが、研究テーマと研究費である。筆者が助手のときには自由に申請できる研究費は科研費のみであった。現在では、さまざまな競争的資金制度や民間の助成金制度が利用できるので隔世の感がする。研究費の面からは、昔よりはるかに研究しやすい環境になっている。一方、教育やいわゆる雑用に取られる時間が増え、研究時間が減っていることも事実である。特に、雑用に対する取組み方を工夫して、研究に必要な時間を確保することが求められる。
さて、研究は、ナンバーワンを目指す研究とオンリーワンを目指す研究に大別される。ナンバーワン研究では、同じ分野で多くの研究者が競って頂点を目指す。通常、多額の研究費が使われる。オンリーワン研究では、それまでは注目されていなかった分野で独創的な研究に挑む。研究テーマ選択の自由度は高いが、リスクは大きいと言える。ただし、ナンバーワン研究でも、その過程では新規性を追求する必要があることは言うまでもない。どちらがよいかは研究者の置かれている立場や考え方により異なる。
上述した事情などにより、筆者は、一貫してオンリーワン研究を志向した。しかし、通常、オンリーワン研究の糸口を探すことは簡単ではない。文献調査、学会・シンポジウム、研究者との交流、あるいは企業との共同研究などを通して得られるさまざまな情報に基づいて納得がいくまで考え抜くことが肝要である。一方、研究室で得られた実験結果、特に、当初の予想とは異なる結果からオンリーワン研究が生まれる場合もある。さらに、同じ研究室に留まるのではなく、機会があれば複数の研究室を経験することもよい。
筆者の場合は、助手のときに留学したミュンヘン工科大学で行った研究が、オンリーワン研究の糸口の一つになった。雑用がまったくない環境で、自分の思うように研究を行えたことは幸運であった。与えられた研究テーマは、スキムミルクの濃縮に使用した限外ろ過膜の水洗浄速度の解析という食品工学分野のテーマであった。初めての分野の研究であったが、最終的に、膜面上に付着しているタンパク質の構造・状態が、洗浄速度に支配的な影響を及ぼすことを示し、一段落をつけることができた。本研究の過程で、付着あるいは相互作用が関与する事象に興味を抱くようになった。このような体験が糸口となって、後日、微生物菌体懸濁液のろ過、糸状菌の膜面液体培養、さらには、物質の固体表面への吸着・脱離現象、有機溶媒系での固定化酵素反応、相互作用を伴う酵素反応、配向制御固定化など多くのオンリーワン研究が生まれた。いずれのテーマにも共通するキーワードは付着・相互作用である。
オンリーワン研究も自己満足で終わるのではなく、学会などで認められると喜びも一入である。筆者の場合、当時はオンリーワンを目指した研究を行っていると自負していたが、今、振り返ると、本物のオンリーワン研究を行っていたと言えるのかどうか、ニッチな分野の研究を行っていただけではないのかと思うことがしばしばである。本会の特に若手の会員諸氏には、本物のオンリーワン研究に挑んで、功をなしていただければと期待しております。
著者紹介 中部大学応用生物学部(教授)
Published by 学会事務局 on 24 12月 2015
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Published by 学会事務局 on 18 12月 2015
| 1 | Prof. Dewey Ryu | University of California, Davis |
|---|---|---|
| 2 | Prof. Pornchai Matangkasombut | Mahidol University(元学長) |
| 3 | Prof. Napavarn Noparatnaraporn | Kasetsart University |
| 4 | Prof. Jochen Büchs | RWTH Aachen University |
| 5 | Prof. Jung-Keug Park | Dongguk University(元KSBB会長) |
| 6 | Prof. Byung-Gee Kim | Seoul National University |
| 7 | Prof. Yoon-Mo Koo | Inha Univ(元KSBB会長) |
| 8 | Prof. Jian Jiang Zhong | Shanghai Jiao Tong University |
| 9 | Prof. Wei-Shou Hu | University of Minnesota |
| 10 | Prof. Virendra Bisaria | Indian Institute of Technology, Delhi |
| 11 | Prof. Emer. Amaret Bhumiratana | Mahidol University名誉教授(元理学部長) |
| 12 | Prof. Watanalai Panbangred | Mahidol University |
| 展示出展企業 | 王子計測機器(株), (株)サンキ精機, 三洋貿易(株), (有)ジオサポート,(株)島津製作所,(株)セントラル科学貿易, タイテック(株), (株)高杉製作所, (株)バイオット, (株)平山製作所,フェニックスサイエンス(株), (株)マルハニチロ食品, (株)丸菱バイオエンジ, 安井器械(株), 和光純薬工業(株), 神戸天然物化学(株), スクラム(株), (株)トーホー, 日本ベクトン・ディッキンソン(株), ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(株), 不二製油(株) |
|---|---|
| 業務協力企業 | (株)アサイコンピュータサービス, (株)ダイナコム, 和田総合会計事務所 |
| 顧問 | 小林 猛, 吉田 敏臣 |
|---|---|
| 名誉会員 | 塩谷 捨明, 奥村 康 |
| 功労会員 | 冨田 房男, 西野 徳三, 石井 茂孝, 蓼沼 誠, 田中 秀夫, 山縣 民敏, 大宮 邦雄, 岡崎 光雄, 岡部 満康, 山根 恒夫, 安部 康久, 荒井 基夫, 加藤 暢夫, 菅 健一 , 高野 光男, 山田 靖宙, 長谷川 徹, 室岡 義勝, 石崎 文彬, 緒方 靖哉 |
Published by 学会事務局 on 18 12月 2015
3D image of the hydroxyapatite (HA) disk and mixed-species oral biofilm visualized by continuous-optimizing confocal reflection microscopy (COCRM). Oral biofilm was produced by mixed-species oral bacteria cultured in TSB medium (1% saliva) on an HA disk. The reflection microscopy-based method COCRM uses reflected light, instead of fluorescence in confocal laser scanning microscopy, as a signal. Thus, COCRM does not depend on fluorescence and permits three-dimensional visualization of biofilms without genetic transformation or fluorescent probing. The COCRM technique can sequentially visualize intact biofilms and reveal their basal materials (in this case, on HA disks). Furthermore, a combination of COCRM and fluorescent proteins or staining can be used to visualize the localization of the subpopulation in the biofilm.
The image was taken by Dr. Tomohiro Inaba at Prof. Nobuhiko Nomura laboratory, Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba (http://www.envr.tsukuba.ac.jp/~microbio/).
⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)
Published by 学会事務局 on 16 12月 2015
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年12月16日付で、第21回「乳酸菌の働き」
が掲載されました。
Published by 支部:北日本 on 13 12月 2015
Published by 支部:西日本 on 10 12月 2015
Published by 支部:西日本 on 10 12月 2015
日本生物工学会西日本支部では、生物工学に関連する優れた実績を讃え、下記の5名に2015年度の支部学生賞を授与することに決定しました。誠におめでとうございます。
藤野 志保子(岡山大学大学院環境生命科学研究科M2)
森重 なつみ( 山口大学大学院農学研究科M2)
渡邉 研志(広島大学大学院先端物質科学研究科D3)
松山 莉麻(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究科M2)
桑村 修司(徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究科M2)
Published by 支部:中部 on 04 12月 2015
Published by 支部:九州 on 04 12月 2015

