Published by 学会事務局 on 11 1月 2022
このページには2021年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。
掲載日 | 内容 |
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2021.12.24 | 【生物工学会誌】第99巻 第12号(2021年12月号)オンライン公開 |
2021.12.24 | 【随縁随意】無駄による効率化?-橋本 篤 |
2021.12.24 | 【事務局】年末年始休業のお知らせ(12月29日~1月3日) |
2021.11.25 | 【生物工学会誌】第99巻 第11号(2021年11月号)オンライン公開 |
2021.11.25 | 【随縁随意】麹菌研究を振り返って-尾関 健二 |
2021.11.18 | 《日本生物工学会創立100周年記念出版》Exploring the world of Biotechnology (English Edition) について |
2021.11.17 | 【JBB】VSI: SBJ 100th Anniversary(100周年記念特集号)公開のお知らせ |
2021.11.16 | 【国際交流】2021年 KSBB秋季大会に参加して |
2021.11.15 | JBB Vol. 132, No. 6(2021年12月号)オンライン公開 |
2021.11.12 | 【九州支部】第27回 九州支部 大分大会(2021)大会プログラム、参加申込み方法のお知らせ |
2021.11.11 | 【研究部会】次世代アニマルセルインダストリー研究部会 2021年度優秀学生発表賞決定!! |
2021.11.10 | 【事務局より】2022年会費納入のお願い |
2021.11.09 | 小林 猛先生 日本生物工学会 元会長・顧問、名古屋大学名誉教授 が瑞宝中綬章を受章 されました。 |
2021.10.29 | 【年次大会】第73回日本生物工学会大会終了のお知らせ |
2021.10.25 | 【研究助成】山田科学振興財団 2022年度研究援助候補 推薦募集《学会推薦》 |
2021.10.25 | 【生物工学会誌】第99巻 第10号(2021年10月号)オンライン公開 |
2021.10.25 | 【随縁随意】コロナワクチンに思ふ-後藤 雅宏 |
2021.10.24 | JBB Vol. 132, No. 5(2021年11月号)オンライン公開 |
2021.10.22 | 【第74回日本生物工学会100周年記念大会(2022)】
シンポジウム公募のお知らせ(締め切りました)
※応募された方で受け取り通知を受け取っておられない方へのお願い |
2021.10.15 | 【関西支部】2021年度 関西支部学生優秀賞応募のお願い |
2021.10.04 | 【九州支部】第27回 大分大会(2021) 開催方法変更等のお知らせ |
2021.10.01 | JBB Vol. 132, No. 4(2021年10月号)オンライン公開 |
2021.09.30 | 【年次大会】当日申込および今後のスケジュールについて |
2021.09.29 | 【学術賞】第63回藤原賞受賞候補者の推薦募集《学会推薦》 |
2021.09.27 | サーバメンテナンスのお知らせ |
2021.09.27 | 【年次大会】発表ビデオ受付終了のお知らせ |
2021.09.27 | 【西日本支部】2021年度学生賞候補者推薦募集 |
2021.09.25 | 【生物工学会誌】第99巻 第9号(2021年9月号)オンライン公開 |
2021.09.25 | 【和文誌】J-STAGEメンテナンスのお知らせ(2021年9月25日8:30 ~19:00) |
2021.09.25 | 【随縁随意】社会実装のための生物工学-金森 敏幸 |
2021.09.25 | 【学会賞】2021年度授賞式・受賞講演のご案内 |
2021.09.15 | 【年次大会】事前参加登録の受付を終了しました。 |
2021.09.10 | 第73回大会プログラム公開のお知らせ |
2021.09.10 | 【年次大会】事前参加登録受付中!<締切:9月15日(水)17時> |
2021.09.02 | 【開催報告】生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のオンラインセミナー2021 |
2021.08.27 | JBB Vol. 132, No. 3(2021年9月号)オンライン公開 |
2021.08.25 | 【生物工学会誌】第99巻 第8号(2021年8月号)オンライン公開 |
2021.08.25 | 【随縁随意】暴走する寿命-鈴木 徹 |
2021.08.23 | 【年次大会】発表ビデオ受付中!<締切:9月27日(月)正午> |
2021.08.04 | (公社)日本生物工学会未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会 [(公財)発酵研究所 学会・研究部会助成]研究助成 |
2021.07.28 | 【年次大会】講演要旨受付中!《締切:8月20日(金)正午》 |
2021.07.25 | 【JBB】Vol. 132, No. 2(2021年8月号)オンライン公開 |
2021.07.25 | 【随縁随意】偶然という必然-新城 雅子 |
2021.07.25 | 【生物工学会誌】第99巻 第7号(2021年7月号)オンライン公開 |
2021.07.25 | 【学術賞】第11回(2022年度)三島海雲学術賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
2021.07.16 | 【事務局より】夏季休業のお知らせ(8月11日~15日) |
2021.07.16 | 【学術賞】第3回小林賞《学会推薦》 |
2021.07.15 | 【東日本支部】2021年度日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ |
2021.07.07 | 【年次大会】講演申込受付終了のお知らせ |
2021.07.01 | 【JBB】2020 Impact Factor 2.894 |
2021.06.25 | 【生物工学会誌】第99巻 第6号(2021年6月号)オンライン公開 |
2021.06.21 | 【JBB】Vol. 132, No. 1(2021年7月号)オンライン公開 |
2021.06.16 | 【学術賞】第30回木原記念財団学術賞 受賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
2021.06.15 | 【学会賞】2021年度学会賞受賞者決定のお知らせ |
2021.06.07 | 【JBB】Vol. 131, No. 6(2021年6月号)オンライン公開 |
2021.06.04 | 【年次大会】第73回日本生物工学会大会:講演申込受付中!
<申込締切:2021年7月7日(正午)> |
2021.06.03 | 【学術賞】令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 受賞候補者の推薦募集《学会推薦》 |
2021.05.27 | 【年次大会】講演申込受付:2021年6月4日~7月7日(水)正午 |
2021.05.25 | 【生物工学会誌】第99巻 第5号(2021年5月号)オンライン公開 |
2021.05.25 | 【随縁随意】『環境革命』アフター・コロナ-池 道彦 |
2021.05.06 | 【国際交流】2021年 KSBB春季大会に参加して |
2021.05.06 | <法定点検によるサーバ停止のお知らせ>
2021年5月15日(土)13:00 ~ 16日(日)10:00 |
2021.04.30 | 【JBB】Vol. 131, No. 5(2021年5月号)オンライン公開 |
2021.04.25 | 【随縁随意】「誰もやっていない研究」&「続ける研究」-黒田 章夫 |
2021.04.25 | 【生物工学会誌】第99巻 第4号(2021年4月号)オンライン公開 |
2021.04.12 | 【北日本支部】日本生物工学会北日本支部学生精励賞 受賞者決定 |
2021.04.05 | 【研究助成】第53回内藤記念海外学者招聘助成金《学会推薦》 |
2021.04.05 | 【研究助成】第49回内藤記念講演助成金《学会推薦》 |
2021.04.05 | 【学術賞】第53回内藤記念科学振興賞 候補者推薦募集《学会推薦》 |
2021.04.05 | 【学術賞】2021年度 島津賞・島津奨励賞候補者 推薦募集《学会推薦》 |
2021.04.05 | 【研究部会】2021年度若手会夏のセミナーの中止について |
2021.04.01 | 【年次大会】第73回 日本生物工学会大会サイトオープン |
2021.04.01 | 【研究部会】次世代アニマルセルインダストリー研究部会 2020年度優秀学生発表賞決定!! |
2021.03.31 | 【研究部会】スローフード共生発酵工学研究部会 発酵食品機能性データベース更新のお知らせ |
2021.03.25 | 【和文誌】新コーナー「集まれ!グラントの泉」の開始にあたって |
2021.03.25 | 【生物工学会誌】第99巻 第3号(2021年3月号)オンライン公開 |
2021.03.25 | 【随縁随意】研究者が本来なすべきことは何か-竹山 春子 |
2021.03.24 | 【学術賞】第12回(2021年度)日本学術振興会 育志賞受賞候補者募集《学会推薦》 |
2021.03.21 | 【JBB】Vol. 131, No. 4(2021年4月号)オンライン公開 |
2021.03.01 | 【代議員選挙】投票受付終了のお知らせ(2021-2022年度代議員選出) |
2021.02.25 | 【随縁随意】会社生活40年のあゆみ-坂口 正明 |
2021.02.25 | 【生物工学会誌】第99巻 第2号(2021年2月号)オンライン公開 |
2021.02.24 | 【JBB】Vol. 131, No. 3(2021年3月号)オンライン公開 |
2021.02.15 | 【代議員選挙】投票受付中<締切:2021年3月1日(月)正午> |
2021.02.09 | 【学術賞】第18回日本学術振興会賞(JSPS PRIZE 2021)受賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
2021.01.29 | 【生物工学会誌】第99巻 第1号(2021年1月号)オンライン公開 |
2021.01.29 | 【随縁随意】大学発バイオ・スタートアップ雑感-中野 秀雄 |
2021.01.29 | 【JBB】Vol. 131, No. 2(2021年2月号)オンライン公開 |
2021.01.28 | 【北日本支部】2021年度生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者(北日本支部)推薦募集 |
2021.01.25 | 【和文誌】第98巻 第10号~第12号の「特集」と「バイオミディア」公開のお知らせ |
2021.01.22 | 【学会賞】2021年度各賞受賞候補者推薦のお願い |
2021.01.19 | 【代議員選挙】2021–2022年度代議員 立候補受付終了のお知らせ |
2021.01.19 | 【事務局より】2021年度研究部会設置申請募集《締切:2月26日(金)》 |
2021.01.19 | 【学会賞】2021年度 生物工学アジア若手賞/生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award) 受賞候補者推薦募集《締切:3月12日(金)》 |
2021.01.08 | 【正会員の方へ】2021–2022年度代議員選挙立候補受付のお知らせ(締切:1月19日正午) |
2021.01.08 | 【西日本支部】日本生物工学会西日本支部大会2020 報告 |
2021.01.07 | 【東日本支部】2021年度東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦募集 |
過去の新着情報
Published by 支部:九州 on 26 12月 2021
主催行事
日時:2021年12月4日(土)9:30~19:30(予定)
場所:別府大学(大分県別府市北石垣82) ⇒Zoom によるオンライン形式
⇒講演要旨集
(参加者限定)
⇒大会プログラム
これまでの活動
►九州支部Topへ
支部活動
Published by 学会事務局 on 24 12月 2021
日本生物工学会東日本支部主催の賀詞交換会を、下記の日程で開催致します。
- 日時:
2022年(令和4)年2月4日(金)13時~17時
(希望者による懇談も企画中です)
- 形態:
Zoomによるオンライン開催(お申し込み後、開催日時が近くなりましたらURLをお知らせします。)
13:00~13:10 開会の辞………上田 宏(東京工業大学)
13:15~14:00
2021年度 東日本支部長賞 受賞記念講演
………田中 祐圭(東京工業大学)
14:10~14:55
特別講演【科学者と志向倫理 ~ Well-beingを支える倫理 ~】
………片倉 啓雄(関西大学)
15:00~16:55 企業アピール*
15:00~15:35 味の素(株)
15:40~16:15 花王(株)
16:20~16:55 キッコーマン(株)
16:55~17:00 閉会の辞………田中 剛(東京農工大学)
17:00以降 希望者による懇談(企画中)
*企業アピールについて
産学連携が強い日本生物工学会の特長を、今後も発展的に続けてゆくためには、直接的な連携だけでなく、連携を下支えする情報共有の場を持つことが重要であると考えています。そのような仕組みを作り上げるという考えのもと、令和2年度から実施されているプログラムです。
なお本年は学生諸君のリクルートを念頭に置いた企業アピールとしているため、当該企業を希望する学生諸君には、奮ってご参加いただけますようご案内申し上げます。
- 参加費 :無料(事前登録要)
- 申込み方法:
こちらの申込みフォームにて必要事項を入力し、確認の上お申し込みください。
- 参加申込み締切り:2022年
1月29日(土) ⇒ 2月3日(木)延長しました!
- 問合せ先:
東京大学大学院農学生命科学研究科 石井研究室
FAX: 03-5841-5272 E-mail
⇒東日本支部Topへ
学会行事
Published by 学会事務局 on 24 12月 2021
生物工学会誌 第99巻 第12号
橋本 篤
新型コロナ感染症が世界中で猛威を振るい、我々のほとんどの活動に深刻な影響を及ぼしている。それは、教育・研究活動も例外ではなく、大学教員である我々の日常も大きく変化した。大学教員としての職務は教育と研究、それに管理・運営などであるが、どの業務においても、人と人との接触頻度を下げる工夫がなされるようになった。その特徴的なものの一つがオンライン会議システムの普及である。オンライン会議システムは以前から存在しており、海外の研究者とのやりとりなどに関してはこれまでも利用されていた。しかしながら、オンライン会議システムが学内外における日常的な会議や授業などにおいて頻繁に使用されるようになったのは、コロナ禍以降といえる。このように、我々はコロナ禍をきっかけとして、これまであまり意識してこなかった事柄を無理することなく省けることに気付いた。大学の授業においても、必ずしも対面で行う必要がなく、むしろオンライン(オンデマンド)形式を活用した方が適した特性の授業もあった。
情報伝達・交換などの側面だけを考えると、移動時間や設備の利用料を節約することは効率的で便利ではあるが、物足りなさを感じるのも事実である。昭和のアナログ人間であるために感じる部分は多々あるかもしれないが、それだけではないとも思う。コロナ禍において、我々はこれまでの無駄に気付いた一方で、効率的な側面からの「無駄」の重要性を感じることができたのではないか。学生たちは巧みにオンライン授業を活用しているが、やはりキャンパスライフを望んでいる。現在、会議や授業などだけではなく、さまざまな事柄がデジタル化され、利便性が向上している。私自身も食・農分野における情報化に関わる研究を進めている。マスコミでもDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が躍っている。しかしながら、DXとは、ITにより人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるという概念であるので、単純なデジタルシフトではないはずである。
ところで、欧州連合(EU)の「欧州グリーンディール(European Green Deal)」の取組みは、EUからの温室効果ガスの排出を実質ゼロにするとともに、経済や生産・消費活動を地球と調和させ、人々のために機能させることで温室効果ガス排出量の削減に努める一方、雇用創出とイノベーション促進することを目指している。また、現在ではSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)という単語を耳にしない日がないほどである。私の研究と関係する食・農分野においても、日本の農林水産省が「みどりの食料システム戦略~食料・農林水産産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現~」を発表している。どれも問題を抱えているのは確かだと思うが、多面的な意味で「持続性(sustainability)」がキーワードとなっている。
大学教員の本務である教育・研究に関して持続性は重要であるとともに、研究遂行の上でも欠かせない概念のひとつとなっている。しかしながら、見かけ上の効率化が求められることが多く、評価にも入ってきている。これまでの自分の研究活動に目を向けてみると、最短距離よりも筋の良さに主眼を置いた場合の方が、その後の研究活動に役立っていると思われる。最近はそのようなことを無駄と考えられることが多いが、極限まで無駄を省くと目の先のことしか考えなくなり、結果として脆弱性が増すのではないだろうか。コロナ禍は日常生活から研究活動までさまざまなベクトルから無駄ではなく、ゆとりの重要性について考える機会を与えてくれた。我々は、この機会を「無駄」にせず、教育・研究活動のみならず日常生活においても効率の意味を再考する時ではないかと考える。
著者紹介 三重大学大学院生物資源学研究科(教授)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 24 12月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
►生物工学会誌Top

PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
生物工学会誌
Published by 支部:北日本 on 24 12月 2021
主催行事
北日本支部学生精励賞 2021年度受賞者
- 大久保 詠一郎 (秋田大学大学院)
「好熱性シアノバクテリアThermosynechococcus elongatus BP-1由来カルボキシソーム外殻タンパク質の自己集合機構の解明」
これまでの活動
►北日本支部Topへ
支部活動
Published by 学会事務局 on 20 12月 2021
バイオ計測技術が生み出す膨大なデータから、役に立つ知見を見つけるには、データを解析するテクニックが必要となります。Pythonは、バイオインフォマティクス技術を活用したデータマイニング、AIの活用への近道です。そこで本講座はデータ解析の必要に迫られた大学院生を対象に、学生チューターに助けてもらいつつ自習用教材を用いて、Pythonを使う基礎を学びます。今回は生物工学分野の学生を対象として行います。
- 日時:2022年1月17日(月)18:00~21:00頃
- 場所:Zoom オンライン
- 募集人数:8グループ(1グループ最低2名)
- 参加費:無料(教育効果を高めるため2~10名のグループでの参加を推奨します。研究室単位などでご参加ください。また資料作成にご協力いただくため無料とします。)
- 用意するもの:Windows10が入ったパソコン。Zoomが接続できる環境。事前にお送りする資料でPythonのインストールを行ってからご参加ください。
- 申込方法:2022年1月11日(火)までに下記フォームより申し込みください。満席になり次第募集を打ち切ることがあります。
https://forms.gle/5wHuykRuB7nBGACU9
- 対象:生物工学分野の学部、大学院生
- 内容:
Python上でのプログラミング基礎(変数、リスト、辞書、if文、for文)
モジュールのインポート
数値データファイルの読み込み
統計解析(t検定、階層化クラスタリング)
データファイルの書き出し
- 問合せ先:
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘1-5
大阪大学大学院情報科学研究科 バイオ情報計測学講座
松田 史生
E-mail
プログラム
Zoom breakout roomを用いた自習形式。教材をもとに自分で学習。わからないところはチューターに聞く。
2022年1月17日(月)18:00~21:00頃
- 18:00~ Python上でのプログラミング基礎
- 19:00~ 統計解析
- 20:00~ 各自の課題をクリアしてみる。
⇒バイオ計測サイエンス研究部Topへ
学会行事
Published by 学会事務局 on 13 12月 2021
日本生物工学会は、生物工学分野で活躍する本会の若手研究者に生物工学若手賞を授与し、本人のキャリアアップおよび女性研究者の活躍を支援するとともに、研究の発展を奨励しています。
- 受賞者の選考:
受賞者は、毎年5名程度とし、選考委員会の推薦により理事会が決定します。
- 賞の内容:
受賞者を年次大会で表彰し、賞状を授与します。受賞者には生物工学会誌に受賞論文を寄稿していただきます。
- 資格:
候補者は受賞年度4月1日において、40才以下または博士取得後8年以内の本会会員で、受賞対象研究は主として本会学会誌に掲載されたものを対象とします(年齢および博士取得後の期間に、産休、育休の期間は含めません)。
- 候補者の推薦:
正会員は、生物工学若手賞の受賞候補者を、所定の書式により選考委員会に推薦することができます(自薦可)。
- 推薦方法:
推薦書
に必要事項を記入のうえ、下記学会事務局(学会賞担当)宛に送付してください。
件名は、「生物工学若手賞 推薦」としてください。
- 提出・問合せ先:
公益社団法人 日本生物工学会事務局 学会賞担当
TEL: 06-6876-2731 E-mail:
►学会賞Topへ
学会賞
Published by 支部:西日本 on 08 12月 2021
2021年度 日本生物工学会西日本支部学生賞 受賞者
- 岡田 航輝(岡山大院・環境生命)
- 坂出 勇斗(鳥取大院・持社創生)
- 小原 未愛(鳥取大院・持社創生)
これまでの活動
►西日本支部Topへ
支部活動
Published by 学会事務局 on 30 11月 2021

日本生物工学会は2022年に創立100周年を迎えました。
公益社団法人 日本生物工学会創立100周年記念事業 趣意書
日本生物工学会は、1923年(大正12年)に大阪醸造学会として会員数約700名で創立されました。その後、40周年の1962年(昭和37年)に日本醱酵工学会と改称し、70周年の1992年(平成4年)に日本生物工学会と改称しました。そして、90周年の前年である2011年(平成23年)に公益社団法人化し現在にいたっております。2021年(令和3年)の会員数は2,800余人であり、来る2022年(令和4年)に創立100周年を迎えます。皆様方のご指導と御支援を頂戴し、ここに100周年を迎えることができますことは、会員一同の慶びとするところであります。
本会は、定款に示しているように、生物工学に関する学理およびその応用の研究についての進歩普及を図り、我が国の学術発展に寄与することを目的として、社会の多くの分野に貢献して参りました。学会が対象とする分野は、「発酵工学」、「生物化学工学」、「生体情報工学」、「環境工学」、「酵素工学」、「動植物細胞工学」、「生体医用工学」としていますが、近年では、システム生物学、合成生物工学、オーム科学といった最先端の周辺研究も含む幅広い学問と技術の領域を扱う対外的にも評価される魅力ある学会を目指しています。これらの学理を発展させ、産官学が協力し、持続可能な社会の形成、食糧や地球環境の保護、誰もが健康を享受できる社会の形成に貢献したいと考えています。また、本学会のルーツでもある醸造、発酵、食品分野のさらなる発展、次世代を担う若手、女性の育成に力を入れていく所存です。
この度、本会が創立から1世紀を迎えるにあたり、「輝ける次の100年へ向けて-バイオテクノロジーが拓く未来社会」というコンセプトで100周年記念事業を計画いたしました。記念事業実施に当たり2,620万円の費用が必要となります。つきましては、本日より2023年3月末日までの期間、皆様のご寄付を賜りたくご支援のほどお願い申し上げます。経済情勢厳しき折とは存じますが本事業の意義をご賢察の上、格別のご高配を賜りますよう切にお願い申し上げます。
公益社団法人日本生物工学会
会長 福﨑英一郎
2021年11月
募金概要
正会員、名誉会員、功労会員は1口5,000円
学生会員は1口2,000円
賛助会員は1口50,000円
団体会員は1口10,000円
とさせていただきます。
お申込み方法
創立100周年記念事業募金は、2023年3月末をもちまして受け付けを終了させていただきました。
- 賛助・団体会員の皆様へ
ご寄附いただく際には、お手数ですが、寄附申込書
に必要事項をご記入の上、下記学会事務局まで郵送でお送りください。
<寄付申込書の送付先>
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
- 個人会員の皆様へ
寄付金は以下のゆうちょ銀行、または三菱UFJ銀行の口座宛にお振込みください。
<ゆうちょ銀行>
振替口座:00910-3-54007
公益社団法人 日本生物工学会
※専用の払込用紙をご利用ください。払込み料金は学会が負担しますが、2022年1月17日(月)以降は現金でのお支払いの場合、加算料金(110円)が必要です。
ゆうちょダイレクトご利用の場合は、送金の際メッセージ欄に「キネンジギヨウキフキン」とご入力下さい。
<銀行振込>
口座:三菱UFJ銀行 茨木支店 普通口座 0419640
口座名義:公益社団法人 日本生物工学会(シヤダンホウジン ニツポンセイブツコウガクカイ)
※恐れ入りますが振込手数料のご負担をお願い申し上げます。
- 非会員の方へ
ご寄附をお考えの方は下記学会事務局にお問い合わせください。
寄附に対する税制優遇について
公益社団法人 日本生物工学会に対して寄附をした個人あるいは法人には、税制優遇があります。詳しくは、公益法人税制(寄附税制・法人課税)をご参照ください。
公益法人に寄附をした個人に対する税制優遇
公益法人に対する寄附は、所得控除の対象となります。さらに2022年3月6日までにいただいた寄附については、税額控除か所得控除を選択することができます。⇒個人に対する税制優遇の詳細はこちら
お問合せ先
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内
公益社団法人 日本生物工学会
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail:
100周年記念事業,学会について
Published by 学会事務局 on 25 11月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
►生物工学会誌Top

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生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 25 11月 2021
生物工学会誌 第99巻 第11号
尾関 健二
麹菌研究と初めて出会ったのは、24歳の時に日本酒メーカーの研究所で「乾燥麹」のテーマを貰ってからである。麹の酵素活性を毎日のように測定し、酸性カルボキシペプチダーゼ活性をニンヒドリン反応後、比色法で定量するのだが、当時は手袋もなく指先が紫色になり、毎日の通勤電車で他の乗客に気づかれないようにしていた記憶が残っている。この研究は、今だから話しても問題ないと思うが、アメリカ工場で「乾燥麹」にして日本に輸入し、日本酒造りのコストダウンにつなげようというものであった。しかしながら、当時の食糧管理法に触れる可能性あるということでこのストーリーはストップになった。その後、国内の醸造資材メーカーが「乾燥麹」を商品とし、意味のある研究だったと気が付いた。
35歳から2.5年間、当時東京にあった国税庁醸造試験所(現酒類総合研究所)に出向し、麹菌の分子育種技術を勉強する機会に恵まれた。ここでの経験については、研究やその成果よりも、各先生や、同じく醸造メーカーからの出向者、研修生の方々との人脈づくりの印象が深い(他の役割も担っていたが)。当時は所属先の日本酒メーカーにも基礎・応用の研究をする余裕があり、出向から戻った後には「麹菌の遺伝子研究」分野を立ち上げた。麹菌のAMA1配列を利用したショットガンクローニング、有用なプロモーターの取得などが可能であることを実した。このショットガン方式は別の日本酒メーカーに技術を教え、麹菌の優性マーカー系の実用化として引き継がれているが、まだまだ各種展開があり得るところかと考える。
47歳の時、大変お世話になった日本酒メーカーを辞め、金沢工業大学のゲノム生物工学研究所に転籍した。まさに麹菌の菌糸が結んでくれたような、不思議な縁で新たな麹菌研究の場に出会うことができた。この大学初のバイオ学科の設立に際し、教育体制の構築と研究所での研究の立ち上げに忙しい毎日で、さしたる実績も上げられないまま数年があっという間に過ぎた。ようやく、バイオ学科の3期生目の卒論として「日本酒のα-エチルグルコシド」を発酵で高めるテーマに取り組む余裕ができた。麹菌研究では恩恵もたくさん受けているが、痛い目にも遭っている。その一番の例は、あるコーヒーメーカーとの取組みの中で起きた。麹菌のDNAマイクロアレイ解析により、アクリルアミドで誘導された49の遺伝子を、アクリルアミド分解能を持つアミダーゼ候補遺伝子として選別した。DNAマイクロアレイ解析で発現量がもっとも増加した2つのアミダーゼ候補遺伝子について、それぞれの高発現麹菌を育種したが、いずれも分解能に変化がなかった。他方、両候補遺伝子を破壊するとアクリルアミド分解能が低下することが判明し、その後の解析から、この2つの候補遺伝子は1つのORFを形成していることが判明した。この確認には、実に2年間も時間を余分に費やすこととなった。
60歳になったころから、研究が朝日新聞の教育の紙面で取り上げられるようになった。同時に、地元の偉人である高峰譲吉博士にちなんで行われていた、麹菌を利活用する実験を、大学生から地元の小中学生に教える(お手伝いする)役割を担うようになり、麹菌研究により一層ハマった感がある。麹菌の一番複雑な並行複発酵物である「日本酒」と、一番単純な発酵物である「甘酒」の機能性を研究しつつ、これまでの40年以上にわたる麹菌研究をもう少し続けながら、後継者を育て、日本酒復権や甘酒のステータスを高めるなどのテーマに取り組みたいと考えている。麹菌が固体培養の特殊な環境で菌糸を伸ばしながら有用物質を生産する如く、その産物の研究はまだまだ可能性があると確信している。
著者紹介 金沢工業大学 バイオ・化学部 応用バイオ学科(教授)
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新着情報
Published by 学会事務局 on 18 11月 2021
日本生物工学会教育委員会では、創立100周年を記念して、『ひらく、ひらく「バイオの世界」―14歳からの生物工学入門』 を翻訳・出版しました。⇒詳しくはこちら
新着情報
Published by 学会事務局 on 18 11月 2021

日本生物工学会教育委員会では、創立100周年を記念して、本会の90周年を記念して刊行され、現在も非常に高い人気を博している 『ひらく、ひらく「バイオの世界」―14歳からの生物工学入門』 を翻訳・出版しました。
本書では豊富な絵や写真とともに、70個のQ&Aで、バイオテクノロジーの基礎を易しく解説しています。POD(プリントオンデマンド)と電子書籍のみの発売です。Kindle版は海外のAmazonでも購入できます。
⇒詳しくは化学同人のサイトをご覧下さい。
発行年月日:2021/11/25
判型:B5変
ページ数:166頁
ISBN:978-4-7598-3125-2
目次
- Part 1: The basics of Biotechnology
- Part 2: Application of Biotechnology
- Part 3: The secret of Biotechnology
- Part 4: Latest Biotechnology
- Part 5: Biotechnology of the Future
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その他の出版物
Published by 学会事務局 on 17 11月 2021
日本生物工学会創立100周年記念JBB特集号がArticle collectionsのVirtual Special Issue(VSI)としてScienceDirect上で公開されました。
創立100周年記念JBB特集号では、各研究部会によるReview論文が今後順次オンライン公開されます。
VSI論文は、実際の掲載号の掲載リストとVSIのリストの両方に表示されます。また2022年1月から12月までは無料公開されます。
►JBBTopへ戻る
新着情報
Published by 学会事務局 on 16 11月 2021
小西 正朗
2021年度生物工学奨励賞(照井賞)受賞者
北見工業大学工学部
2021年10月6日~8日にかけて大韓民国慶州市の慶州ファベクコンベンションセンター(慶州HICO)において韓国生物工学会(Korean Society of Bioengineering:KSBB)の2021年秋季大会(2021 KSBB Fall Meeting and International Symposium)が開催された。例年、生物工学会(The Society for Biotechnology, Japan:SBJ)から当該年度の学会賞各賞の受賞者が招待され、活発な研究交流が行われている。昨年度から続いているコロナ禍の影響があり、本年度は、竹山春子先生(生物工学功績賞・早大)、金井宗良先生(江田賞・酒類総研)と筆者(照井賞・北見工大)が招待され、オンラインで講演した。
慶州市は慶尚北道の南東に位置する新羅の古都であり、多くの伝統文化遺産の宝庫であり、世界的な歴史文化都市である。慶州市はハイテク科学都市としての一面も持ち、慶州HICOは世界的なコンベンションを誘致するために、2015年にオープンした韓国国内でも比較的新しいコンベンションセンターのようである。コロナ禍でなければ、現地で韓国の先生方と交流ができ、さまざまな経験ができたであろうと考えると残念でならない。
筆者は、11月8日に開催された[S-7] AI-assisted Bioprocess Developmentのセッションで発表することになり、発表4日前に発表セッションと開会式のzoomリンクが送られてきた。直前の連絡から、現地の実行委員の先生方の苦労が垣間見えた気がした。開会式では、生物工学会からは福﨑会長がオンラインでご挨拶された。セッションでは最初に金井先生が「清酒酵母の機能性成分の蓄積機構と応用」についてご講演され、それに続いて、KAISTのHyun Uk Kim先生が「Characterization and Engineering of Microbial Metabolism Using Deep Leaning」というタイトルで独自の深層学習を用いた微生物代謝解析についてご講演された。次に筆者が「機械学習を用いた培地の解析と設計」に関して講演し、最後にKorea Institute of Industrial TechnologyのJunghwan Kim博士が「機械学習を用いた化学プロセスのモデリング」についてご講演された。これらの発表に対して活発な議論が行われ、韓国においても、人工知能を含めたデジタル技術(DX)のバイオプロセスや物質生産への応用研究に注目が集まっていることを感じることができた。
コロナ禍の非日常の中、KSBB秋季大会への参加を支援いただいたKSBB会長Choul-Gyun Lee先生、ハイブリット方式の大会を企画いただいた大会実行委員の先生方、学術交流を支援いただいた藤山和仁先生(国際展開担当理事)ならびに生物工学会事務局の方々、現地写真を提供いただいたKSBB事務局Kho様、関係者各位に厚く御礼申し上げます。
対面での国際交流が早く再開できる状況になることを切に願います。

開会式:オンラインで挨拶をされる福﨑会長
(KSBB事務局Khoさん撮影)

