Published by 支部:北日本 on 27 12月 2017
『生物工学会誌』ー Branch Spirit 北日本支部(2008年12月号以降)掲載記事一覧
こちらでは、『生物工学会誌』Brach Spiritのコーナーに掲載された日本生物工学会北日本支部の活動紹介記事(PDF)がご覧いただけます。
Published by 支部:北日本 on 27 12月 2017
こちらでは、『生物工学会誌』Brach Spiritのコーナーに掲載された日本生物工学会北日本支部の活動紹介記事(PDF)がご覧いただけます。
Published by 学会事務局 on 26 12月 2017
2016年9月からに7回にわたって生物工学会誌に掲載されたシリーズ企画『バイオインフォマティクスを使い尽くす秘訣教えます!』、および現在好評連載中の『間違いから学ぶ実践統計解析』の掲載記事一覧をホームページで公開しました。
Published by 学会事務局 on 26 12月 2017
こちらでは、生物工学会誌のシリーズ企画『間違いから学ぶ実践統計解析』 (2016年94巻4号~2018年96巻2号 隔月掲載)のPDF版をご覧いただけます。⇒『続・間違いから学ぶ実践統計解析』はこちら
| 著者 | 巻–号–頁 (掲載年) | ||
|---|---|---|---|
| 第1回 | 平均値にご注意を | 川瀬 雅也 松田 史生 | 94-4-208 (2016) |
| 第2回 | 正規分布を極める | 川瀬 雅也 松田 史生 | 94-6-348 (2016) |
| 第3回 | データ数はいくつ必要 | 川瀬 雅也 松田 史生 | 94-8-510 (2016) |
| 第4回 | 平均の差の検定の使い方 | 川瀬 雅也 松田 史生 | 94-10-656 (2016) |
| 第5回 | 正しい統計記述とは? | 川瀬 雅也 松田 史生 | 94-12-788 (2016) |
| 第6回 | 外れ値にご用心 | 川瀬 雅也 松田 史生 | 95-2- 96 (2017) |
| 第7回 | 多重比較って何? | 川瀬 雅也 松田 史生 | 95-4-214 (2017) |
| 第8回 | χ2検定の使い方? | 川瀬 雅也 松田 史生 | 95-6-348 (2017) |
| 第9回 | 相関と相関係数 | 川瀬 雅也 松田 史生 | 95-8-494 (2017) |
| 第10回 | 単回帰分析はむずかしい | 川瀬 雅也 松田 史生 | 95-10-624 (2017) |
| 第11回 | 誤差の伝播 | 川瀬 雅也 松田 史生 | 95-12-752 (2017) |
| 第12回 最終回 | 直交表と重回帰分析 ⇒mlr.csv | 川瀬 雅也 松田 史生 | 96-2-88 (2018) |
Published by 学会事務局 on 26 12月 2017
こちらでは、2016年9月からに7回にわたって生物工学会誌に掲載されたシリーズ企画『バイオインフォマティクスを使い尽くす秘訣教えます!』のPDF版をご覧いただけます。
| 掲載記事 | 著者 | 巻–号–頁 (掲載年) | |
|---|---|---|---|
| 第1回 | ウェブ上に散在する情報を生命科学研究にどう役立てるか | 坊農 秀雅 | 94-9-572 (2016) |
| 第2回 | AllieとColilの使い方―PubMed/MEDLINEから効率よく情報を抽出する日本発のサービス― | 山本 泰智 | 94-11-722 (2016) |
| 第3回 | DBCLSが提供する日本語コンテンツ | 飯田 啓介 小野 浩雅 | 95-1-40 (2017) |
| 第4回 | 塩基配列データベースの現状とその有効活用方法 | 坊農 秀雅 中村 保一 | 95-3-152 (2017) |
| 第5回 | Cytoscapeを使ったパスウェイ、ネットワーク解析 | 櫛田 達矢 | 95-5-284 (2017) |
| 第6回 | RDFによるデータベース統合化技術 | 河野 信 | 95-7-414 (2017) |
| 最終回 | 新規ゲノムアセンブリとアノテーション | 野口 英樹 | 95-9-552 (2017) |
Published by 学会事務局 on 22 12月 2017
Asbestos is the general term for a number of silicate mineral fibers that have been widely used in construction materials. While most developed countries have banned the use of asbestos, residual contamination remains a widespread problem, with airborne asbestos fibers contributing to the increasing incidence of lung cancer and mesothelioma. The mechanisms of translocation of asbestos and disease development are still unclear. Akio Kuroda’s research group has developed a fluorescent probe (red) for asbestos using an asbestos-binding protein and succeeded in visualization of frustrated phagocytosis of asbestos that has been stated as an important factor in the initiation of an inflammatory response after fiber exposure.
This image was taken by Takenori Ishida and Nobutoshi Fujihara at Kuroda’s laboratory, Hiroshima University (http://home.hiroshima-u.ac.jp/akbio/pg276.html).
⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)
Published by 支部:東日本 on 22 12月 2017
2017(平成29)年12月22日
日本生物工学会 東日本支部長
石井 正治
2018年度東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。
東日本支部学生奨励賞(旧:東日本支部長賞)は日本生物工学会東日本支部独自の試みとして創設された賞で、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員(全学年を対象)の研究奨励を目的とするものです。
つきましては、東日本支部学生奨励賞ならびに生物工学学生優秀賞への応募者を募集いたします。東日本支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご推薦をお願いいたします。
| 東日本支部学生奨励賞への応募ならびに選考方法 |
|---|
|
| 生物工学学生優秀賞(飛翔賞)への応募ならびに選考方法 |
詳しくは、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦要領をご参照ください。 |
「生物工学学生優秀賞候補者調書」と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」に必要事項を記入し、 「生物工学学生優秀賞」、「東日本支部学生奨励賞」または「生物工学学生優秀賞と東日本支部学生奨励賞」への応募であることを明記の上、電子メールにて、日本生物工学会東日本支部事務局 E-mail: (TEL. 03-5841-5142)宛、2018年2月13日(火)迄にお送りください。
ご多忙中とは思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
Published by 学会事務局 on 21 12月 2017
生物工学会誌 第95巻 第12号
安部 淳一
日本の片隅で糖質の分解酵素を地味に研究していると、つい最先端の知識や技術からは遠ざかり気味になります。したがって、私に不向きなそれらの話は他の先生方にお任せし、これまでの大学生活で自分をもっと磨けば良かったことの反省を述べ、若い研究者とその卵の院生・学生の皆さんへのエールとしたいと思います。
各自の専門と近辺のできるだけ幅広い自然科学の知識を蓄えることは言われずとも行っておられると思いますが、ぜひ専門とまったく異なった分野にも興味を持つことを特にお薦めしたいと思います。最近では、総合科学、あるいは統合科学という言葉も頻繁に目にするようになり、幅広い教養を身につける重要性が指摘されています。国際学会や留学などで海外の研究者と話をする機会を得て、親しくなればなるほど会話が弾み、専門以外にさまざまな話題の会話がなされます。専門領域の最新の科学の話題はもちろんですが、野原を歩くときはさまざまな自然の風物について、町中では建物、道、交通機関、そして室内では政治、文化、歴史、絵画に音楽、文学、映画などの芸術、あらゆることが話題になります。時には、教育システムについても当然話題に上がります。これらについて、皆さんはどの程度興味を持っており、それらの話題を提供することができるでしょう?
私が尊敬する多くの先生方は、専門以外にも深い知識・興味をお持ちでした。物理学者であった寺田寅彦先生や朝永振一郎先生は随筆家としてとても有名で、科学、教育、芸術の分野で多くの作品を残しておられます。学生時代に所属していた研究室のある先生は、さまざまなジャンルをお読みの読書家でまた知識人でした。昼休みに読んでおられた本のタイトルを横目で盗み見て、へディンという探検家やさまよえる湖ロブノールという話を知り、私もシルクロードに興味を持ちました。同じ糖質分野のある先生は、ベートーベンのさまざまな年代における生活状況と心理状態からいくつもの曲の背景を論じ、ついに著書にまとめられました。留学先の仲間達からはよく歴史の話題に巻き込まれましたが、ヨーロッパの歴史はほとんど分からず、またアジアの歴史と対比して語ることもできず沈黙。もちろんその当時の西欧と東欧をまたいだ政治の話にはまったく歯が立ちませんでした。研究室のボスからはカズオ・イシグロの本を紹介されましたが、世界が認める日系イギリス人作家について当時はまったく知らず、また世界中にファンが多い黒澤明監督の映画についての背景や思想について尋ねられても答えられず、恥ずかしい思いをしました。日本の文化、歴史を、そしてそれらに対する私の理解を聞いてもらうチャンスを失しました。
各地で巡り合った教養のある人々の社会科学や歴史、文化の話題の豊かさは、とても豊かな精神性と深い人物像を感じさせ、印象が強く残っています。それらのいくつもの話題が次々に展開されるのが日常会話なのではないでしょうか?ぜひ日常会話に強くなりたいものです。芸術や歴史、文化について深く学べというのではありませんが、それらに接したときに心に留めると同時に感想を必ず言葉で表現し、感性を磨きたいと思いました。私が感じた彼らの豊かな精神性は、研究領域に重要な足跡を示す業績を上げると同時に、毎日の生活を本当に楽しんでいることから来るのではと察することができました。
今後、自然科学にとどまらず、社会科学、芸術、歴史、文化、多方面のことに興味を広く持ち、世界のあちらこちらで話題を提供できる研究者、技術者になって活躍されることをお祈りします。
著者紹介 鹿児島大学農学部食料生命科学科(教授)
Published by 学会事務局 on 21 12月 2017
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Published by 学会事務局 on 21 12月 2017
大会実行委員長 竹山 春子
第69回日本生物工学会大会は東京、新宿の地にある早稲田大学西早稲田キャンパスにて2017年9月11日から14日までの4日間開催されました。私が大会実行委員長を務めさせていただきましたが、東日本支部が一丸となって準備、運営を行い、多くの参加者を得て、盛況のもと終了することができました。例年の会期よりも1日多い日程となりましたが、新しい試みにチャレンジした大会であったと思います。

山崎 直子氏
国内からの参加者は、1732名、海外からも6か国32名の参加者がありました。韓国KSBBからの参加者による講演だけでなく、二つの国際シンポジウムを開催しており、少しずつではありますが国際化が進んでいると思われます。大会初日は、午後から大隈記念講堂にて生物工学賞、生物工学功績賞、生物工学技術賞の表彰と受賞講演が行われました。その後の公開シンポジウムでは、宇宙飛行士の山崎直子様による「宇宙、人、夢をつなぐ」というプラネットレベルでの講演があり、宇宙での生物工学研究に大きな展望を与えていただけました。

濵口 道成先生
次に、国立研究開発法人科学技術振興機構理事長の濵口道成先生から「イノベーションと課題大国日本」というご講演をいただきました。科学立国を目指し、さまざまな取組みが進められてきた日本の力が今減衰してきているというショッキングな内容が、具体的な課題とともに紹介されました。多くの参加者が危機感を覚えたのではなかったでしょうか。それらの課題をどうやって解決したらよいのか、というお話に入る前に講演時間がなくなってしまったとのことなので、是非次回どこかでその部分をお願いしたいと思っています。初日の夕方には、懇親会がリーガロイヤルホテル東京で行われました。早稲田大学ゆかりの酒蔵から銘酒がふるまわれ、お酒をこよなく愛する生物工学会の面々からは大変好評でした。
2日目からは西早稲田キャンパスにて「生物工学の未来を展望する」というコンセプトで、24のシンポジウムが行われました。生物工学の伝統分野である発酵醸造から、腸内細菌、合成生物学、生命情報解析、1細胞解析、機能性食材開発、難培養微生物、細胞培養など最新の先端技術や多くのホットな研究分野のシンポジウムが目白押しでした。若手会からは、博士後期課程学生の口頭発表コンペティションが企画され、今後の生物工学分野を担う若手研究者の活力を感じることができました。また、ランチョンセミナー12件、企業展示は54社となり、産官学交流の場が多く生まれ、今後の生物工学研究の発展が強く感じられました。今回の大会での研究発表は、口頭発表とポスター発表があり、ポスター発表では事前にショート口頭発表を行うことで、口頭発表の機会を多く設けました。聞く側も、どのような研究が進んでいるかを簡単に総括的に聞くことができることから、大変好評でした。また、東日本支部の特別企画として、イブニングセッションを行いました。企業から研究内容をポスターで発表していただき、学生を中心とした参加者が質問するという方式で行われました。将来の就活の情報にもなり得ることから、各ポスターブースでは熱い討議が行われていました。
4日間の大会期間を通じて感じたことは、研究の多様性だけでなく、若手の研究者の活力でした。若手会交流会は、大学院の学生も参加して盛り上がり、大変はじけたようでしたが、うれしい限りです。組織が発展する要件としては、若手が元気なこと、ダイバーシティーが確保されていることだと思っています。今回、私が大会長を務めた際に、女性は初めてですね、とお声をかけてくださる方々がいらっしゃいました。今後、生物工学の研究、学会組織ともに多様性をもって発展していくことによって、濱口先生が言及された課題の解決に生物工学分野が貢献できると思っております。
今回、本当に多くの皆様のお陰で4日間の大会を無事に終えることができました。誠にありがとうございました。この機会に新たなネットワーク、研究シーズが生まれたと信じております。

会長挨拶

懇親会での招待者による鏡開き

銘酒コーナー

2017年度学会各賞受賞者
前列向かって左から,園元,上田,Ling,Lan,田谷,髙木,渡部,古賀,加藤,宮本,
後列向かって左から,中村,菊川,山野,落合,池田,林,袴田,小崎,中野,李(敬称略)
Published by 支部:北日本 on 13 12月 2017
Published by 支部:西日本 on 12 12月 2017
Published by 支部:西日本 on 11 12月 2017
日本生物工学会西日本支部では、生物工学に関連する優れた実績を讃え、下記の5名に2017年度の支部学生賞を授与することに決定しました。誠におめでとうございます。
中野 智貴(岡山理科大学大学院工学研究科M1)
萩本 惇史(岡山大学大学院自然科学研究科M1)
藤井 健太(鳥取大学大学院工学研究科M2)
松尾 慎作(岡山大学大学院環境生命科学研究科M2)
三宅 誠人(愛媛大学大学院農学研究科M2)
Published by 支部:東日本 on 05 12月 2017
日本生物工学会東日本支部主催の賀詞交換会を、下記の日程で開催致します。意見交換ならびに懇親を深める場としていただけますとさいわいです。
13:00~ 受付
【13:20~17:00 講演会】
13:20~13:30 開会の辞
13:30~14:00
「側鎖分岐型ユニットを含むバイオポリエステルの開発」
………雜賀 あずさ(産業技術総合研究所 機能化学研究部門)
14:05~14:35
「NMRメタボロミクスとデータマイニング」
………伊達 康博(理化学研究所)
14:40~15:10
「極地に住む菌類とその排水処理、酒類醸造への利用」
………辻 雅晴(国立極地研究所)
15:10~15:20 休憩
15:20~16:05
「タイにおけるキャッサバパルプからのエタノール生産」
⇒変更しました「ビール泡品質向上への一貫した取組み」
………中村 剛(サッポロホールディングス株式会社 グループR&D本部 グループ研究戦略推進部)
16:05~16:50
「合成生物学が拓く生物工学の限りない可能性」
………木賀 大介(早稲田大学 理工学術院)
16:50~17:00 総合討論・閉会の辞
【17:30~19:30 懇親会】
Published by 支部:東日本 on 05 12月 2017
日本生物工学会東日本支部では、戸山高校SSH部様との共催事業として、『高校生セミナー(付:生徒研究発表会)』を開催しています。本年度は、以下の要領で開催いたします。年末のお忙しい時期とは存じますが、ご参会頂き、ご意見を頂戴できますと、大変幸甚に存じます。
13:00~ 受付開始(1階生徒昇降口)
13:30~ 開会式 (講堂)
13:35~ 第一部 講演会(講堂)
「 育種、そしてバイオエコノミー:未来のトップリーダーに向けて」
…… 東田 英毅(株式会社ちとせ研究所)
14:35~ 第二部 大学生や大学院生による口頭発表(講堂)
「私の研究履歴書 ~微生物の硫黄代謝を中心に~」
…… 小倉 一将(東京大学 博士3年)
「CAR-Tがん治療のための抗体断片のヒト化」
…… 土屋 陽平(東京工業大学 修士2年)
「好熱性水素細菌Hydrogenobacter thermophilus TK-6が排出する香気成分と硫黄代謝についての研究」
…… 中山 宗一郎(東京大学 修士1年)
「酢酸菌Acetobacter acetiのTCA回路関連遺伝子の調節機構の解明」
…… 中村 匡(東京大学 修士1年)
15:40~ 第三部 高校生によるポスター発表(講義室1など)
高校生が研究成果発表を行います。生徒たちの発表には生物工学会の先生方からのコメントがもらえます。
16:30~ 閉会式(講堂)
【共催】戸山高校SSH部
Published by 学会事務局 on 04 12月 2017
科学技術・学術政策研究所では今回ORCIDの事務局長であり、ORCIDの立ち上げから主体的に関わってきたLaure Haak氏の来日に伴い、ORBIT(ORCID活用による研究活動分析の負担軽減と透明性向上プロジェクト)とその周辺の学術情報流通のアップデートに関して議論する機会を設けました。ORBITは、主にファンディング機関を対象にしたイニシアチブですが、エビデンスベースの政策作りや、ネットワーク分析による研究活動の可視化に興味のある皆様にも有意義な話題です。
<ORBIT(ORCID to Reduce Burden and Improve Transparency)プロジェクトとは>
ORBITプロジェクトの要点は以下のとおりです。
<講師略歴>
Laure Haak氏はORCIDの事務局長としてその立ち上げから活動を先導。前職は、Discovery Logic社の主任科学幹部(Chief Science Officer)で、米国国立科学アカデミー科学技術工学委員会のプログラム責任者やアメリカ科学振興協会のScience誌のNext Wave Postdoc Networkの編集者を歴任。スタンフォード大学で生物学の修士を獲得後、同大学の医学部で1997年に脳科学の博士号を取得。彼女は米国国立衛生研究所(NIH)のポスドクも経験。
Published by 若手会 on 04 12月 2017
本年度の生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会2017は、9月12日に東京都新宿区内早稲田大学西早稲田キャンパスにて開催されました。総参加者120名(学生56名,一般54名,シンポジスト10名)と、多数のご参加を頂き、ありがとうございます。
今回の生物工学会では、学生の発表の場を増やしたいとの思いから、昨年度に引き続き2回目となる、若手会オーガナイズの博士後期課程学生プレゼンコンペを開催しました。多数の応募の中から10件の口頭発表を採択し、プレゼンに臨んでもらいました。当日も、100名を越える方がシンポジウムに参加していただき、非常に活気のあるシンポジウムになったかと思います。多数の応募の中から10件の口頭発表を採択し、非常に活発なディスカッションを行うことができました。聴講者全員に採点をお願いし、その結果をもとにその中から、特に優秀なプレゼンを行った4名の発表者を、総会で表彰しました。
最優秀賞:兼吉航平さん (大阪大学)
優秀賞:加藤明宏さん (名古屋大学)、Camila Utsunomiaさん (北海道大学)、依田卓也さん (早稲田大学)

受賞者(若手会会長 今中先生と)

発表者全員で
総会・交流会をご準備頂きました東京工業大学 柘植丈治先生、早稲田大学 細川正人先生をはじめ、本会をご支援頂きました皆様に深く御礼申し上げます。そして、全国よりはるばる東京にご参集頂きました参加者の皆様、誠にありがとうございました。本セミナーをきっかけに、皆様の交流の輪が広がっていくことを若手会一同、切に期待しております。
来年、北見工業大学 小西正朗先生が実行委員長をされる夏のセミナー(北海道)でぜひお会いしましょう。
【総会の様子】

司会進行(青木先生)