| 日時 | 2015年10月31日(土)10:30~16:30 |
|---|---|
| 会場 | 九州工業大学 飯塚キャンパス(福岡県飯塚市川津 680-4) |
| 日時 | 2015年12月5日(土) |
|---|---|
| 場所 | 宮崎大学 農学部講義棟(木花キャンパス:宮崎市学園木花台西1丁目1番地) |
Published by 支部:東日本 on 04 12月 2015
Published by 支部:関西 on 04 12月 2015
日本生物工学会関西支部では、例会ならびに見学会/懇親会を下記の通り開催いたします。多数ご参加下さい。
アポトーシス(機能的細胞死)およびプログラム細胞死は真核生物にのみ存在し、分化などに必須の機能であることが知られているが、原核生物にアポトーシスは存在しないのだろうか?近年、原核生物にも多数の toxin-antitoxin (TA) system と呼ばれる自殺遺伝子制御系が存在することが明らかとなり、様々な生理機能を有することが示唆されてきた。また、自殺遺伝子であるtoxinを利用して様々な応用技術が開発されている。私たちは、MazF toxin (ACA 配列特異的RNA分解酵素) を用いて RNA ウイルスであるヒト免疫不全ウイルス(HIV) や C型肝炎ウイルス(HCV) を細胞内から根絶できることが可能であることを示した。また、細胞内で目的タンパク質のみを発現できる “single protein production (SPP) system” をさらに応用し、目的タンパク質のアルギニン残基をすべて毒性があるカナバニン (アルギニン誘導体) に置換したタンパク質の創生に成功した。今回は、TA system の生理的役割およびこれまで開発した応用技術について紹介する。
アフリカおよび地中海沿岸諸国を中心に、根寄生雑草による農作物への被害は年間一兆円に上ると推定されている。また、アフリカの開発途上国での農作物の減収は飢餓問題に直結するため、この問題の早期解決が求められている。これまでに多くの研究者らによって様々な防除方法が提案されてきたが、実用化にいたった例はなく、依然、根寄生雑草による被害は拡大中である。我々は、根寄生雑草に選択的な除草剤の開発に向けて、その標的となる分子を探索している。日本に帰化した根寄生植物であるヤセウツボ(Orobanche minor)を実験材料として、発芽種子のメタボローム解析を行ったところ、この過程でガラクトシルスクロースであるプランテオースが代謝されることが明らかとなった。本講演では、根寄生雑草の発芽におけるプランテオース代謝の重要性と、防除標的としての可能性について、これまでに得られている知見を紹介する
清酒の分析項目としては、日本酒度・アルコール度数・酸度・アミノ酸度が一般的であるが、それらの分析値が同一であっても清酒の味わいに違いが見られることがある。こうした味わいの違いを客観的な指標に落とし込むことができれば、清酒のおいしさの追求やおいしさを担保するような品質管理に役立てられると期待される。そこで我々は、味認識装置とメタボロミクス技術を組み合わせて、上記のような一般分析値では把握できないような清酒の酒質特性を客観的な指標に落とし込むことを試みている。本講演では、「白鶴錦を使用した大吟醸酒の酒質特性の解析」、「清酒の押し味の解析」の2つの具体的な事例を取り上げて、我々の取り組みを紹介する。
Published by 部会:代謝工学研究部会 on 01 12月 2015
有用物質生産微生物、植物の代謝工学研究は、細胞内の代謝解析、ゲノム編集、合成生物工学などの成果を取り込みながら産学で大きな進展を見せています。そこで、代謝工学研究の現状とこれからの方向性を展望するためのシンポジウムを企画しました。産学の研究者、学生の皆様の来聴を歓迎します。
日時: 2016年1月21日(木) 13:30~17:30
場所: 大阪大学吹田キャンパス 工学研究科C2棟メモリアルホール
【講演内容】
参加費: 無料
参加登録: 不要
連絡先:
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘1-5 大阪大学大学院情報科学研究科代謝情報工学講座
松田 史生 (fmatsuda@ist.osaka-u.ac.jp , TEL 06-6879-7432)
Published by 学会事務局 on 25 11月 2015
生物工学会誌 第93巻 第11号
菅 健一
1960年代、我が国の高度経済成長に伴って発生した深刻な公害問題、この危機を克服した技術、さらに1990年代に入り、地球規模での環境保護で大きな課題になっている地球温暖化、その原因と考えられる温室効果ガスの削減など、我々が得た経験や技術を発展途上国に広く導入できれば、地球の環境破壊を最小限に抑えることができるかもしれません。このことを踏まえて、日本が経験した公害の歴史とその対策を振り返ってみたいと思います。
戦後70年という言葉が新聞紙上を賑わしていますが、敗戦から10年足らずの1956年(昭和31年)、政府は高度経済成長を促進させるため、四日市に石油コンビナートを建設し、さらに全国に同様のコンビナートを建設するなど、経済の飛躍的な成長政策を打ち出しました。昭和33年度版科学技術白書によれば、この当時、日本は先進国から科学技術を輸入して近代化を図ることに汲々とし十分な研究能力を持つ余裕がなかったようです。また、これらの技術には排ガスや排水処理に対する考慮がなされていなかったため、1960年代、各地で大気汚染、水俣病、イタイイタイ病などのいわゆる公害が発生することとなりました。当時はまだ公害の深刻さに対する政府の認識が甘かったこと、さらに、日本の国際競争力が弱かったこともあって、公害対策に力を入れれば、経済の発展が立ち遅れるという考えがあったといわれています。
しかし、高度経済成長の中、各地の公害問題の発生に加えて、自動車の排ガス、光化学スモッグ、河川、湖沼、湾岸地域などの水質汚染などが発生して、国も本格的に公害対策を講じる必要が生じるようになりました。こうして、1970年のいわゆる公害国会で公害防止のための法律、公害対策基本法が成立し、さらに、1971年、公害対策本部に代わって環境庁を設立させ、本格的に環境問題に取り組む体制が誕生しました。大学関係の研究者の間でも環境問題解決に向けて関心が高まり、公害関連問題をいろいろな角度から総合的に研究するため1970年代に「科学研究費補助金特定研究」という共同プロジェクトが発足しました。私どもも市川邦介教授、前田嘉道先生(現・姫路工大名誉教授)の下、東京大学農学部有馬啓教授を研究代表者として1974年に発足した「微生物による環境浄化」という特定研究に参加しました。本研究室では富栄養化の原因となる窒素、リンの除去について研究しました。このころ環境問題の持つ総合科学的な性格と、対象とする分野の広がりから、その解決のために新たな科学を構築することが必要という認識も生まれ、環境問題に対する科研費はその後「環境科学特別研究」として1977年から10年間続き、全国の大学の研究室が参加し、既存の学問領域を越えて環境科学を体系づけることとなりました。
日本ではこのような公害に対する取組みによって、大気中の二酸化硫黄の濃度については大幅に改善がなされ、水質汚濁についても有害物質濃度は環境基準を達成するようになっています。このように日本は70年代においてさまざまな公害に悩まされましたが、その経験から、現在では高いレベルの汚染防止技術が築かれました。
一方、1980年後半から人間の社会、経済活動によって増加した地球上の温室効果ガスによって、平均気温が上がり、海水面が上昇、生態系の変化が生じるという温暖化問題が生じてきました。地球温暖化は人類の生存基盤を直接脅しかねない問題であり、早急な対策が必要であります。この問題は先進国と開発途上国の双方がともに取り組むべき問題でありますが、途上国においては、高度経済成長に伴う大気汚染や水質汚濁などの深刻な環境汚染問題を抱えているため、地球温暖化と環境汚染対策を同時に行うことは困難です。公害対策先進国である日本はこれまで獲得してきた技術やノウハウ、さらには新しい省エネ技術やバイオ技術を活用して、途上国を技術支援し、世界全体の温室効果ガス削減に益々貢献して欲しいものです。
著者紹介 大阪大学名誉教授
Published by 学会事務局 on 25 11月 2015
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Published by 学会事務局 on 18 11月 2015
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年11月18日付で、第20回「地球にやさしいプラスチック」
が掲載されました。
Published by 支部:東日本 on 13 11月 2015
日本生物工学会東日本支部主催の賀詞交換会を、下記の日程で開催致します。意見交換ならびに懇親を深める場としていただけますとさいわいです。
12:50~ 受付
13:10~13:20 開会の辞
13:20~14:20 講演会
「交雑による下面発酵酵母育種の新たな展開
~交雑育種技術の開発と新規菌株の作出・評価~」
………太田 拓(キリン株式会社)
「生物工学における睡眠」
………柏木 香保里(スリープウェル株式会社)
14:20~14:30 休憩
14:30~15:30 講演会
「先端膜技術を活用した農業(アイメック)」
………森 有一(メビオール株式会社)
「茶飲料におけるカフェイン除去技術について」
………塩野 貴史(キリン株式会社)
15:30~15:40 閉会の辞
16:00~17:50 ビール工場見学
18:00~19:30 懇親会
Published by 学会事務局 on 04 11月 2015
2015年11月4日にNHK甲府放送局のディレクターが、ノーベル医学・生理学賞を受賞された大村智博士の特集番組(NHK甲府放送局にて2015年11月6日夜 放送予定)の取材のため、日本生物工学会事務局を訪れました。
今回の取材では、大村先生が山梨大学で行った研究の成果で日本生物工学会の「醗酵工学雑誌」に掲載された論文の撮影が行われました。