シンポジウム会場の様子、通常の半分の
定員のようだが、ほぼ満席のようだ
(KSBB事務局Khoさん撮影)
♦関連記事:【国際交流】韓国生物工学会(KSBB)大会参加報告
新着情報
Published by 支部:東日本 on 15 11月 2021
支部活動
Published by 支部:九州 on 12 11月 2021
2021年12月4日(土)に開催されます第27回 九州支部 大分大会(2021)について、大会プログラム、参加申込み方法をお知らせします。なお、大会要旨集のダウンロードパスワード及び、当日の Zoom Meeting の接続情報等は、講演者、参加申込の方及び関係者のみにメールにてお知らせします。
♦関連記事:
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新着情報
Published by 部会:次世代アニマルセルインダストリー on 11 11月 2021
次世代アニマルセルインダストリー研究部会では、「優秀学生発表賞」を設けております。優秀学生発表賞は、将来を担う研究者の卵たち(高専生、学部生および大学院生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。
本年度は、第73回日本生物工学会大会の期間中、2021年10月27日に研究部会主催で開催した優秀学生発表審査会において口頭発表および諮問を行いました。修士および博士課程の学生合わせて20名(修士12名、博士8名)のエントリーに対し、部会員の先生方による厳正な審査を行い、以下の5名の学生(修士3名、博士2名)に優秀学生発表賞を授与することといたしました。
優秀学生発表賞受賞者
受賞された皆様、おめでとうございます!さらなるご活躍と研究のご発展をお祈りいたします。次世代アニマルセルインダストリー研究部会では、今後も若手研究者の研究を奨励して、生物工学研究分野の発展に貢献したいと考えております。
►次世代アニマルインダストリー研究部会Topへ
新着情報,研究部会(若手会)
Published by 学会事務局 on 09 11月 2021
令和3年秋の叙勲において、日本生物工学会 元会長・顧問、名古屋大学名誉教授の小林猛先生が瑞宝中綬章を受章されました。小林先生の生物化学工学に関する研究・教育、特に当該分野でのご業績「生物機能工学の産業利用に関する新領域の開拓」が評価対象になり受章に至ったものです。
新着情報
Published by 学会事務局 on 29 10月 2021
第73回日本生物工学会大会(2021)は、おかげさまをもちまして、盛会のうちに終了いたしました。ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
第74回日本生物工学会100周年記念大会は、2022年10月17日(月)~10月20日(木)にオンラインにて開催します(100周年記念式典は千里ライフサイエンスセンター(大阪府豊中市)にてハイブリッド開催)。
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 10月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
- 特集 有機質肥料活用型養液栽培:硝化微生物群の解析および土壌創製への展開
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生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 25 10月 2021
生物工学会誌 第99巻 第10号
後藤 雅宏
今年は沖縄の大会参加を楽しみにしていたが、それも叶わなかった。正直、新型コロナ感染症(以下コロナ)の影響がここまで長期に及ぶとは予測していなかった。2020年の4月7日の緊急事態宣言以来、オンライン会議が定着し、今や誰しも3大Webツール(Zoom、Teams、WebEx)を使いこなす時代になってきた。
コロナがもたらした半ば強制的なIT改革は、今世紀最大の変革をもたらしたと言えるのではないだろうか。おそらく、コロナが収束しても元の形には完全に戻らないことは予想に難くない。今後は対面とオンラインの相互補完による新しい学会モデルが構築される可能性が高いと考えられる。
さて、振り返ってみると、コロナ収束のためには、ワクチン接種が一番の鍵だったことになる。ワクチンとは、病原体の特徴を前もって体の免疫システムに記憶させるものである。うまく記憶させることができれば、体内に危険ウイルスが侵入してきた時に、その記憶を基にウイルスを攻撃する抗体を作り出すことができる。
ワクチンには、以前から弱毒化および不活化したワクチンが用いられてきた。コロナワクチンの内、中国製の2つのワクチンはこの旧来型の不活化ワクチンである。日頃身近なインフルエンザのワクチンが代表的な不活化ワクチンであり、その予防効果は40~60 %と言われている。日本でもKMバイオロジクス社
(旧化血研)はこの不活化の手法でコロナのワクチン開発を進めている。
一方、現在コロナワクチンの主流は、次世代型ワクチンと言われるメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンである。従来、RNAは分解されやすく、実用化はとても困難とみられてきた。しかし、そのmRNAの炎症性を低下させタンパク質の変換効率を飛躍的に改善し実用化にこぎつけた技術が、“ウリジン”の“シュードウリジン”変換のアイデアである。この技術の提案者は、本年4号の巻頭言1)でも広島大学の黒田先生が記されているように、ハンガリー出身の女性研究員カタリン・カリコ博士である。同氏のインタビューを収録した2021年5月27日にNHKで放映された“新型コロナ世界からの報告”の中で、この発明は、2005年彼女がペンシルベニア大にいた当時、同大のドリュー・ワイスマン教授との共同研究の成果と報告されている。この2人が、まさに今年のノーベル医学生理学賞の最有力候補であることは間違いない(本稿が掲載された頃にはその答えが出ていると思われる)。多くの研究者がその可能性に気づかない中、ドイツのBioNTech社は、この技術に注目しカリコ博士を2013年に副社長として迎え入れている。同社は、この技術を基にファイザーと2018年にインフルエンザのmRNAワクチン開発に着手したが、その後、この技術はコロナワクチン開発に転用されたと考えられる。今回の鍵となる“シュードウリジン”に関しては、2013年の本誌5号のバイオミディア2)に冨川千恵氏の解説記事がある。米国のモデルナも基本的には同じ原理のmRNAワクチンである。一方、英国のアストラゼネカ社のワクチンは、同じ次世代型ワクチンでもウイルスベクター型のワクチンであり、その仕組みが少し異なる。
日本のワクチン開発は遅れを取っているが、その主な原因は、臨床試験の困難さにある。臨床試験では、ワクチン投与群と偽薬(プラセボ)群との有効性比較データが必須となるが、現在の日本の状況下でプラセボ群を確保することは容易ではなく、薬事申請の大きな障害となっている。
最後に、ワクチン接種の副作用に触れておきたい。ワクチン接種の副作用について、若い女性の方がその割合が高いことが報告されている。その原因は明らかにされていないが、一説には化粧品に含まれているPEG(ポリエチレングリコール)の影響が疑われている(まだ、科学的に実証された例はない)。私達は、2016年からフランスの大手化粧品メーカーC社との共同研究を開始した。その際、研究所トップのM氏から、当社ではPEG系界面活性剤が免疫系に影響を及ぼす疑いがあるため、PEGの使用は禁止されていますとの説明を受けた。個人的には、C社の高級化粧品しか使用していない女性群のデータを検証してみたいと思っている。
1) 黒田章夫:生物工学、99, 161 (2021).
2) 冨川千恵:生物工学、91, 259 (2013).
著者紹介 九州大学大学院工学研究院(主幹教授)
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新着情報
Published by 学会事務局 on 22 10月 2021
シンポジウム課題の公募受付を終了しました。多数のご応募ありがとうございました。。 応募いただいた方で、12月29日12:00(正午)までに受け取りのメールが届いていない方は、メール不達の可能性があります。 その場合、シンポジウム担当村中()まで、シンポジウム公募書類を再送いただくようお願い申し上げます。
第74回日本生物工学会大会
実行委員長 大政 健史
第74回日本生物工学会100周年記念大会は、2022年10月17日(月)~10月20日(木)にオンラインにて開催します(100周年記念式典は千里ライフサイエンスセンター(大阪府豊中市)にてハイブリッド開催)。
つきましては、日本生物工学会100周年記念大会にふさわしいシンポジウムを公募します。なお、シンポジウムは18日(火)~20日(木)まで、複数会場で実施する予定です。
会員各位におかれましては提案書
に
- 課題名(日本語によるシンポジウム、英語によるシンポジウムの別)
- 開催の趣旨
- 世話人名(連絡先)
- 参加予定者数(講演者、参加者)
- その他希望事項
をお書きいただき、2021年11月1日(月)~2021年12月28日(火)までの間に、メールにて下記宛までお申し込みください。
なお、シンポジウム世話人は、参加登録開始日の時点で本学会正会員である必要がありますので、ご注意ください。
会場数(オンライン)には限りがあり、また、100周年記念として、例年の大会よりも本部企画のシンポジウムが多くなる可能性があります。そのため応募多数の場合には、100周年記念大会が掲げるコンセプト「輝ける次の100 年へ向けて―バイオテクノロジーが拓く未来社会」に沿った申請を優先的に採択させていただきます。また、類似した内容の提案については統合をお願いする場合がございますのでご承知おきください。
シンポジウムの開催時間は2時間を基本とさせていただきます。採択課題は上記1)から3)の項目を大会HPにて掲載させていただきます。研究部会からの申請であっても、採択において優先されるものではありません。基本的にシンポジウムの講演者への旅費、謝礼は実行委員会ではご用意できません。
上記趣旨をご理解の上ご応募頂きますようお願い申し上げます。
採択につきましては2月初旬にメールにてお知らせします。
申込先:大阪大学大学院工学研究科
シンポジウム担当:村中 俊哉
E-mail:
日本生物工学会 大会シンポジウム開催に関する中期的方針
【募集】
- 会員各位より広くシンポジウムを募る。
- 本会として重要なテーマに関するシンポジウムを理事会から応募する場合がある。
【選考の手続き】
- 応募多数の場合は、理事会から応募されたシンポジウムを含めて、時代に即した重要なテーマを中心に大会実行委員会で選考し、理事会で承認する。
研究部会からの応募に対しては、
- 1)本部からの資金援助も行っていることから、基本的には大会期間中以外の機会にシンポジウム等の報告会の場を設けて頂くことを前提として選考する。
- 2)大会中開催の必然的理由がある場合には、応募時にその旨を明記していただくものの、 順位が低くなることがありうる。
- 前年に引き続き応募されたシンポジウムについては、採択順位が下がる場合がある。
- 他の学会などとの共催・協賛によるシンポジウムについては、記載された共催・協賛の理由を採否判断材料の一つとする。
■関連記事:【年次大会】シンポジウムの開催と運営に関する理事会方針
https://www.sbj.or.jp/meeting/meeting2010_sympo_board_policy.html
►年次大会のページ
新着情報
Published by 部会:非線形バイオシステム on 15 10月 2021
- 開催日時:2021年12月9日(木)15:00~17:30
- 開催方法:Zoomオンライン
- 参加費:無料
- 開催趣旨:
本研究会では、多様な観点から「非線形バイオシステム」に携わる機会を参加者に提供し、新たな研究課題や共同研究の芽が生まれることを目指している。近年、人工知能、量子生物学など新しい学問の潮流が生まれている。一方で、2021年は変異型コロナウイルス感染拡大による全国的な緊急事態宣言が発令される一方で、早期のmRNAワクチン接種等によって東京オリンピック・パラリンピック2020が開催されました。
そこで本研究部会では、今年度第1回セミナーにおいても新たな時代に向けた研究思考型の討論と異分野交流を深化させたい。
- プログラム:
<第一部:公開セミナー>
♦座長:堀 克敏(名古屋大学大学院工学研究科)
15:00~16:15
「タンパク質を構成要素とする分子システムの適応度地形解析と『超越分子システム』構築への拡張」
…松浦 友亮(東京工業大学地球生命研究所・科研費学術変革A「超越分子システム」領域代表)
♦座長:田丸 浩(三重大学大学院生物資源学研究科)
16:20~17:10
「ドロップワールド仮説:生命起源における階層性」
…栗原 顕輔(京セラ株式会社 研究開発本部)
<第二部:総合討論>
♦座長:田丸 浩(三重大学大学院生物資源学研究科)
17:10~17:30
「非線形バイオシステム研究部会の展望」
<第三部:活動方針検討会>(非公開)
18:00~20:00
♦進行役:田丸 浩(三重大学大学院・研究部会長)
・今後と次年度研究部会の運営方針
・その他
- 申込方法:
参加をご希望の方は2021年12月3日(金)までに、下記までメールにてお申し込みください。
お名前(フルネーム)とご所属の明記をお願い致します。お申し込みをもちまして、非公開部の内容の守秘義務にご了承頂いたものと致します。
- 申込先:
三重大大学院・研究部会長 田丸 浩
E-mail:
⇒非線形バイオシステム研究部会Topへ
♦関連記事:
学会行事
Published by 支部:関西 on 15 10月 2021
2021(令和3)年10月15日
日本生物工学会 関西支部長
大政 健史
日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を2018年度、創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。
つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。
- 対象者は、関西支部に所属する日本生物工学会学生会員であり、大学院博士前期課程等に在籍しており、2022年度に博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができる。
- 応募は、指導教員による承認の上、「関西支部学生優秀賞申請書」
による自薦によるものとする(下記提出先まで電子メールにて送付)。申請書内に指導教員の氏名・所属・メールアドレスを記載することにより、指導教員の承認を得たものとする。 応募書類をもとに、関西支部委員による選考を行い、関西支部学生優秀賞受賞者を決定する。さらに、関西支部委員による研究プレゼンテーション審査会(2022年1月下旬を予定)を経て、最優秀者1名を決定する。
- 提出締切日:
2021年12月15日(水)正午
- 応募方法:
「関西支部学生優秀賞申請書」
(記載例はこちら
)に必要事項を記入し、「関西支部学生優秀賞」への応募であることを明記の上、下記提出先に電子メールにてお送りください。
- 問合せ・応募書類提出先:
日本生物工学会関西支部
庶務幹事 古賀 雄一
E-mail: TEL. 06-6879-7443
⇒関西支部Topへ
支部活動,新着情報
Published by 支部:関西 on 12 10月 2021
本ワークショップは、関西地域企業と公設試験研究機関の研究・開発業務内容をご講演いただき、地域のみならず国内外の産業を支えるコア技術や独自の魅力を産学官の若手研究者/学生の方々に広く知っていただくことを目的としています。これから就職を考える学生さんには、これら企業・研究機関の情報に触れ、働き方とやりがいの多様性を知る機会になるはずです。ブレークアウトルームを用いた企業・公設試別交流会の場を通して、学会などでは難しい企業・研究機関の方との交流を深めていただければと考えております。なお、関西支部の企画ですが、日本全国の若手研究者/学生からの参加を歓迎します。奮ってご参加ください。
- 日時: 2021年12月15日(水) 13:00 ~ 16:30
- 会場: WEB配信(Zoomによるオンラインライブ配信)
- 参加費: 無料
- プログラム、機関の概要または講演内容:
12:45~ Zoom入室開始
13:00~13:05 開会の辞 ……大政 健史(関西支部支部長・大阪大学大学院工学研究科)
13:05~13:50 公設試験研究機関の業務の紹介(各15分)
♦永尾 寿浩(地方独立行政法人大阪産業技術研究所 森之宮センター 生物・生活材料研究部)
糖質、脂質、蛋白質、バイオマス、微生物、遺伝子に関連する研究を通じて企業の商品化を支援しています。
♦山本 佳宏(地方独立行政法人京都市産業技術研究所 経営企画室 研究戦略リーダー兼京都バイオ計測センター)
中小企業等の産業技術振興を目的としたバイオ関連分野における産学官連携事業について紹介します。
♦大橋 正孝(奈良県産業振興総合センター 産業技術研究部 バイオ・食品グループ)
奈良県オリジナルな発酵食品・加工食品の開発をめざして、企業の商品化を支援しています。
13:50~14:00 休憩
14:00~15:20 企業の事業の紹介(各20分)
♦西原 紗彩(奥野製薬工業株式会社 総合技術研究部 第十一研究室)
「小麦ペプチド」による食品のコク味、塩味、スパイシー感の向上効果とそのメカニズムについて講演します。
♦深谷 拓己(サラヤ株式会社 バイオケミカル研究所)
当社自然派製品を例に、持続可能な製品開発と環境に対する取り組みについて講演します。
♦中島 瞳(Noster株式会社 R&D本部)
有用微生物(乳酸菌、腸内細菌等)を活用した医薬品の開発、食品の開発の取組みについてご紹介致します。
♦山下 和彦(ヤヱガキ醗酵技研株式会社)
「伝統産業におけるイノベーションの必要性」酒造りで培った伝統の”発酵技術”を駆使してオリジナル性の高い色素や機能性食品の研究開発について。
15:20~15:25 企業・公設試別交流会の案内・注意事項
15:25~15:35 休憩
15:35~16:35 企業・公設試別交流会
複数のブレークアウトルームに分かれ、講演者は個別にブレークアウトルームに入り、若手研究者/学生の方々は、自由にブレークアウトルームを行き来していただき、講演者の方を囲んで交流を深めていただきます。若手研究者/学生の方々は、各企業・研究機関の研究・開発業務内容についてだけではなく、これから先の就職の事も考えながら、遠慮することなく積極的に質問をしてください。
*ブレークアウトルームは17:00頃まで開けておく予定です。
- 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。
- 定員: 80名
- 申込締切: 2021年12月8日(水)(※ただし定員に達し次第締め切らせていただきます。)
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部企画委員(大阪市立大学)尾島 由紘
TEL. 06-6605-2163 E-mail:
►関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:九州 on 04 10月 2021
第27回日本生物工学会 九州支部大分大会は、別府大学での開催に向けて準備を進めておりましたが、オンラインで開催することになりました。
開催方法等を以下のように変更いたしましたのでお知らせいたします。
1)講演題名
2)発表者:氏名(ふりがな),所属略称(連名の場合は講演者氏名の前に○印)
3)連絡先:郵便番号,住所,所属,氏名,TEL,FAX,E-mailアドレス
4)学生賞審査希望の有無
【学生賞】学生会員の研究奨励のために,九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で学生賞の審査を希望される方は、申し込み時に学生賞の希望(修士の部・博士の部いずれか)と承諾を得た指導教員名を明記してください。
(注)一般講演は一人一題のみで,複数の講演はできません。
*ミキサー・懇親会は中止します。学生賞受賞者の発表は閉会式にて行います。
- 問合せ先:
〒874-8501大分県別府市北石垣82
別府大学 食物栄養科学部 発酵食品学科
日本生物工学会九州支部 大分大会実行委員長 藤原 秀彦
E-mail:
♦関連記事:【九州支部】第27回 九州支部 大分大会(2021)
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新着情報
Published by 学会事務局 on 30 9月 2021
第73回日本生物工学会大会の当日申込は、2021年10月25日(月)~29日(金)まで受け付けます。
⇒詳しくはこちら
大会に参加される方は、2021年10月13日(水)より講演要旨の閲覧が可能になります。また、10月25日(月)からは一般講演の発表ビデオをオンデマンドで視聴していただくことができます。⇒詳しくはこちら
今後のスケジュール
- Web版講演要旨集の閲覧:2021年10月13日(水)~10月29日(金)
- 発表ビデオの閲覧:2021年10月25日(月)~10月29日(金)
- 講演要旨PDF版のダウンロード:2021年10月13日(水)~2022年1月12日(水)
新着情報
Published by 支部:東日本 on 28 9月 2021
主催行事
第6回日本生物工学会東日本支部長賞
日本生物工学会東日本支部は2016年(平成28)年度より、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与しています。 2021年度は以下の1名が選考されました。
【2021年度受賞者】
【関連記事】【東日本支部】2021年度日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ
これまでの活動
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支部活動
Published by 支部:東日本 on 28 9月 2021
(公社)日本生物工学会東日本支部 主催
日時 | 2021年11月19日(金)13:00~18:00(終了後、簡単なオンライン懇親会を予定) |
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開催方法 | 「口頭発表」(セッション1~3):Zoomによるライブ配信。
質疑応答はライブで発表後に行いますが、同時にSlackによる参加者レスポンスの発表者へのフィードバックも行います。Slack上では発表者への応援メッセージも歓迎。 「自由討論」:oViceによるバーチャルスペースで、口頭発表の発表者が各ブースに分かれて参加者と自由に討論します。 「懇親会」:oViceを利用して、懇親会会場の再現(話したい人と話せる)を行います。 詳細は、発表申込者・参加申込者にご案内します。 |
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開催趣旨 | 日本生物工学会東日本支部 第16回学生発表討論会 オンライン版のご案内日本生物工学会東日本支部事務局です。
平素より日本生物工学会東日本支部の活動にご協力いただきましてありがとうございます。 さて、東日本支部主催の第16回学生発表討論会が表記のように開催されますので、ご案内申し上げます。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、残念ながら例年のような宿泊形式は困難ですので、昨年度に引き続き半日間のオンライン形式にて開催いたします。 学生発表討論会は、皆様のご協力をもちまして毎年、活発な討論が交わされて東日本支部の恒例名物企画となり、参加した学生からも高い評価を頂いております。当日は、今年度の日本生物工学会飛翔賞受賞者にも講演いただきます。 本発表討論会は、既に社会で活躍されている先輩方から、学生への意識や経験の伝承にも重きを置いてきました。今年度も、オンラインながらその機会を提供いたします。発表する学生さんに、Zoomでの口頭発表とSlackを併用した質疑応答、oViceを利用したバーチャルスペースでの自由討論を通して、自身の研究内容をネタに充分に時間をかけて討論する場を設ける予定です。 大学進学率が60%に達している今日、企業・研究所の方々と学生が直接、深い討論をできる本発表討論会は、社会人の側からも最近の学生の意識を知る貴重な機会として評価いただいております。オンライン懇親会では、oViceを利用したバーチャルスペースの画面上で、実際の懇親会場のように話をしたい人と集まって話をできる環境を提供いたしますので、近頃の学生に一言いいたいという企業の方のご参加も、歓迎いたします。 従来の東日本支部「学生発表討論会」の内容についての詳細は、以下のURLより、生物工学会誌2010年第88巻第1号のBranch Spirit欄に掲載しました記事をご覧ください。
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/8801_branch_spirit.pdf |
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内容 | プログラム予定 11月19日(金) | 12:30 | 開場(Zoom入室、参加者アカウント名変更、開催者からの注意説明) | 13:00 | 開会挨拶 | 13:05 | 日本生物工学会飛翔賞受賞者講演
「ナノ抗体を用いた蛍光免疫センサとその高感度化のための酵母提示選択法の開発」
井上 曉人(東京工業大・院) | 13:25 | 発表準備 | 13:30 | 研究発表会 セッション1:
口頭発表4名[(発表10分+質疑5分)×4]+休憩10分 | 14:40 | 研究発表会 セッション2:(同上) | 15:50 | 研究発表会 セッション3:(同上) | 17:00 | 自由討論 | 18:00 | 閉会挨拶 | 18:05 | 懇親会(学生も参加可) |
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発表申込 | 発表者の申込 | 発表資格・定員 | 日本生物工学会学生会員、および日本生物工学会正会員の紹介を受けた非会員学生。
12名まで | 参加費 | 無料 | 発表要領 | 演者はインターネット接続してご自分の環境から発表ください。ただし、接続が不安定で発表・質疑応答に支障を来す通信環境は避けてください。
ご自分のPCから、発表受付後にお知らせするZoomミーティングURLに当日、アクセスし、パワーポイントのスライドショーを画面共有して発表していただきます。発表時間は1題あたり10分、質疑5分です。
さらに、自由討論会会場でも指定したブースに分かれて口頭発表と同じスライドショーを使って発表していただき、討論を深めて頂きます。 | 要旨について | 発表受付後に要旨フォーマットをお送りしますので、それに従い作成したものを11月5日(金)までに下記 申込先にお送りください。
要旨は要旨集に収録し、PDF形式で日本生物工学会Webサイト上の東日本支部ページ上で期限付きで公開いたします。 | 発表申込方法 | 11月1日(月)までに、1) 氏名、2) 連絡先(E-mailアドレス)、3)所属、4) 会員の場合には会員番号・非会員の場合には紹介者の氏名及び会員番号 を記入の上、メールの件名を「学生発表討論会発表申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。 |
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参加申込 | 参加者の申込(発表者以外) | 参加資格・定員 | 日本生物工学会正会員・賛助会員・学生会員、および正会員の紹介を受けた非会員学生
50名まで | 参加費 | 無料 | 参加要領 | ご自分のPCから、参加受付後にお知らせするZoomミーティングURLに当日、アクセスしてください。 | 参加申込方法 | 11月15日(月)までに、1) 氏名、2) 連絡先(E-mailアドレス)、3)所属、4) 会員の場合には会員番号・非会員の場合には紹介者の氏名及び会員番号 を記入の上、件名を「学生発表討論会参加申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。 |
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申込先 | 日本生物工学会東日本支部 第16回学生発表討論会オンライン版
担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部生命環境学域)
E-mail |
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学会行事,支部活動
Published by 学会事務局 on 27 9月 2021
サーバメンテナンスのため、日本生物工学会のホームページおよび大会ホームページが以下の期間利用できなくなります。
サーバー停止日時:
- 2021年9月29日(水)16:00 ~ 17:00
- 2021年10月1日(金)16:00 ~
17:00 17:30(変更しました) - 2021年10月8日(金)16:00 ~
17:00 17:30(変更しました) - 2021年11月1日(月)16:00 ~
17:00 17:30(変更しました)
ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
なお、上記期間中も会員システム、Journal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(Editorial Manager)、および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。
新着情報
Published by 学会事務局 on 27 9月 2021
第73回日本生物工学会大会の一般講演の発表ビデオの受付を終了しました。事前登録にご協力ありがとうございました。
大会に参加される方は、10月25日(月)から10月29日(金)の大会終了時まで、発表内容をまとめた12分間の動画をオンデマンドで視聴していただくことができます。⇒詳しくはこちら
今後のスケジュール
- Web版講演要旨集の閲覧:2021年10月13日(水)~10月29日(金)
- 発表ビデオの閲覧:2021年10月25日(月)~10月29日(金)
- 講演要旨PDF版のダウンロード:2021年10月13日(水)~2022年1月12日(水)
当日申込みは、2021年10月25日(月)~29日(金)まで受け付けます。⇒詳しくはこちら
新着情報
Published by 支部:西日本 on 27 9月 2021
日本生物工学会西日本支部では2021年度学生賞候補者の推薦募集をしております。下記の要領に従って優秀な学生の推薦をお願いいたします。
- 対象・資格:次の (1) および (2) を満たす者
(1) 西日本支部地域内の大学の修士課程(博士前期課程),博士課程(博士後期課程)および高等専門学校専攻科の学生で生物工学会会員
(2) 生物工学会年次大会および支部講演会において口頭・ポスター発表した者もしくは本学会の和文・英文誌に論文を公表した者
- 推薦者:西日本支部の正会員で対象研究室、講座、学科および研究科の代表者
- 推薦方法:推薦用紙
に必要事項を記入して下記提出先へ郵送してください。
- 推薦申込締切日:2021年11月30日(火)
- 問合せ・応募書類提出先:
〒783-8502 高知県南国市物部乙200
高知大学遺伝子実験施設
日本生物工学会西日本支部事務局(庶務)大西 浩平 宛 E-mail
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支部活動,新着情報
Published by 学会事務局 on 25 9月 2021
J-STAGEのメンテナンスのため以下の時間帯は、J-STAGE掲載記事を閲覧していただくことができません。
ご不便をお掛けしますが、メンテナンス終了まで今しばらくお待ちください。
メンテナンス期間:2021年9月25日(土)8:30 ~19:00
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 9月 2021
生物工学会誌 第99巻 第9号
金森 敏幸
あちらこちらで書いているが、19世紀は化学の時代、20世紀は物理の時代で、21世紀はバイオの時代だそうである。このレトリックは、化学が物理(主に量子力学と熱力学)で説明できるようになったのと同様に、複雑な生命現象も化学や物理で説明できるようになった、と捉えることができる。一方で、そういった、いわば還元主義に対するアンチ・テーゼとして自然現象を複雑系として扱おうとする研究が半世紀ほど前に盛んになったが、その対象の最たるものが生命であって、少し前に福岡伸一先生がこの視点を再度取り上げて、『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書、2009年)などの一般図書が話題になった。
○○の時代云々は、勃興する産業分野と対応すると考えることができる。言うまでもなく、製造業は科学技術によって成り立つので、新しい産業は新しい科学技術によって生み出される。筆者の印象では、確かに1990年頃から、化学、材料、機械、電子などの化学と物理によって成熟した産業分野の企業がバイオ分野への進出をより積極的に検討するようになった。本学会は日本生物「工学」会であって、工学の存在意義の第一と筆者が考える「社会への実装」の観点から、今こそ、その意義が問われているのではないだろうか。
筆者はこれまでの経歴、あるいは、現所属のミッションから、どうしても社会実装の点から研究開発を考えてしまう。悲しいかな、純粋に知的好奇心から研究開発に取り込むという素養・能力がないとも言える。
なので、筆者の意見は少し偏っているであろうことを認識しつつ、バイオの研究成果をどうしたら産業に結びつけられるか、について、少し愚考を開陳させていただきたい。
機械や電子部品、材料などの無生物製品と、バイオが対象とする生物製品との大きな違いは、前者が均質・同一を保証できるのに対して、後者はきわめて多様である(均質・同一は期待できない)ということであろう。
バイオの研究成果の社会実装先の一つである医薬品については、世界中でprecision medicineに向かっていることは衆知である。たとえば、iPS細胞が樹立された頃に提唱された、患者さんの体細胞からiPS細胞を経て「その患者さんの」疾患モデルを樹立し、それによって最適な治療法(治療薬のみならず、放射線治療なども含め)を見つけ出すというストーリーが、時間的にも費用面でもSFでなくなりつつある。
均質・同一の製品でのビジネスモデルは少品種・大量生産、およびそれによるコストダウンに立脚する。一方で、バイオ製品は超多品種・少量生産が前提であり、当然コスト高にはなるが、販売戦略上、価格には限度がある。つまり、バイオ製品は、基本的に小商いである。他分野の企業がバイオ分野への進出を検討し始めた頃、多くの企業の皆様と意見交換の場を持たせていただいたが、その際彼らの多くがバイオ分野に抱いていた印象は、ハイリスク・ハイリターン(代表例はブロックバスター医薬品)であって、当時世界的に珍しい成長を遂げていた新興バイオ企業のインビトロジェンの事業内容を例に取って、バイオ分野の特徴、すなわち、超多品種・少量生産、小商いについてご説明した。この特徴は本質的な問題ではあるが、少なくとも米国では、アカデミアの研究成果をスピンアウトベンチャーで製品化し、ヘルスケアあるいはバイオ製品の大手企業(たとえば、ベクトン・ディッキンソンやサーモフィッシャー)にM&Aされるという形で社会実装されるスキームが確立されている。一方我が国では、米国ほどM&Aは盛んではないし、四半世紀ほど前に話題になった「社内起業」が大成功を収めていると筆者は聞かない。また、経済産業省が掲げた「大学発ベンチャー1000社計画」が有効に機能したかどうか、検証してみる必要があるだろう。いずれにしても、本質的に小商いにしかならないバイオの研究開発成果を社会実装する「仕組み」こそが、バイオの時代を花開かせる鍵だと考えている。
学問としての生物工学を深化させるために、還元主義が良いのか、俯瞰的、あるいは構成論的アプローチが良いのか等々、浅学な筆者には分からないが、「工学」の意義が「社会実装」にあるとしたら、深掘りばかりではなく、どうしたら社会実装できるのか?という議論も必要ではないか、と考えている。
著者紹介 国立研究開発法人産業技術総合研究所細胞分子工学研究部門(招聘研究員)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 9月 2021
第73回日本生物工学会大会の初日(2021年10月27日)に2021年度学会賞の授賞式が開催されます。 授賞式の後に、生物工学功労賞、生物工学賞、生物工学功績賞、生物工学技術賞の受賞講演が行われます。また、生物工学奨励賞(江田賞・斎藤賞・照井賞)、および、生物工学アジア若手賞の受賞講演は、2日目(10月28日)と3日目(10月29日)の午前に開催されます。
授賞式典
【日時】2021年10月27日(水)9:00~9:50
【会場】Zoomによるオンライン形式(H1 会場)
9:00~9:05 会長挨拶
9:05~9:10 韓国生物工学会(KSBB)会長挨拶
9:10~9:20 功労会員推戴
9:20~9:50 各賞授賞式
⇒受賞者紹介
受賞講演
《生物工学功労賞,生物工学賞,生物工学功績賞,生物工学技術賞》
日時 10月27日(水)9:55 ~11:30
会場 Zoomによるオンライン形式(H1 会場) [A1H1-0001 ~0004]
《生物工学奨励賞(江田賞)》
日時 10月28日(木)9:00 ~9:20
会場 Zoomによるオンライン形式(H1 会場) [A2H1-0001]
《生物工学奨励賞(斎藤賞)》
日時 10月28日(木)9:30 ~9:50
会場 Zoomによるオンライン形式(H2 会場) [A2H2-0001]
《生物工学奨励賞(照井賞)》
日時 10月29日(金)9:00 ~9:20
会場 Zoomによるオンライン形式(H1 会場) [A3H1-0001]
《生物工学アジア若手賞》
日時 10月29日(金)9:00 ~9:20
会場 Zoomによるオンライン形式(H7 会場) [A3H7-0001]
♦関連記事:【学会賞】2021年度学会賞受賞者決定のお知らせ
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 9月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
►生物工学会誌Top

PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
生物工学会誌
Published by 部会:メタボロミクス on 22 9月 2021
オームサイエンスの一つとして注目されているメタボロミクスについて理解を深めていただき、実際にメタボロミクスを実施していただけるための技術の習得を目的として、今年も例年通り、下記講習会を開催させていただきます。昨年に引き続き、質量イメージング講習をメニューに加え、2日間の講習とします。
- 日時:2021年12月7日(火)~12月8日(水)
- 場所:Zoomでのオンライン配信・ミーティング
- 講習内容:
♦12月7日(火)(第1日)
午前
イントロダクション(福崎):メタボロミクス概要
講義:GC/MS分析について
午後
講義(新間):見えないものを観るイメージングMS
講義:データマイニング
懇親会 (終了予定 18:00頃)
♦12月8日(水)(第2日)
午前
実習講義:GC/MSを用いたサンプル分析
実習:GC/MSデータ解析(前半)
午後
実習:GC/MSデータ解析(後半)
実習講義:イメージングMSを用いたサンプル分析
ラウンドテーブルディスカッション、総括 (終了予定 17:00頃)
※本年度はZoomでの開催となりますので実験室での実習を中止とさせていただき、その補填として実習内容を講義形式でご体験いただく「実習講義」をご用意しております。
- 参加費:無料
- 募集定員:6名
- 申し込み方法:
下記URLからお申込みください。定員に達したら締め切らせていただきます。
https://forms.gle/XrsLGwCcRyreq3dn6
福崎英一郎
日本生物工学会メタボロミクス研究部会代表
大阪大学工学研究科生命先端工学専攻教授
⇒メタボロミクス研究部会Topへ
研究部会(若手会)
Published by 学会事務局 on 15 9月 2021
第73回日本生物工学会大会の事前参加登録の受付を終了しました。多数のお申込みありがとうございました。
当日参加申込の受付は、2021年10月25日(月)より開始いたします。
大会への参加を希望される方は、10月25日以降に大会受付サイトよりお申込みください。
注)当日料金のお支払いはクレジットカード決済のみとなります。予めご了承ください。
<事前参加登録された方へ>
9月22日(水)17:00の時点で入金が確認できない場合は、事前予約は無効となります。改めて大会受付サイトより当日申込を行ってください。
新着情報
Published by 学会事務局 on 10 9月 2021
日本生物工学会メタボロミクス研究部会では、第15回メタボロームシンポジウム(実行委員長:福崎英一郎(大阪大学 大学院工学研究科 教授))を共催いたします。
本シンポジウムは,メタボローム解析の最新の技術や応用を発表、議論する場を提供して多くの方に周知していただくことを目指しております。生物工学に関わる発表を多数予定しており、本学会関係者からも多くの方の参加を期待しております。
- 会期:2021年10月14日(木)~ 15日(金)
- 開催形式:オンライン
- 参加費:一般 5,000 円 ・ 学生 無料
- 参加登録締切日:10月15日(木)当日まで
詳細につきましては以下の URL をご覧ください。
http://metabolome2021.com/
【主催】第15回メタボロームシンポジウム実行委員会
【共催】大阪大学先導的学際研究機構 産業バイオイニシアティブ研究部門
日本生物工学会メタボロミクス研究部会
関連団体行事
Published by 学会事務局 on 10 9月 2021
第73回日本生物工学会大会(2021)のプログラムを公開しました。⇒プログラムはこちら
事前参加登録の締切は2021年9月15日(水)17時です。
大会への参加を希望されている方はお早めにお申し込みください。
⇒事前参加登録はこちらから(終了しました)
新着情報
Published by 学会事務局 on 10 9月 2021
第73回日本生物工学会大会(2021)の事前参加登録の締切は、2021年9月15日(水)17時です。
大会への参加を希望されている方はお早めにお申し込みください。
⇒事前参加登録はこちらから
当日申込については、10月25日(月)から受付を開始します。
注)当日料金(10月25日~29日)のお支払いはクレジットカード決済のみになります。
懇親会の当日受付は行いません。懇親会に参加を希望される方は、必ず事前登録をお願いいたします。
新着情報
Published by 学会事務局 on 08 9月 2021
10月28日(木)にオンラインで生物工学若手会総会・交流会を行います。
ドリンク(+おつまみ)をご準備の上、お気軽にご参加ください。
コロナ禍で色々な行動や活動が制約されて約1年半が経ちました。
今後もどうなるか全く予想できませんが、若手会では引き続き、若手同士の交流を促進していきたいと考えています。
今回の交流会では、若手バイオ研究者のONとOFFというテーマで交流会を行いたいと思います。
具体的には、若手会に参加の皆さんにご自身のONとOFFについてごく簡単な自己紹介をしていただき、
これらをきっかけとして若手同士の交流が広がり深まればと思っています。
- ONのとき(自分が行っている研究など)の紹介
- OFFのとき(趣味や休日の過ごし方など)の紹介
普段、学会会場や若手夏のセミナーでは会って話す人がどんな研究をしているんだろう?
仕事や研究以外のオフはどんな感じかな?
というラフなスタンスで、あまり深く考えずに気軽に参加してもらえれば幸いです。
ぜひご参加ください!
⇒若手会Topへ
学会行事
Published by 若手会 on 02 9月 2021
2021年7月17日(土)に、生物工学若手研究者の集い(若手会)主催で夏のオンラインセミナー2021を開催いたしました。本セミナーは、新型コロナウイルス感染症の影響で一旦中止となりました若手夏のセミナーin石川に代えて企画し、Zoomを使用したオンライン形式で実施いたしました。若手会では昨年度もオンラインセミナーを全3回開催しましたが、今回は過去最多の161名の方にご参加いただきました。参加者の内訳は、アカデミア43名、学生101名、企業16名、公的研究機関から1名でした。
開催報告詳細(PDFファイル)
ご多忙の中、講演をお引き受けくださいました講師の先生方、そして参加者の皆様に心より御礼申し上げます。本セミナーをきっかけに、皆様の交流の輪がさらに広がることを祈念しております。新型コロナウイルス感染症の今後の状況次第ではありますが、若手会では来年度以降もオンラインまたはオンサイト形式のセミナーを企画し、若手研究者間の奨励・交流を促進できるよう活動していきます。
報告:横田早希(秋田大)、三浦 夏子(阪府大)
生物工学若手研究者の集い 夏のオンラインセミナー2021 実行委員(五十音順):
青木 航(京大・助教:講演係/要旨係補佐)
油屋 駿介(九大・学振特別研究員:懇親会係)
石川 聖人(名大・助教:実行委員長/技術係補佐)
岡 大椰(名大・D3)
岡橋 伸幸(阪大・准教授:表彰係)
蟹江 慧(名大・助教:会計係)
兒島 孝明(名大・講師:講演係)
佐藤 康史(旭川医大・助教:表彰係補佐)
杉山 亜矢斗(名大・D1:懇親会係補佐)
曽宮 正晴(阪大・助教)
髙野 力(筑波大・D3:懇親会係補佐)
田島 誉久(広島大・准教授:要旨係)
田中 祐圭(東工大・助教:技術係)
徳山 健斗(味の素株式会社:当日運営係)
戸田 弘(富山県立大・講師:要旨係)
中島 一紀(北大・准教授:若手会会長/要旨係補佐)
中谷 航太(九大・学術研究員:懇親会係)
馬場 保徳(石川県立大・講師)
堀之内 貴明(理研・研究員:講演係)
三浦 夏子(阪府大・助教:広報係)
横田 早希(秋田大・助教:広報係補佐)
♦関連記事:【研究部会】生物工学若手研究者の集い(若手会)夏のオンラインセミナー2021
⇒若手会Topへ
新着情報,研究部会(若手会)
Published by 部会:脂質駆動学術産業創生研究部会 on 31 8月 2021
脂質駆動学術産業創生研究部会は2021年度第3回脂質駆動学術産業創生研究部会講演会を開催しました。
12:00 受付開始
12:30 開会の辞
【招待講演】(講演時間30分、質疑4分、交代1分)
12:35~13:10 植物スフィンゴ脂質およびその代謝酵素の産業的利用
〇田中 保(徳島大学 大学院社会産業理工学研究部 生物資源産業学域)
13:10~13:45 エクソソームの定量リピドーム解析
〇和泉 自泰(九州大学 生体防御医学研究所 附属トランスオミクス医学研究センター)
(15分休憩)
14:00~14:35 食用油脂の酸化物に関する研究と利用
〇境野 眞善(株式会社J-オイルミルズ フードデザインセンター イノベーション開発部)
14:35~15:10 オーランチオキトリウム単一細胞の多成分同時イメージング
〇重藤 真介(関西学院大学 理学部化学科)
(15分休憩)
【一般講演】(講演時間9分、質疑3分(交代含む))
15:25 食用昆虫の脂質組成分析と実験動物への影響
○増田 尚輝1, 阪本 鷹行2, 西海 信3, 渡邉 崇人4, 櫻谷 英治2, 三戸 太郎4,向井 理恵2
(1徳島大学大学院 創成科学研究科生物資源学専攻,
2徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 生物資源産業学域 食料科学分野,
3兵庫医科大学疾患オミクス解析学講座,
4徳島大学バイオイノベーション研究所・昆虫生産分野)
15:37 Aurantiochytrium属のゲノム育種による脂質生産性の向上
○新本 佳子,長谷川 真輝,渡邉 研志,秋 庸裕(広島大院・統合生命)
15:49 Gas-to-Lipidsバイオプロセスにおける脂質生産条件の検討
〇奥田 源己1, 渡邉 研志1, 中瀬 玄徳1, 廣谷 蘭1, 石垣 元務1, 中島田 豊1, 松浦 将吏2,
松山 恵介3,秋 庸裕1(1広島大院・統合生命, 2中国電力株式会社, 3長瀬産業株式会社)
16:01 Mortierella alpinaによるEPA生産のためのω3不飽和化酵素の探索及び機能評価
〇糸川 未来1, 安藤 晃規1,2, 奥田 知生1, MO Brian King Himm1,中辻 諒平1, 竹本 有貴3,
池本 裕之3, 菊川 寛史4, 阪本 鷹行5, 櫻谷 英治5, 小川 順1,2
(1京都大院・農, 2京大・生理化学, 3日清ファルマ, 4静県大・食栄, 5徳島大・生物資源)
16:13 水酸化脂肪酸生産性糸状菌Fusarium solani D2株の形質転換条件の検討
○葭田 快1, 村川直美2, 阪本鷹行1,2, 櫻谷英治1,2(1徳島大・生物資源, 2徳島大院・先端技術)
16:25(10分休憩)
16:35 メタボロミクスを活用した肝細胞における中鎖脂肪酸代謝物解析
〇伏見 達也1,和泉 自泰2,高橋 政友2,秦 康祐2,村野 賢博1,馬場 健史2
(1日清オイリオグループ株式会社,2九州大学 生体防御医学研究所)
16:47 放線菌Amycolatopsis sp. NT115由来ホスファチジルグリセロール特異的ホスホリパーゼ Cの
異種組換え発現と培養条件検討
〇梶山聖人1,川嶋俊輔2,松本悠歩2,松井 萌1,杉森大助1,2(1福島大院・理工,2福島大・理工)
16:59 組換え発現phosphatidylglycerol特異的ホスホリパーゼCの諸特性解析
〇川嶋俊輔1, 梶山聖人2, 松本悠歩1, 松井 萌2, 杉森大助1,2(1福島大・理工, 2福島大院・理工)
17:11 コリン型プラズマローゲン特異的ホスホリパーゼDの異種組換え発現と諸特性解析
〇薄井翔太1、黄 友征1、齊藤嵩典1、杉森大助1,2(1福島大院・理工,2福島大・理工)
17:23 放線菌Amycolatopsis sp. NT119分泌型ホスファチジン酸ホスファターゼの精製条件検討
〇藤田大勢1, 松井 萌1, 佐藤佑香2, 杉森大助1,2(1福島大院・理工,2福島大・理工)
17:35 閉会の辞
本講演会では、下記のように一般講演を募集します。
・形式:10分程度の口頭発表(演題数によって変更あり)
・募集演題数:6~8題程度
・応募に必要な情報:講演タイトルと発表者名、所属
・発表資格:すべての方が対象です。非会員の方もご発表いただけます。
・演題申込み締切:2021年11月22日(月)
・要旨の書式:A4で1ページ(MS-Word)。様式には特に制限を設けておりません。
・要旨の締切:2021年11月29日(月)
・申込先:京都大学大学院農学研究科
竹内 道樹(E-mail: )
- 参加申込方法: E-mailにて、住所、氏名、所属、メールアドレス、参加希望形式(現地 or オンライン)を明記の上、下記宛までお申し込みください。
- 申込先:
脂質駆動学術産業創生研究部会
竹内道樹(京都大学)
E-mail
Tel: 075-753-6462
►脂質駆動学術産業創生研究部会Topへ
学会行事
Published by 学会事務局 on 25 8月 2021
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生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 25 8月 2021
生物工学会誌 第99巻 第8号
鈴木 徹
2011年の内閣府による「高齢者の経済生活に関する意識調査」によれば、60歳以上の高齢者が優先的にお金を使いたい項目は、一位が健康維持や医療介護、二位が旅行、三位が子や孫のための支出であった。なるほど、近年の健康科学=長寿科学は最大多数である高齢者のニーズを正確に捉えている。政府のGoToキャンペーンも、辛口批評家たちが批判するよりずっと的を射た政策だとも言える。2020年の時点で国内の健康産業の規模は26兆円、GDPの約5 %で、10年後には37兆円になると予測されている。長寿科学はこれから益々の発展が期待される。健康長寿は全人類のアプリオリな願望だから。
しかし、生物学者の端くれとして冷静に考えると、人間以外にこれほど長寿を希求する種はいないことに気付く。種が維持され、あるいは発展していくために繁殖し、次世代を確実に残せない種は絶滅し淘汰される。寿命は、そのために最適な長さに自ずと収斂していく。たとえば、鮭は数年間の海洋生活の後、生まれた川を遡上し、産卵・受精の直後にすべて死ぬ。植物は基本的にクローナルな増殖が可能であるが、環境によっては毎年種を作り枯れていく一年草と言う戦略を選ぶ種もある。
ヒトにもっとも近いチンパンジーのメスは、死の直前まで排卵があり出産が可能であるそうだ。つまり、ヒトという種は「おばあさん(+おじいさん)」という、孫の世代の養育に特化した新たな生の在り方を、進化のうえで獲得したのである。ほとんどの女性は、生後15年以内に初潮を迎える。そして、妊娠・出産・子育てで15年。その後、孫の養育と子世代のサポートに15年。
織田信長は、桶狭間の戦の折「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり」と謡ったが、当時の結婚年齢は15歳。明治期には20歳で成人し結婚、寿命は60歳位。1970年代は25歳までに結婚し、75歳が寿命。現在は30歳が結婚適齢期で女性の平均寿命が89歳。人生は、幼年期、子育て期、孫育て期を経て寿命となる。結婚適齢期と寿命には1:3の法則があるようだ。
ところで、結婚と寿命のどちらが関係性を支配しているかというと寿命の方であろう。童謡「赤とんぼ」の歌詞には「十五で姉やは嫁に行き」とあるが現在ではこれは違法。今の親世代の感覚では、子供が大学卒業後すぐに結婚したいと言えば「少し早いのでは」と嗜める。若者を幼弱化させ自立を妨げているのは親世代。子供の結婚と出産が早すぎると親の老年期に自分の生きる目的がなくなってしまうから。
が、もしこれ以上寿命が伸びると女性の適齢期が出産可能年齢を越えてしまう。現に日本の出生数は1950年には約240万人であったのが、2000年には120万人に半減している。日本人はすでに絶滅危惧種だそうだ。対処法は、早い出産を奨励すること、つまり1:3の呪縛を解き放つことである。具体例として、フランスのように出産と育児に対して公的扶助をして早く子供を産む方が寧ろ有利になるようにする。婚姻に拘る必要もない。出産と子育てをした後でも高等教育が受けられるよう大学も企業も変わる。いや、それ
以上に出産年齢×3以降の新たな人生の役割を創出するべきか。“1:4”の新しい人類の誕生である。健康科学、社会制度、政治、哲学、宗教すべてを総動員し、国やコミュニティごとにさまざまな可能性に挑戦することが必要であろう。多くの失敗の中から数十年かけて新しい次の千年を生き抜くためのライフスタイルを見つけられれば未来は明るい……多分。しかし、最近ではこういった発想は人権問題と受け取られ、きついバッシングを受け、政治の世界ではタブーとなってしまった。
長寿科学は、ゲノム解析を皮切りに、再生医療、ゲノム編集、ビッグデータと人工知能の誕生と共にこれまでにないアグレッシブな進歩を歩み始めた。大袈裟にいえば17世紀に錬金術が化学に止揚した時代のまばゆさに匹敵する光を放ち初めている。これは、もう止められない。
アダムとエバは善悪の木の実を食べエデンの園から追放された。その理由は、神が、人がその次のステップに手を出すことを阻止するため。「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るものとなった。
彼は手を伸べ、命の木からも取って食べ、永久に生きるかも知れない(創世記3:22)」。
長い寿命の代償に、人類は新たな荒野を突き進む。
著者紹介 岐阜大学応用生物科学部(教授)
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新着情報
Published by 学会事務局 on 23 8月 2021
第73回日本生物工学会大会の一般講演の発表ビデオを受け付けております。
大会で一般講演をされる方は、発表ビデオ(12分、mp4形式、120MB以下)をご登録ください。
⇒詳しくはこちら
- 発表ビデオの受付締切:2021年9月27日(月)正午(締切厳守)
新着情報
Published by 部会:培養技術 on 17 8月 2021
培養技術研究部会では、技術セミナーとして培養技術およびその関連技術に関して、豊富な経験をお持ちの先生をお招きして、講演会を開催いたします。第1回セミナーでは、攪拌槽中の流体の挙動に関する研究で造詣の深い千葉工業大学の仁志和彦先生、コスモ石油株式会社で5-アミノレブリン酸の微生物生産の実用化関わられた田中徹先生、にご講演をお願いしています。培養技術研究部会では、これから培養技術に関して勉強したい方、培養技術でお困りの方、疑問を抱えておられる方など、企業・アカデミア,老若男女を問わずディープに議論できるセミナーを目指しています。ぜひ、ご参加下さい。
⇒開催案内(PDF)はこちら
日時:2021 年9月15日(水)14:00 ~ 17:30 (Zoom開催)
プログラム
14:00~14:05 部会長挨拶
14:05~15:00 講演1 生命の根源物質5-アミノレブリン酸
ネオファーマジャパン 田中 徹 氏
5-アミノレブリン酸(5-ALA)は体内ではミトコンドリアで産生される。5-ALAの発酵生産に際し我々はミトコンドリアの祖先に当たる光合成細菌を選んだが、光照射時にしか5-ALAを産生しなかった。そこで変異による育種を行い光照射がない従属栄養下で5-ALAを産生する株を得た。この株はグルコース濃度が高いと5-ALAの生産性が下がるが、これは細胞内グルコース濃度が高いと5-ALA産生が抑制されるミトコンドリアの挙動と一致し、我々の育種は進化の歴史をたどったのかもしれない。
15:00~15:55 講演2 古くて新しい撹拌技術-通気撹拌の昨今
千葉工業大学工学部 仁志 和彦 先生
撹拌翼を用いた撹拌混合操作は最も古くから行われている工業的ものづくり操作であろう。その中でも菌体や生物細胞の培養で汎用される通気撹拌(気液撹拌)は、異相系撹拌の中でも最も取り扱いの難しい操作と考えられる。本講演では撹拌の基本について概説し、通気撹拌操作の定量的な取り扱い、スケールアップの考え方について解説する。また最新の通気撹 拌用撹拌翼や撹拌槽を紹介する。
16:00~17:30 懇談会(部会員限定)
1. 培養技術Wikiへの意見徴収
2. テーマ別のブレイクアウトルーム
参加資格:生物工学会の正会員・学生会員・賛助会員
申込方法:生物工学会培養技術研究部会セミナー 参加登録フォームに必要事項を記入し、送信してください。
URL: https://forms.gle/w6AHsd5vL5nqMJJH6 (締切:9月10日(金))
- 懇談会は部会員限定のイベントです。Zoomアドレスは前日までに部会員にお知らせしますのでご自由にご参加下さい。
- 部会員以外の方で懇談会に参加を希望される場合、9月10日(金)までにご入会下さい。
問合せ先:関西大学 片倉啓雄 E-mail:
北見工業大学 小西正朗 E-mail:
(登録フォームが利用できない方はこちらにお申し込みください。)
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学会行事
Published by 学会事務局 on 04 8月 2021
従来の微生物培養法では自然界の微生物の1%程度しか培養ができていません。残された99%の未培養微生物(Microbial dark matter)資源は、国内外で学術、産業面の利活用が期待され、網羅的なゲノム解析などが活発に行われています。しかしながら、塩基配列だけでは分からない微生物の機能解明や利用を考えた場合、生物工学的視点から、ダークマター微生物の解析、探索、分離・単離、培養、評価、保存、利用に関連する新規技術開発や、ビッグデータとの連携が必須です。未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会は、ダークマター微生物に関連する研究、基盤技術開発、利用の活性化を目指しています。
今回、本研究部会の活動を中心とする申請が2021年度(公財)発酵研究所 学会・研究部会助成に採択されたことから、微生物の分離・培養・分類・保存などに関する研究で、生物工学分野におけるダークマター微生物の課題解決に資する新たな方法論や基盤技術の確立を目指し、本研究部会の活動推進に貢献する研究提案を生物工学会会員の皆様から募ります。ついては、下記の要領で研究課題を募集しますので、積極的な応募をお願いいたします。
未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会
[(公財)発酵研究所 学会・研究部会助成]研究助成 募集要項
- 助成対象者
申請者は日本生物工学会の正会員とします。
- 助成対象の研究課題
微生物の分離・培養・分類・保存などに関する研究で、生物工学分野におけるダークマター微生物の課題(高効率選抜・分離・覚醒・培養法など)を解決する新たな方法論や基盤技術の確立を目指した研究を推進し、本研究部会の活動推進に貢献する提案。異分野・融合領域、産官学連携のシーズとなる研究も含みます。次世代を担う若手研究者からの提案を歓迎いたします。なお、同一もしくは類似申請課題で重複して助成を受けていない事も要件とします。
- 応募金額、助成金額、助成件数
70万円〜100万円の範囲で応募できます。審査の結果、助成金額は応募金額より減額される場合もあります。また、4件程度の採択を予定しておりますが、審査結果により採択件数が変更となる場合もあります。
- 助成期間
採択決定後から2023年2月24日(金)までとします。
- 助成金受給者の義務
適宜、研究の進捗状況について報告・討論を行います。本学会の年次大会やシンポジウムで研究成果の発表を義務付けます(JBBや生物工学会誌など学術誌への公表も積極的に行ってください)。なお、研究成果を公表する際は、謝辞に本助成を受けた旨を指定した形で明記いただきます。また、2023年3月10日(金)までに所定の用紙で研究成果報告書、収支報告書をご提出いただきます。
- 応募および選考について
【応募方法]
所定の申請書に記載のうえ、電子媒体(PDF形式)で提出のこと。
♦申請書提出期限: 2021年9月13日(月)
♦提出先:
未培養微生物(微生物ダークマター)資源工学研究部会代表
筑波大学 生命環境系
青柳 秀紀
E-mail:
【選考方法]
選考委員会における申請書の書類審査の議を経て、理事会で決定します。2021年10月末頃までに審査結果を通知する予定です。その後、助成金の支給手続きを行います。なお、審査の内容に関するお問い合わせには一切応じることは出来ません。
- 問い合わせ先
筑波大学 生命環境系 青柳秀紀
E-mail:
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新着情報
Published by 学会事務局 on 28 7月 2021
第73回日本生物工学会大会の講演要旨(PDF)を受付けております。
大会で発表をされる方は、要旨の登録をお願いいたします。⇒詳しくはこちら
- 講演要旨の受付締切:2021年8月20日(金)正午(締切厳守)
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 7月 2021
生物工学会誌 第99巻 第7号
新城 雅子
パンデミックに遭遇し、物理的に制限される中、時空を超えて多面的に想いを馳せるようになった。COVID-19について、人類とウイルスの戦いという切り口で報道される中、日々医療現場で尽力されている医療従事者の方に心より感謝の気持ちをお伝えしたい。
大学での活動においてもこの一年余、学生も教職員も不便な思いをしながら、さまざまな工夫をし、新しい社会状況への適応模索元年となった。私は在宅勤務の時間が増え、過去の自身の研究を思い起こし異なる切り口で生物の悠久の営みを考えている。現時点での私の想いは、ウイルスを含む外来遺伝因子と良いバランスで共存するのが賢明というもの。生物としてのヒトが他の生物と共存して今後百年、千年、万年生き続けるために必要なことは、今地球上で宇宙で最強になることではないと思う。限りある資源を宇宙全体の変化に応じて、恒に未来の生物、非生物に想いを馳せ利用させてもらうという謙虚な気持ちになる。
大学時代、故江夏敏郎先生の講義「醗酵生理学」で、ジャック・モノー著『偶然と必然』を題材とするレポート課題があった。当時、哲学的なフレーバにむせながらも、その論理の切れ味が骨身に沁みた。その後40年余り、偶然と必然のパワーバランスとその時々の結末を見ることになった。修士研究の中で、Bacillus licheniformisのバクテリオファージを電顕観察した。このファージはバクテリアの表面にまるで月面着陸する様相で、DNAをバクテリアに注入する。この感染ファージDNAは宿主内に隠れ(溶原化)、環境の変化による緊急事態を感知すると誘発され、宿主内で激増し、宿主を破壊し環境に飛び出し、次の宿主に感染しまた隠密生活を始める。感染直後から宿主で増幅して宿主の命を奪う攻撃(ビルレント)タイプもあるが、すぐ周囲に宿主が途絶えてしまう。
同じく修士研究で、トリプトファン高生産菌育種目的で大腸菌のトリプトファンオペロンをセルフクローニングした。ところが、培養中に人間の都合で同居させられた組換えプラスミドから、お仕着せのトリプトファンオペロン配列が、ある確率で中立的に起こるトランスポゾン由来の繰り返し配列関与の組換えで欠失し、その株は身軽になり、より速い増殖能を得た。“偶然に”生じた欠失株は、みるみるうちに大腸菌社会の優占種になった。この現象を就職先の製薬企業の研究室でも追体験した。ビタミン製造前駆体生産菌の育種研究において、長年工業レベルで使用されていた菌株は時々ファージ感染に見舞われたことを知った。その株のゲノム配列から、環境変化との闘いが壮絶であったことが想起された。過酷な環境変化に対応する武器は、過去に偶然遭遇し自己ゲノム内に侵入していたファージ、トランスポゾン、IS因子由来配列であり、それらが誘発する“偶然”の遺伝子(構造)変異が、生き残りに貢献したことを想像させる。COVID-19は、より劇症だったSARSと比較し、人間を宿主として賢く利用しているという見方もある。私はウイルスに意思があるとは信じていなかったが、Bacillusのファージ間で情報交換をしているという報告が2017年にNatureに発表された。ファージ間の宿主の密度を知らせる情報伝達だというから驚きだ。この自己増殖制御機構を地球で存続する戦略として備えてきたと想うと感銘すら受ける。
大学教育現場ではSDGsをコアコンセプトとする「科学技術の社会実装」という英語授業を担当している。留学生と日本人学生が国境を越え、研究領域(バイオサイエンス、情報科学、物質創成科学)を超えて、各国の課題共有後、グローバル視点で課題解決案を討論し、スタートアップのピッチプレゼンをするという模擬授業だ。私自身のグローバル勤務(日米欧)経験から、「均一な環境で順風満帆の人生を送るより、修羅場を経験した異分野の人生経験者の連携が激動の時代の荒れ狂う波を乗り越える力を生み出すと思う」と伝えている。留学生は自国の課題意識があり、「自身の課題のソリューションは日本ですでに整っているのでそれを自国にも展開したい」と提案する。それを聞いた日本人学生は驚き、嬉しく思い、日本人だからこそグローバルに貢献するアンメットニーズがあると知る。日本人学生および外国人学生である本誌の若い読者の皆様には覚悟と勇気を持って、“偶然という必然”(想定外とも言われる)から学び、地球・宇宙規模の共存を意識し、ボーダーを超えた協働を発展させ未来を「共創」して欲しいと願っている。その背中を押す役目をもう少し果たせると嬉しい。
著者紹介 奈良先端科学技術大学院大学 教育推進機構(客員教授)、MS BioConsulting(個人事業主)
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新着情報
Published by 学会事務局 on 25 7月 2021
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主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
お詫びと訂正
第99巻第7号のBranch Spiritのタイトルに誤記がありました。以下の通り訂正しお詫び申し上げます。
誤)東日本支部:温故知新(18)東京工業大学 生命理工学院・同 科学技術創成研究院化学生命科学研究所における生物工学研究
正)東日本支部:温故知新(19)東京工業大学 生命理工学院・同 科学技術創成研究院化学生命科学研究所における生物工学研究
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生物工学会誌
Published by 支部:九州 on 25 7月 2021
【日時】2021年12月4日(土)9:30~19:30(予定)
【場所】別府大学(大分県別府市北石垣82)⇒アクセス ⇒Zoom によるオンライン形式
⇒講演要旨集(参加者限定)
⇒大会プログラム
参加申込
- 参加申込方法:
参加申込フォーム(https://forms.gle/MkqkCBTvCNN5mhBB8)に参加者名、e-mail アドレス、所属を記入してください。
*講演者の方は申込み不要です。
*大会要旨集のダウンロードパスワード及び、当日の Zoom Meeting の接続情報等は、講演者、参加申込の方及び関係者のみにメールにてお知らせします。
- 参加費: 無料
- 参加申込締切: 2021年12月3日(金)
演題募集(終了しました)
- 講演申込み要領:こちらの参加登録フォームよりお申し込みください。九州支部以外の会員からの申し込みも歓迎します。フォームには以下の内容を記入してください。
- 講演題名
- 発表者:氏名(ふりがな)、所属略称(連名の場合は講演者氏名の前に○印)
- 連絡先:郵便番号、住所、所属、氏名、Tel、Fax、E-mailアドレス
- 学生賞審査希望の有無
【学生賞】学生会員の研究奨励のために、九州支部学生賞を設けています。一般講演の申し込みをされる学生会員で学生賞の審査を希望される方は、申し込み時に学生賞の希望(修士の部・博士の部いずれか)と承諾を得た指導教員名を明記してください。
(注)一般講演は一人一題のみで、複数の講演はできません。また、すべての講演は液晶プロジェクターを用いて行う予定です。PC(Macの方は接続アダプターも含めて)は講演者ご自身でご持参下さい。接続はVGA端子(D-Sub 15ピン)です。なお、PCを持参できない場合は、その旨をあらかじめお知らせください。
- 申込み締切日:2021年
10月1日(金) ⇒2021年10月15日(金) 延長しました
- 申込み先:参加登録フォーム(https://forms.gle/5NAY4uoHYcEaeGFd9)
(担当)陶山 明子 E-mail:
フォームを確認後、確認のメールと講演要旨集執筆要領を併せてお送りします。
- 講演要旨締切日:2021年11月5日(金)必着
- 参加費:
一般2,000円、学生1,000円(税込、講演要旨集代を含む) ⇒無料
※当日受付にてお支払いください。
- ミキサー:
2021年12月4日(土)17:30~19:30
別府大学 学生食堂「和」(参加費無料)
*ミキサー・懇親会は中止します。学生賞受賞者の発表は閉会式にて行います。
問合せ先:
〒874-8501 大分県別府市北石垣82
別府大学 食物栄養科学部 発酵食品学科
日本生物工学会九州支部 大分大会実行委員長 藤原 秀彦
E-mail:
♦関連記事:
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学会行事
Published by 支部:関西 on 24 7月 2021
支部活動
Published by 支部:東日本 on 16 7月 2021
今年度の「生物工学フォーラム」では、第1部では、「最先端の分析化学アプローチからみる生物工学研究」と題し、当該分野のフロントランナーとして活躍されている若手研究者3名にご講演いただきます。
第2部では、日本生物工学会東日本支部で活躍する若手研究者を顕彰する「日本生物工学会東日本支部長賞」の選考会を兼ねた、受賞候補者の研究講演会を行います。
⇒日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ
日時 | 2021年8月27日(金)13:00~ |
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場所 | Online 開催 |
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プログラム | 第1部 「最先端の分析化学アプローチからみる生物工学研究」
- 13:00~13:05
開会の挨拶……田中 剛 (東農工大)
- 13:05~13:50
「分析化学へアプローチする人工細胞膜研究」
…川野 竜司 (東京農工大学 大学院工学研究院)
- 13:50~14:35
「時空間的な遺伝子発現制御のしくみを探る」
…沖 真弥 (京都大学 大学院医学研究科)
- 14:35~15:20
「生命の代謝多様性を解き明かすオミクス科学研究」
…津川 裕司(東京農工大学 大学院工学研究院)
- 15:20~15:35 休憩
第2部「日本生物工学会東日本支部長賞候補者講演会」- 15:35~16:15…講演1
- 16:15~16:20
閉会の挨拶……上田 宏(東工大)
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参加費 | 【フォーラム】
会員(含: 所属先が賛助会員の方): 無料
学生: 無料
一般(非会員):2,000円(税込)
(懇親会は開催致しません) |
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事前登録締切 | 2021年8月20日(金)17:00 → 8月26日(木)17:00 延長しました!
※Onlineでの開催ですので、必ず事前登録をお願い致します。 |
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申込方法 | こちらのフォームに必要事項(氏名、所属、会員種別、E-mail、TEL)を明記してお申込みください。お申し込み頂いた方に、シンポジウムに参加するためのURLをご連絡させていただきます。
一般(非会員)の方は、8月20日(金)までに、下記の口座に参加費(2,000円)をお振込みください。
♦ゆうちょ銀行♦
記号10120 番号93418411
(他行からは店番018 口座番号9341841) |
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申込・
問合せ先 | 日本生物工学会 東日本支部
支部長:上田 宏(東工大)E-mail
担当幹事:田中 剛(東農工大)E-mail |
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►東日本支部Topへ
学会行事
Published by 支部:東日本 on 15 7月 2021
2021(令和3)年7月15日
日本生物工学会 東日本支部長
上田 宏
日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ
日本生物工学会東日本支部は、生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した、若手の東日本支部所属本会会員に対して、『日本生物工学会東日本支部長賞』を授与いたします。
本年は、2021年8月16日(月)を応募締切とし、書類選考による一次選考通過者を対象として、8月27日(金)に第二次選考を兼ねた発表会を行います。なお、同発表会は、日本生物工学会会員に対して公開いたします。
多くの会員の皆さまのご応募をお待ちしています。
日程 |
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- 応募締切:2021年8月16日(月)中。電子メール受信をもって受付としますが、必ず原本も送付してください。
- 第二次選考会:2021年8月27日(金)オンラインにて行います。
- 受賞者発表:2021年8月27日(金)の第二次選考会終了後、受賞選考委員会にて決定、発表いたします。
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応募について |
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〒227-8503 神奈川県横浜市緑区長津田町4259-R1-18
東京工業大学 科学技術創成研究院
化学生命科学研究所 教授 上田 宏
Tel: 045-924-5248 Fax: 045-924-5248
電子メール宛先:
※メールのタイトルは「日本生物工学会東日本支部長賞推薦」としてください。 |
日本生物工学会東日本支部長賞 授賞規程 |
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日本生物工学会東日本支部長賞受賞対象者について | 日本生物工学会東日本支部長賞は、以下5点全てに該当する者を対象とする - 主たる業績を、本学会大会で発表しているか、JBB誌、若しくは、生物工学会誌に発表している者
- 生物工学の基礎、応用、技術の進歩に寄与した者
- 受賞年の12月31日において、年齢が満40歳以下の者
- 第二次選考会までに日本生物工学会会員となっている者
- 日本生物工学会東日本支部所属の会員である者
| 日本生物工学会東日本支部長賞選考方法について | - 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員は、日本生物工学会東日本支部委員が務める
- 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員は、日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会を構成する
- 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会委員長は、日本生物工学会東日本支部長が務める
- 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、日本生物工学会東日本支部長賞を選考する
- 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、応募者からの書類を審議して、一次選考を行う
- 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、一次選考通過者に対して、口頭発表形式の二次選考を行う
- 日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会は、一次、二次の選考結果を総合し、日本生物工学会東日本支部長賞対象者を決定できるものとする
| 日本生物工学会東日本支部長賞受賞者に対して | - 賞状を授与する
- 副賞を授与できることとする
| 日本生物工学会東日本支部長賞授賞規程の変更について | - 本授賞規程の変更は、日本生物工学会東日本支部長賞選考委員の発議に基づき、日本生物工学会東日本支部長賞選考委員会で審議の上、行われるものとする
|
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支部活動,新着情報
Published by 支部:中部 on 14 7月 2021
2021年度 日本生物工学会中部支部例会を下記の要領で開催いたします。
参加費無料ですので、お気軽にご参加下さい。
日時:2021年8月6日(金)13:30~17:30 (受付開始:13:15~)
場所:Zoomオンライン
参加費:無料
プログラム
※当日出席の中部支部幹事による投票を行い優秀者には「日本生物工学会中部支部長賞」を授与致します。
参加申込
講演会は無料ですが、準備の都合上、講演会への参加希望の方は、なるべく7月30日(金)までに下記(田丸)までメールにて連絡、または以下のフォームから参加申込みをお願いいたします。

問合せ先:三重大学大学生物資源学研究科 田丸 浩 E-mail
►中部支部Topへ
学会行事
Published by 学会事務局 on 07 7月 2021
第73回日本生物工学会大会の講演申込の受付を終了いたしました。多数のお申し込みありがとうございました。
講演要旨(PDF)の受付は7月20日(火)より開始いたします。一般講演で発表をされる方は、A4サイズ1頁、シンポジウム・受賞講演で講演をされる方はA4サイズ、2頁の要旨ファイルをご準備ください。⇒詳しくはこちら
<大会で発表をされる方へ>
講演番号および講演日時の通知メールは、8月中~下旬にご登録いただいたアドレス宛に配信する予定です。 2021年7月15日(木)17:00までに参加費の入金確認が取れない場合は講演番号を通知いたしません。参加費のお支払いがまだの方はお早めにお手続きください。
新着情報
Published by 学会事務局 on 01 7月 2021
Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) の2020年のImpact Factorが2.894と発表されました。2019年の2.366から大幅上昇、過去最高値となりました。英文誌編集委員会では日々迅速かつ厳正な審査を続けております。今後とも、JBBへの投稿、査読および引用などご協力をよろしくお願いいたします。

Journal Impact Factor, Journal Citation Reports (Clarivate Analytics, 2021)
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 6月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
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PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
生物工学会誌
Published by 部会:代謝工学研究部会 on 23 6月 2021
日本生物工学会 代謝工学研究部会では2021年度の活動の一環として、研究部会関係企業や大学院生、若手研究者を対象とした技術交流会を開催します。昨年度はコロナ禍のため開催を見合わせましたが、本年度はオンラインでの開催の目途がつきましたので、オンライン形式での代謝シミュレーション技術の講習・実習を行います。これまでは日程・地理的な理由で参加が難しかった方も奮って参加して頂ければ幸いです。本年度の技術交流会では、論文発表されている研究事例を参考に、遺伝子破壊による代謝経路の設計や律速反応候補を抽出するための手法について、実際に解析を行なう際にどのように計算を行なうか解説・体験します。代謝シミュレーションの実行環境はMatlab(体験版)を利用します。
詳しくは、大阪大学大学院情報科学研究科 代謝情報工学講座ホームページ(http://www-shimizu.ist.osaka-u.ac.jp/hp/me.html)をご覧下さい。
- 日時: 2021年10月14日(木)10:00 ~ 18:00
- 場所: オンラインZoom
- プログラム:
10:00~11:00 講義:代謝シミュレーションの基礎(講師:清水浩 大阪大学教授)
11:00~14:30 演習:代謝シミュレーションの実行(講師:二井手 哲平)
※12:00~13:00は昼食休憩
14:30~16:00 講義:代謝シミュレーションを利用した研究の紹介(講師:戸谷吉博)
16:30~18:00講義:ゲノムスケール代謝モデルや反応データベースの活用法(講師:戸谷吉博)
- 定員: 10人程度
- 参加費: 無料
- 申込締切日:2021年8月31日(火)
- 申込方法:1) 参加希望者名、2) 所属、3) メールアドレス、4) 電話番号を記入して、下記申込先にE-mail にてお申込みください。
- 申込・問合せ先:
大阪大学大学院情報科学研究科 代謝情報工学講座 戸谷 吉博
E-mail: TEL: 06-6879-7432
►代謝工学研究部会Topへ
学会行事
Published by 学会事務局 on 21 6月 2021