新役員メンバー挨拶
(原田会長、お疲れ様でした!!)
Published by 学会事務局 on 01 12月 2017
日本生物工学会は、生物化学工学分野の進歩に寄与した本会会員に生物工学奨励賞(照井賞)を授与し、さらなる研究を奨励しています。
⇒受賞者一覧はこちら
Published by 学会事務局 on 01 12月 2017
日本生物工学会は、生物工学分野の基礎学の進歩に寄与した本会会員に生物工学奨励賞(斎藤賞)を授与し、さらなる研究を奨励しています。
⇒受賞者一覧はこちら
Published by 学会事務局 on 01 12月 2017
日本生物工学会は、醸造(清酒など)に関する学理および技術の進歩 、発展、拡張に寄与した本会会員に生物工学奨励賞(江田賞)を授与し、さらなる研究・技術開発を奨励しています。
⇒受賞者一覧はこちら
Published by 学会事務局 on 27 11月 2017
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を設置しました。
本賞は、日本の大学の博士後期課程(あるいはそれに同等の大学院教育課程)に進学して優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的として授与するものです。
正会員は同賞の受賞候補者を、所定の書式により支部長を経由して推薦することができますので、優秀な学生会員の推薦を宜しくお願いいたします。
※本賞は大会時に表彰されます。受賞者は対象となった研究の成果(あるいはその一部)について、i) 本会大会における発表、もしくは、ii) 本学会の英文誌または和文誌での論文などで発表いただくこととなっております。
Published by 学会事務局 on 27 11月 2017
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Published by 学会事務局 on 27 11月 2017
生物工学会誌 第95巻 第11号
播磨 武
ベトナムのGMP(Good Manufacturing Practice)のレベルを引き上げようと思って、この地に来たのですが。想像していた以上に苦しんでいます。今回は生物工学から離れて、製剤の分野に移った人間のベトナム奮闘記を楽しんでいただければと思います。
さて、私は外資系の新薬メーカーであるファイザーで約30年(前半の20年間は生物化学工学をやっておりました)、日本のジェネリックメーカーである東和薬品で約8年、一昨年の2015年6月まで勤務しました。昨年(2016年)の正月明けに友人から電話があり、「退職して何もしていないなら、ベトナム国内企業でNo. 1の製薬会社であるDHG PHARMA社がコンサルタントを探しているので、ベトナムのために一肌脱いでくれないか」と言うのです。
環境次第ということになり、その年の2月にベトナムへ下見に行きました。ベトナムのGMPレベルがどれほどか知りたいのと、住居と食事が気になっていました。GMPのレベルは想像した通りでした。想像と違っていたのはベトナムではダイレクターレベルでも英語がほとんど通じないと言うことです。会社が準備してくれた住居はホテルでしたが、一軒家とメイドが希望であることと、自宅から会社まで通うのに運転手をお願いしたところ、すべて聞いてくれたのです。会社の会長の熱意が伝わってくる感じでした。もう一つ気になっていた食事はまったく問題なく受け入れることができました。2月にDHG PHARMAで2018年末まで働くことを決めましたが、書類の提出に時間が掛かり、実際にベトナムを再訪したのは4月の半ばでした。
ベトナムに着いて、まず工場見学を行い、工場の人達と話しました。驚いたのは、彼らが前のコンサルタントを盲目的に信じていることでした。以前に東和薬品で働き始めの頃のことを思い出しました。東和薬品の方々は、私の言うことを盲目的に信じてくれました。ただ、これでは私がいなくなった後で、何をするか自分達で考えられるようになりません。東和薬品で人を育てることの難しさを感じましたが、結局、彼らの成長を信じ、自分で考えることの大切さを教えました。ベトナムではもう少し状況は異なりますが、DHGの人々の成長を信じ、日本でやったように、自分で考えることの大切さを教えていこうと思いました。ただし、前のコンサルタントが必ずしも正しくないということを証明してからです。大変だったのは前のコンサルタントの協力がほとんど得られなかったことです。自分で自分のやった仕事や自分で承認した仕事を否定するのですから、無理もありません。このことによって前のコンサルタントとの人間関係が傷つかないことを祈るばかりです。
自分で考えることの大切さは、自由で活発な議論なくしてありえないと思います。しかし、自由で活発な議論をすることは中々大変です。ベトナム人は直属上司に対する信仰が厚く、その言葉に盲目的に服従することに慣れているので、自分で考えようとせず、すぐに答えを聞いてしまいます。答えをすぐに与えずに、根気よく、自分で考えることの大切さを教えていくのです。
私はよく人に“Be a reliable person.”「信頼できる人に成れ」と言いますが、信頼できる人とは約束を守る人だと思います。組織である以上、他人のした約束も守らないといけません。来た当初はAさんがやらないからとか、Bさんが遅れたとか言って、平気で約束を破ることに随分泣かされました。在任中にはReliable personを数人育てたいと思います。
ベトナムの人はある件の担当者を他の誰かに決めたら、その件が自分の担当の仕事と関係あるとしても、まったく無関心な人が多いと思います。また、新しい知識を身に着けようとしない人も多いようです。私は彼らの意識を変え、組織を見直し、必要があれば担当者を変え、DHGを他人の言葉を鵜呑みにせず、自分で考え、新しいことを積極的に学ぶような組織にしたいのです。難しいです。私が苦しむ理由が分かったと思います。任期までに完成は無理でも何とか目途を付けたいと思っています。
著者紹介 DHG PHARMA、 Senior Consultant
Published by 学会事務局 on 26 11月 2017
生物工学会誌 第91巻 第6号
和文誌編集員長 藤原 伸介
この度、生物工学会誌編集委員長を務めさせていただくことになりました関西学院大学理工学部の藤原伸介でございます。就任にあたり、会員の皆様にご挨拶申し上げたいと思います。
伝統ある日本生物工学会の学会誌(和文誌)の編集を担当させていただくことは大変光栄なことだと感じております。和文誌は新会長の園元謙二先生が編集委員長をされていたときに掲げられた三つの目標(学問情報の伝達、学会活動の伝達、会員の相互交流)を継承し、これまで活動を行って参りました。前任の木野邦器先生は民間の視点を重視され、産学連携や民間研究の紹介にもご尽力されました。日本の発酵産業の歴史にも注目され、特に90周年では、記念座談会(本年4月号掲載)を企画化され、黎明期の出来事を生物工学会の歴史を交えながら紹介されています。私は先生方の目標を継承しつつ、さらに「会員が欲する情報の発信」を意識して取り組みたいと考えております。
ご存知のように本学会は民間企業の研究者が会員の約4割を占め、民間企業、大学、あるいは公的研究機関の研究者が集うユニークな学術団体です。和文誌は、学生、教員に学問的価値の高い情報を発信するとともに、民間研究者が欲する情報も発信しなければならないと考えています。学生にとって企業が欲している情報を知ることは、将来の職業選択、キャリアデザインを考える上で大切なことです。また学生会員の方に知っておいていただきたい実験の原理、生化学の基礎なども生物工学基礎講座などを通じて提供して参ります。和文誌が世代を超え会員の皆様にとっての価値ある情報源になるよう務めて参りたいと思っております。
数年前から和文誌の内容もWEB上で公開され、パソコンや情報端末でもお読みいただけるようになっています。特にキーワード検索の機能が進歩したこともあり、冊子体ではなく情報端末の方が読まれているのではないかと感じます。中でも「生物工学基礎講座」「バイオミディア」はダウンロード件数も多く、補助教材としてもかなり活用されているのではないでしょうか。今年の4月号から新たに連載されている「科学者が知っておきたいビジュアルデザインの心得」も好評で、学会発表や学位論文発表などのパワーポイント作りに役立っているのではないかと思います。冊子体では表現できない写真やカラー図もWEBを通じた情報端末では可能です。これからは積極的にWEB媒体も意識し、「会員が欲する情報の伝達」を心がけて参りたいと考えております。
学会誌には大きく二つの使命があると考えております。一つはトレンドとなる学術性の高い情報を会員に知らせることです。和文誌には英文誌にはない親しみやすさがあると思いますが、バイオの最新トレンド、あるいはこれからトレンドになりそうなトピックスを日本語でわかりやすく提供して参りたいと考えています。もう一つは次世代を担う若手研究者の方に、忘れないでいただきたい情報の再発信です。最新の知見とともに、教科書から忘れ去られてしまいそうな内容も、継承すべき事柄は取り上げたいと思います。日本の発酵産業の中で産まれた技術、発酵工学を基礎として培われた先端技術も積極的にとりあげ、我が国の技術水準の高さを会員の皆様に再認識していただきたいと思っています。編集副委員長としては岡澤敦司先生(大阪府立大学 )にご尽力いただくことになっています。デザインセンス抜群の岡澤先生の力を借りて、視覚的にも訴えられる和文誌を目指したいと思います。新年度はこれまで和文誌の編集に携わられた多くの委員の方が去られました。同時に新しい委員の方が多数加わり、委員会全体も若返りしています。新しい力を活力として、他の学会誌に負けない内容の学会誌刊行が続けられるよう努力して参りたいと思います。
どうか会員の皆様のご指導とご鞭撻を、何卒よろしくお願い申し上げます。
Published by 支部:九州 on 08 11月 2017
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
第24回日本生物工学会 九州支部沖縄大会を下記の要領で開催します。
多数のご参加をお待ち申し上げます。⇒このページの印刷用![]()
⇒一般講演・学生賞審査講演プログラムはこちら
| 日時 | 2017年12月9日(土)9:30~20:00 |
|---|---|
| 場所 | 琉球大学農学部(沖縄県中頭郡西原町字千原1)⇒アクセス |
| プログラム | 【一般講演】
【特別講演】特別講演会場(207講義室)13:00~14:50 学会会長挨拶…木野 邦器(日本生物工学会会長) 「有用物質生産に向けた酵素の探索と利用研究、そして展望」 ……木野 邦器(早稲田大学理工学術院・先進理工学部) 「酵素工学からスマート発酵工学への道程:アプローチから生まれたインスピレーション」 ……園元 謙二(九州大学大学院・生物資源環境科学府) |
| 講演申込み 締切 | 2017年10月13日(金)必着 |
| 講演要旨 締切 | 2017年11月10日(金)必着 |
| 参加費 | 一般2,000円、学生1,000円(税込、講演要旨集代を含む) |
| ミキサー | 2017年12月9日(土)18:00~20:00 琉球大学 生協北食堂 (参加費無料) |
| 問合せ先 | 琉球大学 農学部 亜熱帯生物資源科学科 日本生物工学会九州支部 沖縄大会実行委員長 外山 博英 〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町字千原1 TEL. 098-895-8805 E-mail: |
九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。(受付は終了しました。)
メールでお申込みください。送信時の件名は「第24回支部大会/発信者名」とし、下記項目をメール本文に記載してください。
1. 講演題名
2. 発表者:氏名(ふりがな)、所属略称(連名の場合は講演者氏名の前に○印)
3. 連絡先:郵便番号、住所、所属、氏名、Tel、Fax、E-mailアドレス
4. 学生賞審査希望の有無
【学生賞】学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で学生賞の審査を希望される方は、申し込み時に指導教員名とともに学生賞の希望(修士の部・博士の部いずれか)を明記してください。
(注)一般講演は一人一題のみで、複数の講演はできません。また、すべての講演は液晶プロジェクターを用いて行う予定です。PC(Macの方は接続アダプターも含めて)は講演者ご自身でご持参下さい。接続はVGA端子(D-Sub 15ピン)です。
Published by 支部:九州 on 08 11月 2017
♦一般講演プログラム♦
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(休憩 16:00~16:15)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(休憩 16:00~16:15)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(講演時間12分:発表10分、討論2分)
(休憩 16:00~16:15)
♦学生賞審査講演プログラム♦
(講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)
【修士の部】
(講演時間15分:発表10分、討論・審査5分)
【修士の部】
(休憩 16:00~16:15)
【博士の部】
Published by 部会:生物資源を活用した地域創生 on 08 11月 2017
生物資源を活用した地域創生研究部会(グローカルバイオ研究部会)では、生物工学の切り口で地域の課題をグローバルに考える、グローカルバイオシンポジウムを開催いたします。今回はSATREPS プロジェクトをはじめ、地域から世界に広がる生物資源の活用事例を紹介していただきます。
【共催】大阪大学大学院工学研究科 生命先端工学専攻生物工学コース
17:30~19:30 交流会 ラ・シェーナ (交流会参加費は5000円)
Published by 学会事務局 on 02 11月 2017
バイオインターフェース研究部会では、生体分子の界面における相互作用に着目した高感度検出デバイスや、生体分子と高親和性を示す人工材料などのバイオインターフェース研究の成果をさらに上位の段階に発展させるという観点から“より細胞の表層に近い機能をもつバイオインターフェースのデザイン”を目指している。単なる“表面”ではなく、その両側の領域とのつながりをもった真の“界面”を検討対象とする。また、表面に分子を並べることを主眼とした分子アレイより高度な機能性界面の実現を目指し、輸送、伝達、変換といった機能(トランスダイナミクス)を可能とする生物界面をデザインし、新しい分子デバイスの開発や、人工細胞創生技術への応用などを目標とし、関連研究分野のさらなる発展を目指している。
幅広い分野から当会にご参加いただき、新たな基礎・応用研究、研究者間の共同研究が生まれ、育まれることを目指した。
<第一部:研究報告>
1:00~3:20(公開セミナー)
1:00~1:10
最新バイオインターフェース研究の潮流
……堀 克敏(名古屋大学大学院・研究部会長)
1:10~1:40
バイオインターフェースで働く合成分子ツールの開発
……山口 哲志(東京大学大学院)
1:40~2:10
バイオミネラリゼーションペプチドライブラリーによるナノ材料界面の制御
……田中 祐圭(東京工業大学大学院)
2:20~2:50
ナノ粒子を用いた新規分析法の開発
……座古 保(愛媛大学大学院)
2:50~3:20
インターフェイスに創る新しい価値を目指して
……石川 聖人(名古屋大学大学院)
<第二部:パネルディスカッション>
3:30 ~5:30(非公開・部会委員及び、事前登録者のみ)
進行役:中村 史(産総研)、高木昌宏(北陸先端大)
「研究戦略の立て方 (より良い研究申請書の準備に向けて)」
研究戦略の立案に必要な要素や、申請書を書くポイント等を、皆さんで考えてみるという企画
<第三部:活動方針検討会>
5:40~6:00(非公開)
進行役:堀 克敏(名古屋大学大学院)
・次年度研究部会開催場所の決定
・今後の運営方針
・その他
<懇親会>
7:00~(会費制 要事前予約)
金沢・片町 割烹懐石 新橋 こうや
バイオインターフェース研究部会 部会長
名古屋大学大学院工学研究科化学・生物工学専攻
堀 克敏 Email:
Published by 部会:バイオインフォマティクス on 01 11月 2017
バイオインフォマティクス相談部会では、各種のバイオインフォマティクス解析手法に精通した生物工学研究者により構成される相談窓口を開設しました。

Published by 学会事務局 on 27 10月 2017
Journal of Bioscience and Bioengineering(JBB)では、掲載論文の注目度向上のため、Graphical Abstractの掲載を開始しました。
論文投稿時に、論文ファイルと共にGraphical Abstractのファイルをアップロードしてください。
形式につきましては、Instructions to AuthorsおよびElsevierのGraphical Abstracts(サンプル画像あり)の説明をご参照ください。
Published by 支部:九州 on 26 10月 2017
| 日時 | 2017年11月12日(日)10:00~16:00 |
|---|---|
| 会場 | 鹿児島大学農学部 農・獣医共通棟101号教室(鹿児島市郡元1丁目21番24号) |
| 日時 | 2017年12月9日(土)9:00~17:30(予定) |
|---|---|
| 会場 | 琉球大学 農学部(沖縄県中頭郡西原町字千原1) |
(2017/11/12)
(2017/11/16-17)
Published by 学会事務局 on 25 10月 2017
生物工学会誌 第95巻 第10号
山田 隆
科学研究は絶え間なく進み、その成果たる知識と技術も絶え間なく増加し、進歩している。この進歩は、インターネットなど高度情報伝達技術によって全世界でほぼ同時に共有できる。全世界で共有された進歩は、それを基に更なる進歩につながる。しかし、この連鎖がどんなに加速しても、変わらないものは「科学の進歩は科学者によってもたらされ、科学者は人間だ」ということである。それぞれの科学者がさまざまな程度で進歩に貢献する。万有引力の発見や相対性理論、DNA構造解明などの飛躍的進展は、ごく一部の天才的科学者によってもたらされた。天才(ここでは飛躍的進展をもたらす人を天才と定義する)による飛躍が生まれるまでのその土壌は、凡人によって準備されるのが常である。チョッピリ土壌を耕すヒトや、かなり深く広く耕すヒトもいるが(耕す程度を本人は自覚していない)、大多数は天才とはなり得ない。如何に情報が速く広く全世界に流れてもこの土壌耕作者が増えるだけかもしれない。特に情報に敏感で影響を受けやすいヒトほど土壌を耕す側に回る危険がある。
(土壌を地道に耕し、確実に科学の基盤を固める作業を軽視しているわけではない。あらゆる仮説や理論は実証されねば意味がない。実証には多大のエネルギーが必要であり、実証された原理からの演繹で多くの成果が生まれる。天才が出るためにはそれなりの科学者コミュニティーの広がりが必要である。)
あるアイデア(科学情報・技術)が流行すると全世界が一色に染まる(しばらくの間)傾向が、最近特に気になる。これは音楽や映画などの世界では普通であるが、科学の世界では最近まではそうではなかった。科学の世界は基本的に保守的であり、新概念の受け入れには慎重であり、その広がりにも時間がかかった。最近の(軽薄な?)傾向にある情報技術と連動した科学価値観の変化を見逃すわけにはいかない。科学の成果は論文として科学雑誌に発表する。主要雑誌のほとんどはオンライン化され、投稿、査読、公開までインターネット上で行われる。公開された論文はウェブサイトで閲覧され、その頻度が記録される。このプロセスの中に新価値観が埋め込まれてしまった。流行のキーワードを入れておけば、被閲覧頻度が上がる。雑誌編集者、査読者の受けも良い(ただし、研究内容、質とは無関係であるが)。この風潮の影響は看過できないほど大きく見える。結果的に、一見加速されて見える科学の進展が、実は同じレベルでの高速空回りにしか過ぎないことに気づくべきである。この空回りは時に大きな波のうねり(後で無用とわかる)を引き起こす。
科学の進歩に飛躍的貢献をする天才(必ずしも天才でなくても良いが)となるためには、他とは違わなければならない。ボールに集まってボールと一緒に動く下手なサッカー選手たちとは距離を置いて、冷静に物事を見なければいけない。科学者コミュニティーの中では異端者扱いされるかもしれないし、研究費などの獲得競争でも冷遇されるかもしれない。研究成果も学会などでなかなか認められないかもしれない。ただし、意義の高い研究成果は必ず認められるし(昔に比べれば比較的速く)、意味のないものは膨大な論文の海に埋没してゆく。こうした状況で、科学者として如何に自らを鼓舞していくか。また、このような科学者をいち早く発掘して、きちんと評価する体制を整備できるのか。はたまた、このようなポテンシャルのある人材を現教育制度の中でどのように育成していけるのか。科学技術基本法に基づく科学技術創造立国の課題は多い。
著者紹介 放送大学広島学習センター(所長)、広島大学名誉教授
Published by 学会事務局 on 25 10月 2017
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Published by 支部:関西 on 24 10月 2017
| 日時 | 2018年1月29日(月)13:30~19:00 |
|---|---|
| 場所 | 大関株式会社 会議室 (〒663-8227 兵庫県西宮市今津出在家町4番9号) |
| 参加費 | 1,000円(税込)/学生 無料 〈懇親会参加費〉 一般:3,000円(税込)、学生:1,500円(税込) |
京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科 井沢 真吾
高濃度のエタノールは、自身でエタノールを産生する酵母にとってもストレスとなり、さまざまな障害を細胞内に引き起こす。ワインや清酒の醸造過程終盤は高濃度エタノールをはじめとする非常にストレスフルな環境だと考えられるが、このような過酷な状況における酵母の生理は十分に解明されていないのが現状である。本講演では、高濃度エタノールストレス下における酵母細胞の解析で得られた知見を通して、醸造過程終盤で酵母がどのように生き残りを図ろうとしているのか考察したいと考えている。
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 楠本 憲一
和食に欠かせない味噌などの醸造食品は、麹菌を使って製造される。そのため、醸造産業上重要な麹菌の生物学的特性を科学的に解明し、醸造食品の品質維持と向上に関わるような研究が必要となる。この麹菌の一種Aspergillus oryzae(以降、便宜的に麹菌と呼ぶ)のゲノム情報を解明した。その情報を活用して、味噌などのおいしさに関わると考えられる麹菌酵素の解明に取り組み、新しい醸造技術の開発につながる成果が得られたので以下にご紹介したい。「だし」の旨味成分を分解する麹菌酵素群を解明し、その分解活性が低い菌株を育種することにより、加熱を回避した省エネルギーだし入り味噌製造技術開発への道筋を示した。また、麹菌のゲノム上に見いだされた全プロテアーゼ遺伝子の機能解明に共同で取り組み、新規な基質特異性を示す酵素を多数発見した。これらのプロテアーゼの組合せが味噌の多様な旨み発現に寄与していると考えられる。
大関株式会社総合研究所 製品技術開発グループ 平田 みよ
社会構造の複雑化や急激な変化に伴いストレス社会となった現代において、多くの人々が日常生活や普段の仕事の中で「疲労」を感じている。実際に、2012年厚生労働省の疲労調査研究班が一般住民4,000名を対象に疫学調査を行った結果、1/3以上の人々が半年以上続く慢性的な「疲労」を感じていることが明らかとなっている。一方、日本固有の発酵食品である酒粕は、アミノ酸、有機酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維などのさまざまな栄養成分が含まれており、酒粕や米麹などを用いた甘酒は、古くから『飲む点滴』として認知され、「疲労」に効果があることが経験的に知られている。我々はこの点に着目し、酒粕を酵母と乳酸菌で再発酵させることで、さらに抗疲労成分であるL-オルニチンを高含有した素材を開発した。本講演では素材開発の概要と、疲労動物モデルやヒト試験での機能性評価について報告する。
♦ 関連記事:【関西支部】第112回 醗酵学懇話会
⇒関西支部Topへ
Published by 支部:関西 on 24 10月 2017
定員に達しましたので参加申込み受付を終了しました。多数のお申込みありがとうございました。
会場に余裕がありませんので、当日参加は受け付けません。ご了承ください。 ⇒開催報告はこちら![]()
標記例会ならびに懇親会を下記のとおり開催いたしますので、多数のご参加をお待ちしています。
12:30~ 受付開始
13:30~13:35 開会の辞……片倉 啓雄(関西支部支部長・関西大学化学生命工学部)
13:35~14:15
「醸造過程終盤における酵母の生き残り戦略」
…………井沢 真吾(京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科)
14:15~14:55
「麹菌の多様な遺伝子情報を活用した味噌醸造技術を目指して」
…………楠本 憲一(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門)
14:55~15:05 休憩
15:05~15:45
「酒粕を利用した抗疲労素材開発」
…………平田 みよ(大関株式会社総合研究所 製品技術開発グループ)
16:00~17:00 見学会(希望者のみ、大関株式会社 工場)
17:00~19:00 懇親会(大関株式会社 社員食堂)
【大阪方面より】
①阪神電車 久寿川駅下車 南へ徒歩8分
梅田(大阪)から神戸方面行きの快速急行・急行に乗車、甲子園駅で普通に乗り換え次の駅下車
②JR東海道本線 西宮駅下車 タクシー約10分
新大阪駅・大阪駅よりJR神戸方面行きの普通に乗車、西宮駅下車
【神戸方面より】
①阪神電車 今津駅下車 南へ徒歩13分
三宮(神戸)から大阪方面行の特急に乗車、西宮駅で普通に乗り換え次の駅下車
②JR東海道本線 西宮駅下車 タクシー約10分
新神戸→地下鉄→JR三宮駅より大阪方面行きの普通に乗車、西宮駅下車
⇒アクセスマップ
のダウンロード

Published by 学会事務局 on 24 10月 2017
2017年10月12日(木)~13日(金)にBEXCO 釜山国際展示場で開催されたThe Korean Society for Biotechnology and Bioengineering (KSBB)の秋季大会に、日本生物工学会より高木昌宏副会長と中野秀雄理事が参加し、招待講演を行いました。

左から、Min Kyu Oh教授(Korea Univ.)、中野理事、高木副会長、
Jong Wook Hong教授(Hanyang Univ.)、Dong-Myung Kim教授(Chungnam Nat’l Univ.)
Donghyun Lee教授(Chung-Ang Univ.)

BEXCO 釜山国際展示場
Published by 部会:バイオインフォマティクス on 20 10月 2017
この度バイオインフォマティクス相談部会第一回講演会を大阪大学吹田キャンパスで開催する運びになりました。本講演会では生物工学分野に限らず、バイオインフォマティクス技術を利活用されている先生方をお招きしてご講演いただく予定ですので、交流の輪を広げる場としてご活用いただけますと幸いです。
第一回講演会 開催概要
13:00-13:10 開会挨拶
13:10-13:40 講演1 戸谷吉博 先生(大阪大学 情報科学研究科)
「バイオインフォマティクスを利用した代謝工学のための設計技術」
13:40-14:10 講演2 松田史生 先生(大阪大学 情報科学研究科)
「代謝工学におけるバイオインフォマティクスの仕事」
14:10-14:40 講演3 海津一成 先生(理化学研究所 生命システム研究センター)
「E-Cell System: from a single molecule to a whole cell」
14:40-15:00 休憩
15:00-15:30 講演4 岩本一成 先生(大阪大学 蛋白質研究所)
「シグナル依存的なクロマチン構造変化によるスーパーエンハンサーの制御機構」
15:30-16:00 講演5 瀬尾茂人 先生(大阪大学 情報科学研究科)
「バイオイメージインフォマティクスと共同研究について」
16:00-16:30 講演6 樋口千洋 先生(医薬基盤・健康・栄養研究所 バイオインフォマティクスプロジェクト)
「企業でのバイオインフォマティクス研究を振り返って 」
16:30-17:00 講演7 尾形善之 先生(大阪府立大学 生命環境科学研究科)
「次世代シーケンサーをより簡便に活用する」
17:00-17:10 閉会挨拶
17:30- 懇親会 レストラン「クルール」
【実行委員】戸谷吉博(大阪大学)
豊島正和(大阪大学)
堀之内貴明(理化学研究所)
【問合せ先】理化学研究所・生命システム研究センター
堀之内貴明 E-mail:takaaki_horinouchi[at]riken.jp
バイオインフォマティクス相談部会第一回講演会は、2017年12月26日に、大阪大学吹田キャンパス銀杏会館にて開催されました。
生物工学分野の内外より、バイオインフォマティクス技術を利活用されている7名の先生にご講演をいただき、最先端の研究に加え、共同研究やウェット・ドライ間の連携などに関するご講演を頂きました。会は終始リラックスした雰囲気で進行し、しばしば現場の本音が漏れる貴重なお話を聞くことが出来ました。
年の瀬のご多忙のところ、お陰様を持ちまして33名(一般27名、学生6名)にご参加頂きました。ウェット系・ドライ系を含め色々な立場の参加者がおられ、質疑応答も盛況でした。本講演をきっかけに、皆様の交流の輪が広がっていくことを願っております。
ご参加いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
当日の様子

講演1 戸谷吉博 先生(大阪大学 情報科学研究科)
「バイオインフォマティクスを利用した代謝工学のための設計技術」

講演2 松田史生 先生(大阪大学 情報科学研究科)
「代謝工学におけるバイオインフォマティクスの仕事」

講演3 海津一成 先生(理化学研究所 生命システム研究センター)
「E-Cell System: from a single molecule to a whole cell」

講演4 岩本一成 先生(大阪大学 蛋白質研究所)
「シグナル依存的なクロマチン構造変化によるスーパーエンハンサーの制御機構」

講演5 瀬尾茂人 先生(大阪大学 情報科学研究科)
「バイオイメージインフォマティクスと共同研究について」

講演6 樋口千洋 先生(医薬基盤・健康・栄養研究所 バイオインフォマティクスプロジェクト)
「企業でのバイオインフォマティクス研究を振り返って 」

講演7 尾形善之 先生(大阪府立大学 生命環境科学研究科)
「次世代シーケンサーをより簡便に活用する」

講演会場の様子

集合写真

懇親会 (大阪大学吹田キャンパス レストラン「クルール」)

Published by 支部:関西 on 18 10月 2017
| 日時 | 2017年8月25日(金)13:00~19:00 |
|---|---|
| 場所 | 関西大学千里山キャンパス 100周年記念会館 |
| 日時 | 2017年10月31日(火)~11月1日(水) |
|---|---|
| 場所 | 1日目:関西セミナーハウス(京都市左京区) 2日目:見学会 ・株式会社川島織物セルコン(京都市左京区) ・京都市産業技術研究所・色染化学チーム(京都リサーチパーク) |
| 日時 | 2018年1月29日(月)13:30~19:00 |
|---|---|
| 場所 | 大関株式会社 会議室(兵庫県西宮市今津出在家町4番9号) |
Published by 学会事務局 on 17 10月 2017
Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) では、投稿論文をEditorial Manager®で受け付けています。
ORCIDのサイトで必要情報をご登録ください。⇒ ORCIDとは?