醗酵工學雑誌 42巻9号
1964年9月15日発行

「イオン交換樹脂の醸造工業への応用に関する研究 :
(第14報)
ブドウ酒の重金属障害に対する安定化について(その2)」
…加賀美 元男, 大村 智
(醗酵工學雑誌 42巻9号, p. 571-575)
Published by 学会事務局 on 04 11月 2015
セルプロセッシング計測評価研究部会では、「優秀学生発表賞」を設けています。
優秀学生発表賞は、将来を担う研究者・開発者の卵たち(高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。
本年度は、第67回日本生物工学会大会で一般講演(ポスター発表)を行った、高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生の発表(16研究グループの30名)に対し、計33名の先生方による厳正な審査を行い、以下の6名に優秀学生発表賞を授与いたしました。

受賞された方および関係者の皆様、おめでとうございます!
優秀学生賞は、来年度も実施いたします。
多くのご参加をお待ちしております。
Published by 学会事務局 on 02 11月 2015
生物工学会誌 第93巻 第10号
浅野 泰久
講演会に付随したパネルディスカッションに何度か出演させていただいたことがある。あらかじめ、座長と大まかな到達点について話し合うのだが、傍から思うほどはっきりと結論を決めて臨むものではなく、ありとあらゆる発言が可能なアドリブの世界である。滔々と自分の意見をうまく述べる演者もあり、また予想しなかったような発言もあって、異なった方向に展開していく場合もある。全体の意見を踏まえ、その流れに沿うように、また自分からの新しい視点を入れるように、瞬時に協調点などを探って発言しなければならず、表現に慣れていない者は大変冷や汗をかくものである。自己の発言記録を読むと、論理が整然とせず紆余曲折しているなど、記録とするには大幅に修正を要することが多い。このように、パネルディスカッションは、研究と似ていて、瞬間のきっかけで局面が展開する芸のようにも思える。
数年前、アメリカで開催された産業用酵素の講演会で、私は、各国における酵素の産業利用についてのパネルディスカッション要員として乞われて壇上に上がった。テーマ以外の打ち合わせはまったくなかった。外国人として口下手は当然なので、ある種の気楽さもあったが、まったく準備がない状況で窮地に陥り、最後の瞬間に自分が思いついた話題は、以下のようなものだった。
「私は幸運にも比較的長く研究に従事する機会を得ました。発見・発明について言えば、たとえば1000の発明をして特許を取ったとしても、3つさえ産業化のきっかけにもならないそうだ。日本の酵素応用技術が世界を先導してきたことは周知のとおりである。そのプロセスの多くは、発見を伴った発明であったことに気づいて欲しい。発明だけしようとしてもコピーになることが多いのではないか。発見についてたとえ話をさせていただきます。発明に先立つMr.発見君は、いわばものすごいスピードで駆け抜けてゆくので、彼が通る瞬間は、普通の人間はほとんどわからないそうです。彼を見た人は少ないが、前髪だけに毛が生えているが、頭の後ろはのっぺらぼうであり、とても変わった姿であるらしい。人間は発見・発明をしようといつも待ち構えており、彼を捕まえようとするのだが、なかなか捕まえられない。なぜなら彼が駆け抜けた後に彼を捕まえようとしても、後頭部がのっぺらぼうだから、つるりと逃げられてしまうのだ。まれに捕まえることができるのは、彼が真正面から走ってきたときであり、そのときだけ前髪をがっちり捕まえることができるのである。」会場は大爆笑となり、この短いスピーチで難を切り抜けた。実は、これは私が在籍した(財)相模中央化学研究所に伝えられていた、有機化学上の発見に関する怪談の一つであった(注)。
豊富な自然の中で遊びながら育った私が、実験科学に魅せられ大きく研究の方向に進路を転換させていただいたのは、有機化学を専門とする研究室で卒業研究の機会を得た時のことである。さらに、大学院では応用微生物学を専門とする研究室に所属し、ご指導をいただいた優れた先生や先輩方のおかげで、実験室での実験生活の楽しさと、自然の中での幼年期の遊びとをいわば重ね合わせることができた。ありとあらゆる実験と数限りない失敗を重ねることを許していただいた、先生方の大らかなご指導に感謝している。
自然は永遠であり、人間はそのほんの一部を解明してきたに過ぎない。これまでの研究人生の中で、はたして彼がMr.発見君だったのかどうかは釈然としないが、偶然と思われる生物現象の発見に何度も遭遇した。一方、自分の自然に対する洞察力のなさを痛感し、悔しい思いをすることもあった。それらの発見を、発明として形にし、産業化へと導いていただいたのは、やはり優れた先生方、同僚、学生諸君、そして企業の研究者の皆様であった。分子生物学が発展し、研究がデジタル化されている現在であっても、私は自然界を超高速で走るMr.発見君の気配を以前にもまして大きく感じている。過去のアナログ的な時代の研究だけにMr.発見君が潜んでいるのではないと思う。彼になかなか巡り合えない苦しみも大きいが、別のMr.発見君を正面から捕まえてみえたいものである。
(注)「「幸福」が来たら、躊らわず前髪をつかめ、うしろは禿げているからね。」『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記(上)』(杉浦民平訳、p. 40、岩波文庫)に由来していると考えられる。
著者紹介 富山県立大学工学部生物工学科(教授)、JST、ERATO浅野酵素活性分子プロジェクト研究総括
Published by 学会事務局 on 23 10月 2015
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Published by 学会事務局 on 22 10月 2015
第67回日本生物工学会大会開催のため、2015年10月26日(月)から28日(水)にいただきましたお問い合わせ、および投稿論文の受付については、10月29日(木)より、順次対応いたします。予めご了承ください。
Published by 部会:メタボロミクス on 22 10月 2015
メタボロミクス講習会 2015
日本生物工学会メタボロミクス研究部会主催
オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき,実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として,今年も例年通り,下記講習会を開催させていただきます.今年は新たに質量イメージング講習をメニューに加え,3日間の講習とします.
日時:2015年12月9日(水)~12月11日(金)
場所:大阪大学生物工学国際交流センター(大阪大学吹田キャンパス内)β棟3階セミナー室
講習内容(予定)
12月9日(第1日)
(午後) イントロダクション:メタボロミクスについて 基本講義:ガスクロマトグラフィー(GC)と多変量解析
12月10日(第2日)
(午前)
福崎講義「メタボロミクスの精密表現型解析への応用」
実習:GC/MSを用いたサンプル分析
(午後)
実習:GC/MSデータの多変量解析
実習終了後,懇親会(予定)
12月11日(第3日)
(午前)
実習:イメージングMSを用いたサンプル分析
(午後)
ラウンドテーブルディスカッション,総括
終了予定 17:00頃
参加費:無料
募集定員:若干名
申し込み方法: 以下の内容のメールを送信してください.定員に達したら締め切らせていただきます.
1)メールのタイトルは,「2015メタボロミクス講習会参加希望(氏名@所属)」としてください.
2)本文中に,以下の項目を記載してください. 氏名 所属 現在の仕事 メタボロミクスを何に使いたいか? その他
3)(申し込み用アドレス) fukusaki[atmark]bio.eng.osaka-u.ac.jp
以上です.
2015年10月
福崎英一郎
日本生物工学会メタボロミクス研究部会代表
大阪大学工学研究科生命先端工学専攻教授
Published by 学会事務局 on 21 10月 2015
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年10月21日付で、第19回「有機系廃棄物からの燃料用バイオガス生産」
が掲載されました。
Published by 支部:九州 on 15 10月 2015
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
Published by 支部:九州 on 15 10月 2015
(講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)
(講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)
(講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)
Published by 学会事務局 on 13 10月 2015
⇒印刷用パンフレット
(605KB)
| 日時 | 2016年1月22日(金)13:00~ |
|---|---|
| 場所 | 徳島大学 常三島キャンパス内 工業会館 2階 メモリアルホール (〒770-8506 徳島市南常三島町2-1 ) |
| プログラム |
(14:05 休憩)
(15:15 休憩) 【一般講演】(演題申込み受付は終了しました)
「長鎖モノエン脂肪酸を含む魚油による抗動脈硬化作用」
|
| 参加費 | 参加費2,000円(非課税)、懇話会費4,000円(税込)ただし、いずれも学生無料 |
| 定員 | 100名(先着順) |
| 申込み方法 | E-mailにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記宛に。懇話会参加の有無も必ずご記載ください。 |
| 申込先 | 〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50 地方独立行政法人大阪市立工業研究所 生物・生活材料研究部 永尾寿浩 TEL: 06-6963-8073 FAX: 06-6963-8079 E-mail: nagao@omtri.or.jp |
| 備考 | お申込みいただいたお名前等の個人情報は、参加確認および今後の学際的脂質創生研究部会講演会のご案内以外の目的には使用いたしません。 |
Published by 支部:東日本 on 13 10月 2015
| 日時 | 2015年12月19日(土) 13:30~ | ||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 場所 | 東京都立戸山高等学校 (東京都新宿区戸山3丁目19−1) |
||||||||||||||||||||||||
| 対象 | 高校生およびその父兄 | ||||||||||||||||||||||||
| 内容 | プログラム
|
||||||||||||||||||||||||
| 参加申込 ・ 問合せ先 |
日本生物工学会 東日本支部 支部長: 石井 正治(東京大学) E-mail: amishii@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp |
Published by 支部:中部 on 05 10月 2015
日本生物工学会中部支部のメールマガジンBBChubuの第8号(2015年10月号)を掲載しました。
⇒
日本生物工学会中部支部 メールマガジン『BBChubu』(第8号)(2.70MB)
BBChubuは、中部支部の会員相互の交流のためのマガジンで、研究紹介、留学体験、大学ブランド商品紹介、中部地区の企業紹介、コーヒーブレイクという会員交流広場(懸賞問題付き!)もあります。
他支部の会員の方々にもお知らせいたしますので、ご覧いただき、ご意見をお送りください。懸賞問題へのご投稿もお待ち申し上げます。
中部支部 BBChubu編集担当
Published by 学会事務局 on 25 9月 2015
2015年7月11日・12日に、愛知県北名古屋市(タナベ名古屋研修センター)で開催された2015年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナーの活動報告を公開しました。⇒開催報告はこちら
Published by 若手会 on 25 9月 2015
本年度の生物工学若手研究者の集い(若手会)・夏のセミナー2015は7月11日~7月12日に、愛知県北名古屋市・タナベ名古屋研修センターを会場として開催されました。
今回の夏のセミナーでは、『異種格闘技戦』をテーマにし、『異分野』の交流が促進されればという願いがありました。特別講演では、なるべく広い分野の方をお招きできればと思い、合計7名の御講演者様に講演をしていただきました。また、初の試みとして懇親会でのポストイットディスカッション、ポスター賞受賞者の講演や名刺を使用したイベント等を企画いたしました。名古屋という地の利を生かし、例年の1泊2日のセミナーよりも少し長めに時間を設定いたしました。
そんなタイトな内容にも関わらず、全国からたくさんの方が参加してくださり、おかげさまで、一般56名、学生76名、計132名の若手研究者(格闘家)が,親睦を深め、有意義な時間を過ごせたのではないかと思っております。
ウェルカム企画
稲沢グランドボウル