Phagocytosis of apoptotic cancer cells with dendritic cells is an important event for cancer immunology and immunotherapy. So far, phagocytosis has been investigated by flow cytometric analysis of the mixture of fluorescence-stained cancer and dendritic cells. However, there is limited information that can be obtained by quantifying fluorescence intensity. Satoshi Yamaguchi and Akimitsu Okamoto in The University of Tokyo made a single-cell array of the phagocytosis mixture including red-stained dendritic cells, green-stained apoptotic cancer cells and cancer-phagocytizing dendritic cells. This image shows a part of the array and gives information about the ratio of cell pairs in various phagocytic states such as phagocytosis-starting pairs, partially phagocytizing ones and fully phagocytizing ones. This method allows for accurate evaluation of phagocytosis efficiency and reliable isolation of vaccinated dendritic cells.
This image was taken by Satoshi Yamaguchi in Okamoto group, Research Center for Advanced Science and Technology, The University of Tokyo (http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/okamoto/) (Copyright@2021 The Society for Biotechnology, Japan).
⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)
Journal of Bioscience and Bioengineering
Published by 学会事務局 on 15 6月 2021
会員の皆様からご推薦いただきました候補者から受賞候補者選考委員会にて選考を行い、2021年5月25日(火)の理事会にて本年度の学会賞受賞者が決定しました。
授賞式および受賞講演は、第73回日本生物工学会大会期間中に開催いたします。
第40回生物工学賞
五味 勝也(東北大学 大学院農学研究科)
「醸造微生物の分子生物工学研究と発酵生産分野への応用技術開発」
第15回生物工学功績賞
竹山 春子(早稲田大学 理工学術院)
「環境微生物資源の有効利用のためのシングルセル解析技術の開発と展開研究」
第15回生物工学功労賞
水光 正仁(宮崎大学)
「蛋白質硫酸化に関する研究、人材育成、並びに学会活動を通した生物工学分野への貢献」
第54回生物工学奨励賞(江田賞)
金井 宗良(酒類総合研究所)
「清酒酵母の機能性成分高蓄積機構とその応用に関する研究」
第57回生物工学奨励賞(斎藤賞)
諸星 知広(宇都宮大学 工学部)
「細菌間コミュニケーション機構の解析とその応用」
第44回生物工学奨励賞(照井賞)
小西 正朗(北見工業大学 工学部)
「成分分析と機械学習を用いた微生物培地解析に関する研究」
第30回生物工学技術賞
栗本 昌樹1、久保 智里1、越智 浩1、本多 裕之2、大河内 美奈3
(1森永乳業株式会社、2名古屋大学、3東京工業大学)
「『ペプチドアレイ』を基盤とする低抗原性生理活性ペプチドの製造に関する研究」
第18回生物工学アジア若手賞
Rodney Honrada Perez (University of the Philippines Los Baños, Philippines)
Multiple bacteriocin production and the novel circular bacteriocin of newly isolated lactic acid bacteria
第10回生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva賞)
Hui-Suan Ng (Grrace) (UCSI University, Malaysia)
An integrated approach for sustainable production of keratinase using aqueous biphasic electrophoresis
第29回生物工学論文賞
- Engineering Yarrowia lipolytica towards food waste bioremediation: Production of fatty acid ethyl esters from vegetable cooking oil
(JBB Volume 129, Issue 1, January 2020, Pages 31-40)
- CRISPR-PCD and CRISPR-PCRep: Two novel technologies for simultaneous multiple segmental chromosomal deletion/replacement in Saccharomyces cerevisiae
(JBB Volume 129, Issue 2, February 2020, Pages 129-139)
- In vitro reconstitution of non-phosphorylative Entner–Doudoroff pathway for lactate production
(JBB Volume 129, Issue 3, March 2020, Pages 269-275)
- Selection and characterization of microalgae with potential for nutrient removal from municipal wastewater and simultaneous lipid production
(JBB Volume 129, Issue 5, May 2020, Pages 565-572)
- Continuous cultivation strategy for yeast industrial wastewater-based polyhydroxyalkanoate production
(JBB Volume 129, Issue 5, May 2020, Pages 595-602)
- Phenolic acid decarboxylase of Aspergillus luchuensis plays a crucial role in 4-vinylguaiacol production during awamori brewing
(JBB Volume 130, Issue 4, October 2020, Pages 352-359)
- Data science-based modeling of the lysine fermentation process
(JBB Volume 130, Issue 4, October 2020, Pages 409-415)
第10回生物工学学生優秀賞(飛翔賞)
- 1)河田 早矢(東北大学 大学院工学研究科)
「次世代シークエンサーからの大規模配列情報と連携した抗体の進化分子工学プロセスの開発」
- 2)井上 暁人(東京工業大学 生命理工学院)
「ナノ抗体を用いた蛍光免疫センサとその高感度化のための酵母提示選択法の開発」
- 3)木村 和恵(名古屋大学 大学院創薬科学研究科)
「ゲノムシャッフリングとデータ拡張技術を用いた細胞品質解析の高度化」
- 4)戸田 成美(広島大学 大学院統合生命科学研究科)
「捕食圧下における藍藻の細胞形態変化の解析」
- 5)守田 湧貴(九州大学 大学院生物資源環境科学府)
「黄麹菌のタンパク質品質管理機構に関する分子細胞生物学的解析」
⇒学会賞のページへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 15 6月 2021
- Engineering Yarrowia lipolytica towards food waste bioremediation: Production of fatty acid ethyl esters from vegetable cooking oil : JBB Volume 129, Issue 1, January 2020, Pages 31-40
Tee-Kheang Ng1, Ai-Qun Yu1, Hua Ling1, Nina Kurniasih Pratomo Juwono1, Won Jae Choi1,2, Susanna Su Jan Leong1,4, Matthew Wook Chang1 (1 National University of Singapore, 2 A*STAR, 3 Singapore Institute of Technology)
- CRISPR-PCD and CRISPR-PCRep: Two novel technologies for simultaneous multiple segmental chromosomal deletion/replacement in Saccharomyces cerevisiae:JBB Volume 129, Issue 2, February 2020, Pages 129-139
Farhana Easmin1・笹野 佑1・木村 駿太2・Naim Hassan1・浴野 圭輔1・田口 久貴1・原島 俊1*(1 崇城大学,2 大阪大学)
論文賞紹介(生物工学会誌100巻2号掲載)
- In vitro reconstitution of non-phosphorylative Entner–Doudoroff pathway for lactate production:JBB Volume 129, Issue 3, March 2020, Pages 269-275
岡野 憲司*・朱 倩沁・本田 孝祐(大阪大学)
論文賞紹介(生物工学会誌100巻2号掲載)
- Selection and characterization of microalgae with potential for nutrient removal from municipal wastewater and simultaneous lipid production:JBB Volume 129, Issue 5, May 2020, Pages 565-572
明戸 剛1,2 ・星川 優美子1 ・野島 大佑1 ・屋部 佑介1 ・前田 義昌1 ・吉野 知子1 ・高野 博幸2 ・田中 剛1 (1 東京農工大学,2 太平洋セメント株式会社)
論文賞紹介(生物工学会誌100巻2号掲載)
- Continuous cultivation strategy for yeast industrial wastewater-based polyhydroxyalkanoate production:JBB Volume 129, Issue 5, May 2020, Pages 595-602
Aniruddha Bhalerao1, Rintu Banerjee2, Regina Nogueira1(1 Leibniz University Hannover, 2 Indian Institute of Technology, Kharagpur)
- Phenolic acid decarboxylase of Aspergillus luchuensis plays a crucial role in 4-vinylguaiacol production during awamori brewing:JBB Volume 130, Issue 4, October 2020, Pages 352-359
眞榮田 麻友美1,2・本底 麻綸2・渡嘉敷 建孝3・渡嘉敷 直杏1,2・水谷 治1,2・上地 敬子2・後藤 正利1,4・平良 東紀1,2*(1 鹿児島大学,2 琉球大学, 3 有限会社石川種麹店,4 佐賀大学 )
論文賞紹介(生物工学会誌100巻2号掲載)
- Data science-based modeling of the lysine fermentation process:JBB Volume 130, Issue 4, October 2020, Pages 409-415
徳山 健斗1*・下平 祥貴1・寺脇 貴弘1・楠瀬 泰弘1・中井 裕章2・辻 雄一郎2・戸谷 吉博3・松田 史生3・清水 浩3(1 味の素株式会社,2味の素アニマル・ニュートリション・ヨーロッパ社,3大阪大学)
論文賞紹介(生物工学会誌100巻2号掲載)
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学会賞
Published by 支部:北日本 on 07 6月 2021
第一回支部シンポジウムのオンライン開催について
依然として大変厳しい状況が続いております。被害を受けられている皆様に心よりお見舞い申し上げます。研究も思うように進捗できませんが、一方で前向きな動きもございます。北日本支部の大学・研究機関の研究室では、新戦力となる若手の研究者の皆さんが加入し活動を開始しています。本来、支部シンポジウム等の支部活動は、新メンバーが支部の研究者と知り合ったり、お互いに意見交換をするために絶好の機会です。ところが昨年以来、現地開催ができない期間が長く続いております。そこで今年度の第一回支部オンラインシンポジウムでは、最近支部に加入された若手研究者を中心に研究トピックを提供して頂こうと思います。これを機に、支部内の研究者の皆様に演者の方々を知って頂くとともに、研究者ネットワーク形成の一助になれば幸いです。
開催日時
2021年 8月26日(木)Zoom によるオンライン開催
主催:生物工学会北日本支部
共催:北海道大学大学院工学研究院 フロンティア化学教育研究センター
協力:北海道大学 ロバスト農林水産工学国際連携研究教育拠点

聴講申し込み方法
以下のリンクから、申込みフォームに必要事項を入力してお申し込みください。参加は無料です。本シンポジウムは、生物工学会の会員でなくても、どなたでもご参加いただけます。ZoomのURLはお申込み時に登録されたメールアドレスにお知らせいたします。お申込みは開催直前まで受け付けますが、ぎりぎりになりますとURLの送付が間に合わない可能性がございます。余裕をもってお申込みいただけますと幸いです。

オンラインポスターセッション申し込み
オンラインポスターセッションは、Zoomブレイクアウトルームを利用したショートプレゼンテーションを予定しています。セッション会場の設置数、演題ごとの持ち時間は申込件数に応じて決定します。オンラインポスターセッションでは、一定数以上の学生発表件数と審査員人数が確保できた場合、学生の発表者を対象に、優れた発表を選出して学生研究発表賞を授与します。博士号をお持ちの参加者の皆様には、審査員をお願いしたいと思います。積極的にご参加ください。
申し込み締め切り:7月30日(金曜日)

プログラム
オンラインポスターセッション
9:00-12:00 ブレイクアウトルームを利用した研究発表・討論(入れ替え制)
シンポジウム
13:00-13:10 開会の挨拶・アナウンス
13:10-13:50「魚類のもつ刺毒の正体は何か?~タンパク毒の性状と構造解析~」
秋田大学理工学研究科 助教 桐明 絢
13:50-14:30 「ヘムタンパク質における構造機能相関の解明に向けた構造データの網羅解析」
北見工業大学工学部 助教 近藤 寛子
14:30-14:40 10分休憩
14:40-15:20 「実験室進化による薬剤耐性進化ダイナミクスの解析」
北海道大学農学研究院 助教 前田 智也
15:20-16:00 「有用ポリマー生産に向けた酵素工学的アプローチ」
北海道大学工学研究院 助教 冨田 宏矢
16:00-16:10 10分休憩
16:10-16:50 「資源・環境・土木分野での応用を指向したバイオベース材料の開発」
北海道大学工学研究院 准教授 中島 一紀
16:50-17:00 閉会の挨拶
お問い合わせ:北日本支部 松本 (mken@eng.hokudai.ac.jp)
⇒北日本支部Topへ
学会行事
Published by 支部:中部 on 07 6月 2021
支部活動
Published by 若手会 on 04 6月 2021
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。⇒開催報告はこちら
生物工学若手研究者の集い(若手会)では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、2020年7月に開催予定であった若手夏のセミナーを1年延期いたしました。
しかしながらこのような状況であっても若手研究者間の交流や、研究発表の場は必要であると考え、若手会ではこれまでオンラインセミナーを企画し、2020年7月に試験的に第一回、8月に第二回を、そして11月に第三回を開催いたしました。いずれの回も予想を上回る多くの方々にご参加いただき、大変ご好評をいただきました。特に、質疑応答にSlackを併用することで、オフラインに勝るとも劣らない活発な議論が繰り広げられ、オンライン開催ならではの良さも生まれています。
今年度は昨年延期となった若手夏のセミナーに代えて、7月17日(土)に夏のオンラインセミナー2021を開催することに致しました。今回も発表者を多く募り、オンラインで口頭発表を行います。優れた発表には優秀発表賞を授与する予定です。また、コロナで閉塞感のある現状を打破すべく、外部講師陣による招待講演をはじめ、これまでのオンラインセミナーからさらにパワーアップした内容を実行委員の総力を挙げて企画・準備中です。若手研究者や学生の皆様には是非奮ってご発表・ご参加いただければと存じます。
セミナー終了後、オンライン形式の懇親会も企画しております。オンラインでも参加者の皆様の交流が促進できるよう、新たなコンテンツも企画中です。堅苦しくない懇親会を目指して実行委員一同準備を進めておりますので、初めての方や学生さんもぜひお気軽にご参加ください。皆様のご参加をお待ちしております!
開催概要
日時:2021年7月17日(土) 10時ー18時(予定)
会場:Zoomによるオンライン方式
※ urlは参加登録後に直接ご連絡致します。
発表形式:スライドを使用した口頭発表(発表10分,質疑3分)
定員:100名(発表者数・予定)
参加費:無料
全体プログラム
【開会の挨拶】 9:50 生物工学若手会会長挨拶 実行委員長挨拶・諸注意
【招待講演①】 10:00~10:30 座長:蟹江慧(名古屋大学)
「ソフトマテリアルの自己組織化による材料創製-研究も人生もフレキシブルに-」
鳴瀧 彩絵 名古屋大学 大学院工学系研究科 エネルギー理工学専攻 教授
【若手発表・午前】 10:30~12:30
【昼食休憩】 12:30~13:15
【招待講演②】 13:15~13:45 座長:児島孝明(名古屋大学)
「微生物機能のフル活用に向けたシングルセル解析技術の開発と応用」
竹山 春子 早稲田大学 理工学術院 教授
【招待講演③】 13:45~14:15 座長:徳山健斗(味の素株式会社)
「分子複製システムを進化させて原始生命進化を理解する」
水内 良 東京大学 先進科学研究機構 特任助教
休憩 15分間
【若手発表・午後】 14:30~16:30
休憩 30分間
【自己紹介(フラッシュトーク)】 17:00~18:00
【表彰式&懇親会】
表彰式・閉会挨拶 18:00~
懇親会 18:30~
- 参加登録方法:下記のリンクから、Googleフォームでお申し込み下さい。
参加登録・発表申込みフォーム(締切:6月28日(月)7月5日(月)まで延長しました)>>こちら締め切りました
※7/14に要旨集や会場等についてのメールを参加者全員宛てにお送りしています。もし届いていない方がいらっしゃいましたら,ページ最下部の連絡先(石川 聖人)までご連絡ください。
生物工学若手研究者の集い 夏のオンラインセミナー2021 実行委員(五十音順)
青木 航(京大・助教:講演係/要旨係補佐)
油屋 駿介(九大・学振特別研究員:懇親会係)
石川 聖人(名大・助教:実行委員長/技術係補佐)
岡 大椰(名大・D3)
岡橋 伸幸(阪大・准教授:表彰係)
蟹江 慧(名大・助教:会計係)
兒島 孝明(名大・講師:講演係)
佐藤 康史(旭川医大・助教:表彰係補佐)
杉山 亜矢斗(名大・D1:懇親会係補佐)
曽宮 正晴(阪大・助教)
髙野 力(筑波大・D3:懇親会係補佐)
田島 誉久(広島大・准教授:要旨係)
田中 祐圭(東工大・助教:技術係)
徳山 健斗(味の素株式会社:当日運営係)
戸田 弘(富山県立大・講師:要旨係)
中島 一紀(北大・准教授:若手会会長/要旨係補佐)
中谷 航太(九大・学術研究員:懇親会係)
馬場 保徳(石川県立大・講師)
堀之内 貴明(理研・研究員:講演係)
三浦 夏子(阪府大・助教:広報係)
横田 早希(秋田大・助教:広報係補佐)
⇒生物工学若手研究者の集い(若手会)Topへ
学会行事
Published by 学会事務局 on 04 6月 2021
第73回日本生物工学会大会(2021)の一般講演、およびシンポジウムの講演申込を開始しました。
今大会では、講演申込と要旨登録の期間が別になっております。講演を希望される方は、参加申込後に、講演内容(タイトル・著者名・所属略称・発表概要等)をご登録ください。⇒参加申込はこちらから
終了前はアクセスが集中し申し込みできない場合がありますので、早めの申し込みをお願いします。
重要な大会日程
講演申込受付期間: 2021年6月4日(金)~7月7日(水)正午(締切厳守)
講演要旨登録期間: 2021年7月20日(火)~8月20日(金)正午(締切厳守)
発表ビデオ(一般講演用)登録期間: 2021年8月23日(月)~9月27日(月)正午(締切厳守)
事前参加登録締切日: 2021年9月15日(水)17:00(締切厳守)
講演要旨集[PDF版]発行日: 2021年10月13日(水)予定
一般講演の発表者は、2021年会費既納の本会正会員または学生会員に限ります。講演申込みには発表者の会員番号が必須となり、会員番号がない場合には登録できません。事前に必ず入会手続きをお願いします。会員番号は入会登録と会費の入金確認ができ次第お知らせしますが、1週間程度かかりますので早めの手続きをお願いします。なお、会員番号が不明の場合は、事務局(info@sbj.or.jp)にお問い合わせ下さい。⇒入会はこちらから
新着情報
Published by 学会事務局 on 03 6月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
►生物工学会誌Top

PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
生物工学会誌
Published by 支部:北日本 on 01 6月 2021
日本生物工学会北日本支部では、2021年8月26日(木)にオンライン形式のシンポジウムを開催する予定です。詳細につきましては、決まり次第、当サイトにてご案内いたします。
学会行事
Published by 学会事務局 on 01 6月 2021
2021年度より、日本生物工学会会長を拝命することになりました大阪大学大学院工学研究科の福﨑英一郎です。思い起こせば、大学院学生だった1984年に日本生物工学会の前身である日本醱酵工学会で口頭発表させていただいたことが当学会との出会いでした。それから数えて37年間お世話になり続け、御恩のある本会が、2022年には創立100周年という節目の時を迎えます。めぐり合わせに感謝するとともに、恩返しのために粉骨砕身努力する所存です。
2年前、副会長を拝命したときには、まったく想像もしなかったコロナウイルス禍に我々は直面しています。これまでとはまったく違った学会の舵取りが求められます。コロナ禍の一年で、我々は、ヒトとヒトとが触れあえる距離で対面して議論することが如何に大切だったかを改めて思い知りました。昨年の東北大会が開催できなったときの喪失感は未だに記憶に残っています。ただ、昨年の今頃は、2021年になったらコロナ禍も沈静し、対面での学会活動ができることを期待しつつ、一年我慢すれば、もとの対面学会活動が再開できると信じていました。しかしながら、状況は混迷を極め、現状がいつまで続くかはまったく不透明です。ただ、嘆いていても何も生まれません。コロナ禍というピンチをチャンスに変えることを第一義に考えて、Withコロナならではの学会運営を模索していきたいと思います。まず、Withコロナで発展したオンライン会議のリテラシーを最大限活用することにより、全国の支部活動を全国の学会員の皆様と共有することができると考えています。まずは、小職自らが全国の支部会合にお邪魔させていただき、皆さんと意見交換を行いたいと思っております。また、機会があれば15の研究部会および若手会の研究部会間のシナジー効果の最大化を図りたいと思います。お許しをいただければ、各研究部会のオンライン会合に出席させていただき、意見交換できれば幸いです。オンライン会議の一般化は、海外との垣根を低くしたと言えます。今後、海外学会との交流を積極的に深めていきたいと思っています。
学会の科学的アクティビティの発信は学会の重要なミッションです。幸いなことに、和文誌、英文誌ともに、歴代編集委員長のご努力のおかげでバイオエンジニアリングの定期出版物としての重要な地位を占めるにいたっております。それらのさらなる発展を進めるとともに、ホームページの充実、SNSの活用などを進め、きめ細かい学会活動の発信に努めたいと思っております。100周年記念事業の中でも和文誌、英文誌は重要な位置を占めます。各編集委員長のご努力に期待すること大です。産学連携は生物工学会のお家芸ともいえる大切な活動です。ただ、Withコロナの中で活動を続けるために、なんらかの変革が求められると自覚しております。ピンチをチャンスに変えて、この機会に飛躍したいと考えております。
生物工学という学問分野の発展のためには、若手のリクルートが必須です。すでに研究室に配属された学部4年生や大学院学生についてはある程度のレベルで啓発活動が実施されていますが、高校生や中学生に対しては十分とは言えません。Withコロナの中で、中高生へのアウトリーチについても模索していきたいと思います。
最近、SDGsという言葉を聞く機会が増えました。SDGsの実現は我が国の使命です。生物工学という学問をコアコンピタンスとして、SDGsの実現を目指したバックキャスト的アプローチに必要なキーテクノロジーを提供できる学会を目指して、頑張れる体制を作りたいと思います。
日本生物工学会は生物工学に関わる産官学の学会員のための梁山泊です。学会員の学会員による学会員のための学会にしたいと思っております。理事をはじめとした学会員各位、事務職員の皆様方のご協力を心から期待する所存です。
2021年6月
日本生物工学会会長
福﨑 英一郎
学会について
Published by 学会事務局 on 31 5月 2021
Journal of Bioscience and Bioengineering (JBB) は、*SPARC-Japan(Scholarly Publishing and Academic Resources Coalition)のパートナー誌として、化学系ジャーナルの合同プロモーションに参加し、国際学会での学会誌の出展活動・国際的な販路拡大に取り組みました。
| 出展活動を実施した学術大会 | 開催日 |
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2007年度 | 第41回 IUPAC(イタリア,トリノ) | 8月5日~11日 |
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第234回 ACS 秋季大会(米国,ボストン) | 8月20日~22日 |
2008年度 | 中国化学会第26回学術年会(中国,天津) | 7月13日~16日 |
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第236回ACS 秋季大会(米国,フィラデルフィア) | 8月17日~21 日 |
第2回ヨーロッパ化学会議(イタリア,トリノ) | 9月16日~20日 |
2009年度 | 第42回IUPAC(英国,グラスゴー) | 8月3日~7日 |
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ACS 総会展示会(米国,ワシントンD.C.) | 8月16日~20日 |
第13回アジア化学会議(中国,上海) | 9月13日~15日 |
第9回アジア太平洋生物化学工学会議(日本,神戸) | 11月24日~28日 |
2011年度 | 第242回ACS 秋季大会(米国・デンバー) | 8月28日~8月31日 |
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第14回アジア化学会議(タイ・バンコク) | 9月5日~8日 |
第43回IUPAC(プエルトリコ・サンファン) | 8月1日~5日 |
2012年度 | 中国化学会第28回年会(中国・四川省成都) | 4月13日~16日 |
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第244回ACS 秋季大会(米国・フィラデルフィア) | 8月19日~21日 |
第4回ヨーロッパ化学会議(チェコ・プラハ) | 8月26日~30日 |
APT2012(シンガポール) | 7月2日~5日 |
2013年度 | EAACI-WAO Congress 2013(イタリア,ミラノ) | 2013年6月22日~26日 |
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WCCE9 & APCChE 2013(韓国,ソウル) | 2013年8月18日~23日 |
EUROMAT2013(スペイン,セビリア) | 2013年9月8日~13日 |
ACB2013(インド,デリー) | 2013年12月15日~19日 |
SICB Annual Meeting 2014(米国,オースティン) | 2014年1月3日~7日 |
*SPARC Japanは、2003~2018年度は「国際学術情報流通基盤整備事業」として、2019~2021年度は「学術情報流通推進委員会」として、国内学会誌の電子ジャーナル化,オープンアクセス・オープンサイエンスのアドボカシー活動を行いました。国際イニシアティブ(arXiv.org,CLOCKSS,SCOAP3)との連携等にも一定の役割を果たし、2021年度をもって学術情報流通推進委員会は活動を終了しました。

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Journal of Bioscience and Bioengineering
Published by 学会事務局 on 27 5月 2021
第73回日本生物工学会大会(2021)の講演申込は、2021年6月4日(金)に受付を開始いたします。
今大会では、講演申込と要旨登録の期間を別にすることといたしました。講演を希望される方は、参加申込後に、講演内容(タイトル・著者名・所属略称・発表概要等)をご登録ください。
⇒詳しくはこちら
重要な大会日程
講演申込受付期間: 2021年6月4日(金)~7月7日(水)正午(締切厳守)
講演要旨登録期間: 2021年7月20日(火)~8月20日(金)正午(締切厳守)
発表ビデオ(一般講演用)登録期間: 2021年8月23日(月)~9月27日(月)正午(締切厳守)
事前参加登録締切日: 2021年9月15日(水)17:00(締切厳守)
講演要旨集[PDF版]発行日: 2021年10月13日(水)予定
一般講演の発表者は、2021年会費既納の本会正会員または学生会員に限ります。講演申込みには発表者の会員番号が必須となり、会員番号がない場合には登録できません。事前に必ず入会手続きをお願いします。会員番号は入会登録と会費の入金確認ができ次第お知らせしますが、1週間程度かかりますので早めの手続きをお願いします。なお、会員番号が不明の場合は、事務局(info@sbj.or.jp)にお問い合わせ下さい。
⇒入会はこちらから
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 5月 2021
生物工学会誌 第99巻 第5号
池 道彦
水を中心とした環境の保全と修復を目的とする環境工学分野での研究開発と教育を生業にしている。元来、環境工学は、製品の生産やサービスの提供、その消費において生じる廃棄物や排水、排ガスをどうにか片付けるという役割を担うもので、利を生まず儲からない「負の技術」である。良い技術でも、コストが安くなければ実用化されず普及しないさだめなので、大きな富を生むメディカルバイオやアグリバイオの成功事例を見ると、つい拗ねたくなる。それでも、SDGs(Sustainable Development Goals)に示されたように、さまざまな環境問題の解決こそが人類の目標なのだから、自らの環境技術がいずれ社会に貢献すると信じて研究を行っている。古い言葉になってしまったが『環境革命』が起こりつつある、あるいは我々が起こすのだという気持ちが、その一つのよりどころである。環境革命は「エコロジーの原則に従って世界経済を再構築する」世界の大きな変化を示す概念であり(レスター・R・ブラウン)、産業革命、IT革命に続く新たな産業の革命ともいえよう。これにより、健全な水や空気や土に対して正当な対価が払われるようになり、環境問題への取組みが「負」から「普通」になる。
産業革命は蒸気機関の発明を契機とした産業の機械化により、またIT革命は高性能コンピュータによる情報技術の急伸により、いずれも画期的な新技術が主導する形で世界の価値観、社会や文化を変えた。これに対して環境革命は、これらとは逆に、地球温暖化をはじめとした環境問題が人類に突き付けられた結果としての価値観の転換が、技術の進展を主導する革命であろう。技術の波及効果が時代を変えるような成り行きにまかせてはおけず、『終末時計』の残り「100秒」の日限に間に合うように成し遂げるという制約がある。
この革命は一つの技術で実現できるものではない。温暖化対応を例にいえば、クリーンエネルギー開発だけでは日限には間に合わない。CO2 吸収源である森林やサンゴ礁の保護・再生、化石資源を使わないプラスチックなどのモノ創り、超省エネ型の製品群や住宅、都市創り……等々、あらゆる分野での取組みが必要である。
また、SDGsに示されたように、温暖化だけではなく対応しなければならない無数の環境問題があり、それらの解決が互いにTrade-offの関係になり得ることも十分理解する必要がある。私の領域でいえば、水環境を守るために高度な排水処理をすればするほど、エネルギーや資源の利用が増え、温暖化を助長し資源枯渇を早める。革命の担い手となる環境技術者は、あらゆる分野の先端科学技術を駆使し、しかもそれら相互の関係を理解しつつ、地球-人間システムの中で適正に組み合わせ、実装するという仕事を大急ぎでやってのけなくてはならない。
そこに新型コロナウイルスのパンデミックである。環境問題とは異なり直接に人の命を脅かすコロナ対応に人類の英知を集めてあたるのは当然のことであるが、環境革命はまた後回しになるのだろうなとも思う。
一方、私の感覚でいえばコロナの問題は環境問題と類似している。コロナ流行が人の生活様式や文化、価値観を一変させ、特効薬やワクチンなど最先端医療分野での開発を誘発する問題主導の技術革新が進みつつある。また、高性能マスク、消毒薬、ウイルス粒子拡散のシミュレーションや換気装置、感染者との接触可能性を知らせる情報システムなど、あらゆる領域での技術開発が行われ、実装が進められている。さらに、感染防止と経済活動に代表されるような、多くのTrade-offを考慮した対応が求められることも同じである。
コロナを克服するなかで得る、多分野連携型の科学技術の進展とそれを実装する社会変革の経験が人類の新たな学びとなり、アフター・コロナには案外、環境革命がすんなり進むことになるのかもしれないなどと夢想する。早い終息(収束)を願う。
著者紹介 大阪大学大学院工学研究科(教授)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 支部:関西 on 23 5月 2021
関西の飲料・食品メーカーの方々に、商品開発に向けた研究開発についてご紹介いただきます。本セミナーは、ご紹介いただく商品をご自宅にお届けし、商品を味わいながらご聴講いただく、体験型のオンラインセミナーです。お酒の美味しい飲み方や、おつまみとお酒のペアリングなど、体験型を活かした内容を、若手企画委員との対談形式にてご紹介いただき、商品開発のウラ側を直撃します。商品開発秘話をつまみに、どうぞお楽しみください。
- 日時: 2021年7月21日(水)15:00 ~ 19:00
- 会場: Zoomによるオンライン開催
- 演者と演題:
「ザ・プレミアム・モルツの美味しさを支える技術について」
…藤田 陽平(サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社)
「おつまみスナック『チーザ』開発秘話」…美登路 優(江崎グリコ株式会社)
「樽酒のおいしさの秘密と楽しみかた」…高尾 佳史 (菊正宗酒造株式会社)
「新しい酵母を新しいお酒に活かすまで」 …根来 宏明(月桂冠株式会社)
- プログラム:
15:00~15:05
開会の辞……圍 彰吾(関西支部若手企画委員会 世話人代表/白鶴酒造株式会社)
15:05~16:25
第1部 商品開発に向けた研究開発紹介(各社20分)
16:35~17:55
第2部 試食・試飲しながらの商品紹介(対談形式)(各社20分)
17:55~18:55 オンライン懇親会
18:55~19:00
閉会の辞……藤田 陽平(関西支部若手企画委員会 世話人副代表/
サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社)
- 参加費:
一般(会員):2,000円(税込)、一般(非会員):2,500円(税込)
学生(会員):1,000円(税込)、学生(非会員):1,500円(税込)
- 申込方法: こちらの申込みフォームからお申込み下さい。
※聴講に年齢制限はありませんが、商品の送付は20歳以上に限ります。
- 定員: 40名
- 申込締切: 2021年6月30日(水)(定員に達したため受付を終了しました)
- 問合せ先:
日本生物工学会関西支部若手企画委員会
世話人代表 圍 彰吾(白鶴酒造株式会社)
E-mail:
►関西支部Topへ
学会行事
Published by 支部:関西 on 19 5月 2021
第118回を迎える醗酵学懇話会ですが、新型コロナの感染状況を受けて、オンラインライブ配信による開催となります。今回は、醗酵学懇話会の本流である、発酵や醸造に関する内容が中心となっています。またオンライン開催の利点を活かして、関西支部の枠にとらわれない広い地域から講演者の方々にお集まりいただきました。多数のご参加をお待ちしております。
- 日時:2021年9月28日(火)13:30~17:30
- 開催方法:WEB配信(Zoomによるオンラインライブ配信)
- プログラム:
13:00~ Zoom入室開始(ライブ配信)
13:30~13:35 開式の辞 ………大政 健史(関西支部支部長・大阪大学大学院工学研究科)
13:35~14:10
「大阪市立大学オリジナル日本酒プロジェクトに参加して」
……田中 俊雄(大阪市立大学 名誉教授)
新大学「大阪公立大学」への移行(2022年)に先立って、大阪市立大学は最後の節目となる創立140周年(2020年)を迎えた。その節目に合わせて、記念のオリジナル日本酒をプロデュースする企画が浮上した。大学にゆかりの野生酵母を採取する試みが先行する中、急遽、かつて京都市産業技術研究所と共同開発した清酒酵母「京の華」を用いる別案が採用された。本酵母は酢酸イソアミル(バナナ様吟醸香成分)合成酵素の制御機構に関わるアナログ耐性変異株として取得され、以来、複数の蔵元で「純米酒」や「純米吟醸酒」の醸造に使用されている。オリジナル日本酒第1弾は蔵元の名に因んで「月の桂」と命名され、クラウドファンディングで販売された。第1弾の完売をうけて、翌年には新たに第2弾「月朧ろ」を上槽した。「月朧ろ」は当初から種々ネットショップや近鉄あべのハルカスの店頭で販売されている。これら日本酒にまつわる話題を提供する。
14:10~14:45
「コロナ禍での挑戦 砺波野スピリット開発秘話」
…稲垣 貴彦(若鶴酒造株式会社)
若鶴酒造は富山県の酒蔵である。江戸時代に創業し清酒の製造をはじめ、戦後からはウイスキーの製造もおこなってきた。2020年3月30日、富山県で初めてコロナ感染者が確認。当時全国的に消毒用エタノールが不足しており、医療体制にも深刻な影響を及ぼしていた。そんななか酒蔵として出来ることはないかという想いから酒蔵の醸造用のエタノールとボトリングライン、物流を活用することを思いつく。そして日本で先駆けて消毒液として代替可能な高濃度エタノール「砺波野スピリット77」をリリース。それは薬規法、消防法、酒税法といった縦割りや規制との戦いでもあり、情報の流れを如何にコントロールするかという戦いでもあった。その動きは全国の酒蔵へと波及し、全員が力を合わせたことで少しでも状況を好転することができた。当時を振り返りながら、状況がどう変わっていったのかを紹介する。
14:45~15:20
「老舗味噌屋さんから分離した乳酸菌(PP165)の商品開発事例」
…阿部 直樹(公益財団法人長野県テクノ財団)
⇒赤羽 弘文(公益財団法人長野県テクノ財団)<講演者変更>
老舗醤油屋の会長さんから、「味噌や醤油の麹を造る時、バチルス菌(納豆菌の仲間)が混入すると、麹が全部ダメになってしまうから大変なんだ。」という話をお聞きした。(公財)長野県テクノ財団は、味噌・醬油製造業、信州大学、長野県工業技術センター等が参加する産学官連携事業として、老舗の味噌屋さんの味噌モロミから、バチルス菌に強い乳酸菌(PP165)を分離した。PP165のバチルス菌に対する抗菌性を確認するために、長野県北部の4社の味噌・醤油屋さんで実証試験を行った。試験結果から、PP165はバチルス菌の増殖を抑制することが解り、良質の麹ができた。さらに、PP165の接種により有機酸が増加するため、旨味成分がアップした。現在PP165を利用した発酵食品は、味噌・減塩味噌・醤油豆・甘酒・日本酒など多岐にわたっている。
15:20~15:35 休憩
15:35~16:10
「機械学習を活用した飲料製品開発の手法と評価」
…有里 悠希、柏原 洋允(日本電気株式会社 AIアナリティクス事業部)
近年、機械学習および人工知能(AI)は、小売業の需要予測や画像解析による故障検知など、多くのビジネス分野で取り入れられ広がりを見せている。しかし、食品や飲料のレシピとして活用された例はまだ少ない。そこで今回、NECではAI ビジネスにおけるプロモーション活動の一環として、AIによるデータ分析の結果をレシピとした飲料(クラフトビール)開発を行ったのでそれを紹介する。開発のコンセプトとしては、多くの人が一度は経験したであろう世代間ギャップの解消を目的とし、あらゆる分析手法を用いてクラフトビール上で世代の価値観を表現することを試みた。その分析手法の詳細や、販売後に行ったアンケート結果を用いた人間とAIの認識の相違について考察も行ったのでそれも併せて紹介する。
16:10~16:45
「英国酒蔵の諸事情」
…Tony Mitchell、 溝畑 利行、 橋本 良英(Dojima Sake Brewery UK&CO. (株)堂島麦酒醸造所)
2015年、住民説明会(開発許可申請の為)開催でアンケートを求めた時、日本酒を飲んだ経験のある人1%以下の数字に驚愕させられたことにはじまった。自然保護意識の高さからくる、樹木の根にまで配慮を求められるなか、良質な仕込水を求め水質検査を繰り返し井戸を掘り、醸造免許申請、設備等における保健所への対応や製造開始時には、原料米の確保、水質の違いや気候の違いなど醸造環境の日本との違いからの諸間題は山積状況である。世界各国で「SAKE」の醸造所及び醸造家が想像をはるかに超え毎年増加する時代、ケンブリッジという地域の特性をいかし世界中から共に学び醸造し又、日本酒を通じて日本文化の発信に取り組んでいる英国酒蔵の現状と展望を紹介したい。
16:45~16:50 閉会の辞………山田 翼(関西支部副支部長・菊正宗酒造株式会社)
16:50~17:30 オンライン交流会
- 定員:300名
※非会員の場合は申し込み時に紹介者(会員)の会員情報の入力が必要となります。
※Zoom IDは開催2週間前を目途にお知らせいたします。
- 参加費:無料
- 申込み方法:こちらのWEBフォームよりお申し込み下さい。
氏名、一般・学生の別、会員・非会員の別、紹介者(非会員の場合のみ)、所属、連絡先(TEL、E-mail)を明記してください。
- 申込み締切日:2021年
9月13日(月)正午 ⇒ 9月16日(木)正午 延長しました!
- 問合せ先:
日本生物工学会 関西支部庶務幹事 古賀 雄一
E-mail TEL: 06-6879-7443
【共催】神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科
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学会行事
Published by 学会事務局 on 07 5月 2021
第73回日本生物工学会大会(2021年10月27~29日、オンライン開催)では、以下3件の本部企画シンポジウムを開催します。
バイオ戦略2020で目指すバイオエコノミー社会に向けての取り組み
- オーガナイザー:髙木 忍(合同酒精)・今井 泰彦(野田産研)・岡 賀根雄(サントリー)・
安原 貴臣(アサヒクオリティアンドイノベーションズ)
産学連携委員会は、過去2年に渡り社会課題テーマとして内閣府の「バイオ戦略」の内容と進捗状況を知るためのシンポジウムを開催してきた。来年度は引き続き「バイオ戦略」の進捗を学ぶとともに、「バイオ戦略」で挙げられている「2030年の実現に向けて目指すべき市場領域」に取り組んでいる企業から、取り組み内容や現状をご紹介いただく。
醸造技術の新展開-原料~醸造のこれから-
これまでの醸造技術開発は品質、生産面の向上が主であり、香味成分の生成機序解明、有用微生物育種など、醸造工程の研究が活発であった。最近では科学技術の進歩により、醸造研究分野はさらに広がり、原料自体にも目が向けられている。また、商品性の向上として原料、産地へのこだわりが注目されており、地域性を訴求した取り組みも進められている。本シンポジウムでは、これからの醸造の新たな方向性となる取り組みを紹介したい。
食のおいしさの計測科学の現状と課題
- オーガナイザー:林 圭(三和酒類)・児島 宏之(味の素)・今井 泰彦(野田産研)
安原 貴臣(アサヒクオリティアンドイノベーションズ)
おいしさの技術は、消費者が食品を視認し実際に手に取り、摂取し、満足感を得るまでの一連のプロセスの成立まで幅広い議論がされている。そこでは、5感全てが考慮されており、生物工学や神経生理学等の自然科学的アプローチだけでなく認知科学や行動経済学等の社会科学的アプローチからも議論されるなど、食品産業にも大きな流れが生じている。
こうした背景を受け、おいしさの科学領域における産官学の第一人者をお招きし、現状と課題について議論をし、その認識を深め、日本の食文化と食品産業の発展への一助としたい。
⇒過去大会本部企画シンポジウム一覧はこちら
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産学連携活動
Published by 学会事務局 on 06 5月 2021
2021年4月14日(水)~16日(金)に韓国生物工学会(Korean Society of Biotechnology and Bioengineering; KSBB)の2021年春季大会(2021 KSBB Spring Meeting and International Symposium: Emerging Trends in Biotechnology after Pandemic)が開催された。会場は、RAMADA PLAZA JEJU(済州島)ということであったが、実際には、大部分がZoomを用いたwebにて開催された。日本生物工学会(The Society for Biotechnology, Japan; SBJ)からは、2020年度の学会賞受賞者である大政健史教授(功績賞・大阪大学)と清水一憲准教授(照井賞・名古屋大学)が招待され、講演を行った。
KSBB春季大会は、3日間の開催期間ではあるが、初日は評議委員会であり、実際には2日間にわたった大会であった。プレナリーレクチャーは、日本、米国、韓国、オランダの各国から2日間にわたって7件が開催され、その間に7つの会場にて並列にてシンポジウムが開催、ランチョンセミナー4件、さらに2日目の午後シンポジウムと並列でe-POSTERとして、10分野で合計400件のポスター発表が開催された。SBJからの講演は、[S4-7]Frontiers in Biomedical Studiesと題したシンポジウムにおいて、3日目の午後1時から3時の間の4件の発表のうち2件として講演がなされた。Webでのシンポジウムではあったが、進行はスムーズであり、日本にいながら、特に問題なく講演も質疑応答も行えた。残念ながら、KSBB側との直接の顔合わせの交流行事や意見交換の場はなく、次回以降においてその機会が得られることを是非とも期待したい。
末筆ながら、丁寧にシンポジウムのお世話をしていただきましたJae-Hyung Jang先生(Yonsei University)、座長をお引き受けいただきましたHyungil Jung教授(Yonsei University)、KSBB事務局に厚く御礼申し上げます。また、本派遣の機会を頂きましたSBJ国際展開委員長の藤山和仁先生、諸手続きを行っていただいた事務局をはじめ、SBJの先生方に心より御礼申し上げます。
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2021 KSBB Spring Meeting and International Symposium
web開催でのプログラムより抜き出し