登録に関してご不明な点がある場合は Register for your ORCID iDをご参照ください。
♦ 論文投稿サイト:https://www.editorialmanager.com/JBIOSC
⇒Author Agreementテンプレートのダウンロードはこちら
※ご利用にあたっては、初回ログイン時にパスワードの設定をする必要があります。
Editorial Managerのユーザー名とパスワードは、Elsevier Profileとは連動しませんので、ScienceDirect等他のElsevierのサービスで設定されたユーザー名とパスワードに変更はありません。
Published by 学会事務局 on 17 10月 2017
| 日時 | 2018年1月26日(金)12:30~ (※会場の都合上、12時30分からの開催となっています) |
|---|---|
| 場所 | 東広島芸術文化ホール くらら、小ホール(東広島市西条栄町7-19、TEL: 082-426-5900) |
| プログラム |
(14:35 休憩)
|
| 参加費 | 2,000円(非課税)、懇話会費4,000円(税込)ただし、いずれも学生無料 |
| 定員 | 講演会100名、懇話会50名 |
| 申込み方法 | メールにて、住所、氏名、所属、メールアドレス等を明記の上、下記宛にお申込みください。懇話会参加の有無も必ずご記載ください。 |
| 申込先 | 〒536-8553 大阪市城東区森ノ宮1-6-50 地方独立行政法人 大阪産業技術研究所(旧:大阪市立工業研究所) 生物・生活材料研究部 永尾 寿浩 TEL: 06-6963-8073 FAX: 06-6963-8079 E-mail: |
| 備考 | お申込みいただいたお名前等の個人情報は、参加確認および今後の学際的脂質創生研究部会講演会のご案内以外の目的には使用いたしません。 |
本講演会では、下記のように一般講演を募集します。(終了しました)
Published by 支部:中部 on 13 10月 2017
日本生物工学会中部支部のメールマガジンBBChubuの第12号(2017年10月号)を掲載しました。
⇒日本生物工学会中部支部 メールマガジン『BBChubu』(第12号)
(2.08MB)
BBChubuは、中部支部の会員相互の交流のためのマガジンで、研究紹介、留学体験、大学ブランド商品紹介、中部地区の企業紹介、コーヒーブレイクという会員交流広場もあります。他支部の会員の方々にもお知らせいたしますので、ご覧いただき、ご意見をお送りください。
中部支部 BBChubu編集担当
Published by 部会:メタボロミクス on 30 9月 2017
メタボロミクス講習会2017
日本生物工学会メタボロミクス研究部会主催
オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき、実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として、今年も例年通り、下記講習会を開催させていただきます。昨年に引き続き、質量イメージング講習をメニューに加え、3日間の講習とします。
♦11月27日(月)(第1日)
(午後) イントロダクション(福崎):
メタボロミクス概要 基本講義:ガスクロマトグラフィー(GC)と多変量解析
♦11月28日(火)(第2日)
(午前) 実習:GC/MSを用いたサンプル分析
(午後) 実習:GC/MSデータの多変量解析
実習終了後、懇親会(予定)
♦11月29日(水)(第3日)
(午前) 講義(新間):
見えないものを見るイメージングMS 実習:イメージングMSを用いたサンプル分析
(午後) ラウンドテーブルディスカッション、総括
終了予定 17:00頃
1)メールのタイトルは、「2017メタボロミクス講習会参加希望(氏名@所属)」としてください。
2)本文中に、以下の項目を記載してください。
「氏名」、「所属」、「現在の仕事」、「メタボロミクスを何に使いたいか?」
日本生物工学会メタボロミクス研究部会代表
大阪大学工学研究科生命先端工学専攻教授
福崎英一郎
E-mail
Published by 支部:九州 on 28 9月 2017
10:00~10:30「麹菌からの贈り物~発酵食品~」
……白石 洋平(株式会社ビオック)
10:30~11:00「麹菌、その高い物質生産能力」
……二神 泰基(鹿児島大学)
11:00~11:30「酵母ゲノムから解き明かす醸造特性のひみつ」
……渡辺 大輔(奈良先端科学技術大学院大学)
講演会後に、微生物を観察できる体験コーナーを設置します。
11:30~16:00 「発酵に使われる微生物を観察しよう!」
……藤田 清貴(鹿児島大学)
実験の部(13:00~16:00)
(参加申込が必要です・対象:高校生)
実験の部への参加をご希望の方は、下記の実験A~Dの中から第一希望と第二希望を選んでお申込み下さい。
下記 URLからサイトにアクセスして詳細をご確認ください。
詳細:http://chem.agri.kagoshima-u.ac.jp/sbj-k.html
A「醸造技術に使われている酵素反応を体験しよう!」………安部 淳一(鹿児島大学)
B「取り出してみよう微生物のDNA!」………石橋 松二郎(鹿児島大学)
C「造ってみよう!芋焼酎」………吉﨑 由美子・奥津 果優(鹿児島大学)
D「造ってみよう!甘酒」………小城 章裕(ほたる醸造)
主催:日本生物工学会 九州支部
共催:鹿児島大学農学部
本フォーラムは、JSPS 科研費17HP0019 の助成を受けたものです。
Published by 若手会 on 28 9月 2017
今年度の生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のセミナー2017は、広島県福山市(ツネイシしまなみビレッジ)にて行いました。今回も参加者の皆さんの交流ができるよう、第一線で活躍する先生による特別講演、ポスター発表、交流会を三本柱として企画しました。
今回は首都圏から離れた地方での開催となりましたが、最寄りの福山駅は新幹線のぞみの停車であることから関東,関西,九州からのアクセスがよく、広島空港からも近いこともあり、北海道から九州まで全国各地よりご参加いただきました。当初の定員100名を上回る計111名(一般60名、学生51名)のご参加を頂き、ポスター発表件数は54件となりました。ありがとうございました。
参加者の皆様を迎える準備ができました。

福山駅から送迎バスで到着して受付開始です。

受付中です。

講演会場に集まりました。

それでは開会です。皆様、新たなつながりを見つけて、交流しましょう。

若手会会長の原田和生先生からの挨拶です。

特別講演会のはじまりです。
特別講演には生物工学に関わる様々な分野から産学官にてご活躍の7名の先生を講師にお願いしました。初日は3名の先生方です。
最初は星野保先生(産業技術総合研究所)です。「世界の果てできのこ狩り:買えない菌は探すしかない」と題して講演してくださいました。

次は渡辺大輔先生(奈良先端科学技術大学院大学)です。「清酒酵母をサイエンスしてみた」と題して講演してくださいました。

次に山崎理沙先生(広島県立総合技術研究所)より、「広島県産酒の高品質化・新規需要開拓に関する技術開発」と題して講演してくださいました。

研究成果に加え、その過程についての苦労話、これまでの研究者人生について教訓を含めて講演いただき、大変貴重なお話を伺うことができました。

1日目の講演はこれで終了です。講演が2日間に分かれてしまうため、明日講演していただく先生方を参加者の皆様に紹介させていただきました。

恒例のポスターセッションはこれまでのポスター発表に加えて、参加者全員が発表の内容を概観できるようにスライド1枚を1分で発表するショートプレゼンテーションを新たに企画しました。1題あたりわずか1分間(1分で強制終了)でしたが、研究の要を効果的に発表していました。

ポスター発表は、54題のポスターで熱心な議論が時間いっぱいまで随所で行われていました。

バーベキューはまだ暑さの残る野外にて行われました。名札裏に無作為に入れた番号カードで席が割り振られ、新たな出会いとなるような仕掛けを行いました。コンロの火も相まってとても熱いバーベキューでしたが、初めて顔合わせるグループ(8人ごと)で食事も交流も進みました。





入浴して汗を流した後、若手会夏のセミナーの大きな目的の一つ、交流会が始まりました。
まずは特別講演で山崎先生が紹介された広島銘菓もみじまんじゅうに合う日本酒の試飲です。さて、どんな味わいだったでしょうか。

次に実行委員会企画、広島にちなんだ「きき○○」(○○には、もみじまんじゅう、お好みソース、広島の日本酒が入ります、かなりの難問?軟問?)です。各テーブルで感性を発揮して解答を考えました。

場が盛り上がったところで、交流です。研究、キャリアパス、様々な話題で夜遅くまで交流が続きました。

朝食、チェックアウト後、4名の先生から特別講演を拝聴しました。
最初はです。「大腸菌を用いた非天然型アミノ酸導入~コドン再定義が拓く新たな可能性」と題して講演してくださいました。

次に釘宮理恵先生(株式会社ちとせ研究所)です。「生物と事業をはぐくむ」と題して講演くださいました。

次に佐藤俊輔先生(株式会社カネカ)です。「発酵と高分子の融合。生分解ポリマー実用化への挑戦」と題して講演指定いただきました。

最後に野口琢史先生(株式会社東洋高圧)より、「超高圧技術の活用と可能性」と題して講演してくださいました。

大学とは異なる環境で研究されている先生方の新しい視点や考え方に感銘をうけ、刺激を受けることができました。
来年度の夏のセミナーは北海道です。実行委員長は北見工業大学の小西先生です。代理で北海道大学の中島先生にアナウンスしていただきました。

つづいて表彰式を行いました。ポスター発表優秀賞は中小路菫さん(首都大学東京)、鹿島大揮さん(東京大学)、吉岡純矢さん(東京大学)、藤原由梨さん(九州大学)、手島愛子さん(広島大学)、相馬悠希さん(九州大学)の計6名が選ばれました。受賞した皆様おめでとうございました。賞状と副賞(広島の銘酒と銘菓)が授与されました。受賞された皆様、誠におめでとうございます。

中小路菫さん(首都大学東京)

鹿島大揮さん(東京大学)

吉岡純矢さん(東京大学)

藤原由梨さん(九州大学)

手島愛子さん(広島大学)

相馬悠希さん(九州大学)

原田会長からの挨拶です。

最後に実行委員から一言ずつ挨拶して終了となりました。


本セミナーをご支援いただきました日本生物工学会(本部および西日本支部)、福山コンベンション協会、広島醗酵会、ご協賛・ご寄附を頂きました多数の企業様に深く御礼申し上げます。
また、ご多忙の中、講演をお引き受けくださいました講師の先生方、会場のお世話をしてくださいましたツネイシしまなみビレッジの皆様、本セミナー開催の機会をくださり、サポートくださいました若手会役員の先生方に心より感謝申し上げます。
そして、全国より広島県福山市にお集まりいただきました参加者の皆様、誠にありがとうございました.本セミナーをきっかけに、皆様の交流の輪がさらに広がり、来年も北海道での夏のセミナーにてお会いしたいと思います。

Published by 支部:中部 on 25 9月 2017
日本生物工学会中部支部では「高校生体験講座」を長野市にある信州大学工学部において開催します。
高校生の皆様、奮ってご参加ください。
⇒ポスター
(405KB)

【オリエンテーション】13:00~13:30
【実習】13:30~15:30
だ液アミラーゼが澱粉を分解する様子を確かめてみよう。
酵素の触媒反応の不思議さを実感してもらいます。自分自身のだ液アミラーゼの強さを調べてもらいます。
また、デンプンを分解してどのような物質ができるのかを調査してもらいます。
【研究室見学】15:30~16:00
【共催】信州大学 工学部 物質化学科
信州大学 菌類・微生物ダイナミズム創発研究センター(CFMD)
Published by 学会事務局 on 25 9月 2017
生物工学会誌 第95巻 第9号
浅田 雅宣
生物工学会の会員の専門分野は、私が会員になった醗酵工学会であったころから比べると非常に広がっており、会員数も増え、学会としては発展してきています。そこで複数の企業で研究を行ってきて大学に移った経験を踏まえて、学会のさらなる活性化と学術研究レベルの向上に関する私案を述べたいと思います。
総務省統計局の平成28年科学技術研究調査結果によると、2016(平成28)年3月31日現在の我が国の研究者(企業、非営利団体・公的機関および大学などの研究者の合計)は、84万7,100人であり、そのうち企業の研究者は50万6,134人で、約6割を占めています。企業の研究費は13兆6,857億円、大学などは3兆6,439億円、非営利団体・公的機関は1兆6,095億円となっています。すなわち、企業は研究に膨大なお金と人員を費やしており、実用化に向けた研究だけではなく、基礎的な研究でも非常に優れた多くの知見を有しています。もちろん、一口に企業と言っても、その規模やカバーする分野によって研究内容は多様であり、人員やデータの蓄積量も異なります。
私は、大学院時代には、企業は応用と商品開発研究を行い、大学は基礎から広範な研究を行っていると思っていました。しかし、実際に企業の研究所に入ると、実用化するために多くの基礎的な研究がなされていることに驚いたものです。企業が得意としている分野における研究手法や商品化に関しては、独特の技術やノウハウが蓄積されています。企業は発表するために研究をすることはなく、何らかのアウトプットを目的としていますが、その過程で多くの知見を得ています。企業には、企業秘密という囲いがあり、実用化したものを守らなければならないため、それに関連したキーとなる研究成果は一部しか発表していません。その他にもビジネスにつながらなかった研究が多くあり、特許以外には公表されず死蔵されているため、学会においても社会においても知られていないのが実情です。それらには、まったくの新分野であったり、既知のものや大学で研究されているものよりも数値的には上回っているものもありますが、大学や公的機関ではそれらを目にすることがないため、自分達のデータが一番と思っている時もあります。そこで提案です。企業としては、ビジネスにつながらなかった研究データの発表にお金もマンパワーも使いたくないというのが本音ではありますが、まずは死蔵データでも個々のデータが優れているものは、企業の研究レベルの高さを示す良い機会であるので、発表を促したいと思います。それだけでもかなりの数になります。
こうした発表は、携わった企業研究者の張り合いになりますし、交流会の話題にもなり、人脈を広げるきっかけになります。企業の高いレベルのデータが発表されれば、大学や公的研究機関の研究者にとっても刺激となり、新たなアイデアや共同研究の機会を生み、その分野全体の底上げにつながり、まさしくオープンイノベーションとしてより大きな発展をもたらすと思われます。
大学生、特に大学院生には、企業における研究者の仕事にも目を向けて欲しいし、圧倒的に多くの先輩たちは企業や民間研究機関で仕事をしており、そのレベルの高さを知って欲しいと思います。生物工学分野は、基礎研究だけでなく、応用あるいは商品化研究に特徴があり、学会を介して大学と企業の交流がより盛んになることで両者のさらなる発展が見込まれます。発表数が増えるということは、会員数も増えるということになり、学会が活性化し、価値を生み出す媒体としての意義が一層高まることになります。本学会の40%が企業の会員ということですが、研究者数からするともっと企業の会員が増える余地があります。学会としては、会員のメリットになる色々な企画をされていますが、企業に過去の研究データも含めて発表するように促す取組みもしてみてはどうでしょうか。
著者紹介 甲子園短期大学(特任教授)
Published by 学会事務局 on 25 9月 2017
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒活動報告![]()
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第10回生物工学産学技術研究会を宮崎県都城市の霧島酒造株式会社・霧島ファクトリーガーデンにて開催いたします。今回は、九州を代表する企業から、健康機能が注目されている乳酸菌研究と実用化技術、焼酎事業を起点とする6次産業化へのチャレンジや製造技術の最前線について、ご紹介いただきます。併せて、「西郷どん」の時代考証で知られる原口泉先生より飲酒文化についての基調講演をいただきます。また、講演会に先立ち、霧島酒造 (株) 志比田増設工場の見学会も企画いたしました。多数の方々のご参加をお待ち申し上げます。
モンゴルには西洋とは違った遊牧を基本とした独自の乳文化が発達しており、そこでは各家庭(ゲル)で伝統的な乳製品が作られている。一方、プロバイオティクスとは抗生物質(アンチバイオティクス)に対する造語で、イギリスの微生物生態学者フラー博士(1989年)が「腸管常在細菌叢バランスを改善することにより動物に有益な効果をもたらす生きた微生物」と定義されている。本講演ではモンゴル伝統的乳製品から分離した乳酸菌のプロバイオティクス性およびさまざまな機能性に関する研究などを紹介する。
Published by 学会事務局 on 25 9月 2017
Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) では、Corresponding AuthorのORCID iDが必須となりました。JBBに論文を投稿をされる方は、事前にORCIDを取得し、認証手続き(Authorization)を行ってください。
まだORCID iDを取得されていない方は、ORCIDのサイトで必要情報をご登録ください。
♦ORCIDの登録サイト: https://orcid.org/register

2)ユーザープロファイルのORCID入力欄に表示される”Add your ORCID”をクリックしてください。
3)ORCIDのサイトが立ち上がります。”AUTHORIZE”をクリックしてください。
自動的に取得済みORCID iDがEVISEのユーザーファイルにリンク付けされます。
ORCIDについて詳しくはこちら(Elsevierのサイト)をお読みください。
Published by 学会事務局 on 25 9月 2017
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Published by 支部:北日本 on 21 9月 2017
| 日時 | 2017年12月25日(月)10:00~17:45 |
|---|---|
| 場所 | コラッセふくしま(福島県福島市三河南町1番20号) <ポスターセッション>研修室、<シンポジウム>小研修室 |
| 参加費 | 無料 |
| 懇親会 | 18:00~20:00 コラッセふくしま12階「ki-ichigo」 懇親会会費:5,000円(税込) |
| 申込み締切 | ポスター発表申込み: 2017年 ポスター発表要旨提出: 2017年 懇親会参加申込み: 2017年12月15日(金) |
| 参加申込 | *こちらの申込みフォームからお申込み下さい。 *Safariの古いバージョンをお使いの場合はフォームが表示されない場合があります。Firefox、Chrome等別のブラウザをご利用ください。 ♦ポスター発表を希望される方は、ポスター要旨テンプレート ♦件名には「福島シンポ」を含めてください。発表要旨はWordファイルとpdfファイルをお送りください。ファイル名には所属と名前(例,福島大_杉森)を含めてください。 ♦シンポジウム参加につきましては当日参加も受け付けますが、ポスター発表および懇親会参加につきましては必ず事前にお申し込みください。 |
| 問合せ先 | 日本生物工学会北日本支部 支部長:湯本 勳(産業技術総合研究所) E-mail: 担当幹事:杉森大助(福島大学) E-mail: |
主催: 公益社団法人 日本生物工学会 北日本支部
共催: 福島大学学術振興基金
<ポスターセッション>10:00~12:00
学生ポスター賞あり
<シンポジウム>
Published by 学会事務局 on 21 9月 2017
セルプロセッシング計測評価研究部会では、「優秀学生発表賞」を設けております。
優秀学生発表賞は、将来を担う研究者の卵たち(高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。
本年度は、第69回日本生物工学会大会で一般講演(ポスター発表)を行った、高専生、学部生および大学院前期課程(修士)学生の発表(14研究グループの20名)に対し、計31名の先生方による厳正な審査を行い、以下の4名に優秀学生発表賞を授与いたしました。
秋山 真一 さん(阪大院・工)
ヒトiPS細胞の育て方がエピゲネティクスに与える影響
澤登 美空 さん(山梨大院・総合)
胚様体形成段階におけるGSK3β阻害剤添加がヒトiPS細胞の心筋細胞分化に及ぼす影響
長島 拓則 さん(名大院・工)
高濃度アミノ酸入り培地を用いた未分化ヒトiPS細胞の選択的細胞死
山岡 奈央 さん(名大院・工)
神経筋接合部解析のための細胞アッセイデバイスの開発


受賞された方および関係者の皆様、おめでとうございます!
さらなるご活躍と研究のご発展をお祈りいたします。
Published by 支部:西日本 on 08 9月 2017
日本生物工学会西日本支部では2017年度学生賞候補者の推薦募集をしております。下記の要領に従って優秀な学生の推薦をお願いいたします。
(1) 西日本支部地域内の大学の修士課程(博士前期課程)、博士課程(博士後期課程)および高等専門学校専攻科の学生で生物工学会会員
(2) 生物工学会年次大会および支部講演会において口頭・ポスター発表した者もしくは本学会の和文・英文誌に論文を公表した者
Published by 学会事務局 on 06 9月 2017
第69回日本生物工学会大会開催のため、2017年9月11日(月)から14日(木)にいただきましたお問い合わせ、および投稿論文の受付については、9月15日(金)より、順次対応いたします。予めご了承ください。
Published by 支部:中部 on 04 9月 2017