有志で集まったプレ企画(ボウリング大会)

本会前から交流を深めています

本会開始
タナベ名古屋研修センター

どうやら今年で無くなってしまうようです。
想い出の地がなくなるのはちょっと寂しい…
準備完了♪

続々と到着されています

実行委員長の蟹江(名古屋大学)の挨拶と、
若手会会長の加藤竜司先生(名古屋大学)からの挨拶により開始!!

さぁ、ひと夏の縁は作れるのでしょうか??
まずは講演会から開始しました。
特別講演1
室谷健太先生(愛知医科大学)
『医学部の中で統計家は何やってるの?』

特別講演2
山本卓先生(広島大学院)『ゲノム編集研究の現状と可能性』

特別講演3
五味勝也先生(東北大学大学院)
『麹菌研究遍歴30年~僕が麹菌を研究している理由(わけ)~』

会場の様子
開始早々活発なディスカッションが繰り広げられました

ちょっと休憩の後研修セミナーへ
研修セミナー
根本章代先生(株式会社インソース)

アサーティブコミュニケーションに関して学びました。
グループワークも和気藹々と進み、会場が温まってきました。
幹事も楽しんでおります(笑)

夕食の後はポスターセッションへ
ポスターセッション
学生・一般を合わせ、計68演題と過去最大数!!
熱い『異種格闘技戦』が繰り広げられました。

入浴の後、ポストイットディスカッションを行いました。
16グループに分かれて、テーブルごとに各テーマを議論。
意見をポストイットに書き、模造紙に貼り付け、最後に意見をグループ化&見える化してまとめいきます。
複数人が同時に意見を出せるという点もあり、たくさんの意見が飛び交いました。
交流会をかねた本イベントは盛り上がっていました。
ファシリテータの先生方、ご協力ありがとうございます!!!!

夜の交流会は、まだまだ続く・・・

一夜明けて講演会からのスタート。
特別講演4
神谷哲先生(株式会社明治)
『人の飲み込み現象を科学する~医食工連携による学際領域への挑戦~』

特別講演5
嶽北和宏先生(医薬品医療機器総合機構)
『PMDAの業務と私のこれまでのキャリアについて』

ちょっとだけ休憩を挟み
特別講演6
成川真隆先生(東京大学大学院)
『食べ物の好き嫌いはどのように生じるのか?』

特別講演7
大池秀明先生(農業・食品産業技術総合研究機構)
『体内時計 + 栄養学』

タイトなスケジュールにも関わらず、アツい議論が繰り広げられました。
これぞ若手会の醍醐味。

昼食後も、まだまだイベントは続きます。
名刺抽選会
名刺を使っての抽選会です。今回初のイベントで、内心ドキドキしていました。
名刺を多く交換した人が有利になったはず。
皆様、たくさんの方々と交流されてました!!

続いて、ポスター賞の発表&授賞式へ
ポスター賞の発表&授賞式
飛翔奨励賞
里村淳さん(京大院)
『タンパク質フォールディングメモリーによるリパーゼの改変』
立上陽平さん(京大院)
『共生過程におけるミヤコグサ根粒菌Mesorhizobium lotiの時系列定量プロテオーム解析』
今回2回目となる歴代の生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者が審査員を勤める飛翔奨励賞の受賞を行いました。審査員には、佐々木寛人さん、佐藤康史さん、仲嶋翼さん(第1回,2012年)、曽宮正晴さん、野口拓也さん(第2回,2013年)、岡橋伸幸さん、影山達斗さん、張斯来さん(第3回,2014年)、一瀬桜子さん、榎本詢子さん、須志田浩稔さん、徳山健斗さん(第4回,2015年)、に行っていただき、2名の飛翔奨励賞を選んでいただきました。飛翔賞受賞者から、表彰と審査のポイントをコメントいただきました。受賞者のみなさん、誠におめでとうございます。

最優秀ポスター賞
藤谷将也さん(名大院)
『細胞形態情報解析による幹細胞制御因子評価法の開発』
優秀ポスター賞
安保紘高さん(岡山大院)
『大腸菌発現系において培地および遺伝子配列が発現量および転写プロファイルに及ぼす影響』
榎本詢子さん(横国大院)
『電気化学細胞脱離を利用した選択的な細胞のキャッチ&リリース』
栗本理央さん(筑波大院)
『医療機器応用に向けた合成高分子と短鎖ペプチドの組み合わせによる細胞選択的材料表面の設計』
馬場保徳さん(東北大院)
『ウシルーメン液による植物バイオマス可溶化処理の16Sメタゲノム解析』
里村淳さん(京大院) (飛翔奨励賞とのダブル受賞)
『タンパク質フォールディングメモリーによるリパーゼの改変』
加藤竜司若手会会長より表彰が行われました。
おめでとうございます!!

受賞者のみなさん、誠におめでとうございます!!