KSBB春季大会.現地の様子
♦関連記事:【国際交流】韓国生物工学会(KSBB)大会参加報告
新着情報
Published by 学会事務局 on 06 5月 2021
電源設備法定点検に伴うサーバー停止により、日本生物工学会のホームページおよび大会ホームページが以下の期間利用できなくなります。
サーバー停止日時: 2021年5月15日(土)13:00 ~ 16日(日)10:00
ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
なお、上記期間中も会員システム、Journal of Bioscience and Bioengineeringの投稿・査読システム(Editorial Manager)、および閲覧(ScienceDirect)は通常通りご利用いただけます。
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 4月 2021
こちらでは、生物工学会誌第99巻(2021年)の『特集』をご覧いただけます。 第99巻より、『特集』掲載記事(PDF)はJ-StAGEで公開しております。
⇒過去号掲載記事(記事種別)一覧はこちら
|4号|5号|6号|7号|8号|9号|10号|11号|12号|
第99巻第12号(2021年12月号)
特集 複合微生物工学の創成
第99巻第11号(2021年11月号)
特集 未病・予防医学領域における医学研究の現状と展望
第99巻第10号(2021年10月号)
特集 有機質肥料活用型養液栽培:硝化微生物群の解析および土壌創製への展開
第99巻第9号(2021年9月号)
特集 藻類バイオマス利用のための新しい生物工学(後編)
第99巻第8号(2021年8月号)
特集 藻類バイオマス利用のための新しい生物工学(前編)
第99巻第7号(2021年7月号)
特集 高専(KOSEN)「発酵を科学する」アイディア・コンテスト~微生物研究にもたらす意義~
第99巻第6号(2021年6月号)
特集 次世代のバイオ計測はこれだ!(後編)~計測データの利活用をめぐって~
第99巻第5号(2021年5月号)
特集 次世代のバイオ計測はこれだ!(前編)~次世代,未来のバイオ計測技術~
第99巻第4号(2021年4月号)
特集 創意化学的な生体高分子の生物工学
►このページのトップへ
過去号掲載『特集』記事一覧(2016年~2024年)
⇒掲載記事(記事種別)一覧へ
⇒生物工学会誌Topへ
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 25 4月 2021
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 25 4月 2021
生物工学会誌 第99巻 第4号
黒田 章夫
この原稿が掲載される頃には、新型コロナウイルスに対するmRNAワクチンの接種が始まっているかもしれない。いま人類を救おうとしているこの技術も、最初はまったく相手にされなかったそうだ。カタリン・カリコ博士は、このmRNAワクチンの開発者の中心人物である。カリコ博士のmRNAワクチンの申請書はことごとく却下され、当初まったく研究費がつかなかったとある。今でいう「選択と集中」から外されていたのである。100年以上使われている従来のワクチン技術(弱毒化したウイルスなどを使う)があれば、わざわざ未知のmRNAワクチン技術を採用する必要があるのか?という理由もわからないわけではない。しかし、mRNAワクチンは配列さえわかれば素早く設計して生産できるというメリットを持つ。さらには細胞性免疫を増強剤に依存せず誘導できるというのも強みであるようだ。カリコ博士はmRNAワクチンの優位性を信じて改良を重ね、さらにはベンチャーを作って実用化に邁進してきた。今回、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックにより、突然パラダイムシフトがおこった。いち早く設計して生産できることがワクチン技術の価値観を一変させたわけだ。
東京大学の石川正俊先生が「大学における工学、特にICT分野の教育改革の現状と未来」と題して文部科学省で発表された中に、「独創性の本質」について説かれた部分がある1)。この中で、私は「マーケットがない技術、欧米に競争相手がいない事業、科学技術基本計画にない分野を推進できているか?」という部分が特に好きだ。mRNAワクチンのように、未来のニーズは把握できない。石川先生が述べられているように、研究開発は投資的行為であり、多くは失敗するものであると考えるべきである。新しい研究開発は時として莫大な価値を生むので、ほとんどが失敗に終わっても全体としてはプラスになる。日本人は「投資=ギャンブル」という感覚を改めて、理性的に捉えるべきである。言葉でわかっていてもそのような考えが常には意識されないので(あるいは多人数による選考会になると説得しにくいので)、価値が見通せる無難な研究や聞いたことのある研究が採択される。また同資料の中の「研究段階では社会的価値は見えない、価値が見えるようであれば独創性は低い」という記述は多くの研究者をハッとさせるのではないだろうか。しかし、価値が見えなければ何でもOKであるわけではない。そこが難しいところだ。ある他の先生の話の中で「なぜNatureを読むのか?その理由は自分と同じアイデアでないことを確認するため」と聞いたことがある。すなわち、誰もやっていないことが重要であるということだ。未来はわからないのであれば、少なくとも「誰もやっていない研究」であること、さらにはカリコ博士のように自分でベンチャーを作ってでも「続ける研究」て投資されれば、全体としてプラスになるのではないだろうか。
今、研究者の評価が論文数や引用数というわかりやすい数値に偏っている。若手の研究能力評価としては仕方ないのかもしれないが、テニュアをとった後も同じ基準というのでは日本の将来が危ぶまれるのではないだろうか。大学の校費があまりにも少なくなり、科研費などがもらえないと研究が続けられない。研究員を抱えているとなおさらだ。「独創性」の高さは論文数や引用数とは必ずしも相関しない。恐らく研究初期は相反するので、どうしても「誰もやっていない研究」を始めるのに躊躇するだろう。しかし、テニュアをとった暁には、安寧とした研究ではなく、ある種のリスクをとって「誰もやっていない研究」を始め、さらに論文や特許を出したらそれで終わりではなくゴールまで「続ける研究」を目指して欲しい。
1) 文部科学省 大学分科会(第138回)・将来構想部会(第9期~)(第7回)合同会議(平成29年10月25日)
配付資料1 石川 東京大学情報工学研究科長 提出資料
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2017/10/27/1397784_01.pdf
(2021/01/27).
著者紹介 広島大学大学院統合生命科学研究科(教授)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 4月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
►生物工学会誌Top

PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 20 4月 2021
こちらでは生物工学会誌第87巻(2009年)~第98巻(2020年)の『巻頭言 ”随縁随意”』に掲載された記事がご覧いただけます。
|98 (2020)|97 (2019)|96 (2018)|95 (2017)|94 (2016)|93) (2015)|92 (2014)|
|91 (2013)|90 (2012)|89 (2011)|88 (2010)|87 (2009)|
►このページのTopへ
⇒生物工学会誌 –『巻頭言 “随縁随意”』
⇒過去号掲載記事(記事種別)一覧へ
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生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 14 4月 2021
この度、地球生命研究所(ELSI)が主体となり、東京工業大学に「地球生命コース」が新設されました。
本コースでは、国際的な教育・研究環境の下、5年間の修士・博士一貫教育研究を通じて、分野の垣根を超えて「生命の起源」や「宇宙における生命」など自然科学の根源的問いを明らかにする人材や地球規模の課題を長期的に解決できる人材を養成します。
地球生命コースに関する詳細:
https://www.titech.ac.jp/graduate_school/graduate_majors/els/
地球生命コースの5つの特徴
- 修士課程・博士後期課程の一貫教育研究プログラム
- 地球の起源・生命の起源・宇宙における生命 を探求する学際的研究
- 文科省世界トップレベル研究拠点(ELSI)が提供する研究環境
- 国際的な研究環境での人材育成
- 企業との連携による社会的課題の提案、解決能力の育成
学生募集
現在2022年4月の開講に向けて第一期生の募集を開始しております。
新着情報
Published by 支部:北日本 on 12 4月 2021
日本生物工学会北日本支部は2017(平成29)年度より、生物工学分野で博士後期課程をめざして秀でた研究を行っている大学院生を対象に『北日本支部学生精励賞』の授与を行っています。
受賞者一覧
| 受賞年度 | 受賞者(所属※) |
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第8回 | 2024年度
(R.6) | 清水川 晴人(東北大学大学院) |
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林田 宗記(岩手大学大学院) |
第7回 | 2023年度
(R.5) | 伊藤 和哉(秋田大学大学院) |
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大塚 彩葵(東北大学大学院) |
齋藤 祐介(岩手大学大学院) |
第6回 | 2022年度
(R.4) | 柳川 謙吾(北海道大学大学院) |
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山梨 太郎(東北大学大学院) |
第5回 | 2021年度
(R.3) | 大久保 詠一郎(秋田大学大学院) |
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第4回 | 2020年度
(R.2) | 内山 剛志(東北大学大学院) |
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小林 歩夢(東北大学大学院) |
佐藤 奏音(東北大学大学院) |
第3回 | 2019年度
(R.1) | 該当者なし |
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第2回 | 2018年度
(H.30) | 及川 大樹(東北大学大学院) |
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第1回 | 2017年度
(H.29) | 中村 隆太郎(秋田大学大学院) |
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※所属については受賞当時の所属を掲載しています。
►北日本支部Topへ
支部活動
Published by 支部:北日本 on 12 4月 2021
日本生物工学会北日本支部は2017(平成29)年度より、生物工学分野で博士後期課程をめざして秀でた研究を行っている大学院生を対象に賞の授与を行っています。 2020年度は、2021年3月9日付けで3名の大学院生に「日本生物工学会北日本支部学生精励賞」を授与しました。 ⇒受賞者一覧はこちら
北日本支部長 魚住信之
<2020年度受賞者>
- 内山剛志 「耐塩性植物の創製を目指したNa+輸送体HKT1の機能解析」
- 小林歩夢 「藍藻のNa+/H+アンチポーターと超硫黄分子による光環境応答機構の解明」
- 佐藤奏音 「イオンチャネル阻害剤による気孔運動メカニズムの解明
⇒東日本支部Topへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 08 4月 2021
内容 | 開催日 |
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【協賛行事】バイオエンジニアリング研究会総会・講演会 「ニューノーマルにおけるバイオエンジニアリングの新しい風」 | 2021.03.30 |
【協賛行事】JBA “未来へのバイオ技術” 勉強会「ビッグデータとしての下水道情報活用による安全安心社会の創造~SDGsへの挑戦~」 | 2021.03.18 |
【協賛行事】ポストコロナ戦略シリーズ8 「非破壊・非侵襲技術の社会実装」 | 2021.03.16 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「美肌の極意・化粧品の真実」 | 2021.03.11 |
【協賛行事】ACT-X 「環境とバイオテクノロジー」は地球環境の危機を救う! | 2021.03.09 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「コロナ禍の今こそ取り組む地球再生SDGs」 | 2021.03.08 |
【協賛行事】第2回世界エンジニアリングデー記念シンポジウム
~ダイアローグ: 多様性と包摂性のある社会のための工学の未来~ | 2021.03.04 |
【協賛行事】JBA“未来へのバイオ技術” 勉強会「バイオ素材百花繚乱15~脂質と超小胞体のマジック」 | 2021.03.03 |
【協賛行事】バイオインダストリー奨励賞受賞者企画講演会「生命現象の根本的解明を目指す量子生命科学について」 | 2021.03.02 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「仮想工場とDX」 | 2021.02.25 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「最新ネコねこバイオロジー」 | 2021.02.22 |
【協賛行事】「4大学医工連携オンラインセミナー~光× 超音波× 近赤外蛍光による医工連携イメージングと健康長寿への道~」 | 2021.02.19 |
【協賛行事】”未来へのバイオ技術”勉強会「ゼブラフィッシュ創薬」 | 2021.02.10 |
【協賛行事】「がん診断の最前線」(バイオインダストリー奨励賞受賞者セミナー) | 2021.02.08 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術” 勉強会「未病マーカー」 | 2021.01.28 |
【協賛行事】第26回高専シンポジウムオンライン | 2021.01.23 |
【協賛行事】第37回ニューメンブレンテクノロジーシンポジウム2021 | 2021.01.19-2021.01.22 |
【協賛行事】JBA“未来へのバイオ技術“勉強会 「糖化ストレスケアと疲労の低減」 | 2021.01.14 |
【協賛行事】緊急特別講演VIII 「新型コロナウイルスとの対峙:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた特定臨床研究について」 | 2021.01.13 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「南極、深海から宇宙まで~新奇・極限微生物をめぐる戦略」 | 2021.01.07 |
【協賛行事】JBA“未来へのバイオ技術” 勉強会「データ駆動型医学研究」 | 2020.12.21 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「記憶をあやつる~脳科学の最先端」 | 2020.12.16 |
【協賛行事】第33回におい・かおり環境学会 | 2020.12.14-2020.12.15 |
【協賛行事】第47回炭素材料学会年会 | 2020.12.09-2020.12.11 |
【協賛行事】SCIS&ISIS 2020 (Joint 11th International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and 21st International Symposium on Advanced Intelligent Systems) | 2020.12.05-2020.12.08 |
【協賛行事】2020合同WEB討論会~第52回溶融塩化学討論会,第44回電解技術討論会-ソーダ工業技術討論会,第40回水素エネルギー協会大会~ | 2020.11.26-2020.12.03 |
【協賛行事】令和2年度 産総研 材料・化学シンポジウム
『機能化学研究部門の新たな取り組み:化学材料の創製と診断を両輪として』 | 2020.11.25-2020.12.04/2020.11.30- |
【協賛行事】ポストコロナ戦略シリーズ7 「ストレス緩和と癒しのソリューション」 | 2020.11.19 |
【後援行事】日本動物実験代替法学会第33回大会 | 2020.11.12-2020.11.13 |
【協賛行事】JASIS2020 | 2020.11.11-2020.11.13 |
【協賛行事】3大学医工連携オンラインセミナー ~新型コロナウイルス・脳研究・マイクロデバイス~ | 2020.11.06 |
【協賛行事】大阪工研協会 バイオ実習セミナー
―微生物・細胞取扱いと検査・試験の基本操作―〈大阪〉 | 2020.10.29-2020.10.30/2020.11.02 |
【協賛行事】JBA”未来へのバイオ技術”勉強会「トマトのイノベーション part2」 | 2020.10.28 |
【協賛行事】熱測定オンライン討論会2020 | 2020.10.26-2020.10.28 |
【協賛行事】第71回コロイドおよび界面化学討論会 | 2020.09.14-2020.0916 |
【協賛行事】第22回日本感性工学会大会「インクルーシブ社会の個と調和」 | 2020.09.09-2020.09.11 |
【協賛行事】第36回ファジィシステムシンポジウム(FSS2020)「ファジィには、未来を変える力がある」 | 2020.09.07-2020.09.09 |
【協賛行事】日本化学会関東支部講演会「持続可能な社会に向けた化学技術~ものづくり・エネルギー資源における超スマート社会の実現を目指して~」 | 2020.09.04 |
【協賛行事】プラントショーOSAKA 2020〈大阪〉 | 2020.07.29-2020.07.31 |
関連団体行事
Published by 若手会 on 05 4月 2021
新型コロナウイルス感染症の影響で1年程度延期としており、2021年夏に石川県で開催を検討していました生物工学若手夏のセミナーですが、まだまだ終息が見えない状況から、一旦中止とすることにいたしました。若手の交流が安全にできるようになった時点で改めて石川県で開催したいと思っております。参加を検討して下さっていた皆様には大変申し訳ございませんが、開催が決定した際にご参加いただければ幸いです。
なお、2021年度はオンライン形式での夏のセミナーを考えており、色々な企画を準備したいと思っております。ぜひご参加いただき、若手間の交流のきっかけになれば幸いです。
日本生物工学会若手会
馬場保徳(夏のセミナー実行委員長、石川県立大学)
中島一紀(若手会会長、北海道大学)
⇒若手会Topへ
新着情報,若手会
Published by 学会事務局 on 02 4月 2021
日本生物工学会中部支部では、2021年5月29日(土)に国際シンポジウム「2021 Sakura-Bio Meeting」を開催いたします。発表分野は生物工学関連全般で、すべての発表は英語で行われます。皆様のご参加をお待ちいたしております。
⇒プログラムはこちら
【共催】名古屋大学大学院生命農学研究科
【協賛】公益社団法人 日本農芸化学会 中部支部
- 開催日:2021年5月29日(土)
- 会場:
名古屋大学 生命農学研究科 第12講義室 および
オンラインのハイブリッド開催
⇒オンライン開催
- 招待講演者(確定):
Nobuya Itoh (Toyama Pref. Univ.)
Togo Uchida (ICLEI, Japan)
- 参加費:無料
- 参加登録締切:2021年5月28日(金)正午まで
演題募集
- 発表形式:
ポスターあるいは口頭発表 ⇒ 口頭発表のみ
- 発表申込:
こちらのテンプレートで発表要旨を作成して事務局宛()にお送りください。メールの件名にはSakura-Bio 2021を含めてください。
ただし発表枠に限りがございますので、事前に打ち切らせていただくこともあります。
- 講演要旨提出締切:2021年
4月30日(金) ⇒ 5月21日(金)延長しました!
- 問合せ・要旨提出先:
名古屋大学大学院生命農学研究科分子生物工学研究室内
生物工学会中部支部Sakura-Bio Meeting 事務局
Email:

⇒中部支部Topへ
学会行事
Published by 学会事務局 on 01 4月 2021
第73回日本生物工学会大会(2021)のホームページを公開しました。
大会サイトでは、2021年10月27日(水)から29日(金)に開催される年次大会に関する情報を発信していきます。
第73回日本生物工学会大会(2021)は、沖縄コンベンションセンターにおいて開催すべく準備を進めていましたが、1月に発せられた2回目の緊急事態宣言を受け、実行委員会、理事会において開催方法について議論した結果、現地での大会の実施は難しいと判断し、本年度大会を全てオンラインで行うことといたしました。
講演申込と大会参加申込のウェブ受付は、2021年6月4日(金)より開始いたします。今大会では、講演申込と要旨登録の期間が別になっておりますのでご注意ください。
- 講演申込期間:2021年6月4日(金)~7月7日(水)正午(締切厳守)
- 要旨登録期間:2021年7月20日(火)~8月20日(金)正午(締切厳守)
本大会への皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
公益社団法人日本生物工学会
第73回年次大会(2021)ホームページアドレス
https://www.sbj.or.jp/2021/
新着情報
Published by 部会:次世代アニマルセルインダストリー on 01 4月 2021
次世代アニマルセルインダストリー研究部会では、「優秀学生発表賞」を設けております。優秀学生発表賞は、将来を担う研究者の卵たち(高専生、学部生および大学院生)の意欲向上や自身の研究に対する更なる理解を促す動機づけを目的としています。
本年度は2021年3月15日に研究部会主催で開催した、「iACEシンポジウム2021~動物細胞を用いた医薬品および再生医療等製品製造・品質管理の潮流~」において口頭発表を行った、大学院前期課程(修士)および大学院後期課程(博士)学生の発表(6名)に対し、部会員および参加者による審査を行い、修士の部と博士の部から各1名ずつ、2名に優秀学生発表賞を授与いたしました。
優秀学生発表賞受賞者
- 修士の部
有島 凛太郎 さん(阪大院・工)
網羅的遺伝子解析を用いたチャイニーズハムスター肺細胞の遺伝子プロファイリング
>受賞レポート
- 博士の部
今井 裕太 さん(名大院・創薬)
細胞形態情報解析によるヘテロな神経系細胞集団の化合物応答プロファイリング
>受賞レポート
受賞された皆様、おめでとうございます!さらなるご活躍と研究のご発展をお祈りいたします。
次世代アニマルセルインダストリー研究部会では、来年度の大会でも優秀学生発表賞を行う予定をしております。沢山のエントリーをお待ち致しております。
►次世代アニマルインダストリー研究部会Topへ
新着情報,研究部会(若手会)
Published by 学会事務局 on 31 3月 2021
スローフード共生発酵工学研究部会では発酵食品機能性データベースを更新しました。
⇒詳しくはこちら
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 3月 2021
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
SBJシンポジウムは、日本生物工学会がカバーする広い科学技術・教育分野について、産官学の連携を深め、さらにはアジアをはじめとした諸外国の情報や動向について討議することを目的として、創立100周年に向けて新たにスタートしたものです。
内閣府の定めた「バイオ戦略2020」の中で、我々の学会とも特に密接に関わるのは、以下の3点です。
- バイオ分野のイノベーションエコシステムを牽引するコミュニティ形成
- データ駆動型研究開発の発展、AI創薬等、バイオとデジタルの融合
- データの収集、蓄積・管理、連携・利活用までの一貫した戦略
この3点に関連する、研究・人材育成に関するプロジェクトが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」であり、私共の学会員でもある日本の最先端において活躍している研究者・教育者の参画により、まさに現在進行中です。
今回は、初めての試みとして、NEDOとの共催により、生物工学を活用した、炭素循環型社会実現、持続的経済成長に資するものづくりの最先端研究と人材育成について、皆さんと一緒に考えたいと思います。
個々の取組みはもちろん、全体として一つのプロジェクトでもあります。最後まで御視聴頂き、活発な議論へと繋げて頂ければ幸いに存じます。
- 日時:2021年5月26日(水)9:50~17:00(予定)
- 開催形式:オンライン開催
【主催】公益社団法人 日本生物工学会
【共催】国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
【後援】一般財団法人 バイオインダストリー協会、
公益社団法人 農芸化学会、公益社団法人 化学工学会
プログラム
- 9:50~10:00 開会の辞……髙木 昌宏(北陸先端科学技術大学院大学)
- 10:00~10:50
<基調講演>
環境と経済をバイオで繋ぐグリーンイノベーション
…………中島田 豊(広島大学)
- 10:50~11:40
バイオ産業に関わる最近の施策について
…………田中 哲也(経済産業省)
- 11:40~12:30
NEDO「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」プロジェクト概要
…………関 実(千葉大学)
12:30~13:20 昼休み
- 13:20~14:00
遺伝子組換え植物を利用した大規模有用物質生産システムの実証開発
…………松村 健(産業技術総合研究所)
- 14:00~14:40
データ駆動型統合バイオ生産マネジメントシステム(iBMS)の研究開発
…………小川 順(京都大学)
- 14:40~15:00 休憩
- 15:00~15:40
データベース空間からの新規酵素リソースの創出
…………近藤 昭彦(神戸大学)
- 15:40~16:20
持続可能なバイオプロダクション産業の創出と発展に資する実用化検証と人材育成
…………大政 健史(大阪大学)
- 16:20~16:50 総合討論
- 16:50~17:00 閉会の辞……福崎 英一郎(大阪大学)
参加費
会員(ご所属先が本会賛助・団体会員の方を含む):無料
後援学会会員:無料、学生:無料
非会員:2,000円(税込)
※参加費(要旨集代を含む)のお支払方法は、参加確認のメールでお知らせします。
申込方法
こちらのフォームよりお申し込みください。
※当日受付は行いません。必ず事前登録をお願い致します。
申込締切日: 2021年4月26日(月) ⇒ 5月18日(火)
問い合わせ先
公益社団法人 日本生物工学会事務局 (吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内)
TEL: 06-6876-2731 FAX: 06-6879-2034
E-mail: (SBJシンポジウム担当)
学会行事
Published by 学会事務局 on 25 3月 2021
『生物工学会誌』では、この度、科学技術振興機構(JST)のプログラムACT-Xのご紹介にあたり、新たに「集まれ!グラントの泉」と題した新コーナーを設置いたしました。これまでも「バイオインフォメーション」にて、グラントなどについて公募情報をご案内していましたが、本コーナーでは、今号(第99巻第3号)の野村暢彦先生のように、領域代表者など選考、資金提供に関わる方々に、期待する研究内容や応募者について学会員の皆様に向けて直接語っていただくことを主旨といたしました。今後もなるべくタイムリーに生物工学分野のグラントについての情報を発信して参ります。
情報発信を希望される方は、お近くの和文誌編集委員にお声がけください。
和文誌編集委員会
⇒生物工学会誌Topへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 3月 2021
生物工学会誌 第99巻 第3号
竹山 春子
慣習的になりすぎて改革できなかったことが、まったくの突発的事態によって可能になるのを目のあたりにすることになりました。コロナ禍によって遠隔会議がこの1年でデフォルトになってきました。デメリットもありますがメリットも大きいと感じます。分野や業態にもよりますが、IoTの超進化した社会では、仕事場を自由に選んで働くことが当たり前として描かれていましたが、それが今回加速されてきています。多様なライフスタイルを実現することが現実味を持って社会に受け入れられつつあります。それに伴い、システムのセキュリティ強化など技術の高度化も必須であり、遅れ気味であった日本も独自の路線を模索することが課題となっており、技術開発が活発化するかと思います。日本の技術力は高い評価を受けている割には、有事の際に素早い活用がなされていないと感じます。対症療法的なコロナ対策研究費が拠出されていますが、他分野の研究も含め継続性を是非担保してほしいと思います。社会の頑強さ、柔軟性を担保するためには科学技術政策の転換が必要であり、基礎研究も含め先行研究投資をより真剣に考えるべきかと思います。
昨年、内閣府のムーンショットプログラムが各目標のもと始動しました。各省庁の元施策にリンクする必要はなく、今までにはなかった大胆な発想を、というコンセプトが原点にあったはずのものです。私も、農水系の目標5においてPMを務めることになりました。「そんなこと本当に可能なの?」と驚くような発想が必要だと思っています。JSTの未来食糧プログラムでアドバイザーを務める機会もあり、一次生産である水産・農業に関していろいろ考える機会がありました。養殖を陸上で行うという発想は新しいものではありませんが、日本ではコスト面での課題もあり規模は大きくありません。一方、ノルウェーでは、環境汚染対策としてサーモン養殖を陸上で行うシステム開発が進んでいますし、中国でも大規模に進んでいます。陸上での養殖が可能ならば、海上での農業はどうだろう?休耕田も多く存在しますが、規制にとらわれない海上農業は新しい価値を生む可能性があるのではないでしょうか。移動型の海上農業は台風を回避でき、さらには温度帯を選ぶこと、洋上エネルギーを利活用することで独立型にもすることが可能かと夢想しています。何でだめなの?ということを恐れず行うことが、予想しない未来を拓くかもしれません。
既成概念にとらわれない価値の創造を、今後育っていく若手研究者に担ってほしいと思っています。現在、若手研究者には偏重気味と言われるほど手厚い研究環境をつかみ取るチャンスが提示されています。その風潮はどんどん加速していて、博士後期課程からすでにその競争の場に出陣することが可能です。科研費での若手研究と基盤研究Bとの重複申請が可能になったことから若手の採択率は飛躍的に高くなっていますし、JSTも次々と若手対象の砲弾を撃ち込んでいます。女性研究者も10年前と比較すれば、大学でテニュアに残っている割合は少しずつ増加していますが、彼女らが教授になるまでにはあと10年、もしくは20年かかる気がしてなりません。ダイバーシティーの重要性は、最近身をもって感じています。女性ばかりでも、男性ばかりでも研究室はうまく回っていかないことを経験しています。性差だけでなく、個性、年齢の多様性も重要だと痛感します。ダイバーシティーの高い環境で育った研究者には縦割りではない横広がりのネットワークで研究する力が備わるのかもしれません。生物工学会では、男女共同参画やダイバーシティーの組織立った活動は今まで多くはなかったかと思いますが、今だからこそできることもあるのではないかと思っています。
古本屋で見つけた五木寛之の『林住期』(幻冬舎)という本を、時々読み返しています。ヒンズー教の「四住期」に「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」がありますが、働き盛りの研究者は「家住期」にいて、私はすでに「林住期」にいます。人が本来なすべきことは何か、を研究の場から再度考え直したいと思っています。
著者紹介 早稲田大学理工学術院(教授)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 3月 2021
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主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
►生物工学会誌Top