Published by 支部:東日本 on 30 8月 2017

日本生物工学会東日本支部は2016(平成28)年度より、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与しています。 2017年度は書類審査ならびに口頭発表形式の二次審査を行い、以下の三名が選考されました。(2017.8.21)
【関連記事】
【東日本支部:募集、締切8月11日】日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ
【東日本支部】東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い
Published by 支部:東日本 on 30 8月 2017
| 社会人の皆様へ | <学生発表討論会アドバイザーについて> 本討論会では、企業・法人ならびに国公立研究機関に所属する方(大学教員は含まない)を「社会人」と表記させていただきます。 本討論会では、「参加申込」にて「アドバイザー就任を希望」で申込みいただいた方には「学生発表討論会アドバイザー」として、日本生物工学会東日本支部長名にて依頼状を発行し、以下の役割をお願いいたします。なお、アドバイザー就任を希望されない場合には一般会員として10,000円の参加費をお支払いいただきますのでご了承ください。 今年度の本討論会で募集する社会人アドバイザーは5名です。ご参加をよろしくお願いいたします。 <アドバイザーにお願いする任務>
<アドバイザーの謝金> 学生発表討論会の参加費は無料とし、アドバイザー任務に対する謝金(交通費込)として、討論会当日に日本生物工学会東日本支部より源泉徴収分差し引き後額10,000円を支払う。 |
|---|---|
| 申込・問合せ先 | 日本生物工学会東日本支部 第13回学生発表討論会 担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部) |
Published by 支部:東日本 on 30 8月 2017
(公社)日本生物工学会東日本支部 主催
| 日時 | 2017年11月10日(金)13時~11月11日(土)16時 | ||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 場所 | 大学セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1) | ||||||||||||||||||||||||||||
| 開催趣旨 | 「研究室から飛び出よう!」 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 学生・一般合わせて 35名 (定員になり次第、締め切らせて頂きます。相互交流の観点から、学生はできるだけ指導教員と一緒に参加されるようお願いします。人数に限りがありますので、広く交流を図る目的から学生さんはなるべく1研究室あたり2名程度までの申し込みにご協力下さい。学生単独での参加も可能ですが、必ず指導教員の許可を得てからお申し込みください。また、特許に係る情報を含むプレゼンテーションには対応できませんので、ご了承ください。) | |||||||||||||||||||||||||||||
| 内容 | プログラム予定
本セミナーは、三つのプログラムから構成されます。 <研究発表会> 参加学生全員に、自分の研究内容について発表していただきます。一度学会で発表したものや、まだデータが出ていないもの、全然うまくいっていないものでも構いません。発表時間は10分間(+質疑10分間)を予定しています。全体の発表時間は限られておりますので、先着順で受付させていただき、枠が埋まった時点で学生さんの申込みを締め切らせていただきます。研究発表では研究室外の人にも実験の背景や目的、進捗状況などをわかりやすく説明することを心掛けて、スライドを用意してください。(PCはこちらでも用意いたしますが、持参等については申込後に確認します。) <自由討論会> 企業や研究所などで社会人として研究・開発に携わっている先輩方と、学生時代や現在の経験談、企業で必要とされる能力や研究の心得など様々なことについて、緊密かつ自由に語り合います。ふだんなかなか知ることのできない、企業人や大学教員の経験や知識に触れるチャンスです。 <基調講演、モーニングプレゼンテーション> 本セミナーでは、将来生物工学分野での活躍を目指す皆さんへのエールとして、生物工学分野で活躍されている大先輩に、ご自身の研究歴やご経験をお話しいただいています。また、2日目のモーニングプレゼンテーションでは、日本生物工学会東日本支部学生奨励賞の受賞者による講演を予定しています。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 社会人の皆様へ | 本討論会では、企業・法人ならびに国公立研究機関に所属する方(大学教員は含まない)を「社会人」と表記させていただきます。 本討論会では、下記「参加申込」にて「アドバイザー就任を希望」で申込みいただいた方には「学生発表討論会アドバイザー」として、日本生物工学会東日本支部長名にて依頼状を発行いたします。「学生発表討論会アドバイザー」に依頼する任務の内容、参加費、謝金につきましては、こちら(「第12回学生発表討論会アドバイザーについて」)をご覧ください。また、アドバイザー就任を希望されない場合、一般会員の参加費をお支払いいただきますようお願い致します。今年度の本討論会で募集するアドバイザーは5名です。ご参加をよろしくお願いいたします。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 参加申込 | 10月6日(金)までに、1) 氏名、2) 性別(部屋割りに必要)、3) 一般会員(大学教員以外)/一般会員(大学教員)/学生会員/学生非会員の別、4) 社会人の場合はアドバイザー就任希望の有無、5) 所属および学生の場合は学年、6)連絡先住所・TEL・E-mail、7) その他連絡事項(特にアレルギー等で食事指定のある方はご相談ください) を記入の上、件名を「第12回学生発表討論会申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。 プログラム作成のため、学生の方には、参加申込締切後に簡単な要旨(500字程度)を作成して頂きますのであらかじめご承知おきください(要旨〆切は10月31日を予定)。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 参加費 | 参加費の支払は、当日受付時にお願いいたします。 大学教員・社会人の皆様には、研究発表会において学生の発表に対する様々な視点からのご指摘や自由討論会での積極的なアドバイスをお願いします。 定員に限りがありますので、下記申し込み先まで早めにお問い合わせください。 | ||||||||||||||||||||||||||||
| 申込先 | 日本生物工学会東日本支部 第12回学生発表討論会 担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部生命環境学域) | ||||||||||||||||||||||||||||
Published by 学会事務局 on 25 8月 2017
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Published by 学会事務局 on 24 8月 2017
生物工学会誌 第95巻 第8号
駒形 和男
微生物の研究には、乳酸発酵の研究から、酪酸発酵、アルコール発酵、酢酸発酵、自然発生説の否定、狂犬病のワクチン治療まで広範な研究を行い、微生物学の基礎を開いたフランスのパスツールの研究の流れと、家畜の炭疽病の病因が炭疽菌という細菌であることを解明し、寒天培地の導入、結核菌の分離などいわゆるコッホの条件を確立し、医学細菌学の基礎を開いたコッホの流れがあると考えられる。他方、1800年代の後半から1900年代の半ばにわたり、オランダのベイエリンク(Beijerinck, M. W.)はデルフトのPolytechnicalSchool(現在のDelft University of Technology)の教授として微生物学研究室を開設し、基礎微生物学(generalmicrobiology)の基礎を築いた。最近、この学派についての記録が出版され、再評価の機運が見られるので、この学派(Delft School)について紹介したい。
Delft Schoolの創始者であるベイエリンクは、根粒菌の分離で知られているが、さらに増菌培養(集積培養、elective culture, enrichment culture technique)の手法を発展させ、1921年から1940年の間に、硫酸還元菌、硫黄酸化菌、硝酸還元菌、窒素固定菌、尿素分解菌、発光細菌、酢酸菌、乳酸菌、セルロース分解菌、水素酸化菌、メタン酸化菌などの細菌を分離し、研究の対象とする微生物の幅を拡大した。増菌培養は、微生物の成育環境に基づいて、生育因子を制限し、その環境に生育する微生物を増殖・分離するする手法で、環境に存在する少数の微生物を分離するのに用いられる。また、ベイエリンクは、タバコモザイク病の病原体は細菌ではなく、濾過性のもので、これをウイルス(virus)と命名したことで知られている。
ベイエリンクの後継者となるクライバー(Kluyver, A. J.)は1914年、酵母の発酵性を利用した糖の分別定量の研究で学位を取得し、その後、セイロン(現在のスリランカ)、ジャワ(現在のインドネシア)で農産物の調査をしていたが、1921年にベイエリンクの職を継いだ。彼は、就任に際しMicrobiology and Industryという講演を行い、その中で、微生物は人類にとって有用な働きをするもので、微生物と人類とのかかわりは病気だけではないと述べている。また、クライバーは、微生物の発酵などに見られる代謝の研究から、すべての生化学的反応は水素の受け渡しであると述べ、unity in biochemistryを提唱した。現在の生化学からすれば常識であるが、この考えを発表したのが1926年のことであるから、ほぼ90年前のことである。クライバーは、基礎微生物学は医学細菌学と異なり、科学のなかの独立した一分野であると強調するとともに、化学工学をはじめ他分野との協調を述べている。糸状菌の振とう培養、通気培養の原型と考えられるクライバー・フラスコは彼の研究室で開発された。彼の研究室の名称がLaboratory of general and appliedmicrobiologyというのも彼の研究方針を物語っている。また、彼が糖の分別定量に用いた菌株は、オランダのカルチャーコレクションの酵母部門の中核となっている。
ファン・ニール(van Niel, C. B.)は、クライバーの研究室で助手を務め、1928 年12 月米国に渡り、Stanford UniversityのHopkins Marine Stationで紅色硫黄細菌の研究を続けた。また、1930年から1962年にわたり、同大学に基礎微生物学のコースを開設した。微生物の形態学、分類学、酵母と細菌の生態学、微生物の生化学、光合成などに関する講義、集積培養の実験が行われ、密度の濃いコースであったといわれている。受講生は、米国のみならず世界各国より集まり、後日、彼らのなかから基礎微生物学をリードする優れた研究者が多数うまれた。
ベイエリンク、クライバー、ファン・ニールの系譜に属する研究者の一門をDelft School といい、このSchoolは、微生物学を生物学の一分野と位置づけ、常に微生物とは何かという視点から研究を続けた。また、Delft Schoolの貢献は、微生物学研究者の育成である。このSchoolに学んだ研究者は広く世界に分布し、その地で基礎微生物学を根付かせた。微生物を研究の材料として用いるだけでなく、基礎微生物学を教育・研究する学部とはいわないまでも、せめて微生物学科の設立を望みたいものである。
著者紹介 東京大学名誉教授
Published by 学会事務局 on 22 8月 2017
化学工学会バイオ部会では、発酵、食品、製薬等の分野で事業展開されている企業で活躍されている若手・中堅の研究者・技術者の皆様の技術力の向上を目指して、出前講義方式の生物化学工学集中講義を開催致します。
内容は、コースごとに異なる内容で生物化学工学の基礎から応用まで捉えており、例えば、酵素反応や微生物反応に関する基礎や、殺菌方法、バイオセンサー、生産物精製、培養方法、流加培養、動物細胞培養などで遺伝子組換え技術なども含みます。下記に具体的な講義内容も例として挙げました。どのプログラムも2日間の日程で、スケジュールに関しては講師の先生と相談して決めていただけます。講師には、名古屋大学名誉教授の小林猛先生にお願いしてあります。テキストには東京化学同人の「生物化学工学」を使用する予定です。
問合せ・申込先:
化学工学会バイオ部会事務局
Email:
http://www.scej-bio.org/
Published by 支部:北日本 on 18 8月 2017
| 日時 | 2017年10月23日(月) 13:30~17:30 |
|---|---|
| 場所 | 産業技術総合研究所 北海道センター D棟会議室(札幌市豊平区月寒東2条17丁目2-1) 札幌地下鉄東豊線福住駅から徒歩約25分、札幌地下鉄東豊線福住駅からタクシー約5分 ※アクセスはhttp://www.aist.go.jp/hokkaido/ja/access/ でご確認ください。 2箇所ある中で札幌ドーム寄(最寄駅 福住)の方です。 |
| 参加費 | 無料 |
| 懇親会 | 18:15~ 「さんかい 月寒本店」 (〒062-0053 北海道札幌市豊平区月寒東3条19丁目13-1) にて開催予定 懇親会会費:4,000円(税込) |
| 参加申込 | *こちらの申し込みフォームに必要事項を記入し、お申し込み下さい。 *Safariをお使いの場合はフォームが表示されない場合があります。Firefox、Chrome等別のブラウザをご利用ください。 (シンポジウム参加につきましては当日参加も受け付けますが、懇親会参加につきましては事前にお申し込み下さい。) |
| 申込み締切 | 2017年 |
| 問合せ先 | 日本生物工学会北日本支部 支部長 : 湯本 勳 (産業技術総合研究所)E-mail 担当幹事 : 玉野 孝一(産業技術総合研究所)E-mail |
Published by 支部:中部 on 04 8月 2017
| 日時 | 2017年11月10日(金)13:00 ~ 11月11日(土)12:00 |
|---|---|
| 会場 |
|
| 詳細URL | http://www.pu-toyama.ac.jp/BR/hibari/10th sympo/10sympo index.html |
| 参加・発表 申し込み締切 | 2017年9月21日(木) |
| 参加費 | 参加費: 3,000円(学生 無料) 宿泊費: 11,000円(学生同額、夕食・朝食込)、日帰り 6,000円(夕食込) |
| 実行委員長 | 浅野 泰久(富山県立大学 教授) |
| 問合せ先 | 富山県立大学 工学部生物工学科 奥 直也 TEL: 0766-45-5305 E-mail: |
【主催】富山県立大学生物工学研究センター、福井県立大学生物資源学部
石川県立大学生物資源工学研究所、東京大学生物生産工学研究センター
【共催】 日本生物工学会中部支部ほか
Published by 部会:代謝工学研究部会 on 31 7月 2017
日本生物工学会代謝工学研究部会では2017年度の活動の一環として、技術交流会を開催します。ご好評いただきました過去4回の交流会につづき、第5回交流会でも研究部会関係企業や大学院生、若手研究者を対象として、代謝シミュレーション技術の講習・実習を行います。代謝シミュレーションの実行環境にMatlab(体験版)を利用し、より実践的な形式で実習を行います。また交流会の2日目では応用編として、代謝解空間の解析やフラックスバライアビリティー解析など、代謝工学に有用な手法の解説と研究事例の紹介を行います。代謝シミュレーションの新たな用途を知る機会としてふるってご参加いただきますよう宜しくお願い申し上げます。
詳しくは、大阪大学大学院情報科学研究科 代謝情報工学講座ホームページ(http://www-shimizu.ist.osaka-u.ac.jp/hp/me.html)をご覧下さい。
Published by 学会事務局 on 28 7月 2017
セルプロセッシング計測評価研究部会主催の第9回若手研究シンポジウムが2017年7月23日(13時から16時)にツネイシしまなみビレッジ(広島)にて開催されました。今年は、大学院博士課程、ポスドク合わせて計7名の方に発表していただきました。発表時間を昨年より延長し発表12分、質疑7分という時間配分の中、日頃の研究を凝縮した熱心なご発表と活発な質疑討論がなされました。
非常にレベルの高いご発表で接戦ではありましたが、厳正な審査の結果、下記の1名がYoung Researcher’s Award(研究奨励賞)に選ばれました。
平成29年度(2017年度)Young Researcher’s Award(研究奨励賞)受賞者
鹿島大揮さん(東京大学大学院工学系研究科)
発表演題:細胞の生死を指標とした細胞内タンパク質間相互作用検出系の構築と阻害剤探索への展開
本シンポジウムに参加された方々の今後のさらなるご発展をお祈りしております。
Published by 学会事務局 on 26 7月 2017
第69回日本生物工学会大会では、初日の9月11日(月)の午後に公開シンポジウムを開催いたします。
本シンポジウムは、大会参加を申し込まれていない方もご聴講いただけます。
【日時】9月11日(月) 16:00~17:30
【会場】早稲田大学大隈記念講堂 W会場(大講堂)
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
Published by 支部:九州 on 25 7月 2017
第24回日本生物工学会 九州支部沖縄大会を琉球大学 農学部にて下記の要領で開催します。
多数のご参加をお待ち申し上げます。
<演題募集>
講演申込み要領 E-mailでお申し込みください。九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。なお、送信時の件名は「第24回支部大会/発信者名」とし、下記項目をメール本文に記載してください。
1. 講演題名
2. 発表者:氏名(ふりがな)、所属略称(連名の場合は講演者氏名の前に○印)
3. 連絡先:郵便番号、住所、所属、氏名、Tel、Fax、E-mailアドレス
4. 学生賞審査希望の有無
【学生賞】学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で学生賞の審査を希望される方は、申し込み時に指導教員名とともに学生賞の希望(修士の部・博士の部いずれか)を明記してください。
(注)一般講演は一人一題のみで、複数の講演はできません。また、すべての講演は液晶プロジェクターを用いて行う予定です。PC(Macの方は接続アダプターも含めて)は講演者ご自身でご持参下さい。接続はVGA端子(D-Sub 15ピン)です。
Published by 部会:バイオインフォマティクス on 25 7月 2017
Menu(クリックすると各項目に飛びます)
・窓口利用の流れ
・相談窓口 委員名簿
・投稿フォーム
バイオインフォマティクス解析は高度な専門知識を要し、さらにターゲットや目的によってその方法論が多種多様である。そのため、近隣に詳しい人が居ない等の理由により独力で問題解決に当たる必要がある初学者は、独学に適した書籍などの情報や専門家が集うコミュニティを自力で探す必要があった。また各種バイオインフォマティクス技術の専門家は必ずしも生物工学分野の人材であるとは限らず、その場合には目的やニーズの相違やコミュニケーションの問題を解決する必要が生じる。
そこで当部会では、各種のバイオインフォマティクス解析手法に精通した生物工学研究者からなる相談部会を設置し、相談窓口を通じて相談者の課題解決に対して様々な支援を行う。
相談窓口利用の流れ 概要
1)相談内容の投稿
相談者は相談窓口フォームに相談内容の入力を行います。相談内容の秘密保持のため、この内容は運営委員全員には送付されず、まず幹事会が受理します。
2)担当委員の選定
相談内容や相談者と委員との利益相反関係の有無に基づき、幹事会が担当委員を選定します。担当してもらいたい(orもらいたくない)委員を提示していただければ、選定時に考慮させていただきます。
3)相談対応
担当委員が相談内容に対応します。現在我々が想定している相談内容は、たとえば以下のようなものがありますが、相談内容はこれに限定するものではありません。何でもお気軽にご相談下さい。
相談内容の例
・〇〇解析をやってみたいが/ためしにやってみたが、××という問題が起こってしまいうまくいかない/どの方法が適切なのかわからない/これで正しいのかわからない
・〇〇〇〇のような実験を行ったが、これをどのように解析したらよいのかわからない
・じっくりと〇〇解析をする必要に迫られているが、いっしょにやってくれる人はいないか?/色々詳しく教えてくれないか?
・〇〇技術についての情報収集をしたいが、どこかに良いコミュニティはあるか?
4)一般部会員メーリングリスト
一般部会員としてご加入いただくことにより、当部会が運営するメーリングリスト(ML)をご利用いただくことが出来ます。ML上で解析方法などに関して情報を収集したり、広く議論することも可能です。
| 幹事会 | 堀之内 貴明(産総研・人工知能研究センター) 兒島 孝明 (名城大・農) 蟹江 慧 (近畿大・工) |
|---|---|
相談担当委員 (順不同) | 堀之内 貴明(産総研・人工知能研究センター) 兒島 孝明 (名城大・農) 蟹江 慧 (近畿大・工) 加藤 竜司 (名大院・創薬科学) 中杤 昌弘 (名大院・医) 牧野 智宏 (第一三共(株)) 松田 史生 (阪大院・情報科学) Jasmina DAMNJANOVIC (名大院・生命農学) 宮本 義孝 (国立成育医療研究センター) 今中 洋行 (岡山大院・自然科学) 青木 航 (京大院・農) 相馬 悠希 (九大・生体防御医学研究所) 戸谷 吉博 (阪大院・情報科学) 大野 聡 (東大院・理) 豊島 正和 (神戸大院・工) 原 啓文 (東大院・農) 馬場 保徳 (石川県大・生物資源研) 津川 裕司 (東京農工大・工) 小野 直亮 (奈良先端大・データ駆動型サイエンス創造センター) 前田 和勲 (九州工業大・若手研究者フロンティア研究アカデミー) 岡橋 伸幸 (阪大院・情報科学, 理研・IMS) |
| 外部アドバイザー | 関口 達也 (前橋工科大・生命情報) |
免責事項
相談窓口をご利用される前に、必ずお読みください。
・相談窓口をご利用される場合は、この免責事項に同意されたものとみなします。
・相談窓口を利用することによって生じたいかなるトラブルおよび損失、損害に対しても、当部会は一切責任を負いません。
・当部会に所属する運営委員は相談内容に対して万全を尽くしますが、必ずしも相談者のご希望に沿う結果を保証するものではありません。
・相談窓口は、予告なしに内容を変更または削除することがあります。
生成系AIの使用について
部会では、バイオインフォマティクス相談窓口における生成系AIの使用に関する基本方針を作成しております。詳細はリンク先の記事をご覧ください。
お願い
当該研究分野の発展を目的とし、当部会を構成する幹事会、担当委員は無償で部会運営にあたっております。研究分野への持続的な貢献や、当部会をより良いものにするために、活動実績が示されることは大きな意味を持ちます。相談窓口の利用にあたっては、以下にご協力下さると幸いです。
よくある質問FAQ – 相談窓口について
Q. どこまでのことを対応してもらえるのか?
↓
A. 相談内容に依りますが、担当委員と直接やりとりをしていただき、同意が得られる範囲であれば制限はありません。単純な技術的な質問、たとえば「〇〇が正しく実行されない」といった内容なら、それが達成されたら相談は終了になるかと思います。あるいは「〇〇という研究を遂行したい」ということであれば、担当委員との共同研究として発展させていただけると、当部会としても喜ばしい限りです。
Q. どのような分野、目的、技術内容の相談でも対応してもらえるのか?
↓
A. 当部会が擁する担当委員が可能な限り対応をいたします。もちろん、バイオインフォマティクスと一言で言っても非常に広範な内容を含みますので、どの担当委員もフォローしきれないような物も数多くあるかと思います。その場合も、課題解決が可能だと期待される他の研究者を紹介する等、できる限りの努力をします。
Q. 相談窓口の利用にあたり、秘密保持契約を締結したい。
↓
A. 投稿フォーム最下部の備考欄にその旨をご記入下されば対応します。その場合、初回に投稿フォームを利用する際は、幹事会に示しても良い内容のみをご記入下さい。
Published by 学会事務局 on 25 7月 2017
生物工学会誌 第95巻 第7号
遠藤 銀朗
宮城県美術館で開催されたルノアール展を観てきた。国内外の多くの美術館から集められたルノアールの絵は観る者を楽しく幸せな気持ちにさせてくれる。多くの芸術の中でも、フランス印象派の絵画はそれを観る多くの人を虜にする。それは、画家の絵画手法によるというよりも印象派の絵の根底にある「幸福感」の忠実な描出と、それを鑑賞する側に創出させられる「幸せの無意識的共感」にあるように思う。そして、ルノアールは特にその傾向を強く示してくれる印象派の画家だと思う。
自然科学や工学技術は絵画芸術や文芸、音楽、舞芸などの芸術文化活動から対極にある営みであるとみなされることがある。しかし、必ずしもそれは正しくないと思う。科学技術も印象派の絵と同様に「人間の幸福を主題とする」目的によってなされる活動であることに違いはない。個々の科学技術の研究や開発においては、それが基礎的なものであろうと応用的なものであろうと、その発端には「科学的真実」を見つけ出すという目的がある。そして最終的には、その科学的真実を人間の幸福につながるものとして使えるようにしたいという目的がある。自然科学の場合、科学的真実は少しずつ近づくことはできるが、同時にさらに理解しなければならない謎も深まる存在のように思える。その少しずつ近づくことができた真実を技術の形に仕上げ、人間の幸福を実現する手段として使えるようにするには、そのために必要なさらなる謎を解き明かさなければならない。多くの芸術が追い求める「人間の心象的真実」もまた、多様な謎の解き明かしと人間の幸福を理解するための努力によって近づくことができる存在なのだと思う。
絵画芸術は、必ずしも先に述べたフランス印象派の画家のように「幸福な主題」を描いたものだけではない。重い主題によって描かれたものも数多くある。観る者を暗く不幸な気持ちに追いやるそれらの絵画は、なにを目的に描かれたものであろうかと考えさせられる。しかし、それらの絵画も多様であろう人間と人間社会の心象を一つひとつ解き明かし、そしてそれらの心象的真実から、人間の本質とその本質によって組み立てられる人間の幸福を見つけ出すために必要な芸術文化なのだと思う。翻って、科学技術にもこれと同じ状況があるように思われる。私たち自然科学者・技術者は、人間と自然の幸福な存続のために役立つことを目指して、己が決めたそれぞれの科学や技術の分野で日々活動している。しかしそのために、多様であろう科学的真実の暗く不幸な側面も見いだし理解しておくことが必要なはずだ。この不幸な側面の理解という目標がなければ、さまざまなリスクが克服された状況の下で人間として安心して生きられるというような、科学技術における「幸せの無意識的共感」を得ることはできないように思う。
科学技術としての生物工学はどのような目的を持ってこれから先に進むべきなのだろうか。生命や生物現象をさらに正しく理解することと、それら理解した事柄を新たな科学技術の創造に役立てていくことは、これからも生物工学に必要な手段といえる。そして、より正しく理解できた科学的真実を人間や自然にとって「幸せの無意識的共感」に結実させることが、生物工学においても目的の一つになるのではないだろうか。その結実の手段を見つけ出すこともまた必要である。科学技術において「幸せの無意識的共感」を獲得することは、必ずしも簡単でないかもしれない。生物工学のこれからの発展の先に予測できない暗く不幸な側面はないのか、もしそれがあるとしたらその側面から新たな真実として(あるいは人間・人間社会と自然の本質として)学ぶべきことは何か。そしてそれらを学んだことから新たに組み立てることができる「幸せ」の存在様式はどのようなものなのか。このように考えてくると、生物工学を含む科学技術と芸術の目的の間には何の壁もないように思われてくる。
著者紹介 東北学院大学工学部(特別教授)、東北学院大学工学総合研究所(客員教授)
Published by 学会事務局 on 25 7月 2017
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PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 10 7月 2017
第69回日本生物工学会大会(2017)のプログラムを公開しました。⇒大会プログラムはこちら
事前参加登録の締切は2017年7月14日(金)17時です。大会への参加を希望されている方はお早めにお申し込みください。大会参加章は、参加費の入金確認後、要旨集・領収書とセットで送りします(8月8日以降順次発送予定)。
⇒事前参加登録はこちらから
Published by 支部:中部 on 06 7月 2017
日本生物工学会中部支部では昨年に引き続き、企業見学・セミナー・懇親会をセットにした「第6回CHUBU懇話会」を以下の通り長野県で開催いたします。今回はきのこで有名なホクト株式会社様のご協力のもと、長野市にある青木島きのこセンターにおいて、以下の日時・内容で開催します。会員・学生の皆様、奮ってご参加ください。
【企業見学】13:30~14:50 ホクト株式会社 青木島きのこセンター
【講演会】15:00~17:00
15:00–15:40
「ホクト(株)のきのこで菌活」
……稲冨 聡(ホクト株式会社)
15:40–16:20
「人工タンパク質ナノブロックによる超分子複合体ナノ構造の創出」
……新井 亮一(信州大学繊維学部)
16:20–17:00
「発酵長寿県NAGANO」の酒
……蟻川 幸彦(長野県工業技術センター)
【懇親会】17:30~19:00 ホテルサンルート長野東口 (JR長野駅前で徒歩3分)
講演会場よりバスまたはタクシーで移動します。
Published by 支部:中部 on 06 7月 2017
2017年度日本生物工学会中部支部例会(9月1、2日開催)において、若手研究者(ポスドク・大学院生)による講演を募集します。
当日出席の中部支部幹事による投票を行い、優秀者には「日本生物工学会中部支部長賞」を授与いたします。
発表希望の方は以下のフォームよりお申し込みください。

※時間の制約上、発表希望者多数の場合は、調整する場合がございます。
※1演題あたり15~20分を予定しています。
♦ 関連記事:【中部支部】2017年度中部支部例会開催案内
Published by 支部:中部 on 06 7月 2017
日時: 2017年9月1日(金)・ 2日(土)
場所: 名古屋大学大学院生命農学研究科 第三講義室および談話室(名古屋市千種区不老町)
参加費: 講演会 無料
交流会参加費(税込) 一般1000円、学生500円
【講演会】第1日目 9月1日(金)13:00~17:00
【若手講演会と交流会】第2日目 9月2日(土)13:00~
準備の都合上、講演会および交流会への参加希望の方は、なるべく8月20日(水)までに以下のフォームからお申し込みください。

問合せ先:
中部支部庶務幹事
岩崎 雄吾(名古屋大学大学院生命農学研究科)
⇒E-mail
♦ 関連記事:【中部支部】中部支部例会での若手講演 発表演題募集
Published by 支部:関西 on 03 7月 2017
Published by 学会事務局 on 26 6月 2017
Five-layered tumor-containing cell sheet was prepared by mixing a small population of embryonal rhabdomyosarcoma cells with their healthy counterpart, human skeletal muscle myoblasts and the behavior of endothelial cells in tumor-containing cell sheet was investigated. The photograph shows the degradation of endothelial network formation (green) in the tumor-containing cell sheet (red) at the end of culture.
For more information regarding this work, read the article: Menglu Li and Masahiro Kino-oka, “Degradation of endothelial network in disordered tumor-containing cell sheet, J. Biosci. Bioeng., volume 123, issue 6, pages 748–753 (2017).
⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)
Published by 学会事務局 on 26 6月 2017
*はCorresponding authorを示す。 所属は論文掲載時のもの
Published by 学会事務局 on 26 6月 2017
会員の皆様からご推薦いただきました候補者から受賞候補者選考委員会にて選考を行い、2017年5月25日の理事会にて本年度の学会賞受賞者が決定しました。
授賞式は第69回日本生物工学会大会の初日に開催されます。
【日時】2017年9月11日(月)13:00~13:50
【会場】 早稲田大学 大隈記念講堂(〒169-0071 東京都新宿区戸塚町1-104)
⇒受章講演のプログラムはこちらから
⇒受賞者紹介![]()
田谷 正仁(大阪大学大学院基礎工学研究科・教授)
「構造体形成を伴う動植物細胞の培養と利用に関する生物工学研究」
髙木 博史(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科・教授)
「微生物におけるアミノ酸の代謝制御機構・生理機能の解析とその応用」
該当者なし
渡部 潤(ヤマサ醤油(株)醤油研究室・室長代理)
「醤油酵母における香気成分の生成機構に関する研究」
古賀 雄一(大阪大学大学院工学研究科・准教授)
「超好熱菌由来酵素の構造機能相関研究とその応用」
加藤 竜司(名古屋大学大学院創薬科学研究科・准教授)
「画像情報処理を用いた再生医療用製品製造工程における非破壊的品質管理技術の開発」
宮本 浩邦1,2,3,4・児玉 浩明1,3・宮本 久1,5・酒井 謙二6・田代 幸寛6
(1(株)サーマス・2日環科学(株)・3千葉大学・4理化学研究所・5(株)三六九・6九州大学)
「好熱性微生物を活用した未利用バイオマス資源からの高機能発酵製品の製造と学術的解明」
John Chi-Wei Lan (Associate Professor, Yuan Ze University, Taiwan)
“Aerobic utilization of crude glycerol by recombinant Escherichia coli for simultaneous production of poly 3-hydroxybutyrate and bioethanol”
Tau Chuan Ling (Professor, University of Malaya, Malaysia)
“Recovery of biotechnological products using aqueous two phase systems”
Fithriyah Sjatha (Assistant Professor, Universitas Indonesia, Indonesia)
“Production of resuscitation-promoting factor B of Mycobacterium tuberculosis using various expression systems and their immunogenetical study for vaccine platform”
Published by 支部:東日本 on 25 6月 2017
今年度の「生物工学フォーラム」では、第1部は「微生物のシングルセル解析」と題し、微生物をシングルセルレベルで解析するための可視化技術、ゲノム解析技術の進展を取り上げます。また、新しいシーケンサーとして近年注目が高まっている「ナノポアシーケンサー」を利用した微生物ゲノム解析の最先端研究事例について、オックスフォードナノポアテクノロジーズ社より紹介して頂きます。また第2部では、日本生物工学会東日本支部で活躍する若手研究者を顕彰する「日本生物工学会東日本支部長賞」の選考会を兼ねた、受賞候補者の研究講演会を行います。
⇒日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ(応募締切:8月11日)
| 日時 | 2017年8月21日(月)13:00~ |
|---|---|
| 場所 | 早稲田大学 先端生命医科学センター TWIns 3Fセミナールーム3 (東京都新宿区若松町2-2) |
| プログラム | 第1部 「微生物のシングルセル解析」
第2部 「日本生物工学会東日本支部長賞候補者講演会」
|
| 参加費 | 【フォーラム】
|
| 事前登録締切 | 2017年8月14日(月)17:00 ※当日受付も行いますが、なるべく事前登録をお願い致します。 |
| 申込方法 | こちらのフォームに必要事項(氏名、所属、会員種別、E-mail、TELおよび懇親会参加の有無)を明記してお申込みください。 |
| 申込・ 問合せ先 | 日本生物工学会 東日本支部 支部長: 石井 正治(東大) E-mail: amishii@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp 担当幹事: 竹山 春子(早稲田大) E-mail: haruko-takeyama@waseda.jp |
Published by 学会事務局 on 25 6月 2017
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Published by 部会:バイオインフォマティクス on 23 6月 2017
この度バイオインフォマティクス相談部会第一回勉強会を名古屋大学で開催する運びになりました。
13:00- 受付
13:30-13:40 開会の挨拶
13:40-14:10 「代謝システムの理解と応用に向けた数理解析」
大野 聡 先生 (東京大学 大学院理学系研究科 特任助教)
14:10-14:40 「生命動作原理の理解に向けて―新奇オミックスアプローチの提案―」
青木 航 先生 (京都大学大学院 農学研究科 応用生命科学専攻 生体高分子化学研究室 助教, 科学技術振興機構さきがけ (兼任))
14:40-15:10 「分子デザインを通じた機能性分子認識素子の開発と利用,そこにインフォマティクス!?」
今中 洋行 先生 (岡山大学大学院 自然科学研究科 機能分子化学専攻 助教)
15:10-15:30 休憩
15:30-16:00 「遺伝子発現制御システムの設計とin vivo再構成に資する数理モデリング」
相馬 悠希 先生 (九州大学 生体防御医学研究所 附属トランスオミクス医学研究センター 助教)
16:00-16:30 「分子進化・集団遺伝学を背景にしたバイオインフォマティクス解析の事例紹介」
中川 草 先生 (東海大学 医学部 基礎医学系 分子生命科学 助教)
16:30-17:00 「次世代型シーケンサーを用いた植物科学への研究支援」
鈴木 孝征 先生 (中部大学 応用生物学部 講師)
17:00-17:10 閉会の挨拶
17:30頃より 懇親会
*本勉強会は実習形式ではなく講演会形式で各先生に30分程度のご講演をして頂きます。どうかお気軽にご参加下さい。
【問合せ先】名古屋大学農学部・生命農学研究科
兒島 孝明 E-mail:kojimat[at]nuagr1.agr.nagoya-u.ac.jp
バイオインフォマティクス相談部会第一回勉強会は、2017年8月10日に、名古屋大学ベンチャービジネスラボラトリー3階ベンチャーホールにて開催されました。
生物工学分野でバイオインフォマティクス技術を既に取り入れておられる、またはこれから取り入れようとされている4名の先生と、生物工学分野外からバイオインフォマティクスをご専門とされている2名の先生にご講演をいただき、最先端の研究に加え、共同研究やウェット・ドライ間の連携などに関するご講演を頂きました。
部会として初のイベントでしたが、お陰様を持ちまして43名(一般20名、学生23名)のご参加を頂き、活発な議論や交流を行うことができました。本勉強会をきっかけに、皆様の交流の輪が広がっていくことを願っております。
ご参加いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
開会挨拶
部会代表の堀之内より開会挨拶と本勉強会の開催趣旨、ならびに部会の活動内容についての説明を致しました。