休憩を挟んで、こちらも今回初の試みである、優秀賞プレゼン
優秀賞プレゼン
さすが受賞者です!!
研究のデータ量もさることながら、発表も非常にクリアで分かりやすかったです。

とっても名残惜しいですが、閉会式へ
閉会式
二神泰基先生(鹿児島大学)から、
第67回日本生物工学会大会での若手会総会・交流会のアナウンスをしていただきました。

続いて、河原正浩先生(東京大学)から、
来年の夏のセミナーについてアナウンスをしていただきました。

会もそろそろ終焉。加藤竜司先生(若手会会長)からのご挨拶を頂ました。

誠に僭越ではございますが、蟹江(実行委員長)より会をしめさせていただきました。

最後に集合記念写真

最後になりましたが、今回の夏のセミナーの企画の機会をくださいました生物工学若手会の役員の方々、不甲斐ない実行委員長をいつも支えてくださいました幹事のお兄様方、多大なるご支援を賜りました日本生物工学会,中部支部,ご協賛を頂きました多くの企業様、ご講演を快諾してくださいましたご講演者の方々、そして何より全国各地からお集まりいただきました参加者の皆様に、この場をお借りいたしまして、深く感謝の意を表したいと思います。
そして、健康に、来年の河原先生が幹事をされる若手会夏のセミナー(東京)でお会いしましょう!!
<実行委員>
伊藤圭祐(静岡県立大学)
池内暁紀(株式会社豊田中央研究所)
金岡英徳(名古屋大学)
兒島孝明(名古屋大学)
清水一憲(名古屋大学)
高橋哲也(天野エンザイム株式会社)
中杤昌弘(名古屋大学)
蟹江慧(名古屋大学、実行委員長)