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生物工学会誌
Published by サイト管理者 on 09 3月 2021
学会行事
Published by 学会事務局 on 03 3月 2021
総会およびその後の諸行事を下記のとおり開催いたします。新型コロナウイルス感染症拡大のため、本年も、オンラインでの開催とさせていただきます。
2021年度総会
日時:2021年5月25日(火)13時~14時20分
場所:日本生物工学会事務局を拠点とするオンライン会議
次第:
- 会長挨拶
- 2020年度事業報告
- 2020年度決算報告・2020年度監査報告
- 役員選任
- 功労会員の推戴
- 2021年度事業計画
- 2021年度予算
第26回生物工学懇話会
日時:2021年5月25日(火)14時40分~17時
場所:日本生物工学会事務局を拠点とするオンライン会議
参加費:無料(事前登録制。非会員の方は会員の紹介が必要です。)
⇒詳しくはこちら
プログラム:
- 14:40~14:45
開会の挨拶………髙木 昌宏
- 14:45~15:45
講演1「21世紀は微生物の理解と制御が人類の共通課題である
~サイエンスとテクノロジーの双輪へ~」
……野村 暢彦(筑波大学)
- 15:45~15:55 休憩
- 15:55~16:55
講演2「餅屋の小せがれのクラフトビールと野生酵母の活用」
……鈴木 成宗(二軒茶屋餅角屋本店)
- 16:55~17:00
閉会の挨拶………上平 正道
懇親会
本年の懇親会につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、中止させていただきます。
ご了承ください。
学会行事
Published by 学会事務局 on 02 3月 2021
日時:2021年5月25日(火)14時40分~17時
場所:日本生物工学会事務局を拠点とするオンライン
参加費:無料(事前登録制。非会員の方は会員の紹介が必要です。)
プログラム
(司会:養王田 正文)
- 14:40~14:45 開会の挨拶………………髙木 昌宏
- 14:45~15:45 講演1「21世紀は微生物の理解と制御が人類の共通課題である
~サイエンスとテクノロジーの双輪へ~」
……野村 暢彦(筑波大学)
人類が安心そして豊かな生活を持続するためには、健康・食・環境の課題を解決することが重要となる。微生物は、健康(感染症、腸内環境)・食(食品衛生、作物病害)・環境(CO2濃度上昇、環境汚染、水処理)など全てに関連しており、21世紀は健康・食・環境にかかわる微生物制御が人類の重要な課題の一つと言っても過言ではない。そのためにはまず微生物の理解が重要となる。その理解(サイエンス)を推し進めるためのテクノロジー、制御のためのテクノロジーなど「サイエンスとテクノロジーを双輪で進めること」が重要となる。当グループの微生物の理解(バイオフィルム等)を最新イメージング技術とあわせて紹介させていただく。
(座長:吉野 知子)
- 15:45~15:55 休憩
- 15:55~16:55 講演2「餅屋の小せがれのクラフトビールと野生酵母の活用」
……鈴木 成宗(二軒茶屋餅角屋本店)
400年以上続く老舗餅屋の跡取りが、微生物好きが高じてクラフトビールつくりをはじめた経緯と、その後の混迷や世界大会優勝について話します。また、地元伊勢の木の樹液から野生酵母を単離し、単離した酵母の特徴を活かしビールを開発し世界大会で受賞するまで、さらにその商品を利用して当社のブランド価値を高めていきつつあることなどについて話します。多くの国際大会で審査員を務める立場から、ビールの審査の仕方についても少しお伝え出来ればと思います。
(座長:中野 秀雄)
- 16:55~17:00 閉会の挨拶………………上平 正道
♦ 関連記事:【事務局より】2021年度総会および関連行事のお知らせ
学会行事
Published by 学会事務局 on 25 2月 2021
生物工学会誌 第99巻 第2号
坂口 正明
この度2020年9月30日をもちまして定年退職いたしました。同社で非常勤の再雇用で継続勤務いたしますが、会社人生の区切りとして入社以来40年の「想うこと」を紹介させていただきます。
★1980~1992年:発酵の技術開発(モルトやグレーンウイスキー、酵母増殖代謝とその発酵制御など)
★1992~1997年:工場での生産管理・開発(焼酎、アルコールの製造管理、現場技術開発、TQC活動など)
★1997~2020年:蒸留の技術開発(連続蒸留機、単式精留蒸留機での蒸留酒全般の技術開発など)
★2002~2016年:日本生物工学会関西支部、本部(実践的な交流ができる産学連携活動など)
蒸留酒の技術開発における40年を通じて、1) 種々の技術開発・現場改善の体験による新たな発見によってのみ本当の力が身に付く、2) 美味しい、安心・安全な品質にこだわる、3) 凛々しく品格のある設備設計をする、4) 仕事が楽しい、ことがキーであったと思っております。あっという間の40年間でした。テーマ、時間、良い先輩や仲間に恵まれたと思います。
最初の12年間は、酵母の増殖代謝と発酵制御に関係するテーマを実施し、原因と結果の因果関係を普遍的に深掘り解析することにより問題点を解決してきました。その基礎的な成果を「酒類におけるエステル生成に及ぼす要因とその調節機構」(バイオサイエンスとインダストリーの解説)1)、「酵母の増殖・代謝に及ぼす減圧の影響」(発酵工学会誌)2) などに投稿しました。
次の6年間は、生産工場(臼杵工場、大阪工場)での生産管理、改善活動、技術開発をおこない、研究開発で経験してきた普遍的な技術を現場で実践することができ、生産や製造の実践活動の楽しさを体験いたしました。
その後の22年間は、蒸留酒の技術開発、アルコールの品質保証に関係しました。専門外の分野でしたが、見様見真似ながら独自の蒸留理論の構築、蒸留シミュレーション技術と、それに裏付けられた実践的な技術開発ができるようになっていきました。「スピリッツ蒸留の理論と実践」や「連続蒸留酒の開発」(社内刊行)、「実用蒸留技術」(分離技術会編)などで蒸留理論とその応用技術を体系的にまとめることができました。
今となっては、蒸留技術で大きな成果を出したことになるのですが、当初は専門外の分野なのでやりたくはなかった仕事でした。仕事は「やりたい」「やりたくない」で決めるのではなく、まずはやってみてから「できる」「できない」で決めることであると身を持って体験しました。このことを社員教育の場などでお話しすると、体験した者が教える迫力が伝わっているようです。
40年の会社生活の中で、創業者鳥井信治郎から伝わり、社内の恩師から影響されていることがあります。たとえば、【やってみなはれ】まあ、そういわずに、とことんやってみなはれ。やらなわからしまへんで。莫大なエネルギーによる積極果敢な行動と挑戦をする。【陰徳】人に施しする者は、感謝を期待してはいけない。必ず良いことがある。【信用第一】売れるとか売れんとかの問題やない。一番大事なことは信用や。嘘をついてはいけない。【品質】これより上はない、飛び切りええもんを造っとくなはれ。表面的な看板ではなく、真にこだわりのある中身品質を造りだす。【仕事】楽しくやることこそが正義だ。
産業界のみならず学会関係者皆様方のご支援のおかげで日本生物工学会での活動も本当に楽しくやることができました。
1) 坂口正明:バイオサイエンスとインダストリー,47, 32 (1989).
2) 坂口正明ら:醗酵工学,68, 261 (1990).
著者紹介 サントリー(株)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 2月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
- 巻頭言“随縁随意”
- 生物工学技術賞
- 生物工学論文賞
- “Systemic method to isolate large bacteriophages for use in biocontrol of a wide-range of pathogenic bacteria”(JBB Vol. 127, No. 1, 73-78, 2019)
広範な病原菌の制御に活用できる大型ファージを効率良く分離する方法
…Alaaeldin M. Saad・Ahmed M. Soliman・川崎 健・藤江 誠・
成谷 宏文・島本 整・山田 隆…( 68 )
- “High-sensitive liquid chromatography-tandem mass spectrometry-based chiral metabolic profiling focusing on amino acids and related metabolites” (JBB Vol. 127, No. 4, 520-527, 2019)
LC-MS/MSを用いたキラルアミノ酸およびその関連代謝物の高感度分析法の開発
…中野 洋介・谷口 百優・福崎英一郎…( 69 )
- “High copy number mutants derived from Corynebacterium glutamicum cryptic plasmid pAM330 and copy number control” (JBB Vol. 127, No. 5, 529-538, 2019)
コリネ型細菌の潜在性プラスミドpAM330に由来する高コピー数変異体とそのコピー数制御
…羽城 周平・三橋 麻由・安枝 寿…( 70 )
- “Pep-MS assay: Protease hydrolysis assay system using photo-cleavable peptide array and mass spectrometer” (JBB Vol. 128, No. 2, 156-161, 2019)
光切断ペプチドアレイと質量分析を用いたプロテアーゼ加水分解部位評価法(Pep-MS assay)の開発
…栗本 昌樹・清水 一憲・越智 浩・阿部 文明・本多 裕之…( 71 )
- “Dense tracking of the dynamics of the microbial community and chemicals constituents in spontaneous wheat sourdough during two months of backslopping” (JBB Vol. 128, No. 2, 170-176, 2019)
微生物叢と化学成分の2か月に渡る緻密な追跡によるサワードウの継代過程の実態解明
…大城 麦人・田中 優・百田 理恵・善藤 威史・中山 二郎…( 72 )
- 麴菌Aspergillus oryzae由来酸性プロテアーゼの新規測定方法の開発
(生物工学会誌,第97 巻,第4 号,168–172, 2019)⇒受賞論文PDF
…大東 功承・山下 伸雄・津田 修吾・増田 駿・山内 隆寛・窪寺 隆文
吉矢 拓・明石 貴裕…( 73 )
- 続・生物工学基礎講座―バイオよもやま話―
- バイオミディア
- 解 説
- 続・間違いから学ぶ実践統計解析【最終回】
- 談話室
- バイオ系のキャリアデザイン
- バイオ系のキャリアデザイン(就職支援OG・OBインタビュー編)
- Branch Spirit
今月のJournal of Bioscience and Bioengineering…( 103 )
バイオインフォメーション……( 104 )
- 支部だより
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生物工学会誌
Published by 部会:次世代アニマルセルインダストリー on 03 2月 2021
次世代アニマルセルインダストリー研究部会(iACE)は、化学工学会バイオ部会、日本動物細胞工学会と共催で、3月15日にシンポジウムをオンラインにて開催することとなりました。今回は著名な先生方の基調講演および学生シンポジウム(審査・表彰あり)を行うことといたしました。3月7日(日)までに、参加登録をGoogleフォームにて、合わせて学生シンポジウム発表の方は演題名と要旨を下記を参考にメールでお送りください。
【開催要項】
iACEシンポジウム2021~動物細胞を用いた医薬品および再生医療等製品製造・品質管理の潮流~
- 開催日: 2021年3月15日(月)
- 主催: 日本生物工学会次世代アニマルセルインダストリー研究部会
- 共催: 化学工学会バイオ部会、日本動物細胞工学会
- 開催方式: オンライン(Zoom)
- オーガナイザー:
堀江正信(京都大学)
蟹江慧(名古屋大学)
山野範子(大阪大学)
佐藤康史(旭川医科大学) - タイムスケジュール:
9時30分 Zoom入室開始
10時~12時 第一部 基調講演
10時~11時 横浜市立大学 川崎ナナ先生「バイオ製品の品質管理戦略に向けて」
11時~12時 シミックバイオ株式会社 横田匡美先生 「動物細胞のバイオ医薬品製造および再生医療への利用における技術的課題について」
休憩
13:00~16:00 第二部 学生シンポジウム(審査あり、発表15分+質疑5分)
修士の部(13:00~14:00) 座長:旭川医科大学 佐藤 康史
・名古屋大学大学院工学研究科生命分子工学専攻 深田 梨沙子
「DNA修復機構解明を目指した分割蛍光タンパク質プローブによる細胞内イメージング」
・大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻 有島 凛太郎
「網羅的遺伝子解析を用いたチャイニーズハムスター肺細胞の遺伝子プロファイリング」
・京都大学人間環境学研究科相関環境学専攻 山崎 悠
「自己組織化を用いた機能的人工骨格筋組織の構築」
14:00~14:20 休憩
博士の部(14:20~15:20) 座長:京都大学 堀江 正信
・名古屋大学大学院創薬科学研究科基盤創薬学専攻 竹本 悠人
「細胞形態情報を用いた間葉系幹細胞の品質劣化検出法の開発」
・名古屋大学大学院創薬科学研究科基盤創薬学専攻 今井 裕太
「細胞形態情報解析によるヘテロな神経系細胞集団の化合物応答プロファイリング」
・東北大学大学院環境資源化学講座電気化学分野 平本 薫
「ハイスループットアッセイに向けたスフェロイド呼吸活性の電気化学発光イメージング」
16:00 ごろ 閉会挨拶 名古屋大学 蟹江 慧
【学生シンポジウム発表について】
一人あたりを15~20分(質疑応答込み)の予定です。発表者の人数次第では、発表時間の変更をお願いする可能性があります。ご了承ください。
当シンポジウムでは参加者による審査を行います。優秀発表者は表彰および副賞を授与する予定です。
【学生シンポジウム要旨】
要旨についてはWordにて500文字以内でご作成いただき、メールにて下記までご送付ください。
学生シンポジウム担当:旭川医科大学 佐藤康史先生(E-mail)
締め切り: 2021年3月7日
【参加登録】
下記のGoogleフォームよりお申し込みください(参加費無料)。
https://forms.gle/2SLbKftgBph4TK2XA
ご不明な点などありましたら、堀江まで(E-mail)ご連絡ください。
コロナ禍の終息が未だ見通せぬ中での変則的な開催方式となりますが、どこからでも気軽にご参加いただけるといったオンラインならではの利点も生かし、熱い議論のできる会にいたしたいと思います。
⇒次世代アニマルセルインダストリー研究部会Topへ
学会行事,研究部会(若手会)
Published by 学会事務局 on 29 1月 2021
生物工学会誌第99巻第1号掲載
中野 秀雄
新型コロナウイルスの突然の出現により、世界の風景がまったく変わってしまってから、はや半年が過ぎようとしている(令和2年9月執筆時点)。
この新型コロナウイルスによるパンデミックの試練は、丁度幕末期の黒船到来と同じような効果を日本全体に及ぼしているように思える。奴国が金印をありがたく頂戴して以来のハンコ至上主義が、いつのまにやら社会全体でIT化を遅らせ、それらがパンデミック対策に必要な迅速な対応の障害になっているという、不都合な真実が明々白々になった。筆者が勤める名古屋大学でも、総長が「世界1のデジタルユニバーシティーを目指す」と宣言された。生命農学研究科だけでも年間1000万円以上の非常勤職員の人件費をかけてチェックしている経理関係の紙書類と印鑑が(53研究室に分配されている講座費は7500万円程しかないのであるが)、今後この宣言で一掃されるとすると、新型コロナウイルスの恩恵は思いの外大きくなるのではないかと、日々事務に提出する紙と印鑑に埋もれている筆者は密かに期待している。
新型コロナウイルスの問題だけでなく、食料、資源、環境、エネルギーなど、世界が直面しているさまざまな課題の解決には、生物工学の貢献が必要不可欠である。しかしそのための公的な研究資金は、残念ながら我が国において十分とは到底言い難く、しかも「効率化」の名のもとに、年々着実に減らされている。このような状況下で、現状をポジティブな方向に動かすことができるのは、より積極的な産学連携であり、またリスクマネーを科学の領域に導くことができる大学発バイオ・スタートアップを、生み出し育てることであろう。
筆者自身は、無細胞タンパク質合成系を用いて、ヒトや動物から短時間でモノクローナル抗体を探索できる技術を開発し、大学発のバイオ・スタートアップであるiBody株式会社の立ち上げに関わった。単に検査薬や治療薬の抗体をスクリーニングするだけでなく、うまくビジネスモデルを構築すると、免疫系に深く関係する抗体分子を網羅的に獲得・解析することで、これまでにない事業展開が可能だと思っていたのであるが、資金調達でVCなどを回ると、「おたくの会社は、『試薬』『受託』『創薬』のどれですか?」とよく聞かれ、答えに詰まったことが度々あった。米国ではこの無細胞タンパク質合成系と合成生物学・インフォマティクスなどの技術を組み合わせた大学発バイオ・スタートアップも立ち上がっている。この分野でのスタートアップは、従来の枠にはまらないビジネスモデルを展開でき、バイオサイエンスとインダストリーを「リノベートする」役割を果たすことになるのではないかと大いに期待している。
大学発スタートアップの質と量において、日本は米国より大きく遅れをとっているのは歴然たる事実である。よく知られているように、米国では政府資金による研究開発から生じた特許権などを民間企業などに帰属させることが1980年に制定されたバイ・ドール法により可能になったが、日本でそれが導入されたのは、米国に遅れること22年後の2002年である。さらに米国では「失敗することを恐れない」チャレンジャーであることを尊ぶ精神が幅広く共有されているのに対し、日本では「失敗することは許されない」風土で変化より安定が好まれるという、精神文化的違いも指摘されている。
しかし日本はこれまで、短期間に急激な社会的変化を複数経験し、なんとかその変化うまく対応してきた。明治維新や、先の敗戦からの戦後復興などが典型である。その成功に秘訣があるとすると、高い倫理観に裏打ちされた合理的精神を皆が共有していたことではないかと、個人的には思っている。変化の時代を生き抜く術を我々は有している。老いも若きも変化を楽しんで欲しい。
著者紹介 名古屋大学大学院生命農学研究科(教授)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報,生物工学会誌
Published by 支部:北日本 on 28 1月 2021
日本生物工学会北日本支部では、2021年度の生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者(北日本支部)の推薦を募集しています。推薦要領に従い、候補者の推薦をお願いします。北日本支部で審査を行い、最終候補者1名を本部に推薦します。
1) 日本生物工学会生物工学学生優秀賞候補者推薦書 1部
2) 生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者調書 1部
- 推薦申込締切日:2021年2月15日(月)
- 書類提出先:
日本生物工学会北日本支部長
東北大学 魚住信之 E-mail:
※メール添付でご提出ください。メールの件名は「飛翔賞候補者書類」としてください。
►北日本支部Topへ
新着情報
Published by 学会事務局 on 28 1月 2021
第100巻(2022)
生物工学会誌第99巻(2021年1月号)より、主要記事をJ-STAGEで公開しております。学会HPでは会員向け情報も含めて全記事PDFをご覧いただくことができます。
第99巻(2021)
⇒過去号掲載記事(巻号別)一覧はこちら
生物工学会誌
Published by 支部:東日本 on 26 1月 2021
- 日時 2021年3月5日(金)13:00~19:10
(オンライン懇親会を含む)
- 開催方法 Zoomによるオンライン開催
- オーガナイザー (第4回日本生物工学会東日本支部長賞受賞者)
羽城周平(味の素)、福谷洋介(東京農工大学)、中西昭仁(東京工科大学)
- プログラム
13:00~13:05 開会の挨拶………青柳 秀紀(筑波大学)
♦コロキウム「ミクロな世界の生命の相互作用を理解するシステムの構築」
13:05~13:10 趣旨説明………中西 昭仁(東京工科大学)
13:10~13:50
「進化能を持った分子は生命へと近づいていけるのか?」
……市橋 伯一(東京大学 大学院総合文化研究科)
13:50~14:30
「新型コロナウイルスの下水疫学」
……北島 正章(北海道大学 大学院工学研究院 環境創生工学部門)
14:30~15:10
「ペプチドタグを介したタンパク質の高次構造化による免疫応答の変化」
……南畑 孝介(九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門)
15:10~15:20 休憩
♦学生ポスター発表 15:20~16:20
♦学生講演 16:20~18:00
16:20~16:45 学生講演1
16:45~17:10 学生講演2
17:10~17:35 学生講演3
17:35~18:00 学生講演4
18:00~18:05 閉会の挨拶………上田 宏(東京工業大学)
18:05~19:10 懇親会と授賞式
- 申込方法
申し込みフォームに必要事項を明記の上、お申し込みください。
※ Online開催ですので、必ず事前登録をお願い致します。
<事前登録締切:2021年2月26日(金) ⇒3月3日(水)16:00 延長しました!>
- 学生ポスター発表を希望される方へ
申し込みフォームより、参加申込をしてください。また、こちらの要旨フォーマット
をダウンロードし、筑波大学 青柳()までお送り下さい。
ポスター発表は本学会がカバーする生物工学の分野から広く募集します。
ポスター発表の定員は24名です。お早めにお申し込み下さい。
<要旨提出締切:2021年2月26日(金)>
- 参加費 無料
※ポスター賞の発表・授与は懇親会のときに行いますので、応募者は是非御参加ください。
- 問合せ先
青柳 秀紀 E-mail:
►東日本支部Top
学会行事
Published by 学会事務局 on 26 1月 2021
『生物工学会誌』の表紙モチーフは、バイオの歴史を過去から現在まで12トピックス選んだものになっています。

農耕のはじまり
(オオムギ)

醸造のはじまり
(ワイン樽)

天然痘の予防接種
(ウイルス)

パスツールの実験
(酵母)
↓

遺伝学の確立
(エンドウ)

染色体説の誕生
(染色体)

ペニシリンの生産
(アオカビ)

ワトソン・クリック
モデルの提唱
(DNA 二重螺旋)
↓

遺伝子組換え技術
の確立(大腸菌と
プラスミド)

バイオ医薬品の
生産
(抗体)

再生医療研究の
はじまり
(動物細胞)

ゲノム編集技術の
確立
(CRISPR)
『生物工学会誌』は、モチーフはこのままで、毎年背景の色を少し変えてお届けしています。
表紙のみならず、編集全般に関し、今後とも皆様からのご意見やご感想をお寄せいただければ幸いです。
(和文誌編集委員会)
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 25 1月 2021
生物工学会誌第99巻(2021年1月号)より、『バイオミディア』掲載記事(PDF)はJ-STAGEで公開しております。 ⇒過去号掲載記事(記事種別)一覧はこちら
|1号|2号|3号|4号|5号|6号|7号|8号|9号|10号|11号|12号|
第99巻第12号(2021年12月号)
第99巻第11号(2021年11月号)
第99巻第10号(2021年10月号)
第99巻第9号(2021年9月号)
第99巻第8号(2021年8月号)
第99巻第7号(2021年7月号)
第99巻第6号(2021年6月号)
第99巻第5号(2021年5月号)
第99巻第4号(2021年4月号)
第99巻第3号(2021年3月号)
第99巻第2号(2021年2月号)
第99巻第1号(2021年1月号)
►Page Top
『バイオミディア』掲載記事一覧(2016年~2024年)
⇒掲載記事(記事種別)一覧へ
►このページのTopへ
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 22 1月 2021
タイトルをクリックすると該当記事のPDFを閲覧することができます。
主要記事については、J-STAGEへのリンクとなっております。
►生物工学会誌Top

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生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 22 1月 2021
日本生物工学会では、2021年度の学会賞(生物工学賞・生物工学功績賞・生物工学功労賞・生物工学奨励賞・生物工学技術賞・生物工学論文賞・生物工学アジア若手賞・生物工学アジア若手研究奨励賞・生物工学学生優秀賞)受賞候補者の推薦を募集しております。(2021年度の受付は終了いたしました。)
授賞規程
および以下の推薦要領に従って、各賞にふさわしい候補者の推薦をお願いいたします。

<推薦要領>
【推薦書類の提出先】公益社団法人日本生物工学会事務局 E-mail:
メールの件名は「(各賞名)推薦」としてください。
※生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の推薦書類は所属支部の支部長に電子メールにて提出して下さい。
各支部長の連絡先は支部活動のページをご参照ください。
【書類提出締切】2021年3月12日(金)
※生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の締切は、各支部で異なりますので、所属支部の支部長にお問い合わせください。
受賞候補者の方は、事務局から連絡があり次第、調書の提出をお願いいたします。
►学会賞Topへ
♦ 関連記事:
新着情報
Published by 学会事務局 on 19 1月 2021
日本生物工学会では、2021年度研究部会の設置申請を募集しております。
研究部会の設置をご希望の方は、研究部会規程
に従って 研究部会設置申請書
を2021年2月26日(金)までに学会事務局宛()に提出してください。理事会で審議のうえ採否を決定し、申請代表者あてに審議結果を通知いたします。
研究部会設置申請に関しての注意点
日本生物工学会は、特定分野の研究集会に対して下記のとおり研究部会制度を設け運営費の一部を助成します。
2010年度から、第1種研究部会、第2種研究部会および若手研究会に対して理事会審議決定の補助金を付与するとともに、研究部会を学会運営の重要な柱と位置づけています。
理事会では研究部会活動の活性化を目的に、適切な成果発表の方法や場の確保、開かれて 活力ある研究部会をめざした制度の改革について議論し、2016年に研究部会の存続期間などを含めた研究部会規程の見直しを行いました。
2021年度におきましては、申請に際して以下の点にご留意をお願いします。
- 研究部会の存続期間について、第1種研究部会は1年とし、第2種研究部会と若手研究会については制限を設けない。
- 助成金の上限について、第1種研究部会は20万円、第2種研究部会は5万円とする。
- 第2種研究部会への助成金の支給期間は、5年を限度とする。
- 研究部会承認後、和文誌に会員募集記事を出す(本部より一括してお願いします。記事には研究部会の目的、メリット、アウトプットなどを明示し、意欲ある会員が誰でも参加できるようにすること、会誌7号を予定)。
- 一年の活動が終了した後、和文誌に活動報告を掲載する(会誌5号を予定)。
- 本会の研究部会として活動する場合は、助成金の有無にかかわらず、申請・活動報告を行う。
- 時代の要求、社会や会員の要請に応えるべく理事会では申請の内容を精査します。
►研究部会ページTop
新着情報
Published by 学会事務局 on 19 1月 2021
日本生物工学会では、生物工学アジア若手賞、および生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award)の2021年度受賞候補者の推薦を募集しております。
生物工学アジア若手賞は、21世紀の人類社会の発展と地球環境の保全に必須である生物工学(バイオテクノロジー)の分野で顕著な研究業績をあげたアジアの若手研究者に授与されます。
生物工学アジア若手研究奨励賞(DaSilva Award)は、元ユネスコバイオサイエンス部長であった故Edgar J. DaSilva博士のご寄付により創設されたもので微生物に関連するバイオテクノロジーの分野で、近い将来に顕著な研究業績をあげることが期待されるアジアの若手研究者に授与されます。
正会員におかれましては、推薦要領をご参照のうえ、各賞の趣旨にふさわしい優秀な若手研究者の推薦をよろしくお願いいたします。
推薦書類は、2021年3月12日(金)までにメールで学会事務局(学会賞担当: )宛に送付してください。
►学会賞Topへ
新着情報
Published by 部会:バイオインフォマティクス on 13 1月 2021
会は盛況のうちに終了しました。ご参加ありがとうございました。
この度日本生物工学会バイオインフォマティクス相談部会は、第四回講演会を3/17にオンライン開催する運びとなりました。今回は細胞工学分野におけるデータサイエンスを題材とし、次世代アニマルセルインダストリー研究部会との共催により開催いたします。講演会では、生物工学分野の内外でご活躍されている研究者、ならびに企業の方をお招きしてご講演頂きます。
バイオインフォマティクス相談部会 第四回講演会
~細胞工学分野におけるデータサイエンス~
(共催:次世代アニマルセルインダストリー研究部会)
- 日時: 2021年3月17日(水)
- 会場: 名古屋大学・オンラインハイブリッド開催
- 会費: 無料
- 参加資格:どなたでもご参加いただけます
- 参加申込フォーム: 受付を締め切りました。多数のお申込みありがとうございました。
概要
動物細胞を用いた産業分野はバイオ医薬品等の生産手段から、人工臓器、バイオマテリアル、再生医療など、年々その適用分野のすそ野が広がりを見せています。近年の大規模計測、情報解析、実験自動化などをはじめとする各種の技術革新により、細胞工学分野は新たな局面を迎えつつあると言えます。
そこで今年度は、細胞工学分野において、最先端の計測技術(オミクス解析やイメージング解析)、実験自動化、AI技術を利活用する気鋭のアカデミア研究者、ならびに先端的機器の開発を進める企業研究者を学会内外から招聘します。今回は次世代アニマルセルインダストリー研究部会との共催行事として開催することで、より多彩な背景を持つ研究者を招聘いたします。
最新の研究成果はもちろんのこと、Wet研究とDry解析をどのように組み合わせるかのお話や、異分野間で連携しているかの事例、研究現場ならではの生の声をお聞かせいただけるかと思います。是非この機会にお集まりいただき、交流の輪を広げる場として日本生物工学会をご活用頂けますと幸いです。
プログラム ※一部変更となる可能性がございます
講演会 ※敬称略
13:00 開催挨拶
13:15 講演1:松下祐樹(ミシガン大学)
演題:シングルセル解析が解き明かす骨再生の世界
13:45 講演2:尾崎遼(筑波大学)
演題:シングルセルオミクスにおけるデータサイエンス
14:30 講演3:松尾英一(島津製作所) *講演者変更
演題:MS-Imagingとアプリケーションのご紹介
15:00 講演4:上野宗一郎(株式会社IDDK)
演題:マイクロイメージングデバイスによる顕微観察について
15:30 講演5:長谷部涼(SCREENホールディングス)
演題:Cell3iMagerシリーズを用いたラベルフリーイメージングとAI技術を活用した細胞形態解析システム
16:15 講演6:神田元紀(理化学研究所)
演題:汎用ヒト型ロボットによる細胞培養の自動化・高度化・共有化
16:45 講演7:伊藤三郎(ヤマハ発動機株式会社)
演題:ヤマハ産業ロボット技術の応用~従来にない細胞データ取得と高機能ピッキングを実現したシステム
情報交換会 ※講演者と参加者によるフリーディスカッション
17:30-18:30
【実行委員】堀之内貴明(理化学研究所)
加藤竜司(名古屋大学)
兒島孝明(名古屋大学)
蟹江慧(名古屋大学)
【問合せ先】理化学研究所 生命機能科学研究センター
堀之内貴明 E-mail:takaaki_horinouchi[at]riken.jp
⇒バイオインフォマティクス相談部会Topへ
開催報告
バイオインフォマティクス相談部会第四回講演会は、次世代アニマルセルインダストリー研究部会との共催行事として、2021年3月17日に名古屋大学・オンラインハイブリッド開催の形で実施しました。。今回は細胞工学分野におけるデータサイエンスを題材とし、生物工学分野の内外より関連分野の研究者を招聘してご講演いただきました。今回はアカデミア、ならびに企業の参加者が多く、当該分野への関心の高さが伺えました。
講演会に引き続き情報交換会(飲み会ではないディスカッション企画)では、たとえば「データを取得するときに気を付けていること」など現場の研究者ならではの議論から、当部会への期待まで様々な議論を交わすことができました。
ご参加いただいた皆様、ならびに共催として企画にご協力くださった次世代アニマルセルインダストリー研究部会の先生方にこの場を借りて御礼申し上げます。
当日の様子



学会行事
Published by 支部:西日本 on 08 1月 2021

会場の理大ホール
日本生物工学会西日本支部大会2020(第5回講演会)は、2020年11月14日(土)、岡山理科大学岡山キャンパスにて、稲垣賢二西日本支部長を大会実行委員長として企画・開催されました。
本大会は、理大ホール会場での授賞式と受賞講演から始まりました。西日本支部では、35歳以下の若手研究者を表彰する西日本支部若手研究者賞を今年新設しました。その第1回目の受賞者である片岡尚也氏(山口大学大学院)への授賞式が行われました。稲垣支部長から表彰状、記念品の楯、副賞が授与された後、受賞講演が行われました。西日本支部若手研究者賞は、2年に1回、支部大会の際に授与する予定です。
次に、堀尾京平氏(広島大学大学院博士課程)による第9回生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の受賞講演と伊藤一成氏(岡山県工業技術センター)による第52回生物工学奨励賞(江田賞)の受賞講演が行われました。続いて行われた本学会会長の髙木昌宏先生(北陸先端科学技術大学院大学教授)による「科学と文化・成功と幸福について」と題する特別講演では、科学者はなぜ研究をするのか。研究も文化活動の一環としてわれわれは研究の中で人生の幸福を得られるのか、という根源的かつ哲学的なテーマが熱く語られ、聴衆は魅了されました。
特別講演の後、参加者は4会場に移動して一般講演が行われました。演題数は延べ41演題、発表と質疑応答が行われました。一般講演をすべて終了した後に、学園食堂で意見交換会が行われました。感染予防のため、正会員限定で事前登録者(23名)のみに個別に弁当を用意して1時間半の限られた時間内で開催されました。
本大会は、西日本支部創立30周年を記念して2012年に始まった支部講演会の第5回を支部大会2020として開催したものであり、今後も2年に1回支部大会を開催する予定です。最終的に参加者は110名、一般講演としては41演題が4会場で発表されました。
今回の開催に当たり、状況によってはオンライン開催に切り換えることも念頭に置きながら、新型コロナウイルス感染予防の対策も併せて大会準備に細心の注意を払いました。幸いにして、温暖な秋晴れの天候に恵まれて、検温、ソーシャルディスタンス、マイクや機器の使用ごとの除菌消毒も実施しつつ、円滑に運営を進めることができました。学会口頭発表が困難な状況ではありますが、学部生、大学院生、若手研究者に発表と討論の場を提供して、西日本支部内の交流を促進するために対面式で実施できました。会場を提供していただいた岡山理科大学および協力いただきました関係諸兄に心より厚く御礼申し上げます。
西日本支部大会2020実行委員会
総務代表(支部庶務幹事)
田村 隆

西日本支部若手研究者賞の賞状と楯

第1回西日本支部若手研究者賞 受賞講演

第1回西日本支部若手研究者賞受賞者
片岡尚也氏(山口大学)と稲垣支部長
►西日本支部Topへ
支部活動,新着情報
Published by 支部:東日本 on 07 1月 2021
2021(令和3)年1月7日
日本生物工学会 東日本支部長
青柳 秀紀
2021年度東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦のお願い
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。
東日本支部学生奨励賞(旧:東日本支部長賞)は日本生物工学会東日本支部独自の試みとして創設された賞で、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員(全学年を対象)の研究奨励を目的とするものです。
つきましては、東日本支部学生奨励賞ならびに生物工学学生優秀賞への応募者を募集いたします。東日本支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご推薦をお願いいたします。
東日本支部学生奨励賞への応募ならびに選考方法 |
---|
- 対象者は当学会学生会員(全学年対象)であり、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。
- 応募は「生物工学学生優秀賞候補者調書」
と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」 による自薦および他薦によるものとする。
- 応募書類をもとに、東日本支部長より指名された選考委員会による第1次選考を行い、学生発表会(第9回東日本支部コロキウム:2021年3月5日(金)にオンラインで開催)において東日本支部委員による第2次選考により東日本支部学生奨励賞受賞者を決定する。
|
生物工学学生優秀賞(飛翔賞)への応募ならびに選考方法 |
---|
- 対象者は、東日本支部学生奨励賞応募者のうち、大学院博士前期課程等に在籍しており、博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。
- 応募書類をもとに、東日本支部長より指名された選考委員会による第1次選考を行い、学生発表会(第9回東日本支部コロキウム:2021年3月5日(金)にオンラインで開催)において東日本支部委員による第2次選考を経て生物工学学生優秀賞候補者を選出し、日本生物工学会本部に推薦する。
- 生物工学学生優秀賞受賞者は、各支部より推薦された候補者から日本生物工学会本部での選考を経て決定される。
詳しくは、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦要領をご参照ください。
過去の生物工学学生優秀賞受賞者に関しましては、以下のサイトを御参照ください。
https://www.sbj.or.jp/awards/awards_hisho.html |
「生物工学学生優秀賞候補者調書」
と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」
に必要事項を記入し、 「生物工学学生優秀賞」、「東日本支部学生奨励賞」または「生物工学学生優秀賞と東日本支部学生奨励賞」への応募であることを明記の上、電子メールにて、日本生物工学会東日本支部事務局 E-mail: (TEL. 029-853-7212)宛、2021年2月24日(水)迄にお送りください。
ご多忙中とは思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
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支部活動,新着情報
Published by 学会事務局 on 07 1月 2021
このページには2020年の日本生物工学会からのお知らせ一覧を掲載しております。
掲載日 | 内容 |
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2020.12.25 | 【JBB】Vol. 131, No. 1(2020年1月号)オンライン公開 |
2020.12.23 | 【随縁随意】コロナ禍の頃-清水 浩 |
2020.12.23 | 【和文誌】第98巻9号の特集とバイオミディア公開 |
2020.12.23 | 【学術賞】第18回江崎玲於奈賞受賞候補者推薦のお願い《学会推薦》 |
2020.12.23 | 【和文誌】98巻12号の一部を公開しました |
2020.12.21 | 【事務局】年末年始休業のお知らせ(12月29日~1月3日) |
2020.12.08 | 【西日本支部】2020年度 日本生物工学会西日本支部学生賞 受賞者決定 |
2020.12.03 | 【開催報告】生物工学若手研究者の集い 第三回オンラインセミナー |
2020.12.03 | 生物工学Webシンポジウム2020開催報告 |
2020.12.01 | 【会告】『生物工学会誌』のJ-STAGEでの公開のお知らせ |
2020.11.26 | 【和文誌】生物工学会誌11号特集「新型コロナウイルス感染症COVID-19に挑む生物工学」の即時公開のお知らせ |
2020.11.25 | 【正会員の方へ】2021–2022年度代議員の選出について |
2020.11.24 | 【随縁随意】横の「糸」の大切さ-大利 徹 |
2020.11.24 | 【和文誌】98巻11号の一部を公開しました |
2020.11.24 | 【和文誌】第98巻8号の特集とバイオミディア公開 |
2020.11.19 | 【JBB】Vol. 130, No. 6(2020年12月号)オンライン公開 |
2020.11.11 | 【事務局より】2021年会費納入のお願い |
2020.11.05 | 【西日本支部】西日本支部大会2020(第5回講演会)- 新型コロナ感染拡大防止対策と参加者の皆様へのお願い |
2020.10.24 | 【随縁随意】COVID-19 の後-児島 宏之 |
2020.10.24 | 【和文誌】98巻10号の一部を公開しました |
2020.10.24 | 【和文誌】第98巻7号の特集とバイオミディア公開 |
2020.10.19 | 【JBB】Vol. 130, No. 5(2020年11月号)オンライン公開 |
2020.10.15 | 【関西支部】2020年度 関西支部学生優秀賞応募のお願い |
2020.10.01 | 【会告】2021年 正会員の年会費の値上げ および 学生会員への和文誌『生物工学会誌』郵送配布停止のお知らせ |
2020.09.29 | 【学術賞】第62回藤原賞受賞候補者の推薦募集《学会推薦》 |
2020.09.29 | 【年次大会】第73回日本生物工学会大会(2021)
シンポジウム公募のお知らせ《締切:12月28日(月)》 |
2020.09.29 | 【JBB】投稿論文の査読に関するお願い |
2020.09.25 | 【研究助成】山田科学振興財団 2021年度研究援助候補 推薦募集《学会推薦》 |
2020.09.25 | 【随縁随意】漫文-川瀬 雅也 |
2020.09.25 | 【和文誌】98巻9号の一部を公開しました |
2020.09.25 | 【和文誌】第98巻6号の特集とバイオミディア公開 |
2020.09.23 | 【JBB】Vol. 130, No. 4(2020年10月号)オンライン公開 |
2020.09.17 | 【九州支部】日本生物工学会生物九州支部大会の開催中止について |
2020.09.15 | 生物工学Webシンポジウム2020:発表資料一般公開のお知らせ |
2020.09.14 | 【西日本支部】2020年度学生賞候補者推薦募集 |
2020.09.14 | 【開催報告】生物工学若手研究者の集い 第二回オンラインセミナー |
2020.09.07 | 【JBB】Vol. 130, No. 3(2020年9月号)オンライン公開 |
2020.09.04 | 生物工学Webシンポジウム2020 盛会のうちに終了 |
2020.08.25 | 【東日本支部]第5回 日本生物工学会東日本支部長賞 受賞者決定 |
2020.08.25 | 【学術賞】第10回(2020年度)三島海雲学術賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
2020.08.24 | 【和文誌】98巻8号の一部を公開しました |
2020.08.24 | 【和文誌】第98巻5号の特集とバイオミディア公開 |
2020.08.22 | 【随縁随意】人類が身に付けた3つの特殊能力-今井 泰彦 |
2020.08.17 | 【本部】生物工学Webシンポジウム2020:講演要旨PDF公開(参加申込者限定)のお知らせ |
2020.08.11 | 【研究部会】「生物工学若手研究者の集い 第二回オンラインセミナー」締め切り延長のお知らせ |
2020.08.07 | 【西日本支部】第1回日本生物工学会 西日本支部若手研究者賞 受賞者決定 |
2020.08.03 | 【事務局より】夏季休業のお知らせ(8月12日~16日) |
2020.07.27 | 【開催報告】生物工学若手研究者の集い 第一回オンラインセミナー ~WEBでの研究発表の重要性を考える~ |
2020.07.23 | 【随縁随意】科学者にとってのwell-being-片倉 啓雄 |
2020.07.23 | 【和文誌】98巻7号の一部を公開しました |
2020.07.23 | 【和文誌】第98巻4号の特集とバイオミディア公開 |
2020.07.16 | 【本部】生物工学Webシンポジウム2020:
プログラム公開、および参加申込み受付開始のお知らせ |
2020.07.01 | 【北日本支部】2020年度シンポジウム「情報科学を駆使して生命分子を見る・知る・使う」動画配信開始のお知らせ |
2020.06.30 | 【JBB】Vol. 130, No. 2(2020年8月号)オンライン公開 |
2020.06.30 | 【JBB】2019 Impact Factor 2.366 |
2020.06.25 | 【東日本支部】2020年度日本生物工学会東日本支部長賞のお知らせ |
2020.06.24 | 【和文誌】第98巻3号バイオミディア公開 |
2020.06.24 | 【随縁随意】日本のお酒を世界へ-後藤 奈美 |
2020.06.24 | 【和文誌】98巻6号の一部を公開しました |
2020.06.17 | 【学術賞】第29回木原記念財団学術賞 受賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
2020.06.11 | 【JBB】Vol. 130, No. 1(2020年7月号)オンライン公開 |
2020.06.05 | 【研究部会】バイオインフォマティクス相談部会 自粛期間中のバイオインフォマティクス学習に関するアンケート |
2020.06.03 | 【学会賞】2020年度学会賞受賞者決定のお知らせ |
2020.06.03 | 【関西支部】第117回醗酵学懇話会延期のお知らせ |
2020.05.25 | 【随縁随意】ノーベル賞受賞者から香る研究観-田口 精一 |
2020.05.25 | 【和文誌】98巻5号の一部を公開しました |
2020.05.25 | 【和文誌】第98巻2号バイオミディア公開 |
2020.05.12 | 【重要なお知らせ】第72回日本生物工学会大会(2020)開催中止のお知らせ(受賞講演とシンポジウムについては、WEB開催予定) |
2020.05.09 | 【和文誌】『生物工学基礎講座-バイオよもやま話-』学生実験補助教材編 掲載のお知らせ |
2020.04.27 | 【重要なお知らせ】日本生物工学会総会開催方法の変更について |
2020.04.23 | 【JBB】Vol. 129, No. 6(2020年6月号)オンライン公開 |
2020.04.23 | 【随縁随意】バイオ戦略2019-横田 篤 |
2020.04.23 | 【和文誌】98巻4号の一部を公開しました |
2020.04.23 | 【和文誌】第98巻1号バイオミディア公開 |
2020.04.14 | 【事務局より】学会事務局の在宅勤務実施について |
2020.04.08 | 【重要なお知らせ】日本生物工学会総会の開催方法の変更および関連行事の中止について |
2020.04.06 | 【重要なお知らせ】第72回日本生物工学会大会(2020)講演申し込み期間変更のお知らせ |
2020.04.02 | 【JBB】Vol. 129, No. 5(2020年5月号)オンライン公開 |
2020.04.02 | 【学術賞】第52回内藤記念科学振興賞 候補者推薦募集《学会推薦》 |
2020.04.02 | 【研究助成】第52回内藤記念海外学者招聘助成金《学会推薦》 |
2020.04.02 | 【研究助成】第48回内藤記念講演助成金《学会推薦》 |
2020.04.01 | 【学術賞】2020年度 島津賞・島津奨励賞候補者 推薦募集《学会推薦》 |
2020.03.31 | 【重要なお知らせ】第72回日本生物工学会大会(2020)の開催と講演申し込みおよび懇親会について |
2020.03.27 | 【研究部会】2020年度若手会夏のセミナーの延期について |
2020.03.24 | 【随縁随意】人工知能と工学の可能性-三宅 淳 |
2020.03.24 | 【和文誌】98巻3号の一部を公開しました |
2020.03.24 | 【和文誌】第97巻12号の特集とバイオミディア公開 |
2020.03.23 | 【学術賞】第11回(2020年度)日本学術振興会 育志賞受賞候補者募集《学会推薦 締切:6月18日(木)17時<延期しました>》 |
2020.03.16 | 【中部支部】2020 Sakura-Bio Meeting WEB開催のお知らせ |
2020.03.04 | 【JBB】Vol. 129, No. 4(2020年4月号)オンライン公開 |
2020.03.03 | 第72回日本生物工学会(2020)大会サイト公開のお知らせ |
2020.03.02 | 【西日本支部】若手研究者賞創設のお知らせと応募のお願い |
2020.02.29 | 【JBB】Vol. 129, No. 3(2020年3月号)オンライン公開 |
2020.02.26 | 【重要なお知らせ】新型コロナウイルス感染拡大防止に関するお知らせ(第1版) |
2020.02.25 | 【JBB】投稿・査読システムの変更について |
2020.02.21 | 【随縁随意】研究の巡り合わせ-柏木 豊 |
2020.02.21 | 【和文誌】98巻2号の一部を公開しました |
2020.02.21 | 【和文誌】第97巻11号の特集とバイオミディア公開 |
2020.02.19 | 【JBB】Editorial Managerへの移行完了のお知らせ |
2020.02.10 | 【JBB】Editorial Managerへの移行によるシステム停止のお知らせ《システム停止期間:2月19日(水)12:30 ~ 20日(木)16:30》 |
2020.02.03 | 【学術賞】第17回日本学術振興会賞(JSPS PRIZE 2020)受賞候補者推薦募集《学会推薦》 |
2020.01.27 | 【随縁随意】仮説を証明する-髙木 昌宏 |
2020.01.26 | 【学会賞】2020年度各賞受賞候補者推薦のお願い |
2020.01.26 | 【事務局より】2020年度研究部会設置申請募集《締切:2月26日(水)》 |
2020.01.26 | 【和文誌】98巻1号の一部を公開しました |
2020.01.26 | 【和文誌】第97巻10号の特集とバイオミディア公開 |
2020.01.20 | 【JBB】Vol. 129, No. 2(2020年2月号)オンライン公開 |
2020.01.09 | 【東日本支部】2020年度東日本支部学生奨励賞、日本生物工学会学生優秀賞(飛翔賞)候補者推薦募集 |
過去の新着情報
Published by 支部:東日本 on 05 1月 2021
日本生物工学会東日本支部主催の賀詞交換会を、下記の日程で開催致します。
- 日時:2021年1月22日(金)
- 開催方法:Zoomにによるオンライン開催
13:00~13:05 開会の辞………青柳 秀紀(筑波大学)
♦シンポジウム「腸内細菌研究の最前線」
13:05~13:10 趣旨説明………山田 千早(東京大学)
13:10~13:50
「腸内細菌が産生する代謝産物から紐解く細菌の共生機構」
………西山 啓太(慶應義塾大学)
13:50~14:30
「ヒトマイクロバイオームのメタゲノミクス」
………須田 亙(理化学研究所)
14:30~15:10
「腸管IgA抗体による腸内細菌制御」
………新蔵 礼子(東京大学定量生命科学研究所)
15:10~15:20 休憩
♦ 東日本支部長賞 受賞記念講演
15:20~15:50
高橋 将人 (筑波大学 博士研究員)
受賞課題:振盪フラスコ培養中の気相環境の解析と利用
15:50~15:55 休憩
♦ 企業アピール
15:55~16:00 趣旨説明………石井正治(東京大学)
16:00~16:20 味の素
16:25~16:45 森永乳業
16:50~17:10 アサヒクオリティーアンドイノベーションズ
17:15~17:35 サッポロビール
17:40~18:00 キッコーマン
18:05~18:10 閉会の辞………石井 正治(東京大学)
- 参加費:無料(事前登録要)
- 申込み方法:
こちらの申込みフォームにて必要事項を入力し、確認の上お申し込みください。
- 問合せ先:
東京大学大学院農学生命科学研究科 石井研究室
FAX: 03-5841-5272 E-mail
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学会行事
Published by 学会事務局 on 25 12月 2020