講演
大野 聡 先生(東京大学)
「代謝システムの理解と応用に向けた数理解析」

青木 航 先生 (京都大学)
「生命動作原理の理解に向けて―新奇オミックスアプローチの提案―」

今中 洋行 先生(岡山大学)
「分子デザインを通じた機能性分子認識素子の開発と利用,そこにインフォマティクス!?」

相馬 悠希 先生(九州大学)
「遺伝子発現制御システムの設計とin vivo再構成に資する数理モデリング」

中川 草 先生(東海大学)
「分子進化・集団遺伝学を背景にしたバイオインフォマティクス解析の事例紹介」

鈴木 孝征 先生(中部大学)
「次世代型シーケンサーを用いた植物科学への研究支援」

講演会場の様子

懇親会


Published by 学会事務局 on 21 6月 2017
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2017年6月21日付で、第39回「植物の香りを介した生物間コミュニケーション」
が掲載されました。
Published by 若手会 on 19 6月 2017
盛会のうち終了しました。多数のご参加ありがとうございました。
本年も生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会を大会2日目の夕刻に開催いたします。
皆様どうぞご参加ください。⇒開催報告はこちら
混雑緩和のため事前登録に御協力ください。
事前登録をされた方は、会費を下記の口座に振り込んで頂けますと幸いです。
振込先:
ジャパンネット銀行・すずめ支店(002) 普通預金
口座番号: 7295996
口座名義: 生物工学若手研究者の集い
夏のセミナーの口座とは異なりますので、ご注意ください。
会費振込は9月8日(金)までにお願いします。
入金が確認されなかった場合、当日受付の会費を頂きます。
Published by 学会事務局 on 17 6月 2017
この度、日本生物工学会会長として選任されました早稲田大学理工学術院の木野邦器でございます。醸造・発酵工業のパイオニアとして世界のバイオ産業を牽引してきた我が国にあって、100年に近い歴史を誇る伝統ある日本生物工学会の会長を拝命致しますことは、誠に光栄なことではありますが、その使命と重責を担うことに身の引き締まる思いがします。高木昌宏、川面克行の両副会長をはじめ、理事、支部長、代議員、そして会員皆様のお力添えをいただきながら、先人達の築いてこられた本会の一層の発展に尽力して参りたいと存じます。
本会は、2011年に飯島元会長のもとで公益法人に移行し、2012年には創立90周年記念事業が原島元会長のもとで成功裏に執り行われ、創立100周年に向けて新たな決意が表明されました。園元元会長は、学会運営体制の強化を図りつつ、今後10年間の行動目標として、1. 財政基盤の確保と健全化、2. 公益事業の明確化と寄付文化の醸成、3. 会員間の交流促進と連携を掲げ、在任中の2年間で具体的な7つの課題を明示して強いリーダーシップを発揮され重点的に取り組まれました。五味前会長は、そのアクションプランを達成すべく各支部との連携を強化されるなど大いに尽力され、とくに懸案であった財政基盤の確保と職員の常勤化を果たされました。これは、今後の学会発展にとって不可欠で重要な成果です。
創立90周年から数えて丁度5年目の折り返しの時期に会長を拝命した私の使命は、前執行部の方針や改革を引き継ぎ、とくに園元元会長が掲げられた行動目標を着実に実践し、創立100周年に向けて本会が大きく飛躍するための基盤をつくることであると考えています。公益法人における学会運営の財政面での安定化を果たすための事業計画や仕組みを作り、その基盤の上に、本会の特徴ある学術研究活動を国際的に展開させ、学術の先進化と社会実装に向けた産学官の新たな連携や取組みを推進し、生物工学の次世代を担う世界で戦える若手人材の育成を進めていきたいと考えています。そのために、行動目標の達成に向けてそれぞれが果たすべき役割と課題をあらためて明確にし、しかも横連携を図れる柔軟性と効率的な展開を目指して、PDCAサイクルを意識した運用を徹底していきたいと考えています。
今世紀は、人口増大に伴う食料問題、地下資源の乱用、炭酸ガス排出増大に伴う環境変動といった地球規模での喫緊の課題が山積しており、私たちは持続可能な社会の確立に向けたさまざまなニーズに対応する必要があります。国連が2015年に持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)として掲げた17の目標のうち、10項目以上でバイオテクノロジーが貢献できるとされています。我が国においても、健康・医療をはじめ、モノつくり技術や環境・エネルギー、農業・食料供給などの面で課題は多く、本会の担うべき役割は大きいと感じています。
ゲノム解析や編集技術、オーミックス研究やビッグデータ処理技術など、合成生物学をはじめ生体情報工学や細胞工学などの分野で著しい技術開発がなされており、それらはさらに革新的なイノベーションを引き起こすと考えられますが、一方で、これからの新たなモノつくり技術において生物工学の可能性が問われています。新たな潮流の中で、本会や生物工学分野にとっては今がチャンスと捉えるべきで、会員の皆様が、夢の実現に向けて知恵と勇気を持って果敢に挑戦できるアクティビティーの高い学会にしていきたいと思っています。
生物工学会誌の巻頭言の見出しである「随縁随意」は、私が和文誌編集委員長であった時に考えた四文字熟語の造語です。特定の専門分野の研究や学術団体であっても、それを維持・推進するのは“人”だと考えています。異なる背景と価値観を持つ多様な年齢層の人々が、生物工学を拠り所として集まり、交流し、それぞれが最大のパフォーマンスを発揮することで新たな価値の創出やイノベーションが実現するものと考えています。
会員の皆様には、本会をそれぞれのブラッシュアップの場と捉えていただき、一方で、充実感を味わえる学会を目指したいと思っています。個人会員、学生委員、団体会員、賛助会員の皆様におかれましては、あらためて絶大なるご協力とご鞭撻を賜りますよう切にお願い申し上げ、会長就任の挨拶とさせていただきます。
2017年6月
日本生物工学会会長
木野邦器
Published by 学会事務局 on 16 6月 2017
Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) の2016年のImpact Factorは、2.2400で過去最高となりました。Impact Factorが2を超えたのは初めてです。 英文誌編集委員会では日々迅速かつ厳正な審査を続けております。今後とも、JBBへの投稿、査読および引用などご協力をよろしくお願いいたします。

2016 Journal Citation Reports® Science Edition (Clarivate Analytics, 2017)
Published by 支部:関西 on 14 6月 2017
日本生物工学会関西支部では、2014年度より「啓発活動基金」を活用し、産学官の若手研究者の育成と国際化を目的としたワークショップ・シンポジウムを開催しています。
• 2014年度:Workshop on Asian Brewery Technology(月桂冠)⇒開催報告はこちら
• 2015年度:TSB2015「Current status of industrial biotechnology in Thailand and Japan」(タイ)⇒開催報告![]()
• 2016年度:ICY14「Yeast Fermentation in Asia」(淡路島)⇒開催報告![]()
2017年度は4回目の企画として、タイ・バンコクで11月に開催予定のThai Society of Biotechnology (TSB) 主催の国際シンポジウム(TSB2017) でジョイントセッションを企画したく、準備を進めています。
関西支部地域内の民間企業・研究機関・大学等に所属の研究者を3名派遣し、国際シンポジウムでの発表の機会を与えるとともに、タイを中心とする東南アジア地域におけるバイオテクノロジーの基礎・応用研究の現状を学ぶ機会にしたいと考えています。またTSB2017の前後には、バンコク近郊の公的研究施設 The National Center for Genetic Engineering and Biotechnology (BIOTEC) 等を訪問し、施設見学および所属研究者とのディスカッションを行なう予定です。
つきましては、本企画の趣旨に賛同いただき、参加を希望される若手会員を募りたいと思います。
下記の実施要領をご一読の上、奮って応募いただければ幸いです。
—————– 記 —————–
以上
Published by 支部:関西 on 13 6月 2017
| 日時 | 2017年8月25日(金)13:00~19:00 |
|---|---|
| 場所 | 関西大学 千里山キャンパス 100周年記念会館 (大阪府吹田市山手町3丁目3番35号) |
| 参加費 | 1,000円(税込)/学生 無料 〈懇親会参加費〉 一般:4,000円(税込)、学生:2,000円(税込) |
石川酒造株式会社/全国地ビール醸造者協議会 石川 彌八郎
明治時代、わが国の各地に数多くのビール醸造者が存在していたことは、あまり知られておりません。その数は、150とも200とも言われていますが、ビール草創期の研究はあまり行われていないのが実情で、正確な数さえ不明です。そのような中、明治時代に「日本麦酒」の名でビール醸造をしていた石川家の資料より、明治時代から今日までの、ビール業界の変化を調べ、百年後の日本のビール業界を予測します。さて、本当に時代は繰り返すのか。
伊勢角屋麦酒 鈴木 成宗
特徴あるクラフトビールを製造するために、新たな酵母(KADOYA1)を椎の樹液より分離・同定し、実規模による醸造特性及びその酵母を用いて製造されたビールの香気特性を明らかにした。KADOYA1は十分な醗酵力があり、市販酵母とは異なる特異的な香気成分の生産性をしていることが明らかとなった。KADOYA1で醸造したビールは高級脂肪酸エステルを多く含んでおり、それに由来するエステルに富む香気特性であることが確認できた。さらに、海外クラフトビールメーカーと共同開発したビールは、ベルギービール様のエステリーで僅かに酸味のある官能特性であることが確認できた。以上のことから、KADOYA1は特徴的な風味を形成できる実用ビール酵母として有用であると判断できた。
KADOYA1を用いたビールは国際大会で多数受賞し、当社の主力商品の一つとなっていると共に、野生酵母の分離・同定と実用規模での活用ができるという点で、当社は業界内で特殊な地位を占めつつある。
小西酒造株式会社生産本部 辻 巌
江戸時代に日本で初めてビールを醸造したのは、蘭学者の川本幸民(かわもとこうみん)です。このことは大手ビールメーカーのホームページ等にも掲載されており、ビール業界ではよく知られています。しかしこれまで150年以上謎であった醸造した場所を発見したので紹介します。また当時どのような設備と方法で造られたか、川本幸民が残した「化学新書」を元にビールを復元しました。当時の資料等を交えながら日本初のビール醸造の魅力をお伝えしたいと思います。
曽爾高原ファームガーデン第一営業部 立花 弘晶
昨今、地方創生・6次産業化と言う言葉が広がり、特産品開発が地域おこしの魅力造りだ!と叫ばれる中、クラフトビールが注目の一つとなっております。地域の産物を使ったビール(厳密には発泡酒が多い)を醸造し魅力UPに繋げようとする試みが増えています。私たち、曽爾高原ビールは、『曽爾村』の枠組みを超え、奈良のお土産としての認知度がUPし、観光の際の楽しみとして取り上げられる事も増えてまいりました。曽爾高原ビールは、今後地域に浸透しどのように歩んでいくかを模索し存在意義を示さないといけない時期に来ております。そのような中で今までの歩みと現状の取り組み、どのような発展が望ましいのかを紹介させていただきます。
京都府与謝野町農林課 井上 公章
「与謝野クラフトビール醸造事業」は、与謝野ブランド戦略のブランドコンセプト「みえるまち」における「安心安全がみえる」を実現するプロジェクトの一つとして、ホップの産地化と町内でのクラフトビール醸造等により六次産業化を見据えて、ホップの試験栽培を行うものです。
平成27年度から「京都与謝野ホップ生産者組合」がホップの試験栽培を行い、藤原ヒロユキ氏(日本ビアジャーナリスト協会代表理事)が栽培指導・販路開拓支援等にあたります。
これまで国産ホップ農家は大手ビール会社と契約していることから、国内の小規模ビール醸造所が国産ホップを入手することは困難とされ、一部の自家栽培を除き、大多数は海外ホップの輸入に頼ってきました。
与謝野町では昨年、一昨年の試験栽培で一定の成果を得ました。これは、フリーランスの生産者組合が小規模ビール醸造所に国産ホップを提供する第一歩を踏み出したことを意味し、安心安全な国産ホップによるビール製造を目指すことが可能になります。本年度においても試験栽培を着実に行い、ホップの産地化に向けた基盤の確立を目指します。加えて、「与謝野ブルーイング・ジム構想」として、利用しなくなった公共施設を活用し、複数のブリュワリーを誘致し、併せてブリュワー養成塾、レストラン、キャンプ場等を展開することによりホップ産地直結のブリュワリー拠点を目指します。
♦ 関連記事:【関西支部】第111回 醗酵学懇話会
⇒関西支部Topへ
Published by 支部:関西 on 31 5月 2017
こちらでは、『生物工学会誌』Brach Spiritのコーナーに掲載された日本生物工学会関西支部の活動紹介記事がご覧いただけます。
| タイトル | 著者 | 巻–号–頁 (掲載年) |
|---|---|---|
| バイオエコノミー社会実現のための産業人材育成協働研究所 | 大阪大学工学研究科パーソル高度バイオDX産業人材育成協働研究所 | 103-3-131 (2025) |
| 大阪府のライフサイエンス産業振興に向けた取組み | 赤塚 浩之 | 102-9-481 (2023) |
| バイオものづくりを加速する!関西圏バイオファウンドリと大阪工業大学バイオものづくりラボ | 長森 英二 | 102-3-125 (2024) |
| 2022年度に誕生した大阪公立大学のご紹介 | 東 雅之 | 101-9-510 (2023) |
| バイオコミュニティ関西の挑戦 | 川並 弘子 | 101-3-141 (2023) |
| 滋賀県東北部工業技術センター | 脇坂 博之 | 100-9-518 (2022) |
| 大阪大学先導的学際研究機構(OTRI)「産業バイオイニシアティブ研究部門」 | 福﨑 英一郎 | 100-3-144 (2022) |
| クラウドファンディングを利用したオリジナル日本酒の挑戦 | 沼本 穂 | 99-9-498 (2021) |
| 奈良県産業振興総合センター | 大橋 正孝 | 99-3-148 (2021) |
| 西向 賞雄 | 98-9-502 (2020) | |
| 中村 允 | 98-3-146 (2020) | |
| 吉田 和利 原田 知左子 | 97–9–586 (2019) | |
| 蓮沼 誠久 | 97–3–151 (2019) | |
| 大阪大学産業バイオ120年(3) | 大政 健史 | 96-9-551 (2019) |
| 糸井 隆行 | 96–3–164 (2018) | |
| 永尾 寿浩 増井 昭彦 | 95–9–572 (2017) | |
| 大阪大学産業バイオ120年(2) | 大政 健史 | 95–9–574 (2017) |
| 大阪大学産業バイオ120年(1) | 大政 健史 | 95–3–160 (2017) |
| 明石 貴裕 | 94–9–584 (2016) | |
| 高木 博史 本田 孝祐 | 94–3–144 (2016) | |
| 岡崎 悟志 原田 和生 | 93–9–557 (2015) | |
| 重盛 智大 | 93–3–159 (2015) | |
| 高尾 幸成 | 92–9–526 (2014) | |
| 山本 佳宏 | 92-3-119 (2014) | |
| 馬場 健史 | 91-9-538 (2013) | |
| 今中 忠行 | 91-3-165 (2013) | |
| 関西支部の研究拠点(9) | 蓮沼 誠久 | 90-9-604 (2012) |
| 勝田 知尚 | 90-3-138 (2012) | |
| 勝田 知尚 | 89-9-558 (2011) | |
| 東 雅之 | 89-3-136 (2011) | |
| 関西支部の研究拠点(8) | 西岡 求 | 88-9-490 (2010) |
| 田中 俊雄 | 88-3-126 (2010) | |
| 関西支部の研究拠点~公的研究機関紹介(7) | 西尾 孝之 | 87-9-447 (2009) |
| 関西支部の研究拠点~公的研究機関紹介(6) | 浅尾 浩史 | 87-3-149 (2009) |
Published by 学会事務局 on 24 5月 2017
生物工学会誌 第95巻 第5号
長棟 輝行
若手会員、学生会員の皆様は、アジア生物工学連合(Asian Federation of Biotechnology: AFOB, www.afob.org)をご存知でしょうか。AFOBはアジア地域におけるバイオテクノロジー関連研究者の相互理解・交流を促進するために2008年10月に設立され、アジアの14か国/地域から13のバイオテクノロジー関連学会が加盟している学術組織です。AFOBは、Asian Congress on Biotechnology(ACB)を2 年ごとに、Young Asian Biological Engineers’ Community(YABEC)を毎年開催しています。また、欧州生物工学連合(EFB)と2014年7月末に交流協定を締結し、それぞれが主催する国際会議であるACBとECBでジョイントセッションを開催しています。
若手会員の中にはACBやYABECに参加された方もいるのではないでしょうか。AFOBには当学会をはじめとして日本化学会バイオテクノロジー部会、化学工学会バイオ部会、環境バイオテクノロジー学会、日本動物細胞工学会も加盟しています。現在、AFOBには約3900名が個人会員登録していますが、日本でのAFOBの認知度はまだ低く、個人会員登録数は190名と、韓国、インド、マレーシア、中国の約1060名、740名、550名、400名を大きく下回っています。アジアでバイオテクノロジー分野の教育・研究・産業を牽引してきた日本の将来を担う皆様のアクティビティーをアジアに向けて発信し、また、同世代の若手と交流し、切磋琢磨するために、AFOBの個人会員に登録をしてみてはいかがでしょうか。ちなみに、個人会員の会費は無料であり、AFOBが主催・共催する国際会議やセミナーの参加費割引やAFOBが編集する『Biotechnology Journal』特集号の無料閲覧などの特典があります。
当学会の若手会が主催する夏のセミナーは約50年の歴史を持っており、合宿形式で熱い議論を交わすことができる若手交流の場として大きな役割を果たしてきました。先輩や同輩の方々と午前・午後はセミナー、夕方は野球、夜は懇親会、さらに深夜まで相部屋の方々との熱い議論を通じて、多くの方々と交流を深め、知己を得ることができたことを懐かしく思い出します。AFOBのYABECはまさに若手会の夏のセミナーにあたる合宿で、2~3日間寝食を共にしながら研究発表会や懇親会などを通して、相互啓発や情報交換、密度の濃い個人ベースの国際交流を図ることを目的としています。YABECは23年前にシンガポールで開催されたアジア太平洋生物化学工学会議に参加していた韓国の若手研究者達から、お互いにもっと深く知り合う機会を作ろうという呼びかけに日本、中国、台湾の若手研究者有志が賛同して、翌年に発足しました。その後、毎年この4か国の持ち回りで開催され、現在はAFOB若手会の役割を担っています。私自身、YABECメンバーとの共同研究、国際会議の企画、大学間交流など、さまざまな場面で、YABECで培った人脈の重要性やその恩恵を実感しました。
学会ホームページ国際展開委員会のサイトに掲載されている「国際展開諮問委員会報告」の中で、当学会の「アジア戦略」として、アジアとの交流・共同研究を行う若手研究者の支援、学会間の連携を推進する若手の育成による新学術分野の開拓の重要性が指摘されています。生物工学若手会の夏のセミナーと同様に、YABECへの参加や運営に主体的にかかわることで、単に学会で会う“顔見知り”としてではなく、生涯を通じて付き合える“友人”としての交流が生まれ、豊かな人脈が培えると思います。アジアにおけるバイオテクノロジーの将来を担う若手会員、学生会員の皆さんに、アジア若手国際交流の場への積極的な参加をおすすめします。
著者紹介 東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻(教授)
Published by 学会事務局 on 24 5月 2017
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PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 支部:関西 on 22 5月 2017
盛会のうちに終了しました。多数のご参加ありがとうございました。 ⇒開催報告はこちら![]()
標記例会ならびに懇親会を下記のとおり開催いたしますので、多数のご参加をお待ちしています。
12:30~ 受付開始
13:00~13:05 開会の辞……片倉 啓雄(関西支部支部長・関西大学化学生命工学部)
13:05~13:45
「地ビール業界の現状と展望」
…………石川 彌八郎(石川酒造株式会社/全国地ビール醸造者協議会)
13:45~14:25
「地元で採取された香気性野生酵母KADOYA1によるビールつくりについて」
…………鈴木 成宗(伊勢角屋麦酒)
14:25~15:05
「江戸時代に造られた日本初のビール」
…………辻 巖(小西酒造株式会社生産本部)
15:05~15:20 休憩
15:20~16:00
「クラフトビールと地域のつながり…曽爾高原ビールの在り方」
…………立花 弘晶(曽爾高原ファームガーデン第一営業部)
16:00~16:40
「与謝野ブランド戦略 与謝野町クラフトビール醸造事業の取り組みについて」
…………井上 公章(京都府与謝野町農林課)
16:40~16:45 閉会の辞……坊垣 隆之(関西支部副支部長・大関株式会社)
17:00~19:00 懇親会 レストラン紫紺(100周年記念会館内)
Published by 学会事務局 on 19 5月 2017
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒活動報告![]()
第9回生物工学産学技術研究会を東北大学工学部・青葉山キャンパスにて開催いたします。今回は、産業用酵素の開発と製造技術、しょうゆ醸造を起源とした酵素開発、そしてニーズの高まる乳酸菌と健康に関する研究領域における「ものづくり」に対するチャレンジについて、国内外を代表する企業の研究者よりご講演をいただきます。多数の方々のご参加をお待ち申し上げます。
【共催】東北大学大学院工学研究科
Published by 学会事務局 on 19 5月 2017
2017年5月18日付けで「名古屋議定書に関連した遺伝資源の取り扱いに関する指針と施行について」の通知が環境省から公表されました。
Published by 学会事務局 on 17 5月 2017
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2017年5月17日付で、第38回「微生物による土壌汚染浄化」
が掲載されました。
Published by 支部:東日本 on 15 5月 2017
2017(平成29)年5月15日
日本生物工学会 東日本支部長
石井 正治
日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ
日本生物工学会東日本支部は、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与いたします。
本年は、8月11日(金)を応募締切とし、書類選考による一次選考通過者を対象として、8月21日(月)に第二次選考を兼ねた発表会を行います。なお、同発表会は、日本生物工学会会員に対して公開いたします。
多くの会員の皆さまのご応募をお待ちしています。
| 日程 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||
| 応募について | ||||||||
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1 | ||||||||
| 日本生物工学会東日本支部長賞 授賞規程 | ||||||||
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Published by 学会事務局 on 02 5月 2017
この度、7月23日(日)にセルプロセッシング計測評価研究部会主催のシンポジウム開催を予定しております。生物工学若手会 夏のセミナー2017(ツネイシシマナミビレッジ(広島)、7月22日(土)~23日(日))の終了後に、同じ場所で開催されます。
本シンポジウムは、研究部会に関連する皆様のご研究において、大きな貢献をされていると思われる博士後期課程学生およびポスドク研究者の研究を奨励し、表彰の機会を設けることで、研究部会の活性化と、生物工学会を牽引する若手研究者の自覚と育成を、目指すものであります。
シンポジウム内容としては、若手の研究発表が中心となってしまいますが、本会を通じて、次世代を担う若い世代の研究者のアクティビティーを知っていただき、表彰を通じて発表する若手研究者に本研究部会や生物工学会に、愛着と帰属意識を強く持ってもらうことで、研究部会にご所属の多くの研究室の発展にも貢献できると考えております。
是非とも、参加申し込み方法をご参照の上、ご参加頂きますようお願い申し上げます。
また本シンポジウムでのご発表をいただく方々は、研究部会より「日本生物工学会セルプロセッシング計測評価研究部会Young Researcher’s Award(和名:若手研究奨励賞)」の選考対象とさせて頂きます。このため、ご研究室に該当されるような博士後期課程学生またはポスドク研究者の方がご在籍の場合には、発表応募要項をご参照の上、奮ってご応募をご検討いただけますようよろしくお願い申し上げます。
皆様の暖かいご支援を賜れますようお願い申し上げます。
オーガナイザー: 金岡英徳(名古屋大学)、伊野 浩介(東北大学)、矢嶋 祐也(千葉大学)
募集要項等、詳細につきましてはこちら
をご参照ください。
プログラム
をアップしました。
Published by 部会:バイオインフォマティクス on 28 4月 2017
バイオインフォマティクス相談部会代表
産業技術総合研究所 人工知能研究センター
堀之内 貴明
分析技術の高度化と計算機性能の向上に伴い、膨大な生命情報から有用情報を抽出するための手段であるバイオインフォマティクス解析が、生物工学分野における重要性を増しています。しかしながら、このバイオインフォマティクス解析は、高度な専門知識を要し、ターゲットや目的によって多種多様の方法論が存在し、さらにはその手法も刷新を続けていることから、初学者にとっては敷居が高いと言わざるを得ません。また、そうした状況に対し、適切な教育やサポート体制の提供は不十分であることが多く、各研究者が独力で個別問題に取り組まざるを得ないという状況が頻出しています。また各種バイオインフォマティクス技術の専門家は必ずしも生物工学分野の人材であるとは限らず、その場合には目的やニーズの相違やコミュニケーションの問題を解決する必要が生じます。
そこで生物工学分野にフォーカスした解析サポート環境の整備や交流の場の形成、バイオインフォマティクスがわかる(できる)生物工学研究者の育成、研究活動の支援などを目的として当部会を2017年度に設立しました。当部会は、生物工学分野をバックグラウンドとしつつバイオインフォマティクス解析手法に精通した研究者が主体となって運営しています。これにより、バイオ系人材のバックグラウンドに即した目的やニーズに即した活動を行うことができます。これに加え、ウェット系研究者との連携を得意とするバイオインフォマティクスのプロフェッショナル研究者を外部有識者として擁しており、高度な支援や異分野交流のさらなる促進を実現する体制を整えています。
これまでに相談窓口の運営、ノートPCを持ち込んでデータ解析方法を学ぶハンズオンセミナー、情報交換と交流を目的とした講演会などを開催してきました。また、これまでに講演会開催に際して学会内の他の研究部会(バイオ計測サイエンス研究部会、次世代アニマルセルインダストリー研究部会、未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会)の協力を仰ぎ、部会共通のトピックの設定や、登壇者選定や開催告知の面での連携を進めてきました。こうした部会間の連携の強化をはかることにより、本部会の活動をさらに有機的なものとし、学会組織や学会員に対する幅広い貢献を目指して活動を行っています。
バイオインフォマティクスに興味のある方々はぜひ本部会の活動にご参加ください。当ページ下部に活動内容一覧を記しております。