Published by 学会事務局 on 25 9月 2015
生物工学会誌 第93巻 第9号
高木 博史
筆者が支部長を務めている関西支部では、昨年度から産学官の若手人材の国際化を目的とした活動を始めている。たとえば、今年度は支部に所属する産学官機関から選抜した若手研究者に、タイバイオテクノロジー学会主催の国際シンポジウムにおいて、口頭発表の機会を与えるとともに、現地の企業と研究機関を訪問し、見学・討論を行うことで、タイを中心とする東南アジアにおけるバイオテクノロジーの現状を学ぶ機会を提供する。
こうした取組みは、本学会の重点化課題(国際交流・国際展開の推進)に支部として貢献できることの一つとして、今後も積極的に実施していきたい。また、学会としては「アジアの生物工学を先導する学会」を目標に、リーダーシップを発揮しながら、アジア諸国における関連学会との連携強化や若い研究者・技術者の顕彰などを行っている。一方で、おもに国内の大学で修学し、その数が増えている留学生についても、大学だけでなく、学会として彼らの育成・支援を組織的に行う時期が来ているかもしれない。
そこで、学術・経済の両面で発展が著しい東南アジアからの留学生について、所属大学で学生のキャリア支援を担当している立場も含め、最近感じていることを纏めてみた。
大学としては、留学生に最先端の教育を提供し、学位を取得させた上で、日本での就職(アカデミア、企業を問わず)を支援することが優秀な留学生の獲得に直結するであろう。そのためには、大学・企業・国が密に連携し、国には留学生が国内で就職できる制度を充実していただき、企業には大学が育成した人材の就職機会を増やしていただければ有り難い。現在、本学会に所属している留学生は概数で100名弱である。関西支部も具体的な活動を通して学会組織と協力し、国際交流・国際展開の活性化に貢献したい。
著者紹介 奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科(教授)
Published by 学会事務局 on 25 9月 2015
平素より生物工学会英文誌Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)をご利用、ご支援いただき、誠にあり がとうございます。
高木編集委員長はじめ前年度の編集委員、編集事務局、それになによりも論文を投稿いただいた会員の皆様のお力でJBBのインパクトファクター(IF)が上昇し、IF = 2目前の1.884となっております(5年間―IFは2.032)。このJBB の質を維持、さらには益々向上させるためにも経済的なバックアップはなくてはならないものであります。一方、 JBBは会員の学会活動を通じた生物工学の研究成果の発表の場でもありますから、JBBのさらなる発展のためには学会活動そのものの活発化が必須であります。しかし、消費税の値上げや科研費の中止など経済的圧迫があり、現状では学会活動の活発化とJBBの発展を両立させることは極めて困難になってきております。そこで、自助努力でJBBの 向上を図るために、Vol. 121, No. 1(2016年1月号)掲載分よりJBB掲載料の値上げ(4,500円(税抜)/ページから5,500円(税抜)/ペー ジへの改定)の決断に至りました。
会員の皆様に負担を求める誠に苦渋の決断ではありますが、より一層のJBBの発展に尽力する所存ですので、どうぞ理解いただきたく存じます。
日本生物工学会 英文誌編集委員長
加藤 純一
Published by 学会事務局 on 25 9月 2015
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PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 18 9月 2015
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒活動報告![]()
第7回生物工学産学技術研究会をカルピス株式会社本社にて開催いたします。今回は、国際的評価の高まる日本のワイン、日本の競争力の源泉である食品加工技術、そしてニーズの高まる機能性食品における産業界ならではの「ものづくり」に対するチャレンジや商業化技術の最前線について、広範にわたる生物工学産学技術研究会を企画いたしました。
多数の方々のご参加をお待ち申し上げます。
| 日時 | 2015年12月9日(水)14:00~19:00 |
|---|---|
| 場所 | カルピス株式会社 本社 大会議室(東京都渋谷区恵比寿南2-4-1) (http://www.calpis.co.jp/corporate/group/map_headoffice.html) |
| 参加費 | 講演会:無料 懇親会:一般3,000円(税込)、学生1,000円(税込) 当日会場にてお支払ください。 |
| 定員 | 120名(定員になり次第締め切ります) |
| 申込み方法 | 参加を希望される方はこちらの申込フォームからお申し込み下さい。 |
| 申込み締切 | 2015年 |
| 問合せ先 | 日本生物工学会事務局 TEL. 06-6876-2731 E-mail: info@sbj.or.jp |
近年日本ワインが注目されており、国内にワイナリーが多数誕生している。日本ワインならではの味わいや和食との相性など、特色のあるワインが造られている。日本ワインの産業は、海外に比べると規模が小さく、栽培醸造の機械もほぼ輸入のため、その分コストがかかる。長い間、ワイン造りを産業として維持してきた海外の産地に学ぶべきことは多い。輸入ワインに対する競争力を意識し、業界全体でコストの適正化に取り組む必要がある。近年の日本ワインの技術的トピックと、日本ワインのとるべき戦略を紹介する。
前川製作所は、1924年製氷業(町の氷屋)からスタートし、現在では産業用冷凍分野としては国内外でトップメーカーに成長した。そこにはお客様との「共創」を通して潜在ニーズを掘り起こし、オンリーワン製品を提供してきた結果であると認識している。本講演では、伝統的な「日本モノづくり文化」の進化系として、弊社製品の中でも特徴的な製品である食品の凍結・保管装置、食肉加工ロボットの開発について紹介する。
「カルピス」は、創業者三島海雲が青年期にモンゴルでのさまざまな発酵食品を体験したことがきっかけとなって、生まれた日本発の乳酸菌飲料である。乳酸菌発酵乳にショ糖を添加して酵母発酵することで、あの独特な風味が付与される。近年、その独特の風味に関連した生理機能や発酵工程で生産された代謝産物によるさまざまな保健効果が確認されつつある。「カルピス」の開発以来、現在に至る関連した技術の開発について紹介したい。
Published by 学会事務局 on 16 9月 2015
第67回日本生物工学会大会(2015年10月26~28日、城山観光ホテルにて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。
食品の「おいしさ」は食品が持つ大きな機能の一つであると考えられる。そして最近では、様々な手法により、身体の生理的変化、希求メカニズムの研究や、実際 の食品への展開を図る試みがなされている。この「おいしさ」の研究成果は製品(食品)に適用してはじめて価値を生み出せる、まさに産学官連携が必要な分野 である。そこで、食品の「おいしさ」に関わる研究について、最近の取組みを紹介してこの分野の研究と産学官連携の一層の活性化を図ることを目的とする。⇒プログラム