Eukaryotes are an important component of activated sludge and responsible for biological wastewater treatment. The treatment performance depends on the spatial distribution and resulting activity of the sludge microorganisms. However, the mechanism underlying the microbial assemblage formation is still unclear. Tomohiro Inaba and Tomoyuki Hori in the National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) investigate the structure and function of microbial assemblage by confocal reflection microscopy and molecular ecological tools. This image shows a three-dimensional, high-resolution structure of an activated sludge portion composed mainly of ciliate-like eukaryotes. This non-destructive visualization contributes to a better understanding of sociomicrobiology in natural and engineered environments.
This image was taken by Tomohiro Inaba in Environmental Ecophysiological Research Group, Environmental Management Research Institute, AIST (https://unit.aist.go.jp/env-mri/121env-eco/ja/index.html) (Copyright@2021 The Society for Biotechnology, Japan).
⇒JBBアーカイブ:Vol.107 (2009) ~最新号
⇒JBBアーカイブ:Vol. 93(2002)~Vol. 106(2008)
Journal of Bioscience and Bioengineering
Published by 学会事務局 on 23 12月 2020
生物工学会誌 第98巻 第12号
清水 浩
ご存知の通りのコロナ禍である。3月に、イタリアの友人とメールで話す機会があった時には「ロックダウン」という言葉の響きに驚き、大学は数か月すべてWeb講義をしているという話を、まだ遠い世界の話として聞いていた。最後に彼は「Stay home」と言ってくれた。そのあと、あれよ、あれよという間に日本全体が「緊急事態宣言」「休業要請」という濁流に飲み込まれていった。4月に講演受付を開始する予定であった本年度の生物工学会大会は、受付開始をひと月延期するも及ばず、本学会の長い歴史の中で初めての中止に追い込まれた。ご準備いただいた北日本支部実行委員会の先生方をはじめ関係各位の思いは察するに余りある。自然が我々の暮らしに大きな影響を及ぼすとき、いつも人間の無力を思い知る。今度もまたそうであった。しかし、その中でもWeb開催による本年度学会受賞者の講演とシンポジウムの開催決定は会長や実行委員長の英断と思う。
100年前にはスペイン風邪が流行ったのだと色々知らされ、その時も今もワクチンがなければ自粛して閉じこもるのが人類の知恵だと教えられた。各国の対応が日々比較され、強制力のない自粛要請が限界ですとのこと、最終的には自己判断、自己責任と現場の判断に委ねられ、「そんなに私たちいつも自由だったっけ」と多くの人々がフラストレーションを感じた。私たちの研究室も大学の要請が日に日に厳しくなっていく中、何度も考え、ルールを更新したが、最後はやむなく全員自宅での活動となった。ウイルス感染拡大が6月にやや収まってみると、医療従事者のがんばり、医療体制の整備、高齢者福祉の充実などなど、西欧諸国に比べても我が国のレベルは高く、また、色々な意見はあろうが、一人一人がこの程度の要請で見識を持って行動し、ウイルスの活動を一旦封じ込めることに成功したのはこの国に生きる人たちの矜持と言うべきである。これから、ファクターXの科学的理由も解明されていくではあろうが、一因として、この国の人々の行動様式があると思う。本稿を書いている7月には再び感染者数が急上昇しており、先はまったく見通せないが、このウイルスに関する情報も集まりつつある。今後もしばらくwithコロナを覚悟すべきと思う。
ひとたび、ウイルスの緊急事態制限が解除されると今度は、経済の命が大変だという。何年もかけて経済状況が持ち直してきたのに、たった2、3か月間、経済が止まるとこんなに影響を受けるというのは素人に信じがたいことである。金融、情報、物流、すべてがICTによってグローバルネットワークにつながっており、全体が止まった今、動き出すには大きな時間の遅れをともなう。現代社会という巨大なネットワークで流れ続けてきたフラックスがウイルスという外敵によって急ブレーキを踏まざるを得ず、もんどりうってひっくり返った状況だ。この後、どれくらいの厳しさが私たちを待っているのか誰にも分らない。世界中がネットワークでつながってしまっている以上、世界全体の活性化という方策しか道はなく、分断や利己的な振る舞いでは安定な状態はもたらされないということはおそらく間違っていない。コロナ禍の過ぎた世の中では新しい技術や行動様式も定着するだろう。
大会は開催されないが、先生方のご尽力で、この原稿を書いている間にWebシンポジウム開催の準備がされている。この拙文が会誌に掲載される頃にはシンポジウムはとうに終わっているはずである。何しろ初めてことだらけで心配は尽きないが成功裏に終わることを祈っている。一方、オンラインの開催には強みもある。要旨をダウンロード形式にするので講演者はいつもより字数を多くすることができるし、締め切りまでの時間に余裕がある。会場数のアレンジも比較的容易に調整できる。このような利点は物理的なスペースや時間の制限が少ないからできるのであろう。チャットなどのツールを使って、講演中に聞き手が考えていることを発信しておけば、座長はそれを見ながら聴衆の考えていることが分かって講演がより盛り上がるかもしれない。もちろん直接会って話をすることはかけがえがない事だけれど、同じものでなくても長所を生かして楽しみたいものだと思う。
著者紹介 大阪大学情報科学研究科・教授、日本生物工学会 庶務・会計担当理事
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 23 12月 2020
►生物工学会誌Top

PDFファイルをご利用いただくためにはAdobe Reader(無料)が必要となります。ダウンロードはこちらから。
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 22 12月 2020
盛況のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
産学連携委員会と培養技術研究部会では、生物工学会100周年記念事業の一つとして、教育セミナー 「培養技術勉強会」を以下の予定で開催いたします。セミナーはZoomによるWeb開催で2021年に4回にわたり行います。特に企業等にて実際に培養に関わっている方、これから実際に培養に関わりたい方で、培養工学を学び直したい会員を主な対象といたします。講師には、各分野の専門家や産業界で経験のある方々をお招きしております。講義終了後はWeb懇親会も開催します。
皆様のご参加をお待ちしております。
日時
第1回:2021年3月9日(火)14:00~17:00 (終了しました)
第2回:2021年6月9日(水)13:00~16:00 (終了しました)
第3回:2021年8月3日(火)13:00~16:00 (終了しました)
第4回:2021年11月26日(金)13:00~16:00(終了しました)
プログラム
《第1回:2021年3月9日(火)14:00~17:00》(終了しました)
培養総論(実験室から工業生産まで)
……………………片倉 啓雄(関西大学)
培養の実例(工業生産)
……………………神田 彰久(株式会社カネカ)
バイオ生産マネジメント(AI技術の活用)
コンボリューショナルデータを活用したバイオ生産AI制御システム
……………………笠原 堅(株式会社ちとせ研究所)
懇親会 17:00~
《第2回:2021年6月9日(水)13:00~16:00》(終了しました)
培養工学の基礎(回分・流加培養)
……………………堀内 淳一(京都工芸繊維大学)
培養の実例(アミノ酸発酵)
……………………中野 哲郎(山口県産業技術センター)
培養計測(培養モニタリング)
……………………関根 誠(株式会社丸菱バイオエンジ)
懇親会 16:10~
《第3回:2021年8月3日(火)13:00~16:00》(終了しました)
培養工学の基礎(通気攪拌)
……………………黒澤 尋(山梨大学)
培養の実例(アミノ酸培養の実際)
……………………児島 宏之(味の素株式会社)
分離精製(ダウンストリーム・粗精製)
……………………長森 英二(大阪工業大学)
懇親会 16:10~
《第4回:2021年11月26日(金)13:00~16:00》(終了しました)
培養工学の基礎(連続培養・動物細胞培養)
……………………大政 健史 (大阪大学)
分離精製(膜・クロマト分離)
……………………勝田 知尚(神戸大学)
培養総論(未来展望・微生物ダークマター)
……………………青柳 秀紀(筑波大学)
懇親会 16:10~
申込み方法
1) 氏名、2) 所属、連絡先TEL/E-mail、 3) 会員番号、4) 会員種別を明記して、こちらの申込みフォームより、お申し込みください。
- 当日受付は行いません。必ず事前登録をお願い致します(ただし、第1回セミナー申込時に全4回のセミナーを申し込まれた方は再登録不要)。
- 第4回教育セミナー申込み受付期間:2021年10月11日(月)~2021年11月17日(水)(終了しました)
- 第3回教育セミナー申込締切日:2021年7月27日(火)(終了しました)
- 第2回教育セミナー申込締切日:2021年5月28日(金)(終了しました)
- 第1回教育セミナー申込締切日:2021年2月25日(木)(終了しました)
参加費
正会員(賛助会員を含む):3,000円/回(税込)
学生会員:2,000円/回(税込)
- 会員以外の方の参加はご遠慮ください。
(非会員の学生で参加希望の方は、正会員の紹介により参加可能です。) - 団体会員番号でのお申込みは受付けておりません。
(個人会員番号、または賛助会員番号をご登録ください。) - お支払い方法:銀行振込またはクレジット決済
- 本人以外の名義でお振り込みをされる場合は学会事務局までご連絡ください。
- 事務局より入金確認の連絡はいたしません。
- 領収書は振込控えをもって代えさせて頂きます。(ネットバンキングの場合は「送金情報」や「取引記録」を印刷して振込控えとして下さい。)
- 参加費の請求書(見積書・納品書)は発行いたしません。通知メールをもって代えさせて頂く旨ご了承ください。
- ZOOMのミーティング情報は、参加費の入金確認後、ご登録先メールアドレス宛にお知らせしました。
- 期日までに入金が確認できない場合は、事前予約が無効になり、ZOOMのミーティング情報は送信されません。
問合せ先
公益社団法人 日本生物工学会
教育セミナー「培養技術勉強会」担当
E-mail:
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学会行事
Published by 支部:西日本 on 08 12月 2020
2020年度西日本支部学生賞の受賞者は、下記の6名(50音順)に決定致しました。(2020年12月7日)
- 大川 敦司(岡山大院・環境生命)
- 倉敷 凌太(鳥取大院・持社創生)
- 齋藤 雅哉(岡山大院・環境生命)
- 谷口 彰吾(山口大院・創成科学)
- 益井 実玲(岡山大院・統合科学)
- 羅宮 臨風(広島大院・先端物質)
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支部活動,新着情報
Published by 学会事務局 on 08 12月 2020
生物工学会誌
Published by 若手会 on 03 12月 2020
2020年11月21日(土)に、生物工学若手研究者の集い(若手会)主催で第三回オンラインセミナーを開催いたしました。8月に開催した第二回オンラインセミナーの好評を受けて企画し、今回も97名の方に参加登録いただきました。参加者の内訳は、アカデミア35名、学生56名、企業4名、公的研究機関から2名でした。
第二回と同様、ZOOMを使用したオンラインセミナー形式で、3会場に分散して口頭発表が行われました。今回は第二回を上回る31件の研究発表があり、チャットツールのSlackを使用した質疑応答では大変活発な議論が行われました。運営側も第一回、第二回の経験をふまえSlackの使用方法などより細かな対応ができ、また参加者の皆様のご協力もあり、オンラインという形式であっても非常にスムーズに進行することができました。
今回も参加者の皆様から優秀な発表を選んで投票してもらい、各セッションより1名ずつ最優秀発表賞を選出しました。またセッションに関係なく投票率の高かった上位7名は優秀発表賞とさせていただきました(表彰状は後日、受賞者へ郵送される予定です)。
<最優秀発表賞>
北海道大学大学院 辻谷 颯太
「シリカ重合酵素を用いた複合材料の作製」

大阪大学 谷口 百優
「SPME-GC-MSを用いた酸を含む食品の香気成分プロファイリング」

筑波大学 津雪 恵美
「ハイブリットバイオリアクターにおける水素生成促進のための微量金属の影響」

<優秀発表賞>
京都大学大学院 松崎 友星
「ペプチドバーコーディング法を用いた抗GFPナノボディの一斉網羅的アラニンスキャニング」

名古屋大学大学院 木下 怜実
「環状ペプチドアレイを用いたオキシトシン置換体の合成と配列機能解析」

名古屋大学大学院 笹原 純
「高接着タンパク質の疎水性表面への接着過程に関する分子動力学的解析」

九州大学大学院 富安 範行
「免疫受容体に対する新規脂質リガンド探索のための解析プラットフォームの開発」

神戸大学大学院 雲北 涼太
「酵母Pichia pastorisを宿主とした高効率な有用芳香族生産プロセスの開発」

筑波大学 Yunxin Zhu
「高アンモニア条件における間歇照射によるバイオ水素生産の促進効果」

石川県立大学大学院 中村 晟一朗
「ハマトビムシ腸管内の褐藻分解微生物へのメタゲノム解析」

※ 敬称略
セミナー終了後のオンライン懇親会には、約40名の方が参加されました。今回の懇親会では、参加者の皆様の交流が促進できるよう、新たな試みとしてクイズ大会を企画しました。参加者を4~5名程度のグループにランダムに振り分け、グループごとに協力して生物工学や日本生物工学会に関連した幅広いジャンルのクイズに答えていただき、大いに盛り上がりました。オンラインでの懇親会では初対面の参加者がなかなか交流しづらい面がありますが、クイズを通してグループで話し合うことで、初対面の参加者同士でも積極的に交流ができたように思います。
セミナー後に実施したアンケートでは、参加者からは概ね良好な反応でした。アンケート結果を踏まえ、指摘いただいた改善点などは、今後のセミナー企画に反映したいと考えています。
新型コロナウイルス感染症の今後の状況次第ではありますが、日本生物工学会若手会では、来年度以降もオンライン、もしくはオンラインとオンサイトのハイブリッド形式のセミナーを企画し、若手研究者間の奨励・交流を促進できるよう活動していきます。
報告:横田 早希(秋田大学)
生物工学若手研究者の集い 第三回オンラインセミナー 実行委員:
青木 航(京大・助教)
油屋 駿介(九大・学振特別研究員)
石川 聖人(名大・助教)
岡 大椰(名大・D2)
岡橋 伸幸(阪大・准教授:実行委員長)
蟹江 慧(名大・助教)
兒島 孝明(名大・講師)
佐藤 康史(旭川医大・助教)
杉山 亜矢斗(名大・M2)
曽宮 正晴(阪大・助教)
髙野 力(筑波大・D2)
徳山 健斗(味の素株式会社)
中島 一紀(北大・准教授:若手会会長)
馬場 保徳(石川県立大・講師)
堀之内 貴明(理研・研究員)
三浦 夏子(阪府大・助教)
横田 早希(秋田大・助教)
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♦関連記事:【研究部会】生物工学若手研究者の集い 第三回オンラインセミナー
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新着情報
Published by 学会事務局 on 03 12月 2020
(第72回仙台大会実行委員長)中山 亨
はじめに
学会本部の行事として初のオンライン開催となる「生物工学Webシンポジウム2020」が2020年9月2日・3日の二日間にわたって開催されました。まず2日午前に、髙木昌宏会長の挨拶のあと、各種の学会賞(生物工学賞、生物工学功績賞、生物工学技術賞、生物工学奨励三賞、JBB論文賞)の授賞式が、続いて生物工学会賞、生物工学功績賞、生物工学技術賞の受賞講演が行われました。同日午後には、まず本部企画のシンポジウム「日本のバイオ戦略2020に生物工学はどのように関われるか」が開催され、その後3回線(会場)に分かれて、3日午後までに12のシンポジウムが開催されました。そのなかには、本学会の国際展開委員会主催のアジアの若手研究者による国際シンポジウムも含まれます。生物工学奨励三賞(江田賞、斎藤賞、照井賞)の受賞講演は、3日午前に3つの回線を用いて並行して開催されました。そして2日18時から有志によるWeb懇親会が、また3日18時からは若手会Webミキサーが開催されました。プログラムのさらなる詳細は本学会のホームページ(HP)にて閲覧できます1)。
本シンポジウムの参加登録者数は当初の予想を大きく超えて1004名となり、うち企業からの参加登録数は約300、海外からの参加登録数は51でした。2日午前の授賞式・受賞講演の視聴者数は約400名に上り、この数は現地開催形式による通常の大会の授賞式・受賞講演における参加者数を上回るものでした。また本部企画のシンポジウムの視聴者は約380名、各シンポジウムのそれは100~180名でした。本シンポジウムは、すべての参加者のご協力を得て、大きなトラブルもなく成功裏に終えることができ、学術的にきわめて意義深いものとなったと確信しています。学術的内容の総括は別の機会に譲ることにして、本報告では、本シンポジウムの開催の経緯から実施に至るプロセスを振り返り、今後、本学会でも多くなると予想されるオンライン形式での開催について、いくつかの課題も書き留めたいと思います。
1. 生物工学Webシンポジウムの開催決定まで
「生物工学Webシンポジウム2020」は、コロナ禍の影響で開催中止となった日本生物工学会第72回仙台大会がその母体となっています。2020年の2月頃から感染が広がり始めたコロナ禍の収束が見通せないなかで、4月3日に第72回仙台大会の大会実行委員会と学会執行部との間でZoomによる会合がもたれました。話し合いの結果、感染拡大が収束して従来通り、大会の現地開催が実現できるようになる場合に備え、大会の一般講演の申込期間を例年のスケジュールから1か月後ろにずらすことが決まりました2)。そして、ゴールデンウイーク明けには、大会の現地開催の可否を判断すべきであること、また仮に現地開催が不可能となった場合に、代替となる開催手段(オンライン開催など)について慎重に検討すべきであることなどを確認しました。その後、コロナ禍は全国でさらなる広がりを見せ、4月16日には緊急事態宣言が全都道府県に拡大されました。ゴールデンウイーク明け(5月8日)に大会実行委員会と理事会によるZoom会合がもたれ、さまざまな状況を総合的に勘案し、第72回仙台大会の現地開催は困難という苦渋の結論に至りました。Webツールによる大会開催の可能性も検討されましたが、本大会のように、参加者数が1500名を超える大規模集会の一般講演を含めたオンライン開催は、学会として経験やノウハウを積んでから実施すべきであるとして、今回は見送ることとしました。そして、5月13日に学会のHPなどを通じて、第72回仙台大会の中止が告知されました3)。
一方、5月の時点で大会シンポジウムの募集はすでに終了して24件の応募を得ておりました。大会実行委員会では、この数のシンポジウムならばオンライン開催は可能かもしれないと考えていました。そうしたなかで髙木会長から、学会の各賞の授賞式と受賞講演をオンラインで実施し、また応募のあったシンポジウムについても可能な限りオンラインで開催し、その経験やノウハウを今後に活かしたいこと、さらに受賞講演や大会シンポジウムは本学会の学術的特色、トレンド、勢いを示すものでもあるので、期間内に視聴できなかった学会員のみならず、学会内外にそれらをアピールする手段としたい旨のご意見が伝えられました。これを受けてそれらをオンラインで実現させるための実行委員会が結成され、各賞の授賞式と受賞講演の企画・運営を学会本部(世話人代表、清水庶務担当理事)で、シンポジウムの企画・運営は主として仙台の実行委員(世話人代表、中山)で担当することが決まりました。会議名称も「生物工学Webシンポジウム2020」と決定され、これを本部行事として仙台大会の当初の日程の枠内(9月2日・3日)で実施することが決まりました。
2. シンポジウムの実施の基本方針
上に述べた開催意義に基づいて、「生物工学Webシンポジウム2020」の実施の基本方針が実行委員会で次のように決まりました。
- 授賞式・受賞講演・シンポジウムは、リアルタイム形式でオンライン配信することにより実施する。講演は、あらかじめ撮影した動画の配信でもよい。
- 仙台大会に応募のあったシンポジウムのうち、オンライン開催に受諾されたものについて実施する。
- 時間枠は1シンポジウム当たり2時間とし、質疑応答や討論なども含めて、時間の使い方はオーガナイザーに一任する。
- 講演要旨集を電子媒体で発行する。
- シンポジウム終了後、講演のダイジェスト版をシンポジウムごとに学会HPに一定期間掲載し、学会内外のできるだけ多くの人々にこれをアピールする。
- 参加費は無料とするが、セキュリティの観点から事前登録制とする。非会員の参加は、正会員の紹介があれば可能とする。賛助会員企業などの正会員でない方1名の参加を受け付ける。
なお、学会行事の「華」ともいえる学会賞授賞式については当初、受賞者を大阪にお招きして対面型で実施し、これをビデオに録画して当日配信する予定でしたが、7~8月にコロナウイルス感染が再び拡大したため、このやり方は断念せざるを得ませんでした。
3. シンポジウムの運営方法の策定と留意した点
授賞式、受賞講演、シンポジウムはいずれもZoomの運用によって実施することとし、それらのオンラインによる具体的な実施方法が清水理事と学会事務局の島事務局長によって策定され、参加者、オーガナイザーと座長、講演者、会場係など、それぞれの立場での留意点が記載された実施マニュアルが準備されました。また、学会事務局がZoomの使用契約を締結して、そのホストとなりました(当初、契約利用者数は300でしたが、参加申込み状況を見て、開催直前にそれを1000に変更しました)。他の多くの学会では、大会やシンポジウムのオンライン開催におけるこうした作業を専門業者に委託されており、その費用はしばしば高額なものとなります。本シンポジウムでは、他学会の成功事例を参考にしながら独自の実施マニュアルを作り上げたことになります。
学会の本部行事としては初めてのオンライン開催ということで、開催に当たり実行委員会が特に留意したのは以下の3点です。
一つ目は、オンラインによる発表が、著作権上の「公衆送信権」に係る制約をはらんでいることです。公衆送信権とは、著作権者がその著作物についてテレビ放送やインターネットなどを通じて送信できる独占的な権利のことを指します。私たちにとって、有用な画像をインターネット上で見つけてそれをプレゼンに使用することは多く、従来の対面型の学会発表においては、その画像に関わる公衆送信権を考慮する必要はありませんでした。しかしながらインターネットという公衆送信媒体を介する発表においてそれをやってしまうと、たとえ視聴対象が限られていたとしても、その画像の著作権者に対する公衆送信権の侵害になる可能性が生じます。そのような理由から、上述の実施マニュアルには、オーガナイザーや講演者に宛てて、発表スライドにはオリジナルの図を使用していただくようお願いを記載しました。
二つ目は、講演者にとっての機密保持や公衆送信権に関わる懸念です。大会に応募した24のシンポジウムはもともと対面型での実施を念頭に置いて計画されたものでしたので、各シンポジウムのオーガナイザーに再度、オンライン開催でも対応可能かを問い合わせたところ、11件のシンポジウムの実施が見送られることとなりました。その理由のなかには、当初計画していた講演内容を考えた場合、機密保持の点からオンライン形式による実施は躊躇せざるを得ない、というものが少なからずありました。従来の対面型の学会発表では、発表のカメラ・ビデオ撮影は禁じられていて講演要旨以外の発表内容は残らず、ルール違反があれば座長が注意することによりそれを阻止することができます。一方、現在、多くのコンピュータにはデスクトップ上の動画の録画機能や画面キャプチャ機能が付属しており、講演内容の録画やコピーを密かに簡単に行うことができます。したがってオンライン開催では、講演内容が講演者の知らないところで勝手にコピーされ流布されるリスクをはらんでいます。これはオンライン開催に常に付随する問題と考えられ、残念ながらこれに対する抜本的な対策は不可能と考えられました。実行委員会では可能な対策として、オーガナイザーや講演者に、発表内容を機密保持の観点から開示可能な範囲内に留めていただくよう依頼しました。また参加者に対しては、次の文言をシンポジウムのHPやその申し込みサイトに日本語と英語で掲示することにより、注意喚起を促しました:「シンポジウムの発表に関する著作権は発表者に帰属します。発表の全部または一部を、保存、改変、再利用、再配布、オンライン翻訳することを固く禁じます。オンラインでの学会活動の健全な発展のために、ルール厳守をお願いします」。
三つ目は、オーガナイザーや講演者に対する事前ガイダンスの実施です。シンポジウムタイトルや講演要旨の受付の過程で数多くの問合せを頂戴しましたが、オーガナイザーや講演者の方々の多くにオンライン講演の経験がなく、その具体的な様態についてさまざまな疑問や不安を抱えておられることがわかりました。実行委員会では、シンポジウムHPに「よくある質問と回答(FAQ)」のリンクを設けて、それらに対応するとともに4)、オーガナイザーや講演者を対象として8月6日と8月21日の2回にわたってZoomによるガイダンスを実施しました(参加は任意)。ガイダンスでは、清水理事が前述の実施マニュアルに沿ってオンライン開催の手順や留意点を解説し、その後、自由に質問を受け付けました。また、シンポジウムで実際に使用するZoom回線を用いてオーガナイザーや講演者が練習できる日も設けました。
4. 学会事務局の活躍
6月末にはシンポジウムのプログラムが確定し、その後、準備作業は、タイトル・趣旨・講演者の再確認(7月9日〆切)、参加登録受付(7月16日開始)、講演要旨の受付(7月31日〆切)、シンポジウムHPの編集とアップデート、講演要旨集の作成へと進みました。前述のように、昨今はオンライン開催における、こうした作業を請け負う会社も多いようですが、本シンポジウムの場合には、実行委員会とともに、学会事務局がそれらの実質的な部分を担いました。たとえば、講演要旨集の作成では、要旨の校正は執筆者の責任において行っていただいたものの、講演要旨集全体の書式の統一を図るためには、やはり全体を俯瞰した編集作業が必要でした。本シンポジウムの講演要旨集は、サムネール付の使いやすいPDFファイルで提供されましたが、学会事務局との電子メールのやりとりを改めて見返してみますと、その編集作業はお盆休み返上であったことがわかります。また、参加希望者などからのさまざまな問合せに対しては、実行委員会で回答内容を検討し、学会事務局が窓口となってきめ細やかに対応していただくとともに、上述の「よくある質問と回答(FAQ)」にも掲載しました。オンライン開催における著作権法等法律上の留意点の調査、準備段階から当日の実施に至るZoomの管理と円滑な運用は、島事務局長に尽力いただきました。
5. 開催当日の運営
シンポジウム開催当日の会場係は東北大学の3名の実行委員が担当しましたが、その中心的な役割は、Zoomの諸機能に詳しく、またオンラインシンポジウムの経験もある梅津光央教授が担いました。開催当日の運営の善し悪しは、シンポジウムの印象の善し悪しに直接的に反映されます。本シンポジウムが成功裏に進行できたのは、梅津教授の適切な采配と臨機応変な対応によるものです。
会場係として9名の学生アルバイトを募り、アルバイトに対する事前ガイダンスも実施しました。9月2日午後の最初の本部企画シンポジウムのあとは、3回線を動かして3シンポジウム同時進行のかたちでプログラムを組みましたので、半日ごとにそれぞれ3名のアルバイトが会場係を担当し、各自パソコン、マイク、イヤホンを持参して、梅津教授の指揮の下、1人当たり1回線を受け持ちました。
オンラインシンポウムにおける会場係の役割は次の通りです。会場係は、シンポジウム全体の時間管理を行うとともに、担当するZoom回線のホストとなって参加者のマイクとカメラの状態を管理しました。オーガナイザー、座長、講演者には、氏名とともにそれぞれの役割の表示をお願いし(会場係も同様)、Zoom画面上で役割がわかるようにしました。シンポジウム開始前に座長や講演者と打合せをし、Zoomにおける画面共有方法や講演の残り時間の伝達方法を確認しました。講演の残り時間の伝達は、「5分前」などと書かれた紙を画面越しに提示することにより行い、必要に応じてチャイムも使用しました。会場からの質問はZoomの「手を上げる」機能を使用することにより受け付け、座長が質問者を指名しましたが、チャット機能も併用し、座長がまとめて質問しました。手を上げたままになっている場合の対応など、「手の上げ下げ」の管理は会場係が行いました。
6. 懇親会
Zoomによるオンライン懇親会の開催をシンポジウムのHPで事前告知しておりましたが、正直なところ、実行委員会では懇親会への参加者が何名となるのか予想できず、多人数の懇親会には向いていないといわれるZoomを用いて、どのように開催すればよいのか、直前まで決めかねておりました。最終的に、髙木会長の御挨拶のあと、有志によるWebシンポジウムに関する意見交換会(反省会)を引き続き行うこととし、多くの参加者は懇親のグループを自由につくって、それぞれ別個にZoomを立ち上げて懇親を深めていただくというスタイルをとることにしました。実際、シンポジウムセッション単位で小規模のZoom懇親会が有意義に行われたとの話も聞いており、個人的にはZoomを用いたやり方としてはこれでよかったと思っております。意見交換会の参加者数は最大で60名ほどでしたが、短時間ながらいろいろな意見やアイデアが飛び交いました。こうした自由な対話のなかから新しい試みが生まれるのだということを改めて実感し、懇親会の重要性を再認識しました。たとえば、オンライン発表と機密保持や特許出願との関係も話題に上り、参加されていた弁理士の川瀬直樹先生に、このことに関する解説記事を『生物工学会誌』へご寄稿のお願いをしたところ、その場でご快諾いただくことができました。この解説記事は来春、本誌に掲載の予定と聞いています。学会誌を介して、この課題を学会員の皆さんと広く共有することができることになったのは、意見交換会の成果と思います。一方、3日夕刻に開催された若手会ミキサーの開催は「生物工学若手研究者の集い(生物工学若手会)」に一任され、同会会長の中島一紀先生(北海道大学)によってアレンジされました。若手会はそれまでにも、オンライン形式でのシンポジウムや懇親会を2回(7月18日(土)、8月22日(土))開催して、いずれも立派に成功させています。3日夕刻の若手会ミキサーの開催も同様に成功裏に終了しましたが、その詳細は若手会による開催報告に委ねたいと思います。
7. ダイジェスト版の掲示
オーガナイザーや講演者の賛同が得られた講演については、そのダイジェスト版をpdfファイルにて学会HPに掲載しました(公開は2020年12月25日まで)5)。これにより、シンポジウム参加者が講演内容を振り返ることができるばかりでなく、シンポジウムに参加できなかったり、特定のシンポジウムを視聴できなかったりてもその内容を知ることができるようになりました。ダイジェスト版は学会の外に開かれて掲載されており、本学会のup-to-dateな学術的特徴と活力を一般社会にアピールする非常によい材料となりました。
8. 今後に向けて
オンライン開催についての今後の展望と課題を述べたいと思います。前述のように、今回のシンポジウムでは産業界からの参加者は全体の3割に上りました。これらの参加者は、現地開催の大会やシンポジウムの場合には、非日常的な業務として出張で参加していたと考えられますが、今回は日常の業務の中での参加が多かったようです。こうした事実を考えますと、産業界の会員に有益なオンライン形式の企画は、産業界と学会との日常的なつながりを、より強固なものとする、参加者と学会の双方にとって経済的かつ有効なツールとなる可能性があります。今回のような平日のオンライン形式での開催が、産業界の参加者にとって好都合であったのか不都合であったのかを分析し、今後に活かすことは重要です。上と類似の議論は、海外からの参加者についても当てはまります。今回のシンポジウムでは、国際展開委員会主催によるアジアの若手研究者による国際シンポジウム「アジア若手リーダーによる微生物学の国際展開」が開催され、海外(主として東南アジア諸国)からの参加者50名に国内からの多数の参加者も交えて非常に活発な研究討論がなされました。オンライン形式での開催によって、渡航費用なしで海外の研究者と(画面越しではありますが)面と向かってリアルタイムに議論することができます。こうしたオンライン形式の国際企画は、学会活動の国際展開を日常的に経済的に行うための有効なツールとなると考えられます。今回のシンポジウムでは課題も明らかになりました。シンポジウムの開催に当たり、1000名を超える参加受付に係る学会事務局の負担は相当なものであったと考えられます。こうした行事の開催において利便性の高いWebシステムを新たに構築する必要があります。また今回のオンライン開催で、参加者の視聴の様態はさまざまであることがわかりました。1台のPCで受信し、プロジェクタを介して多人数での視聴を希望する例もありました。ある賛助会員の企業からは、複数の研究拠点が互いに遠隔地にあり、コロナ禍対策の一環として移動を減らすためにテレビ会議システムの画面共有でリモート視聴したいとの希望が寄せられました。有料のオンラインシンポジウムでは、こうしたさまざまな視聴の様態を想定した視聴ルールや料金設定を構築する必要があると考えられます。
おわりに
「生物工学Webシンポジウム2020」を無事に終えることができ、一世話人として安堵しているところですが、本報告を一読されておわかりのように、準備期間が限られるなかでシンポジウムを成功裏に終えることができましたのは、実行委員会や学会事務局をはじめとする多くの皆様のご尽力と、すべての参加者の前向きなご協力があったからです。大会やシンポジウムでは、講演要旨集やHPに実行委員会名簿が掲載されるのが常ですが、本シンポジウムにおいてはその成功に向けて一同が一目散に取り組んだまま、そうした名簿がどこにも掲載されていないことに気がつきました。そのようなわけで、最後に、実行委員会の委員のお名前(敬称略)を以下に記し、開催報告の結びとさせていただきます。
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髙木昌宏(会長,北陸先端科学技術大学院大学)、清水浩(庶務・会計担当理事,大阪大学)、高木博史(学術担当理事,奈良先端科学技術大学院大学)、上平正道(企画担当理事,九州大学)、安原貴臣(産学連携担当理事,アサヒビール)、梅津光央(第72回仙台大会庶務担当,東北大学)、魚住信之(教育担当理事,北日本支部長;第72回仙台大会会計担当;東北大学)、中山亨(第72回仙台大会実行委員長,東北大学)
島康文、伊藤純子(学会事務局)
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- https://www.sbj.or.jp/event/web-sympo_2020_program.html
- https://www.sbj.or.jp/2020/news/news_2020406.html
- https://www.sbj.or.jp/2020/
- https://www.sbj.or.jp/event/web-sympo_2020_faq.html
- https://www.sbj.or.jp/event/web_sympo2020_digest.html
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新着情報
Published by 学会事務局 on 01 12月 2020
2020(令和2)年12月1日
日本生物工学会 会長 髙木 昌宏
和文誌編集委員長 岡澤 敦司
会員の皆様におかれましては、平素より本学会へのご理解とご高配をいただき、誠にありがとうございます。
さて、本誌第98巻第10号にてご案内いたしましたように、2021年1月発刊の『生物工学会誌』第99巻第1号より、学生会員への和文誌の郵送配布を停止させていただきます。これを機会に和文誌の主要記事をJ-STAGEにて公開いたします。これによって、各記事にはDOIが付与され、著者および読者にとっての利便性が向上することを期待しています。
また、学生会員へのサービスが低下しないように、これまでWEBで3か月の非公開期間を設けていました「特集」「バイオミディア」についても、発刊と同時に公開いたします。また、主要記事以外の「バイオインフォメーション」「本部だより」「支部だより」「事務局より」などについても学会HPの和文誌のページにてPDFで公開し、学生会員にも従来と同じ情報をお届けします。これらの内容やリンクについては、会員メーリングリストでお知らせいたします。今後ともサービス向上に努めて参りますのでご支援賜りますようお願いいたします。
♦関連記事:【会告】2021年 正会員の年会費の値上げ および 学生会員への和文誌『生物工学会誌』郵送配布停止のお知らせ
新着情報
Published by 学会事務局 on 30 11月 2020
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
J-STAGE[第99巻(2021年)~]
学会HP[第94巻(2016)~第102巻(2024)]
国立国会図書館デジタルコレクション
日本生物工学会の和文誌は、創刊号(1923年)から第98巻第7号(2020年7月)までが国立国会図書館デジタルコレクションに収録されています。
第98巻第8号から第98巻12号についても順次一般公開される予定です。