■お知らせ
・New DIY自動化ハンズオンセミナーを開催しました(2024/3/15)。
・ バイオインフォマティクス相談窓口における生成系AIの使用に関する基本方針を策定しました。
・2023年度大会シンポジウムにおいて「データ駆動型研究が導く未培養微生物 (微生物ダークマター) の開拓と展望」(2023年9月5日)をオーガナイズしました。未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会の青柳秀紀先生(筑波大学)との共催でした。
・相談窓口にてタンパク質立体構造予測プログラムのAlphaFold2の解析サポート始めました。
・部会委員が執筆を行った総説が公開されました。(Uesaka et al., Bioinformatics in bioscience and bioengineering: Recent advances, applications, and perspectives, J. Biosci. Bioeng., In Press)Society for Biotechnology, Japan 100th Anniversary Special Issue
・部会委員が編集協力、分担執筆を行った書籍が発刊されました。(実験医学別冊 論文図表を読む作法 第7章 NGSなどを用いた網羅的解析を担当しました)
・活動記録、研究部会業績、資料アーカイブ、関連リンク集をそれぞれ独立ページにしました。
■相談窓口 (リンク)
各種のバイオインフォマティクス解析手法に精通した生物工学研究者により構成される相談窓口を運営しております。
AlphaFold2の解析相談も受け付けております。
■一般部会員メーリングリスト
生物工学会におけるバイオインフォマティクス分野の活性化と情報共有、交流を目的として、部会メーリングリスト(ML)を運営しております。一般部会員になっていただくことでMLに登録され、当該分野の関連情報や部会が主催するイベント等の告知についてのメールを受信できます。またMLに情報を発信することも可能です。
一般部会員への登録をご希望の方は、メールの件名または本文に「バイオインフォマティクス相談部会 一般部会員希望」とご記入の上、代表宛(E-mail)までご連絡下さい。
■各種研究会合の開催
生物工学分野の内外から、バイオインフォマティクス技術を利活用されている先生方をお招きし、交流の場を設けております。奮ってご参加下さると幸いです。
■これまでの活動記録 (リンク)
■研究部会業績 (リンク)
本部会の活動がきっかけになった共同研究や、相談窓口への投稿が元になった成果などをとりまとめています。
■資料アーカイブ (リンク)
本部会活動においてこれまで作成・運用されたコンテンツをご覧になることができます。
■関連リンク集 (リンク)
運営委員
| 代表 | 堀之内 貴明(産総研・人工知能研究センター) |
|---|---|
| 幹事長 | 兒島 孝明 (名城大・農) |
| 会計 | 蟹江 慧 (近畿大・工) |
| 委員 (順不同) | 加藤 竜司 (名大院・創薬科学) |
Published by 学会事務局 on 26 4月 2017
サスティナブル工学研究部会代表
九州大学大学院 農学研究院
酒井 謙二
本研究部会では、サスティナビリティ(持続可能性)を念頭に置いた、包括的・階層的なサスィナブル工学技術(特に、資源循環利用、生物多様性保全および生物間共生解明)の研究開発と異分野研究コミュニティの構築を目指します。さらに、アジア(マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、中国など)を中心とする海外研究者との国際研究交流を目指しています。2021年度は、第73回日本生物工学会大会において、10月28日にシンポジウム「持続型・循環利用型社会を実現する複合微生物工学研究の最前線と展望」を共催いたします。また、著名なアジア研究者による国際講演会等の開催を予定しています。これらの活動に興味のある方の参加を募集しています。