発酵食品は、お客様の生活に潤いを与え、楽しく豊かな生活を実現するための一役を担っている。お客様に支持されている発酵食品(商品)には魅力があり、その 魅力を支えているのが醸造技術である。本シンポジウムでは、ものづくりの醍醐味も合わせて産業界のシンポジストからヒット商品に秘められた技術開発につい て講演していただく。産業界のニーズ把握の考え方については他業界にも参考になる。⇒プログラム
生物工学的手法によるモノづくりは培養計測・制御技術を中心とした手法を駆使し、商業的国際競争力を得て初めて社会に還元される。本シンポジウムでは、原点 に回帰し、培養・計測の新技術を学術界および産業界の第一線のシンポジストからご講演いただく。新技術と実用への課題および展開に関するディスカッション は、発酵産業の商業的発展に向け、産学連携を介した公益に繋がることが期待される。⇒プログラム
Published by 学会事務局 on 16 9月 2015
第66回日本生物工学会大会(2014年9月9~11日、札幌コンベンションセンターにて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。
生活習慣病の増加に伴い、その予防のため、三次機能を有する食品の摂取が重要となっている。本来、食品には自然治癒力を高め、健康の維持・増進を行なう様々な機能性が認められており、最近の研究では、食品が有する生体防御、体調リズム調節、疾病予防及び回復といった三次機能に光が当たっている。本シンポジウムでは、日本の伝統的な発酵産業で培われてきた醸造物が有する機能性に関して、最新の研究に基づく情報を紹介したい。⇒プログラム
バイオインダストリーにおけるプロセス全体の効率化やサスティナビリティに関しては、従来から研究開発が進められている分野ですが、今後も更なる研究開発と 技術革新が必要とされ期待される重要な領域です。そこで今回は、プロセス全体についての効率化、サスティナビリティについて、現状技術の俯瞰と今後の方向 性について広く意見交換する場を持つことにより、参加して下さる皆様の一助にさせて頂く企画といたしました。⇒プログラム
食品の「おいしさ」は食品が持つ大きな機能の一つであると考えられる。そして最近では、様々な手法により、身体の生理的変化、希求メカニズムの研究や、実際 の食品への展開を図る試みがなされている。この「おいしさ」の研究成果は製品(食品)に適用してはじめて価値を生み出せる、まさに産学官連携が必要な分野 である。そこで、食品の「おいしさ」に関わる研究について、最近の取組みを紹介してこの分野の研究と産学官連携の一層の活性化を図ることを目的とする。⇒プログラム
Published by 支部:関西 on 16 9月 2015
関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演頂き、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者、学生の方々に広く知って頂くことを目的としています。また、テーブルディスカッション、懇親会を通して学会などでは難しいこれら企業・研究機関の方との交流を深めて頂ければと考えております。是非奮ってご参加ください!
小川珈琲の歴史と現在活動している事を解説する。合わせて大きく変化するコーヒー市場を時代の流れの中でとらえ、現在喫茶店が抱えている問題点や課題を明らかにすることによりコーヒーと喫茶店の未来を考察したい。
Published by 学会事務局 on 16 9月 2015
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2015年9月16日付で、第18回「植物工場」
が掲載されました。
Published by 支部:西日本 on 11 9月 2015
日本生物工学会西日本支部では2015年度学生賞候補者の推薦募集をしております。下記の要領に従って優秀な学生の推薦をお願いいたします。
(1) 西日本支部地域内の大学の修士課程(博士前期課程)、博士課程(博士後期課程)および高等専門学校専攻科の学生で生物工学会会員
(2) 生物工学会年次大会および支部講演会において口頭・ポスター発表した者もしくは本学会の和文・英文誌に論文を公表した者
Published by 支部:東日本 on 10 9月 2015
(公社)日本生物工学会東日本支部 主催
| 日時 | 2015年11月13日(金)13時~11月14日(土)16時 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 場所 | 八王子セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 開催趣旨 | 「研究室から飛び出よう!」
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| 学生・一般合わせて 35名 (定員になり次第、締め切らせて頂きます。相互交流の観点から、学生はできるだけ指導教員と一緒に参加されるようお願いします。人数に限りがありますので、広く交流を図る目的から学生さんはなるべく1研究室あたり2名程度までの申し込みにご協力下さい。学生単独での参加も可能ですが、必ず指導教員の許可を得てからお申し込みください。また、特許に係る情報を含むプレゼンテーションには対応できませんので、ご了承ください。) |
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| 内容 | プログラム予定
本セミナーは、三つのプログラムから構成されます。 <研究発表会> 参加学生全員に、自分の研究内容について発表していただきます。発表時間は10分間(+質疑10分間)の予定ですが、参加者数により若干短くなる可能性がありますので あらかじめご承知おきください。一度学会で発表したものや、まだデータが出ていないもの、全然うまくいっていないものでも構いません。全体の発表時間は限られておりますので、先着順で受付させていただき、枠が埋まった時点で学生さんの申込みを締め切らせていただきます。研究発表では研究室外の人にも実験の背景や目的、進捗状況などをわかりやすく説明することを心掛けて、スライドを用意してください。(PCはこちらでも用意いたしますが、持参等については申込後に確認します。) <自由討論会> 企業や研究所などで社会人として研究・開発に携わっている先輩方と、学生時代や現在の経験談、企業で必要とされる能力や研究の心得など様々なことについて、緊密かつ自由に語り合います。ふだんなかなか知ることのできない、企業人や大学教員の経験や知識に触れるチャンスです。 <基調講演、モーニングプレゼンテーション> 本セミナーでは、将来生物工学分野での活躍を目指す皆さんへのエールとして、生物工学分野で活躍されている大先輩に、ご自身の研究歴やご経験をお話しいただいています。また、モーニングプレゼンテーションでは、3月に行われた「第3回日本生物工学会東日本支部コロキウム」における東日本支部長賞受賞者による講演を行います。 |