⇒生物工学会誌Topへ
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 27 11月 2020
生物工学会誌
Published by 学会事務局 on 26 11月 2020
2020(令和2)年11月
日本生物工学会 会長 髙木 昌宏
和文誌編集委員長 岡澤 敦司
会員の皆様におかれましては、平素より本学会へのご理解とご高配をいただき、誠にありがとうございます。
さて、本誌第98巻第11号では、緊急企画として「新型コロナウイルス感染症COVID-19に挑む生物工学」が掲載されています。昨今の状況に鑑み、本特集については、非会員への3ヶ月未公開期間を設けず、直ちに公開することにいたしました。会員の皆様におかれましては、本特集を非会員の方にもタイムリーに広く知っていただくために、ご支援賜りますようお願いいたします。
⇒生物工学会誌第98巻第11号
新着情報
Published by 学会事務局 on 25 11月 2020
2020(令和2)年11月25日
公益社団法人 日本生物工学会
公益社団法人 日本生物工学会は 定款
に基づき、任期満了に伴う代議員選挙を下記のように実施いたします。
選挙日程
候補者の立候補受付 | 2021年1月8日(金)10時~1月19日(火)正午 |
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支部からの候補者の
推薦受付 | 2021年1月22日(金)10時~2月5日(金) |
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候補者の公示・
電子投票の実施 | 2021年2月15日(月)10時~3月1日(月)正午 |
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結果の公示 | 2021年3月下旬(ホームページ)および
生物工学会誌第99巻第4号(2021年4月25日発行) |
---|
代議員候補者は、立候補および各支部からの推薦によります。
選挙権・被選挙権を有するための資格要件
- 2020年11月25日に本会正会員であること(2020年の会費を納入済みのこと)
任期
今回の選挙で選ばれる代議員の任期は、次の代議員選挙(2023年3月予定)終了までの2年間となります。
選挙方法
本選挙は、電子投票システムを利用して、立候補の届け出および投票をWeb上で受け付けます。
電子投票システムを利用するには、有効なメールアドレスの登録が必須となります。メールアドレスを登録していない方、あるいは変更したい方は、異動連絡届出、または、以下の登録フォームより予めご登録いただきますようお願い申し上げます。

問合せ先
公益社団法人 日本生物工学会 事務局
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学工学部内 C3棟4F 433
Tel: 06-6876-2731 Fax: 06-6879-2034
E-mail: info@sbj.or.jp
新着情報
Published by 学会事務局 on 24 11月 2020
生物工学会誌 第98巻 第11号
大利 徹
筆者は修士課程修了後、民間会社に約10年、新設地方公立大学に約15年、現在の北海道大学に所属して10年になる。この35年を振り返ってみると、多くの方々から頂いた多種多様なご助言が色々な場面で大いに役立った。この経験を、上下関係に代表される「縦」のつながりと、上下関係がない「横」のつながりの観点から、特に学生会員や若手の会員の方々に紹介したい。
「縦」と「横」のつながりの始まりは学部、修士の学生時代で、先生や先輩から現在の礎となる多くのスキルをご指導いただいた。この研究室における「縦」の関係は強く、卒業後もOB会などを通じて継続され、多くの場面で役立っている。他方、「横」のつながりでは、色々な意味で刺激をくれる同級生が数人いる。しかし、いずれも母集団が小さく、数は限られる。
やはり、筆者が刺激を受けた方々は社会に出てからが圧倒的に多い。民間企業では研究所勤務となり、「縦」の関係といえる上司から与えられた課題をひたすらこなしていた。数人の上司に仕えたが、各々に独自な研究スタイルは、その後大いに役立った。また、大学時代の基礎研究とは異なり、出口戦略に基づく企業における研究というものを学ぶことができた。「横」の関係では、研究所には出身大学・研究室が異なる多くの研究員がいたが、先輩社員が独自の手法で課題解決するのを目の当たりにし、豊富な知識に基づく発想力の大事さを痛感した。このように企業では、「縦」と「横」の両方のつながりで多くの方々から刺激を受けたが、一企業内の人脈であり、まだ母数は限られていた。
その後、大学教員に転職し、再度、母集団が小さい組織に属することになった。「縦」の関係では、新設大学設立のために招聘された重鎮の先生方から大局的に俯瞰する重要性を学ぶことできた。「横」のつながりでは、小規模大学ゆえに個々間では強かったが、数は知れていた。しかしそのころ、いくつかの学会活動に誘われ、初めて学会運営なるものに携わる機会を得た。それまでは、年次大会で細々と成果を発表する程度であったが、学会活動を通して他分野の先生方と交流する機会が増え、得られた幅広い知識や情報は、その後の研究に大いに役立った。このように、限られた人員の組織では、「横」のつながりが如何に重要であるかを実感した。
還暦を迎える年齢になると、助言を頂く「縦」関係は少なくなり、「横」のつながりがもっとも重要になっている。この「横」のつながりを広げるのにもっとも適しているのが学会であろう。筆者はいくつかの学会に所属しているが、生物工学会は多様なバックグラウンドを持つ会員数約3,000からなり、個々の会員がつながりを持つには最適な規模だと思う。そこで、若手会員の方には、年次大会はもとより、研究部会、シンポジウム、支部活動などにも積極的に参加し、多様な「横」のネットワークを構築することをお勧めしたい。また、若いうちから海外留学や海外の研究者との交流を通して、グローバルな「横」のつながりも積極的に構築していくべきだと思う。筆者の経験では、これらのつながりは、将来必ず役立つはずである。
最後に、中島みゆきの「糸」(作詞・作曲:中島みゆき)の歌詞の中に、「逢うべき糸に出逢えることを、人は仕合わせと呼びます」という一節がある。意味合いは違うかもしれないが、若手会員の方々も、逢うべき「横」の糸と多く出逢えることで、良い仕合わせ(めぐりあわせ)が多数あることを願う。
著者紹介 北海道大学大学院工学研究院(教授)、日本生物工学会(理事)
►生物工学会誌 –『巻頭言』一覧
新着情報
Published by 学会事務局 on 24 11月 2020
- 巻頭言“随縁随意”
- 特集 新型コロナウイルス感染症COVID-19に挑む生物工学
- 特集 植物生理学から生物工学へ(From plant physiology to biotechnology)
- 続・生物工学基礎講座―バイオよもやま話―
- バイオミディア
- バイオ系のキャリデザイン特別企画「技術士編」(前編)
- Branch Spirit
- 今月のJournal of Bioscience and Bioengineering
…( 644 ) - バイオインフォメーション…( 645 )
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生物工学会誌
Published by 支部:西日本 on 05 11月 2020
西日本支部大会2020(第5回講演会)では、下記の対策を行い、感染拡大の防止に細心の注意を払って実施致します。ご来場の皆様には、感染防止対策へのご協力をお願い致します。
- 感染拡大予防の為、マスクのご着用・代えのご準備は各自で必ずお願い致します。
- 日常生活において手洗い、うがいの励行をお願い致します。
- 開催日において発熱症状や咳など体調がすぐれない方、および本大会の開催日より14日以内に日本の入国規制国・地域への渡航歴がある方のご来場はお控え願います。
参加者の皆さまが安心してご来場できるように、以下の取り組みを実施致します。
- 参加受付時に検温を実施します。
- 講演会場入り口に消毒用アルコールの設置をいたします。
- 会場内は換気システムにより常時、内気と外気を入れ替えています。
- 受付待ちの参加者の皆様が間隔を取って並んで頂けるよう表示を設置いたします。
- 講演会場内での座席は間隔を空けて着座頂きます。
- 講演時に使用したマイクや接続アダプター等は、発表終了後に講演者自身によって除菌シートで消毒をお願い致します。
【学会運営スタッフ】
- 出勤前に検温を行い、体調管理を励行します
- 手洗い、うがいを日常生活において励行します。
- 会場内では常時マスクを着用します。
大会に来場される方は、政府より発行された新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAのインストールをお願い致します。
Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.go.mhlw.covid19radar

ご理解ご協力のほど、何卒よろしくお願い致します。
日本生物工学会
西日本支部大会 2020 (第5回講演会) 実行委員会
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新着情報
Published by 部会:非線形バイオシステム on 02 11月 2020
- 開催日時:2020年12月17日(木)13:00~17:00
- 開催方法:Zoomオンライン
- 参加費:無料
- 開催趣旨:
非線形バイオシステム研究部会では、多様な観点から「非線形バイオシステム」に携わる機会を参加者に提供し、新たな研究課題や共同研究の芽が生まれることを目指しています。近年、人工知能、量子生物学など新しい学問の潮流が生まれています。一方で、2020年は新コロナ感染拡大に始まり、東京オリンピック・パラリンピックの延期、生物工学会大会もWEBシンポジウムに変更となりました。そこで本研究会では、9月27日に開催したキックオフミーティングに引き続き、第2回セミナーにおいても新たな時代に向けた研究思考型の討論と異分野交流を深化させたいと考えております。
- プログラム:
<第一部:公開セミナー>
♦座長:高木 昌宏(北陸先端科学技術大学マテリアルサイエンス系)
13:00~14:00
「非線形ダイナミクスと生命現象:DNAから生物個体まで」
…吉川 研一(同志社大学生命医科学部医情報学科)
♦座長:田丸 浩(三重大学大学院生物資源学研究科)
14:00~15:00
「人工知能による「理解と把握」:自動形成される遺伝子クラスターから考える意味と概念」
…三宅 淳(大阪大学大学院工学研究科)
<第二部:一般・若手講演>
♦座長:梅津 光央(東北大学大学院工学研究科)
15:10~16:00
「実バイオマスからのポリマー生産:理想と現実」
… 荻野 千秋(神戸大学大学院工学研究科)
16:00~17:00 総合討論
<第三部:活動方針検討会>(非公開)
18:00~20:00
♦進行役:田丸 浩(三重大学大学院・研究部会長)
・今後と次年度研究部会の運営方針
・その他
- 申込方法:
参加をご希望の方は2020年12月11日(金)までに、下記までメールにてお申し込みください。お名前(フルネーム)とご所属の明記をお願い致します。お申し込みをもちまして、公開部の内容の守秘義務にご了承頂いたものと致します。
- 申込先:
三重大大学院・研究部会長 田丸 浩
E-mail:
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♦関連記事:
学会行事
Published by 支部:東日本 on 29 10月 2020
支部活動
Published by 学会事務局 on 24 10月 2020
生物工学会誌 第98巻 第10号
児島 宏之
2020年2月頃までは対岸の火事だったCOVID-19,3月末から始まった在宅勤務が今日現在まで続いています。ゴールデンウイークもずっと在宅で過ごしました。皆さまがこの巻頭言をお読みになる頃の状況も何となく予測・想像できるようになってきました。
決して手放しで喜んでいるわけではありませんが,COVID-19 が2019年12月に発生し,ウイルスのゲノムが次世代シーケンサーを使って一週間程度で決定されました。ウイルスが変異しつつ世界各地に広がっていった様子もゲノム情報をもとにトレースされています。得られる限りの科学的知見を総合し,診断方法,ワクチン,治療薬について,さまざまな取組みが行われています。ネット上では不確定なものも含む多くの情報が飛び交っていますが,京都大学の山中伸弥先生の見識の高いWebサイト(https://www.covid19-yamanaka.com/index.html)や,日経バイテク元編集長の宮田満氏の質の高い情報(https://twitter.com/miyatamitsuru)に無料でアクセスすることもできます。いまだかつてない急速な勢いで罹患数が増える状況下で,感染拡大を防止しつつ崩壊寸前の医療現場では患者さんを治癒する努力が続けられる一方で,このような先端科学を駆使した取組みが世界的規模で行われていることに感銘と感謝の念を抱くとともに,生物工学会の会員としても個人,組織,学会として何ができるか,何をすべきかを考えています。
短期的には,崩壊寸前の医療を支え,不足している資材の供給を可能にすること,食料をはじめとしたライフラインを確実なものにする取組みが優先されます。その後は一旦停止しているさまざまな活動とその活動に従事する人の生活を軌道に乗せ経済的基盤を確保しつつ,学校教育のように将来にむけての取組みを再開させる必要があります。
今改めて意識すべきことは「COVID-19の前の状態に戻らない。現状を回復するだけではなく,新たな仕組みを作り,いち早く成長に向けて進んでいかなくてはならない」ということでしょうか。失われたり棄損されたりした仕組みに従事されていた方々への最大限の配慮が必要ですが,「以前の仕組みを再構築するよりも,過去のしがらみを捨て去って,より良い仕組みを構築する」良い機会とも言えます。コロナウイルスとの闘いは長期にわたると予想されています。マラソンランナーの山中先生もマラソンに例えています。取組みの積み重ねによって,将来に大きな差が生じる可能性があります。今は日々の活動に色々な制限があり,実験,実習,試作,製造に大きな制限を受けています。この状態は皆さんの努力によって少しずつ回復していくでしょうが,状態が回復することをただ待ち望むのでなく,将来について考え,計画を立て,実行するためのさまざまな準備をすると考えれば時間はいくらあっても足りないでしょう。
今こそ私たちが実現すべき未来の価値,姿を改めて考え,それに向かって何をすべきかをしっかり考えておきたいと思います。後ろを振り返って嘆き悲しむのではなく,明るい将来を信じて頑張りましょう。
まるい地球の水平線に
なにかがきっとまっている
くるしいこともあるだろさ
かなしいこともあるだろさ
だけどぼくらはくじけない
泣くのはいやだ 笑っちゃおう
進め
ひょっこりひょうたん島……
その昔のNHKで放送された人形劇『ひょっこりひょうたん島(作詞:井上ひさし・山元譲久,作曲:宇野誠一郎)』の主題歌より。是非YouTubeでご覧ください。モーニング娘。も歌っています。
著者紹介 味の素株式会社(専務執行役員)
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新着情報
Published by 支部:東日本 on 23 10月 2020
(公社)日本生物工学会東日本支部 主催
日時 | 2020年11月13日(金)13:00~18:00(終了後、簡単なオンライン懇親会を予定) |
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開催方法 | 「口頭発表」:Zoomによるライブ配信。
質疑応答はライブで発表後に行いますが、同時にSlackによる参加者レスポンスの発表者へのフィードバックも行います。Slack上では発表者への応援メッセージも歓迎。 「自由討論」「懇親会」:Spatial Chatによるポスターセッション・懇親会会場の再現(話したい人と話せる)を行います。ポスター発表は、口頭発表者のうち希望者に発表していただき、より議論を深めていただきます。 詳細は、発表申込者・参加申込者にご案内します。 |
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開催趣旨 | 日本生物工学会東日本支部 第15回学生発表討論会 オンライン版のご案内日本生物工学会東日本支部事務局です。
平素より日本生物工学会東日本支部の活動にご協力いただきましてありがとうございます。 さて、東日本支部主催の第15回学生発表討論会が表記のように開催されますので、ご案内申し上げます。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、残念ながら例年のような宿泊形式は困難ですので、半日間のオンライン形式にて開催いたします。 学生発表討論会は、皆様のご協力をもちまして毎年、活発な討論が交わされて東日本支部の恒例名物企画となり、参加した学生からも高い評価を頂いております。当日は、今年度の日本生物工学会飛翔賞受賞者にも講演いただきます。 本発表討論会は、既に社会で活躍されている先輩方から、学生への意識や経験の伝承にも重きを置いてきました。今年度も、オンラインながらその機会を提供いたします。今回は、対面が叶わないことから、Spatial Chatを利用したポスターディスカッションおよび懇親会の場の提供を試みます。 特に、大学進学率が60%に達している今日、企業・研究所の方々と学生が直接、深い討論をできる本発表討論会は、社会人の側からも最近の学生の意識を知る貴重な機会として評価いただいております。オンライン懇親会では、画面上で、実際の懇親会場のように話をしたい人と集まって話をできる環境を提供いたしますので、近頃の学生に一言いいたいという企業の方のご参加も、歓迎いたします。 従来の東日本支部「学生発表討論会」の内容についての詳細は、以下のURLより、生物工学会誌2010年第88巻第1号のBranch Spirit欄に掲載しました記事をご覧ください。
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/8801_branch_spirit.pdf |
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内容 | プログラム予定 11月13日(金) | 12:30 | 開場(Zoom入室、参加者アカウント名変更、開催者からの注意説明) | 13:00 | 開会挨拶 | 13:05 | 日本生物工学会飛翔賞受賞者講演
「生体組織の空間的な遺伝子発現解析に向けた微量RNA抽出法の開発」(仮題)
山崎 美輝(早稲田大学・院) | 13:25 | 発表準備 | 13:30 | 研究発表会 セッション1:
口頭発表4名[(発表10分+質疑5分)×4]+休憩10分 | 14:40 | 研究発表会 セッション2:(同上) | 15:50 | 研究発表会 セッション3:(同上) | 17:00 | 自由討論会(ポスターセッション形式) | 18:00 | 閉会挨拶 | 18:05 | 懇親会(学生も参加可) |
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発表者申込 | 発表者の申込 | 発表資格・定員 | 日本生物工学会学生会員、および日本生物工学会正会員の紹介を受けた非会員学生。
12名まで | 参加費 | 無料 | 発表要領 | 演者はインターネット接続してご自分の環境から発表ください。ただし、接続が不安定で発表・質疑応答に支障を来す通信環境は避けてください。
ご自分のPCから、発表受付後にお知らせするZoomミーティングURLに当日、アクセスし、パワーポイントのスライドショーを画面共有して発表していただきます。発表時間は1題あたり10分、質疑5分です。
さらに、口頭発表のセッションの後に自由討論会にて同一内容をポスター形式で表示していただき、ふだんの学会のポスター発表会場のように自分のポスター周辺で議論ができるウェブセッションを予定しております。発表受付後に詳細をご案内しますので、こちらへの参加もなるべくご検討ください。 | 要旨について | 発表受付後に要旨フォーマットをお送りしますので、それに従い作成したものを11月6日(金)までに下記 申込先にお送りください。
要旨は要旨集に収録し、PDF形式で発表者ならびに参加登録者のメールに送付いたします。 | 発表申込方法 | 11月2日(月)までに、1) 氏名、2) 連絡先(E-mailアドレス)、3)所属、4) 会員の場合には会員番号・非会員の場合には紹介者の氏名及び会員番号 を記入の上、件名を「学生発表討論会発表申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。 |
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参加者申込 | 参加者の申込(発表者以外) | 参加資格・定員 | 日本生物工学会正会員・賛助会員・学生会員、および正会員の紹介を受けた非会員学生
100名まで | 参加費 | 無料 | 参加要領 | ご自分のPCから、参加受付後にお知らせするZoomミーティングURLに当日、アクセスしてください。 | 参加申込方法 | 11月10日(火)までに、1) 氏名、2) 連絡先(E-mailアドレス)、3)所属、4) 会員の場合には会員番号・非会員の場合には紹介者の氏名及び会員番号 を記入の上、件名を「学生発表討論会参加申込」として、下記申込先にE-mailにてお申し込みください。 |
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申込先 | 日本生物工学会東日本支部 第15回学生発表討論会
担当 大槻隆司(山梨大学大学院医学工学総合研究部生命環境学域)
E-mail |
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学会行事,支部活動
Published by 学会事務局 on 23 10月 2020
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生物工学会誌
Published by 支部:関西 on 15 10月 2020
2020(令和2)年10月15日
日本生物工学会 関西支部長
藤山 和仁
日本生物工学会では、創立90周年記念事業の一環として2012年に生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を創設しました。この賞は、博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される学生会員の研究奨励を目的とするものです。生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者には研究奨励金(5万円)が授与されます。⇒受賞者一覧はこちら
日本生物工学会関西支部では、支部における生物工学学生優秀賞(飛翔賞)候補者の選考過程を明確化するため、関西支部学生優秀賞を2018年度に創設しました。この賞は、翌年度に博士後期課程に進学して、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される、関西支部所属の学生会員の研究奨励を目的とするものです。なお、本賞受賞者の中から選考される最優秀者1名を、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)の候補者として、関西支部より推薦することになります。
つきましては、関西支部学生優秀賞への応募者を募集いたします。関西支部の各大学の先生方におかれましては、是非、優秀な学生会員のご応募にご協力くださいますようお願いいたします。
- 対象者は、関西支部に所属する日本生物工学会学生会員であり、大学院博士前期課程等に在籍しており、2021年度に博士後期課程への進学を予定し、生物工学の分野で優れた研究業績を上げることが期待される者とする。10月進学予定の学生についても、進学する予定であることを指導教員等が保証することで、同等の扱いをすることができる。
- 応募は、指導教員による承認の上、「関西支部学生優秀賞申請書」
による自薦によるものとする(下記提出先まで電子メールにて送付)。申請書内に指導教員の氏名・所属・メールアドレスを記載することにより、指導教員の承認を得たものとする。
- 応募書類をもとに、関西支部委員による選考を行い、関西支部学生優秀賞受賞者を決定する。さらに、関西支部委員による研究プレゼンテーション審査会(2021年1月下旬を予定)を経て、最優秀者1名を決定する。
- 最優秀者は、「生物工学学生優秀賞候補者調書」
と「生物工学学生優秀賞候補者推薦書」
を提出の上、関西支部より日本生物工学会本部に推薦される。生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞者は、各支部より推薦された候補者から日本生物工学会本部での選考を経て決定される。
詳しくは、生物工学学生優秀賞(飛翔賞)受賞候補者推薦要領をご参照ください。
- 提出締切日:
2020年12月15日(火)正午
- 応募方法:
「関西支部学生優秀賞申請書」
(記載例はこちら
)に必要事項を記入し、「関西支部学生優秀賞」への応募であることを明記の上、下記提出先に電子メールにてお送りください。
- 問合せ・応募書類提出先:
日本生物工学会関西支部庶務幹事 三﨑 亮
E-mail TEL. 06-6879-7238
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新着情報
Published by 部会:脂質駆動学術産業創生研究部会 on 12 10月 2020
脂質駆動学術産業創生研究部会は2020年度第2回脂質駆動学術産業創生研究部会講演会を開催しました。
2020年度は、現地開催とオンラインのハイブリッド形式での開催を予定しております。
コロナ感染拡大防止のため、オンラインのみの開催に変更になりました。
- 日時:2021年1月27日(水)13:00~
- 場所:
静岡県立大学 (草薙キャンパス 看護学部棟4階13411教室 (静岡県静岡市駿河区谷田52-1))、
オンライン(Zoom)のみの開催
オンライン講演会会場に関する情報は、お申込みいただいたすべての参加者に
メールにてご連絡させていただきます。
- プログラム:
12:30 受付開始
13:00 開会の辞
【招待講演】(講演時間30分、質疑4分、交代1分)
13:05「骨格筋を構成するリン脂質の「質」と機能性に関する研究」
三浦 進司 (静岡県立大学 食品栄養科学部)
13:40「なぜ光合成膜の主要膜脂質は糖脂質なのか」
粟井 光一郎(静岡大学 理学部)
14:15「高精度1分子観察によるラフト組織化と機能の解明」
鈴木 健一 (岐阜大学 生命の鎖統合研究センター)
(14:50 休憩)
15:05「麹菌による有用脂質の大量生産に向けた遊離脂肪酸の生産性向上、分泌化、および高機能化」
玉野 孝一 (産業技術総合研究所)
15:40「オオムギ種子リポキシゲナーゼ-1とビールの香味耐久性・泡持ちについて
~植物育種からのアプローチ~」
廣田 直彦 (サッポロビール株式会社)
(16:15 休憩)
【一般講演】 (講演時間10分、質疑4分、交代1分)
16:30「Streptomyces sp. AK461 由来エタノールアミン型プラズマローゲン特異的ホスホリパーゼDの異種組換え発現と諸特性解析」
○野澤 俊貴,川村 柚葉,王 澤,杉森 大助(福島大学大学院 共生システム理工学研究科)
16:45「組換えエタノールアミン型プラズマローゲン特異的ホスホリパーゼDの基質特異性と反応pH,金属イオンの関係」
○川村 柚葉,野澤 俊貴,王 澤,杉森 大助(福島大学大学院 共生システム理工学研究科)
17:00「ホスファチジルグリセロール特異的ホスホリパーゼCの精製,諸特性解析と異種組換え発現」
○梶山聖人,杉森 大助(福島大学大学院 共生システム理工学研究科)
17:15「高分解能質量分析を基盤とした免疫受容体の新規脂質リガンド探索法の開発」
〇富安 範行1,和泉 自泰1,2,高橋 政友2,西村 直矢3,豊永 憲司3,山崎 晶3,馬場 健史1,2
(1九大院・シス生科,2九大・生医研,3阪大・微研)
17:30 閉会の辞
第2回脂質駆動学術産業創生研究部会講演会 演題募集は終了しました
本講演会では、下記のように一般講演を募集します。
形式:15分程度の口頭発表
募集演題数:8題程度
応募に必要な情報:講演タイトルと発表者名、所属、現地発表orオンライン発表
演題申込み締切:2020年12月24日(木)
要旨の書式:A4で1ページ(MS-Word)。様式には特に制限を設けておりません。
要旨の締切:2021年1月15日(金)
申込先:京都大学 竹内道樹 (E-mail: michiki@kais.kyoto-u.ac.jp)
- 参加費:無料(講演会後の意見交換会は開催しません。)
- 申込方法: E-mailにて、住所、氏名、所属、メールアドレス、
参加希望形式(現地 or オンライン)を明記の上、下記宛までお申し込みください。
- 申込先:
脂質駆動学術産業創生研究部会
竹内道樹(京都大学)
E-mail
Tel: 075-753-6462
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学会行事
Published by 学会事務局 on 12 10月 2020
サスティナブル工学研究部会では、下記の通り、2020年3月に予定し、延期していましたサスティナブル工学特別講演会を11月に開催いたします。
講師である木田建次先生(熊本大学名誉教授)は、メタン発酵およびエタノール発酵などの発酵プロセスによる廃棄物系バイオマスの循環利用・資源化の基盤技術研究を精力的に進められています。木田先生は、本会で長年ご活躍され、2010年度第29回生物工学賞「バイオマスのバイオガス化・バイオエタノール化のための基盤技術開発とその応用」を受賞されています。さらに、研究活動だけではなく、得られた研究成果を自治体の資源循環型まちづくりの構築に活用されるなど、社会貢献も精力的に行っておられています。熊本大学を定年退職後、中国四川大学に移られて、サスティナブル工学に関する教育、研究および社会貢献に従事されて、中国の現状に大変精通されています。本講演会では、中国での活動・経験を中心としてご講演いただきます。
サスティナブル工学、資源循環利用などをキーワードとする研究に興味のある方はもちろん、中国で国際共同研究などの活動を予定されている方のご来聴を心より歓迎いたします。(非研究部会員の方も奮ってご参加ください。)
COVID-19感染防止の観点からハイブリッド開催(現地参加およびオンライン参加)とします。現地参加の希望者が多い場合には調整させていただきます。また、今後のCOVID-19感染拡大により、オンライン開催に変更する場合もございます。
参加ご希望の方は、氏名、所属、希望する参加方式を11月13日(金)までに、下記の申込先までご連絡ください。
- 日時:2020年11月18日(水) 15:00~16:30
- 講師: 木田 建次(熊本大学名誉教授)
- 演題:中国四川省での研究活動および中国のバイオマスからのエネルギー開発目標と廃棄物系バイオマスの現状と対策
- 開催方式:オンライン参加および現地参加によるハイブリッド方式
♦現地開催場所:九州大学伊都キャンパス ⇒アクセス
農学部ウエスト5号館327講義室⇒キャンパスマップ
(マップ中の番号28が農学部ウエスト5号館で、327講義室は3階です。
バス停から327講義室までの経路は添付ファイル
をご参照ください。)
♦オンライン開催場所:ZOOM(IDおよびPWはオンライン参加申込者に後日送付いたします。)
- 問合せ・申込み先:九州大学大学院農学研究院 田代幸寛( )
【主催】日本生物工学会サスティナブル工学研究部会
【共催】九州大学大学院農学研究院土壌環境微生物学研究室
♦関連記事:2019年度サスティナブル工学研究会講演会[開催中止]
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学会行事
Published by 支部:北日本 on 12 10月 2020
北日本支部では、学生主体の研究室間のオンライン合同ゼミの開催を企画いたしました。 今回は「酵素」に関する話題で、研究室間における雑誌会あるいは研究報告会を行います。本企画の意図は、研究会、学会やシンポジウムとは異なり、学生・大学院生も発言しやすい雰囲気で、学生さんによる研究進捗報告や最近の論文情報など、日ごろ各々の研究室(グループ)で行っていることを、組分けをして少数の研究室で行います。11月下旬~12月下旬を予定しています。今春から始まったオンラインを生かして、このテーマに興味もつ研究室・グループ同士で研究交流を図っていただければ幸いです。
杉森大助先生(福島大・教授)と山田美和先生(岩手大・准教授)にオーガナイザーをご担当いただくことになりました。広い意味での 「酵素」に関するテーマにご興味または関係のある支部内の研究室の会員が代表者として、下記までご連絡ください。
- 参加申込方法:下記連絡先宛に以下の情報をお知らせください(メールでお願いします)。
・希望時期 (11月下旬~12月下旬内で希望時期をお知らせください)
・希望形態 雑誌会 ・ 研究報告会 ・ 両方 (いずれか選択)
・大学、研究室名
・参加予定人数
- 締切日: 2020年11月18日(水)
- 参加費:無料
- 申込み・連絡先:
杉森大助(福島大学)
E-mail:
以上です。
魚住信之
日本生物工学会北日本支部長
東北大学大学院工学研究科
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学会行事
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