| 五十嵐 泰夫(西南大学) | 木田 建次(熊本大学名誉教授) | |
| 酒井 謙二(九大院・農) | 園元 謙二(九州大学名誉教授) | |
| 中崎 清彦(東京工業大院・理工) | 白井 義人(九州工業大院・生命体工) | |
| 神谷 典穂(九大院・工) | 小原 仁実(京工繊大院 ・工芸化学) | |
| 田代 幸寬(九大院・農) | 羽賀 清典(畜産環境整備機構) | |
| 岡本 啓湖(別府大・食物栄養科学) | 滝澤 昇(岡山理科大・工) | |
| 渡辺 実(株式会社IHI) | 外山 英男(南九州大) | |
| 中村 嘉利(徳島大院・ソシオテクノサイエンス) | 新井 雄太郎(長野市役所) | |
| 池上 徹(中村学園大) | 桂 陽子(日本化学) | |
| 渡辺 昌規(山形大・ 農) | 善藤 威史(九大院・農) | |
| 花島 大(北海道農業研究センター) | 竹口 昌之(沼津高専・物質工学) | |
| 井上 謙吾(宮崎大・農) | 宮本 浩邦(サーマス、千葉大) | |
| 前田 憲成(九工大院・生命体工学) | ||
サスティナブル工学研究部会幹事
九州大学大学院 農学研究院
田代 幸寛 E-mail
Published by 学会事務局 on 25 4月 2017
生物工学会誌 第95巻 第4号
山本 憲二
生物工学という分野は非常に幅が広い分野であると思う。工学や農学のみならず理学や薬学、医学をも包含した分野で、生物工学会大会での発表者の所属を見ると非常に幅広い分野の研究者がいることに驚く。考えてみると生物工学という名前は少し奇妙で、曖昧でもあり、一体どのような研究が基本的に行われているのかイメージし難いところがある。生物を工学的な視点から見ることなのか、生物を技術的に扱うという意味なのか、わからない。英文ではバイオテクノロジーと訳されているので、その名前の魅力がいろいろな分野から研究者が集まる要因になっているのであろうか。
私は農芸化学の分野に立ち位置があり、応用微生物学が研究分野であるので、学生のころは、当時は醗酵工学会と称していた当学会の、醗酵という名前はともかく、工学という名前にやや違和感を感じ、学会との距離を感じていた。工学という領域はちょっとわからないなという感覚があった。しかし、バイオテクノロジーの学会といわれると私たちが応用微生物学の分野で研究していることはまさにバイオテクノロジーではないかと考えてこの学会に参加することに余りためらいはなかった。
よく考えてみると、生物工学という領域の中でも私たちはどちらかといえば、スクリーニングなどのローテクノロジーを操って有益なもの、実用的なものを天然界から見いだすことが主な仕事である。とにかくやってみないと分からないという世界である。一方、工学的な視点では、ハイテクノロジーを用いていかに実利的なものを早く、多く作り出すことに重点がおかれているように感じる。要はいかに合理的な方法でもの作りをすることが重要であるかという世界のように思える。一見、両者はきわめて違った手法によって目的を達成しようとするように思えるが、どちらもバイオテクノロジーには変わりないでしょということで同朋意識が芽生える。バイオテクノロジーという言葉は魔法のような言葉である。魔法のような言葉であるが故にわからないところも沢山あるけれども、同朋意識を芽生えさせる不思議な言葉でもある。
私が若い頃の工学部出身の方々は、まるでブルドーザーのような方々が多く、活発で頭脳明晰で、少しこわもてのような人が多いと感じていた。だから、工学の分野に入ることには一種の恐れのような気持ちがあった。しかし、私が専門領域としている「糖鎖」の世界で、糖鎖工学はグライコテクノロジーと訳されているが、その工学の本質は私たちが農学の領域で行っている微生物の酵素を使って糖鎖を自在に切ったり貼ったりすることに他ならないということに気付いた。すなわち、私たちがやっていることはまさしく工学だということに気づいて、生物工学をより身近に感じるようになった。ただ、生物工学会では大会の講演セッションとして「糖鎖工学」があるものの、演題数が例年わずかであって風前の灯火のような状況にあるのは残念である。
最近の生物工学会大会で発表されている内容からは従来の工学のイメージを抱く発表や講演が少なくなっているような気がする。いわゆるバイオテクノロジー的な内容が多くなり、工学に関わりのある学会という色彩が薄くなっているように感じる。私はこれを良い傾向であると思っている。私が若い時に感じたように、工学という言葉に少し距離感を感じる若い方々にも、その研究分野の内容の多彩さがわかってもらえれば、もっと門戸が開かれるような気がする訳である。生物工学よりもバイオテクノロジーの学会と認識してもらえるようになる方が良いのではないだろうか。
バイオテクノロジーという言葉は不思議な言葉であり、まさしく魔法のような言葉である。
著者紹介 石川県立大学生物資源工学研究所(教授)
Published by 学会事務局 on 21 4月 2017
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PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
Published by 学会事務局 on 19 4月 2017
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2017年4月19日付で、第37回「エコ農業を可能にする根粒菌」
が掲載されました。
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Fuji Sankei Business i. 2017年4月19日掲載
Published by 学会事務局 on 18 4月 2017
第69回日本生物工学会大会(2017年9月11~14日、早稲田大学にて開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催しました。
幅広い生物の能力を生物工学的な手法で発揮させる技術や新たな生体モニタリング技術の発展がめざましい。本セッションでは、そのための培養技術、計測技術に焦点を当て、本技術領域での最近のトピックスを学術界および産業界の第一線のシンポジストから御講演いただく。最先端の技術開発とその展開に関するディスカッションは幅広い事業展開を通じた商業的発展に向け、産学連携を介した公益につながることが期待される。
近年、新たな醸造技術や商品開発が活発に行われている。そこで、本シンポジウムでは、あらためて清酒、ビール、焼酎、ワイン、醤油などの第一線の方々より、もの造りの原点としての醸造技術について、その原理や歴史、現在の課題や将来への展望などについてご講演頂くことにより、日本の醗酵産業を支える醸造技術の基本と現状について再確認する場としたい。これにより学術研究と産業界とを結び付けるための一助になればと期待している。
現在の人類の繁栄は化石燃料をエネルギーとして利用することが契機となっている。しかし、急激に数を増やした人類が必要とする物の消費量・排出量はもはや、地球の生産・再生能力を超えたものとなり、現在では地球1.5個分の生産・再生能力が必要な状態にまでなってしまった。近い将来エネルギー資源の枯渇、食料の枯渇、多量に排出した温室効果ガスによる地球温暖化などが危惧されている。本シンポジウムでは、食料・エネルギー増産、そしてそれらを介する脱炭素社会や地域創生の研究例を紹介する。
Published by 学会事務局 on 14 4月 2017
河原 正浩
2016年度生物工学奨励賞(照井賞)受賞者
東京大学大学院工学系研究科
韓国生物工学会(The Korean Society for Biotechnology and Bioengineering: KSBB)は春季・秋季の年2回、大会を開催している。今年も昨年に引き続き、日本生物工学会(The Society for Biotechnology, Japan: SBJ)からのInvited Speakerとして私を含め3名がKSBB春季大会に派遣され、招待講演を行った。
今年のKSBB春季大会は4月5日(水)~4月7日(金)の会期で、昨年と同じ慶州(Gyeongju)のHwabaek International Convention Center(HICO)で開催された。慶州はその昔、新羅王朝があった古都であり、釜山から約80 km程度北にある観光都市である。現地ではこの時期ちょうど桜が満開となっており、日本に勝るとも劣らない花見を堪能できた。週末には多くの観光客が押し寄せ、桜並木のある道路は大変な渋滞になると伺った。
大会のプログラムは実質2日間で、3つのPlenary Lecture、9つの国際シンポジウム、10の韓国語でのシンポジウム、8つの部会・学生口頭セッション、およびポスターセッションで主に構成されていた。口頭発表は計171件、ポスター発表は計345件、参加者は計約1200名とのことであった。
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講演会場の様子
日本からは、長棟輝行先生(東京大学)がPlenary Speakerとして、蒲池利章先生(東京工業大学)がKeynote Speakerとして招待講演をされた。SBJからは、功績賞の本多裕之先生(名古屋大学)、斎藤賞の松浦友亮先生(大阪大学)、照井賞の筆者(東京大学)がSBJ Invited Speakerとして講演した。大会プログラム内訳から分かるように、シンポジウムの約半数は英語のセッションであり、またBiochemical Engineering Society of Taiwan(BEST)とのJoint Symposiumも近年開催されるようになっており、国際化・国際交流に熱心に取り組まれていることが感じられた。
交流に関しては、大会プログラム開始前の4月6日の早朝に学会会場向かいのHiltonホテルのレストランの一室にて、KSBBとSBJのBoard Meetingが開催された。KSBB会長や国際交流担当の先生方と、今後の交流も含め様々な話題で盛り上がり、和気藹々とした朝食会であった。また、同日夜のReceptionでは、Invited Speaker全員の名前を読み上げて紹介してくださり、韓国料理を食べながら楽しく交流することができた。さらには、終了後の2次会は夜景がきれいに見えるホテル上層階で開催され、色とりどりにライトアップされた桜を見下ろしながら、日韓の研究環境や文化の相違など、ざっくばらんな話題で盛り上がった。総じて韓国の先生方は日本について多くの知識を持ち、片言の日本語も身に着けておられる方が多く、非常に嬉しく感じた。自分も韓国に関する知識をもっと持ち、今後も何らかの形で交流を続けていけたら、と思った。
最後に、現地にてお世話になりましたKSBB会長のJeong-Woo Choi先生(Sogang University)、Dong-Myung Kim先生(Chungnam National University)をはじめとする諸先生方、特に学会期間中に私共SBJ Invited Speakerの実質的なお世話を頂きましたJong Wook Hong先生(Hanyang University)とDonghyun Lee先生(Chung-Ang University)、ならびに事務手続き等で細やかなご対応を頂きましたKSBB事務局のHyewon Kho様に深く御礼申し上げます。また、本大会への参加の機会を頂き、サポートして頂きましたSBJの先生方と事務局の方に心より御礼申し上げます。
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Board Meetingにて撮影
前列左から、長棟輝行先生(東京大学)、Jeong-Woo Choi先生(Sogang University)、
Jong Wook Hong先生(Hanyang University)、
後列左からDonghyun Lee先生(Chung-Ang University)、筆者、
本多裕之先生(名古屋大学)、Dong-Myung Kim先生(Chungnam National University)
Published by 学会事務局 on 13 4月 2017
電源設備法定点検に伴うサーバー停止により、日本生物工学会のホームページおよび大会ホームページが以下の期間利用できなくなります。
ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
なお、上記期間中も会員システム、Journal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(EVISE)、および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。
Published by 若手会 on 10 4月 2017
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
「生物工学若手研究者の集い(若手会)」は、生物工学(生体分子工学、細胞組織工学、醸造・食品工学、代謝工学、生物化学工学、生物情報工学など)に関連した研究を行っている、全国の学生、ポスドク、若手企業研究者、若手教員の相互交流を目的とした団体です。
この度、2017年度の若手会夏のセミナー(合宿形式)を広島県福山市にて開催する運びとなりました。瀬戸内海の“多島美”を眺望する風光明媚な場所であり、近くには映画やアニメのロケ地や舞台を“聖地巡礼”できる尾道や港町「鞆の浦」があります。
今年は第一線で活躍する研究者の特別招待講演や、優秀賞つきのポスターセッションなど、参加者全員が主体的に発表し交流するイベントを企画しております。新企画として1分間で発表するショートプレゼンも予定しています。参加者の皆様が一泊二日でじっくりと熱い議論を行って有意義なつながりを作ることを支援致します。
教育機関、研究所、企業の若手研究者や学生の方々を含め、生物工学に興味のある皆様の多数のご参加を心よりお待ち致しております。
「世界の果てできのこ狩り:買えない菌は探すしかない」…星野 保(産業技術総合研究所)
「清酒酵母をサイエンスしてみた」…渡辺 大輔(奈良先端科学技術大学院大学)
「広島県産酒の高品質化・新規需要開拓に関する技術開発」…山﨑 梨沙(広島県立総合技術研究所)
「大腸菌を用いた非天然型アミノ酸導入~コドン再定義が拓く新たな可能性」…大竹 和正(理化学研究所)
「生物と事業をはぐくむ」…釘宮 理恵(株式会社ちとせ研究所)
「発酵と高分子の融合。生分解ポリマー実用化への挑戦」…佐藤 俊輔(株式会社カネカ)
「超高圧技術の活用と可能性」…野口 琢史(株式会社東洋高圧)
Published by 支部:中部 on 04 4月 2017
日本生物工学会中部支部のメールマガジンBBChubuの第11号(2017年4月号)を掲載しました。
⇒日本生物工学会中部支部 メールマガジン『BBChubu』(第11号)
(1.65MB)
BBChubuは、中部支部の会員相互の交流のためのマガジンで、研究紹介、留学体験、大学ブランド商品紹介、中部地区の企業紹介、コーヒーブレイクという会員交流広場(懸賞問題付き!)もあります。他支部の会員の方々にもお知らせいたしますので、ご覧いただき、ご意見をお送りください。懸賞問題へのご投稿もお待ち申し上げます。⇒BBChubu過去号はこちら
中部支部 BBChubu編集担当
Published by 学会事務局 on 27 3月 2017
第69回日本生物工学会大会では、博士後期課程に属する学生を対象とした若手会主催の口頭発表コンペティション(10題程度)を実施します。コンペティションへの参加を希望される方は、ポスター発表申込の際に申請してください。
⇒詳しくはこちら
Published by 学会事務局 on 27 3月 2017
日本生物工学会では、定款に基づき、任期満了に伴う代議員選挙(2017年2月15日~3月1日)を実施いたしました。選挙結果を下記のとおりお知らせします。
なお、任期は、次の代議員選挙(2019年3月予定)終了の時までです。
♦ 関連記事:
【正会員の方へ】2017-2018年度代議員の選出について
Published by 学会事務局 on 26 3月 2017
生物工学会誌 第95巻 第3号
清水 範夫
大学を卒業して企業の研究所で研究開発を担当し、その後、大学に奉職して教育と研究に従事したことから、企業と大学の両方の事情を経験しました。その経験から、研究を推進し、研究成果を社会に出して貢献するにはどのようなシステムが良いかについて考えるところを述べたいと思います。
企業の研究開発では経営方針に基づいた研究テーマが上長から与えられます。企業に就職した1970年頃は、公害が大きな社会問題でしたので、大型培養槽を高濃度有機性排水処理に適用する研究開発を行いました。小スケールから大型試作装置による実験を経て、営業活動を支援して製品化することができました。
1980年頃には、コンピュータ制御培養装置の研究開発に従事し製品化しました。当時の企業の研究は、このように研究から製品まで自社開発で、研究開発に投資して製品化していくという大きな自信があり、自前主義にいささかの疑問も持たなかった時代でした。この頃は、エズラ・ヴォーゲルが著した「ジャパン・アズ・ナンバーワン」に象徴されるように日本経済の黄金期でありました。そして、より先端的な科学技術開発を目指すために、基礎研究所設立のブームが起き、社内に設立された基礎研究所において少し先の製品の開発を目指しました。この時期に日本は急速に科学技術レベルを上げることができたと思いますが、基礎研究ブームは長く続かず、バブル経済の崩壊により基礎研究所は縮小されました。これ以降、日本の景気が低迷するにつれて研究開発にも勢いがなくなりました。
その後、新学部の創設とともに大学に移りました。大学は教育と研究の場であり、企業で研究開発をしていた環境とは異なっていました。研究テーマは自由に選べたことから、自分が関心を持つテーマについて少ない予算でしたが研究ができました。しかし、学生に論文を書いてもらう必要があり、大胆な研究ができませんでした。また、企業からの依頼で製品開発にも携わりましたが、製品開発にはもどかしさがありました。自前主義に陥っていたように思えます。
大学を定年退職してからは、技術調査をしていてオープンイノベーションを知りました。この定義は、「組織内部のイノベーションを促進するために、意図的かつ積極的に内部と外部の技術やアイデアなどの資源の流出入を活用し、その結果組織内で創出したイノベーションを組織外に展開する市場機会を増やすことである」(オープンイノベーション白書、2016年)とされています。企業を取り巻く競争環境が厳しくなっており、自社だけではイノベーションを起こすことは不可能になっていることから、世界中の技術資源を活用するオープンイノベーションは企業にとって今後の成長を確実にするための重要な戦略といわれています。しかし、日本ではまだ6割程度の企業は自前主義の傾向が強い現状です。
米国のシリコンバレーはオープンイノベーションで有名ですが、最近、イスラエルではベンチャーキャピタルなどからの投資により多数の先鋭的なベンチャー企業が創出されています。これらのベンチャー企業は開発した技術や製品をM&A(合併や買収)などにより素早く市場に出しています。企業だけでなく大学も含めてオープンイノベーションを遂行すれば、自前主義に固執して企業活動の停滞を招くことなく、体質改善されて、大きな飛躍を遂げることができると思われます。
日本でも大学発のベンチャー企業が設立され成果をあげていますが、リスクが大きいため若い人が起業に躊躇するのではないかと想像されます。しかし、多くの企業がオープンイノベーションにより先鋭的なベンチャー企業を支援すれば、企業からスピンアウトしたベンチャー企業や大学発のベンチャー企業の創設が活発になるのではないでしょうか。ここで生まれたベンチャー企業によって、以前のように我が国の産業が世界をけん引するエネルギーを生み出すように思えてなりません。
著者紹介 東洋大学名誉教授、東洋大学バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター(客員研究員)
Published by 学会事務局 on 25 3月 2017
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Published by 若手会 on 23 3月 2017
昨年度大会に引き続き、2017年度大会でも、若手会主催の博士後期課程に属する学生を対象としたプレゼンコンペティションを実施します。コンペティション参加希望の学生は下記の要領を必ず読んで申請してください。
【概要】
一般講演申込時に若手会口頭発表コンペティション参加の希望申請を行う。(4/10~5/16)
↓
登録締切後、若手会幹事によりコンペティション参加者を選考 (5/16~)
↓
発表者、責任著者に採否を通知 (6月上旬頃)
↓ ↓
(採択者) (不採択者)
大会2日目 コンペティション (9月12日) 一般講演(ショートプレゼンテーション、ポスター発表)
コンペ聴講者全員による採点
↓
夕刻 若手会総会・交流会で表彰
↓
大会3日目(予定) 一般講演 (ショートプレゼンテーション、ポスター発表)
【コンペ参加資格】
なお、同一ラボで複数名の申請希望がある場合は、指導教員と相談し、一名に絞って申請してください。
【申請時の注意点】
【選考方法】
申請者多数の場合、若手会幹事で、要旨、アピール欄の内容を考慮し、さらに、地域性や分野のバランスを鑑み選考します。8~10名を採択予定。
【その他】
若手研究者の集い 幹事
Published by 学会事務局 on 16 3月 2017
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2017年3月15日付で、第36回「みそとしょうゆの発酵」
が掲載されました。
Published by 学会事務局 on 02 3月 2017
「本当に脂質ラフトは、存在するのか?」
…高木昌宏(北陸先端科学技術大学マテリアルサイエンス研究科)
「固相基質を対象とするバイオコンジュゲートの設計指針」
…神谷典穂(九州大学未来化学創造センター)
「細胞内の電子とプロトンのフラックスを制御する」
…中西周次(大阪大学太陽エネルギー化学研究センター)
「マグネットソームディスプレイ法による磁気微粒子インターフェイスの分子デザイン」
…吉野知子(東京農工大学大学院工学研究科)
「細胞のメカニカルインターフェース」
…中村 史(産業技術総合研究所バイオメディカル研究部門)
「細胞表層分子評価のためのナノ触診デバイス開発」
…竹中武蔵(神戸大学大学院工学研究院)
「抗体工学によるバイオインターフェイス:人工 VS. 天然」
…田丸 浩(三重大学院生物資源学研究科)
「バクテリオナノファイバーの発見・解析と被毛微生物の創生」
…堀 克敏(名古屋大学大学院工学研究科)
【第二部 パネルディスカッション】(非公開:事前登録者のみ)17:00~22:00
「科学研究のアプローチ:1)発見・解明と2)創造・創生のインターフェース」
進行役: 田丸 浩
Published by 部会:生物資源を活用した地域創生 on 28 2月 2017
生物資源を活用した地域創生研究部会(グローカルバイオ研究部会)では以下の通り研究会を開催します。
♦地域連携の現場から
岡山 栄子(ゆらぎスタイル)
泊 直宏(京都市産業技術研究所)
♦地域・大学連携の仕組みづくりの立場から
奥谷 三穂(京都府立大学)
吉田耕治(大阪大学CLIC)
♦出資者の立場から
河野 修己(京都iCap)
14:30 グループワーク セッション1
(グループワーク30分 /各グループ発表30分)
15:30 休憩・セッション1成果見学
(グループ分け:新たなグループ分け)
15:50 グループワーク セッション2
(グループワーク30分 /各グループ発表30分)
16:50 オープンディスカッション
18:00 交流会 (稲盛記念会館 1F Deli Cafe たまご 京都北山)
Published by 学会事務局 on 24 2月 2017
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Published by 学会事務局 on 24 2月 2017
生物工学会誌 第95巻 第2号
近藤 恭一
本会の賛助会員の1/3は発酵・醸造関係の企業ですが、筆者は、その一つの清酒メーカーで入社後20年間を研究部門で過ごした後、複数の異分野を経て現在に至っています。本会会員の40%は企業に所属しているとのことですので、現在は研究職や技術職でも、いずれ筆者のように研究に直接携わらない方も出てきます。そのような立場から、研究と経営について独り言を呟いてみます。
大小を問わず、多くの日本企業は、超高齢化社会への対応など、経験したことのない難局に直面しています。経営者は、猛スピードで変化していく環境下、企業の将来に向けて、国内外のトレンドや技術と市場の進化を見極めながら難局に立ち向かわねばなりません。現在の延長線上にはない明確な目標を掲げて、その実現のための計画を実行することが必要です。少なくとも10年先を見据えた「自社のありたい姿」を描き、経営計画に展開します。近年、経営計画の策定に関連するセミナーが頻繁に開催され、大盛況とのことです。企業の関心の高さと同時に、経営計画を策定する人材や将来の経営幹部の育成に腐心していることの表れでしょう。
企業の経営職は、入社以来の分業体制の中できちんと仕事をこなし、立派な成果を上げ続けてきた優秀なマネジャーから選ばれるのが一般的でしょうが、優秀なマネジャーといえども、必ずしも経営に適しているとは限りません。経営の勉強をする機会のないままに経営職に就けば、さらに状況を悪化させます。自分の守備範囲にこだわり、部分最適に邁進する「取締役担当者」に思い当たりませんか?そこで、キャリア形成の途中に経営の勉強の機会を与えることが増えているそうです。大企業の多くで「次世代経営幹部の育成」制度があるとのことですが、育成には長期間を要し、対象者をフォローし続けるのは困難だと予想できます。制度は、うまく機能しているのでしょうか?
このところ我が国の伝統的な企業であっても、MBAを取得したいわゆるプロの経営者にトップを委ねるケースが増えています。今までのような経験による経営ではなく、知識と視野の広さによる経営が求められるからといわれます。また、トップに理系の出身者が増えている気もします。製造業に限らないことから、目標達成のプロセスを論理的に構築する訓練がされているというのが理由のように思われます。研究でも目標を達成するには、現状や将来への洞察力と広範な知識に裏付けられた研究計画が必須です。そして、結果の保障がない新しい目標に向けて突き進んで行く勇気と数年間に及ぶ粘り強さが求められます。その点で研究と企業経営には相通じる点があり、研究は経営職の育成に有効なキャリアとなり得ると思います。企業で研究や技術部門に所属し、将来は経営を担いたいと考えている若い方や次世代の経営幹部をこれらの部門からも選抜しようと考えている立場の方に申し上げたいと思います。
モノ余り社会の中で自社製品の差別化のための技術開発に熱心に取り組んだ結果、皮肉にも品質の高いレベルでの均質化と否応なしの価格競争(低収益状況)を生み出してしまっています。企業経営の目的は、持続的な利益の確保であるにもかかわらず、戦略なき戦術の至るところです。顧客満足の向上のために品質や性能やデザインを改善することは、日々の事業にとって大切です。研究も改良やコストダウンなどのリノベーション的なテーマが多くなりがちです。しかし、難局からの脱出に求められているのはイノベーションです。これからの経営に役立つ、見えない未来に挑んでいく力を研究を通じて身につけるには、イノベーションとは言わないまでも、どこかにオリジナリティーを意識して取り組むことを薦めたいと思います。先行論文の補完的なテーマや、やれば結果が付いてくるようなテーマでなく、ささやかであっても洞察力が試されるような経験を積み上げていただきたいと思います。後輩諸氏のご活躍を祈念します。
著者紹介 白鶴酒造株式会社(取締役常務執行役員 経営企画室長)
Published by 学会事務局 on 15 2月 2017
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2017年2月15日付で、第35回「酵母とは」
が掲載されました。
Published by 学会事務局 on 14 2月 2017
SBJシンポジウムは、日本生物工学会がカバーする広い科学技術・教育分野について、産官学の連携を深め、さらにはアジアをはじめとした諸外国の情報や動向について討議することを目的として、創立100周年に向けて新たにスタートしたものです。
今回は、生物工学における製造可能性の最新動向とその展開と題し、バイオ産業における産業規模での物質生産を議論するシンポジウムにしたいと思います。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
【主催】公益社団法人 日本生物工学会、細胞製造コトづくり拠点(大阪大学大学院工学研究科)
【後援】公益社団法人 化学工学会 バイオ部会、日本動物細胞工学会
公益社団法人 日本技術士会 生物工学部会
一般社団法人 日本再生医療学会、一般財団法人 バイオインダストリー協会
幹細胞評価基盤技術研究(SCA)組合、大阪大学国際医工情報(MEI)センター
【実行委員長】大政健史(大阪大学) 【実行副委員長】紀ノ岡正博(大阪大学)
公益社団法人 日本生物工学会事務局 (吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内)
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail: (SBJシンポジウム担当)
Published by 学会事務局 on 14 2月 2017
| 日時 | 2017年5月25日(木)14:40~17:00 |
|---|---|
| 場所 | 千里ライフサイエンスセンター 5階 501~503号室 〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町 1-4-2 TEL. 06-6873-2010 |
| 参加費 | 無料(事前申込み不要) |
(司会:大政 健史)
バイオコモンズ、人体に由来する臓器・組織は人類全体の利益のための共有財産であるという考え方がある。医療を目的とする臓器・組織移植/細胞治療から創薬や基礎研究まで、人体パーツの利用はここ20年ほどの間にめざましく進んできた。進歩の背景には、現実として効能・効果が得られていることとその経済的な評価がある。一方で、法的倫理的なしくみが十分整備されているとは言い難い。これらの両側面について、臓器移植、細胞治療、ヒト組織バンク事業と接した経験から現状を俯瞰し、今後の在り方について私見を述べたい。
(座長:大政 健史)
味や匂いは人が感じるものとされる。そういった一見主観的な量を測ることができるのであろうか。また、視覚や聴覚のように光や音といった物理量を受容するのではなく、化学物質を受容して生じる感覚でもある。最近の科学技術は味覚と嗅覚の表現に成功しつつある。味覚センサは既に実用化され全世界で使われている。匂いセンサはまだ「帯に短し、たすきに長し」の感は否めないが、少しずつ発展・改良されつつある。講演では、味覚と嗅覚に関する最新の科学技術である味覚センサと匂いセンサを紹介する。
(座長:堤 浩子)
♦ 関連記事:【事務局より】 2017年度総会および関連行事のお知らせ
Published by 学会事務局 on 14 2月 2017
日本生物工学会の2017年度総会および第22回生物工学懇話会を下記のとおり開催いたします。
会員のみなさまにおかれましては、多数ご出席くださいますようご案内申し上げます。
日時:2017年5月25日(木)13:00~14:20
場所:千里ライフサイエンスセンター 5階 501~503号室→アクセス
(〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町 1-4-2 TEL. 06-6873-2010)
次第:
日時:2017年5月25日(木)14:40~17:00
場所:千里ライフサイエンスセンター 5階 501~503号室
参加費:無料(事前申込み不要)
プログラム: ⇒講演要旨はこちら
日時:2017年5月25日(木)17:00~19:00
場所:千里ライフサイエンスセンター 6階 千里ルームA
参加費:5,000円(税込)(懇親会費は当日受付にてお支払いください。)
申込方法:懇親会参加者希望者は、原則として予め参加申込してください。
申込締切日:2017年5月11日(木)
申込先:日本生物工学会事務局
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034 E-mail:
Published by 学会事務局 on 07 2月 2017
日本生物工学会生物工学教育委員会ではワーキンググループを立ち上げ、今後の生物工学教育における基礎教育の目安とすべき教育内容について議論を重ね、その内容を「基礎教育奨励項目」という名称でまとめました。
⇒≪資料≫基礎教育奨励項目のダウンロードはこちら
詳しくは、生物工学会誌第94巻第12号の本部だより「基礎教育奨励項目アンケート結果報告」
をご覧ください。
Published by 学会事務局 on 06 2月 2017
下記の通り、「環境および生物多様性保全と共存する持続的産業の確立」に関する国際セミナー(International Seminar on Establishment of Sustainable Industry Coexisting with Environmental and Biodiversity)を開催いたします。
ボルネオ島は世界有数の豊かな自然環境と多様な生物の宝庫として評価されています。一方、パームオイル産業におけるプランテーション拡大など、環境および生物に対する影響が危惧されています。従って、環境保全および生物多様性と共存しつつ持続的な産業を確立する課題に直面しています。
本セミナー(英語による講演)では、マレーシア・サバ大学(Universiti Malaysia Sabah [UMS])および九州大学大学院農学研究院を主とする国際共同研究の最新の研究成果が発表されます。特に、ボルネオ島における環境および生物多様性に関する研究を精力的に進めてこられたUMS熱帯生物および保全研究所(Institute for Tropical Biology and Conservation [ITBC])所長Charles S. Vairappan教授による特別講演が行われます。
環境、生物多様性、バイオマス、ボルネオ島などをキーワードとする研究に興味のある方のご来聴を心より歓迎いたします。
日時:2017年2月8日(水) 15:00~16:30
場所:九州大学農学部5号館211室 (福岡市東区箱崎6−10−1)
主催:九州大学大学院農学研究院土壌環境微生物学研究室
演題と演者 (予定):
問合せ:九州大学大学院農学研究院 田代幸寛()
Published by 学会事務局 on 30 1月 2017
「生物工学会誌」で好評連載中のシリーズ企画『バイオ系のキャリアデザイン』の掲載記事をまとめてホームページで公開しました。
Published by 学会事務局 on 30 1月 2017
こちらでは、生物工学会誌のシリーズ企画『バイオ系のキャリアデザイン(私のバイオ履歴書編)』がご覧いただけます。
| 掲載記事 | 氏名 | 所属 | 掲載号 (掲載年) |
|---|---|---|---|
| 授業をつくる | 滝澤 昇 | 岡山理科大学工学部バイオ・応用化学科 (教授) | 99-5 (2021) |
| 金山 晋治 | 株式会社ニッポンジーン (代表取締役社長) | 98-5 (2020) | |
| 木田 建次 | 熊本大学名誉教授 | 98-3 (2020) | |
| 下田 雅彦 | 三和酒類(株) (代表取締役社長) | 98-1 (2020) | |
| 宮坂 勇一郎 | 神州一味噌(株) (取締役会長) | 97-8 (2019) | |
| 山下 道雄 | 東京大学大学院医学系研究科 (客員研究員) | 97-5 (2019) | |
| 柴田 透 | (株) ココカラファイン (取締役副社長 兼 経営戦略本部長) | 97-3 (2019) | |
| 飯島 信司 | 愛知工業大学工学部応用化学科 (教授) | 97-1 (2019) | |
| 石川 陽一 | エイブル (株)/(株) バイオット (取締役会長) | 96-11 (2018) | |
| 仲尾 功一 | タカラバイオ (株) (代表取締役社長) | 96-9 (2018) | |
| 鈴木 成宗 | 伊勢角屋麦酒 二軒茶屋餅角屋本店 (代表取締役社長) | 96-7 (2018) | |
| 原島 俊 | 崇城大学生物生命学部 応用微生物工学科(教授) | 96-5 (2018) | |
| 関 達治 | 大阪大学名誉教授 生物工学国際交流センター(招聘教授) | 96-3 (2018) | |
| 笠原 文善 | (株) キミカ (代表取締役社長) | 96-1 (2018) | |
| 星野 達雄 | (株) NRLファーマ (代表取締役社長) | 95-11 (2017) | |
| 今中 忠行 | 立命館大学総合科学技術研究機構 (上席研究員) | 95-9 (2017) | |
| 松浦 一雄 | ナノミストテクノロジーズ (株) (代表取締役) | 95-7 (2017) | |
| 松永 是 | 東京農工大学大学院工学研究院 (特別招聘教授,前学長) 早稲田大学理工学術院 (研究院教授) | 95-5 (2017) | |
| 川村 欽一 | 小松川化工機 (株) (代表取締役社長) | 95-3 (2017) | |
そこで最善を尽くしなさい | 室岡 義勝 | 大阪大学名誉教授 | 95-1 (2017) |
| 今野 宏 | (株) 秋田今野商店 (代表取締役社長) | 94-11 (2016) | |
| 竹根 幸生 | DSファーマバイオメディカル (株) | 94-9 (2016) | |
| 五十嵐泰夫 | 西南大学資源環境学院 生物能源環境修復研究センター (センター長・教授) | 94-7 (2016) | |
| 安藤 大輔 | (株) 安藤醸造 (六代目当主・代表取締役社長) | 94-5 (2016) | |
| 塩谷 捨明 | 大阪大学および崇城大学名誉教授 | 94-3 (2016) | |
| 飯尾 彰浩 | (株) 飯尾醸造 (五代目当主) | 94-1 (2016) | |
| 吉田 敏臣 | 大阪大学名誉教授 | 93-11 (2015) | |
| 小林 猛 | 中部大学客員教授 | 93-9 (2015) | |
| 更家 悠介 | サラヤ (株) (代表取締役社長) | 93-7 (2015) | |
| 新名 惇彦 | 奈良先端科学技術大学院大学 (特任教授) | 93-5 (2015) | |
| 海老原善隆 | 不二製油 (株) (代表取締役会長) | 93-3 (2015) |
Published by 学会事務局 on 30 1月 2017
こちらでは、生物工学会誌で好評連載中のシリーズ企画『バイオ系のキャリアデザイン(就職支援OG・OBインタビュー編)』(第99巻以降)がご覧いただけます。
|第103巻(2025年)|第102巻(2024年)|第101巻(2023年)|第100巻(2022年)|第99巻(2021年)|
⇒第92巻(2014年)~第98巻(2020年)掲載記事一覧はこちら
Published by 学会事務局 on 30 1月 2017
こちらでは、生物工学会誌で好評連載中のシリーズ企画『バイオ系のキャリアデザイン』がご覧いただけます。
第99巻(2021年)より本コーナーの掲載記事は、J-STAGEで公開しております。
| 103巻 (2025) | 102巻 (2024) | 101巻 (2023) | 100巻 (2022) | 99巻 (2021) |
| 98巻 (2020) | 97巻 (2019) | 96巻 (2018) | 95巻 (2017) | 94巻 (2016) | 93巻 (2015) | 92巻 (2014) |
Published by 学会事務局 on 25 1月 2017
生物工学会誌 第95巻 第1号
川面 克行
皆さま明けましておめでとうございます。平素から学会活動にご尽力いただいている会員各位の皆様に心より御礼申し上げます。2013年に園元会長が掲げられた活動方針、すなわち3つの行動、7つの課題を着実に推進実行して参りますので皆様方のご支援を宜しくお願い致します。とりわけ学会財政基盤の盤石化は喫緊の課題でありご協力のほどお願い申し上げます。
さて2016年は英国のEU離脱、米国のトランプ大統領の選出、韓国の朴政権の混乱等々、世界の潮流が大きく変化しているように見受けられました。いずれも内向き優先の考え方に端を発した出来事であり、人の心の本質を問われる選択であったのではないでしょうか。このような難しい選択は個人としても社会の一員としても、いや応なしに迫られます。何かを決断する時はまずデータを集め、人の進言を受け、できる限り広範囲の情報を集め、その中から何かを選択して実行に移すわけですが、昨今はこのような選択を人工知能(AI)に頼るようになってきているそうです。
たとえば2016年11月7日付けの日経新聞に次のような記事が掲載されていました。外国為替市場で英ポンドがわずか2分間で6%急落し31年ぶりの安値となったそうです。その要因と考えられるのがAI対AIの自動取引だといわれています。AIに取り込まれた各種情報を瞬時に分析したうえで、どのような影響が出るのかを推定し、売るのか買うのかを決断して実行する、これがAIによる自動取引です。こうなるといかに優れたAIを保有するかがすべてであり、トレーダーと呼ばれる人達の代理戦争をAIがやっているようなものです。ここでいう優れたAIとは、ハード、ソフトは言うに及ばず、いかに正しい情報を大量に蓄積させることができるか否かだと思われます。株式取引のAI情報の中には各企業トップの能力データが保持されており、CEOはAIの評価の下に格付けされています。とてつもなく悲しい話ではありますがAIの世界はここまできてしまいました。
あるいはこんな話もあります。このあいだテレビを見ていると、長年胡瓜栽培を続けてきた農家にAIが導入されたというのです。収穫した胡瓜の等級を9種類に選別するうえで、熟練のおばあさんが一瞬にして判断する人間の能力をAIに移植したそうです。数千枚の等級分けされた胡瓜の写真を撮り、選別された理由をおばあさんの目を通したカメラからその着眼点を探り、大量の画像をAIに蓄積させたうえで検査対象となる一本一本の胡瓜と画像を比較して選別処理するそうです。こうして選別された胡瓜の等級分け正解率はまだ70%程度だそうですが、検査を重ねていくうちに間違いなく、おばあさんを追い抜いていくものと想像できます。
このように大量の画像や判断基準の観点になるようなデータをどんどん積み重ねることをAIの世界ではディープラーニングといいます。さて、ここで一つハッキリしてきたことがあります。ディープラーニングの部分でAIと記憶力を競ってみても無駄なことです。新たな着眼点や新たな発想こそがまだ人間に与えられているAIより強い領域なのです。そして人間の深層部分はこれからも未知の領域であり、まだまだAIには理解できないのではないでしょうか。
アメリカの大統領選挙の事前データに、人間の深層部分が反映されていなかったので、あのような誤った予想結果となったのでしょう。ホーキング博士は「強力なAIの登場は人類にとって最高にもなりうるし最悪にもなりうる」と警鐘を鳴らしています。ディープラーニングのデータを与え続けるのは人間、そしてその結果を利用するのも人間。しかしAIがリテラシーを持ち始めて独自でデータ集めが可能な状態になる前に人間はAIを手なづけておく必要があります。いよいよ日本でも創薬用AIを50社が共同使用し世界の製薬会社と戦う時代がやって来ました。いつの時代も、我々のように科学の進歩に携わっている者は正しい倫理観が求められていることを忘れてはなりません。