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| 参加申込 | 10月9日(金)までに、1) 氏名、2) 性別(部屋割りに必要)、3) 一般会員/大学教員/学生会員/学生非会員の別、4) 所属、5)連絡先住所、TEL、E-mail、6)その他連絡事項、を記入の上、件名を「第10回学生発表討論会申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。プログラム作成のため、学生の方には、参加申込締切後に簡単な要旨(500字程度)を作成して頂きますのであらかじめご承知おきください(要旨〆切は11月2日を予定)。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 参加費 | 参加費の支払は、当日受付時にお願いいたします。 学生会員3,000円(税込)、学生非会員4,000円(税込) 一般会員・・・大学教員10,000円(税込)、大学教員以外7,000円(税込) (宿泊代・夕朝昼食代・要旨集込) 一般会員の皆様には、研究発表会において学生の発表に対する様々な視点からのご指摘や自由討論会での積極的なアドバイスをお願いします。定員に限りがありますので、下記申し込み先まで早めにお問い合わせください。 |
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| 申込先 | 日本生物工学会東日本支部 第10回学生発表討論会 担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部) E-mail: tohtsuki@yamanashi.ac.jp |
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Published by 部会:代謝工学研究部会 on 26 8月 2015
日本生物工学会代謝工学研究部会では2015年度の活動の一環として、技術交流会を開催します。ご好評いただきました第1回、第2回につづき、第3回交流会では、研究部会関係企業や大学院生、アカデミア若手研究者を対象として、計算機をもちいた代謝シミュレーション技術の基礎を講習するとともに、実際に計算機を用いた実習を行います。初学者向けの内容から、実際の課題解決への利用法まで少人数のセミナー形式で行います。ふるってご参加いただきますようよろしくお願い申し上げます。
詳しくは、大阪大学大学院情報科学研究科 代謝情報工学講座ホームページ(http://www-shimizu.ist.osaka-u.ac.jp/hp/me.html)をご覧下さい。
11月8日(日)
9:00-10:30 講義+演習:代謝シミュレーションの実際(講師:戸谷吉博)
10:30-12:00 講義:代謝モデル作成とデータベース情報の活用法(講師:松田史生)
Published by 学会事務局 on 25 8月 2015
生物工学会誌 第93巻 第8号
森原 和之
終戦後から1950年代にかけて日本の多くの製薬企業は抗生物質の発見に狂奔していた。しかし、抗菌作用によるスクリーニング方法には限界があり、成果は乏しかった。その間、画期的な業績をあげたのは三共研究所の遠藤章氏だった。彼はラットの肝臓抽出液を用いてコレステロール合成阻害剤を探索、1972年、青カビの生産するスタチンを発見した。スタチン製剤が動脈硬化や心臓病の特効薬として世界で広く使用されているのは周知のことである。同様に劇的だったのは米国NIHに在籍中の満屋裕明氏であろう。彼は免疫細胞を用いて多数の化合物を検索、エイズ治療薬AZTを発見する(1985)。AZTは逆転写酵素阻害剤であった。同種阻害剤のddIやddCもエイズ治療薬として認可される。
翻って、私自身の半世紀に及ぶ研究の大半は酵素関係であった。最初に与えられた研究テーマは緑膿菌プロテアーゼ(エルギノリシン)の結晶化だった。3年かかってやっと成功した。1955年、まだ日本が貧しい頃の話である。酵素の活性部位に関する研究はフィリップスによるX-線解析から始まる(1965)。リゾチーム-基質類似オリゴマー複合体の解析により、酵素と基質との結合部位(活性部位)の構造が分子のレベルで明らかとなる。それを酵素的手法でアプローチしたのはイスラエルのシェクターとバーガーであった(1967)。彼らはサブサイトマッピングという手法を考案、パパインの活性部位のサイズを測定した。私達はその手法を利用して多数のプロテアーゼについて検討し、数々の成果をあげた。たとえば、ズブチリシン(枯草菌プロテアーゼ)の活性部位指向性阻害剤を発見する(1970)。同阻害剤で失活したズブチリシンのX-線解析をクラウトら(米)が行い(1971)、我々のサブサイトマッピングの結果(1970)とよく一致することを認めた。
私達はサブサイトマッピングの研究をアスパルティックプロテアーゼにも拡げた。ペプシンや黴酵素を対象とし、有効なヘキサペプチド基質を発見した(1973)。1976年初頭、米オクラハマ大で開催されたアスパルティックプロテアーゼに関するワークショップに招待される。もっとも関心を集めたのは、梅沢らの発見したペプシン阻害剤ペプスタチンの阻害機構に関する同会主催者タン教授の発表であった。ペプスタチンを構成する新アミノ酸残基がペプシン触媒における遷移状態アナログと認定、それを同阻害剤の示す強力な親和性(抗原―抗体反応に匹敵する)の理由とした。タン教授と台湾大學で同級だったというメルク社のリン博士と親しくなる。彼はレニン阻害剤の研究をしていた。ユーゴスラビアのヴィトー・トルク博士とも親しくなり、彼との親交はその後も続く。
1987年の年末、トルクは突然私の研究所を訪ねた。これは内緒だがと断りながら、エイズプロテアーゼはアスパルティックプロテアーゼで、その阻害剤はエイズ治療薬になる可能性があるから、君は早急にその研究を始めるべきだと言って帰っていった。しかし諸般の事情でその研究に着手できなかった。エイズプロテアーゼ阻害剤に関する第一報は、1990年、サイエンス誌に発表される。同阻害剤は遷移状態アナログとサブサイトマッピングの知識をフルに活用して構築された化合物であった。同酵素の立体構造も同薬の創生に貢献した。メルク社ではレニン阻害剤の研究がその後押しをした。その後、同プロテアーゼ阻害剤を含む多剤併用療法が始まり、エイズ死亡者数は激減する。
今や、くすり探しの主流は、スクリーニングではなく、病気発症に関与する酵素の発見、結晶化、X-線解析、活性部位指向性阻害剤構築の時代に入っているようである。時代の変遷とともに進化する研究の有り様を赤裸々に描いた「ザ・科学者、企業体研究員奮闘記」(文芸社、七百円)を最近出版した。ご一読願えれば幸いである。
著者紹介 東亜大学大学院(元教授)
Published by 学会事務局 on 25 8月 2015
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Published by 学会事務局 on 21 8月 2015
2015年度学会賞の授賞式は、第67回日本生物工学会大会の初日(10月26日)に城山観光ホテルで開催されます。授賞式の後に、生物工学功労賞、生物工学賞、生物工学功績賞、生物工学技術賞の受賞講演が行われます。また、生物工学奨励賞(江田賞・斎藤賞・照井賞)および、生物工学アジア若手賞の受賞講演は、大会2日目(10月27日)に行われる予定です。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】2015年10月26日(月)9:00~9:40
【会場】城山観光ホテル(〒890-8586 鹿児島県鹿児島市新照院町41−1) 2階 A会場(ロイヤルガーデン)
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