著者紹介 前アサヒグループホールディングス株式会社(代表取締役副社長)
Published by 学会事務局 on 25 1月 2017
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Published by 支部:東日本 on 19 1月 2017
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
主催:日本生物工学会 東日本支部
共催:筑波大学、日本生物工学会 未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会
協賛:一般財団法人バイオインダストリー協会
13:00-13:05 開会の挨拶………青柳 秀紀(筑波大学)
13:05-13:45
生きるか死ぬか、それが問題だ!―損傷菌の運命と世界
……土戸 哲明(大阪府大・21世紀機構・微制研)
13:45-14:15
伝統的醗酵食品の製造工程における細菌混入経路の次世代シーケンスによる解析
……鈴木 市郎(横浜国大)
14:15-14:45
環境由来難培養性微生物リソース化の試み
……飯野 隆夫(理研BRC-JCM)
14:45-14:55 休 憩
14:55-15:55 学生ポスター発表 (122講義室)
15:55-16:20 学生講演1
16:20-16:45 学生講演2
16:45-17:10 学生講演3
17:10-17:35 学生講演4
17:35-17:40 閉会の挨拶………石井 正治(東京大学)
18:00-20:00 懇親会
Published by 学会事務局 on 18 1月 2017
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2017年1月18日付で、第34回「腸内細菌とメタゲノム研究」
が掲載されました。
Published by 支部:東日本 on 17 1月 2017
2017(平成29)年1月17日
日本生物工学会 東日本支部長
石井 正治
東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦の御願い
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。
東日本支部学生奨励賞(旧:東日本支部長賞)は日本生物工学会東日本支部独自の試みとして創設された賞で、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員(全学年を対象)の研究奨励を目的とするものです。
つきましては、東日本支部学生奨励賞ならびに生物工学学生優秀賞への応募者を募集いたします。東日本支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご推薦をお願いいたします。
| 東日本支部学生奨励賞への応募ならびに選考方法 |
|---|
|
| 生物工学学生優秀賞(飛翔賞)への応募ならびに選考方法 |
過去の生物工学学生優秀賞受賞者に関しましては、以下のサイトを御参照ください。 |
「生物工学学生優秀賞候補者調書」と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」に必要事項を記入し、 「生物工学学生優秀賞」、「東日本支部学生奨励賞」または「生物工学学生優秀賞と東日本支部学生奨励賞」への応募であることを明記の上、電子メールにて、日本生物工学会東日本支部事務局 E-mail: amishii@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp(TEL. 03-5841-5142)宛、2017年2月13日(月)迄にお送りください。
ご多忙中とは思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
♦ 関連記事:
Published by 学会事務局 on 12 1月 2017
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ご連絡の際には、以下の情報をお知らせください。
Published by 学会事務局 on 10 1月 2017
会員番号とパスワードを入力してログインしてください。
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次の画面で、立候補の登録を行うことができます。
代議員に立候補される場合は「代議員に立候補する」にチェックをして「次へ」をクリックしてください。
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次の画面で、登録内容を確認することができます。内容を確認して「確定」をクリックしてください。
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立候補の登録が完了したら「ログアウト」ボタンをクリックしてください。
学会の会員システムに登録されているアドレス宛に完了確認の通知メールが送信されます。
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再びログインして登録内容を確認することができます。
立候補を取り消す場合は、学会事務局(info@sbj.or.jp) にご連絡ください。
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Published by 学会事務局 on 05 1月 2017
このページには2016年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。
| 掲載日 | 内容 |
|---|---|
| 2016.12.27 | 【学術賞】第14回江崎玲於奈賞受賞候補者推薦のお願い 《学会推薦》 |
| 2016.12.26 | 【JBB】Vol. 123, No. 1 (2017年1月号)オンライン公開 |
| 2016.12.22 | 【JBB】会員用閲覧サイトの変更について |
| 2016.12.22 | 【随縁随意】楊楓林教授との国際交流-古川 憲治 |
| 2016.12.22 | 【和文誌】94巻12号の一部を公開しました |
| 2016.12.22 | 【和文誌】第94巻9号の特集とバイオミディア公開 |
| 2016.12.21 | 【事務局】年末年始休業のお知らせ(12月29日~1月3日) |
| 2016.12.21 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.12.16 | 【学会賞】2017年度生物工学アジア若手賞/生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award) 受賞候補者推薦募集《締切:2017年3月17日》 |
| 2016.11.30 | <重要>【本部より】研究部会規程改訂のお知らせ |
| 2016.11.27 | 【JBB】Vol. 122, No. 6 (2016年12月号)オンライン公開 |
| 2016.11.25 | 【随縁随意】非公開のオープンイノベーションとは-広常 正人 |
| 2016.11.25 | 【和文誌】第94巻8号の特集とバイオミディア公開 |
| 2016.11.25 | 【和文誌】94巻11号の一部を公開しました |
| 2016.11.25 | 【正会員の方へ】2017-2018年度代議員の選出について |
| 2016.11.21 | 【学会賞】2017年度生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦のお願い |
| 2016.11.16 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.11.11 | 【事務局より】2017年会費納入のお願い |
| 2016.10.28 | 【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会2016年度優秀学生発表賞決定 |
| 2016.10.25 | 【国際交流】2016年度KSBB秋季大会 参加報告 |
| 2016.10.25 | 【JBB】Vol. 122, No. 5 (2016年11月号)オンライン公開 |
| 2016.10.24 | 【随縁随意】研究における個性-根来 誠司 |
| 2016.10.24 | 【和文誌】第94巻7号の特集とバイオミディア公開 |
| 2016.10.24 | 【和文誌】94巻10号の一部を公開しました |
| 2016.10.19 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.10.17 | 【研究部会】若手会メーリングリスト開設のお知らせ |
| 2016.10.14 | 【年次大会】第69回日本生物工学会大会(2017) シンポジウム公募のお知らせ《締切:2016年12月28日(水)》 |
| 2016.10.13 | 【正会員の方へ】2016年会費納入のお願い |
| 2016.10.11 | 【中部支部】メールマガジンBBChubu 第10号 発刊 |
| 2016.10.03 | 生物工学若手研究者の集い(若手会)総会・交流会2016 報告 |
| 2016.10.03 | 【年次大会】第68回日本生物工学会大会(2016)盛会のうちに修了 |
| 2016.09.25 | 【JBB】Vol. 122, No. 4 (2016年10月号)オンライン公開 |
| 2016.09.23 | 【随縁随意】思えば遠くへ来たもんだ-松井 和彦 |
| 2016.09.23 | 【和文誌】第94巻6号の特集とバイオミディア公開 |
| 2016.09.23 | 【和文誌】94巻9号の一部を公開しました |
| 2016.09.21 | 【研究助成】山田科学振興財団 2017年度研究援助候補 推薦募集《学会推薦》 |
| 2016.09.21 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.09.09 | 【西日本支部】2016年度学生賞候補者推薦募集 |
| 2016.08.31 | 【JBB】新投稿システムEVISEへの移行について(2016年8月31日より) |
| 2016.08.25 | 【年次大会】講演要旨集の発送開始とPDF版公開のお知らせ |
| 2016.08.25 | 【和文誌】94巻8号の一部を公開しました |
| 2016.08.25 | 【随縁随意】「そうぞう」閑話-田谷 正仁 |
| 2016.08.25 | 【和文誌】第94巻5号の特集とバイオミディア公開 |
| 2016.08.24 | 【学会賞】授賞式および受賞講演のご案内 |
| 2016.08.19 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.08.08 | 【事務局より】夏季休業のお知らせ(8月11日~16日) |
| 2016.08.01 | 【若手会】2016年度生物工学若手研究者の集い 夏のセミナー活動報告掲載のお知らせ |
| 2016.07.28 | 【JBB】Vol. 122, No. 3 (2016年9月号)オンライン公開 |
| 2016.07.27 | 【東日本支部:募集、締切8月9日】日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ |
| 2016.07.27 | 【年次大会】大会プログラム公開のお知らせ |
| 2016.07.27 | 【和文誌】94巻7号の一部を公開しました |
| 2016.07.25 | 【研究部会】セルプロセッシング計測評価研究部会 第8回若手研究シンポジウム報告 |
| 2016.07.25 | 【和文誌】第94巻4号の特集とバイオミディア公開 |
| 2016.07.25 | 【随縁随意】科学技術立国と大学―ベンチャー経験者からの思い― 高見澤 一裕 |
| 2016.07.20 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.06.24 | 【随縁随意】「世界を視野に地域から始めよう」の研究者人生-水光 正仁 |
| 2016.06.24 | 【JBB】Vol. 122, No. 2 (2016年8月号)オンライン公開 |
| 2016.06.24 | 【和文誌】94巻6号の一部を公開しました |
| 2016.06.24 | 【和文誌】第94巻3号のバイオミディア公開 |
| 2016.06.21 | 【本部だより】2016 KSBB春季大会に参加して |
| 2016.06.21 | 【学会賞】2016年度学会賞受賞者決定のお知らせ |
| 2016.06.15 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.06.14 | 【JBB】2015 Impact Factor 1.964 |
| 2016.06.09 | 【学術賞】第25回木原記念財団学術賞 受賞候補者推薦募集《学会推薦》 【学術賞】平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 候補者推薦募集《学会推薦》 |
| 2016.05.25 | 【学術賞】第6回三島海雲記念財団「三島海雲学術賞」候補者推薦募集《学会推薦》 |
| 2016.05.25 | 【随縁随意】発酵放談-勝亦 瞭一 |
| 2016.05.25 | 【和文誌】第94巻2号のバイオミディア公開 |
| 2016.05.25 | 【和文誌】94巻5号の一部を公開しました |
| 2016.05.23 | 【中部支部】中部支部例会での若手講演 発表演題募集 |
| 2016.05.18 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.05.16 | 【JBB】Vol. 122, No. 1 (2016年7月号)オンライン公開 |
| 2016.05.09 | 【年次大会】第68回大会 講演要旨受付中 <締切: 2016年6月1日(水)正午> |
| 2016.05.09 | 【JBB】Vol. 121, No. 6 (2016年6月号)オンライン公開 |
| 2016.04.27 | 【年次大会】熊本地震被災学生の大会参加費特別免除について |
| 2016.04.25 | 【和文誌】94巻4号の一部を公開しました |
| 2016.04.25 | 【随縁随意】「ものまもり」バイオへの期待-土戸 哲明 |
| 2016.04.25 | 【和文誌】第94巻1号のバイオミディア公開 |
| 2016.04.20 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.04.19 | 平成28年(2016年)熊本地震で被災された方へのお見舞い |
| 2016.04.15 | 【学術賞】第9回とうきゅう環境財団 社会貢献学術賞 《学会推薦》 |
| 2016.04.12 | <法定点検によるサーバ停止のお知らせ> 2016年5月21日(土)13:00 ~ 22日(日)10:00 |
| 2016.04.04 | 【研究助成】第44回内藤記念講演助成金《学会推薦》 |
| 2016.04.04 | 【研究助成】第48回内藤記念海外学者招聘助成金《学会推薦》 |
| 2016.04.04 | 【学術賞】第48回内藤記念科学振興賞 候補者推薦募集《学会推薦》 |
| 2016.04.04 | 【中部支部】メールマガジンBBChubu 第9号 発刊 |
| 2016.03.25 | 【学術賞】平成28年度 島津賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
| 2016.03.25 | 【随縁随意】創薬に関する研究に期待-芳本 忠 |
| 2016.03.25 | 【和文誌】94巻3号の一部を公開しました |
| 2016.03.25 | 【和文誌】第93巻12号の特集とバイオミディア公開 |
| 2016.03.23 | 【JBB】Vol. 121, No. 5 (2016年5月号)オンライン公開 |
| 2016.03.18 | 【JBB】Vol. 121, No. 4 (2016年4月号)オンライン公開 |
| 2016.03.16 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.03.14 | 【事務局より】会員システム更新のお知らせ |
| 2016.03.03 | システムメンテナンスに伴う会員システム一時停止のお知らせ |
| 2016.03.01 | 【年次大会】第68回日本生物工学会 大会サイトオープン |
| 2016.02.25 | 【随縁随意】新たな学際分野の創出と組織基盤強化-福田 秀樹 |
| 2016.02.25 | 【和文誌】第93巻11号の特集とバイオミディア公開 |
| 2016.02.25 | 【和文誌】94巻2号の一部を公開しました |
| 2016.02.17 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.02.03 | 【東日本支部】東日本支部長賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い |
| 2016.02.01 | 【JBB】Vol. 121, No. 3 (2016年3月号)オンライン公開 |
| 2016.01.25 | 【随縁随意】年次大会の盛況を見て感じたこと-五味 勝也 |
| 2016.01.25 | 【和文誌】第93巻10号 特集『「細胞を創る」研究とその展開』とバイオミディア公開 |
| 2016.01.25 | 【和文誌】94巻1号の一部を公開しました |
| 2016.01.25 | 【和文誌】投稿要領改訂のお知らせ |
| 2016.01.20 | 【学会賞】2016年度各賞受賞候補者推薦のお願い |
| 2016.01.20 | 【和文誌】Fuji Sankei Business i. 企画特集「よくわかるバイオ」記事掲載 |
| 2016.01.20 | 【事務局より】2016年度研究部会設置申請募集(締切:2月26日) |
| 2016.01.03 | 【JBB】Vol. 121, No. 2 (2016年2月号)オンライン公開 |
Published by 学会事務局 on 26 12月 2016
Microfluidic device enables high-speed generation of monodispersed water-in-oil droplets. These picoliter-sized droplets can work as inde-pendent and uniform environments for single-molecule and single-cell reactions. Droplets are compatible with many kinds of chemicals or biological materials, so a variety of biochemical reactions can be performed inside droplets. For example, fragmented single-cell genomes were encapsulated in the droplets and then uniformly amplified with DNA polymerase. The amplicons obtained from droplets (green) can provide uniform and wide genome sequence coverages from single bacterial cells.
The image was taken by Yohei Nishikawa and Dr. Masahito Hosokawa at Prof. Haruko Takeyama laboratory, Waseda University (http://www.f.waseda.jp/haruko-takeyama/).
⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)
Published by 学会事務局 on 22 12月 2016
2017年1月より日本生物工学会の個人会員の方は従来の会員専用サイトではなく、一般のScienceDirectのジャーナルサイトからJournal of Bioscience and Bioengineeringオンラインジャーナルにアクセスできるようになりました。
(現) http://www.sciencedirect.com/jbiosc
(変更後)
ScienceDirectのアカウントをお持ちでない方は、以下のサイトより会員番号を使ってユーザー登録を行ってください。
ご不明点・ご質問等は、エルゼビア・ジャパン・E-ヘルプデスクまでご連絡ください。
ご連絡の際には、以下の情報をお知らせください。
エルゼビア・ジャパン株式会社
E-ヘルプデスク
Tel: 03-5561-5035
E-mail: jpinfo@elsevier.com
Published by 学会事務局 on 22 12月 2016
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Published by 学会事務局 on 22 12月 2016
生物工学会誌 第94巻 第12号
古川 憲治
英タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)誌の2015年のアジアの大学ランキングによると、上位100校に入った日本の大学は19校で、21校の中国に首位の座を譲った。大学ランキングは研究者による評価や論文引用件数、留学生数や外国人教員の比率(国際化)などから算出される。日本の大学が国際化に乗り遅れていることが、ランキングを落とす原因になっている。大学が国際的に高い評価を得るには、教員がIFの高い学術誌に掲載される論文を沢山書くことはいうまでもない。海外から留学生を呼ぶには、国際的な情報発信に加えて、国際交流のネットワークの構築が必要になる。
ここで、私と中国・大連理工大学楊楓林教授との国際交流を紹介してみたい。
熊本大学大学院自然科学研究科博士後期課程の董飛君(現在、トヨタ中央研究所研究員)が、私の提供する科目を履修したことがことの始まり。彼から、中国の大学は全寮制で、寝食を共にした部屋仲間は、卒業後も兄弟と同様の付き合いをしていると聞いた。彼の部屋仲間は張興文君(現在、大連理工大学環境生命学院副教授)と劉志軍君(現在、大連理工大学教授・教務処長)で、3人とも楊教授の教え子。楊教授は大連理工大学化工学院の院長を長く務めた後、環境生命学院を設立した大物教授。2001年に董君の案内で大連理工大学環境生命学院を訪問し、楊教授と、張君、劉君、加えて楊教授の教え子で新進気鋭の全燮教授と出会った。共通の専門が排水処理工学ということもあり、意気投合し、交流が始まった。
楊研究室の劉毅慧講師を客員研究員として招聘したことをきっかけに、楊研究室から多くの先生方、学生が私の研究室に入室することになった。最初の博士後期課程の学生として成英俊さん(現在、大連市資源保護環境保全処・処長)、国費外国人留学生として喬森君(現在、大連理工大学環境生命学院副教授、第2回生物工学アジア若手研究奨励賞(The DaSilva Award)を受賞)、中国政府派遣の国家建設高水平大学公派研究生として馬永光君(現在、遼寧省機械研究院)、前述の劉先生が中国政府派遣のポストドクとして、楊教授の実験助手・徐暁晨君(現在、大連理工大学環境生命学院副教授)が博士後期課程の学生として研究室に入室した。彼らには研究室の主要研究テーマであるアナモックスや、付着固定化に関する研究に従事してもらい、研究室の発展に貢献していただいた。
楊教授との交流を通じて、楊教授から日本人以上に人との繋がりを大切にする人的ネットワーク作りの極意を教わった。私の方も楊先生にしていただいたことにお応えするよう力を尽くした。
楊研究室との付き合いがきっかけで熊本大学と大連理工大学の交流が活発になり、2002年には学部間交流協定を、2006年には大学間交流協定を締結した。また2011年には、楊先生の尽力もあり中国で2か所目になる熊本大学大連オフィスを開設することができた。
話は変わるが、2010年夏に韓国・釜山国立大学土木環境学院の金昌元教授から、研究室の学生に研究室を見学させていただけませんかとの申し出があった。折角の機会なので、学生主体のワークショップ(WS)をしませんかと提案し、釜山国立大学と熊本大学との間でWSがスタートした。金教授と情報交換するなかで、偶然にも金教授が大連理工大学の全教授と親交のあることを知り、第3回目のWSからは大連理工大学も加わることになった。その後、北里大学の清和成教授の研究室も加わり、四大学の学生WSに。私が、熊本大学を退職した後は大阪大学の池道彦教授に代わっていただき、2016年7月には、第9回のWSが大阪大学で開催された。今回から山梨大学の森一博研究室も加わり、益々活発なWSに発展しそうで、これも楊先生の取り持つ縁と思っている。
今回紹介したような楊教授のようなキーパーソンとなる研究者と信頼される人間関係を構築することが国際交流では必要となる。いきなりキーパーソンに辿り着くのは難しい。普段の出会いを大切に心のこもった交流を積み重ねることが早道である。
著者紹介 熊本大学顧問・名誉教授、古川水環境コンサルティング株式会社代表取締役
Published by 学会事務局 on 21 12月 2016
日本生物工学会の和文誌編集委員会は、Fuji Sankei Business i.の企画特集に編集協力をし、第3水曜日に記事を掲載しております。2016年12月21日付で、第33回「糖は甘いだけじゃない~糖の鎖の力~」
が掲載されました。
Published by 支部:関西 on 19 12月 2016
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。 ⇒開催報告はこちら![]()
日本生物工学会関西支部では例会ならびに見学会/懇親会を下記のとおり開催いたします。
多数のご参加をお待ちしています。
12:30~ 受付開始
13:00~13:05 開会の辞……高木 博史(関西支部支部長・
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
13:05~13:45
「清酒製造におけるガスクロマトグラフィによる工程管理方法の開発」
…………高阪 千尋((地独)京都市産業技術研究所 バイオ系チーム)
13:45~14:25
「酒造原料米(11種類)を対象としたプロテオーム解析」
…………増村 威宏(京都府立大学大学院生命環境科学研究科)
14:25~14:35 休憩
14:35~14:55
「日本酒で乾杯しておくれやす~日本酒でつながる世界~」
…………阪本 充(月桂冠株式会社)
14:55~15:15
「伝統の技、生酛(キモト)造りへの挑戦」
…………大塚 真帆(招徳酒造株式会社)
15:15~15:20 閉会の辞……高橋 俊成 (関西支部副支部長・菊正宗酒造株式会社)
15:20~17:00 見学会
17:00~18:30 懇親会 京都市成長産業創造センター
Published by 支部:関西 on 19 12月 2016
| 日時 | 2017年3月3日(金)13:00~18:30 |
|---|---|
| 場所 | 京都市成長産業創造センター(〒612-8374 京都市伏見区治部町105番地) |
| 参加費 | 1,000円(税込)/学生 無料 |
(地独)京都市産業技術研究所 バイオ系チーム 高阪 千尋
昨今、純米酒、吟醸酒などにおいては内外の需要も徐々に拡大し、生産力の強化と品質の向上が求められている。我々は、この課題を解決するため、生産性の向上のカギとなる工程分析技術の研究開発を行っている。清酒の酒質は日本酒度(甘み)、 酸度(酸味)、アミノ酸度(うまみ)で示されているが、酸度で示される有機酸は、リンゴ酸、乳酸、コハク酸等の比率、量で清酒の味に変化を与えるため、その生産管理は特に重要である。一般的な分析方法としては、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)による一斉分析法や酵素による個別定量法が主流であるが、HPLCによる分析法は分離や検出感度、前処理、装置にコストがかかる点などに問題があり、酵素法は検体中の有機酸を一斉に分析するには成分毎にコストがかさむ。こういった問題点を改善し、検体中の有機酸を一斉に分析できる方法として、ガスクロマトグラフィ(GC)の利用を検討した。その結果、前処理の最適化により、簡便、迅速に複数種類の清酒の有機酸を定量することが可能となった。GC分析技術の醸造食品分野への導入により、品質と生産性の向上につながることを大いに期待している。
京都府立大学大学院生命環境科学研究科 増村 威宏
米は清酒の主原料の1つでありその重要性は認識されているが、清酒の製造時に米のタンパク質が過剰に含まれると、雑味の原因となる。そのため製造時に外周部を削る精米という行程があり、米由来のタンパク質の含有量を減少させる手法がとられている。本研究では、清酒の主原料である米に着目し、品種や産地が異なる酒造好適米6種類、酒造原料米5種類を対象に、玄米および60%精白米を材料とし、タンパク質を抽出し、1次元目に非平衡等電点電気泳動による分離を行い、2次元目にSDS-PAGEによる分離を行った。2次元電気泳動法を用いて、タンパク質スポットの量的な変動を解析し、変動量の差が大きいタンパク質の同定を行うことを目的として解析を進めた。その結果、原料米に含まれるグルテリン分子種に量的な差があり、その違いが清酒の成分へ影響する可能性があることが示唆された。
月桂冠株式会社 阪本 充
生活環境の変化により飲酒離れが語られるようになって久しく、残念ながら日本酒の国内消費量も減少方向に進んでいます。消費減退に歯止めをかけようと、日本酒の認知度向上と輸出促進を目指して「ENJOY JAPANESE KOKUSHU(國酒を楽しもう)プロジェクト」が発足されました。酒処の京都市においても全国で初めての乾杯条例を発足させるなど日本酒の普及活動が推し進められております。その甲斐もあって、昨今は、弊社の記念館来場者数も増加傾向にあり、特に海外からのお客様の増加は目覚しいものがあります。私たちも、年に数回ですが、海外からの研修生を受け入れる機会もあり、日本酒の人気を肌で感じることが多くなりました。私自身の海外工場(アメリカ・カリフォルニア州)での赴任経験なども交えながら、日本酒の魅力をお伝えできればと思います。
招徳酒造株式会社 大塚 真帆
生酛造りは江戸時代に確立されたと言われている伝統的な酒造りの手法であるが、日本酒醸造に不可欠な麹菌、酵母菌の他に乳酸菌、硝酸還元菌など数種の微生物の働きを巧みに利用するという複雑な原理ゆえに、ひとつ間違うと腐敗につながりかねない危険を孕んでおり、近代に速醸モトと呼ばれる安全で簡便な醸造方法が編み出されると、多くの酒蔵が生酛造りをやめていった。しかし生酛造りで醸された酒は独特の深みのある味わいを持ち、昨今再び注目されつつある。弊社では平成17年に生酛造りを復活させ、以来毎年一部ではあるが醸造を続けている。生酛造りの巧妙な原理と実際の現場での体験、そしてその魅力について紹介する。
♦ 関連記事:【関西支部】第110回 醗酵学懇話会
⇒関西支部Topへ
Published by 支部:北日本 on 13 12月 2016
Published by 支部:東日本 on 08 12月 2016
日本生物工学会東日本支部では、戸山高校SSH部様との共催事業として、『高校生セミナー(付:生徒研究発表会)』を開催しています。本年度は、以下の要領で開催いたします。年末のお忙しい時期とは存じますが、ご参会頂き、ご意見を頂戴できますと、大変幸甚に存じます。
13:00~ 受付開始(1階生徒昇降口)
13:30~ 開会式 (講堂)
13:35~ 第一部 講演会(講堂)
「持続可能な社会に向けた藻類バイオエネルギー」
……田中 剛 (東京農工大学大学院工学府生命工学専攻教授)
14:35~ 第二部 大学生や大学院生による口頭発表(講堂)
「水面に浮く藻を使ったバイオ燃料生産」
「空気中の匂いを感じるタンパク質嗅覚受容体を細胞膜に輸送する補助タンパク質RTP」
「生物の嗅覚をまねた人工匂いセンサーの開発」
「好熱性水素細菌Hydrogenobacter thermophilus TK-6の硫黄代謝
「好気性光合成細菌Roseobacter denitrificansにおける光合成関連遺伝子の発現制御に関する研究」
「伝統的純米黒酢醸造における熟成期の菌叢解析について」
15:40~ 第三部 高校生や大学生及び大学院生によるポスター発表(講義室1など)
高校生が研究成果発表を行います。大学生による発表も予定しています。
16:30~ 閉会式(講堂)
【共催】戸山高校SSH部
Published by 支部:東日本 on 07 12月 2016
日本生物工学会東日本支部は2016(平成28)年度より、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与しています。 2016年度は書類審査ならびに口頭発表形式の二次審査を行い、以下の二名が選考されました。(2016.8.19)
【関連記事】
【東日本支部】東日本支部長賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い
Published by 支部:東日本 on 07 12月 2016
日本生物工学会東日本支部主催の賀詞交換会を、下記の日程で開催致します。意見交換ならびに懇親を深める場としていただけますとさいわいです。
13:00~ 受付
13:20~13:30 開会の辞
13:30~14:00 <日本生物工学会東日本支部長賞受賞講演>
「ホタル発光酵素の反応分割による蛋白質間相互作用検出系FlimPIAの開発」
………大室 有紀(東京工業大学科学技術創成研究院)
14:10~15:00
「メタゲノムから読み解く腸内細菌の生態と機能」
………服部 正平(早稲田大学理工学術院先進理工学研究科)
15:10~16:00
「温室効果ガスを減らす植物共生細菌」
………南澤 究(東北大学大学院生命科学研究科)
16:10~16:50
「微生物の世界を捉える新指標~硫黄系化合物の網羅的解析技術サルファーインデックス~」
………笠原 堅(株式会社ちとせ研究所シニアバイオエンジニア/
株式会社サルファーインデックス取締役)
16:50~17:00 総合討論・閉会の辞
17:30~19:30 懇親会
Published by 支部:西日本 on 05 12月 2016
Published by 支部:九州 on 05 12月 2016
| 日時 | 2016年11月12日(土)13:00~17:00 |
|---|---|
| 会場 | サザンプラザ海邦4階大ホール(沖縄県那覇市旭町7番地) |
| 日時 | 2016年12月3日(土)9:30~17:36 |
|---|---|
| 会場 | 九州工業大学 情報工学部講義棟(飯塚キャンパス:福岡県飯塚市川津680-4) |
Published by 学会事務局 on 30 11月 2016
日本生物工学会では学会活動の活性化を図る一方策として、このたび研究部会規程の改訂を行いました。
| 改訂前 | 改訂後 |
|---|---|
| 第6条 第1種研究部会の存続期間は、事業年度の初めから1年とする。ただし、理事会の承認を経て1年に限り期間を延長することができる。 2 第2種研究部会および若手研究会の存続期間は特に定めない。 |
第6条 第1種研究部会の存続期間は、事業年度の初めから1年とする。 2 第2種研究部会および若手研究会の存続期間は特に定めない。 |
| 第7条 研究部会の運営の一部を援助するため補助金を支給する。補助金は、当該年度の予算規模、研究部会の申請件数および第1種研究部会、第2種研究部会、若手研究会の種別により異なり、その都度理事会で決定する。 | 第7条 研究部会の運営の一部を援助するため補助金を支給することができる。補助金は、その都度理事会で決定する。 |
Published by 学会事務局 on 25 11月 2016
生物工学会誌 第94巻 第11号
広常 正人
日本で最近、オープンイノベーションが盛んに取り上げられるようになったのは、2003年のハーバードビジネススクール出版の「Open Innovation」からだそうである。これまでの組織内の研究者だけで技術開発を行い外部に商品を出すClosed Innovationに対し、外部の技術やアイデアを意図的に活用して得られた組織内部の革新技術を外部の新しい市場に向けて商品を出すのがOpen Innovationと定義付けている。
日本の企業のオープンイノベーションへの取組みは、欧米に比べて遅れているといわれている。グローバル企業であるP&G社が、2001年からオープンイノベーションを世界的に展開し、多くの実績を上げていることはよく知られている。日本企業にオープンイノベーションが馴染みにくいのは、独自技術の改善を積み上げて来たという歴史からかもしれない。しかし市場の急激な変化に対応し、また新分野の技術開発をスピードアップするには非常に有効な手段である。
企業のオープンイノベーションとして重要な位置を占めるのは、大学や公的研究機関との共同研究や委託研究である。しかし企業からは、研究が進展しても実用化の段階を迎えると、大学の産学連携本部やTLOといった組織との交渉に時間を取られて商品化が遅れる、といった声を聞くことも多い。技術の商品化のスピード感は、やはり最近注目されている大学発ベンチャー企業が勝っているように思われる。産学連携本部やTLOには大学で研究された技術の、将来の発展を見越した柔軟な対応をお願いしたい。
最近のオープンイノベーションでは、個々の技術を導入するだけでなく、モジュール化あるいは他の技術(たとえばIoT)との組合せによって、従来なかった市場を創造することが求められる。一つの分野の技術に異なる分野の技術を加えることによって、新しい顧客体験が実現でき、新たな市場が形成される。したがって、これからのオープンイノベーションの推進には専門領域を超えた、いわゆる「目利き」が必要とされる。
オープンイノベーションに取り組みにくい理由としてよく言われる企業の自前主義の他に、ニーズを公開すると開発の方向性を同業他社に知られる、その企業の技術開発レベルが明らかになってしまうという問題がある。
以上の課題への対応として、企業に対する非公開(Closed)のオープンイノベーション(Open Innovation)を支援する機関が数年前から各地にでき始めている。筆者は今年度から、その一つである公益財団法人のオープンイノベーション支援事業のお手伝いを行っているが、社名を公開しニーズ情報をWebサイトに掲載する本来の(オープン型)オープンイノベーションよりも、非公開でニーズ情報を支援機関の技術コーディネーターに限定する(クローズ型)オープンイノベーションが増えている。主に大企業のニーズと、中小企業または大学・研究機関のシーズをヒアリングして、マッチングするのが支援機関の技術コーディネーターの役割である。
非公開オープンイノベーションの欠点として、マッチングが技術コーディネーターの知識、経験や人脈に負う部分が大きいことがあげられる。しかし、各支援機関のコーディネーターは、多様な分野の公設試験機関や企業の実績のあるOBで構成されており、さらに各地の機関と連携して広域のマッチングを行うので、製品開発だけでなく新しいビジネスモデルやサービス提供を実現する、これからの日本のオープンイノベーションに適しているのかもしれない。
企業側の技術課題ニーズだけでなく、実用化直前のシーズ技術があれば、各地の経済産業局や公益財団法人のオープンイノベーション・ソリューションサイト(たとえば、大阪産業振興機構:https://www。mydome。jp/open-inv/、関西文化学術研究都市推進機構:https://kri-open-inv.jp/needs/など)で一度、最新のオープンイノベーションを調べてみることをお勧めする。
著者紹介 大関株式会社総合研究所(シニアアドバイザー)
Published by 学会事務局 on 25 11月 2016
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Published by 学会事務局 on 25 11月 2016
2016(平成28)年11月25日
公益社団法人 日本生物工学会
公益社団法人 日本生物工学会は定款に基づき、任期満了に伴う代議員選挙を下記のように実施いたします。
| 候補者の立候補受付 | 2017年1月10日(火)10時~1月20日(金)正午 |
|---|---|
| 支部からの候補者の 推薦受付 |
2017年1月23日(月)10時~2月6日(月) |
| 候補者の公示・ 電子投票の実施 |
2017年2月15日(水)10時~3月1日(水)正午 |
| 結果の公示 | 2017年3月下旬(ホームページ)および 生物工学会誌第95巻第4号(2017年4月25日発行) |
代議員候補者は、立候補および各支部からの推薦によります。
今回の選挙で選ばれる代議員の任期は、次の代議員選挙(2019年3月予定)終了までの2年間となります。
本選挙は、電子投票システムを利用して、立候補の届け出および投票をWeb上で受け付けます。
電子投票システムを利用するには、有効なメールアドレスの登録が必須となります。メールアドレスを登録していない方、あるいは変更したい方は、異動連絡届出、または、以下の登録フォームより予めご登録いただきますようお願い申し上げます。
公益社団法人 日本生物工学会 事務局
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内 C3棟4F 433
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail: info@sbj.or.jp
Published by 学会事務局 on 21 11月 2016
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を設置しました。本賞は、日本の大学の博士後期課程(あるいはそれに同等の大学院教育課程)に進学して優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的として、研究奨励金(5万円)を授与するものです。
⇒受賞者一覧はこちら
正会員は同賞の受賞候補者を、所定の書式により支部長を経由して推薦することができますので、優秀な学生会員の推薦を宜しくお願いいたします。
1) 日本生物工学会生物工学学生優秀賞候補者推薦書 [ /
/
PDFフォーム(575KB)]
2) 生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者調書 [ /
]
※本賞は大会時に表彰されます。受賞者は対象となった研究の成果(あるいはその一部)について、i) 本会大会における発表、もしくは、ii) 本学会の英文誌または和文誌での論文などで発表いただくこととなっております。
※支部長は上記書類2) の④を記入して事務局まで提出して下さい。